いいですか? 出るまで回せば出るんですよ(?)
「ほえー、すごいなあ」
キマイラの少年は、SNSのアプリを見ながら呟いた。
その画面に映っているのは……『ガチャの結果』。
最近流行りのアプリゲーム。それの『ガチャ』と呼ばれるシステムの結果をSNSにアップするのが、今、大流行しているのだ。
そして、SNSにアップされているのは、たくさんの『SSR』やら『星五』やらのキャラクターたち。
「うらやましい……」
目を皿のようにして、それを見つめるキマイラの少年。
なにを隠そう、このキマイラの少年もガチャのあるゲームにハマっているのだ。
そして、
「ふふ……これが最後のガチャだから、きっと良い結果が出るはず」
課金用のカードが散らばった部屋の中。
生活費までつぎ込んだのだから。良い結果が出なければ困るのだ。
キマイラの少年は、血走った目でガチャを回し。
回し、そして。
――声にならない悲鳴を上げて、倒れたのであった。
「というのが、私に見えた未来」
若干遠い目をしたユースティティア・ルザライト(ミレナリィドールの聖者・f07011)が、猟兵たちに言う。
「この……ガチャ? というものがあるアプリを運営しているのが怪人だという話なの」
ふう、とユースティティアはため息をつく。
「ガチャにいくらつぎ込んでも、コンコンコンがあるから大丈夫ではあるのだけれど……。このままじゃ冬を越せるかわからないわ。寒いから、暖かいものもたくさん必要でしょうし」
と、いう訳で。
「みなさん、お願いしたわよ。キマイラたちの生活と冬越えのためにも、アプリを運営している怪人を退治しましょう」
健闘を祈ります。そう言って、ユースティティアはどこか急かすように猟兵たちを送り出した。
(……さっき私も回してみて大爆死したのは言わないでおきましょう。その方がいい気がするわ)
――主に自分の精神衛生的に。
ユースティティアは、自らの端末に映る大爆死案件をそっと隠す。
Alice
はじめましての方ははじめまして! お会いしたことのある方はありがとうございます! Aliceです。
今回のシナリオは、ええ、わたしたちもだいぶ振り回されている『ガチャ』に関するシナリオです。ええ、ええ。
みなさまは爆死勢でしょうか。それとも……?
いいですか? 出るまで回せば出るんですよ?
……そんなテンションで、みなさまどうぞよろしくお願い致します!
第1章 冒険
『良い文明? 悪い文明?』
|
POW : ガチャは悪い文明! 俺のこの下ない大爆死を見れば考えを改めるだろう。
SPD : 人はガチャのみに生きるにあらず、バトルやストーリー、考察も楽しんでこそです。
WIZ : どうも運営にガチャ結果が操作されているようですね、突き止めれば皆アンチと化すでしょう。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アルト・カントリック
「ガチャ……だって!?」
アルトは一時期、着せ替えゲームにハマっていた。興味の無いガチャに限って最高レアが排出される。そして、その代わり……
思い出したくない等価交換(物欲センサー)が脳裏をよぎる。
でも、僕はもうガチャを卒業したんだ…無料チケットしか使わない。なぜなら……
『課金パック』という名の確定ガチャがあるゲームにハマったから!ガチャなんて無かった!
僕はまだまだ微課金。だけど、ストーリーさえ楽しめれば良いのだ。
「ガチャなんて……もう終わりにしよう」
人気のあるアプリなら、スマホを使ってSNSで、色んなプレイヤーと会話ができるはず。
もっと良いゲームアプリや楽しみ方があると、誘導・勧誘する。
「ガチャ……だって!?」
その声をわなわなと揺らして、アルト・カントリック(どこまでも竜オタク・f01356)が呟く。
アルトは一時期、着せ替えゲームにハマっていた。興味の無いガチャに限って最高レアが排出される。そして、その代わり……。
「うっ」
思い出したくない等価交換(物欲センサー)が脳裏をよぎる。
「でも、僕はもうガチャを卒業したんだ……無料チケットしか使わない。なぜなら……」
SNSに書き込みをしながら、アルトはあたたかい笑みを浮かべた。
そう、僕は『課金パック』という名の確定ガチャがあるゲームにハマったから! ガチャなんて無かった!
「ガチャなんて……もう終わりにしよう」
僕はまだまだ微課金。だけど、ストーリーさえ楽しめれば良いのだ。
SNSにてそのアプリのプレイヤーたちに呼び掛けるアルトは、彼らに昔の自分を重ねる思いでいた。
そして、プレイヤーたちはアルトの不思議な熱の入った語りに引き込まれていくのだった……。
成功
🔵🔵🔴
推葉・リア
★SPD
ぅぁぁっ…(声にならない悲鳴で頭を抱える)
そうよ爆死なんてしたことない…だって生活費まではつぎ込んでないもの…(ぶつぶつ)…はっ!いけない!
そうよね推しキャラが出ないのは本当につらいわ、何がなんでも欲しくな…えっ?別に推しじゃない?高レアだから?
………このおバカさーん!!
いい!ガチャは置いておいてまずストーリーを見なさい!どんなキャラにもストーリーでの活躍は…ほらこんなにも格好いいのよ!サブストーリーの意外な一面も素敵よ!このキャラとこのキャラの組み合わせ最高よ!
いいレアリティだけじゃ
ないの…自分の推しを見つける事こそが一番大切なのよ、あとは縁が結ばれる事を願うことね
★アドリブ共闘歓迎
「ぅぁぁっ……」
そう、声にならない悲鳴を上げて頭を抱えたのは、推葉・リア(推しに囲まれた色鮮やかな日々・f09767)。
リアは、そのままうずくまって呟き続ける。
「そうよ爆死なんてしたことない……だって生活費まではつぎ込んでないもの……はっ! いけない!」
ようやく我に返ったリアは、アプリのプレイヤーらしきキマイラに声をかけた。何故にアプリのプレイヤーだとわかったか? リアと同じように頭を抱えてうずくまっていたからである。
「そうよね推しキャラが出ないのは本当につらいわ、何がなんでも欲しくな……えっ? 別に推しじゃない? 高レアだから?」
プレイヤーの返答に、リアがわなわなと震えだす。
「……このおバカさーん!!」
――そんな、大きな大きな声が、リアの周囲を揺らした。
「いい!? ガチャは置いておいてまずストーリーを見なさい! どんなキャラにもストーリーでの活躍は……ほらこんなにも格好いいのよ! サブストーリーの意外な一面も素敵よ! このキャラとこのキャラの組み合わせ最高よ!」
てきぱきと、すごい勢いでキャラクターとストーリーの語りをしていくリア。はじめはその勢いに飲まれていたプレイヤーだったが……少しずつ、少しずつ、……アプリを見る目が変わっていく。
「いいレアリティだけじゃないの……自分の推しを見つける事こそが一番大切なのよ、あとは縁が結ばれる事を願うことね」
リアの言葉に、深く深く頷くプレイヤー。また、ひとりの爆死勢が救われた瞬間だった。
成功
🔵🔵🔴
常盤・はがね
■心情
旧人類の生み出した危険なガチャ文化・・・
こんな負の遺産を現人類のキマイラさん達に広めるわけにはいかないよ…!
ボクが必ず怪人の不正を暴いて大炎上させてあげなきゃ(使命感)
■行動
【WIZ】運営の確率操作を暴いて炎上させてキマイラさん達を
アンチにしたてあげよう!
掲示板やSNSで《情報収集》
ガチャ人権キャラおりゅ?コメント等で煽っているのは運営に違いない!
《ハッキング》で運営の実数値のデータを暴いて
上記の運営によるキャラ煽りの証拠と一緒にネットに暴露するよ!
ド●カンテーブル!プレイヤーがじゃぶじゃぶ課金したくなるような射幸心を煽りまくる煽りコメント!
運営の陰謀を許すなー!返金祭りだ!立ち上がれ!
「旧人類の生み出した危険なガチャ文化……こんな負の遺産を現人類のキマイラさん達に広めるわけにはいかないよ……!」
ぐ、と拳を作り。常盤・はがね(はハッピーになりたい・f00829)は立ち上がった。
「ボクが必ず怪人の不正を暴いて大炎上させてあげなきゃ」
はがねは、使命感に燃えていた。文字通り、怪人の運営するアプリを燃やしてやるために!
さっそく、掲示板やSNSで情報を収集する。すると、出てくる出てくる煽りの数々。
「むむ……ガチャ人権キャラおりゅ? コメント等で煽っているのは運営に違いない! なんて酷い!」
さらに、ハッキングで運営の実数値のデータを暴く。
「やっぱり、弄ってるじゃないか! ようし、運営によるキャラ煽りの証拠と一緒にネットに暴露するよ!」
そうして、SNSにそれをアップし。はがねはキマイラたちを鼓舞した。
「ド●カンテーブル! プレイヤーがじゃぶじゃぶ課金したくなるような射幸心を煽りまくる煽りコメントの数々!」
斯くして、幾多のキマイラたちははがねに鼓舞され、共に立ち上がる。すべては、運営を燃やすために!
「運営の陰謀を許すなー! 返金祭りだ! 立ち上がれ!」
大成功
🔵🔵🔵
化野・那由他
POWで使い切った魔法のカードを次から次へと取り出しては、キマイラ達にガチャの恐怖を力説します。これもある意味、恐ろしい怪談話かしら…。
一体誰がこんな暗黒のシステムを作り出してしまったのかしら。ちょっと好奇心で付喪神育成アプリに手を出したのだけど、気付いたらお財布の中がすっからかんになっていたわ。そして大借金を…ああ寒い…懐も寒い…。あ、いえ、借金まではしていないのだけど、ちょっと盛った方がいいかなって。
【コミュ力】とか爆死への【誘惑】とか運営への【呪詛】とか【範囲攻撃】とか色々駆使して【気合い】で頑張ります。きっと貴方達も爆死すると私の【第六感】が告げています…。
※アドリブ歓迎です
「ああ……寒い、寒い……」
そう言って、化野・那由他(書物のヤドリガミ・f01201)はキマイラたちの前で倒れるようにうずくまった。
なんだなんだと集まってきたキマイラたち。
そんな彼らの前に、差し出されたのは……。
――もはやキマイラたちにはお馴染みの存在である、魔法のカード。
アプリに課金をすることが出来る魔法のカードだ。
「ああ、寒い……」
那由他は懐から魔法のカードの残骸を出す。それはもう、すごい数のカードを。
「一体誰がこんな暗黒のシステムを作り出してしまったのかしら。ちょっと好奇心で付喪神育成アプリに手を出したのだけど、気付いたらお財布の中がすっからかんになっていたわ。そして大借金を……ああ寒い……懐も寒い……」
いちまーい……、にまーい……、さんまーい……。
怪談話のようにカードを取り出す那由他に、キマイラたちは震え上がった。
いずれは自分たちもこうなってしまうかもしれない。
そう思ったのか。その場にいたキマイラたちはすごい勢いでアプリをアンインストールしはじめたのでしたとさ。めでたしめでたし。
……その後、那由他は語る。
「あ、いえ、借金まではしていないのだけど、ちょっと盛った方がいいかなって」
成功
🔵🔵🔴
七色・うみ
一回ね、みんなで協力プレイしてみない? 大丈夫、私もSPDで頑張るからさ!
コミュ力発揮してみんなを誘って、ノーマルキャラでしかプレイ出来ない協力クエストをプレイするよ!
事前に使うキャラの情報は情報収集で覚えます!
Nキャラでしか出来ない挙動やキュートなスキル、今一度みんなに知ってもらって、SSRが全部じゃないってこと、分かってもらいたいもん!
そしてプレイが終わった後は必殺技で、可能な限りたくさんのキャラをゲームから呼んじゃおう☆
実際に触れ合うことでもっと色々な低レアキャラの可愛さに溺れて貰う、そんなショーケースです♪
きっと、気に入ってくれるよね!
え、爆死勢ですかって?
実は爆死したことないです!
「一回ね、みんなで協力プレイしてみない?」
アプリをプレイしているキマイラたちに声をかけたのは、七色・うみ(幻想奏者・f03160)。
「知らないの? ほら、ここに協力プレイ出来るクエストがあるんだよ! ノーマルキャラでしか出来ないけど、すっごく楽しいんだから」
ね、ね? と、どこか引き付けるような見事なコミュニケーション能力でキマイラたちを集めるうみ。
「えっと、ここで使うキャラはね……」
そうして、集まったキマイラたちは協力プレイを開始した。
「ほらほら、見て! このキャラは、このクエストでしか見せない行動パターンがあるの!」
……仕方なさげだったキマイラたちの目が、少しずつ変わっていく。
「お次はスキル! とってもキュートなスキルがたくさんあるんだから!」
それは、ただ純粋にアプリを楽しんでいたときを思い出させるようで。
「クエストクリア! レア度とか関係ない。みんなに魅力はある、でしょ? ……気付いたみんなに大サービス!」
ぱ、と。うみが大きく手を開く。
すると、その場に変化が起きた。大きな、大きな変化。
ユーベルコード、発動。
――先程までプレイしていたアプリのキャラクターたちが、目の前に現れたのだ。
歓喜の声が渦巻く。皆が、キャラクターたちと楽しげに、嬉しそうに会話を交わし、遊び……。
「ふふ! みんな、嬉しそう」
それを、笑顔で見つめているうみ。
そう、うみは――。
「え、爆死勢ですかって? ……実は爆死したことないです!」
成功
🔵🔵🔴
第2章 冒険
『コタツムリを探せ!』
|
POW : コタツムリの体当たり。文字通り、体当たり。地味に重いです。
SPD : コタツムリの抱擁。敵に素早く近づき、暖かなコタツに取り込みます。
WIZ : コタツムリの団欒。触覚をミカンやお茶っぽく見せて誘惑し、コタツに取り込みます。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
秋月・信子(サポート)
『ここ…何処なんだろ』
人間のアーチャー × アリスナイト
年齢 18歳 女
外見 158.1cm 黒い瞳 黒髪 普通の肌
特徴 長髪 清潔な身なり 内気 親友を失った 読書好き
口調 苦労性の常識人(私、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
時々 姉と呼ぶ二重身が顕現する(私、あんた、ね、よ、なの、かしら?)
信子の目の前には、コタツのようなものがたくさん鎮座していた。
……コタツのようなもの、だ。
見た目はものすごくコタツだが、動いているし、たくさんありすぎるし、なによりここは外だ。
あまりにも不思議な光景に、
「……これ、本当にコタツムリなのかな……」
そう思ってしまう。
……誘惑もあるが、これを捕まえるのが役目だ。信子はそうっとコタツムリに近寄った。
しかし、コタツムリも機会を伺っていたらしい。
「……!」
信子が気付いたときには、もう既に遅い。
コタツムリが動いていた。ばっと信子の方に動くと、あたたかな布団が信子のからだにかかる。
「……あったかい」
ほんわかした。
「はっ、ダメダメ」
しっかりしなきゃ。
信子はあわててコタツムリから離れる。名残惜しかったのは秘密だ。
「よし、みんなのお正月のために、ちょっと頑張ります」
信子がユーベルコードを構える。
……コタツムリ、一匹くらい持って帰っちゃダメかな。
そんなことも思いながら。
成功
🔵🔵🔴
アリシア・マクリントック(サポート)
『よーし!いこう、マリア!』
人間のビーストマスター × サウンドソルジャー
年齢 16歳 女
外見 157.9cm 青い瞳 金髪 普通の肌
特徴
口調 お嬢様(よそゆき)(私、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
楽しい時は 無邪気(素)(私、~くん、~ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )
「なんということ……」
わなわなとからだを震わせながら、アリシアはコタツムリの群れを見る。
並んだコタツムリ……おそらくコタツムリであろうそれたちが、アリシアには見えている。
それらの上に並ぶのは、みかんやお茶。
そう、まさに団欒の象徴……。
そして、
「この寒さには、誘惑がすごいです……」
くしゅ。小さくくしゃみをすれば、傍らのマリアが心配そうに鳴き声をあげる。
大丈夫よ、と笑顔をマリアに。
そうして、コタツムリたちに向き直る。相変わらず誘惑がすごい。
寒い今には、確かにコタツムリがいれば便利だろう。
「この寒さを越えるために、必要ですね」
キマイラたちの冬越えのため、がんばろう。
そう決意して、アリシアはユーベルコードを構える。
……が、
またくしゃみをしてしまう。
寒い。
「ううう……」
ユーベルコードを一度諦め、アリシアはマリアに抱きつく。
もふもふの毛があたたかい。
……この件が片付いたら、マリアとコタツムリでゆっくり団欒しましょう。
成功
🔵🔵🔴
ステラ・テルキーネス(サポート)
『ぼくだって戦えます。きっと…いえ絶対に…。』
バイオモンスターのミュータントヒーロー × プリンセス
250cm越えの長身からくる体重と足の遅さが気になるお年頃
「ボクは重くない…。ボクは重くない…」
体重ネタで乙女心はブロークン。
一人称は「ボク」
他人称は「○○さん」
語尾をたまに伸ばして話す癖がある。
メイン武器は自慢の<ステラ・テルキーネスの長い髪の毛>
髪を伸ばして敵を「なぎ払い」「吹き飛ばし」「ロープワーク」で縛ったり、下半身の<ステラ・テルキーネスの右前脚><ステラテルキーナスの左前脚>の爪で「串刺し」したり「怪力」で殴ったりするのが得意戦術。
「わー……あったかい」
ステラは、コタツムリの中に腕をつっこんで目をきらきらさせていた。
コタツ、というものをはじめて知ったのだ。興味津々としか言いようがない。
「これが、噂に聞く『コタツでみかん』……」
構ってもらえて嬉しいのか、コタツムリはサービスと言わんばかりに触角を見せている。
これがみかん!
これがお茶!
なんだか、コタツムリの回りがきらきらしてみえる。可愛らしい。
「こんなあたたかいものがあれば冬も安泰ですね……!」
すごい、すごい! きゃっきゃ、とはしゃぐステラを、コタツムリがふわ、と包み込んだ。
すごく、あたたかい。
「……ほわ……」
からだから力が抜けて、コタツムリにからだを任せてしまう。あたたかい。ぬくい。
ほわほわしながら、
がしっ。
それでもコタツムリを捕まえに来たのは忘れずに。ステラは自慢の髪の毛でコタツムリを捕縛した。
「一家に一匹ほしい……切実に……」
次々とコタツムリを捕縛しながら、ステラは欲を少し呟いた。
成功
🔵🔵🔴
キャロ・エレフセレリア(サポート)
静かにしないといけない場面を除いて台詞に「!」が付く。うるさいくらいに元気
人を呼ぶ時は敵以外には誰にでも「名前+さん」
●戦闘
相棒機『メガロス』や各種ガジェット、アイテムを駆使する
『迷彩』で身を隠し『プチメガロス』で偵察しつつ敵を引きつけて、最大火力の『メガロス大爆炎波』を叩き込むのが好き
火力任せの面制圧からスナイパー技能を活かした狙撃や『メガシュピラーレ』で串刺しにして敵の動きを封じるなど、援護や中距離戦もできる
●冒険
情報収集、暗号作成にハッキングなど主に機械類に対する技能を発揮する
『武器改造』『防具改造』の技術でハッキングしやすいように改造するなど強硬手段も躊躇わない
ルディア・ディアマンテ(サポート)
守護騎士の家系生まれの元お嬢様。
普段は物腰落ち着いた感じだが、戦闘中は結構熱血で勇敢。
力無き人々を理不尽な力から守るを信念としており、各地を放浪し人々を助けていた。その過程で経験を積み、しきたりに縛られず柔軟な考えをしている。
武器は白銀のハルバードで、UC金色の風を使用し遠心力と飛行速度を利用した豪快な戦い方を得意とする。
長い金髪をなびかせながら戦場を駆ける姿は金色の風の如し。
信念から守るべき人がいた場合、それらの人を保護を優先し身を挺してでも守る。
ヴィヴィ・ジーヴ(サポート)
サポートってお手伝いね。
ビビ手伝うよ。何すればいい?
キマイラの力持ち×精霊術士、15歳の女。
名前はヴィヴィ、一人称は自分の名前でビビ。表記はどちらでも。
服の下はフクロウ。
腕はハーピー(鳥の羽)、器用な作業は少しだけ苦手。
「あまりお手手は見ないでね、女の子の秘密よ。」
《力持ち》
素早いの、苦手。お目目くらくらする。一撃ドーン、が得意よ。
《精霊術士》
困った時は精霊さんに聞く!
《好き》
美味しいもの、食べる事、大好き!
あとね、ビビ、空中浮遊でふよふよするの好きよ。
悪い事(公序良俗に反する行動)はしちゃダメってお母さん言ってたよ。
いつかお母さんに話すんだから、言えないような事はしないわ。怒られちゃう。
冬のキマイラフューチャーでは、あったか誘惑で魅惑するコタツムリに果敢に戦いを挑む猟兵達の戦いが続いていた。
「これも、キマイラフューチャーの民の為ですわね」
ルディア・ディアマンテ(金色の風・f18851)は、高貴な金の髪をさらりとかき上げると、えいやっと、コタツムリを捕縛すると、運び出していく。
キマイラフューチャーの民の冬の団欒の為にも、コタツムリはあればあっただけ良いだろう。
そのルディアの民を思う気持ちに触れて、お手伝いにと駆け付けた、ヴィヴィ・ジーヴ(キマイラの力持ち・f22502)も、
「よっこらしょっだよ!」
と、捕縛したコタツムリを担いで、運び出す。
動きはゆっくりだったが、可憐な外見からは想像できない怪力でコタツムリを担ぐヴィヴィに、ルディアは、頼もしそうに声をかけた。
「あなた、なかなかに見どころがありますわね。民への奉仕に駆けつけるとは、とても良い心がけですわ」
ルディに褒められたヴィヴィも、嬉しそうにはにかんで、
「こういうお手伝いなら、ヴィヴィ得意なんだよ♪」
と答えると、ふんわりと微笑みあった。
「ですが、この寒さではコタツムリの誘惑と戦うのは難しいのでは無くて?」
コタツムリを運びながら、ルディアがヴィヴィにそう尋ねる。
自分はノブレスオブリージュという高貴な信念があるので、コタツムリの誘惑に耐えられるが、ヴィヴィはどうなのだろう? と疑問に思ったのだろう。
このルディアの問いに、ヴィヴィは、
「女の子の秘密なんだけど、特別だよ」
と、服の下をルディアに見せた。
ヴィヴィの服の下で、彼女の羽毛が暖かな空気を含んで、天然の防寒具のように彼女を寒さから守っているようだ。
「それは、暖かそうですわね」
「うん、とっても暖かいんだよ♪」
ルディは、ヴィヴィの女の子の秘密を、羨ましそうに見やる。
(「私の翼では、これはできませんものね。勿論、私の翼を貶めるわけではありませんけれど」)
ちょっと、しょぼんとしてルディアにヴィヴィは、翼を寄せて温めてあげる。
「あったかさのおすそわけ♪」
ルディアは、そんなヴィヴィの気遣いに、体が暑くなったように感じていた。
……いや、違う、本当に暑くなってきている! これは、熱風?
「あれっ、すっごい暑い風が流れてくるんだよっ。あそこからだね!」
ヴィヴィもびっくりしたように、周囲を見渡すと、その発生源では、一人の小さな少女が高らかにガジェットを掲げ上げていたのだ。
その少女の正体は、キャロ・エレフセレリア(たーのしー!・f12156)。
彼女と彼女の相棒機『メガロス』の参戦により、コタツムリと猟兵との長き戦いは、いままさに終止符が打たれようとしていたのだった。
「アタシのメガロスの力、見せてやるんだよ!」
キャロの高らかな宣言と共に、彼女の『メガロス』が火では無く、熱風を送風する。
なぜならば……、
「今回のメガロスには、あったか暖房機能を追加して、こたつよりも快適な、あったかぬくぬく空間を作り出すのだっ!」
ババンと、そう宣言するキャロの言葉の通り、コタツが愛しくなる冬の寒さは、まるで春の陽光に溶かされていき、夏の盛りのような暑さへと変わっていく。
この暑さの中では、コタツの魅力は大きく減殺され、逆に、その暑さにへばったように、コタツムリ達がぐでぇっと、触手を出して伸びていった。
このキャロとメガロスの活躍により、コタツムリと猟兵の戦いは猟兵の勝利となり、あとは、伸びたコタツムリを、運び出すだけの簡単なお仕事となったのだった。
キャロは満足げに、その結果を見ると、Vサインを作って胸を張る。
「アタシの大勝利!」
このキャロの勝利宣言に反応したのか、この事件の黒幕であるオブリビオンが、姿を現した。
自身の肉体美を誇示するようにポージングして登場したアルパカマッスル。
彼は、キャロに向かって、ずずいと指をさして吠えたけた。
「暑いパカ! その温風を止めるパカ!」
どうやら、冬毛のアルパカに、この暑さは厳しいらしい。
それはともかく、猟兵とアルパカマッスルの決戦が始まろうとしていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『怪人アルパカマッスル』
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POW : ポージング
自身の【肉体美の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : 鋼の筋肉
全身を【力ませて筋肉を鋼の如き硬度】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ : つぶらな瞳
【つぶらな瞳で見つめること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【瞳から放たれるビーム】で攻撃する。
👑17
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ニィ・ハンブルビー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
リコ・エンブラエル
・POW
ついにオブリビオンのお出ましか
いくぞ、【ヘビーアームド・ウェポナイズ】
と言っても、パワードギアに搭乗しただけだがな
貴様の鍛え上げられた筋肉と俺のギア、どちらが上か試させて貰おう
む、ポージングか
何…その機械の身体だと、ここまで細かく動けんだと?
舐めて貰っては困るな、コイツは俺の動きにトレースして動くマシンでな…
俺が動けばコイツも俺と同じ動きをして動くのさ!
どうだ、このポージング
何、次はこの動きだと?
ふふ、だから舐めて貰っては困る
(パワードギアでポージングを決める
気が済んだか?
では、今度は…力比べと行こうか
互いに手を組合い、投げ飛ばしたほうが勝ちだ
では、行くぞ
ギアよ、お前の力を見せてやれ!
熱風吹きすさぶキマイラフューチャーの戦場に現れたアルパカマッスル。
迎え撃つのは、世界の守護者たる猟兵達。
既に、戦闘の邪魔になるだろう、捕縛されたコタツムリ達は、近隣の正月準備をしている会場に運び出しが行われており、戦闘に支障は全く無い。
「ついにオブリビオンのお出ましか! いくぞ、【ヘビーアームド・ウェポナイズ】」
オレンジ色のバトルスーツを纏ったリコ・エンブラエル(鉄騎乗りの水先案内人・f23815)は、重武装モードに変形すると、足を止めての撃ち合いを挑む。
しかし、裸こそが漢のバトルスーツとばかりに、輝く汗と共にポージングを決めるアルパカマッスルは、重武装となったリコを挑発するように、フロント・ダブル・バイセップス。
「舐めて貰っては困るな、その程度のポージングなど」
しかし、リコはその挑戦を真っ向から受け止めて、フロント・ラット・スプレッドを炸裂させ、
「どうだ、このポージングはっ!」
アルパカマッスルに対抗する。
「なかなかやるパカね。だが、これで決めるパカ」
意外なリコの善戦に、アルパカマッスルは気色ばむと、サイド・チェスト、サイド・チェスト、サイド・チェスト と左右交互にポージングを決めていく。
飛び散る汗が戦場を支配し、リコを追い詰めていく。
だが、追い詰められながらも、リコは反撃のチャンスを待ち続けていたのだ。
サイド・チェストとサイド・チェストの間隙、戦場の熱により予想外の汗を発していたアルパカマッスルの体が滑る。
その隙に、リコは、サイド・トライセップスをねじ込み、アルパカマッスルのサイド・チェストを撃ち破ったのだ。
「しまったパカ!」
「アルパカポージング、破れたり!」
リコは、ポージングを失ったアルパカマッスルを力任せに投げ捨てる。
猟兵とアルパカマッスルの戦いは、まずは、猟兵の先制によって幕を上げたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
草野・千秋
アドリブ連携など歓迎
出るまで回すだなんて文化、キマイラフューチャーにもあったのですね
UDCにもそんな人はいます
たくさん働いて残業手当とかが出て
お金が潤沢にあるならともかく
生活費までつぎ込むとは愚かしい……
しかしその射幸心につけ込む怪人は許せない!
断罪戦士ダムナーティオー、出動!
マッスルならそこそこある!負けない!
戦闘発動と同時にUCを展開します
こんな時にお菓子をまくだなんて
おかしいかもしれませんがお菓子だけに!
勇気をもって立ち向かいつつ
以後は怪力、2回攻撃、グラップルで攻撃
敵攻撃は第六感、戦闘知識でかわし
盾受け、激痛耐性で耐える
味方が近くにいるようなら極力かばう
お怪我はありませんでしたか!?
リコに投げ飛ばされ、ドォゥっと路上に倒れたアルパカマッスルに追い打ちをかけたのは、草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)。
「お前は射幸心を煽る悪である、悪とは断罪されねばならない。断罪戦士ダムナーティオー、出動!」
彼は、キマイラ達に『出るまで回す』という悪しき文化を伝えようとしたアルパカマッスルへの怒りを胸に、戦場に立ったのだ。
勿論、彼は射幸心の全てを否定するわけではない。
悪の射幸心あれば、善の射幸心もあるからだ。
人々を際限のない欲に溺れさせて破滅させるのが悪の射幸心であるのならば、人々に少しだけの幸せを与えるのが善の射幸心。
つまり、
「この駄菓子を喰らえ! そして、当たりが出たら教えてくださいね」
千秋、いや、ダムナーティオーは、アルパカマッスルにそう言って駄菓子を握らせたのだ。
「こんなもの子供騙しパカー!」
しかし、アルパカマッスルは、千秋の駄菓子を地面に投げ捨てると、ゲシゲシと足で踏みつぶした。
「大人は、こんなみみっちいものでは満たされないパカ! 射幸心とは、もっと、ジャブジャブ金を注ぎ込むものパカ!」
千秋は、その様子を悲し気に見つめた。
「小さな幸せで満足できないものが、大きな幸せを得る事はできない。ジャブジャブな射幸心は、いつしか、その心を腐らせ、雁字搦めとすだろう……。そう、今のお前のように」
千秋の言葉を聞いて、アルパカマッスルは自分の体の動きが鈍くっていることに気づく。
まるで、泥濘に足を取られるかのように……。
「それが、射幸心のダークサイドに堕ちた者の末路だ」
千秋がアルパカマッスルにかけた言葉は、どこか悲しげですらあった。
大成功
🔵🔵🔵
推葉・リア
あー!!あなたね!!こんな絶望集めに集めたガチャなんて考えたの!!
駄目よ!ガチャはちゃんと協会のガイドラインや法律に基づいて運営すべきよ!!大体課金はね!感謝の気持ちなのよ!こんな素敵なゲームを!キャラを私の大好きな推し達を生んでくれてありがとうって!!その気持ちが課金なのよ!!
こんな…感謝の課金が出来ないなんて間違ってるわ!
という【催眠術】【言いくるめ】を使って隙を作って『指定UC』で推しキャラ達を呼んで一斉に叩くわよ!
……え?違うのよ、私は『SSR』や『星五』や高レアが好きなわけじゃないの、私の推しが高レアになってるだけよ
価値ある課金は運営もプレイヤーもハッピーよ、うん
【アドリブ共闘歓迎】
鵜飼・章
僕は鵜飼章…旅人だ
何かの縁でここにやってきて
状況は大体解っている
だからさりげなくその場に溶けこみ
依頼をいい感じに進める行動言動をするよ
シリアスでもギャグでも皆に合わせます
可能さ…そう
UC【空気を読む】があればね
(読めない時もあるよ)
僕にできる事は技能一覧を見てほしいな
これ以外の事は大体できないと思ってくれて構わない
特に苦手なのは労働と力仕事だよ
できないからやらないとは言ってない
装備アイテムを使えば割とどうにかなる
きみが僕をなんとかするんだ
困っているきみ…
この依頼心情系ですか?
全部捏造でいいんじゃないかな
描写された内容が真実とは限らない…
僕、謎なので
つまり全部お任せだよ
アドリブアレンジ大歓迎です
動きを止めたアルパカマッスルは、猟兵達の集中砲火を受けていた。
『私の大好きなみんな! よろしくね!』
なかでも、推葉・リア(推しに囲まれた色鮮やかな日々・f09767)による、押しキャラ連続攻撃は、最高レアクラスの推しキャラたちが、最高レアらしい派手なエフェクトの攻撃を華麗に披露して、アルパカマッスルを打ち砕いていく
それは、まさに、大人のガチャパワーを体現するかのようであった。
「……え? 違うのよ、私は『SSR』や『星五』や高レアが好きなわけじゃないの、私の推しが高レアになってるだけよ」
と、リアは言い訳するが、攻撃を受けているアルパカマッスルからの視線も、心なしか冷たいようだ。
その視線に耐えられなかったのか、アルパカマッスルにガチャとは何かとリアは言い募る。
「ガチャはちゃんと協会のガイドラインや法律に基づいて運営すべきということよ。そして、一番大切なのは感謝の気持ちよ! こんな素敵なゲームを! キャラを私の大好きな推し達を生んでくれてありがとうって!! その気持ちで感謝と共に課金できる、それって幸せな事なのよ!」
だが、そのリアの力説は、アルパカマッスルの心に強く響いていた。
「ガチャは射幸心では無く、愛パカ? 愛ある課金は罪では無い……パカ?」
目から鱗が落ちていくようなアルパカマッスル。
そして、その心の動きを助長するように、謎の旅人、鵜飼・章(シュレディンガーの鵺・f03255)が心の隙を埋めるように言葉を滑り込ませていく……。
「僕は旅人だからね、状況は大体解っているよ。
千秋さんも、リアさんも、アルパカマッスルさんも、本当は解っている筈なんだ。
射幸心は善にもなるし悪にもなる。
搾り取られる課金は悪だけれど、感謝と共に捧げられる課金は愛である。
だから、僕は敢えて言おう。
夢と希望が無ければ、人は生きていけない。
夢とはガチャであり、希望とは課金なのだと。
しかし、愛の無い夢、愛の無い希望が悪であるように、愛の無いガチャ、愛の無い課金は悪となる。
つまり、世界を救うのは、愛あるガチャなのだ。
だから、アルパカマッスルさん。
僕は君にも気づいて欲しいんだ、ほら、この世界は、こんなにも愛に満ちているのだから……」
アルパカマッスルの心に、章の言葉が染み入っていく。
それは乾いた大地が慈雨を吸い込むようであった。
「愛のあるガチャ、愛のある課金……パカ。ガチャは希望、希望に大人も子供も無いパカ?」
アルパカマッスルは、涙をこらえて、あたりを見まわたした。
千秋もリアも章も、アルパカマッスルの独白に頷きで答える。
そう、幸せの青い鳥は、いつもすぐそばにあるものなのだ。
アルパカマッスルは自分が踏みつぶした駄菓子を手に取った。
千秋から渡された当たり付きの駄菓子。
子供だましと踏みつけてしまった、希望の駄菓子。
アルパカマッスルは、その駄菓子を開き、口にし、そして、包み紙をめくる。
「当たったパカー!!!!!」
見事あたりを引いた、アルパカマッスルは、心底嬉しそうにキレの良い、バック・ダブル・バイセップスを披露した。
「動き……戻ったわね」
「パカ?」
「ふっ、これも僕の計算のうちだね」
こうして、行動の自由を取り戻したアルパカマッスルと、猟兵達の戦いは佳境を迎えようとしていた。
大成功
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火土金水・明
「黒幕の正体は、筋肉隆々のオブリビオンですか。『キマイラフューチャー』の世界を守るためにも、倒さなければいけませんね。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【先制攻撃】で【高速詠唱】し【破魔】を付けた【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】を【範囲攻撃】にし、『怪人アルパカマッスル』が何処に移動しても巻き込めるようして【2回攻撃】をします。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「オブリビオン達は『骸の海』へ帰りなさい。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
ラリー・マーレイ
遅くなったけど、参戦させて貰うよ!
長剣「クリーヴァー」と小剣「フレイムタン」を両手に構えてアルパカマッスルと対峙する。何だか暑苦しい敵だなぁ……。剣が通るのかな。
まずは魔法で攻めてみようか。先手を取れれば、UC【火花の呪文】で攻撃する。
天からの落雷、足元から吹き上がる放電、指先から放たれる電撃の三方向同時攻撃。防御の為に筋肉を固めていたらかわせないだろ!
電撃で倒しきれなくても、少しでも喰らえば痺れて力が落ちる筈。敵からの攻撃は両手の武器で【武器受け】して受け流すよ。
電撃での攻撃を繰り返す。敵のユーベルコードを封じられたら、その隙をついて二刀流での【2回攻撃】だ。
真のガチャの心に目覚め、再び立ち上がったアルパカマッスル。
そのつぶらな瞳の中にあるのは、ガチャへの愛、そして希望……。
その愛の力はビームとなって猟兵に襲い掛かかろうとする。
なんという、掌返し。
だが、オブリビオンなのだからしょうがない。
火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)も、それがわかっているのか、黒色のマントを翻して、冷静に、七色の杖をアルパカマッスルに向けて構えを取った。
「そのような瞳で見つめても、私はあなたを許しませんよ。『キマイラフューチャー』の世界を守るためにも、オブリビオンは、倒さなければいけませんね」
しかし、アルパカマッスルの右目のビームは愛を宿し、左目は感謝を宿し、明を貫いた! かにみえた。
「残念、残像ですよ」
しかし、貫かれた明の姿がかすんで消えると、別の場所から高速詠唱で、氷のをが放つ。
「パカー!」
だが、その攻撃を、アルパカマッスルはサイドリラックスのポーズで受け流し、ダメージを最低限に抑え込む。
「やりますね」
「お前もなパカー」
明とアルパカマッスルは互いの健闘を称えるように言葉を交わす。
これもまた、アルパカマッスルが愛を知ったからこそなのかもしれない。
だが、このままでは決定打が足りない。
そう皆が感じた頃、ラリー・マーレイ(少年冒険者・f15107)が、その膠着を打ち崩すべく助太刀に現れた。
「遅くなったけど、参戦させて貰うよ!」
初撃でラリーが放った二刀流の剣戟を、アルパカマッスルは鋼の筋肉で耐えらたが、ラリーの攻撃はそこで止まらない。
魔法も絡めた多彩な攻撃で、アルパカマッスルを翻弄し着実に攻撃を当てていく。
「くっ、回避は無理パカね!」
ラリーの猛攻に根をあげたアルパカマッスルは、ラリーに背を向けて仁王立ちになった。
「敵に背中を見せるのか? 隙だらけだよ!」
ラリーは、その仁王立ちしたアルパカマッスルを右手の長剣「クリーヴァー」で切り裂き、小剣「フレイムタン」で突き刺した。
だが、その攻撃は通らない。
「バック・ラット・スプレッド パカー!」
アルパカマッスルは回避を捨てて、鋼の筋肉で耐えきる事を選んだのだ。
「まぁ、そうなるよね。でも、僕の攻撃はここからだ。ミームエイン・ラーイ・ターザンメ!」
その詠唱と共に、ラットの指先に雷撃が宿りアルパカマッスルを穿つ。
ほぼ同時に天から降り注ぐ落雷がアルパカマッスルを撃ち、地面から吹き上がる放電の嵐が襲い掛かった。
「まずいパカー、バック・ラット・スプレッドのポーズが崩れるパカー」
3つの雷撃を受けてしまえば、アルパカマッスルの鋼の筋肉ですら、そのポーズを保つ事は不可能であったのだ。
「今だ! 明さん!」
ラリーに言われるまでも無く、この隙を見逃す明では無い。
「我、求めるは、冷たき力。オブリビオンは『骸の海』へ帰りなさい」
明の杖から放たれた330本の魔力の矢が、アルパカマッスルに突き刺さる……。
ポージングを保てていなかったアルパカマッスルに、この猛威に耐える術などありはしなかった。
崩れゆくアルパカマッスル。
だが、アルパカマッスルの瞳には、どこか満足の光が宿っていたように、猟兵達は感じたのだった。
大成功
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