その銀河の果て、銀河の彼方の黄金
●未踏、その彼方
「クエーサービースト・キエリビウムJOXとの戦いが優勢に進んだ事により、『未踏領域』、そのより深部への進行が可能となりました」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は紫紺の瞳で猟兵たちを一瞥すれば、電子マップを展開する。
赤い光点は前回よりもさらなる深部を示していた。
そして、次に電子ウィンドウが展開される。
そこに映し出されたのは前回のクエーサービースト『キエリビウムJOX』より巨大なクエーサービースト。
「これが『マインドミナBVA』と言う次なるクエーサービーストです」
その巨大さ、そして、状況に応じて無限に変化する強固な外殻を持つ存在。
あまりにも巨大すぎるソレ。
ユーベルコードは通用することは判明している。
それ故に立ち向かう事は可能である。
可能ではあるが……。
「今後はより巨大なクエーサービーストを相手にすることになるでしょう」
その為にもここで『マインドミナBVA』を撃退し、それを調査する必要がある。
何事にも情報と言うものが必要で、その情報源として撃退は必須。
「『大きい』と言う事は即ち『間合い』も『大きい』ですから」
たとえ撃破するのに十分な威力はあれど、それが届かなければ何の意味もない。
故にそのための調査は必要不可欠なのである。
「『マインドミナBVA』は接近すると同時、その外殻を切り離してオブリビオンの姿に変じさせてイェーガーたちを襲撃します」
それを撃破後、『マインドミナBVA』本体との決戦になる。
これを撃破した後、その外殻を回収する。
「それが今回のミッションとなります」
彼女は紫紺の瞳で猟兵たちを一瞥する。
瞳の色はいつものように無機質なまま。
「当機は、イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
クエーサービースト第二弾。
より大きくなって帰ってきた宇宙の怪獣。
それの調査になります。
大丈夫、火と火が重なり合えば炎となって無敵ですから。
第1章 集団戦
『コズモメーバ』
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POW : コズモゾア増殖
【分裂によって自身と同じサイズの別個体】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD : 暴食性シスト
戦闘中に食べた【人工物】の量と質に応じて【急激に成長し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ : ヴェノマ器官
自身の肉体を【体内で生成した猛毒で覆って紫色】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
イラスト:オペラ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ファム・インコンパラブル
「兵装召喚、展開。対象ロック・オン。戦闘行動を開始します。」
ネバネバは、ちょっと。
近づきたくない。距離をとる。
辺境宇宙には、こんなのがいるのか。知らなかった。
【WIZ】にて。アドリブ歓迎。
多数の射撃武器を召喚して乱れ撃ち。
とにもかくにも距離を取るし、近づけさせない。
【戦闘知識】引き出し。
【誘導弾】と【スナイパー】を駆使して精密射撃。
【一斉発射】で【範囲攻撃】もする。面制圧も大丈夫。
「艦載機発進。座標確定……、転移。展開後に戦闘開始。」
とどめにインコンパラブル(母艦)から2機の【艦載機発進(UC)】
自分の代わりにネバネバと戦わせる。
防御は、シールドドローンで【武器受け】する。
被弾は根性で耐える。
●ねばねばは近づきたくない
「兵装召喚、展開」
ファム・インコンパラブル(戦艦妖精・f23205)は自らの武装を展開する。
多種多様な射撃武器が彼女の周囲に出現する。
「対象、ロック・オン」
FCSは全てオールグリーン。
問題なく、その火器管制は目標を捉えている。
ネバネバしているものだから近づきたくないのである。
故の射撃戦闘。
「戦闘行動を開始します」
武装の出力を通常から戦闘域(ミリタリー)に移行。
自律浮遊する無数の砲台たちより大小様々な荷電された粒子線が照射される。
プラズマ気化した弾頭がこの宇宙に無数にはびこるアメーバを模したクエーサービーストの末端を焼き払う。
「ビームチャクラム、展開」
自律浮遊し、放たれる光粒子の輪が、近づかんとするそれを焼き切り裂いていく。
決して、自らに接近させぬように、荷電粒子とチャクラムが焼き払い、切り裂く。
「ホーミングレーザー、ターゲットマーク。照射」
無数の塊目掛け、光の速度でレーザーが突き刺さり熱溶解させる。
文字通り、光速で飛来するそれを回避する事など出来るはずもなく、アメーバが次々と焼け落ちていく。
「艦載機、座標指定……確定、転移」
さらにダメ押しに呼び出すは、人型艦載式ウォーマシン『GE-KWM-013R』。
その同型機である『GE-KWM-013L』。
インコンパラブルより転送射出された二機のカメラアイに光が灯る。
背面スラスターに青い光が灯り、それが加速する。
「展開後、戦闘開始。……いってこい」
二機が次々とアメーバを駆逐する様をファムは眺める。
無論、ネバネバは近づけたくないのでビームシールドを発生させるドローンで身を守りながら、である。
成功
🔵🔵🔴
シン・ドレッドノート
アドリブ連携OK
【SPD】
どこかで見たことがあるようなナマモノですね。
これがコピーされたオブリビオンですか…特性は同じようですし、さっさと蹴散らすとしましょう。
貴紅に騎乗して出撃、敵を怪盗の単眼鏡のセンサーで捉えたら、真紅銃を構えて戦闘態勢に移行します。
人工物を食べられると厄介なので、ビットは貴紅に装着して固定砲台として使用。
閃光の魔盾のビームを展開して防御しつつ、高速機動する貴紅にランダム回避運動をとらせ、距離をとって一体ずつ狙撃していきますね。
「ターゲット・ロック、目標を狙い撃つ!」
射撃のタイミングで一瞬だけ慣性飛行で狙いをしっかり合わせたら、出力最大の粒子ビームを叩き込みます。
●どこかで見た事あるアメーバ
「どこかで見た事があるようなナマモノですね」
シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)は貴紅に騎乗したまま甲殻より剥離したそれがアメーバと化すのを眺めていた。
データを精査すれば、その存在はほぼ同質であり、特性も同様であると算出された。
真紅銃を構え、アクセルをフルスロットル。
宇宙の闇に紅色の軌跡を刻み、その身を加速させる。
ソードビット、ライフルビットたちは、貴紅に装着されたまま光を放つ。
無数の閃光がアメーバを焼き払う。
取り付こうとしたアメーバはすれ違いざまにソードビットが切り払い、閃光の魔盾が展開した光粒子が弾き返す。
真紅の軌跡がジグザグに宇宙の闇を切り裂き、シンの動きを決して捕捉させない。
ライフルビットが、真紅銃がエネルギーを放ち、確実に、そして、丁寧にアメーバを屠っていく。
反転、フルスロットルで戦線を離脱する。
無数のアメーバたちがそれを追うように並ぶ。
そう、真一直線に、まるでアメーバの筒のように。
「ターゲット・ロック、目標を狙い撃つッ!!」
そして、即座に反転し、迎え撃つはアメーバの筒。
出力は最大、放たれた真紅の光粒子、極太のビームと化したそれが筒状アメーバの群れを一気に焼き払う。
あとにあるのは静寂のみ、されど未だアメーバの群れは宇宙の闇に無数に飛んでいた。
成功
🔵🔵🔴
六代目・松座衛門
「中途半端な攻撃じゃ、すぐ回復しそうな奴だ。注意しないと…」
人形「暁闇」を前線に配置し、自分は離れたところから人形操作に集中する戦闘方法を展開する。
大型銃「玲瓏」の射撃で『コズモメーバ』達を一ヵ所に集まるように誘導し、UC「黒雨」を発動!【吹き飛ばし】【スナイパー】【援護射撃】
UCによって張り巡らされる糸の檻に、敵集団を閉じ込める!
糸の張力を利用し、「暁闇」を縦横無尽に飛び回らせつつ、鋭い爪で相手を八つ裂きにし、最後に糸の間隔を狭めて、糸鋸の要領で切り裂いてやる!
「ここまで細切れにすれば、回復も増殖もできないだろう!」
アドリブ、連携歓迎
●鋭き驟雨、黒き雨が如く
「中途半端な攻撃じゃ、すぐ回復しそうな奴だ……」
六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)は人形繰りである。
コズモメーバと化した無限甲殻を眺めながら、人形「暁闇」を繰る。
そして、松座衛門のその指の動きに応じて、『暁闇』は宇宙の闇を走る。
人形の動きを機敏に感知した無数の宇宙アメーバたちが、『暁闇』を破壊せんと群がる。
大型の口径漸減式大型銃「玲瓏」。
ゲルリッヒ砲とも呼ばれるそれは、口径を漸減させ、装薬の燃焼エネルギーを最大限に弾頭に伝える為の構造をした銃である。
その銃より放たれた特殊弾が、装薬のエネルギーを以てして超速で放たれる。
貫徹力は同規模の銃に比べ遥かに上、弾丸の初速もまたそれを超える。
その鋼の一撃は、宇宙アメーバの身体を射抜き、破裂させる。
サイズに反する破壊力を見せつけたソレを驚異に思ったか、コズモメーバの動きが変わる。
それこそが松座衛門の狙いである。
二度、三度、四度五度六度と射撃を繰り返し、その動きを『誘導』する。
そして、遂にアメーバたちが一箇所に『収束』した刹那。
その周囲に張り巡らされる鋼の糸、それは鋼の檻と化し、宇宙アメーバたちを閉じ込める楼閣と化す。
「演目――――黒雨」
強襲形態に変形した『暁闇』が、その鋼の檻の中を縦横無尽に飛び回る。
鋼の糸、そこに人形の足がかかり、張力を以てして加速するその様は正に弾丸の如く。
その弾丸が四方八方から鋭い爪で引き裂き、散らしていく。
数が減れば、その檻は狭まり、鋼檻より『暁闇』が脱すると同時。
「閉まれッ!!」
松座衛門が糸を繰り、鋼の檻は閉じられた。
内部にいるアメーバの末路は言うに及ばず、その鋼糸に寸断され、裂断される。
「ここまで細切れにすれば、回復も増殖も出来ないだろう!!」
宇宙の闇に漂うアメーバの肉片、それはぴくりとも動かなかった。
大成功
🔵🔵🔵
ダビング・レコーズ
キエリビウムJOXを上回る巨大な敵性存在ですか
交渉の余地が無い相手ならば撃破する以外選択肢はありません
さもなくばやがて滅ぼされるのは我々の側なのでしょうから
【POW・全歓迎】
目標が分裂しましたか
際限無く増殖される前に殲滅します
ここで時間を掛け過ぎる訳には行きません
ランダムマニューバで敵陣を横切りながら銃戟閃を発動後に離脱
以上を基本戦術とします
目標が直線に並んでいるならばセントルイスの照射モードで薙ぎ払います
集合している場合は速射モードで制圧射撃します
都度効率の良い手段で殲滅を続けましょう
常に動き回る事で敵の接近を阻止
近接戦闘は避けますが必要に応じルナティクスでの格闘戦も行います
●白銀は宇宙を征く
「目標の分裂を確認」
ダビング・レコーズ(RS01・f12341)は淡々と黄金甲殻が剥離し、宇宙アメーバになるをの視認していた。
際限なく増殖をする前にプラズマライフルを照射、アメーバを焼き切る。
「対象に交渉の余地なし、戦闘を開始します」
元より意思疎通など不可能な存在。
そして、あの巨体なれば蹂躙することも容易なことは間違いない。
最早これは種の生存を賭けた戦争なのだから。
背中のスラスターとブースターに火が灯り、白銀機は加速する。
その動きに追随しようとするも、膨大な演算を出力して、複雑な機動を描く白き機士には追いつけない。
青の光が空を刻み、流星のように尾を描く。
それをまるで尻尾のように追いかけるアメーバの群れ。
ターゲットをロック、荷電した粒子が銃口に収束する。
プラズマ化した粒子線が照射され、真一直線に宇宙の闇を切り裂く。
膨大な熱量がアメーバの群れを貫き、融解させ死滅させる。
その一撃を受けてアメーバの群れが散るようにばらけた。
手元のロックを変更、照射から速射に切り替える。
プラズマ気化した粒子線を連続で射出する。
フルオートされるアサルトライフルのように無数のプラズマ粒子線が弾幕を展開し、散ったアメーバの群れを焼き焦がす。
分裂・増殖させる暇など与えない。
与えればそれこそ手に負えなくなるからだ。
蒼いカメラアイを光らせ、その背のスラスターを再度ブーストさせる。
黒い闇の帳、蒼い光が幾度となく切り裂いていった。
大成功
🔵🔵🔵
クリスティアーネ・アステローペ
もう少し可愛げのあるサイズならパターン模様のモチーフにも見えるんでしょうけど
…いえ、あまり趣味のいい色合いでもないわね
さて
数は多く、知性は低く、生命力は大いに旺盛
使える手は幾つかあるけれど…
貴方のお披露目も兼ねましょうか
(マルツェラに組み込まれたカンパヌラに軽く触れれば即座に幾つかの術が起動し)
《残像》を展開し自身の姿を《影に紛れ》させ
炎の矢一本一本に《生命力吸収》の《呪詛》を載せ着弾個所を《串刺し》にして焼いた後《衝撃波》で《吹き飛ばし》《傷口を抉る》
ようカスタムした【ウィザード・ミサイル】を《高速詠唱》で《一斉発射》
精度も威力も、アレンジの幅も増えたわねえ
作った甲斐があった、と言えるかしら
●貫き裁く火刑の茨
「もう少し可愛げのあるサイズならパターン模様のモチーフにも見えるんでしょうけど」
超巨大サイズの敵を前にしてクリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)はふと頭を振った。
それを改めて確認して思い直した。
「……いえ、あまり趣味のいい色合いでもないわね」
悪趣味と断じた。
そうしてる間にも甲殻は剥離し、無数のアメーバたちが生み出される。
数は多く、知性は乏しく、生命力ばかりに溢れる生物。
「使える手は幾つかあるけれど……貴方のお披露目も兼ねましょうか」
流転するカンパネラ、幾つもの術式を内部に留めた水晶の珠。
幾つもの術式が宇宙の闇に展開され、魔法式を展開する。
それを読み解けば幾つもの式がそこに内包されているのが確認できよう。
無数のクリスティアーネが生じて、それが影に飲まれて消える。
炎の矢が宇宙の帳を照らして燃える。
そして、それは放たれる。
宇宙アメーバに炎の矢が突き立つと同時、それは茨のようにそれを内部より刺し貫いた。
熱量がその身を焼き、傷口を癒着させ、焼き切り、細胞を殺す。
そして、そのまま茨の炎が破裂し、熱量と衝撃を周囲に撒き散らす。
最早形すら保てず、死滅した細胞では増える事も出来ず。
己の術を全てを殺し尽くすが如き火刑術式。
それに抗う術など知性に乏しい彼らにはなく。
無数に展開された火刑の茨がその闇に蔓延する細胞を焼き尽くす。
「制度も威力もアレンジの幅も増えたわねえ……作った甲斐があった、と言えるかしら」
その水晶の珠を愛でてるように撫でる頃には、細胞群は焼失していた。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『クエーサービースト・マインドミナBVA』
|
POW : BVAジェノビック
【無限に変化する外殻が超殺戮形態 】に変形し、自身の【防御力】を代償に、自身の【攻撃力と攻撃速度】を強化する。
SPD : BVAエクスタリ
いま戦っている対象に有効な【無限に変化する外殻が変形した殺戮兵器 】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ : BVAリモーフ
対象のユーベルコードを防御すると、それを【無限に変化する外殻によって再現し 】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
イラスト:はるまき
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●クエーサービースト・マインドミナBVA
宇宙の闇を漂うは巨躯。
小惑星群程度のサイズであったクエーサービーストの先兵。
それなどよりも遥かに巨大で、遥かに雄大で、遥かに強固な存在。
無限に変質する外殻を持ち、それ故にその存在が取り得る手段もまた無限。
その巨躯だけで驚異だと言うのに有する性質もまだ無限。
ただ、ただ驚異を撒き散らすだけの存在、それが今目の前に存在していた。
シン・ドレッドノート
アドリブ連携歓迎
【SPD】
外殻が厄介ですが、何とか貫くことができれば…
敵が外装を武器として使用した直後が狙い目と見ました。
外装が剥がれた瞬間に、その隙を最大火力で撃ち抜きます。
貴紅に騎乗して高速移動しつつ、狙撃ポイントを伺います。
味方の猟兵と連携しつつ、狙撃に適した角度・距離を見極めたら、攻撃準備。
「踊れ、剣と銃の輪舞!」
【紺青の剣劇】を発動、大量のビットを召喚。
真紅銃に全てのライフルビットを連結合体させ、スピードと貫通力を高めた粒子砲を形成。
敵の攻撃をソードビットと閃光の魔盾で受け流し、そのカウンターで外装の隙間、敵の中心を通る弾道で狙い撃ちます。
「ターゲット・ロック、目標を撃ち抜く!」
●闇の帳で踊る紺青の剣舞
「外殻が厄介ですが……」
シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)は貴紅に跨ったまま、その巨躯を見やる。
巨大、と言うだけでも厄介な事は間違いない。
しかし、それを遥かに上回って厄介なのは、その外殻である。
真紅の軌跡を闇に刻みながら、放たれる攻撃を回避しながら、シンはその機会を伺う。
その無限に変質する外殻、それこそがクエーサービースト・マインドミナBVAの持つ最大の攻撃にして最強の防御。
しかし、それは即ち攻撃に用いた瞬間、外殻は剥離すると言う事に等しい。
その外殻が剥離し、形状を変質させ、あらゆるものを殺戮する為の砲口へと形を変える。
その巨砲が、シンに狙いをつけた。
「待っていましたよ、この時を!!」
ライフル・ビット、それらが手にした真紅の銃と連結し、合体する。
ソード・ビットが円形に展開し盾の代わりとなる。
巨砲の内部が青く発光を始め、ライフル・ビットと連結合体した真紅銃の砲身も真紅に染まる。
「ターゲット、ロック……目標を撃ち抜くッ!!」
蒼い閃光が宇宙の闇を刻むと同時、紅い閃光もまた宇宙の闇を切り裂いた。
蒼と紅がぶつかり合い、拮抗する。
蒼い閃光がやがて、紅い閃光に飲まれ、そして互いが互いに力尽きたように消失していく。
第二射は……シンの方が早かった。
真紅の閃光が再度放たれ、外殻砲身をかすめ、切り離した先の本体。
そこに突き刺さり、爆裂した。
大成功
🔵🔵🔵
ダビング・レコーズ
天体並の体躯と言うべきでしょうか
この圧倒的質量差を克服出来るか定かではありませんが、敵である以上撃破対象です
戦闘行動を開始します
【POW・全歓迎】
直接打撃を与えるべく大型兵装を使用します
コール、アイガイオン
パワーローダーフォームで転送しドッキング
襲来してくるであろう外殻を迎撃しながら速力を以って突入
マインドミナBVAに取り付き近接戦闘に持ち込みます
外殻は変質すると硬度に若干の脆弱化が生じるようですね
反撃を受ける危険性はありますが狙うべき隙はここでしょうか
アイガイオンをブレードフォーム化させ「ブレードコネクト」
目標の外殻に突き刺しそのまま表面を滑走
ランダムな機動で無作為に引き裂きます
●ヴァリアブル・ブレード・パワーローダー・アイガイオン
「天体並の体躯と言うべきでしょうか」
ダビング・レコーズ(RS01・f12341)はその圧倒的な巨躯を前につぶやいた。
その圧倒的な質量差、それは早々に克服できるものではない。
しかし、それが敵である以上は撃破しなければならない。
「戦闘行動を開始します」
ダビングはその巨躯目掛けて飛ぶ。
その途中、転送機能を実行。
「コール・アイガイオン」
ダビングに並走する形で電脳空間の彼方よりそれはやってきた。
巨大なパワーローダー、ヴァリアブルブレードパワーローダー・アイガイオン。
「ドッキング、軸合わせ――――完了、ドッキング開始」
並走するそれに軸を合わせ、ダビングはアイガイオンとのドッキングを行う。
ドッキングアームが連結し、それは完了する。
巨大な外骨格を纏い、その姿を一新したダビング。
スラスターの出力を一気に引き上げ、加速する。
速力のみで襲来する外殻を振り切り、その巨躯へと肉薄する。
セントルイスのセレクトレバーを連射に切り替え、その外殻目掛け乱射する。
その射撃に合わせ、外殻が変質する。
大型化した実体楯・スヴェルで打突。
その打撃に合わせ、外殻がまた変質する。
お構いなしにルナティクスによる斬撃。
その斬撃に合わせ、外殻がさらに変質する。
その度に若干、外殻が脆く、弱くなる。
何度も何度も繰り返しながら、機会と間合いを待つ。
そして、遂にその時は来た。
「ブレードコネクト、全システム完全同期」
アイガイオン・ブレードフォーム。
巨大なプラズマブレードと化したソレ。
ソレが、脆弱化した瞬間の外殻に突き立てられた。
深々と突き刺さったブレードをそのままに、ダビングは一気にスラスターに火を灯す。
その身が加速し、アイガイオンのブレードは深々と突き刺さったまま、外殻を引き裂いていく。
天上まで突き抜けた後に残るは、巨大な斬撃痕のみ。
成功
🔵🔵🔴
六代目・松座衛門
「このサイズ差、どう覆そうか。」
相手の巨大さに圧倒されつつも、対峙する!
戦闘開始後、UC「人形騙し」を発動し、周囲の小惑星を数珠つなぎにして、大蛇を作り、敵との直接戦闘に移る。【武器受け】
自分は、敵が大蛇を相手に外殻を兵器に変化することを観察して、反撃の機会を伺う。
「貴様の武装、利用させてもらう! 「人形騙し」!」
相手のUC「BVAエクスタリ」により生成される殺戮兵器に対し、固定砲台ならば【念動力】【ロープワーク】で、分離兵器ならば【操縦】で敵へ攻撃するように仕向ける!
「この蛇を倒すほどの武装だ。自身に向けられたら一溜まりもないだろう!」
アドリブ、連携歓迎
●巨躯なるもの
「このサイズ差、どう覆そうか」
六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)はあまりの巨大さに圧倒されていた。
このサイズ差を覆す事は早々容易いことではない。
故に、自身で対抗できぬならばよそから持ってこればいい。
小惑星に糸をつなぎ合わせ、数珠つなぎにし、作り上げるものは巨大な大蛇。
そう、小惑星で作り上げられた大蛇、その大きさはクエーサービーストにも劣らない。
人形遣いの真骨頂、大蛇を操り、それをその巨躯目掛けて叩きつける。
巨大大蛇、それは十二分にクエーサービーストの敵となりえる。
何せ、それを質量弾として叩きつけるだけでも一定の効果が得られるはずだからだ。
だからこそ、その外殻を変質させ、大蛇を殺しうる為の力にへと変貌させる。
そして、それこそが松座衛門の狙いである。
「貴様の武装、利用させてもらう……!!」
剥離し、変質した殺戮外殻兵器。
それに糸がくくりつけられ、そして、それを松座衛門は乗っ取った。
自らと同じ大質量兵器を討ち滅ぼす為の力。
それを乗っ取り、そして向けるは生み出したもの本体。
「この蛇を倒すほどの武装、自身に向けられたら一溜りもないだろう!!」
大蛇と殺戮外殻による同時攻撃。
それは無限に変質する外殻であっても相当の痛打となったか。
外殻に大きな亀裂を残し、斬撃痕と合わせても相当のダメージを残したのが目に見えてわかるほどとなった。
成功
🔵🔵🔴
クリスティアーネ・アステローペ
このサイズとの交戦は流石に想定外ねえ
通じ得る手はあるけれど
相性は悪くないと信じましょう
唱えるのは【消失する地平】
牽制や盾として使う(武器受け)のはともかく
攻めに周れるのはマインドミナの影に入るか外殻に触れたあたりかしらね
獣達を寄せ絵のように組み合わせて巨大な一に
これなら外殻も噛み砕けるでしょう(鎧無視攻撃・鎧砕き)
足りなければ《高速詠唱》で作成していた防御用の《闇に紛れる》もう一体の寄せ絵の巨獣も交えての《二回攻撃》
問題は…どっちを敵と取るかね
獣の方を見てくれるのならご自由に。影が消えない限りいくらでも創ってあげましょう
私に気付いて狙ってきたら獣を盾にして、《生命力吸収》で耐える形になるかしら
●消失する地平、事象の獣たち
「このサイズとの交戦は流石に想定外、ねえ……」
クリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)はその巨躯を前に吐息を漏らした。
多くの敵を相手取り、その首を貰い受けてきたダンピールの少女。
されど目の前の敵にそれらしく首は見受けられない。
「……相性は悪くないと信じましょう」
自らの手が通じ得ると信じて、少女は簒奪者へと化す。
口ずさむは誅戮の歌、蠢くは闇。
果てのない銀河に闇はどこまでも蠢く。
その果てなき闇が獣と化す。
蠢く闇は異形の獣と化す。
無限の闇より生まれし、無限の獣は巨大な一つとなる。
無限は一へ、一より無限へ。
外殻が無限に変質するのであるなれば、それは無限へと変化する無数の影獣。
果てのない闇が外殻を蝕み、食んで、砕く。
外殻はその闇に飲まれ、その性質を活かせぬままに削られていく。
闇に蝕まれた外殻が切り離され、その巨躯に影が生じる。
その生じた影よりまた無限の獣が生じ、そして食らいつく。
「影ある限り、私の獣は逃しはしないわ」
いつまでも、いつまでも、その影は内部より喰らい続けた。
光ある限り、闇はいつも生じ続けるのだから。
大成功
🔵🔵🔵
黒木・摩那
クエーサービースト、でかいですね。
大きさだけ見ると全然勝てる気はしないんですが、
人間だって、たったひとつのウイルスから病気になったり、
悪くすれば死んでしまいますからね。
相手が生き物である限りは何とかなるかも、です。
体が大きいので、取り付くのは難しくないでしょう。
あとはその外殻に蚊のごとく穴を開けて【鎧無視攻撃】、
その下にある神経線維なり、ネットワークに取り付きます。
そこにUC【サイキックブラスト】で電気を流して、
【ハッキング】と【情報収集】で中枢を探ります。
見つけたら、電力UPで叩きこみます。
相手の反撃は【敵を盾にする】で対応しつつ、
自分の兵器を自滅するように動き回ります。
●電撃中枢破壊
「クエーサービースト……でかいですね」
黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)は目の前の敵を前にして首を傾げた。
あの巨大さ、確かに目の前にすれば勝てる気はしない。
しかし、人間とて、己より遥かに小さな昆虫、あるいはそれよりさらに小さなウイルスで死に至る事とて存在する。
なれば、大きいと言う事は即ち強いということでもあるが。
なれど、大きいからと言って無敵と言うわけではない。
ましてや、目の前のは生物である。
「なんとかはなるかも」
小回りの効かない巨大な木偶。
一撃でも当たれば、それこそかすめれば死に至る質量さ。
されど、それ故に狙いは大雑把にすぎる。
「よっと……」
故に、その外殻に取り付く事などは容易だった。
その外殻に穴を空け、神経線維を引き抜き、握りしめる。
あとは高圧電流を流し込み、逆探知。
ハッキングの容量で敵中枢を探り、見つければ後は容易いもの。
「電力アップ、と」
更なる高圧の電流が中枢目掛け一気に流し込まれる。
膨大にすぎる熱量と電圧を直接叩き込まれたそこ。
神経回路が焼ききれて、中枢系がショート。
ぶすぶす、と煙をあげて、クエーサービースト・マインドミナBVAは沈黙した。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 冒険
『マインドミナBVAの外殻を剥ぎ取ろう!』
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POW : 腕力と体力を活かして大量の外殻を剥ぎ取り、運搬する
SPD : 巨大な外殻を器用に解体し、運搬効率を高める
WIZ : 思念によって形を変える外殻の特性を利用し、変形させた外殻を運搬する
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●剥ぎ取りたいむ
――――ぶすぶす、と煙を噴いたマインドミナBVA。
その中枢部はすでに死に絶えた。
だが、そもそもこれの驚異はその無限に変質する外殻である。
故に情報の蓄積で最も役に立つのはこの外殻部と言えよう。
つまるところ――――。
剥ぎ取りの時間である。
なおレアアイテムなどは存在しないものとする。
シン・ドレッドノート
アドリブ連携歓迎!
【WIZ】
外殻回収ですか。少しでも多く回収して、研究素材になってもらいましょう。
「こんな面白い素材、なかなか出会えませんし」
効率的に収容するには、まずは適度な形状にする必要がありますね。
貴紅に騎乗して外殻の近くまで飛んだら、ビットを放って外殻に突き立てます。
「いけっ、ソードビット!」
収容するならコンテナ状にするのが一番積みやすいでしょう。
ビットを経由して外殻に思念を送り、形状を変化させますね。
外殻をサイコロ状に変化させたら、次々と【永遠の輝き放つ星】の力で宝石の中の整備室に取り込んでいきます。
戦艦も取り込めるこの整備室、いっぱいになるまで外殻のキューブを積み上げていきますよ。
●ぷかぁ……
ぷかぁ……とまるで水面に浮かぶ魚の如く。
無重力の闇、その中をクエーサービーストは浮いていた。
煙をぷすぷす噴いたその様は、こんがり中まで焼けている事を示す。
「さて、少しでも多く回収しましょう」
面白い素材であるし、未知の領域を踏破するための情報でもある。
シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)は、その外殻の多くを回収する為にソードビットを展開した。
そう、回収したものを効率的に収容するには効率の良い形と言うものがある。
射出したソードビットが無限変質外殻に突き立った。
ぷすり、と言う音をあげて綺麗に突き立つソレ。
そして、思念波を送り込めば無限に変質する外殻と言う特性のせいなのか形がぐねぐねうねうねと蠢き出す。
そして綺麗なサイコロ状の立方体に変化していく。
「さて、それでは回収しましょう」
大粒のエメラルドがついた指輪、それをとん、とサイコロ外殻に押し付ける。
そうすれば、その中に外殻が吸い込まれていく。
彼の持つ永遠の輝きを放つ星、それは戦艦すらも取り込む事が可能。
ならば、この程度の外殻ならば問題はない。
あるとするならば。
「……この量でしょうか」
小惑星をも越える巨大さ故にある膨大な量ばかりだ。
大成功
🔵🔵🔵
烏丸・都留
POWアドリブ共闘可
「大変そうだから、手伝ってあげるわ……」
UC:アイテールの威武氣で対象の詳細情報を得た上で厄介なものは遠隔剥ぎ取り、基本自身装備での剥ぎ取り運搬。
自身装備のCIC型ユニット内で情報解析をしながら、大量召喚したクラスタード・デコイ/リレイ(各15万機以上)で対象を囲み、内と外への全周囲警戒。有事の際には、大量召喚した各アサルトユニット、ガードユニット等でで随時対応。
剥ぎ取りは、アサルトユニットβ/Γ(各5万機以上)で互いに連携、内部に一時保管し本体側へ即時配置転換で転送。
運搬物を解析後、(最悪素材として)今後のために有効利用する。
●超次元剥ぎ取り
「……大変そうね……」
烏丸・都留(ヤドリガミの傭兵メディック・f12904)は超巨大生物を見上げて思う。
こんな馬鹿でかいものの剥ぎ取りである。
しかも、その剥ぎ取り部位である外殻は無限に変質する怪生物。
今もなおぐねぐねうねうねと変質しつつある。
「手伝うわね」
超次元の波動が放たれ、その次元振波が闇の帳に波打つ。
固有の次元数を持つそれらが反応を返し、それが如何なるものかを都留に伝える。
CIC型ユニットがその情報を解析し、演算する。
吐き出された情報を元にクラスタード・デコイ/リレイが内外の全周囲警戒に当たる。
もし、それが"生きていた"時の為に、アサルトユニット・ガードユニットも放出された。
「β、Γ」
その指示管制に従い、アサルトユニットたちが行動を開始する。
無限に変質する外殻を切り分け、内部に収納。
即時の配置転換による転送でその無数に切り分けられた外殻たちが格納されていく。
数十万ものユニットによる外殻回収作業。
それは必見ものであった。
大成功
🔵🔵🔵
ダビング・レコーズ
目標の沈黙を確認
警戒態勢を維持しつつ解体作業を開始します
【POW・全歓迎】
巨大な外殻を裁断
運搬可能なサイズまで加工します
作業を効率化するため引き続きアイガイオンを使用
ブレードフォームでコネクト
外殻同士の結合部分を基準に切り離して行きます
単一の外殻に切り離しが完了後、ブレードコネクトを解除
パワーローダーフォーム化させ再度ドッキング
大型化したルナティクスで更に裁断
艦艇に積載可能になる程度までの小型化を目標とします
この裁断時に形状をボード型に整える等して一度により多く運搬、搬入し易くします
●解体作業の開始
「目標の沈黙を確認」
ぷすぷす、と煙を吐く超巨大生物。
ダビング・レコーズ(RS01・f12341)は再度目標であったクエーサービーストを精査する。
彼の演算機能、その全てが目標が完全に沈黙したことを再度確認した。
「……目標、完全に沈黙」
生体反応は完全に途絶した。
再度動き出す気配はない。
そして、演算機能もその確率の低さを算出し提示した。
「警戒態勢に移行、以後、警戒態勢を維持しつつ解体作業へ移行」
ヴァリアブル・ブレード・パワーローダー『アイガイオン』がダビングの手元に飛ぶ。
そのままブレードフォームに移行すると同時にプラズマ刃を展開する。
無限変質する黄金外殻にプラズマブレードが突きこまれ、それを溶断していく。
巨大な外殻一つがバギン、と言う音と共に本体より切り離される。
そう、それ単体ですらダビングよりも巨大に巨大、数倍、数十倍以上もあるのだ。
こんなものを艦載出来るのか。答えは否である。
「ブレードコネクト、解除。パワーローダー、ドッキング」
アイガイオンがブレードフォームからパワーローダーフォームにへと変形し、さらにドッキング。
プラズマブレード・ルナティクスの出力を上昇させ、それを振るい細かく裁断していく。
その多くを輸送しやすい形・搬入しやすい形に整えながら、ダビングは輸送艦にそれを送り出していった。
大成功
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六代目・松座衛門
「いや、どうになかるもんだなぁ。」
小惑星よりも遥に大きな敵を倒した事実に驚きつつ、もう動かなくなった『マインドミナBVA』へ近づいていく。
外殻は人形で思いっきり引き剝がしたり、多節棍「双爪丸」の先端を隙間にいれて、てこの原理で剥がしていこう。
「この外殻は思念で形を変えるのか。ならば…」
剥ぎ取った外殻を思念で人形へと変形させ、UC「即席人形劇」で外殻を回収する地点、宇宙船へ自ら移動してもらおう。
「この外殻の調査で『未踏領域』の探索に進展があるといいな。」
アドリブ、連携歓迎
●どうにかなってしまった
「……いや、どうにかなるもんだなぁ」
六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)はその巨大なクエーサービーストを改めて見上げて思った。
こんな巨大な生物は惑星下では存在しえないだろう。
故に多くの猟兵たちにとってはクエーサービースト・マインドミナBVAは未知の相手だったとも言える。
その沈黙した巨躯に近づき、糸を繰る。
人形たちがその糸の動きに合わせ動き出し外殻にその爪を打ち込んだ。
ベキ、ベキ、ベキ、と言う音が響き、恐るべし怪力によってそれが無理やり剥離する。
剥離させたそれとてすでに松座衛門よりも巨大なのだからその大きさは言うまでにない。
「……この外殻は思念で形を変えるのか……」
精査している内に分かったのはこの外殻の性質。
と言うことはマインドミナBVAには思念と言うものがあり、意志と言うものが存在していると言うことだろうか?
最も、今はそれを研究する段階ではない。
詳しい研究は研究者に任せるのが筋と言うものだろう。
思念波を送り込み、人形に変質させればあとは人形繰りと同じ要領。
糸を繰り、人形化した外殻たちを輸送艦に送り込み、その様子を見ながら松座衛門は思った。
「この外殻の調査で『未踏領域』の探索に進展があるといいな」
大成功
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黒木・摩那
【WIZ】
せっかく得たマインドミナBVAは最後まで使わないと、もったいないです。
大きすぎるのが難点ですが、何とか持ち帰りたいですね。
電気で形を操作していたようですから、
電圧や周波数を変えて、いろいろ試してみましょう。
中には持ち帰りやすい組み合わせができるかもしれませんし【ハッキング】。
ゆくゆくはこれで、何か便利なアイテムが開発されるとよいですね。
●でんあつ・ハッキング
「さて……」
ぷすぷす、と煙を上げるクエーサービースト・マインドミナBVA。
黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)の手で中枢部を焼き殺された超巨大怪生物である。
なんとも面白い素材であり、なんとも面白い外殻を有する面白生物。
何とか持ち帰りたいのだが、それには欠点があった。そう、欠点である。
「……大きすぎる」
小惑星をも越える超サイズ。
小型の天体と言っても過言ではないその巨体。
これをお持ち帰りするには相当なサイズのものが必要だ。
天も次元も突破するサイズが欲しくなる。
「電気で形を操作してたわよね……」
ぷすぷす、と煙を吹くその外殻に摩耶が触れる。
そして、様々な電圧・周波数を送り込む。
そうすると面白いように形をぐねぐねと変えていくではないか。
中枢は焼き切ったが、その性質は未だに有するようだ。
「なんか面白いわね」
ぐねぐね、と変質するその性質をハッキング。
持ち運びしやすい形に変化させて輸送艦にシュート。
輸送しながら摩耶は今後、この外殻で面白い、あるいは便利なアイテムが開発されるといいな、と少し期待した。
大成功
🔵🔵🔵
クリスティアーネ・アステローペ
【WIZ】【諸々歓迎】
さて、あとはこれを回収しておしまい、なのよね?
正直理解の範疇を超えるサイズなのですけれど
外殻だけならまだマシかしら?
ねえ、船に技師の人はいるわよね?
貴方の知識で外殻を変化させて船にできないかしら?
アメーバになったりもしていたことですし、燃料も作れると思うのよね
普通であれば勿体ない、なんですけれども…この量ですし。ねぇ?
ああ、それとよ。この外殻、船で回収するのとは別に私にも少し分けてもらっていいかしら?
武具や具足をこれで作るのも面白そうですし、少し遊んでみたいのよね
後は…中枢も気になるわよね、やっぱり
外殻の中に何が隠れているのか
ちょっと調べてみましょうか
あら、これは…?
●中枢その奥
「さて……」
クリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)はその巨躯を見上げる。
あとはこれを回収しておしまい、そういう話だ。
だが。だがしかし。
「……正直理解の範疇を越えるサイズね」
小惑星よりも巨大な生物。
宇宙広しと言えど、これほどの巨躯を持つものはそうはいまい。
外殻だけならまだしも全てを持ち帰れ、などと言われたら正直……。
「……ええ、そうね、そうしましょう」
クリスティアーネは踵を返し、輸送艦の方に向かう。
そこで話を持ちかけたのは技師、それも船技師だ。
思念波で変化する外殻を持つのならば、その思念波で船そのものに変質させてしまう。
運ぶのではない、自分から移動して頂くのである。
その案を聞いた船技師を始めとしたメカニックたちが準備を開始する。
待っているのもあれな時間なのでクリスティアーネはもう一度クエーサービーストへと近づく。
その外殻、個人分ぐらいならば特に問題はないだろう。
と言うかでかいし。大きいし。巨大だし。
ばりばり、と剥がしながらクリスティアーネは、その外殻の奥へ、奥へと進む。
もう一つ気になっていたもの、それは。
「……あら、これは――――」
そう、クエーサービースト・マインドミナBVA。
その中枢部に眠る、それそのもの。
それをクリスティアーネは手にとり――――。
大成功
🔵🔵🔵