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ようこそ! もふもふハロウィンパーティーへ

#アルダワ魔法学園 #【Q】 #お祭り2019 #ハロウィン #装魔封災戦

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#装魔封災戦


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●もふもふ様がやってくる
 いつもと同じ穏やかな日差しが照らす中庭。
 ……でも、今日はなんだかちょっと雰囲気が違う。
 賑やかなハロウィンカラーの装飾が施され、カボチャで作られたジャック・オ・ランタンたちがあちこちに転がっていた。
『ぴよぴよぴよぴよ』
 ふわふわもふもふな毛皮に包まれたまぁるいひよこたちも、見慣れぬジャック・オ・ランタンに興味深々。
 そんなひよこたちの前に、今度はパンプキンプリンやパンプキンパイ、カボチャのパウンドケーキといったスイーツをはじめ、パンプキンポタージュやパンプキンサラダ、冷たいジュースなどが所狭しと並べられていく。
 もちろん、カボチャ以外のお菓子や料理――例えば、定番のショートケーキやアップルパイ、果実のゼリーやチョコレートにカラフルなマカロンはもちろん、サンドイッチやピザ、フィッシュチップスなどの軽食だってちゃんと用意されている。
『ぴよー!』
 はしゃぐひよこたちをもふもふしてやりながら、各々が選んだ仮装に身を包んだ学生たちがパーティーをはじめようとしたその瞬間――その招かれざる客たちは、姿を現した。
『――もふ?』
『もふもふ、もふ』
 勢いよく中庭へと流れ込んできたのは、ふかふかもふもふな災魔たち。
『ぴよぴよ!?』
『もっふ――!』
 もふもふ災魔の襲来に、ひよこたちは学生に連れられ大慌てで逃げ出していく。
 後に残ったのは満足そうに美味しい料理を貪る災魔たちの姿だけだった――。

●モフモフ・オア・トリート?
「たいへん、たいへん! ハロウィンパーティーに災魔たちが来ちゃうの!」
 パタパタと大きく手を振り、ユニ・エクスマキナ(ハローワールド・f04544)は緊急事態であることをアピールする。
 あたふたしながらユニがカチカチと宙に浮いたディスプレイを操作すると、そこに浮かんだのは蒸気とからくりの迷宮――事件が起きるのはアルダワ魔法学園のようだ。
「あのね、ずーっと前の話なんだけど。アルダワ世界では、10月31日に『装魔封災戦(そうまふうさいせん)』っていうのがあったんだって」
 人類が災魔の仮装をして災魔の拠点に侵入し、大規模な奇襲で大量の災魔を封印した戦いの成功と勝利を祝って始まったのが、アルダワのハロウィンということらしい。
「その敗戦の記憶が残っているのかどうかはよくわからないけど……」
 ユニは怪訝そうな顔で首を傾げているが、学園のパーティー会場に災魔たちが現れることが予知できた以上、なんとかしなければいけない。
「でもね、この災魔たちは『仮装した者を優先的に狙う』ってこともわかってるの!」
 ――ようするに。
「猟兵が仮装していれば他の人への被害はないから。みんなも好きな仮装をして、パーティーを満喫しつつ、乱入者を倒しちゃってほしいのねー!」
 今回のパーティー会場である中庭では、たくさんのひよこたちも日光浴を楽しんでいるという。
 いつもと違う賑やかな雰囲気を感じているのか、ひよこたちもわくわくそわそわ落ち着かない。
 だから、一緒にハロウィンパーティーを楽しもうと誘ってあげれば、ひよこたちもきっと喜ぶに違いない。
 ちなみに、やってくる災魔というのはモリフク様の群れ。
 柔らかなもふもふに触れたら最後、皆ダメになってしまう――。
 もふもふ可愛いひよこたちだけでなく、人類をもふに沈めるためにやってきたモリフク様も一緒にもふもふしつつ、ハロウィンパーティーを楽しめだなんて。
 ……もしかしたら、すごく贅沢な時間を過ごすことができるのかもしれない。
 一通りの説明を終え、ユニはぐるりと猟兵たちの顔を見回す。
「せっかくのパーティーだもん! 楽しまなきゃなのねー! それじゃ、よろしくお願いしまーす!」
 にこやかに手を振って、彼女は猟兵たちを送り出す準備に入るのだった。


春風わかな
 はじめまして、またはこんにちは。春風わかなと申します。
 オープニングをご覧いただきありがとうございます。

●このシナリオについて
 第1章のみ、【集団戦】です。
 学園のハロウィンパーティー会場に現れた災魔と戦います。
 オープニングにある通り、災魔は『仮装した者を優先的に狙う』ので、プレイングにはどのような仮装をするかご記載ください。
 周りにも一般の学生や教師がいますが、彼等はそれほど派手な仮装をしていないので(猟兵達の仮装がスゴいだけなのですが)、被害を受けることはありません。

●災魔
 モリフク様たちの群れです。
 ハロウィンに浮かれている人間たちに怒り心頭。
 もふもふ地獄に陥れんと張り切っています。
 怒りで冷静さを失っているのに加え、パーティーを続けながら戦闘すれば、さらに冷静さを欠き隙だらけになるので戦闘を有利に進めることが出来ます。
 パーティーを楽しむことを重視する場合は『倒す』の一言があれば大丈夫です。
 なお、ひよこたちに危害を加える気はないようですのでご安心ください。
 お菓子が欲しいかどうかは聞いてみないとわかりません。

●会場について
 アルダワ魔法学園のとある中庭で立食形式のパーティーが行われるようです。
 日課である日光浴を満喫中のひよこたちもパーティーに参加する気いっぱいです。
 ひよこたちはお菓子や仮装に興味深々。
 お菓子をくれれば喜んでもふもふさせてくれます。
 お菓子がなくてももふもふしてほしいです。
 オープニングに書いた以外にもお菓子や軽食、飲み物などが用意されています。
 ご自由に設定していただいて大丈夫です。

●共同プレイングについて
 ご一緒される方のID(3人以上で参加される場合はグループ名も可)を記載ください。また、失効日が同じになるように送信していただけると大変助かります。

●その他
 プレイングはオープニング公開直後から送っていただいて問題ありません。
 締め切りやリプレイに関するご連絡は、マスターページやTwitterにて行いますので、お手数ですがご確認ください。

 もしも期限内に書きあげることが出来ず、プレイングが返却されてしまった場合、
 お気持ちに変わりがありませんでしたら再送いただけますと幸いです。

 以上、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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第1章 集団戦 『モリフクさま』

POW   :    翼びんた
単純で重い【翼】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    人をダメにするもふもふ
【胸部のモフモフ】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    うぉーみんぐあっぷ
予め【羽ばたく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メリー・メメリ
もふもふー!
知ってる!かわいい!
羊の仮想でもふもふ二倍だよ!

パーティーだからたーくさん楽しまなきゃ!
おかしもたくさん食べる!
シュークリームとエクレアと南瓜のタルトと
それから口に入りきらない!

もふもふも一緒に食べる?
半分こしたらメリーもたーくさん食べれるから半分こしよう!
それじゃあねー、このショートケーキ!
もふもふもは固いのも食べれる?
クッキーいる?

それからねえ、飲み物もあるよ!
青色ののみものって怪しいねえ
なんだろう……りんごのあじがする!
もふもふも飲んでみる?

パーティーをたくさん楽しんだら最後にもふっとしてお別れだー…!
もふもふ、楽しかったね!
また会えたら遊ぼうね!
倒したくないけど倒すよ


コイスル・スズリズム
普段は魔法学園の生徒
でも今のすずはー南瓜の国のひとつからやってきたプリンセス!
南瓜ドレスの仮装で
プリンセスとして学園の平和を―――もふもふkawaii!

思いっきりひよこたちに近づいていって
お菓子が欲しいの?はい!袖口からキャンディを取り出して渡す
すずもパンプキンパイを食べるよ
あ、これも欲しいの?いいよ!
ひよこたちをもふ。パーティを楽しく過ごす。
南瓜って甘いしナンカ見た目も可愛いし
辛くもなるし素敵だよね!
ドレスにもなるんだよね!

統一したい気持ちだから
パンプキン炭酸、っていうのを飲んでみる
……ありっちゃその、ありかな

とにかくパーティを続けて『おびき寄せ』
攻撃は『見切り』ランスで『武器受け』

『倒す』



『もっふ――!』
 ハロウィンカラーの飾りで彩られた中庭へとモリフク様の群れが雪崩れ込むようにやってくる。
『もふっ、もふっ!』
 モリフク様はシュッシュッと翼を振りながら、準備万端といった様子でゆっくりと首を動かして辺りを見回した。
『もふ……?』
 誰からモフの海に沈めてやろうか、とでも言いたげに獲物を探すモリフク様が目を付けたのは、スイーツを頬張る白いふわもふ――ではなくて、羊の仮装に身を包んだメリー・メメリ(らいおん・f00061)。
 シュークリーム、エクレア、南瓜のタルト。
 どれも美味しくて幸せだが、全部は口に入りきらない。
 ……これはちょっと欲張りすぎたかもしれないなぁ、なんて思っていたメリーの前にモリフク様が現れた。
(「はっ!? もふもふと半分こしたらメリーもたーくさん食べれる!」)
 メリーは慌てて口の中のタルトをゴクンと飲み込むと、モリフク様に声をかける。
「もふもふも一緒に食べる? ショートケーキ、メリーと半分こしよう!」
『もふーーっ!!』
 ――この人間、もふもふしているのでわかっているのかと思いきや一体何を言い出すのか。
 メリーの誘いにモリフク様は全身の毛を膨らませて拒否をした……つもりだったのだが。
「そうかー、ショートケーキは好きじゃないのかー」
 ショートケーキはモリフク様のお気に召さないと理解したメリーはモリフク様の好きなスイーツを探そうとテーブルに視線を向けた。
「何がいいかな~?」
『もふっ!? もふー!』
 バタバタと翼をはためかせてモリフク様は抗議の声をあげるが、メリーは気づかない。
 そんなメリーの傍では、南瓜をイメージしたドレスに身を包んだコイスル・スズリズム(人間のシンフォニア・f02317)がひよこたちと一緒にパーティーを満喫していた。
「すず、パンプキンパイを食べようと思うんだけど……」
『ぴよぴよ!』
「あ、これも欲しいの? いいよ!」
 スイーツに興味を示すひよこたちのために、コイスルはパイを細かく崩し、食べやすいように差し出してやる。
 美味しそうにパイをついばむひよこたちの愛らしい姿にコイスルの心はすっかり奪われていた。
 普段は魔法学園の生徒として籍を置くコイスルだが、今日の彼女は南瓜の国からやってきたプリンセス。
 プリンセスとして学園の平和を守らねばと思っていたが、今は……。
(「――もふもふKawaii!」)
 ふわふわのひよこたちに触れると、その柔らかな温もりにうっとりせずにはいられない。
『ぴよぴよ!』
「あら――もっとお菓子が欲しいの?」
 ひよこたちに催促されるがまま、コイスルは緑色のフリルに彩られた袖を振った。
 シャカシャカッという音と共にころんと南瓜の形をしたキャンディが転がり落ちる。
「はい、どうぞ!」
『ぴよ!』
 キャンディのお礼のつもりか差し出されたひよこたちの背中を幸せそうにもふるコイスルの前にモリフク様がやってきた。
『もふっ! もふっ!』
 白い毛をもふれと言わんばかりにぐいっと胸を張るモリフク様を見て、コイスルは首を横に振る。
「だーめ、今、すず忙しいんだから」
 憤慨するモリフク様をさらに怒らせるべく、コイスルはひよこたちをもふりながらもう暫くパーティーを満喫することにするのだった。

「ねぇねぇ、もふもふもは固いのも食べれる?」
『もふ』
「えー、いらないの?」
 モリフク様とお菓子を半分こするための交渉を続けていたメリーだったが、いったん休憩し、ジュースを飲むことにする。
「あ! それは何のジュース?」
「これ? パンプキン炭酸よ」
 無邪気に問いかけるメリーにコイスルはジュースの入ったグラスを掲げてみせた。
「しゅわしゅわしてる! おいしいのかな……」
「うーん、どうかなあ……」
 メリーにつられて首を傾げるコイスルだったが、南瓜モチーフのドレスにお揃いのリボン、金髪を彩る花飾りは南瓜の花、そして食べたスイーツは全て南瓜を使ったものときたら、やはり飲み物だって南瓜で統一したい。
 コイスルはぐいっとグラスを傾け、ジュースを一口飲む。
「……ありっちゃその、ありかな」
 言葉を選びながら感想を告げるコイスルの目に飛び込んできたのは、メリーが持っていた青いジュースだった。
「青色ののみものって怪しいねえ」
 物珍しそうにコップを見つめるメリーにコイスルは恐る恐る尋ねる。
「それ、飲むの?」
 一体どんな味なのだろうか。
 あれやこれやと想像を働かせながら、メリーはそぉっとコップに口をつけた。
 ゴクン、と勇気を出して青い液体を飲み干してみれば……。
「これ、りんごのあじがする!」
 コイスルがほっと胸を撫で下ろしていることにも気づかず、メリーはモリフク様に青いジュースを飲ませようとぐいぐいとコップを押し付けている。
「ほら、もふもふも飲んでみよ?」
『もふっ、もふっ』
 全力で拒否するモリフク様を見ながら、コイスルはそろそろ片をつけようと愛用のドラゴンランスを手にとった。
 ランスを構えるコイスルに気づいたメリーは終わりの時が来たことを察する。
「もふもふ、楽しかったね! また会えたら遊ぼうね!」
 モリフク様を骸の海へと還してやりながら、もふっとした毛に触れれば、その心地良さにメリーとコイスルは思わず顔を見合わせた。
「ひよこともふもふ、どっちがもふもふ?」
「どっちももふもふだけど……すずはひよこ!」
『ぴよぴよ!』
 コイスルの言葉を聞いたひよこたちが嬉しそうな鳴き声をあげる。

 ――さぁ、楽しいパーティーの続きを再開しよう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リティ・オールドヴァルト
ぼくは赤ずきん風
リリィは狼の着ぐるみ

ひよこさん…!
パーティー一緒にするのです?
一緒にお菓子食べましょう
南瓜のパウンドケーキ差出し
えへへ、おいしいです?
食べるひよこさんなでなでしようと
わわっふわふわもふもふなのですー
いっぱい食べるのですよー
リリィと一緒にもぐもぐしつつ

モリフク様もきましたねっ
怖い顔になってるのですよ
みんなが楽しそうにしててくやしいのです?
トリックオアトリート?
はいっお菓子どうぞ
今度はお化けの乗ったかぼちゃのカップケーキ出し

それにしても…
立派なもふもふなのです…
胸部をもふもふしようと
ひよこさんとは違うもふもふ加減
きもちいいのですー

少しでも気は晴れましたか?
最後はドラゴニック・エンド



「ひよこさん……!」
 ぴよぴよと可愛らしいひよこの声が響く中庭で、リティ・オールドヴァルト(天上の蒼・f11245)は藍色の瞳をキラキラと輝かせる。
 遊んで、構ってと言いたげにひよこたちは嬉しそうに赤頭巾の仮装に身を包んだリティの方へと近づいてきた。
 リティは嬉しそうに笑顔を浮かべ、ひょいっとカボチャのパウンドケーキを一つ取る。
 そして、ひよこたちに向かってケーキを掲げて見せた。
「パーティー一緒にするのです?」
『ぴよっ! ぴよっ!』
 食べる食べるとひよこたちはリティの周りにちょこまかと集まり、ケーキが早く欲しいと催促の声をあげる。
「仲良く食べるのですよー」
 美味しそうにケーキをついばむひよこたちを邪魔しないように気を付けながら、リティはそっとひよこの頭を撫でた。
(「わわっ! ふわふわもふもふなのですー」)
 ふんわりしたひよこの毛並にうっとりしながら、リティは相棒の白竜・リリィと一緒にぱくりとケーキを頬張る。
「リリィも美味しいです?」
 狼の着ぐるみを着たリリィも、嬉しそうに目を細め、リティの頬にそっと顔を寄せた。
「みんな、いっぱい食べるのですよー」
 リリィの頭を撫でながら、リティはひよこたちに優しく声をかける。
 だが、背後から場に似合わぬ殺気を感じ、リティは慌てて後ろを振り返った。
「モリフク様もきましたねっ」
 怖い顔をしてこちらを睨むようにして立っているモリフク様を見て、リティはちょこんと首を傾げる。
 モリフク様はみんなが楽しそうにしているのが悔しいのだろうか。
 ならば……。
「トリックオアトリート?」
 お菓子どうぞとリティがお化けの飾りが乗ったカボチャのカップケーキをモリフク様へ差し出せば。
『もっふー!!』
 ちがーう! とばかりにモリフク様はぺしーんと勢いよくもふもふな翼でカップケーキを叩き落とした。
「ちがうのですか……」
 しゅんと肩を落とすリティだったが、次の瞬間、彼女の目に飛び込んできたのはもふってほしそうに胸を張るモリフク様の白い胸元。
「立派なもふもふなのです……」
 そぉっと手を伸ばし、そのもふもふな毛を優しくもふれば、ひよこたちとはまた違う心地良さがリティを包み込む。
 もふられたモリフク様も、気持ち良さそうなリティを見てドヤ顔を決めていた。
 ――モリフク様、ぼくにいっぱいもふってほしかったのです。
「少しでも気は晴れましたか?」
 満足そうなモリフク様を見たリティは、そろそろ頃合いだとリリィの名を呼ぶ。
 白竜は百合の刻印の入った刃をもつ槍へと姿を変え、リティの手に納まった。
 そして、リティはモリフク様へと白銀の刃を穿つ。
「来年は、一緒にお菓子お菓子食べましょう」
 リティとリリィに見送られ、モリフク様は骸の海へと還って行った――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

泉宮・瑠碧
僕はとんがり帽子にマントで魔法使いの仮装だな
ひよこ達に、やがてモリフク達もか…何という幸せ空間

ひよこ達には一緒に行こうとお誘いを
可愛い…会えて嬉しい
お菓子は食べても大丈夫なら
果物のゼリーあたりを手に取って招こう

触っても良いか訊いて
良ければ撫でたり頬を寄せる
鳴き声も可愛いので様子は微笑ましく見守ろう
…幸せ

モリフクは最初は眠りは微妙か…
まずお菓子は要るか訊いてみて
是なら渡そう

モリフクが落ち着くなら
パーティーというよりはひよこやモリフクの給仕をしようか
触れるなら様子を見つつ
嘴の下などの好みそうな所を撫でてマッサージ

モリフク達が落ち着けば
ひよこ達と一緒に子守唄を歌って永遠揺篭
怒るより、どうか楽しい夢を



 ひよこ達に加え、モリフク達もやってくるだなんて。
 何という幸せ空間だろうか――。

 青い薔薇の花をあしらったとんがり帽子に揃いのマントを纏った泉宮・瑠碧(月白・f04280)は、ぴよぴよと足元に寄ってきたひよこたちに声をかける。
「みんなで一緒に行こう」
 瑠碧はひよこ達と共にスイーツが並ぶテーブルへと近づくと、果実のゼリーへと手を伸ば……否、慌てて引っ込めた。
「お菓子、食べても大丈夫か?」
 瑠碧は心配そうにひよこ達に尋ねるが、ひよこ達は美味しそうなゼリーに釘付け。
 早く食べたいとばかりにぴよぴよ鳴いて瑠碧にゼリーをせがむ。
「わかった、わかった。順番にな」
 瑠碧がゼリーを差し出すと、ひよこ達は嬉しそうにぱくっとゼリーをついばんだ。
『ぴよっ、ぴっ!』
「そうか、美味しいか」
 良かったと瑠碧は嬉しそうに目を細め、ひよこ達がお菓子を食べる様子を見守ることにする。
(「……幸せ」)
 ひよこ達の見た目はもちろんのこと、鳴き声も可愛い。
 じわりと目許に浮かぶ涙を堪える瑠碧の気持ちなど、ひよこ達は全く気付く様子はなく。
 ゼリーに満足すると、今度は触って撫でてと瑠碧に体を摺り寄せる。
「おいで」
 瑠碧は掌にひよこを乗せるとそっと頬を寄せた。
 ふわふわしたひよこの毛が優しく瑠碧の頬を撫でる。
「……会えて嬉しい」
『ぴよぴよ!』
 思わず零れた瑠碧の言葉にひよこは嬉しそうに鳴いて応えた。

『もふー!』
 瑠碧がひよこ達と共に穏やかな時間を過ごしていたのも束の間、どこからかモリフク様が現れる。
 怒りの感情を隠そうとしないモリフク様に瑠碧の表情が曇った。
「よかったら、モリフクも一緒にお菓子を食べないか?」
『もっふー!!』
 ――求めているものはお菓子ではない。
「そうか、もふって欲しいのか」
 モリフク様の要求に気づいた瑠碧は嘴の下をそっともふってやる。
『もふもふ』
 ひよことは違うもふの感触が瑠碧を包み込んだ。
 だが、モリフク様のもふもふ地獄に落ちることはひよこ達が許さない。
 またお菓子が欲しい、遊んで欲しいと猛アピールを繰り返す。
「わかった、わかった」
 こんな風に忙しいのは、悪くない。
 緩む口元を押さえ、瑠碧はモリフク様とひよこ達の給仕に専念することを決めるのだった。

(「そろそろ頃合いか……」)
 もふもふ地獄に落ちた振りが功を奏したのか。
 モリフク様が落ち着いたのを見て、瑠碧はひよこ達と一緒に子守歌を歌い始めた。
 それは、痛みも苦しみもない、ただ深い眠りへと誘う優しい歌。
『…………』
 永遠揺篭を聴いたモリフク様はゆっくりと目を閉じ骸の海へと旅立っていく。

 ――モリフクの旅路が楽しい夢と共にあらんことを。

 瑠碧の願いを乗せた歌声が、穏やかな日差しが注ぐ中庭に静かに響き渡っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鳳城・那由多
縫さん(f10334)と
お菓子の入った籠を持った魔女の仮装をいたします
縫さんは白衣の天使ね、とても可愛らしいわ

あらあら、可愛らしい鳥さんたちがいっぱいね
もふもふ地獄に陥れられるのは困りますわねぇ?
パーティを楽しみながら倒しましょうか

お菓子を食べている縫さんとひよこさん達を
ニコニコと見守りますわ
時折、縫さんのお口に付いたお菓子を
ハンカチで拭って差し上げますわね
ひよこさん達には食べやすいようにクッキーを細かくしてあげましょう

そちらの鳥さんたちもご一緒しても良いのですよ?
とUCで楽しそうな【歌唱】を披露して敵意を削いでみせましょうか
ご一緒出来ない場合は仕方ありませんわ、倒しますわね♪


真幌・縫
那由多さん(f22037)と♪
那由多さんとははじめてのお出かけだね♪
ハロウィンのお話を那由多さんと沢山したから一緒にハロウィンできるの嬉しいなぁ。
縫の仮装はクラシカルなナースさんだよ。
那由多さんの魔女さん姿も素敵だね♪

今回の災魔はモリフクさまかぁ…本当はモリフクさまも一緒にハロウィン楽しめたらいいなって思うけどしかたないよね…那由多さんといっぱいハロウィン楽しもう♪

カボチャのお菓子もお料理もおいしそうだね他にもたくさん!どれから食べようかなぁ。
ひよこさんもいる?

モリフクさまはUCで攻撃。



 可愛らしい白衣の天使の仮装に身を包んだ真幌・縫(ぬいぐるみシンドローム・f10334)は愛らしいひよこたちの出迎えを見て銀色の瞳をキラキラと輝かせる。
「那由多さん、見てっ!」
「あらあら、可愛らしい鳥さんたちがいっぱいね」
 シックな紫色のドレスを纏い、お菓子の入った籠を持った魔女に扮した鳳城・那由多(傍観察者・f22037)はひよこたちの熱烈な歓迎を受け、嬉しそうに目を細めた。
「もふもふ地獄に陥れられるのは困りますわねぇ?」
 悪戯めいた笑みを浮かべる那由多だが、『もふもふ』と聞いて縫の脳裏にはこれから現れるという災魔――モリフク様のことがよぎる。
「本当はモリフクさまも一緒にハロウィン楽しめたらいいなって思うけどしかたないよね……」
 しょんぼりと肩を落とす縫を慰めるように、那由多は縫の手をぎゅっと握り締めた。
 那由多の手の温もりを感じ、縫は気持ちを切り替えると嬉しそうに口を開く。
「那由多さん、一緒にいっぱいハロウィン楽しもう♪」
「ええ、もちろん。とても可愛らしいナースさんと過ごせるなんて、とても嬉しいわ」
 柔和な笑みを浮かべる那由多の言葉に縫も満面の笑みで応えた。
 ――だって今日は特別な日。
 那由多とのはじめてのお出かけの日だから。

「カボチャのお菓子もお料理も、どれもみんなおいしい~!」
 幸せそうにパンプキンタルトを頬張る縫をニコニコと見つめる那由多だったが。
「あらあら、縫さん。口元にクリームが付いていますわ」
 縫の口端に白い生クリームが付いているのを見つけると、ハンカチでそっと拭ってやる。
「ん……、ありがとう♪」
 恥ずかしそうにお礼を述べる縫を愛しく思いながら、那由多は「どういたしまして」とにこりと微笑んだ。
 そんな二人をじっと見つめるつぶらな瞳に気づいた縫は、お菓子を欲しそうにしているひよこたちに声をかける。
「ひよこさんもお菓子いる?」
『ぴよぴよ!』
 わぁっと嬉しそうに傍へと駆け寄るひよこたちに縫はわたわたと慌てながらお菓子を差し出した。
「順番だよ! 大丈夫、みんなの分、ちゃんとあるから!」
 慌てふためく縫に那由多はクスッと笑みを零す。
「ひよこさん、よろしければこちらもどうぞ」
 ひよこ達が食べやすいようにとクッキーを砕きながら、那由多が声をかければ、今度は彼女に向かってひよこ達は一斉に大移動。
「縫さんもどうぞ」
「わぁ、どうもありがとう♪」
 美味しいねとひよこ達と一緒にクッキーを頬張る縫を那由多は柔和な笑みを浮かべて優しく見守っていた。
「――ところで、そちらの鳥さんたちもご一緒しても良いのですよ?」
「!!??」
 何気ない那由多の言葉に、縫は慌ててキョロキョロと辺りを見回す。
「えー、モリフクさま!? いつの間に……」
『もふー!』
 モリフク様たちの登場に全く気付かなかったと縫だが、怖い顔でこちらを睨み付ける様子を見てポツリと呟いた。
「モリフクさま、怒ってる……?」
 だが、那由多は動じることなく優しい音色で癒しの歌『慈愛のバラード』を紡ぎ始める。
 それは、味方だけでなく、敵さえをも全て受け止め、そして歌い手への戦意や敵意を消失させて愛の感情を与える歌。
『もふ~』
 うっとりとした面持ちで那由多の歌に耳を傾けるモリフク様。
 これは、と縫は期待に満ちた表情でモリフク様たちに声をかける。
「モリフクさまも、一緒にお菓子食べ……」
『もっふー!!』
 カッと目を見開き、モリフク様たちは一斉に縫や那由多を威嚇した。
 モリフク様の怒りは相当根深いらしい。
「ご一緒出来ないのであれば、仕方ありませんわ」
 頬に手を添え、那由多は残念そうに溜息をつく。
「縫さん」
「うん、那由多さん♪」
 任せて! と縫が放った虹色に輝く光の矢がモリフク様たちへと降り注いだ。
『もふー……』
 静かに消えていくモリフク様たちを見送る二人だったが。
「あぁ! モリフクさま、もふもふするの忘れちゃった……」
 残念そうな呟きを漏らす縫の背中を慰めるように那由多が撫でる。
『ぴよぴよ! ぴよっ!!』
 代わりにもふってとばかりにひよこたちが二人の傍に駆け寄ってきた。
 縫と那由多の楽しいハロウィンの時間は、まだ終わらない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ベイメリア・ミハイロフ
リュカさま(f02586)と


ああ、なんということでございましょう
もふもふがふわふわを攻撃するだなんて…!

騎士の格好をして
リュカさま…いえ、狼さん
何をお召し上りになりますか?

お皿に食べ物をよそいながら
ひよこさんには、一口大のケーキを
召し上がっている時に、そっと優しくお撫でしたく
…リ、リュカさま
とても、ふわふわで、ございます…!(目をきらきら)

まあっ、本当でございます!
リュカさまの狼お耳もふわふわ…
…!し、失礼いたしました!つい…!

もふもふさんが襲ってこようなら
ひよこさんをかばいながら応戦を
申し訳ございません…そちらのもふもふも魅力的ではございますが
わたくしふわふわを選んでしまったのでございます!


リュカ・エンキアンサス
ベイメリアお姉さん(f01781)と

本当だもふもふだ
どっちのほうが毛皮が暖かいかな
丁度新しい手袋が…
あ、ううん、なんでもない

狼男の仮装をして
食べる食べる、って何でもいただきながら
目を輝かせているお姉さんに若干目元が和らぐ
ああ。甘いもの食べるんだ
じゃあ俺も餌付けする。ほら
もふもふと戯れてるお姉さんを見るのが楽しい
ひよこを軽くなでながら
ところでお姉さん、俺のフードも結構手触りがいいんだけれど、なでてみる?
なんてからかったりしてる
どうぞ、好きなだけ

敵には、籠に隠し持っていたナイフで応戦
さすが騎士様、頼りになるね、って
俺のこともついでに守ってもらおう
選んでしまった、って言い方。申し訳ないけれども面白い



 中庭に漂う、甘い香りはどれもみんな魅力的。
 テーブルに並ぶカボチャ尽くしの料理やスイーツは全て美味しそうに見えて、どれから食べるかなんて選べない。
「リュカさま……いえ、狼さん」
 腰まで伸びた金髪を赤薔薇の髪飾りで束ねたベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)に呼ばれたリュカ・エンキアンサス(蒼炎の・f02586)が振り返る。
 狼男の仮装をしたリュカの動きにあわせ、もふっとした狼の尻尾がふぁさっと揺れた。
「何をお召し上りになりますか?」
 あれも、これも、それも、全部。
 ベイメリアが選んだスイーツをどれも皆「食べる食べる」とリュカは頷き、もぐもぐと頬張っている。
「狼さんは腹ペコだったのでしょうか」
 クスクスと笑みを浮かべ、ベイメリアがひよこたちにとケーキを差し出すと、ぴよぴよとあっという間にひよこたちが集まってきた。
 ケーキを一生懸命に食べるひよこたちを見守りながら、ベイメリアはその黄色い背中をそっと優しく撫でる。
「!!」
 期待を裏切らない、柔らかな触り心地。
 ベイメリアは興奮を隠せぬ様子で、リュカの名前を呼んだ。
「ベイメリアお姉さん、どうかした?」
 パンプキンプディングを食べる手を止め、リュカはひよことベイメリアを交互に見遣る。
「とても、ふわふわで、ございます……!」
 優し気な碧色の瞳をきらきらと輝かせ、ひよこの背中を撫でるベイメリアを見て、心なしかリュカの眼元も和らいだ。
「リュカさまもご一緒にいかがですか?」
「うん、じゃぁせっかくだし、俺も撫でてみようかな」
 撫でられることを期待しているひよこの頭を、リュカは優しく撫でてやる。
 ベイメリアの言う通り、ひよこはもふもふで心地良い。
 どっちのほうが毛皮が暖かいかな。そういえば、丁度新しい手袋が……なんてリュカが自分の世界に入り込んで考えていたら。
「……さま、リュカさま」
 ベイメリアが心配そうにリュカの顔を覗き込んでいた。
「あ、ううん、なんでもない。それより、ひよこも甘いもの食べるんだ」
「ええ、ひよこさんたち、喜んで食べていらっしゃいますわ」
 意外そうにリュカが見つめる前で、ひよこたちはベイメリアに貢がれるまま、もりもりとお菓子を食べている。
「ふーん……じゃあ俺も餌付けする」
 リュカはオバケを象ったクッキーを手にとると、細かく砕いて「ほら、ほらほら」とひよこたちの目の前に差し出してみた。
『ぴぴっ!』
 新しいお菓子だとひよこたちは大喜びでリュカの周りに集まっていく。
「ところでベイメリアお姉さん」
 クッキーをねだるひよこの首元を軽く撫でながら、リュカは幸せそうにもふもふひよこと戯れるベイメリアを楽しそうに見つめながら口を開いた。
「俺のフードも結構手触りがいいんだけれど、なでてみる?」
 どう? と悪戯めいた表情を浮かべてリュカは自分の頭をベイメリアへと差し出す。
 思い掛けない誘いに逡巡するベイメリアだったが、やはりもふもふの誘惑には勝てず、遠慮がちに手を伸ばした。
「まあっ、まあっ! 本当でございます! リュカさまの狼お耳もふわふわ……」
 うっとりとしながらベイメリアはリュカのフードについた狼の耳をもふる。
 ひよこさんもふわふわもふもふで心地良かったが、リュカの狼耳も負けず劣らずで甲乙つけ難い。
「……!」
 リュカの狼耳をもふること、暫し。
 ハッと我に返ったベイメリアは慌ててもふる手を止めた。
「し、失礼いたしました! つい……!」
「どうぞ、好きなだけ」
 あ、でも――とリュカはお菓子の入った籠に隠し持っていたナイフをサッと取り出すと、招かれざる客たちへと向かって投げる。
「続きは後で、かな」
『もふもふっ!!』
 リュカの投げたナイフを素早い身のこなしでさらりとかわし、モリフク様たちも応戦する気のようだ。
 ベイメリアはひよこたちを背後に庇いながら己の武器を深紅の薔薇の花びらに変える。
「紅の聖花の洗礼を受けなさい……!」
 風に乗って宙を舞う赤い花びらに包まれるモリフク様たちを横目に、リュカは小さく口笛を吹いた。
「さすが騎士様、頼りになるね」
 俺のこともついでに守ってもらおう、なんてリュカが考えているとは露知らず。
 ベイメリアはキッと鋭い眼差しでモリフク様を睨み付ける。
「申し訳ございません……そちらのもふもふも魅力的ではございますが、わたくしふわふわを選んでしまったのでございます!
「お姉さん、『選んでしまった』って……」
 ベイメリアの言い方が面白くて、申し訳ないと思いつつもリュカは気づかれぬように笑いを噛み殺す。
 幸いにもリュカの様子には気づかず、ベイメリアの攻撃でモリフク様たちを追い詰められていった。
 リュカも慣れた手さばきでナイフを操り、ベイメリアを援護する。
「ベイメリアお姉さん、よろしく」
「はい!」
 リュカのナイフに気を取られていたモリフク様たちを再びベイメリアが操る深紅の薔薇の花びらたちが包み込んだ。
『もふー……』
 赤薔薇に包まれ姿を消すモリフク様たちを二人は静かに見送るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月居・蒼汰
ラナさん(f06644)と
ハロウィンカラーの魔法使いの仮装(南瓜SD)で
ラナさんも可愛くてお似合いですよ
尊敬…期待に応えられるよう、頑張りますね

せっかくのパーティーですし
まずは災魔のことは置いといて楽しみましょう
俺は何でも大丈夫なのでラナさんが気になる物を
ふふ、食べるのが勿体ないくらい可愛い南瓜ですね
ひよこって何食べるんだろ?パウンドケーキとかなら平気かな?
指先でそっと撫でて堪能していたら
わ、尻尾にひよこがいっぱい…(くすぐったい)

ひよこと遊んでたら
いつの間にやらひよこじゃないの(モリフクさま)もくっついてて
ひよこと一緒にもふもふ…あっ、これが災魔か
ついでにもふもふを楽しんで、最後には倒します


ラナ・スピラエア
蒼汰さん(f16730)と

SDのクラシカルナースの装いで
ありがとうございます!
蒼汰さんもよくお似合いです、尊敬する本物の魔法使いみたい

わ、ひよこさんがいっぱいですね
はい、初めてのハロウィンなので満喫したいです!
どのお菓子も美味しそう…蒼汰さんは何が好きですか?
じゃあ一緒に南瓜のパイは如何ですか?
形が可愛いので、気になりました

蒼汰さんの尻尾にじゃれつくひよこさんを見て
ふふ、ダメですよ
お菓子で気を引きながら、そっと1羽抱き上げます
ふわふわで可愛い…
一緒にお菓子食べますか?

ひよこさんじゃない子に気付けば小首を傾げて
あ、この子が災魔じゃないですか?
可愛いけど…すごくふわふわだけど…
平和の為に倒します!



 右を向いてもひよこ。左を向いてもひよこ。
「わ、ひよこさんがいっぱいですね」
 桜色の地に白いストライプのワンピースの裾を揺らし、ラナ・スピラエア(苺色の魔法・f06644)は声を弾ませ、ひよこに向かって手を差し伸べる。
 ワンピースに真っ白なエプロンドレス、そして白いナースキャップを被ったラナの姿を見て、月居・蒼汰(泡沫メランコリー・f16730)は柔らかな笑みを浮かべ、口を開いた。
「可愛らしいナースさんですね。とてもお似合いですよ、ラナさん」
「ありがとうございます! 蒼汰さんもよくお似合いです、尊敬する本物の魔法使いみたい」
 にっこりと微笑むラナの言葉に、魔法使いに扮した蒼汰は照れ臭そうにハロウィンカラーのローブに視線を向ける。
「尊敬……期待に応えられるよう、頑張りますね」
 宣言通り蒼汰はキョロキョロと辺りを見回すが、今のところ災魔の姿は見当たらない。
「せっかくのパーティーですし、まずは災魔のことは置いといて楽しみましょう」
 もちろん、ラナも蒼汰の言葉に異論はない。
 二つ返事で頷き、初めてのハロウィンを満喫しようとラナはまずテーブルのお菓子に目を向けた。
「どのお菓子も美味しそう……蒼汰さんは何が好きですか?」
「俺は何でも大丈夫なので、まずはラナさんが気になる物を選んでください」
 蒼汰に見守られ、どれがいいかなと苺色の瞳を輝かせながらラナが選んだのはジャック・オ・ランタンの形を模したパンプキンパイ。
「蒼汰さんも一緒に如何ですか? 形が可愛いので、気になりました」
「ふふ、食べるのが勿体ないくらい可愛い南瓜ですね」
 それじゃあ、と仲良くパイに手を伸ばす2人を見て、ひよこたちもご相伴に預かりたいと猛アピール。
「ひよこさんたちも食べたいって言ってますね」
「でも、ひよこって何食べるんだろ? パウンドケーキとかなら平気かな?」
 早く早くとせがむひよこたちのため、蒼汰が掌にケーキの屑を乗せて差し出すと我先にとひよこたちはパクパクとついばむ。
 そんなひよこたちを指先で撫でてふわもこを堪能する蒼汰だったが、妙なくすぐったさを覚え、慌てて振り返って尻尾を見てみれば。
「わ、尻尾にひよこがいっぱい……」
 くすぐってた犯人はひよこだったのかと蒼汰が尻尾をパタンパタンと揺らすと、ひよこたちはピヨピヨ鳴きながら右へ左へ尻尾を追いかけ走り回った。
「ふふ、ダメですよ」
 じゃれつくひよこたちは愛らしいが、くすぐったそうにしている蒼汰を助けようと、ラナはそっとパイの欠片をひよこたちの前に差し出す。
 どうやら、お菓子でひよこたちの気を引く作戦らしい。
『ぴぴっ!』
 作戦通り、お菓子に興味を持ったひよこをラナはそっと両手で包むように優しく抱き上げた。
「ふわふわで可愛い……一緒にお菓子食べますか?」
 ふんわりもこもこの毛並みを撫でながら尋ねるラナに、蒼汰はコウモリ型のクッキーを差し出す。
「こんな風にひよこたちと遊んでいると、本当にここに災魔が出てくるのか疑いたくなりますね」
 もふもふな毛並みを堪能する蒼汰に頷こうとしたラナだったが、蒼汰がもふっている茶色っぽい影を見て「あら?」と小首を傾げた。
「あ、この子が災魔じゃないですか?」
「え!?」
 蒼汰は慌ててラナが指差した先に視線を向ける。
 確かに、今自分がもふっているのはひよこではない茶色い鳥型の災魔――モリフク様だった。
(「確かに、ひよことは少し触り心地が違う気がしたけれど――」)
 でも、もふもふで気持ち良いのには変わらない。
 ラナもうずうずする気持ちを抑えきれず、モリフク様に手を伸ばす。
(「可愛いけど……すごくふわふわだけど……でも……」)
 学園の平和のためには、倒さなければ――!
 心を鬼にしてラナと蒼汰はモリフク様を骸の海に送り届けた。
『ぴよぴよ! ぴよぴよ!』
 頑張った二人に、ひよこたちが労いの声をあげて駆け寄ってくる。
「ラナさん、ひよこたちと一緒にパーティーの続きを楽しみましょうか」
「はい、もちろん!」
 蒼汰の誘いにラナは満面の笑みを浮かべて頷いた。
 ――ふわふわ、もふもふ。ひよこたちと共に過ごす二人の幸せな時間が続くことに心弾ませながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ラティファ・サイード
清史郎様(f00502)と

SDの白ドレスの皇妃エリザベート
UDCアースに実在した方とか

清史郎様も常と違う装束がお似合いですこと
見慣れぬ衣装を着る非日常は心が弾みます
光栄ですわ
扇で口元を覆い、もう片方の手を清史郎様へ

わたくしの肩に乗ってくださるかしらとひよこを招き
ふふ、柔らかさがくすぐったいですわ
赤葡萄の果実水で乾杯、唇を潤し
そうですわね、パンプキンサラダは美味しゅうございました
清史郎様は可愛らしいものとも仲良しでいらっしゃるのね
心を掴む秘訣を伺いたいわ
モリフク様とも?まあ贅沢

怒っていては折角の可愛らしさが台無し
それでも駄目でしたら…
愛でたいのはやまやまですけれど
どうかゆっくり休んでいらして?


筧・清史郎
ラティファ(f12037)と
SDの陰陽師
ポポ丸(ペットのひよこ)も猫耳を

ひよこさんとの南瓜の宴か、良いな
ポポ丸も友達沢山で嬉し気だ(微笑み
そして美しい皇妃と参加できるとは光栄だな
僭越ながらエスコートしよう
お手をどうぞ、麗しの皇妃

赤葡萄の果実水で乾杯し、南瓜の甘味を一通りいただこう(超甘党
ふむ、このパンプキンプリン、なめらかで非常に美味だ
ラティファはどれが口にあっただろうか
動物さんとは、真摯に向き合えば自然と語り合えるかと(微笑み

モリフクさまも、ひよこさんと共にもふもふ愛でよう
そんなに怒るな、話せばわかる
動物と話すで「もふもふ、もふ」と会話を(真面目に
分かり合えぬならば桜吹雪でメッとしておこうか



「ひよこさんとの南瓜の宴か」
 愛らしいひよこたちと過ごす楽しい時間への期待を胸に、筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)は口元を綻ばせる。
 清史郎の頭上では、猫耳をつけたひよこのポポ丸が、中庭で遊んでいる大勢の仲間たちの姿を見て興味深そうに顔を覗かせた。
「そして美しい皇妃と参加できるとは光栄だな」
 清史郎の言葉にラティファ・サイード(まほろば・f1203)はにこりと上品な笑みを浮かべ、白いロングドレスの裾を摘まんで膝を曲げる。
 ラティファが纏う衣装は皇妃エリザベートをイメージしたもの。なんでも、UDCアースに実在した人物だという。
 見慣れぬ衣装を着る非日常というものに心弾せ、ラティファは嬉しそうに清史郎を見上げて口元を綻ばせた。
「清史郎様も常と違う装束がお似合いですこと」
 いつもと同じ和装ではあるが、今日の清史郎の衣装は白い狩衣を纏った陰陽師の姿。
 頭に付けた白い狐面の位置を直し、清史郎はラティファに向かってすっと右手を差し出す。
「僭越ながらエスコートしよう――お手をどうぞ、麗しの皇妃」
「まあ、光栄ですわ」
 手に持っていた扇で口元を覆い、ラティファはそっと清史郎の手に自分の手を重ねて応えた。
 その淑やかな振る舞いは、まさしく皇妃にふさわしい。
『ぴよぴよぴよ』
 宴への新たな客人たちを出迎えるひよこ達の熱烈な歓迎を受け、ラティファは優雅な仕草で屈むと、そっとひよこたちへと手招きをする。
「わたくしの肩に乗ってくださるかしら」
 ぴょんっと元気よく掌に飛び乗ったひよこを肩へと誘うと、ひよこのふんわり柔らかな毛並みが肌に当たってくすぐったい。
 思わず、ふふっと口元を緩めるラティファに清史郎がすっと赤紫色の液体が入ったグラスを差し出した。
「赤葡萄の果実水だ。ラティファも同じもので良かったか?」
「ええ、いただきますわ」
 ラティファはにこりと笑みを浮かべて礼を言うと、清史郎からグラスを受け取る。
「――乾杯」
 カチャリと二人静かにグラスをぶつける音が響き渡った。

 テーブルの上に並ぶ南瓜のスイーツへ清史郎は迷う間もなく次々と手を伸ばす。
「ふむ、このパンプキンプリン、なめらかで非常に美味だ」
 清史郎に勧められ、ラティファも優雅な動作でプリンへと手を伸ばした。
 ふんわりとした柔らかな食感で仄かに感じる南瓜の甘味もまた良い。
「ラティファはどれが口にあっただろうか」
「そうですわね……」
 清史郎の問いに、ラティファはスプーンを動かす手を止め、テーブルの料理へと視線を向けた。
「パンプキンサラダは美味しゅうございました」
「そうか、ならば俺も是非いただいてみよう」
 清史郎は早速ラティファお勧めのサラダを皿によそう。
 料理やスイーツに舌鼓をうつ二人の傍では、すっかりひよこ達と仲良くなったポポ丸が、皆でおしくらまんじゅうを楽しんでいた。
『ぴよぴよ、ぴっぴ!』
「ポポ丸も友達沢山で嬉し気だな」
 微笑ましそうにひよこ達が遊んでいる様を見守る清史郎の眼差しはすっかり保護者のもの。
 ラティファも鈴を転がすような声でころころと笑いながら清史郎へ視線を向ける。
「清史郎様は可愛らしいものとも仲良しでいらっしゃるのね。心を掴む秘訣を伺いたいわ」
「動物さんとは、真摯に向き合えば自然と語り合えるかと」
 なあ、と清史郎が顔を向けた先には茶色いもふもふとした災魔――モリフク様たちがいた。
『もふっ、もふっ』
「モリフク様とも? まあ贅沢」
 しかし、もふもふな翼を見せつけるが如くバサバサと羽ばたくモリフク様たちの表情からは、宴に浮かれている人類への怒りが滲み出ている。
「でも、怒っていては折角の可愛らしさが台無し」
 長い睫毛を伏せ、ラティファは残念そうに呟いた。
『もふふーっ!』
「そんなに怒るな、話せばわかる」
 怒るモリフク様たちを宥めようと、清史郎は真剣な表情でモリフク様に話しかける。
「もふもふ、もふ」(モリフク様よ、なぜそんなに怒っているのだ)
『もふ、もふもふー!』
「もふ? もふもふ?」(望みは何だ? 俺たちに出来ることならば何でも叶えよう)
『もふ! ふもーっ!』
「清史郎様、モリフク様は何を怒っていらっしゃるのか、わかりまして?」
 モリフク様たちと会話を試みる清史郎にラティファは興味深そうに尋ねるも、清史郎は難しい表情で首を横に振った。
「聞く耳を持たずだな。冷静さを取り戻してくれればいいが……」
『もふもふ、もふもふーっ!』
 何やらモリフク様たちが主張しているが、それを聞いた清史郎が顔をしかめる。
「む、それは心外だ。もふもふの尊さは十分に理解しているつもりだぞ」
「あら、もふもふと愛でていただきたいのかしら?」
 愛でたいのはやまやまだが、冷静さを失った今のモリフク様にはそれも通じないように思える。
「……分かり合えぬのならば、仕方がない」
 お仕置きが必要だなと、清史郎ははらりと雅な仕草で扇を開いた。
 青地に桜の花弁が描かれた扇を手に清史郎が優雅に舞うと、無数の桜の花びらがモリフク様たちを包み込む。
『もふっ!?』
 桜の花びらで視界が遮られたところに、死角からラティファの鋭い鉤爪が一閃。
「どうかゆっくり休んでいらして?」
 ひらひらと手を振るラティファと清史郎に送り出され、モリフク様たちは薄桃色の風に乗り、骸の海へと還って行ったのだった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

榎・うさみっち
仮装:南瓜SD参照。魔獣使い

うっひょー!ひよこがいっぱい!!
お前ら人間のお菓子食べられるのか?
じゃあ俺からもお菓子をプレゼント!
じゃじゃーん!
うちで作ってきた「うさみっちクッキー」だ!
(廿x廿)←こんな顔が掘られた手作りクッキーを差し出す
おーおー良い食いっぷりだ!

それじゃあお返しとしてもふもふさせてもらうぜー!
ひよこボディに思いっきりダイブ
ひよこいえども自分にとってはそれなりの大きさ
もしかして乗ることも出来るのでは!?
よいしょ、と上に跨ってみる
何だか気分が乗ってきたので
よーし出発進行だー!と言いながら
仮装用の鞭をペシーン!
…ぴゃー!?(振り落とされる)

モリフクさまはペシーンと倒す!



「うっひょー! ひよこがいっぱい!!」
 ぶーんぶーんと聞き慣れた羽音を響かせ、榎・うさみっち(うさみっちゆたんぽは世界を救う・f01902)はひよこたちの頭上をぐるぐると飛び回る。
『ぴよ? ぴよよ?』
 誰だろうとでも言いたげにひよこたちは物珍しそうにうさみっちを見上げて首を傾げた。
 バチッと視線が合ったひよこに向かってうさみっちは気さくに話しかける。
「お前ら人間のお菓子食べられるのか?」
『ぴよ!』
「そうか、じゃぁ俺からもお菓子をプレゼント!」
『ぴぴっ! ぴよぴよ~!』
 じゃじゃーん! とうさみっちが自宅で作ってきた『うさみっちクッキー』を差し出すと、ひよこたちは大喜びでクッキーへと群がった。
「おーおー良い食いっぷりだ!」
 クッキーの人気っぷりにうさみっちも鼻が高い。
 ちなみにこのクッキー、ジト目にバツ印のお口という見慣れた顔が描かれているのだが、恐らくひよこたちは見ていないと思われる。
「よしよし、それじゃあお返しにもふもふさせてもらうぜー!」
 うさみっちは躊躇うことなくふわもこひよこボディに思いっきりダイブした。
 ふかふかもふもふの毛並に全身を包まれ、うさみっちは幸せそうに目を閉じる。
 その時。ふと、うさみっちの頭に名案が閃いた。
 ――もしかして、ひよこに乗ることも出来るのでは!?
 善は急げとうさみっちはよいしょ、とひよこに跨ってみる。
 思った通りいい塩梅であると同時に、何だか気分も乗ってきた。
「よーし出発進行だー!」
 折しも今日の仮装は魔獣使い。動物の扱いはお手の物だ。(気分的に)
 うさみっちは持っていた仮装用の鞭をペシーン! と一振りすると……。
『!!??』
 ビックリしたひよこたちがパニックになり縦横無尽に走り出した!
「わー、ちょっと待て!? ……ぴゃー!?」
 ひよこに振り落とされたうさみっちがぽてっと落ちた場所はモリフクさまの目の前。
『もふもふ!?』
 突然、空から落ちてきたピンク色の生き物にモリフクさまは目を丸くする。
 だが、うさみっちはというと。
「いてて……あれ? ひよこたちはどこだ!?」
 ふん! ふん! と頭を振り回し、ひよこを探すうさみっち。
『もふー!?』
 頭をぶん回した勢いで、うさみっちのお耳がベシーン! とモリフクさまに当たった。
 勢いよく宙へと飛ばされたモリフクさまは、そのまま骸の海へと還って行く。
 しかし、当のうさみっちはというと何も気づいていない。
「……ん? 今、何かが耳に当たったような?」
 今はそれよりも、あのひよこを乗りこなすことの方が先決だ。
 魔獣使いの意地にかけて必ず手なずけてみせるとうさみっちはメラメラと闘志を燃やす。
「よっしゃー! リベンジしてやるぜー!!」
 再びひよこの背に跨ったうさみっちの哀れな悲鳴が響き渡るまでに、そう時間は長くかからなかった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

文月・統哉
【文月探偵倶楽部】

仮装は大正浪漫な着ぐるみ探偵(SD参照)

にゃふふふ、もふもふなら俺達だって負けないぞ
着ぐるみの森……もとい【文月探偵倶楽部】
もふもふもふっと参上だ!

ケイのギターに美雪の歌にアルのもふもふも
音楽に合わせてステップ踏んで
くるくるくるっとダンシング♪

ニワトリ祭莉んとヒヨコさん
一緒に踊ると親子みたいだ

恥ずかしがり屋のシンデレラも
モリフクさまも一緒に踊ろうぜ♪

トリック・オア・トリート
折角だしモリフクさまも着ぐるみ着てみるかい?
モリフクさまの身体に合わせて
南瓜の着ぐるみをUCでクリエイト
もふもふinもふもふに!

記念写真?いいね!
ハッピーハロウィン

最後はモリフクさま倒しお別れを
また来年、な


木元・祭莉
【文月探偵倶楽部】でっす♪

はっぴーはろいーん♪
アルダワはホントいつも賑やかだね。

今日のおいらは、ニワトリ王子!(SD参照)
おやおや、ぴよぴよさんがいっぱいいるねー?
ハイハイ、こちらへどうぞー♪
(先生な顔で 会場をご案内)

さあ、パーティ始めるよー?
さあさ、着ぐるみダンスをご覧あれ♪
ぴよぴよたちも、ダンスデビュー♪
(くるくる回ったり)(ぴよぴよ回ったり)
統哉兄ちゃんは、着ぐるみのプロだからねー。流石だよね!

わ。もふもふのおかわりきた。

よっし、いでよー、めかたまこー!
ふくふくたちからぴよぴよたちを守れー♪
(コケコケコケとメカ鶏登場)

トリック&たまっこ!(攻撃!)

パーティはまだまだ終わらないよー♪


彩瑠・姫桜
【文月探偵倶楽部】
仮装はシンデレラ(南瓜行列SD)

ヒヨコにモリフクさま、かわいい…っ!
もふもふ天国、幸せすぎじゃない…?!
(胸の前に手を組んで目を輝かせ)

そうね、うちも負けてないほどのもふもふね
私は今回着ぐるみじゃないけど…って、え?踊るの?
(ケイさんのギターにあわせて踊る皆に思わずわたわた)

そ、そうよね、こういうのは楽しまなくちゃ
美雪さんと統哉さんのお誘い乗っかって
ダンスを堪能させてもらうわ
祭莉さんやヒヨコたちに混ざって
ついでにもふもふもさせてもらったりして

あんまり手荒なことはしたくないけど
最後は【サイキックブラスト】使って
星の光を散りばめた演出で【範囲攻撃】で送るわ

楽しかったわ、また来年ね


アルファ・オメガ
【文月探偵倶楽部】

仮装はとっておきの着ぐるみ(背中から刃の羽が生えた黒いライオンみたいなやつ)を着る
今日のボクはオメガくんだ!

がうー、楽しいハロウィンが大変なことに……もふもふ? もふもふなの?
それじゃとりあえずケイがひよこをもふっている時にしれっと混ざってもふられておかないと
後は、姫桜、大丈夫? もふる?(ごろんと寝転がる猫

「着ぐるみダンスな時間だよー」
ボクはバックダンス担当でいこう
残像を使ってしゅばばばっと増えてみたりエレメンタル・ファンタジア(小出し)で演出だー

モフリクさまは『すーぱー・もふもふぱわー!』でもふもふ対決に持ち込むよ
「がう、もふもふで負けるわけにはいかないんだ!」



雨咲・ケイ
【文月探偵倶楽部】で参加。
ボストンテリアの着ぐるみを着用して仮装します。

私は今迄ハロウィンには縁がなかったんですよね。
折角ですから楽しみましょうか。
では、早速ひよこをもふらせて頂きます。
……なるほど、ハロウィンとは『もふもふ天国』
の事なのですね。
え?違うのですか?

倶楽部としては歌とダンスを披露します。
私は歌と踊りに合わせてアコースティックギターを
激しく情熱的に奏でましょう。

モリフクさまはかわいそうですが
【ジャッジメント・クルセイド】で退場して頂きます。
また来年……ですね。
最後に記念写真を撮ります。

アドリブ・同行者との絡み歓迎です。


藤崎・美雪
【文月探偵倶楽部】
アドリブ大歓迎!
仮装は水色のベリーダンス衣装(南瓜SD参照)

ひよこにモリフクさま…もふもふだらけじゃないか!
ならば私たちももふもふで対抗…いやちょっと待て
さすがに全員着ぐるみはどうかと思うので、私は用意した仮装で参加するぞ

皆の踊りに私の歌を乗せて
ノリよくダンスでパーティタイム
…こっそり歌に指定UCを混ぜ込んで
さらに皆のノリと勢いを増すとしようか

ほらほら、トリ(祭莉さん)もシンデレラ(姫桜さん)も
モリフクさまもひよこたちも
みんなで楽しめば悪いものじゃないぞ?
(こっそりともふもふ堪能)

モリフクさまのもふもふを堪能したら
名残惜しいけど倒すぞ
オブリビオンじゃなければ連れ帰るのだが



 ふわふわひよこたちと、もふもふモリフクさまたち。
「ひよこにモリフクさま…もふもふだらけじゃないか!」
 思わず感嘆の声をあげる藤崎・美雪(癒しの歌を奏でる歌姫・f06504)の言う通り、もふもふで埋め尽くされたパーティー会場を見て彩瑠・姫桜(冬桜・f04489)はキラキラと目を輝かせる。
「ヒヨコにモリフクさま、みんな、かわいい……っ!」
 ご褒美としか思えないふわもふの共演を前に、姫桜はうっとりとした面持ちで胸の前で手を組んだ。
「もふもふ天国、幸せすぎじゃない…?!」
 こんな幸せな巡り合わせ、神に感謝せずにはいられない。
 と、そんなふわもふ空間にばばーん! と格好良く現れたのは、大正浪漫を感じさせる着ぐるみ探偵に扮した文月・統哉(着ぐるみ探偵・f08510)。
 袴姿にマントを羽織り、カランコロンと下駄の音を響かせているが、視線を上に向けていくと見慣れた黒猫の着ぐるみがちょこんと帽子を乗せていた。
「にゃふふふ、もふもふなら俺達だって負けないぞ」
 統哉の台詞にどちらからともなく姫桜と美雪は顔を見合わせ、頷き合う。
「そうね、もふもふならうちも負けてないわね」
「なるほど、私たちももふもふで対抗……」
 ふむふむと頷く美雪だったが、ハタと気づいて慌てて統哉に声をかけた。
「いやちょっと待て。さすがに全員着ぐるみはどうかと思うので、私は用意した仮装で参加するぞ」
「ええ、私も遠慮しておくわ」
 やはり、姫桜自身はもふもふされる側ではなく、もふもふする側でいたい。
 そのあたりは個人の自由に任せることに統哉も異論はない。
 改めて、統哉はモリフクさまに向かってビシッと指を突きつけ口を開く。
「着ぐるみの森……もとい【文月探偵倶楽部】。もふもふもふっと参上だ!」
『もふっ!?』
 思い掛けないゲストの登場にモリフクさまは怒りに満ちた視線を向けた。
「はっぴーはろいーん♪」
「がうー、楽しいハロウィンが大変なことに……」
 元気よく手を振る木元・祭莉(オオカネコミミレッドメイド・f16554)の腕をアルファ・オメガ(もふもふペット・f03963)が慌てて掴む。
「モリフクさま、絶対に怒ってるよね、ね!?」
 背中から刃の羽が生えた黒いライオンのような着ぐるみを着た今日のアルファ――もといオメガくんはとても強そうに見える。
 一方、このもふもふな状況を冷静に観察しているのはボストンテリアの着ぐるみ姿の雨咲・ケイ(人間の學徒兵・f00882)だ。
「私は今迄ハロウィンには縁がなかったんですよね」
 折角のこの機会、楽しもうと思うケイだったが、何だか話に聞いていたハロウィンとは少し違うように思える。
『ぴよっ、ぴよー!』
「おやおや、ぴよぴよさんがいっぱいいるねー?」
 ひよこたちを見つけた祭莉は、笑顔でひよこたちへと手招きして呼び寄せた。
「ハイハイ、こちらへどうぞー♪ さあ、パーティ始めるよー?」
 頭に金色の王冠を乗せたニワトリ王子の仮装に身を包んだ祭莉はまるで引率の先生のような顔でひよこたちを仲間たちの傍へと連れてくる。
『ぴよぴよぴよぴよ』
 何か楽しいことが始まると察したひよこたちは、わくわくそわそわしながらも、大人しく祭莉の後についてやってきた。
「では、早速」
 ケイがひよこをもふもふし始めたのを見て、アルファは慌てた様子でひよこたちの後を追いかけて行く。
「もふもふ? もふもふなの?」
 とりあえず、ケイがひよこをもふっている時にしれっと混ざってもふられておかなければ。
 ひよこたちに混じってアルファもごろんと寝転がった。
「姫桜、大丈夫? もふる?」
 お腹を見せて横たわるアルファの誘いを断る理由など姫桜にはない。
 ありがたくもふもふを堪能させてもらうこととする。
「……なるほど、わかりましたよ」
 ひよこたちをもふもふしながら、ケイは得意気に口を開いた。
「ハロウィンとは『もふもふ天国』の事なのですね」
 思い掛けないケイの言葉に、仲間たちは「え!?」と思わず互いに顔を見合わせる。
 その様子を見て、ケイもあれ? と首を傾げた。
「え? 違うのですか?」
 じゃぁ、ハロウィンとは何だろう?
 疑問は解決せぬまま、とりあえずケイはひよこたちをもふもふするのだった。

 ひよこたちをもふもふするのも楽しい時間ではあったが、折角なのでもっとパーティーを楽しむことにする。
 ケイはひよこたちをもふる手を止め、アコースティックギターを取り出した。
 ケイが奏でるギターに乗せて、美雪が自慢の歌声を響かせる。
 時折、水色のベリーダンス衣装を纏った美雪の衣装に付いた金色の飾りがシャランシャラランと澄んだ色を添えた。
 美雪の歌声にうっとりと仲間たちが聞き惚れること、暫し。
 ケイが激しく情熱的に弦をかき鳴らし始めたのを合図に、統哉は楽しそうに音楽に合わせてステップを踏み始める。
 ワン、ツー、ワン、ツー♪
 くるくるくるっと器用に踊る統哉を見て、ぴよぴよひよこたちも楽しそうだとキラキラ瞳を輝かせた。
「着ぐるみダンスな時間だよー」
 アルファの呼びかけに、祭莉はひよこたちと一緒にダンスの輪に入ってくる。
「ぴよぴよたちもダンスデビュー♪ さあさ、皆さんご覧あれ♪」
 聞いているだけで気分が盛り上がる美雪の歌とケイのギターに合わせ、ひよこたちも祭莉と一緒にくるくるぴよぴよ賑やかに踊り出した。
「ニワトリ祭莉んとヒヨコさん、一緒に踊ると親子みたいだ」
 統哉の言う通り、祭莉の真似をしながら一生懸命にぴよぴよ回るひよこたちの姿は、まさに親を真似る子供たちの姿。
 バックダンス担当のアルファは残像が残るほどの速さでしゅばばばっと増えてみたり、炎や氷の演出をしてみたりとダンスで盛り上がる会場にさらなる華を添える。
「ほらほら、恥ずかしがり屋のシンデレラも一緒に踊ろうぜ♪」
「私は今回着ぐるみじゃないけど…って、え? 踊るの?」
 シンデレラの仮装をした姫桜は楽しそうにノリよく踊る仲間たちに思わずわたわたおろおろ。
 薄青色のロングドレスの裾を摘み上げたまま、どうしたものかと戸惑いが隠せない。
「みんなで楽しめば悪いものじゃないぞ?」
 誘いかける美雪に姫桜は意を決して頷いた。
「そ、そうよね、こういうのは楽しまなくちゃ」
 音楽に合わせてダンスを堪能する姫桜を見て統哉は満足そうに頷くと、モリフクさまにも向かって手を差し伸べる。
「そうこなくっちゃ! モリフク様もどうだい?」
『もっふー!!』
 だが、断る!! とばかりにモリフクさまは、迷う素振りもなくペシーンと統哉の手を払いのけた。
 統哉の手に触れた翼は予想通りのもふもふで、思わずもう一度触りたくなるほど心地良い。
「そうか、ダメかー……」
 統哉は残念そうに呟きを漏らすが、ここで諦めるわけにはいかない。
「そうだ! 折角だしモリフクさまも着ぐるみ着てみるかい?」
『もふっ!?』
 この人間、一体何を言い出すのだろうか。
 思わず目を丸くするモリフクさまたちのことなどお構いなしといった様子で統哉は【着ぐるみクラフト】を発動する。
「どうだ! もふもふ in もふもふ!」
 モリフクさまの体にぴったりの南瓜の着ぐるみに身を包んだモリフクさまを見て、祭莉はパチパチと嬉しそうに手を叩いた。
「統哉兄ちゃんは、着ぐるみのプロだからねー。流石だよね!」
『もふー……』
 着ぐるみを着るなどという初めての体験に戸惑いを隠せないモリフクさまは落ち着かない様子でキョロキョロと辺りを見回している。
 このモリフクさまの姿にはこっそりひよこたちのもふもふを堪能していた美雪や姫桜も、衝撃のあまりもふる手を止めもふもふ南瓜をじっと見つめた。
「……もふもふしてもいいか?」
 もふもふの誘惑に負け、ふらふらと美雪がモリフクさまに近づいていく。
 恐るべしもふもふ in もふもふ。
 ひよことは違うもふ触りに美雪は幸せそうな笑みを浮かべた。
 人をダメにするもふもふだとわかっていても、モリフクさまから離れることが出来ない。そんな美雪を見て、アルファは密かにメラメラと闘志を燃やす。
「がう、もふもふで負けるわけにはいかないんだ!」
 モリフクさまとのもふもふ対決に持ち込むため、アルファは【すーぱー・もふもふぱわー!】を発動した。
 『もふもふは正義』と信じるアルファの心に比例し、アルファの全身が不思議なもふもふぱわーで覆われていく。
「もふもふだって戦えるんだ!」
「わ。もふもふのおかわりきた」
 ひよこたちと一緒に目を丸くする祭莉だったが、すぐに我に返るとひよこたちを守らなければいけないことに気づいた。
「よっし、いでよー、めかたまこー! ふくふくたちからぴよぴよたちを守れー♪」
 祭莉の命令に従い、コケコケコケとメカ鶏がひよこたちを安全な場所へと避難させる。
 ひよこたちが巻き込まれる心配がなくなったことにケイはホッと胸を撫で下ろした。
「あんまり手荒なことはしたくないけど、仕方がないわね」
『もふー!』
 姫桜の両掌から放たれた電流はキラキラと星の光をちりばめ、モリフクさまを包み込んだ。
「かわいそうですが、そろそろ退場して頂きましょうか」
「オブリビオンじゃなければ連れ帰るのだが……」
 名残惜しそうな美雪の呟きに頷きつつ、ケイはモリフクさまへと指先を向ける。
 ケイの指先から放たれた天からの裁きの光が消えた後、モリフクさまの姿はもう見えない。
 骸の海へと還っていったモリフクさまへと姫桜は送りの言葉を紡いだ。
「楽しかったわ、また来年ね」
 姫桜の言葉に頷き、ケイと統哉も姿の見えぬモリフクさまへと向かって手を振る。
「また来年……ですね」
「また来年、な」
 モリフクさまを見送り、しんみりとした雰囲気に包まれかけるが、祭莉は思わず異を唱えた。
「ちょっと待ったー! パーティはまだまだ終わらないよー♪」
『ぴよぴよ♪』
 祭莉の言う通り、まだ今年のハロウィンは終わっていない。
「そうだ、せっかくだし記念写真を撮らないか?」
「がうがう、賛成ー」
 美雪の提案にアルファを筆頭に皆、賛成の声をあげる。
「みんな準備いいか? 撮るぞ!」
 統哉の声に合わせ、ひよこたちも一緒に全員がカメラに向かって笑顔を向けた。

 ハッピー・ハロウィン!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月11日


挿絵イラスト