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⏰現実(リアル)世界、脱出ゲーム!?

#UDCアース

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#UDCアース


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●現実(リアル)世界、脱出!?
 脱出ゲーム、それは閉鎖された環境(室内や建物など)に閉じ込められた状況から、
 脱出することを目的としたゲーム。
 近年ではアミューズメントパークや実際に作られた迷路、
 街を貸し切っての現実世界で謎解きゲームなどを行い、
 脱出をはかるゲームが運営されている。
 そんなリアル型脱出ゲームのイベントの一つとして、
 異世界人という設定で現代社会の街からの故郷への脱出を図るゲームが、
 企画・開催された。
 非日常を演じて、謎解きやゲームを行う楽しい時間となる……、はずだった。
 しかし、このイベントは邪神召喚の儀を行う為の偽装でしかなかった。

 多数の参加者達は脱出ゲームの謎やゲームを解き、
 最後の地点である異世界に繋がるという設定の、
 石造りの大きなファンタジックな門が設置された広場に集まっていた。
「さあ、数々の謎を突き止め、いよいよ世界を繋ぐ門へ到着した諸君らに、
 最後のイベントだ!」
 全体を見渡せる場所のバルコニーから、参加者達に向けて腕を広げつつ、
 そう高らかに読み上げる大司教の格好をしたイベントの主催者、
 邪神教団の幹部はパチン!と指を鳴らす。
 次の瞬間、胸には参加者の証であるバッジに埋め込まれた赤色の宝石が怪しく輝き、
 参加者達は脱力感に襲われ、倒れない様に膝に手を付く。
「そう、門を起動するには皆さんの命の輝きが必要です。
 さあ、皆さんで協力して門を起動させましょう!」
 吸い取られる命の輝きに力を失い、だんだんと立てなくなり膝を付き、
 そのまま倒れ込んでしまう。
 それでも人々は不平不満を言う事は無い。
 なぜならば元の世界へと何としても帰る、という認識故に。
 吸われる命の呼応するように門たちは禍々しい赤黒い輝きを増していく。
 参加者たちの命を吸い尽くした門は繋がる。それは世界の外である骸の海へと。
 邪神は骸の海を脱して、現実世界へと姿を現すのだった……。

 こうして過去が舞い戻り、更なる人々と世界を、現在を喰らい未来を奪おうとする。

●邪神復活を阻止せよ!
「皆様、どうかお力を貸していただけないでしょうか?」
 グリモアベースで猟兵たちを集めた郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)は、
 皆の顔を見渡して話し始めた。
「UGNアースにてオブビリオン、邪神の復活を察知しました。
 異世界への脱出、という題目の元、
 現実の街1つを舞台した脱出ゲームが開催されていたのですが……」
 瑞莉の柔和な表情は曇る。
「参加された人々の認識を異世界人であると歪めて、
 元の世界の帰還という題目は参加者達には命題に。
 そして帰還を目指して辿り着くゴールたる異世界を繋ぐゲート、
 そのゲートを開く為と称して生命力を吸われて命を落としてしまうというものでした」
 瑞莉はこのゲートの開門は邪神復活の儀式であり、
 本当に世界の外である骸の海に繋がり、邪神が復活してしまう事を告げる。
「ですが、儀式が行われている場所の詳細まで予知できませんでした。
 どうもゲーム内に設定された情報を得ないと、
 儀式場があるゲートが設置している広場を認識できないみたいなんです」
 申し訳なさそうに頭を下げた瑞莉は、安心させるように笑みを浮かべる。
「ですが、儀式の関係上、参加者の方々には辿り着いて欲しいはずです。
 そこへ至るヒントは必ずあると言っていいでしょう」
 さらに瑞莉が胸元から一枚の用紙を引っ張り出す。
 皆に見せたのはUGNアースでUDC(アンディファインド・クリーチャー)と戦う、
 人類防衛組織「UDC(アンダーグラウンド・ディフェンス・コープ)からの情報であった。
 そこには脱出ゲーム参加者は赤い宝石が埋め込まれた特徴的なバッジを付けている、
 という内容が書かれていた。
 瑞莉は加えて予知から参加者は異世界人という認識を持っていること、
 元の世界への帰還を望む人が焦るあまり暴力手段に訴えている方もいる事を伝える。
「このように参加者を見分けるのは容易となっています。
 まずは参加者達に接触して暴れている方は止めつつ、情報収集を行ってください」
 報告書から目線を戻した猟兵達に瑞莉はその先の事についても言及する。
「そして肝心の儀式の阻止についてなのですが、
 生命力を吸い取るUGN由来のアイテムを破壊してください。
 ゲートを起動させるという名目でオーブやら伝説の武具、魔法の鍵やら壺、
 宝石や鏡などといった形を取って様々な物品が集まっていますが、
 効果を発揮しているのは一つですので、探し当てて下さいね」
 そして瑞莉は参加者が付けているのはいわば子機で、
 アイテムが起動中は外せなくなるとも伝える。
 「このアイテムは異世界人という認識や、ゲートの場所を情報を得ないと、
 儀式場を特定できない認識を産む元にもなっています。
 破壊されれば子機たるバッジも外せて、
 通常の認識に戻るので避難等の指示にも従ってくれるでしょう」
 各所での参加者達のフォローは、
 UGNのエージェント達に協力をお願いしておきますと付け加える。
「最後に予知からバッジの偽物を作ってたので、
 参加者だと認識させるために使ってください」
 バッジの偽物を配りながら猟兵達に再度お願いをする。
「楽しい脱出ゲームがこのように歪められ、ましてや邪神復活の贄とされるなんて、
 悲しすぎます。皆さんのお力でこの悲劇を阻止して下さい」

 瑞莉は意識を接続するワールド――UGNアースへ向ける。
「それでは行きましょう。くれぐれも油断なきよう気を付けて下さい。
 頼みましたよ、皆さん」


義助次郎
 義助次郎(ぎすけじろう)と申します。
 リアル型脱出ゲーム、とても謎を解ける自信がありません。

 という訳で今回のお話はリアル型脱出ゲームを用いた邪神の復活を、
 皆さんのお力で阻止してください。

 まずは、脱出ゲームに参加している人から、
 ゲートが設置された広間を探ることになります。
 拘束した参加者から聞いたり、メモを見るもよし、
 自分で謎を捜査するもよし、
 謎を参加者さんと一緒に見つけて解くもよしです。

 その後は会場に乗り込んで生命力を吸うアイテムの捜索となります。
 上手く参加者の振りをしつつ、アイテムを探し当てて下さい。

 最後にオブリビオンとの戦闘以外で、
 対象を殺めかねないユーべルコードの使用は、避けて頂けると幸いです。
 万が一選んだ場合はマスタリングを適用しますのでご了承下さい。

 それでは、皆様のご参加と活躍をお待ちしております!
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第1章 冒険 『コズミックトラベラーシンドローム』

POW   :    暴れる民間人を力ずくで拘束する

SPD   :    事件の中心を追って捜査する

WIZ   :    事件の真相について推理する

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


街一つを舞台にしたリアル型脱出ゲーム。
しかし、そのゲームは邪神復活の儀式を目論んだ者が画策したものだった。
異世界人として、この現実社会から故郷への帰還という題目は認識を歪められ、
本物となった。
ゲームを楽しんでいた参加者たちの表情は笑顔から悲壮な真剣なものへと変わる。
認識が歪められたことによって会場となっていた街では、
関係ない店舗や家に侵入したり、周辺の看板や電柱、標識を登り、
ごみステーションなどを漁ったり。
また、街で生活を営む人々にも手当たり次第に訪ねて、
取り囲んだりや胸ぐらを掴むなど暴力行為に及ぶ人々も出始め、
トラブルと混乱が広がっていた……。
備傘・剱
【POW】
脱出ゲーム、ね
邪神復活にもいろんな形が有りやがるな…

まずは、人手を集める事だな
この手のゲームはいかに人との繋がりを作るかが基本になって来るからよ

暴れてる奴らを大人しくさせるか
暴れて目的が達成できるなら、謎なんてものはないってよ
俺も同じようなバッチを付けて、参加者だと思わせれればもうけもんだが…
できるかな?

そうやって、人手を集めて、各自の持っている情報を出し合ってどこにあるのか推理を進めていくぜ

情報を確保して、ある程度の情報が纏まったら、こっそりとサイコキネシスで参加者のバッチを破壊しておこう
戦いに巻き込まれて、死ぬよりはクリアできない方が、マシだろうからな

さて、次の謎にとりかかろうか



「脱出ゲーム、ね。邪神復活にもいろんな形が有りやがるな……」
 郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)が繋いだゲートから、
 事件が起きている街の路地へと降り立った備傘・剱(絶路・f01759)。
 視界のあちこちで胸にバッジをつけている者達、
 参加者たちが通りかかったであろう街の人々を捕まえて、言い争う様子が見える。
(暴れて目的が達成できるなら、謎なんてものはないってよ)
 今にも暴力手段に訴えそうな彼らに剱は嘆息しつつ、
 まずは奴らをおとなしくさせるかと、間に割って入って回る。
 「人との繋がりを上手く作るのは基本、っていうのは世界が違っても変わらねえじゃないの?」
 瑞莉から渡されていた偽物のバッジ、
参加者だと思って貰えればもうけものと思っていたが、
 同じ認識を共有する仲間の印となっていた。
 そうして剱は参加者のフリをして参加者達を諭しつつ、被害者と和解させ、
 そのフォローをUDC職員に任せていく。
 参加者達の人手を集めると、参加者各自が持っている情報を出し合って、
 ゲートがある場所へ至る謎のかけらを集めていく。
 「協力助かったぜ。人の繋がり、忘れずに大事にな!」
 さり際にさり気なくサイコキネシスを使ってバッジの宝石を破壊する。
(戦いに巻き込まれて、死ぬよりはクリアできない方が、マシだろうからな)
 認識を戻った参加者たちにバッジの交換をに持ちかけつつUDC職員に保護を託す。
「さて、つぎの謎に取り掛かろうか」
 こうして謎の手掛かりを得て、
 儀式場がある場所へと着実に向かっていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

清水谷・柳牙
暴れる気持ちは分かるが、冷静になってもらわなきゃ話にならない。人に向けた発砲はしないが、脅しには使わせてもらうぜ。

暴れる民間人を力ずくで拘束する為にだが、緊縛ウィップがあるからな。それで拘束するわけだが、ただ拘束してもしょうがない。

「落ち着け。生きて帰りたいだろ」

と声をかけて適当な壊しても良さそうなオブジェクトにスナイパーライフルで狙撃する。

脅しと、何かを変えてくれる力を示すことで、協力的になってくれるかもしれないからな。

仮に生きて帰れるかと問われたら、軍服に縫われたエンブレムを見せる。

「これでも傭兵だからな。助けろと依頼されりゃ、どこまでも救ってやるよ」

納得して貰えたら解放して話を聞こうか。



ゲートを通って、脱出ゲームが行われている街へと侵入した清水谷・柳牙(軍人脳・f00466)。
「やめてください!警察を呼びますよ!」
「何でもいい!門についての情報を!なんで教えてくれない!
 俺たち、こんな異世界で路頭に迷うなってごめんなんだよ!」
 声がする方向へと足を運ぶと、
 男性を取り囲んで胸ぐらを掴みながら言い寄る男性たちと、
 男性の連れであろう女性がやめさせようと奮闘している場面であった。
 男性たちの胸には脱出ゲームの参加者を示すバッジが。
(暴れる気持ちは分かるが、冷静になってもらわなきゃ話にならないな)
 参加者の男性達が直接的な暴力行為に出ようとした瞬間、
 柳牙が操る緊縛ウィップが男性たちに絡みその動きを縛る。
「落ち着け、お前たち。生きて帰りたいだろ?」
「当たり前だろう!なのになぜ話を聞いてもらえず、
 お前に邪魔をされなくちゃいけない!?」
(人に向けた発砲はしないが、脅しには使わせてもらう)
 縄に縛られた男性たちに、
 銃口こそ向けないが見せつけるように手に持つスナイパーライフルを見せる。
「こうやって力を突き付けられては、
 仮に知っていてなかなかに喋りにくいのではないか?」
 その言葉に自分たちの行為を顧みてガックリと項垂れる男性たち。
「でも、俺たちはあの世界に戻りたいんだ……」
「なら、俺を頼れ。これでも傭兵だからな。
 助けろと依頼されりゃ、どこまでも救ってやるよ」
 依頼料は特別にまけといて情報提供でやってやるさと笑うと、
 絡まれた男性達にはUDC職員がフォローに入る中、
男性たちが集めた情報を聞くのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

リリスフィア・スターライト
この手のゲームはリアリティを求める事もあるが、これはゲームと呼べるものではないかな。

参加者を探して儀式場を特定し、アイテムを見つけ出して破壊するよ。
参加者の一人のようにみせて、暴力行為を目撃したら音便に取り押さえるよ。
オルタナティブ・ダブルで分身を呼び出して、手分けして聞き込みするつもりかな。
直接的な情報が得られなくても、参加者が頻繁に集まっている場所や逆に露骨なまでに人が立ち入らない場所があるなら、そこが儀式場の可能性もありそうだね。
アイテムや参加者の付けている赤い宝石とにたような輝きを放っている高価そうな物があるか探してみるよ。



 短く切り揃えられた金髪に碧眼の美少年と見紛う女性剣士、
 リリスフィア・スターライト(多重人格者のマジックナイト・f02074)。
 彼女はゲートを通って邪神復活とゲームの舞台となっている街へと降り立たった。
(この手のゲームはリアリティを求める事もあるが、
 これはゲームと呼べるものではないかな)
 街の惨状に眉を顰めながら、オルタナティブ・ダブルでもう一人の自分、
 流れる銀髪をツインテールに纏め、ワンピースを纏った美少女を呼び出す。
 お互いに頷いた後、連絡を取り合いながら手分けして聞き込みを行う。

 剣士の容姿のリリスフィアは言い争いを見つけると、
 胸のバッジが見えるようにして参加者を装い、仲裁に入る。
「争いごとは良くないよ、そんな態度では誰も話を聞いてもらえないからね」
 男性には凛々しく戦闘技術を駆使して制圧し、
 女性には美少年容姿を活かして言い争いを止め、情報を収集していく。
 銀髪美少女のリリスフィアは男女問わず、気持ちを汲んで、
 丁寧に対応しつつ諭していく。
「お気持ちはよく分かります。
 ですが不安な気持ちを相手にぶつけても何も解決しません。
 皆で一緒に考えていきましょう」
 そうして参加者たちから直接的な情報ばかりでなく、
 参加者達の動向の情報を得て、場所を絞っていく。
 また、合わせて儀式の要となっているアイテムを、
 参加者達が時折持っていたり、街中に設定されていた物品からも丁寧に調べる。
 しかしながら調査で出会った参加者たちや場所からは見つからず、
 その足を儀式場へと向けるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルリララ・ウェイバース
随分手の込んだゲームだな
儀式だとすれば、意地の悪い事だ

オルタナティブ・ダブルで人手を増やすぞ
頭脳労働担当のルリ姉と喧嘩ぱy、いや、格闘戦闘担当のリラ姉に任せるぞ
全員が全員暴れている訳でも無いだろう?まともな参加者と情報交換するぞ
リラ姉を用心棒になってもらって、腕っ節の無い者達から情報を集める
「なぁ、助けてやったんだから、情報よk」(リラ)
「あんたが脅してどうするのよ」(ルリ)

ついでに猫や鳥にも話を聞いた上で、ルリが推理するんでしょ
嫌な雰囲気のする場所や入れない場所があれば、ルリに教えてくれないかしら?



 数多の猟兵達と同じくゲートをくぐって、
 邪神復活阻止のために街に降り立つ一人の女性。
 紋様が美しい民族衣装を身に纏い、牙が組み込まれたスタッフを携えた、
 大地を思わせる大らかな雰囲気のルリララ・ウェイバース(スパイラルホーン・f01510)。
 耳に飛び込む罵詈雑言に混乱した様子の街の様子に眉を顰める。
(随分手の込んだゲームだな儀式だとすれば、意地の悪い事だ……。
 さて、ここからは頭脳労働担当のルリ姉に喧嘩ぱy、
 いや、格闘戦闘担当のリラ姉、任せるぞ)
 内なる姉に呼びかけつつ、まずは人手を増やすべく、
 オルタナティブ・ダブルを用いる。
 もう一人の自分が生み出されたその時には、
 ルリララは雰囲気ががらりと変化していた。
 水の様に透き通り、全てを見通す様な瞳と思慮深い雰囲気を漂わせながら、
 もう一人の自分へと指示を出す。
「全員が全員暴れている訳でも無いでしょう?
 まともな参加者と情報交換するわよ、リラ」
 そして生み出れたもう一人の彼女は火のような勝気な雰囲気を漂わせつつ、
 口元の口角は上げ、パシンと手の平に拳を打ち付けつつ応える。
「ルリ姉、俺に用心棒になれってか。
 腕っ節の無い者達も情報持ってるかもしれねえしな」
 そうしてルリとルラの二人は、情報を得ようと男性参加者集団にに囲まれていた、
 男女混合のペア集団を早速発見して介入していく。
「でめえら寄って囲ってとは大人気ねえな、全員少し寝てな!
 っと。なぁ、助けてやったんだから、情報よk」
 リラに対して唖然とする助けて貰った集団に、ルリは後ろからパシリと頭を叩く。
「あんたが脅してどうするのよ。
 ごめんなさいね、口は粗雑かもしれないけれど、腕っぷしはあるわ。
 良ければご一緒して門を目指さないかしら?」
 こうして、小規模な集団を吸収しながら彼らが持つ情報を得ていく。
「嫌な雰囲気のする場所や入れない場所があれば、ルリに教えてやってくれ!」
 用心棒の最中、並行するようにリラは猫や鳥にも話しかけていく。
 ただ、動物たちの返答は期待していたものはあまり無かった。
 しかし、遭遇状況も併せて、ルリは推理の材料の一つとしていき、
 集まる情報から確実に儀式場へ至る道筋を導き出していくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルリララ・ウェイバース
お互いを姉妹と認識する多重人格者
ルリララが末妹、他3人に順位無し

表の人格は前回から継続して頭脳労働担当のルリ
UGNのエージェントって人達に言って、私達以外の猟兵が掴んだ情報を教えてもらえないかしら?
可能なら参加してる猟兵自身を集めて情報交換
誰も先に進めないのは、まだ、足りない情報があるからよ
集めた情報を補完しあえば、何か分かるんじゃないかしら?

ルリララとララ、リラも気づいた事があれば言って頂戴
同じ物を見ても、それぞれ感じ方が違うし、それがヒントになることってあるでしょ?



 猟兵達の介入によって混乱した状況は落ち着いて、ゲームが進行していく。
 だが、街のあちこちを巡って行く中で、突如進行の為のヒントが無くなってしまった。
 参加者達を誘導してきたルリララ・ウェイバース(スパイラルホーン・f01510)も、
 参加者を宥めつつ頭を悩ませていた。
「何か見落としたかしら…。ルリララとララ、リラも気づいた事があれば言って頂戴。
 同じ物を見ても、それぞれ感じ方が違うし、それがヒントになることってあるでしょ?」
 頭脳労働担当の人格であるルリは共有している人格たちにも意見を求める。
「そうは言ってもな~。ルリは考えるのは苦手なんだよ。
 動物たちも認識をずらされていてわかんないっぽいし」
 オルタナティブ・ダブルで生み出していたもう一人の自分、
 リラはお手上げを言わんばかりに手を上げる。
「う~ん。ララも…。でもでも、ルリララたち、参加者さん達で分からなければ、
 参加している猟兵さんたちを頼ればいいんじゃないの?」
 ルリと入れ替わって指を頬に当てて首を傾げてうんうんと考えていたララは、
 そう提案する。
 参加者達は題目上、文明の機器の使用は禁止の為、
 直接接触しか情報を得られないのだが。
 猟兵達は情報機器も、そして協力してくれているUDCエージェントもいるので、
 合流も情報共有も容易い。
 「ルリララ達もゲームに囚われかかっていた、ということだな。
  直接合流もした方が良いだろうな」
 ルリララは姉妹の人格がいる事に改めて心強さを感じつつ方針を決めると、
 今後の話し合いの為にもと人格をルリに切り替えて、
 近くにいたUDCエージェントと接触する。
「情報共有のため、私達以外の猟兵達と合流するわ。ポイントはここ。
 よろしくお願いするわ」
 そうして猟兵達はUDCエージェントとのやり取りによって素早く合流。
 参加者達をエージェントに預けた後、情報を交換し合う。
 すると剱、柳牙、リリスフィアにルリララのそれぞれが持っていた情報が、
 ピースの様にカチリと組み合わさって、ついに儀式場の場所が浮かび上がる。
 そこは街に設置されていた総合公園の一角であった。
 答えを得た瞬間、猟兵達のずらされた認識が元に戻り、
 明らかに異質な雰囲気が総合公園から漂うのを肌で感じる。
「ようやくだな……。邪神復活の儀式、邪魔させてもらうぞ」
 気合を入れ直したルリララたちはついてきた参加者達のバッジを破壊し、
 UDCエージェントに対処をお願いすると、
 街の総合公園、その一角に設けられた儀式場へと足を踏み入れていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『UDCアイテムを収容せよ!』

POW   :    手あたり次第に手に取り、実際にアイテムを使ってみる。

SPD   :    周囲の道具を見比べてみて怪しいアイテムを探す。

WIZ   :    文献を当たったり聞き込みでアイテムについて情報を集める。

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 総合公園の一角に設けられた石造りの大きな、
 ファンタジックな門が設置された広場。
 そこには謎を解いた参加者達が集まり、開門の儀を待っている所であった。
 参加者達の手にはイベント内で手に入れた、
 ゲートを起動される為と言われて渡された様々な物品を持ち、
 門の周りにもオブジェクトとして様々な物品が置かれている。
 
 その様子を見ていた主催者たる邪神教団の幹部は、
 儀式の要たるアイテムがしっかりと儀式場に運ばれている事を確認していた。
「あとは儀式の最終チェックをして。その後はいよいよ儀式本番だな。
 今しばらくお待ちください、邪神様。復活の時はすぐそこです」
しかし、参加者の集まりが悪い事には頭も悩ませているのであった。
「問題が難しすぎたか……?凝ってしまうのが私の悪い性分ではあるが」

 主催者ら邪神教団が儀式の最終確認をしているその最中、
 猟兵達も儀式場たる総合公園内の広場へと辿り着く。
 早速猟兵達は儀式の要たるアイテム探しへと動いていく……。
ルリララ・ウェイバース
互いを姉妹と認識する多重人格者
主人格のルリララがま末妹
他の3人は順位が無い

1章に引き続き、頭脳労働担当のルリと主人格のルリララが手分けで調査
ここに来るまでの情報収集で主催者の趣味というか傾向は読めないかしら?
ヒントや目印に共通するモチーフや伝承が無いか思い出すのがルリの役目ね

ルリララは、周りの参加者の行動や会話、持ち物をチェックするぞ
やはり、モチーフなど共通点を探っていくぞ

こんな手の込んだ真似をする奴は、間違いなく凝った仕掛けや謎かけが好きな手合いよ
となると、アイテムも無関係な形状なはずは無い、と言う事だな
問題は、何がテーマか?、よ



 ルリララ・ウェイバース(スパイラルホーン・f01510)の人格の一つ、
 ルリは儀式場へと至るまでの情報収集からアイテムを推察しようと、
 今一度振り返っていた。
(こんな手の込んだ真似をする奴は、間違いなく凝った仕掛けや謎かけが好きな手合いよ。
 問題は、何がテーマか、ね……?)
 ここに来るまでの情報収集で見聞きしたものを改めて整理すると、
 浮かび上がってくるものがあった。
(間違いなくテーマとしてはゲームの題目上である、
 UDCアースに来てしまった異世界人達に手を差し伸べた者達について)
 そう、これは儀式場の場所と連動する様に、
 その背景についても断片的に語られていた。
 ある力は弱いが心優しい神様が、困っている君たちに試練を課す事で、
 力を増す事で異界の扉を開く事が出来るのだ、と。
(これって要するに心優しい神様とやらが邪神で、
 試練といった形を通じて知って貰って、信じさせようとしているのかしらね)
 だとすると信仰心を集めるのに、
 モチーフや偶像を用いるのが常套手段であろう事は想像に難くない。
 主人格であるルリララはルリの思考考察を聞き、相槌を打ちつつ。
 オルタナティブ・ダブルで一人増やして、
 手分けしながら周りの参加者の行動や会話、持ち物をチェックをしていた。
(ルリの考えは間違ってないと思うぞ。となると、
 アイテムも無関係な形状なはずは無い、と言う事だな)
 そして共通する模様が浮かぶ上がってくる。それは大の字に似た紋様。
 扉や参加者が持つ持ち物の中に描かれている。
(ッ!注目するととんでもない模様だぞ、これは……) 
 しかしそれは良く見ると、禍々しい牙を持つ口と触手を思わせる、
 ゆがんだ曲線が幾つも合わさった禍々しい模様であった。
(パッと見じゃわからないさり気ない所が厭らしいぞ。
 儀式が始まる前に何としても見つけないといけないな)
 ルリララは決意を新たにすると、判明した事実と持っている人物のピックアップしつつ、
 他の猟兵へと情報共有を図っていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み歓迎

「高台から探すのも手ですかね」

【SPD】:空中ジャンプを駆使つつ、高台に登って『周囲の道具を見比べてみて怪しいアイテムを探す』

事前準備:偵察用飛行ドローンに周辺エリアを巡回させる

技能:(探し物)視力・暗視・スナイパー・メカニック

「怪しい紋様や持ち物のピックアップはルリララさんが既に済ませています」
「後は、その情報をネット・ドローン経由などで頂いて調査し『怪しい人物・持ち物の多いエリア≒重要エリア』を絞りましょう」

結果は他の猟兵とも連携します。


ビスマス・テルマール
●プレイング
此処がなめろうの始まりの世界『UDCアース』ですか……邪神が復活したら、それ等の文化が破壊され……それ処の問題じゃなくなりますね。

●POW
取り敢えず
参加者に扮して紛れて
手当たり次第
実際にあるアイテムを手にとって使って見ましょうか

他のアイテムを持っている人のもちょっと拝借して使ってみたりもして

『情報収集』で仲間や他参加者等、必要なら教団員からもアイテムの情報を調べながら

こうしていても拉致が開かないでしょうし

あっ、アイテム探しをしながらも、邪神教団の人達、特に主催者の様子には常に注意した方が良さげでしょうか

※アドリブ掛け合い絡み大歓迎



 UGNアースの地に降り立ち、感慨深げにしている猟兵が一人。
 ビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)である。
(此処がなめろうの始まりの世界ですか……)
 そんな彼女が辺りを見回すと、
 異世界の扉が開くのを今か今かと待っている参加者達の姿と共に、
 最後の確認の為、試練を課した神を主神とする教団、
 という名の邪神教団たちが動き回る姿があった。
(邪神が復活したら、それ等の文化が破壊され……、それ処の問題じゃなくなります!)
 そんなことは絶対に阻止しないといけないと決意を新たにしているビスマスに、
 彼女と顔見知りであるクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は声を掛ける。
「ビスマスさんがご一緒とは心強い。
 怪しい紋様や持ち物のピックアップはルリララさんが既に済ませています」
 端末を持ち出して紋様や持ち物のピックアップされた情報をビスマスに見せる。
 画面を確認したビスマスが顔を上げると、
 クネウスは手元に偵察用飛行ドローンを呼び寄せる。
「既にドローンを会場内に散布しています。
 頂いた情報をネット・ドローン経由などで頂いて調査し、
 『怪しい人物・持ち物の多いエリア≒重要エリア』を絞らせていただいています」
 そうしてエリア情報である赤い丸が幾つか追加され、
 調査の大体のエリアが絞られていく。
「クネウスさん、ありがとうございます!
 ですが、これ以上はこうしていても埒が開かないでしょうし。
 実際にエリアに赴いてアイテムを手に取りつつ、
 件のアイテムの情報を調べていきたいと思います」
 その言葉に同意の頷きを返すクネウス。
「了解した。ならば私は高所から周囲の道具を見比べてみて、
 怪しいアイテムを探してみる。
 そちらの動きもドローンで捕捉して随時情報が更新される様にしておこう」
 そうして二人は各々別れる。
 ビスマスは参加者に紛れると、アイテムを持つ人物に話しかける。
「マグロにバナナとアボカド、醤油とオリーブオイル等を加えて作った『ハワイアンなめろう』、如何です?」
 何処からともなく出したなめろうを武器にして、
 他のアイテムを持っている人のもちょっと拝借させて貰って
 手あたり次第ではあるが、確実にアイテムを1つずつ潰していく。
 一方のクネウスは高台である樹木の一つにブーストジャンプを駆使して登ると、
 身を隠しながら眼鏡を取る。
 そうして晒された機械化された眼球がもたらす高性能の視力と暗視能力を基に、
 的確に特徴を捕らえつつ周囲の道具を見比べて怪しいアイテムを絞っていく。
 そうして手あたり次第なビスマス、
 見比べているクネウスはそれぞれに共通項を見出してた。
 試練を課した神の寵愛を受けたという者が、
 そのネックレスをアミュレットとして授かっているという事に。
 紋様を縁取りに使った瞳を象った様なネックレスを比較的多く見かける事を。
「どうやら件のアイテムとやらはネックレスに間違いないようですね」
「そうみたいですね。皆さんと情報共有しつつ、
 ネックレスに絞って当たってみますね!」
 
 こうして猟兵達は件のアイテムの形状を絞る事に成功し、
 アイテム探しは核心へと迫っていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リリスフィア・スターライト
引き続き調べてアイテムを発見しないとだね。
共有された情報を元に更に踏み込んで捜査かな。
向こうも案外、謎を解いて欲しいと
思っているかもしれないしヒントを
与えたがっているかもしれないね。
禍々しい神様の像とかのような参加者の所持品の
共通点の象徴ともいえる物品が怪しそうだね。

いかにも禍々しい感じの物を持っている
人物を中心に聞き込みしてアイテムを特定できればかな。
あくまで参加者の一人として友好的な態度で接するよ。

「謎解きは解けなければそこで止まってしまうけど、そうはいかないよね」
「そろそろ正解の扉に辿り着きたいね」



(引き続き調べてアイテムを発見しないとだね)
 脱出ゲームの最終地点であるこの場所の探索に引き続いて、
 リリスフィア・スターライト(多重人格者のマジックナイト・f02074)は共有された情報を元に、
 更に踏み込んで捜索に当たっていた。
 形状が特定された瞳が付いたネックレス、
 しかしその形状は様々で質素な物から豪華絢爛な物まで様々だ。
(向こうも案外、謎を解いて欲しいと思っているかもしれないし、
 ヒントを与えたがっているかもしれないね)
 そう、今までの脱出ゲームにおける異界の門がある広場へと至る道、
 そしてその門を用意した神とネックレスの謂れ。
(参加者の所持品の中で、共通点の象徴ともいえる物品が怪しそうかもしれない)
 今まで挙がったネックレスの形状や授かった経緯についての報告。
 そしてその間にも自身も件のネックレスを持っている人に聞き込み。
 それらを組み合わせて、共通点と象徴を抽出していく。
 「謎解きは解けなければそこで止まってしまうけど、そうはいかないよね」
 寵愛を受けた度合に対して形状が豪華に、
かつ瞳の数が増えて禍々しい紋様が多様される事、
 リリスフィアの頭脳に導き出されていく主催者が設定した物語。
(なるほど、無駄に凝っているね……。だからこそ辿り着けそうだ。
 そろそろ正解の扉に辿り着きたいね)
 そうしてリリスフィアはある参加者の一人から、
 豪華なアミュレットが突如現れた話を耳にする。
「ご同行されている方はこの辺りでしているアミュレットより大きな物をお持ちなのかな?」
 このエリアで大きいアミュレットを首からかける参加者を見やりる。
「ええ。なんでもいきなり目の前に現れたんですって。
 その場に居合わせた教団の方々はこれはこれは神の思し召し、
 大きな幸運が訪れると言われて、休もうと偶然行った先が門のある場所だったからほんとその通りだよ」
 その話に正解の扉に辿り着いたようだ、と感じつつ、その人物の場所を尋ねる。
「あそこで休んでいるのが見えるでしょ?拾ってからは身体がどんどん怠くなって今はちょっと横になっているのよ」
 指差す先に横になっている参加者を見るなり、悪寒が走る。
(きちんと認識できたから…? この悪寒、間違いない。
 あの参加者が持つ物が件のアイテムだ!)
 歩み寄ろうとしたその時、最終チェックを終えた邪神教団と主催者達は、
 儀式を始めようと壇上に挙がる。
 
 猟兵達に短く見つかった旨を伝えると、
 アイテムを破壊するべく駆け出すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーヤ・ロロルド
にゃにゃ!! あのアミュレットが駄目なヤツにゃん!?
なら、ミーヤにお任せにゃ!!

得意の【SPD】と【追跡】を使って、アミュレットつけてる人達のところにさくっと行っちゃうにゃ!!

「みんな、あの難しい謎を解いちゃうなんて凄いにゃ!」
と、お祝いするフリして、ガジェットショータイム!! 銃のガジェットをいっぱい出して、一気にアミュレットだけを撃ち抜くにゃ!!

アミュレットでぐったりしている人達には、シンフォニック・キュアで、癒やしたいけど、難しいのであれば、ド派手に立ち回って、敵スタッフを引きつけるにゃ!!
「邪神の復活は、ミーヤ達がカンペキに阻止しちゃうにゃよ!」
びしっと、敵へ指さして、ニッと笑うにゃ。



 ミーヤ・ロロルド(人狼のガジェッティア・f13185)は、
 持ち前の好奇心旺盛で人見知りしない気質によって,
参加者達から様々な情報を得て、 くるくるとアクティブに動き回っていた。
「にゃにゃ!! あのアミュレットが駄目なヤツにゃん!?」
 物事を追跡する術を感覚としても理論としても会得しているミーヤは、
 仲間からの報告に瞬時に件のアミュレットを見やるや否や、
 本物である事を確信し、人狼の身体能力を駆使した脅威の機敏さで、
 一気に距離を詰める。
「ならここは、ミーヤにお任せにゃ!!」
 ミーヤは運命の女神に愛されていた。そう、聞き込みをしていた場所は偶然にも。
 件のアミュレットをしている女性のすぐ近くだったのだ。
 猟兵の中でいち早く駆け付けたミーアは、
 屈託のない人懐っこい笑顔を浮かべると、件の参加者に祝福の言葉をかける。
「話は聞いたにゃよ!凄い強運の持ち主にゃ!
 みんなは難しい謎を解かないといけない中、なんて凄いにゃ!」
「ありがとう。でも、今の状況だと運を使い果たしちゃったのかな?」
 件のアミュレットを手にした持ち主は、近くにアミュレットを外して置いて、
 生気の無い顔に苦笑を浮かべて祝福に応える。
 そうして声を掛ける内に壇上に現れた主催者がマイクを握る。
「こほん、数々の謎を突き止め、いよいよ世界を繋ぐ門へ到着した諸君!
 まずは試練に耐え、ここへ来たことを祝おう!」
 儀式遂行のため、ついに舞台上での挨拶がはじまっていく。
 ここでもミーヤは運命に愛されていた。
 全ての参加者と、そしてスタッフの注目が壇上へと注がれたからだ。 
 その瞬間を逃さず、ミーヤはガジェットショータイムを発動させ、
 沢山の銃のガシェットを出現させるや否や、一斉に火を噴く。
「一気にアミュレットだけを撃ち抜くにゃ!!」
 その攻撃は違わず、ギョッと驚愕で目が大きく見開いた動きをみせた、
 生々しい瞳の部分に突き刺ささり、原型が分からない程破壊しつくされる。
「な、なんてことを……。、あの御方から頂いた、
 我らが神が宿りし神具たるアミュレットが!?」
 一瞬の出来事に 手も足も出ず怒りに震える主催者ら邪教集団へ、
 混乱に拍車をかけるべく、猟兵達は主催者やスタッフへ牽制を行っていく。
 ミーヤはその間、アミュレットでぐったりしている人達を
 癒やして回復させる
 アイテムが破壊されたことによって認識も元に戻った参加者達を逃がすべく、
 UDCエージェント達が次々と避難誘導を行っていく。
「邪神の復活は、ミーヤ達がカンペキに阻止しちゃうにゃよ!」
 びしっと、敵へ指さして、ニッと笑うミーヤに、
 悔しそうに歯を食いしばる主催者とスタッフなのであった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『膨らむ頭の人間』

POW   :    異形なる影の降臨
自身が戦闘で瀕死になると【おぞましい輪郭の影】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    慈悲深き邪神の御使い
いま戦っている対象に有効な【邪神の落とし子】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    侵食する狂気の炎
対象の攻撃を軽減する【邪なる炎をまとった異形】に変身しつつ、【教典から放つ炎】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「良くもやってくれたな猟兵!こうなっては手段を選んではいられない。
 我らが主召喚を我らが教団の命と、依り代たる私にて為す!!」
 次の瞬間、躊躇いもなくナイフを胸へと突き刺し、命を捧げる教団員。
 流れる血潮は扉へと注がれ、呼応するように門の一つが一瞬、
 禍々しい赤黒い輝きに包まれる。
 そしてそこから飛び出た紋章にもなっていた、
 禍々しい牙を持つ口と触手が主催者の口へと飛び込む。
 そこからの変化は見るもおぞましいものであった。
 血を吹き出しながら、頭がボコリボコリと膨らみ、
 身体の全身から飛び出た触手が見る間に身体を覆い、服の様な形を形成。
 鋭い牙を持つ触手が何本も腰から蠢く。
 そこに立っていたのはもう人を止めた、異形の人型であった。
 主催者、いや、邪神の化身は異様に膨らんだ頭を恭しく撫でる。
「ああ、我が神は此処に。しかしこうも言っておられる。お前達の血肉を捧げよと。
 邪魔をした代償にお前達の命を頂き、我が神の血肉となるがいい」
 手に教典を出現させ携えると、猟兵たちに襲い掛かってくるのだった。
ルリララ・ウェイバース
互いに姉妹と認識する四重人格
真の姿はイラストにある様にルリララが姉達の属性も十全に使える状態
額は水、腕は炎、足は風のような半ば宝石のような状態
精霊に近づいているのかも?

えらく手間を取らせてくれたな
一月近く彷徨った気分だが、これで終いにしよう

他の猟兵達とも連携をとるように心がける

そんなに炎が好きか?
だが、大地はもっと熱いぞ
【全力魔法】【属性攻撃】合わせてガイアスプラッシュで攻撃だ
大地に焼かれるが良い
教典を持った左半身狙いで行くぞ



 最初に邪神の化身とかした主催者に狙われたのは、
 ルリララ・ウェイバース(スパイラルホーン・f01510)であった。
 邪神の化身となった主催者は血の様に赤黒い邪なる炎が全身から噴き出て、
 まさに炎の魔人と化すと、教典からより大きく噴出した炎が火球を形成。
「我が主が炎にて火炙りにして差し上げましょう!存分に苦しみなさい!!」
 巨大な火球へと成長させると、手を振いルリララへと放つ。
 対するルリララは自身の真の姿を露わにする。
 額は水、腕は炎、足は風のような半ば宝石のような状態となり、
 精霊に近づいたかのような姿を取る。
 この姿はルリララが姉達の属性も十全に使える姿である。
「ルリ姉、力を借りるぞ。水の精霊よ、清浄な水流をここに!」
 頭上に浮かぶ水の塊がどんどん増えて、水流となりルリララの身体を包むと。
「邪なる炎、水に呑まれて消えるが良い!!」 
 水流は火球へと打ち出され見る間に取り囲んだかと思うと、
 全方位から一気に内側へと向かい火球を掻き消すと共に、
 霧を発生させて視界を塞ぐ。
「さて、えらく手間を取らせてくれたな。だが、これで終いにしよう。
 リラ姉、力を合わせるぞ!」
 体感的には一月近く彷徨った気分だと、
 その鬱憤を晴らすかのように大地と炎の精霊に助力を請う。
「大地と炎の精霊達よ。私達に力を貸してくれ。破壊と再生の力を今ここに!」  
 公園の広場に突如溶岩が噴出、その上に立ったルリララの意志に応える様に、
 その流れは邪神の化身となった主催者を捕らえる。
「そんなに炎が好きか?だが、大地はもっと熱いぞ。大地に焼かれるが良い!!」
 霧で視界を奪っていた為、ルリララの狙い通り、
 教典を持った左半身を直撃し、その身を焦がしていく。
「ぐぎゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
 溶岩の直撃にのたうち回る邪神の化身とかした主催者。
 左半身は酷く焼け爛れ、教典もボロボロと崩れ落ちるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ビスマス・テルマール
邪魔するのは当然でしょうっ!人の命は……貴方達の所有物では断じてないんですからっ!

通りすがりのなめろう猟兵として、貴方も邪神も、この世から『破壊』しますっ!

●POW
開幕で空中戦で飛行し
弾に誘導弾、属性攻撃(凍結)を込め、凍結ホーミング弾を生成し

ディメイション・なめろうブレイカーで一斉発射

その後早業で

ビルド・なめろうビームウェポンで『鯨肉のなめろうビーム斬艦刀』を生成し『踏みつけ』で
急降下し叩き斬り

防御は生成した獲物で武器受け&盾受け&オーラ防御を併用し防ぎ

相手がユーベルコード使ったら鎧無視攻撃、鎧砕き、2回攻撃を早業併用で行い

擬似的に燕返しなぶった斬りをお見舞いします

アドリブ絡み掛け合い大歓迎


小烏・安芸
神は神でもこらまた随分と禍々しくなったもんやな。ま、その方が後腐れも無くてええわ。

大鉈型にしたバラックスクラップを構えて真っ向から切りかかる構え……と見せかけて本命は主催者狙いの錬成カミヤドリや。
作るのは先端だけが両刃になった独特の形状の短刀。ほんまは魔除けの御守り刀なんやけど、この手の輩相手なら遠慮もいらんやろ。

邪神の落とし子狙いに飛ばす三本と主催者の真正面に飛ばす一本を囮に、残りを全部ルリララが焼いた左半身の側から回り込ませて刺したる。もちろん遠慮なく傷口を抉ったろ。

随分とまぁ膨れた頭になったもんやな。中身に何が詰まっとるかしらんけど、そんだけデカけりゃ……死角も多いっちゅーもんや。


クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み歓迎

「ルリララさんからの援護要請を承認。戦闘行動を開始します」

【SPD】

準備:サーチドローンは既に会場内に展開済み(第2章)

「ドローン、敵影補足。環境情報を更新」

戦闘:既に高所は取っている(第2章)ので、後は【スナイパー50】として、【援護射撃10】を行うだけです。

【誘導弾3】を駆使して、【先制攻撃5】で敵の腕を狙撃、敵のSPD UC 『●慈悲深き邪神の御使い』の召喚物の【武器落とし1】を狙います。

「CODE:ARTEMIS。その腕を狙い撃ちます」

余裕があれば、【2回攻撃10】を狙い【クイックドロウ5】後に再攻撃を行います。

「これで終わりではありませんよ」



 苦しむ邪神の化身と化した主催者に更に追撃を行うべく、
 ルリララに続く様に同じ旅団に所属する仲間の猟兵達が一気呵成に攻め込む。
 まず先陣を切ったのは小烏・安芸(迷子の迷子のくろいとり・f03050)。
「神は神でもこらまた随分と禍々しくなったもんやな。
 ま、その方が後腐れも無くてええわ」
 大鉈型にしたバラックスクラップを構えて真っ向から切りかかる構える。
 その様子を見た邪神の化身と化した主催者は無事だった右手を鳴らすと、
 手のひらに赤黒い小さな穴が出現したかと思うと、
 遠距離に特化したギザギザの歯を持つ触手型の邪神の落し子が現れる。
 触手はその口を大きく開けると紅黒い光球が生じる。
 それはどんどん大きくなり、その砲口はぴたりと安芸を狙っていた。
「グギギ……、猟兵どもめ!我が邪神様が御使いの一撃をその身に刻むがいい!!」
 しかし手に持った大鉈型バラックスクラップはブラフだった。
 先端が両刃である魔除けの御守り刀のヤドリガミたる彼女は、
 自身の本体である御守り刀の分身を武器と身体に隠すように10本生み出す。
(ほんまは魔除けの御守り刀なんやけど、この手の輩相手なら遠慮もいらんやろ)
 自分の背から飛び出した三本が邪神の落とし子に、
 一本が邪神の化身たる主催者へと向かう。
 だが、邪神の落とし子へと向かう刀たちよりも、
 口に集まる光球から今まさに光線が放たれようとしていた。
(あかん!ブラフとして遅れて出した分、撃墜が間に合わへん!!)
 一人ではそのまま放たれていただろうが、安芸は一人で戦っている訳では無い。
 その危機に旅団の仲間が動く。
「ルリララさんからの援護要請を承認。戦闘行動を開始します」
 その内の一人であるクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は
 アイテム探索の際、高所である樹木に身を隠すように位置取り、
 探索の為に既に自動哨戒型飛行ドローン「D6ID」も展開され、
 狙撃の環境はすでに整っていた。
 クネウスはドローンからの観測データ並びに、サイバーアイ「ORACLE」に入る
 視覚情報を分析、即座にターゲットをロックする。
「ドローン、敵影補足。環境情報を更新。CODE:ARTEMIS。その腕を狙い撃ちます」
 狙撃銃型アームドフォート、
 Anti DeusEx Cannon 「ゲオルギウス」から放たれる一条の光。
 その一撃は誘導されたかのように今にも放たれる寸前の光球を正確に貫く。
 次の瞬間の爆発と同時に安芸が放った三本の刀も突き刺さり、
 邪神の落とし子は消滅する。
「ぐううううう、我が主の御使いが!?しかし!!」
 咄嗟に落とし後を切り離してダメージを免れた邪神の化身たる主催者は、
 向かっていた一本を叩き落としつつ、
 狙撃を避けるべく距離を詰めようとした瞬間。
 安芸は自身の武器と身体で隠していた6本の刀を、
 爆炎で視界が遮られた一瞬を狙い放っていた。
 6本の刀は死角たるルリルラが焼き焦がした左半身へ次々と突き刺さる。
「ぎゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
 悶絶する邪神の化身たる主催者に対して、安芸は頭をトントンと示しながら。
「随分とまぁ膨れた頭になったもんやな。中身に何が詰まっとるかしらんけど、
 そんだけデカけりゃ……死角も多いっちゅーもんや!そんでもってな」
 ニヤリと笑うと意味ありげに言葉を切る。
 クネウスは素早くリロードを行うと、安芸の紡がれた言葉のその先を言う。
「これで終わりではありませんよ」
 今度は本体に向けて放たれる銃撃は咄嗟に回避する邪神の化身たる主催者、
 しかしその動きを分かっていたかの様に弾は導かれる様に身体の真芯を捕らえ、
 腹に風穴を開ける。
「ガハッ!!!」
「そして、まだまだ続きますよ?」
 クネウスの言葉の通り、空には二人が戦っている間に空に上がっていた、
 ビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)の姿が!
 ビスマスはディメイション・なめろうブレイカーで、
 生成した凍結ホーミング弾が放つ。
「通りすがりのなめろう猟兵として、
 貴方も邪神も、この世から『破壊』しますっ!」
 避けきれないと悟った邪神の化身たる主催者は、
 おぞましい輪郭の影を本体から切り離し、
 触手の影を呼ぶと次々に激突させ、相殺していく。
「我が主の偉大さを知れ!そしてその血肉のとなるのだ!
 邪神様の一部とる事を何故光栄に思わない、何故邪魔をする!!」
 そう狂ったように信じ、邪神すら受け入れる主催者に対して、
 ビスマスは断固反論する。
「邪魔するのは当然でしょうっ!
 人の命は……貴方達の所有物では断じてないんですからっ!
 生成開始(ビルド・オン)っ! なめろうビームウェポンっ!」
 鯨肉のなめろうビーム斬艦刀を生成したビスマスは、
 刀を踏みつけながら急降下し叩き斬ろうとする。
 対する邪神の化身たる主催者も影と同時に、
 触手とその影を多数呼ぶ、襲わせ、光球を叩き込む。
 しかし、それらの攻撃は安芸とクネウスが潰し、
 潰しきれなかったのは武器で受け、オーラ防御で凌ぐと、
 斬艦刀を真っ直ぐ叩きつける。
 その一撃は邪神の化身となった主催者の触手の鎧をも切り裂き、
 傷口からは赤黒い液体をドロリと漏れる。
「グフッ……、だが、私の影は消えた訳では…!!」
 満身創痍の身体がぐらりと傾く一方で、
 同じく散り散りとなりかけているおぞましき影は、
 消滅する前にと影が一矢報いる為に動く、が。
 ビスマスは分かっていたと言わんばかりに燕返しの如く、
 鯨肉のなめろうビーム斬艦刀をすかさず真上に斬り上げ、一刀両断にする。
 さらなる追撃を警戒し、距離を取るビスマスに、
 しかし膝をついた邪神の化身たる主催者は追撃をする余裕は、
 もうなかったのだった。 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ミーヤ・ロロルド
にゃにゃ!! 気持ち悪いやつが出てきたにゃー!!
早く倒して、おさらばしたいにゃー。

【SPD】メインで戦うにゃ!
攻撃は【追跡と野生の勘】で避けて、【属性攻撃】も併せた攻撃でダメージを乗せてくにゃ!
「これで終わりじゃないのにゃっ!!」
最後の止めと言わんばかりに【人狼咆哮】を放って、一気にたたみかけるのにゃ!!
「にゃあああああああ!!!」
終わった後は、きちんと止めをさせたのなら、えっへんとするのにゃ♪

「大仕事終わったら、ミーヤ、お腹すいたにゃ。美味しいもの、みんなで食べに行きましょにゃ☆」
安いラーメン屋台くらいしか思いつかないけど、いいかにゃ? 大盛りラーメン頼むにゃ!

※アドリブ&掛け合い等大歓迎!


天杜・乃恵美
※アドリブ・絡み等歓迎
※ルリララさんの救援依頼で参戦

「ルリララさん、だいじょうぶですか?」
(荒神様を鎮めるよ、ノエミ!)

(いいね、言った通りに…)
「うんっ!」

「皆をいじめるのは、許しません!」
(あるべき座に、還ってくれたまえ)

●戦闘
《夜刀の標にて奉る》で『影を悼む針』を召喚
一見ただの十字型聖槍に見えるが
実は「穂先で影を突き刺すと影の主の動きを縫い止める」魔槍

『オーラ防御』で身を守りつつ突撃して
邪神本体を狙う素振りで『だまし討ち』
本命の影縫いで動きを止め
ヒイロカネ・太刀形態での『なぎ払い』や
仲間の攻撃に繋げる

●二重人格
主:幼い戦巫女のノエミ
副:大人びた科学者のモニカ
モニカの支援を受けノエミが戦う


クネウス・ウィギンシティ
旅団:天鳥船・玄舞紗で参加
アドリブ&絡み歓迎

「これでも落ちませんか、それなら………」

【POW】

●戦闘:
『UC:ブーストジャンプ』で高所から飛び降りつつ空中をLV(26)回蹴ることで接近します。
「ブースト展開、跳躍開始」

その間、【先制攻撃5】としてマシンガンで【援護射撃10】で牽制。
「それだけ頭が膨らんでいればヘッドショットは容易ですね」

地面への着地後、一気に距離を詰めてパイルバンカーの【零距離射撃11】を敵の残っている四肢に【スナイプ(パー)50】(狙い撃ち)します。
「このまま、地面に縫い付けますか」

トドメはルリララ(f01510)に任せます。
「後はお任せしました」


ルリララ・ウェイバース
互いを姉妹と認識する四重人格
末妹のルリララ以外に序列なし

真の姿はイラストと一回目のプレイング参照

ビスマス、安芸、助太刀すまない
散々手こずらせてくれたが、これで最期だ
クネウスとノエミの攻撃と連繋して、最後の攻撃

この世界は貴様ではなく、ルリララ達の世界だ
先の攻撃で塗り替えた【地形の利用】を含めて、【全力魔法】【属性攻撃】
ついでに「二度とこっち来るな」と言う【祈り】も込めてガイア・スプラッシュで攻撃だ
皆と精霊達の怒りを受けるが良い
噴出した溶岩が意志を持った竜の如く襲いかかる

防御も溶岩噴出で影だろうが眷族だろうが飲み込む形で


ビスマス・テルマール
そろそろラストオーダーにしましょうか、貴方達の企みは……全て破壊されるんです、今此処でっ!

●POW
仲間と連携し動き、ユーベルコードを発動させて『オーラ防御』を『範囲攻撃』と『属性攻撃(炎と氷を混ぜて対消滅エネルギー)』で強化し、獲物にコーディングして突撃。

来る攻撃には『見切り』と『第六感』でタイミングを図り『盾受け』と『武器受け』で受け流し

『激痛耐性』で強引に押し込み

技能で強化したユーベルコードでの獲物の山河焼きバーガー型の爆弾剣を『怪力』と『鎧無効攻撃』と『鎧砕き』を込めて叩き込み、本体の主催者にまで吹き飛ばし下敷きに

攻撃を当てた後は直ぐ様『早業』で一撃離脱を

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎



 ルリルラに、旅団「天鳥船・玄舞紗」での仲間である、
 安芸、クネウス、ビスマスら猟兵達は,
 オブビリオンたる邪神の化身を完封していた。
「この世を我が主にソメルタメ……、イノチ、モラウ!!!」
 だが、邪神の化身となった主催者の左半身は焼け爛れ、身体に穴が開き、
 刀傷が数多付いていたが命は尽きてはおらず、
 新たにギザギザの歯を持つ触手型の邪神の落とし子を数多呼び出すと、
猟兵を襲う。
 そのターゲットになったのは要たるアミュレットを壊した、
 ミーヤ・ロロルド(人狼のガジェッティア・f13185)にも向いていた。
「にゃにゃ!! アミュレット壊して一件落着かと思ったら、
 気持ち悪いやつが出てきたにゃー!?早く倒して、おさらばしたいにゃー!!」
 ミーヤは邪神の落とし子の軌跡を追跡すると共に,
 天性とも呼べる野生の感に導かれるまま、ダメージを最小限に押さえる。
 それと同時に反撃としてガシェットで属性攻撃を仕掛け、
 相手の動きを制限すると。
「これで終わりじゃないのにゃっ!!」
 自分の口の方向に猟兵がいないのを確認するや否や、大きく息を吸い込み。
「にゃあああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
 ミーヤの咆哮は世界を震わせる。
 重なる音波の刃が邪神の落とし子を文字通り全て吹き飛ばし、
 邪神の化身たる主催者も全身から赤黒い液体を噴出させた。
 だが、さらなるダメージを受けたのにも関わらず、
 邪なる神の眼の輝きは失われていない。
 主催者は次なる行動を起こそうとした瞬間、
 その目は驚きで大きく見開かれる事となる。
 旅団「天鳥船・玄舞紗」の猟兵達がそうはさせないと動いていたからだ。
「ルリララさん、だいじょうぶですか?私もお手伝いしますよ!」
 そうルリララに声を掛けて初手を務めるのは、
 旅団「天鳥船・玄舞紗」の団長、
 天杜・乃恵美(天杜・桃仁香と共にありて・f05894)。
(荒神様を鎮めるよ、ノエミ!)
 乃恵美は内なる自分たる、桃仁香に声を掛けると彼女は冷静に導いていく。
(いいね、言った通りに…)
「うんっ!【鳥石楠】さま、おねがいします…モニカちゃん、いいよっ」
(了解さ、ノエミ。【天鳥船】封縛宮、次元隔壁開放。指定貨物を一時転送っ!)
 虚空より現れた十字型の聖槍を掴むと、
 邪神の化身と化した主催者に向けて突撃を敢行。
 相対する邪神の化身たる主催者は、
 ギザギザの歯の触手を三度大量に生み出すと乃恵美へと向ける。
 乃恵美は怯んだ様子も無く、そのまま群れへと向かっていく。
 次の瞬間、邪神の落し子の群れと主催者は空から降る銃弾の嵐に襲われる。 
「これでも落ちませんか、それなら………」
 クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は、
 潜んでいた樹木から飛び降りる。
「ブースト展開、跳躍開始」
 落下時の高低差を利用し、ブーストジャンプで空中を蹴り、
 空中を駆けながら最適かつ敵の攻撃を避けながら落とし、
 主催者にも頭を狙い銃弾を浴びせかける。
「それだけ頭が膨らんでいればヘッドショットは容易ですね」
 クラウスの援護を受け、彼が落しきれなかった邪神の落とし子は、
 オーラの防御によって威力を減衰させつつ、本体へと槍を向ける。
 クラウスに動きを制限されていたとはいえ、
 乃恵美の単調な槍捌きに攻撃を読み切っていた邪神は、
 槍を避ける様に身体を動かす。
 しかし一連の攻撃の動作は乃恵美の誘いであった。
 穂先を邪神の化身たる主催者の身体では無く、影へと刺し込む。
 次の瞬間、その身体の動きは縫い留められたように止まる。
「ナンダ!!、ウゴケナイ!?」
 乃恵美が召喚した槍の名は「影を悼む針」。
 穂先で影を突き刺すと影の主の動きを縫い止める魔槍であった。
「皆をいじめるのは、許しません!」
(あるべき座に、還ってくれたまえ)
 乃恵美の声と、桃仁香の内心の想いを乗せて、身に着けていた勾玉を変化させた、
 ヒイロカネ・太刀形態で薙ぎ払う。
 そして入れ替わるようにクラウスは地面に着地するや否や一瞬で距離を詰め接敵。
「このまま、地面に縫い付けますか」
 ライオットシールド一体型パイルバンカーである第六式雷電攻艦杭から、
 バンカーを打ち込む為の液体火薬が詰まった弾丸が三回続けて炸裂。
「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
 艦隊の装甲さえ貫くパイルバンカー、その2対の杭は邪神の身体を易々と貫通し、 地面と縫い留める。
 呪術的にも、物理的にも縫い留められた邪神の化身たる主催者に対して、
 ビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)が続いて仕掛ける。
「『Namerou Hearts Sangayaki Baga!』鎧装転送!」
 山河焼きバーガーカードをディメイション・ローカルドライバーにセット。
 鎧装を呼び出すと、内蔵の剣に対消滅エネルギーを宿し吶喊。
 影が再び独自に動き、ビスマスやクラウスを襲う。
 ビスマスは第六感に従い避け、攻撃を見切ると剣と鎧装備で
 受け流し、痛みも強い耐性から耐えてさらに前へ。
 クラウスはシールドを残し離脱。
 ビスマスは勢いのまま物の山河焼きバーガー型の爆弾剣を、
 影へと自身の力の限りを以って突き刺す。
「そろそろラストオーダーにしましょうか、
 貴方達の企みは……全て破壊されるんです、今此処でっ!山河爆斬!」
 ビスマスが剣を話して離脱すると指向性の爆発が影を吹き飛ばし、
 その先の本体たる邪神の化身たる主催者へと襲い掛かる。
 爆発のエネルギーと爆炎を今度は無事だった右半身に喰らい、
 身体は全身更に醜く焼け焦げる。
「ぅぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「後はお任せしました」
「トドメはお願いします!」
「行っちゃえ! ルリララちゃん!!」
 旅団「天鳥船・玄舞紗」の連携攻撃の最後を任されたのは、
 ルリララ・ウェイバース(スパイラルホーン・f01510)。
 仲間たちの声援の中、全ての力を以って炎の精霊に呼び掛ける。
「ビスマス、安芸、クネウス、ノエミ助太刀すまない。
 散々手こずらせてくれたが、これで最期にするぞ」
 ルリララは仲間たちに感謝を捧げつつ、
 彼女の意志に呼応し、応えた精霊の力によって、
 噴出した溶岩が意志を持った竜の如し形を取る。
「この世界は貴様ではなく、ルリララ達の世界だ。
 皆と精霊達の怒りを受けるが良い!!!」
 ルリララの全力と「二度とこっち来るな」という祈りを乗せた溶岩竜は、
 邪神の化身たる主催者が放った邪なる炎に影、
 邪神の落し子もその抵抗の全てを呑み込む。
「バカナ、アルジサマが。
 ワタシがコンナトコロでキエルナンテ!!!!!!!!!!」
 断末魔の叫びが放った直後、溶岩竜の顎に呑まれた邪神の化身は、
 地球へと戻る溶岩竜と共にUDCアースから姿を消す事となった。

 戦いの後、ルリララは精霊に呼び掛けて、公園の広間を元の姿へと復元すると、
 ビスマス、安芸、クネウス、ノエミら、
 旅団「天鳥船・玄舞紗」の仲間たちと勝利を分かちあう。
 そしてアミュレット破壊の立役者、ミーヤは参加した猟兵達に声を掛ける。
「大仕事終わったら、ミーヤ、お腹すいたにゃ。
 美味しいもの、みんなで食べに行きましょにゃ☆」
 安いラーメン屋台くらいしか思いつかないけど、というミーヤに、
 ビスマスはいえ、それならなめろうです!是非本場のなめろうを!と提案。
 旅団「天鳥船・玄舞紗」のメンバーは分かっていたように笑い声をあげる。
 そうして猟兵達は戦いの地を後にして、あれやこれや食事の候補を上げつつ、
 グリモアベースに帰還する前に街へと繰り出すのであった。
 
 こうして猟兵が集い、過去を倒し、人々と世界を――現在を守り未来を勝ち取る。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年03月05日


挿絵イラスト