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アースクライシス2019⑯〜熱!熱!熱!灼熱地獄!!

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019 #スーパープルトン #ラグランジュポイント

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「別の世界で既に宇宙船での戦闘をこなしてきたお前達なら、やれるさ」
 それはグリモアベースで猟兵たちを集い説明を始めたエコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)だ。
「ということで、今回送り出す場所はスーパープルトンの居城となっている宇宙船だ」
 先日ようやく居場所が判明したスーパープルトンは侵略宇宙人を先導する指導者だ。
 ヒーローたちにより居場所が割れたスーパープルトンだが、バレたからにはもはや逃げも隠れもせず猟兵たちと衝突するつもりのようだ。
「やつはこのスーパーステルス宇宙母船をステルスモードから決戦モードへと変形させた。宇宙船の内部は敵に有利な状態が保たれているようだ」
 宇宙船内は、多数の独立した環境ブロックが連なって存在している。
 この環境ブロックはプルトン星の環境にプルトンフォーミングするために用意されているものだ。
 今回の戦闘においては船の内部へ直接転送する形で送り出すことになるのだが、送り出す先は灼熱の溶岩地帯となる。
「スーパープルトンは殺した者の能力を奪う能力を持つ。今もっているのはかつて殺害したヒーローチーム、マジェスターズのものだ」
 過酷な環境での戦闘になる上に、5人分の力を一人で操るスーパープルトンとの戦闘は苛烈なものになることは間違いないだろう。
「また何よりも気をつけてもらいたいのは、敵の先制攻撃だ」
 必ず先制攻撃を仕掛けてくる敵に対し、どう対処するかを考えることによって戦闘の結果は大いに変わってくることだろう。
「ふざけた口調の敵だが、間違いなく強い相手だ。油断せずどうにか戦ってきてもらいたい」
 よろしく頼んだぞ、そう声をかけると共に転送ゲートの準備を始めるのであった。


鬼騎
 戦争シナリオです。
 敵への対処も必要ですが、過酷な環境への対応もあればなおよしだと思います。
 このシナリオにおいては判定厳しく参ります。
 また、場合により再送をお願いする場合があるかもしれません。
 その場合お手紙にて連絡させていただくことになるかと思います。
 皆様のプレイングお待ちしております。
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 ジェネシス・エイトは全員、必ず先制攻撃します。
 プレイングボーナスは「敵のユーベルコードへの対処法を編みだす」です。
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第1章 ボス戦 『スーパープルトン』

POW   :    マジェスティック・ミックス
【「マジェスティックマン」の武装化する骨】【「ミス・タイフーン」の風を操る力】【「アバドンボーイ」の全てを喰らう口】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    マジェスティック・アッセンブル
【5人組のヒーローチーム「マジェスターズ」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    マジェスティック・ツインズ
戦闘用の、自身と同じ強さの【炎と光を操る「ザ・サンシャイン」】と【ダイヤの体を持つ「ダイヤジャイアント」】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。

イラスト:傘魚

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ビスマス・テルマール
●POW:ユーベルコード対策
『空中戦』で低空飛行『ダッシュ』で加速しつつ

風の力は『属性攻撃(真空)』込めた『オーラ防御』を展開

『怪力』で『盾受け』し弱らせ受け流し

骨は『第六感』で『見切り』『残像』で回避しつつ溶岩が噴出な所に誘導

口で来る所を『地形の利用』をし噴出した溶岩浴びせ

隙見て『早業』で使用UCを攻撃力重視発動


『激痛耐性・オーラ防御』と冷やし孫茶バリアで備え


骨を『残像』で回避しつつ冷凍クロマグロソードで『鎧砕き』の『怪力』と『属性攻撃(氷)』を込めた『部位破壊』の『カウンター』で急激な温度差による破壊狙い



壊した骨をそのまま相手の口に叩き込み『早業』で『2回攻撃』

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎



「ギシャーシャシャシャ! キタカ、チキュウジンメ!!」
 スーパーステルス宇宙母船の溶岩地帯ブロックで待ち受けるはスーパープルトン本人だ。
 そこへ真っ先に飛び込んだのはビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)であった。
「姿を見せましたね。貴方への一番槍はわたし、ビスマスが務めさせてもらいます。私も、ヒーローの一人ですから頑張ります!」
 ビスマスは自身でご当地ヒーローなるものを名乗るだけあり、果敢に敵へと向かっていく。
「ギシャシャ! タッタヒトリ、ナニガデキル!!」
 地熱で視界が歪むような熱された溶岩地帯。
 低空飛行で全速力で駆けるビスマスの体は蒸気を纏い熱を帯びるが、熱にも敵の言葉にも、ビスマスが動じることはない。
 しかしスーパープルトンは言葉通り、一人ではない。
 体は一つ。しかしその体にはヒーローチームから奪った力が宿っているのだ。
 スーパープルトンは己の体を武装化する骨で覆い、全てを喰らうための口を造り上げる。
「ギシャーシャシャシャ!! ムダナテイコウハヤメテ、オトナシクシヌガイイ!」
 スーパープルトンはさらに風を操る能力を使う。
 自身を宙に浮かべ、向かってくるビスマスに喰らいつくべく弾丸の如く飛んできたのだ。
「――!」
 あとほんの数秒で互いは衝突する。
 このままでは、こちらが攻撃を繰り出すよりも速く敵の攻撃が繰り出されるだろう。
 しかしビスマスは焦らずタイミングを図り、ほんの少しだけ敵へ向かっていた軌道を変えた。
 本当に少しの軌道修正だ。
 敵はその向かってくるスピードもあってただ真っ直ぐ衝突予定地点だった場所へと飛び込んだ。
「単純に向かってきてくれて助かりましたよ!」
「ナニヲ……ッ!?」
 ビスマスの言葉とほぼ同時、スーパープルトンの視界は赤く染まる。
「グォオオオ!!」
 スーパープルトンが居るちょうど真下の地面から、グツグツと煮えたぎるマグマが吹き上げたのだ。
「熱々に熱した次はこちらですよ」
 料理などが好きなら知っているものは多いだろう。
 熱によって物体が膨張した後、急激に冷却されるとどうなるのか。
 ビスマスは敵がマグマに怯んでる間に冷やし孫茶のバリアをはり、冷凍クロマグロソードにありとあらゆる力を籠めていた。
「さあ喰らいなさい!」
 全身全霊を籠め繰り出されたビスマスの初撃はスーパープルトンの突出した肩の骨を砕く。
 次いで繰り出された二撃目はその骨を強い一撃でスーパープルトンの口目掛け叩き込んだ。
「ギシャァアア!?」
 強烈な一撃を喰らいよろめくスーパープルトン。
 猟兵たちの攻撃はまだまだ始まったばかりである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アテナ・アイリス
右手に「アーパスブレード」、左手に「フレースヴェルグ・ブラスター」を持って、剣と銃の二刀流で戦う。

炎の攻撃には、「フィンブルの首飾り」を使って、冷気を放ち相手の動きを遅くした後、水の剣での【武器受け】【見切り】【カウンター】で反撃する。

光の攻撃は、「ウルズの蒼石」の効果を受けた「アーパスブレード」と【カウンター】で弾き返し、反撃する。

接近攻撃には、【第六感】【見切り】【カウンター】を使って、攻撃を当たらないようにして、反撃する。

あとは、UC『ジャッジメント・クルセイド』と誘導弾を使って本体を攻撃し、相手のUCを解除する。ヒーローの力を借りないと戦えない相手なんて、私の敵じゃないのよ!


エミリロット・エカルネージュ
●POW:UC対策
『第六感』で『見切り』
『オーラ防御』と『属性攻撃(真空)』を付与した本物そっくりに作った『残像』をばら蒔きつつ回避

『念動力』で『残像』を遠隔操作し本物を解らなくした上でソレで風に対して『盾受け』したりし

骨や口の攻撃には
『第六感』で『見切り』回避しつつ『残像』に『オーラ防御と属性攻撃(凍結)』を付与したので『盾受け』

何度も繰り返せば

ここの温度や溶岩の熱さ等の『地形の利用』し温度差で骨とかの固さとか脆くなる筈

隙を見てUCを発動

『オーラ防御』と『属性攻撃(氷)』でバニラバリアを強化して『ダッシュ』で体当たりし『怪力』でバニラガントレットで『グラップル』

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎



 スーパーステルス宇宙母船の溶岩地帯ブロックは戦闘が進むに連れ、次第に混沌とした様相を呈してきていた。
「まだまだ攻めますよっ!!」
 それはアテナ・アイリス(才色兼備な勇者見届け人・f16989)の声。
 現在アテナがアーパスブレードとフレースヴェルグ・ブラスターの剣と銃を用いて戦っているのは炎と光を操るザ・サンシャイン。
 スーパープルトンがその力を吸収したチームの力を使い召喚したヒーローの一人だ。
 肝心のスーパープルトンはといえば、同じく呼び出したヒーロー、ダイヤジャイアントを盾にしながらエミリロット・エカルネージュ(この竜派少女、餃心拳継承者にしてギョウザライダー・f21989)とやりあっている。
「ギシャーシャシャシャ! タオスタオスタオス! ソウスレバ、イズレホンモノツカマルダロウッ!!」
 正確にはエミリロットの残像を片っ端から攻撃しまわっているのだ。
 エミリロットが高速で移動しつつ残す残像にはこの溶岩地帯の熱気で残像が歪まないよう冷気をまとわせており、本物と見分けがつかないほど精巧だ。
 また同じくアテナもフィンブルの首飾りを用いてあたりに冷気をばらまいていた。
 そのためこの溶岩地帯では冷気によって熱を奪われた地面はひび割れ、行き場をなくした溶岩などはあちらこちらへと地表に吹き出している。
 場所によって陽炎がたちのぼり、また別の場所ではサウナのごとく蒸気が発生しているような混沌とした戦場状態だ。
「くっ、こうちょこまかと動かれてはユーベルコードにも頼れないわね」
「ほんとっ、まだまだ骨が硬いしダイヤモンドはもっと硬いよっ!」
 アテナとエミリロットは戦場の状況だけでなく、敵の行動にも翻弄されスーパープルトンに対し決定的なダメージを与えるには至れていない。
 さらには両者とも敵からの攻撃で負傷しており、これ以上長く戦闘を続ければ猟兵側がどんどん不利になる一方かのように思われた。
 しかしその時、破裂音ともに、スーパープルトンとダイヤジャイアントの体に異変が生じた。
「ギシャア!? ナンデコウゲキモウケテナイノニ、カラダガワレルッ!?」
「やっときたねっ!!」
 待っていた、と勢いよくエミリロットは声を上げる。
「なるほど! ならば手前のはわたしに任せて、あなたはスーパープルトンに一撃食らわせて頂戴!」
 続き、アテナも敵の状況を見て即座に理解する。
 エミリロットはスーパープルトンたちを暑い場所から冷たい場所へ、冷たい場所から暑い場所へと、残像を利用して移動を繰り返させていただのだ。
 それにより体を覆う骨の武装も、ダイヤモンドの硬さも脆く崩れ始めている。
 そして敵が動揺している今が最大の攻撃チャンス。
 アテナはそれまで相手にしていたザ・サンシャインへ一撃攻撃を食らわせてひるませた後、ダイヤジャイアントへと攻撃を仕掛ける。
 スーパープルトンへ攻撃を確実に与えるため、少しの間とはいえアテナは2体同時に敵を相手にすると決めたのだ。
「もっちろん、任せて!! 転・身!!」
 それはエミリロットの餃子が違う餃子へと変化をする合図。
 バリアと武装を香草氷菓(バニラアイス)化し、攻撃力や防御力が強化される。
「てやぁああ!!」
 アテナが作ってくれた隙を無駄にするわけにはいかない。
 エミリロットは強化された武装でスーパープルトンへとタックルをかまし、敵が吹き飛ぶ寸前に頭を握り地面へと全力で叩きつけた。
「ギャハアア!?」
「素晴らしい一撃よ! 所詮は奪った力を借りなければまともに戦えない相手なんで、私たちの敵じゃないわね!」
 敵の体力は徐々にだが削れつつあり、また猟兵の攻撃が緩むことはない。
 溶岩地帯ブロックが破壊されるのが先か、スーパープルトンが倒れるのが先か。
 どちらにしても勝負の決着は時間の問題となりつつあるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リミティア・スカイクラッド
殺したヒーローの力を利用するとは、趣味の悪い宇宙人ですね
ヴィサラ(f00702)とリムが、その力を封じましょう

ヴィサラの準備が整うまではリムが時間を稼ぎます
彼女を抱えて風神の靴の「封印を解く」と「空中戦」で回避を試みます
あえて溶岩地帯の上を飛び回れば、敵も攻撃しづらいでしょう
灼熱の影響は魔力の「オーラ防御」で低減します

お見事ですヴィサラ
ここからはリムの役目ですね

試練により自ら戦わざるを得なくなった敵に「高速詠唱」でUC発動
溶岩地帯のエネルギーを利用した、大規模な「炎」属性の「津波」を起こします
こちらは空中。ゆえに暴走も厭わない「全力魔法」です
あなたの星の環境が、そのままあなたに牙を剥くのです


ヴィサラ・ヴァイン
あっつい…プルトン人ってこんな環境で暮らしてるの…?
とんでもないのを相手にしてるけど、リム(f08099)とふたりなら勝てるよね…!
リムに抱えてもらい[第六感]で敵の攻撃の予兆を伝えるよ
どうにかユーベルコードを使う時間を稼がなきゃ…頑張ってリム…!
先制攻撃を凌いだら反撃の時間
【ゴルゴンの試練】を使って迷宮を創り出し
残りの攻撃は魔石の壁に隠れて防ぐ
石化の条件は『戦わない』事
易しい試練。流石私、神様より優しい
おや、ユーベルコードの効果で戦闘出来ない?
それなら問答無用で石化するし、傷を受けると解除されるらしいけど大丈夫?
他人の力をあてにするからそんな目に遭うんだよ
…さあリム、今がチャンスだよ!



 スーパープルトンが猟兵たちを待ち受けているスーパーステルス宇宙母船の環境ブロックの一つ、溶岩地帯。
「あっついし、さっむい……どうしてこういうことに……?」
 そこは今これまでの戦いで初期の地形から変わり果てていた。
 マグマが吹き上げる溶岩地帯と、猟兵達の攻撃によって凍り付いた氷岩地帯が存在し入り乱れていたのだ。
 プルトン人はこんな過酷な環境で暮らしているのかと想像するとヴィサラ・ヴァイン(魔女噛みのゴルゴン・f00702)は自らの体を抱きしめ、環境の過酷さに震える。
「少し想定外の状況ではありますが、これはこれで利用できそうですね」
 リミティア・スカイクラッド(勿忘草の魔女・f08099)は考えてきていた作戦を目の前の環境にあわせて構築し直す。
「ギシャシャシャシャ、チキュウジンメ。ツギカラツギヘ、むしけらノヨウニワイテデテクルッ」
 スーパープルトンは新たに送り出されてきた刺客を見て苦々しく言葉を吐き捨てる。
 すでに幾度かの戦闘を経て、スーパープルトンは傷つき疲弊してきていた。
 しかし戦う意思がくじけるどころか、未だ負けるつもりはない様子。
 一度消滅したザ・サンシャインとダイヤジャイアントを再び召喚。
 ダイヤジャイアントは自分の盾として近くに残し、ザ・サンシャインを猟兵へと向け送り出した。
「むしけらドモメシヌガイイ!」
「ヴィサラ、いきますよ」
「うん! リム、頼りにしてるからね」
 敵が向かってくるなか、リミティアはヴィサラを抱きかかえて宙へと浮き上がった。
 風神の靴の封印を解き、封じ込められた邪神の力を利用して空中戦へともつれ込む。
 ザ・サンシャインは炎と光を操る特性上熱には強い。
 リミティアは溶岩地帯の上を飛び回り敵の攻撃阻害につながればと思っていたのだが、作戦を変更し氷岩地帯の上を飛び回る作戦へと切り替え行動する。
 案の定、周囲の寒さによってザ・サンシャインの攻撃威力は明らかに下がっている。
 更にはリミティアのオーラ防御によってこちらが受ける地帯からの影響は減少。
 ヴィサラからの的確な指示によって敵からの攻撃はすべて回避することに成功した。
「コノ、チョコザイナチキュウジンメ、ざ・さんしゃいん、ハヤクヤツラヲコロセ!」
「よし、次はわたし達の番ね」
 ヴィサラは敵からの攻撃を乗り切ると、反撃するべく行動を開始。
 ユーベルコード、ゴルゴンの試練を発動した。
 それは戦場全体に魔石でできた迷路を作り、迷路の中に囚われた敵へだけルールを与える力。
「この迷宮のルールは簡単、戦わない事。流石わたし、神様よりずっと優しい」
「お見事ですヴィサラ。これで敵は戦えば石化され、戦わぬのならば無抵抗も同然です」
「ギャシャ!? オノレチキュウジン!! サンシャイン、ダイヤジャイアント、コチラヘ――」
 スーパープルトンは呼び出した配下たちと迷路により分断されたため、戦う事自体いったん諦め、急いで己の元へと呼び戻そうとする。
 しかし――。
「合流などさせると思いますか」
 リミティアは迷宮のユーベルコードが発動した瞬間から即座に詠唱を開始しており、今まさに唱え終わった瞬間であった。
「さぁ地に眠りし熱たちよ、波と化してすべてを飲み込むのです」
 リミティアとヴィサラはいまだ空中。
 扱いが難しい大自然の力が暴走しようとも、二人は無事でいられるという算段のもと、リミティアは全魔力をのせたマグマの津波を発生させた。 
「ギシャァアアアアア!!」
「他人の力ばかりあてにするからそんな目に遭うんだよ」
 ヴィサラをリミティアが抱えた状態のまま、宙から下の様子を見下ろす。
 二人は環境ブロック全体を覆い尽くすマグマが敵を飲み込んでいくのを確認するのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

北千住・ちくわちゃん
【竹輪】
宇宙人の侵略からみんなを守れば、いいね大量ゲット間違いなしだよね☆

目立つ【パフォーマンス】で目を引きながら敵の前へ現れ、可能な限り早く【ダーク・ヴェンジャンス】発動
上げる戦闘力ステータスは継戦能力……つまり防御を固くしながら生命力吸収だね☆
これなら、どのタイミングで発動してもリカバーできるかなって

耐えきったら全体重をぶつけるようにタックル攻撃
よく燃えそうなダイヤジャイアントを寄り切り攻撃で溶岩まで押し込んで、熱エネルギーを吸収しちゃおう☆
召喚されたやつを排除したら、敵本体を羽交い締め
自爆モードになってるミニちくわちゃんを吸い込んで頭の穴から【誘導弾】発射!


北千住・シャオリン
【竹輪】
転送の前に本体の穴の中に潜みます
先制攻撃によるマジェスターズ二人の攻撃への対処は
本体に任せて衝撃に備えます
可能な限り早くエレクトロレギオンで
機械兵器(1/5ちくわちゃん)を180体召喚して戦場に展開
本体の中からミニ本体の指揮に集中して
スーパープルトンを包囲させ手数で
一撃でもスーパープルトンに攻撃を入れてUCを解除させます
「電磁カタパルト起動、行きます!」
解除させたら本体の穴から飛び出して奇襲を仕掛けます
頭上からMN-PDW90のフルオート射撃でスーパープルトンを攻撃します
ミニ本体が残っていたら念動力で靴裏に装着してスケートのように使い
更に残っていたら動力を暴走させ自爆特攻させます



 スーパーステルス宇宙母船の環境ブロックのひとつ、溶岩地帯。
 今そこは全面がマグマに覆われ黒く固まりつつある地面や、グツグツと煮えたぎるマグマが残る場所、あるいはマグマが噴出しているところなど辺り一面が熱で覆われていた。
 だがふいに地面の一部が盛り上がり、地面の内側から外に向けて何者かが飛び出してくる。
「見つけたよっ、スーパープルトン!」
 それは他の猟兵から攻撃を受け、マグマに飲み込まれたスーパープルトンであった。
 猟兵たちの攻撃によりマグマに飲み込まれたが再び能力を使い、呼び出したヒーローたちの力により這い出してきたところだったのだ。
「宇宙人の侵略からみんなを守ればいいね大量ゲット! そのためちくわちゃんたちに倒されてね☆」
 北千住・ちくわちゃん(愛よりもいいねが欲しい・f17794)はくるくるーと周りながらスーパープルトンたちの目の前へと、まさしく文字通り躍り出た。
「ナニヲフザケタコトヲッ。タオサレルノハ、オマエタチチキュウジ……チキュウジンダッ!!」
 目の前に躍り出てきた棒状の物体が地球人といっていいのか一瞬戸惑ったスーパープルトン。
 しかしそれは一瞬のこと。
 すぐさまその問題は考えないことにし、わざわざ目の前に躍り出てきた猟兵に向かい攻撃を仕掛けるべく指示を飛ばす。
「テキハヒトリ! コチラノホウガユウリニキマッテイル。イケ、ざ・さんしゃいん! だいやじゃいあんと!」
 敵が2体向かってくるというのに、ちくわちゃんは未だにくるくると回り続けており、その体は頭の穴から吹き出てきた漆黒の粘液で覆われ始めていた。
 その黒い物体は負傷に比例した戦闘能力と生命力吸収を得ることができるユーベルコード、ダーク・ヴェンジャンス。
 しかしその発動は敵の攻撃よりも一歩遅く、迫りくる敵の攻撃はちくわちゃんを直撃するかと思われた。
 だがその時、突如ちくわちゃんの周りに小さいちくわちゃんがポンポンと音を立てて出現し始めた。
「ファッ?!」
 予想外の敵の出現。
 敵の攻撃は未知のモノの出現に手が止まり、スーパープルトンは焦りの表情を浮かべる。
 これは眼前で回り続けるちくわちゃんの能力ではない。
 ならばいったいどこから。
 そうこうしているうちに、ちくわちゃんの準備は整いきった。
「いくぞ☆ ちくわちゃんアターーーック♪」
 ちくわちゃんは真っ黒に染まった体で、いまだ出現し続ける小さなちくわちゃんを巻き込みながら全体重をかけたタックルをかます。
 タックルをかました先に居たのはダイヤジャイアントだ。
「オォオオオオオ!」
 ダイヤジャイアントはその硬い体で押し込んでくるちくわちゃんを弾き返そうともがくが、かわいい見た目をしていながらそれは2メートルを越すでかい鋼鉄の塊。
 一度ぶつかり合ってしまえばそう簡単にどかせるものではなく、ぐんぐんと押されダイヤジャイアントの背後に吹き上げるマグマが迫ってきていた。
「ざ・さんしゃいん。キサマモ、チキュウジンヘコウゲキヲ――ハッ!?」
 一対一で劣勢ならば二対一にすればよい。
 スーパープルトンはザ・サンシャインをちくわちゃんの元へと向かわせようとする。
 だがその時、何者かの力により戦場に出現し続けていた小さなちくわちゃんたちにいつの間にか全方位囲われていることに気がついた。
 圧倒的数の不利。
「ギシャーーー!?」
 次から次へと押し寄せる小さいちくわちゃん。
 召喚主を守ろうとするザ・サンシャインの攻撃では到底手が回らず、その攻撃をすり抜け小さいちくわちゃんの攻撃がスーパープルトンへと直撃。
 それによって呼び出されていたザ・サンシャインとダイヤジャイアントはその存在が消滅したのであった。
「電磁カタパルト起動、行きます!」
 それはちくわちゃんから聞こえてくる声。
 否、正確に言えばそれはちくわちゃんの穴の中から聞こえてきた声だ。
 その直後、何者かがちくわちゃんの頭の穴から勢いよく空中に飛び出した。
 それは北千住・シャオリン(ちくわちゃんのヤドリガミ・f23171)。
 スーパープルトンたちを追い詰めた小さいちくわちゃんたちは、ちくわちゃんの穴の中に潜んでいたシャオリンが操るエレクトロレギオンで生み出されたものだった。
 手下を消されスーパープルトンだけとなった今、次の行動に移る隙は与えない。
 ちくわちゃんの穴から射出され空中を飛んでいる最中、シャオリンは短機関銃であるMN-PDW90をフルオートでスーパープルトン目掛け射撃。
 また同時に残っているすべての小さいちくわちゃんをスーパープルトンめがけ自爆特攻を行わせる。
 敵の防衛手段を確実に奪ってからの攻撃。
 盛大に攻撃が直撃するもいまだスーパープルトンは倒れはしない。
 しかし立て続けに行われる猟兵たちの容赦ない攻撃により、勝敗の時はもうすぐそこまで来ているのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アスカ・ユークレース
力を奪う?やれるものならやってみなさいよ。


敵の能力には明らかな弱点がある
それは本体は闘えず、傷を受ければ解除されるという事
そこを利用する
とはいえ邪魔が入るのも折り込み済み

恐らくダイヤジャイアントは熱に弱い
盾にして
ザ・サンシャインとかち合わせて撃退を狙う

サンシャインの攻撃は火炎耐性で耐える、属性攻撃:氷の弾で相殺等で対応

僅かな攻防の隙間を狙い本体を誘導弾で射つ

UC解除の隙を狙ってメテオストーム

環境?……火炎耐性と気合いで耐える!

アドリブ、連携可


ルカ・ウェンズ
私もチームで戦うわ!
【行動】
最初の作戦が成功したらチームで囲でスーパープルトンを攻撃するわ!
まずダメもとで幻影を見せる虫を使い、応援していた人達の姿をヒーローチームに見せて、戦いをやめるように言ってみるわ。それが失敗したら応援していた人達の幻影を江戸モンゴリアンデスワーム(幼体)に襲わせて足止めできないか試してみるわ。

それでもダメなら宇宙昆虫は【空中戦】昆虫戦車は【一斉発射】モンゴリアンデスワームと私は【怪力】ショボーン(´・ω・`)は【残像】を使ってヒーローチームと戦い、虫の本を使って呼び出した昆虫型機械生命体の群れでスーパープルトンの体に外からも内側からも噛り付いて攻撃してもらうわよ。


トリテレイア・ゼロナイン
ここまで環境の種類に富んだプルトン星とはどんな星だったのでしょうか…
SSW出身としては興味があります

ですがHEの力でHEの人々を蹂躙し侵略するその悪趣味さは頂けません
阻ませて頂きます

溶岩地帯ということは溶岩で移動が制限される筈
●防具改造で脚部の接地性能を高めセンサーでの地形の●情報収集も合わせて転落防止

自己強化し先制攻撃をする相手が溶岩流を越える際に全格納銃器による口と骨を避けた●スナイパー射撃で迎撃

移動に使う風の力を防御に回すか、回避行動を取るか
どちらにせよ制限された移動からの攻撃を●見切りスラスターでの●スライディングで回避

すかさずUCを発動し攻撃を潜り抜け大盾の殴打で殴り飛ばします



「あなたたちがチームでくるならば、私たちもチームで戦うわ!」
 スーパープルトンが居るスーパーステルス宇宙母船へと殴り込んだ集団の中で、いの一番声を上げたのはルカ・ウェンズ(風変わりな仕事人・f03582)だ。
「アアアアア、ナゼダ! ナゼコレダケムテキダッタノニ、ワレガオイコマレテイルノダ!」
「無敵だと高を括って私たちのことを甘くみてるからです。私たちを倒す? それとも力を奪う? やれるものならやってみなさいよ」
 ルカに続き宇宙母船の溶岩地帯へと降り立ったのはアスカ・ユークレース(電子の射手・f03928)だ。
 すでに愛用のクロスボウ、フェイルノートを構えてやる気満々といった様子である。
 そして最後に金属音を立てながら降り立ったのはトリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)だ。
「溶岩地帯……ここまで環境の種類に飛んだプルトン星も気になりますが、まさか知り合いと遭遇し即席チームを組めるとは」
 ルカ、アスカ、トリテレイア。
 この三者は知った顔であったため、グリモアベースから送り出される際まとめて送り出されることとなったのだ。
「ギシャーシャシャシャ! カズガナンダ、カズナラバワレノホウガウエダッ!!」
 スーパープルトンは吠えると同時に、力を奪い操る抜け殻、マジェスターズの5人組を呼び出した。
 ザ・サンシャインとダイヤジャイアントを呼び出している間はそちらの力が強いためスーパープルトンは自ら戦線に立つことはできない。
 しかしマジェスティックマン、ミス・タイフーン、アバドンボーイの力を己の体に秘め、いつでも戦闘が継続できるよう全開の戦闘準備を行った。
 もう己の肉体に限界が近いことを悟ってのことだろう。
 しかしそのようなことで詰めの手を抜くような猟兵たちではない。
「さて、ヒーローの力でヒーローズアースの人々を蹂躙し侵略するその悪趣味、阻ませて頂きましょう」
 真っ先に敵へと向かい走り始めたのはトリテレイアだ。
 地形にあわせた脚部接地面の改造。
 さらにはセンサーを使用した地形の読み取り。
 それらによって凹凸の多い溶岩地帯ブロックの地面をその大きな体格で物ともせずに軽快に走り抜けていく。
 同時にこちらを迎撃するべくミス・タイフーンの風にのって躍り出てきたのはマジェスティックマンとアバドンボーイだ。
 互いにぶつかり合う寸前、トリテレイアは体に格納された重火器の砲門を開口。
 ヒーローたちからの攻撃を狙いすました射撃によって相殺する。
「数が多い? 本当にそうかしらね。言ったでしょう、チームで戦うと」
 トリテレイアに続き敵へと攻撃を仕掛けはじめたのはルカだ。
 ルカの瞳が怪しい光を讃え、妖艶な微笑みを浮かべたその時、どこからともなく現れたのはあらゆる形をした虫であった。
「これで数ではこちらが有利になったわね? 仲間が沢山居るのだから、端から全力で攻撃すれば良さそうなのは助かるわ」
 空を飛ぶ虫はミス・タイフーンへと襲いかかり撹乱を行い、重火器を背負っているかのような六足の巨大昆虫はザ・サンシャインへと一斉に銃弾を撃ち込み始める。
 トリテレイアとぶつかりあったマジェスティックマンとアバドンボーイはミールワームのような幼虫とルカ本人が怪力を用いて足止めを行い、ダイヤジャイアントには何故か虫にまざる白いぬいぐるみが残像を用いて敵の攻撃を誘導していた。
「グヌヌヌヌ!!」
 そして更にスーパープルトンに対し向かわせていたのは昆虫型機械生命体の群れだ。
 それらは呼び出されたマジェスターズとスーパープルトンを分断し足止めを行った。
「うん、暑い。暑いけど、まだまだこのぐらいならば耐えられますね!」
 辺り一帯に立ち込める熱によって体力が奪われることを感じながらも、アスカは戦場後方にてフェイルノートを上に向けて構え矢に力を込め始める。
「速く倒せば速く帰れて暑い溶岩地帯からはおさらばです! 喰らえ、メテオストーム!」 
 上空へと放たれた無数の高エネルギーが込められた矢はまるで流星群かのようにスーパープルトンへと降り注がれる。
「グォオオオオオ!」
 マジェスターズと分断され、さらに広範囲に降り注ぐ矢の前ではスーパープルトンに成す術はなく。
 攻撃をうけてヒーローの維持もできず、その場から動くこともできなくなったスーパープルトンに対し、降り注ぐ矢を掻い潜り肉薄したのはトリテレイアだった。
「未来予測演算によって矢を掻い潜るなど容易。さあ、あなたの野望はここまでです」
 トリテレイアはスーパープルトンへの眼前へと立ちはだかり、巨大な大盾を全出力のパワーで殴りつける。
「ギッ……ア……ァ……」
 それは矢により脆くなった骨の外殻を粉砕し、トリテレイアはスーパープルトンを叩きのめすことに成功した。
 地面へと叩きつけられたスーパープルトンはそのまま事切れ、呼び出されたヒーローたちもまた、無へと帰っていった。
 スーパープルトン自体はまだ他にも生存している個体は居ることだろう。
 しかし猟兵たちが送り出されたこの溶岩地帯を戦場としていたスーパープルトンは猟兵たちによって排除された。
 この戦場は猟兵たちが勝利を掴んだのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月24日


挿絵イラスト