5
アースクライシス2019③〜ビル崩壊のカウントダウン

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#ヒーローズアース
🔒
#戦争
🔒
#アースクライシス2019


0




 ニューヨーク市のマンハッタンにあるウォール街には超高層ビルが並び立っている。そんなビルの前に車が止まり、トレーラーから真っ黒な人型の怪しい集団が姿を現した。
「肯定:任務開始=ビル破壊」
 集団は殺意を漲らせて両手に二丁の銃を構える。そして腰に箱のような荷物をぶら下げていた。
「作戦:爆弾設置=下層」
「指定:爆破時間=30分後」
「決定:時間確認=作戦開始」
 スカムキングの暴虐指令によって、オブリビオンである量産型ダークポイントの集団がビルを破壊せんと、銃を乱射してガラスを破り突入を開始した。
 その30分後、腰の荷物を失くしたオブリビオンが出てくると、40階建てのビルは下部の爆発によって倒壊し、500人を超える犠牲者が生まれる地獄絵図が描かれることになる。


「諸君。ヒーローズアースで戦争が勃発した」
 バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が都市群を映すグリモアベースで猟兵を迎える。
「『肥溜めの王』スカムキングがニューヨークへ配下のオブリビオンを送って、『全米を恐怖に陥れる暴虐な作戦』を行っている。その一つが超高層ビルの破壊だ。このままではとんでもない数の犠牲者が出てしまう」
 結果死傷者が500人を超え、人々が恐怖に呑まれ絶望に染まり希望を失ってしまう。
「絶対にそのような犠牲を出させる訳にはいかん。敵オブリビオンの集団を排除し、爆弾を爆発させないようにする必要がある」
 敵は各自爆弾を所持している。爆弾を仕掛ける前に倒すか、仕掛けられた爆弾を探し確保する必要がある。
「仕掛けられる爆弾は単純なもので、解除自体は難しくない。だが爆発力は大きいので、爆発する前に全て解除しなくてはならない」
 配線を一本切るだけで爆弾は解除できる。大事なのは敵に爆弾を設置させないか、設置されても見つけ出して確保することだ。
「敵は1階から3階までの階層に爆弾を仕掛けるようだ。30分というタイムリミットの間に見つけ出さねばならん」
 もし爆弾を仕掛けられても、敵を素早く倒せば爆弾を見つけ出す時間的余裕ができるだろう。

「諸君の肩にニューヨーク市民の命が懸かっている。爆発を阻止し、スカムキングの邪悪な侵略作戦を打ち砕いてくれ」
 人々の命運を猟兵に託し、バルモアが世界を繋げ戦場へと送り出した。


天木一
 こんにちは天木一です。ヒーローズアースでの戦争が開始されました! 今回はニューヨークが舞台の戦いとなります。

 敵集団はビルを爆破しようとしています。敵を倒し爆弾を回収して阻止してください。敵は戦うよりも爆弾の設置を優先して動きます。
 こちらが現場に踏み込むのは敵が突入した直後となります。
 爆弾の設置を防げればプレイングボーナスが得られ戦闘が有利になります。

 プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページにて。
 それでは戦争による被害を減らす皆様の活躍を期待しております!
191




第1章 集団戦 『量産型ダークポイント』

POW   :    ダークマシンガン
【機関銃】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    ダークスナイプ
レベル分の1秒で【専用のカスタマイズが施された拳銃から銃弾】を発射できる。
WIZ   :    インビジブルアサシン
自身と自身の装備、【自身の銃弾で負傷または死亡した】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

レイ・アイオライト
ダークポイントの合理的思考、ってやつかしら……機械じみてて嫌なのよねあいつら。

『雷竜真銀鋼糸』をビル内に張り巡らせて侵入と爆弾の設置を妨害する。雷で爆弾が暴発でもしたら危ないし、雷撃は使わないわよ。

敵の拳銃は影のオーラで『オーラ防御』。
「すでに仕掛けた爆弾の場所は?」そう問いて【真影ノ咒鎖】でダークポイントたちを拘束よ。
言っても言わなくても、影の侵食で駆逐するけどね。

爆弾解除は『早業』で解除していく。すでに仕掛けられた爆弾は設置していそうな場所を『地形の利用・第六感』で探し出して解除していくわ。


セゲル・スヴェアボルグ
一体ずつ対処していては間に合わんな。
ならばこちらも人海戦術で事に当たろう。
5〜10人に単位で爆弾の回収並びに索敵と撃破に当たらせる。
俺と指揮官、副官はそれぞれ別の階層で指示を出すとしよう。
無論、護衛はつけるがな。
各階層の制圧が終われば他の階層に合流させるが、
俺の周りがジリ貧になりそうなら、解除して俺自身が出張るとしよう。
銃弾の直撃だけは必ず避けるよう、各自、盾を構えることは忘れんように。
可能な限り、攻撃を集中させて即時撃破を目指せ。
万が一透明になられたとしても、完全に気配を消し、無音での攻撃はできん。
集中すれば誰かしらは気づけるはずだ。



●ビル防衛戦
 40階建ての超高層ビルの1階ガラスを破って突っ込む量産型ダークポイントの集団を追い、猟兵達もビルの中へと突入する。
「一体ずつ対処していては間に合わんな。ならばこちらも人海戦術で事に当たろう」
 散って動く敵の集団の背中を見て、セゲル・スヴェアボルグ(豪放磊落・f00533)はこちらも数を用意しようとユーベルコードを発動する。そこには配下の指揮官及び副官、さらにそれに従う100を超える中隊が召喚された。
「5〜10人単位で小隊を組め。各隊で爆弾の回収、それに敵の索敵と撃破に当たれ」
 指揮官、副官にそれぞれの2階3階で指示を出させ、自分も1階を受け持つ。
「では制圧を開始しろ」
 一斉に軍勢が動き出し、規律正しく各階の敵を炙り出す。
「さて、ではこちらも動かねばな」
 手勢を4つほどの小隊に分けて1つを護衛にして残りを1階を調べさせることにした。

「ダークポイントの合理的思考、ってやつかしら……機械じみてて嫌なのよねあいつら」
 何百人も居るビルを破壊してしまおうなど、機械のように心が無くては出来ない所業だとレイ・アイオライト(潜影の暗殺者・f12771)は憤りを覚える。
「そんな真似は絶対にさせないわ」
 超硬鋼糸をビルの1階に張り巡らせ、敵の侵入と爆弾の設置を妨害しようとする。するとセゲルの小隊に追われた量産型ダークポイントが鋼糸に引っ掛かり足を止める。
「肯定:妨害工作=排除」
 破裂音と共にその鋼糸に弾丸が撃ち込まれ吹き飛ぶ。それを察知したレイは飛ぶように駆けつけ、腰に下げているはずの爆弾を既に持っていない量産型ダークポイントを見つけた。
「肯定:猟兵=抹殺」
 すぐに量産型ダークポイントが銃口をレイに向ける。放たれる弾丸を背中の傷跡から迸る黒影で防ぎながらレイは距離を詰め、黒影を無数の鎖の形に変えて放ち、退こうとした量産型ダークポイントの逃げ場を塞ぎ一瞬にして拘束した。
「すでに仕掛けた爆弾の場所は?」
「否定:作戦行動=黙秘」
 レイの質問を拒否し、量産型ダークポイントは縛られたまま銃弾を連射して影の鎖を砕こうとする。
「喋らないならさっさと駆逐してから探すことにするわね」
 縛る鎖の影を侵食させ、体の内から鎖が全身を突き出て量産型ダークポイントを絶命させた。

「これは……銃撃音か」
 セゲルが耳を澄ますと東の方から銃撃の破裂音が聞こえ、護衛を連れて急ぎ向かうと、小隊と量産型ダークポイントが戦闘を繰り広げていた。小隊が盾を構えて前進すると、敵は下がりながら機関銃を乱射する。
「肯定:敵兵接近=弾幕展開」
 止まらぬ弾幕に兵が一人二人と倒れていく。
「押されているな、こちらも加勢しろ。それとこの階を捜索させていた奴も呼び戻せ」
 すぐさまセゲルが指示を出し、小隊が集まって来る。
「正面に意識を集中させろ。その間に迂回して背後を突く」
 セゲルの指示通りに敵の注意を盾を構えてじりじり接近する兵が引きつけ、その間に迂回した小隊が背後から襲い掛かった。
「肯定:背後からの攻撃=挟撃」
 右手の銃を前に、左手の銃を後ろに向けて発砲するが、盾に阻まれて接近され、背中を斬りつけられる。
「肯定:危機的状況:透明化実行」
 量産型ダークポイントの姿がすうっと消える。そして何もないところから発砲され兵がバタバタと倒れていく。
「浮足立つな。発砲音のするところに敵はいる。集中して敵を探せ」
 すぐにセゲルが指示を飛ばし、混乱し始めていた兵達が落ち着きを取り戻す。そしてまた発砲が起きると、そちらに向けて槍や剣を叩き込む。すると刃が空中で止まり、透明化されていた量産型ダークポイントの体が姿を現し、その身体に槍が突き刺さり剣が食い込んでいた。
「一気に仕留めろ」
 一気に回りから刃が突き立てられ、串刺しになって量産型ダークポイントは崩れ落ちた。
「こんな奴が何体もいるとなると厄介だな」
 セゲルが周りを見渡すと、違う階に送っていた小隊の兵が箱を持ってきた。
「見つけたか、この調子で隈なくビルを探し出せ」
 手早く爆弾を解体して、セゲルはまだまだあるはずだと指示を出した。

「向こうは見つけたみたいね。こっちもさっきの敵が仕掛けた爆弾を探さないと……普通なら見つかり難い場所に隠すわよね」
 自分ならどこに設置するだろうかと考え、レイは仲間がまだ探していない人気の無い場所を探す。するとフロアの端にある観葉植物の陰にさりげなく箱が置かれているのを見つけた。
「あったわ、後は爆弾を解除するだけね」
 慎重に、それでいて素早く箱を広げて、入っている時計と爆薬が連動した内部の配線を見て、事前情報の通りに一本の配線を切断する。すると何も起こらず爆弾が無力化された。
「ふぅ……大丈夫と分かっていても緊張するわね。この調子で爆弾を解除していくわよ」
 次の爆弾と敵を探そうと、レイは張った鋼糸の反応を確認して、敵が居ると思われる方へと駆け出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クトゥルティア・ドラグノフ
※アドリブ共闘大歓迎

爆弾魔なんて大嫌いだよ!
ビルの中にいる人なんてほとんど助からないじゃないか!
こんな悪事、私は見逃せない!

いくら簡単だといっても、設置されたら私の頭じゃ解体に時間がかかっちゃうかもしれない。
なら設置される前に潰すだけ!
幸い向こうは設置優先。
柱や壁に設置しようとするなら【サイコキネシス】で引き寄せて引き離すよ!
そのまま指定UCで攻撃、拳銃を奪って顔面にショットだ!

それでも設置されてしまったら指定 UCで身長に取り外し……解体時間がもったいないから、窓から、遥か上空まてぶん投げるよ!
なにもない空中で爆発すれば、被害はないはずだかね。

さあ数こなすよ!


ジャスパー・ドゥルジー
3階建て、30分
やァってやるよ

他の猟兵と共闘出来たら手分けして人手の足りない階層へ
無理そうだったら1階あたり10分でローラー作戦だ
戦場にゃ一般人はいねェんだろーな?
もしいたらさっさと避難するよう促す

腹にナイフ当て抉った肉で【ジャバウォックの歌】
室内だから相棒は普段より小さめの体躯での召喚にゃなっちまうが
殺傷力は変わらねェはずさ

吼え猛ろ、燃やし尽くせ
一匹残らずだぜ
相棒の炎や爪に紛れて俺も戦場を駆ける
爆弾設置しようとしてるヤツ最優先で
ナイフでの一撃をお見舞いだ

「他に目的がある敵ってのはやりづらいねェ
みィんな俺を狙ってくりゃいいのに」
ぼやきながらも戦場駆ける脚は止まらない
リミットきっかりまで働くぜ



●ビルの中の戦場
「3階建て、30分。やァってやるよ」
 不利な状況でも自身満々にジャスパー・ドゥルジー(Ephemera・f20695)は笑みを浮かべ、他の猟兵が下の階を調べている間に2階へと乗り込んだ。
「戦場にゃ一般人はいねェんだろーな?」
 辺りを見渡せばオフィスにはまだ一般人が多く残っているのが目に入った。
「おい! ここはこれから戦場になるぜ! さっさと避難しな!」
 ジャスパーは一般人に警告を出し、逃げろとエレベーターの方を指さす。するとその前を横切って走る量産型ダークポイントの姿が目に入った。
「チッ、避難は後だ! 大人しくしてろよ!」
 舌打ちしてジャスパーは敵を追って駆け出す。

「爆弾魔なんて大嫌いだよ! ビルの中にいる人なんてほとんど助からないじゃないか!」
 超高層ビルが倒れたら、中に居る人間など相当な幸運に恵まれない限り生き残れないと、最悪の状況を想像してクトゥルティア・ドラグノフ(無垢なる月光・f14438)は険しい顔を浮かべ、そんな事はさせないとビルに踏み込む。
「こんな悪事、私は見逃せない!」
 そして2階への階段を駆け上がった量産型ダークポイントを追いかけた。
「いくら簡単だといっても、設置されたら私の頭じゃ解体に時間がかかっちゃうかもしれない」
 階段を数段飛ばしで駆け上がり、2階に出て周囲を見渡すと、量産型ダークポイントの駆ける背中が見える。そして壁際に近づくと、足を止めて爆薬の入った箱を壁に設置しようとしている。
「なら設置される前に潰すだけ!」
 その隙に一気に間合いを詰めたクトゥルティアは、サイコキネシスで箱を引き寄せキャッチした。

「肯定:爆薬消失=作戦不能=奪還」
 量産型ダークポイントがクトゥルティアから奪い返そうとすると、そこにジャスパーが背後へ迫った。
「待ちやがれ!」
 距離を詰めるとナイフを抜いて斬り掛かる。
「肯定:敵接近=逃走不可=迎撃」
 ナイフの間合いに入る前に振り返った量産型ダークポイントが機関銃をぶっ放す。
「へっ、そんなもんが当たるかよ!」
 ジャスパーは跳躍し壁を蹴って銃弾を躱し、敵の懐に飛び込んでナイフを腹に当て、肉を抉り取った。
「出番だぜ、相棒」
 すると肉片に憑依したオウガ『魔炎龍ジャバウォック』が黒い炎に包まれて姿を現した。
「室内だから普段より小さめの体躯だが、殺傷力は変わらねェはずさ。頼んだぜ相棒」
 ジャバウォックは敵に襲い掛かり、その爪で銃を紙のように引き裂き、腕をズダズダに切断した。
「肯定:危険個体発見=援護開始」
 そこへ新たな量産型ダークポイントが姿を現しジャバウォックを銃撃する。そして片腕を失った敵は爆弾をその仲間から受け取ると、設置しようとその場を離れて駆け出した。

「それもこっちに渡してもらうよ!」
 そこへもう一度クトゥルティアがサイコキネシスで箱を奪い取る。
「肯定:猟兵=攻撃」
 またも突然見えぬ力に奪われた箱を追って振り返った量産型ダークポイントは、クトゥルティアに気付き手にした機関銃を向ける。
「撃たせないよ!」
 その銃をサイキックエナジーで作った大腕で奪い取り、逆に敵の顔面に向けて発砲した。放たれる弾丸が顔を穿つ。
「疑問:武器=奪取
 結論:猟兵=ユーベルコード」
 量産型ダークポイントは新しい銃を抜いて銃口を向けて引き金を引く。
「数が多いんだからここで時間をかけてる暇はない!」
 クトゥルティアは低く突っ込んでその攻撃を避け、大剣を振り抜いて胴を両断した。上半身が落下し、銃を乱射したまま量産型ダークポイントの動きが止まる。クトゥルティアはその銃に切っ先を叩き込んで破壊した。

「吼え猛ろ、燃やし尽くせ、一匹残らずだぜ」
 ジャバウォックが黒い炎を放つと、ジャスパーはそれに紛れるように戦場を駆ける。炎から逃れようとする敵の背後に迫りナイフを一閃させる。すると左脚が根元から切断し、一瞬の早業に何が起こったのかも分からず量産型ダークポイントが床に倒れ込んだ。
「疑問:己=転倒=左脚切断」
 脚を見てようやく事態に気付いた量産型ダークポイントはジャスパーに銃口を向ける。だがその腕も手首から消滅し、地面を転がった。
「遅ェんだよ」
 往復する刃が首を刎ね、量産型ダークポイントの頭が落下する。その死体をジャバウォックが黒い炎で跡形もなく燃やし尽くした。
「他に目的がある敵ってのはやりづらいねェ。みィんな俺を狙ってくりゃいいのに」
 愚痴りながらも次の敵を探しにジャスパーも戦場となったビルを駆け出す。
「さあ数こなすよ!」
 クトゥルティアもまだまだ敵を倒さなくてはと、反対方向へと向かった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

山鹿市・かさみ
ちょ、もっと他の敵みたいに止めやすく回りくどい作戦はなかったんスか!
まぁわかりやすくていいッスけどね!
「爆弾魔を爆発させる女」大音帝ヤカマシャー!
建物と市民はカサミが守るッスよ!


ここは最初は決めてかかったほうがいいッスね、
カサミは選択UCで空を飛んで3階に直行、
見つけた敵を超高速移動しながら順に叩き潰していくッスよ!
カサミのUCは心音が大きくなればなるほど強くなるッスから、
緊張感のあるこういう任務では強いッス!


んで粗方倒し終わったら設置されてしまった爆弾を探すッスけど、
カサミの相棒、犬のワタユキに捜索を頼むッス!
倒した敵や火薬の臭いを追跡してもらって順番に解除していくッス!
頼むッスよ、相棒!


ユェン・ウェイ
アドリブ連携歓迎

現場に着いたらまずは外からUCを
一気に三階まで駆け上がって、窓からビルへ入ろうか
必要なら窓を割らせてももらうね
……爆破されるよりマシだよね!許してね!

ビルの中でも【ダッシュ・ジャンプ】を駆使して敵より速く進めるように頑張ろう
そして敵を発見次第、槍で攻撃していくね

【野生の勘】を駆使して、UCでビルの中も飛び回って敵の攻撃を避けていくよ
上手く接近できたら【フェイント】も交えて隙を作り、一気に槍で【串刺し】したり【なぎ払い】していくよ

出来るだけ敵の討伐を優先したいけど、場合によっては爆弾処理にもまわろう
えーっと、とりあえず配線切ればいいんだよね?
そのくらいならボクでも簡単だよ!



●爆弾解除
「ちょ、もっと他の敵みたいに止めやすく回りくどい作戦はなかったんスか!」
 ビルに突入する敵を見て、山鹿市・かさみ(大音帝ヤカマシャー・f01162)が慌ててビルの外から3階へと空気膜で体を覆って空を飛んで向かった。
「まぁわかりやすくていいッスけどね!」
 身体能力なら負けるつもりはないと、窓を突き破って階段を上ってきた敵の目の前に飛び込む。
「『爆弾魔を爆発させる女』大音帝ヤカマシャー! 建物と市民はカサミが守るッスよ!」
 この先には行かせないと、勢いのままかさみが突っ込むと、量産型ダークポイントが機関銃を連射して迎撃する。それを咄嗟に身を捻って躱し、激しくなった心音に反応して空気膜が爆発するように身体を加速させ、一気に間合いを詰めると拳を胸に叩き込み壁に叩きつけた。
「肯定:猟兵襲来=反撃」
 ダメージを受けても量産型ダークポイントは冷静に機関銃を構え、飛び回るかさみを狙う。だが速度を上げてかさみは弾幕を躱し、今度は顔を殴りつけて壁にめり込ませた。
「肯定:速度上昇=捕捉困難」
 量産型ダークポイントが場所を移動しようとする。だが既にその前にかさみが回り込んでいた。
「逃がさないッスよ!」
 銃を向けられるよりも速く、かさみは突撃して顔面に拳をもう一度叩き込み、大きく凹ませて地面に叩き伏せた。量産型ダークポイントが痙攣したかと思うと、そのまま動きが止まる。

「カサミのユーベルコードは心音が大きくなればなるほど強くなるッスから、緊張感のあるこういう任務では強いッスよ!」
 どうだと見下ろしたかさみは敵がもう動かない事を確認し、相棒の犬のワタユキを呼び出す。
「爆弾の捜索ッス! 火薬の臭いを探すッスよ!」
 尻尾を振ったワタユキがワンッと吠えて返事をし、すぐに鼻をくんくんと辺りの臭いを嗅ぐ。すると早足に移動を始めた。
「頼むッスよ、相棒!」


「下から追いかける人はいるみたいだし、ボクは窓からビルへ入ろうかな」
 ユェン・ウェイ(M.Y.W・f00349)は空中を蹴って一気に三階まで駆け上がり、窓際で驚く人の顔を見ながら、人を巻き込まぬように誰もいない場所へジャンプする。
「……爆破されるよりマシだよね! 許してね!」
 窓を突き破って中に入り、すぐに周囲の状況を確認する。目を丸くしているオフィスの人々の間を抜け、通路に出ると駆けてゆく量産型ダークポイントの姿を発見した。その腰には爆薬の入った箱が下げられている。
「見つけたよ!」
 それを追いかけ、曲がり角では跳躍し壁を蹴って一気に間合いを詰める。
「肯定:妨害=排除」
 それに気付いた量産型ダークポイントは、上半身を捻って走りながら銃を撃ちまくる。
「そんな逃げながらの攻撃なんて当たらないよ!」
 左右にステップを踏みながら接近し、弾丸を掻い潜って槍を突き入れる。敵はそれを銃で受けようとするが、バランスを崩して転倒した。勢いのままつるつるの廊下を滑り壁にぶつかってガラスの壁が砕け落下しそうになる。
「肯定:敵排除=攻撃開始」
 落ち着いて量産型ダークポイントは起き上がるとまた駆け出し、距離を離しがら二丁拳銃で射撃する。
「まだ逃げるつもり? 爆弾を仕掛ける前にやっつけるよ!」
 横に飛びながら前へと間合いを詰めて槍を払い、腕を払って銃口を逸らす。そして槍を右腕に突き刺した。力を失い銃が地面に落ちる。だが体を捻り左手の銃を向けて引き金を引く。弾丸が窓ガラスを割るが、そこには既にユェンの姿は無かった。
「上だよ!」
 ジャンプして頭上を取ったユェンは、敵が銃口を上に向ける前に槍を突き入れ、敵の顔から身体に駆けて串刺しにした。

「まずは一体……あれ?」
 ユェンが敵の死体を見下ろすと、その腰に下げてあったはずの箱が無くなっている。慌てて辺りを見渡すが一見では何処に設置したのか分からない。
「さっきまでは持ってたから、設置したならこの辺りのはず……」
 周囲を探しているとユェンの足元に、尻尾を元気に振った犬のワタユキが臭いを追うようにかさみと一緒にやってきた。そしてユェンが先ほど敵を叩きつけた壁に向かいワンワンと吠える。
「こっちッスか? 相棒は鼻が利くんでどっかにあるはずッスよ」
 ワタユキと共に爆弾を探しに来たかさみが困っていたユェンに声をかける。
「ここにあるの? ……あっ、あった! いつの間に!」
 その誘導に従って壁際に近づくと、ユェンは割れたガラスの壁に引っかけるようにして外側に吊るしてある箱を見つけた。
 慌ててユェンは箱を引き上げ、中を覗いて時計と爆薬を繋ぐ配線を目にした。
「えーっと、とりあえず配線切ればいいんだよね? そのくらいならボクでも簡単だよ!」
 作戦概要で教えてもらった通りに配線をぶちっと切り、何も起きないのにほっと安堵してユェンはありがとうとワタユキを撫でる。
「流石ッス! 今日のご飯は豪勢にするッスよ!」
 笑顔でかさみもワタユキを褒めると、嬉しそうに尻尾を振ってワンワンッと吠えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

尾守・夜野
…敵を倒すよりも、爆弾の解除を優先…ね
拠点防御なら私の方が得意だからかわっているわ

現場に踏み込むよりも前にあらかじめ「構造上脆い」部分等を専門家に聞いておいて爆弾を仕掛けられる場所の目処を立てておきましょう

その情報は全猟兵と共有するわ

安全の基準を満たす為に、ビルの地主は時間をかけて安全の基準をチェックしてるはず
その資料を貰えれば…

それが脆い部分を示してるはずよ

…問題なのは私、UDCアースの日本出身だから耐震とかの柱を宛にしてるの
…基準が違う可能性あるのよね

…わかったら一番危ない箇所から隠れて回り、設置終わって帰った段階で解除してくわ

後は警備の方と連絡取って仕掛けられた後を回って解除してくわ


アリウム・ウォーグレイヴ
アドリブ歓迎

このビルには相応しくないオブジェです。
早々に持ち帰っていただきましょう。

爆弾設置の隙が突ければ最高ですね。
『属性攻撃』ホワイトブレスで全てを凍らします。文字通り全てです。
爆弾ごと敵を凍らせれば、敵の目的を挫く事ができるでしょう。
私を排除しないと設置は難しいと『存在感』を見せつけ、設置させない事を目的とした戦闘を開始します。
敵の早撃ちには『見切り』回避したいですが、敵も手練れ。甘くはないですよね。
武器を盾にして『武器受け』や当たってしまう事も『覚悟』して『激痛耐性』で戦闘を継続します。
ビル破壊は到底許される事ではありません。『捨て身の一撃』を使用してでも阻止してみせます。



●爆弾探し
「……敵を倒すよりも、爆弾の解除を優先……ね」
 敵を倒せずとも爆弾が起爆しなければ大事件にはならないと、尾守・夜野(墓守・f05352)は爆発物である箱の処理を優先することにする。
「拠点防御なら私の方が得意だから、任せてもらうわ」
 夜野の体を別の人格が操り女性的な口調になっていた。
「集めた情報だと、支柱は幾つもあるみたいね。でもそれらが狙われる可能性が高いわ」
 ビルの設計図などから調べ上げた箇所を仲間にも通知し、まずはその場所を確認しようと夜野は急ぎ向かう。

「爆弾を設置する隙が突ければ最高ですね」
 アリウム・ウォーグレイヴ(蒼氷の魔法騎士・f01429)はその隙を突こうと爆弾を持つ敵を探し、ビルの中を駆ける。すると真っ黒な服装に腰に箱を下げ両手に銃を持つ、一目見て怪しいと分かる量産型ダークポイントの姿を見つけた。その後を追っていると、柱の前で立ち止まり、腰の箱を外して取り付けようとしていた。
「このビルには相応しくないオブジェです。早々に持ち帰っていただきましょう」
 敵が爆弾設置に集中しているところへそっと近づき、アリウムは強大な氷の魔力を纏うと、極低温魔力が津波のように放たれ、箱ごと量産型ダークポイントを呑み込み、一瞬にして氷漬けにした。
「肯定:動作不良……=行動不能……」
 設置しようとした体勢の氷像が作り出される。
「こうして爆弾ごと敵を凍らせれば、敵の目的を挫く事ができるでしょう」
 敵も爆弾も一挙に処理できる方法だと、アリウムは敵に近づき息絶え爆弾も止まっているのを確認した。

「危ないわ!」
 そこへ夜野の警告の声が響くと、破裂音と共に銃弾が飛ぶ。咄嗟にアリウムが飛び退くと、弾が当たり氷像が砕け散った。振り向けば新たな量産型ダークポイントが二丁拳銃を構えてこちらに向かってきていた。
「肯定:猟兵発見=攻撃開始」
「予想通り支柱となる柱が優先して狙われてるみたいね」
 警戒していた夜野は、敵に向かって単発銃の銃口を向けて引き金を引く。放たれた弾丸は敵の左腕を穿ち、釘に返しと血溝を付けたような弾丸が突き刺さって銃を落とさせた。
「肯定:左腕破損=攻撃続行」
 それでも右手の銃で量産型ダークポイントは反撃しようと夜野に銃口を向ける。
「自ら氷漬けになりにきましたか。いいでしょう、全て凍らせてしまいます」
 アリウムが極低温魔力の波を放つ。ドラゴンのブレスのように吹き荒れる冷気が弾丸をぽとりと落下させ、続けて銃を凍らせ弾丸が発射できなくなり、そのまま腕に侵食し体全体へと達すると、あっという間に氷像が出来上がった。

「これで二体目ですね、この調子で全ての敵を倒したいところですが……」
 また敵が死んでいるのを確認したアリウムが眉を寄せる。
「どうやらこの敵は既に爆弾を設置していたようですね」
 その腰に下がっているはずの箱が無いのに気付いたのだ。
「向こうから敵が来たということは……」
 夜野がビル内の地図を頭に浮かべながら駆け出す。それをアリウムも追った。
「恐らくこの辺りに……」
 先程と同じような柱の近くを夜野が探すと、箱が設置されていた。
「あったわ!」
「お見事ですね、後始末は任せてください」
 夜野が爆弾を見つけると、入れ替わるようにアリウムが前に立ち、箱を凍らせて手早く無力化してしまう。
「まだ狙われそうな場所が幾つもあるわ、それら全てを調べないといけないわ」
「ではご一緒しましょう。その方が効率が良さそうです」
 次に向かおうとする夜野にアリウムが同行し、2人は爆弾の処理に奔走する。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ナイツ・ディン
仕掛けられる前に仕留めていけばいいわけだな。

妖精の悪戯は速さと隠密が大事。ダッシュしつつも低空飛行で音を立てずに(忍び足、目立たない)。
「というわけでディロ、力借りるぞ!」
『ふん、呑まれるでないぞ小僧。』
設置をしようとしたところを《竜の血》使って奇襲するぜ。反応と速度を生かして爆弾ごと斬ってやるぜ!
戦闘も速度重視。激痛耐性でゴリ押ししつつ鎧無視攻撃で速攻だ。
サクッとやったら次だ。竜の血は継続してどんどん行くぜ!
見つからないようなら一度竜の血を解除して情報収集だ。ネズミでもいたら動物疎通で手伝って貰おう。ネズミが走り回ったら多少の邪魔は出来そうだし、コード噛みちぎるのは流石にキツイだろうけども。


エメラ・アーヴェスピア
随分と派手な事を仕掛けてくるわね!
でも、仕掛けてくる所が限定されているのなら、こちらにも手はあるわ
爆発はさせない、仕事を始めるわよ!

私は所謂念の為、同僚さん達が設置を防ぎきれるなら必要のない行動よ
『ここに始まるは我が戦場』
一階から三階を熱源探知をはじめとしたあらゆる探知で【情報収集】、現場を見張るわ
爆弾を設置されてしまったなら猟犬を護衛とした私が【メカニック】で解除しにいくわね
もしくは近くの同僚さんに連絡よ
ついでにUCで消えるオブリビオンも探せるから、遊撃も兼ねているわ
さぁ、何処からでも来なさいな

※アドリブ・絡み歓迎



●先手必勝
「仕掛けられる前に仕留めていけばいいわけだな」
 妖精のナイツ・ディン(竜呼びの針・f00509)は身軽に飛び上がり、低空飛行で音を立てずに敵を探す。すると遠目に黒服の怪しい姿を見つけ、量産型ダークポイントだと視認した。
「というわけでディロ、力借りるぞ!」
『ふん、呑まれるでないぞ小僧』
 ナイツは相棒の槍の姿をした紅い竜『ディロ』に呼びかけ、発破をかけるような返事に笑みを浮かべた。そして槍で己が腕を軽く切ると、血の盟約によってその身を紅い竜人へと変化させた。
「爆弾を設置する前にぶった斬ってやるぜ!」
 一気に加速したナイツは低く飛んで気付かれぬよう接近し、勢いのまま槍を背中に突き立てる。ぐらりと敵の体が揺れて膝をついた。
「肯定:奇襲=反撃開始」
 多大なダメージを受けながらも、量産型ダークポイントは振り向きながら銃を乱射する。
「俺の速度についてこれてないぜ!」
 それをぐるっと敵の周りを回り背後に抜けて躱し、今度は背中を斬りつけた。
「肯定:戦況不利=最優先=爆弾設置」
 弾幕で牽制しながら量産型ダークポイントは駆け出し、爆弾を設置しようとする。
「させるか! 爆弾ごと斬ってやるぜ!」
 加速しながらナイツは槍を振り抜き、敵を爆弾ごと斬り割いた。まだ設置前の爆弾は爆発せずに敵ごと両断されて転がった。
「よーし! この調子でどんどん行くぜ!」
 そしてナイツは次の敵を探しに飛翔する。

「随分と派手な事を仕掛けてくるわね! でも、仕掛けてくる所が限定されているのなら、こちらにも手はあるわ」
 エメラ・アーヴェスピア(歩く魔導蒸気兵器庫・f03904)はビルの中へと踏み込む。
「爆発はさせない、仕事を始めるわよ!」
 意気込んで偵察用魔導蒸気ドローンの集団を放つ。ドローンはステルスで景色に溶け込んでビルの各地に散って情報を集め始める。
「一階から三階まで、全ての場所をあらゆる探知で見張るわ。この警戒網を抜けるのは難しいはずよ」
 すると各階層で動き回る敵と味方の情報がコンタクトレンズタイプの端末に出力される。
「見つけたわ。みんなが追いかけやすいように情報を伝達するわ」
 すぐに敵情報を仲間に流し、自分の近くにも敵が居るのを見つけた。
「ここから近いのは……ナイツさんね」
 エメラはドローンの情報から近い猟兵に連絡を入れる。

「こっちか!」
 敵を追うドローンに誘導され、ナイツが駆ける量産型ダークポイントを見つけた。
「肯定:猟兵発見=任務優先=インビジブルモード」
 すると量産型ダークポイントが透明化し視界から姿を消した。
「消えた!?」
 ナイツが目を凝らすが、その姿を捉えることはできない。
「隠れても無駄よ」
 そこへ顔を見せたエメラがドローンを操作し、熱源探知で敵を探し出し、その頭上に浮遊させた。
「その下に居るわよ」
「そこか! 逃がさないぞ!」
 ドローンは猟兵から離れようとしている敵を追う。そこへ閃光のように飛んだナイツが追いつき、体当たりするように勢いを乗せて槍を突き入れた。深く背中から槍が入り内部を破壊し、勢いのまま押し倒した。姿を現した量産型ダークポイントが倒れながら銃口をナイツに向ける。
『油断するな小僧』 
「姿が見えたらこっちのもんだぜ!」
 ディロの忠告を受けて回避したナイツは、槍で銃を払い顔に突き刺して息の根を止めた。
「後は爆弾を斬ったら終わり……こいつ爆弾を持ってないな」
 倒した敵の腰に目を向けるが、そこには爆弾が所持されていなかった。
「大丈夫よ、爆弾を仕掛けた場所はもう見つけたわ。そっちの処理は私がしておくわね」
 ドローンからの情報で近くに仕掛けられた爆弾を見つけたエメラがそう言ってすぐに向かう。
「ああ、任せたぜ! こっちはサクッと次の敵を倒してやる!」
 爆弾の処理は任せ、ナイツは新たな敵を探しに飛び去った。

「……ここね。確かに爆弾のようだわ」
 エメラが壁際に貼り付けられた箱を発見し、分解して内部を確認する。
「情報通りの簡単な爆弾ね、これならすぐに解除できるわ」
 単純に時間がくれば爆発するだけのタイマーと爆薬だけの仕掛けを解除し、爆発しないように処理した。
「まだまだ爆弾はあるようね、次に向かうわよ」
 全てを処理するまで油断はできないと、エメラはドローンが探し出す怪しげな箱の処理に向かった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

村崎・ゆかり
色々事件を聞いたけど、この件が一番被害が大きそうね。あのWTCビルの時の犠牲者は何人だったかしら?
無辜の犠牲者を出させるわけにはいかないわ。必ず爆弾は排除して、オブリビオンも討滅する。

黒鴉召喚の式と笑鬼召喚の式を複数、ビルの中へ送って、1F~3Fの要になる場所を重点的に捜索させ、しっかり爆発物を発見・解除させる。
配線一本切ればいいなら、式でも出来るわね。

そしてあたしは、出てくるオブリビオン・クローンの相手をする。
執金剛神降臨。そして巫覡載霊の舞。
「衝撃波」で「薙ぎ払い」、「串刺し」にしてあげるわ。
とどめは、「全力魔法」「範囲攻撃」炎の「属性攻撃」の不動明王火界咒で。

悪の陰謀は全て叩っ切る。


霧島・絶奈
◆心情
確かに銃後を狙うのは良い手です
故に、是が非でも防衛しなければいけません

◆行動
原則的に設置前の殲滅を目的としますが、万が一に備え爆弾の探索も併行

『暗キ獣』を使用
屍者は槍衾を構えたまま進攻
姿は見えずとも、避ける隙間が無ければ同じ事です
また屍獣には匂いでの索敵を命じます

私も【聞き耳】を立て、僅かの物音も聞き漏らさない様に注意
また、サーモカメラも併用し、熱源探知も行います

加えて【罠使い】の知識と経験を活かし、爆弾の設置場所を探索
特に物理的、心理的に見落しがちな場所は細心の注意を払います

接敵時には【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



●包囲殲滅
「確かに銃後を狙うのは良い手です」
 霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は敵の戦場の兵士ではなく、後方の一般市民を狙う手口の有効性を認める。
「故に、是が非でも防衛しなければいけません」
 これが有効と知れれば執拗にこの手の作戦が行われることになるだろう。そうならないように最初に内に失敗させなくてはならないと絶奈はその姿を神の似姿へと変える。するとそれに付き従うように屍の獣と兵の軍勢が幽鬼の如く現れた。
「敵の殲滅を最優先に。ですが万が一に備え爆弾を見つけたなら其方にも人数を割きなさい」
 指示を受けて屍の軍勢が一斉にビルに雪崩込んだ。

「色々事件を聞いたけど、この件が一番被害が大きそうね。あのWTCビルの時の犠牲者は何人だったかしら?」
 村崎・ゆかり(《紫蘭(パープリッシュ・オーキッド)》・f01658)は悲惨な事件の犠牲者の多さを思い出し、ここに居る人々も犠牲になるかもしれないと顔を険しくさせた。
「無辜の犠牲者を出させるわけにはいかないわ。必ず爆弾は排除して、オブリビオンも討滅する」
 ここで悲惨な事件を起こさせはしないと、ユーベルコードを発動する。
「急急如律令! 汝は我が目、我が耳なり!」
 カラスのような鳥の姿をした式神を複数召喚し、ビルの中へと飛ばし1~3階までの、ビルの重要な柱付近を捜索させる。
「これが爆発物かしら?」
 五感を共有する式神が箱を見つける。それを器用に嘴で開けると、中には時計と爆薬が詰まっていた。
「この配線を一本斬ればいいだけね。式でも簡単に出来るわね」
 その配線に嘴を伸ばそうとした時、銃弾が飛んできて式神は慌ててその場を離れる。
「肯定:任務妨害=排除実行」
 爆弾を解除しようとする式神を邪魔する為、量産型ダークポイントが二丁拳銃を撃ちまくって撃墜を狙う。

「派手に戦っていますね。此の建物に居るのは貴方方だけではありませんよ。銃撃など敵対する者を呼び寄せる鳴子と同じです」
 そこへ絶奈が軍勢を伴って姿を見せ、屍獣が駆け出して敵に噛みつく。
「肯定:敵増援=迎撃開始」
 量産型ダークポイントは両手の二丁拳銃を撃ち、屍を撃ち倒していく。だが屍達は体に穴を空けようと、手足を失おうと這いずって襲ってくる。
「肯定:殲滅困難=戦闘回避」
 戦うのは不利と判断するや、量産型ダークポイントが透明と化してその場を逃げ出そうとする。
「判断は早いようですね。ですが姿は消せてもその身の熱までは隠せないでしょう」
 絶奈はサーモカメラで敵の姿を目で追い、指示を出して軍勢を嗾ける。
「そして姿は見えずとも、避ける隙間が無ければ同じ事です」
 槍衾を構えた屍兵達が囲み、一斉に槍を突き入れて見えぬ敵を貫く。
「肯定:回避不可=反撃」
 逃げるのを諦めた量産型ダークポイントは、透明なまま機関銃を撃ち込む。
「攻撃すれば音で容易く位置を把握できます」
 そこへ向かって屍獣が飛び掛かり、噛みついて体の肉を抉る。だがそこへ別方向からの銃弾が浴びせられ、屍獣が吹き飛んだ。だが辺りには何も見当たらない。
「吹き飛んだ方向からすると、彼方からの増援ですか」
 冷静に絶奈は屍獣の吹き飛ばされた向きから判断し、透明な敵が居る場所を推測する。

「オン ウーン ソワカ。四方の諸仏に請い願い奉る。其の御慈悲大慈悲を以ちて、此の時此の場に御身の救いの御手を遣わしめ給え!」
 そこへ姿を見せたゆかりが甲冑を纏い金剛杵を握った執金剛神を召喚する。自身の2倍はある執金剛神が腕を振るい、金剛杵から衝撃波を飛ばす。それが見えぬ敵を薙ぎ払い、壁に叩きつけた。
「見つけたわ」
 そこへゆかりが白紙のトランプを投げつけると、炎が噴き出し絡みついて燃え上がり、炎が人型となって敵の姿を示した。
「悪の陰謀は全て叩っ切る!」
 はっきりと敵の位置が分かると、ゆかりが薙刀を振り抜いて胴を両断した。
「其方も終わったようですね」
 屍兵が敵に止めを刺すと絶奈がゆかりの方へと歩いてきて声をかける。
「ええ、爆弾の方も解除したわ」
 見ればカラスの式が嘴で爆弾の配線を引き千切っていた。
「では引き続き敵と爆弾を探しましょう」
「あたしはこっちを探すわね」
 絶奈とゆかりは手分けして、フロアの敵と爆弾を探しに動き出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ニレッド・アロウン
見つけ……出す……?そんな器用な事私には無理です。なので、“先生”お願いしますね?

私は翼をはためかせ1階の現場に突貫!敵らしき黒い存在が見えたら魔力障壁を展開し【オーラ防御】で無理やり弾幕を突破します。その勢いのまま敵を鋏で突き刺していき、相手の注目を集めていきましょうか。

さて、相手は爆弾を優先するかもですね。ある程度私と相対しつつも、他の連中が走り出すようならば、先に2階に立ちまわった“先生”に魔術を使用し連絡、そこに来る黒ずくめの連中をどんどん切り捨ててしまってください。
“先生”より暗器投擲や長剣での攻撃で倒れるならよし、避けるならば味方に討たせ、相手が設置する隙を与えないようにします。


パウル・ブラフマン
まずはタイマーを30分にセット。
時間との勝負だね。
オーライ、速さなら負ける気がしないな♪
トバしてこーぜ、Glanz―UC発動!

日頃鍛えた【運転】テクを駆使して
ビル内を縦横無尽に駆け回り
遭遇したダークポイントを
Krakeで狙撃して無力化していくね。

交戦の際、爆弾(腰の荷物)の有無を冷静に観察。
爆弾設置済みと発覚次第
即座に通信機(インカム等)で周りの猟兵さん達に報せたい。
ゆっくり構ってる場合じゃないんだよね!
全砲門【一斉発射】ァ!!

Krakeに内蔵したサーモグラフィ探査器による
敵の移動の痕跡確認と
オレ自身の【野生の勘】を頼りに
皆と協力して爆弾を探し、随時解除していくね。

※絡み&アドリブ&同乗歓迎!



●速攻
「見つけ……出す……? そんな器用な事私には無理です。なので、“先生”お願いしますね?」
 探索などの細やかな作業は苦手だと、ニレッド・アロウン(水晶鋏の似非天使・f09465)は猟兵の前身たる人間の霊を召喚して探索をお願いする。長剣を携えた歴戦の戦士を思わせる先生は軽く頷くと、素早くビルの中へと姿を消した。
「では私は敵を打ち滅ぼしに突貫します!」
 翼をはためかせたニレッドは既に砕かれたガラスの穴からビル1階に突撃する。そして飛行して通路を進んでいると、黒い服装の存在を目の端に捉えた。
「見つけました」
 ニレッドは旋回して敵の方へ向かって速度を上げる。
「肯定:敵飛行物体接近=迎撃」
 量産型ダークポイントがそれに気付き二丁拳銃を向けて連射し弾幕を張る。
「強引に突破します!」
 構わすニレッドは突っ込み、魔力障壁を展開して弾丸防いで弾幕を突破し、その勢いに乗って水晶鋏を胸に突き立てた。
「肯定:危険=優先排除」
 ニレッドを危険だと判断した量産型ダークポイントは、刺されながらも銃口を向ける。
「まだ動けるのですね。ならこれでどうですか?」
 ニレッドは刺した鋏を広げ、敵の胸を抉じ開けるように傷を広げた。胸に大穴を開けて量産型ダークポイントは銃口を振るえさせ、そのまま仰向けに倒れた。
「肯定:危険=集中攻撃」
 そこへ2体の量産型ダークポイントが現れ、弾丸を雨のようにニレッドに向けて叩き込む。
「新手ですか、何体でも相手になりましょう」
 魔力障壁を抜ける多少の被弾など気にせず、ニレッドは鋏を構えた。

「まずはタイマーを30分にセット。時間との勝負だね」
 パウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)はタイマーをセットすると、白銀の宇宙バイク『Glanz』に跨った。
「オーライ、速さなら負ける気がしないな♪ トバしてこーぜ、Glanz――ユーベルコード発動!」
 宇宙バイクが速度を高めるようシャープに変形し、エンジンが唸りを上げて一気に加速するとビルの中へと突っ込んだ。そしてニレッドと交戦中の2体の量産型ダークポイントを見つけた。走りながら素早く視線を向けてその腰に箱が下げられていないのを確認した。
「もう爆弾をどこかに設置したみたいだよ!」
 パウルはすぐに通信機を通して周囲の猟兵に報せ、触手で近くの手摺を掴んで直角に曲がって敵へとバイクを向ける。
「全砲門、一斉発射ァ!!」
 接近しながら放たれる固定砲台の砲撃に、量産型ダークポイント達が薙ぎ倒された。
「肯定:敵増援=一時後退」
 量産型ダークポイントが起き上がって透明化して、一人が2階へと近くの階段を駆け上がっていった。
「逃がしません」
 それを音を頼りにニレッドが翼を広げて追い駆ける。そしてもう一体は遅れて通路を逃走する。
「残念だけど、見えてるよ」
 サーモグラフィ探査器で敵の姿を見つけたパウルは、バイクを走らせて撥ね飛ばした。そして転がるその上を疾走して踏み潰す。
「ゆっくり構ってる場合じゃないんだよね!」
 そのまま爆弾を見つけようと、バイクを加速してパウルは走り去った。

「先生、そちらに黒ずくめの連中が見えたらどんどん切り捨ててしまってください」
 飛びながらニレッドは魔術を用いて先生と連絡を取る。すると相手側から風を切り裂くような音と、何かが地面に落ちる音が続けて響いた。
 ニレッドが通路を飛翔していると、そこには長剣を手にした先生と、先ほどの量産型ダークポイントが両断されて倒れている姿があった。
「先生、その調子でどんどんやっつけちゃってくださいね。私が敵をこちらに追い込みますから」
 微笑んだニレッドは高速で飛んで、鋏で通路の先に姿を見せた新手に襲い掛かった。

「こっちの方から来たから、爆弾はここら辺に仕掛けてると思うんだけど……」
 勘を頼りにパウルが探し回っていると、仲間が飛ばしているドローンがホバリングしていた。
「もしかして……」
 バイクを降りてそこに足を向けると、置かれた荷物に隠されるようにして箱が仕掛けられていた。
「見つけた、これをこうして……これでよし!」
 箱を開けたパウルは爆弾を無効化し、まだまだ仕掛けられているだろう爆弾を探してバイクを走らせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

朝霞・蓮
一階から三階…つまり、敵は多層の建物を効率よく倒壊させる方法をある程度理解しているんだね。
それなら、『仕掛けられると特にまずい場所』を特定してそこを防衛・待ち伏せすれば相手から来ないかな?

本来なら察知されるとも思うけど時間がない上に猟兵との交戦中、
まさかあとから来た猟兵に待ち伏せされてるとは夢にも思わないはずだよ。
反抗よりも設置を優先するならうまくいくと思う。

竜に【騎乗】してビルの三階から速やかに潜入した後は【第六感】で設置するであろうポイントを選定、
その後はアイテムの仔竜を各ポイントに配置しておいてダークポイントが来たら察知、
【忍び足】で動きながら【スナイパー】で仕留めるよ。

【アド共闘歓迎】


レオレオ・テロメラーゼ
※アドリブ共闘歓迎

戦争。人が戦うこと。人がたくさん死ぬこと。地獄。だれかにとっては天国。
どうして、こんなことするんだろう。
…はい!ナシナシ!とにかく被害を最小限にとどめるぞ!気合い入れてゴー!

大急ぎで突入、とにかく先手を打って、爆弾を仕掛けられる前に敵の動きを止めたい!
敵がなるべく密集しているところを探して、【範囲攻撃】でUCを使いたい。感電させれば多少は動きが封じられるはず。
何度かそれを繰り返して時間を稼ぎ、できれば攻撃力のある猟兵と協力してそのまま敵を無力化しちゃいたいぞ!

人がたくさん死ぬの、嫌だもん。
僕はまだまだ弱いかもしれないけど、その気持ちだけは本当だから!
倒壊なんて、絶対させない!


白波・柾
ビルを爆破し数多の人々の命を奪うことなど、到底許されるものではない
いや、奴らは許しなど求めていないのだろう
己が受けた指令を果たすことしか考えてないのかもしれない
それならばそれで気が楽だ。さぁ、行こう

人々の目につき難いが、建物を支える太い柱のありそうなところを探していこう
トイレの陰、非常階段、エレベーターの裏、ひとけのない倉庫……
それらを重点的に探していき、敵を見つけたならば爆弾を巻き込まないよう留意しつつ
「殺気」で注意を惹きつけ「ダッシュ」で敵の懐に入り、
「先制攻撃」により【正剣一閃】にて「なぎ払い」、敵の撃破を試みよう

敵を無事倒せたならば、爆弾に向き直り回収、配線を切断
さて、次の場所に行くか



●待ち伏せ
「一階から三階……つまり、敵は多層の建物を効率よく倒壊させる方法をある程度理解しているんだね」
 ビルに入る前に朝霞・蓮(運命に敗れた竜・f18369)は敵の思考と行動を読む。
「それなら、『仕掛けられると特にまずい場所』を特定してそこを防衛・待ち伏せすれば相手から来ないかな?」
 最も拙いと思う場所を考え、上の方の階層まで繋がって、緊急時人々が脱出の為にに使う経路に至った。
「本来なら察知されるとも思うけど時間がない上に猟兵との交戦中、まさかあとから来た猟兵に待ち伏せされてるとは夢にも思わないはずだよ」
 敵を待ち構えようと、蓮は竜に乗って3階へと飛び込んだ。そして非常時に使われる避難経路の階段へと移動し、敵を待ち構える。

「戦争。人が戦うこと。人がたくさん死ぬこと。地獄。だれかにとっては天国。どうして、こんなことするんだろう」
 レオレオ・テロメラーゼ(爆ぜろ獅子星・f22392)は悲劇を生み出す争いが何故起こるのかと思い悩む。
「……はい! ナシナシ! とにかく被害を最小限にとどめるぞ! 気合い入れてゴー!」
 大きく頭を振り、今はそんなことを考えている場合ではないと、レオレオはビルの中に突入する。

「ビルを爆破し数多の人々の命を奪うことなど、到底許されるものではない。いや、奴らは許しなど求めていないのだろう」
 白波・柾(スターブレイカー・f05809)はこれから相手にする機械のような敵を思い浮かべる。
「己が受けた指令を果たすことしか考えてないのかもしれない。それならばそれで気が楽だ。さぁ、行こう」
 ただの命令に従う機械のような相手ならば、こちらもただ倒すだけだと柾はビルの中に踏み込む。
「人々の目につき難いが、建物を支える太い柱のありそうなところを探していこう」
 柾が柱に近づくと、そこに黒い影があった。その量産型ダークポイントが柱に箱を取り付けようとしているところへ飛び込む。
「見つけた、爆弾を仕掛けられる前に――斬る」
 横から間合いに踏み込んだ柾は妖刀を抜き打ち、敵の腕を斬り落とす。そして刀を返し首を刎ねようとしたところで、視界の端に光を感じて飛び退いた。すると銃弾が先ほどまで立っていた場所を通り過ぎ壁に穴を穿つ。振り向けば新たな量産型ダークポイントが姿を見せていた。
「肯定:援護攻撃=弾幕展開」
 二丁拳銃で新たに現れた量産型ダークポイントが弾を撃ちまくると、その間に片腕を失った敵も、柾へと銃口を向ける。

「よーしっ、いくぞー!」
 そこへ不意を突いてレオレオが両掌から電撃を広範囲に放ち、閃光が貫き敵2体を纏めて感電させた。
「動きを止めたぞ! 止めを刺してくれ!」
 電撃を放ち終えたレオレオがそう言うと、すぐさま柾がもう一度剣閃を奔らせ、片腕を失った敵の首を刎ね飛ばした。
「まずは一つ――」
 そして振り向き次の敵を斬ろうとすると、もう一体の量産型ダークポイントの姿が消えていた。
「透明になった!?」
 レオレオがきょろきょろと辺りを探すと、腕と一緒に落ちていた爆弾が消えて走る足音が非常階段の方へと向かうのに気付いた。
「上の階に行くつもりだぞ! 追いかけよう! ゴーゴー!」
「見失えば爆弾をどこに仕掛けられるか分からん。急ごう」
 レオレオと柾が敵を追って階段を上って2階に達する。すると足音はさらに上へと向かっているようだった。

「肯定:爆弾設置=最優先任務」
 猟兵が追いつく前に爆弾を設置してしまおうと量産型ダークポイントが箱を取り外す。銃から箱に持ち替え無防備な姿を晒す。そこへ見えずとも音のする場所へ向かって物陰から蓮が飛び出した。
「掛かったな、待ち伏せだよ!」
 勘に従い勢いよく竜騎士の剣槍を突き出し、しっかりした手応えが返る。すぐに透明化が解け胸を貫ぬかれた量産型ダークポイントが崩れ落ちた。
「上手くいったね」
 致命傷を与えたと、蓮は槍を引き抜く。その槍に銃弾が偶然に当たって弾け飛ぶ。銃声は聞こえるが敵の姿はどこにも見えない。
「まだ他に居たのか!」
 慌てて蓮は辺りの気配を探る。そして音がしたと思った瞬間飛び退き、弾丸を躱した。
「敵を無力化するぞ!」
 階段を上がってきたレオレオが電撃を放射し、広範囲を照らす。するとバチッと弾ける音と共に、透明化が解けた2体の量産型ダークポイントが姿を見せた。一体は銃を、もう一体は爆弾を手にしていた。
「まだ2体も隠れてたのか!」
 すぐに蓮は動き、銃を持った敵に剣槍を突き入れ、敵の顔を貫いた。
「肯定:任務=ビル破壊=爆弾起爆」
 残った量産型ダークポイントは、このままでは任務が失敗してしまうと、その場で爆弾を起爆させようと箱に手を伸ばす。だがその腕が半ばから切断された。
「悪足掻きは止めるんだな。決してビルを爆破などさせない」
 柾が止めを刺そうとすると、量産型ダークポイントは倒れ込むように躱す。
「肯定:ビル爆破=任務遂行」
「人がたくさん死ぬの、嫌だもん。僕はまだまだ弱いかもしれないけど、その気持ちだけは本当だから! 倒壊なんて、絶対させない!」
 諦めずに爆弾を抱える敵に掌を向け、レオレオが電撃を浴びせて起爆を止める。
「ビルを倒壊させる任務は失敗だよ。猟兵が居る限り、絶対にオブリビオンの好きにはさせない」
 蓮が狙い澄ました一撃を放ち、真っ直ぐに剣槍が胸中央を貫いた。


●防衛成功
 ピピピピッとタイマーが鳴り、戦い開始から30分経過したのを報せる。
 猟兵達は身構え周りを見渡すが、何も起きず辺りにはいつも通り多くの人が平和に日常を過ごしている。
「やったー! これで任務成功だぞ!」
 嬉しそうにレオレオがガッツポーズで喜びを露わにする。
「ほっとしたよ。これでスカムキングの企みを阻止できたね」
 蓮も安堵の顔を覗かせ、被害を出さずに済んで良かったと、普段通りの人々の様子に優しい視線を向けた。
「戦争か……一般人まで悪意に巻き込まれる。こんな戦いは早く終わらせなくてはな」
 まだまだ戦いは始まったばかりだと、柾の言葉に皆は気を引き締めて、共にこの場を後にした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月10日


挿絵イラスト