アースクライシス2019⑤〜UFOを持つ猟兵
「みなさん、グルーム・レイク空軍基地って有名らしいんですけど、知ってますか?」
都市伝説に詳しくないグリモア猟兵の空葉・千種(新聞購読10社達成の改造人間・f16500)はコンビニで売ってそうな都市伝説雑誌でグルーム・レイク空軍基地を調べながら説明を始める。
グルーム・レイク空軍基地とはいわゆるエリア51。アメリカ合衆国の西側、ネバダ州に位置し『宇宙人に関する政府の機密情報が保管されている』なんて噂が絶えない怪奇マニアにとっては有名な米軍基地であるのだが……、
「なんの因果か宇宙人に占拠されちゃったんですよねー。コレがその宇宙人プルトン人の写真です」
そう言って差し出した写真に写るはパワーアーマーらしき何かを身に着けた少しオークっぽい宇宙人。かの有名なグレイ型宇宙人と違って見るからに屈強な体つきだ。
「このプルトン人さんはエリア51に一人用UFOを集めて制空権を確保しようとしているようなんですが、これ多分私達でも動かせるんです!」
猟兵たちでも動かせるということは戦力として運用できるということ。空中に浮かぶラグランジュポイントへ多くの猟兵を送り込むためにもこの機会を逃すわけにはいかない。
「ですから、今回の作戦はエリア51の奪還ではなく潜入です!各々気に入った一人用UFOを奪い取り、盗んだUFOで空中を爆走……爆飛行?してやりましょう!盗んだのがバレたらすぐ追撃が来ますがみんなならうまく撃墜されずに逃げられるはずです!」
千種はぎゅっと拳を握りしめて叫んだ後、タブレットを操作してエリア51近辺への転送準備を始める。
「最後にもう一度確認なのですが、今回の作戦は『戦闘ではなく潜入』です。私達の存在が発覚するとUFOが爆破処分されたり、別の場所に移動されたりするので『見つからない』ようにするか、『気づかれる前に倒す』事をおすすめします」
猟兵たちの瞳に映る景色がアメリカ合衆国のものに切り替わっていく。エリア51から少し離れた場所に猟兵たちを転送した千種は「武器は現地調達じゃないから大丈夫です!」とよくわからない応援で一同を送り出した。
岡崎三号
こんばんは。
某スパイ映画は見ようと思ってディスクを積んでいる岡崎三号です。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「アースクライシス2019」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
さて、オープニングでも説明したように今回は⑤番のエリア51への潜入任務です。『敵に見つからない』ことと『気づかれる前に倒す』ことがプレイングボーナスの対象となりますので積極的に狙っていただけたらと思います。
なお、今回奪取する一人用UFOなのですが、形状をプレイングにて指定していただけたら可能な限り反映させていただきます。バイク型や車型でも『乗ってもキャラが隠れない』なら問題ありませんのでお気軽にご指定ください。指定がない場合はちっちゃいガラス付きアダムスキー型になります。
それでは、皆様のプレイングお待ちしております!!
第1章 冒険
『UFO奪取ミッション』
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POW : 巡回中のプルトン人を襲ってUFOを奪取。強行突破で追手を振り切って脱出します
SPD : 巡回と巡回の間隙を縫って潜入しUFOを奪取。ハイスピードで追手を振り切って脱出します
WIZ : 綿密な潜入作戦を立ててUFOを奪取。頭脳的な作戦で追手を振り切って脱出します
👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
テト・ポー
潜入。
あんまり壊したり、音たてたりしないほうがいいよね。
UC「食欲の主張」で身体を強化しつつ、隙を見計らってこっそり入り込もうかな。
隠れるところがなければ天井付近をぺたぺたと蜘蛛のように進めないかな。
僕の場合、食堂付近さえ避ければかなりの強化は期待できるからね。
宇宙人の食事、気になる。
もしも敵に見つかったら、人間解体用の【医術】を参考に、いい感じのところを殴って気絶させて、適当なロッカーとかに隠しとこ。
【怪力】とか使えば最悪なんとかなると思う。
格納庫についたら、スケボーみたいなのがあれば拝借。
ついでに他の猟兵のために格納庫から離れてちょっと暴れる。
具体的には窓から帰る! ヤッホーゥィ!!!
●シュレーディンガーの食堂
「ごあっ!?」
上空からプルトン人の頚椎に蹴りを加え、一瞬で気絶させたのはグルメツールを天井に突き刺して張り付いていたテト・ポー(腹ペコ野郎・f21150)だ。
気絶させたプルトン人の身体をロッカーにしまいながらも彼の意識はプルトン人ではなく、すぐ近くの案内図にあった。
(宇宙人の食事、気になるけど……)
彼は現在、最短ルートである食堂を通るルートを避けて侵入を行っている。彼のユーベルコード『食欲の主張』の発動条件である【常においしいものが食べたいという食欲】を考えると、多少目立つルートでも食堂を通ったほうが良いような気がするが彼はあえてそれを行わなかった。
……なぜなら『常においしいものが食べたい』ということは逆を言うと『美味しくないものを避けたい』ということである。
もしバーチャルキャラクターとプルトン星人の味覚に大きな差があったら?もしとても可食用とは思えない風味だったら?
テトがフードファイターである以上、食堂を通った際につまみ食いをする可能性は低くない。もしかしたら戦闘に巻き込まれて料理がだめになってしまうかもしれない事を踏まえるとなおさらだ。
しかし、下手なチャレンジをうってとんでもなくまずいものを口にしたら凄くがっかりする上に自身も弱体化する最悪の結果となる。
だからこそ、彼は自身の欲望を抑え食堂を通らないルートで潜入を行ったのだ。
しばらくして、彼は格納庫に置かれたスケボーのような機械にたどり着く。後はこれに乗って引き返すだけ。ミッションコンプリートを目の前にしながらも彼はスケボーを抱えて基地の中に戻っていく。
(……そう、これは陽動。他の猟兵の成功率をあげるためだから仕方のないことなんだ)
そう考えながら彼が手をかけたドアには『食堂』と書かれており……、
「ヤッホーゥィ!!!」
強かに窓ガラスを破る音とテトの叫び声がエリア51に響き渡る。UFOの追撃を避けながら空中を走るテトの両手には宇宙産らしきレトルト食品が抱えられていた。
大成功
🔵🔵🔵
紅月・美亜
つまりスニーキングミッションという訳だ。ネイキッドでなくて良かった。CQCとか出来ないしな。
まずはUNCHAINEDを使って偵察、警備ルートを把握して慎重に進む。どうしても迂回できない場所ではSILENCEを頼る事になるな。それでも駄目ならGALAXYで眠らせる。目指せノーキルノーアラートだ。
そして私が奪取するUFOは……
「こ、これは……凄まじく撃ち落とされそうな気がするのだが」
所謂UFOらしい見た目ではあるのだが、撃つと高得点が入るアレに似ている……あまり乗りたくないが仕方あるまい。指揮官機としては丁度いい。
●300点を狙え!
「つまりスニーキングミッションという訳だ」
基地の地形、敵の視界、移動パターンなど多くの情報を元に痕跡も残さずエリア51を進んでいくのは紅月・美亜(厨二系姉キャラSTG狂・f03431)だ。
敵を迂回し、警備入れ替えのタイミングを突き、時には視線をそらした僅かな隙を狙って通り過ぎる。どこかのネイキッドと違って武器も装備も持ち込み放題なら彼女のゲーム経験でこのミッションをこなせないはずがない。
やがて美亜がたどり着いたのは敵が通路の入り口を塞ぐ一本道。
金網でできたここの床は細いうえに音が響きやすいので透明化でも敵を避けられる保証はなく……その上最近のは透明化を使うと高いランクが取れないことも問題だ。きっとSILENCEを使うべきはここでない。
「動くな」
「……!貴様ぐぁ……っ」
たまたま持ってたカプセルトイのカプセルを遠くに投げ、その音に引かれているうちに回り込んでホールドアップ。抵抗されそうだったのですかさずGALAXYを打ち込み相手の意識を奪い取る。
「目指せノーキルノーアラートだからな。天国の外側で勘弁してやろう」
美亜は眠ったプルトン人を天国に送ることなく、両脇に腕を入れてひきづり近くの配電盤の中にしまい込む。ここを超えれば目標は遠くないはずだ。
「こ、これは……凄まじく撃ち落とされそうな気がするのだが」
美亜が見つけた一人乗りのUFO。それは紫なんだかピンクなんだかよくわからないどぎつい色をしたUFOで、明らかに隠密行動には向いてない。何ならスゴクカクカクした形状なので積極的に撃ち落としたくなるような代物だった。
「……指揮官機としては丁度いい」
だが、今から他の機体を探すには時間が足りない。STGマニアが撃ち落とされる側に回る決死の逃避行が…………、
「おい、地球人の対空砲を使ってあのUFOを撃ち落せ!」
「駄目です!追撃に出ているインベーダーが邪魔で射線が通りません!」
別に始まらなかった。美亜が乗り込んだUFOは高度制御に優れていたらしく、追撃UFOを振り切ってはるか高空までたどり着く。何なら追撃UFOが盾になって地上砲台の攻撃が当たらないぐらいだ。
「そうだよな。撃つと高得点が入るなら当たりづらくするよな……」
なんだかんだで掘り出し物を拾えた美亜はUFOの上に座りながらも、逃しては悲しくなる隠しボーナス機に思いを馳せエリア51をゆうゆうと飛び去るのだった……。
大成功
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亜儀流野・珠
宇宙人にUFOか……はは、スケール大きくてもうわけ分らんな!
まあ戸惑っている場合でもないしな。さっさとUFOを頂くとしよう!
幸い潜入なら得意だ!透明な俺の分身、「透珠魂」と共に木槌「砕」を持ち潜入だ!
隙が突けそうな油断してる相手には俺が襲い掛かり、それが難しい場面は分身に襲わせよう。
なるべく倒していく。その方が他の者が潜入しやすいだろう!
UFOもなるべく守る者を倒してから奪おう。
全滅が難しければ隙を突いて奪う。
奪うのは俺が一機、隙があれば分身にもう一機を奪わせよう!
二機が難しそうなら分身は足止めだ!
「宇宙人にUFOか……はは、スケール大きくてもうわけ分らんな!」
とかいいながら宇宙よりは小さくとも十分に広大な基地を駆け回るのは亜儀流野・珠(狐の恩返し・f01686)である。
効率的なルートを避けあえて遠回りをして格納庫へと向かうのは後続のルート確保のため。
「貴様!どこから入ってきぐぁっ!」
「お前の前と後ろからだぞ!」
自身が陽動を行い透明な分身でプルトン人を仕留めるコンビネーションで敵が報告を行う間もなく敵を仕留めていく。
彼女が通った後にはまともに戦えるプルトン人は存在しない状況となった。
順調に敵を殲滅しながら格納庫へとたどり着く珠。基地の警報が鳴り響くのと2機の一人用UFOが飛び立つのはほぼ同時。
「しまったな、順調すぎて敵を倒しすぎてしまった!」
彼女の作戦は予定通り進行しこの格納庫にいるプルトン人はすでに殲滅されている。結果、連絡が途絶えた原因を探るために訪れた増援に追い回される結果となったがそれでも問題ない。
「頼むぞ。他の猟兵の潜入を隠すぐらい派手に暴れてきてくれ!」
分身に運転させていた2機目に陽動をさせながら珠はエリア51の敷地を脱出する。
2機確保とまでは行かなかったが、彼女が戦力を削ったことできっと仲間が2機以上の数を確保してくれるだろう。後続の成功を祈りながら珠の乗る一人用UFOは夜空の彼方へ消えていった。
大成功
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メンカル・プルモーサ
…ふむ、ここはこっそり潜入してUFOを奪取したいところだね…
…ひとまず、心理隠密術式【シュレディンガー】を使い、気付かれにくくして潜入…
…基地内の目立たない場所にある端末から密かにハッキングを仕掛けて…
…UFOへの場所とそこに至るまでの警報装置を特定時間の間だけ無力化…
…【不思議な追跡者】による周囲警戒、【面影映す虚構の宴】を使った幻覚の中に隠れる等を駆使してUFOまで到達するよ…
UFOに到達したら……余裕があるなら追っ手になると思しきUFOにハッキングにより予めセンサー類を狂わせる破壊工作を仕掛けておく…
…そしてUFOを操縦して一気に離脱…空中戦は得意だから回避しながら離脱するよ…
「おい!貴様、侵入者、か……?」
叫ぶプルトン人を一瞥して猫とともに通路を歩き去るメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)。
その足音は決して小さくなく、これだけで見つかってしまいそうなものだが心理隠密術式【シュレディンガー】がプルトン人がメンカルの観測を行えないようにしている。
プルトン人はメンカルの足音を観測するが、同時に不思議な追跡者の猫を視認するため『この物音が猟兵であると断定できない』。疑念を抱きながらもメンカルを発見できないプルトン人は首をかしげながら巡回ルートへと戻っていった。
「……ここまでは順調だね……後は脱出だけ……」
「やはりいたか!警備隊出撃!あのUFOを撃ち落せ!」
先程のプルトン人とメンカルが再会したのは格納庫の中。
離陸準備を終え、飛び立とうとしているメンカルはプルトン人に声をかける。
「私……空中戦強いし……それ以前に勝てないから……来ないほうが良い」
「強い以前に勝てないから?待て、逃げるな!」
飛び立ったUFOを追いかけるために別のUFOに乗り込むプルトン人だが、その機体は天井へと向かって急加速を行う。
メンカルは高い空中戦能力を持つが、『それ以前に破壊工作を仕込まれたUFOで勝てるわけがない』。
そのことを理解する間もなく、プルトン人の乗ったUFOは天井にぶつかり墜落した。
大成功
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レフティ・リトルキャット
※詠唱省略やアドリブOK
子猫のヒーロー計画がここに始まる…!始まらなくてもいいけどにゃ。
ふんふん、コレは子猫でも動かせるUFOなのかにゃ?。
(UFO形状は猫に絡んでると嬉しいです)
見つからない様になら18代目様のUC【スカルキャット】の出番だね。
僕は子猫に変身し、頭装備の頭蓋骨を召喚。頭蓋骨を被ったら、その「極めて発見され難い」特性を発揮して見つからない様にし、肉球で足音を消し、髭感知で罠や動きを見切りつつ、猫の身体をバネに素早く侵入するにゃ。
時には、首トンなねこぱんち(気絶攻撃)や斬鉄爪を駆使して突破するにゃあ。確実に殺るなら爪だけど、背後の首トンもカッコいいよね。
「子猫のヒーロー計画がここに始まる…!にゃ」
「ぐぁっ!」
相手の頚椎に一撃加え、倒れた体の上に着地して四足歩行で歩き去るレフティ・リトルキャット(フェアリーのリトルキャット・f15935)。
頭にかぶった頭蓋骨を直しながらも敵の動きを敏感に察知してその都度ルートを変えていく。
途中一本道でプルトン人に挟まれるようなこともあったが問題はない。斬鉄爪を立てて天井に飛び、肉球で音を消しながら貼り付けば敵に感知されずにやり過ごせる。
小さな猫妖精は比較的体格の大きなプルトン人が闊歩する広大な基地を静かに進み続けた。
……途中、日本でアブダクトでもしたのだろうか。
格納庫にたどり着いたレフティが目にしたのは改造こたつ。
エンジンらしきものがくっついているのでこれも一人用UFOということになりそうだ。
「コレは間違いなく子猫でも動かせるUFOなのにゃ……!」
猫の本能を刺激されたレフティは空飛ぶこたつ……ではなく一人用UFOに乗り込み、ユーベルコードの効果を活かしてエリア51を秘密裏に脱出し11月のネバダを行く。
このUFOなら初冬の寒さに負けることはなさそうだ。
大成功
🔵🔵🔵
ビードット・ワイワイ
呼ばれておる、このUCを使うときであると
技術の一端を回収せよと
隣人たちが言っておる
ならば声に従うまで、奪い貰おう
人間形態になりて潜入
事前に基地内の構造を情報収集し潜入ルートを作成
構造からUFOを保管できる場所を予め予測をし
それを警備するルートを予想し行動
天井裏を這って移動することで死角を付き
離れた瞬間に忍び足でダッシュし移動
UFOを奪取する
逃亡時にUCを発動
呼び出したUFOに回収させて仲間の居る回収ポイントへテレポート
さて隣人達よ、一時の間この技術を探求しようぞ
米軍より提供されたエリア51のマップデータを展開しながらビードット・ワイワイ(釈迦ドット・カミカミ・f02622)は 道のりを進む。
戦いに興味がないわけではない。だが、ビードットが強く関心を抱くのは異星人の技術を回収することのできるエリア51のようで『隣人たち』の声にひかれるままエリア51への潜入を行っていた。
天井を這い、格納庫へ侵入し、一人用UFOのコックピットの上に着地する。
「おい、なんだあいつは!」
「今すぐ仕留め……待て!あのUFOはプルトン製のUFOじゃないぞ!」
ビードットは周囲の注目を一手に集めるが、その注目はすぐにユーベルコードによって召喚された異星より来たりし隣人が乗るUFOへ移る。
「ロードルーイン、来る隣人。されど見知らぬ者がなぜ力を貸すと思いけり?どこまで行こうと相手は異種族。かくして彼らは滅んだ」
運転すらせずにテレポートで帰還するビードット。回収ポイントに新たな一人用UFOを並べると自身の目的のためにデータを集め始めるのであった。
「さて隣人達よ、一時の間この技術を探求しようぞ」
大成功
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ミハエラ・ジェシンスカ
一人用UFO? 要するに航宙戦闘機の類いだろう?
そう珍しいものでは……いや、この世界ではそうではなかったか
ともあれ奪えというのなら奪ってみせるまでだ
まずはフォースレーダーによる【情報収集】
基地の構造及び敵の行動を把握した上で
【念動変異】を使用して自身を不可視のサイキックエナジーに変異
その特性を利用してダクトなりから潜入するとしよう
プルトン人か
連中は情報を共有する事で自身を強化する
そう言う意味でも見つかるべきではない相手だろうな
サイキックエナジーから実体化しつつ隠密裏に【暗殺】していく
そうして安全を確保しつつUFOを探す
形状はどうでも良いがウォーマシンである私が乗るんだ
大型のものを見繕うとしよう
(航宙戦闘機など珍しいものでは……いや、この世界ではそうではなかったか)
自身が今従する任務について考えを巡らせながらミハエラ・ジェシンスカ(邪道の剣・f13828)は進む。
念動変異でサイキックエナジーと化したこの身体なら辿り着こうと思えばすぐにでも格納庫に近づけるのだが、ミハエラはそれを行わず格納庫の周囲に張り巡らされたダクトを往来している。
(プルトン人には見つかるべきではない……いや、見つかる可能性すら作ってはならない)
その理由はフォースレーダーによって得たプルトン人の巡回情報。ミハエラが狙う格納庫は巡回兵が頻繁に交代を行いながら見張りを行っており、一人を仕留めても次のプルトン人に見つかる可能性を否定できなかった。
(だから全員殺す)
通気孔の前で待ち伏せたミハエラは敵の動きにあわせて上半身のみを実体化。そのままフォールンセイバーで喉笛を斬り音もないまま巡回兵を一人、また一人と葬っていく。
しばらくして貨物用を兼ねているであろう比較的大型のUFOが格納庫から飛び去る。ミハエラの身体と合わせるとかなり目立つ大きさではあったが、もはやミハエラを見つけられる存在はこの世にいない。
格納庫の周りには静寂とプルトン人の亡骸のみが残った。
大成功
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ナミル・タグイール
UFO盗み放題にゃ!?楽しそうにゃー!金ぴかUFO探すにゃ!
派手にどっかーん突撃ー! したいけど駄目にゃ?めんどくさいにゃー!
じゃあUC使ってもやもやーになってダクトとか壁の中から忍び込んじゃうにゃ。
勝手に呪詛もばらまいて探知機壊したり兵士狂わせたりカオスにしてやるにゃー。
格納庫についたら金ぴかからー探しにゃ!
スマートで綺麗で強そうなのを探すにゃ!なにか無いかにゃー!(金ぴかならどんなのでもいい猫)
見つけたら乗り込みにゃー!これはもうナミルのにゃ!
操作わかんないけど適当にぽちぽちして脱出にゃー!
「つまらないにゃー……来なければよかったデスかにゃー……」
混沌に支配された格納庫の中で一人用UFOを物色するのはナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)。
お得意の正面突破が封じられたため影牙の耳飾りでダクトを通って潜入したのだが、通った場所全てに呪詛を振りまきながら進んでいった結果格納庫内は大パニックとなる。機材は爆発し、プルトン人は卒倒、中には突然UFOに乗って遠くへ飛び去るプルトン人まで出てくる始末。
「あのUFO、ちょっと金ピカっぽかったのにゃー……」
狙った獲物を横取りされたナミルはふてくされながら足元の缶を蹴り飛ばす。すると中からは米軍が残したであろう金色のペンキが溢れ出し……。
「にゃー!にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃーっ!」
基地の壁に穴を開けながら格納庫を飛び出し、低空……というかほぼ地表を爆走する金色のUFO。乾ききっていないペンキが壁や床に擦れ、金の軌跡を作り出すが気にせずナミルは突き進む。
「やばいぞ!迎撃機があいつに近づくだけで墜落した!」
「もう倒さなくていいから全員逃げろ!!」
金ピカがあれば元気百倍。何なら欲望と呪詛も百倍にしながら逃走経路一帯に先程よりも一層深い混沌を撒き散らす。
混乱状態から立ち上がる前に追い打ちを受けたプルトン人たちは追手を出す余裕もなく、ただナミルが早く飛び去ることを祈るだけだった……。
大成功
🔵🔵🔵
ナイ・デス
真面目に潜入します
【情報収集】して巡回の間隙を縫って【忍び足ダッシュ】
隠れて、通信……
わいるどはんとで、動画投稿しようと思って。誰にも繋げていない、通信のふり、です
生放送でない実況動画って感じ、ですね
こちらネームレス。目標を発見した、です
これより、対象の確保に移ります……
【念動力】で浮遊して、背後から【暗殺】
【鎧無視攻撃】で【串刺し】にし【生命力吸収】で心臓発作的に即死させ、吸収し尽くして塵に
そして素早くUFOに地縛鎖さして【ハッキング】何事もないと、警戒されないように色々弄って
ここで……
『レプリカクラフト』プルトン人キャップ~!
被ります。細部が荒いのは【迷彩】で誤魔化し
逃げます
ばれたら爆走!
夜のエリア51、一人用UFOの格納庫を駆ける影が一つ。
その影は迅速でいながらも音はなく、敵の巡回経路を完全に把握した動きで影から影に滑り込み……そのまま華麗なる自撮り動画撮影。
「こちらネームレス。目標を発見した、です」
本来は撮影禁止のエリア51で実況動画の撮影を開始するナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)。……まあ、生放送で配信しているわけでもないしUDCアースやヒーローズアースではなくキマイラフューチャーで動画を投稿するのなら特に咎められることはないだろう。今回は非常事態な上、こちらは猟兵なのだから超法規的措置なのだ。
さて、そんな動画投稿者ナイ・デスの戦法はスタイリッシュながらも堅実。
死角から相手の心臓に黒鍵を突き刺し、一瞬で葬った後に塵も残さず生命だったものを吸収する。
痕跡を残さず、しかし大胆に格納庫をすすみ……やがてUFOにたどり着きハッキングを行う。
「この機体は、今から巡回警備、の予定です」
架空の予定をデータベースに入力し、プルトン人に見える偽装を行ってUFOに乗り込む。後はネバダの空を優雅に飛行すればミッションクリアなのだが……どうも動画としての撮れ高が足りないような気がする。そこに現れた救世主が隊長格と思しきプルトン人。
「おい、そこのお前!」
「……なん、です、か?」
「お前、ここで見覚えのない顔だが……あっ!逃げた!」
作戦としては失敗だが、ナイは敵から逃げられないほどやわなヤドリガミではない。動画の後編はダイナミックなUFOチェイスとなりそうだ……!
大成功
🔵🔵🔵
ソラスティベル・グラスラン
むむむ、わたしは盗賊ではないのですが…そうも言ってはいられない事態
……すみません、ちょっとだけお借りします!
お返し出来るは分かりませんがっ
UFO格納庫には、見つからないコトをとにかく意識
【第六感】を頼りに見つからないように行動しながらこそこそ
どうしても邪魔な人には……『竜の見えざる巨腕』で、物陰にささっと引き込んで
ちょっとお昼寝していてくださいね~…?
そうしてプルトン人さんを眠らせて、格納庫へ【ダッシュ】!
手に入れたUFOに乗って、タイミングを見て脱出です!
追手の攻撃を銃口などを見て【見切り】、
【第六感】の勘でジグザグ回避
『竜のみえざる巨腕』でUFOに乗りつつ追手を殴ったりして撒きます!
抜き足差し足忍び足。
勇者であって盗賊ではないので第六感でエリア51を進むソラスティベル・グラスラン(暁と空の勇者・f05892)。
「むぐっ……おい貴様何者だ!」
「通りすがりの勇者です!!」
流石に第六感だけでは進めないので時折戦闘にもなる。その都度先制をとって物陰に引き込み、絞め技、頚椎への手刀等サイレントな無力化を図るが……
「その程度のサブミッションで……ぐあっ!」
結局竜の巨腕での顔面パンチが一番効く。勇者はいつでも正面突破なのだ。
そうやってたどり着いた格納庫は人員が少ないものの警戒度が高い。……天使の導きか悪魔のいたずらか。これは先程ナイ・デスが一人用UFOを奪ったのと同じ格納庫なのだが、ソラスティベルには知る由はない。
「ここまでくれば、もう見つかっても問題はないですよね……?」
もう一度言おう。勇者はいつでも正面突破。先程の奇襲で見張りの数が減ったここなら強行脱出も不可能ではない。
「すみません、ちょっとだけお借りします!」
格納庫にダッシュで近づき、敵を殴りつけた勢いを乗せてコックピットに飛び乗る。敵の攻撃を見切り被弾ギリギリの軌道をしながらもUFOは離陸体制を取り、敵が追手を出すより先にエリア51を離脱。
警備網を切り抜けたソラスティベルは作戦の成功を知らせようと一路、仲間の元へUFOの舵を切った。
大成功
🔵🔵🔵
フェルト・ユメノアール
★UFOはバイク型
潜入任務!あんまり目立たないのは得意じゃないけど頑張る!
ちょっとスパイっぽく黒装束に着替えて忍び込むよ!
狙いはUFOがおいてある『格納庫』戦闘は避けて慎重にね
そうと決まれば……
ボクは手札から【SPキャンドール・フラン】を召喚!
フランには亡霊を出してもらって、通路の壁をすり抜けて偵察をお願い
もし敵がいた場合は物陰や部屋に入ってやり過ごす
避けるのが無理な場合はボクの位置とは逆の方向からワザと物音を立ててもらったり火をつけたりして注意を逸らしてその隙に抜けるよ!
そして、UFOを発見したら即座に離陸
『ワンダースモーク』をばら撒いて煙幕で敵の追っ手がこれないように妨害する
「あんまり目立たないのは得意じゃないけど頑張る!」
隠密行動を行いながらも持ち前の元気を失わないフェルト・ユメノアール(夢と笑顔の道化師・f04735)は普段の道化師服から黒装束に着替え、小声で自分に気合を入れる。
すでにスマイルパペット・キャンドール・フランの偵察によって基地の間取りや敵の数は把握できている。あとはフランと協力して観客のいないショーを遂行するのみだ。
目立つのが仕事である道化師にとって潜入作戦というのは正直相性が良いものではない。だが、闇に存在する亡霊にとってはそうでもなく、偵察で活躍したフランは実践の段階でも大いにフェルトを助ける。
「フラン、あそこの資材に火をつけてきてくれるかな?」
格納庫の入り口を見つけたフェルトはあえてこれから潜入する格納庫に火をつけさせ、しばらく物陰で息を潜める。すると、
「おい!火事だ!!」
「地球人の置いていった爆薬に誘爆するぞ!?」
「総員退避ー!」
格納庫の中は蜂の巣をつついたような惨状に早変わり。プルトン人が大方逃げ出したことを確認してフェルトは炎燃え盛る格納庫の中へ足をすすめる。
炎で屋根が焼け落ち、時折爆発音も聞こえる逼迫した状況。この状況でフェルトが自身の愛機として選んだのは地球のバイクに形状が似た一人用UFOであった。
情報戦用のものなのかコンピュータと思しき機械が取り付けられていたが、フェルトはコンピュータを取り外しソリッドディスクをセットする。スピードの中でサモナーズ・ロードを駆使できるこの機体なら、後に待つビームハイウェイの空中戦も怖くない。
「……行くよ、みんな。ここからがショーの始まりだ!」
フェルトの乗った機体は隠蔽用に放ったワンダースモークの煙を切り裂き、スピードの向こうへと走り去った。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
★Venti Alaに風魔法を宿してふわりと僅かに空中浮遊
羽音や足音で気付かれないように
極力体を小さくして低空飛行すれば視界に入りづらい筈
そっと中を覗き
息を殺して粘り強く警備員の人数や巡回ルートを把握
隙を見つけたら障害物を利用し可能な範囲の移動を
極力部屋の真ん中あたりに来たら【指定UC】
風の【高速詠唱、属性攻撃】と組み合わせる事で
花弁が運ばれる範囲やルートを調整し
足元…床を伝わせるようにして甘い香りをばら撒き【催眠】の【範囲攻撃】
眠らせる事で後の追手の数も減らせるだろうし
その間に奪わせてもらうね
操作はなんかゲームの見様見真似で!
窓から後続UFOに雷の【高速詠唱、属性攻撃】で撃墜
足音を消し去るための極低高度飛行。
視認される可能性を減らすために身体を屈めながら栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は空中浮遊で進む。
澪の戦法は長期戦だ。一体一体プルトン人の行動パターンを把握し、少しずつ進みながらも自身のユーベルコードが効果的に発動できる場所を見極めていく。
5分、
10分、
15分。
時折潜伏場所を変えながらも自身の射程である60m半径に一体でも多くの敵が入る瞬間を伺う。
20分、
25分、
30分待ったところで、格納庫の全プルトン人が60m半径に入る時が訪れる。
だが、そのチャンスは一瞬。本来であれば狙って当てれるようなタイミングではない。
しかし、それを可能にするのが澪の高速詠唱。
「おやすみなさい。良い夢を」
ユーベルコード、Berceau de fleurs。
彼の放ったユーベルコードが格納庫の全プルトン人から意識を奪い、辺りには寝息と空中浮遊をやめた澪の足跡のみが響く。
……もはや自分を見つけられる存在はいない。
一人用UFOに乗り込み、しばらくガチャガチャと操作を確認してから澪は空へ飛び立つ。本来追っ手として立ちはだかるはずだったプルトン人は澪がエリア51を離脱するまで目覚めることはなかった。
大成功
🔵🔵🔵