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アースクライシス2019⑯〜ラグランジュの砂漠

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019 #スーパープルトン #ラグランジュポイント

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●決戦、スーパープルトン
「イエス、イェーガー。戦争の時間です」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)はいつも通りに電子マップを展開する。
 そして示された赤い光点。
 そこが今回の目的の場所である。
「今示した場所、そこがスーパープルトンの宇宙船、『スーパーステルス宇宙母船』です」
 そう、ジェネシス・エイトの一人、スーパープルトンの居場所を突き止めたのだ。
 しかし、ヒーローたちではラグランジュポイントにいる宇宙船への侵攻は行えなかった。
 それ故にスーパープルトンを倒すのは猟兵たちの役目である。
「スーパープルトンは『スーパーステルス宇宙母船』を決戦モードに変形させています」
 そして、船内に突入してくる猟兵たちを誘い込み、迎え撃とうとしているのだ。
 スーパーステルス宇宙母船内は多数の独立した環境ブロックが連なっている。
 その環境ブロックは地球征服後、プルトン星の環境にプルトンフォーミングする為に用意されたもの。
 即ち、猟兵の敗北は地球のプルトンフォーミングに直結する。
「砂漠ブロックでの戦闘となりますが、幸い、猟兵たちの戦闘パフォーマンスへの影響はありません」
 つまり、スーパープルトンを遠慮なくどつけばいい、と言うことですね、と少女は言う。
 しかし、スーパープルトンとてジェネシス・エイトの一人。
 強敵であることは間違いない。
 スーパープルトンは猟兵よりも先んじて攻撃を仕掛けられるほどの強敵である。
「それ即ち、ユーベルコードでの先手は取れません」
 その為の一撃をどうにかして防がねば、スーパープルトンを相手にする事は出来ないのだ。
 だが、それとて今までの強敵オブリビオンたちと何ら変わらない。
 それ故に。
「当機は、イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
 いつも通りに、問題はないだろう、とアリシエルは猟兵たちに言葉を送った。


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 ヒーローズアース戦争第六弾、スーパープルトンとの決戦。
 いつも通り強敵らしく先制攻撃です。
 ユーベルコードの発動よりも速く先制してきますのでどうにかして凌ぎましょう。
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第1章 ボス戦 『スーパープルトン』

POW   :    マジェスティック・ミックス
【「マジェスティックマン」の武装化する骨】【「ミス・タイフーン」の風を操る力】【「アバドンボーイ」の全てを喰らう口】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    マジェスティック・アッセンブル
【5人組のヒーローチーム「マジェスターズ」】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    マジェスティック・ツインズ
戦闘用の、自身と同じ強さの【炎と光を操る「ザ・サンシャイン」】と【ダイヤの体を持つ「ダイヤジャイアント」】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。

イラスト:傘魚

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

死之宮・謡
アドリブ歓迎

…凄くプルトン言うな…

砂漠か…もう少し景色の良い処で戦いたかったな…
まぁ良い…死ね

・WIZ
呪炎(呪詛・属性攻撃)を放って足止めし
【七血人】共…あっちの二匹を殺して来い…虐めみたいだがまぁ良いだろう?
抑、圧力に強くても衝撃に弱いダイヤは戦闘に向かん。博物館にでも飾られてろ…

何で、先制攻撃で召喚何ぞするのか…謎だ…

クレイアスターで拘束の「呪詛」を乗せた矢を連射してから接近し
空白の「呪詛」と神経毒(毒使い)と雷撃(属性攻撃・全力魔法)の妨害フルコースを乗せたルトリアを「怪力」で振るって「2回攻撃」を叩き込む



●お久しぶりの
「すごくプルトン言うな……」
「ギーッシャッシャッシャッシャッシャッ!!」
 独特の笑い声をあげるスーパープルトンを前に死之宮・謡(万界覆う死と狂気・f13193)は砂漠に立つ。
 砂漠よりはもっと良い景色のところがあっただろうに、とも思うがまぁそんなことは些事である。
 そんなことにお構いなくスーパープルトンはザ・サンシャインとダイヤジャイアントを召喚する。
 なればこちらとてする事は変わらぬ。
「来い」
 七人の殺戮者たちが闇より現れる。
 今度は何の情報収集だ、何を探せばいいんだ、と言う不景気な面で彼らは現れた。
「あの二匹、仕留めてこい」
 え、まじかよ戦闘かよ。まじで。嘘ついてね?
 そんな顔をして主である謡を見た。よっぽど信じられていないが致し方ない。
 何せ不遇の七人は使われ方が使われ方であったためだ。
「良いから行って来い」
 やったぜ、戦闘だ!! と歓喜の叫びをあげながら七人の殺戮者たちは二体の眷属に襲いかかる。
 嬉々とする様子にもうちょっと戦闘させてやればよかったか? と首を傾げてからギシャギシャと笑うスーパープルトンを見やる。
 黒き呪詛の矢を弓に番え放つ。
 それは空白と言う名の呪詛、存在せぬ呪詛、間隙の呪詛。
 在り得ざる無と言う侵食、突き立てば、傷口より犯す猛毒。
 矢を番え放つ速度は尋常ならざる速度、一人で矢衾を作り上げる超速の神技。
 その矢衾の回避に必死な最中、すでに切り込み肉薄していた謡。
「腸を……ぶちまけろッ!!」
 呪詛と猛毒を放つ雷撃を帯びた魔槍、尋常ならざる速度で振るわれる。
 穂先が斬撃となり、その身を捉え緑の血を散らす。
「…………」
 言ってから思った。
 こいつに腸あるんだろうか。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ギージスレーヴ・メーベルナッハ
敵将は臆すことなく待ち構えるか。
良かろう、ならば討ち取るのみよ!

艦内に突入後はヤークト・ドラッヘに【騎乗】し敵を探す。
発見したら…恐らく既に攻撃を仕掛けんとする処であろう。
ヤークト・ドラッヘ搭載火器による【制圧射撃】を試みつつ、機体の跳躍やドリフト等を駆使し全力にて敵の構成を凌ぐ。
最悪、乗機は犠牲にする。

此方のユーベルコード発動の機会が巡り次第、黄昏大隊・群隊迷宮を発動。
敵本体と召喚された存在とを分断、同時に敵本体への攻撃を開始させる。
余自身も戦闘音と義眼での【情報収集】を頼りに敵本体の居場所を目指し、発見次第、魔導小銃の【呪殺弾】を【スナイパー】で撃ち込んでくれよう。



●黄昏の軍団、迷宮が如く
「敵将臆す事なく、前に立つか」
 ギージスレーヴ・メーベルナッハ(AlleineBataillon・f21866)はヤークト・ドラッヘと共に砂漠に立つ。
 それに襲いかかるのは炎光の魔人、金剛の巨人。
「撃てぇッ!!」
 その号令と共にヤークト・ドラッヘより砲火が放たれる。
 幾度となく、何度もその砲口より鉄火は放たれ、二体の眷属が何度も爆炎に飲まれる。
 その躯体を奔らせ、時には盾にし、二体の眷属に時にはぶつけ。
 眷属の動きが止まった瞬間、その一瞬の隙、刹那にも満たぬ時間。
「総員、終結、陣形揃えッ!!」
 その号令と共に亡霊たちが砂漠の彼方よりやってくる。
 砂塵を踏み分け、整然と整えられた軍列はやってくる。
 弾丸を放ち、敵を分断し、整然とした戦列はまるで迷宮のように。
「各個殲滅を開始せよ」
 振り上げた手を振り下ろす。
 その合図と共に将兵持つ銃が構えられ、弾幕が張られる。
 無数の火線が叩きつけられ炎の魔人も金剛の巨人もその弾丸の前に崩れ落ちる。
「ギーシャシャシャシャシャシャッ!!」
 スーパープルトンが笑い声をあげる。
 その亡霊軍団を蹂躙しようと迫る。
 されど、その眼は、その銀の瞳はすでに敵を捉えていた。
「見えていれば、討ち取るのみよ」
 魔導小銃の銃眼はすでに捉えている。
 引き金を引き、破裂音が響き、スーパープルトンの身に弾痕は刻まれた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

浅倉・桜雅
場所は砂漠、であるならばまずは自慢の怪力で周囲の砂を掻き上げ、敵の視界を塞ぎます。
次、一瞬敵の動きを視界の確保に向かわせたのを利用して高速詠唱。
来なさい悪路王。まだ憑依はさせず、敵の攻撃を凌がせましょう。
たとえ瀕死になっても問題ありません。
私の霊力、その全てを注ぎます。
悪魔憑依、悪路王!さあ、貴方の全力を見せるときです。この身体の力、余すことなく使ってください。
わざわざ敵の攻撃に使われる部位を狙う必要はありません。
そこ以外を狙います。
風の力がいちばん厄介ですが、それこそわざわざ立ち向かう必要はなく、受け流し攻撃に転用します。
さて、風で巻き上げられた砂に紛れて敵に接近、おもっいきりぶん殴ります!



●砂塵の悪路王
「はっ……!!」
 浅倉・桜雅(それはあくまで人助け!・f22468)は砂漠に拳を思い切り叩きつけた。
 陥没するべく大地はなく、そこは砂に満たされた乾いた大地。
 恐るべき膂力によって振るわれたその一撃は砂柱を巻き上げ、砂塵が周囲に立ち込める。
「ぎしゃ!?」
 スーパープルトンが巻き上げられた砂塵で桜雅の姿を見失う。
 視界を確保するために放たれた攻撃は見当違いの方向に放たれる。
 当然だ、目標を倒す為に放たれたのではないのだから。
 けれど、その一瞬で十分、高速で紡がれた祝詞。
 北伐された数多の祖霊、その中の一つ。
 鬼と呼ばれ、悪に堕とされしもの。
 大鬼・悪路王、それが呼び出される。
 桜雅の全霊力を注ぎ込まれた悪の鬼王、それはスーパープルトンの攻撃を受けても微塵も揺らぐ事なくそこに佇んでいた。
「さあ、貴方の全力を見せるときです。この身体の力、余す事なく……!!」
 自らの身体に鬼の力を宿す。
 それが悪魔召喚士としての、桜雅の力である。
 悪路王の力がその身に宿り、その膨大な呪力が身を巡る。
「いきますッ!!」
 踏み込んだその力だけで膨大な砂が巻き上げられ、砂塵となり吹き荒れる。
 スーパープルトンの風力によってさらに戦場に砂が立ち込める。
 それは視界を殺す事にも繋がり、同時に桜雅が距離を詰める隙も与えた。
「全ての力、出し切りますッ!!」
 悪路王、その膂力。
 その全てをこめて振るわれた拳。
 轟音をあげ、スーパープルトンの身を歪め、苦悶の声をあげさせ、思い切り彼方へと弾き飛ばした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

水鏡・怜悧
詠唱改変省略可
人格:ロキ
わざわざ砂漠に変えるつもりとは、プルトン人にとっては快適な環境なのでしょうか

予め水属性最大出力に設定した銃型魔導兵器を構えておき、先制攻撃が来たらすぐトリガーを引きます

前方に水で出来た分厚い壁を生成
炎は相殺し、光は屈折し、ダイヤは質量で押し止めます
即座に触手式魔導兵器を発動し土属性の触手で身体を包んで砂漠の砂に潜行します

スーパープルトンの下まで辿り着いたら砂を操って相手の周囲を高速回転させ、サンドペーパーのように当てて全身を削ぎます

相手の召喚が消えたら水を吸った砂を固め、鈍器のようにして殴り付けます
相手の位置は風属性の触手で音を頼りに特定します



●砂塵と言う武器
「わざわざ砂漠に変えるつもりとは……プルトン人にとっては快適な環境なのでしょうか」
 水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)――――否、ロキはその知的好奇心を揺さぶられる。
 されど、今この場にいる存在は敵でしかない。
 故に倒すしかないし、相容れることもない。
 銃型の魔導兵器に水属性のちからをこめ、最大出力に設定。
 炎光の魔人、金剛の巨人が現れ、ロキに襲いかかる。
 トリガー、魔導銃より水属性の力が解き放たれる。
 壮絶な水圧によって成される水の壁。
 炎は消され、光は屈折し曲がり、金剛石はその質量によって止められた。
「シンフォニア!!」
 地属性を帯びた触手型の魔導兵器がロキの身を包み、そして砂塵の下に消えた。
 ロキの姿は戦場より消え、スーパープルトンは周りを見回す。
 逃げたのか、と訝しみ首を傾げた刹那。
 その足元より砂が巻き上がり、その細かな粒子がスーパープルトンたちを削り、そぐ。
 ザリザリと言う音がうるさいぐらいに鳴り響き、魔人と巨人は砂に消える。
 砂に消えた刹那、水を吸い質量を増した砂を瞬間的に固着させる。
 足元より飛び出し、その固着させた砂で思い切りスーパープルトンを殴りつける。
 重々しい音をあげ、打撃でその身が歪んだ事をありありと感触が伝えてきた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

甲斐・ツカサ
わあ、船の中に色んな世界があるみたいだ!
でも、地球を自分達の住みやすい世界に変えるのはダメだよ!

ヒーローチーム、マジェスターズ!
コミックも読んだし、アニメも映画も、それに実際の活躍記録もたくさん観たよ!!
だから…アンタ達がどういう行動をしてくるのか、よく分かるんだ!
動きの癖や連携のパターンを見切って…出来るだけ、マジェスターズには攻撃をしないように掻い潜る!
オレが今倒さなきゃいけないのは、マジェスターズじゃなくって、スーパープルトンだからね!

そして、それを倒すのは、マジェスターズだ!
そう、攻撃を予想して、5人の攻撃がスーパープルトンに向かうように誘導するのさ!
自分達の仇討ち、させてあげよう!



●ヒーローチーム、マジェスターズ
「わあ、船の中にいろんな世界があるみたいだ……!!」
 甲斐・ツカサ(宵空翔ける冒険家・f04788)はその船の中を好奇心に満ちた眼差しで見回す。
 それは世界が無数に連なり、繋がっているようにも見えた。
 されど、自分たちの住みやすいように世界を作り直すなどはあってはならないこと。
 だからこそ、今スーパープルトンを倒さねばならない。
「ヒーローチーム、マジェスターズ……」
 そう、それはスーパープルトンに敗れたヒーローたち。
 コミックも読んだ。アニメも見た。映画も見た。
 実際の活躍記録も全て見てきた。
 だからこそ、ツカサにはわかる。
 その一つ一つの癖も、連携のパターンも。
 だからその攻撃は一つもツカサを捉える事はなく、かすりもしない。
「ギーシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッシャッ!!」
 それを面白そうに眺めるスーパープルトン。
 避けてかいくぐる姿が何もできないように見えたのだろう。
 だが、突然その笑い声が途絶える。
 マジェスターズの放った攻撃がスーパープルトンに当たったのだ。
 だが、何故? スーパープルトンの頭には疑問符しかなかった。
 今もなお、ツカサとマジェスターズは戦っている。
 裏切られる要素などはない。
 だが、それでも時折、マジェスターズの攻撃がスーパープルトンに突き刺さる。
 そして、そこで漸く悟った。
「マサカキサマ!!」
「気づくのがちょっと遅いかな!!」
 マジェスターズ5人の攻撃、それが全てスーパープルトンに目掛け放たれていた。
 それは着弾と同時に大爆発を起こし、その身に深々とした傷を残した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月宮・ユイ
アドリブ◎
器に<誘惑の呪詛>宿す呪:呪詛操るヤドリガミ

殺した者の力を使う、ですか。
纏う<念動:オーラに属性:風・地>付与
踏む砂の固定化や風(追い風、噴射等)で移動補助
即座に距離を取る

《瞬光捕食》圧縮成形<生命力吸収の呪>付与
・衣:身に纏い敵の攻撃を捕食軽減、耐性強化
・斧槍:<怪力の呪>で威力増強。
多数を相手取る以上、
反応上昇に伴う<第六感>含む知覚機能強化で<情報収集>
強化される速度活かし囲まれない様一撃離脱
現れたヒーローの連携崩し一人ずつ捕食。
口を避け、武装化した骨もダイヤも断ち斬り、
風や炎と光は喰らい吸収。
損害、消耗はあれど、私も彼らを喰らい摂り込み力とする。
さぁ、命を喰い合いましょうか



●器は誘惑、宿すは呪い
「殺した者の力を使う、ですか」
 月宮・ユイ(捕喰連星・f02933)はその身に風のちからを纏い、その足は柔らかい砂を踏みしめ、固めた。
 風のように舞い、そして、足を取るその柔らかい砂は通常と変わらぬ大地のように。
 身に纏った風に押し出されるように強く大地を踏み、間合いを取った。
 召喚された五人のヒーロー。
 それに抗うようにユイはその身をさらに纏う。
「星よ……瞬き……」
 全てを喰らう捕食・吸収能力、それを圧縮し、成形する。
 整えられ形どったそれは力となり、武器となり、装備となる。
 捕食兵装、その名を瞬光捕食(ルナライト)
「全てを喰らえ」
 反応速度が増加し、その反射神経は極限にまで高められた。
 踏みしめる砂も、足先に纏った地の力が固め大地とする。
 足を捉える事もなく、その蹴り足に力をいれれば強化された力、それを惜しみなく伝える。
 瞬間、刹那、肉薄されたマジェスターズ、その一人。
 バグン、と言う音を響かせ、巨大な顎、その口の中に飲み干され、噛み砕かれた。
 大地を切り裂きながら砂塵が立ち上がる。
 その膨大な砂が視界を奪う。
 視界の確保の為に砂塵を払った刹那、その砂の中より、巨大な顎(アギト)が開かれる。
 バギリ、と言う音が響き、骨も、金剛石も諸共が噛み砕かれる。
 風も炎も光もその全てを喰らい尽くし、貪り食いながら。
 金色の瞳がスーパープルトンと向き直る。
「さぁ、命を喰い合いましょうか」
 そこにあるのは貪り喰らう連なる星。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティエル・ティエリエル
WIZで判定

むむむー、宇宙船の中にこんな空間が!でもでも、地球を好き勝手改造なんてさせないぞー☆

背中の翅を羽ばたいて「空中浮遊」、マジェスティック・ツインズの手がぎりぎり届かない辺りに浮遊するね!
敵の最も攻撃しにくい高さを維持して「見切り」や「空中戦」を利用して回避を行うよ!
もちろん炎やダイヤが飛んでくるのも想定しておくね!

ある程度攻撃を回避し続けて、頭上に意識を向けきったら【妖精姫の括り罠】を発動して二人を一瞬足止めするよ!
その隙にスーパープルトン目掛けて突撃!風を纏わせたレイピアによる「捨て身の一撃」による「属性攻撃」をお見舞いするぞ☆

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です



●砂塵の妖精姫
「むむむー、宇宙船の中にこんな空間が!!」
 ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)は砂塵の中を飛ぶ。
 とっても気になる空間だが、地球を好き勝手に改造されるわけにはいかない。
 その背を翼で浮かび上がり、炎の魔人と金剛の巨人、その手の届かぬ高みまで。
「地球を好き勝手改造なんてさせないぞー☆」
 宇宙船、作られた空の中、妖精姫はまるで踊るように飛ぶ。
 放たれる炎と光、金剛、それが空を染め上げても、それはおてんば妖精を止められない。
 それは決して捉えられない。
 その攻撃の全ては空の高みにある妖精姫の為。
 最早足元に注意を払うものなどは存在しない。
「そこだーッ!!」
 突如として生じたスネアトラップ。
 それは砂漠には在り得ざる萌える草木によって為された足止め。
 2つの眷属の足を止め、その動きを封じる。そう、それはただの数秒にしか過ぎない。
 しかし、その数秒で十二分。
 抜き放ったは風鳴りのレイピア、振るえば音色を奏でる風の刃。
 魔力素が収束し、その細き刃に風が集う。
 その風に乗るように、風に任せるように、小柄な体躯が加速する。
 風と一体化したティエルは、その勢いのままに風刃を突き放つ。
 その細く、小さい針のような刃は、スーパープルトンの身を穿つ。
 傷としては小さい。けれど――――。
「えーいッ!!」
 その身を貫いた針の如き細剣、それは通常の武器ではない。
 膨大な魔力を帯びた剣、解き放たれ荒れ狂う暴風の魔力がスーパープルトンを内部から斬り裂いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カタリナ・エスペランサ
誘い込み上等、その策ごと打ち破ってみせようじゃないか!

先制には《高速詠唱+念動力+情報収集》の力場をセンサー代わりに展開、《第六感+戦闘知識》の《見切り》を重ねて対応だね

こっちからは黒雷を纏わせたダガーの《投擲》または羽弾の《属性攻撃+鎧無視攻撃+誘導弾+乱れ撃ち》で敵全体を攻撃。
命中すれば《ハッキング+マヒ攻撃》の要領で魔力を流し込んで行動を阻害するよ
一通りの仕込みが済めば刻んだ魔力を起点に【世界の不完全証明】を発動、重力崩壊で纏めて圧殺しよう

何より皆を守る為に戦ったヒーローをそうやって弄んでるのを許す訳にはいかなくてね
旧き先達には安息を、悪辣な侵略者には破滅を。
キミはここで仕留めてみせる



●不完全性定理
「誘い込み上等ッ!! その策ごと打ち破ってみせようじゃないか!!」
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)はおびき寄せられた砂塵舞う宇宙船の最中にいた。
 同時、高速で呪文を紡ぎ、自らの身を魔力で覆う。
 それは魔力素による盾、悪意を退ける魔の障壁。
 手にしたダガーは黒き雷を帯びる。
 五人のヒーローが生じてカタリナに襲いかかる。
 手の黒き雷のダガーを思い切り投げれば、それは虚空で弾け莫大な雷撃となり暴れ狂う。
 同時、その背の翼より放たれた焼き焦がす雷を帯びた羽が散弾の如く打ち付けられる。
「アタシちょっと許せないんだよねぇ……!!」
 何が許せないのか。至極簡単なことだ。
 誰かの為に戦い続けたヒーローたち。
 護るべき者の為に使命を背負ったヒーローたち。
 それを弄び、そして、悪の為に用いていると言う事。
「旧き先達には安息を、悪辣な侵略者には破滅を」
 世界の不完全性を証明する定理。
 脆弱たるこの世の証明。
 身に宿した魔神の権能を解き放つ。
 限定されたそれは世界が不完全であると言う証明であり証左であり解答である。
 収束する不完全性の定理は、空間を擬似的に崩壊させ、圧縮し、圧潰させる。
 空間そのものにかかる膨大な圧力がスーパープルトン諸共収束し、爆発的な圧力となり、空間諸共砕け散った。
 されど、悪辣なる侵略者は今もなお、ぼろぼろになったまま立っていた。
「キミはここで仕留めてみせる」
 されど、逃す事はない。
 スーパープルトンはここで確実に仕留めると。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ウィルヘルム・スマラクトヴァルト
……負ければ地球がプルトンフォーミング、ですか。
絶対に、負けられませんね。

「緑の騎士、ウィルヘルム・スマラクトヴァルト、推参!」

先制攻撃は「第六感」で感知した上で、攻撃の軌道を「見切り」、
緑の大盾と緑の斧槍を駆使して「盾受け」「武器受け」で
確実に受けるよう専念します。
万一受けきれなかった場合は、「オーラ防御」で防御力を高めて
ダメージを最小限に抑えつつ、「激痛耐性」で耐えます。

先制攻撃を耐えたら、「ハイパー・ガーディアン・モード」を使用。
可能な限り高速で飛翔して勢いを付けてから、
緑の斧槍で「ランスチャージ」を敢行。
チャージの勢いと「怪力」で「串刺し」にします。



●無毛の砂漠に緑は咲く
「負ければ地球がプルトンフォーミング、ですか……」
 絶対に負けられない、と意気込み砂を踏みしめる。
 ウィルヘルム・スマラクトヴァルト(緑の騎士・f15865)は斧槍を片手に最早ぼろぼろと化したスーパープルトンと相対する。
 その身はぼろぼろであっても、そのオブリビオンは、ぎしゃしゃ、と笑い続ける。
 繰り出された攻撃に最初の頃のような勢いはない。
 されど、それはヒーローや猟兵を倒すに余りある破壊力。
 緑の大盾がその攻撃を受け止め、そして受け流す。
 破壊力の大半が、殺され、そして虚空に消える。
「緑の騎士、ウィルヘルム・スマラクトヴァルト……参るッ!!」
 彼の全身が翡翠色の闘気に覆われる。
 世界を護ると言う意志、それが高まるほどにその翡翠の闘気は圧力を増す。
 乾いた砂原の大地を蹴り、ウィルヘルムの身が浮かび、そして偽りの空の彼方に飛ぶ。
 超飛翔、風を切り、空を裂き、その身は翡翠色の流星と化す。
「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
 渾身の叫び、突き出された翡翠の斧槍。
 切っ先がスーパープルトンの身を穿ち、貫いた。
 衝突の破壊力がその後、その傷に殺到し、衝撃が突き抜け、内側からスーパープルトンを破砕する。
 砕け散ったその破片を見送るように一瞥してから、斧槍を払う。
 生じた風が砂塵とその破片を押し流していく。
 かくして、地球を自らの思惑通りに作り変えようとした怪人は宇宙に消えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月17日


挿絵イラスト