アースクライシス2019⑥~時代の波に乗って
●時代の波に乗って
「イエス、イェーガー。戦争の時間です」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は電子マップを展開する。
虚空に浮かび上がったその電脳マップが示すのはハワイ沖。
そして、展開されたライブ映像では大津波が発生していた。
「サーフィンの時間です」
何言っているんだこいつは。
いや、話を聞こう、きっと何か意味があるはずだ。
「アトランティスのレディ・オーシャンが世界を滅ぼす大海嘯の儀式を開始しました」
この大きな波、ビッグウェーブは大海嘯の予兆である。
その波の前ではアメリカ第七艦隊も、ヒーロー・ヴィラン連合軍も近づくことが出来ない。
このビッグウェーブを乗り越えて、大海嘯を破壊する。
そのためにはハワイの古代部族が代々伝えてきた古の神秘が必要なのだ。
「その古代魔法の名を"サーフィン魔法"と言います」
サーフィン魔法。
そう、それはサーフボードで乗りこなした波の勢いを変えられると言う神秘。
その魔法の力を借り受け、このビッグ・ウェーブを乗りこなすことでその勢いを殺す。
それが今回の目標である。
「サーフボードは古代部族より、祈りをこめられた神秘のサーフボードが貸与されます」
付け焼き刃であるが、このサーフィン魔法も教えられるので乗りこなしさえすればビッグウェーブはどうにでもなるだろう。
無論、問題はある。
オブリビオンたちもまた、アトランティスからサーフィン魔法の知識を得ている事である。
そして、彼らの目的はサーフィン魔法によってこのビッグウェーブを大きくする事。
「サーフィン魔法の使い手……サーフライダー同士の戦いになります」
ビッグウェーブに乗った戦いは、より有利な場所を取った方が圧倒的な優勢を得られる。
その為には、猟兵太たちはサーフィンテクニックで相手を上回り、有利な位置に立てば、波は鎮まっていくのだ。
「今までにない戦いを強いられますが……」
紫紺の瞳が猟兵たちを一瞥した。
感情の揺らぎ一つない紫の眼差し。
「当機は、イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
ヒーローズアース戦争第四弾、ハワイ沖サーフィン戦争。
君のサーフィンテクニックで敵を討てッ!!
第1章 集団戦
『ジャスティストルーパー』
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POW : フォールン・ジャスティス
全身を【機械部分から放出されるエネルギー】で覆い、自身の【戦闘を通じて収集した敵のデータ】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD : イミテーション・ラッシュ
【ジャスティス・ワンが得意とした拳の連打】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : マシン・ヴェンジャンス
全身を【機械装甲】で覆い、自身が敵から受けた【物理的な損傷】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
イラスト:もりさわともひろ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
レイ・アイオライト
今度はサーフィン……しかもサーフィン魔法……なんなの、ヒーローズアースって。
とりあえず大海嘯は防がないとね。
森の木々を伝ったり屋根の上に潜んだり、バランス感覚なら自身があるわ。
サーフィンに乗って『第六感・早業・残像』で高波に立ち向かうわよ。
チューブライディング、大きな波から滑り落ちるときのすれ違いざまに【崩天斬禍】で敵集団を斬り刻む。大きくジャンプしたら一回転でもしてあげるわよ。
ジャンプした瞬間に『雷竜真銀鋼糸』の電撃を海に向かって放つ。(範囲攻撃・マヒ攻撃)。痺れたらもうサーフボードを操れないでしょ。海に沈んでもらうわよ。
たまにはこういう息抜き……じゃないけどスポーツを嗜むのもいいかも。
●チューブランディング、お客様、海水にご注意ください。
「今度はサーフィン……しかもサーフィン魔法……」
なんなの、ヒーローズアースって。
はい、ヒーローたちが実在する世界です。
大海嘯を防ぐべく、レイ・アイオライト(潜影の暗殺者・f12771)はサーフボードを片手にやってきた。
そのサーフボードはハワイ古代部族の祈りによって編まれたサーフボードであった。
正直これも謎と言えば謎である。
なんなの、ヒーローズアースって。
レイはいざビッグウェーブに挑む。
何、問題はない。森の木々を伝ったり、屋根の上に潜んだり、バランス感覚には自信がある。
ビッグウェーブに乗り、そして、それを乗りこなす。
相対するはオブリビオン・ジャスティストルーパー。
互いに互い、波を制しながら戦う。
抜刀、居合。その斬閃、光を越える。
あまりの速度にビッグウェーブをも一瞬断った。
ビッグウェーブ諸共、相手の手が斬閃に飲まれ、刎ねられた。
相手が驚きながら必死にバランスを取っている瞬間に跳躍。
鋼糸が奔り、バリッ、と言う音が響いた刹那。
雷撃が海水を通じてジャスティストルーパーを焼いた。
高電圧にやられたそれはビッグウェーブに飲まれて、そして、水面に沈む。
残るは波を乗りこなすレイばかり。
「たまにはこういう息抜き……じゃなくて。スポーツを嗜むのもいいかも」
そう、これは息抜きではない。戦いだったのである。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
サーフィンは友達が好きで知識はあるんだよね
体幹は【ダンス】で結構あるつもりだし
なにより…自然を操れるのはこっちも同じ
風魔法で体を支えバランスを安定させる
さ、やろうか?
体重の使い方を工夫し大波の中でもスムーズな移動や方向転換
時折くるっと宙返りしてみせたり
合間に氷の【高速詠唱、属性攻撃】で敵の前の水上に氷塊を作り
敵が乗り上げるようにしたり
★爪紅の【投擲】による爆発で妨害
一見妨害行動しかしていないように見せて油断させつつ
ボードを操り一定の距離を取る
狙いは敢えて敵の攻撃を引き出す事
発動したら最後、僕に当てるためには向かってくるしかない
それを迎え撃つ形で【指定UC】の【範囲攻撃】
光は拳じゃ防げないよね
●大爆発の光
「サーフィンは友達が好きで知識はあるんだよね」
栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はダンスで体幹に優れる。
さらに自然を操る力を有するのは何も敵だけではない。
猟兵たちとて同じなのである。
風が彼の身を保持し、そのバランスを安定させる。
体重移動、ビッグウェーブの中でもその身は決して崩れる事はない。
時には、宙返りすらしてみせるその姿に危うさはない。
だが、敵とて負けてはいない。
そのビッグウェーブの乗りこなしっぷりは伊達ではない。
伊達ではないが故に。
「……えい」
突如現れたる氷塊。否、澪が出したのだが。
突然出現した異常に、ジャスティストルーパーのサーフボードが乗り上げ、そのバランスが崩れる。
おまけと言わんばかりに髪飾りのおしべを引っ張る。
ヒュー、と言うなんかそれっぽい音をあげるナニカに変わったそれをぽいちょ、と投げれば。
ジャスティストルーパーはなんだこれ、と言わんばかりにそれを手にとってしまった。
そう、手にとってしまったのである。
一瞬の閃光、そして爆音。
手元で爆発したそれはジャスティストルーパーの身を焦がす。
こっちへの被害? 風魔法が全部防いでくれました。
黒焦げになったジャスティストルーパーが苛立ち紛れに突っ込んでくる。
それこそが澪の狙い、カウンター気味に撃ち込まれたのは魔を祓う浄化の光。
非物質であるが故にその拳は光を捕らえる事は出来ず。
光に貫かれ、ジャスティストルーパーは海に沈んでいった。
大成功
🔵🔵🔵
死之宮・謡
アドリブ歓迎
いやぁ…レディ・オーシャンちゃんタイプだわぁ…(妄言を吐き始める狂人)
だから、好きにさせてあげたいんだけどねぇ…?(アウト発言を繰り返す危険人物)
でもねぇ…残念だけどそういうわけにも行かないみたいでね?邪魔させてもらおうかな?(まともな発言)
身体能力に任せてサーフボードを無理やり制御しながら
【黒キ柱】で相手を殺害
相手の得点を0にした後で悠々とサーフィンに移行して勝利する
●お客様、妄言はおやめください
「いやぁ……レディ・オーシャンちゃん……タイプだわぁ……」
死之宮・謡(万界覆う死と狂気・f13193)は妄言を吐いていた。
レディ・オーシャンは彼女の好みだったようだ。
しかし、彼女を止めねば大海嘯は発生する。
故に猟兵は彼女を止めねばならない。
死之宮・謡は別に好きにさせてもいいじゃない、と思っていた。
アウトである。これはもう完全にアウトである。
死之宮・謡はとても残念だった。
「そういうわけにもいかないみたいでね? 邪魔させてもらおうか」
好みと目的は往々にして異なるのである。
謡は自らの持つ圧倒的身体性能によってサーフボードを制御する。
そこには技術もクソもない。あるのは圧倒的な力、力、力。
古代より力とはパワーであり、正義であるのだ。
彼の大英雄も山登りが面倒だからと言って山を砕いて大海峡を作った。
つまりパワーとは力であり、力とは正義である。
おもむろに放ったのは全てが消失するほどの漆黒の闇。
それは全てを飲み込み、消し去る闇の波動。
天より来たりたそれがジャスティストルーパーを飲み込んだ。
あとにあるのは闇に消えた静謐のみ。
敵なき後のビッグウェーブ、悠々と謡はサーフライドし続けた。
大成功
🔵🔵🔵
ルエリラ・ルエラ
【アドリブ改変・連携歓迎】
やはりサーフィンだね。私も同行するよ
せっかくの海だし着ぐるみで行ってメカ・シャーク号も泳がせよう。楽しみ
というわけでレッツサーフィン
…足りない。圧倒的に刺激が足りない。この程度の波じゃ私は満足しないよ。ここは【芋煮ッシュ作戦】を発動!
宇宙から巨大な芋煮を海に落として、中身の芋煮をダバァ。衝撃で生まれた波と中身の芋煮が混ざった超巨大な波を作り出してヒャッハーするよ
メカ・シャーク号は自動操縦にして潜らせて、背びれを出した状態で相手をストーキング
波と芋煮とサメの恐怖によって、相手はタジタジ。そこを芋煮の波で一気に飲み込んで芋煮の具材に…ちがった。海の藻屑にするよ
●芋煮ィッシュ作戦
「やはりサーフィンだね。私も同行するよ」
ルエリラIN。
ルエリラ・ルエラ(芋煮ハンター・f01185)がやってきた。
着込むはサメの着ぐるみ、お供はメカ・シャーク。
最早こいつ戦いに来たと言う様相ではない。
ビッグウェーブに乗りながらルリエラは思った。
足りないのである。
ここには刺激が足りないのである。
ここには波が足りないのである。
そして、ここには――――芋煮が足りていない。
こんな芋煮が足りていないビッグウェーブはビッグウェーブではない(※個人の感想です)
「ここに芋煮ッシュ作戦を遂行するッ!!」
空の彼方、宇宙より、それはやってくる。
赤熱した空気を纏いながら、それは宇宙よりやってくる。
巨大な鍋に山程積載されたもの、それは芋煮。
トン単位にもなろう芋煮を満載した巨大鍋がやってくる。
自らの行いに恐怖した、などと後ほどにコメントを発したが絶対こいつ恐怖してないだろう。
「弾着、今」
そして、ハワイの海に果たして芋煮はばらまかれた。ダバァ。
着弾の衝撃、そしてぶちまけられた芋煮。
その破壊力は言うにべからず、恐るべきビッグ芋煮ウェーブが発生する。
そうだ、これだ。これこそが求めていた刺激に満ち足りたビッグウェーブ。
「ヒャッハーッ!!」
その芋煮ウェーブに乗りながら、ルリエラは次なる行いを実行する。
謎のBGM、妙な恐怖感を煽るBGMを垂れ流しながらジャスティストルーパーに迫る背びれ。
サメである。
サメと芋煮の醸し出すカオスと恐怖、それに飲まれたジャスティストルーパー。
彼に最早逃げ道はなく、芋煮に飲まれ、そして沈んでいく。
後にあるのは芋煮の具材となったオブリビオンのみであった――――。
大成功
🔵🔵🔵
カタリナ・エスペランサ
サーフィン魔法? 《騎乗》の心得なら無い事もないけど……
まぁ何とかしてみせようじゃないか!
使うUCは【天災輪舞】。
《高速詠唱+属性攻撃+念動力》で波と風を捕まえて移動を補助、雷羽の《誘導弾+乱れ撃ち+マヒ攻撃》で攻撃。
敵がUCを発動してくる瞬間を《第六感+見切り》で先読み、風を巻き起こして《吹き飛ばし+先制攻撃+カウンター》で動きを妨害しながら安全圏に逃れるよ
上手いこと敵を海に叩き落とせれば上々、落ちてサーフィン魔法の加護を(多分)失ったところに雷羽で追撃を仕掛けたいな
こういうのは初めてだけど、慣れてみればサーフィンも楽しいね
次のパフォーマンスに取り入れるのも良いかも!
●蒼き雷を纏いて
「サーフィン魔法? 騎乗の心得ならないこともないけど……」
まぁなんとかなるやろ。
カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は語った。
この古代ハワイ部族の祈りを背負ったサーフボードならば不可能はない。
あとサーフィン魔法って魔法って言うんだし問題ないじゃろ?
そこに技術などは存在しない、あるのは神秘のみ。
理論武装完了。
魔法と念動力によって波と風は捕まえた。
極論、サーフィンとは体幹移動とバランス感覚、そして如何に波と風を捕まえるか。
戦闘巧者であるが故に体重移動とバランス感覚は言うまでにない。
攻撃手段は翼より放たれる散弾羽。
牽制をしながら、敵との攻防を繰り返す。
そして、ジャスティストルーパーがユーベルコードを発動しようとした刹那。
カタリナは強風を巻き起こす。
その身が強い風に煽られ、崩れ落ちたところに翼の散弾が突き刺さりどぼん。
「今だ!!」
神殺しの雷羽が放たれ、海水を伝い、ジャスティストルーパーにそれが突き刺さる。
黒焦げになり、ぷかぁ……と浮かび上がってきたところを見れば最早倒したも同然であろう。
「こういうの初めてだけど、慣れてみればサーフィンも楽しいね」
次はパフォーマンスも取り入れるといいかもな、とカタリナは思った。
なんかすぐ近くから芋煮の匂いするけど。
大成功
🔵🔵🔵
ナイ・デス
ビッグウェーブ……サーフィン楽しむだけなら、鎮めたくはないところ、ですが
これが世界を滅ぼすのなら、止めます
サーフィンは、世界を滅ぼす道具ではない、です……!
変身飛翔
【迷彩】纏って【空中戦】足にボードをつけて、空から急襲!
激しい着水、からの【念動力】で自身のボードを【吹き飛ばし】ての超加速サーフィン
両腕の刃を伸ばし、斬りかかるとみせてターン【地形の利用】波飛沫を目くらましに隙をつくって【ジャンプ】飛び掛かっての【暗殺】
【鎧無視2回攻撃】で機械装甲を貫き【串刺し】
【覚悟、激痛耐性】抵抗気にせず黒剣からの【零距離生命力吸収】通常の9倍速く奪って脆くして、真っ二つ
両断した敵の間を通って華麗に着水、です
●エクストリガー・ブレンホルズ
「ビッグウェーブ……サーフィンを楽しむだけなら……」
ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)はサーフィンを楽しむだけならば鎮める必要はないと思っていた。
しかし、このビッグウェーブは世界を飲み込むほどのビッグウェーブ・大海嘯の呼び水。
それを許してはおけない、それは止めなければならない。
だからこそ、ナイはそれを止める。
「サーフィンは、世界を滅ぼす、道具ではない、です……ッ!!」
イグニッション。
黒き剣は形を変え、その身を覆い隠す鎧と為す。
その黒き剣、黒き鎧となりて、少年を騎士へと変貌させる。
空よりサーフボード諸共突貫。
巨大な水柱が生じ、着水と同時、そのサーフボード諸共加速する。
念動力によって加速されたそれは通常のサーフィンと異なる超速度で機動する。
両腕部のブレード、展開。
それで斬りかかる――――しかしそれはフェイント。
防御の為にジャスティストルーパーはその腕をクロスさせた。
ターン、波飛沫があがり、防御姿勢と飛沫によってナイの姿は完全に視界から"消えた"。
跳躍、黒き刃の剣が、その身を貫く。
ユーベルコードによって強化されたその剣の力は言うまでにない。
あらゆる護りも突破して、ジャスティストルーパーの骸を両断して。
2つに分かたれたその身を背後に、ナイはその身をビッグウェーブに乗せ、水面を斬り裂いていった。
大成功
🔵🔵🔵
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
海!とくりゃ水着っしょ!
そしてサーフィンすりゃいいんだね!
早速そのサーフィン魔法とやらを教えとくれよ!
ハハ、付け焼刃で大丈夫かって?
こちとら今までいろいろな物に『騎乗』してきたんだ、
大波にだって乗ってきてみせらぁ!
意気揚々とスポーティな競泳水着で沖へと繰り出すよ!
最初は小手調べに小さい波から、段々と大胆に。
一気にチューブを潜ってダイナミックに波頭へ昇り上がるよ!
さあ、張り合う相手はどいつだい!?
このトップで波に乗り続けるのがどちらか、勝負と行こうじゃないかい!
……啖呵は切ったけど、悪いね!
即座に【縁手繰る掌】で相手のサーフボードを掠め取る!
そのまま溺れとけ!
●海!! 水着!! サーフィン!!
「海!! とくりゃ水着っしょ!!」
数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は語る。
そう、海と来れば水着である。
ハワイ沖の海はきれいだし、泳ぐにもぴったり。
サメは多分いない。
サーフィン魔法は付け焼き刃でもオッケー。多分。
それに彼女は今までいろいろなものに騎乗して、乗りこなしてきたのである。
ビッグウェーブだって今までのものへの騎乗と何ら代わりはない。多分。
最初は小さな波から。
無論、そんなものは楽に乗りこなせる。問題はない。
じょじょに、じょじょに、けれど、段々と大胆に。
スポーティな競泳水着が海に映える様を見せつけながら。
多喜はそのチューブを潜り抜けて、ダイナミックなまでに波頭へと昇り上がる。
このビッグウェーブをより巨大にせんと待ち構えていたのはジャスティストルーパー。
「張り合うのはあなたでいいのかい!?」
さあ、このビッグウェーブで勝負と行こうじゃないかい!!
その啖呵の潔さ、なればよし、とジャスティストルーパーは波に乗る構え。
した瞬間、サーフボードが制御出来ず、波に飲まれて海の藻屑と化した。
何故か、多喜がユーベルコードでサーフボードを絡め取ったからである。
波に乗るアイテムがなければ波になで乗れない。
「そのまま溺れとけ!!」
啖呵切ったのに、酷い。
ジャスティストルーパーの最後の断末魔であった。
大成功
🔵🔵🔵
甲斐・ツカサ
サーフィンって、波に乗るんだよね!
風に乗るのはよくやるけど、波に乗るのも楽しそう!!
と思ったんだけど、波に乗るのってすごく難しいや!
敵はオレより全然大きな波の上に上手に乗ってるし、ヤバいなー……
あ!
でも、すごく大きな波ってトンネルみたいになるんだね!
そこを突っ切るのをチューブライディングって言うんだって
じゃあ、突っ切るだけじゃなくて波の内側を螺旋を描くように駆け抜けていけば凄く楽しいんじゃないかな!
波が崩れちゃう前に、風を纏って加速して、いっけー!!
波の上に乗れなくても、内側から乗りこなして、敵の上にいけなくても、足元から圧縮した風で吹き飛ばそう!
うん、波に乗る、っていうのも楽しいんだね!
●風は足元から走り抜ける
「サーフィンって、波に乗るんだよね!!」
甲斐・ツカサ(宵空翔ける冒険家・f04788)は宇宙を駆けたことも、空を駆けたこともある。
それ故に風に乗った事は多々あった。
しかし、波に乗った経験はなかった。
それが彼の好奇心、即ち冒険心をくすぐった。
サーフィン魔法を学び、いざ、とやってみるとなんだか割と難しい。
敵はビッグウェーブに乗って平然としている。
「ヤバいなー……」
このままでは大海嘯の儀式はなってしまう。
そこで、ふと閃いた。
大きな波はトンネルのようになる。
そこに乗ることをチューブライディングと呼ぶのだと言う知識。
ならば、そこを螺旋状に駆け抜けていけば楽しいのではないか、と。
普通ならばそんな事はできるはずはない。
だが、理外の使い手、猟兵たちならばその程度の事はやってのける。
好奇心=冒険心に押され、少年は駆け出す。
ジャスティストルーパーの足元、そのビッグウェーブ。
「ひゃっほーッ!!」
そのビッグウェーブの生み出したトンネルの中を、螺旋を描きながら少年は波に乗る。
敵より優位に立てずとも、敵を引きずり下ろし、波に乗れば勝てる。
別に上回るだけが勝つための手段ではない。
ジャスティストルーパーは足元より発生した爆発的な風によってそのバランスを崩し、ビッグウェーブに飲み込まれた。
大波に飲まれた彼は最早海の藻屑。
「うん、波に乗るって言うのも楽しいね!!」
後は悠々と波を制すればよい。
甲斐・ツカサはまた一つ、楽しい冒険譚の記録を刻んだ。
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
UC発動
※第二人格【昨夜】で戦闘
今更なんだけど
サーフィン魔法ってもの自体にツッコミを入れちゃだめ?
さあ、行きましょうか!
第六感で波を見切り攻撃を見切り、念動力で自身とサーフボードを操作
サーフィンなんてこれが初めてだけど……波と一つになるイメージを持って……
私の祈りも部族さんの祈りに追加出来ないかしらね
オーラ防御常時発動
こっちに近寄ってこようもんなら、早業全力魔法の衝撃波で海へ叩き落としてやる
もしくは光の鎖を海に沈め、敵の方向までゆっくり近寄らせた瞬間念動力で動かしロープワークで捕縛かなぎ払いの要領で足払いしたいかな
超高速攻撃は本当、油断ならないから
しっかり相手の動きも見ておきたいところね
●今更すぎるツッコミ
「……今更なんだけど」
鈴木・志乃(ブラック・f12101)は思った。
この状況に対して、思ったのである。
「サーフィン魔法ってもの自体にツッコミを入れちゃだめ?」
そもそもハワイ古代部族が語り継いできたサーフィン魔法ってなんだよ。
あと古代部族が祈りをこめたサーフボードってなんだよ。
今回のこの案件はツッコミ所が多すぎる。
もしやツッコミ所が多すぎたので誰もが突っ込むのをやめたのだろうか。
志乃は人知れず思った。
「さあ、行きましょうか!!」
しかし突っ込んでも悩んでも仕方がない。
目の前にその事実があり、目の前にその事例があるのだから。
部族の祈りがこめられたサーフボードに志乃の祈りもまた込める。
「サーフィンなんてこれが初めてだけど……」
波と一つになるイメージを以てして、彼女はビッグウェーブに挑む。
全身に気を張り巡らせれば、それは闘気の盾と化し、敵の攻撃を阻む鎧となる。
ビッグウェーブに乗り、第六感で波を見切り、念動力を以て自らの体躯とサーフボードを操る。
波と一つになる、まさしく文字通り、それは波と一つになったかの如きサーフィン捌き。
最早これを看過できぬとジャスティストルーパーは拳を構え志乃に襲いかかる。
しかし、水面より、海の底より光の鎖が放たれその足に絡みついた。
自らの足を取られたジャスティストルーパー、それはそのままバランスを崩し、波に飲まれる。
ビッグウェーブに飲まれ、足を絡め取られたまま、男は海の底へと消えていった。
大成功
🔵🔵🔵
クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み歓迎
「サーフィンの時間ですね」
【POW】
「ふむ。この外付けパイルバンカーセットを付けるとしますか」
借り受けたサーフボードに杭打ち器とブースターを付けます(【メカニック&武器改造】)。
●戦闘
JC:水着(水中戦装備一式)があるのでそちらに着替えたら戦います。
「エンジニアは水辺にも対応している」
「CODE:LUCIFER。サーフボードブースター起動、仕掛ける」
HEアメリカ製サーフボードブースターを起動し、水鉄砲型マシンガンの【制圧射撃】。
自らの肉体を【操縦】し、波が高い位置を狙います。
「ビックウェーブはこちらが頂きます」
締めにサーフボード(バンカー)を叩きつけに行きます。
●パイルバンカーボード
「サーフィンの時間ですね」
全世界サイボーグ連盟のエンジニア、ネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)がやってきた!!
おもむろに彼がやること、それはただ一つ。
借り受けたサーフボードをしげしげと見やれば。
「改造ですね」
おもむろに改造を始めた。
サーフボードにパイルバンカーをセェェェットッ!!
さらにブースターをドッキングゥッ!!
これはサーフボードと言っていいのだろうか?
問題など存在しない。サーフボードと言えばサーフボードなのである。
例えそれがロケットブースターで加速しようがパイルバンカーで杭を打ってこようが。
……ねぇ、これ本当にサーフボード?
エンジニアはそんな視線などモノともしない。
水着に武装を変更したエンジニアは水中戦装備一式でさらに武装する。
「エンジニアとはありとあらゆる多岐に渡る状況にも対応しているものです」
故に水中戦だろうが水辺だろうが沼だろうが火山だろうが問題はない。
何故ならばエンジニアだからだ。
さあ、波に乗るぞ、と意気揚々と漕ぎ出す。
ところでそのサーフボード、重量的に波に乗れるんでしょうか。
「ブースター起動ッ!!」
ブースターが起動し、火を噴いて波の上を疾走する。
これは最早サーフィンではなくロケットが波の上をぶっ飛んでいるだけなのでは。
誰もがそう思ったが言葉を飲み込んだ。
何故かサーフィン魔法発動してるし、多分きっとサーフィン。
ジャスティストルーパー目掛け、水鉄砲型のマシンガンより弾丸が放たれ、そのサーフボードを穿つ。
「ビッグウェーブ上での戦いはサーフボードの性能がモノを言います」
ただのサーフボードとは違うのだよ、ただのサーフボードとは。
水鉄砲型マシンガンにサーフボードを撃ち抜かれたジャスティストルーパーはビッグウェーブ上での動きを制限される。
「リアライズッ!!」
跳躍、波の高い位置を取り、クネウスとロケットサーフボードが跳ねた。
急降下に合わせさらにブースト、そのサーフボードが加速し、敵オブリビオンに肉薄すると同時。
取り付けられたバンカーが起動し、その身を貫き風穴を開ける。
「ビッグウェーブ、こちらが頂きます」
風穴を開けられ、サーフボードを破壊されたジャスティストルーパー。
最早動く事なみ波に飲まれ、ビッグウェーブの上をサーフボードが飛んでいった。
あれ、やっぱりサーフィンしてないのでは。
大成功
🔵🔵🔵
ダビング・レコーズ
この世界の人類は過去に度々大津波によって甚大な損害を被ってきたようです
敵はその点に着目したのでしょうか
【SPD・全歓迎】
サーフボードにゲット・ライド
作戦内容に基き波を乗りこなします
アイキャンフライ
騎乗技能に加え運動性と速力(ダンス・ダッシュ)を駆使し有利な位置取りを維持
空中戦能力を応用したカットバックやドロップターンも取り入れ迫り来る大波を潜り抜けましょう
楽しむという行為は当機の機能上極めて困難ですが、テクニックを披露する事でそれの代替とします
敵の攻撃は攻撃軌道予測にて対処
速度を落す事無く適切な回避運動を取ります
排除が必要な場合は擦れ違い様にルナティクスを抜刀
居合いの要領で切断します
●ゲットライド・アイキャンフライ
「この世界の人類種は過去、度々大津波によって甚大な損害を被ってきたようです」
過去の資料より、ダビング・レコーズ(RS01・f12341)はそう判断した。
ならば、大海嘯によって甚大な損害を与えると言う策略は間違ってはいない。
ダビングは戦闘シークエンスを起動し、戦闘モードを起動する。
システム、オールグリーン。
「ゲット・ライド」
サーフボードに搭乗する。
作戦内容、ビッグウェーブを乗りこなす。受諾。
作戦内容に基づき行動を開始。
「アイキャンフライ」
ダビングのサーフボードがビッグウェーブに乗る。
ところでアイキャンフライだと飛んでない? 大丈夫?
運動性能と速力、そして演算機能によって生み出されるバランス能力。
その高性能な機能の全てを利用し尽くしてこのビッグウェーブを乗りこなす。
楽しむと言う機能はダビングには存在しない。故に極めて困難な行いである。
しかし、その全ての機能を用いれば、ビッグウェーブのランダム性も演算し、サーフテクニックの多くを実行する事は可能である。
カットバック、ドロップターン。
困難な技術もダビングには演算可能、実行可能。
ビッグウェーブを乗りこなし、敵と相対する。
その攻撃は演算機能によってすでに値を算出されている。
ジャスティストルーパーの攻撃は掠りもせず、むしろダビングのテクニックをより色づけるだけ。
しかし、敵を放置すれば敵もまたビッグウェーブを乗り、大海嘯を誘発する事となる。
「ルナティクス、アクティヴ」
プラズマブレードが展開され、ビッグウェーブ上、そのすれ違いざま。
抜刀、居合が如く速度で繰り出された剣閃。
プラズマが空気を焼き、その身を両断する。
上半身と下半身、そこから分かたれたジャスティストルーパーはそのまま波間にへと消えた。
「作戦を続行、ビッグウェーブを乗りこなします」
ダビングの機能は再度演算を開始した。
あとは波を乗りこなし続けるだけであった。
大成功
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