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アースクライシス2019⑫~神域魔法少女大戦~

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019 #センターオブジアース #魔法少女


●センターオブジアース
 破壊された神殿の瓦礫の上に、最強と呼ばれた存在がいた。正確には、彼女はその複製に過ぎないが、この『オブリビオン神殿』にいる限り、その力は本体に優るとも劣らない。その存在の名は、レディ・オーシャン。かつてこの世界を滅ぼした伝説の破壊者。銀色の豊かな髪をなびかせ、女は薄く笑う。
「さあ、どんな子が私を殺しに来てくれるかしら〜☆」」

●グリモアベース
「みんな、パンゲア大空洞での石版の探索お疲れ様。お陰でセンターオブジアースへの道が繋がったよ。でも、そこにも強力な敵がいるんだ。協力してくれるかな?」
 翡翠色のドレスを着た可憐なグリモア猟兵、シスカはグリモアベースに待機していた猟兵達にそう呼びかけた。
 センターオブジアースは神々の世界。世界樹に連なる果実のように、たくさんの神殿がある神聖な場所だ。だが、今はオブリビオン達が神殿を破壊して上にオブリビオン神殿を作り出し、土地に秘められた力を奪い取っているという。センターオブジアースの力を手に入れたオブリビオンはまさに神にも匹敵する力を得ているという。なんとしても排除しなければならない。
「僕が予知できた神殿に居座ってるのは、ジェネシスエイト最強と言われているオブリビオン『レディ・オーシャン』……のクローンだよ。クローンとはいえ、一度は世界を滅ぼしたというその力は侮れない。神殿のバックアップもあるし、まともに戦えば勝ち目は薄いと思う」
 オブリビオン神殿から汲み上げた力で超強化されたレディ・オーシャンのクローンを正面から打ち破ることは難しい。彼女を倒すには、先に神殿の方をなんとかする必要がある。
「オブリビオン神殿を破壊する方法は大きく分けて2つ。一つは強力なユーベルコードで物理的に破壊してしまうこと。もう一つは、破壊されてしまった神殿の神性を呼び起こして、内側からオブリビオン神殿を崩壊させてしまうことだ。祀られている正しい神に捧げるにふさわしい戦い方をすれば神性が蘇るはず。それで肝心の、オブリビオン神殿が建つ前に祀られてた本来の神性なんだけど」
 そこでシスカは言葉を切り、ばつが悪そうな顔で切り出した。
「なんか、魔法少女の神様らしい」
 魔法少女。ニチアサに5人ぐらいで悪と戦ったり、中学生が詐欺師みたいなマスコットに騙されたり、天体に代わって悪を成敗したりするアレだろうか。
「こほん。なんでもその神殿にはヒーローズアースの魔法少女の祖である女神が祀られているらしい。だから、神殿で魔法少女っぽいムーブをすればきっと神様が力を取り戻し、オブリビオン神殿が崩壊していくはずだよ」
 なぜよりにもよってそんな妙な神様の所にジェネシス・エイトのクローンが。水の神とか戦の神とかもっとボスっぽい神様の神殿がいくらでもあっただろうに。ざわつく猟兵達をよそに、シスカは声を張り上げて補足を加えた。
「もう娘じゃない年代の魔女でもセーフだと思う!あと、昨今は誰でも魔法少女になれるらしいから男性もがんばって!無理に魔法少女にならなくても物理的に神殿を破壊してもいいわけだしね!とにかくみんな行ってらっしゃい!」
 その場の空気にいたたまれなくなったシスカは説明を切り上げ、とっとと転移を始めたのだった。


大熊猫
 こんにちは。大熊猫です。数ある依頼から当依頼をご覧いただきありがとうございます。敵はジェネシスエイトですが、クローンなので先制攻撃はしてきませんが、グリモア猟兵の説明にもあった通り、敵はオブリビオン神殿の力で超強化されています。如何にして神殿からのエネルギー供給を断つかが攻略の鍵となるでしょう。

●特記事項
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「アースクライシス2019」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

●プレイングボーナス
 以下の行動にはプレイングボーナスが付きます。
 ・敵のエネルギー供給源を断つ。

●合わせプレイングでのグループ参加の場合は、迷子防止の為プレイング冒頭にグループ名、ないしお連れの方の名前とIDを記載をお願いします。また、なるべく近い時間に送付頂けると助かります。
 また、文字数を節約したい場合はプレイング末尾か冒頭に次の記号をお使い下さい。
 連携歓迎→★アドリブ歓迎→☆ソロ描写希望→●

●プレイング受付期間
 11/21(木)8:31から11/22(土)8:30まで。
 執筆は金曜日夜~日曜日の予定です。アースクライシス2019の戦局を考慮し、上記期間に書き切れる分のみのプレイング採用となります。先着順ではなく成功度が高い順に採用させていただきますのでご了承下さい。
 以上です。皆様の熱いプレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『レディ・オーシャンのクローン』

POW   :    リヴァイアサン
無敵の【海水の身体を持つアトランティスの守護竜】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD   :    オーシャンアーマー
自身に【清浄なる海水の鎧】をまとい、高速移動と【金属をも断ち切る高圧水流の刃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    海を統べる者
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
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【MSより】

プレイング受付期間延長のお知らせです。
11/21(木)8:31~11/24(日)13:00(ちょっと延ばしました)
オリヴィア・ローゼンタール
☆★
ヒーローズアースやUDCアースのあにめを見て勉強してきました!

黄金の炎に包まれて、シスター服から白き翼の姿に変身(パフォーマンス・存在感)
炎の加護(属性攻撃・オーラ防御)を身に纏い、空を翔ける(空中戦)
ヒーローネームみたいなのがあるのが基本でしたっけ……ではメタトロンと

【怪力】を以って灼熱する聖槍を振るい、斬り打ち穿つ(ランスチャージ)
掌中に火炎弾を形成し射出
当たらなくても周囲の海水を蒸発させ、神殿を破壊

【全力魔法】で聖槍の穂先に聖なる力を集中・圧縮、【赫怒の聖煌剣】を創造
全霊を以って振り下ろし、敵の作り出した現象も神殿も諸共に【なぎ払い】両断する
全力全壊、ですっ!


ミア・ミュラー
魔法少女の、神様……?ふーん、ここには色んな神様がいるの、ね。

わたしは魔法が使えるし、年齢もちょうどいいの、かな。魔法少女といえば、変身?【ドレスアップ・プリンセス】を使って戦う、よ。魔法少女っぽい、フリルとかリボンがある衣装に変身する、ね。
敵の攻撃は「視力」で魔力の流れを見て、どんな現象か予測して、空を飛んで避ける、ね。避けられないのは「火炎・氷結・電撃耐性」で、受け止める。
攻撃は、杖から魔法の弾を撃って追い詰めて、プリンセスハートに雷を付与して「属性攻撃」するよ。色んな人に教えてもらって、想いを受け継いだ魔法だから……あなたがどんなに強くても、絶対に、負けない。
こんな感じでいい、かな?
★☆


アリス・フェアリィハート
アドリブや連携も歓迎です

レディ・オーシャンさんの
クローンさん…強大な力を感じます
けど
世界の為にも…!

破壊された神殿の神性を
呼び起こして
レディ・オーシャンさんの
パワー供給源を断つべく
UCを発動
魔法少女に変身し
戦闘

『女神さん…みていて下さい…私の変身…メタモルフォーゼ☆』

戦闘手段は
UCで魔法のステッキに
変化させた
【ハートのA(アリス)】に
各属性を纏わせての【属性攻撃】
【衝撃波】【誘導弾】【全力魔法】等の
魔法攻撃で
魔法少女として戦闘

敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【オーラ防御】等で
回避や防御

『レディ・オーシャンさん…神殿は…元の持ち主の女神さんに返してもらいます…!』

魔法少女らしく決めポーズ☆



●序章
 魔法少女。光輝く素敵なドレスに身を包み、魔法の杖を振りかざして、大切な何かを守る為に悪と戦う。正義のスーパーヒロインは恋に戦いに大忙し!その華麗な姿に、現代に生きる女の子なら誰だって一度くらいは憧れたことがあるだろう。
 時は2019年。場所は世界の中心であるセンターオブジアース。これは、のちに「神域魔法少女大戦」と呼ばれる激闘を繰り広げた、魔法少女と呼ばれたヒーロー達の物語である。

●神域魔法少女大戦、開幕
「来ましたね、イェーガー達☆
 期待通り、可愛い子がたっくさんですね~☆
たっぷり可愛がってあげますわ☆」
 自身の支配する神殿へと転移してきた猟兵達を見て微笑むレディ・オーシャンのクローン。多数の猟兵達に囲まれても、彼女には僅かな動揺も見られない。むしろ、その余裕に満ちた立ち居振る舞いは猟兵達を飲み込まんとする異様な迫力すら帯びていた。
「恐れることはありません。私はこのような時の為、ヒーローズアースやUDCアースのあにめを見て勉強してきました!
 さあ、皆さん、魔法少女に変身しましょう!」
 猟兵達を鼓舞するべく、第一声を上げたのはシスター服を着た16才の美少女猟兵、オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)だ。彼女はテレビが普及していないダークセイヴァー世界の出身だが、いつかこんな日が来ることを想定し、ヒーローズアースやUDCアースで魔法少女の修行(主にアニメ鑑賞)をしていたのだ。
「魔法少女……。わたしは魔法が使えるし、年齢もちょうどいいの、かな」
 金髪碧眼の14才の美少女、ミア・ミュラー(アリスの恩返し・f20357)
はリヴィアの言葉にゆっくり頷く。魔法少女の基本である思春期真っ只中の年齢であり、おとぎ話のお姫様のように可憐な彼女ならば魔法少女の衣装もさぞかし似合うことだろう。
「レディ・オーシャンさんのクローンさん…強大な力を感じます
けど世界の為にも…!」
 同じく金髪碧眼の6才の美少女、アリス・フェアリィハート(不思議の国の天司姫アリス・f01939)もはりきっている。三人の中では最年少の小さな少女であるアリスだが、この世界を守ろうという決意は他の猟兵達と同じく強固なものだった。
 三人の美少女達はそれぞれに秘められたユーベルコードを発動し、魔法少女へと変身を開始した――!
 オリヴィアは黄金の炎に包まれて、シスター服から白き翼の姿に変身!炎の加護を身に纏い、聖なる槍を構えてポーズを決めるその姿はまさに神罰の代行者たる天使の如き魔法少女だ。
「魔法少女メタトロン、見参!」
「……じゃあ、私達も。……『ドレスアップ・プリンセス』
「輝く虹やお星様達に、もの言う花さん達…アリスに素敵なドレスをあつらえてくださいな――。
 女神さん…みていて下さい…私の変身…メタモルフォーゼ☆」
 ミアとアリスも、オリヴィアに続いて、魔法少女への変身を開始した。詠唱と共に、強烈な発光現象が発生し、二人は眩い虹色の光に包まれながら空を舞い、くるくると回転する。光が止むと、ミアはフリルとリボンがたっぷりついたファンタスティックなドレス姿に。アリスは虹や星、花を纏うメルヘンなドレス姿へと変身していた。
「……魔法少女ミア、参上。……これで、いいのかな」
「魔法少女スターハートフラワリープリンセス・アリス!メタモールフォーゼ完了☆」
 変身を終え、杖を掲げてポーズを決める二人。今ここに、美しき三人の魔法少女が顕現した!
 三人の魔法少女としての輝きに反応したのか、オブリビオン神殿の周りに散らばる女神像の残骸が発光し、大地が揺れ始める。作戦通り、魔法少女の女神の力が蘇り、逆にオブリビオン神殿の力が少し弱まったようだ。
「準備はオッケーですか?さあ、始めましょう☆『海を統べる者』レディ・オーシャン、海の力と奪い取った女神の力でカワイイ魔法少女達を蹂躙です☆」
 レディ・オーシャンは右手を空に掲げ、魔力を放った。その直後、水流を伴った幾つもの凄まじい竜巻がレディ・オーシャンの目の前に現れ、まるでそれぞれが意志を持っているかのような動きで、猟兵達を切り裂かんと迫る。ダイヤモンドカッターの如き勢いでうねる竜巻に触れれば、猟兵といえどもただでは済むまい。しかし、三人の猟兵は誰もが臆することなく、レディ・オーシャンに向かって空を駆け抜けた。
 オリヴィアは掌から放った火炎弾で海水を蒸発させて竜巻を霧散させ。
 ミアは魔力の流れを読み取って動きを予測し、竜巻同士の隙間を抜け。
 アリスは最大出力で魔力の防御壁を纏い、竜巻の中を突っ切ることでレディ・オーシャンのユーベルコードを凌いだのだ。
「あらあら~☆みなさんなかなかやりますね☆では、今度は……」
 初撃を防がれたレディ・オーシャンは第二撃を放とうと、再び魔力を練り上げる。だが。
「させませんっ!レディ・オーシャンさん…神殿は…元の持ち主の女神さんに返してもらいます…!お願い、ハートのA(アリス)!」
 レディ・オーシャンの攻撃準備が整う前に、アリスは魔法のステッキから地水火風の四属性を纏わせた衝撃波や誘導弾を雨あられとレディ・オーシャンへとお見舞いした。レディ・オーシャンはやむを得ず攻撃を中断して防御に集中し、アリスの魔法攻撃の嵐に耐える。
「色んな人に教えてもらって、想いを受け継いだ魔法だから……あなたがどんなに強くても、絶対に、負けない。『其は無にして全……唯々、貫け』」
 レディ・オーシャンの動きが止まった隙を突き、ミアはスートロッドから百を優に超える数の鋭利な魔法の矢を放った。レディ・オーシャンはミアが放った矢の雨も海水の防御壁を作り出して防ぐが、同時に死角から飛来したプリンセス・ハートが纏った電撃が防御壁を抜け、レディ・オーシャンを一瞬痺れさせた。
「……今、だよ!」
「今ですっ!」
 二人が大技の準備をしていたオリヴィアへと叫ぶ。
「二人とも感謝します!異郷とはいえ、神を冒涜する者を許すわけにはいきません!無窮の光よ! 絢爛たる勝利の煌きで天地を照らし、怒りの刃で遍く邪悪を斬り伏せよ!『赫怒の聖煌剣』(レイジング・フォトンカリバー)!!」
 オリヴィアは渾身の魔力を振り絞り、聖槍の穂先に聖なる力を集中・圧縮した赫怒の聖煌剣を全霊を以って振り下ろした。
「きゃあ―――☆」
 激突の瞬間凄まじい魔力の爆発が起こり、神殿の一画ごとレディ・オーシャンは爆砕した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

オルカ・ディウス
★☆
■心情
クローンとはいえレディ・オーシャンを倒しに来たのだが、魔法少女……
我、どちらかと言うと力を与えるポジとか敵の首領とかそっちの立ち位置のはずなのだが?????やれと??????

■戦闘
大神海で神殿を破壊する方向でいく
レディ・オーシャンも大規模なユーベルコードを使うようだな……いいだろう!力比べといこうじゃないか!
魔法少女?あーあー聞こえないー!

■その他
アドリブ等は大歓迎だ
※魔法少女っぽいことをやらせたい場合ご自由にどうぞ


数宮・多喜
★★☆

……なあ。
お前さ、この場に出て来るのはなんとなく分かってたんだよ。
アレか?この女神さまの眷属か何かか、お前さんはさ?
……ああいや、答えなくていいよ。
はいでもいいえでも、どっちでもある意味怖ぇから。
でもってマジか!?この場の全員を変身させられるって!?
何莫迦な事言って……
え?魔法少女を探すのが使命だから対象を取らないのは当たり前?
まあ分からなくもないか……いや分からねぇよ!?
ええいしょうがねぇ、腹決めるか!
【ラジカル☆まじかる★チャームあーっぷ!】

やっぱこのカッコかよ!
ハロウィンぶりだけど恥ずかしいなチクショウ!
恥ずかしいから……さっさと雷でレディを仕留める!
乙女の恥じらいで痺れとけ!



●女神の困惑
「クローンとはいえレディ・オーシャンを倒しに来たのだが、魔法少女……」
 一番槍を務めた魔法少女達に少し遅れて戦場へと転移してきたオルカ・ディウス(神海戦姫・f16905)は困惑していた。
「我、どちらかと言うと力を与えるポジとか敵の首領とかそっちの立ち位置のはずなのだが?????」
 超越者として魔法少女に稽古を付けるとか、新しい力を授ける師匠ポジションならまだ分かる。あるいはかつてそうであったように、悪神として魔法少女の前に立ちはだかる立ち位置だというならば、善悪はともかくまあ理解はできる。けれど。
「……我に魔法少女をやれと??????」
 肉体年齢25才、実年齢■■■■才の女神、オルカ・ディアスは困惑していた。

●望まぬ再会
 時を同じくして、センターオブジアースへと転移してきた数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は、呼んでもいないのに現れた不思議な生き物を白い目で見つめていた。こいつはアルダワのハロウィンの時から多喜に付きまとっている謎の生命体だ。何でも、魔法少女の資格を持つ者を探し出し、覚醒を促す使命を帯びているのだという。ならば、魔法少女の祖たる女神を蘇らせる為、魔法少女こそが必要とされているこの場に現れないはずがない。予想通りに現れたウサギのような生き物に対し、多喜は呆れながら問いかける。
「お前さ、この場に出て来るのはなんとなく分かってたんだよ。
 アレか?この女神さまの眷属か何かか、お前さんはさ?」
「聞きたいかい?ボクはここの女神とは……」
「……ああいや、答えなくていいよ。
 はいでもいいえでも、どっちでもある意味怖ぇから」
 珍獣は何か重大な秘密を語りかけていたようだが、どうでもいい。多喜はなんとなく嫌な予感がしたので説明を遮った。
「今日はすでに覚醒している魔法少女がたくさん集まってるね!とても素晴らしいよ!まだ魔法少女に目覚めていないヒトにはボクが力を貸してあげるね!」
 そういって、ウサギのような生き物はびかびか光り始めた。
「何莫迦な事言って……。
 え?魔法少女を探すのが使命だから対象を取らないのは当たり前?
 まあ分からなくもないか……いや分からねぇよ!?」
「いけっ!魔法少女覚醒ウェーブ!これを受けた『適格者』はその属性にふさわしい姿に(強制的に)変身できるのさ!」
 魔法少女マニアの謎生物は、近くで沈思黙考していたオルカに向かって怪しい波動を発射した。まさか味方サイドから攻撃(?)されると思ってはいなかったオルカは避ける暇もなく、怪しげな波動を浴びてしまう。
「なんだと――!!!!?????」
 眩い光に包まれ、オルカの変身が始まった。

●二十歳を超えてゆけ
 光が止むと、オルカはセーラー服をベースとした海を思わせるデザインの衣装の蒼く美しい魔法少女に変身していた。なお、あえてもう一度言うがオルカの肉体年齢は25才。特に若返ったりはしていないのでそこはそのままである。
「成功したよ!新たな魔法少女の誕生だ!」
 ガッツポーズを決めるウサギっぽい生物。多喜が恐る恐るオルカの様子を伺うと、オルカは表情筋が完全に硬直し、「無」になっていた。
「お前後で覚えとけよ!すまん!後で好きなだけこの生き物殴ってくれ!
 ええいしょうがねぇ、腹決めるか!」
 すでに魔法少女テロの犠牲者が出ている以上、もはや多喜も嫌だとは言っていられない。思春期の年代の魔法少女達がひしめく戦場に22才の多喜がフリフリの衣装で飛び込むのはもはや罰ゲームか公開処刑のようだが、覚悟を決めるしかない!
『ラジカル☆まじかる★チャームあーっぷ!』
 多喜が顔を赤らめながら高らかに叫ぶと、UMA(未確認生物)が多喜に波動を浴びせ、彼女は光に包まれてハートの模様があしらわれたピンクのフリフリのドレス姿に変身した。
「やっぱこのカッコかよ!
 ハロウィンぶりだけど恥ずかしいなチクショウ!
 思春期はとっくに卒業しちゃった多喜とオルカだったが、彼女たちも「魔法少女」だと認めるように、そこらにちらばっている女神像の破片は眩い輝きを放つのだった。

●完熟魔法少女VS海を統べる者
「油断しちゃいましたね~☆次はもっと注意しなくちゃ☆」
 一度は猟兵達の攻撃を受け、爆砕したレディ・オーシャンだが、もちろんまだ滅びてはいない。砕け散ったレディ・オーシャンは即座に再構成され、神殿の別の場所で復活を果たしていた。やはり、この神殿を完全に破壊しなければ彼女を滅ぼすことは叶わないようだ。
 周囲をきょろきょろと見回すレディ・オーシャンに、新たな二人の「魔法少女」が迫る。
「レディ・オーシャン!貴様の野望は邪魔させてもらうぞ!
『海を統べる者』にも抗えぬ存在がいると知るがいい!」
 超越者オーラ全開でレディ・オーシャンを呼び止めるオルカ。ただし服装はセーラー服っぽい魔法少女衣装。
「覚悟しろよ!この世界はお前達なんかの好きにはさせねえ!」
 多喜も敵に向かって雄々しく啖呵を切った。ピンクのフリフリドレスで。
「あららん☆今度の相手はずいぶんとマニアックな魔法少女ですね☆
 どちらかというと、特殊なお店で働いてるヒトみたいです☆」
 レディ・オーシャンの言葉が鋭いナイフのようにオルカと多喜の心を傷つけた。
「好きでやってるわけじゃねえよ!お前だって人のこと言えるような服装じゃねえだろ!」
 羞恥と怒りに震える多喜は拳にサイキック・エナジーで生み出した電撃を纏い、レディ・オーシャンへと突撃した。レディ・オーシャンは海水の鎧を纏い、多喜を迎撃せんと超高圧の水圧カッターを飛ばす。だが、多喜は体をひねって最小限の動きで水圧カッターを躱すと、レディ・オーシャンにラッシュを叩き込んだ。
「乙女の恥じらいで痺れとけ!」
「ああん☆私、海属性だから電撃には弱いんです☆」
 多喜の拳打と電撃を喰らい、数秒間動きが止まったレディ・オーシャンだが、水圧カッターで多喜を牽制し、血を流しながらも反撃を繰り出してきた。
「ではこちらも……マグマ・オーシャン☆」
 レディ・オーシャンはマグマの海を呼び起こし、二人をまとめて焼き尽くさんとする。
「マグマの海とはな。いいだろう!力比べといこうじゃないか!
 これよりここは我が神域!荒ぶる海よ、吠えたてろ!『大神海(ゴッデス・オケアノス)』!」
 レディ・オーシャンのマグマの海に戦意を刺激されたオルカは自身の象徴であるユーベルコードをぶっ放した。センターオブジアースを構成する世界樹が超次元領域へと置き換わり、津波となってレディ・オーシャンを襲う!
 押し寄せる津波はバキバキと神殿の壁を砕きながら、マグマの海を押し戻し、レディ・オーシャンを飲み込んだ。激流に呑まれ、全身の骨を砕かれながらも、レディ・オーシャンは二人の魔法少女に呪いを遺す。
「私、魔法少女を名乗れるのは10代までだと思います☆」
 そう言って笑い、レディ・オーシャンは超次元海流に消えた。
「余計なお世話だよこのアバズレ!」
「魔法少女?あーあー聞こえないー!」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

栗花落・澪
★☆

ま、魔法少女じゃなく少年なんですけどぉー…
とはいえ、魔法主体の僕としては頑張らないわけにはいかないよね

正義の味方、マジカル☆つゆりん
いきましゅ…い、行きます…!

神殿壊さなきゃだから魔法は今回苛烈にいかせてもらおうかな?
【空中戦】で素早く動き回りながら
雷の【高速詠唱、属性攻撃】で神殿を壊しにかかります
\マジカル☆サンダー!/

勿論妨害もあるだろうけど…
本人も水なら、効きそうじゃない?電気
痺れさせてあげるね♪(雷で感電狙い)

ある程度壊したら【指定UC】
来るのは恐らく海水のなにか
【オーラ防御】で身を護りつつ
上昇した飛翔速度で可能な限り攻撃回避後
花弁で敵の視界妨害
雷の【全力魔法】で神殿ごと敵を攻撃


斉賀・悠
★☆
「え、えっと…」
弟に身バレしたとかテストとか諸々とかで遠退いてた内に、なんか凄い事になってない!?
って言うか、何でこんな予知とかにばっかり遭遇するの!?
【POW】
「僕は魔法少女じゃないけど…」
僕が戦う事で誰かが助かるなら…!(変身バンクは割愛)
「魔法少年 エクレール!見参っ!」
UC:スーパージャスティス で高速移動しながら【全力魔法・高速詠唱】を併用してUC:雷の矢 で攻撃するよ!
勿論【誘導弾・呪殺弾】も紛れ込ますし、向こうの攻撃は基本的に回避したり、雷の矢で迎撃したりするし【オーラ防御】も使うよ!



●正義の味方、マジカル☆つゆりん
「ま、魔法少女じゃなく少年なんですけどぉー…」
 琥珀色の髪と瞳を持つ可憐な15才の美少女……ではなく美少年オラトリオである栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はふくれっ面をしていた。女の子と間違えられるのはいつものことだが(決して納得しているわけではない)、まさか「魔法少女」として戦わなければいけない戦場に遭遇してしまうとは。
「とはいえ、魔法主体の僕としては頑張らないわけにはいかないよね」
 来てしまったものは仕方がない。ヒーローズアース世界を守る為には恥を忍んで頑張らなくては。
「正義の味方、マジカル☆つゆりん。いきましゅ…い、行きます…!」
 白い翼をはためたせ、マジカル☆つゆりんは飛翔した。

●魔法少女エクレール
「え、えっと…」
 弟に身バレしたとかテストとか諸々とかで遠退いてた内に、なんか凄い事になってない!?
 魔法少女ならぬ魔法少年、斉賀・悠(魔法少年 エクレール・f17889)は困惑していた。
 悠はヒーローズアース世界に暮らす真面目に平凡な少年だったが、ある日、マジカルデバイスを持ってきた精霊みたいな何かによって、フリフリドレス姿の魔法少女ならぬ魔法少年にされ、やむを得ず戦う羽目になった猟兵だ。猟兵として覚醒して以来、魔法少女を名乗るオネエ系のムッキムキのオッサンや、触手の邪神ウホ神など、思い出すのも悍ましい凶悪なオブリビオン達と戦い、勝ち抜いてきた。あと、双子の弟にフリフリの魔法少年エクレール姿が身バレした。2学期の期末試験もあり、そんなこんなで引き籠もり気味の毎日を過ごしていたら、ヒーローズアース世界は戦火に包まれてしまった。故郷を守るべくグリモアベースに駆け付けた悠は、再び「魔法少年エクレール」として戦うことを決意する。
「僕は魔法少女じゃないけど…。僕が戦う事で誰かが助かるなら…!
ライトニング メイクアップ!」
 悠がそう叫ぶと、手にしたまじかる☆でばいすから溢れた光が全身を包み込み、謎のファンシーな空間に転移する。
ファンシーな空間では、次々とでばいすからこぼれ出てくる光とファンシーなエフェクトが身体に纏わりつくと、その部分に衣装が出現。最後にパチリと髪に電気が走ると髪が伸び、サイドテールになり、髪留めが現れた。そして、びしっとポーズを決める。
「魔法少年 エクレール!見参っ!」

●激突!魔法少女男子ズVSレディ・オーシャン!
「あらら~☆また可愛らしい魔法少女達ね☆
 お姉さんドキドキしちゃいます☆」
 戦場に舞い降りた正義の味方マジカル☆つゆりんと魔法少年エクレールの名乗りを聞き、妖艶に笑う、また復活したレディ・オーシャンのクローン。二人を一緒くたに「魔法少女」と言っているが、どうやら二人とも女装男子であることには気づいてるっぽい。
「今回は苛烈にいかせてもらおうかな?マジカル☆サンダー!」
 澪は短くバトン状に変形させた聖なる杖「Staff of Maria」を振りかぶり、電の魔法を放つ。狙いはレディ・オーシャンではなくオブリビオン神殿そのものだ。建物自体の破壊を目的をした雷魔法の連続詠唱は、雷の嵐となって神殿の柱や壁を容赦なく破壊していく。
「あらあら☆ヤンチャな魔法少女ね☆お姉さんにも構って欲しいわ☆」
 レディ・オーシャンは笑いながら魔力を放出し、周囲に海水で出来た竜巻の群れを放つ。それらをコントロールし、澪を撃墜せんとするが。
「させないっ!降り注げ!」
 悠がライトニングオーラを纏って飛翔し、レディ・オーシャンに向かって誘導式の呪殺弾を放つ。レディ・オーシャンは飛んできた呪殺弾を水球を放って迎撃するが、その瞬間、同時に放たれていた不可視の電撃の矢が着弾し、レディ・オーシャンの体を痺れさせた。その結果、澪を狙うはずだった竜巻は制御を失い、あらぬ方向へと進んで行ってしまった。
「やられました~☆見えない、電撃ですって……☆」
「マジカル☆つゆりん!レディ・オーシャンは僕が引き付ける!君は神殿を!」
 悠はフルオート射撃でまじっく☆ましんがんを乱射し、電撃で麻痺しているレディ・オーシャンを釘付けにする。
「ありがとう!エクレール!このままここを破壊するよ!」
 二人の「魔法少女」の華麗な戦いぶりに、本来祀られていた女神の神殿の残骸も、ぴかぴかと眩い光を放ち、辺りを照らしている。情報通り、男女差別はしない主義の女神のようだ。二人としては複雑な気分だが。
「そうはさせません☆バーニング・メイルシュトローム☆」
 想像以上に立ち直りが早い!麻痺から回復したレディ・オーシャンが放った、火炎を纏った大渦が二人を襲う!
 澪と悠はオーラを大きく身に纏い、急上昇して渦に巻き込まれることを避ける。広範囲攻撃で二人まとめて始末する算段だったのだろうが、それは悪手だ。大渦を召喚したことで、レディ・オーシャンは腰まで海水に浸かっている!
「はっ、恥ずかしいから一瞬で終わらせるよ…!『マジカル☆つゆりんプリンセスフォーム』!いっけええええ!」
 澪は詠唱と共に豪華絢爛なドレス姿へと変身した。その姿はまごうことなき魔法少女の決戦フォーム。バトン状に小さく変形していた聖杖も真の姿を取り戻し、先端から強力な雷の魔力を放出し始める。それと同時に、金蓮花の花弁が舞い散り、レディ・オーシャンの視界を覆い尽くした。
「エクレール、合わせて!いっけええええ!!」
 澪、否、マジカル☆つゆりんの全力の雷魔法が極大の雷光となってレディ・オーシャンへと放たれた!
「分かった!降り注げ!『赤雷の矢』!」
 悠もえくれーる☆ろっどに渾身の魔力を込め、身に纏うライトニングオーラを上乗せして一本に凝縮した巨大な赤雷の矢をレディ・オーシャンへと撃ち放つ。
「また私の負けですね……☆」
 次の瞬間、雷鳴と閃光が炸裂し、神殿の一画ごと、レディ・オーシャンの肉体は消し炭になったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

鈴木・凜祢
【★☆連携・アドリブ歓迎】

魔法少女の神様を祀る神殿……ククク、このベルウッドの赤い魔女と呼ばれた(事はなくただの自称)あたしの出番というわけね?

「あまねく世界に終焉を! ベルウッドの赤い魔女リンネ!」

格好良く宇宙バイクで神殿に乗り込んで、魔法少女っぽく名乗りをあげるわ。
あれ、魔法少女ってこういうので良いんだっけ?
よし、気を取り直して……確かニチアサで見た魔法少女はそう……拳で戦ってたわ!

普段なら悪魔召喚する所だけど今日は、そう1
魔法少女的にアライアンスでリベンジャーに決めてやるわ!
この燃える拳を、神殿の女神に捧げつつ氷の津波も炎の竜巻も殴り飛ばしてあげる。

クク……燃えたでしょ?


シズホ・トヒソズマ
※連携アドリブ可

魔法少女となればプルティア、ティアペルソナの出番ですね!

キマFや他の世界で魔法少女アニメとして流布されているプルティアに成り切った依頼の時にキマイラの少女と共に変身したティアペルソナの姿で参戦

肉弾戦の拳や足で◆グラップルにより神殿内を縦横無尽に◆ジャンプや◆ダッシュで駆けまわり飛び回り神殿を余波で壊す勢いで格闘戦を挑みます
え? 魔法少女っぽくない? プルティアでは割とこれ主流なのでいいんです

海水の鎧に対してはUCでスーパープルトン経由でヒーロー「ザ・サンシャイン」の光と熱の力を身に宿し
光と熱の拳で海水を無理やり蒸発させそのままパンチします
『プルティア・サンシャインパンチ!』



 
●グラップラー系魔法少女ズVSレディ・オーシャン
「神殿の破損率、50%ってとこですね☆もうそろそろ危ないかしら~☆」
 神殿から供給される魔力を贅沢に使い、何度目かの復活を果たしたレディ・オーシャンのクローン。当初は底知れぬ魔力を湛えていた彼女の神殿だったが、魔法少女達の容赦ない波状攻撃により、もはや半壊していた。復活できる回数はもうそう多くはないだろう。
 最悪の事態も脳裏によぎり、ちょっとアンニュイな気分になったレディ・オーシャンだったが、またも新たな二人の魔法少女が登場した。だが、追い込まれているはずのレディ・オーシャンはそれでも余裕を崩さず、魔法少女達に問いかける。
「殺す前にお名前を聞かせてもらえるかしら☆」
「冥土の土産に教えてあげる。あまねく世界に終焉を!ベルウッドの赤い魔女リンネ!」
 ぎゅおおおおん!とエンジンを吹かし、スペースバイクで神殿に乗り付けた鈴木・凜祢(またの名を、ベルウッド……って呼んで欲しい・f23923)は物騒な口上を述べた。ちなみにベルウッドは自称で、本名は鈴木である。そして「赤い魔女」と呼ぶのもおそらく本人だけだと思われる。彼女は15才。身体から溢れ出す無限のカリスマ性で悪魔を使役したいお年頃。右目には魔眼封じ(という設定)の眼帯。つまり、そういうことなのだった。
(世界の終焉と聞こえたんですけど聞き間違いですかね?)
 レディ・オーシャンは訝しんだ。世界の終焉とはすなわち、クライング・ジェネシスが望むカタストロフに他ならない。この子、もしかしてこちら側のスパイだったりする?
「紫の仮面は秘密の証!ミステリアスのひとしずく、ティアペルソナ!」
 レディ・オーシャンの疑問をよそに、神殿の柱の上に立ち、堂々と魔法少女としての名乗りを上げるシズホ・トヒソズマ(因果応報マスクドM・f04564)。「ティアペルソナ」とは、キマイラフューチャーや他世界で広く知られている弾人気魔法少女アニメシリーズ「プリティア」をシズホなりにアレンジしたものだ。
(こっちの魔法少女はまともですね☆)
 レディ・オーシャンは微笑む。実際にはシズホは筋金入りのドMなので「まとも」かどうかは怪しい所だ。ニチアサの魔法少女がもしドMだったら放送できないからね。
「御丁寧にどうもです☆私の自己紹介は不要でしょうから、始めましょうか☆」
 レディ・オーシャンは海水の鎧『オーシャン・アーマー』を身に纏い、鋼鉄すらも豆腐のように切り裂く水圧の刃を二人に飛ばす。
 二人は水の刃を躱しながらレディ・オーシャンの方へ踏み込むと、ほぼ同時のタイミングで「拳」をレディ・オーシャンに叩き込んだ。
「がはっ……!今度はどっちも格闘タイプ……☆」

●戦え魔法少女達!神殿がリングだ!
 瓦礫が舞い、激突音が断続的に響く。空気が震え、壁を蹴って戦士達が空を駆ける音がする。シズホ、鈴木、レディ・オーシャンの3人は戦いの余波で神殿の壁を破壊しながら立体機動を繰り広げ、脅威の三次元空間バトルを展開していた。
シズホのクロスカウンターパンチ(相討ちになるバージョン)を叩き込まれた後、鈴木の右ストレート(魔力全開)を喰らって吹き飛ばされたレディ・オーシャンは、むくりと起き上がりながらぼやいた。
「もう☆私、肉弾戦は苦手なんですけどぉ☆二人ともそれでも魔法少女なんですか☆」
「え? 魔法少女っぽくない?プルティアでは割とこれ主流なのでいいんです」
「ニチアサで見た魔法少女は拳で戦ってたわ!」
 拳が主武装の魔法少女もいる。初代プルティアとか。二人の魔法少女達が殴る蹴るの暴行を加えまくった割にはまだレディ・オーシャンに致命的な一撃を与えるには至っていないが、神殿を破壊した成果か、あるいはスタミナ切れか、徐々にレディ・オーシャンの動きが鈍くなってきた。今が勝負どころだと感じたシズホはついに切り札を発動する。
「人形が吸いし過去の影、我が身に宿り力となれ。応報を持って因果を制す!幻影装身(アームドオブリビオン・ミラージュ)!」
 シズホがユーベルコードを発動すると、なんとジェネシスエイトの一人、スーパープルトンの幻影が浮かび上がった。
「あら?スーパープルトンさん?」
 レディ・オーシャンの動きが驚きで一瞬止まった。シズホはすかさず、志半ばで朽ち、スーパープルトンに取り込まれたヒーロー、「サンシャイン」の力を借りた必殺の一撃をお見舞いする。
『プルティア・サンシャインパンチ!』
 ドゴッ!!
 太陽の如き熱量を込めた爆熱拳はレディ・オーシャンの鎧を蒸発させ、神殿の壁ごとレディ・オーシャンを巻き込んで爆発した。しかし、まだレディ・オーシャンは息があった。よろよろと起き上がろうとする彼女に対し、鈴木が追い打ちを仕掛けた。
「とどめよ!喰らいなさい!魔法少女的奥義!『アライアンス・リベンジャー!』」
 魔力を一気に燃焼させ、燃える拳でレディ・オーシャンをぶっ飛ばす鈴木。それは魔法少女というよりも友情・努力・勝利なテイスト溢れるユーベルコードだった。直撃を受けたレディ・オーシャンは3枚ほど神殿の壁をぶち抜きながら吹き飛び、壁にめり込む。その様を見て、二人の肉体派魔法少女は勝利のポージングを決めたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

天星・暁音
まほーしょーじょ…ねぇ
魔法少女ムーブって何だろう
とりあえず杖を自在にくるくる回して
詠唱して撃てばいい?
うん?マスコット?
ええー、じゃあ杖の精霊のシュテルがマスコットってことで…
じゃあシュテルはマスコット役なので今回は銃にするかー
うん、僕達だってマスコットになれます?
うん、エトとノワはまた機会あればね
今回は2人に頑張ってもらうから
うん?それは魔法じゃない魔砲だ?
大丈夫、世の中には魔砲少女って言葉も有るらしいから、全力全開!

シュテルは杖エトノワは銃の精霊
3人とも普通の妖精っぽい外見の男の子
シュテルはおっちょこちょい元気
エトはクールな振り元気
ノワは物静か眼鏡頭良い系

スキルアイテムUC自由にどうぞ




佐伯・晶
魔法少女の神様…?
聞き間違えじゃないよね
世界は広いとしかいいようがないよ

魔法少女っぽい動きかぁ
色々恥ずかしいけど
世界の危機の前じゃやるしかないよね
皆と協力して戦うよ

女神降臨を使って派手に変身しようか
恥ずかしいけど無駄に花びら散らしたり回転したりしつつ
フリフリのドレスに変身するよ
魔力の翼を広げてポーズとるかなぁ
凄く恥ずかしいけど

変身したらガトリングガンを形成して射撃
相手の海を操る力は空を飛ぶ事で回避を試みるよ

飛びながら射撃しつつ
隙をみて石から創った使い魔の
石化攻撃で動きを妨害しよう
妖精の造形もファンシーっぽくしとこうか

足を石化して転倒を狙ってもいいし
無駄に大きい胸を石化してもバランス崩れそうだね



●世界はこんなにも広い
「魔法少女の神様…?聞き間違えじゃないよね?世界は広いとしかいいようがないよ」
 金髪ゴスロリ美少女の姿をした猟兵、佐伯・晶(邪神(仮)・f19507)は首をかしげた。グリモア猟兵の話では、ヒーローズアースの魔法少女の祖たる神を神性を呼び起こす為には、魔法少女ムーブをしなければならないらしい。昌は身も心も美少女になってしまったつもりは毛頭ないが、世界平和の為に、今日は魔法少女になりきらねばならないようだ。
「まほーしょーじょ…ねぇ。魔法少女ムーブって何だろう。
 とりあえず杖を自在にくるくる回して詠唱して撃てばいい?」
 天星・暁音(貫く想い・f02508)も昌の隣で未知の課題に首をひねっていた。暁音は可愛い外見をしているが、男の子なのでそれほど魔法少女には詳しくない。そんな暁音に対し、3人の妖精のような姿をした少年……彼の武器に宿る精霊達が現れ、ここぞとばかりに自己主張を始めた。精霊達は主である暁音よりも魔法少女に詳しいようだ。
「うん?マスコット?」
 精霊達は、魔法少女にはマスコットが不可欠なのだと暁音に語った。
「ええー、じゃあ杖の精霊のシュテルがマスコットってことで…。じゃあシュテルはマスコット役なので今回は銃にするかー」
 暁音は星杖シュテルシアの精霊シュテルをマスコットに、使用する武器は星と闇の2丁銃エトワール&ノワールと決めた。
「うん、僕達だってマスコットになれます?うん、エトとノワはまた機会あればね。今回は2人に頑張ってもらうから」
 銃の精霊達は不満のようだ。今回は武器よりもマスコットがやりたいらしい。魔法少女のバトルスタイルについても何かこだわりがある模様。
「うん?それは魔法じゃない魔砲だ?大丈夫、世の中には魔砲少女って言葉も有るらしいから、全力全開!」
 人の祈りの種類の数だけ神がいるように。魔法少女も多種多様なのだ。

●ダブル魔砲少女VSレディ・オーシャン
「あら、また男の子の魔法少女なんですね☆持って帰りたい☆そっちのポニーテールの女の子は……どっちかよく分かりません☆」
 当然のように復活したレディ・オーシャンのクローンに対峙した暁音と昌。暁音は特に女装はしていないのだが、普通に魔法少女にカウントされた。ひたすら魔法少女達と戦い続けたことで感覚がマヒしてきているのだろうか。
「小っ恥ずかしいけど、我慢我慢……。『女神降臨』(ドレスアップ・ガッデス)」
 無地のTシャツ姿だった昌は、花びらを撒き散らしながら宵闇の衣を生成し、ゆっくりと回転しながら可憐なゴシックロリータなドレス姿へと変身。そのまま魔法の翼を広げて腰に手を当て、可愛らしいポーズを取った。
「うん、やっぱり女の子は着飾らなくちゃいけませんね☆合格です☆」
 昌の変身を鑑賞し、拍手を送るレディ・オーシャン。特にフリフリドレスがお気に召したらしい。思いのほかじっくりガン見されたので昌はかなり恥ずかしかった。
「では行きますよ~☆死んじゃったら記念に半ズボンとドレスは私がもらってあげますね☆」
 戦闘モードに入り、荒れ狂う津波を召喚するレディ・オーシャン。暁音は虚空を踏みしめて空へと駆け上がり、波に呑まれることを回避する。昌も魔法の翼で飛翔し、空へと逃れた。さらに、空中で携行型のガトリングガンを生成した昌はレディ・オーシャンに向かって銃弾の雨をバラまく。同じタイミングで暁音もエトワール&ノワールを構え、魔力の弾丸を乱射した。レディ・オーシャンは器用に津波を操り、二人の弾丸の軌道を反らして防御する。
「二人とも翔べるんですね~☆なら、今度はこうです☆」
 レディ・オーシャンは津波を維持したまま、今度は火と雷の雨を降らせた。
まるで世界の終わりのような光景だが、レディ・オーシャン達の暴虐を許せば、この世界は本当に終焉を迎えてしまうのだ。世界を守護する猟兵として、そして正義の魔法少女として、絶対に許すことはできない。
 暁音は聖なる銀糸を広げ、蜘蛛の巣状に紡いで魔力を注ぎ込み、巨大な魔力の傘を作り出して自身と昌の身を護った。
 昌はガトリング砲でレディ・オーシャンを牽制しつつ、女神の神殿の残骸を使い、大理石製の小さなドラゴン達を生成してレディ・オーシャンにけしかけた。
「その使い魔達……女神の意志を感じますね☆うっとおしいです☆」
 レディ・オーシャンは水圧弾を放ち、使い魔達を迎撃しようとするが、突然飛び込んできた杖の精霊シュテルが星の瞬きでレディ・オーシャンの視界を塞いで彼女の攻撃を妨害した。
「じゃ、邪魔です!」
 その隙を突き、昌の使い魔はレディ・オーシャンに石化の呪いをかける(なぜか使い魔達は皆執拗に彼女のバストを狙っていた)。
 レディ・オーシャンはその豊かな胸を石化され、バランスを崩して前のめりに倒れそうになる体を必死に支えている。
「重い……☆重いですぅ☆」
「今だ!」
 昌が暁音へと合図をする。
『魔力充填120%、固定アンカー射出、固定完了、照準ロックオン、リミットカット、全法門開放出力最大!』
 暁音はアンカーを神殿の壁に打ち込み、反動で吹き飛ぶことがないように体を固定した。さらにエトワール&ノワールを変形合体させて二門の砲塔とし、全力の魔力を込め、標的に向けて撃ち放つ!
『グローリーアストライアーッ!!』
 星の光と闇の螺旋状の魔力砲撃が空間を揺るがせ、レディ・オーシャンを襲う。レディ・オーシャンは回避が間に合わない!
「きゃあああ―――!」
 二色の極光がレディ・オーシャンを撃ち抜き、その体を跡形も無く焼き払った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

緑川・小夜
☆★
[WIZ]

魔法少女…ね
わかったわ、わたくしも条件は満たしているはずよ!

という訳で【演技】開始
何て強そうな敵…!
ああ、お供の「カーペットバイパー」のムザン君。私は一体どうしたらいいの…?
「小夜チャン、コンナ時ハ変身スルンダ」(小夜の裏声)
うん、わかったわ!
蛹を破り…蝶は舞う!

そう宣言して、自分の丹田に左手を刺し込み、UC「羽化登仙・改」を発動して蝶の羽がある仙人に変身をするわ!

仙術怪盗パピヨンサヨ、ここに見参!今宵もあなたのハートをいただきよ!(ポーズ決め)

よし、これで完璧な美しい魔法少女を演じきれた筈
後はこの蝶の羽から出る大量のパピヨン鱗粉で、敵と神殿をまとめて溶かし尽くしてあげる!


アリルティリア・アリルアノン
☆★

翠にきらめく粒子の奔流と共に、
新たな魔法少女が華麗に参上!

ネガティブハートにスマイル配信♪
バーチャル魔法少女(ウィッチ)アリルちゃん、ログインなう☆

レディオーシャン……のクローン!
悪事はやめて悔い改めるなら今のうちですよ!

初めは光と電子の[属性攻撃]で戦うも、徐々に追い詰められていくムーブ

絶対に負けない……アリル達の戦いに、未来がかかってるんだからー!!

切なる叫びと共に秘めたる力が目覚める(演出)!
[残像]で攻撃をかわしながら、[全力魔法]を叩きつける!
魔法少女の神に力が戻ったその時こそ、必殺のホログラフィックペタル発動!
悪しき魔女よ、暗き水底に帰れー!



●バーチャル魔法少女(ウィッチ)アリルちゃん
 アリルティリア・アリルアノン(バーチャル魔法少女アリルちゃん・f00639)はしつこく復活を果たしたレディ・オーシャンのクローンの前に立ち、戦いを挑んでいた。
「翠にきらめく粒子の奔流と共に、新たな魔法少女が華麗に参上!
 ネガティブハートにスマイル配信♪
 バーチャル魔法少女(ウィッチ)アリルちゃん、ログインなう☆」
 魔法少女アニメが大好きで普段から「バーチャル魔法少女(ウィッチ)」を名乗っているだけあり、台詞にも全く照れがない、堂に入った魔法少女っぷりである。
「レディオーシャン……のクローン!悪事はやめて悔い改めるなら今のうちですよ!」
「貴女は優しいですね☆さすがは正義の魔法少女です☆でも……お断りします☆」
 ギリシャ彫刻のような変なポーズを決めながら、降伏勧告を拒否するレディ・オーシャン。
 その時、二人の周囲の空間が揺らいだ。次々と転移してくる魔法少女達の活躍に女神もチカラを取り戻しつつあるのか、オブリビオン神殿は崩壊間近のようだ。
「なら仕方ありません!ここであなたを倒します!」
 アリルティリアは魔法のステッキ「エレクトロ・ルミネイト」を振りかざし、光の斬撃や陽電子ビームを放つ。
 しかし、レディ・オーシャンは魔法攻撃を水の壁で防ぎながら、無数のつららの雨や火炎の突風を発生させた。様々な超自然現象を利用した強力なレディ・オーシャンの攻撃に、アリルティリアは傷付き、徐々に追い詰められていく。
「えいっ☆ファイヤー&アイスストーム☆」
 レディ・オーシャンが放った炎と氷の嵐はついにアリルティリアを直撃し、彼女は吹き飛ばされ、意識を失った。
「さて、どう料理してあげましょうか~☆」

●仙術怪盗パピヨンサヨ
「そこまでです!その子から離れなさい!」
 地面に倒れたままのアリルティリアに止めを刺そうと歩み寄るレディ・オーシャンを制止したのは、アリルティリアと同じぐらいの年齢の幼い少女だった。見た目は魔法少女には見えないが……?
「あら、小さなお嬢ちゃん☆猟兵なら子供が相手でも、私は容赦しませんよ?」
 酷薄に笑うレディ・オーシャン。
「何て強そうな敵…!ああ、お供の『カーペットバイパー』のムザン君。
 私は一体どうしたらいいの…?」
 和服姿の美少女猟兵(9歳)、緑川・小夜(蝶であり蜘蛛であり・f23337)は 
天を仰ぎながら、持ってきた毒蛇の骸に(説明口調で)話しかけた。
「小夜チャン、コンナ時ハ変身スルンダ」
 小夜の問いかけに、ムザンと呼ばれた蛇の骸が答えた。……のではなく、これは小夜の裏声である。かよわい少女の演技には慣れている小夜だが、一人二役をこなすのはなかなか珍しい。
「分かったわムザン君!私、やってみる!『蛹を破り…蝶は舞う!』」
 小夜は叫ぶと、自分の丹田(へその下あたり)に左手を刺し込んだ。すると、小夜は瞬く間に蛹に包まれた。一瞬の静寂の後、小夜が蛹を破り、羽化した時には、その流れるような美しい黒い髪は白へと変わり、背中には透き通るような薄さの蝶の羽根が生えていた。
「仙術怪盗パピヨンサヨ、ここに見参!今宵もあなたのハートをいただきよ!」
 しっかりポーズを取る小夜。やはり彼女も魔法少女の一人だった。
(よし、これで完璧な美しい魔法少女を演じきれた筈) 
 心の中でガッツポーズを取る小夜。自分で「美しい」をつける辺り、けっこう図太い。
「やはり貴女も魔法少女でしたね☆なら死んでください☆」
 レディ・オーシャンは小夜へと炎の竜巻を飛ばした。小夜は、蝶々の見た目からは想像しがたいほどの速度で飛翔して竜巻を回避し、背中の羽根からパピヨン鱗粉を周囲に撒き散らす!ばら撒かれた鱗粉は渦巻きながらレディ・オーシャンへと襲い掛かった。
「あらやだ溶ける☆服が溶けちゃいます☆」
 鱗粉を浴びたレディ・オーシャンは服だけではなく体もドロドロと溶け出している。この鱗粉はあらゆるものを溶かしてしまうのだ。かし、レディ・オーシャンは燃える海水を召喚し、頭からかぶることで鱗粉を焼き払った上で洗い流した。
「今のは痛かったですわ~☆お返しです☆マグマ・タイダルウェイブ・ドームバージョン☆」
 怒ったレディ・オーシャンは天井まで達するほどの高さのマグマの津波をドーム状に制御して召喚した。ドームは徐々に縮まり、中心にいるレディ・オーシャンへと収束しつつある。これは羽根で飛んでもよけきれない!
「自分も巻き込んで……正気ですの!?」
「私は神殿がある限り復活できるので大丈夫なんですー☆」
「なら、時間切れの前にあなたを倒して見せますわ!」
 
●リブート
 アリルティリアさん……。私の声が聞こえますか……。アリルティリアさん……。
 どこからか声が聞こえる。心に直接響くような不思議な声だった。
 立ち上がって下さい。アリルティリアさん……どうか……この世界を守ってください……。お願いします……。私の神殿を破壊した挙句、上にセンスの欠片もないダサい神殿を建てたクソアマ……じゃなかった、この世界を滅ぼさんとする悪しき魔女レディ・オーシャンを倒して下さい……。魔法少女の手で……。
 アリルティリアが意識を取り戻すと、マグマの壁が四方から迫ってきている真っ最中だった。さらに、見覚えのない羽根の生えた少女が、鱗粉を撒き散らし、水流でそれを押し返そうとするレディ・オーシャンと必死に戦っている。
「わっ!どういう状況ですか!?」
「目を覚ましたのですね!良かったですわ!見ての通り、影朧……じゃなかった、オブリビオンと戦闘中です!ちょっとマズイ状況なので加勢して下さいな!」
 レディ・オーシャンと小夜の撃ち合いは拮抗している。このまま時間が経過すれば全員マグマで黒焦げだ。それはレディ・オーシャンの勝利を意味する。
「分かりました!」
 アリルティリアの意識ははっきりしている。夢の中で誰かに、レディ・オーシャンを倒してくれと頼まれたような気がするのだ。
「目を覚ましたところで私のこのドームは破れませんよ~☆一緒に死んでくださいな☆」
「絶対に負けない……アリル達の戦いに、未来がかかってるんだからー!!」
 アリルティリアはレディ・オーシャンを討つべく、新たな力を解放する!
「これは……!?させません☆」
 脅威を感じたレディ・オーシャンはアリルティリアに向け、炎の竜巻を飛ばした!
しかしその時、りぃん、と鈴の音が響き、炎の竜巻はアリルティリアに命中する前に、虚空へと掻き消えた。
「なん、ですって……?」
「『無常(アニトヤ)』。その技はさっき見ましたわ」
 ようやく素の反応を見せたレディ・オーシャンを見て、小夜がくすりと笑う。そして、アリルティリアのユーベルコードが完成した。
「かがやく正義の花よ舞え!『ホログラフィックペタル!』悪しき魔女よ、暗き水底に帰れー!」
「しまっ……」
 眩いばかりの閃光が一帯を覆う。アリルティリアのステッキが変化した光の花びらの奔流に呑まれ、レディ・オーシャンのクローンは今日六度目の死を迎えたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

グレイス・リリィ
☆鳥竜

眼鏡にニットのワンピースの普段着で現れる

フフ……神性の解放ね
ジーク、ちゃんと予習した? それじゃ行くわよ
(眼鏡を外し、ジークと手を重ねる)
応じ来られよ! 聖なる神の名の元に
悪しき汝に裁きを下さん!

発動した超常で黄金の闘気を纏い
白い戦闘服が露わになる
(ワンピース買い直さなきゃ……)
その手には裁定の杖、赤い宝玉が輝いて
ミラクル☆イェーガー ピュアグレイス!
さあお仕置きの時間よ(ビシィ)

……ってジーク、どうしてそっちなの?
時間が違うわよ! そりゃあドラゴンでしょうけど

まあいいわ
先ず海水を凍らせる氷の呪文を全力高速詠唱
後はジークに任せレディの暗殺を狙うわ
でも足りない……もう少し、力があれば……!


ジークリンデ・ドラグナー
☆鳥竜

メイド服で参上

OKよリリィ。ちゃんとダイジェストで観ておいたわぁ
(蛇竜がマスコットの様に周囲を舞って)
応じ来なさい! 聖なる神の名の元に
戦わなければ、生き残れない!

変身!

メイド服がグラマラスな軽鎧に変形
マスコットが竜槍に変化してジークの手に
ミラクル☆イェーガー ピュアドラゴン!
余りイライラさせないでねぇ(ビシィ)

え、ちゃんと見たわよ。ニチアサ
ドラゴンの力でコスが変わる奴よぉ

兎に角、アレに全力をぶつけるわぁ
ドラゴンにはドラゴン
凍らされた海竜に超常の一撃を
槍を投げて召喚したプラズマをぶつけ
そのまま壊して貰うわぁ

私は槍を抜いてレディを追撃
勢いをつけてチャージして串刺しよぉ
って、中々やるじゃない


メンカル・プルモーサ
★☆
魔法少女の祖……上位の神ニチャーサ加護を受けて戦ったとか聞いたような……

魔法少女っぽくすればいいのか……ならば以前使った衣装を持ち出して……
レディオーシャンに対して神殿の上とか高い所から出現……
未来を照らすは煌く魔力の輝き……魔法少女プルティアが一人、ティアウィッチ見参……(決めポーズ)
……レディはもう魔法少女じゃなくて魔女って言う歳かもしれないけど…魔女だって良いじゃない……うわ攻撃してきた…

地形の利用やオーラ防御でレディの攻撃を凌ぎつつ魔法少女っぽいエフェクトで【空より降りたる静謐の魔剣】(プルティアステイシスレイン)を繰り出して戦うよ…

出来ればトドメは魔法少女っぽく合体攻撃したいな…



●爆誕!ミラクル☆イェーガー鳥竜
 空間が激しく軋み、崩壊しつつあるオブリビオン神殿の一画に、一組の猟兵が降り立った。一人は乳白色の髪の美しき美少女、グレイス・リリィ(レッドウイング・f21749)服装は眼鏡にニットのワンピースという普段着だ。もう片方はメイド服を着た美しき美女、ジークリンデ・ドラグナー(ヴァリアント・f20319)。二人ともおよそ戦場には似つかわしくない姿だが、それはこれから変身するからに違いない。
「フフ……神性の解放ね。ジーク、ちゃんと予習した?」
「OKよリリィ。ちゃんとダイジェストで観ておいたわぁ」
 自信満々に応じるリリィ。二人とも、予習はバッチリの様子だ。魔法少女には欠かせないマスコットも完備。翼が生えた蛇竜が二人の周囲を舞っている。マスコットにしてはちょっと禍々しいが気にしてはいけない。
「それじゃ行くわよ」
 リリィは眼鏡を外し、ジークリンデと手を重ねる。
「応じ来られよ! 聖なる神の名の元に悪しき汝に裁きを下さん!」
「応じ来なさい! 聖なる神の名の元に戦わなければ、生き残れない!」
 変身!
 眩い光に包まれ、二人の衣装が変わっていく。リリィの体が黄金の闘気に包まれ、ワンピースが弾け飛び、白い戦闘服が露わとなる。あ。このワンピースお気に入りだったのに。後で買い直さなきゃ。
 ジークリンデの方も、メイド服がグラマラスな軽鎧に変形していく。
 変☆身☆完☆了☆
「ミラクル☆イェーガー ピュアグレイス!
 さあお仕置きの時間よ」
 リリィは赤い宝玉が輝く裁定の杖を握り、ビシィ!と可愛くポーズを決めた。
「ミラクル☆イェーガー ピュアドラゴン!
 余りイライラさせないでねぇ」
 ジークリンデも蛇竜が変化した竜槍を天へと掲げ、ビシィ!と騎士の如く雄々しく見栄を切る。
 ……ジークリンデの方はなんか違うんじゃね?
「……ってジーク、どうしてそっちなの?時間が違うわよ!そりゃあドラゴンでしょうけど」
「え、ちゃんと見たわよ。ニチアサ。ドラゴンの力でコスが変わる奴よぉ」
 確かにニチアサではあるが、それは魔法少女ではなく、戦隊ものだ!
 
●決戦!レディ・オーシャンVSミラクル☆イェーガー鳥竜
「さあ、あの子達を食べちゃってください☆リヴァイアさん☆」
 約1分後。二人はレディ・オーシャンのクローンが召喚した巨大なる海水の竜、リヴァイアサンと対峙していた。周囲に散らばる、女神の神殿の残骸はしっかり二人分の輝きを放っている。戦隊ものモチーフでも、魔法少女にしてはちょっと大きくても美人ならセーフのようだ。割とアバウトな女神である。
 リヴァイアサンはリリィとジークリンデをを喰らい尽くさんと、鎌首をもたげた。海水で構成されたアトランティスの守護竜の優美な姿は、レディ・オーシャン本人以上の迫力を備えていた。しかし、だからと言って怖気づく二人ではない。どんなユーベルコードにも弱点はあるはずだ!
『応じ来られよ。凍える雪の女王』
 リリィは襲い掛かってくる水竜の攻撃を飛行してかわしつつ素早く氷結魔法を連続詠唱し、リヴァイアサンを凍らせた。
 リヴァイアサンはすぐに脱皮するように氷結を破り、即座に行動を再開する。だが、リヴァイアサンの動きが止まった一瞬の隙を突き、ジークリンデは竜槍の一撃をリヴァイアサンに叩き込んだ。
「ドラゴンにはドラゴンよぉ。さあ、おいで。プラズマ」
 ジークリンデの呼び声に応え、彼女に従うドラゴンが召喚される。名はプラズマ。雷のエネルギーの塊である彼の竜ならば、海水の化身であるリヴァイアサンとの相性は抜群のはず。
 プラズマが電撃のブレスを浴びせかけると、リヴァイアサンは激怒したように大きな鳴き声を上げ、プラズマに巻き付いた。リヴァイアサンに締め上げられ、苦悶の声を上げるプラズマ。
「電撃ならリヴァイアさんに勝てると思いましたか?残念☆リヴァイアさんは無敵でーす☆」
 勝ち誇るレディ・オーシャンだったが、プラズマがリヴァイアサンを抑えつけている今、彼女自身は無防備だ。リヴァイアサンの体から竜槍を引き抜いたジークリンデはレディ・オーシャンを討つ取るべく、全速力で突撃した。しかし、その一撃はレディ・オーシャンが召喚した鉄色のアンコウのような魚によって受け止められる。
「は~い残念☆」
 微笑みながら、凶悪な魔力を迸らせるレディ・オーシャン。しかし、その瞬間、背後に接近していたリリィがレディ・オーシャンを討ち取らんと、渾身の魔力を込めて裁定の杖を振り下ろした。
 レディ・オーシャンはリリィの一撃をまともに受け、1mほど吹き飛ぶが、あまりダメージを受けている様子はない。
「いったあ☆」
「もう少し、力があれば……!」
 歯噛みするリリィ。今はプラズマがリヴァイアサンを抑えつけてくれているが、それもいつまで保つか。このままではまずい……!
『停滞せしの雫よ、集え、降れ。汝は氷雨、汝は凍刃。魔女が望むは数多の牙なる蒼の剣』
 その時、静かだが、よく通る声の呪文の詠唱が神殿に響き、上空から三百の氷の剣が降り注いだ。串刺しにされたリヴァイアサンは氷結して動きを止めたが、レディ・オーシャンは氷剣の雨を水の防壁で防御し、無傷でやりすごした。
「増援ですね☆何者です?」

●オブリビオン神殿、崩壊
「未来を照らすは煌く魔力の輝き……魔法少女プルティアが一人、ティアウィッチ見参……」
 レディ・オーシャンが氷剣の雨が飛んできた方向を振り向くと、柱の上にフリフリの魔法少女コスチュームに身を包み、その上からいつものローブを羽織ったメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)が立っていた。名乗りを上げ、しっかりポーズを決めるメンカル。
「プルティア……☆もう一人いたとは驚きです☆」
 メンカルはてっきり年齢について突っ込まれるかと思っていたが、レディ・オーシャンはそこはあまり気にしていないようだ。ちなみに20過ぎで魔法少女を名乗る女性も結構いた(というか今もメンカルの目の前に一人いる)この戦場においては、15才のメンカルはまだまだ若い方である。
「まどろっこしいですね☆まとめて押しつぶしてあげます☆さあリヴァイアさん、貴方の本当の姿を見せて下さい☆」
 レディ・オーシャンがリヴァイアサンに呼びかけると、リヴァイアサンは姿を変え、意志を持ち、獲物に襲い掛かる竜属性の津波となった。
 大急ぎで二人の元へと降りてきたメンカルはリリィとジークリンデに提案する。
「三人で協力して、合体攻撃で決着を付けよう……」
「OKよ。魔法少女といえばやっぱり合体攻撃よね」
 メンカルの提案を快諾し、残されたありったけの魔力を解放するリリィ。
「分かったわぁ。プラズマ、起きてぇ。あと一撃だけお願いよぉ」
 ジークリンデも最強の一撃を放つべく、リヴァイアサンとの戦いで傷付き、休んでいたプラズマに呼びかけた。
 メンカルも、すぐ目の前まで迫っている竜の津波を見据えながら、魔力を集中する。その時、三人を守護するように、暖かな光が差し込み、何故か魔法少女っぽい歌が流れ始めた。
「これは……女神の歌ですか!?」
 驚愕するレディ・オーシャン。それはこの戦いにおいて、常に飄々としていた彼女が初めて見せた狼狽だった。
「くっ……もう遅いです!押しつぶされて下さい☆」
「「「今よ!」」」
 津波となったリヴァイアサンがついに三人の元へと到達したが、その瞬間、雷の鎖、雷の結晶弾、雷竜を纏った竜槍の投擲が同時に繰り出され、無敵のはずのリヴァイアサンを消し飛ばした。それと同時に、空間が大きく揺らぎ、オブリビオン神殿が崩壊する。
「そんな、私の神殿が……!」
 魔法少女の華である合体攻撃のエナジーにより女神の復活は遂に果たされ、レディ・オーシャンの作り出したオブリビオン神殿は砕け散ったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

テラ・ウィンディア
同行
シル(f03964

原初の魔法少女だと
それは…何故だろう…滾る!

おれはテラ!
龍騎士…いや

此処でシルと一緒に変身
【属性攻撃】で炎を纏いながら炎を纏った巫女(真の姿参照)の如き姿に変身だ

星の魔法皇女テラ・ウィンディアだ!(ポーズ

そのまま【空中戦】で空を駆ける!

【戦闘知識】で敵の動きと癖と動作の把握


今回はずっと槍で戦うぞ

接近しては【串刺し】

敵の攻撃は【見切り・第六感・残像】で幻惑するように回避だ!
纏めて吹っ飛ばせると思うなよ!

シルと合わせて【早業】で高速連携!

OKだシル
おれ達魔法少女の全力
魅せてやろう!

シルと合わせてグラビティブラスト
【一斉発射】で威力増強
これがおれ達の絆の力だーー!!!!!


シル・ウィンディア
テラ(f04499)と一緒

魔法少女っぽいことで、今回の武器は
風精杖『エアリアル』一本

真の姿を開放(真の姿のJC参照願います)して
春風の精霊術士、シル、行きますっ!!

…ちょ、ちょっと恥ずかしいとかないんだからね

敵UCは範囲が広くて暴走しやすい…
それなら…
【空中戦】で飛び回って【残像】と【フェイント】で撹乱機動を行いつつ接敵
自分を巻き込んでもいいなら撃てばいいよ(にっこり)

接敵後は撹乱機動を行いつつ風精杖で対峙
【フェイント】を交えテラとコンビネーションアタック!

接近だけじゃらちが明かないから…
テラ、合わせて行くよ

手を繋いで魔法の詠唱を開始
【全力魔法】の全力全開っ!
これがわたし達の絆の力だーーっ!!



●姉妹の絆!さらばレディ・オーシャン・クローン!
「これは、さすがに逃げた方が良さそうですね……」
 遂にオブリビオン神殿のバックアップを失ったレディ・オーシャン。本体ならともかく、複製であるこの身で20人近い猟兵達を相手取るのは不可能だと判断した彼女は、全力で戦場から逃走を始めていた。どうせなら可愛い敵と戦いたいと思い、魔法少女の神殿の上に陣取ったレディ・オーシャンだが、それは完全に裏目に出てしまったようだ。まさかこんなにたくさんの魔法少女の猟兵がいるとは!
 必死にダッシュするレディ・オーシャンの前に、追撃に現れた最後の魔法少女達が立ち塞がった。それは、世にも稀な双子の猟兵。シル・ウィンディア(光刃の精霊術士・f03964)とテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)だ
「おれはテラ!龍騎士…いや」
 名乗りかけた妹のテラは途中で台詞を切ると、姉のシルへと目くばせした。
 テラの合図に、シルも目で応える。次の瞬間、テラの体は灼熱の炎に包まれた。同時に、シルの体も眩い光に包まれた。
「星の魔法皇女テラ・ウィンディアだ!」
 炎の巫女へと変身を完了したテラは、真紅の槍、紅龍槍『廣利王』を構え、魔法少女としての名乗りを上げた。
「春風の精霊術士、シル、行きますっ!!…ちょ、ちょっと恥ずかしいとかないんだからね」
 光の翼を生やし、風精杖『エアリアル』を構えたシルも名乗りを上げる。後半は小声だった。「魔法少女」とは名乗らない辺り、妹よりもシャイなのだろうか。
「双子の魔法少女……相手にとって不足はありませんね☆」
 レディ・オーシャンは内心焦っていたが、それを隠すように笑みを浮かべ、沸き立つ津波を召喚した。
「さあ、お風呂の時間ですよ☆」
 沸騰し、水蒸気が立ち昇る津波はレディ・オーシャンによって制御され、うねりながら双子に向かって襲い掛かる。シルとテラは、空へと舞い上がり、追ってくる津波を回避しながら高速でレディ・オーシャンの周りを旋回し始めた。
「なら、こうです☆ライトニング・ストーム☆」
 小回りの効かない津波では二人を捉えるのは困難と見たレディ・オーシャンは、今度は雷を纏った暴風雨を繰り出した!巻き込まれれば黒焦げになるか、バラバラになりそうな凄まじい雷の暴風が二人を襲う!
「まとめて吹っ飛ばせると思うなよ!」
 レディ・オーシャンの放った第二撃を、テラは超人的なカンと戦闘経験で予測し、華麗に回避する。シルは、追ってくる暴風雨に対し、ジグザグに不規則な飛行を披露して攪乱しつつ、レディ・オーシャンの側まで近づいていく。
「自分を巻き込んでもいいなら撃てばいいよ」
 にっこりと微笑むシル。
「お子様の割に賢いですね☆褒めてあげます☆」
 負け惜しみを口にしつつ、暴風雨の動きを止めるレディ・オーシャン。その隙を突き、シルは風精杖を振りかぶって風のハンマーを作り、レディ・オーシャンの顎を打ち上げた。
「あうっ☆」
 その瞬間、レディ・オーシャンの真後ろに来ていたテラが真紅の槍でレディ・オーシャンの背中を貫く。心臓を狙ったつもりだったが、寸前で身をよじって回避したようだ。マグマの渦、氷の竜巻、雷の隕石など、様々な超常現象を引き起こすレディ・オーシャンを攻撃を合間を縫い、テラとシルは順調にヒット&アウェーを重ねていったが――。
 幾度刺しても叩いてもレディ・オーシャンはほとんど効いている様子が無い。神殿のバックアップを失ってなお、レディ・オーシャンは驚異的なタフネスを見せていた。通常攻撃ではやはり埒が明かないようだ。
「テラ、合わせて行くよ」
 高度を上げ、レディ・オーシャンから距離を取ったシルはテラへと合図をする。
「OKだシル。おれ達魔法少女の全力、魅せてやろう!」
『大地の力…存在の維持を司る力…星の力…我が手に集いて我が敵を滅せよ…』
『闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ…。我が手に集いて、全てを撃ち抜きし光となれっ!!』
 二人が詠唱を始めると、どこからか魔法少女チックなBGMが聞こえてくる。復活した女神が同胞(まほうしょうじょ)である双子を祝福しているのだろう。
 二人の背後には、柔らかな笑顔を浮かべる、半透明なツインテールの巨大魔法少女の姿が――。
『グラビティ・ブラスト…往けぇ!!』
「『エレメンタル・ファランクス!』
「「これがわたし達の絆の力だーーっ!!」」
 二人が放った膨大な魔力は一つとなり、虹色の波動砲となってレディ・オーシャンへと放たれた!
「これは、もうどうしようもありませんね……☆」
 棒立ちになったレディ・オーシャンのクローンは、最後に凄絶な笑みを浮かべながら、二人が放った光に呑まれ、今度こそ完全に消滅した。
 ここに、後に神域魔法少女大戦と呼ばれる激闘が集結した。十八人の猟兵達は、祖たる女神を守護する最強の魔法少女として、ヒーローズアースの歴史に名を刻まれるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月25日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト