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⏰アミューズメントシップを守り抜け

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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 頭上には、雲ひとつない青空が広がっている。
 吹く風は穏やか。日差しも暖かくて、まさに絶好の行楽日和。
 目の前に広がっているのは、賑やかな遊園地。
 ジェットコースター、メリーゴーランド、コーヒーカップに観覧車……さまざまなアトラクションが稼働している。
「どれから乗るか迷っちゃう」
「アレ美味そうだな! ちょっと買ってくるから、ここで待ってろ」
 響き渡るのは、人々の楽しそうな声。
 ふわりと漂ってきた甘いかおりは、ワゴンで移動販売されているキャラメルポップコーンのものだろうか。

 ―――ここは、スペースシップの中。
 遊園地のアトラクションはもちろんのこと、空や風さえも人工的に作り出されたもの。
 だが、人々は「あの空は、天井に映像が映し出されただけのまがい物だ」なんてことを言い出したりはしない。
 全ての居住可能惑星を失ったこの宇宙においては、このような造りのシップは珍しくないからだ。

 人々は今日も、作り出された娯楽を満喫していた。
 すぐそこまで、銀河帝国の魔の手が伸びてきていることなど知らずに……。


「みなさま、お集まりいただき、ありがとうございます。実は、みなさまにお願いがありまして」
 グリモアベースに集まった猟兵たちに向かって、グリモア猟兵であるテレジア・ハルトマン(f11186)はそう切り出した。
「スペースシップワールドに向かってください。
 オブリビオン……銀河帝国に襲撃されそうになっているスペースシップを、守り抜いて欲しいのです」

 狙われたのは、遊園地を備えたスペースシップ。
 人々が楽しい一日を過ごしているところだという。
「みなさまが突入した時には、すでに銀河帝国側もシップ内に乗り込んでいると思います。
 どうか、充分お気をつけて向かってください」
 テレジアの予知は、以下の通りだ。
 人々をさらうよう命令を受けたバトルドロイドたちが、遊園地エリアに向かって、スタッフ専用通路を進んでいる。
 そこへ猟兵が現れれば、バトルドロイドたちは進軍を止め、猟兵との戦闘に集中するだろう。
 そうすれば、その間に、人々はシェルターへと待避できる。
「ですから、まずはバトルドロイドたちを倒してください」

「この作戦を指揮しているのは、帝国騎士のようです」
 バトルドロイドたちを率いているのは、ひとりの帝国騎士。
 指揮官は彼ひとりしかいないが、充分に腕の立つエリートだという。
「彼がなぜ、人々をさらうよう命令をくだしたのかは分かりません。
 ただ、銀河帝国の目的を考えると……きっと、ひどいことをするつもりなのでしょうね」

「楽しい一日になるはずが、悲劇の一日へと変わってしまわぬよう、銀河帝国の魔の手から、スペースシップを守り抜いてください」
 それから、とテレジアは付け加えた。
「もとよりスペースシップワールドの方々は我々猟兵たちに好意的です。
 無事シップを守り抜くことができれば、遊園地で自由に遊ぶことができるようになるでしょう。
 戦闘後の癒やしの時間……とまではいかないかもしれませんが、少しでもアトラクションを楽しんで来ていただければと。
 どうぞ、よろしくお願いします」
 そう言うと、テレジアは猟兵たちに向かって頭を下げたのだった。


坂本リサ
初めましての方も、そうでない方も、こんにちは。
坂本リサと申します。

今回の依頼は、遊園地を備えたスペースシップを、銀河帝国の襲撃から守り抜くことが目的となっております。
第一章は、バトルドロイドとの集団戦になっています。
第二章で、襲撃の指揮を執っている帝国騎士と戦うことになります。

最終章となる第三章では、スペースシップに備えられた遊園地で遊ぶことができます。
第一章や第二章に参加なされた方も、そうでない方も、遊園地で楽しい一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

それでは、遊園地を備えたスペースシップでお待ちしております。
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第1章 集団戦 『バトルドロイド』

POW   :    バトルスイッチオン
【超戦闘モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    精密射撃
【狙撃用プログラム】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【熱線銃(ブラスター)】で攻撃する。
WIZ   :    シュートダウン
対象のユーベルコードに対し【正確にタイミングを合わせた射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フローライト・ルチレイテッド
誰かの楽しみを奪うなんて、絶対に許さないよ!
世界は、面白おかしくなきゃいけない!

【パフォーマンス】【歌唱】【楽器演奏】【範囲攻撃】【マヒ攻撃】【援護射撃】【早業】を駆使して、ユーベルコード マキシマイズド・ラブを発動。一気に多数を叩きにかかります。

攻撃には【野生の勘】【拠点防御】【地形の利用】【パフォーマンス】で対応していきます。

さあ、派手に暴れて、愛をばらまこう!




 華やかな遊園地エリアと違い、スタッフ専用通路はとても質素だった。
 天井も壁も床も、ステンレスに似た無機質な素材でできている。光源も蛍光灯のようなものが天井から下げられている
だけだ。
 そんな空間を、バトルドロイドの軍団が、数体ずつで編成を組み、ざっざっと進んでいく。


(誰かの楽しみを奪うなんて、絶対に許さないよ!)
 フローライト・ルチレイテッド(重なり合う音の色・f02666)は、愛用のサウンドウェポン―――蛍灯とともに、バトルドロイドを待ち受けていた。
(世界は、面白おかしくなきゃいけない!) 
 通路の先にバトルドロイドの姿が見えた瞬間、フローライトは蛍灯の弦に指を走らせる。
 静かだった空間を、刺激的なギターの音色が切り裂いた。
 先頭を歩いていたバトルドロイド数体が、フローライトの存在に気づいた。即座に理性を捨て、超戦闘モードへとチェンジしようとする。
 しかし、それよりも早く、フローライトは口を開いた。
「I LOVE YOU 愛してる それ以上ただ何も♪」
 フローライトの歌声と、蛍灯の音色が合わさり、魂を揺さぶるメロディが完成した。
 その攻撃的なメロディからは、バトルドロイドとて逃れられない。
「I LOVE ALL 世界中♪ さあ さあ さあ 愛をばら撒け!」
 バトルドロイドに搭載された攻撃プログラムが、マキシマイズド・ラブによって破壊されていく。
 戦う心を失ったバトルドロイドは、静かにメロディに耳を傾けはじめた。
「さあ、派手に暴れて、愛をばらまこう!」
 無機質だったはずのスタッフ専用通路は、フローライトのゲリラライブステージへと変貌したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ガングラン・ガーフィールド
ここから先には行かせられんのぉ、民草を守るのもわしら猟兵の……いやさ、聖騎士の役目よ。

仲間の猟兵と共に、まずはバトルロイドから倒させてもらおう。まずは、通路というのなら広さはなかろう。わしが前に立ち、【無敵城塞】で攻撃を受け、足を止めよう。その間、仲間たちに攻撃してもらうとしようかの。

ひとりで足りなければ、力を合わせてじゃ。基本的にわしはフォローに回り、仲間が把握していない部分をサポートじゃ。攻撃も、【鎧砕き】で相手の装甲を砕くなど、フォローとなる動きを心掛けよう。

せっかくの休日じゃ、みなの笑顔を守るためにやらせてもらおう。

アドリブ歓迎。絡み歓迎。台詞なども、お好きなように扱いください。


アーサー・ツヴァイク
※協力アドリブ大歓迎

みんなが楽しむ場所を荒らそうなんざ…お天道様はもちろん、何より俺が許さねえ!
最高速度で…ぶっ飛ばすぜ!

使う武器はレイシューター、【一斉発射】で一網打尽だぜ!


金剛・狂
悪の銀河帝国め、許せないっすね!!!
私の中の正義を叫ぶ心が轟き吼えます。
ぶっ飛ばしてやると!
この光輝く拳を振り回します。
バトルドロイドを見つけたらとりあえずぶん殴る!
手当たり次第ぶん殴る!
見つけ次第ぶん殴る!
傷ついた仲間がいたらぶん殴る!
…ああああ!殴っちゃっ…だだだ大丈夫!私の拳には回復効果があるから!うん!
とりあえず、まとめてぶん殴ります。



  フローライトの攻撃を見たバトルドロイドたちは、後退を始めた。遊園地に抜ける別のルートはないかと探そうとしたのだ。
 しかし、そうはさせまいと立ちふさがったのが、ガングラン・ガーフィールド(ドワーフのパラディン・f00859)だった。
「遊園地エリアには行かせられんのぉ」
 スタッフ専用通路で、一番広いのはここだ。ここで挟撃すれば、かなりの数のバトルドロイドを倒せると踏んだのだ。
 ガングランは、ずいっと前に出て、紋章入りの鋼鉄製の大盾―――スティールシールドを構え、無敵城塞を発動させた。
「民草を守るのもわしら猟兵の……いやさ、聖騎士の役目よ」
 バトルドロイドからどんな攻撃が来ても、この盾で、この身で受け止めてみせる。
 言葉にすることこそなかったが、逞しいその背が語っていた。

「ガングランさん、防御は任せたっす!」
 金剛・狂(は砕けない・f09749)はガングランの後ろに立ち、拳を固めた。
 うちに秘めた正義の心が叫んでいる。
 バトルドロイドをぶっ飛ばせ、と。
「ヒシガタさん、行くっすよ!」
 彼女の言葉に応じるように、彼女の背後に霊が現れた。はち切れんばかりの胸筋、ガッチリとした上腕筋の。
 霊であるがゆえに、後ろの景色が透けて見える。ただ、頼りなさはまったくなかった。いや、むしろ、頼もしく感じるくらいだ。

「悪の銀河帝国、許せないっす!!!」
 狂とヒシガタは、容赦なくバトルドロイドたちを殴りつける。ある一発はドロイドの腹部をひしゃげさせ、ある一撃は武器をはじき飛ばし、またある一発はその脚部をへし折った。
「ドラァ!」
 美しく輝く容貌からかけ離れたかけ声が狂から飛んだ気もしたが、ガングランは聞き流した。
 バトルドロイドからの銃撃。ひとつひとつは強くなく、受け流すのも簡単であろうとも、数が多ければそれなりにこちらの体力を削られる。
 自分も攻撃へ回った方がいいのかと、ガングランが一考したその時、背後から迫り来る気配があった。
「……」
 無言のままガングランは片手をシールドから放し、そちらに向けて拳を突き出した。
 コンと打ち合ったのは、狂の拳。触れあった拳と拳が、まばゆい光を放つ。
「輝け!もっと輝け!この自慢の拳で!!」
 狂の拳から、ガングランの身体へと、力が流れ込んでくる。
「もう少しこのままで粘れと?」
「ええ。だいぶ数も減ってきたっす。それに……」
 ヒシガタには攻撃を続けさせたまま、狂は意味深に自分たちが通ってきた通路の奥へ視線を向けた。

 アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)は、通路を駆けていた。
 戦闘の最前線は、もうすぐそこ。
 金属のぶつかる音を聞きながら、アーサーはレイシューターを構える。
「【Select…BURST ACTION!】フルパワーで…ぶちかますぜ!!」
 レイシューターにチャージされたソーラーパワーが、その銃口に集約されていく。
「ガングラン、狂!」
「分かっておる」
「来たっすね」
 アーサー―――いや、ドーンブレイカーのかけ声に、ガングランと狂は左右にステップを踏んだ。
 拓かれた道。ドーンブレイカーの眼前には、倒れた同胞を見捨てて逃げ道を探すバトルドロイドたちがいる。
「レイシューター・フルバースト!」
 ニッと不敵に笑むと、ドーンブレイカーはレイシューターのトリガーを引いた。
 放たれたのは、悪を打ち破る正義の光。
 残っていたバトルドロイドたちは、光に溶けるようにして消えていった。
「みんなが楽しむ場所を荒らそうなんざ……お天道様はもちろん、何より俺が許さねえ!」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ハヤト・ノーフィアライツ
「銀河帝国ッ!!お前らの好きにはさせないぜ!!」
宇宙バイクで現場に突入。

ユーベルコード【ファルコン・フォース】を発動させ、小さな戦闘機、ドリル戦車、スポーツカーを呼び出し、
6:5:5の割り振りで合体させ等身大ロボに。
「ファルコン・フォース!スクランブルだ!各機合体後、連中の撃破にあたれ!」
【戦闘知識】【メカニック】を駆使し、ロボ軍団に指示を出す。
ロボ軍団は連携し、【グラップル】【なぎ払い】【武器受け】等で一体ずつ敵を各個撃破しにかかる。
自分自身は【騎乗】【なぎ払い】【範囲攻撃】【グラップル】【ジャンプ】【武器受け】等を駆使し、宇宙バイクに乗って騎兵の如く戦場を駆けながら、武器を振るって戦う。



 バトルドロイドたちは焦っていた。
 一緒に乗り込んできた同胞たちは、殆どが猟兵たちの手によって倒されてしまった。
 生き残っているのは、比較的広くない通路を通っていたものだけ。
 なんとしても、自分たちだけは遊園地エリアにたどり着いて任務を遂行せねば……。

 しかし、そんなバトルドロイドたちの動きを、ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)は、お見通しだった。
「銀河帝国ッ!! お前らの好きにはさせないぜ!!」
 宇宙バイク―――グランドファルコンを軽快に駆り、生き残りのバトルドロイドたちが殺到していた通路へと華麗に乗り込む。
「スクランブルだ、ファルコン・フォース! お前らの力を見せてやれ!」
 ハヤトのかけ声に応じて、小さな戦闘機、ドリル戦車、スポーツカーが召喚されていく。
「ファルコン・フォース! 各機合体後、連中の撃破にあたれ!」
 召喚された乗り物たちは、敵の射撃を紙一重でかいくぐりながら、ガシャンガシャンと合体していった。
 合体を終えて生み出された等身大ロボは、果敢に敵へと突っ込んでいく。
 一機目が熱線銃につかみかかると、ほぼ同時に、二機目は正面から組みかかってバトルドロイド本体の動きを封じた。そして、三機目がとどめの一撃をくらわせる。
 ロボ軍団は統率の取れた動きをみせ、次から次へと敵を撃破していった。

 しかし、敵側―――バトルドロイド側も、黙ってはいない。後方にいるものたちが、熱線銃でロボ軍団を狙い撃ちしようとする。
「そうはさせないぜ?」
 ハヤトは騎乗しているグランドファルコンのアクセルをひねった。
 乱戦と化した前線を走り抜け、バトルドロイドの後衛へと突っ込んでいく。
「!」
 バトルドロイドもつっこんできたハヤトに照準を合わせ直そうとするが、それよりも、ハヤトがフォースセイバー―――インパルス・ブレードを一閃させる方が早かった。
 その場にいたバトルドロイドたちは、胴体を切り裂かれ、ゴロリゴロリとその場に転がった。
「……バトルドロイドはこれでカタがつく。あとは、帝国騎士を叩くだけだな」

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『帝国騎士』

POW   :    インペリアルブレイド
【念動力を宿した「飛ぶ斬撃」】が命中した対象を爆破し、更に互いを【念動力の鎖】で繋ぐ。
SPD   :    ダークフォースバリア
自身に【鮮血の如きオーラ】をまとい、高速移動と【赤黒い電撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    インペリアルフラッグ
【念動力で形成した帝国の旗】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を『帝国の領土』であると見る者に認識させ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

金剛・狂
出たな帝国騎士!
お前たちはきっと迷惑なことをするつもりだろう
絶対に許さないっすよ!
このスペースシップには夢と希望が詰まっているっす
それを侵略しようとする奴らは、光り輝く拳でぶっ飛ばしてやるぜ!
そう、この筋肉で!(背後でヒシガタさんがゴゴゴゴゴとポーズをとる)
【Stand By Me】を使用
シャイニング光り輝くヒシガタさんの筋肉に物を言わせて
ラッシュラッシュラッシュの嵐でござる
インペリアルフラッグなんぞなんのその、帝国なんかぶっ飛ばせ!
スペースシップの平和は私が守るっす!


ハヤト・ノーフィアライツ
「よう、おいでなすったな、帝国騎士ッ!わざわざリゾートみたいな船までご苦労なこった!」
「休暇なら一人でこっそり来な。そうでないなら…お帰り願おうか!」
宇宙バイク【グランドファルコン】に【騎乗】して疾走しながら、
ユーベルコード【ファルコン・ブラスト】で攻撃。
【操縦】【早業】【誘導弾】【援護射撃】【一斉発射】【見切り】【鎧無視攻撃】【範囲攻撃】を駆使しつつ、ミサイルの一斉射撃で攻撃。
可能な限り、一緒に戦う仲間に合わせて使用。
攻撃に対しては、【ジャンプ】【ダッシュ】【武器受け】【カウンター】等で対応する。距離が近い場合は、【カウンター】で【グラップル】や【なぎ払い】【踏みつけ】【吹き飛ばし】等を行う


フローライト・ルチレイテッド
「ショータイムの時間だよ!さあ、拳を突き上げろッ!」

【封印を解く】でロボット達の任務っていう封印と解いて、【歌唱】【楽器演奏】【鼓舞】【パフォーマンス】【範囲攻撃】を駆使し、ユーベルコード【Crazy Wonder Wonderland】を発動。
巻き込めるバトルドロイド達全部を【バンドマン】にします。
あとは皆で楽器を弾いて大騒ぎしながら突撃ッ!
「さあ、楽しめ!歌え!踊れ!クレイジーで不思議なワンダーランドに、ゴー、ゴー、ゴー!」

騎士さんからの攻撃には【野生の勘】【第六感】【パフォーマンス】等で飛んだり跳ねたりしながら対応するよー


ガングラン・ガーフィールド
ほう、おぬしが帝国騎士か。よかろう、ここはわしらが相手じゃ。
他の猟兵達を力を合わせて戦うぞ。何、今更卑怯とは言わんじゃろう? そっちも、数を用意しておったのじゃから。

基本的に、わしはみんなをフォローする動きで戦う。相手の攻撃を、出来る限り庇ってわしが攻撃を受けるとしよう。
隙があれば、帝国騎士を力づくで抑えこもう。
「わしごとこいつをやれぃ!」
身動きできなくさせてから、みんなの攻撃をわしごと叩き込ませよう。何、わしは、無敵城塞を使わせてもらうがの。これから、帝国騎士が耐えきれんでも、わしは耐えきれるじゃろう。
攻撃が終わったら、わしはガハハと笑いながら何事もなかったようにみんなの前に戻ってやるわい。


アーサー・ツヴァイク
※引き続き協力アドリブ大歓迎

毎度毎度のお出ましだな、帝国の下っ端騎士!
お前らの野望は…俺たちがぶっ潰す!

宇宙空間は突っ走れないが、宇宙船の中ならライドランでも行ける! ライドランに【騎乗】して相手に近づく!
相手はあの「飛ぶ斬撃」で反撃してきそうだが、こっちも対抗してやるさ! 最近思いついた新技で…ライドランを槍モードに変えて投げ飛ばす! 互いの技が当たれば、互いの鎖で繋がりあうはず。仕留めきれなくても、鎖で足止めだぜ!



 帝国騎士は苦い顔をしていた。
 ここは遊園地を併設した、アミューズメントシップ。制圧などたやすいはずだった。
 大規模な娯楽施設には、年齢性別問わず人々が集まる。
 捕虜として連れ帰り、銀河帝国の戦力として改造するのも良いと思ったのだが。
(とんだ邪魔が入った)
 いざ作戦を決行してみれば、先行させていたバトルドロイドたちが全滅という憂き目に……。
(まあ、いい。猟兵たちさえ蹴散らせば、あとは烏合の衆だ)
 護衛のために残していたバトルドロイド数体を連れて、帝国騎士は歩き出した。
 すぐそこまで迫ってきている、猟兵たちを迎え撃つために。



「帝国騎士!」
 金剛・狂(は砕けない・f09749)は、姿を現した帝国騎士に向けてビシィッと指を突きつけた。
「お前たちはきっと迷惑なことをするつもりだろう……だが、絶対に許さないっすよ!」 このスペースシップには、この世界で生きる人々の夢や希望が詰まっている。
 それが壊されてしまうなど、狂には看過できないことであった。
「この光り輝く拳が、筋肉が、あなたたちをぶっ飛ばせと言っている!」
 彼女の背後で、背後霊のヒシガタさんがゴゴゴとサイド・チェストを決めている。こちらもやる気は十分なようだ。
「ああ。わしらが相手じゃ。そちらも数を用意しておったのじゃから、こちらも仲間と力を合わせて戦わせてもらおう」
 ガングラン・ガーフィールド(ドワーフのパラディン・f00859)は、鋼鉄製の紋章入りの大盾―――スティールシールドをドンと構えた。
「ほう、その意気やよし。だが、その実力の方はどうだ?」
 帝国騎士は念動力を発動させた。彼の周りに、帝国の紋様が刻まれた旗が次々と出現し、猛スピードで四方八方へ飛んでいく。
「させんぞ!」
 ガングランが動く。ある旗はガーフィールド家伝来のウォーハンマー―――スケイルクラッシャーでたたきつぶし、またある旗はスティールシールドではたき落とす。
「……狂!」
 しかし、落としそこねたいくつかが、狂の方へと飛んでいった。
「心配無用っす!」
 旗は狂の身体をかすめ、その透き通るような金剛の肌に傷をつけた。
「……私は許そう。だが、私の背後に立ってるコイツが許すかな!」
 狂に当たることでスピードが落ちた旗を、ヒシガタさんの強大な拳が貫く。
 言葉を発することはない。だが、次々と旗を打ち破るその拳が、ヒシガタさんの怒りを何よりも雄弁に物語っていた。
「さあ、次の相手はどなたっすか?」


「ふむ、少しはやるようだ。だが、護衛を突破して私に迫るのは無理だろう」
「それはどうかな? ……ショータイムの時間だよ! さあ、拳を突き上げろッ!」
 フローライト・ルチレイテッド(重なり合う音の色・f02666)が声をあげる。
「Oh!Year! Crazy Wonder Wonderland! 踊れ! 歌え! 全て果てるまで――ッ!!」
 蛍石のように美しい色をしたダブルネックギター―――蛍灯の弦に、白い指先を走らせた。
 大音量であふれ出したメロディに、フローライトは思いを込める。
 さあ、楽しめ、歌え、踊れ、と。
 冷たく残酷なこの世界も、音楽で彩れば少しは輝いて見えるはずだと。
 フローライトの歌声と蛍灯のパワフルなサウンドが、帝国騎士を取り巻いていたバトルドロイドたちの身体と魂を揺さぶった。
 ギシ、とひずんだ音を立て、一体、また一体とバトルドロイドたちが動き出す。
 しかし、それは敵対するための動きではない。
 あるモノはフローライトの声にあわせて歌を歌い、またあるモノは通路脇に積まれていたパレード用の楽器をひっぱりだして演奏をはじめた。
 彼らは、フローライトのように、猟兵たちを鼓舞するために動き出したのだ。
「何故、音楽ごときでこんな……」
「音楽ごとき? 違うよ。音楽だからこそ、できるのさ」
 帝国騎士の困惑を、フローライトは笑い飛ばした。
「クレイジーで不思議なワンダーランドに、ゴー、ゴー、ゴー!」


「ええい。護衛が役に立たなかろうとかまわん。貴様らなど、私ひとりで充分だ!」
「ずいぶん威勢が良いな、帝国の下っ端騎士!
 だが、お前らの野望は……俺たちがぶっ潰す!」
 アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)は、竜の姿を持つ大型バイク―――ライドランに騎乗し、帝国騎士に突撃した。
「バカめ! そのような見え透いた動きで、何ができるという?」
 帝国騎士は、自らの周りに念動力で浮かべていた刃の切っ先を、アーサー……いや、ドーンブレイカーに向けた。
「バカはどっちかな?」
 無数の刃が自分へと向いているというのに、ドーンブレイカーに焦りの色はなかった。
 むしろ、ライドランの速度を上げ、刃の壁へと自ら向かっていく。
「【Select…DRIVE ACTION!】 行くぜ、ライドラン!」
 愛車にモードチェンジを告げると、彼は身軽に飛び退いた。
 ライドランの形状が、バイクから徐々に変形していく。ドーンブレイカーが着地した時には、光の鎖を纏った槍へと変形を終えていた。
「俺たちの一撃……受けてみやがれ!!」
「インペリアルブレイド!」
 帝国騎士が斬撃を飛ばすのと、ドーンブレイカーが槍と化したライドランを投擲するのは、ほぼ同時だった。
 高エネルギー体同士がぶつかり合い、激しい爆発を起こす。
 爆風が収まったあと、そこに残されていたのは……光の鎖で無数の刃を絡め取った槍だった。
 むろん、その槍の柄は、ドーンブレイカーがしっかりと握っている。
「飛び道具は封じさせてもらったぜ?」


 帝国騎士もさすがに分が悪いと感じ始めた。
 力で押せばどうにでもなると思っていたが、猟兵たちは見たこともないような策を駆使して対抗してくる。
(一度撤退して、体勢を整えるべきか?)
 帝国騎士はそう思ったが、そんな隙は与えられなかった。
「まったく、わざわざリゾートみたいな船までご苦労なこった!」
 ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)が、愛用の宇宙バイク―――グランドファルコンに騎乗したまま、帝国騎士の退路を塞いだからだ。
「そちらこそ、よくもまあ、こんなところまで嗅ぎつけてくるものだ」
「俺は、星から星へと旅をしてるもんでね。こういったことを見逃すわけないだろう?」
「……」
「休暇なら一人でこっそり来な。そうでないなら……お帰り願おうか!」
 ハヤトは一瞬ガングランと視線を合わせてから、グランドファルコンのエンジンをうならせた。
「ブラストユニット接続! グランドファルコン・ブラストモードッ! さあ、派手な花火を打ち上げるぜ!!」
 グランドファルコンに搭載された武装ユニットから、次々とミサイルが発射される。
「インペリアルブレイドがなくとも、これくらいは……」
 帝国騎士は鮮血のように紅いオーラをまとうことで機動を上げ、素早くステップを踏んで避けようとした。
 しかし。
 ハヤトに気を取られていた帝国騎士の背後に、ガングランが回っていた。
「逃がさんぞ!」
 ガングランは、帝国騎士をがっしりと羽交い締めにする。
 ―――わしが抑える。その間に、あいつをやれ。
 あの一瞬の視線の交錯で、ガングランはハヤトにそう語りかけたのだ。
 護衛はもういない。念動力を使う武器も封じた。今こそが、狙い目だと。
「バカな、味方ごと……!?」
 次々とミサイルが炸裂した。思わず顔を背けてしまうほどの、激しい光と風と熱が巻き起こる。
 ミサイルの雨がやみ、爆風も徐々に静まっていく。
 あとに残されたのは、ボロボロになった帝国騎士と、ほとんど無傷に近い形で立っているガングランだった。
「どうして……」
「攻撃も回避も捨て、防御のみに集中すれば、耐えられる。まあ、かなり響いたがのう」
 ガングランは軽く手を上げ、ハヤトの元に歩み寄る。
 ハヤトはその手のひらに己の手を合わせて、ハイタッチを交わした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イレーネ・ノヴァリス
・心情
遊園地を楽しみにしている人々の邪魔だなんて無粋ですこと、
と若干お怒りな状態。

・攻撃
技能:全力魔法、ユーベルコード:エレメンタル・ファンタジア
敵の周囲に吹雪を巻き起こす。
「良いお天気ですからね。その格好では少し暑いのではなくて?」

・防御
敵のインペリアルフラッグにエレメンタル・ファンタジアで対抗。
自身を中心とした一定範囲を氷の世界と化し、領土拡大を邪魔する。
「わたくしを前にして領地侵略とは良い度胸ですわね。覚えておきなさい、この領地内ではわたくしがルールですわ」

・被弾
被弾時の描写はお任せ
「わたくし、恨みは決して忘れない性分ですのよ」


協力・アドリブはご随意にどうぞ



(遊園地を楽しみにしている人々の邪魔をしようだなんて、本当に無粋ですこと)
 表情こそ涼しげであるが、イレーネ・ノヴァリス(Schneewalzer・f01072)は怒り心頭に発していた。
 ハヤトたちの連携によって、もはや帝国騎士は見る影もなくなっている。
 それでも、彼も立ち上がろうとしていた。
「潔く負けをお認めになっては?」
「……銀河帝国の名に泥を塗るような真似は、できん」
 たやすく負けを認めてなるものかという帝国騎士の言葉に、イレーネは「そう」と呟いた。
「それがあなたの信条ならば、わたくしもわたくしの信条に従って、お相手いたしましょう」
 イレーネはエレメンタルロッドをかざした。
「これ以上の侵略行為は許しません!」
「銀河帝国の栄光のために!」
 最後の力を振り絞って放たれた帝国騎士のインペリアルフラッグと、イレーネが放った魔法の猛吹雪―――エレメンタル・ファンタジアがぶつかり合う。
 放たれた瞬間からすでにボロボロであった帝国の旗は、雪にまとわりつかれ……端から凍結していき、やがてパリンと砕け散った。
 遮るものがなくなった雪嵐は、帝国騎士を包み込み、急速に凍らせていく。
「覚えておきなさい。この領地内ではわたくしがルールですわ」
「……お前らに目をつけられてしまったのが、運の尽きだったか」
 それが、帝国騎士の最後の台詞となった。
「わたくしたちの目が黒いうちは、このような狼藉、許すことはありませんわ」
 倒れ伏した帝国騎士を見やり、イレーネはそうつぶやいたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 日常 『観光巡り』

POW   :    運動行為を行って心を癒します。

SPD   :    観光地の体験コースで遊びます。

WIZ   :    観光地の情報を得て、知らない知識を得ます。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵たちの活躍によって帝国騎士とバトルドロイドたちは倒され、遊園地を備えたスペースシップに平和が取り戻された。
 猟兵たちの対応が迅速であったため、遊園地エリアに被害がまったく出なかったこともあり、遊園地の営業再開は早かった。
ハヤト・ノーフィアライツ
SPD 体験コースで遊ぶ

いや、おじさん遊びに来たわけじゃなかったんだけどね。
ま、いいか。

(貰ったパンフを眺める)
そうか、そもそもここは体験型を売りにしてたアミューズメントシップなのか。
なるほどねえ。
…急ぎだったんでまるっと説明読み飛ばしてたわ。

まぁなんか、馴染みがありそうなのを一つ…宇宙船の操縦体験なんてのもあるんだな。
ま、筐体だし爆発はしないだろう、うん。
どのくらいリアルな感じか、体験してみようじゃないか。

とりあえず、ちょっとコースを遊んだら、周囲のお客を観察しながら、ま、のんびり余暇を過ごすかな。
…自分達が助けることのできた人達を見る…そういうのも猟兵の醍醐味だろ?



「この度は、助けていただいて、まことにありがとうございました! お礼と言ってはなんですが、アトラクションで楽しんでいってくださいませ!」
「いや、おじさん遊びに来たわけじゃなかったんだけどね」
 ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)は言葉を濁したが、スタッフは満面の笑みで遊園地のフリーパスとパンフレットを差し出してきた。
 これがお礼の気持ちだと言うのならば、受け取らないのも悪い気がする。
「……ま、いいか」
 エントランスを通り抜け、パンフレットを広げる。園内マップには、さまざまなアトラクションが記載されていた。

 どれかひとつくらい体験してみるかと吟味した結果、ハヤトが選んだのは宇宙船の操縦体験だった。
 宇宙船といえば、過去に事故で大変な目―――それこそ死にかけるくらい―――に遭ったが、それはそれ。
 これはただのアトラクションのひとつなのだから。
 ひとり乗り用の宇宙船を模した筐体は、子どもが喜びそうな派手な塗装をされていた。
 パイロット・シートに身をゆだね、疑似宇宙空間が映し出されるスクリーンと、操作のキモであるコンソールに視線を走らせる。
 本物とは比べものにならないくらい簡素なそれらに、ハヤトは思わず苦笑した。
 なるほど。これならば、あのようなことは起こるまい。

 アトラクションの内容自体は、飛来してくる流星群をかわし、あるいは撃破して進むという単純なゲームだった。上手く回避や撃破していくと、それだけポイントが入るらしい。
 もちろん、百戦錬磨のハヤトにとっては、この程度の操縦など造作ないものだった。
(まあ、こんなものか……)
 そんな風に思いながら筐体から出ると、順番待ちをしていた少年と目が合った。
 少年は何やら興奮気味で、ジッとハヤトを見上げてくる。
 何だと思う間もなく、少年が「おにーさん、すげぇ!」と言ってきた。
「え?」
「どうしたら、そんな得点出せるの!?」
 どうやら、待っている客を飽きさせないために、現在のプレイ状況が大型のディスプレイに流される仕組みになっているらしい。
 そして、この少年はハヤトのプレイを見て感動したようだ。
「……経験、かな」
 言えることは色々あったけれど、ハヤトは短くそう答えるに留めておいたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フローライト・ルチレイテッド
WIZ分野でー

見せてもらおうか、宇宙の観光地がどんなものなのかー
っていう感じで色んな話を聞きにいきまーす。

【コミュ力】【誘惑】【存在感】【情報収集】を駆使して、色んな人に話を聞きに行こう!
お店の人とスタッフの人、どっちのほうがいいのかな?

僕たちの世界とどう違うのか、比べるのも色々楽しみだよね。
ところで音楽施設とかライブハウスみたいなところもあるのかな?かな?
その辺り特に詳しく聞こうと思いますー

ちょこちょこスマホでの自撮りとか【撮影】を挟んで一頻りぐるりと回ったら、
自分のSNSにぽいっとあげておきましょー。



「……はい! というわけで、僕は今、宇宙の観光地に来てるよ! どんな風にして楽しんでるのかとか、聞いて回ってみるね」
 フローライト・ルチレイテッド(重なり合う音の色・f02666)は、スマートフォン―――夢見る宇宙のカメラ機能を駆使して動画を撮影しはじめた。
 宇宙を模してデコレーションされたそのスマホは、装飾が多くて重たいが、機能も容量も充実している。自撮でも奇麗な映像が撮れる一品だ。

 せっかくなので、この世界と自分が普段暮らす世界の違いを調べてみようかと思ったところで、フローライトは自分の周りに人だかりができはじめていることに気づいた。
「奇麗……芸能人かな?」
「声、ステキよね」
 フローライトからあふれ出るアーティスト性を感じ取った人々が、集まってきたようだ。
 せっかく人が集まっているのだし、話を聞いてみるには良い機会だ。
「ねぇ、ちょっと話を聞いてもいいかな?」
 フローライトが微笑みかけると、人々は「もちろん!」と頷いた。
「みんなは、音楽、好き?」
「うん!」
「どんな音楽をよく聴いてる?」
「オレはロックが好きだな!」
「ロック良いよね。あたしはクラシックとかも聴くけど」
 フローライトの問いかけに、人々―――特に、少年少女たちはテンポ良くレスポンスを返してくる。

「じゃあ、音楽施設とか、ライブハウスみたいなところって、あるのかな?」
「うーん、ないわけじゃないけど……」
「ただ、襲撃されると困るからなぁ」
 できれば生で聴きたいけど中々なぁ、とため息を漏らす者がいた。
 ライブハウスやホールのような設備を備えたスペースシップは存在するらしい。
 ただ、銀河帝国に襲撃された場合、狭いライブハウスなどにいては逃げ出しにくい。
 どうしても、生の演奏に触れることができる機会は少なくなりがちのようだ。
「ねぇ、もしかしてアーティストだったりする?」
「そうなら、ぜひ一曲聴きたいなぁ」
 少年少女たちが期待の目をフローライトに向けた。
「えー? ……じゃあ、特別に、一曲だけだよ?」
 フローライトの言葉に、歓声があがる。
 たまには、こんなゲリラライブも悪くないだろう。
 この流れをSNSにあげておくのも良いだろう。フローライトはそう思ったのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ガングラン・ガーフィールド
あみゅーずめんとしっぷ……ようするに、遊び場じゃろう? そのために船の中にこんなものを造るとは、実に剛毅な世界じゃな。

わしは、ゆっくりと眺めさせてもらおうかの。この歳になると、さすがにはしゃぐほどの遊び心も残っておらん。
フードコーナーを見つけたら、そこに腰を下ろして休憩するかの。ビールと肉があれば、満足じゃ。

別に誰か休憩する者がいたら、同席しようかの。軽くなら、奢ってやろう。
「猟兵とは、ただ戦う者ではない。討つ者であり、守る者じゃ」
「この光景を誇るがよい。おぬしらが、わしらが守った光景じゃ。それを肴に酒を傾ける! これ以上の報酬があるものか。なぁ」

※アドリブ歓迎、誘われれば付き合って遊びます。


金剛・狂
悪の帝国の野望を挫くことが出来ました!
~完~

…じゃなくて!
せっかくのアミューズメントということなので、心行くまで楽しませてもらおうと思います
頑張った甲斐がありましたっす
せっかくなので、身体を動かしてみたいですね
あえての[POW]でいきます!アトラクション系のやーつー
旅団の人達もいたら一緒に回りたいっすね


イレーネ・ノヴァリス
・心情
人々がアミューズメントシップを楽しむ日常を守れたことを
喜びつつ自分もちょっとだけ楽しませていただきますわ

・行動
少しはしたないかもしれませんが、園内を歩きつつ、
チョコミントのアイスを食べてますわ(チョコミント派)
「結構、美味しいですわね…」
スペースシップワールドでもチョコミントが滅んでいないことに
安心しつつ舌鼓を打つ

観覧車に乗って上から園の全体を見下ろしつつ平和を噛み締めますわ
家族連れや恋人達で楽しんでいる市民の姿を見て、思わず笑みがこぼれる
「まあ、悪くない景色ですわね」



(あみゅーずめんとしっぷ……ようするに、遊び場じゃろう? そのために船の中にこんなものを造るとは、実に剛毅な世界じゃな)
 遊園地のスタッフから渡されたパンフレットにひと通り目を通すと、ガングラン・ガーフィールド(ドワーフのパラディン・f00859)はそう結論を出した。
 それなりに年を重ねてきた身。はしゃげるほどの遊び心もないが、だからと言って、スペースシップ側からの礼を無下にもできない。
 とりあえず休憩でもするかと向かったフードコートで、ガングランは知り合いと遭遇した。
「おお、イレーネではないか」
「あら、ガングランさん」
 そこにいたのは、イレーネ・ノヴァリス(Schneewalzer・f01072)だった。
 フードコードの中のアイスクリーム屋で、イレーネはチョコミントアイスを受け取っていた。
「それは……アイスか」
「ええ。チョコミントの。結構、美味しいんですのよ」
 お先に失礼と断りを入れてから、イレーネはアイスを舐めた。
 チョコレートの濃厚な甘さが広がるが、ミントのさわやかな香りと味がサッパリとした後味を生み出している。
 ここは、自分が育った世界とは異なる世界だが、チョコミントの味はここでも健在のようだ。
「嬉しそうじゃな」
「ガングランさんだって、好きな物を食べれば、自然と笑みがこぼれるでしょう?」
「まぁな。わしの場合は肉とビールじゃがな。
 ……では、わしも少々買ってくるかのう」
「わたくしは席を取っておきますね」
 ソーセージを焼いている店へと向かうガングランの背を、イレーネは見送った。

「あれ、イレーネさんじゃないっすか」
 ついさっき、同じように声をかけられたなと思いながらイレーネは声のした方へ振り返る。
 そこには、見知ったダイヤモンドボディの少女がいた。
「あら、狂さん」
「我々は悪の帝国の野望を挫くことが出来ました! ~完~」
 そう言い放った金剛・狂(は砕けない・f09749)に、背後霊のヒシガタさんが無言でチョップをする。もし喋れたのであれば「なんでやねん」と言ったかもしれない。
「痛っ!? もう、冗談なのに」
「とりあえず、おかけになったら? 立ち話も何ですし」
 イレーネがガングランさんもあとでいらっしゃいますよと言うと、狂は「では失礼して」と対面の席に腰を下ろした。
「狂さんは何か楽しまれてきたんですの?」
「ああ、行ってきたっす! トレジャーハント系のを」
 狂は先ほど体験してきたアトラクションについて語り始めた。
「制限時間内に、お宝をゲットせよっていう簡単なゲームなんすけどね。それなりに身体を使ったっすよ」
 そのアトラクションは、丸太の橋を渡ったり、傾斜のきつい崖をロープで登ったりというアスレチックめいたものから、レーザーが張り巡らされた室内をレーザーに触れずにくぐり抜けろというものまで、いろいろ組み合わされていたらしい。
「身体を動かして遊ぶの、楽しいかったっす」
 そう言うと、狂はメダルのようなものをイレーネに見せた。
「これは?」
「トレジャーをハントできた証……いわゆる参加賞ってヤツみたいっす」
 たまにはこういうのもいいっすね、と狂は笑った。

「盛り上がっているようじゃな」
 狂とイレーネが話に花を咲かせていると、ビールとソーセージを買ったガングランが戻ってきた。
「ガングランさん! いやあ、身体を動かすの、楽しかったっすよ」
「そうか。それは良かったのう」
「ガングランさんは何か体験してこなくてよかったんすか?」
「いや、わしはコレで充分じゃ」
 狂が問いかけると、ガングランは周囲をグルリと見回しながら笑ってみせる。
「コレが、おぬしらが、わしらが守った光景じゃ。この光景を誇るがよい。
 それを肴に酒を傾ける! これ以上の報酬があるものか。なぁ」
「たしかに、そうっすね!」
「ええ、悪くない景色ですわ」
 家族連れや恋人同士、友人グループなどが楽しそうにしているのを見て、狂とイレーネも相づちを打ったのだった。



 こうして、遊園地を備えたスペースシップに平和を取り戻した。
 またどこかで、銀河帝国による襲撃が起こるのかもしれない。
 だが、猟兵たちは何度でも銀河帝国を退け、この世界の平和を守り続けるだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月30日


挿絵イラスト