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先手必勝やるなら徹底的に

#UDCアース

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#UDCアース


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●北陸地方某県某所
 遥か昔に神が舞い降りたと伝わる山がある、山中にぽっかり口を開ける洞窟がある事を少し前までは知るものはいなかっただろう。
 夏は草木に覆い隠され、冬は雪が蓋をする組織UDCがそこを見つけ出せたのも偶然からだった。
 組織のエージェントが潜り込んでいる山間部の警察に遭難者の捜索が回ってきた、山狩りのメンバーとして山に入ったエージェントは只ならぬ邪悪な気配を察知して発見に至った。

●場所は変わりグリモアベース
「お集まりいただきありがとうございます、今回の任務に着いてご説明して参ります……皆様メモの準備は大丈夫ですか?」
 胸元から白いカバーのかかったメモを取り出した、グリモア猟兵のアイリス・スノーキャッスルは説明を開始した。

「今回は未確認物体である邪神祭具の発見、破壊が目的です。」
 アイリスは皆が分かるように地図を配布する、その地図には山間部に赤くレ点が書かれていた。

「そこには組織UDCが最近見つけた洞窟がありますが、どうやら邪神に関係する何かがあるようなのです。中の情報は知り得た範囲ですがお伝えいたします、入口は洞窟の形をしていますが中にはドーム型の空洞が入口から500メーター進むと広がっています。」
 アイリスは今度はホワイトボードを持ってきて洞窟内を図にすると、ドーム型の真ん中に四角い出っ張りがみえる。

「実はドーム部分は元々埋まっておりやっと半分取り除けたらしいのですが、どうやら球体状になっており、その底には邪神に関連する祭具があるようなのです」
 ホワイトボードのドームが円に付け加えられると、円の下にバツ印がかかれる。

「しかし、最近になり目ざとい邪教徒に見つかった様で妨害や、奪取に警戒しているみたいです」
 ホワイトボードには攻撃されるであろう地下部分が描き足される。

「ですので、任務の範囲が大きくなりますが【発掘しながら防衛して祭具を破壊】までが第1の目的です、発掘自体は組織UDCの方が数名手を貸してくれますから発掘をしなければ終わらない訳ではありません、猟兵が手伝った方が早く終わりますね」
 メモ帳をしまうとアイリスは参加猟兵達に向かい合うと改めて頭を下げた。

「今回も大変な依頼ですが、どうか皆様宜しくお願いいたします」


雪宮みゆき
 あけましておめでとうございます
 今年2作目と早いペースです!私もびっくりしています、雪宮みゆきです。
 はじめましての方ばかりでしょうか?改めてよろしくお願いします。


今回ですが皆様には
【発掘作業】
【妨害からの防衛】
【邪神祭具の破壊】
 この3つをこなしていただきます!大変ですが、大体1人2つの作業が限度です……が、あえて1つだけに絞っても大丈夫です。
 やることが少ない分1つの成功にMS補正が入ります。
 偏り過ぎると支障が起こる場合もございます、気をつけてお選びください。

※今回もですが、私は定員など設けていません、10人でもそれ以上でもできる限り描写いたします、気力の限り頑張ります。
※私の傾向からしてかなり加筆や複数名での描写が多いです、気になる方は一筆入れていただけたら幸いです
(詳しくはMSのページをご覧下さい)
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第1章 冒険 『邪神祭具発掘調査』

POW   :    肉体労働で貢献、力で全て解決

SPD   :    細やかな作業で的確に、罠や妨害を先回り

WIZ   :    神秘なら共鳴するかもダウンジングで探す、邪魔者に説得してみる

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

宮落・ライア
【妨害からの防衛】に専念かな。
ほら、ボクって体力はあるけど基本大雑把なんだよね。
掘るって言うより抉ったり地面を爆発させちゃうから。
だからそっちは頑張ってね!
という訳で洞窟の(ドーム側の)出口付近で仁王立ちしています。
【野生の感】を研ぎ澄ませ他者の接近に警戒する。
猟兵以外が接近したら一度目は立ち去るように警告。
二度目に足元に軽い動作で【怪力】と【衝撃波】で持って【グラウンドクラッシャー】を使い【恫喝】する。
三度はない。実力行使。
一歩前に進み防衛の構え。攻めはしない。遠距離は大剣で叩き落し。近距離は【見切り】、刀で【カウンター】と【二回攻撃】であしらう。

加筆、複数描写は大歓迎です。ぜひぜひ


マリンピア・モーリー
【POW】肉体労働で全て解決

「邪神祭具…なんと禍々しいものなのでしょうか。はやく発掘して破壊しましょう!」
他の同行者と協力して発掘調査
【発掘作業】と【妨害からの防衛】をメインにこなす
自慢の肉体と体力を思う存分利用
【怪力】を使用して【発掘作業】
汗まみれになりながらも力の限り掘り進みます
「硬い土も何のその!このマリンの前では蜂蜜の如し!」

邪教徒からの妨害があれば、発掘作業を交代してもらい迎撃に向かう
可能なら洞窟の地形を利用して迎撃
【勇気】を振り絞り【気絶攻撃】を食らわせる予定
「邪教徒共め!邪神祭具をお前たちに渡してなるものか!」



●静謐な冬山に響く狂想曲

 この季節は日が高くなっても山の気温は低く下手をすれば一般人にとって命の危険と隣合わせの場所である、そんな山に響く土砂を運び出す規則正しい機械音は異質だった。
 この地域一帯には地質調査と説明されたが、実際は邪神の祭具発掘の隠れ蓑だった。
「邪神祭具…なんと禍々しいものなのでしょうか。はやく発掘して破壊しましょう!」
 力強く振り抜かれるシャベルはザクザクと手際よく土砂を掘り起こすと、コンベアーに乗せられて洞窟の外へと運ばれていく。
「猟兵の方は初めてお会いしましたが、すごい方がおられるのですね……この硬い土砂をここまで楽々と」
 組織UDCのエージェントはツルハシを何度も突き刺しているのに対し、マリンピア・モーリー(おてんばパラディーノ・f06700)はバターを切り分けるかのようにサクサク掘り起こしているのだ。
「硬い土も何のその!このマリンの前では蜂蜜の如し!」
「これは、予定より早く底に行けますよ!これでテント住まいも終われます」
 泥だらけの女性エージェントは感極まって涙ぐんていた。
 それは、発掘現場を一時でも無人になどできない事情があり数週間にわたる最低限度のテント生活を強いられていたのだから彼女の気持ちも仕方ない事だろう。
「 いえいえ、困った時は助けあいであります!このような憂いは迅速に解決するに限るのであります」
 爽やかな汗をながすマリンピア・モーリーは軽く水分を補給していると、何やら外から男性エージェントが走ってくる。
「発掘途中で申し訳ありません、どうやら外で邪神の信者たちが襲いかかって来たようでして、助太刀お願いしたいのですが」
「はぁ、またですかあの人たちも懲りませんね」
 女性エージェントはうんざりとした感じで頭を押さえていた、何故現場から離れられないのかの理由がこれである、どこから嗅ぎつけたかある日現れ横取り目当てにちょっかいを掛けてくる。
「了解であります。1度離れますが皆さん頑張ってください」
 マリンピア・モーリーは防寒着をきると外に飛び出していった。



 一方そのころ外では宮落・ライア(英雄こそが守り手!(志望)・f05053)が鋭い感覚で幾つかの足音を感じ取っていた、まだ姿をみせない者達へと声を上げていた。
「これは警告なのだよ。信者の君たちには悪いのだかね、世界の脅威となる害悪ならば容赦しないのだよ」
 仁王立ちする姿は守護者たるに相応しい風格をかもし出している。
「くっ!我らが神を害悪というか!」
「そうだと言ったのだが……世界を破壊する存在を許せないとは思わないかな?」
「浄化するための行為を歪曲した考えで穢すな!」
 宮落・ライアは既に頭が痛くなって来ていた、これはエージェント達も大変だったろうと。
「はぁ、2回目の警告なのだ。早々に山を降りて二度と近寄るらない様にするのだ、さも無くば」
 宮落・ライアは軽く斜面に向かい怪力を込めた足を穿つと、グランドクラッシャーを放ってみせる。
 斜面にあった雪が吹き飛び山肌を露出させたのだか、ここで少しばかり計算が狂ったとしか言えない自体を引き起こした。
『ゴゴゴゴッ』
「こうなりたくなかったら……あ、しまった」
「「え?」」
 吹き飛ばし地を揺るがす衝撃である、雪山で行使するならば気を付けるべき事があっただろう。
「まぁ、流されて下山するのだ」
「鬼か、貴様ー!覚えてろーー」
 洞窟には被害がなかったが、邪教徒達を直撃するコースで雪崩が起き綺麗に流されていった。
「多分、大丈夫であるか地味に守られてるっぽかったのだ」
 流されながらも罵詈雑言を叫ぶ邪教徒達を眺めていると、マリンピア・モーリーが洞窟から飛び出してきた。
「邪教徒共め!邪神祭具をお前たちに渡してなるものかって……なんですかこの現状は?」
「んー自然の脅威なのだ」
 口笛を吹きながら素知らぬ振りの宮落・ライアであった

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

立花・乖梨
女の子――と自分で言うのは少し恥ずかしいですが、これでも器用な方なのです!
ユーベルコード【オルタナティブ・ダブル】でもう1人の<冷静な私>を呼び出して、黙々と作業しましょう。

……あの、<私>?
作業に集中してくれるのは嬉しいのですが、周りの敵も見てください…?
無視ですか、無視なのですか…!
仕方ありません、私が対応すれば良いのですね…!!!

基本は誤魔化してアイゲットコトナキ。
戦闘になるようなら技能:騙し討ち等で倒せれば。

アドリブ歓迎です。



●発掘作業はコツコツ

 立花・乖梨(bye-stader・f05235)は発掘現場の人手不足を解消するため、もう1人の自分をユーベルコード【オルタナティブダブル】で呼び少しでも解決しようと試みていた。
「オルタナティブダブル、もう1人の私、冷静な私、手を貸して」
「おぉ、これがユーベルコードですか本当に立花・乖梨さんがもう1人いるようてすね」
「はい、少しでも力になれればいいんですが頑張りましょうねもう1人の私」
『……』
「無視ですか、無視なのですか…!仕方ありません、私が対応すれば良いのですね…」
「はは、なかなか楽しい作業になりそうですね」
 そんな、緩やかな雰囲気で発掘作業は始まった。



 作業ははっきりと言えば地味なものである、邪神に関連するものであれ様々な貴重な情報が含まれているのだから大雑把な行為は躊躇われた。
「それにしても、中央にあった物が下まで続いているとは何かありそうですね」
 エージェントがスコップで少しづつ掘っていた四角物体はエジプトなどで見られるオベリスクを彷彿とさせる物だと分かって来たのだが、まだまだ掘り進めてみなけば分からない部分はどうなっているか未知数であった。
「そうですね、出土品は刃物や動物の骨が多いです。やはり祭壇があるなら、このしたかもですね」
『…(こくり)』
 立花・乖梨が推測を述べるとオルタナティブダブルも同意して頷いた。
 実際、2人の働きは発掘の作業に大きく貢献していた、学術的な観点といよりも実地での経験はエージェント達とは比較にならない程にあるのだから、貴重な意見や視点はエージェント達の刺激となり良い影響をあたえていたのだ。
「掘り起こすのもあと少しですから、私達も頑張っていきましょい、ね!私」
「……」
「あれ!また無視ですか!!」
 現場は笑いに包まれたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジョイフィル・メルディネ
どうも。ジョイフィルです。
遺跡の発掘ですが、私そういうの結構好きです。
何か出てくるか楽しみですね。まあロクなもんじゃないでしょうけど。

今回は【発掘作業】と【邪神祭具の破壊】を兼任しますね。
こう見えて肉体労働が得意ですので、そちらで解決していきましょう。
完全戦闘形態に変身して、【怪力】を駆使して作業していきます。
【2回行動】も使えば作業効率のアップもできますでしょうか。

破壊が難しいような硬い岩盤や
邪神祭具に関しては【鋼鉄拳】で破壊を試みます。



●発掘作業は進んで

 発掘スピードは当初の目算よりもかなりのスピードで進んでいた、猟兵達の助けはそれだけの力を持っていたのである。
 しかし、その流れを止めるかの様に発掘現場では雲行きが怪しくなってきていた。
「困りましたな、この様な岩盤などある筈がないのですが……しかも、地質的には周りと変わらない結果が出ていますから、さらに分からない事だらけとは」
「掘り当てた私が言うのもあれだけれど、私の力が効かない地層なんて怪しさの塊でしかないわよ」
 ジョイフィル・メルディネ(喜びを齎すモノ・f02904)が、調査をしているエージェントの背後で様子を見ながら口を挟む。
「そうですね、断定オベリスクの根元を守る様なものですから、なんらかの力が働いているのでしょうか」
「中に何かあるのか。その暫定オベリスク自体か祭具なのか分からないなら、やっぱり退かさないと話しにならないわね」
そういうとジョイフィル・メルディネは羽織っていたコートを脱ぐと、腕を振り上げた
「まっ、待てください、機械で試して駄目なら重機も準備出来ますから猟兵の皆様に万が一があっては」
「直感ではあるんだけど、コレは早く対処しないと行けない類のモノだと思うのよ……だから、ちょっと無茶するかも知れないから退避しててお願い」
「そこまでの……分かりました、その直感を信じます。総員一旦退避だ」
「ありがとう。それじゃ、デストロイ機能発動。対象を粉砕します。」
 ジョイフィル・メルディネの四肢に白い液体金属が覆って行くと液体は妖しく輝きを放った。
 そして、勢いよく腕を振り落とし放たれるユーベルコード【鋼鉄拳(フルメタルクラッシュ)】は、単純で重い【液体金属で覆われた超筋力】の一撃を叩きつける、そして直撃地点の周辺地形は破壊される筈であった。
 しかし、1発2発3発と乱打されれ10を向かえたとき地層は一気に砕かれ吹き飛ばさていった。
「はぁはぁ、これはやっぱりやって置いて正解だったかな」
「大丈夫ですか、救護班早く治療にあたれ。他のものはオベリスクを警戒だ」
「ごめん、ちょっと休ませて貰うとするわ」
「ありがとうございます、あとはおまかせください」
 ジョイフィル・メルディネは力の入らぬ腕を心配させないように振る舞うと、後衛に下がっていく。
警戒は怠らない、露出したオベリスクの根元に入口らしき扉が現れたのだから。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウイシア・ジンジャーエール
SPD 細やかな作業で的確に、罠や妨害を先回り

ユーベルコード【協力者の召喚】を使用。召喚するのは警察官。
行動範囲を考え、常に自身と連れ立って行動。

まずは黙々と発掘作業。
「私は上の方をやるわ。下の方、お願いね。落下物には注意するように」
トラブルが起きるまで永遠と掘り続けます。
少しずつでも確実に掘り進めていきましょう。

トラブルが起きた場合は、警察官を残し現場に急行。
オラトリオの羽と花を隠して、邪教徒に対応します。
「はーい、ネットの海にバラ撒きますよー?いいんですかー?」
スマホで【撮影】をしながら【言いくるめ】します。

それで邪魔するなら…協力者の警察官を呼びますか。
見せかけでも圧力になるでしょう。


ルベル・ノウフィル
アレンジ・アドリブ・連携歓迎
【発掘作業】【妨害からの防衛】
判定はPOWを使用

おまけ程度にリザレクトオブリビオンを併用
ペットの蛇竜と騎士ちゃんを出して防衛にまわしつつ
メインは発掘です

僕はわんこ気質ですから目を輝かせて発掘作業に勤しみます
とても楽しいです
尻尾をぱたぱたさせ発掘!発掘!
文明の利器(シャベルのことらしい)を使用するのもよいですが、両手で穴掘りできたらなって思ってしまいますね
近いうちにトンネル堀り技能でも取得しましょうか
そんな将来設計をしながら楽しんでいて、だんだん「なんで掘ってたんだっけ」って忘れていくパターン

「ああ、楽しいですね。時を忘れてしまいそうです」
あ、おやつに金平糖をどうぞ!



●這い出でる異質

 前回の衝撃によりオベリスクを囲うように広がっていた堅固な地層は吹き飛ばされ根元の部分が露出していた、そこはどうやら最下部なのだろう扉らしき物が取り付けられていたのだが、衝撃や礫の影響だろうか扉はボロボロに破壊されておりオベリスクのなかを伺うことができたのだが、中を一目みただけでも一般人が気を狂わせるには容易い狂気が渦巻いていた。
 ウイシア・ジンジャーエール(探索者・f09322)は中を注意深く見ていると、中から黒きモヤが溢れては照明に照らされ消滅するのを繰り返しており、どうやら極度に明かりに弱いことが分かった。
「さぁ『協力して』……早い応答ありがとう、じゃ早速猟兵以外は近寄らせては駄目だから、私は彼方を調査するわ」
 いつの間にかウイシア・ジンジャーエールの傍に警察官が現れていた、彼は壮年の男性であったが無口なのかコクリと頷くと背後に立ち警備を始めた。
 ウイシア・ジンジャーエールのユーベルコード【協力者の召喚(ヘルプ)】を行使すと【警察官】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できるのだが、洞窟内である今回は全てを移動することができた。
「このモヤが邪な気を放っているの……いえ、それにしては弱々しいわ、やはり中を調べるしかないのね」
 闇が支配する中へ懐中電灯を照らし意を決したのだった。

●その頃

 そんな警戒する者達を擦り抜けルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)は文明の利器(シャベル)を片手にルンルン気分で扉の前まで来ていた。
「穴掘りできると聞きまして、あれ?終わってるなんで!」
 余りにも衝撃的な光景に落胆を覚えるルベル・ノウフィルだが、オベリスクへと目線を移すと何やら黒いモヤモヤが見えた。
「きっとまだ彼処に掘れる場所があるんですね、今行きますよ発掘発掘!!」
 1度はしょんぼりした尻尾を元気にブンブン振りながら走り出したとき、エージェントが何か言おうとしていたがどうやら気づかなかったようだ。

●偶然と必然の違いはなく

 ウイシア・ジンジャーエールがゆっくりと中を懐中電灯で照らし出すと、オベリスクの中はどうやら空洞で天井は見えないくら位高く暗かった。
 溢れていたモヤは今もユラユラと周りを漂っているが、どうやら猟兵達には耐えられない程ではなかった。
「継ぎ目がないのだけれど、どんな製造でどうやってこんな所に建てたのかしら……それより今は祭具を探さないと」
「発掘ですね、頑張りますよ。」
「え、ちょっと待って」
 静止も聞こえない位ルベル・ノウフィルは勢いよくオベリスクの中を掘ろうと両手を構える、ちなみにシャベルは走っている最中に放り投げてしまった。
「楽しいですねーん、何か埋まってますね?これは土偶ですか?黒くて何だか嫌な感じです」
「ちょっと見せて、もしかしたらそれは祭具かもしれないわ」
「こんな土偶がですか」
 オベリスクの中心に埋められた土偶は黒いモヤをたれ流しながら静かに猟兵達を見ている感じであった、念の為写真を撮っていたが数台故障が起こる、怪奇現象に見舞われた。
 2人は外へと持って行くのは危険だと判断し破壊することにしたのだか、2人がユーベルコードをフルに使いやっとの事で破壊できた。
 全力でやっと倒せるとか硬すぎるしかなかった
「一応これで任務完了、ありがとう帰って大丈夫よ」

 召喚した警察官はまた消えていくように送還されて行った。

「何だかあの土偶どこかでみた気がするんですけど、どこだったかな?」
ルベル・ノウフィルが何やら不穏な気がしてならない。

その気になったこととは、後に新たな幕開けとなる

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 冒険 『子どもたちの秘密』

POW   :    力強い言葉で子供たちを説得

SPD   :    子どもたちの尾行や周辺の調査

WIZ   :    子どもたちと仲良くなって情報収集

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


※詳しい情報はお昼頃にあがります
●片鱗は広がっていた

 発掘と破壊に成功した猟兵達を乗せた車はグリモア猟兵のまつ場所に向かっていた。
 そんな時だった、運転をしていたエージェントに電話かかって来た。
「はい、え?皆様はいま帰還のために
揃っていますが、はいはい分かりました。連絡があるまで待機しています」
 猟兵が何かあったのかきくと。
「グリモア猟兵の方から連絡があった様でして、詳しくはそちらから……あ、きましたね」
 電話をスピーカーにするとボリュームを上げる。
「皆様お疲れ様です、突然で申し訳ありません。実は発見された土偶の写真を拝見した時に新たな情報が見えましたので取り急ぎで連絡をいれた次第です」
 新たな情報があの黒いモヤを出す土偶絡みならば、それは邪神絡みである。
「報告致します。今皆様が居られる所から近い街です、そこにとある地下施設がございます。詳しい場所は後で送ります」
 ノイズとは違う紙がめくるる音が聞こえる。
「そこは未成年がよく集まる複合アミューズメント店のはずなのですが、どうやらそこに土偶が安置され邪教の拠点になっている場所があるようです。そこで皆様には引き続き調査をお願い致します、祭壇や集会の場所が分かれば体制を整えて後日対処出来るでしょう」

「引き続きですが、皆様よろしくお願いします」


【・・・・・・・・・・】
●場所
地方都市の市街地の端にある地下アミューズメント店
(ゲームやカラオケ、ボウリング、ダーツなどあります)

●聞き込み
邪教の拠点をしる為には幾つかの方法がありますが、気を付けることで筆頭なのは混ざっているであろう教団員に目を付けられない様にすることです。
(基本、店スタッフはだいたい教団員であり、未成年のなかにも幾人か混ざっています。気を付けましょう)

●戦闘
ありません。その分を調査で使ってください、見つけなければま結果に影響してしまいます


※予定より遅くなり申し訳ありませんでした。
ウイシア・ジンジャーエール
ゲームセンター…これは召喚で乗り切ろう。

●子どもたちの尾行や周辺の調査
まず私自身は、黒いパーカーを深くかぶり[変装][目立たない]で店内潜入。
[聞き耳]と[視力]で、常連のように振舞う少年グループを探します。

「追跡して」
ユーベルコード【追跡者の召喚】で一般市民を召喚します。
この場に適した一般市民…そうね、中高生の男の子を召喚。
追跡対象は「少年グループのリーダー」もしくは「不審な客」。
祭壇は目立たない場所でしょう、通常利用者が入る場所でない所に入ったら、五感を鋭く。
[暗視][視力][忍び足]で追跡、見つかった場合は[第六感][逃げ足]で隠れる。
[早業]で[鍵開け]を利用し[情報収集]を続けます。



●地下に広がる娯楽に誘惑

 心許ない照明が照らし出す降り階段、ゆっくりと1歩踏み出す足音が響く。
 そこはまるで地下へ若者を誘う一緒の仕掛け罠の様であるとウイシア・ジンジャーエール(探索者・f09322)は感じとる。
 それは、事前に自らの召喚体により知り得た情報だった、外界から隔離された地下施設と言う異質な世界に子供たちは高揚感や好奇心が刺激され、一度入れば恐怖は薄れ地下施設を特別視してしまう者まで現れ、酷い者は施設に居る事に依存症状に近い状態にまでなっているなど様々だ。
「今回は調査だけだと言いましたが……確たる証拠若しくは、解決すら視野にいれて動きたいと考えています」
「了解、呼ばれた分はちゃんとこなしますってね」
「先ずはゲームセンターに向かいます、行きましょう」
 ウイシア・ジンジャーエールは地下に入る前に、地上でユーベルコード【追跡者の召喚】にて喚びだした【一般市民】である中高生に指示をすると少し遅れて扉を開けた。
「いらしゃいませ、新規様でしょうか?でしたら、先ずは利用施設をお決めください」
 そこにはサービスカウンターのようで使用したい施設を選択しスタッフに伝えるようになっていた。
 案内図を見れば中の造りは独特で、どうやら中心にサービスカウンターがあり目的の施設には直通の通路が中心より別れ、帰りや違う施設にいくにはサービスカウンターを通る作りになっていた。
「ありがとうな、じゃこのゲームセンターにするかな、お前も良いだろ」
「大丈夫」
 召喚体が先導し黒いパーカーを深くかぶりコクリと頷くウイシア・ジンジャーエールは、サービスカウンターでゲームセンターを選択して行動を本格的に開始したのだった。
「料金はお帰りの際に精算致しますので、存分にお楽しみ下さい」
 受付のスタッフは完璧な営業スマイルで見送っていた。


●漂う香り、只ならぬ気配

 通路の突き当たりに差し掛かると、防音仕様なのか頑丈な扉が現れたが、ウイシア・ジンジャーエールは躊躇いもせずに開けるとゲームセンターはかなりの賑わいと喧騒を持って2人を迎えいれた。
「う、うるさいですね……こればかりは、お任せします。私は調査しますから」
「まぁ、ゲームしながら対象探してみるよ。何かあればすぐ行くから助けてくれよ」
「それは、男の子がいう台詞ですか」
「おれは正直なんだよ」
 緊張を解きほぐすかのようなやり取りをして2人は調査を始める。

 調査が始まって多少時間が経ったが、どうにもウイシア・ジンジャーエールは入室時から妙に引っかかる事があった。
「それにしても、こちらの室内薄暗い気がこの様な仕様なのか、いえ……空気自体は賑やかなのに、それに隠れてもっと嫌な感じが」
「考え中すまんな、言われた通りゲームしながら聞いて回ってたらコイツら喋る喋る」
「そうですか、報告お願いします」
「いい事とちょっと不味い事が分かった……不審な客だけど1番角のプリクラに入って出てこないから中見たらいなかったぜ、隠し通路がありそうだし調べるべきだな。あと、不味いのは室内が薄暗い時に感情の起伏が激しくなったり、乱闘事件が頻発してるみたいだ」
「感情に乱闘……気味が悪く薄暗い室内……暗い?闇!……まさか、室内が薄暗いんじゃなく土偶のモヤを薄めて施設に撒いているというんですか、無茶苦茶な」
「かく言う、俺もそろそろヤバいんだよな、じわじわ蝕まれてる感じでさ……一旦解除してくれたら助かる」
「猟兵には影響が無いのか弱いのか気づけずすいません、助かりました。またお願いしますね」
「すまねぇ」
 召喚体を解除するとウイシア・ジンジャーエールはプリクラの機体へ向かって歩き出した。

 指定された機体を念入りに調査すると床のマットがズレているのを見つけ、めくればそこには床下収納の扉がある。
「十中八九これでしょうね、鍵開けなら早くできる自信はありますから、急いで片付けます」
 正に早業と言えるスピードで鍵開けに成功すると、するりと隙間に滑り込む。
「念の為、皆には連絡いれて置いてっと……さぁ、祭壇がこの先にあればいいんだけど」
 確実にそして様々な技能を駆使して進むウイシア・ジンジャーエールは最良と言える形で深部を目指す、迫り来る災禍を止める為に。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルベル・ノウフィル
アミューズメント店に目を輝かせ、遊びながら情報収集です

まずカラオケを歌い微妙に音外れな流行の歌を披露して親近感を持たせ
ボウリングを投げればストライクが一度も出ないへたれっぷり
ダーツは得意です

未成年ばかりということなので僕は全力で他の未成年の真似をしましょう
あと、ご飯とか軽く奢ったりします
「僕ともだちがいなかったんです」みたいに同情引こうとしたり
「親が金持ちだけど放任主義で」みたいに言ってみたり

最後は第六感と追跡技能頼りになるかもしれません



●楽しむからこそ見えるモノ

 ルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)は、うきうきした気持ちを隠すことなく階段を降りていた。
 やはり遊びたい盛りである、この様な場所に好奇心をくすぐられるは当たり前で、同世代が出入りしているとなれば、不自然にかまえるよりは自然と楽しむ姿勢がしっくり来るものだ。
「とりあえず回れるだけ回って遊ばせて頂きますか、こんなに子供ばかりで賑やかなのはなかなか経験できてませんからね」
 受け付けをすませるとルベル・ノウフィルは手始めにカラオケのフロアーへと足を運ぶ、その後姿を受け付けスタッフはにこやかに見送っていた。

●楽しさの共有、悲しさの共感
 カラオケは個室とステージの二種類準備されており、個室で練習した子達がステージで披露する流れがどうやら出来上がっているらしく次から次へ歌い手は変わり、ステージの観客となっていった。
 そんな、歌の輪の中へルベル・ノウフィルは自分の番を待っていると、何人かの知り合いができていた。
「へぇ、次はルベルだけ?そのジャンルが好きなのか?」
「私も好き好き、ルベル君こんどコンビ作って歌ってみたしない?」
「ありがとうございます、こんなに賑やかに歌うのは初めてなので緊張してしまいますが行って来ます」
 歌う曲はいま流行りだしたばかりの1曲だ、音が少しずれはするがそこはお愛嬌だろう精一杯に歌う姿は見るものの心を掴んでいる。
 歌い終わればいく人も駆け寄って来て歌のコツから日常のたわいない話まで、歳が近いことも相まって仲を深めることができた。
「もう少し回ってみたいのですが、皆さん行きますか」
「なら俺いくよ」
「私も私も!」
 カラオケで仲良くなった2人と共に、ボウリングでガーターに笑いストライクに歓喜し、ダーツでは白熱した戦いを繰り広げた初対面の3人はいつの間にか昔からの仲のように施設をあるいていた。
「そう言えば、帰らなくていいのか?」
「私は大丈夫だけど……ルベルは流石に」
「いえ、実は……両親は遅くまで働いていて家には帰らなくて、友達もなかなかできなかったから、今日ここに来てみたんです、帰らなくても気づかれないかも」
 嘘を着くのは覚悟していたが、なかなかどうして今日築いた仲は思いのほか罪悪感を伴った。
「マジか、俺も放ったらかしにされてるけど」
「……そうなんだ、だったらさ2人ともこの施設の特別な場所に行かない?」
「特別な場所ですか?」
 先程まで明るく元気な雰囲気から一変したかと思うと、妖しげに笑い続ける。
「実は、君達と同じ様な子達で集まり開いてるんだよ?興味無いかな?」
「僕は興味あります、良かったら案内してください」
「俺は、いいかな。明日用事あるからそろそろ切り上げたい感じだし」
「そっか、ならルベル行こっか?」
「はい」
 ルベル・ノウフィルは先程からかなり鳴る自身の警笛を抑え同意した。
 この先からは子供のルベルではない、猟兵のルベルで行かなければならない。
 2人は施設の奥へと歩を進めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウイシア・ジンジャーエール
仲間には連絡済み。少し待ってみたけど、応援は遅くなりそうね。
じゃあ、私1人で、出来る範囲で進んでみましょう。

[変装]を継続させたまま[目立たない]ようにする。
[忍び足]で足音に注意しつつ[聞き耳]で様子を伺うわ。
室内は暗いかも。[暗視][視力]で周囲を見回して…そうだわ、サングラス型の暗視ゴーグルには動画撮影機能もあるの。[撮影]で証拠も押さえなきゃ。

[第六感]で危険を感じた場合は、UC【透明】で隠れます。
[早業][逃げ足]で離脱。深追いはせず、注意して進むわ。

ああ、追跡者の彼がもう一度召喚できたら早いのだけど…いえ、無理はさせられない。
魔力体といえど、私の協力者だもの。



●闇を進み、見えたもの

 ウイシア・ジンジャーエール(探索者・f09322)は隠し通路を慎重に進んでいた、仲間には連絡を入れたがやはりここまできたのなら先を確かめるべきと判断したのだ。
 見つけた通路は大人が2人並んで通るには支障が無いくらいではあったが戦闘になるなら厳しい現場である、見つからない様に悟らせないように足音をころして歩を進め、最低限足元を照らす光しなかい通路で暗視を使い視界を賄い、視力を高めて見落としが無いように。

「後はこれを起動させて、これでいいのよね写ってるよね……うん、録画出来てるはずだから確実な証拠になるはずなの」
 暗視の力が宿るサングラスに動画撮影の機器を忍ばせてはいるが、激しい動きをしてしまえば撮影の技術があろうと写しきるには至難の技であろう。

「それにしても、人の気配すれど全く出会わないのは気味が悪いわ……やな感じも強くなってきているし、念には念を」
 世界に染み込むような澄んだ言葉を紡ぐ、それは自身を覆うように広がり……
「静かにして」
 ウイシア・ジンジャーエールは忽然と姿を消した、ユーベルコード『透明(インビジブル)』は自身と自身の装備、【隣接する】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労し、物音や体温は消せない。

「さぁ、早くすませないと倒れたらもともこもないわ」
 静かに確実に歩を進めると幾人かの子供達とすれ違いだした、どうやら目指す先は近づいて来ている、体力よりも疲労は精神を蝕む意識が散漫にならないように気を付け進むと開けたホールに行き着いた。

「まだ大丈夫だけれど、これ以上は戦闘になったら危ないかもしれないわ、お願いあって」
 祈る様にホールを伺えば数人の子供と中央にはどれだけお金を掛けたか分からない贅沢な祭壇が安置されており、祭壇には発掘で見つけたと言う人形と同じ物が置かれていたウイシア・ジンジャーエーはサングラスで撮影し確信を得た時だった。

『どうやら招かれざる客人がおられるようだ』
 子供達が祭壇から発せられたこえにざわめきがおきた、どうやら逃げる事は出来そうにない流れのようだ。
 ウイシア・ジンジャーエールの額に汗が流れ落ちるが、幾つかの人物を見つけて気持ちを落ち着かせた。
「ふふ、どうやら招かれざる客人は沢山いるようね……さぁ、私はどうしましょうか」

 そう仲間たちに知らせは届いていたのだ、そして邪悪なる祭壇にて猟兵達は集まり開戦の合図を待っている。
 さぁ、最後に向かって針はうごきだす。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レイチェル・ケイトリン
アイリスさんのおしらせきいておてつだいにきたよ。

あぶないものがある祭壇ってほかの猟兵さんたちがもうみつけてくれたけど、もってにげられちゃったらこまるよね。

だから、どこにあるかおしえてもらったら「念動力」の技能で「刹那の想い」を発動し、「地域にまつわる情報を吸い上げる」ことができる「地縛鎖」をつかっていそいでしらべるね。

「情報収集」と「地形の利用」の技能に加えて、「トンネル掘り」と「拠点防御」の技能を参考知識として活用して、敵の逃げ道をさがしだして、そっちからはいって敵をはさみうちにするよ。

一秒間を26分割した中でうごくわたしの心。

いっしょうけんめいかんがえてさがしだすね。


雛河・燐
んー【変装】【目立たない】【コミュ力】で混ざっとくかなー。
混ざってる間暇だし【盗み攻撃。盗み・早業】で適当に関係あるものないものすっておこうかなー。
まぁほら?武器になりそうなもの持ってたら困るじゃん?



●場は慌ただしく移り行き

 言葉は水面に投げ入れられた石となり、ざわつきは波となり祭壇を中心に広がっていく最中をゆらりふらり目立つこと無くその波に逆らう人影があった。
 雛河・燐(笑って嗤って後悔を・f05039)その人は、慌てる若者に同調するように話を合わせては次の若者へと不自然に取られない距離感を保ちながら歩をすすめる。
「まさか、疑われる様な奴がこの中にいるのか冗談じゃない、俺が探し出してやる」
「大丈夫か、下手に動けば」
「(いやはや、大混乱だね……祭壇の奴もタイミングと言うか、いきなり言うもんじゃないだろ……よっと、ナイフは危険だよ坊ちゃん)」
 混乱している若者から凶器になりそうな物を拝借しつつ獲物を探す。
「あれ?財布がない?」
「いまはそんな事どうでもいいだろう!」
 財布が無いと騒ぐ若者の背後には少しばかり手が滑った雛河・燐が素知らぬ顔で財布を落として去っていくのに気付くものはいなかった。


●未知の存在に伸ばしたその手の先には

 あちこちで様々な混乱が生まれ続け、混沌とした雰囲気が空間を埋め尽くすなかにあって、レイチェル・ケイトリン(心の力・f09500)は味方を先に探し当てることにした、自身が保有する力を生かすには先ずは祭壇の情報が欲しかったのだ。
「あのれんらくがあったつうろからきたから、だれかいるはず。おはなしもきけるだし、はやくみつけなきゃ」
 広場の手前に差し掛かると、1人の猟兵に出会う。
 彼女はどうやら通路を見つけた張本人であり、祭壇の正確な位置を把握する人物であったことはレイチェル・ケイトリンにとって最上に近い出会いであった。
「はじめまして、さっそくですが……あの、さいだんはどこにありますか?」
「あぁ、来てくれたのね……祭壇はあれよ、何かあるのだけれど」
「ありがとう、これでばんぜんにできるわ『心のなかで時間よ、とまれ』」
 ゆっくりと意識を集中させると『刹那の想い』を発動させ念動力をより繊細に駆使させると、地縛鎖を操り広範囲を把握するべく走らせると祭壇付近から感知する、人形らしき反応はあるがソレは既に破損していたが隣接する様に異質な力を感じる。
 それは、全てを真っ黒に塗りあげても足りないタールの様なドロリとした嫌悪感の塊であった。
「いやっ……おそかった、じゃしんはふっかつしています。」
 眉根を歪めながらレイチェル・ケイトリンは呟くと空間を震わせる振動が走る。
 感知された邪神は今まさに猟兵を排除しようと動き出した。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『イネブ・ヘジの狂える王』

POW   :    アーマーンの大顎
自身の身体部位ひとつを【罪深き魂を喰らう鰐】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    カイトスの三魔槍
【メンカルの血槍】【ディフダの怨槍】【カファルジドマの戒槍】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    ネクロポリスの狂嵐
【腐食の呪詛を含んだ極彩色の旋風】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠神楽火・綺里枝です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●静かなる王は目覚め

 先ず誰が動いたか、それは……

『それは誰でもない。それに呼び名は無い。それに縁は無い。故に死体にあらず』
 雛河・燐(笑って嗤って後悔を・f05039)であった、若者達のなかにいて1番に状況を理解したのだろう『死体にあらず』を使用し精密な死体を作り出して叫ぶ。
「俺の友達が殺された!誰か助けてくれ!」
 かなり際どい死体の作り物を見た若者は一瞬なにが起きたか理解できなかった、そんなショック時に畳み掛ける声が響く。

「みんなー逃げるんだ、祭壇の生け贄にされてしまいます!」
 ルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)連れられてきたばかりであったが今ここに至っては関係なかった、常識がまだ残っている者から順に駆け出して逃げていく。
 それは瞬く間に全体へと喧騒と共に広がり、幾分かの後には猟兵と邪神だけが取り残された。

 ウイシア・ジンジャーエール(探索者・f09322)とレイチェル・ケイトリン(心の力・f09500)は祭壇前まで駆け出し、武器を構え邪神を睨みつけるが邪神は一向に動かずに前を見据えながら口を開く。
『これで満足かね?この様な玩具で信者達を騙さなくても、すぐに本物が転がることになるというのに』

 それは感情を感じないが明確な敵意が込められていた。
 いま最後の戦いの火蓋が切って落とされた。



……………………………………


邪神について?

人形に信仰や願いが溜まり弾けいでた邪神です。
人形から解き放たれたばかりで意識はありますが、力はイマイチで全快ではありません。
いま叩いて置かなければ倒せる確率はどんと下がります。
ウイシア・ジンジャーエール
[オーラ防御][全力魔法][激痛耐性][呪詛耐性]が自然と溢れ出る。
ここで叩いておかなければいけない!

【花通り】で[視力][暗視]補強。
視界に問題なければ額にあげる。

「散って。アドラムス!」
【天罰(アドラムス】攻撃。
武器を向け対象固定、高い命中力を持つUC。
[空中戦]で距離を取り攻撃を仕掛けます。

「当たらなければいいんでしょ!」
[第六感]で回避し[逃げ足]で距離を取る。
過去似たような敵と対峙した事がある。槍は全力回避。
【花の盾】で防ぎ[早業]で[カウンター]。

旋風は距離を保つ。範囲広いな、多少は我慢!
一か所に留まらずヒット&アウェイの要領で狙われにくくする。


雛河・燐
え?こんな玩具箱(アミューズメント店)の中に埋もれてるゲテモノにはお似合いでしょ?
で、おままごとはたのしかったですかー?
って言うか寝ぼけてるって丸分かりなんですけどー?
ちゃんと本物転がせますかー?
ほらほらー。

(属性攻撃)(ウィザードミサイル)



●偽りの主と刈り取る刃達

 一般人が居なくなってしまった祭壇広場には、濃厚な殺気が刻一刻と場に満たされて行くさまは否が応でも警戒せざる得ない物であったが、雛河・燐(笑って嗤って後悔を・f05039)は口角を上げると呆れたように両手を軽くあげて首を振る。

「え?こんな玩具箱(アミューズメント店)の中に埋もれてるゲテモノにはお似合いでしょ?」

 自身が作った偽物とはいえ遺体を蹴り飛ばす邪神を嘲笑うように接すると、予想していた反応がこない邪神は面白くなさげに眉を顰める。

「残念だったわね、全てが全て貴方の思うようには行かないわ。そして、此処が貴方の最後よ」

 ウイシア・ジンジャーエール(探索者・f09322)は油断なく構えて隙を伺っていたが、挑発に少しばかり表情と感情を揺らいだ様にみえたが飛び込むほどの隙はみせないのは流石に邪神と言ったところか。

『威勢だけは盛大ではあるが、口先では何とでもいえる。は、片腹痛いではないか』
「で、幼気な若者とおままごとはたのしかったですかー?って言うか寝ぼけてるって丸分かりなんですけどーちゃんと本物転がせますかー?」

 ニヤニヤして更に煽っていくスタイルの雛河・燐は幾つもの氷の矢を指先で操りながら嘲笑うかの様に視線を向けると、邪神は不愉快だと言わんばかりに腕を振るうと辺りには有機物が腐敗したかの様な臭気が巻き上がると猟兵たちへと襲い掛かってくる。

『神を試すとは、不謹慎な奴しかおらんのか……まぁ、最後の言葉なるであろうがな』

 呪詛にまみれた負の風は全てを腐らせるかのように吹き荒ぶなか、ウイシア・ジンジャーエールは寸前の所で風の吹くさかいを見極め花の盾を展開させるて距離をとった。すると、防がれた風に僅かな歪みが生じたのを見逃すことく雛河・燐が動く。

「その様なもの、当たらなければいいんでしょ!花よ!」
「ナイス、そこからなら届くだろう?あーらよ!」

 指先に纏っていた氷の矢はガトリングガンの様に1箇所へと集中して飛んで行く、それは腐敗をものともしない勢いで突き刺さると、カウンター気味に受けた衝撃に苦痛を隠せず眉をよせる邪神。

「 痛いですか?これは貴方の慢心からの自業自得……だから、消えて」

 底冷えするような声色で武器を邪神に向けて言い放つと、光の柱が邪神を包み込むと不吉な風は掻き消えると苦痛に耐える声が響く。

『ぐぐっ?!ぎ、ぎさまら!』
「ほらほらーやっぱり駄目みたいですよねー」

 戦いは始まったばかりではあるのだが、猟兵たちの働きで冷静さを失った邪神は十分に力を出し切れてはいないようだった。
 畳み掛ける勝機はいまを逃して他にないだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フィロメーラ・アステール
「よーし任せろー! じゃんじゃん畳み掛けるぜー!」
流れに乗っている内に出来ることをしておかないとな!
相手のペースにしたらヤバそうなヤツだし!

【スーパー流れ星キック】を発動だ!
【破魔】【属性攻撃】の【全力魔法】を使って全身に光を纏い、【ダッシュ】【ジャンプ】からの空中【スライディング】で【残像】を放つスピードまで加速!
そのまま【気合い】を込めた【踏みつけ】攻撃をお見舞いするぞー!

敵の反撃は【呪詛耐性】をもつ【オーラ防御】によって突破だ!
でも無差別ってのがちょっと怖いな!
このキックで、仲間に攻撃が及ばないところまで吹っ飛ばせればいいんだけど……オーラを広げて【かばう】ことも視野に入れておくぜ!



●羽ばたきは光の軌跡

『ぐが、何たる屈辱か……本来の力を出せれば貴様達など……いや無いものを頼るなど浅はかか』

 光が収まり邪神は体勢を整えるため距離をとった、深手ではないが身体のあちこちから血がながれているのを確認した邪神はゆっくりと猟兵達を観察する。
 確かに信者を取られ、祭壇をめちゃくちゃにされた。
 崇められている自身に対して最大級の屈辱だ、それらが原因でらしくもなく怒り狂う寸前だった事を悔やむ。

『なるほど、これはお前たちの力では無い私自身の墓穴だったという事だな、ならばここからは』
「よーし任せろー!スーパー!流れ星!!キーーーック!!!じゃんじゃん畳み掛けるぜー!」
『ぐはっ!?』

 それは何の前触れ無く現れた全長22.2センチのフィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)が、落ち着きを取り戻しかけていた邪神の背後から目にも止まらない……いや、光のスピードにも匹敵するかもしれない勢いで、邪神の知覚外の背後より隕石落下の如き必殺のキックを繰り出し後頭部へときれいに決まれば、邪神は顔面から地面に突き刺さっていった。
 そんな凄まじい轟音の後に猟兵含め周りに微妙な静けさが広まる。

「およ?邪神め油断を誘うような格好だな、あたしがそんなのにひっかかるかーくらいやがれー」

 そんな些細な事など気にせず、顔面が浅く地面にめり込んでいる邪神へとスピードを活かし更に蹴りを入れ続ける。
 小さな身体でげしげしと追撃するフィロメーラ・アステールだが先程から破魔や属性を乗せた全力の攻撃しかしていない、それらは見た目に反して邪神に効果の高い一撃を入れ続けていた。

 何が言いたいかと言えば

『いい加減にしろー!』

 邪神にとっては、たまったものではないのである。

「わわっ!いきなり動くなよーびっくりするじゃないか?!」
『貴様!やりたいだけやりおってその言い草とは不敬を通り越しておるにも程があるわ!』
「なんだ、元気だな。やっぱり油断させる為だったんだな!」

 傍から見ていた仲間は一斉に首を横に振っていたがフィロメーラ・アステールには見えていなかった様だ。

『もうどうでもよい、貴様だけは捻り潰してくれる!』

 全身ボロボロに見える邪神だが、今度こそ我を忘れ怒りに燃えていた。
 体裁などもうどうでもいい目の前の不届き者を滅する事だけに今持てる全てを出し尽くさんとする姿は、正に邪悪なる荒神と言えるだろう。

「へへ、捻り潰せるもんなら来てみなって返り討ちだ」

 緊張感を感じさせない小さき勇猛な猟兵は不敵に笑っている。
 この戦いのクライマックスがいよいよ近づいできている。

大成功 🔵​🔵​🔵​

雛河・燐
いやーっはっはっはっはっは。
ところで自称神様?
『威勢だけは盛大ではあるが、口先では何とでもいえる。は、片腹痛いではないか』
片腹痛いですねーけらけらけらけら

さてさて? 自分が上だ上だとふんぞり返ってるのが貶されて恥じかかされて頭に血が上っちゃったら?
でかいのかまして優位性を再認識したくなるんじゃないかなー。
自分は強い!自分は上位者だ!目の前にいるのは虫けらでしかない!見たいに

再度【狂嵐】が来たら視界が閉ざされた瞬間【死体にあらず】で死体作成し身代わりにする。自分は【目立たない・忍び歩き・地形の利用】で隠れる
作られた死体は腐食と冷静さ失ってるなら見分け掴んでしょ。
後は【騙し討ち・氷の矢】


宮落・ライア
んーあー。(土偶破壊の時点で車とか関係無しに足で帰ろうとした人)

とりあえず。お前のせいで急遽Uターンする羽目になったんだぞどうしてくれる!ぷんぷん!
と言うか神を自称するのなんて仏を自称する奴並みに聞き飽きたのだよ!

【野生の感・ダッシュ・怪力・覚悟・見切り・カウンター・残像・剣刃一閃・二回攻撃】
飛び出す瞬間を感で判断し一気に駆け、相手の反射的な反撃を掻い潜り切り捨てる。

英雄の、って言うかヒーローの魂が罪深いわけないだろ!





 死臭を放つ風を手当り次第に放つ邪神、その姿には当初は伺えしれた知的な印象はまったくと言ってなくなっていた。
 猟兵達の眼前には怒り狂う獣が如く、動く者や近寄ってくる者を問答無用に破壊する力の塊が君臨していた、当初の目的である土偶破壊の後に準備されていた送迎車ではなく足で帰ろうとした宮落・ライア(英雄こそが守り手!(志望)・f05053)は、突然の邪神報告で急ぎ向かっていたが到着に時間がかかってしまいやっと到着出来たが、色々と御立腹であった。


『私に近寄るな、朽ちよ腐れ、全て破壊してくれる!』
「んーあ、とりあえず。お前のせいで急遽Uターンする羽目になったんだぞどうしてくれる!ぷんぷん!」

 致命傷は避けるように回避を試みるが、なかなか攻撃に転じられないもどかしさに武器を握る手に力が入る。

「……と言うか神を自称するのなんて仏を自称する奴並みに聞き飽きたのだ、よ!」

 撒き散らされる風を武器で振り切りいなしはするが身を蝕む不浄に眉を顰める、さて距離をどう詰めるか悩んでいると先行していた雛河・燐(笑って嗤って後悔を・f05039)が宮落・ライアからヘイトを反らせようと横槍をこれでもかと皮肉をこめて叫ぶ。

「確かに、やーっはっはっはっはっは。ところで確か自称神様の言ってた……
『威勢だけは盛大ではあるが、口先では何とでもいえる。は、片腹痛いではないか』……片腹痛いですねーけらけらけらけら。」
『だから、どうした。』
「……ちっ、一周回って怒りで動揺しないとはな、まさかの煽り耐性を取るなんてなぁ」
『下らないくだらないクダラナイ!始めから全て破棄してしまえば良かったのだ』

 邪神は握りしめた拳を雛河・燐に向かって振り落とすが、目では捉えるのがギリギリのスピードでは身体を逸らすだけで精一杯であった。
 拳は身体の芯をとらえなかったが、足は地から離れ壁際へと吹き飛ばされた雛河・燐は片膝をついてしまった。

「ぐっ……は、はぁ、やってくれるじゃないか、少しは威厳って奴を見せてくれたみたいだね。流石にこれは何度も喰らうのはごめんしたいもんだな」
『ならば、次で終わらせてやろう慈悲と言うものだ』
「ここに来て、まだまだ神様上様目線ときましたかって、やっぱりお前は懲りてないんだな」

 邪神が止めとばかりに不浄なる風を呼び寄せる、しかしそれは許さぬと猟兵が近くにいた事を邪神は見落としていた。

「ここ迄してくれて応えない英雄はいないって!これでもくらっとけ!『剣刃一閃』邪神落つべし!」
「そんで、合わせるぜ!いきな氷の矢よ」
『貴様らー!』

 剣刃一閃を防ごうと身を翻した邪神へと氷の矢が群となり襲来する、そこで生じたどちらを優先させるかの刹那の判断が邪神の誤りであった。

 祭壇の広間には激しい音が響きわたり剣と氷の風切り音が沈まれば、そこには満身創痍の邪神が息を切らせながら立っていた。
 
『このような事があってたまるか……』
「なんだ、まだ元気だね。生きてる間に訂正してくれないか。英雄の、って言うかヒーローの魂が罪深いわけないだろ!」

 荒い息を整えていたのは邪神だけでなく猟兵もまた同じではあったが、大胆不敵に宮落・ライアは笑っていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

響納・リズ
邪神が目覚める前に、早く倒さなくてはなりませんわね。
特に気をつけるべきは、UCを封じる攻撃……少し手強い相手ですが、私も戦いますわ。

メインはWIZで。
属性攻撃で、毒を付与して、敵の体力を確実に減らします。毒が無理なようでしたら、属性を雷にして、電撃で少しでも相手の動きを鈍らせます。
「さあ、今ですわ!」
敵の攻撃は、オーラ防御とヴェールを使っての盾受けで、なんとか被害を最小にいたします。
敵が狂嵐を使ったら即座に範囲外へ。

最後には全力での「白薔薇の嵐」で!
「残念ですけど、ここにあなたの居場所はありませんわ! さっさと天へ帰って下さいまし!」
邪神でなければ、居きられる場所もあったかもしれませんが……。


アレクシア・アークライト
・UDCから応援で到着。

 中途半端に復活してしまった古代の王様。
 貴方が教団員に呼び出された存在なのだとしたら、申し訳ないけど、貴方は前座。
 さっさと倒して、貴方を復活させた教団員達を捕まえに行かせて貰うわよ。
 また何処かで貴方みたいなのを呼び出されたらたまらないわ。

・敵の攻撃は仲間へのものも含め、力場で逸らし、又は弾くなどして妨害する。
・念動力を用いて敵を直接攻撃し、また、四肢を捕まえ回避を阻害する。[グラップル]
・念動力で敵の動きを鈍らせることができるならば、一息に接近し、力場を収束した掌底を叩きつける。[空中戦]





 満身創痍である邪神だが追い込まれているといえ邪神である、聖なる白き光が伸びれば不浄なる風で近寄る猟兵を巻き込みながら荒れ狂い打ち消しあい、力を失わせようと邪神が動けば猟兵は攻撃変えカバーし合っていた。
 しかし、平行線の様な均衡を保ちながら双方決め手に欠けている事に焦りが生まれ始めた頃……1つのターニングポイントが訪れた

「皆さんUDC組織も周辺警戒に避難と、建物の封鎖し終えたわ横槍も心配なしね……まぁエージェントとしては、まだ気掛かりはあるけれど先に古代の王様には御退場してもらわないとね」

 アレクシア・アークライト(UDCエージェント・f11308)達の到着はそれだけで値千金あっただろう
 そして、現状を知らされた猟兵達に少しばかりの安堵が広がった。邪神などのUDCなる存在はこの世界では、知視されていないモノとしてあるのだ。
 ならば極力知られるのを避けられるなら避けるべきだった。
 そして、まったく逆の反応を示すものが1人、猟兵が増えてしまい苦虫を噛み潰した表情の邪神であった。
 そんな一喜一憂のなかで凛と響く声が邪神へ向けられる。

「貴方にも思う所はありますが、残念ですけど、ここにあなたの居場所はありませんわ」

 響納・リズ(オラトリオの聖者・f13175)が高らかと宣言する、混沌や戦乱を招き入れる存在は容認出来ないという確固たる意思が込められた強い言葉、それは最後の闘いが開始される合図でもあった。



 先手を取ったのは邪神であった、空中に手を翳すとカイトスの三魔槍が出現させた。三魔槍は【メンカルの血槍】【ディフダの怨槍】【カファルジドマの戒槍】からなる忌まわしき槍であり、それらを響納・リズへと投擲した。

『我が秘槍にて相手してやる、さぁ!貴様から穿ち消えよ!』
「そんなもの払い除けてさしあげます。くっ……はぁ!」

 3本の禍々しい槍は怨念を撒き散らしながら獲物へ飛びかかる猟犬の様に飛来すると、響納・リズは避けきれないと見るや武器を構え打ち落としにかかった、血槍は肩をえぐり怨槍は左腕を切りつけられたが、 最後の戒槍を払い除ける事に成功した。
 槍を受け傷をおうにしたがいじわじわと身を蝕む悪寒を感じていたが、戒槍を払った際に嘘のように消え去っていくのを感じとり威を脱したと悟る。

『ち、運の良い奴だ』
「何やら怪しげな力を感じましたが、なるほど三重の呪いでしょうか厄介なものを持っていますね」
「それでもタネがわかったなら怖くないね、いくよ」

『ぐっ、生意気な!しかし、我は貴様たちが知らぬ力をいくらでもあるわ!』
「それが貴方の敗因ですよ。知らないからないじゃなくて、私達は貴方達UDCに対抗する為たくさん創意工夫をしているのよ、慢心の塊の貴方には分からないかも知れないけどね!」
『貴様は!?』

アレクシア・アークライトは邪神から5m離れた場所に構えをとって、強く握りしめた拳には全身の力を集めているのだろう、込められたら力は拳周りの空間が揺らぐ様に見え、それがただの攻撃では無いことは確かであった。

「ボロボロで万全じゃない邪神でも、油断なく当たらせてもらうわ……私の『私の全てを込めた一撃、貴方なんかに防げる代物じゃないわ』」
『や、やめろー!』

苦し紛れであろう3本の槍は投げつけようとした瞬間、今この場に集まった猟兵達ですら認識できない一撃が邪神はるか前方へと殴り飛ばしていた。
邪神は殴られた勢いが弱まり止まった頃には、恐怖に引き攣った表情で仰向けに倒れその身体はドロドロと溶けていき世界飲み込まれるかのように消えていく。

「さぁ、皆さんお疲れ様です……ですが、これで終わりではありません、早速残党信者を捕まえに行きましょ!」

笑顔のアレクシア・アークライトがガッツポーズでたっていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年04月14日


挿絵イラスト