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アースクライシス2019②〜激闘の空で

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019

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●激闘の空で
「くそ……!!」
 無数のミサイルが射出され、噴煙を空に残す。
 砲口より轟音が放たれ、弾頭が大地を穿つ。
 幾度とない大爆発。
 膨大な軍備力、膨大な戦力。
 けれど、それを勇気と決意でなんとか食い止められている。
 ヒーローたちが、ヴィランたちが、国連軍が奮闘する。
 それでも、それでも忌々しげに舌打ちを打つ。
「なんなのだ……あいつは……!!」
 そう、ただ一人。ただ一人だけ。
 それだけが討ち取れず、戦線が押し込まれている。

●ロサンゼルス防衛戦
「ヒーローズアースにて戦争の勃発、つまり我々の出番、と言う事です」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は紫紺の瞳で猟兵たちを一瞥すれば、電子マップを展開する。
 そこに展開されたのはアメリカ西海岸、ロサンゼルスのデータ。
 ヒーロー・ヴィラン・国連軍からなるロサンゼルス防衛軍。
 彼らの手でぎりぎりのところで侵攻は食い止められている。
「しかし、オブリビオン軍を指揮する指揮個体ばかりはどうにもならないようです」
 そうして、その侵攻軍の指揮個体データが提示される。
 そこには、一体のオブリビオンのデータが示されている。
「我々猟兵は、ミサイルや砲弾、ユーベルコードの弾幕と言うカーテンを突破し、この指揮個体を葬る事を目的とします」
 提示される次のデータは無数の弾殻が飛び交う激闘の戦場。
 あまりにも危険な強行突破。
「指揮個体もそうですが、飛び交う弾幕も問題です。なんらかの防御手段や迎撃手段を駆使する必要があるでしょう」
 紫紺の瞳がまた猟兵たちを見つめる。
 無機質なカメラアイ、それが数瞬。
「当機は、イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
 特に問題はない、いつもの通りやればそれでいい。
 いつものように、定型句でアリシエルは括った。


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 ヒーローズアース戦争第一弾、ロサンゼルス防衛戦。
 無数のミサイルや弾頭が飛び交う中を駆け抜けてボスを討ち取る。
 オープニングで示した通り、迎撃手段があるとボーナスが入ります。
 頑張って駆逐してください。
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第1章 ボス戦 『堕悪魂『ダークソウル』』

POW   :    dye打撃
【ダークエナジー 】を籠めた【ダーク手刀やダーク握撃】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【精神やプログラム】のみを攻撃する。
SPD   :    dye変身
全身を【目の前の相手の悪落ちした時の姿 】で覆い、自身の【ダークエナジーと相手の強さ】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ   :    dye邪身
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【ダークエナジーで強化された悪堕ちヒーロー】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。

イラスト:透人

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠リカルド・マスケラスです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

霧島・クロト
お前は、人の弱さを知っているんだろ?
けれど――その反面、人の強さを知らねぇ

【高速詠唱】から『凍滅の顎』を【指定UC】で複製。
相手が空飛んでくる可能性が非常に高いんで
【視力】【暗視】で注視しながら、
流れ弾なんかの各種攻撃は【見切り】や【残像】で躱す。

相手には【属性攻撃】【鎧無視攻撃】【呪殺弾】【マヒ攻撃】の
氷の魔弾を【2回攻撃】の弾幕で仕掛けて動きを制限、
あるいは――そのまま『貰っていく』ぜ。

「ああ、知ってるさ。知ってるとも。そうやって怒りに身を任せて走れば楽だったとか、そんなのはとうに『過ぎた』事だ!!」
「だがな――俺は今を選んだんだよ。写し身になっただけで良い気になんなよ」
※アドリブ・連携可



●走り抜けた過去
 霧島・クロト(機巧魔術の凍滅機人・f02330)が北天の冷気、冷たき刃を作り上げる。
 降り注ぐ弾殻をその刃で打ち払う。
 目の前に立つオブリビオン、その姿が変貌するのを見届ける。
「お前は人の弱さを知っているんだろ?」
 同じように、黒い薄氷の刃を構える、"自分自身"に問いかける。
 答えなどは帰ってこないのは分かっている。
 目の前にいるモノは、堕ちて、狂った弱い、弱い自分。
「けれどその反面――――人の強さを知らねぇ」
 大地を蹴り、薄氷の刃が打ち合う。
 それは薄い氷とは思えぬ程の硬質な甲高い音をあげる。
 激しい剣戟の乱舞の最中、迫撃砲より発射された榴弾が降り注ぐ。
 それをまた刃で打ち払いながら、爆裂する戦場に二振りの剣戟が響き続ける。
 二人を分かつようにまた質量弾頭が飛来し、二人の距離が離れる。
「ああ、知ってるさ……知ってるとも……!!」
 無数の氷刃がクロトの周囲に浮かび上がると同時、ダークソウルの周囲にも魔刃が浮かび上がる。
 その氷刃と魔刃が激しく打ち付け合い、砕け散る。
「そうやって怒りに身を任せて走れば楽だった……!!」
 それは肯定の言葉。
 ダークソウルが歪に嗤う。
 今こいつは自分のことを肯定したのだ、と。
 ならば後は容易い、さあ、堕ちろ、落ちろ、墜ちろ――――。
 歪な三日月のような笑み、しかし、ドズン、と言う鈍い音が響いた。
 なんだ、何が起こった?
 その胸には、薄氷の魔刃が突き立っていた。
 その刃の延長線上、それを握ったまま、突き立てた男がいた。
「そんなのはとうに"過ぎた"事だ……!!」
 そう、激情に身を任せ、走って、暴れて、狂って。
 けれど、それは最早過ぎ去った昔の事で、過去の事で。
「俺は今を選んだんだ……!! 写し身になっただけで良い気になるなよ!!」
 薄氷が、その身にまとう冷気がダークソウルの身を縛る。
 同時、クロトは動けぬままの黒き闇に蹴りを放つ。
 サイボーグの怪力によって為されたその蹴りの威力は凄まじい轟音となって戦場を震わせる。
「立てよ、三下。まだ終わりじゃないだろ」

成功 🔵​🔵​🔴​

死之宮・謡
アドリブ歓迎

さぁさぁ開戦だ!愉しい愉しい殺戮の時間だ!血で血を争う無情の時を…さぁ、謡おうか…

(作戦概要を把握)

…………え…はぁ…【幽幻血統装具】…はぁ…
(底辺値までテンションが下がった後、砲弾の雨の中をドンヨリとしたオーラを背負いながら歩いていく)

嗚呼…何かもうこの戦場は如何でも良いや…取り合えずお前は死んでくれ…他の戦場に行くからさ?

▼戦闘
クレイアスターの射程に収めた後は身体能力に任せて侵食の「呪詛」と「破魔」を籠めた灰色の矢を無言で只管連射して抹殺
……ダークエナジー?効かないよそんなモノ…



●悪性変異
「さぁさぁ開戦だ!! 愉しい愉しい殺戮の時間だ!!」
 雑兵をぶった斬りながら、死之宮・謡(万界覆う死と狂気・f13193)は走る。
 弾頭が降り注ぎ、大地をえぐり、爆発する。
「血で血を争う無情の時……。……。…………」
 謡は目の前にいる闇色を見やる。
 そして、盛大にため息をついた。
 先程までのテンションはどことやら。
 砲弾の雨嵐の中、謡はその身を霊体と揺らがす。
「……はぁ……」
 ダークソウルはその姿を形取ろうとする。
 しかし、一向に姿を変えることが出来ない。
 何故か。
 困惑の中、灰色の一矢が黒影に突き立つ。
 侵食する呪詛が、その身を焦がしていく。
「……何故変われないかって? 当然だろ」
 今ここにいるのは悪の顕現、悪の具現、悪の化身。
 故にそもそもが悪であり、堕ちた先などは存在しない。
 絶望と闇と狂気と悪性のそのものであり、今の姿こそがあえて称するならば悪堕ちである。
「嗚呼……なんかもうここはどうでもいいや……とりあえずお前は……死んでくれ」
 灰色の矢、破魔にして呪われし一矢が無限に放たれる。
 それがダークソウルを射殺しようとしたその時。
 降り注ぐ榴弾がダークソウルを吹き飛ばして、ぽーんと吹っ飛んでいった。
「…………まぁ、いいか」
 最早元よりこの戦場に興味はなく。
 なれば、と足早に謡は立ち去っていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

草野・千秋
どんなに強力な兵器を揃えても
「人の手」ではオブリビオンに敵わないんですね
何やら少し悲しくもなりますが
僕たち猟兵が優先するべきは人の命
ここは僕らの出番ですよ
僕は住む世界、地球は違えど
ヒーローを志す者です
ロサンゼルス、本来なら人々の笑い声で満ちている天使の街です
救って差し上げねば!変身!断罪戦士ダムナーティオー推参!

飛び交う砲弾は怪力で壊し

行き交うUCや雑兵の攻撃は
自分の飛行UCで駆け抜けつつ
第六感、戦闘知識でかわす

四方八方からの攻撃に応じられるよう

悪堕ちなど決してせぬよう勇気をもってしてこの戦いに挑む

ダークソウルには怪力、2回攻撃、グラップル、武器改造で付与した氷属性攻撃で攻撃



●アブソリュート・ゼロ・インパクト
 降り注ぐ砲火の最中、大地を砕いてソレは来た。
 空の高みよりやってきたのは、草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)。
「ロサンゼルス……本来ならば人々の笑い声で満ちている天使の街」
 もうもう、と立ち込める砂塵を払うと同時、千秋は、そのベルトに手をかけた。
 瞬間、雷光の如く、その身は白き鋼を纏う。
「救うのがヒーローの道理ッ!! 変身ッ!!」
 その白き鋼を纏った男の名は――――。
 そう、住む世界、地球は違えど、どこであっても彼のやる事は変わらない。
「断罪戦士、ダムナーティオーっ!! 推参ッ!!」
 断罪の戦士、白き鋼、ダムナーティオー。
 大地を踏みしめ、闇の影に疾駆する。
 その闇は黒き鋼を纏う。
 それは不思議な程に千秋と似通っていて。
 そして、醜悪なまでに千秋と似ていなかった。
「この身に宿るは勇気、その決意と信念に揺るぎがなければ……!!」
 砲弾を拳で打ち砕き、飛び交う理外の理はその足で交わす。
 千秋が握りしめた拳、その拳に宿るは蒼い光、絶対零度の力。
「決して堕ちることなど、ないッ!!」
 放った一撃、闇の影の堕落の誘いを穿ち抜いて。
 アブソリュート・ゼロ・インパクト。
 絶対の零の一撃が、ダークソウルを撃ち抜いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

クトゥルティア・ドラグノフ
※アドリブ共闘大歓迎

戦争が起こったなら止めないとね!
洪水兵器、水生キマイラの私でも生きていけないほどのものなのだろうか。
なんにしても普通の人たちにとっては危険極まりない、絶対に止めるよ!

蒼色月光を使用して液体化するよ!
そうすれば高速で移動しつつ、大半の流れ弾は回避できると思う。
もちろん液体でも食らいそうな物は早々に【見切り】回避するよ!
避けられないなら、生成した高水圧ブレードでたたっ切るよ!

たどり着いたのなら、dye打撃だけは当たらないように細心の注意を払いつつ、【戦闘知識】をフル活用で攻めるよ!
時にはあえて【勇気】と【覚悟】を決めて【カウンター】で高水圧ブレードをその顔面に叩きつけてあげる!



●流麗にして自在なる水
 クトゥルティア・ドラグノフ(無垢なる月光・f14438)はその身を変異させる。
 その姿は流れ墜ちる海の水。
 蒼き、蒼き、月光の海。
「ここで侵攻は食い止めてみせるよ」
 ぎりぎりであった戦力バランス、それは猟兵たちの参戦で持ち直している。
 降り注ぐ砲弾の雨も、流水の彼女を止める事は出来ない。
 焼夷弾すらも彼女の身を焦がす事叶わず、水の剣にて寸断された。
「これがボスかな?」
 闇色の影、堕落を誘うもの、闇の魂。
 心を壊し、心を奪うもの。
 人の闇に巣食うもの。
「君を倒せばここは終わり。それじゃあ、いくよ!!」
 その身を青よりも蒼き月光の水に変質させたまま。
 繰り出される闇の瘴気を積み重ねた戦いの知識、智慧、経験がそれをいなしていく。
 海色の蒼刃が、闇の影を射抜き、切り裂く。
 けれど、決定打にはなりえない。
 だからこそ。
「勇気と……ッ!!」
 闇色の心を犯す一撃、それにあえて踏み込む。
 それは勇気ある行い、覚悟を決めた行い。
「覚悟ッ!!」
 闇の一撃が頬をかすめた。
 擦り傷のような傷が頬に走り、血を散らす。
 直撃は免れた、否、刹那で見切った。
「これでぇッ!!」
 そして、至近距離から、相手の勢いをも利用した高圧の水刃がダークソウルに叩きつけられる。

成功 🔵​🔵​🔴​

月待・楪
戦争らしい戦争ってやつだが…まさかな
…くそったれみてーな世界でも、故郷だ
ヴィランらしく、抗ってやるよ

…くは、最初っからフルスロットルでぶっ倒す
【先制攻撃】【黄昏】でヴィランとしての姿に変身
上がった反射速度で降り注ぐ弾丸も砲撃もミサイルも【見切り】ながら、全部まとめて【念動力】で軌道を捻じ曲げて敵に【カウンター】攻撃
間に合わねェのは雷電で撃ち落とす…!
飛翔能力で一気に接近したらカルタとガランサスで【クイックドロウ・2回攻撃】
ついでだ、敵のUCからその辺のやつらを【かばう・フェイント】
わざとこの身にまとってる火炎を反応させて攻撃

…ヴィランでもそれなりのプライドってもんだあんだよ



●塵のような世界でも
 月待・楪(Villan・Twilight・f16731)は、その身を変貌させる。
 その姿は、この世界において忌み嫌われるであろうヴィランの姿。
 だが、今はヒーローとヴィラン、そして世界の人々が共に戦っている。
 そう、クソったれみたいな世界であっても、そこに息づく人々は戦っている。
「……くそったれみてーな世界でも、故郷だ」
 降り注いだ弾丸も、降り注いだ砲弾も、降り注いだミサイルも。
 掲げた手に収束した見えない力場が受け止めた。
「ヴィランらしく、抗ってやるよ……!!」
 今や掲げた手に積み重なるは数多の攻撃、この世界の人々が放った一撃。
 手を振り下ろせば見えない力場に導かれ、ただ一つの闇影に炸裂する。
 轟音が響き、爆音が大地を揺るがす。
 さらに大地を踏みしめ、一気に肉薄すると同時に、身体から迸る炎と雷を叩き込んだ。
 至近距離から手にしたのはシグ・ザウエルP226。
 それを改造し、自分自身専用へと改良を施したもの。
 銘、カルタ、ガランサス。
 両手より放つ弾幕がその闇の魂を打ち据えていく。
 彼は元よりヴィラン、故に悪に堕ちた姿などなく。
 故に、ダークソウルは周囲に崩れ落ちているソレを利用してけしかけようとする。
 だが、突然鉄火の弾幕は止まり、闇の瘴気は目の前の男に、ヴィランに受け止められていた。
「……驚いたか? そりゃあ驚くだろーな」
 闇の瘴気を一身に受けながら、楪は吐き捨てるように言った。
 そう、悪であれ、とされた男が人助け? 闇影であるダークソウルには理解は出来ない。
「ヴィランでもそれなりのプライドってもんがあんだよ……!!」
 闇の瘴気を振り払い、手にした二挺が火線を叩きつける。
 とどめと言わんばかりに焔を纏った蹴りが放たれ、その身を浮かす。
「……覚悟は出来てんだろうなァッ!!」
 ヴィラン・トワイライトはここにある。

成功 🔵​🔵​🔴​

甲斐・ツカサ
ロサンゼルスって高い建物が沢山かと思ったら、そうでもないんだねー。
高い所からの名乗りとかカッコ良いと思ったんだけど、仕方ないや!

仕方が無いから、ミサイルに乗ろう!
風の指先を広げて弾丸を受け止め、そのまま投げ返す!
ミサイルは勢いを殺して上に乗っかって、電脳ゴーグルを使ってハッキング!
ミサイルの制御を奪ったら、弾丸より速く加速して高く高く打ち上げよう!
赤いマントと白いマフラーをはためかせて、オレがここにいるって事を味方にも敵にも知らしめてから、急降下!
そのまま堕悪魂にミサイルごと突撃だ!

オレの心をそのまま攻撃?
来るって覚悟してれば怖くないね!
むしろ勇気を見せて耐えきって、防衛軍を奮い立たせよう!



●果ての果てまで吹く風は
 空を切り裂く飛翔体。
 その上に仁王立ちする少年がいた。
 指先を振るい、共に飛ぶ無数の飛翔体に干渉する。
 無数の砲弾が、その指先にこめられた力、風によってその質量を加速させる。
「さあ……行こうッ!!」
 甲斐・ツカサ(宵空翔ける冒険家・f04788)の新たなる冒険記はここより始まる。
 刻まれる物語、その一端、その一つ。
 勇気あるひよこの物語、その一頁、その始まり。
 赤い外套と白いマフラーが、高速で飛翔するミサイルの上が故に大きくたなびきはためく。
「オレは、甲斐・ツカサだぁッ!!」
 その叫び、少年はここに在り。
 戦場にその名を知らしめる為に、戦いの始まりの名乗り口上。
 同時、ハッキングしたミサイルがより速く、より高く、火を噴いた。
 噴煙が蒼い空を切り裂いて、赤き炎が空を昇る。
「行くぞ……!!」
 軌道修正、その身は是より大地へ墜ちる。
 膨大な量の推進剤を燃焼させ、さらにその身を加速させる。
 同時、ツカサは跳躍する。
 インパクト、大地と空を震撼させる程の音が響き、爆裂する。
 ミサイルから飛び降りて着地したツカサはその身に風を纏う。
 爆煙をかき分け現れたダークソウルは、無音の咆哮をあげ、その少年の心を侵食し、汚染しようとする。
 しかし、その瘴気は果てなき遠くを見据え、果てなき道を歩む少年の心を、纏った果ての果て、その彼方まで届く風を超えられない。
「どうしてかわからないって顔してるね!!」
 当然だ、その少年の心は犯せない。
 その少年はいつも、前を見て彼方を見て歩き続ける。
 その瞳は遥か遠く、星の彼方、刻の彼方を見つめ、その足は歩き続ける。
 勇気と言う最強の武器を纏った少年の心は壊せない。

成功 🔵​🔵​🔴​

栗花落・澪
万一のために★Venti Alaに風魔法を宿し
翼とダブルでの【空中戦、空中浮遊】

Venti Alaは万一翼を狙われた時の保険
どちらかが無事な限り、僕は飛び続ける事が出来る

【激痛耐性+オーラ防御】を纏い
ミサイル、砲弾は【聞き耳】で方角とタイミングを聞き分け対処

ユーベルコードは
常に周囲の状況に注視し発動の前触れを【見切り】回避

回避が難しい流れ弾には★爪紅の【投擲】で相殺

ボスの元に着いたら足場に★どこにでもある花園を展開
闇に【破魔】は効きそうだし
【指定UC】を発動し、【催眠歌唱】で敵の集中力を奪いながら
操る花弁で悪き者のみを祓う浄化攻撃

死亡者はともかく…気絶者を傷付けるわけにはいかないしね



●風を歩む
「それじゃあ行こうか」
 その靴に風の魔力が宿り、風の翼が生じる。
 その翼は虚空を打ち、彼の身が浮かび上がる。
 栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はその身をロサンゼルスの空に飛ぶ。
 飛来する無数の飛翔体は決してその身に当たる事はない。
 ただ、打ち出され、射出され、推進力のままに空を飛ぶ。
 それだけしか出来ない砲弾もミサイルも、空を自由に舞う彼を捉える事は出来ない。
 空の高みより、ダークソウルの前に降り立つと同時、壮絶な戦場は一瞬で花園へと切り替わる。
「香り高く舞い……」
 指先を突きつける。
 風が吹きすさび、花びらが舞い踊る。
 倒れ伏したものを弄ぼうとする悪しき力。
 それは花びらにこめられた破邪の力が打ち払い、撃ち落とし、打ち祓う。
「遊べ」
 そして吹きすさんだ破邪なる花嵐がダークソウルを侵し、冒し、犯す。
 闇なるもの其の物であるソレにとって破邪の力は天敵に等しかった。
 その闇が浄化されていく。
「死亡者はともかく……気絶者を傷つけるわけにはいかないしね」
 その花嵐は、守りにして、悪意あるモノに対する剣であった。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
※悪堕ち姿:故郷の吸血鬼に敗れ手先にされた生ける屍

……これが私のつもり?
だとすれば負ける訳にはいかないわね。決して

UC【天災輪舞】を発動、此方も超高速の《空中戦》でお相手するわ
飛び交う弾幕は動きを《見切り》、《地形の利用+踏みつけ+ジャンプ+ダッシュ》で足場代わりに活用するとしましょう

敵の遠隔攻撃には雷羽の《属性攻撃+破魔+範囲攻撃+乱れ撃ち+誘導弾》を、近接攻撃にはダガーと体術の《怪力》を当てて《早業+カウンター+先制攻撃+2回攻撃》で迎撃と追撃を同時に行うわ

姉様を見つけるまで、ダークセイヴァーを解放するまで、私は絶対に負けられないの
だから消えなさい、弱い私
貴女を踏み超えて私は先へ進む――!



●天に踊る厄災の舞
 その翼は蒼穹を打ち、その身は蒼き稲妻を纏う。
 触れたモノを焼き焦がす羽が散る。
 飛び交う弾丸を踏みしめて、飛び交うミサイルを足にして。
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は空を舞う。
 ダークソウルに宣戦布告するかの如く、炎の羽弾が叩きつけられた刹那。
 その身が溶けるかのように消えて、そして姿を生じさせる。
 みすぼらしいほどに朽ちた体、その目は落ち窪んで、けれど赤く爛々と光り。
 その翼は肉が削げ落ちて最早空を舞うことも叶わない。
「……それが私のつもり?」
 そう、それは故郷の宿敵に敗れ、そしてその手駒とされた生ける屍。
 自らの在り得た末路――――否、今もなお微かに存在する可能性の末端。
「だとすれば負ける訳にはいかないわね、決して……!!」
 カタリナの身より迸る蒼き雷が放たれる。
 その削げ落ちた骨の腕より、紅き雷が放たれた。
 蒼紅が絡み合い、爆ぜて爆裂する。
 翼より焼き焦がす赤き羽を放つ。
 骨の翼から凍てついた絶対の冷気が放たれ互いに焦がし、凍らせ合う。
「姉様を見つけるまでは……ダークセイヴァーを解放するまで、私は絶対に負けられないの……」
 短刃を抜き放つと同時、その骨の腕が変じた骨の槍より突きが繰り出される。
 刃がその骨槍を打ち払い、そしてその枯れた腕では最早繰り出せぬ、生あるモノがゆえの力を込める。
「だから……消えなさい、弱い私……ッ!!」
 こめた力は生命ある叫び、願いを抱えたものの咆哮。
 それは決して堕ちぬと言う決意、そして踏み越えてゆく者の覚悟。
 短刃が闇の姿を切り裂き吹き飛ばす。
「貴女を踏み越えて、私は……先に進む」
 決意と勇気、そして覚悟が闇を振り払う。
 目の前にあるのは最早ただの黒い闇。
 そこには、生きる屍の姿はもうなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ソラスティベル・グラスラン
ただ一人……そうですか、あの黒いヒトガタを倒せばよいのですね?
後はわたしたちに任せてください。すぐに終わらせてきますのでっ
皆さん!いざ、勇猛にっ!!【鼓舞】

【盾受け・オーラ防御】で身の守りを固め突撃
【見切り】で弾幕をかわし、または【怪力】を籠めた盾で容易く弾きます
意識外からの攻撃は【第六感】で回避

それでも駄目なら…ここが【勇気】の見せ所です!
これがわたしの、【勇者理論】!!(防御重視)
ダークエナジーであろうとも【気合】で!
勇者理論はわたしの精神、魂から湧き出る無限の【勇気】そのもの
そう易々と砕けると思わぬことです…!

強引に、力尽くで、ただ只管に前へ、前へ!
あの魂に、わたしの大斧を叩きこむ為に!



●勇気と気合と根性と言う名の法則理
「すぐに終わらせてきますので、さあ!! 皆さん、いざ、勇猛にッ!!」
 ソラスティベル・グラスラン(暁と空の勇者・f05892)は勇気ある者の体現者である。
 勇気があれば、気合があれば、根性があれば、戦える、守れる、救えるのである。
 それは蛮勇にもなろう。
 それは無謀にもなろう。
 されど、そう、けれども。
 気合も根性も、そして勇気も、それは力となるもの。
 ソラスティベルの身体に闘気が満ちてあふれる。
 具現化し、具現視できるほどの膨大な気は、天然の城塞。
 踏みしめた大地、そこを蹴り抜く。
 大地が砕け、へしゃげ、彼女は走り出す。
 降り注ぐ弾幕なんてなんのその。
 彼女の胸にある抱いたもの、それは勇気。
 自身の奥底、精神、そして、魂、その根底。
 その起源とも言えるそこから湧き出るものは決して絶える事もなく、朽ちる事もない絶対の法則理。
「わたしの心は決して朽ちず、絶えず、砕けません……!!」
 勇気と気合と根性と言う名の法則理。
 絶対のルール、それは世界が化した法則ではない。
 彼女が定めた彼女だけの法則理(ルール)である。
 故に、それは決して彼女を裏切らない。
 ダークソウルと言う闇の影が放つ闇への誘いには決して穿つ事の出来ぬ鋼の心。
 強引なまでに、力尽くなまでに、ただひたすらに前へ、前へ。
 闇を切り裂き、突き進み、そして振りかぶる。
 その手にしたものは鋼の大刃、勇気と気合と根性によって振りかぶられたそれは。
「叩き込みますッ!!」
 振り下ろされ、闇の影に深々とした傷を残し、大地を砕く。

成功 🔵​🔵​🔴​

胡蝶花・空木
ちょっと現実逃避したくなる光景ね
これじゃホントに戦争じゃない

……はあ気合いれないと

●迎撃
ユーベルコードで自己強化
高速飛行で空中から敵陣に突っ込むわ
その際は名乗りを上げて、存在感で弾幕をこちらに引きつける

「さあ、ウィンターサイレンスが相手になってあげるわ。行くわよ!」

弾幕に対しては、絶対零度のオーラを利用して氷の盾を構築
盾は可能な限り大きなものにして、私以外の仲間もかばえる大きさに
盾は破壊された端から私が作り直してあげる
最終的にはそのまま盾を質量兵器として打ち込んであげるわ

●戦闘
精神攻撃なら気合と覚悟で乗り切ってあげるわ
最低限、一発拳を叩き込むまでは止まらないわよ

「あんまり……私を舐めるな!」



●戦争と言う名の戦場。
「……ちょっと現実逃避したくなるわね」
 胡蝶花・空木(ウィンターサイレンス・f16597)は遠い目をした。
 目の前に繰り広げられている光景。
 それは正に戦争としか言えない状況。
 否、これはまさしく戦争なのである。
「……はあ、気合いれないと……」
 現実から目をそらしてはいられない。
 今、戦うべき相手がいて、そして、今、救うべき人々がいる。
 ならば、ヒーローは戦わねばならない。
 その身に白銀の闘気を纏い、空木は、ウィンターサイレンスにへとその身を変える。
 空に高く舞い上がり、そして高らかに叫ぶ。
「さあ、ウィンターサイレンスが相手になってあげるわ。行くわよ!!」
 名乗り口上、衆目の目をひきつけてやまないヒーローの叫び。
 無数の弾丸が、無数の砲弾が、無数のミサイルが彼女に目掛け放たれる。
 絶対零度が大気を氷結させ、巨大な盾と化す。
 薄氷などとは言えぬほどの分厚い氷の盾、否、氷の壁がひきつけられた多くの砲撃を受け止める。
 受け止め、そして、凍らせ、さらにその壁は分厚く、硬く、大きくなっていく。
「さあ、返してあげるわ!!」
 巨大になった氷壁、それ其の物を弾丸として、闇色の魂目掛け投げつける。
 質量弾頭と化した巨壁は、的となったそれそのものを飲み込み、大地を陥没させ、砕け散った後に内包していた無数の弾頭が爆裂する。
 だが、それでも死滅しない闇色の魂が、心を犯し、壊す闇の波動を放つ。
 闇の覇道を受けてもウィンターサイレンス・空木は決して表情を変えない。
 強い心の力が、気合と言う根性、そして、ヒーローとしての覚悟が。
 その心を壊す闇を振り払う。
「あんまり……私を舐めるなッ!!」
 絶対零度を纏った拳、それがダークソウルの顔面に振り抜かれ、大気を震わせ吹き飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

フェルト・ユメノアール
ヒーローもヴィランも力を合わせて頑張ってる!
なら、ボクたちも負けてはいられないね!

『トリックスターを投擲』して敵を牽制しつつ誘導する
狙うは戦場の中でもっとも弾幕が厚い場所
流れ弾に当たらないように姿勢は低く、ステップで回避行動を織り交ぜながら慎重に……

そして、狙いの位置についたらUCを発動
この瞬間を待っていたよ!
さあ、夢幻の射手のご登場だ!現れろ!【SPトリックシューター】!
弾幕が飛び交っているなら逆にそれを利用する!
ボクはトリックシューターの効果発動!
戦場に飛び交う弾幕を吸収、その威力を自身の戦闘力に変換
そして、その吸収した大量の武器を相手に撃ち込む!アサルトレイン!



●無限と夢幻の射手
「ヒーローもヴィランも力を合わせて頑張ってるッ!!」
 ならば、猟兵(イェーガー)たるフェルト・ユメノアール(夢と笑顔の道化師・f04735)も負けてはいられない。
 その手にしたダガーを投げつけて、闇色の魂を引きつける。
 流れ弾には決して当たらぬように、誤射にも決して当たらぬように。
 姿勢は低く、足取りは軽く。
 闇色の魂の攻撃も阻害しながら、そして遂に狙いは定まった。
「この瞬間を待っていたよ……さあ、夢幻の射手のご登場だッ!!」
 フェルトの身より強い力場が生じる。
 殲滅の弾幕が一瞬で彼女の方に惹きつけられた。
 無数の榴弾が、無数の焼夷弾が、無数のミサイルが、彼女の周りをぐるぐると回りだす。
 無数の光弾が、無数の魔法が、無数の炎が彼女の力場に飲まれ、彼女の力と化す。
「現われろ、SPトリックシューターッ!!」
 引き寄せられ、あるいは吸収された大量の"弾丸"たちが生じる。
 そして、彼女の纏う力場、その引力を反転させ同時に射出された。
 間断なく降り注いでいた弾幕、そのことごとくを引き寄せ、受け止め、吸収した。
 なれば、その全てを同時に放つと言う事、それはつまる所。
 隙間と言う隙間すらない完全な面である弾幕の完成。
 避けるなんて言う事は決して出来ない完全で、完璧で、無欠の面制圧。
 闇色の魂は回避も防御も出来ぬまま、それに飲み込まれ爆裂する。
 最早散り散りになったに等しいその身を再構成しながらも、ただ一人のソレはなお立ち続けていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

鍋島・小百合子
【黄朱】

人の命が危機なれば誰かが助けねばなるまい
肥前が女武者の意地を見せよう

「我は振るう嵐の力宿す降魔の刀…雷雨舞え!」
UC「精錬降魔刀」発動
水と風と雷を複合した属性の魔刀(太刀型)を創造
魔刀に確固たる信頼を抱き、飛んでくる弾や光を一太刀の振るいから発せられる衝撃波にて薙ぎ落とす(なぎ払い、属性攻撃、範囲攻撃併用)

弾幕が止んだ機を見てダッシュにて距離を詰めて敵の懐へ

残像で翻弄しつつ魔刀の剣戟、反撃には懐の小太刀による一撃を叩き込む(鎧砕き、咄嗟の一撃併用)
攻撃は残像を用いた回避を意識、捌ききれない場合は武器受けの防御でできる限り抑える
敵の隙を見てユーフィ殿と連携攻撃
わらわ達の底力を見せようぞ!


ユーフィ・バウム
【黄朱】

人々が暮らす都市を守れずしてなんの猟兵ですか!
守りますよ!

まずは飛んでくるミサイルや弾頭への対処
【属性攻撃】で武器にめいっぱい風の属性を込め、
【力溜め】つつ振るい、【衝撃波】を生み出して
弾幕を敵陣のほうに吹き飛ばします!

弾幕が止むタイミングで
【ダッシュ】で一気に駆け抜け、ボスのもとへ向かいましょう


ボスのdye打撃には注意して【見切り】
逆に【カウンター】で《トランスバスター》の拳を
叩き込みましょう
残念ですが、至近距離は私の間合いですっ

敵の攻撃を避けきれなかった場合は【オーラ防御】を
フル展開、耐えしのぎますよっ

鍋島さんとは連携を密に攻撃
共に戦えるのは心強い!堕悪魂なんてぶっ飛ばしましょう!



●肥前が女武者と森の勇者、嵐の如く
「人の命が危機なれば誰かが助けねばなるまい」
「人々が暮らす都市を守れずしてなんの猟兵ですか!!」
 鍋島・小百合子(朱威の風舞・f04799)とユーフィ・バウム(セイヴァー・f14574)が並び立つ。
 肥前の女武者、そして、密林に住まう森の勇者。
 両雄が並び立つは天使たちの戦場。
「我は振るう嵐の力を宿す降魔の刀……雷雨、舞えッ!!」
 小百合子の手に水と風と雷の力が収束し、太刀となる。
 振るう刃は嵐を巻き起こし、砲弾を切り払い、ミサイルを吹き飛ばし、魔炎を消し去る。
「お手伝いしますッ!!」
 ユーフィがその魔刀の嵐に合わせ、創世の大剣と謳われる剣に力をこめる。
 風が刃を逆巻き、それを振るえば竜巻が巻き起こり、放たれる砲火の群を飲み込んでいく。
 二人の武芸者並び立てばそこは最早豪風地帯。
 嵐の如き砲火の群は文字通りの嵐に飲み込まれ消えていく。
 嵐が吹きすさび、そして止んだ頃、弾幕と言う名の嵐も止んでいた。
「好機ッ!!」
 小百合子が大地を踏み砕き、一気に肉薄する。
 嵐の力、そのものをその刃に秘めた太刀の一撃。
 それが闇の魂を引き裂いた。
 決して血は零れ落ちない、それは生きているものですらない。
 闇の魂の心を壊す一撃が繰り出されるも、それに合わせるように小太刀がその腕を打ち据える。
「わらわ達の底力、そして連携を見せようぞ……!!」
「鍋島さんと共に戦えるのは心強いッ!! 堕悪魂なんてぶっ飛ばしましょうッ!!」
 二人の連携攻撃、ダークソウルを追い込んでいく。
 そんな最中、小百合子に一瞬の隙が生じる。
 チャンス、と言わんばかりにダークソウルはそこに打ち込む。
 否、"打ち込んでしまった"。
 撃ち込まれた小百合子が揺らいで消える。
「残像よ」
 小百合子はすでに背後にいた。
 そして打ち込んだ先に待ち構えていたのはユーフィ。
「残念ですが、至近距離は……私の間合いですッ!!」
 ほぼ零距離に等しいその状態から、ユーフィのトランスバスターが放たれる。
 鍛え上げられたその肉体より放たれる拳。
 大地を踏み抜き、完全なカウンターの形で撃ち込まれたソレは惜しみなく全ての破壊力をその身に伝える。
 吹き飛んだ先で待ち構えていたのは小百合子、構えるは嵐の魔刀。
「降魔刀……雷雨ッ!!」
 太刀が逆袈裟に振るわれ、雷雨を纏った竜巻が生じ、ダークソウルを飲み込んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ダビング・レコーズ
作戦領域に到達
これより戦闘行動を開始します

【POW・全歓迎】

敵は暗黒の思念そのものですか
精神や思考を侵す攻撃手段を有しているようですね
これを撃破すれば戦況は防衛軍側の有利に傾くのでしょう
破壊します

まずは敵の攻撃手段を封じましょう
速力と運動性を駆使し弾幕をすり抜けつつ接近
ルナティクスにて武装破砕を発動
隙を置かずにスヴェルで打突し制圧射撃で追い討ちを掛けつつ再度接近
体勢を整える時間は与えません
ユーベルコードを反映させていないルナティクスの一閃で撃破します

飛び交う弾幕は低威力の物ならばEMフィールドで中和し無視
ミサイル等の迎撃が可能な物ならばセントルイスを照射モードに切り替え薙ぎ払います



●白銀機、激闘の空にて
「作戦領域に到達。これより戦闘行動を開始します」
 輸送機より、パージ。
 ダビング・レコーズ(RS01・f12341)はそのまま自由落下を開始する。
 戦闘領域に到達と同時に、出力を戦闘域(ミリタリー)まで上昇。
 フライングユニットにエネルギーの流入を開始、スラスターに蒼い火が灯り、ダビングの機体が滞空を開始する。
 空に現れた白き機体に目掛け無数の砲火が叩きつけられる。
 同時、スラスターの流入エネルギーを増量、出力が一気に高まり、爆発したかのような勢いでその身が加速する。
 ただの速力を以てしてあらゆる砲火を戦場の空に置き去りにする。
 かろうじて当たるであろうものもEMフィールドの前に阻まれ、その装甲を貫徹するに能わず。
 質量だけでも相応のダメージを与えられるであろう実体弾は、実体があるが故に荷電粒子スマートライフル・セントルイスの照射の前に溶断され爆散する。
「ルナティクス。ウェポンブレイク、スタンバイ」
 荷電した粒子線が柄より形成され、ブレードエッジの形状で固定される。
 特殊な振動数を維持したまま、速力のままにダビングはダークソウルに肉薄する。
 敵の攻撃よりも速く、早く、疾く、荷電一閃。
 その突き出された腕が固有振動による共振によって破損し、そして粒子線の熱量によって溶断された。
 痛みにもがく暇すらなく、大型の多積層実体シールドがその身に叩きつけられた。
 加速のままに叩きつけられたその衝撃は言うまでになく、闇の体がくの字にへし折れる。
 刹那のタイミング、セントルイスのセレクターレバーを照射より速射に切り替える。
 荷電粒子弾が弾幕の如く吐き出され、衝撃で吹き飛びかけたその身に風穴を開けていく。
 その体に最早抵抗力はなく、大地に墜ちようとしていた。
 しかし、ダビングはその骸を大地に墜とすことなく、背のスラスターを噴かせて加速する。
 すれ違いざまに、ブレードが振り抜かれ、その骸が上半身と下半身から分かたれた。
「敵対象の撃破」
 最早、確認する余地もなく、白銀の装甲。
 その背で分かたれたそれが塵に変えるように消えていった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年11月03日


挿絵イラスト