アルダワ世界。
そこの学園では、いつもの風景とは違う様相を見せていた。
ハロウィンが近いということで、その飾りつけやらお菓子や料理が用意されて。生徒や先生たちも簡素ながら仮装姿で思い思いにハロウィンを楽しむ姿を見せている。
それを眺めている災魔のウサギウミウシは、そのつぶらな瞳で学園のハロウィンを憎々し気に見つめてた。
「ハロウィンの仮装するのにゃ~」
説明もすっ飛ばして、ユキノ・サーメッティア(空白・f00911)が言い放つ。
いや、どういうこと?と説明プリーズな表情を浮かべる猟兵達。
「えっとねー、アルダワでもハロウィンがあるのだけど、それに合わせて災魔…オブリビオンが襲撃するらしいのですにゃー」
それは一大事!と思うものの、おふざけを入れるてるような語尾のおかげで、いまいち大変さが感じられないが…。
「その迎撃のために仮装するのにゃよー」
災魔の襲撃とハロウィンの仮装がどう関係するというのか?
「ええとねー、今回の災魔達ね?どうもアルダワ流のハロウィンに対して怒ってるような感じでね、仮装してたりハロウィンを楽しんでたりすると優先的に襲ってくるみたいでねー」
ここでようやく、仮装をする意味が伝わったようである。
「まー、そんなわけでっ!アルダワでハロウィンを楽しんでくるにゃっ!」
あ、災魔ことオブリビオンの討伐も忘れないでにゃー!と付け足すように言いつつもユキノはゲートを開くのであった。
にゃんさん。
なんだか可愛らしいけれど、お怒りの災魔オブリビオンが学園のハロウィンをぶち壊してやろうとしてるようです。
オープニング内でも言ってるように、仮装してると優先的に襲ってきますので、仮装しておけば向こうからやってきますよー。
(生徒や先生も仮装はしてますが、本格的な物ではないのでちゃんと仮装してればあちら側に行ってしまうことはないですよ)
なお、ハロウィンを楽しむ行動(料理食べたり、踊ったり等)をすれば災魔は怒りで冷静さを失っていくので、その分戦いやすくなります。
場所はそれなりに広い教室に飾りつけられて、並べられたテーブルに料理やお菓子が置いてある様子。
色々と置いてあるようですが、そこまで戦闘に支障をきたすほどでもないでしょう。
第1章 集団戦
『ユキウサギウミウシ』
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POW : あそんで
【ミニぷにぷに】【ミニもちもち】【ミニつるつる】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD : ともだち
自身の身長の2倍の【めっちゃ移動が早いシロイルカ】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ : ぶんしん
レベル×1体の、【背中】に1と刻印された戦闘用【自分の分身】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
イラスト:橡こりす
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
雛月・朔
(死神の仮装で参加)
せっかくアルダワで私の好きなハロウィンムードを満喫しているところに災魔のお客さんですか。…って、あれは前々から探していたウミウシの災魔じゃないですか、これは僥倖です。戯れることが出来ない状況なのは残念ですが、せめてその可愛らしい姿を間近で見て心に焼き付けておきましょう。
(災魔じゃなければ一匹くらい持ち帰りたいけどなぁ…)
学園内ですし、なるべく周りに被害を出さないように倒したいのでUCは使わず呪詛メインで戦います。
まずはウミウシ達に【呪詛】【範囲攻撃】【マヒ攻撃】で『金縛りの呪詛』を放ちで動きを止めます。
そのあと、一体一体に集中して『命を奪う呪詛』を放ち倒していこうかと。
ハロウィンパーティーを開いている学園の一画に、わらわらとウサギとウミウシを足したような不思議な生物、名前もそのまま災魔のユキウサギウミウシの一団が押し寄せてきていた。
そこに、偶然にも居合わせることになった死神の仮装をしていた雛月・朔(たんすのおばけ・f01179)は、ヤドリガミ故なのか、個人的にも好きなハロウィンのムードを壊すような無粋なお客に辟易とした様子で溜め息をついていた。
しかし、やってきた無粋なお客の一団を見ると、その目の色を変えるように。
「あ、あれは前々から探していたユキウサギウミウシではないですか…これは僥倖です」
探していた存在が向こうからやってきたことで、朔は俄然やる気が出てきたのだったのだが、今は戯れることが出来るような状況ではことを残念に思いながらも、そのユキウサギウミウシ達の愛らしい姿を心のフィルムに焼き付けるようにジッと見つめるのであった。
(災魔じゃなければ一匹ぐらいは持ち帰りたいけどなぁ…)
割と本気でそう思いながら見つめていたが、この場では本格的な仮装をしている朔をユキウサギウミウシ達が見つけると、一斉に朔の方へとそのつぶらな瞳を向ける。
『お前そんな恰好してずいぶんと楽しんでるんだなーっ』
声らしいものは聞こえずにただ鳴き声が聞こえてくるだけであったが、その身振りで多分、そう言ってるのだろうか?
ユキウサギウミウシ達はぷるぷるとその身を震わせると、分裂するようにその数が増えていき、元々団体であったのだがさらに倍の数になるのであった。
『やれー!いけー!倒せ、壊せー!!』
ぷすぷす鳴きながら、数が増えたことで壁のようになったユキウサギウミウシ達が迫り、そのまま数の暴力で朔を押し潰そうとするが、朔は慌てず冷静に、学園内なのだからと、なるべく周囲に被害が出ないようにしようと動く。
朔はまずはユキウサギウミウシ達の動きを止めるために、痺れるようにと呪いを込めた力をぶつけたのだった。
壁のようになっていたことで、その力を避けることも出来ずにまともに喰らった前面にいたユキウサギウミウシ達はその動きを止めて、その後ろから迫ってきている仲間の歩みを自らの体で足止めしてしまい、まるで山崩れのように盛大に転んでいったのである。
その転んだ際に、分裂して産みだした分身も消えてしまったのである。
盛大に転び痺れたせいで目を回すユキウサギウミウシ達であったが、朔は心を鬼にしながら、一体一体とその命の動きを止めていくのであった…。
大成功
🔵🔵🔵
夢咲・向日葵
●心情
・アンハッピーハロウィンってやつなのかな。まあ見た目は可愛いけど、災魔は災魔なの。ばっちり倒すのよ。
・しかしアルダワは良いね。地下ダンジョンだからいつでも地面を感じられるのよ。それじゃあ今日は特別な変身で行くのよ。
●戦闘
・今日だけはハロウィンの魔法王女・シャイニーパンプキン!(ハロウィンSDの衣装)ハロウィンを邪魔する子達には、お菓子じゃなくて魔法王女のスーパーパンチをお見舞いするわ!さあ、母なる大地の怒りが怖くないなら掛かってきなさい。
・地属性の魔力を籠めた鎧通しパンチで災魔を次々と殴り倒していくわ。
「ハロウィンを楽しむ気持ちがある限り、魔法王女は無敵だよ」
ハロウィンパーティーを開いている室内の中でユキウサギウミウシの容姿は部屋の装飾の一つとして見ることもできそうだが、実際は室内へのトリートどころではない、破壊活動をしていなければであるのだが。
そんな大騒ぎとなっている室内へと、夢咲・向日葵(魔法王女・シャイニーソレイユ・f20016)が、そのような狼藉を止めるためにとやってきた。
「アンハッピーハロウィンってやつなのかな?」
見た目は可愛いとはいえ、その本能に刻まれているのだろう、ハロウィンへの嫌悪感を隠すこともなく、ハロウィンのために用意された飾りつけや料理やお菓子をめちゃくちゃにしてやろうと動き回るユキウサギウミウシ達。
「まあ災魔は災魔なの、ばっちり倒すのよ」
そうして意気込んだ向日葵は、自身のその身を魔法王女へと変える言葉を放つ。
『母なる大地に咲く、一輪の大花!輝く大地の魔法王女!今日だけはハロウィンの魔法王女、シャイニーパンプキン!』
ハロウィンだからだろう、変身した向日葵のすの恰好は、パンプキンを模したワンピースに魔女を思わせる帽子と、ハロウィン仕様といえるものである。
「ハロウィンを邪魔する子達には、お菓子じゃなくて魔法王女のスーパーパンチをお見舞いするわ!」
『そんなハロウィンみたいな恰好するなんてー!なまいきー!』
ハロウィンを意識した恰好だからか、ユキウサギウミウシ達は今、一番ハロウィンらしい恰好をしてる向日葵へと敵意をむき出しにしてミニサイズの何かを放ちながら襲いかかっていく。
しかし、アルダワの地下空間は向日葵にとっては大地の力を常に感じられる世界であり、地にしっかりと両足を着けた向日葵は、気力十分と、襲いかかってくるユキウサギウミウシ達が放った技よりも速く、そして逆に迎撃するように身体の芯へと響くような強力はパンチをお見舞いするのであった。
「さあ、母なる大地の怒りが怖くないなら掛かってきなさい!」
そうして向日葵は気炎を上げるが、怒りに飲まれているユキウサギウミウシ達は迎撃された仲間がどうなったのかも考えることもできずに、ただただ愚直に向日葵へと技を放ちながらも飛びこんでいく。
「ハロウィンを楽しむ気持ちがある限り、魔法王女は無敵だよ」
向日葵がそう言うと、それを挑発と受け取ったのかのように、いっそうと攻撃が激しくなるが、先の言葉が言葉通りであると証明するように、向日葵は次々とユキウサギウミウシ達を殴り倒していったのであった。
成功
🔵🔵🔴
ラムル・クルトア
アドリブ連携歓迎
2匹の猫と一緒にとんがり帽子の魔法使いの仮装
「トリック オア トリート
お菓子をくれないならいたずら、だね
敵の動きや配置物に注意を払い、戦況把握を心掛け被害は最小限に
UCで創造した双剣群の舞うような空中戦と自身の剣舞
ハロウィンの雰囲気を崩さぬよう戦う姿もどこか楽し気で
まるでパフォーマンスかのように
タマさんとシロには、死角を補ってもらったり、動き回り攪乱させ隙を作ってもらったり
対ぶんしん
手数なら負けないよ
敵が動きだす前に密集箇所へ剣の雨を降らせまとめ撃破
対ともだち
剣を散らばせて移動を妨害しつつ攻撃しやすい地点に誘導
一気に間合い詰め剣で一閃
対あそんで
動きを見切って、残像を織り交ぜ回避
「トリック オア トリート、お菓子をくれないならいたずら、だね」
ハロウィンのお祭りを打ち壊してやろうと、ゆうに悪戯の域を超えるような事をし始めたユキウサギウミウシ達に、ラムル・クルトア(ヤドリガミのウィザード・f10895)はハロウィンでは定番と言える台詞を言うが、ハロウィンを壊そうとしてるユキウサギウミウシがお菓子を持っているわけでもなく、むしろ、ハロウィンを思わせる台詞を言った、ラムルを睨みつけた。
ラムルの恰好はとんがり帽子で魔法使い風の恰好で、さらには連れ歩いている2匹の黒と白の猫ですら、とんがり帽子を被っているために、先の台詞も相まって、ハロウィンを満喫してるようにしか見えなかったらしく、それゆえか、怒りに火を注ぐようなものであったらしい。
『うるさい!うるさい!ハロウィンなんてーっ!一緒に壊すのーっ』
怒りのままにシロイルカを呼び出して跨ると、室内中を縦横に飛び跳ねまわる。
『…力を借りるよ』
対してラムルは、自身の創造主であった白の魔術師の得意としていた魔法で、それぞれが闇と光の精霊の加護を受けた、白と黒に染まった刀剣の複製を作りだした。
白と黒の剣を舞わせ、ラムル自身も両手にも白と黒の双剣を持って踊るように舞いだす。
「今宵は俺の舞に付き合ってもらうぞ?」
ラムル自身の剣舞に周囲に散りばめられた白の剣と黒の剣が幻想的ともいえる剣の舞を見せつける。
猫にタマさんとシロさんもそれを補うように動き回り、その実、その剣舞と2匹の猫の動きはシロイルカに乗るユキウサギウミウシ達の動きを制限させており、そのおかげで室内の飾りつけ等への被害も確かに減っていたのであった。
しかし、ユキウサギウミウシ達は動きを制限されていることも、その制限によって一か所に誘導されてるということも、ラムルの楽し気な様子でそれに気づくこともなく、気づいたとしても既に遅いことである。
ユキウサギウミウシ達とシロイルカを一か所に集めたラムルは、楽し気な剣舞から一転させて、一気に間合いを詰めて一閃の元に斬り捨てる。
それに続く形で、周囲に散らばっていた、白と黒の双剣も、ユキウサギウミウシ達へと突きたてられていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
フィロメーラ・アステール
「おおー、迎撃するまでがハロウィン?」
迎撃もお祭りのウチに入る!?
ん? なんか違う?
まあ楽しんで踊りながら迎撃すれば問題なし!
猫の仮装で乗り込み猫【ダンス】を披露するぜ!
光り輝く【パフォーマンス】で【存在感】アピール!
【生まれいずる光へ】で、自分に光の粒子を纏い注目度アップ!
ついでに戦闘力もアップだー!
戦闘力が上がるとどうなるかって言うと、猫パンチが強化!
敵を猫ダンスで粉砕!
でも、これは踊り!
戦いは同じレベルでないとナントカ的な?
などと舐めた【演技】で敵を誘うぞ!
そしたら敵の怒りが高まって合体するかな!?
【気合い】を入れ【空中浮遊】からの、猫【踏みつけ】で対抗!
……これも踊りの一環だけどな!
アロイス・グレイアム
はっぴーはろうぃん!
仮装は白銀の狼男。クーノと一緒だな。
みんなハロウィンを満喫している。
こんな日くらい年甲斐もなく楽しんでみようか。クーノ、その南瓜の中をお菓子でいっぱいにしてもらおう。
ハロウィンに因んだ料理やお菓子も沢山あるから楽しみだな。
そんなハロウィンをぶち壊そうとする災魔は倒さないとな。
雷の全体攻撃で災魔を麻痺攻撃
クーノと徐々に囲みながら攻撃していく
アドリブ・改変歓迎です
「はっぴーはろぅいん!」
このような日には大人も子供も関係なく楽しむのもいいだろうと南瓜を模った籠を手にして室内に一画に置かれているお菓子達の下で、常に共にしている白狼のクーノと同じような白銀の狼男に扮しているアロイス・グレイアム(雷迅双月の南瓜竜・f12900)は、クーノと一緒にハロウィンのお祭りを堪能していた。
「クーノ、この南瓜の中をお菓子でいっぱいしにしてもらおう」
机の上に盛られた色々なお菓子達を気に入るままに南瓜型の籠に中へと次々と入れていく。
そうしてる間にも、他に並べられているハロウィンにちなんだ料理も後で楽しみにさせてもらおうと、そちらにもチラリと見たりしていた。
そんな、ハロウィンを満喫してる姿は、ユキウサギウミウシ達の怒りを買うには十分な姿であった。
『ハロウィンなんて…なんて…嫌い!嫌い!嫌いだーっ!』
ハロウィンを満喫するアロイスに怒ったままに震えると、ユキウサギウミウシ達は一つが二つに別れるように分身してその数を増やしていく。
「おおー、迎撃するまでがハロウィン?」
分裂による数を増やし続けていくユキウサギウミウシ達の大暴れを止めるために、惹き付ける仮装として猫の姿をしたフィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)がこの場へと飛びこんできたのであった。
「災魔の迎撃もハロウィンのお祭りだよな!」
災魔の襲撃ですらハロウィンの一環と思ってるようなことを言うフィロメーラだった。
ともあれ、それが是であれ否であれ。
「ハロウィンをぶち壊そうとしてる災魔は倒さないとな」
せっかくのお祭りを壊すような存在は、ご退場してもらおうとアロイスが。
「要は楽しんで迎撃すれば問題なし!」
そして、そう結論を出したフィロメーラは、自分を光り輝かせながら空中に浮かんで、自分の楽しいと思うままに踊るように動き回る。
室内を照らす光は、フィロメーラ動きによって照らされる光の強弱が付くようで、室内をフィロメーラの放つ光によって幻想的に照らされた。
そんな、ハロウィンを演出するように目立つ行動をしていたフィロメーラだが、それはユキウサギウミウシ達の注目を集めることになったのだった。
注目を集めたフィロメーラはユキウサギウミウシ達にとっては不倶戴天の怨敵だとでもいうのか、分身と共に襲いかかっていく。
襲いかかってくるユキウサギウミウシ達を、猫の仮装らしく猫パンチで叩き落とすフィロメーラ、叩き落とされたユキウサギウミウシは目を×にさせて地面へと転がった。
「これは踊り!戦うには同じレベルじゃないと~?」
挑発みたいに、武闘は舞踏に通ず的なことを言ったフェロメーラだったが、それを考えて言ったわけでもないようだったが。
ただ、それでも効果があったようで、ユキウサギウミウシ達は分身達を合体させていく。
フィロメーラに敵意が集中してる間にも、アロイスもまた自分の仕事をするために動く。
「クーノ、あいつらを一か所に集めるんだ」
アロイスの指示にクーノは辺りへと走りだして、合体せずにいたユキウサギウミウシ達を一つ所に押し込めるようにしていく。
アロイスもまた、ユキウサギウミウシ達全てを巻きこむようにして雷を落として動ける数を減らしていく。
やがて、一か所に固まるようにさせたのであった。
「これなら、一気にいけるだろう!」
ここで一気に決めてしまおうと、アロイスは辺りに落としていた雷を束ねてユキウサギウミウシ達が固まっている所へと極大化させた雷を落とすのであった。
「これは…チャンス到来ー!?」
落とされた雷で、身体の自由が奪われたユキウサギウミウシ達に、フィロメーラはチャンスとばかりに空中から気合いを込めて突撃、踏みつけようとしたようだが、本体も分身達も纏めて突き抜けていったのだった。
「……これも踊りの一環だけどな!」
(あれって…キックになるんじゃないのか?)
踏みつけであっても頑なに踊りであったと主張するフィロメーラに、アロイスはあれは踊りじゃないのではと思ったが、それは心の裡にしまいこんだのだった。
ハロウィンを壊そうとしていて襲撃を仕掛けた災魔であるユキウサギウミウシ達はようやくと、全て打ち果たせた。
多少、室内の装飾に被害が出た場所もあるが、人的な被害もなく、直せる所を直せばまたハロウィンパーティーを再開できるだろう。
ハロウィンへの襲撃を阻止した猟兵達は、学園の生徒や先生達に混じりながら思い思いに仮装を披露したり、用意された料理に舌鼓をうったりと、ハロウィンを楽しむ姿を拡げたていたのだった。
成功
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