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財の王の目覚め

#UDCアース

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#UDCアース


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 そこにいる者達は目の前の単純な出来事に一喜一憂する。
 目の前で転がる玉、盤上や手に握られたカード、もしくはサイコロかもしれない。それらの違いや位置である者は喜びある者は悔しがる。
 ここはカジノ、そこは遊戯か欲にまみれた金が今日も動く。
 
「新たなオブビリオンの出現が予知されました」
 グリモアベースの一室にて稲荷・四乃(f08744)が猟兵たちに配った資料を読みながら説明していた。
「予知夢について詳しく調べたところ、どうやらUDCアースにある非合法な賭博場の景品の一つとして保管されているようです。ただ、現在オブビリオンは未覚醒なようで現地では珍しい歴史的遺物としてしか見られていないようです。法に触れるというところで少々あれですが、放置した場合に起きる被害を見過ごすことは出来ません。現地の邪神教団体よりも先にかつ穏便にオブビリオンを回収、即座に破壊をしましょう」
 資料をめくり、四乃は話を続ける。
「それで賭博場で保管されているオブビリオンですが、どうやら厳重に保管されているようでして、その厳重さから考えると穏便に手に入れることは難しそうです。そのために、景品として入手する以外も考えて調べることが必要だと思われます。そのために、客として入るのも当然の事、従業員として潜入、管理を賭博場の上層部が握っている可能性も考えて秘密裡に潜入することも必要だと思われます」

 オブビリオンの回収するために賭博場を調査する猟兵たちだったが、いざ回収する目前で賭博場の一般客にオブビリオンをチップと交換されてしまった。一般客は手に入れた景品がオブビリオンだと気づいていないが、邪神教団体が存在に気づき奪いに行く可能性も考えられる。
 一応猟兵たちの手元には賭博場に潜入して盗み出すことを想定していたために、すり替え用の偽物を用意してあるので、作戦を変更してオブビリオンを回収することに専念しよう。猟兵たちはターゲットの尾行、ターゲットの周辺の不審人物の警戒、ターゲットの移動ルートを予想する必要がある。
 まだ、事件を穏便に済ませられるチャンスは残っている。

 オブビリオンが覚醒する前に回収することができたが、輸送中オブビリオンが突如目覚め邪神が復活してしまった。
 できれば目覚める前に破壊しておきたかったが、周囲に一般人はおらず警戒態勢に入っていた猟兵が集まっていたのが不幸中の幸いだった。
 復活する邪神は予め分かっており、イネブ・ヘジの狂える王というかつてはエジプトの王であり多くの財を築いた存在であったそうだが、今では強欲を操る邪神として復活している。
 イネブ・ヘジの狂える王は罪深い魂をその顎でかみ砕き、カイトスの三魔槍と呼ばれる三本の槍を投げユーベルコードを封じてきたり、腐食の呪詛を含んだ極彩色の旋風を起こして攻撃などしてくる。
 古の時代を生き、今邪神として存在する古き王に引導を渡せ!


劇団劇作家
 劇団劇作家です。訳あって前に比べて間が空いてしまいました。前作が終わってから出したかったというのもあるのですが……。
 さて、今回の邪神はエジプトの王だったそうで。エジプトか……行ってみたいです。
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第1章 冒険 『カジノに潜入せよ』

POW   :    客として潜入し情報を集める

SPD   :    秘密裏に忍び込んで情報を集める

WIZ   :    従業員として潜入し情報を集める

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

神楽火・銀月
【POW】
まずは正攻法でいこう。中がどうなっているか知る必要もあるしね。
あちこち回って構造を調べつつ、手堅い賭けで勝ちを重ねて元手を稼ぐ。

ある程度の資金ができたら適当な従業員を捕まえて「珍しい古美術品があると聞いたんですけど、いくらくらい必要ですか?」と尋ねる。
提示された額から、どれくらい警備が厳しい場所に保管されているか類推できるだろう。

その後は倍率の高いゲームを紹介してもらって、派手な勝負を演出していく。本気で稼ぐ気があるってところを見せなきゃいけないし、従業員や客の目を引きつければ他の猟兵が仕事をしやすくなるはずだ。
「大勝負ほど血が騒ぐ……そうだろう?」



 客として潜入した神楽火。賭博場の構造を調べつつ、怪しまれないように少額ながらも様々な賭博を試してみる。
 少しずつ勝っていき、一通り遊んで軍資金がいくらか溜まったところでディーラーからオブビリオンである景品について聞いてみる。
 ディーラーいわく出所は分からないが、何処かの墓の盗掘品だそうでもしかしたらいわく付きのモノかもしれないという事だった。
 なら、何故景品にしたのか聞いてみると、その方がただの盗掘品より価値を見出したり欲しがる者が多いらしく、オブビリオンを入手するのに必要なチップの数は他の似たような景品と比べて見ると極めて高いモノだった。
 欲しがる者が多いならその分早く稼がなければならない。そう感じた神楽火は掛け金の高いテーブルに移動し、目標の額まで稼ごうと動き始める。
 初めの調子良く稼ぐことが出来たが、それは運営の思うつぼ。徐々に資金は減っていき、財産を失うまではいかないが軍資金が尽きてしまった。
 煽り屋が神楽火を煽るものの、それは無視して掛け金の低いテーブルに移動する。
 作戦は始まったばかりだが、道は長そうだ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

緋神・美麗
まさかオブリビオンが賭博場の景品になってるとはね。出来るだけ穏便に回収したいところね。従業員に化けて潜入すればある程度動けて内部情報も掴みやすいかしら。
【変装】で新人従業員に化け、【コミュ力】【言いくるめ】【情報収集】で他の従業員に色々教えてもらいつつオブリビオンに関する情報を聞き出す
上層部の偉い人らしき人物を発見できれば影の追跡者を張り付ける
途中トイレ休憩で抜け出して賭博場の間取りや警備状況を猫型PDFにまとめ、影の追跡者の方の状況も確認する
脚として潜入している猟兵に気づけたら、比較的稼ぎやすいゲームを紹介して手助けする



 賭博場の従業員に成りすましたい緋神は客として一度賭博場に入った後、隙の多い新人従業員が人目につかない場所に移動したところを後つけて襲い気絶させる。
 無事変装を終えた緋神は仕事内容等を復習したいと先輩従業員に頼み込み、従業員から呆れられたが色々と教えてもらう事に成功する。
 自前のコミュ力を駆使して他の従業員から話を聞くと、誰一人として景品がオブビリオンであることに気づいないどころか、出所はおろか真偽も分からないそうだった。
 オーナーを含む上層部について聞くと新人であるお前には必要ないと一蹴される。
 ならばとベテランの従業員に影の追跡者を付けさせ上層部を探る。
 数日経つと、ベテラン従業員がVIPルームに入ったある客に対して普段より丁寧な態度で対応している事を確認する。
 その客が賭博場の上層部ではないかと目を付けた緋神は影の追跡者をその客に付け替えさせ詳しく探ろうとする。
 問題は緋神がばれるまでに必要な情報を得られるかどうかだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

クロ・ネコノ
[SPD]
まだ未覚醒のオブビリオンか、できれば覚醒前に回収したいね。
あんまりギャンブルは得意じゃないし私がやるなら潜入かな、忍び込んでみよう。
【ゴム体質】[目立たない][忍び足][情報収集]
いきなりオブリビオン回収って訳にはいかないだろうし、【ゴム体質】で身体を縮こめたりしてインテリア等の裏や下に隠れつつ、[忍び足]で[目立たない]ように移動しながら[情報収集]といこうか。
とりあえず調べるべきはオブリビオンの保管場所、それとそこまでの移動経路と警備体制がどうなってるかも調べたいね、
それと…まあ隠れていればそうそう見つからないだろうし調べられるだけ調べよう。



 自身のゴム体質を使ってオブビリオンについて調べようとしたネコノは、忍び歩きで目立たぬよう賭博場に潜入する。伸び縮みする身体で観葉植物の陰に隠れたり隙間の間に入りこむことによって、関係者立ち入り禁止区域に潜入後、オブビリオンの保管場所を含め、様々な情報を入手することが出来た。
 オブビリオンを含め、交換に多くのチップを必要とする景品は重厚な扉の先に保管されていた。その先の潜入は難しいと思われたが、偶然にもオブビリオンを補完する部屋と同じ部屋の換気扇をに気付く事が出来た。
 チャンスだと思ったネコノはゴム体質で換気扇から侵入し、目的の部屋に潜入することが出来た。
 そこで目的の未覚醒のオブビリオンを確認したネコノだったが、オブビリオンは想定より大きくこのまま盗むことは出来ない代物だった。
 だが、目的のオブビリオンを後にしたネコノは、賭博場の隅々まで調べ上げ、もし穏便に回収することが出来ないと判断した場合に必要な情報を持ち帰る事が出来た。
 後は、一般人や邪教集団に先に回収される前に回収するくらいだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

赤城・傀
行動方針【SPD】

隠密行動はあまり得意ではないが…。
私は博徒。
ここは勝手知ったる賭博場。
なんとかやってみるとしよう。

一般的な賭博場での警備体制を思い出しながら、賭博場の関係者に見つからないようにこっそりと侵入するよ。世界各地の賭博場に出入りしたことのある経験を、こういうときに活かさねばね。

そして、判明している邪神の保管庫までたどり着いたら、警備の者に【催眠術】をかけてドアを開けさせよう。
あとは、邪神を回収してトンズラ…できれば最高だね?



 世界中の賭博場を渡り歩いてきた赤城は、その経験を活かしてオブビリオンを盗み入ろうと試みる。
 赤城は普段出入りしている賭博場を思い浮かべながら、警備の目をすり抜けて潜入する。賭博場の関係者以外立ち入り禁止区域に入りこむと、従業員を一人捕まえ監視カメラと人の目が届かない所に連れ込む。
 赤城は連れ込んだ従業員に催眠術をかけ、賭博場の詳しい警備状況や景品等を管理する金庫の場所及び鍵についてを聞き出す。聞き出した情報によると、一般従業員は低額で交換できる景品の管理は任されているものの、今回のオブビリオンのような高額な物の場合は金庫の場所は知っていても鍵の開け方は知らされておらず、VIP客が来た際に対応する上層の従業員しか知らされていないという事だそうだ。
 近づく事は出来ても開けることは出来ないと知った赤城は従業員に再度催眠術をかけて自分が行ったことを忘れさせてその場の後を残さぬように立ち去った。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

アシェラ・ヘリオース
行動指針 【POW】

「さて。穏便にいけるなら、そう納めたいものだ」
客として潜入する。スーツ姿で女社長風の貫禄があれば幸いだ。
幸いに先の猟兵が上層への目星をつけている。その客と接触するため、まずは賭博で目立とう。
余りやるべきではないが、【念動力】でルーレットに勝利しコインを積み上げ、【存在感】を発揮する。
目当ての人物の興味を引けたら、【コミュ力】と【礼儀作法】で穏当に接触し【情報収集】を行いたい。

「エジプト所縁の品を集めてます。何かお得意様の目を見張らせる物が欲しいですね」

その後は適当な所で負けて今日の勝ち分を溶かし、今晩は気持ち良く遊べたと言う風情で撤収します。

【アドリブ・連携歓迎】



「さて。穏便にいけるなら、そう納めたいものだ」
 そう思ってアシェラは女社長風のスーツに身を包み、賭博場に潜入する。
 見栄を張って高めに換金を終えたアシェラはルーレットテーブルの席に着き、ゲームを始める。
 アシェラは念動力で球を操り、出目を思うように変えながらチップの山を積み上げていく。
 この光景は周りの客の注目を集め始め、運営側もこの状況を悪く思ったのかディーラーを交代させてきた。
 ディーラーが代わったタイミングでアシェラは本題を切りだす。
「ここにエジプト所縁の品があると聞いたんだ。どのようなものか見てみたいんだが」
 この発言にディーラーを含め、周りの客は目を丸くし少し騒ぎ始める。
 アシェラは何事かと思ったがそのままゲームは続けられ、先ほどと同じようにいくらか勝ち続けた。
 アシェラの念動力による不審な勝ち方にディーラーを含め一部の客が気づき、ゲームを中断し用心棒思しき男が現れる。
 用心棒はアシェラがイカサマをしていないか、女性従業員がの下ボディチェックが行われ、怪しいモノを持っていない事が分かると勝ち分のチップは現金に換金する代わりとして賭博場に来ないように言われてしまった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アララギ・イチイ
賭け事は得意じゃないけどぉ
まぁ、客として振る舞いつつ情報収集するわぁ

【召喚・蚊雷殷殷】を使用するわぁ
全て召喚しちゃうと賭博場の内部が大参事だから、数は最初は少し抑えめ、状況に合わせて追加で呼び出す感じでぇ

召喚した蚊達に【動物と話す】技能で保管場所とか間取り、警備体制に関して【情報収集】する様に命令、蚊だから狭い場所にも侵入出来るだろうし、空調用ダクトを伝って内部を調査する感じかしらぁ

客としては【念動力】で細工出来る様な代物(ルーレットなど)をしてみようかしらぁ
大勝だけではなく、時には大負けして怪しがられない様に注意するわぁ
第三者が居ない場所(トイレとか)で偵察に出した蚊達の集めた情報を収集よぉ



 賭け事は得意ではないものの客として賭博場に潜入したアララギ。
 賭博場に入ると【召喚・蚊雷殷殷】を発動して、少数ではあるが見えない蚊を召喚する。
 蚊達に賭博場の間取りや警備体制、目的のオブビリオンの保管場所を調べるように指示し、アララギ自身は怪しまれないために賭博に参加する。
 アララギはルーレットの席に着くとディーラーに手ほどきを受けながらそこそこに賭博を楽しんでみる。
 ルーレットである程度稼いだ後はスロットの席に座り、念動力で出目を操って大負けや大勝ちを混ぜつつ全体的に勝っていく。
 並行してアララギが召喚した蚊達はそれぞれ別々に行動し空調用ダクトなど人が入れない狭い空間を伝って賭博場全体を動き回る。
 アララギはあまり運営から目が付けられない程度にチップを稼いだところでトイレに向かい、蚊たちが調べてきた事を聞いて、蚊たちが動き回って集めた情報を基に賭博場の立体的なマップを時間をかけて書き上げる。
 マップを書き終えたところでアララギはトイレから出て、そのまま賭博場を後にした。
 

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『間違えられた荷物』

POW   :    尾行して様子を見る

SPD   :    周囲に不審な人物がいないか注意する

WIZ   :    行き先を予想する

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
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※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

クロ・ネコノ
面倒な事になったね、なんとか回収したいけど。
まだ交換してそんなに経っていないなら周辺の警戒より尾行するべきかな。
【ゴム体質】[目立たない][忍び足][聞き耳][情報収集]
前回同様【ゴム体質】で身体を縮こめて隠れる様に尾行しよう、とりあえず、この人がどこに行くのか位は把握したいよね。



 回収目前で持って行かれてしまったオブビリオンを回収するために動いた猟兵の一人クロノ。
 自慢のゴム体質で隙間に入りこんでオブビリオンを持って行ったギャンブラーの後をつける。
 ギャンブラーは飄々としており一見金持ちとは思えないが周囲に警備の者らしき男たちがいるあたり金は持っていることがうかがえる。
 ギャンブラーが徒歩で移動すれば隙間と隙間をぬって追跡し、追跡に気付かれそうだと感じたらゴム体質を駆使して警備の視界から逃げる。
 ギャンブラーが車で移動しようとすれば、スタントマンのごとく車の下に素早く潜りこんで張り付き、ゴムでありながらガムのようにしつこく粘りつく。
 事の発端が非合法の裏賭博場である以上、ギャンブラーが裏社会に関わっている可能性がないわけではない。見つかれば生きて戻れる保証はないだろう。クロノがこんな危険なことが出来るのは味方の猟兵がいて危険になれば助けてくれると信じているからである。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

緋神・美麗
いざ奪還しようと思ったら既に一般人の手に渡ってるとか間が悪いわね。何とか早く回収しないとね。
ターゲットに影の追跡者を張りつけて位置や様子を確認しつつ、移動ルートから目的地を推測して回収ポイントを決めて回り込むわ。
後は他の猟兵たちと連携して穏便に回収を済ませるわね。



 一般人の手に渡ったオブビリオンを追うために【影の追跡者】を放った緋神。
 影の追跡者はオブビリオンと知らず景品を手に入れたギャンブラーの追跡を始めた。
 ギャンブラーはスーツを身に付けておらずお金持ちやカリスマ性を感じられないが、警備の者をそばに付けている辺り何かしら用心深いのが見て取れる。だが、影の追跡者は周囲の風景に溶け込むことが出来るため警備に見つからず後をつけることが出来た。
 緋神は影の追跡者を通して警備の目を潜り抜けて生身で後をつけるのは自分では無理だなと感じながらも、移動ルートを手元の地図に書いてギャンブラーの行き先を見つけ出そうとする。
「ふむふむ……このルートだと……行き先は空港かしら」
 緋神はギャンブラーの行き先が空港だと仮定し、追跡はさせたまま空の便を調べ始める。
「えっと……今ある便だとこの便とこの便とってあれれ?」
 緋神が空の便を調べている間にギャンブラーは空港へのルートから外れてしまう。
「警戒しているのか……はっ⁉」
 緋神が影の追跡者を通して目に映ったのは今の緋神にはまだ早い所で反射的にも影の追跡者を消してしまった。
「う~ん……この先は他の猟兵に任せることにしましょう……」
 追跡を諦めた緋神の顔は少しの間赤かった。 

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アスカ・ユークレース
偵察用ドローン:Clusterを周囲に展開させて撮影した動画から情報収集

邪神教団も事態に気づく頃でしょうし…不審人物の警戒に当たります
彼らの手に渡るなんて冗談じゃない。

標的から付かず離れずいい感じの距離を保って、地形の利用をしてうまく隠しつつ追跡
勿論迷彩はフル装備で

万一教団が標的に危害を加えたり回収に動こうとするなら【だましうち】【フェイント】で阻止
あくまで標的には感づかれないように動く

…標的と邪神教団の関わりがないとも言い切れませんし、その辺りも情報収集しておきましょう。

その他怪しいことがあったら……私の第六感が教えてくれるといいですね



 ターゲットのギャンブラーが邪教集団に襲われる事を懸念したアスカは偵察用ドローンClusterを周囲に展開させて空から対象を追い警戒する。
 アスカは迷彩を十分に施したドローンを遠隔操作して地形を上手く使って隠れながら対象の距離を保ちつつ追跡する。アスカ自身はギャンブラーが邪教集団と通じていないか身元を洗い出す。
 ドローンから送られてくる画像を見る限り対象は警護の者を引き連れて移動しているが、これで大丈夫かどうかは襲ってくる邪教集団次第なため正直なところ不安なところがある。だが、警備の他にも生身で追跡している猟兵もいるため多少のことでは大丈夫だろう。
「……あっ、やっぱりいたんですね。妨害しないと」
 アスカはドローンの映像から邪教集団の一団を見つけると、対象に接近させまいとだましうちとフェイントで妨害工作を行う。
 対象がある程度移動した後建物に入ってしばらく留まることを確認すると身元洗いに精を出す。
 少し時間がかかって調べ終わると対象のギャンブラーは裏社会に通じているものの邪教集団には関わっていないようだった。
「関わっていないとなると……ほんとに気づいていないんですかね?何であれが欲しかったんでしょう?」
 アスカはギャンブラーの意図が分からなかったがまだ他の邪教集団が狙っている可能性を考え見張りを続ける。

成功 🔵​🔵​🔴​

宮矢三・祇明
【SPD】周囲に不審な人物がいないか注意する。
「まぁ、私に出来ることは少ないので、事態が動くまで大人しく待つしかないですね。」
【聞き耳11】【援護射撃11】【盗み攻撃1】で、仲間の様子を常に確認しながらフォローが必要なら微弱ながら手助けする。
人手が足りなければ、ユーベルコード【オルタナティブ・ダブル】で人手を増やす。
見た目は黒い獣耳フードを被り弓を抱えた不審者です。
(アドリブ歓迎)



「まぁ、私に出来ることは少ないので、事態が動くまで大人しく待つしかないですね」
 宮矢三はそう思いながら、ターゲットであるギャンブラーの周囲に怪しい人物がいないか注意する。
 その姿は黒い獣耳フードを被り弓を抱えた不審者で、その危険さゆえに周りから警戒され、いつ通報されてもおかしくなかった。だが幸運だったのか、周囲の人間は自分以外の誰かが通報するだろうと思い誰も通報しなかったため宮矢三が捕まるという事は無かった。
 宮矢三は聞き耳を立てて、他の追跡や警戒をしている猟兵を弓による援護射撃で微弱ながらもフォローしていく。
 こうして援護を続けていくうちに宮矢三は邪教集団と思しき集団を見つけた。
 一人では邪教集団の足止めを出来ないと感じた宮矢三は【オルタナティブ・ダブル】を発動し、二人に別れて邪教集団を妨害する。
 数分後、何とか邪教集団への妨害を終えるとすぐさまギャンブラーを探し他の襲撃者がいないか警戒する。
 オブビリオンを回収するまでこの仕事は終わらない。
 

成功 🔵​🔵​🔴​

一一・一一
途中から参加っすけどがんばるっすよー

とりあえずターゲットに発信機をつけた隙間女を貼り付けておくっす。影の追跡者の渋滞起こしてそうっすけどつけておくっす
発信機をもとに『噂話から産まれし物語』で首なしライダーのバイクを作り出して「バッグワーム」で「目立たない」ように追跡するっすよ
もし邪教関係者がいたら一人ぐらい拘束して情報聞き出せないっすかね?



 賭博場で景品とされている未覚醒のオブビリオンが一般人のギャンブラーに持って行かれてしまったことに猟兵の誰もが驚く中、一一はすぐさま動き出して回収のため動いていた。
 一一はすぐさまターゲットのギャンブラーを見つけると発信器を付けた隙間女を取り憑かせる。
 ギャンブラーの護衛の目を掻い潜りながらも、バックワームを身に付け発信器を頼りに目立たぬよう追跡していく。
 ギャンブラーが車に乗って移動すれば、一一は【噂話から産まれし物語】を使って首なしライダーを基にバイクを生成し追跡を続ける。
 一一はギャンブラーが乗る車に追跡をばれないよう程よく距離を保ちつつ見失わないように追っていく。
 道中、自分に近づく怪しい車が目に入った。
「なんすかね?あの車――っ!」
 怪しい車は突如一一に対して銃撃を仕掛けて来た。
 見る限りギャンブラーの護衛には見えないし、賭博場の方の人間とも思えない。
「邪教集団っすか!いいっすよ。相手してやるっす」
 一一はハンドルを切って銃撃を躱しながらアクセルを踏む。
 このまま邪教集団をギャンブラー乗る車には行かせるわけにはいかない。ならば自分が足止めすることによって、仲間に後を任せることによって目的を完遂させた方が良いと。
 一一は【噂話から産まれし物語】で邪教集団の車を少しの間だけ足止めし、お互いの視界からギャンブラーの車を消す。これで邪教集団は一一を相手にするだろう。
「さてこれで大丈夫っすかね。あの車の後を追うなら相手してもらうっす」

成功 🔵​🔵​🔴​

ステラ・アルゲン
さてと、未覚醒のオブリビオンが一般人の手に渡ったとあれば、その方が危険ですね。一刻も早く回収しなくては。

邪教集団もターゲットを追っているというなら【情報収集】でそれらしき集団の車を探します。きっとターゲットの車も一緒に見つかるでしょう。
見つけたら邪教集団の車をターゲットの車に近づけさせないように複製した剣を進行方向に【投擲】して足止め。
「ちょっとこの車、借りますよ?」
邪教集団から車を奪い取ってそのまま追跡。【世界知識】でなんとなく運転の仕方は分かるのできっと車は運転できるでしょう!



 未覚醒のオブリビオンが一般人の手に渡っているという事は邪教集団も狙いやすいと感じたステラは邪教集団を足止めするため邪教集団が乗った車が近くにないか探し始める。
「ん……見つけました。そして……あれがターゲットの車ですね」
 ほどなくしてステラは街の建物の上から邪教集団が表の顔として運営している法人の車を見つけ、その近くにターゲットの車を見つける。
「さて車を借りさせて頂きましょう」
 ステラは【錬成カミヤドリ】で剣を複製し、複製した剣を邪教集団の車の進行先に投擲して足止めをする。邪教集団の連中が怒って車から出て来れば、建物から飛び降り手早く始末する。
 衣服は返り血で汚れてしまったが、その事は後にして邪教集団の車に乗り込み運転席に座る。
「免許は持っておりませんが……まあ何とかなるでしょう。あと間違って攻撃されないよう連絡を入れておかないといけないですね」
 ステラは他の猟兵に連絡を入れた後、シートベルトを締め、レバーとアクセル、ブレーキをを確認する。その後足止めに使った剣を消し、ターゲット追跡組に加わる。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『イネブ・ヘジの狂える王』

POW   :    アーマーンの大顎
自身の身体部位ひとつを【罪深き魂を喰らう鰐】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    カイトスの三魔槍
【メンカルの血槍】【ディフダの怨槍】【カファルジドマの戒槍】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    ネクロポリスの狂嵐
【腐食の呪詛を含んだ極彩色の旋風】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠神楽火・綺里枝です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

一一・一一
ようやくボスのお出ましっすか
とりあえず遠距離から二丁ライフルによる「誘導弾」と「範囲攻撃」ができる炸裂弾を合体させた『誘導炸裂弾』を「スナイパー」するっす
あとは「目立たない」ようにこそこそ「逃げ足」しながら「援護射撃」するっすよ
それでも敵の攻撃が当たりそうなら「Q・T・S」で撃ち落としてみるっす

基本僕は援護メインっすよー
アドリブ・絡み歓迎っす


アスカ・ユークレース
ダメでしたか……復活、しちゃいましたか…。兎に角今は彼を倒さなくては。

【選択UC】で攻撃
基本は矢を敢えて散らせて動きを制限させる
相手が私の動きに慣れて油断したならチャンス
【だまし討ち】【フェイント】の合わせ技、散らすと見せかけて収束させて一点を穿ったり、その逆を行う

攻撃は【第六感】で感知、【呪詛耐性】で耐えるか【地形を利用】してかわす

場合によっては真の姿に

真の姿:体に走る基盤の模様
展開するデジタル信号の帯

かつては名のある王だったのでしょうが、今となっては昔の事。大人しく骸の海にお帰りください。

アドリブ歓迎



 無事回収したものの輸送中に復活してしまったオブビリオン。目覚めたばかりのオブビリオンを倒すためアスカと一一が動き出す。
「ダメでしたか……復活、しちゃいましたか…。兎に角今は彼を倒さなくては。『降らせよ星嵐!メテオストーム!』」
 輸送警備でオブビリオンのそばにいたアスカはすぐさま敵と距離を取り【メテオストーム】を発動させ、フェイルノートから流星群のように無数の矢が敵に降り注ぐ。
 復活したオブビリオン、イネブ・ヘジの狂える王はアスカのユーベルコードに動じることなく【ネクロポリスの狂嵐】を発動する。オブビリオンのユーベルコードによってアスカの矢は敵に触れることなく腐敗し消えていく。アスカの矢は敵にかすりもしなかったがアスカにとって攻撃を当てることが目的ではない。
「完璧っすよ……これなら!」
 アスカの目的は一一の狙撃を成功させることだった。
 オブビリオンの輸送中、邪教集団が襲撃してくる可能性を考えて輸送中の間周辺警備に就いていた一一は目立たないように行動していた。
 いざオブビリオンが復活すると一一は二丁のライフルを構えて遠距離からの狙撃に挑む。一一が狙撃を成功させるためには的であるオブビリオンが動かないようにしなければならない。また、相手の反応速度が分からない以上ただ動きを止めただけでは気づかれた際防がれる可能性があった。そのため一一が狙撃を成功させるためにはオブビリオンの動きと視界を封じる必要があったのだ。よってこれは一一が狙撃をする上で最高の状況であるのだ。これであるなら外すわけにはいかない。
「『合成弾作成…この弾丸から逃げれるものなら逃げてみるっす!』」
 一一は【誘導炸裂弾】を発動し、二丁のライフルから放たれた弾丸は狙撃ポイントを悟られぬよう曲線を描きながら極彩色の旋風の合間をぬって直撃する。
「まあこんなモノっすね。すぐ移動……もうばれたっすか!」
 一一は狙撃が成功したことをライフルのスコープで確認すると反撃の【カイトスの三魔槍】がすぐさま飛んでたことに驚き、当たらないためにすぐさま逃げ足でその場から逃げる。
「お膳立てしてちゃんと当ててくれたんです。こちらもしっかり頑張らないと!」
 目前で一一の狙撃を確認したアスカはすぐさま【メテオストーム】を発動して一一めがけて放たれた槍を破壊する。
「次も絶対当てるっす」
「かつては名のある王だったのでしょうが、今となっては昔の事。大人しく骸の海にお帰りください」 
 古代の王はまだ倒れない。その眼で見据えるのは支配か破滅か。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

葡萄原・聚楽
邪神ぶっ潰さなきゃならないって聞いてな。
手伝うぞ。

装飾「戦闘食:UDC」を武器「爪の刻印:人形」で喰らってパペットにしておく。
それに武器「鋼糸:人形操り」を繋げた状態で使う。

範囲攻撃は厄介だ。
糸のリーチ利用して接近し過ぎず、すぐ避けられるよう(技能:ジャンプ、ダッシュ)にしながら、パペットで噛みついたり、叩き付けたりする(技能:鎧砕き)
鰐で喰らいつこうとしてきたら、その悪い口を糸でふん縛る(技能:武器受け)

振りほどこうとするだろうが、その前にユーベルC「裂壊果」を発動して、切断する。
ほら、もう縛っちゃいないぞ?
縛るモンが無くなったからな。

※アドリブ、他の方との絡み:歓迎


緋神・美麗
アドリブ・他猟兵との絡み歓迎

結局復活しちゃったか。まぁ後悔してもしょうがないしね。皆で倒して憂いを断ちましょうか。

出力可変式極光砲を威力重視で使用し【誘導弾】【フェイント】【衝撃波】で命中を補う

他の猟兵の攻撃に合わせて【支援射撃】も心掛ける



「結局復活しちゃったか。まぁ後悔してもしょうがないしね」
 輸送作戦に失敗しオブビリオンを復活を許してしまった緋神。そこへ別依頼でUDCアースに来ていた葡萄原が救援に駆け付ける。
「邪神ぶっ潰さなきゃならないって聞いてな。手伝う」
「あら。それはありがたいのよね。皆で倒して憂いを断ちましょうか」
 緋神は電球を取り出して構え、葡萄原は戦闘食を刻印に喰わせパペットにしそれぞれ戦闘態勢に入る。
 オブビリオンは二人を見つめると【アーマーンの大顎】を発動し、身体の一部を大きな鰐の頭に変えて二人に襲い掛かる。
 鰐の頭に対して二人は難なく回避し、攻撃に移る。
 緋神は電球をサイキックエナジーで操り、葡萄原は敵の周囲を跳ね回りつつ鋼糸でパペットを操る。
「『これが私の全力だーっ!』」
 緋神は【出力可変式極光砲】を発動し、威力の高い極太レーザーを発射する。オブビリオンはレーザーを防ごうとするも、緋神は防ごうとするのを見越してレーザー自体にもサイキックエナジーで分散と曲げさせて当てる。
「すごいんだな。お前。なら俺も」
 葡萄原は緋神の攻撃に魅了されながらも自分を喰らおうとする鰐の口の中に足元に転がっていた石を投げ入れて閉じさせ、すぐさま口を鋼糸でぐるぐる巻きにし横っ飛びで突っ込んで来るのを回避する。
「こんなものかな。ほらパペットも殴れ殴れー」
 オブビリオンは葡萄原のパペットによる攻撃と緋神の電球によるレーザーに翻弄され苦戦する。オブビリオンは二人に対し防御に徹する。葡萄原に攻撃しようとしても鋼の糸で口を封じられそのまま避けられるだけだろう。それであるならば。
「あら、これで倒せるのかしら?……え?」
 緋神が順調だと思った矢先、オブビリオンは身体の大部分を鰐の頭に変化させ緋神を丸ごと喰らおうと襲い掛かる。
 緋神はその大きさに驚きすぐさま回避に転じることが出来なかった。
「『裂けちまえ』」
 次の瞬間葡萄原が【裂壊果】を発動しオブビリオンを細切れに変える。これによって緋神は助かり、オブビリオンは苦しみの悲鳴を上げながらも再生する。
「た、助かったわ……」
「まだ終わってない。礼は後だ」
 葡萄原の言う通り、オブビリオンはまだ倒されていない。敵の目には今何が映っているのか。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ステラ・アルゲン
せっかく苦労して回収したというのに……まぁいい。どうせオブリビオンだ、破壊することには変わりなかったな。

真の姿を開放。【戦闘知識】の記憶より主の鎧を現界する。
【フェイント】を用いて敵の攻撃を誘い隙を突くように【2回攻撃】
敵の攻撃は【武器受け】で受け流す
もし敵の噛みつき攻撃を受けてもこの鎧なら防げるはずだ

ここでお前を倒す!
この【流星一閃】にて切り伏せてくれよう!

(アドリブOK)



「せっかく苦労して回収したというのに……破壊することには変わりなかったな」
 ステラはオブビリオンを討つべき敵だと見据え、過去の戦闘知識を元に今は無き主の鎧を現界させ身に纏い戦いに挑む。
 ステラは戦闘経験を元にフェイントをかけて敵の攻撃を誘い、襲って来た鰐の頭に対し鎧を着ているのにも関わらず素早い突きで両目を潰す。
「この程度、私にとって不利にならん!」
 ステラは勇猛果敢に攻め上がり、次々に来る鰐の首を斬って進み、ついに敵を剣の間合いに入れることが出来た。
「ここでお前を倒す!この【流星一閃】にて切り伏せてくれよう!『願いさえ斬り捨てる、我が剣を受けてみよ!』……なっ?!」
 ステラは剣を振りかぶり【流星一閃】の一撃を与えようとするが剣が動かず、そのままステラは地から離れ宙に舞う。
 どうやらステラが振りかぶった直後、剣をオブビリオンに捕まれてそのまま投げられてしまったようだ。投げ出されてしまったステラに回避の術はない。身動きが取れないステラに対しオブビリオンは身体をステラの背丈ほどはある鰐の頭に変化させ、鎧をかみ砕きに来る。
「うっ……おおお……なんて力だ………」
 ステラは食べらまいと奮闘するが鰐の強靭な力に鎧が限界を迎え悲鳴を上げる。
「耐えて……耐えてくれ……な……にっ……」
 ステラの願いは空しく鎧は砕け、ステラ自身も無防備になってしまった。
「だが……喰われてたまるかああああ!」
 鎧が消失し再度噛まれる前に剣で斬りつけたことによって窮地を脱する。喰われることは避けられたが同じ手は使う事が出来ない。
「はぁ……はぁ……鎧は砕けたが……私の剣はまだ折れていない!」
 ステラの心も折れていない。その眼に敵が映る限り。

失敗 🔴​🔴​🔴​

アララギ・イチイ
復活した以上は処理しておかないとねぇ
その辺りの燃えないゴミ箱にビニール袋に包んで捨てるのはぁ……やっぱり駄目よねぇ

【特殊武装・超振動~】を使用するわぁ
装備品のナノワイヤー×2の表面にナノマシンを付着させ、ナノマシンの効果で表面上の分子振動を高め、切削と超高熱で接触した物体を切断する様に仕上げた後、【念動力】でワイヤーを操作して攻撃を仕掛けるわぁ

ワイヤーを横に動かしての【なぎ払い】、もしくは【串刺し】で攻撃って感じでの攻撃よぉ

接近されない様に【ダッシュ】で距離を確保しつつ、接近されたらプラネットシステムの【早業】の【盾受け】防御からの、【カウンター】のドリルキックって感じかしらぁ



「復活した以上は処理しておかないとねぇ『本日の秘密兵器は……うふふふ、何が出るのかしらねぇ♪』」
 アララギは復活したオブビリオンに対しそう呟いた。アララギは浮遊することのできるナノマシンを極細のワイヤー二本の先にそれぞれ付けることによって戦いを始める。
 アララギはワイヤーを超振動させることにより高熱と切断性を両立させた凶器で薙ぎ払うように攻撃する。オブビリオンはワイヤーの危険性に気づき回避行動をとった。
「逃がさないわよぉ~あははっはっははは」
 アララギは間合いを維持するためにダッシュで近づき、逆に近づかれたらプラネットシールドでそれ以上の接近を拒みつつドリルキックで元の間隔に戻す。
「為す術無しなのかしら~あら?あららら?」
 アララギが敵を追い詰めたと思えば二本のワイヤーの端を捕らえられ宙づり状態にされてしまう。オブビリオンがそれまでに避けに専念していたのはワイヤーの先を捕らえるためであった。
「あらら……あっさり捕らえられてしまったわねぇ。年貢の納め時なのかしらねぇ」
 オブビリオンは【アーマーンの大顎】を発動しアララギを丸呑みしようと襲いかかり丸のみしてしまった。
「――なんちゃってぇ~」
 アララギはワイヤーの一部を自切し新しくナノマシンを付け直すことによって、自分を飲み込んだ鰐の頭を輪切りにしてしまう。
 アララギは華麗に着地しワイヤーを伸ばし直す。
「まだまだ終わらないわよぉ~」
 アララギの言う通りこの戦いはまだ終わらない。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナナシ・シロナ
グループ、名も無き古本屋
宮矢三殿に呼び出されて途中から参加することになった。
「ワシはナナシと言うもじゃ、よろしく。」
戦闘が始まる前に時間があれば周りの人達に自己紹介をする。

【戦闘】
 宮矢三殿が援護してくれるので、真正面から気にせずに『イネブ・ヘジの狂える王』に近づき(ユーべルコード・ブレイズフレイム)放つ。
 相手のアーマーンの大顎などの直接的な攻撃は避けずあえて受けて止めて、傷口から炎を噴き出し反撃する。
 攻撃を仕掛けた後はミミックの使いダメ押しの2回攻撃で傷口をえぐる。

 アドリブ、他の人との絡み、歓迎


宮矢三・祇明
グループ【名も無き古本屋】
協力者 ナナシ・シロナ

戦うのが面倒臭いと思いながらも他の人の戦いを眺めて敵の情報を幾らか整理する。

戦闘
助っ人で呼び出したナナシ・シロナと一緒に戦う。
初めに【グラフィティスプラッシュ】を使い地形を【塗料】で塗りつぶし自身の戦闘力を強化してから戦闘に参加する。
基本的戦術は【援護射撃11】で後方から味方を援護しながら、たまに【騙し討ち3】で敵に不意打ちを仕掛けて敵の集中力を削ぐ。
もしも、ナナシが危険な状況に陥ったら【盗み攻撃1】でナナシの体を掴み【逃げ足8】を使い安全地帯まで逃げる。
 
(アドリブ歓迎)



「これは……面倒だな……」
 未覚醒のオブビリオンの輸送任務に就いていた宮矢三。覚醒した姿を見て宮矢三は救援を呼ぼうと他の任務でUDCアースにいるナナシに電話をかける
『もしもし?ナナシじゃが。宮矢三どの何か用かの?』
「ああ。実は未覚醒のオブビリオンの輸送任務に就いてたんですが、その任務が失敗しから倒すのを手伝ってくれないですか?」
『それは構わぬ。場所はどこじゃの?』
「場所は――」
 宮矢三はナナシに現在地を教え、ナナシの方もすぐに来てくれることとなった。
 ナナシがすぐに来てくれると言っても到着するまで時間がかかるだろう。宮矢三は苦手ではあるが戦闘に参加する。
 宮矢三は【グラフィティスプラッシュ】で塗料を敵の周囲にぶちまけて自身の戦場を作り上げていく。
「こんなもんですか。それじゃあ行きましょう」
 宮矢三は塗料を塗った上を動き回り敵を翻弄し死角からの攻撃をしようとするが、
オブビリオンの【ネクロポリスの狂嵐】によって接近を阻まれ思うように近づく事が出来ない。
 膠着状態はしばらく続き、ナナシが戦場に辿り着く。
「宮矢三どの、無事かの?」
「無事も何もどっちも動けない状況です」
「そうか。ではわしも混ざるわ」
 ナナシは【ブレイズフレイム】を発動し、体内から出た地獄の炎を極彩色の瘴気の中へを投げ込む。
 すると突如、瘴気の中から鰐の頭が飛び出してナナシを喰らおうとする。
「危ない!」
 突然だったため動けなかったであろうナナシを宮矢三が気づいて助ける。
「な、何をする。わしは考えあって受け止めようとしていたわ」
「それなら先に言ってくれないですか?」
「そのような時間などない。それに自分のことは自分で守れなければ猟兵ではない!」
「ああそうですか。助けた自分が馬鹿でした!」
 二人は突然敵の前で口論を始め、敵はそれに関係なく二人を喰らおうと鰐の頭をけしかける。
 宮矢三は普通に避け、ナナシは予定通り受け止めて身体から噴き出す地獄の炎で反撃する。
 敵の目の前で言い争うなどもってのほか。敵はそれが静まるのを待たない。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

クロ・ネコノ
あー、出てきちゃったか。こうなったら倒すしかないね。
でも周囲に一般の人がいないのは幸いだよ、全力で攻撃しても良いってのはやりやすい。
【マルチキャットハンド】【爆発する矢】【降り注ぐ矢の雨】[範囲攻撃]
まず真の姿に変身!(真の姿は身長3分の1程のSDキャラ)
【マルチキャットハンド】を使って、【爆発する矢】をセットしたロングボウを25挺複製、26挺のロングボウで【降り注ぐ矢の雨】を射るよ。
3千を越える量の爆弾の雨、私が出せる最高火力さ、遠慮なく味わってよ王様。



「あー、出てきちゃったか。こうなったら倒すしかないね」
 この事件の初めから関わってきたクロノ。この事件の最後として気合を入れて戦闘に入る。
 クロノはまるで二次元のデフォルトキャラのような身長50センチほどの真の姿に変え【マルチキャットハンド】を発動する。
「『猫の手も借りたいってやつだよ』それ!」
 【マルチキャットハンド】で持ち歩いている爆発する矢とロングボウを複製し、複製した矢を雨のごとくオブビリオンに降らせる。
 オブビリオンは【カイトスの三魔槍】を発動して攻撃を防ぎつつも召喚した槍をクロノに投げつけて攻撃に転じる。
 三本の槍に全て当たればユーベルコードを封じられるが、真の姿を解放したクロノにはそうやすやすと当たらない。クロノは小さい身体で飛んで来る槍を軽々と避けつつも爆発する矢をオブビリオンに浴びせ続け敵の体力をどんど削っていく。
「3千を越える量の爆弾の雨、私が出せる最高火力さ、遠慮なく味わってよ王様」

成功 🔵​🔵​🔴​

フィロメーラ・アステール
あと一息みたいだな! あたしも力を貸すぞー!
いっちょ【気合い】を入れて勝負をかけるか!
「とっておきの技をお見舞いしてやるぜ!」

【スーパー流れ星キック】を発動だ!
【破魔】の【属性攻撃】!
それと【呪詛耐性】の【オーラ防御】!
双方を兼ねる【全力魔法】の輝きを身に纏い、【ダッシュ】【ジャンプ】からの【スライディング】で加速し、【残像】の尾を引きながら突撃!

この急加速なら相手の攻撃範囲を通過するのは一瞬の出来事!
ダメージは最小限に抑えられるはず!
そのまま敵に必殺の【踏みつけ】攻撃を食らわせてやる!

コイツでトドメ!
……に、ならなかったら後は任せたー!



「とっておきの技をお見舞いしてやるぜ!」
 オブビリオン討伐まであと一息。フィロメーラの一撃がオブビリオンを襲う。
 フェアリーであるフィロメーラは素早くオブビリオンの頭上の天高くまで行くと自由落下に加えて羽による垂直飛行、オーラによる空気抵抗の流れを制御することにより光り輝く流星が音よりも早く敵の頭上に落ちて来る。
「『スーパー! 流れ星!! キーーーック!!!』」
 オブビリオンはフィロメーラの攻撃に気付かないわけがなく【ネクロポリスの狂嵐】を発動し極彩色の旋風で身を隠す。
 フィロメーラは音速で落下中それに気づくと目前で方向転換してスピードを落とさずに大地を駆ける。そして勢いのまま自分に呪詛体制や破魔、など様々な効果を自分にかけ残像を残すほどのスピードでスライディングして跳び極彩色の旋風の中にいる敵めがけて突っ込む。
 数秒後突っ込んだ反対側からフィロメーラはスライディングのポーズのまま出てきて、旋風が晴れた後には体に大きな風穴が空いたオブビリオンの姿があった。
 風穴を開けたオブビリオンは身体の表面が風化するように朽ちていき最終的には元の土塊に戻り消えていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月30日


挿絵イラスト