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マッソゥ!!!

#キマイラフューチャー #まっそぅ!

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#キマイラフューチャー
#まっそぅ!


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●マッソゥ!
「筋肉一番!筋肉こそすべて!戦える筋肉さいっこぉおぉおおおお!」
 キマイラフューチャーで不定期に行われる筋肉自慢の祭典、マッスルチャンプ決定戦。魅せるためのキレてる筋肉から、実際の戦闘行為を考えて鍛えられた筋肉。マッスルチャンプ決定戦とは、すべての筋肉の祭典である。
 そんな聖なる筋肉の祭りごとに忍び寄る悪しき影。それは、立派な上腕二頭筋を始めとする筋肉の塊。頭がアルパカとなっている筋骨隆々の怪人である。
「筋肉とは!戦える筋肉こそが!良い筋肉である!見せるだけの筋肉など!筋肉にあらず!」
 大きな声を上げたアルパカマッスル怪人は、マッスルチャンプ決定戦の会場へ乱入しようと駆け出した!

●マッソゥ!
「まっそう」
 リン・イスハガル(幼き凶星・f02495)は死んだ魚の様な瞳を集まった猟兵たちに向けながら、ただ、一言をぽつりと呟く。だが、猟兵たちに全く通じていないため、更に言葉を続けた。
「……えっと、まっするなの」
 さっきからまっするとかまっそぅとかしか言っていないリン。濁り切ったドブの様な瞳が更に濁っている気がするが、気にしたら負けだ。
「あ、ただ、まっするだけじゃ、わからないよね。えっと、キマイラフューチャーで不定期に開催している、筋肉の祭りの最中に、筋肉自慢の怪人が、乱入するの」
 予知で脳内が筋肉に侵されていたリンのドブの様な瞳が少し澄んだ気がするが、多分気のせい。リンは更に自身が見た予知の情報を猟兵たちに伝える。
「怪人、魅せる筋肉とか、美容のための筋肉とか、いわゆる、戦いのために鍛えていない筋肉は許さない。戦いのための筋肉こそが全てだと思っている。でも、それは、勝手なエゴ」
 怪人は戦わない筋肉を持つ存在を容赦なく攻撃していく。だから、キマイラフューチャーの住人たちが攻撃されないように、怪人を倒して欲しい。方法は猟兵たちに任せる、とリンは言った。
 最後に、とリンは断りをいれてから、更に言葉を続ける。
「怪人はちょっと、危ない趣味持ってる。具体的に、好みの筋肉見つけると、それが例え魅せる筋肉だろうと、ぬとぬとにする。気を付けて」
 リンの言葉に一抹の不安を覚えながら、猟兵たちはゲートが開くのを待つのだった。


朱珠
 ●挨拶
 マッスル好きな朱珠と申します。
 今回は、実戦形式で活躍する筋肉こそが至高と思い、それを広めるために行動している怪人を倒してください。
 今はまだ怪我人などはいませんが、自分が信じる物をなかなか認めてもらえないと感じたら、怪人はやがてキマイラたちに牙を向けることでしょう。
 そうなる前にプチブームのこの段階で怪人をスカッとやっつけてください。
 重要な事を伝え忘れておりました。この依頼はネタ依頼です。
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第1章 冒険 『開催! 格闘大会!』

POW   :    肉体美や筋力でアピールする

SPD   :    演舞や試し切りでアピールする

WIZ   :    かっこいいマイクパフォーマンスやキャッチコピーでアピールする

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メタ・フレン
筋肉なんて女体の神秘の前には至極取るに足らないものですが、まあ依頼とあらば仕方ないですね。
バトルキャラクターズで、マッチョな格闘ゲームのキャラクターを19人出します。
筋肉ダルマ19人なんて正視に耐えないので、大急ぎでそいつらを合体させて一人にします。
んで、適当に手近にある物を試し切りさせますよ。

もし怪人がそいつをぬとぬとにしようとしてきたら……
美少女同士ならともかく、汗臭い男の絡みなんて見たくもないので、バトルキャラクターで反撃して追い返しますね。


空雷・闘真
「見せかけだけの筋肉に意味はない、か……全く同感だ」

そう言いながら、闘真は目の前のバーベルに片手を掛ける。
そして持ち前の【怪力】で、軽々と片手でそれを持ち上げた。

「だが目的はどうであれ、筋肉そのものは必ずしも無意味ではない。力さえあれば、こんなことにも応用出来る」

闘真は持ち上げたバーベルを頭上に振りかぶり、【力を溜める】。
そしてバーベルを【武器】に見立て、【捨て身の一撃】からの【グラウンドクラッシャー】を、地面に向けて解き放った!

「確かに見せかけだけの筋肉に意味はないが……筋肉さえ……力さえあれば、どんなものでも【武器】に出来るんだぜ」


詩蒲・リクロウ
【POW】
自分、肉体には自信がありますよ!
この筋肉で怪人を惹きつけます!

山で熊と一緒に鍛えたこの肉体を今こそ披露する時です!

えい!やぁ!とぅ!!(マッスルポーズ)

おりゃあ!!!

ああっ!?
(185cmの巨躯のシャーマンズゴーストの純朴な少年です。もはやイエティか何かな肉体を存分に披露します。全身に力を込め掛け声と共にマッスルポーズ。生命力に満ちた筋肉は肥大し、最終的に身につけたプレートメイルが弾け飛ぶ。)
(お気に入りの装備なので壊れると地味にショックを受けます。)



●筋肉の祭典
食の心配もなく、キマイラたちが面白おかしく生きている世界・キマイラフューチャー。
平和そうに見えるこの世界も、少しずつオブリビオンの魔の手が迫っている。
これは、そんなオブリビオンと猟兵たちの戦いの1ページだ。

怪人と相まみえるため、マッスルチャンプ決定戦会場に降り立った猟兵たちは辺りを見回す。どこを見ても筋肉、筋肉。オイルが塗ってありテカテカに光った筋肉や、脂肪を極限まで減らした筋肉。
古今東西様々な筋肉がここにはあった。少し眩暈がする…と小声で呟いた猟兵もいるくらい筋肉の密集度は高い。
今は本選に進む選ばれし筋肉を決めるための予選大会が始まり、会場は熱気に溢れている。
「自分、肉体には自信がありますよ!この筋肉で怪人を惹きつけます!」
そう言って予選会場の舞台に上がり、ムキっと上腕二頭筋に力を入れたのは詩蒲・リクロウ(見習い戦士・f02986)。
身長185センチ。山育ちかつ熊との戦いで鍛え上げられたその完璧なる筋肉の隆起に周りから「キレてるよ!」「ナイスバルク!」などの掛け声が上がった。
銀色のシャーマンズゴースト特有のたてがみと、丸みのある瞳からは想像できない筋肉の仕上がりに会場のボルテージはぐんぐんと上がっていく。
隅で会場の様子を見ていたアルパカマッスル怪人もその熱気に気付いたのか、会場を望遠鏡で覗いている。そして、怪人はノートとペンを取り出し、リクロウの腰についている参加者の証である番号を控えるのだった。
会場では未だ、リクロウのポージングが続いている。ポージングをするたびに生命力溢れる筋肉が盛り上がる。そして、最高潮に達した、その時……!
「ああっ!」
バッツン!と凄い音を立てて身に着けていたプレートメイルが弾け飛んだ。ばらばらと金具や破片が会場に落ちる。
(「お、お気に入りだったのに……」)
会場は悲鳴に近い叫び声が上がるのと対照的に、お気に入りの鎧が壊れてしまったリクロウの表情は少し影っていた。

●筋肉の刺客
「見せかけだけの筋肉に意味はない、か……全く同感だ」
実用的な筋肉を愛するアルパカマッスル怪人に同意を示すのは空雷・闘真(伝説の古武術、空雷流の継承者・f06727)。
筋肉は使用してこそ、という考えの闘真。生きるか死ぬかの瀬戸際である戦場に身を置く彼にとって、魅せるために付ける筋肉は理解に苦しむものがある。だが、心の中ではどんな筋肉にも使い道はある、と思っているのも事実。
地面に置いてあったバーベルを右手だけで握る。そしてゆっくりと100kgはあろうそれに力を込めた。グッ、と筋肉が盛り上がる。
「だが目的はどうであれ、筋肉そのものは必ずしも無意味ではない。力さえあれば、こんなことにも応用出来る」
筋肉は裏切らない。軽々と片手でバーベルを持ち上げたナイスミドルのパフォーマンスに先ほどまで実用性筋肉で盛り上がっていた会場は一瞬静かになるが、数秒後、割れんばかりの拍手と歓声が巻き起こった。
しかし、闘真のパフォーマンスはこれだけでは終わらない!天高く持ち上げたバーベルを地面に叩き付ける。
捨て身の一撃による威力が加わったユーベルコード・グラウンドクラッシャーを繰り出して会場に大きなクレーターを作った。
その威力に度肝を抜かれた観客を前に、空雷流の最強の使い手は静かな声で語った。
「確かに見せかけだけの筋肉に意味はないが……筋肉さえ……力さえあれば、どんなものでも【武器】に出来るんだぜ」
これには遠くで見ていた怪人も驚いたのか、闘真のナンバーも必死に控えていた。

●バーチャル筋肉
観客席から舞台を眺める小さな影が一つ。メタ・フレン(バーチャルキャラクターの電脳魔術士・f03345)である。
「筋肉なんて女体の神秘の前には至極取るに足らないものですが、まあ依頼とあらば仕方ないですね」
あまりの暑苦しさにややうんざりしながらメタは空中に浮かぶ映像を弄り始めた。適当な格闘ゲームのマッチョなキャラにカーソルを合わせ、ぴぴぴ、と選択。するとマッチョ格闘家が19人も中央が窪んだ会場に登場した。
現れた19人のマッチョたちは各々好きなポージングを繰り出していたが、更に暑苦しくなった空気に耐えきれないのか、急いで19人を1人にくっつける。
「筋肉ダルマ19人なんて正視に耐えないですね」
いっぽう、観客席は19人のマッチョが1人になった姿に「分身の術か!?」「筋肉が見せた筋肉の幻か!」などとざわつき始めたが、メタが呼び出したマッチョ格闘家がラリアットを用意してあった直系3キロはあるかという丸太に繰り出し、丸太が真っ二つになった姿を見て、涙を流すものも現れ始めた。

幸い、まだ怪人は襲ってはこないが、メタの呼び出したこのマッチョ格闘家も怪人のチェックリスト入りになった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

三原・凛花
【愛し子召喚】で私の息子を呼んで、【生き人形(少年)】に憑依させるよ。
人形だとバレないように、関節部分に包帯を巻いておくね。

【生き人形(少年)】は華奢な美少年だけど、戦える筋肉が好きなら、外見より実際の破壊力の方を重視するよね?

私の【呪詛】で息子を強化させて、適当に試し切りさせるよ。
「華奢なのではない。一ミリの無駄なく絞り込まれたインビシブル・マッスルだ!」とか、キャッチコピーを打っておこうかな。

ところで、怪人は筋肉が好きということだからまずないとは思うけど、万が一その怪人が息子をぬとぬとにしようとしてきたら…

そのときは全力の【呪詛】を怪人に叩き込むよ。
息子の貞操を守るのは母親の務めだからね。


辰神・明
WIZ使用

えっと、えっと、まっそぅ!なの、です……!(頑張ろうとはしてみた)
アキラおねえちゃん、ごめんなさい……変わってなの、です

つーワケで選手交代、いやカラダは同じだケドさー
マイクテース!戦う為の筋肉っつーなら、別に見た目が細くてもいいよなァ?
ほら、まだ成長期だし?とかなんとか言ってから『捨て身の一撃』で
そこら辺にありそうなコンクリートにでも踵落とし
粉々にするのを狙ってみる、見事出来たら拍手喝采ってな?

な?こういう将来有望なまっそぅもいいだろうよ?
文句あるヤツがいんなら、この場でアタシが相手してやるから掛かって来いやァ!

……あ、メイの身体ぬとぬとにしようとしたらマジで殴んぞフルボッコな



●華奢な人が実は超パワフルっていうギャップがいいよね
猟兵たちの人智を越えたマッスルアピールに会場は盛り上がる中、どことなく伏し目がちにステージを眺める一人の女性の姿があった。
赤子と思わしき頭蓋骨を大事に抱えている三原・凛花(『聖霊』に憑かれた少女・f10247)である。
凛花は頭蓋骨を愛おしそうに撫でながら、小さく言葉を紡ぐ。
『生まれてきて幸せだった……?』と。
すると、淡い光を放つ球体が凛花の傍にふわりと浮ぶ。その球体は円を描くように動くと凛花の近くにあった人形へと入り込んだ。
「宜しくお願い、あなたの力が必要なの」
凛花の言葉に頷きながら、人形とばれないように間接に包帯を巻かれた凛花の【息子】がゆっくりと壇上へと上がっていく。
華奢な男の存在に会場がざわつく。『筋肉がないじゃないか!』などのヤジも聞こえてくるが、凛花と彼女の【息子】は気にせずに準備を進めていく。
【息子】は直径1メートルもある丸太を固定し、丸太の前に立った。腰を低く落として構える。そして、華奢な腕を前に突き出して、丸太を殴った。衝撃波が発生し、鈍い音を立てて丸太が真っ二つになる。
その様子を見た観客が静まり返る中、凛花はアナウンサーからマイクを借りて観客へ向けてアピールを開始。
「華奢なのではない。一ミリの無駄なく絞り込まれたインビシブル・マッスルだ!」
と。彼女の【息子】によるアピールも加わり、凛花の言葉は観客を沸かせるのだった。

●女子だってパワフルな時代
会場に立った辰神・明(双星・f00192)はおどおどしていた。無理もない。筋肉の祭典であるマッスルチャンプ決定戦のリングの上に立っている女子が自分一人だけなのだ。
観客からの好奇の眼差しも去ることながら、ここは女の来るところじゃないなどというヤジも飛んできている。
か細い声で「えっと、えっと、まっそぅ!なのです」と言ってみるが、観客は明のその姿にくすくすと笑うものまでいる始末。
そのことに耐えられなくなったのか、明は自分の中にいる姉……【アキラ】へと助けを求めた。
「ううっ……アキラお姉ちゃん……ごめんなさい、変わってなのです……」
双子の妹【メイ】の危機を察した【アキラ】へと瞬時に変わった明はキッ!と観客を睨むとマイクを司会者から取り上げて観客へ怒鳴りつけた。
「あー!アンタらマジ煩い!メイを苛めるんじゃネェ!後で覚えてろよ!つーか戦う為の筋肉っつーなら、別に見た目が細くてもいいよなァ?」
マイクを乱雑に司会者へ投げ返し、【アキラ】がそこらへんにありそうな巨大なコンクリート片をどすん、と自分の前へ置く。
観客はおどおどしていた【メイ】の雰囲気が急に変わったことに驚きつつ、彼女が持っていたコンクリート片の大きさに目を丸くしていた。
こんな少女がコンクリートを割ろうというのか?という声も聞こえてくるが、【アキラ】は何を言っても無駄だな、と感じ片足を高く振り上げる。
「ぐだぐだ煩いその口を塞いでやるよォ!」
ひゅん、と空気を斬る音と共に【アキラ】の細い足がコンクリート片へめり込んだ。
刹那、大人すら叩き割ることが難しいコンクリート片が粉塵を巻き上げて粉々になる。
その凄まじい踵落としの威力を目の当たりにした観客たちが静まり返る中、【アキラ】は会場へ向かって叫ぶ。
「な?こういう将来有望なまっそぅもいいだろうよ?
文句あるヤツがいんなら、この場でアタシが相手してやるから掛かって来いやァ!」
にたぁ、と明の兄に似たような笑みを浮かべて【アキラ】は満足げに会場を降り始めた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ゲンジロウ・ヨハンソン
POW:肉体美や筋力でアピールする

戦う筋肉がなんじゃっつーんじゃ、こちとら居酒屋店主なんじゃ。
毎日料理を振る舞い、酔っぱらいの相手をする筋肉を見せつけちゃるわい。

使用技能:覚悟5、挑発5、怪力8、世界知識1、救助活動1、料理17、手をつなぐ1、コミュ力7、かばう5

【覚悟】を決めてこの肉体で敵を【挑発】、【怪力】により肉体のアピール。
【世界知識】と【コミュ力】【手をつなぐ】を使いギャラリーの心を掴み、
襲われそうな奴がいれば【救助活動】【かばう】で守ろう。
極めつけは【料理】技能で鍛え抜かれた、腕や背筋腹筋を見せつける!
そう、この肉体は戦いのための肉体ではない、最早居酒屋店主としての肉体なのじゃ!



●酒場とは戦場である
筋肉とは勲章。筋肉とは個人が生きた証である。即ち、筋肉とは人生なのだ。
ゆっくりと会場への階段を上るゲンジロウ・ヨハンソン(腕白青二才・f06844)の姿は数々の視線を潜ってきた歴戦の兵である。
会場の中心までやってきたゲンジロウは筋肉がしっかりと隆起した傷跡が痛々しい両腕に力と己の覚悟を込めた。そして、観客たちに向かって一言。
「戦う筋肉がなんじゃっつーんじゃ、こちとら居酒屋店主なんじゃ」
誰がどう見ても戦場帰りの傭兵か、地下で剣闘士をやっていそうな外見の男が発した意外な言葉に観客の殆どは嘘だ!などと叫んだり、あんな料理人がいるのか、など考え込んだりしている。
それほど強力な一言だったのだろう。驚きで顎が外れそうな観客までいる始末。
遠くからゲンジロウの様子を見ていたアルパカマッスル怪人まで呆け顔で望遠鏡を覗いているのだから、恐ろしい。
いや、毎日毎日酔っ払いの相手や多人数向けの料理を作っていることを考えればこの筋肉も納得がいくのかもしれないが、それにしてもご立派な筋肉ですありがとうございます。
「この肉体は戦いのための肉体ではない、最早居酒屋店主としての肉体なのじゃ!」
怪力アピールをしたり、コミュ力を駆使して会場へのアピールを行うゲンジロウのパフォーマンスに観客(アルパカマッスル怪人含む)は心を鷲掴みにされていた。
「客に料理を振る舞うために完成した筋肉じゃ、しっかりと堪能せい」
居酒屋店主のインパクトは会場にいる人物の記憶にしっかりと残ることだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『イソギンチャク怪人』

POW   :    テンタクル・テンペスト
予め【触手を振り回しておく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    ウネウネ・アネモネ
自身の肉体を【ウネウネモード】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    ポイゾナス・ポリプ
【頭部】から【毒針のついた触手】を放ち、【麻痺毒】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●どうするんだよコレ
余りにも凄まじい筋肉オーラを目の当たりにしたアルパカマッスル怪人。
彼はその眩しさに一瞬目をくらませたが、自分好みの筋肉たちを狙うため、そして戦う筋肉以外の筋肉を褒めたり所持している人物に天誅を食らわせるために腰を上げた。
のしり、のしりと歩みを進めるアルパカマッスル怪人の姿を確認した猟兵たちは観客を守るために前へ出る。
「ほう、お前たちが最近我らの邪魔をすると話題となっているイエなんちゃら、とかいう奴らだな!」
猟兵の姿を一瞥したアルパカマッスル怪人は、自慢の筋肉を隆起させてポージングを取る。上腕二頭筋を目立たせるためのポーズであるダブルバイセップスだ。
「だが、この私の戦闘筋肉の足元にも及ばぬだろう。なぜなら、この戦闘のための筋肉こそが最強なのだから」
今度は少し横になって左の腰辺りで拳を突き合わせ、胸をぴくぴくさせるサイドチェストを繰り出す。
喋るたびに無駄にポージングを取る怪人を冷めた瞳で見つめる猟兵たちだが、怪人はそんな事すら気にもせず更に猟兵たちへと言葉を吐き出す。
「それでも戦うというなら相手をしよう。だが、だが…肝心なオイリーさが足りない。つまり、筋肉にテカリが無い。筋肉をテカらせてから私に挑みたまえ」
よくわからない事を言うと同時にアルパカマッスル怪人はイソギンチャク怪人を繰り出してきた。猟兵たちを少しテカらそうという考えらしい。
怪人の思想はわからないが、イソギンチャク怪人は猟兵たちに対し敵意を向けてくる。
テッカテカにされる前に倒すしかないようだ。
ゲンジロウ・ヨハンソン
チーム『依頼掲示板前広場』にて参加じゃ。

…全てを受け入れよう。
この戦い、予想だにせぬ理不尽がわしを襲うじゃろう。そんな予感がしてたまらん。
戦闘時のわしはタンク。全てを受け切る防の筋肉をとくと魅せよう。
…わしの犠牲で、少女達の純筋が守れるのなら本望じゃ。

上記のような【覚悟】を決め、【挑発】【なぎ払い】【生命力吸収】にて敵視を稼ぐ。
敵の注目を集められたら【盾受け】【激痛耐性】にて敵の攻撃を凌ぐ。
味方がピンチなら【捨て身の一撃】を以て【かばう】ぞぃ。

【料理22】磯巾着は触手の根本の筋肉を刻んで鍋に入れるとえもいわれぬ美味しさじゃ。

UCの怨嗟の看守殿にも覚悟を決め、テッカテカになってもらおうかのぅ。


琥珀川・れに
「依頼掲示板前広場」チームと一緒

「ゲンジロウが活躍していると聞いて駆けつけた」
「男らしい…いいね!でも確かに油は足りないかもしれないな」

食用油を持ってきた。追いオリーブオイルして行くか?
主戦力のゲンジロウをもっと輝かせるんだ。
テカリが足りないのなら、こっちでテカらせればいい

イソギンチャク怪人が
「俺何しに来たん?」
とやる気を無くした所でブラッドガイストで攻撃。
or味方の行動に沿う
or
「失礼」
ゲンジロウを押してカーリングして敵にぶつける

ちなみに僕は長距離マラソン選手のような細い筋肉を持つが…油まみれや暑苦しいのは基本的に苦手だ
待て、苦手だってば

ここでこの言葉↓
※アドリブ・省略・アレンジ改造歓迎だ。


千手院・ソワカ
チーム名『依頼掲示板前広場』で参加。
テカりが足りない? 見たけりゃ見せてやりますの…! ゲンジロウ(f06844)さんとリミティア(f08099)さんの筋肉精霊がね!

テカり成分を求め、我がオールレンジ大連珠で怪人を打ち据えて捕獲を試みますわ。表皮をムチのように叩けば、柔らかい生き物とて我慢はできないはずですの!
テカらせた後は、仕上げに「刻むぞ魂の猟兵賛歌」で皆さんを奮い立たせて傷を癒して完了ですわ!
「喝ーッッ!! 戦うための筋肉だけに囚われるとは笑止千万! 自分の肉体全てを愛せないなど…筋肉への愛が足りませんのッ!」
 御仏? うるさい今はそんな事より筋肉ですの! ひゃっはー!!


エウトティア・ナトゥア
WIZ使用。
チーム『依頼掲示板前広場』で参加。

わしらをテッカテカにしようなんて何と卑劣な奴らなのじゃろう。
そうじゃ!最初からテッカテカなら何も問題ないのじゃ!
(と謎な結論に達し、ゲンジロウ(f06844)さんをテカらせようとする。)

《精霊の唄》「全力魔法」「属性攻撃」使用。【光属性】の【隆起】
精霊よ謳え!大地を隆起させ黒御影のお立ち台(スポットライトつき)でゲンジロウ殿のマッソウ!を際立たせるのじゃ!

うむうむ、ナイス大胸筋じゃ!よく仕上がっておるのう。
(テカテカじゃ、テッカテカじゃ!とキャッキャはしゃぐ)

あ、戦闘は適当に狼を嗾けて矢を射ておくのじゃ。
「援護射撃」使用


三原・凛花
『依頼掲示板前広場』の皆と連携するよ。

ただテカるだけじゃ深みがない。
光は闇があってこそ、より美しく輝く…

というわけで、テカり輝くゲンジロウさんに、【愛し子召喚】で呼んだ息子を取り憑かせるよ。
と言ってもゲンジロウさんに害は全くないから心配しないでね。
ゲンジロウさんを、わたしの【呪詛】の受け皿にするだけだから。

【呪詛】の受け皿になったゲンジロウさんは、わたしの【呪詛】を受けても害はない。
ただ特濃の【呪詛】がどす黒いオーラとなって、体から発せられるようになるだけ。

テカり輝くゲンジロウさんから発せられる、どす黒いオーラ。
これぞ陰陽合一!
光と闇が一つとなって、相克を超えた新たな世界へと昇華されるのよ!


リミティア・スカイクラッド
『依頼掲示板前広場』の皆様と連携
怪人の論理は分かりませんが、テカらされたくもありません
筋肉には筋肉で対抗です。リムはオペレーション・マッスルゲンジロウを実行します
(※そんな作戦名はありません。勝手に言ってます)

エレメンタル・ファンタジア発動
威力を押さえ込んだ「油」属性の「雨」をゲンジロウさんに降り注がせ、その筋肉をテカらせます
味方の筋肉をアピールして、敵が動揺すると良いのですが
イソギンチャク怪人にも油の雨を浴びせて、滑りやすくして行動を阻害しましょう
寄ってきたら宝石剣で触手を切り払います。リムはテカらされるのは嫌です
……え、味方はテカらせるのに? 作戦とはいえ、リムも心が痛みます
(※無表情)



●オペレーション・マッスルゲンジロウ
ウネウネモードへと変形し、依頼掲示板前広場の面々を襲うイソギンチャク怪人3体。
各々が思うまま、猟兵たちをぬとぬとにしようと触手からオイルを滴らせる姿は不気味なものである。
アルパカマッスル怪人に言われるままにオイルを撒き散らそうと触手を振り回そうとしたイソギンチャク怪人だったが、その動きはある人物が発した言葉によって止められた。
「テカりが足りない? 見たけりゃ見せてやりますの…!」
その人物とは、どどん!とイソギンチャク怪人に向けて右手で来迎印、左手で摂取不捨印の印相を作る千手院・ソワカ(破戒僧ガバ勢・f00994)である。
「ゲンジロウさんとリミティアさんの筋肉精霊がね!」
「自分じゃないのかよ!」
アルパカマッスル怪人が遠くから突っ込むが、ソワカは「私が見せるわけねーですの」と冷静に受け流していた。
ソワカに話を振られたリミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)は表情一つ変えずにゲンジロウをじっと眺めている。
「リムはテカらされたくありませんが、筋肉には筋肉で対抗です」
淡々と紡がれたリミティアからの言葉に一抹の不安を覚えるが、ゲンジロウ・ヨハンソン(腕白青二才・f06844)は大群の中に少数で立ち向かう殿兵の気持ちになりながらも、覚悟を決める。すべてを受け入れる覚悟を……。
「この戦い、予想だにせぬ理不尽がわしを襲うじゃろう。そんな予感がしてたまらん。きっとわしはそれから逃れられない運命かもしれん」
悲しいかな、ゲンジロウの予想は見事的中するのだった。

●テカりとオイルの祭典~呪詛添え~
「わしらをテッカテカにしようなんて何と卑劣な奴らなのじゃろう!」
イソギンチャク怪人たちがどの猟兵をターゲットにしようかと悩んでいる中、新たな声が聞こえてくる。
エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)はイソギンチャク怪人……ではなく、ゲンジロウを指さして更に言葉を紡いだ。
「そうじゃ!最初からテッカテカなら何も問題ないのじゃ!」
ゲンジロウをテッカテカにする気満々ですね、ありがとうございます。
エウトティアの言葉を受けてリミティアが人口精霊を杖に変えて、エレメンタル・ファンタジアの詠唱を始めた。
詠唱が終わったリミティアはなぜか敵ではなくゲンジロウへと杖を向ける。ゲンジロウの上空に魔法陣が描かれ、そこから油属性の雨がしとしと降り注ぐ。
イソギンチャク怪人がテッカテカにする前にゲンジロウがテッカテカになってしまった。
「え?ちょ…?なにやってんですかお嬢さん!」
目の前で繰り広げられる敵同士の光景に理解が追い付かないアルパカマッスル怪人。
「わしの犠牲で、少女達の純筋が守れるのなら本望じゃ」
オイル塗れでテッカテカのゲンジロウは慌てる怪人とは対照的に冷静である。
イソギンチャク怪人もえ?俺たちの出番無いんですけど…的な感じで触手をうねっとさせていた。

「ゲンジロウが活躍していると聞いて駆けつけた」
常連の店に入るかの様な気軽な声を掛けながら近づくのは、洗練された立ち振る舞いをし貴族の御曹司を思わせる服に身を包んだ琥珀川・れに(男装の麗少女 レニー・f00693)である。
れには既にオイル塗れになっているゲンジロウに近づく。そして
「うん、イイカンジにテカっているね。でもまだ足りないんじゃないか?」
と追い打ちをかけてから、手に持っていたオイルをゲンジロウにどぼどぼとかけ始めた。
「さぁ、ゲンジロウをもっと輝かせるんだ」
死亡宣告ともとれる言葉を吐き出したれに。れにの言葉に続くように依頼掲示板前広場の面々は嬉々とした表情を浮かべながらゲンジロウににじり寄っていく。

「ただテカるだけじゃ深みがない。光は闇があってこそ、より美しく輝く…」
三原・凛花(『聖霊』に憑かれた少女・f10247)はゲンジロウに手にした頭蓋骨を向け、愛し子を召喚。凛花の息子の魂をゲンジロウに取り憑かせた。
「ぐぬぅ……!」
少し苦しい気はするが、身体には害はなさそうである。凛花の呪詛の受け皿となったゲンジロウの身体からどす黒いオーラが立ち上り始めた。
そこですかさず間に入るのはエウトティア。
「精霊よ謳え!」
エウトティアの詠唱が始まる。
ゲンジロウの周りの地面が隆起し、お立ち台を形成。スポットライト付の立派なものである。
ぴかっと光ったスポットライトは中央に立っているテッカテカの筋肉を集中的に照らす。
「テカり輝くゲンジロウさんから発せられる、どす黒いオーラ!これぞ陰陽合一!」
リングアナウンサーのように力強く話す凛花。歓喜に満ちた顔で彼女は言った。
「光と闇が一つとなって、相克を超えた新たな世界へと昇華されるのよ!」

●イソギンチャク+テカテカ=死
「あの、もういいですか?攻撃しても」
盛り上がっているところに水を差してもいいものかと悩んだが、区切りがついたタイミングを見計らい、イソギンチャク怪人たちが触手をゲンジロウへと向けている。
「うむ、構わんぞ。全てを受け切る防の筋肉をとくと魅せよう」
ゲンジロウの言葉を受けて一斉に攻撃を仕掛けるイソギンチャク怪人。
頭部から毒針を出し、鋭い触手で撃ち据える。が、ゲンジロウはこれに耐えた。
「敵の注目は集めたぞ。皆、頼む」
ゲンジロウがタンクとして敵の攻撃を受けきると同時に、ソワカが108個の数珠が付いたオールレンジ大連珠をイソギンチャク怪人へと撃ち据える。
「んぎゃぁ!」
ゲンジロウへと群がっていたイソギンチャク怪人が吹き飛んでいった。
「喝ーッッ!! 戦うための筋肉だけに囚われるとは笑止千万!」
格好をつけるソワカだが、脳内はうるさい今はそんな事より筋肉ですの!ひゃっはー!!となっていることを知る人は少ない。

吹き飛ばされたイソギンチャク怪人は体制を立て直し、そのうちの一体は比較的近くにいたリミティアへとオイルでぬめっている触手で攻撃を仕掛けてきた。
が、リミティアは動きをしっかりと見切り、攻撃を回避すると同時に刀身が赤い宝石で出来ている宝石剣エリクシルで怪人を斬りつける。
触手がリミティアの後ろへと吹き飛んでオイルが飛び散る。
「リムはテカらされるのは嫌です」
「さっき味方テカらせてたよね!?」
息も絶え絶えなイソギンチャク怪人の言葉に
「作戦とはいえ、リムも心が痛みます」
と言葉を返したが、その表情は無であった。

「ただテカるだけじゃ深みがない。光は闇があってこそ、より美しく輝く……」
凛花は呪詛の受け皿にしているゲンジロウの姿を見て少し誇らしそうな表情を浮かべている。
愛し子召喚に集中している凛花の姿は、無防備に近い。怪人はそんな凛花を狙い頭部から毒針を伸ばした。
しかし、そこにゲンジロウが割って入る。防御を捨てた捨て身の一撃はイソギンチャク怪人を貫いて一体のオブリビオンを地に伏せさせた。

「うむうむ、ナイス大胸筋じゃ!よく仕上がっておるのう!」
イソギンチャク怪人を倒したゲンジロウを見て、きゃっきゃとはしゃぐエウトティア。そこに迫りくるイソギンチャク怪人の触手。
「筋肉鑑賞の邪魔をしないで欲しいのう」
邪魔された怒りか、冷めた瞳で怪人を見るエウトティアは指先で器用に巨狼マニトゥに指示をだす。
聖獣の牙が突き刺さり、更に一体が塵となっていった。

さっくりと倒されるイソギンチャク怪人。気が付けば残りは一体。
最後の怪人はれにをターゲットとし、ぶんぶんと大きく触手を振り回した。
「油まみれや暑苦しいのは基本的に苦手だ」
大振りな攻撃の隙をつき、れには行動に出る。
エペ ド ルーンの剣先で自身の指を傷つけたれに。血が剣に纏わりつくと殺戮捕食態となり、封印が解ける。
鋭さを増したエペ ド ルーンでイソギンチャク怪人を切りつける。
「んぎぇえええええ!」
悲鳴を上げる怪人に更に追い打ちを掛けようとれにはゲンジロウに近づいて……
オイル塗れになっているゲンジロウをカーリングの要領で滑らせた。
「すまないがちょっと滑ってきてくれないかな」
ぬるっとしたオイルが軌跡を描く。
ゲンジロウ勢いよくイソギンチャク怪人へとぶつかっていった。

「わしはかなり耐えたほうだと思うぞぃ」
ゲンジロウがぶつかった衝撃で地面へと倒れ込んだイソギンチャク怪人へ向かってゲンジロウは思いの丈をぶつけた。
そして、背後に全身を紫苑色の炎で燃やす、怨嗟の看守を召喚。
そして無骨なつくりの大鉈・兜割りを頭上に掲げる。怨嗟の看守も己が所持する武器をゲンジロウと同じように構えた。
「居酒屋店主の筋肉、実戦で味わってみぃ!」
振り下ろされた武器はイソギンチャク怪人を叩き割り、その生命活動を停止させるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『怪人アルパカマッスル』

POW   :    ポージング
自身の【肉体美の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD   :    鋼の筋肉
全身を【力ませて筋肉を鋼の如き硬度】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ   :    つぶらな瞳
【つぶらな瞳で見つめること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【瞳から放たれるビーム】で攻撃する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はニィ・ハンブルビーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●アルパカマッスル怪人
「見事なり猟兵。それでこそ私が見込んだ筋肉の猛者よ」
オイルでぬとぬとになった猟兵を見遣りながらアルパカマッスル怪人は感心したように呟いた。
「それに比べて、まだぬとぬとになっていない奴がいるな。それは非常に良くない」
ならば、私が自ら戦う筋肉こそが全てということを体現するしかない。そしてあわよくばそれに見合う勇士をぬっとぬとにするしかない。と変な決意を固めたアルパカマッスル怪人はゆっくりと猟兵たちの所へと近づく。

「さぁ、戦うための筋肉の素晴らしさを己自らが語ってやろう。否定する奴はいるか?そのような輩は私がひねりつぶしてやる」

戦闘態勢に入ったアルパカマッスル怪人。今、筋肉と筋肉の戦いのクライマックスのゴングが慣らされた!
ゲンジロウ・ヨハンソン
『依頼掲示板前広場』にて参加。

シリアスなんてどっちらけ、行くトコまでいってやっかの!

○真の姿…開放!
上着も兜も脱ぎ捨て全身に浮かび上がる人面瘡!
普段は怨嗟の籠もった恨みがましい顔の形の傷跡が、
何故だろう…まるでボディビルダーのような厳つい顔に。

○武器はこの肉体!
真の姿も開放したなら得物など必要なかろう、この肉体で戦おう!
掛かってこいと【挑発】し敵が仲間の攻撃で弱るまで強靭な肉体による【盾受け】【激痛耐性】にて凌ぐ。
【かばう】で味方を守ることも忘れんぞ

○必殺の一撃
2章での惨状からのこの戦い…後はわかるよな。
敵が弱れば必殺の一撃!UC発動!「咬筋、僧帽筋、ヒラメ筋!お前の命も、燃えつーきろぉぉ!」


リミティア・スカイクラッド
『依頼掲示板前広場』の皆様と連携
ぬとぬとは断固拒否です。リムは目標を撃破します
筋肉の素晴らしさに興味はありませんが、あなたの筋肉が間違っていることは分かります
筋肉は戦いのためだけに存在するものではありません。筋肉は生きるためのものです

執拗にぬとぬとを推してきますが、相手も筋肉ですしテカってそうですね。では燃やしましょう
エレメンタル・ファンタジアを起動
現出するは「炎」属性の「蜃気楼」
蜃気楼で前衛で戦っている仲間の幻を幾つも作り上げ
敵が本物と誤って攻撃すれば燃え上がるように
「本物の筋肉と偽者の筋肉、あなたに見分けられるでしょうか」
敵が放つビームも、蜃気楼で大気を屈折させ軌道を逸らせないか試みます


エウトティア・ナトゥア
WIZを使用します。

チーム『依頼掲示板前広場』で参加するのじゃ。

ゲンジロウ・ヨハンソン殿(腕白青二才・f06844)を主軸に参加者全員にbuffをかけるのじゃ。

否定するのじゃ!ゲンジロウ殿の働く筋肉も大好きなのじゃ!
《疾風の凱歌》「全力魔法」「歌唱」使用。
風の精霊よ謳え!皆に力(筋力)を!
(ノアの長杖をマイク代わりに熱い雰囲気の応援歌を熱唱します)


(狼を怪人にけしかけ隙を作ります)
マニトゥ、『怪人アルパカマッスル』に喰らいつくのじゃ。そのまま離すでないぞ。
(狼が喰らいついたらそのまま動きを阻害します)
ゲンジロウ殿、今じゃ!


千手院・ソワカ
チーム名『依頼掲示板前広場』で参加。

『人形遊戯の波紋疾走』で怪人のユーベルコードの打ち消しを試みますの。
だから『鋼の筋肉』と『ポージング』は絶対放つなよ? 放つなよですの?(前フリ)

あーでも相手が使ってきちゃったらしょうがないですわ!
この世界の為に『北米版ソワカ』になって、ひと肌脱いでしまいますのフヒヒ!! 筋肉万歳!

「フフ…あなたと相反する筋肉の振動による無効化現象…! 恐れおののくがいいですのッ!!」
何を言っているかわからない? 奇遇ですね、私もですわ。


琥珀川・れに
可能なら『依頼掲示板前広場』と一緒

「ゲンジロウ、おつかれ様だ」
背中をバシっと一叩き。いい音が鳴る。
「…まだぬとぬとが足りないと。贅沢な羊だね」(羊?)

戦闘態勢、剣を構え濡れた地面を駆ける。
「水も滴るいい男、ってね」

炎を使った味方がいれば
「硬そうな肉のジンギスカンができそうだ」
「ていうか、消火は大丈夫なのか?」

近づくものは捕食する。UC【ブラッドガイスト】使用。
「僕も鍛えてはいるが…安くないよ。見たり濡らしたりしたいなら、
その自慢の肉体を賭けてもらおうか」
上手くいけば相手の自慢の四肢の一つでも奪ってやろう。【盗む】


※何が起こるか分からないのでアドリブ大好き。省略・アレンジ改造歓迎だ。


三原・凛花
『依頼掲示板前広場』の皆と連携するよ。
戦える筋肉だか何だか知らないけど、わたし達旅団はそんなものに負けたりしない!

【聖霊受肉】で、筋肉モリモリマッチョマンの変態と化した『聖霊』を召喚して、怪人にぶつけるよ。
そのままレスリングに持ち込んで、『聖霊』に怪人の「負の感情」を啜らせて、「戦える筋肉以外認めない」という間違った認識を改めさせる。

ついでに【生命力吸収】で精気とか色んなものを吸い取ってやる!
それがどんなおぞましい光景になろうとも【恥ずかしさ耐性】で耐え抜いてみせるから!





…実を言うと、その光景にちょっと。
ほんのちょっとだけ…興味があったり…



●筋肉と筋肉の戦い
『ほうら、私は逃げも隠れもしない。この自慢の筋肉を見て君たちもバトルマッスルの扉を潜りたまえ』
おぞましい事を言いながら怪人アルパカマッスルは自慢の上腕二頭筋をアピールしている。動くたびに頻繁にポージングを決め込んでいるため若干ウザい。
「戦える筋肉だか何だか知らないけど……」
三原・凛花(『聖霊』に憑かれた少女・f10247)は煩いくらいにポージングを行う怪人を前に嫌そうな顔を向けるが、覚悟を決めて声を張る。
わたし達依頼掲示板前広場はそんなものに負けたりしない、と。
怪人アルパカマッスルはそんな凛花を鼻で笑う。何が負けたりしない…だ、と。
『この鋼の様な筋肉を傷つけてからそのようなことを言い賜え、筋肉無き弱者よ』
「筋肉の素晴らしさに興味はありません」
アルパカマッスルの言葉をズバッと一蹴するのはリミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)。
冷やかな眼差しをアルパカマッスルに向ける彼女。細身でとても筋肉とは程遠い。
『そのような貧弱な肉体で何ができるというのか!さぁ!戦う筋肉こそが素晴らしいと認めるのだ!』
ふんっ、ふんっ!とポーズをとっかえひっかえする怪人アルパカマッスル。ムッとしたリミティアはエレメンタル・ファンタジアを起動させる。
炎属性の仲間たちの蜃気楼が立ち上り、カモフラージュを試みると共に攻撃を仕掛けるリミティア。
アルパカマッスルは近くにいた凛花に殴りかかったが、どうやら蜃気楼だったようだ。霞のように消えた凛花の姿がちりちり、と燃え始める。
油でテカテカになっていたことが災いとなり、アルパカマッスルの身体に炎が引火。怪人御自慢の筋肉が煙を吹き出していく。
「必要以上に油塗れだったのが徒となったのです」
筋肉は戦いのためだけに存在するものではありません。筋肉は生きるためのものですと言葉を続けたリミティアに怪人はくっくっと笑みを浮かべる。
『肉体を誇示し、あえて不利な行動をとったまでの事…これしき…熱くもなんともないわ!』
「そうですか…ならば」
凛花が行動に転じる。彼女は自身の身体に潜んでいる聖霊を受肉させていく。
それはスキンヘッドの筋肉モリモリのマッチョマンとなり、怪人に負けず劣らずのポージングを繰り出した。
「わたしの中にはこんな化物がいるんだね……」
凛花がつぶやく。彼女の言葉は今回に限り、後悔とドン引きの気持ちが混じり合っているようだった。
『なんのぉ!筋肉対決なら負けんぞ!』
アルパカマッスルの筋肉とマッチョ聖霊の筋肉がぶつかり合う。くんずほぐれつの攻防を繰り広げた後、マッチョ聖霊は怪人を地面へと叩き付けた。

●筋肉は筋肉で相殺するべきである
怪人アルパカマッスルは再びポージングを決めて自らを不利な状況へと追い込む。そうすることで自身の肉体の限界を開放しようという考えてのようだ。
実際、筋肉を鍛えるときは筋肉を極限まで痛めつけるものである。怪人にとって戦闘というのは己の筋肉を更に実践で使えるようにするためのトレーニングも兼ねているのかもしれない。
鋼の筋肉とポージングは絶対放つなよ? 放つなよですの?
千手院・ソワカ(破戒僧ガバ勢・f00994)はそう願うが、怪人はポージングを放って苦行を受ける覚悟。
ソワカも覚悟を決めてユーベルコードを発動させた。
「そのユーベルコード…見切りましたのッ!!」
人形遊戯の波紋疾走(ミレナリオ・リフレクション・オーバードライブ)
放たれたユーベルコードに対し、全く同じユーベルコードを放つソワカ。北米版ソワカになり筋肉を誇示し始める。
所で北米版ソワカってどんな姿なのだろうか。とても気になる。
「フフ…あなたと相反する筋肉の振動による無効化現象…!」
ふひひ、恐れおののくがいい!とソワカは高笑いを決める。筋肉の振動って何を言っているかわからない、と仲間たちは困惑したがそれは本人もらしく、自身の言動に対し
「何を言っているのでしょう私は!」
と叫んでいた。
だが、彼女の行動によりアルパカマッスルは肉体を強化することが出来なくなったのも事実。
これをチャンスと見たのか、エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)は一歩前に出る。
「風よ、勝利の歌を!」
ノアの長杖をマイク代わりに、熱風を起こす様な熱いソングを歌いだしたエウトティア。
歌を聞いた依頼掲示板前広場の人々に力を与えていく。……筋肉は流石に増量はしなかったが。
そこで更に攻撃を行うエウトティア。巨狼マニトゥを怪人アルパカマッスルにけしかけた。ぐるる、と唸り声を上げたマニトゥは怪人の強靭な足に食らいつき、動きを止める。
「ゲンジロウ殿、今じゃ!」

●希望を背負うもの・ゲンジロウ
「ゲンジロウ、おつかれ様だ」
琥珀川・れに(男装の麗少女 レニー・f00693)は先ほどカーリングのストーンの要領で敵に投げ放ったゲンジロウ・ヨハンソン(腕白青二才・f06844)の背中をバシッと叩く。
「お疲れだと思うならわしを少しいたわって欲しいもんじゃ……」
やれやれ……と大げさに肩を竦めたゲンジロウだが、兜と上着を脱ぎ捨て怪人の方に向き直ると拳に力を籠める。
「ふんっ!」
ゲンジロウの全身に浮かび上がる人面瘡。普段は怨嗟の籠もった恨みがましい顔の形の傷跡がどことなくマッスルじみているよな気がする。……きっと気のせいだ。
真の姿を開放し、凄まじい怨嗟を纏ったゲンジロウの姿に一瞬気圧された怪人アルパカマッスルはたたらを踏む。
『ぐぬぅぅ…やりよる…!ならばこうだっ!』
筋肉を隆起させながらつぶらな瞳で依頼掲示板前広場の面々を見つめる。すると、ぴゅん!と目からビームが発射された。
「やれやれ…まだぬとぬとになりたいのかな?この羊は」
『わたしは羊ではない!アルパカだ!』
羊もアルパカもウシ目という点ではあっているが、どっちかというとアルパカはラクダに近い種類なので似てはいない。
「僕にとってはどっちも似たようなものさ」
駆け出してブラッド・ガイストを発動させるれに。武器であるエペ ド ルーンが形態を変える。
鋭さを増したエペ ド ルーンが怪人の身体を穿った。ぶしゅり、と鮮血が舞う。
「それに、僕の筋肉は安くないよ。見たり濡らしたりしたいなら、その自慢の肉体を賭けてもらおうか」
ぴっ、と剣に付着した血糊を払いながられにはゲンジロウを見遣る。此処がチャンスと見たゲンジロウは怪人が動き出す前に接敵した。
「さぁ!どこからでも掛かって来い!既に得物など不要!己の武器はこの肉体じゃ」
ユーベルコード・命を屠る罪は生きて償へを使うゲンジロウ。身体中の傷口から噴き出す怨嗟の炎を右腕に集める。
「咬筋、僧帽筋、ヒラメ筋!お前の命も、燃えつーきろぉぉ!」
怒涛の一撃が怪人アルパカマッスルの顔面にクリーンヒット。地を穿ち、大きな穴を開けた。
同時に燃え上がる炎は、アルパカマッスルの身体を燃やしていく。

しかし、怪人アルパカマッスルはゆっくりとまだ立ち上がる。
『今のは……効いた……なかなかいいパンチだった。やはりぬとぬとになるべき筋肉だ』

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

アーサー・ツヴァイク
※飛び入りだけどアドリブ協力大歓迎

おい、そこの頭アルパカ野郎!
少し前から聞いてたけど、戦う筋肉が一番とか言いながらテカリがどうのとかポージングが何だのとか…お前が一番見せ筋気にしてんじゃねーか!(ツッコミ)
生憎筋肉はねーが…パワーなら負けねぇぜ!

この戦いに武器は無粋だな。さっさとあの怪人に【ダッシュ】で接近して、漢と漢の殴り合いに興じようじゃねぇか! ついでに【挑発】もかまして、出来る限り怪人との距離を詰めまくる!
おっと、なんの対策もなしに突っ込むわけじゃねぇぞ。
ある程度殴り合いをして、相手の目がこっちに釘付けになったところで…
新技のお披露目だぜ! 俺の熱いハートを感じろ…物理的にな!



●本人が一番魅せ筋肉気にしている件について
「おい、そこの頭アルパカ野郎!」
もうもうと立ち込めていた砂煙が晴れるのと同時に聞こえてくる声。アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)である。
『くっそぉ!今度は何奴だぁっ!』
今まで聞いたことのない声の登場で思わずお決まりのセリフを吐いた怪人アルパカマッスル。猟兵たちの猛攻で疲れ始めた体に鞭を入れ、びしぃと指を声の方向へ指した。
「少し前から聞いてたけど、お前が一番魅せ筋肉気にしてんじゃねーか!」
やれテカりだの、やれポージングだの…戦うための筋肉にはそんなもの要らないじゃねーか!
アーサーの正論を受け、自分の心の中に魅せ筋肉に対する意識があったことに驚きを隠せない様子のアルパカマッスル。
『こ、この私が魅せ筋肉に加担するなど…!』
「現に無駄にポージングしてるからなお前」
びしっと言い切るアーサー。一方、アルパカマッスルはいや、私にそんなことがあるはずは…などと言い訳をしている。
アルパカマッスルが狼狽えている今のタイミングを逃すまい、と怪人を挑発しながらアーサーは距離を詰めていく。
「生憎筋肉はないが、パワーなら負けないぜ」
渾身の右ストレートをアーサーは繰り出す。反応が遅れたアルパカマッスルの顔面を見事打ち抜き、アルパカマッスルは地面へと倒れ込む。
受け身を取って立ち上がるアルパカマッスルは応戦とばかりに拳をアーサーに向けて打ち込む。
拳の応酬が続くが、その猛ラッシュを終わらせようと動いたのはアーサーだ。
「【Select…BURN ACTION!】この手に宿る太陽の力…受けてみやがれえええええ!!!!」
アーサーの左腕にある聖痕が光り輝く。太陽光を思わせる光が拳に集中し、熱を持つ。
光と熱を纏った拳をアーサーはアルパカマッスルに向けて振り下ろした。
『ぎゃぁああっ!』
超高速の重い一撃はアルパカマッスルの腹に命中し、アルパカマッスルを吹き飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

千手院・ソワカ
チーム名『依頼掲示板前広場』で参加。

ふふん? くだんの怪人…なかなか耐えますの。
だが、我らの必殺『筋肉カーニバル』の前にはもやしっ子のようにひ弱すぎますわ。

「猟兵讃歌は筋肉の讃歌ッ! 猟兵のすばらしさは筋肉のすばらしさ、ですのー!!」
『刻むぞ魂の猟兵賛歌』で皆さまの上腕二頭筋を癒して奮い立たせて差し上げましょう。
ふふ、遠慮は不要。これでもう一回ポージングできるドン! ですの!

我が筋肉千手も今宵ばかりは大サービスですわ。
攻撃回数重視の『我は号する済度の一撃』でオラオラですの!

オブリビオンから筋肉を守るためとはいえ…激しい戦いでしたの。
ん? 世界を救う? なんのことですの?


リミティア・スカイクラッド
引き続き『依頼掲示板前広場』の皆様と連携
まだ息の根があるとはしぶといですね
かくなる上は仕方ありません。リムは禁じ手を使います

エレメンタル・ファンタジアを再起動
現出するは「筋肉」属性の「嵐」
マッチョな筋肉の精霊たちを喚起し、一斉にアルパカマッスルを襲わせます
他の方々の攻撃ともタイミングを合わせて
これぞ合体技、筋肉カーニバルです

これでも息の根があるようでしたら、トドメは他の方にお任せしましょう
……しばらくは筋肉とは無縁の生活を過ごしたいです。リムは疲れました。


エウトティア・ナトゥア
『依頼掲示板前広場』で参加

協力して『筋肉カーニバル』を開催

まだ倒れぬのか、やはり彼奴の筋肉への妄執を断ち切らぬといかんようじゃな

(リミティア(f08099)さんとタイミングを合わせて行動)
む、リミティア殿、あれをやるのじゃな?
あの術は負担が大きいのじゃが…仕方ないのう。わしも協力するのじゃ

《精霊の唄》 使用 【筋肉】の【嵐】
精霊よ謳え!我が前に顕われるは、むくつけき集団!彼の者にその偉容を示せ!

(同時に自分の周りにだけ汗臭さ防止の風の障壁を張る)←負担が大きい理由
ぐぅっ…やはりこの術は負担が大きいのじゃ…
ぬぉ、汗が飛び散っておる。この結界の外は地獄じゃのう…


ゲンジロウ・ヨハンソン
『依頼掲示板前広場』と共に筋肉カーニバルを巻き起こす!

○心情
めっちゃ気持ちよくユーベルコード打ち込めたから、おっちんだかと思ったわ!
嫌味な程タフなやつめ。その筋肉…認めてやろう。
じゃがな、わしらには「仲間」っちゅー筋肉より強い筋絆仲(キズナ)がある!
その強さ、認めた上で越えてやろうじゃねえか!

○戦闘
アルパカ怪人、てめぇに見せてやろう。あてにもならん勘でもねぇ、
けたくそ悪い怨嗟の力でもねぇ、わしが唯一自分の力だと技だと言えるユーベルコード『殺戮の壺』を、示し合わせた皆の攻撃の最後!
パレードの終焉に【わしの持つ全ての技能を集結させ】この拳で打ち放つ!
「これが、これこそがわしらの筋肉パレードじゃ!」


三原・凛花
『依頼掲示板前広場』の皆と連携して、今度こそトドメを刺すよ!

【聖霊受肉】で、マッチョ『聖霊』を召喚!
この『聖霊』の形状は毎回変わる。

今ここに吹き荒れるは筋肉の嵐。
それに呼応して、マッチョ『聖霊』の筋肉もより太く美しく隆起し、【スーパーマッチョ『聖霊』(以下SMS)】へと進化する!

後は全て筋肉の命ずるまま、SMSが渾身の右拳をアルパカへと解き放つだけ!

吹き荒れる【筋肉の嵐】の中、ゲンジロウさんの【殺戮の壺】とソワカさんの【筋肉の華】とわたしの【SMSの右拳】が一斉に炸裂する!

これぞ究極合体奥義

【筋  肉  カ  ー  ニ  バ  ル】!!!!!!

喰らって消し飛べ!!!
アルパカァァァァァ!!!!!



●しぶとい筋肉怪人
怪人アルパカマッスルの予想外のしぶとさに、【依頼掲示板前広場】の猟兵たちは呆れを通り越した感情を抱き始めていた。
「ふふん? くだんの怪人…なかなか耐えますの」
千手院・ソワカ(破戒僧ガバ勢・f00994)もあまりのタフネスさに少し引いている。いや、ドン引きである。
「まだ倒れぬのか、やはり彼奴の筋肉への妄執を断ち切らぬといかんようじゃな」
エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)も大技を食らって倒れない怪人の筋肉へのリスペクトさ加減にドン引きしている。筋肉があれば死なないとか言っている辺りこの怪人はもう手遅れかもしれないが。
怪人がポージングを決めている間、ちらりと傍を見るエウトティア。
「まだ息の根があるとはしぶといですね」
その視界の先にいたリミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)は怪人に蔑んだ瞳を向けながら呟く。大技を放った挙句、まだ生きている怪人に辟易していた。未だに死なないとはどう言う了見ですか。と口にしてしまうのも無理はない。
殴っても立ち上がってくる往生際の悪い筋肉にはお仕置きを。リミティアは禁じ手の使用を心に決めた。
そんなリミティアの様子を見たエウトティアは何かを察する。
「む、リミティア殿、あれをやるのじゃな?」
妖精杖エリクシルを高く掲げたリミティアは頷く。エウトティアも合わせるように動き始めた。
あの術は負担が大きいのじゃが…と言いながらも、エウトティアはノアの長杖を天高く掲げた。
そんな二人の様子を見た三原・凛花(『聖霊』に憑かれた少女・f10247)も動き出す。
聖霊受肉を使用して自分の中からマッチョな精霊を呼び出した。筋肉を隆起させながらマッチョが凛花の背後に立つ。
「少しだけこの現状に慣れてしまった私がいるようです」
皆の様子を見て、ゲンジロウ・ヨハンソン(腕白青二才・f06844)も戦闘態勢を整える。
「めっちゃ気持ちよくユーベルコード打ち込めたから、おっちんだかと思ったわ!」
誰もが倒れたと思った現状で生き残っている怪人アルパカマッスルの意地を評価しつつも、敵は敵である。怪人がいる限り間違った筋肉性を広められるのは事実なのだ。
ソワカも状況を把握し、味方のサポートをする準備を整えた。
「猟兵讃歌は筋肉の讃歌ッ! 猟兵のすばらしさは筋肉のすばらしさ、ですのー!!」
一番ノリノリなのはソワカかもしれない。

●筋肉カーニバル
『ふん、軟弱筋肉が集まって何をしようというのだ?私の筋肉に抱きしめられる準備か?』
アルパカマッスルは傷だらけの身体を庇いながらも、攻撃……というか筋肉への絶対的自信を失わない。
「てめぇはその筋肉が自慢じゃろうが、わしらには「仲間」っちゅー筋肉より強い筋絆仲(キズナ)がある!」
啖呵を切るゲンジロウ。そう、今一緒に戦ってくれる仲間がいる。それが猟兵たちの強みなのだ。あらゆる筋肉をリスペクトする繋がりは太い筋線維と化すのだ。

「可能ならしばらくは筋肉とは無縁の生活を過ごしたいです」
熱く燃える筋肉の戦いの中、リミティアはそう思っていた。茶色の髪を揺らす少女にとっては暑苦しい事この上ない。
早く終わらせたい…と、掲げていた宝石杖エリクシルの底をとんと地面につけると周りに筋肉の嵐が巻き起こった。
いや、正確に言うと筋肉の妖精がぶわっと召喚された、だ。
「精霊よ謳え!我が前に顕われるは、むくつけき集団!彼の者にその偉容を示せ!」
エウトティアもノアの長杖を前に出し、筋肉の嵐を発動。
『ぐぅおおお!マッスル係数が上がっていく……だと!』
空間における筋肉比が増えていく。怪人は筋肉が乱舞しているこの現状に絶望とも希望ともとれる瞳で見つめて居た。
筋肉の嵐の影響を受け、凛花の背後に立っていた筋肉の聖霊の様子も変わる。
あらゆる部位の筋肉が盛り上がり、スーパーマッチョ『聖霊』へと変化したのだ。
「これが、スーパーマッチョ聖霊……!」
一瞬の出来事に凛花が小さく呟いた。

ゲンジロウも拳を握りしめ、駆け出す。
「アルパカ怪人、てめぇに見せてやろう」
勘でもなく、怨霊の力でもなく、、ゲンジロウが唯一自分の力だと技だと言えるユーベルコード『殺戮の壺』を放つために。

ソワカも歌う。刻むぞ魂の猟兵賛歌を。
彼女の歌を聞いた依頼掲示板前広場の猟兵たちは筋肉が盛り上がるような感覚を覚えた。
「さらに!我が筋肉千手も今宵ばかりは大サービスですわ」
二回攻撃を繰り出したソワカ。背中から生えたスクラップの千手がアルパカマッスルへと向かう。攻撃の回数を重視した我は号する済度の一撃は確実にアルパカマッスルを撃ち据えた。
ソワカに追撃するようにリミティアとエウトティアの筋肉の嵐が怪人へ攻撃を仕掛ける。
更に追い打ちをかけるように凛花がスーパーマッチョ聖霊(SMS)へと攻撃命令を下した。渾身の右拳がアルパカマッスルの身体を抉った。
『これが…これが筋肉だというのかぁああああ!』
怒涛の連続攻撃にアルパカマッスルは膝をつく。その絶好のタイミングを逃すほど、ゲンジロウは甘くない。彼は駆け出すと一気に距離を詰めた。
「これが、これこそがわしらの筋肉パレードじゃ!」
単純で重い人間の限界を超えるほどの強烈な一撃をアルパカマッスルの身体に叩きつけたゲンジロウ。
アルパカマッスルが地面へとめり込み、周囲の地形が凹む。
これこそが【筋肉カーニバル】依頼掲示板前広場の猟兵たちが力を合わせて放った筋肉の一撃。
『おのれ!おのれぇえええ!この私が敗れる……だとぉおお!』
絶叫しながら、怪人アルパカマッスルは光となって消えていく。

怪人の消滅により、誤った筋肉の広がりは終わりを見せた。
中止となったマッスルチャンプ決定戦も後日改めて開催することが決定し、キマイラフューチャーの様々な筋肉自慢達は喜ぶのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年01月30日


挿絵イラスト