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命より大切な映画のため

#ヒーローズアース

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#ヒーローズアース


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●悪夢劇場は映画を愛す
「僕は最初に言ったはずだ。映画に手を出すのであるなら、君たち相手でも容赦はしないと」
 そういって、銀のブルマを履いた女性に映画フィルムを突き付ける気取った男性。彼の名はシアター・ザ・ナイトメア。この町では名の知れたヴィランであった。『映画の中にあるものを一回だけ借用する』というピーキーなユーベルコードを使いこなし、時には大手銀行を襲撃し、中の金をすべて奪い去るなどの大犯罪も行っていた。
 しかし、彼のバックにはオブリビオンの影があった。行ってきた犯罪のほとんども、オブリビオンの助力があったからである。そう、今彼が自身の武器ともいえる映画フィルムを突き付けてる相手こそ、そのオブリビオンであった。
「不可抗力だろう? ヒーロ-を吹き飛ばした先が、まさか映画館だとは」
「いや君は理解していたはずだ、君ほどの身体能力の高い存在が気付かないはずがない。映画館のほうにヒーローが吹き飛ぶと分かっていながら吹き飛ばしたんだ」
 面倒そうに口にした女性にピシャリ、言い訳は許さないと殺気のこもった視線を強くぶつける。敵対は明白であった。
「なら仕方ない、貴重な収入源だったがお役御免だ。我々のことを話されると困るのでな、消えてもらう」
 シアター・ザ・ナイトメアは死を覚悟した。彼女たちの強さは協力する中で十分すぎるほど理解していた。それでも、己の、【映画を愛し、傷つけない】という美学に反することだけはできなかった。銀のブルマを履いた女性が指を鳴らすと、空間を引き裂いて現れる普通のブルマを履いた女性たち。今から彼女たちに蹂躙されるのだと分かっていても、彼は己を曲げることはしないのであった。

●命より大切な映画のため
「と、いうのが現状だね」
 そう説明するのはクトルティア・ドラグノフ。立派なグリモア猟兵の一人である。
 彼女は続ける。今回の事件はヴィランたちの銀行強盗が終わった後に起こるらしく、逃走中にオブリビオンがヴィランの愛する映画館を破損させてしまったことが原因となっているらしい。
「で、敵対しちゃったから口封じもかねてオブリビオンがヴィランを殺そうとしてるから、それを止めてほしいんだ」
 もちろん後でヴィランを逮捕することは必要ではあるがと付け加えた。
「なんにしてもヴィランは悪人だけどその世界の住民、死なせるわけにはいかないよね! さあみんな頑張ってきて、応援しているからね!」
 そういってドラグノフは猟兵たちを送り出した。


しじる
 初めての方は初めまして。そうでない方はお世話になっております。しじるでございます。
 今回は一章が集団戦、二章がボス、三章がヴィラン秘蔵のサメ映画観賞会となっております。
 もしよければご参加ください! 皆様の参加お待ちしております!
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第1章 集団戦 『ブルマニオン・ソルジャー』

POW   :    ソルジャー一斉格闘
【周囲の味方との連携による格闘戦】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    目標確保
【周囲の味方との連携によって】【素早く目標を取り囲み】【ソルジャー達による抑え込みによる拘束】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    エマージェンシーコール
自身が戦闘で瀕死になると【新たなるブルマニオン・ソルジャーの増援】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。

イラスト:mozuku.

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 普通のブルマを履いた女性型オブリビオン、ブルマニオン・ソルジャーがシアター・ザ・ナイトメアに襲い掛かろうとしたその時だった。猟兵たちがテレポートによって現れたのは。
「この感じ……なるほど貴様らが噂の猟兵か。この男を助けに来たのか? 悪人であるのに?」
 なぜヴィランを助けようとするのか分からない銀のブルマを履いた女性型オブリビオンはそういった。だが結局は猟兵の考えることはわからないと切り捨て、ブルマニオン・ソルジャーたちに視線を送った。
 猟兵のほうが現状では驚異と感じたのだろう。ブルマニオン・ソルジャーたちが猟兵に襲い掛かってくるのであった。
九十九・静香
※連携アドリブ可

悪人とはいえ、筋肉の素晴らしさに目覚めてくれる機会があるなら救うまで
オブリビオンの皆様も本当はそうですが、難しそうですわね…
え? あれがブルマー? ブルマーはもう少し長く、膨らんでいるものでは……他の世界ではそう? ああ、成程、桜幻の世界とは異なるのですね

筋肉令嬢姿に変身し、断部流や刃亜部流を【怪力】で振り回し戦闘
『見事な連携ですね…崩すには、思わぬ一手で行動を潰しましょうか』

戦闘しつつ、UCで体の一部を蜘蛛の腹に変異し少しずつ一人一人に見えにくい糸を付着
ある程度着いた所で糸を束ねて怪力で一気に引っ張り纏めて引き寄せ武器2つによる【2回攻撃】で纏めて攻撃致しますわ



 悪人といえど筋肉の素晴らしさに目覚めてくれる機会があるなら救うまで。車いすに乗った少女【九十九・静香】はそう思いつつテレポートし、戦場に現れる。
「オブリビオンの皆様も本当はそうですが、難しそうですわね…」
 さすがに自分が筋肉を愛するように、相手もまたブルマを愛しているのが初見でもわかるからだ。しかしブルマーはもう少し長く膨らんでいるものではと考える九十九。残念ながらほかの世界でブルマといえばこっちがメインである。
「ふん、病弱そうな貴様に何ができる」
 後方で九十九を見下すように、銀のブルマを履いた女性がつぶやく。しかしその言葉、すぐに撤回する羽目になるとは思ってもなかっただろう。
「そうですわね、私もずっとこのまま病弱なままだと思ってましたわ。けれどあの日全て変わりましたの……せい!」
 可愛らしい声とは裏腹に、立ち上がると同時に膨張し、生み出されるは男性ボディビルダー顔負けの筋肉ムキムキボディ。この変貌にはさすがにシアター・ザ・ナイトメアも、ブルマを履いた彼女たちも唖然とするしかない。
「さあ、筋肉の素晴らしさをご教授してあげますわ」
 そういって走り出す九十九。呆気にとられしばし硬直していたが、対抗するようにブルマニオン・ソルジャーもコンビネーションを行い四方から攻撃を始める。鋼鉄さえ歪める強固な攻撃の応酬、しかし強固な筋肉の壁に阻まれ有効打を与えることは困難となっていた。
「見事な連携ですね…崩すには、思わぬ一手で行動を潰しましょうか」
 状況を見て九十九はそう判断し、ユーベルコード【怪奇クモ人間(カイキクモニンゲン)】を発動させた。左手を強靭で粘着性が高い見えにくい糸を放つ蜘蛛の腹に変異させ、刃亜部流や断部流で攻撃しつつこっそりブルマニオン・ソルジャーたちに張り付けていく。そしてある程度付着したのを確認と同時に、一気に引っ張る。
「さあ、いきますわ」
 引き寄せられたブルマニオン・ソルジャーたちは突然の出来事に反応することもできず、九十九の武器により押しつぶされるのであった。
「これが筋肉の素晴らしさです。あなた方も私のようになりませんか?」
 宣伝することは忘れずに、引き続き周囲の敵を殲滅するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

六代目・松座衛門
「相手がどんなに強大であっても折れない心。もしかしたらヒーローになれるかもな。」
オブリビオンに対し、信条を曲げない『シアター・ザ・ナイトメア』の姿にヒーローの資質を見出しつつ、人形「暁闇」と共に参戦する。

「あんたが見てきた映画で、一番の力持ちはどんな奴だった!?」
盛大に吹っ飛ぶ「暁闇」を見せつつ『シアター・ザ・ナイトメア』に質問を投げかけ、UC「荒天」を発動する!
召喚された怪物に襲われるヴィランを、人形で【かばい】つつ、ブルマニオン・ソルジャーの集団へ突入することで、三つ巴の乱戦を展開する!

怪物の攻撃を【フェイント】で躱して、敵に当たるように誘導しよう!

アドリブ、連携歓迎


テト・ポー
映画っていいよね。おいしそうなごはんを見ながら食べるしょっぱめのポップコーンにジュースはコーラが好みだなあ。あ、ポップコーンは塩ね。
ジュースが甘いからポップコーンはしょっぱいのが好き。
映画の内容は……あんまり怖くないのがいいなあ。そういうのの方がごはんいっぱい出てくるし。

それよりも戦闘だね。
どうやら格闘がお好みのようだし、近寄ってくるよね?
なら僕はUC「暴食の飢餓」で飛び回って、他のひとが攻撃する隙を作りたいな。
空腹も充分ばっちりおなかすいた! 飛ぶぞ~!


レフティ・リトルキャット
※詠唱省略やアドリブOK
うんうん、拘りは大事にゃね。例え色々できても譲れない所があるものにゃ。…僕の場合は、どちらかというと呪い側の拘りなんだろうけどにゃあ。
それはさておき、こそっとサポートしたい気分にゃ。
呪いの変身で髭感知で動きを見切り、肉球で足音を消し危機を回避。
数には無敵の無双力かにゃ?ここは19代目様のUC【スカード】を発動。
「レフティは隻眼の子猫」に変身し、ヴィランや猟兵1人を対象にガーディアンへ任命。19代目様の力は、守護の力。これで僕とガーディアンは、ほぼ無敵になるのにゃ。その代わりレフティは動けないけど、ガーディアンにその縛りはないのにゃ!。…必要あれば誰かに運んで貰うにゃあ。



「相手がどんなに強大であっても折れない心。もしかしたらヒーローになれるかもな」
 そうつぶやくのは【六代目・松座衛門】。オブリビオンに対して恐れることなく、また自身の信念を曲げることない様を見てヒーロ-の資質を見出していた。
 同意するように前に出るのは【レフティ・リトルキャット】であった。たとえ色々できたとしても譲れない所があるものだと。拘りというものは大切なのだと。もっとも自身が受けている呪いにも拘りがあるのか、代々子猫に変身できてしまうのだが。
「映画っていいよね。おいしそうなごはんを見ながら食べるしょっぱめのポップコーンにジュースはコーラが好みだなあ」
 二人の後方から姿を現すのは【テト・ポー】。ちなみにポップコーンは塩のほうが嬉しいらしい。
「それじゃあ僕が前線をかき乱すから、あとよろしく」
 どんな作戦を組むか、なんて面倒なことしないでも彼らもまた猟兵。戦場での即興コンビネーションは優れている。そう判断したポーはユーベルコード【暴食の飢餓(ハラヘリィ・ハラヘルゥ)】を発動させた。
 自身の空腹感に比例した戦闘能力増加と4900km/hの飛翔能力を獲得し、その状態で盛大に暴れまわる。いくらブルマニオン・ソルジャーの連携が強固とは言え、かき乱すことを目的の猟兵が暴れたら防ぐのは困難、次々と分断されていく。
「おし、なら次は自分だな! 暁闇!」
 混乱に乗じて六代目が、自身の操る人形と共に躍り出る。そしてシアター・ザ・ナイトメアの前で盛大に吹っ飛ぶ、操り人形の暁闇を見せ、こう問いかけた。
「あんたが見てきた映画で、一番の力持ちはどんな奴だった!?」
「え、なんだい急に? そりゃあ力持ちといったら19●●年の映画『シャーク・パゥアー』に出てくる『シャーク・ウーマン』だけど……」
 ああ、そうだな。確かにあの巨大な鮫女モンスターなら、今目の前で繰り広げられている人形がぶっ飛ぶさまを再現するのは苦でもなさそうだ。そう考えた瞬間、六代目のユーベルコード【鬼猟流 演目其ノ三「荒天」(キリョウリュウ・エンモクソノサン・コウテン)】が発動する。
「え、シャークウーマン!? 僕はフィルムから引き出してないぞ!」
 生み出されるのは彼が連想した通りの怪物。ホホジロザメの頭部をもったムキムキボディ。しかしそれとなく女性と理解できる肉付きをした3メートルはあろう存在。当時の環境汚染への怒りを携えて、いつかやってくるだろう『知られざる文明』への警鐘を意味して生み出された映画の悪役。それがシャークウーマンであった。
「気を付けろよ、あれは君も攻撃してくるからな」
 注意を飛ばす六代目。しかしその心配はないと声を出すものがいる。それはリトルキャットであった。
「レフティのユーベルコードは、自分と指定した人物を無敵にできるにゃ。レフティは動けなくなるけど、指定された人物、ガーディアンは問題なく動けるにゃ」
「それなら自分も攻撃に参加できるし、ありがたい!」
 最初は人形でシアター・ザ・ナイトメアをかばうことを考えていた六代目だったが、これは行幸。攻撃の手数を増やすことができるのであった。リトルキャットのユーベルコード【スカード】の発動を確認と同時に、六代目とシアター・ザ・ナイトメアは前線に転がり込んだ。
 結果、暴走するシャークウーマンとブルマニオン・ソルジャー、そして猟兵の三つ巴の戦闘が発生してしまった。こういう乱戦が日常茶飯事の猟兵にとってはこの程度の乱戦苦でもないが、ブルマニオン・ソルジャーはそうではない。
 連携を滅茶苦茶にされ、シャークウーマンと猟兵たちにかなり数を減らされてしまうのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ブルース・カルカロドン
※喋り方:映画以外の漢字は全部カタカナ
アドリブ歓迎

映画好きの危機とあっては見過ごせない
例えヴィランであってもね

「さあ、サメ映画をハジめよう」

映画館を破壊された怒りをもって、UCで巨大化、トラック並みの大きさになって、空中を泳ぎながら体当たりで敵軍を蹂躙する
小手先の技など弱者の浅知恵、サイズこそパワーなのさ

ただ、ボクは悪の映画スタジオ所属のサメとして、少し前まで撮影現場で人喰いやってた前科持ちだからね、ボクのことを知ってる人に生きているのがバレるとまずい
特にヴィランの人とかボクの出演作観てそうだし、こっそり戦おう
なに、既に戦場はカオスだし、今更巨大ザメの一匹ぐらい大して目立たないさ(フラグ)



 たとえヴィランであったとしても、映画好きの危機とあらば駆け付ける。自身も映画に出演したことがあるゆえに。それがたとえ狂気の果てに作られたものだとしても。
【ブルース・カルカロドン】は普通の鮫ではありえない、空中を浮遊しながら現れた。
 ヴィランとオブリビオンが既に現場を滅茶苦茶にしていたので、民間人は避難していた。そのおかげでカルカロドンを見て、B級鮫映画によくあるパニック状態が起きたりしなかった。しかし一人カルカロドンに既視感がある存在が一人。シアター・ザ・ナイトメアである。
「あのバイオモンスターみたいな鮫……どこかで見たような」
 う~んと悩んでいるが、そんな彼をおいてカルカロドンが映画館を破壊された怒りをもとに、ユーベルコード【バイオミック・オーバーロード】を発動させる。
「さあ、サメ映画をハジめよう」
 大型トラックほどの大きさになったカルカロドンが、まさしく鮫映画のように大暴れを始める。鋼鉄を打ち砕く攻撃を放つブルマニオン・ソルジャーでも、カルカロドンの厚い鮫肌を引き裂けない。
 次に起こるのは目も背けたくなる虐殺だった。サメ映画で例えるなら、ビーチに出現した鮫が逃げる民間人を襲うようでもある。むろんオブリビオンであるブルマニオン・ソルジャーは、勝てないと分かっていても逃げることはせず果敢に向かっていくが。
 なんにしてもカルカロドンはブルマニオン・ソルジャーたちに大打撃を与えるのであった。
「にしてもどっかで見たはずなんだよなぁ、あの鮫……映画だったはず……」

成功 🔵​🔵​🔴​

ファンゴ・ネラロッサ
美学のあるヴィランってなんか好感持っちゃうよね。オレも見方によってはヴィラン寄りだからかな?拘りは大事だよ
ほいほい壊したり殺したりする過去の残骸よりは今を生きる分別あるヴィランがマシってね
【コンパーニョ】にinしたまま麻痺と催眠作用のある【謎の液体】を生成して俺の体と宝石にどばどばかける
作業が終わったら杖をふりふり念動力で【星の欠片】を【一斉掃射!】宝石には麻痺と催眠の毒がべったりだから当たると大変だよー
薬の効果が出て来たら【バウンドボディ】でボール状になって集団に突撃!ビリヤードかボウリングか、好きな方を連想してね
ボール(オレ)の軌道は自由自在。一週目で気絶した人はもれなく二週目もプレゼント



 自身もヴィラン寄りだからだろうか。美学のあるヴィランには
なぜか好感を持ってしまう。【ファンゴ・ネラロッサ】はいとも容易く何もかも壊すオブリビオンより、分別の付くヴィランのほうがましだと考えたようだ。
 ヒーロ-として活動するときに使うガワこと人形『コンパーニョ』を持ち込みつつ、それに『謎の液体』をたっぷりかける。
 それが終わり次第、杖を振り生み出した念動力で、生み出した宝石群こと『星の欠片』を一斉発射する。
 毒の液体まみれの宝石群による強襲はブルマニオン・ソルジャーたちに直撃していき、行動困難にしたり催眠による同士討ちを引き起こす。さらにユーベルコード【バウンドボディ】でボールに変化後、まるでビリヤードのように、回避のために集合していたブルマニオン・ソルジャーたちを吹き飛ばす。その様まるでナインボール。先頭①から中央⑨が綺麗に近くのビル群へ吹っ飛び、その順に壁面にシュートされていった。
「手球ことオレのの軌道は自由自在。一週目で気絶した人はもれなく二週目もプレゼント」
 そういって二週目をスタートさせ、ついにブルマニオン・ソルジャーたちを殲滅するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『ブルマニオン・シルバーナイト』

POW   :    シルバースラッシュ
【手にした大剣による斬撃】が命中した対象を切断する。
SPD   :    シルバーシールドバッシュ
単純で重い【大盾で振りかぶって】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
WIZ   :    マキシマムブルマパワー
【リミッター解除】【された】【ブルマ型パワードスーツの力】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。

イラスト:純志

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はシャーロット・キャロルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ブルマニオン・ソルジャーたちが殲滅され、残るのは銀のブルマを履いた女性。ブルマニオン・シルバーナイトである。
「いくら我ら帝国の戦闘員とはいえ、猟兵相手では役に立たんか。ならば私が直々に相手してやろう」
 そういい、虚空から巨大な剣と大盾を召喚し携えた。放たれるプレッシャーは先ほどのブルマニオン・ソルジャーの比ではない。剣を突き付け、猟兵たちにシルバーナイトが宣戦する。
「我が名はブルマニオン・シルバーナイト。われら帝国の野望のため、ここで貴様らを私が討ち取ろう。では参る!」
テト・ポー
ぶるま……って、体操服みたいなあれだよなあ。
んー……オブリビオンって複雑怪奇。

ま、いいや。
引き続きUC「暴食の飢餓」で飛び回っていくよ。
さすがに切られたら痛そうだし、避けるためにもスピードは欲しいからね。
正面から斬ったり斬られたりするのは得意じゃないけど、撹乱と囮ならお手のもの。
目眩ましにびゅんびゅん飛び回ってやる。

ああ、でも、ひとまず野望がどんなのかだけは聞いといてあげようか。
おいしいごはんのためなら苦しまないよう一撃で決めてあげる方がいいだろうし。
……いや、まあ、知ったこっちゃないけど。
僕の邪魔をするならすべからく敵。骸の海で寝ててよね。



 ブルマ、それはかつて体操服の一つとして着用されていたもの。しかしUDCアース2000年代中頃には絶滅している。いわばある種のオブリビオンの仲間ともいえるのではないだろうか。
「ま、いいや」
 そんな雑学は置いておくとして、【テト・ポー】は引き続きユーベルコード【暴食の飢餓(ハラヘリィ・ハラヘルゥ)】を発動させ、目眩ませとばかりにあたりを飛び回る。
 対するブルマニオン・シルバーナイトは、飛び回るポーを撃墜すべく手にした大剣を豪快に振り回す。それは一見力任せだが、確かな技術が詰められた剣技。触れたものを叩き潰すのではなく、鮮やかに切断していく。直撃を受けるのは非常に危険だろう。
「野望だなんてたいそうなこと言ってるけど、一体どんなことをしようとしてるんだ?」
 攻撃を巧みに回避し、隙あれば反撃を仕掛けつつポーが問いかける。それに対してブルマニオン・シルバーナイトは返答代わりに剣を振るった。
「冥途の土産にと言いたいところだが、貴様ら猟兵に答える義理はない!」
「そうかい。まあ知ったこっちゃないけど」
 ポーはブルマニオン・シルバーナイトが振るった瞬間剣に飛び乗り、振り抜き隙だらけになったその顔面に流れるように回し蹴りを叩き込んだ。強化されたそれを普通の人間が受けていたら即死だっただろう。しかし相手はボス級、軽く吹き飛びはしたが空中で体勢を立て直し、こちらに向き直った。
「僕の邪魔をするならすべからく敵。骸の海で寝ててよね」
「おのれ猟兵!」
 戦闘はまだ始まったばかりだが、先手を取ったのは猟兵たちであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レフティ・リトルキャット
※詠唱省略やアドリブOK
そういえば気になってることがあるのにゃ。今回の発端である映画館破損が主張通りにわざとならその動機はなんだろにゃ?。協力関係にあったのなら歓迎会や懇親会なんかにシアター・ザ・ナイトメアセレクトの映画鑑賞を組み込んでいそうだけど実はそれがトラウマになっていた、とかにゃ?。
僕は子猫に変身し、髭感知で動きを見切り、肉球や爪で攻撃を受け捌き、肉球バッシュで剣を弾いて懐に潜り込むにゃ。
自身の首輪を28代目様の首輪に変えて敵に触れ【ソウルアクセス】、精神世界へ侵入。
予想が当たっているならキミの真実をここに。敵のトラウマをこの手に招き寄せ具現化して襲わせるにゃ。



 そういえば気になっていたが、今回の発端である映画館破損が主張通りにわざとならその動機は何なのだろうか。疑問に感じたのは【レフティ・リトルキャット】。
 協力関係にあったのなら歓迎会や懇親会なんかにシアター・ザ・ナイトメアセレクトの映画鑑賞を組み込んでいそうだけど実はそれがトラウマになっていたとか。そう考えたリトルキャットは子猫に変身し、髭感知で動きを見切り、肉球や爪で攻撃を受け捌き、肉球バッシュで剣を弾き飛ばすなどして、ブルマニオン・シルバーナイトの懐へと果敢に飛び込んでいく。
「ちぃ、猫風情が!」
 苛立ちで乱暴に振るわれた剣を跳び躱し、完全に懐に入ったことを確認したリトルキャットはユーベルコード【ソウルアクセス】を発動させる。首輪に変わったリトルキャットがブルマニオン・シルバーナイトに触れた。
 ユーベルコードが条件を満たし、精神世界に侵入したリトルキャットが、ブルマニオン・シルバーナイトのトラウマを引き寄せた。
 生み出されたのは蜘蛛、それもタンクローリーほどの大きさのある巨大蜘蛛だ。それを見たシアター・ザ・ナイトメアが声を上げる。
「あれってスプラッターモンスターパニック映画『ザ・スパイダーズ』の大蜘蛛じゃないか。どうしてだ、今度も僕はフィルムから引き出してないぞ」
 そんな彼を差し置いて、先ほどまで果敢に戦っていたブルマニオン・シルバーナイトが凄まじい勢いで距離を蜘蛛からとった。その表情は真っ青だった。
「よ、よせ! 私は、蜘蛛が大っ嫌いなんだ! 一度ブルマの中に入られたことがあって、あの感覚を思いだして……ヒィイイイ!!」
 特に蜘蛛がまだ攻撃的な行動をしていないにもかかわらず、今にも逃げ出しそうだ。これは見てるだけでも可哀そうなレベルだが、オブリビオンゆえ致し方なし。
 ユーベルコードの効果が切れるまで、精神的な大打撃をブルマニオン・シルバーナイトに与えるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

九十九・静香
※連携アドリブ可

く、確かに今までとは比べ物にならない…!
ブルマーにより露出しているあの足の筋肉、先程までの敵とは桁違いですわ!(※本人は真面目です)
ですが筋肉愛を掲げる者としては足には足で対抗するまで!

UCで脚力を超強化し、空気を蹴り空を駆ける(文字通り)事で三次元的に攻めます
【ジャンプ】で三角飛びの要領で空中で攻撃をかわし、【カウンター】で飛び蹴り
超脚力で虚空を蹴る事で【衝撃波】を発生させての遠距離攻撃
頭上からの【怪力】蹴りによる【踏みつけ】

『見せる事を恥じぬ素晴らしい足。敵でさえ無ければと思わずにいられません。ですがお互い譲れない物があるならば』
最後は【気合】を入れ【力溜め】からの飛び蹴り



 確かに、先ほどのブルマニオン・ソルジャーたちとは比べ物にならないと【九十九・静香】は確信する。ブルマーにより露出しているあの足の『筋肉』は桁違いであると。
 もっとも、ブルマニオン・ソルジャーもブルマニオン・シルバーナイトも改造人間であるため、作られた筋肉というのが正解なのだが。しかし筋肉愛を掲げている九十九にはそんなことは関係ない。足の筋には足の筋で相手する。ユーベルコード【怪奇!超脚力空中疾走(カイキ・チョウキャクリョクスカイダッシュ)】を発動させて、九十九は駆け出した。
 強化した脚力で空気の壁を蹴り、飛翔するという見事なまでの筋肉理論で三次元機動しつつ攻撃を繰り出した。もちろん繰り出してくる剣や盾による猛攻を回避しつつである。
 時には衝撃波を蹴りで打ち出し、頭を踏みつけるなどして小さくもダメージを蓄積させていく。先ほどのトラウマ攻撃によって疲労したブルマニオン・シルバーナイトにはそれでも重い一撃となっていた。
「見せる事を恥じぬ素晴らしい足。敵でさえ無ければと思わずにいられません。ですがお互い譲れない物があるならば」
 そして一瞬の隙を見つけて、九十九は全身の力を込めた跳び蹴りを、気合と共に放った。それはかろうじてシールドによる防御が間に合ってしまうが、それごと打ち抜き吹き飛ばした。シールドは威力に耐え切れず、半分ほどで折れてしまった。
 これによりブルマニオン・シルバーナイトに大きなダメージを与えつつ、防御力を大幅に下げるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

六代目・松座衛門
「あともう少し! 畳み掛ける!」
人形「暁闇」に多節棍「双爪丸」を組付け、4本腕へ変化させ、さらなる追撃をするため、戦場に突入する!【真の姿】

自分は常に相手との距離を取りつつ、「暁闇」の4本腕によるラッシュで相手を抑え込みつつ、【早業】で相手の各部と人形を糸で繋ごう。

相手が大盾を振りかぶったら、「暁闇」を素早く引き、UC「シルバーシールドバッシュ」を回避させ、間髪入れず「手繰り討ち」を発動! 大盾を再び構えさせる前に、人形の鋭い爪による攻撃を喰らわせてやる!

「敗因は『シアター・ザ・ナイトメア』の映画愛を軽視した点だろうな。」
可能なら、ヴィランと組んだ理由を聞こう。

アドリブ、連携歓迎



「あともう少し! 畳み掛ける!」
 そう言い、人形『暁闇』に多節棍『双爪丸』を組付け4本腕へ変化させ、さらなる追撃をするため、真の姿になりつつ戦場に突入するのは【六代目・松座衛門】。
 自身は距離を取りつつ、人形に猛攻を仕掛けさせる。四本の腕から繰り出される連撃は苛烈そのもの。しかしそれをブルマニオン・シルバーナイトは半分になってしまった盾であるにもかかわらず、巧みにふさいで急接近していく。
 しかしそんな状況でも六代目は冷静であった。ユーベルコード【鬼猟流 二ノ型「手繰り討ち」(キリョウリュウ・ニノカタ・タグリウチ)】をこっそりと発動させて、ブルマニオン・シルバーナイトへ秘密裏に糸で人形と体の各部をつなぎ合わせていく。
「シアター・ザ・ナイトメアと組んだ理由は何だ!」
 時に疑問に思っていた、あのヴィランと組んだ理由を聞き出す六代目。それに対しブルマニオン・シルバーナイトの回答は極シンプルであった。
「単純にある程度強くて、楽に傀儡できると思ったからだ。まさかここまでに愚か者だとは思わなかったがな。たかが映画ごときにあそこまで熱意を出すとは」
 それはブルマに充て変えたら自分たちに返ってこないかと疑問が噴き出すが、それは今回は置いておくことにしよう。
 ついにブルマニオン・シルバーナイトが半分となった盾を振り上げ攻撃を繰り出そうとした。その瞬間に張り巡らした糸を高速で巻き上げる。
「なに!?」
「これで幕引きだぜ。暁闇!」
 巻き上げられる糸によって引っ張られるのはブルマニオン・シルバーナイトだけではない。人形も同じである。糸が巻かれる速度は同じ。違うところを上げるならばブルマニオン・シルバーナイトは無防備、人形は攻撃態勢をとっているところである。
「二ノ型 手繰り討ち!」
 ラリアットの要領で人形が武器を振るった。盾を叩きつけるために体を海老反っていたブルマニオン・シルバーナイトが回避できるすべはない。鈎爪がめり込み、鋼の骨格が両断され、ブルマニオン・シルバーナイトが上下に切れ跳んだ。
「敗因は『シアター・ザ・ナイトメア』の映画愛を軽視した点だろうな」
「馬鹿な、この私が……敗北するなど……ブルマニオン帝国バンザァアアアアイ!」
 憎しみと悔しみの声を上げながら、ブルマニオン・シルバーナイトは数多のスパークを発した後、銀の閃光と共に派手に爆発四散するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『全世界☆サメ映画☆博覧会』

POW   :    サメ映画の映像で思いっきり、びっくりする!

SPD   :    サメ映画の資料で思いっきり、研究する!

WIZ   :    サメ映画の歴史に思いを馳せで思いっきり、スピリチュアる!

👑5
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ブルマニオン・シルバーナイトは倒され、残るはシアター・ザ・ナイトメア。しかし彼はもう悪事を働くつもりはないようだ。猟兵たちの映画さながらの活躍を見て、やはり映画はみんなで楽しむものであると思い出したようだ。
「廃棄されていくフィルム映画や映画館。それを守るためヴィランになったけど、やっぱり一人で見るよりみんなで見る方が楽しいや。ということで、これからは映画館での視聴もいいぞということを推奨していくヒーロ-として活動していくよ」
 彼はその記念に、自分がおすすめするフィルム時代のサメ映画上映会を、基地にしていた映画館するそうだ。もしかしたら昔懐かしの名作や、誰も知らないようなマイナーも発掘できるかもしれない。ポップコーンやコーラーなどもすでにそろえているらしい。
 戦いの後の一休みとして、見ていくのもいいだろう。もしくはシアター・ザ・ナイトメアの今後のヒーロ-方針の相談に乗ってあげるのもいいだろう。
テト・ポー
おお……サメ。おいしいのかな。実はまだ食べたことないんだ。
でも、サメを食べる映画じゃないんだよね?
興味はあるけど、ヒーロー方針の相談に乗ろうかな。
UC「食料の応援」でタピチャンにも応援してもらおう。

シアター・ザ・ナイトメアさんはいいことを言うよね。
映画館は……とてもいい。
あのはじけたてのポップコーンの匂いとしゅわしゅわぱちぱちのコーラ、映画の中のおいしそうな料理を超大画面で楽しめるところなんて他にはないもんね。
ていうか、おうちだといろいろ準備がいるけど映画館なら来てお金払って見るだけ。なんてお手軽でなんてらくちん!
僕みたいなめんどくさがりにはもってこいの施設だよ。
……移動の手間を考えなければ。



「おお……サメ。おいしいのかな。実はまだ食べたことないんだ」
 そういってシアター・ザ・ナイトメアの傍に座るのは【テト・ポー】。彼の今後行うヒーロ-方針や、この後の自首などに対してアドバイスできることはないか。そう思っての行動であった。ちなみにサメは種類にもよるがとても美味しいらしい。
「まあ今から上映する映画たちは、みんなサメが食べたり襲ったりする側だけどね」
「あ、やっぱりサメを食べる映画じゃないんだ」
 それを少し残念に思いつつも、それはそれ、これはこれと考えを切り替える。そうやって早速相談に乗り、どういう風に映画館を守っていくのか、どんな事件をメインに取り扱うなどの話を続ける。時には実現には難しいんじゃないかという壁を見つけて、落ち込むときにはユーベルコード【食料の応援(タスケテ・タピチャン)】によって励ましたりするのであった。
 そうしていればもうじき映画が始まるそうだ。いったん話を切り上げて、二人はスクリーンへと体を向けた。
「映画館は……とてもいい。あのはじけたてのポップコーンの匂いとしゅわしゅわぱちぱちのコーラ、映画の中のおいしそうな料理を超大画面で楽しめるところなんて他にはないもんね。ていうか、おうちだといろいろ準備がいるけど映画館なら来てお金払って見るだけ。なんてお手軽でなんてらくちん! 僕みたいなめんどくさがりにはもってこいの施設だよ」
 映画館を絶賛するポー。最後の言葉が原因でシアター・ザ・ナイトメアが苦笑いするが、称賛は嬉しそうに聞いていた。
「……移動の手間を考えなければ」
 そう小声で呟いた、ポーの悩みは幸か不幸かシアター・ザ・ナイトメアには聞こえないのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レフティ・リトルキャット
※アドリブOK、呪いによる子猫変身はお任せします。
サメ映画かにゃあ。UDCアースをぶらっとした印象だと人食いサメ、つまりパニック映画の印象があるのにゃ。でもヒーローズアースなら神や不死の怪物の存在から、様々な物語がありそうだね。それこそチラッと聞いたシャークウーマンの話の様に。どんなタイトルがあるのかにゃ?。(わくわく/基本、猫尻尾が動いたりと体が反応しつつも、なるべく声を出さずに静かに鑑賞します。)



 サメ映画と言えばパニック映画の印象を強く感じる。特にUDCアースではそういうのが多かったのもあり、そう考えていたのは【レフティ・リトルキャット】。しかしヒーローズアースでは、いくらモンスターレベルの鮫が出てきても、スーパーヒーローや神々があっさり解決しそうなこともあって、パニックもの以外にも多く出るのではないか。先ほど戦闘でちらっと聞いたシャークウーマンの様に。
 そうワクワクしながらスクリーンを見つめる。期待を現すように、しっぽが左右にゆらゆらと揺れていた。
 ブザーが鳴り響き、やがて映画が上映された。やはり最初はサメ映画といえば度定番のパニックもの。しかしそこはヒーローズアースである。どれもヒーローでも太刀打ちできない存在なのは当たり前。古代文明の兵器としてだったり、邪神そのものだったり、挙句の果ては宇宙から飛来したスーパーサメだったりとやりたい放題であった。
 しかしパニックものしかないわけではなかった。中には海底帝国での英雄の愛馬ならぬ愛鮫として戦場を共に泳ぐ英雄譚の友。人の知性を持ってしまったサメとヒーローを目指す小さな少年との切ない友情もの。サメのバイオモンスターにされた男のダークヒーローものなどなど。
 どれもこれも新鮮で面白く、リトルキャットが個人的に興味を持ったのがサメのバイオモンスターにされた男のダークヒーローものであった。やはり自身も呪いで子猫にされてしまうからだろうか。
 その後、シアター・ザ・ナイトメアにその映画、19××年放映『ディープ・マン』を取り扱っている店を教えてもらうのであった。

 こうして映画鑑賞は終わり、シアター・ザ・ナイトメアはヒーローになるための第一歩として、警察署へ自首をしに向かった。こうしてまた猟兵たちは一つの事件を解決し、ヴィランをヒーローへと導くことができた。
 映画を楽しんだ猟兵たちは、また事件を解決するために旅立つのであった。
【END】

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年10月30日


挿絵イラスト