アースクライシス2019⑧~花咲くサボテン
「こんにちはですの。まずはモニュメントバレーの制圧おつかれさまですの」
霧城・ちさ(夢見るお嬢様・f05540)は集まった猟兵達を笑顔で迎え入れる。
「洞窟の調査の結果、パンゲア大空洞に繋がっている事を突き止めましたわっ」
ちさは興奮しつつ説明を続ける。パンゲア大空洞は、巨大植物が生い茂り恐竜が住まう地底の大空洞だという。小さい恐竜がいたらちょっと触ってみたいと思ってるちさ。
「皆様にはパンゲア大空洞を探索し、センターオブジアースに繋がる「鍵の石版」を探してほしいですわっ」
この「鍵の石版」を集める事によりセンターオブジアースへの道が開かれる事はすでに判明しているのだ。
「「鍵の石板」のある場所には何故か巨大なサボテンがあるのでこれを目指して向かうといいですわっ」
どうやら「鍵の石板」には大きな魔力がある為、その周囲に不思議な現象が発生してしまうようだ。無事辿り着ければ「鍵の石板」の発見も難しくないだろう。このサボテン自体も巨大なだけでオブリビオンではないしただただ大きいだけでトゲが大きすぎて怖いくらいである。
「ただ、恐竜はテリトリーに入った皆様を襲ってきますの。野生動物なので力をみせつけるか、ある程度のダメージを与えれば逃げますわっ」
殺したりするのはかわいそうですの、とちさは付け加える。
「この戦いに勝利するためにも、また皆様が無事石板を手にし戻ってくる事を信じていますわね」
そう猟兵達に声をかけ送り出すのであった。
きりりん
はじめましての方ははじめまして。
今回のシナリオはアースクライシス2019の三本目になります。
目標は「鍵の石版」を探す事になります(持ち帰るプレイングはなくて大丈夫です)
パンゲア大空洞という広い場所を探すわけですが恐竜の住処でもあるため対処が必要です。ただ、恐竜はオブリビオンではありません。そしてプレイングボーナスがあります。
プレイングボーナス……恐竜を無力化する/仲間にする。
恐竜の大きさは3Mと小型のものから30Mの大型のもいたり種類は様々です。
以上、よろしくお願いします。
第1章 冒険
『パンゲア大空洞の大冒険』
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POW : 探索の妨害となる恐竜を力づくで排除しつつ、正面から探索する
SPD : 見つからないように移動するなどして恐竜に邪魔させず、周囲の状況を良く確認し、探索を有利に進める
WIZ : 知恵を駆使して恐竜を懐柔あるいは排除し、探索の為の作戦を考案する
👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
リリスフィア・スターライト
恐竜は倒さずに鍵の石版を待ち帰るよ。
無色変換で自身と装備を透明化して
恐竜に見つからないようにしながら
石版のある巨大なサボテンに向かって慎重に進むよ。
恐竜が移動しているなら離れたタイミングで、
その場にとどまっているようなら近づかないようにするね。
もし見つかってしまったのなら、せめて他の猟兵達が
石板を持ち帰れるよう恐竜を石板のある場所から
引き離すようにしつつ撤収かな。
攻撃されても防御を優先で無暗に傷つけないようにだね。
「抜き足差し足忍び足だね」
「神経を研ぎ澄ませて空気に溶け込むように」
天御鏡・百々
ほう! これが恐竜なる生き物か!
大きなトカゲのようなものと聞いていたが
いろいろな姿のものがいるのだな
アックス&ウィザーズで見たドラゴンともまた違う様子
なかなかに興味深い
しかし、いつまでも眺めては居られぬな
石版を探さねばならぬ
巨大なサボテン……他の植物も大きいため、紛れてしまうと厄介か
良く周囲を見て進んでいくとしよう(情報収集19)
恐竜は錬成カミヤドリにて複製した鏡で惑わし
その間にすり抜けてしまうとするか
鏡を見るのは初めてのはず、戸惑ってくれることを期待しよう
上手くいかねば我が本体より放つ光で目潰し5だ
鏡も使って反射させていくとしよう
●神鏡のヤドリガミ
●アドリブ・連携歓迎
須野元・参三
気品高き冒険家の私が華麗に気品的に戻って来てやろう
そして、道中での恐竜か……フフーフ、どのような生物だろうと気品力は通じる!……はずだ
『溢れる気品力(オーバーフロー・エレガンス)』で溢れる気品力による輝きの【存在感】で友好的な反応される個体を
【見切り】【第六感】で見抜いてちょっと【祈り】たりしたりして見つけるぞ
応えてくれたモノにはちゃんと私が厳選した肉をたらふく食わせて懐柔あげよう
さぁ!この気品の希望を応えようとするやつはいるか?
……頼むぞ……気品は大きすぎる相手は苦手なんだ……怖いから……(ボソッ)
(絡み、アドリブはお好み歓迎)
●大空洞の恐竜
巨大植物が生い茂る、地底の大空洞その中で恐竜の様子を伺う猟兵がいた。リリスフィア・スターライト(プリズムジョーカー・f02074)は
「恐竜は傷つけず進みたいんだけど……」
と先ほどから自分の近くに感じる恐竜への対策を考えている。
その隣ではわくわくした様子で恐竜を眺めている神鏡のヤドリガミ。
「ほう!これが恐竜というものなんだな。大きなトカゲのようなもの、と聞いてドラゴンとどう違うのかと思っていたが……なかなか興味深い」
天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は恐竜を観察し終えると周囲を警戒し一歩踏み出す。
リリスフィアも自身と装備を透明化し行動を開始し
「神経を研ぎ澄ませて空気に溶け込むように……」
忍び足で恐竜にみつからないように、と進んでいた。単独の恐竜はうまく避けて通れていたが運悪く開けた場所で複数の恐竜と遭遇する。リリスフィアに緊張が走るが
「ここは我に任せるのだ」
複数の恐竜が歩き回り接触は避けられない、そこで百々は鏡を作り出し恐竜に自身の姿を写し出すよう錬成カミヤドリを発動する。
鏡に興味を持ち、あるいは驚き鳴き声を発するその脇を静かに通り抜ける。
「ちょっと待って!」
リリスフィアは通り過ぎた先にもいた恐竜にみつかる前に、百々を大きな木の影へと引き込む。
「このままでは先に進めないな……」
百々とリリスフィアは次の手段を取るべく判断を迫られる。その目の前には大きな恐竜が自分のなわばりである、そう主張するように息を荒くして獲物を探していたのだった。
●
「フフーフ、ここは私の出番だな!聞け、そして刮目して見よ、この溢れる気品力を!」
気品力の溢れる猟兵、須野元・参三(気品の聖者・f04540)は華麗に登場した。どのような生物だろうと気品力は通じる、すなわち恐竜も、である。気品力というものに自信のある参三は恐竜の反応を確かめる。
「気品力は恐竜にも通じる…はずだ!」
ちょっと自信がぐらついてきた、そんな様子を隠れてる二人は頑張れ、まだいける、と心の中で応援する。参三は気品力の輝きを放ちながら友好でありそうな固定を探す。恐竜たちはなんだこいつは、という警戒心を持ってうろうろしていた。だがその中からこいつ面白い生き物だな、という感じにまず小さい恐竜がじゃれついてくる。恐竜にとっては……であるが。参三は多少擦り傷とか何かが見えているような気がするが
「よいぞよいぞ!お前にはこれをやろう。気品力溢れるこの目で私が厳選したとてもうまい肉である」
恐竜達は次々と友好的な雰囲気になっていくが、中でも大きな恐竜はじっと見ているだけである。
……頼むぞ……気品は大きすぎる相手は苦手なんだ……怖いから……。そう祈りながら参三は懐いてきた恐竜達に肉をあげ続ける。あ、そのペースで食べられると肉がなくなる、そんな不安も感じながら……。
「あとは我に任せておれ!」
みかねた百々は本体から光を放ち、鏡の反射を利用し大きな恐竜へ目つぶしを行う。
「あなた達、行くわよ!」
参三の懐かせた恐竜にリリスフィアは乗り、百々の手を引き恐竜に乗るようにと声をかける。
「待て、私もいくぞ!」
参三は華麗に、気品力を発揮し一番懐いていた恐竜に飛び乗る。
「目指すは巨大サボテン、行くぞ、私に続く気品力溢れる者たちよ!」
参三を先頭に三人の先に見えるサボテンへと恐竜を駆り、駆け抜けていくのであった。
大成功
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鈴木・志乃
根元的恐怖を煽る、という意味ならやっぱり火かなと思うんだけど、いかがでしょうか?
UC発動
松明に火をつけてパフォーマンスの要領でぶんぶん振り回し見せつける
腿からも炎を噴出して、空中に火の粉も散らしておこうか
まだなんか言うなら表面の産毛だけジュッと焼くか周囲の自然ちょっと燃やす
いや出来れば最終手段にしたいんだけどね?私自然好きなので!
空中を翼で飛びながら大きいサボテンの目星をつけて接近
あとは第六感に身を任せようかな……
オーラ防御常時発動
いざとなれば光の鎖で早業武器受けからのカウンターなぎ払い
もしくは念動力で岩か木を恐竜の口に突っ込んでおく
やだなあ嫌な絵面だなあ
●花咲くサボテン
大空洞の中巨大植物のトンネルから一人猟兵が辺りを見回し素早い動きで飛び出す。鈴木・志乃(ブラック・f12101)は恐竜のいる森を探索し続けていた。
「ここまでは恐竜を避けてこれたけど……」
目の前には小さい恐竜の他に、これまで見ていない大きさの恐竜がどっしりと立ち塞がっている。幸いにもまだこちらに気付いていないがここを通らなければ先へ進めない。
「待っててもどいてくれそうもないし……いきますか」
その一歩で恐竜達は志乃に気が付き戦闘態勢へ。大きな恐竜も咆哮を響かせ、その巨体とは反して俊敏な動きで飛び掛かってくる。志乃はオーラを身に纏い襲い掛かる恐竜へと光の鎖を振るいその牙をガードする。カウンターで吹き飛ばし他の恐竜の動きを止め、念動力で岩を飛ばす。
「うわー……」
飛ばした岩が口へと入り苦しむ様子はちょっとかわいそうではある。私自然好きだし、なるべく傷つけるつもりはないんだけどねっ、ごめんね、と心の中で謝りながらそれでも襲ってくる恐竜からの攻撃からは反撃するしかなかった。反射的に浄化の炎をけん制のつもりで放つ。その時、火を怖がったのを志乃は見逃さなかった。
「やっぱり火が怖いのかな?」
暗がりを探索するために持ってきていた松明に火をつけ振り回す。火の粉は周囲に飛び散り辺りを焦がし、恐竜にも降りかかる。これにより恐竜はゆっくり後ずさり志乃と距離を取るようになり、やがて散り散りに逃げていく。
「やっぱりこれだねー」
恐竜を追い払い一息つく志乃だが、慢心せず松明を消し装備を整える。
「あれ、ひょっとして……花、かな?」
先ほどは恐竜達で気が付かなかったが、ここから少し遠い山のようなものに花が咲いているように見える。志乃はその白い翼を広げ飛び立つ。徐々に速度を上げ、段々と大きくなっていくサボテン、そして大きな、大きな赤い花。
志乃が石板を見つけ、辿り着いた猟兵達と喜び合う。その瞬間は今、訪れたのだった。
大成功
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