アースクライシス2019⑯~決戦スーパープルトン
●ヒーローズアース
ヒーロー達はスーパープルトンの居城であるスーパーステルス宇宙船の位置を特定する事に成功した。
しかし、ヒーロー達だけでは、ラグランジュポイントの宇宙船に侵攻する事が出来ず、実際の攻略は猟兵に任せる事になった。
居場所を突き止められたスーパープルトンは、猟兵達を迎え撃つため、スーパーステルス宇宙母船を決戦モードに変形させるのであった。
●スーパープルトン
スーパーステルス宇宙母船内は、多数の独立した環境ブロックが連なっていた。
猟兵達がやってきたのは、天変地異の環境ブロック。
暴風、大雨、隕石が降り注ぐ中、大地が揺れ、火山が噴火し溶岩が流れ、津波が襲う異常空間。
その中でスーパープルトンが、高台から猟兵達を見下ろし、不気味な笑い声を響かせた。
「ギシャーシャシャシャ! まさか、ココまでクルやつがイルトハ……。ダガ、ココデおわりダ!」
そう言ってスーパープルトンが天変地異すら味方にする勢いで、猟兵達に襲い掛かってきた。
●ガジルからの依頼
「天変地異の中で、超絶バトル開始だよ!」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が興奮した様子で、今回の依頼を説明し始めた。
今回の目的はスーパープルトンを撃破する事。
ただし、スーパープルトンは、天変地異が巻き起こる環境ブロックにいるため、注意が必要。
この環境ブロックは地球征服後、プルトン星の環境にプルトンフォーミングする為に用意されたもので、地球の環境とは大気組成などが色々と異なっているようである。
そんな状況の中でスーパープルトンと戦う事になるため、注意してほしいという事だった。
ゆうきつかさ
この依頼は戦争シナリオです。
スーパープルトンは必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要になります。
敵のユーベルコードへの対処法を編みだす事で、プレイングボーナスを得る事が出来ます。
最終的な成否判定は、プレイングボーナスの総合点で判断します。
また環境ブロックでの天変地異は、戦闘の成否判定に影響はありません。
あくまで演出的なモノとして、戦う事を優先してください。
順番としては暴風、地震、マジェスティック・ツインズ、隕石、溶岩、マジェスティック・ミックス、大雨、津波、マジェスティック・アッセンブル(波乗り)となっています。
第1章 ボス戦
『スーパープルトン』
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POW : マジェスティック・ミックス
【「マジェスティックマン」の武装化する骨】【「ミス・タイフーン」の風を操る力】【「アバドンボーイ」の全てを喰らう口】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD : マジェスティック・アッセンブル
【5人組のヒーローチーム「マジェスターズ」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ : マジェスティック・ツインズ
戦闘用の、自身と同じ強さの【炎と光を操る「ザ・サンシャイン」】と【ダイヤの体を持つ「ダイヤジャイアント」】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
イラスト:傘魚
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アララギ・イチイ
強敵戦はあまり好みじゃないのよねぇ
まぁ、頑張りましょうかぁ
敵の先制攻撃には【早業】のシールドシステム・シールドビットで2段構えの【盾受け】防御で対処するわぁ
で、上記の行動で【時間稼ぎ】している間に、戦闘人形達(振動槍の【串刺し】攻撃・シールドで【盾受け】、ガトリング砲の【乱れ撃ち】の【援護射撃】)を前線に押し出して、召喚した連中の対処してもらうわぁ
でも倒し切るのは厳しいでしょうから、迫撃砲の煙幕弾で自身の姿を隠した後、【選択UC】を発動ぉ
一度異空間に移動した後、敵の背後に扉を出現させ、敵が対処する前に即座に行動、射撃武器で奇襲攻撃を仕掛けるわぁ
一撃でも叩き込んで敵のUCを無力化したいわねぇ
シャオ・フィルナート
攻撃…先制召還だけなら…
攻撃までに、多少の猶予はある、筈…
★氷の翼で自身を包み【激痛耐性】と
【暗殺】経験で鍛えた殺気探知で動きを【見切り】
ダイヤは可能な限りの防御
翼は壊されても再修復
嵐は…利用させてもらうよ…
サンシャインの先制は★氷麗ノ剣から放出する水流の【属性攻撃】で相殺狙い
冷気による凍結で一時的でも足止め
同時攻撃さえ対処できれば…
【早業、ダッシュ】でダイヤの攻撃を回避し★死星眼発動
【催眠術、生命力吸収】で脱力+自己回復後
翼から放つ弾丸の【一斉発射】でダイヤに攻撃
護る人…いなくなったね?
本来の津波を利用し氷で作った擬似的なサーフボードを操り
本体ごと【指定UC】の氷の津波の【範囲攻撃】で攻撃
闇之雲・夜太狼
SPD
ライアーヒーロー「クライウルフ」参上!
俺が来たからにはお遊びはここからだよ!
俺相手に5人も呼ぶだなんておおげさだなぁ
でも、もうちょっといたほうが良かったんじゃない?
【念動力】で体を少し【空中浮遊】させれば、
暴風以外は素早く対応できるから他は気にせず動き回れるよ
そして【オーラ防御】も展開!
戦場を素早く滑るように、マジェスターズに近付くように飛び回るよ
攻撃は【第六感】を頼りに察知して、
選択UCによる自身の身体の縮小・拡大の繰り返し!
つかず離れずで翻弄して、マジェスターズには同士討ちしてもらおうか
スーパープルトンの隙を見付けたら、
縮小させた身体を弾き飛ばして弾丸体当たりだよ!
泉・火華流
上手く天候見て仕掛けないと…
シャーク小型戦闘機隊が飛べない
(暴風・隕石はタイミング的に避ける)
作戦
ツインズと真っ向勝負!!
【第六感・野生の勘】で攻撃を読み
レガリアス・エアシューズによる【ダッシュ・逃げ足・ジャンプ・スライディング】で回避重視
片方を【敵を盾に~】したり
グラビティ・アンカーチェーン使用【ロープワーク】で雁字搦めに
みんな…気を付けてねっ!!
その間にボスへとUC【SKT】(機銃&翼下ミサイル)で【範囲攻撃・制圧射撃】で攻撃
ツインズの一方を壁役にしても(その場合、火華流の負担が減る)物量と攻撃範囲で押しきり傷を負わせる
UCが解除されたらアームドフォートでシャーク小型戦闘機隊と【制圧射撃】
宮落・ライア
そっちは戦隊?ならこっちはライダー!
うーん…強化だから全力で避けるしかないなー。
風を操るは物によるけれど、基本的に近接戦だな?
風で牽制、妨害、加速とか出来るかもしれないけれど。
近接は【見切り・野性の勘】で唐突な不意打ちも気をつけて回避。
風は大剣の【怪力・なぎ払い】で打ち払う。
近づかれそうになった場合は即座に【ダッシュ】で距離をとる。
焦れたり急いたりし始め、隙が生まれればタイミングを見て
即座に懐に潜り【UC】!
なお、トドメでなくともトドメと叫ぶ。
隕石や溶岩は打ち返したり、高い位置に移動して行ったり。
ナギ・ヌドゥー
荒れ狂う大地で殺し合いとは何とも風情があるな
己の中の殺戮衝動もいつも以上に昂っている様だ……
【ドーピング】により身体能力向上
【第六感・野生の勘】により敵攻撃【見切り】
【殺気】を帯びた【残像】を無数に作り出し位置を特定させない事でマジェスタ―ズの攻撃を回避
アンタが殺したヒーローを使役するなら、オレも此奴らを使おう……今まで殺してきた咎人共の怨念をな!
UC「咎鬼怨魂」発動
咎人共よ、哭けぃ!
全方位衝撃波を放射しマジェスタ―ズを吹き飛ばす
高速移動でスーパープルトンへ斬り込み拷問具・ソウルトーチャーで奴を捕える【部位破壊・傷口をえぐる・2回攻撃】
泣き叫ぶ豚の断末魔を聴かせてくれ!【恐怖を与える】
諏訪野・みすず
あらかじめ服を脱ぎ、その服を投げて、相手の注意をそらして必殺技を使います。「みすずちゃんのパワーを受けてみろ!」服は着替えを用意しておきます。アドリブ、共闘歓迎です。
ミルケン・ピーチ
POWで行きます
タイミングとしては隕石と溶岩の後ですか
ならば降り注ぐ隕石を【ミルケンインパクト】で【吹き飛ばし】、スーパープルトンへ打ち込んでいきます
もちろん向こうも口や武器で受け止めたり風で吹き返したりができるでしょう
しかしそれは能力を隕石の対処に取られるということ
飛び交う隕石や砕かれる破片に紛れて【目立たない】ように前進
至近距離まで来たところで【グラップル】で捕まえて再度の【ミルケンインパクト】
今度は吹っ飛ばすのは、隕石じゃなくてあなたです!
可能なら溶岩の中へ叩き込み、上がってこようとしたところをまた吹き飛ばすというモグラたたき状態にも追い込んでやりたいです
●天変地異が巻き起こる中で
「トンでヒにイルなんトカとは、コノことダナ……」
スーパーステルス宇宙船内のある環境ブロックで、猟兵達を待ち構えていたのはスーパープルトンであった。
そこは暴風吹き荒れる危険な場所であったが、スーパープルトンは堂々とした態度で、猟兵達の前に陣取っていた。
「荒れ狂う大地で殺し合いとは何とも風情があるな。己の中の殺戮衝動が、いつも以上に昂っている様だ……」
ナギ・ヌドゥー(殺戮遊戯・f21507)がドーピングで自らを強化し、スーパープルトンを睨みつけた。
スーパープルトンは猟兵達の実力を試そうとしているのか、攻撃を仕掛ける事なく、様子を窺っているようだった。
「これは上手く天候見て仕掛けないと……」
泉・火華流(人間のガジェッティア・f11305)が、警戒した様子で間合いを取った。
この状況では立っているのが、やっと。
迂闊に動けば身体ごと持っていかれてしまうほど、風の勢いが強かった。
「でも、攻撃までに、多少の猶予はある、筈……」
シャオ・フィルナート(悪魔に魅入られし者・f00507)も暴風に耐えながら、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
いまのところ、スーパープルトンに動きはなく、こちらの様子を見ているような感じであった。
だからと言って、こちらが有利という訳でもないため、限られた時間の中で作戦を練っておく必要があった。
「強敵戦は、あまり好みじゃないのよねぇ。まぁ、頑張りましょうかぁ」
アララギ・イチイ(ドラゴニアンの少女・f05751)がゲンナリとしつつ、自分自身に気合を入れた。
本音を言えば、速攻で終わらせたいところだが、吹き荒れる暴風のせいで、その場から一歩も動く事が出来なかった。
「嵐は……利用させてもらうよ……」
すぐさま、シャオが氷の翼(ange de verre)で自身を包み、激痛耐性と暗殺経験で鍛えた殺気探知で動きを見切り、一気に間合いを詰めていった。
「ライアーヒーロー『クライウルフ』参上! 俺が来たからには、お遊びはここからだよ!」
そんな中、闇之雲・夜太狼(クライウルフ・f07230)が暴風を身に纏うような勢いで、高台に立って格好よくポーズを決めた。
「なルホど、おアソびカ。だったラ、コレはドウかな?」
スーパープルトンが何やら察した様子で指をパチンと鳴らし、暴風を止めて大地震を発生させた。
その途端、大地が悲鳴を上げるようにして裂け始め、次々と地面が隆起していった。
「さテ……、そろソロ死んデモらうカ」
スーパープルトンがマジェスティック・ツインズを発動させ、炎と光を操る『ザ・サンシャイン』と、ダイヤの体を持つ『ダイヤジャイアント』を召喚した。
「死ネ」
次の瞬間、ダイヤジャイアントが唸り声を響かせ、猟兵達に体当たりを仕掛けてきた。
「……嫌よ、そんなのぉ」
その攻撃を防ぐようにして、アララギが複合シールドシステムと動力炉付きシールドビットの2段構えで、ダイヤジャイアントの攻撃を防いだ。
それに合わせて、戦闘人形フギンと戦闘人形ムニンが、ダイヤジャイアントを狙うようにして、一斉に攻撃を仕掛けた。
「なラば、これでドウだ!」
その間に、ザ・サンシャインが炎球と光球を作り出し、猟兵達に投げつけた。
「そんな攻撃……」
それと同時に、シャオが氷麗ノ剣から放出する水流の属性攻撃で、ザ・サンシャインが放った炎を相殺した。
「……当たらないよ」
その隙をつくようにして、火華流が第六感と野生の勘を駆使して先読みしつつ、レガリアス・エアシューズによるダッシュで一気に距離を縮め、ダイヤジャイアントを盾代わりにしながら、グラビティ・アンカーチェーンでザ・サンシャインを雁字搦めにした。
「……動けなければ、ただの的だね」
シャオが翼から放つ弾丸の一斉発射で、ダイヤジャイアントを消滅させた。
「次元格納庫オープン……Shark小型戦闘機隊、各機出撃準備整い次第、次元滑走路より出撃お願いね♪」
続いて、火華流がShark小型戦闘機隊・テイクオフ【略:SKT】(シャークコガタセントウキタイ・テイクオフ)を発動させ、Shark小型戦闘機隊を召喚し、次々と攻撃を仕掛けて、ザ・サンシャインを消滅させた。
それに合わせて、アララギが迫撃砲の煙幕弾で自身の姿を隠し、特殊武装・どこでも鍵(トクシュブソウ・ドコデモカギ)を発動させた。
「……無駄ダ!」
スーパープルトンが煙幕から飛び出す瞬間を狙って、アララギに攻撃を仕掛けようとした。
「残念ねぇ、私はこっちよぉ」
次の瞬間、スーパープルトンの背後に扉が現れ、そこから飛び出したアララギが射撃武器で奇襲攻撃を仕掛けた。
火華流もShark小型戦闘機隊で総攻撃を仕掛け、スーパープルトンを追い詰めた。
「ヌおっ! 馬鹿ナ!」
その事に危機感を覚えたスーパープルトンが地震を止め、今度は大量の隕石を降らせて、猟兵達から距離を取った。
「隕石なんて怖くありません!」
それでも怯む事なくミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)が、ミルケン・インパクトを仕掛け、ヒップアタックを繰り出し、降り注ぐ隕石を弾き返して、スーパープルトンの顔面に命中させた。
「行っけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
宮落・ライア(ノゾム者・f05053)も隕石を打ち返し、スーパープルトンのあばら部分に命中させた。
「ぐぬおおおおおおお! 許さん!」
その事に腹を立てたスーパープルトンが、怒り狂った様子で火山を噴火させた。
「さ、さすがに溶岩は無理ですね……お尻が火傷しそうですし……」
ミルケンが溶岩を避けるようにして、目立たないように身を屈め、少しずつ距離を縮めていった。
「みンな死ね、死んデしマえ!」
スーパープルトンが殺気立った様子でマジェスティック・ミックスを発動させ、『マジェスティックマン』の武装化する骨、『ミス・タイフーン』の風を操る力、『アバドンボーイ』の全てを喰らう口で自らを強化した。
「見た目が怖くなったくらいで、みすずちゃんは怯みませんよ!」
諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)がスーパープルトンを睨みつけ、勢いよく服を脱ぎ捨て全裸になった。
「なラば、そノ身デ思イ知ルがイイ」
スーパープルトンが風を操って小さな竜巻を幾つも作り、猟兵達に攻撃を仕掛けていった。
それと同時に、みすずが脱ぎ捨てた服が巻き込まれ、あっと言う間に布切れと化した。
「嫌だね、そんなの」
ライアが小さな竜巻の動きを野生の勘で見切り、力任せに大剣で薙ぎ払って消し飛ばした。
「ば、馬鹿ナ!」
スーパープルトンが信じられない様子で、ライアを睨みつけた。
「みすずちゃんのパワーを受けてみろ!」
その隙をつくようにして、みすずがネイキッドフラッシュを発動させ、全裸から発する気で全身を覆うと、裸体に感じるパワーと高揚感で自らを強化し、スーパープルトンに攻撃を仕掛けていった。
「今度は吹っ飛ばすのは、隕石じゃなくてあなたです!」
それに合わせて、ミルケンがスーパープルトンをグラップルで捕まえ、再びミルケンインパントを繰り出し、溶岩の中に放り込んだ。
「グヌオオオオ! 許サん、絶対ニ……許サナイ!」
次の瞬間、スーパープルトンが奇声を響かせ、大量の雨を降らせ、それを津波に変えつつ、マジェスティック・アッセンブルを発動させた。
その呼びかけに答えるようにして、5人組のヒーローチーム『マジェスターズ』が現れ、サーフボードに乗りながら一斉に攻撃を仕掛けてきた。
「俺相手に5人も呼ぶだなんておおげさだなぁ。でも、もうちょっといたほうが良かったんじゃない?」
夜太狼が念動力で体を少し浮かせて空中を浮遊しつつ、オーラ防御を展開しながら、マジェスターズに攻撃を仕掛けていった。
ナギも第六感と、野生の勘を駆使しつつ、マジェスターズの攻撃を見切り、殺気を帯びた残像を無数に作り出す事で注意を引いた。
「ちっちゃいからって、侮れないよ?」
その間に、夜太狼がMODE:SBW(モード・シュリンクバッドウルフ)を発動させ、自らの身体を縮小・拡大を繰り返しつつ、マジェスターズのまわりを飛び回って同士討ちを引き起こした。
「アンタが殺したヒーローを使役するなら、オレも此奴らを使おう……今まで殺してきた咎人共の怨念をな!」
それに合わせて、ナギが咎鬼怨魂(エヴィルスピリッツ)を発動させ、今まで殺してきた咎人達の怨霊を纏うと、怨霊の叫び声による全方位衝撃波で、マジェスターズを一掃した。
「護る人……いなくなったね?」
その間にシャオが津波を利用して氷で作った擬似的なサーフボードを操り、absolute zero(アブソリュートゼロ)を発動させて氷の津波を操ると、そのまま津波を凍らせてスーパープルトンを飲み込んだ。
「ウグ……身体ガ……」
その影響でスーパープルトンの身体が半分ほど凍り付き、その場から動く事が出来なくなった。
「最速にして、理不尽! これがトドメの飛び蹴りだ!」
次の瞬間、ライアが理不尽な怪力による打ち上げ攻撃を浴びせて爆破し、トドメの飛び蹴りを放ってスーパープルトンの身体を貫いた。
「馬鹿ナ、馬鹿ナ、馬鹿ナァァァァァァァァァァァァア!」
それと同時にスーパープルトンが大爆発を起こし、大量の破片が雨の如く降り注ぐ中、天変地異が収まった。
「一時はどうなるかと思いましたが、これで一安心ですね」
そう言って、みすずがホッとした様子で、着替えの服を抱きかかえるのであった。
大成功
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