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温泉でもふもふするにゃ~

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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 ここはアルダワ魔法学園の地下迷宮。いつも色々起こっている迷宮だか、今度はなんだかもこもこな事になっているのだった。
『もふもふぅ~』
 もふもふしたナニカが大量発生していた。もふもふの形は様々。人型だったり四足型だったり、不定形だったり。共通しているのはもふもふなのと、捨てられた子犬のようなつぶらな瞳をしていることだけ。
『もふ~もふもふ~』
 そんな謎のもふもふは、ふわふわ漂ってたり、もふもふと動いたりと自由奔放。しかし、そんなもふもふの発生原因はちょっと困った事になっている。
 もふもふが発生したからなのか、それともなんらかの原因があってもふもふが発生したのか不明だが、現在迷宮の温室エリアを流れる温泉川がせき止められてしまっている。
 その影響を受けた温室エリアに潜むレアモンスター温室の女王が暴れだしたのだ。
「ジャマダァ!」
 暴れだしたレアモンスターはオブリビオン。通常の生徒では退治出来ない。さらに、その周囲の温室エリアには大量のネバメーバも発生してしまっている。
 時間と共に、ネバメーバは大量に増殖し、レアモンスターは暴れ、温室エリアは破壊されていくのだった……。

「大変な事になったにゃ~」
 そういいながら、アルダワ魔法学園の黒板を使用して説明をしてるのはティットリート・ポルカル(ケットシーのガジェッティア・f05382)。相変わらず慌てているようで、手足をぱたぱたと動かしている。
「温室エリアでオブリビオンが確認されたにゃ!」
 温室エリア周囲の地図を黒板に張りながら説明をする。その図によると温室エリアを温かくしている温泉川がもふもふによりせき止められ、温室の温度が下がってしまい、そのエリアにいる温室の女王が暴走しているという事なのだ。さらに、その周囲には大量のネバメーバが発生してやっかいな事になってしまっている。
「何とかして欲しいにゃ~」
 状況の説明をしたティットリートだったが、対策についてはノープランな雰囲気。大量のネバメーバと温室の女王の対策は猟兵に丸投げな感じだ。
「それで『もふもふ』にゃんだけど……」
 そして最大の問題の『もふもふ』だが、ティットリートは色々と調べたようだ。関係すると思われる本を山のように持ってきて、ティットリートの姿が見えないほど積む。
「……わかんにゃいにゃ!」
 ちいさな胸をはって答えた。色々と書物にも出てくるらしいのだが、大半が『もふもふして気持ちよかった』で終わっているらしい。動物レベルで意思疎通が出来る場合もあるらしいし、美味しい食べ物に反応するとも、砂糖に寄ってくるともあった。
「『もふもふ』はもふもふすればいいにゃ!」
 完全に丸投げしたティットリート。ともかく、もふもふに関しては実際に見て触って声をかけてみるしかないようだ。それでダメなら抱えて移動させるしかないだろう。
「もしかしたら意味ありかもしれないから、持って行って欲しいにゃ」
 そう言って用意したのは、こんぺいとう。ティットリートの手作りらしい。とある文献(信頼性は高くない)にこんぺいとうをあげたら仲良くなったという話があったから作ったらしい。
「あと、色々片づいたら、温泉に入るにゃ!」
 『もふもふ』の影響で、川が温泉になっている。このまま流してもいいのだが、せっかくだし、ネバメーバや温室の女王との闘いで汚れた身体を洗って、温泉で汗を流すのもいいだろう。
「とにかく、よろしくお願いするにゃ!」
 そう言って説明を終えるのだった。


雪見進
 こんばんは雪見進です。
 シナリオの流れとしては……。
 1:ネバメーバの集団を退治。
 2:温室の女王の撃破。
 3:『もふもふ』の処理及び温泉で一休み。
 となります。

『こんぺいとう』
 ティットリートが作ったこんぺいとうです。カラフルな星型の砂糖菓子です。
 『もふもふ』に効果があるかどうかは不明です。
 また、第三章ではプレイングで記載があった場合、ティットリートが登場する事もあります。気軽に声をかけて下さいね。

 それでは、皆さんの参加をお待ちしております。
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第1章 集団戦 『ネバメーバ』

POW   :    はじける
【攻撃された際、飛散した肉体の一部 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    からみつく
【ネバネバ 】【ドロドロ】【ベチャベチャ】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    ふきつける
レベル×5本の【酸 】属性の【自身の肉体の一部】を放つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

スキマ・クッロ
もふもふ、楽しみだにゃあ!……む、ボクももふもふだがそれはまた別だな!
毛が汚れるからネバネバは遠慮したいんだ……さっさと倒してしまおう。

まず先に【猫の毛づくろい】で摩擦抵抗を減らしておこう!これで絡みつく攻撃から少しでも逃れられるかもしれない。

戦うときにはグルメツールの巨大なスプーンで掬って投げるか、フォークで細かく切り刻んでいこう。どのような生き物か分からないが細かくしてしまえば再生しにくくなるのではないかにゃ?

なるべく敵の集まっている所には近付かず距離をとって戦おう。攻撃されそうなら横に跳んで避けた方が良いな。
仲間がいるなら協力して戦おう!ピンチの時にはボクもできる限り助けるぞ!


フィリオ・グラースラム
もふもふがぬくぬくを怒らせてねばねば…?
にゃにゃ?なんだかよく分からなくなってきましたの…
と、とにかくまずは目の前の敵さんを倒せばいいはずですの!
フィオは頑張りますのよ!

一杯居ますから囲まれないよう注意ですの
突出している個体に狙いを定めて、1体ずつ相手していきますわよ

普通に切ったり突いたりでは逆効果のようですし
敵の攻撃はしっかり【見切り】避けつつ
まずは状態異常力重視のトリニティエンハンスで
氷の【属性攻撃】で凍らせてあげますの

ほぼ凍り付いたのを確認したら
トリニティエンハンス(攻撃重視)に切り替えて
一気に倒してしまいますのよ
凍らせてしまえばはじける事もできませんの!


フィスト・フィズム
【行動:SPD】
トリニティ・エンハンスを使用、炎の魔力による攻撃力を増加。
からみつかれるのは正直嫌だから、【見切り1】を使ったり、背後や足元からの奇襲を気をつけながらトリニティ・エンハンスの炎の魔力を使った【属性攻撃2】【範囲攻撃1】【なぎ払い2】でなるべく多く巻き込むようにダメージは与えたいわね。

…それにしても、温泉もだけどもふもふもすごく気になる…。
触り心地とか試したい。
オブリビオンではなさそうだけど、ティットリートが調べてもわからない『もふもふ』かぁ。
だったら、早く温泉の平和取り戻してもふもふをたんn…ゴホン、なんとかしないとね!



ここはアルダワ魔法学園の地下迷宮。その中で温室エリアと呼ばれる、様々な植物が生えている特殊なエリア。そんな温室エリアに危機が迫っていた。
「もふもふ、楽しみだにゃあ!」
 そんな温室エリアで、もふもふ温泉を目指して進むのはスキマ・クッロ(ケットシーのフードファイター・f01716)。もふもふなしっぽをふりふりしながら、楽しそうに歩いている。
「もふもふがもふもふを目指してふりふりしてる?」
 そんなスキマを見て、思わず呟いてしまったのはフィリオ・グラースラム(煌氷の刃・f10324)。
「……む、ボクももふもふだがそれはまた別だな!」
 そんな言葉にくるっと振り向いて、もふもふしっぽをぱたぱたするスキマ。
「もふもふがぱたぱたを怒らせてねばねば……?」
  さらに混乱気味なフィリオ。
「にゃにゃ? なんだかよく分からなくなってきましたの……」
 まあ、ふさふさだのネバネバだのぬくぬくだのぱたぱただの、よく分からなくなっても致し方ない。
 そんな話をしながら歩く二人の前に、ゆっくりと現れたのはネバメーバ。粘菌の動きで周囲の植物を捕食しその身体を肥大させ、そして分裂していく。
「毛が汚れるからネバネバは遠慮したいんだ……」
 そんなネバネバな動きに思わず一歩後ずさりするスキマ。同時に軽く毛づくろいして身だしなみを整え、ネバネバへの予防をするがどこまで役に立つか分からない。
「さっさと倒してしまおう」
「と、とにかくまずは目の前の敵さんを倒せばいいはずですの!」
 グルメツールを構えるスキマと水の属性で自身を強化するフィリオ。戦いの開始だ!

「どのような生き物か分からないが細かくしてしまえば再生しにくくなるのではないかにゃ?」
 グルメ〜ツールを振り回し、サクサクとネバメーバと細かく刻んでいくスキマ。
『ネバネバ〜』
 しかし、それは思惑と違うのか、切り刻まれたネバメーバはそのまま、細かい個体となったのように見える。細かい個体が各々、酸となりスキマに降り注ぐ。
「にゃ〜」
 あっという間にネバネバになって……しまわなかった。さきほど毛づくろいして摩擦抵抗を減らした効果だろう。かなりのネバネバを減らしてくれている。
「距離をとって戦うにゃ〜」
 しかし、完全にねばねばを防げた訳じゃない。一度距離を取るスキマ。
 しかし、それを追うネバメーバはさきほどの粘菌な動きではなく、意外と速度が早く、スキマの行く手を阻むように回り込む。
「フィオは頑張りますのよ!」
 そこへ割り込むフィリオ。
「普通に切ったり突いたりでは逆効果のようですし凍らせてあげますの」
 水の魔力で自身を強化し水の力をルーンソードに宿して、ネバメーバを氷漬けにしていく。
『ネバネーバ!』
 しかし、予想よりも早く数多いネバメーバに困惑気味の二人。少しづつ相手にする作戦だったが、多くのネバメーバに囲まれてしまった。
「あなたたち、大丈夫か!?」
 そんなピンチに颯爽と現れ高潔な戦士のような声を響かせるのは、フィスト・フィズム(白銀の竜女・f00177)。炎の魔力を広範囲に展開させ、スキマとフィリオを守るようにネバメーバを焼き払う。
「一度、引きますしょうね」
 フィストの一撃で全てを焼き払えた訳ではない。スキマとフィリオの攻撃で数を減らしているとはいえ、まだまだ沢山のネバメーバがいる。
「そうだにゃ!」
「わかったにゃ!」
 二人とも猫語になっている様子から、少し慌てている様子が分かる。そんな二人の気持ちを和らげるように声をかけるフィスト。
「……それにしても、温泉もだけどもふもふもすごく気になるね」
「その為にも、強力して戦おう!」
「よく分かってないけど、頑張りますわ」
 左右のもふもふな二人と共に走るフィスト。少し落ち着きを取り戻した様子。
「ともかく、早く温泉の平和取り戻してもふもふをたん……ゴホン、なんとかしないとね!」
 もふもふ温泉を堪能したいという気持ちは皆一緒。ともかく、今は一度撤退するのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

西行・胡桃
ロネッサ・リーヴァニティ(f00363)と動向
と、言っても知り合いではなかったんですが
初依頼で緊張してるところに出会って保護的な……?
どーんと任せて
お姉さんが守ってあげましょう

戦闘では距離を詰めての灰燼拳
【残像】で反撃の「はじける」のタイミングをずらしつつ攻撃していきます
ロネッサちゃんが狙われたら【庇う】ね
幼いメイドちゃんをスライム塗れなんてさせない!
痛みは【激痛耐性】で見せないように
「お掃除ロボ?……確かにこれの相手には丁度よさそうだね」


ロネッサ・リーヴァニティ
西行・胡桃さん(f01389)とご一緒です。
依頼に赴くのは初めてで緊張しちゃっていたところに声をかけていただきました。
「本日は、よろしくお願いします…」と深々と声をかけて頂いたお礼と、この後の戦闘へのご挨拶も兼ねてお辞儀をします。

行動は【WIZ】中心で、私は直接的な戦闘能力はほとんどないので
ユーベルコード【お手伝いさん召喚】でお掃除ロボットを召喚して代わりに戦ってもらいます。
「お手伝いさん、お願いしますね。」
私の立ち位置は後方、西行さんの後ろになります。

何となく西行さんが私を庇ってくださっているような動きをされていますので、お手伝いさんは西行さんと協力して動いてもらいます。



 ネバメーバが溢れる温室エリアに向かう、別のの猟兵たちの姿があった。
「本日は、よろしくお願いします……」
「どーんと任せて!」
 深々とお辞儀をしているのはロネッサ・リーヴァニティ(優しき儚花・f00363)。どうやら、これが猟兵としての初めての依頼らしい。
 そんな緊張しているロネッサに声をかけたのが、西行・胡桃(残像行使・f01389)。知り合いだった訳ではなく、あまりにも緊張していたロネッサに胡桃が声をかけ保護的な意味で同行している様子。
「お姉さんが守ってあげましょう」
「よろしくお願いします」
 お姉さん風を吹かせる胡桃の頼もしい様子に、少し緊張が解けた様子のロネッサ。
 そんな二人は、ネバメーバが溢れる温室エリアに到着した。
「私の代わりに……お願いしますね」
 ロネッサが静かに祈りを捧げると、左側にお掃除ロボットが、右側にお料理ロボットが召喚された。
「お掃除ロボ? ……確かに、『これ』の相手は丁度よさそうだね」
 『これ』と指差したのネバナーバ。その言葉に反応した訳ではないだろうが、身体の一部を飛ばし攻撃してくる。
「幼いメイドちゃんをスライム塗れになんてさせない!」
 気合いを入れる胡桃に、主人を守るように動くろぼたち。ネバメーバ掃除の開始だ!

『ねばねーば』
 粘液な動きを見せるネバメーバを避けながら拳を放つ胡桃。その一撃を受け、飛散した肉体の一部を胡桃に放ち反撃するネバメーバだが、胡桃は残像を残し華麗に避ける。
「そこね!」
 さらに追撃にと素手で放つ胡桃の超高速かつ大威力の一撃は、ネバメーバを砕……いや、跡形すら残さず消滅させた。
「そこをお願いします」
 さらに胡桃の動きに合わせて、ロネッサがロボットたちを動かす。ロボットたちは便利だが、召喚している間は、自身は戦闘出来ない。
 ロネッサの指示を受け、お掃除ロボットが掃除機で吸い取りネバメーバを無害な粘液へと変換していく。二人はユーベルコードを使用し順当に、ネバメーバを片付けていくが、数ばかり多いのか減る様子が見えない。
『ねばーねばー』
 そんな二人の集中力が切れた合間に、ネバメーバが身体を爆発四散し、ロネッサ自身もふくむ、全員を攻撃する。
「キャ!」
 しかし、ドロドロの粘液はロネッサにかかることは無かった。
「守ってあげるって言ったよね」
 胡桃が身を呈して庇うが、その身体は光るナノマシンが守っていた。ネバメーバの体液が降り注ぐ瞬間、ナノマシンを作動させ自身とロネッサを守ったのだった。
 しかし、守れたのはロネッサ本人のみ。お手伝いロボはドロドロのネバネバになっていた……。
「……これくらいでいいね」
 そんなお掃除ロボットの様子を見て、胡桃は撤退の判断した。一人二人で全てを解決する必要は無い。胡桃とロネッサは相応のネバメーバの処理を終えたところで一度撤退する。
「ありがとうございました」
「いえいえ」
 大きなダメージを負う事もなく役割を果たした二人。依頼によって結ばれた縁。そんな縁こそが猟兵たちの強さなのかもしれない……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

レイ・クロッシュ
もふもふは……堪能したいけど……ネバネバは……いいかな……。

普通の攻撃は…効かないみたい…だから……JBD(Jet Black DJ)を呼び出して…温室に合った…ゆったりだけど…ノリに乗れる様な…演奏を…させるよ…。音波の衝撃波で…近寄せず……曲の合間合間で…電撃系の属性攻撃を…範囲攻撃にして一掃させたい…かな。

後は…サウンド・オブ・パワーを展開したい…かな。楽器演奏で…ふわふわな雰囲気の歌を…奏でて…皆の戦闘力を…あげたい…かな。共感する内容は…言わなくても…大丈夫だよ…ね?

もふもふの……為に……頑張るよ……。


リウ・カレナリエル
うう、またまわりがジョーキーとかキカイとかばっかりだし…
ところで、わかんないもふもふって何かしら…
可愛いのばっかりだと嬉しいけど、まずはオブリビオンの討伐からね!

また不定型なのが相手…あれでべたべたになるのは避けたいわね
距離をとって数を減らしていくわ
SPD千里眼討ちで仲間の【掩護射撃】をやっていくわ
みんなの邪魔はさせないったら!
近寄られたら、シューズで蹴り飛ばすか、ねばねばを【スライディング】で躱しながら後退ね。簡単に捕まってあげないわ
そもそもあんなのに捕まりたくないわ…

距離がとれないなら、ユーベルコードに拘らずに弓で応戦するわ
はじけとびなさいな!


神宮時・蒼
…正義。…もふもふは、正義、です。…異論は、認めま、せん。…なので、この、オブリビオンは、早く、何処かに、やって、しまいましょう…。

見た目が、こう、見た目が…。表情にこそ表しませんが、ドン引きしてます。
いや、攻撃受けたくないですねコレ。
此方の攻撃が当たるギリギリまで離れます。いや、だって。ねばねばはちょっと…。
相手のSPDは特に絶対避ける心づもり。精神ダメージすさまじい事になりそう。
…すごい勢いの衝撃波を放てば、液体飛ばないでしょうか…。



「うう、またわまりがジョーキーとかキカイとかばっかりだし……」
 そう呟きながら歩くのはリウ・カレナリエル(花冠とお日様の娘・f11243)。ここはアルダワ魔法学園。蒸気機関と魔法学園の世界。エルフであるリウにとっては、理解しがたい世界なのだろうか。しかし、様々な世界を渡る猟兵には避けて通れない問題。
 そんなリウの歩く先で声がする。
「もふもふは……堪能したいけど……ネバネバは……いいかな……」
「攻撃受けたくないですね」
 ネバネバを振りまくネバナーバを遠くから見つめながら呟くのはレイ・クロッシュ(紅と漆黒と・f10130)と、ネバメーバの様子に引いている神宮時・蒼(終わらぬ雨・f03681)。
「……また不定型なのが相手……あれでべたべたになるのは避けたいわね」
 まあ、大半の人がそうだろう。ごく希に喜んでべたべたになる人もいるが……。
 ともかく、三人か顔を合わせ覚悟を決めた。
「わかんないふもふって何かしら……」
「もふもふは、正義です……異論は、認めま、せん」
「もふもふの……為に……頑張るよ……」
 三人の気持ちは一つ。この先で待っているもふもふ。
「まずはオブリビオンの討伐からね!」
 リウの言う通り、もふもふする為にはオブリビオンの討伐が必要。その為にまずはネバメーバの処理が必要なのだ!

「……出番だよ、JBD」
 レイが召喚したのは、漆黒の変な着ぐるみを着たDJ。
「ゆったりだけど……ノリに乗れる様な……演奏を……して……」
 レイの注文に演奏で答えるJBD。ちなみにJBDは、Jet Black DJの略称。
 JBDは自身と一緒に召喚されたDJ器具を展開させ、この空間をJBDのライブステージにする。
『ねばねーば』
 JBDの演奏はレイのリクエスト通り、ゆったりだけどノリに乗れる様な曲。
 そんな演奏に反応したのか、ネバメーバは粘体を揺らし、襲いかかってくる。
「一掃……して……ね」
 レイの言葉に応え、JBDが衝撃波を放ち、近寄るネバメーバを弾き飛ばし、電撃で焼いていく。
  しかし、その衝撃波や電撃も永遠に打ち続ける事は出来ない。その合間にネバメーバは近寄ってくる。
「……すごい勢いで攻撃すれば、液体飛ばないでしょうか……」
 近寄るネバメーバに嫌悪感を表しながらも逃げる様子を見せず勇敢に立ち向かう蒼。
 月下香の花を手に持ち軽く舞うと、彼女の身体は神霊体に変身する。心霊体となった蒼はなぎなたを振り、甘い芳香と共に衝撃波がネバメーバを処理していく。
『ねばねーば』
 レイと蒼の攻撃で数を減らしていくも、それでも向かってくるのは、ネバメーバの意思か、それともオブリビオンの意思か……、
「みんなの邪魔はさせないったら!」
 近寄ってくるネバメーバに対し、距離を取り矢をつがえるリウ。近寄るネバメーバを千里眼の力で的確に矢で撃ち抜いて行く。
「……」
 粘液を撒き散らしながら、倒されて行くネバメーバ。それを表情には出さないものの、内心でドン引きしている蒼。最新の注意を払いながら、攻撃を避けながらもゆっくり後退しながらも前線を維持する。
「もふもふ〜♪」
 減る様子を見せないネバメーバに疲れが見え始める猟兵たち。そこへ歌声が響き始める。レイのふんわり、もふもふな歌声。
「……もふもふは正義、です」
「もふもふ、可愛いのばっかりだと嬉しいけど……」
 レイの歌声で思い出す。猟兵たちがここにいる理由。それは、この先で待っているもふもふの為だ!
「はじけとびなさいな!」
 その為に、再び気合を入れ直し、ネバメーバの排除に全力を尽くす猟兵たちだった。

「もう……ネバネバは……うんざりだよ……」
 思わず漏れるレイの呟き。それほどまでに、いつまでも終わらないかに思えたネバメーバの処理だが……終了の時間は突然に訪れた。
『ねばねーば〜』
 突如、ネバメーバの動きが変化する。高速で気化する水滴のように体積を減らし、次々に消滅していく。
「倒せたのでしょうか?」
 さきほどまでネバメーバがいた場所を確認するも残っているのは気持ち悪い粘液のみ。動く個体は見られない。
「……これでネバネバにならなくて済むわね」
 突如、消滅すたネバメーバに嫌な雰囲気を感じながらも、不気味なネバネバを排除出来た事に安堵する猟兵たちであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『迷宮温室の女王』

POW   :    百裂蔓撃
【髪のように見える無数の蔓】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    捕縛液噴射
【腹部の食人植物】から【刺激臭のする液体】を放ち、【空気に触れると凝固する性質】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    女王の花蜜
レベル×5体の、小型の戦闘用【昆虫型モンスター】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠神楽火・夢瑪です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ジャマヲスルナァァ!」
 ネバメーバの群れを排除したかと思うと、温室エリアの奥から、不気味な声が響き始めていた。
 オブリビオンである迷宮温室の女王が現れたのだ!
「これを倒せば、温泉ともふもふ!」
 誰かの声が響くが、同時に恐怖も芽生えた。さきほど排除したネバメーバに似たような粘液が、温室の女王の腹部の食人植物の中に見える。ネバメーバとは違うものかもしれないが、一つ確かな事がある。
「……ネバネバの恐怖は終わってない?」
 そんな現実に足が引けそうになる猟兵たちであった……。
フィスト・フィズム
【行動:WIZ】
こいつをどうにかすれば、もふもふと戯れられそうね…。
ダブル・ネバネバはご遠慮こうむりたいわ!温泉でスッキリできるけど!

使用する技能は【戦闘知識2】【見切り2】【2回攻撃4】【鎧無視攻撃1】【盾受け1】
金焔の鎖を使用。
【戦闘知識】で縛りあげても大丈夫そうな部分を狙って縛りあげるわ。
味方と共闘している時は連携を重視するわね。
ネバネバ食らいそうな時は咄嗟に【盾受け】使用で防御よ。

…ネバネバになっちゃったなら、その時は心配しないでって笑うわ。
むしろ温泉ともふもふ楽しむ為になら、嫌だけど我慢できちゃうもの。


リウ・カレナリエル
森にでるアルラウネっぽいけど、微妙に違うわね
うわーんネバネバもう終わったとおもったのにー!
邪魔をするな?貴女が邪魔なのよ!
もふもふと温泉の邪魔するなら、吹き飛ばしてあげるわ!
覚悟しなさいな!

SPDユーベルコードで【空中戦】を仕掛けるわ!
仲間の邪魔をするのなら。それを乗り越えるのなら…風を吹かすわ!
女王の周囲を、相手の動きを【見切り】ながら高速で飛び回って【掩護射撃】を中心に闘うわ
他の人を狙う昆虫や蔓があれば、矢で妨害するように試みるわ

腹部から液体を放ってきたら、見切りで回避を試みるわね
必要なら、風と矢をぶつけて時間を稼ぐわ
そんな攻撃、あたってあげないったら!

みんな、やっちゃえー!



 ネバメーバの次に現れた迷宮温室の女王。それに向けられた感情は様々。
「うわーん、ネバネバはもう終わったと思ったのにー!」
 ネバネバの塊であるネバメーバを処理出来たかと思った先に現れた温室の女王に明確に敵意を表すのはリウ・カレナリエル(花冠とお日様の娘・f11243)。まあ、気持ちは分かるが……。
「ですが、こいつをどうにかすれば、もふもふと戯れられそうね……」
 冷静に判断するのはフィスト・フィズム(白銀の竜女・f00177)。そう、このオブリビオンを倒せば、その先にもふもふな温泉が待っているのだ。
「ジャマヲスルナ!」
 そんな猟兵たちの気持ちなど知らぬ温室の女王は呪怨を込め罵倒する。
「邪魔をするな? 貴女が邪魔なのよ!」
「そうよね。貴女を倒してもふもふと戯れるのよ!」
 重なる二人の気持ちが温室の女王へと向かう。戦いの開始だ!

「ジャマダァ!」
 頭部らしき場所から生えている髪の毛ような蔓を放ち、攻撃してくる。その蔓の表面にも不気味なネバネバが絡んでいる。
「そんな攻撃、あたってあげないったら!」
 その蔓を弓の速射で撃ち落としていくリウ。しかし、それにも限界がある。
「……ふふ、ネバネバになっちゃったね」
 その攻撃から割り込んで庇ったのはフィスト。盾で受け、ダメージは最小限に留めたものの、その身体はネバネバになってしまっていた。
「だ、大丈夫なの?」
 自分を庇ってくれたフィストに心配そうな視線を向けながらも、矢を放ち続けるリウ。
「心配しないで……」
 そんな視線に笑って返すフィスト。
「むしろ、温泉ともふもふを楽しむ為になら、嫌だけど我慢できちゃうもの」
 無論、嫌なのだろうがそれでも笑えるのが彼女の強さだろうか。そのまま、片手に意識を集中していく。
「……この身体の中の焔よ……」
 静かな詠唱と共に、手が熱を帯びていく。
「薪を与えましょう。そして私は鎖として織る!」
 詠唱の終わりと同時に手から放たれたのは黄金の焔を帯びた鎖。それが温室の女王の身体を束縛し、その身体を焔で包んでいく。
「ギャァァァ!」
 温室の女王は苦痛に歪む声を上げながら、刺激臭のする体液を放ち、無差別にネバネバをばらまく。
「風を起こすわ!」
 放たれた体液を跳躍してかわすリウ。そのまま『空中』を足場に蹴って、空を舞う。
「豊穣の風を!」
 空中の舞台を舞いながら、森と風に祝付された弓を構える。
「吹き飛ばしてあげるわ!」
 空中を蹴る足を飾る小さな羽飾りが光ると共に、風の矢がつがえられる。
「覚悟しなさい!」
 森と鳥と風の力が込められたやが温室の女王を貫く。
「ギャァァァ!」
 空をもつんざくような悲鳴がこだまする温室エリア。リウの矢に貫かれ、フィストの焔の鎖に焼かれた温室の女王! だが、突如、その声が消える。次の瞬間には焔の鎖が解かれ、貫かれた穴は蔓で塞がれる。
「……キエロォォォ!」
 危険なほどの殺意がこの温室エリアを包む。無駄に大きい図体ではないようで、耐久力は多そうだ。ともかく、一歩距離を取るフィストとリウだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ロネッサ・リーヴァニティ
引き続き、西行・胡桃さん(f01389)とご一緒です。

真の姿は未使用。

あれが…騒ぎの元凶でしょうか。
植物…?何だかわかりませんが、ちょっと不気味です…。

「でも、あれを倒せば終わり、ですよね」

戦闘は1章と変わって、攻撃よりは回復重視。

両手をぎゅっと握るように【祈り】、皆の無事を願います。
(どうか、皆さんが無事でありますよう…)

【純なる献身】を使用して、西行さんを優先しつつ戦闘されている方の治療をします。

「そういえば、温泉やもふもふさんも待ってるんでしたね。やる気、です」

今回も自分の事を守ってくださっている西行さんに心の中でお礼をしつつ、戦闘に集中します。
(あとでお背中でも、お流しいたしましょう)


西行・胡桃
引き続きロネッサ・リーヴァニティ(f00363)と同行します
真の姿は使わないです
「アレが元凶だね。大人しく枯れ果てるまで引きこもってくれるなら、邪魔しないけどさ」
舐めるつもりはないけど、後輩の前で弱気は見せない!

●POWで戦闘
デカいし、他の人とも連携しやすいように、今回はドラゴニックエンドを使用
竜のオーラで攻撃。これぞ功夫
愛用のドラゴンランス(槍になる前の名前はハク)を持ってタイミングを見計らって投擲!
口ん中は特に柔らかいでしょ

1章に引き続き、回復をしてくれるロネッサちゃんを【かばう】
終われば温泉だから、多少汚れても平気!……だよね


レイ・クロッシュ
気味悪い……けど……かっこいい……?

ううん…そんな事…より…ボス戦。ネバネバより…目を据えて…JBDと一緒に…ギターをひいて…ボス戦に合うような…ロック曲を…奏でるよ。よかったら…サウンドオブパワーも、「こいつを倒せば~」の所を…共感する…ように。ベースは…錬成カミヤドリで…操って引いてるよ。液体は…その13個のベースの…一部を使って…防ぎたい…かな。よかったら…他の人にも。
花蜜が…いたら…ファイア・ショックウェーブで…本体ごと…炎の衝撃波でダメージを…入れたいかな。蔓には…普通の歌声…紅の旋律で…切れないか…頑張るよ。
曲終わりに…振り絞ってだす…シャウトで…トドメをさせたら…嬉しい…かな。



「アレが元凶だね……」
 西行・胡桃(残像行使・f01389)が指差すのは、温室エリアの女王が不気味な風体を晒している。
「でも、あれを倒せば終わり、ですよね」
 不気味さを感じながらも、両手をぎゅっと握って恐怖に負けないように頑張っているロネッサ・リーヴァニティ(優しき儚花・f00363)。そんな様子を見て、胡桃が優しい笑顔を見せる。
(「後輩の前で弱気は見せない!」)
 内心では、ロネッサ同様に不気味さを感じている胡桃だが、後輩の前では勇気を出して、それを感じさせない笑顔を作る。
「ジャマダァ!」
 そんな二人をさらに威圧するように、叫び声を上げる温室の女王。
「大人しく枯れ果てるまで引きこもってくれるなら、邪魔しないけどさ!」
 そんな威圧に負けないように大きな声で対抗する琥珀。
「そういえば、温泉やもふもふが待っているんでしたね。やる気、です」
 琥珀の勢いに背中を押され、ロネッサも勇気を持って気合いを入れる。
 戦いの開始だ!

「ジャマスルナァァ!」
 温室の女王が叫ぶと同時に、周囲に展開されたのは、小型の戦闘用アブ。不気味な羽音を響かせ、二人の周囲を漂い襲いかかってくる。
「ちょっと不気味です……」
 群れるアブをメイスで叩き落としながら呟くロネッサ。しかし、数が多く琥珀と一緒に囲まれてしまう。
「……ボス戦に合うような……ロック曲を……」
 次の瞬間、不気味な羽音を打ち消すような気持ちが高揚するようなロックな曲が響き始める。
「気味悪い……けど……かっこいい……?」
 歌声と共に現れたのはレイ・クロッシュ(紅と漆黒と・f10130)。ギターを弾き鳴らしながら、ロック調の曲を響かせ衝撃波を放ち、アブを叩き落としていく。
「キサマァァ!」
 配下のアブを倒され、不快な叫ぶを上げる温室の女王。
「ありがとうね!」
 援軍に感謝しながら愛用のドラゴンランスをを構える胡桃。
「口の中は特に柔らかいでしょ!」
 叫び声を上げた口を狙い、ドラゴンランスを投擲。
「ガッ!」
 叫ぶ口の中に投擲されたランスが突き刺さり、温室の女王の叫ぶが止まる。
「そこよ、ハク!」
 さらに琥珀が召喚したドラゴン・ハクが咆哮と共に、ランスの刺さった場所へ突撃する。
「がんばります!」
 琥珀に続き、メイスを振り攻撃するロネッサ。
「ググアァァ!」
 猟兵たちの攻撃を受け、苦しそうにもがく温室の女王。もがきながらも、蔓を伸ばし、猟兵たちを縛ろうと、攻撃してくる。
「させない!」
 それを再び見を呈して庇う胡桃。ロネッサの可愛らしいメイド服を汚させる訳にはいかないと必死の防御。ナノマシンアーマーの力で威力を軽減するも、そのダメージが小さくない。
「Fire!」
 庇う胡桃ごと蔓で包み、さらに粘液で追撃しようとする温室の女王に、向けて放たれたのはレイのシャウト。叫ぶような歌声が、炎のエネルギーを得て衝撃波となり、温室の女王を焼く。
「ギャァァァ!」
 レイのシャウトで放たれた炎の衝撃波によって蔓が焼かれ、琥珀とロネッサが解放される。
 焼かれた温室の女王が、鈍い眼光でレイを睨みながら蔓を伸ばす。
「切れない……かな」
 自身が狙われると、多数の蔓に圧倒され歌での迎撃が間に合わない。
「終われば温泉だから、多少汚れても平気!」
 そこへ割り込む胡桃。ランスを振り触手のように伸びる蔓を切り落とす。
「ありが……とう……」
 歌声とランスの攻撃で蔓を迎撃しながら距離を取る胡桃とレイ。
「どうか、ご無事でありますよう……」
 先に離脱していたロネッサが両手を重ね静かに祈りを捧げる。
 祈りの言葉と共に、聖痕から光があふれ、琥珀とレイの身体を優しい光が包み、ネバネバによって腐食し汚れた身体を綺麗に治していく。
「イイカゲンニシロォオオ!」
 呪詛の言葉を吐き、暴れまわる温室の女王。まだ余力を残しているように見える。
 ひとまず距離を取り、再突入のタイミングを探す猟兵たちであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

フィリオ・グラースラム
にゃ!?温室にいたずらしたのはフィオ達ではありませんにょー!
ネバネバはもう要りませんのよ!

さ、行きますわよ雪ちゃん(汝が牙は我が剣、我が剣は汝が盾)!

いつもは雪ちゃんが攻撃でフィオが護り役ですけれど
今日は逆でいきますにょ

相手は植物と虫
なら、【属性攻撃】で剣に炎を纏わせて対抗していきますわよ
落ち着て…しっかり【見切って】カウンター攻撃ですの
蔦の水分量が多くて燃やせない時は
逆に氷の【属性攻撃】に切り替えてカチコチにしてあげますの

ネバネバが来たら、雪ちゃんに護ってもらますのよ
雪ちゃんが動けなくなっても、フィオが一度離れてユーベルコードをもう1度使えば
雪ちゃんを傍に再召喚して、脱出させてあげられますの



「オマエラカァ!」
「にゃ!? 温室にいたずらしたのはフィオ達ではありませんにょー!」
 叫ぶ温室の女王の言葉を冷静に判断していたのはフィリオ・グラースラム(煌氷の刃・f10324)。
 その判断が正しいかどうかははっきりしないものの、原因が猟兵たちにあると思って、暴れている可能性は十分に考えられる。
 そんなフィリオに腹部よりネバネバを放出させ、フィリオの動きを止めようとするが、それを何とか避ける。
「ネバネバはもう要りませんのよ!」
 ここで戦いを繰り広げた猟兵たちの総意とも言えそうなことを叫びながら、騎乗する相棒を召喚するフィリオ。
「我が女王の為に!」
 フィリオの言葉に応え、召喚されたのは雪のように美しいドラゴン・雪。
「さ、行きますわよ雪ちゃん!」
 ドラゴン・雪に騎乗し、剣を構える。フィリオの意思に応え、掘られたルーン文字が輝き、剣が炎に包まれる。
「相手は植物と虫! なら、炎で対抗していきますわよ!」
 ドラゴンの背に騎乗し炎の剣を構える姿は、伝説の勇者のごとく。ただ、身長は約30センチ。
 しかし、猟兵にとって身長の差など個性の一つでしかない。温室の女王から放たれた大量のアブを切り焼きながら、懐に入り込み炎一閃すると、温室の女王は炎の柱となり燃え上がる。
「ギャァァァ!」
 炎に包まれアブは燃え落ちても、次は蔓が伸びてくる。
「それなら……!」
 ルーンソードの属性を変化させると、握る剣に相棒の名前と同じ雪がちらつく。
「カチコチにしてあげますの!」
 迫り来る蔓を氷漬けにし、攻撃を防ぐ。
「ジャマダァ!」
 それでの追撃の手を緩めぬオブリビオンは腹部より粘液を放つ。それが、ドラゴン・雪を捉え束縛する。
「い、一度撤退するにゃ!」
 召喚を解除し、束縛されたドラゴン・雪を解放した後、距離を取り仕切り直すフィリオ。
「アアアアァァァ!」
 その背後では、猟兵たちの積み重ねられたダメージに苦しむ温室の女王の姿があるのだった……。

成功 🔵​🔵​🔴​

リウ・カレナリエル
これだけみんなで仕掛けてるのに随分しつこいわねっ
貴女こそいい加減にしなさいよ!
私達のもふもふの為に、そろそろ諦めて倒れなさいな!

(真の姿に近づき、疾風を纏いながら
引き続きSPDユーベルコードを使って空中戦を仕掛けるわ
【見切り】【掩護射撃】で味方の援護を引き続き行うわ
余裕っぽいけど、みんなのおかげでそろそろ足にきてるんじゃないかしら?
援護だけじゃなくて、隙をみて攻勢にでるわ
ねばねばは気持ち悪いけど、多少はもう気にしないわ!
動きをとめられない程度ならねばねばは無視して特攻特攻!
狙うのはねばねばだしてるそのでっかいお腹!

貴女みたいに穢れた植物が咲く場所はどこにもないわ
骸の海にかえりなさいな!


春日・陽子
…魔は祓います(基本無口で淡々と
遅れてすみません、加勢します

距離をとり、アート技能で、毛筆で宙に魔払いの墨の呪文字を描きます
ツタ、アブへ呪文字を飛ばし、迎撃を試みます
道をあけて貰います、邪魔をしないで下さい

あまり動けるほうではないので、仲間の援護をかねて呪文字での射撃を繰り返し、妨害を行います

アブをある程度打ち落としたら、ユーベルコードの使用を試みます
描くのに少し時間がかかりますが、身の丈の二重方形の曼荼羅を梵字で描きます
過去の残滓である貴女の行先は、地獄のみです

ネバネバを受けた際は、距離をおくよう心がけます


ジャスパー・ジャンブルジョルト
挑発して敵の注意を引きつつ(「パフォーマンス」&「存在感」)攻撃を華麗に躱し続けるぜ(「逃げ足」)。その間に他の猟兵が敵を倒してくれるはず。
スキマに倣って猫の毛づくろいを使おう(ぺろぺろ)
おい、雑草女!(ぺろぺろ)
捕まえられるもんなら捕まえてみな!(ぺろぺろ)
その臭い粘液や小汚い髪でよ!(ぺろぺろ)
でも、俺の息もなんか臭いな。ニンニクたっぷりの肉包を食ってきたから(ぺろぺろ)
舐めまわしてるせいで体全体がニンニク臭くなってきた(ぺろぺ)
あ? 舌が乾いてきた(ぺろ)
ヤバいかも(ぺ)
ふにゃあぁぁぁ~!(悲鳴)

他の猟兵の引き立て役や敵の強さを知らしめる噛ませ犬役など、お好きなように扱ってください。



「これだけみんなで仕掛けているのに、随分しつこいわねっ!」
 温室の女王の攻撃を避けながらリウ・カレナリエル(花冠とお日様の娘・f11243)が風を纏いながら叫ぶ。纏う風は、彼女が真の姿に近づいている証。
 そんな彼女の声に応えるように現れたのは春日・陽子(陽だまりの様な日々は遠く・f12238)。
「遅れてすみません、加勢します」
 静かで淡々とした声の陽子。妖狐の耳を凛と立てながら書道筆を構える。
「マダクルノカァ!」
 そんな様子に苛立つように声を荒げる温室の女王。再びアブの群を召喚し、猟兵へけしかける。
「……魔は祓います」
 静かな声と共に、書道筆で宙に凡事を描く陽子。その文字が呪となり、不気味な音を響かせるアブを撃ち落とす。
「クタバレ! チニカエレ!」
 呪詛を吐きながら、アブを召喚し続ける温室の女王。リウも矢で撃ち落とし援護するも、突破口が開かない。
「それなら俺に任せな!」
 そんなこう着状態に現れたのはジャスパー・ジャンブルジョルト(JJ・f08532)。
「おい、雑草女! 捕まえられるもんなら、捕まえてみな!」
 軽く自身を毛づくろいして、摩擦係数を減らし温室の女王へ接近。振り回すとびゅんびゅんと鳴る奇術刀を振り回しながら挑発する。
「ダネコガァ!」
 ジャスパーを狙い多数の蔓が放たれるが、ジャスパーの体表面の摩擦係数が極限まで減っているから、その蔓はジャスパーに絡む事なく、ツルツルと滑る。
「捕まえられるもんなら、捕まえてみな!」
 華麗に踊りながら避ける姿は、歌劇の英雄の様。
「イイカゲンニシロ!」
 挑発するジャスパーに苛立つ温室の女王。
「貴方こそ、いい加減にしなさいよ!」
 ジャスパーに注意が向いたところで、リウの余裕が出来た。森と風に祝福された弓が新緑の緑の光を帯び、風をまとう。
「サセルカァ!」
 収束する力に脅威を感じたのか、標的を変える温室の女王。今までにないほどの大量のアブを召喚し、腹部を最大解放し、多量のネバネバを放出しようと動く。
「道を開けてもらいます……」
 リウに迫るアブが空中で時が止まったかのように停止し、墨となり消滅する。
「内陣に内院に焔摩天……」
 陽子の淡々とした声と共に紡がれ、同時に梵字が宙に描かれて行く。
「外院に太山府君・荼枳尼・遮文荼・成就仙・昆那夜迦・五道大神……」
 次々に描かれる梵字。しかし、少々時間がかかっている。
「ヤメロォオ!」
 脅威に感じた温室の女王は陽子に蔓を放つ。しかし、ネバネバの蔓は彼女へ届かない。歌劇の英雄が身を呈して庇う。
「あ? 舌が乾いてきた……」
 しかし、何度もぺろぺろなめて発動させてきたユーベルコードに限界が来ていた。
「ふにゃあぁぁぁ〜!」
 蔓に縛れられ、歌劇の英雄は喜劇の騎士になってしまっていた。
「司命・司録。二重院を持って浄魔の曼荼羅と為す……」
 しかし、ジャスパーが身を呈して庇ったのは無駄じゃない。陽子の貴重な時間を稼いでいた。
「過去の残滓である貴方の行先は、地獄のみです」
 宙に描かれた梵字の曼荼羅が温室の女王へ頭上より、覆いかぶさる。
「ギャァァァ!」
 呪文字が温室の女王を封じ、地獄へ連れていく。
「え? ヤバいかも……」
 そのまま、巻き込まれそうな雰囲気なのはジャスパー。陽子のユーベルコードの影響を受けている訳ではないが、温室の女王の崩壊に巻き込まれれば、無傷とはいかない。
「風を起こすわ! 豊穣の風を!」
 そんなジャスパーを救い出したのはリウ。空中を足場に跳躍し、ジャスパーを救い出す。
「キサマラヲミチヅレニィィィ!」
 それでも蔓を伸ばし、崩壊に巻き込もうと足掻く温室の女王。
「貴方みたいに穢れた植物が咲く場所はどこにもないわ!」
 収束した力を矢に込め、放たれた先は温室の女王の腹部。
「骸の海にかえりなさいな!」
 矢の刺さった場所から解放された森と風の力が温室の女王をあるべき姿へと変えていく。
 同時に陽子の描いた梵字が封となり、オブリビオンの力を消滅させ、アルダワ魔法学園の地下迷宮をあるべき姿へと修正していく。
「これでも温泉とふもふね!」
 そんな言葉が示すように、温室の女王が暴れていたエリアの奥から、優しく暖かい風が流れてくる。激しい戦いだった。戦いに参加した猟兵たちは大なり小なり、ネバネバの犠牲になっていた。ともかく今は温泉で身体を綺麗にしよう!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『あったかもふもふ蒸気温泉』

POW   :    沢山のもふもふをかかえたり、荷車等でたくさんのもふもふを移送させることができます

SPD   :    巧みなもふもふ術でもふもふを魅了したりして、もふもふの興味をひくことができるかもしれません

WIZ   :    もふもふに語りかけたり習性を理解し、もふもふと仲良くなり移送させることができるかもしれません

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 温室の女王が倒れ、解放されたエリアには暖かな湯気。その湯気の元は暖かい湯……温泉だ。
『もふもふ〜』
 そんな温泉に先約があった。謎のもふもふだ。温泉ともふもふは本来、交わらないはず。どんなもふもふもお湯の前ではしんなりしてしまうはず。しかし、その謎のもふもふはお湯の前でももふもふであった……。
 温室の女王が倒れたからだろうか、すこしづつだが、謎のもふもふがどこかへとかえって行く。このまま、積極的にもふもふを処理してもいいし、ゆっくり温泉を堪能してもいいし、もふもふを堪能してもいい。
 それは全て、猟兵の自由なのだ……。
フィスト・フィズム
【行動:WIZ】
こ、これが、も、もふもふっ…!!
よ、よしっ、怖がらせないように、仲良くなりたいわ。
技能に【動物と話す】【情報収集】を使用。
まずはティットリートの金平糖をあげてみながら、軽く失礼してもふもふさせてもらうわね。
…ふぁああ…もふもふ…。
動物と話す技能が通用するなら、もふもふ達がどこから来たのかとか、皆どうして温泉へ集まってきているかを聞きたいわ。
少しなら、何が大好きなのか聞いてみるのもアリかしら。
金平糖受け付けなかったら聞いてみましょう。
確か、ちょうどおやつにサムライエンパイアで買った飴玉があるんだけど…これも気にいるか試してみようかしら?
もふもふを堪能したらそっと放すわ。



 ここが本当に迷宮の中なのか、疑ってしまうような光景が目の前に広がっていました。
「こ、これが、も、もふもふっ……!」
 そんな光景にとってもびっくりしているのはフィスト・フィズム(白銀の竜女・f00177)。目の前に見えるのは、まるで絵本の雲の上のような、ふわふわでもふもふな光景。ときどきチラリと見える岩や温泉。それと、誰が用意したのか分かりませんが、ご丁寧に用意してある桶と椅子。それが、ここが雲の上じゃない事を思い出させてくれます。
『もふもふ〜』
 そんなフィストの目の前に広がるもふもふは雲ではなく、謎のもふもふ。そんなもふもふがとてとてとフィストの前に歩いてきます。その姿は、ふわふわにトリミングされたプードルにそっくり。
「よ、よしっ、怖がらせないように、仲良くなりたいわ」
 慎重にプードルそっくりのもふもふにゆっくりと近寄って、差し出したのはカラフルな金平糖。
『もふもふ〜』
 そんな金平糖を、鼻(らしき場所?)でくんくんしてから、一個だけぱくっと食べて……。
『もふ〜』
 残りもフィストの手に顔をもふもふさせて、食べてしまいました。
「……ふぁああ……もふもふ……」
 フィストの手に触れたもふもふは、本当にもふもふな肌触り。例えるなら、シャンプーして綺麗になったプードルのお腹の毛な感触。触っているだけで幸せな気分になるフィスト。
「ね、ねぇ……あなたは……どこから来たの?」
 そっと、聞いてみますがもふもふからのお返事は残念ながらありませんでした。
「お話はできないのね……」
 金平糖を食べた子は、フィストのお膝の上で、満足そうにもふもふ。その体温はほんのり暖かで、出来たてのパンケーキのような甘い香りがしました。
「……これも気にいるかしら?」
 そっと差し出した飴玉。しかし、お膝の上の子は満足した様子で、フィストのお膝の上でもふもふふわふわ。
『もふ〜もふ〜』
 ですが、別のもふもふの子が興味津々に近寄ってきました。こちらは、手のひらサイズの小さい羊っぽい子。フィストの手ですりすりしてから、やっぱり飴玉をぱくり。
『もふ〜』
 やっぱり嬉しそうに足に背中をもふもふとすりつけ幸せそう。
「もふもふ……」
 しばらくフィストのお膝でもふもふしていたプードル似の子は、満足した様子でお膝から降りると、どこかへ帰って行きました。
「これでいいのよね?」
 細かい事は分かりませんが、こうやってもふもふすれば原因は解決しそうなのでした。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロネッサ・リーヴァニティ
3章も、西行・胡桃さん(f01389)とご一緒です。

もふもふさんも気になるのですが、まずは疲れを温泉でゆっくり癒したいと思います。
西行さんには、護ってもらってばかりでしたし、お礼になるかわかりませんがゆっくり温泉を堪能できるよう
精いっぱいお世話したいと思います。

「あの、お背中お流ししてもよろしいですか…?」
変に思われたり、しないでしょうか…。
でも、ちゃんとお礼は伝えないとです。
「今日は、本当にありがとうございました。とても、嬉しかったです」

お世話のあとは、私もお湯につかってゆっくり、です。
「ん…気持ちいい熱さです」

もふもふさん、【WIZ】能力でお近づきになれないかな…。
「おいで…一緒に入ろ?」


西行・胡桃
ロネッサ・リーヴァニティ(f00363)と一緒にのんびりしようね
真の姿にはならない

●行動(POWで挑戦)
もふもふも気になるけど、まずはきれいになろう
かけ湯をして……お、ロネッサちゃんありがとう
お返しはいい?お礼だからって?
じゃあまあお言葉に甘えちゃおうかな
「初めての依頼はどうだった?これからはひとりでもいけるかな」
まあ、無理しないで何だったら声かけてくれたら、手伝うよ

っと、のんびりし終えたらもふもふを運ぼう!
一杯抱えて一杯運ぶ……(埋もれる)うーん、このままでもいいかも

ある程度運んだらもう一回温泉に
はー……生き返る



「もふもふさんもきになるのでしすが、まずは疲れを温泉で癒しましょうか?」
「そうね。まずはきれいになろう」
 そう言うロネッサ・リーヴァニティ(優しき儚花・f00363)と西行・胡桃(残像行使・f01389)。お二人とも、色々とあったので汚れてしまっています。
「あの、お背中流してもよろしいですか……?」
「お、ロネッサちゃん、ありがとう。じゃあまあ、お言葉に甘えちゃおうかな」
 そっと、勇気を出してのロネッサの提案を笑顔で答える胡桃。
 お二人とも、まずは身体を洗ってからです。ちなみに、誰が用意したのか石鹸、シャンプーそしてタオルと、温泉の準備は万端なのです、
「今日は、本当にありがとうございました」
「いえいえ。それより初めての依頼、どうだった?」
 改めてお礼を言うロネッサの言葉に笑顔を返す琥珀。
「西行さんに護ってもらってばかりでした……」
 そんな胡桃に感謝の気持ちと一緒に背中を流して恩返しのロネッサ。
「まあ、無理しないで、何だったら声かけてくれたら、手伝うよ」
「はい、よろしくお願いします」
 初めての依頼でしたが、ロネッサにとっては、胡桃と縁が生まれた事が一番の成功なのではないでしょうか?
 そんな初めての依頼の事をお話しながら、ゆっくりと温泉につかる二人。
「ん……きもちいい熱さです」
「はー、生き返る……」
 疲れた身体に、温泉の熱さがじんわりと染み込むように、足の先からゆっくりと暖まっていきます。
 一緒に漂う香りもなんだか肩から力が抜けて、頭の奥まであったまってリラックス出来るような温泉。二人とも温泉をゆっくりと楽しんでいました。
『もふもふ〜』
 そんな二人を興味深そうな視線で見つめる謎のもふもふ。
「おいで……一緒に入ろ?」
 そっと手を差し出すロネッサの手にふんわりと乗るもふもふは子猫サイズ。ロネッサの指先に頭をすりすり。指先に当たるもふもふはとっても不思議な感触。
「うーん、このままでもいいかも……」
 そんな隣では胡桃がもふもふに埋もれていました。ふわふわのもふもふに包まれ、このまま眠ってしまいそうなぬくぬくでふわふわな感触。
『もふもふ〜』
 胡桃を優しく包むもふもふたち、よく見るとすこしづつ何かに満足したような雰囲気で、どこかへと帰っていきます。
 このままもふもふしていても解決しそうな状況ですので、二人はもう少しもふもふするのでした……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ジャスパー・ジャンブルジョルト
さて、ようやく温泉に入れるわけだが、服を脱いでるところは誰にも見られないようにしないとな。股引なんかを愛用してることがバレたら、俺のダンディーなイメージが台無しになっちまうし。
股引を隠したら、風呂に直行!
ふぃ~、極楽極楽。名酒「ねこだましい」をちびりちびりと飲みつつ、ティットリートに(頼まれてもないのに)ダンディー道をレクチャーしてやっか。
いいか、ティット。俺みたいにダンディーなケットシーになりたかったら、身だしなみをおろそかにしちゃいけないぜ。だが、身だしなみ以上に大切なのは……(以降、くどくど語り続ける)。

他の猟兵の引き立て役や調子に乗って痛い目を見る役など、お好きなように扱ってください。



「さて、ようやく温泉にはいれるわけだが……」
 やっと温泉に入れるので、喜んでいる様子のジャスパー・ジャンブルジョルト(JJ・f08532)だけど、なんとなく何かを隠している様子が見えます。
「……俺のダンディなイメージが……」
 そんな人の為に、温泉にはしっかりと更衣室的な場所が用意されていました。そこでしっかりと、何か大切なものを隠したジャスパーはお風呂へ直行します。
「みゅ!?」
 勢いよく入った温泉には先客のティットリート・ポルカル(ケットシーのガジェッティア・f05382)。盛大に吹き上がった温泉でびっしょりです。
「ふぃ〜、極楽極楽」
 こっそり持ってきた『名酒・ねこだましい』をちびちび飲みながら幸せそうな雰囲気。
「温泉、きもちいいにゃ〜」
 びっしょりになったティットリートも、そんな事は気にしていない様子で、もふもふを頭に乗せて、極楽気分。
「いいかティット。俺みたいにダンディーなケットシーになりたかったら、身だしなみをおろそかにしちゃいけないぜ」
 ほろ酔いのジャスパーが語る『ジャスパーのダンディー道』を肴にティットリートが飲むのは、ミルク……。どう見てもダンティーとは程遠い雰囲気。
「みだしなめは大切だにゃ〜」
 分かっているのか、そうでないのか微妙な雰囲気のお返事ティットリート。
「……『身だしなみ』だぞ、わかっているのか……?」
「分かってるにゃ、なめこで取る出汁にゃ〜」
 それは『なめこ出汁』でしょうか? それは色々と無理があるような……。
「そうだな、なめこは美味いよな〜」
「そうにゃ〜」
 ほろ酔いのジャスパー、どうでもよくなっているのかもしれません。そんなジャスパーにそっと出すのは金平糖なティットリートでした。

成功 🔵​🔵​🔴​

フィリオ・グラースラム
にゅ……もふもふさんが好きそうなものが分からないので
色々用意はしてみましたけれど…
とりあえず、猫じゃらしをふりふりしたり、お菓子を見せてみたりして
様子を見てみますのよ

警戒が解けてきたら、そっと近づいてもふもふですのよ!
フィオは敵ではありませんのー
お友達になりたいんですの(もっふもっふ)

…にゃ?なんだか…背中やしっぽのあたりがむずむずしてきましたの
…にゃにゃ!?もふもふさんが…もふもふさんが…
はにゃれませんにょー!? ※静電気

そ、そんなに沢山で来られたら
動けなくなってしまいますの…!

もうこのまま運びますのよ!
雪ちゃん、雪ちゃん!運ぶのを手伝ってくださいですのー!
(汝が牙は我が剣、我が剣は汝が盾)


レイ・クロッシュ
もふ…………もふ……………。

あ…ごめんね……語彙力が。

行動は…温泉に入って…WIZで…スキルは…動物と話す、聞き耳、優しさ等で…コミュニケーションを…とってみるよ。
この為に…作った付け耳…とか…付けて…ね。鼻歌とかで…近寄せられないかな…。
何か記述で…残せるような…情報を…聞き出せられると…いいけど。

後は…折角だし…JBDと温泉に入って…もふもふを堪能……するよ。JBDの…もふもふと……もふもふの……もふもふ………もふ。
のぼせちゃったら……ごめんね。



「にゅ……もふもふさんが好きそうなものが分からないので、色々用意してみましたけど……」
 カバンから色々と取り出すフィリオ・グラースラム(煌氷の刃・f10324)。そんな彼女に興味津々な雰囲気のもふもふたち。すでに彼女の周囲に集まって来ています。
「とりあえず、猫じゃらしで様子をみますのよ」
 取り出したのは、猫が大好きな猫じゃらし。それをふわふわに向けて、ふさふさする。
『もふもふー』
 フィリオの手で揺れる猫じゃらしに、集まってくるもふもふたち。
「フィオは敵ではありませんのー」
 近寄ってくるもふもふに手を差し出すと、猫っぽい雰囲気のもふもふが、フィリオの手にもふもふをすりすりします。
「お友達になりたいんですの」
 もふもふのお返しに、なでなでするととても柔らかく暖かい肌触り。そんな幸せなもふもふに、フィリオは幸せな気分。
 そんなフィリオの隣では、別の猟兵がもふもふになっていました。
「もふ……もふ……」
 もふもふに包まれて、ふんわりぼんやりなのはレイ・クロッシュ(紅と漆黒と白と・f10130)。
 この為に作ってきた付け耳に、興味津々なのか、それとも呼び寄せる為の鼻歌に引かれたのか、レイの周囲はもふもふで埋め尽くされてしまっていました。
「……出番だよ、JBD」
 埋め尽くされないように、JBDを召喚するも、漆黒の着ぐるみを着たDJがあっというまにもふもふの塊へ。
「……にゃ?」
 そんなもふもふに包まれるレイをのんびり見ていたフィリオにも、もふもふは近づいていました。
「なんだか……背中やしっぽのあたりがむずむずしてきましたの」
 フィリオの後ろから近寄ってきたもふもふが、しっぽにくっついて大変な事に。
「……にゃにゃ!? もふもふさんが……もふもふさんが……」
 静電気なのか、それとも不思議な力なのか、フィリオのしっぽにくっついて離れないもふもふたち。
『もふもふ〜』
 さらに集まってくるもふもふに、包まれてしまうフィリオ。
「雪ちゃん、雪ちゃん! 運ぶのを手伝ってくださいです!」
 このままだともふもふ、ふかふかでぽかぽかなので眠ってしまいそう。あわてて、雪ちゃんを召喚して、もふもふを運ぶとその勢いと共に、もふもふたちはかえっていきました。
 そんな猟兵たちの活躍により、もふもふも残り少なくなっていました。
「折角だし、温泉にも……」
 かえっていくもふもふを見ながら、せっかくだからと温泉に入るレイ。JBDも一緒です。
「もふもふ……もふもふ……もふもふ……」
『もふ〜もふ〜』
 レイの頭の上にも、JBDの頭の上にも、もふもふを乗せて、温泉でゆっくり。
 のんびり温泉に浸かるレイとJBDのもふもふが最後のもふもふでした。それも、ゆっくりとタンポポの綿毛のように、ゆっくりと空へとかえっていきました。
 これで、このダンジョン区画で発生していた問題は全て片付きました。べとべと、ねばねばだったり、もふもふ、ふわふわだったりと大変な事がありましたが、猟兵の活躍により平和を取り戻すのでした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年01月24日


挿絵イラスト