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くらい、くらい、くらい

#UDCアース #【Q】 #完全なる邪神


●渦巻き
 思いは重い。想いは重い。
 怨み。恨み。うらみ。
 頭蓋が水で溢れたら、総てがさびしくて、しようがない。
 呪ってやる。呪ってやる。呪ってやる。
 超次元の底から、脚を引っ掴んでやろう。
 くらい、くらい、くらいから。
 ――しずめ。

 溺死するがいい。

●グリモアベース
 ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)は歓喜した。
「貴様等、遂に『完全なる邪神』の予知を視た。今から所在へと至る『鍵』の場所を伝える。其処を扱い転移を為して、奴等を悉く冒涜し給え」
 儀式【Q】の成功に伴い、UDCアースにて『完全なる邪神の復活』が認識された。完全に復活した存在は『超次元の渦』に存在するらしく、本来ならば出入りする事も不可能だ。だが。今回、其処に繋がるという鍵の『場所』を暴き出せた。
「海だ。海そのものが『鍵』なのだ。其処から底へと身を投げれば、超次元の渦に到達出来る。勿論、窒息での死や苦しみは無い故。安心して飛びこんでほしい。到達したならば眼前、光り輝く銀河だ。上下左右も曖昧だろうよ!」
 クカカ――嗤い声が場を掌握する。普段以上にグリモア猟兵の感情が昂っているようだ。手記をぱらりと捲って説明を続ける。
「先ずは無数の『邪神』相手に戦ってもらう。集団的とは違い、一個一個が真なる『強敵』だ。心して挑み、倒した数だけ次が楽になる。何故か。残った連中が融合して強大な『一の邪神』に成る故だ。第二形態と思考すべきか。そして――最終段階。脱皮して『完全』は完成する。その個体は【必ず先制攻撃してくる】と刻め。戦争の時と同じだ。対策せずに突っ込むと痛い目を見るぞ」
 簡潔に纏めると【無数の邪神を個々、可能な限りの数討伐】【討伐数に応じて弱体化する、融合した邪神と戦闘】【脱皮した邪神との決戦】だ。
「貴様等、私は信じているぞ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 完全復活した邪神との激闘です。
 立ち絵の『あれ』はグリモア猟兵。

 第三形態(第三章)は必ず「ユーベルコードによる先制攻撃」を行ってきます。対策を考えなかった場合『失敗』になりますので、注意してください。

 宜しくお願い致します。
213




第1章 ボス戦 『遺骸の甲殻』

POW   :    怨念の甲殻爪
単純で重い【怨念の宿る甲殻の爪】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    怨念呪詛の衝撃
【怨念の宿る甲殻の爪】から【呪詛の衝撃波】を放ち、【呪い】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    刺し貫く怨念の爪弾
レベル×5本の【呪詛】属性の【怨念の宿る甲殻爪の鈎爪】を放つ。
👑11
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 沈む。沈んだ存在と邪が遭遇した時、何が生まれるのか。
 光り輝く銀河で増殖する、涌き出る、核のような甲殻の群れ。
 一個一個が忌々しい邪神で在り、凄まじい『圧』を纏うもの。
 頭蓋の中で、緑光が嘲笑する。

 くらい、くらい、くらい。
御形・菘
はっはっは、完全復活とは実にめでたい!
しかーし! ならばこそ、お主はそこが到達の限界点!
無限に成長し続ける妾が当然のようにボコって、格の違いをきっちり示してくれよう!

このような場所で使えるとは、妾は本当に嬉しいぞ!
右手を上げ、指を鳴らし、さあエモく踊り狂え流星よ!
弾数…攻撃回数を限界まで増やし、全天全周から標的目掛けて星をブチ込む!
外れても問題ない! 周りの他の奴に当たるかもしれんからな

そして妾も攻撃するとしよう
爪を流星の防御に回すならば妾が左腕で攻撃、妾を攻撃するなら流星の餌食! 好きに選ぶがよい!
爪の一撃は左腕で確実にガード、怨念など気合で吹っ飛ばす!
一体倒したら、手近の奴が次の標的よ!



 笛を吹け。太鼓を叩け。此処はスタァの独壇場だ――はっはっは、完全復活とは実にめでたい! ――呵々と海の底へと。銀河の無限への落ちて参上した御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)が祝福の言の葉を投げる。されど籠められた意味は残酷なもので、完全なる『怨み』の頭蓋には破れない強固な在り方だ――ならばこそ、お主はそこが到達の限界点! ――たとえ三段階に変化しても、邪神に成長する術など無いのだ。たとえ大いなる戦の為に蓄えても、超越性以外が磨かれない。人間には。猟兵には『それ』を乗り越える力が宿る――無限に成長し続ける妾が当然のようにボコって、格の違いをきっちり示してくれよう!
 願い事は唱え放題だ。叶えてくれるとは一言も記されていない。右を挙げろ。上下左右など知った事か。蛇神or邪神様の起立する『此処』が方向だ。咆哮するように指を鳴らし、さあ、エモく踊り狂え流星(ほしのなみだ)よ――キラリ。寧ろ現状は総てが『天』で奴等が『地』だ。一個体目掛けて溢れる星辰が、歪な邪神の根源を抉る――外れても問題は無い。他個体の爪を封じろ!
 そして。流星と共に駆ける尾の勇ましさよ。美しさよ。迫るのは狡猾な、果実のような選択肢。星に潰されて滅ぶのか。儀式祭壇の左腕に撲られるのか。好きに『望む』がよい! 怨念溢れる一撃など、いいねの集いに比べれば――判断が遅れた邪神には、やはり『成長』が足りなかったのだ。完全体とは戦闘で生じた『経験』を知らぬもの――吹き飛んだ骸が溺れるように融けて逝く。
 手近の奴を標的に、教えてやるのだ。

 邪神様のお通りだ、と。

成功 🔵​🔵​🔴​

代神・リゥム
「さぁて…ここが超次元、か」

底知れぬ闇だが

「姉さまのゲーム空間に比べれば可愛いもんだぜ!」

左腕の籠手のダイスを回す

「六なる面の流転により、今ここに姿を現せ! "人生"というゲームを嗤う小さきアルカナ!!」

技能【高速詠唱】、唱えつつ右手の剣槍を振るう

呼び出す【DDD】は、無数のワタリガラスの姿を取る《バレト・アモン》

交渉材料は一週間分のご飯

呪詛の込められた鉤爪を弾き、悪魔を纏わせた剣槍で、邪神を翻弄しつつ戦う

「どんな暗闇があろうともなぁ、道筋を照らす光はあるもんだ!」

スタァのライヴのように戦場を舞い踊る

「そんな輝く光になるのが、オレの目標だ! テメェも照らし出してやるぜ! 」

※アドリブ歓迎です



 過去と未来を掌の内に。世界(ジャンル)は違うだろうが、代神・リゥム(姉の女神に殴られたらハイカラさんに転生してた件・f22550)も今を輝くスタァで在る。その貌は闇黒の中心に在っても、尚、健在――さぁて…ここが超次元、か――骸が渦に乗って涌き出でる。無数に怨嗟を撒き散らす頭部は、観客というには固執に過ぎた。だが。此れは神とは呼べない。呼ばない。眼前で冒涜的な言辞を吐くオブリビオンだ――姉さまのゲーム空間に比べれば可愛いもんだぜ!
 ダイスを廻せ。ダイスを投げろ。貴様等(忘却)の運命は決定される――六なる面の流転により、今ここに姿を現せ! "人生"というゲームを嗤う小さきアルカナ!! ――別世界の理が邪神の爪を捌きながら裁きの為の詠唱を為す。高速で成された召喚は【DDD】への交渉か。視よ。哄笑するバレト・アモン。無数のワタリガラスが翻弄すべく――呪詛を弾いて身を翻し、悪魔(力)を纏った剣槍が薙ぐ。鈎を逸らして光を背負えば、渦は真なる舞台上だ。
 どんな暗闇があろうともなぁ、道筋を照らす光はあるもんだ! ――ライヴは続く。涌き出る奴等が絶えるまで、一週間分のご飯を用意しよう。契約は成立し、この場は愈々お祭りだ。
 そんな輝く光になるのが、オレの目標だ――後光を知るが好い。富(アモン)の喝采は此処で在れ――テメェも照らし出してやるぜ!

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
『完全なる邪神』。そんなモノが存在するとか冗談じゃない。
……ああ、分かってるよ。愚痴を言っても始まらない。
実在する事を認めてヤれる事をヤるだけだよ。

『超次元の渦』。本当に上も下もありゃしない。
見渡せば邪神があちこちに。本当に冗談じゃない。

【念動力】で【空中戦】の準備完了。こんな事をやるのは初めてだけど行き当たりばったりでやるしかないね。
一箇所に留まっていたら瞬殺されてしまうから生身でドッグファイト開始。

ビームキャノンを構えて『射撃武器・魔改造』発動。とても街中だ使えるような代物じゃないね。
【視力・スナイパー・鎧無視攻撃・範囲攻撃・援護射撃・誘導弾・2回攻撃】
持てる技術を駆使して撃ちまくる。



 ごくごく普通が極々異常な現実に、正気を削られるのは当たり前だろう。されど『ごくごく』には好奇心が存在した。何者にも勝る行動力が存在した。落ちる。墜ちる。だが。青葉・まどか(玄鳥・f06729)が堕ちる事など在り得ない――そんなモノが存在するとか冗談じゃない――完全なる邪神どもが猟兵を認識し、怨み憎しみを垂らしながら接近する。迫り寄る病的な感情が、呪いの力を上昇させる。それは人類に対する蔑み。大いなる何かへの怒り――ああ、分かってるよ。愚痴を言っても始まらない――戦闘する他に無いのだ。海へと身を投げた時点で、死んだ『覚悟』を携えねば成らない。
 実在する事を認めて、ヤれる事をヤるだけだよ――超次元の渦に魅せられて、眩暈に苛まれている暇はない。今必要なのはあちこちの邪神の『一個体』に的を絞るだけだ。無数相手に勝利するなんて、本当、冗談じゃない。念動力を纏って空中戦を始めよう。やる事は地上戦と殆ど変わらない。ドッグファイトだ。生身で為さねば囲まれ【終幕】だろう――滑るように。流れるように。超兵器(ビームキャノン)を構え、奴等の『衝撃』に定めよう。総てをぶち貫けるイメージで、頭蓋骨狙って――魔改造(ガンスミス)。真なる宇宙空間ではないのだ。破裂するかの如く光線が、的確に緑光(眼窩)へと曲がり突く。弾が切れるまで。否。切れる事が無いだろう輝きが『星』じみて一体を沈黙させた――街中では使用不可能な解禁が、猛威を振るって地獄を砕く。持てる技術を活かして『怨嗟』を塗り替えろ!

成功 🔵​🔵​🔴​

村井・樹
いよいよ、神サマも本気になってきたって事か

だが、有象無象がいくら集まろうとも、【僕】に触れることなんて許さねぇ
【僕】は【俺】が、【私】が守る【盾受け、オーラ防御】
お前達の毒牙が【僕】を殺す前に、この俺が、お前達を鏖にしてやるよ

敵に対し【誘惑、挑発、存在感】を出した上で因果応報を発動
さあ、【村井・樹】を認識しろ、意識しろ、敵視しろ
そこに【カウンター】を叩き込んでやる

メメの炎を躱そうと逃げる奴も、この糸で取り囲んでやる
【ロープワーク、罠使い】で【だまし討ち】した敵連中を囲い込み、この炎から逃れるやつを裁断だ
それとも、捕らえた【敵を盾にする】事で、神同士で殺し合わせてやろうか?



 いよいよ、神サマも本気になってきたって事か――猟兵の介入は想定外だろう。大いなる戦に備えての超次元だ。舐め腐って『いた』奴等に侵食される心地は、全く『最悪』なのだろう。屠られた個体の消滅を視て、無数の頭蓋は怒り狂う――だが、有象無象がいくら集まろうとも――村井・樹(Iのために・f07125)は揺らがない。『不良』と『紳士』は【それ】を崩さない。崩さない。崩してなるものか――有象無象がいくら集まろうとも、【僕】に触れることなんて許さねぇ――鈎爪が揮われる。呪いを纏った害悪が、ぐじゅりと猟兵を……抉れなかった。毒牙は永久に通らない。
【僕】を殺す前に、この俺が、お前達を鏖にしてやるよ――存在は強大だった。挑発に乗せられた忘却が、何度も何度も爪で撫(僕)ぐる。それは殺意だ。蟻を潰さずに本気を出した存在の末路だ。即ち、紳士協定は破棄された――【村井・樹】は認識された。意識された。認識された。故に紫がその『口』を開ける。
 炎の弾丸が眼窩を燃やした時、因果応報という言の葉をオブリビオンは理解する。逃れて態勢を立て直し、複数体で弄り殺せば好い。ぐらり。吾が手の中に、そいつは『在る』のだ。張り巡らされた罠に囚われ、火刑は愈々開幕した――盾での同士討ちは難しいだろう。相手は『一個一個』が真の強敵なのだ。

 新たなる罠を為せ。
 僕の為に。僕の為に。僕の為に。
 ――悪意の園から『狂気』『凶器』を除け。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

神樹・桜花
海に潜った先は遥かなる銀河ですか。
まぁ、未知の度合いで言えば海も宇宙もそう変わりありませんし、海の底が宇宙に繋がっていても然程おかしくないかも知れませんね。

『識喰らう影身の鳥』を発動し敵の精神を喰って差し上げます(精神攻撃)
今回の舞台は銀河。影を作るだけの光源には困りませんし、駄目でも周囲は宇宙という名の「暗闇」、即ち「影」。精神への道はそこかしこにあるでしょう?
そして【2回攻撃】【鎧無視攻撃】【フェイント】【串刺し】を挟み、惑わしつつ確実にダメージを重ねます。
敵の攻撃は【地形を利用】しつつ【残像】【見切り】で躱します。躱しきれなければ【オーラ防御】【敵を盾にする】【武器受け】で凌ぎましょう。



 海に潜った先は遥かなる銀河ですか――邪神が嗤う。もはや嘲りや侮りではなく。猟兵を『敵』と認識したのだ。超次元の渦が真っ黒に染まり、底知れぬ悪意が膨れ上がる。突如出現した異物排除に、無数の神が奮起する――未知の度合いで言えば海も宇宙もそう変わりありませんし――憎しみも怨みもそう変わりないのだ。成すべき事柄は常と同じだ。対象を悉く沈黙させ、依頼に花(エンディング)を咲かせるが好い。精神が逸脱している相手に対しても『食欲』は鎮まらない。
 銀河は光源で在り闇黒だ。矛盾した混沌が『桜』色に有利を運ぶ。渦の中心から影が溢れ、とても美味しそうな香りを発していた。超次元は正しく食べ放題の『識』で、テーブルマナーなど不要だろう。鳥は虫を突っつくように、邪神の棲家を荒らしていく。開かれた金色――視得る。視得る。奴等の死が『くらい』空間から滲み爛れる。道すらも拓かれた。単純な爪を避けてしまえば、刃はゆるりと魂を斬る。
 踊るような剣捌きは怨嗟を惑わし乱れる肉々。原形の残らない貌に血の化粧を――奴等に体液など存在しないだろうが。綺麗な花弁で、どうか。

 一振りが『喰ら』い。くらい。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナイ・デス
大いなる戦い、何か……わからない、ですが
滅ぼしましょう。倒したほうが、未来は、いい筈、です

上下左右も曖昧は、宇宙と思えば慣れたもの
光【念動力】を放って自身【吹き飛ばし、ダッシュ】
【空中戦】縦横無尽に高速移動
【第六感】で全方位感知して【見切り】避け
【鎧無視、2回攻撃、傷口を抉る】甲殻裂いて抉り殺し
【地形の利用】敵を足場に【ジャンプ】私が避ければ敵にあたる立ち回り

囲まれれば、動けなくなれば【覚悟、激痛耐性】耐え
【かばう】視覚は守って、遠くの敵を視認して
『フェイタルムーブ』
【暗殺】刃を刺して【生命力吸収】

仕切り直し、疲労は回復、止まらない
時間まで、倒し続けます



 鳴き声は殺された。もはや渦巻きに抗う他にない。もはや超次元に立ち向かう他にない。大いなる戦い、何か……わからない、ですが――もはや完全なる邪神を斃す他にない。ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)の赤色が怨嗟を捉えた。滅ぼさなければ未来は訪れない。忌まわしい過去の復活を、今、藻屑へと返さねば為らぬ――上下左右も曖昧は、宇宙と思えば慣れたもの。光り輝く聖者の行進(吹き飛ばし)だ。身を曝け出すように空中(闇黒)を駆け巡れ。縦横無尽に動く輪郭(サマ)は悪に立ち向かう勇気(ヒーロー)だろうか。誰かの笑顔が脳裡に浮かぶ。
 衝撃波の呪いを見切り、宙を舞い踊れば現実は花だ。迫り来る爪を黒が抉り、潰された中身が銀河を濡らす。肉塊を足場に成せば、自ずと『隙』に苛まれる――すたり。着地した其処は邪神どものど真ん中。げらげらと哄笑する幻(声)が聞こえる。ぐちゅり。覚悟は決まった。激痛は失くした。肉も無くした。嫌な音。

 ――だが。
 ――ヤドリガミは。
 ――地獄を見てきた。
 ――慣れた、再起。そして、視認。

 ずぶり……的確に核を貫いて、魂を吸収する新しい肉体。ナイ・デスは常に『ない』に等しいのだ。飲む。呑む。噛む。啜る。仕切り直しだ。時間が訪れるまで。奴等が第二段階に移行するまで――ミンチになって、ミンチにしましょう。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
…そーいや、雑魚じゃない巨大な力を持つボス邪神と一対一でやりあうのはこれが初だ。集団で戦う猟兵としちゃ、あんまり無い機会だ。少し楽しませて貰おうか。

魔剣を顕現。あのデケェ頭を考えりゃ、銃よりはこっちの方が効果的か。
【二回攻撃】に黒銀の炎を纏わせる【属性攻撃】。【範囲攻撃】で銀の斬撃を振るい、爪での一撃に対しては【第六感】で動いて【見切り】で見極め、【残像】を残して躱す。周辺地点の破壊はこんな混濁した場所じゃ意味がねぇんじゃねぇか?
大振りな一撃を躱したら【残像】残して接近後、【串刺し】。眉間に突き刺し、UCで体内から直接焼き尽くす。
サービスだ。火葬してやるよ。安心して骸の海に還りな。



 力を求めろ。猟兵としての力を求めろ。自らを高めるべく磨き続けるのだ。笑みは震えではない。笑みは余裕だ。邪への相対だ。悪夢に面する探索者の鑑だ――雑魚じゃない巨大な力を持つボス邪神と一対一でやりあうのはこれが初だ――カイム・クローバー(UDCの便利屋・f08018)は己の言葉を噛み締める。そういえば、と、呟いても『視線』は奴等から外さない。基本的に猟兵は『集団戦』に特化している。少し楽しませて貰おうか――にんまりと定められた侯爵(悪魔)の翼。
 魔が魔を滅ぼす時、超次元の渦が鼓動する。あのデケェ頭を考えりゃ、銃よりはこっちの方が効果的か――黒銀の炎がうねりを昇(あ)げて、怨嗟の忘却へと接近する。巨大な爪を縫うように避けて、残像が消失すると共に『狼』は牙を剥く。範囲を埋め尽くす斬撃が『零距離』を維持して『隙』を発見する。
 刺殺だ。串刺しの刑だ。悪魔に喰われて蛇に呑まれ、咆哮が大いなる地獄(火)を注ぎ込む――眉間を貫き脳髄を焦がす黒銀が、呪いの底から焼き尽くす。サービスだ。火葬してやるよ。

 骸の海への片道切符(インフェルノ)だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

白石・明日香
【ワルゼロム・ワルゼー(f03745)こと教祖と共闘】
邪神か・・・・・切りがいがありそうだな!
上下左右が曖昧?馬鹿め!オレが立っているのが地面だ。
相手が壁にいようが天井にぶら下がっていようが関係ない!
ダッシュで接近してワザと相手の攻撃を誘発しておくとしよう。
単純で重い一撃を見切るのは容易い。挙動を見たら即座に離れてやり過ごし
再度ダッシュで接近破片が飛び散っていたら見切り、足場にできるのなら空中戦。いずれにしても残像を展開して攪乱し、間合いに入ったら怪力に任せて鎧無視して2回攻撃で薙ぎ払い、ついでに生命力吸収。
その際この後に役立つかはわからんが情報収集しておくとしよう


ワルゼロム・ワルゼー
WIZ
白石・明日香(十字卿の末裔・f00254)と連携・共闘
(無数の邪神を眺めて)これだけの数全てが強き邪神とは、全く恐れ入る。だが、ここで駆逐すればするほど後が楽になるというのなら、最初から全力で挑まねばなるまい。明日香殿、ともに突撃するぞ!

UC「恨みつらみ全て我が糧となれ」で敵の攻撃を受けよう。敵が集団であればあるほど、受けた攻撃回数が多ければ多いほど、我が霊気の鎧は固く、強くなる。十分受け切ったところで反撃だ。光の【属性攻撃】【2回攻撃】【範囲攻撃】【高速詠唱】など持てるスキルをフル活用し、敵を一体でも多く駆逐するぞい



 一度きりの人生ならば、楽しまなければ『活きた』気がしない。これだけの数全てが強き邪神とは、全く恐れ入る――ワルゼロム・ワルゼー(枢機卿・f03745)の視線の先、無数の邪神が涌く銀河の渦巻き。病的なまでに『つまらない』それをハッピーエンドに導かねば成らない――だが、ここで駆逐すればするほど後が楽になるというのなら――全力で挑まねばならない。全身全霊で叩き潰さねば成らない。これを突破し、強く成れば『新たなる努力』が待っている。
 明日香殿、ともに突撃するぞ――教祖の隣、其処には銀髪の剣豪、白石・明日香(十字卿の末裔・f00254)が構えていた。切り甲斐がありそうな邪神を視認し、すらりと魅せる『台詞』は挑む者の。切り刻む者の証明か。奔れ。走れ――戦の幕開けだ。
 上下左右が曖昧? 馬鹿め! 地面とは『オレ』の起立する此処だ。壁を歩もうと天に逃れようと関係ない。吸血鬼を喰らうように。吸血鬼を殺すように。邪神を斬殺すれば好いのだ――単純で重い一撃など、視なくても躱せるだろう。飛び散った地面(破片)を踏み台に、奴等を残像で撹乱するのだ。さあ。総てを捕食する時だ。鎧など知らない。外殻など無意味――強引に、圧し潰すような、一閃。
 明日香を無視して迫る一個体が、教祖に向かって放ったのは『呪い』の類。鈎爪が衣服を傷付けず、肉を抉らず、対象の精神を持っていく――されど。その恨みは『我が糧』だ。蹂躙されるような感覚に霊気が集い、教祖の身を【鎧】で守る。受け止め抱いて注がれて、強固に、屈強に、増幅する。反撃の時は近い。
 剣豪の斬撃が仕留めた瞬間、光は最大限に到達した。我流の呪術が高速で編み込まれ、広範囲の『一』を滅ぼすべく解き放たれる。怨嗟を浄化する『転化』が転嫁するものどもに流れていく――二体は倒れた。此処からが本番だ。
 二人の双眸(よっつ)が突撃する骸を定め、術式の真髄が発揮される。立ち向かう剣豪が『分身』し、何れも本物だと教祖に『施され』た。巨大な爪が肉を抉ろうとも、地面を壊しても、その【力】に曇りは無い。

 ――千の一閃が邪神を喰らい、万の術式が怨嗟を駆逐する。
 世界の真理は、靄に包まれている方が『素敵』だろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

虻須・志郎
検査終わったと思いきや遂に本番かよ、先生
海の向こうは宇宙の海ってか……上等だよ

内臓無限紡績兵装全開放、空間ごとぶち壊すってなら、
片っ端から塞いで殴るだけだ!
これで他の奴らも勝手に退場させられはしまいよ

王者の石が輝いて、タランチュラを辿って位置を確保
一体でも多く、確実に、奴らを喰らい尽くす!

海の先か、ここが深淵だったら予行演習は済んでるんだ
全耐性フル稼働で、滲み出る狂気を受け止める
未だだ、足りない。タリナイ……
蜘蛛の腹を満たすにゃあ、こんな木っ端じゃ甚だ役不足だ
さっさと出せよ、とっておきをな
喜んでるのは先生だけじゃねえ、俺の中身も打ち震えてるよ
久々のご帰還だ、道を開けろ三下どもがっ!



 虻須・志郎(第四の蜘蛛・f00103)は唾を飲んだ。骸の群れが怨嗟を吐き散らし、モザイクも吃驚な忌避感が精神を擽る――検査終わったと思いきや遂に本番かよ、先生――グリモア猟兵の貌を想いながら遭うべきは邪神どもの蓄えだ。大いなる戦の腕試しに『猟兵』を選んだ事に後悔の印を捺してやるのだ。海の向こうは宇宙の海ってか……上等だよ――兵装展開。我の儘に空間を掌握せよ。爪が抉った地を縫い合わせ、自らの舞台(ステージ)に一個体を引き摺り込むのだ。
 片っ端から確実に、逃さないよう囲ったならば『蜘蛛の巣』は完成する。渦巻きは粘着の狩場と化し、タランチュラが蔓延った――王者の輝きを頼りに位置(一)を掴んで、奴等を喰らい尽くす! 海の先が深淵ならば、アウトサイダーの贈り物で『演習』済みだ。狂気の囁きなんぞ血肉の欠片にも成りはしない。故に。足りない。未だ。タリナイ。第四の餓えが役不足どもを貪り始める。緑色が『くらい』に染まると、蜘蛛は新たなる獲物を欲する――さっさと出せよ、とっておきをな。
 歓喜しているのは『俺の中身』も同じだ。打ち震える涎が、溢れて止まらない。久々のご帰還だ――道を開けろ三下どもがっ!

 正しく見据えろ、マッドネスな我々だ。
 悪魔は嬉々と召喚に応える。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『テングラム』

POW   :    海に投げ出された後
自身の身体部位ひとつを【鮫】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    時化の海
【水中からの奇襲】が命中した対象に対し、高威力高命中の【大波】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    仲間が欲しい
【溺死者】の霊を召喚する。これは【水中へと引きずりこもうとする手】や【呼吸を奪おうとする抱きつき】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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 外殻は。怨嗟は。憎しみは――砕けて融けて混ざっていく。
 猟兵どもが倒した神は、超次元に呑み込まれたが。
 ――くらい、は、貌を覗かせる。
 水の脅威は人を抱擁する。
 抱擁され、苦しみ、絶えた者の最果てが。

 仲間を欲して銀河に沈む。
 渦巻きに狂わされて、邪神はだきつく。
青葉・まどか
まずは一つ。

さて、邪神も仕切り直してきたね。
それにしても可愛らしい水着だね。
……そう言えば『此処』は海の中だったね。
地の利は邪神に有りそうだ。逆に言えば私たちには不利なのかな?
邪神相手に不利な場所で戦いたくないけど文句を言ってもしょうがない。
何時だってギリギリで戦ってきたんだ、変わりないよ。

奇襲なんて受けたくないから【第六感】で回避を狙うよ。
鮫に噛まれたら【オーラ防御・激痛耐性・気合い】、流石に無傷とはいかないね。

今回の邪神は人の形をしているから戦いやすいね。
人間相手のセオリーは通じないけど。
『神速軽妙』発動。
ダガーで【早業・2回攻撃・破魔・属性攻撃】
倒される前に倒せばいい、いつも通りだよ。



 まずは一つ――先ずは増殖。融合した邪神の輪郭は、第一段階とは違い、おぞましいほどに人間だった。怨嗟の超越性(エネルギー)だけは先程以上の膨らみで、水泡に帰すような色彩だ。可愛らしい水着も、女性じみた妖艶も、全く『異物』的な渦巻きの奴隷――邪神も仕切り直してきたね――此処は海の底だ。身を投げたのか。水難に遭ったのか。両者の精神が入り混じった残酷性か。兎角。地の利は彼方の『もの』だろう。逆に説けば猟兵は不安定な『虚空』に墜落するような感覚だ。上下左右の曖昧が、息苦しさを錯覚させる。だが、文句を言ってもしょうがない。戦闘は何時だって『ギリギリ』なのだ。剣が交差する時、頬から垂れる赤色の如く。
 変わらないよ――ざばぁん、と、時化が猟兵を急襲する。されど奇襲には至らず、第六感の『範囲』に触れる。伸ばされた手が脚を掴む事はなく、大波の発現(トリガー)は踏まれなかった。鮫に噛まれる事も無いだろう――発動せよ、駆けるのだ。
 今回の邪神は人の形をしているから戦いやすいね――中身は人間を忘却した筈だが、貌が『それ』ならば急所も思考可能。神速。上昇するようにタガーを振り、対象の四肢を切り裂いた。じんわりと闇黒に染みる赤。どうやら体液は人間らしい。続いて軽妙。その加速は『邪神』の反応を赦さないだろう。魔を破壊する鋭さが、投げ出されるかの如く邪神(ひと)を、いつも通り。

成功 🔵​🔵​🔴​

御形・菘
これほどエモい戦場なのに、昏い水面だとか引き摺り込むだとか…
もっとスケールのデカいことをブチ上げるべきであろうに!

致命傷や行動力の低下を避けるべく、急所への攻撃は特に確実に左腕でガードするぞ
念のため邪神オーラも、防御のために纏っておくとしよう
鮫の大顎など怖るるに足りん! いやほら、微妙に蛇と属性が被っておるし、引いてはいかんよ
噛み付き自体を避ける気など一切無い! むしろ放されない状況は大歓迎!

妾の尻尾の一撃は、跳んで勢い付けねば大したこともないと?
映えんので普段は使わんが、身体の捻りを全力で使えばそれで十分!
生命力を奪う技を使ってくるなら、受けた上でそれ以上にダメージをブチ込むのが妾の流儀よ!


ナミル・タグイール
溺れないなら海なんて怖くないにゃー!
なんだか相手も全然邪神っぽくないし楽勝そうにゃ!
さっさと倒して邪神なお宝を探すにゃー。

…でも水中動きにくいにゃ!斧ぶんぶんしたくてもぐるぐるしちゃうにゃー!
相手が抱きつきに近づいてくれるなら迎え撃つにゃ!
【黄金の鎖】を密着しながらぶつけるにゃ!爆発も気にせず【捨て身の一撃】にゃー!
これで鎖繋がってお互い逃げれないにゃー!【呪詛】の鎖で相手の動きも縛るにゃ!

あとはもう密着勝負にゃー!
斧が使えない距離でも呪われた牙や爪で噛み付いたり切り裂いたり何でもしてやるにゃ!
鮫より猫の方が強いのにゃー!
どっちがタフか勝負デスにゃ!



 百輝夜光を始めよう。

 スタァは首を横に振った。此れでは『神』の名が泣きそうな、酷く陰鬱な闇黒の底。昏い水面だとか引き摺り込むだとか――もっとエモい戦場を。もっとド派手な舞台(ステージ)を。いいねを貰える在り方を。ブチ上げるべきであろうに! 視聴者の為に動かねば配信者の『糧』は得られない。沈みに沈んだ人型に、星々煌めく『画面』を――ぐばぁと開かれた鮫の大口が、左腕に噛み付いた。急所を庇ったが故に為された結果。邪神オーラに喰い込んだ『海の邪』がじんわりと体液を啜らんと。
 だが。鮫の大顎など恐れる必要が無い。微妙に被ったキャラクターなんぞに『やられる』訳にはいかないのだ。引いてはいけないのだ。避ける気など最初から無かった。全く。奴等の餓えなど大歓迎の展開(盛り上がり)だ。放さない。ならば逆手に取れば好い。蛇の尾は『獲物』を捕らえる為の凶器だ。
 邪神様は動画映えを気にしたい。されど一撃は、きっと視聴者を喜ばせる破壊だろう。地形(海)諸共『大蛇』は『流儀』に則って――邪魔なヤツを上から叩き潰す。さあさあ。お通りだ。其処を退けよ、くらい主。

 ナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)は何時だってキラキラした呪いだ。猫に小判など詰まらない言葉、不要と記して魅せるべき――溺れないなら海なんて怖くないにゃー。邪神の癖に人型とは、本当に奇怪な『相手』で在る。楽勝と説いても『油断』は無く、獣の爪は常日頃から磨かれているのだ。さっさと倒してお宝を奪(と)る。探して暴いて掴んだら、装飾の身が更に輝くだろう。
 されど水中で斧は使い難い。大変動(カタストロフ)を望んでも、同じ空間でぐるぐる陥るのみ。相手が抱きつきに近づいてくれるなら迎え撃つにゃ――顎の定まりが獣に向いて、溺死の末路がだきつきを欲す――貪り食うものが解放された。黄金色が人型に迫り、接近する両者が『覚悟』を決める。
 錠前が爆破された。捨て身の行動が邪神の不意を突き、引き摺り込む流れは失われる。呆然とした貌(からだ)に鎖が巻き付き、此処からは耐久戦だ。盾回避無しの殴り合いで在れ――鮫より猫の方が強いのにゃー!
 爪と牙が交差し、呪詛と怨嗟が身を包む。乱れる両者はおそらく『獣』の方が強靭だろう。何故かって。邪神は元々人間なのだ。

 キマイラの宴、それは強欲。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

白石・明日香
【引き続き教祖(f03745)と共闘】
1か所に纏まったか・・・・逆にやりやすくなったというものだ!
残像を展開しつつダッシュで接近して相手をかく乱するとしよう。
体のどこかをサメに変えるらしいが、兆候は必ず現れるはず。
それを見切り相手の間合いに入らないようにする。
相手が攻めあぐねているうちに一気に接近して、怪力で2回攻撃で鎧など無視して薙ぎ払うとしよう。
さあ、早く本当の姿を見せるがいい。その時こそ貴様の最後だ!


ワルゼロム・ワルゼー
WIZ
白石・明日香(十字卿の末裔・f00254)と共闘
おやおや、かの邪神共の寄せ集めにしては、麗しき乙女よな。だが見た目はともかく、内面の不気味さは隠し通せぬ。油断なく狩りを続けるのみよ

水中ということで溺死者の霊の動きは素早そうだナ
なればUC「轟天なる竜、幽世へ至れ」を展開、相手の動きを上回るスピードでかく乱、死角からヤツのボディを抉り取ってくれよう
多少の攻撃ならUCの効果に加え、【オーラ防御】で対応できるはず
命中率、回避率を少しでも上げるために、【第六感】【残像】スキルの使用に加え、明日香殿との連携は欠かすまいぞ

早うその目障りな皮を脱げ。我々はその先の姿に用があるでな



 千が光り、万が集い、億が狂えば、世界は深淵へと侵される――纏められた邪神の核は、沸騰する寂しさの『塊』だろう。逆にやりやすくなったというものだ。剣は再び奔り出し、水難の相を無碍に扱うべき。対象の部位が鮫の顎と化すならば、視て、知り、覚えれば、見切り躱す事など容易いだろう。残像が咀嚼され、邪神の肌に水滴(あせ)が滲んだならば此方のものだ。化け物を喰らう輝きが、強靭な怨嗟を舐り切り刻む。払われた腸が銀河に撒かれ、投げ出される感覚。邪神の小さな悲鳴が漏れた。其処に無慈悲な真っ赤が落ちる。
 おやおや、かの邪神共の寄せ集めにしては、麗しき乙女よな――見た目や声はともかく、対象の中身は無気味な『もの』だ。隠し通せぬ在り方に油断する事は在り得ない。溺死者の霊の動きは素早そうだナ。銀河と呼ばれる水中で、オブリビオンと撲り遭うのは不利だろう。ならば。成すべき超越性はただ一個。自らが竜と化す事だ。根を齧れ――霧の国から出現し、天使の肉に宿るのだ。天に響く『大爪』が忘却の園を蹂躙する――掌を突破し、死角へと到達した霊力が『心の傷』を抉る。たとえ抱きつきに触れられても、一時的な無呼吸ならば問題ないだろう。
 ズバッ……閃光が腕を斬り貪った。先を視認する為。最後を刻み込む為。愈々連携は極まってきた――教祖の大爪が邪神の精神を、体力を奪ったならば。剣の捕食が臓腑を壊す。邪神に為す術など無い。融合前に削られた『個数』は幾つだったのか。早うその目障りな皮を脱げ――早く本当の姿を見せるがいい。

 可愛げのない邪神だ『な』『ナ』。

 我々はその先に用がある。最後を望む。海が死の『超次元』と誰が決め付けた――ずぶり。邪神の心臓が弾け飛んだ。再生するにも相当なエネルギーを持っていかれるだろう。引き抜いた刃が血を飲み下し、爪が獲物の貌を裂く。撹乱は致命を神に与え、甲殻の中は更なる『空』で在った――貴様に勝利の渦は無い。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

カイム・クローバー
あのデカイ頭からどんな奴が産まれてくるかと思えば、随分と可愛らしい邪神が登場したモンだな。
俺の狙いはアンタのその先さ。通らせて貰うぜ。

水中からの奇襲。此処が海の中だってんなら周囲一帯が奇襲に適してるって事か?…もし、そうなら…そいつは好都合だ。
魔剣に紫雷の【属性攻撃】を与えて、水中から奇襲を掛けてきた邪神の最初の一撃を【第六感】【見切り】で躱し、【串刺し】で紫雷を【範囲攻撃】で撒き散らす。舞台が水中…、ま、呼吸も出来るし、実感は沸かねーが、これなら何処に潜もうと逃げ場はねぇぜ。
隙が出来りゃ、UCを叩き込む。雷は苦手かい?こう暗い場所じゃ、光が恋しいだろ?折角会えたんだ。遠慮無く受け取りな!



 デカイ頭からどんな奴が産まれてくるかと思えば――邪神は微笑んだ。悲哀と怨嗟を混濁させながら、ゆっくりと猟兵の方向へ、修復中の貌を晒す。可愛らしい輪郭とはもはや思えないが、諸刃の再生を終えたならば『元』に戻るだろう。俺の狙い『も』アンタのその先さ。通らせて貰うぜ――銀河が時化て、湿気も真っ蒼な闇黒が浮かぶ。総てが水難の魔(領域)ならば、何処からでも奇襲は可能。だが。オブリビオンは気付かない。自らが最悪の『手』に掴まれた事を。抱かれた事を。囲まれた事を。そいつは好都合だ――便利屋が笑み、狼が宙を駆ける。翔ける。
 恐怖は底に在らず、其処に顕現した。水中に於いて最も危険なものは何か。鮫か。混乱か。窒息か。かなしみか。だきつきか。否。それは奇襲を見切り、躱した『カイム・クローバー』が放った串刺し――肉は貫いていない。貫いたのは銀河だ。空間だ。水だ。範囲に撒き散らすべきは紫の光輝。好機を逃さず発生させた『雷』よ。痺れるような激痛が邪神の核まで破壊する。もはや彼女に為す術はない。
 何処に潜り込もうと逃げ場はないのだ。隙は視得た――再度、一撃を。

 直に注ぎ込まれる紫電を、遠慮なく受け取った。
 こう『くらい』場所では、光が恋(毒)しくなるだろ?

成功 🔵​🔵​🔴​

虻須・志郎
銀河の渦が狂わせたってか?
だからこんな所に閉じ込められたままなんだよ
それに、誰がテメェの仲間になるか
もう十分なんだよ、そういうのは!

身体も慣れてきたし、こんだけだだっ広い空間だ
こいつを使っても問題無えな?

ファルシオン、発射管全門装填!
ターゲット正面の邪神……塗りつぶしてやれ!
溺死者だか何だか知らねえが、ここは俺らの領地だ
蹂躙していいのは俺らなんだよ、諦めろ!

蜘蛛の巣をそこいら中に仕込んで迎撃
伸ばした手を絡め取って片っ端から喰らってやる
ロープワークで自在に移動すりゃあ足場は問題無い
本体まで辿り着いたら捨て身でぶん殴って終いだ!

覚悟はいいな邪神様よ?
さあ行くぜ……第2ラウンドも完全制覇してやらぁ!



 銀河の渦が。超次元の渦が。大いなる戦が。狂わせた――だからこんな所に閉じ込められたままなんだよ。第四の蜘蛛が口を拭い、虻須の内側でまどろむような『もの』か。正気が歪んで狂気に。狂気が歪んで正気に……誰がテメェの仲間になるか。もう充分に、そういうものは喰らってきた。与え、与えられ、沈み、浮かんできた。慣れだ。総ては『慣れ』から幕を開ける。記憶と記録は蓄えられる――こいつを使っても問題無ぇな? ――ファルシオン、発射管全門装填!
 次元が接続される。超次元の渦が『無限』ならば此方の次元も膨大だ。狙いは前方の邪神(怨嗟)。邪を邪で塗り潰してしまえ――神を理で嘲るのだ。霊体地形諸共『満たす』『充たす』輪郭(サマ)は正しく、支配者の鑑だろう。蹂躙していいのは『猟兵』だけだ。諦めろ――邪神が愈々沈んでいく。
 迎撃だ。蜘蛛の巣を次元に張り巡らせ、水中も我々の仕込みだと理解させるのだ。伸びた腕を即座に絡め取り、片っ端から咀嚼する。融解させる。養分と見做す――自在に糸を扱えば、足場の確保など容易いものだ。本体まで辿り、伝い、着いたならば。十八番で根底から滅してやれ――覚悟はいいな? 邪神様よ。

 第二ラウンドも完全制覇だ。さあ、行くぜ。

成功 🔵​🔵​🔴​

村井・樹
今回は息つく暇もねぇ
相手も当然、容赦なくこっちの息の根を止めに来るしな

お前達なんて嫌いだよ、本当に
拒絶反応を喚起

死者なら、綺麗サッパリ燃やして供養してやるよ
海の中で火葬、なかなか見られるものじゃないぜ
いくらここがお前達の舞台であろうと、UDCの炎をそう簡単に消せると思うな
本物のメメと錯乱させてやるために、偽メメでも【フェイント】を仕掛けてやる

メメと偽メメが連中を相手している間に、俺は【存在感】を薄くして、【忍び歩き】でその隙を伺う

刺されて息絶えて、海の泡にでもなって消えればいい
メメ達が霊を振り切るか、彼女を守るものが周辺に何もない時を突いて【暗殺】だ



 息つく暇もねぇ――邪神の息は絶え絶えだ。溺れるように、渦巻きを搔き乱している。空から。殻から。溢れるような、抗うような様子だが――それには明確な『殺意』が在った。相手は当然、容赦なく猟兵の息の根を止めようとするだろう。自らの『死』を糧に。盾に。矛にして。故に。お前達なんて嫌いだよ、本当に。
 死者が手を伸ばした奥の奥。其処には『僕』が存在する。此処に触れようとした瞬間が、拒絶反応の解放(トリガー)だ。死者なら、綺麗サッパリ燃やして供養してやるよ――ああ。この『僕』に邪神ごときが――ごぅ、と、紫色のUDCから火の玉が生じる。メメ君と呼ばれた存在が、溺死したものに『死』を手向けたのだ。揺らぐ熱が消滅する事など在り得ず、邪神は揺らめく否定に抱擁されて。
 偽物に攻撃した。絡繰り人形だったのだ。本物の『メメ君』が新たなる火を放ち、少女の『贋物』を削いでいく。それは哀れな女性を翻弄する、怪物のような――存在が接近し『俺』は姿を現した。紳士的に終わせるなど、到底不可能だろうが。暗所で『〆る』方法は通用した。すらりと舞い上がった、吾が手中。

 ごろ……ん。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『『閉鎖機構』ヴァーリ』

POW   :    一緒にいようよ。
戦場全体に、【段々水が注がれていく水槽】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
SPD   :    きみが欲しいよ。
【随伴硝子球】から【水槽に引き込む不思議な水】を放ち、【鹵獲】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    さよなら。
自身が【さみしさ】を感じると、レベル×1体の【骨になった魚たち】が召喚される。骨になった魚たちはさみしさを与えた対象を追跡し、攻撃する。
👑11
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 ……。
 …………。
 ――一緒にいようよ。

 頭が落ちて、首が裂け、其処から水槽が生まれた。
 超次元の渦が『それ』に流れ込み、世界は『忘却』の球体に成り果てた。こぼれるようなさみしさが、怨嗟すらも取り込んで『完全』と化す。迷路は何れ水に満たされ、真の溺死で充たされるのだ。ああ。きみが欲しい。猟兵が欲しい。

 Cry……cry……。
カイム・クローバー
欲しいと言われてもやる事は出来ねぇし、お前に付き合ってたら命が幾つあっても足りねぇっつーの。こいつが現世に現れてねーのは幸いだった。ケリ付けるぜ。

先制攻撃は【第六感】で感知し、不思議な水とやらを魔剣に宿した紫雷【属性攻撃】を【範囲攻撃】で使用し、蒸発させる。あの随伴硝子球が猟兵を捕らえておく檻って訳だ。危険なモンは処分だな。
【早業】で魔剣から双魔銃に交換。硝子球に【二回攻撃】と【クイックドロウ】で銃弾を撃ち込む。破壊までいけりゃ良し。破壊できなくても瞬間、注意を逸らせりゃ良い。
逸れた隙に【早業】で再度、魔剣に持ち変え。【残像】残して接近し、UC。
これが猟兵流の挨拶だ。宜しくな、完全体邪神様!



 欲しい。欲しい。きみが欲しいよ――言われてもやる事は出来ねぇし、お前に付き合ってたら命が幾つあっても足りねぇ――便利屋の側に現れた硝子の球体が、不可思議な水を放出する。総てを鹵獲する為に。自らの渇望を満たす為に。爛れるような青色は。紫雷纏った天狼に喰い千切られた。超次元の渦へと蒸発する『エネルギー』の衝突は、真なる『完全』との戦闘合図だ――こいつが現世に現れてねーのは幸いだった。ケリ付けるぜ。危険なものは処分せねば成らない。邪なる牙は削ぎ落さねば成らない。檻の『息苦しさ』を受け入れるなど不可能なのだ。
 魔剣は即座に双頭と代わった。硝子に撃ち込まれる咆哮(弾丸)が、罅割れの面に陥れるだろう。みしりと鳴った『己』に邪神の精神(かたち)が釘付けと成った。此処までは『思考』の通りだ。リズムは男の『腕』から始まる――逸れた視線に叩き付けるべきは黒銀の炎だ。死を魅せるべく訪れた残像。邪神は既に『踊らされて』在る。これが猟兵流の挨拶だ。銀河の中心で『現実』を叫ぶ。
 宜しくな、完全体邪神様!

 ――災いが舞い、想いは拒まれる。

成功 🔵​🔵​🔴​

御形・菘
寂しさに狂い、邪神と成ったのか
…貴方は強く、そして、あまりにも弱かったのね


骨の魚など片っ端から迎撃してくれよう!
オーラで防御する箇所は頭や首、心臓程度まで凝縮
先制で致命傷さえ食らわなければ、どうということはない!
ただしマズい部位を攻撃する奴から潰していくぞ

そして締めは当然この奥義よ
銀河を覆い尽くさんばかりに! スクリーン! カモン!
はーっはっはっは! 皆の衆よ、完全なる邪神とのクライマックスバトルに巡り合わせた幸運を喜ぶがよい!
そして! 寂しがりやの此奴にも、全力の声援を送ってやってくれ!
胸を張れ、お主は糧ではない! 遍くすべての視聴者の心に、未来永劫このバトルを刻みこんでやろうではないか!



 さびしい。さみしい。こばないで。どうか――寂しさに狂い、邪神と成ったのか――邪神に向かった邪神がうねり、水槽の底から骨々が浮かぶ。怨嗟すらも取り込んだ『哀』『状』が、ふんわりと泳ぎ始め、涙を呑むように胃袋なき口を開ける――貴方は強く、そして、あまりにも弱かったのね。

 ――受け止める。

 迎撃してくれよう――魚の成れの果てが群れ、蛇の肉を狙って纏わりつく。粘り気を帯びたような感情が、脳髄を侵蝕しそうだが構うものか。致命傷と成り得る部位だけを『防御』し、彼等の『在り方』を撫でるのだ。圧すのだ。急所を定めた個体から、恐怖と呼ばれる苛みで、潰せば容易いだろう――そして。締めは当然。この奥義(ユーベルコード)だ。出現せよ(カモン)! スクリーン!

 喝采せよ。喝采せよ。喝采せよ。この場は正しく大舞台だ。邪神様の用意した『クライマックス』の輝きだ。巡り合わせた視聴者の幸運(笑顔)が【神の信仰】が如く降り注ぐ。歓声が銀河を覆い尽くし、寂しがりやの邪神にも伝染する――胸を張れ、お主は糧ではない。遍くすべての視聴者の心、精神に、未来永劫この闘争(バトル)を――刻み込むのだ。真(マコト)の無敵とは此れの『事』よ!

 はーっはっはっは!

成功 🔵​🔵​🔴​

ナミル・タグイール
変身がぐろいにゃー!
しかも溺れそうな感じにゃ!嫌にゃー!
閉じ込められるのは嫌いにゃ!

こんなお宝もなさそうな迷路なんてやってられないにゃ。
壁を壊しまくって一直線に進んで脱出するにゃー!
【呪詛】たっぷりの斧で【グラウンドクラッシャー】にゃ!
壊れなくても諦めないにゃ。壊れるまで捨て身でガツガツしてぶっ壊してやるにゃ!
邪神だしオーラがあるはずにゃ?ボスっぽい呪詛を感じる方に一直線にゃー!

脱出できたらそのまま勢いでどっかーんにゃー!

ほしいって気持ちならナミルのほうが強いにゃ!
金ピカよこせデスにゃー!!

ナミルは最初から呪われまくってるから無敵にゃ!



 獣は進む。何の為に。獣は進む。お宝の為に。獣は突き進む――溺死は嫌なのだ。変身がぐろいにゃー。足元にまで迫る水。青色の虚空が流れ込み、ゆっくりと咽喉を絞めるようだ。眼前の壁を破壊する。眼前の地面を蹴り続ける。眼前にきらきらは無いのだろう。故に。迷路なんてやってられないにゃ――グロい変身を遂げた邪神に、抱かれたくはない。呪詛を纏って荒れ狂う『斧』が、邪神の気配を察知する。右だ。左だ。いいや。此処は一直線だ。出口から身を晒すより、横の壁から現れた方が好い。
 悲劇的な結末(水槽)に、演劇でいう大詰めを――轟音と共に突破した、強欲の権化。欲しいのは獣の性質なのだ。欲しいなどと、消極的な輪郭に負ける筈が無い。金にぴかぴかと溢れる冠が、山羊の貌で『邪神』を略奪する。よこせデスにゃー!!
 ずぶり……呪いに呪いが這入り込み、新たなる呪いが誕生する。全身『それ』の獣に留まる所以は在らず。水槽の中身は愈々どす黒く染まっていった。小さな悲鳴が啼き声に潰される――ナミルは最初から呪われまくってるから無敵にゃ!

 じゃらじゃら、きらきら、舞い散る硝子。

成功 🔵​🔵​🔴​

代神・リゥム
【真の姿解放】

「さぁて、それがテメェの真の姿か。ならよ」

相手が全力で取り込みに来るというのなら

「オレも少しだけ全力だッ!」

後光を眩く輝かせ、本来の力を一部開放する。新たに呼び出す悪魔【DDD】は本来の姿を外れ【GoD-DD】《バル=ストル》、4つのトランペットを持つ大いなる王冠へと変化

自分自身も、赤と青のサイコロを変形させた剣槍と剣砲を構えて、攻撃する

「欲しいものがあるならよぉ…! 自分の手で勝ち取らなきゃいけねぇだろ!」

それが生きること。逆説的に、呻き陥れるしかできない邪神は死んでいるもの、彼方の記憶

だから

「人生というゲームを全力でプレイしてるオレ達が、負けるものかよッ!」

※アドリブ歓迎です



 そのアルカナは『塔』だった。果たして真の姿とは神の怒りなのか。本当は神の慈悲かも知れず――さぁて、それがテメェの真の姿か――水槽が微笑んだ。骨と化した魚の群れが、歪んで揺らいで宙を泳ぐ。その牙に宿ったのはさみしさ。此れは強く『敵対』した猟兵だからこそ強化されたのかも知れない。
 欲しいものが在るならば、自らの力で勝ち取らねば成らない。それが生命を謳歌する事ならば、邪神は呻き陥れる『死んだ』ものだ――一部を解放し、四つのトランペットが高らかに銀河へと響く。大いなる王冠が場を手繰り、赤と青の骰子は剣槍と剣砲と至るだろう。されど。邪神の『思い』は【死】すらも【死】する。
 確かに刃は骨を砕いた。砲は骨を焼き尽くした。しかし邪神の感情は、膨らみ爆ぜて広がるばかり。永久を思考させる、虚空からの浮き沈み。
 人生という遊戯(ゲーム)を羨ましいと、骨を伸ばした魚群が悪魔の『逸脱』を啄み始めた。じんわりと蝕むような啜り泣きが『彼方の記憶』を思い出す。さみしい。さみしい。だったら――遊んで欲しいのだ。負けたくないのは『両者』とも。
 超越性(エネルギー)は拮抗する。

失敗 🔴​🔴​🔴​

白石・明日香
【最後も教祖(f03745)と共闘】
とうとう出てきたか、さぁ殺し合おうぜ!
とはいえ先制して張り巡らされる迷路は厄介。
ならば、迷路が張り巡らされる前に視認した敵の方角めがけて文字通り真っ直ぐ道を切り開いて進むのみ!怪力に任せ属性攻撃、2回攻撃鎧無視攻撃を駆使して壁を切り開き道とする。壁の硬度とて無敵ではない、必ず破壊できる。
敵を視認出来たらいよいよ決戦だ。残像を展開し奴の挙動を見切りながらダッシュで近づき怪力、属性攻撃、鎧無視攻撃を2回攻撃して薙ぎ払うとしよう。
お前が大いなる戦いを迎えることはない。ここで消えろ・・・


ワルゼロム・ワルゼー
WIZ
白石・明日香(十字卿の末裔・f00254)と共闘
これが完全なる邪神というヤツか、…成程、禍々しい気配で満ちておる。なれば、それなりの覚悟を持って挑まねばなるまい

基本は明日香殿と連携して攻撃
敵の先制攻撃に対しては、まず「さみしさ」を感じさせないよう、まずは親しみを込めて会話しつつ、UC「恨みつらみ全て我が糧となれ」の準備に入ろう

「求めるならば応えよう、それが猟兵の責務なれば。完の中の一で生きてみるのも、悪くはない」

万が一敵のUCが発動してしまった場合、全力で距離を取りつつ【高速詠唱】でUCを展開
敵の攻撃をある程度受けた後、光の【属性攻撃】【範囲攻撃】スキルを活かしつつ、反撃に移るとしようか



 悲しみと称されるめまいを、振り切る為ならば『真直ぐ』を試みよ――とうとう出てきたか、さぁ殺し合おうぜ――剣士は笑う。否。嗤う。歓喜する。定めた道を信じて『壁』を食い破る。喰い、斬り刻む。水よりも速く。青よりも赤に。総てを舐る、妖しい輝き――硬度が無敵と誰が決めた。そのような『超常』は在り得ない。必ず破壊出来る。揮え。奮え。ふるえ。楽しみだ。愉しみだ。この先に『奴』が居るのが、悦ばしくて仕方がない――邪神の貌は直ぐ其処だ。
 剣士の後ろで走るのは、導きを魅せる教祖の輪郭だ。汗を拭いながら迫る『底』を振り払い『開かれた』道を進む。硝子状の水槽が切り抜かれた時、さみしげな表情の『それ』が居た――足並みは緩やかに。剣士の戦意を押し退けるように前へ出て、言の葉を手繰らんと屈み込んだ。我が欲しいのか。ほしい。我の何が欲しいのだ。なかまがほしい。仲間とは何を言葉か――きみがほしい。きみのすべてがほしい――難しい回答だ。そもそも、解答など存在しない。猟兵は忘却を還さねば成らないのだ。
 さみしいよ。極数匹だが魚の骨が解き放たれた。かたかたと振動する貌(かたち)は何処か弱々しく見える。高速での詠唱と共に『思い』を『うらみ』を抱擁し、ある程度の【牙】を力と為す――成された光が雑魚(ほね)を還すと同時、残像が骸を踏み通った。双眸は鋭く『残り滓』を覗かない。
 ぐわん――壁を食い散らかした一閃が、硝子玉の『央』を薙ぎ払う。怪力から放たれた数撃は邪神の芯を解いたのだろう。さらりとこぼれた、かなしみのクライ――そして傷口を抉るように、異常なほどの光『現』がオブリビオンを蝕んで往く。求めるならば応えよう。それが猟兵の責務。人間の『あたたかさ』なれば。

 完の中の一として生きるのも。
 全て切り捨てる。
 悪くはない。
 悪くないぜ。

 邪神が大いなる戦を迎える事は無い、此処で消えるのだ。
 それは決められた運命。糧と成る決着の赤糸。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
融合の時、私、遠かったです……邪神は……もう完全復活、しているのですね
……遅くなりましたが、加勢、します

骨になった魚たち
【第六感】で【見切り】回避や【カウンター】で【鎧無視攻撃】骨を、斬って
【念動力】自身【吹き飛ばし】【ダッシュ】
魚群を突っ切って、邪神へ
頭は腕で【かばい】他の肉はある程度、魚にあげるのも【覚悟】して【激痛耐性】再生する、死にはしないと痛みを無視

さみしい、ですか
孤独であると、知らなければ。そう思う事は、なかったのにと……けれど、人を知っていたから、私は……

一緒にいることは、できないですが
そのさみしさを、おわらせましょう

【暗殺】眠るように【生命力吸収】消滅させたい

おやすみなさい



 遅くなりましたが――ヤドリガミが駆け込んだ。赤い宝石(めだま)の先に、息も絶え絶え、壊れそうな邪神が在った。それでも水槽はさみしさに狂い、猟兵の輪郭を認識する。融合の時、私、遠かったです――完全体の邪神は、寂心に震えて止まらないようだ。骨と化した魚の群れが、三途の川を渡って浮かぶ。
 感覚は銀河で研ぎ澄まされた。白髪の近くに寄った、酔っ払ったかのような白骨を『芯』諸共砕いて切って潰して宙に融かす――衝撃で自身を飛ばしたならば、神の貌(さみしい)は直線状だ。頭を庇って突撃したら駆けながら欠けても構わない。魚群の餌になっても受け入れよう。急速再生に重ねて激痛を殺す。死なないのだ。地獄こそがヤドリガミの『無い』此処よ。
 さみしい。ですか――邪神の耳元で囁いた。孤独を知らなければ『その感情』は存在しない。想う事は在り得ない。だが。それを知ってしまったが故に。きみがほしい……『『私』』は――一緒にいることは、できないですが。

 おわらせましょう――暗黒へと墜ちるように。殺して終おう。
 消滅させよう。おやすみなさい。

 それでも、邪神はすがりつく。

成功 🔵​🔵​🔴​

村井・樹
全く、神サマの執念ほど面倒くせぇモノはねぇな
だがな、俺達の居場所はお前なんかの側じゃねぇんだよ
今までも、これからも

相手の油断を誘うためにもあえて避けずに敵の技を受け、捕らわれた後に【『僕』の為に】脱出を図る

水中で手足がろくに動かなくても、水槽を破れなかろうと、目を閉じて念じれば充分だ

行き先は誰でもいい、他に戦ってるヤツの近くにでも行くぞ

脱出をした後は、【目立たない】ように敵と一定の距離を取ろう
そう何度も捕まっちゃあ、こっちが消耗させられる

二撃目以降は盾や偽メメを囮にやり過ごすぞ
その間に、懐に隠し持ったZAPで【騙し討ち】を仕掛けて、ぶち抜いてやる
それでも足りなきゃ、手裏剣でもって【暗殺】だ



 誰の為の水葬か――全く、神サマの執念ほど面倒くせぇモノはねぇな――『不良』の溜息が渦巻きに融ける。俺達の居場所はお前なんかの側(底)じゃねぇ。楽園でも奈落でも無く『僕』が決めるべき事柄なのだ。今までも、これからも。あの頃と違って勇気を抱くのだ。あの頃と違って力を揮うのだ。あの頃と違って――敢えて『はまる』のだ。水に触れて水槽の中へ。どぷんと呑み込まれ、沈む、沈む、沈む。くらい、くらい、くらい……きみがほしいと微笑む神に、溺れる感覚は甘いものの……否。酸っぱくて糞不味い『液体』だ。『僕』の為に思うのだ。最善たる脱出の。浮上の――他猟兵の近くへと。目を閉じて念じれば充分だ。満足げな水槽が『視』える。
 得られた自由を噛み締める間もなく身を隠し、邪神の隙を窺う事数十秒。時間を稼ぐために盾と絡繰りを放ち、何方に意識を集中させる。自らを滅する『覚悟』よりも紳士的な解決法が『効果的』だと判断した。

 ――ZAP!

 それを手放す必要は無い。風穴を覗く邪神の貌は、ぽかぁんと滑稽な真っ蒼だ。構えた手裏剣が人型の『首』を伝っていく――噴水。

成功 🔵​🔵​🔴​

虻須・志郎
ハッ……メインディッシュの割には出汁ぐらいしか取れそうにねえな
何の為に今迄網を張ってたと思うかい?
骨魚の群が迫る時、指先をちょいと動かし一気にひっ捕らえる
余り嬉しくねえ大漁だな――だが!

さみしいか? じゃあ来いよ。とっておきを出してやる
<<召喚プログラム起動 対象:第四の蜘蛛>>
<<降霊プログラム起動 対象:アヴス・シロン>>
......DSP-X00 Activate

降ろした邪神が己の身体を黒と赤の入り混じった融合体へ
更に喚び出した巨大な蜘蛛が、戦場を跳ね回る
さあ、その首撥ねてやれよ邪神様
魚は俺が引き付けてやるさ
精々楽しめ――ここならやりたい放題だ

混沌が、邪悪が、狂気が、寂しい暗黒を塗り潰す



 ハッ――こわれかけの邪神を虻須は嗤った。完全が『こんなにも』小さなものだとは思わなかったのだ。放流された骨の園――出汁ぐらいしか取れそうにねえな――さみしさの雑魚が固まって、くぃぃと指を動かしたならば『罠』は起動する。蜘蛛の糸は何に成る。網だ。大網だ。細かく編まれた知恵袋か――余り嬉しくねえ大漁だな。だが。メインディッシュは『その』先よ。水槽に蓄えられたエネルギーを欲せ。
 さみしいか。じゃあ来いよ。とっておきを出してやる――悪魔召喚の応用だ。邪神を宿した『サイボーグ』の在り方だ。第四の蜘蛛の招来だ。

<<召喚プログラム起動 対象:第四の蜘蛛>>
<<降霊プログラム起動 対象:アヴス・シロン>>

――DSP-X00 Activate

 顕現。降霊。武装を開放せよ――知は重なり血を望み、混濁の肉が現に満ちる。充ちない食欲が地に現れ、それは『邪神』の気配を読み取った。黒と赤の流動が人型を成し、傍らで糸を手繰る【第四の蜘蛛】が哄笑する――さあ、その首刎ねてやれよ。魚は人に引き摺られ、神は神の餌食と見做される。
 このならやりたい放題だ。歓喜は喜悦へと前へ出でり、終いの毒液を練っていく。混沌。邪悪。狂気……我々こそがアウトサイダーだ。

 寂しい闇黒を塗り潰せ。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
既に此処は邪神の領域。腹の中。
増していく水量、もたもたしていれば溺死するだけ。
ここまで来て間抜けな死に様はさらしたくないから、さっさと邪神を殺そう。

出会い頭に「嫌だね。一緒にいてやらないよ」完全拒絶。
辺り一面に骨の魚が現れる。

真の姿、解放。まあ、特に姿は変わらないんだけどね。
ここからは博打だよ。
『神速軽妙』発動。
迫る骨魚を【カウンター・範囲攻撃・オーラ防御・激痛耐性】で迎撃するよ。
……生きてる?身体は動く?なら大丈夫。
邪神の攻撃をしのぎ切れたのなら反撃開始。

この世界にお前のいる場所はないんだよ。
【早業・2回攻撃・破魔・属性攻撃・鎧無視攻撃】
寂しいなら「骸の海」に帰りなよ、手伝ってあげるから。



 さっさと殺そう。瀕死の邪神に向けた言の葉は、心の中でも凄まじく鋭かった。腹の中。増していく水量はエネルギーの暴走か。もたもたしていれば溺死するだけ。間抜けな死に様は嫌だ――一緒にいてやらないよ。突き刺さる台詞。ぼやけた輪郭の水槽が、衝撃(ショック)を受けて絶望に染まった。
 辺り一面の魚は、神に残された最後の力だった。真の姿を解放しても完全邪神とは違い変わらない。磨きに磨かれた『探索者』としての経験が博打に【確定】を呼び込む。神速……軽妙まで一気に到達。速度で上回れば泳ぎでも魚群に勝る。タガーの一撃一撃が鱗(骨)を削り、逸脱の力を捌いていく。生きてる。身体は動く。なら。大丈夫。反撃開始だ。違う。トドメを刺すのだ。
 この世界にお前のいる場所はないんだよ――水槽と呼ばれる魔に、突っ込む螺旋(ドリル)。強固さを失った透明が罅割れ、ひびわれ、なきじゃくり――寂しいなら『骸の海』に還りなよ。手伝ってあげるから――いやだ。きみがほし……ぃ。

 くらい、くらい、くらい――もう。さみしくない。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年10月18日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は八剣・花蓮です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


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 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

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 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ステラ・クロセです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
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 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はエンゲージ・ウェストエンドです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト