絡繰り災魔の晴れ舞台
●これは訓練ではありません
アルダワ魔法学園の昼休み。日々災魔と戦うために訓練や授業に励む学生達が空腹を抱えて食堂や購買に赴き、さあ食べようかと言う時である。
『緊急事態です。学園内に災魔の出現が確認されました』
突然のアラームと緊急放送が学園の全域に驚愕と緊張を走らせた。
『教員は緊急時マニュアルに従って防衛網の構築を行って下さい。生徒諸君は直ちに戦闘準備を行い、対処にあたって下さい』
日頃ダンジョンで災魔と戦っている生徒たちだが、学園に災魔が現れると言う予想外の事態に急いで席を立つ。つまめるだけのおかずを口にして、涙と唾を飲んで駆け出した。
災魔は学園の各所に現れていた。かなりの数がいるようで、近くにいた生徒達は対処する間もなく襲われてパニックになっていた。
現れた災魔はすべてが機械仕掛け。的確な配備と正確な攻撃によって、災魔との戦いに慣れていない新入生が多い場所ではすでに重傷者が出ているらしい。
どうやら集団の指揮を執るボスがいるらしく、対処が遅れている場所や戦力を集めるのが難しい場所を狙って災魔を送り込んでいるようだ。
絡繰りの配下に指示を出すのは花嫁衣裳のような白いヴェールと衣装に身を包み、胸元に煌く宝石をいただいた一体のオブリビオン。
彼女が目指すのはただ一つ、勝利―――それはアルダワ魔法学園の壊滅を意味している。
●学園崩壊(物理)の危機!
「アルダワ魔法学園崩壊のピンチだよ!」
キャロ・エレフセレリア(たーのしー!・f12156)は相棒の『メガロス』の周りを飛び回り、アルダワ魔法学園の敷地内に突然オブリビオンの集団が現れた事を話す。
「この集団のボスになるオブリビオンがきちんと指揮を執ってるみたいで、不意を突かれた学園の生徒たちはパニックになって怪我人がいっぱい出ちゃってるの」
オブリビオン―――向こうで言うところの災魔と戦うために励んでいる生徒達だが、最初に襲われたのがまだ戦いなれていない新入生が多い場所だったと言う事もあってパニックが広がってしまい体制を立て直せていない。
「落ち着ける切っ掛けがあれば充分戦力になるんだけどね!ここでみんなの出番だよ!」
敵集団は『スチームドローン』と『螺子式ディーヴァ』、そして指揮を執るボスが『『宝石人形』勝利のダイヤモンド』。
「ボスを倒せば他の災魔も消えちゃうみたいだけど、周りにいるオブリビオンを先にどうにかしないと駄目みたい」
なので学園の生徒達との共闘ができればボス攻略までの道のりは楽になる。
体制を整えきちんと指示を行き渡らせる事ができれば生徒達と協力して集団を抑えてボスまでの活路を作り、ボスと戦っている間に集団を抑え込む事もできるはず。
「戦う力さえあればみーんな『生徒』として前線に出てるようなアグレッシブな学園だからね!流石にボスのオブリビオンには敵わないけど、人数だって多いし!上手く協力してあげてね!」
そう言ってキャロはグリモアを起動させた。
水見
猟兵のみなさん初めましてこんにちは。マスターの水見です。
今回の舞台はアルダワ魔法学園。なんと学園内にオブリビオンが現れ、不意を突かれた学園側は対処が遅れて苦戦しています。みなさんはこの戦闘のまっただ中の校舎に送り込まれる事になります。
第一章は先発隊兼偵察隊の『スチームドローン』の集団と戦うお仕事。
第二章は主力部隊の『螺子式ディーヴァ』の集団と戦うお仕事。
第三章は敵集団を指揮している『『宝石人形』勝利のダイヤモンド』を倒すお仕事です。
第一章は学園の廊下や教室などに散らばったスチームドローンとの局地戦、第二章は押し寄せて来る螺子式ディーヴァの集団と生徒達が戦線の押上げ押し返しをしているようなものと想像してください。
それぞれの場所で勝利すれば進撃路を確保してボスに挑めます。
生徒たちはパニックに陥ったりしていますが、上手く体制を立て直して共闘できれば戦闘も楽になるでしょう。
パニックに陥ったまま放置していれば戦闘の邪魔になったり、生徒側に重傷者が増えて最悪死者も出てしまうかもしれません。要注意です!
第1章 集団戦
『スチームドローン』
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POW : 機関暴走
【過熱状態での突進】が命中した対象に対し、高威力高命中の【自爆】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : スチームブラスター
【機体下部に搭載された蒸気熱線銃】を向けた対象に、【精確な射撃】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ : 戦闘データ送信
戦闘力のない【観測用スチームドローン】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【次章のボスへとそれらの情報が送信される事】によって武器や防具がパワーアップする。
👑11
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突然現れた災魔の大集団はむやみやたらに突撃してくるだけではなかった。
パニックが広がる中でなんとか侵攻を食い止めようとする生徒達の頭上を乗り越えて行った『スチームドローン』は偵察機であり、遊撃隊でもあった。
後続のために校内の間取りや生徒達の様子を偵察し、指揮や治療を行う中心人物を見付ければ攻撃を仕掛け場を混乱させる。
それほど大きくない機体と空を飛べると言うアドバンテージを活かして自由自在に校舎を飛び回るスチームドローンに場を引っ掻き回されて、オブリビオンの主力部隊に対抗する戦力を集中させる事もできない。
この混乱が広がるアルダワ魔法学園の校舎に、猟兵達が降り立った。
九十九・静香
ここが魔法学園の世界ですか
蒸気機械はわたくし達の世界と似ていますが、それ以外は……おっと、見学している場合ではないですね
到着したら筋肉令嬢に変異し、UCで給仕隊を召喚し指示
『【奉仕】の精神にて治療担当班は学生様方の【救助】、治療に従事を。撤去班は瓦礫や倒壊した物は【怪力】にて撤去し学生様を助け治療班の下へ搬送。両班共に呼びかけで【鼓舞】し、落ちつかせると共に生きる気力をもたせる事』
わたくしは敵に拳を怪力で奮い【グラップル】で対処
今後に備え、落ちついた生徒の方が見えたら
『失礼。観測用機械の出る瞬間を見た方、若しくは機械の動きや見た目で判別できる方は教えて下さい』
判明したら観測用敵を優先攻撃します
ルネ・プロスト
勝利のダイヤモンド
綺羅星迷宮にいた、真実のサファイアの同系かな?
人形(お仲間)相手ならどの道来てたけど
――君達相手なら、ルネもちょっと本気を出してあげる
人形達は死霊憑依させて自律行動
森の友達は観測用ドローンの位置を情報収集
ポーン8体は仲間に合わせて援護射撃で攻撃支援
ビショップ2体は雷撃魔法(属性&マヒ攻撃)
上記10体は観測用ドローン優先攻撃
ルーク2体は盾受け+かばうで味方の護衛
UCは観測用ドローンいないことを確認の上で敵の密集地に砲撃
攻性障壁とはいえ障壁は障壁
君達ガラクタの射撃なんて通さないよ
ルネが会いたいのはこの先の人形だけ
君達はただただ、邪魔なだけ
――ルークの砲撃でスクラップになってしまえ
ティエル・ティエリエル
SPDで判定
「ようし、みんなー!ボクに続けー☆」
背中の翅で「空中浮遊」、空から「存在感」を放って、ボクが来たからにはもう大丈夫だーと「鼓舞」するよ!
戦闘では「空中戦」でスチームドローンを1体ずつ落としていくよ!
敵のスチームブラスターは「見切り」や【スカイステッパー】を使った空中機動で回避☆
ドローンの群れの中に飛び込んで「敵を盾にする」で乱射できないようにするよ!
こっちからは風を纏わせたレイピアでの「属性攻撃」で上部の羽を狙うよ!
羽を壊して地上に落としたら生徒たちに叩き壊してもらうよ♪
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
●
「ここが魔法学園の世界ですか」
九十九・静香(怪奇!筋肉令嬢・f22751)は蒸気機械はわたくし達の世界と似ていますが、それ以外は……と茶色の瞳であたりを見回していたが、遠くから聞こえて来た戦闘音に顔を上げる。
「と、見学している場合ではないですね」
静香は軽く呼吸を整え気合いを入れると戦っている生徒達のもとへ走った。
「仕事を命じます、九十九筋肉給仕隊!」
ズン!と床を踏みしめて現れた静香は、二度見してくる生徒達の態度も気にせず『九十九家筋肉給仕隊、出動!』と声を張り上げる。それに応えて現れたのはボディービルダー並みの筋肉を誇る給仕隊数十名。
「畏まりました。全てはお嬢様と筋肉の為に!!」
給仕隊に指示を出した静香も一緒に瓦礫の撤去にあたる。
楚々とした長い黒髪の少女の顔の下には小山のように盛り上がった筋肉と体躯があり、瓦礫を撤去して行く。怪奇!筋肉令嬢ここにあり。生徒達が二度見する訳である。
「失礼。観測用機械の出る瞬間を見た方、若しくは機械の動きや見た目で判別できる方は教えて下さい」
瓦礫の撤去を終え、治療を給仕隊に任せた静香に声を掛けられ数人が集まって来る。
やがて数を揃えてやってきたスチームドローンの一団を静香は素手で迎え撃つ。
「わたくしの拳をお受けなさい!」
小山のような躯体と岩のような拳は格闘の心得もある静香の怪力に破壊され、過熱状態での突進も分厚い筋肉に阻まれ充分な威力が発揮できない。
「フゥウウン!!」
響く気合いの声。みなぎる筋肉。うなる拳。粉々に砕かれるスチームドローン。
静香の力強い戦いに鼓舞された生徒達が蒸気機械を駆使して援護に加わり、スチームドローンの一団は全滅。勝利を喜ぶ声には静香の筋肉への賞賛が惜しみなく注がれていた。
●
その頃、他の場所に散った猟兵達もそれぞれ戦場に到着していた。
「勝利のダイヤモンド……綺羅星迷宮にいた、真実のサファイアの同系かな?」
ルネ・プロスト(人形王国・f21741)はこの大集団を指揮していると言う災魔の『宝石人形』と言う名称に心当たりがあった。
精巧に作られたミレナリィドールのルネは人形―――学園を襲撃した災魔に絡繰り仕掛けの人形がいると聞いてやって来たのだが、この宝石人形の事も気になっていた。
「人形(お仲間)相手ならどの道来てたけど―――」
校舎内を偵察させていた『死霊操縦・森の友達(リビングドール・フォレストドールズ)』が戻って来たのを見て、金色の瞳がすっと動く。スチームドローンを発見したと同時にこちらも発見されたらしく、プロペラが風を切る音が響き、スチームドローンが廊下の先に現れた。
「君達相手なら、ルネもちょっと本気を出してあげる」
十糸の指が糸を操る。『十糸操縦・駒盤遊戯』の人形達が起き上がる。
「ルネたちの視界に入ったね!重装歩兵(ルーク)、盾を構て。防護障壁展開、性質反転。攻性障壁、再構築。照準合わせ……撃てぇ!」
八体のポーンの銃剣からの銃撃と、二体のビショップの木の杖からの雷撃がスチームドローンに直撃する。
しかし前列を囮にして、後方に控えていたスチームドローンが、機械下部に搭載された蒸気熱線銃からの精密な射撃で反撃して来た。それを二体のルークが盾で受け止め、ルネ達を守る。
「攻性障壁とはいえ障壁は障壁。君達ガラクタの射撃なんて通さないよ」
十指の先に絡む糸で人形達を操るルネはスチームドローンに死刑宣告を下す。
「ルネが会いたいのはこの先の人形だけ。君達はただただ、邪魔なだけ―――ルークの砲撃でスクラップになってしまえ」
砲撃にも等しい破壊力を伴った攻性障壁がスチームドローンに迫り、その機体を宣言通りのスクラップに変えて行った。
●
「みんな、助けに来たよ!」
明るい声と一緒にキラキラと何かが光る。援軍が来たのかと生徒達が声と光を辿って行くと、そこには妖精の粉で光る翅で空を飛ぶティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)がいた。
「ボクが来たからにはもう大丈夫!」
負傷者が続出して不安に染まった生徒達に明るく呼び掛け、迫り来るスチームドローンの群れに一人で飛び込んで行く。
危ない!と生徒達の悲鳴が聞こえたが、大丈夫!と手を振って花びらと葉っぱを模したナックルガードが愛らしい『風鳴りのレイピア』を抜く。
正しく振えば音楽を奏でる事ができると言うレイピアの風鳴りの音は、戦いにおいては風の力を纏った攻撃になる。
「てやー!」
スチームドローンのプロペラを狙ったレイピアは風の力を借りて羽を破壊し、スチームドローンが落下した。
反撃に他のスチームドローンから一斉に『スチームブラスター』の正確な射撃が集中するが、ティエルは射線を見切って避け、他のスチームドローンを盾にして躱す。
空を飛ぶだけでなく『スカイステッパー』で何もない空中を跳躍すると言う、翅を使っての飛行だけでは不可能な空中機動で翻弄されるスチームドローン。例え正確な射撃ができたとしても、避けた先にいた味方機への誤爆と言う危険を常に抱える事になった。
その戦いぶりを見た生徒達は、ティエルがプロペラを破壊して落として行くスチームドローンのとどめを刺しながら徐々に体制を立て直し、闘志を燃やして行く。
「ようし、みんなー!ボクに続けー☆」
その変化を感じたティエルがレイピアを掲げて鼓舞すると、生徒達が一斉に応える。
ティエルの活躍と生徒達の奮闘によって、この場にいたスチームドローンは全滅。
学園の三カ所で起きた猟兵参戦による勝利が学園内に伝えられ、思わぬ吉報が他の場所で戦っている生徒達を励ました。
成功
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蛇塚・レモン
まずは学園生をなだめるよっ!
みんな、落ち着いてっ!
あたいが来たからには災魔なんて一気にぶっ飛ばしちゃうんだからっ!
(コミュ力+優しさ+言いくるめ+勇気)
蛇神様、学園生たちをお願いねっ!
勾玉に霊力を籠めて蛇神様を顕在化
念動力+オーラ防御で災魔から学園生を守らせるよ
そして、あたいは集団戦での必殺技っ!
武装神格解放(ゴッドアーマメント)!
半径57mの不可視の斬撃
突進される前にまとめて敵を斬り刻んじゃえっ!
(衝撃波+範囲攻撃+念動力+だまし討ち+鎧無視攻撃+なぎ払い)
あたいの強さを見れば学園生たちも安心して、冷静さを取り戻すはずっ!
敵を破壊しながら学園生たちを広い所へ避難誘導するよっ!
一緒に戦おうっ!
六連・栄
ま、誰しも想定外には弱いもんだ。
…敵は空か。学生の皆には観測手を頼めればいいんだけど。
アレの相手は任せてよ、場所を教えてくれさえすれば、ひとっ飛びだから。
因子選択:鷹
背中から巨大な翼を生成、飛行能力を獲得してドローンと同じ高さで戦ってやろうじゃないか。
遠くから狙おうとするから外すんだ、必中距離…つまり銃口を相手に押し付けて撃てば絶対外さないもんね?
学生の観測をもとにドローンを地上から急速に飛び上がり強襲、ヘビィ・リボルバーでの零距離射撃を撃ち込んであげよう。
僕1人で仕留めきれそうにないなら、とりあえず舵っぽい尻尾と回転翼を壊しとけば落ちるかな?
落ちたのを学生と一緒に叩き壊そう
アドリブ&連携◎
備傘・剱
空飛ぶガラクタ、か
上空を取られちまうってのは、恐怖だわな
まずは、誘導弾で敵の動きをかく乱しつつ、一体づつ、衝撃波で狙撃して、落として、学生たちの落ち着く時間を稼ごう
落ち着いたら、防御に徹して、相手をよく見て反撃する様にいう
数人なら、オーラ防御で庇えるだろうし、念動力でその辺のガラクタを持ち上げて、盾にすることもできるだろうな
消耗が激しいなら、白虎吼で、アシストをするぜ
ただ、この状況で腹が減った状態ってのはつらいわなぁ…
よし、この事態が終わったら、上手い飯をつくってやろう
おっちゃん、こう見えても酒場のマスターだからな
味と量は期待していいぞ
アドリブ・絡み、好きにしてくれ
●
「みんな、落ち着いてっ!」
蛇塚・レモン(黄金に輝く白き蛇神オロチヒメの愛娘・f05152)はパニックが広まっていく生徒達にむけて、危険を前にしても揺るがない勇気と、必死に抵抗する生徒達を想う優しさをもって呼び掛ける。
「あたいが来たからには災魔なんて一気にぶっ飛ばしちゃうんだからっ!」
明るく軽快に、レモンを思わせる金髪を靡かせて混乱している生徒達とスチームドローンの間に躍り出ると『白蛇神オロチヒメの勾玉』に祈りを捧げる。現れたのは勾玉に宿る霊体が具現化した白蛇神。
「蛇神様、学園生たちをお願いねっ!」
ただならぬオーラを感じる白蛇の霊体はレモンの願いを受けて生徒達を守るためその場に留まる。
蛇の姿におっかなびっくりな生徒もいるが『守られている』『助けが来た』と言う事実がようやく実感できて来たのか、表情のこわばりが緩み始めていた。
これで一安心と、レモンは憂いなくスチームドローンの群れに飛び込んで行く。
「武装神格解放(ゴッドアーマメント)!目を醒ませ、クサナギ!」
自在に動き、姿すら変える『蛇腹剣クサナギ』がうねり『武装神格解放術・蛇神霊刃波(ゴッドアーマメント・オロチ・インビジブルエッジ)』の不可視の神聖なる霊力刃がスチームドローンを切り裂いた。
半径57mにも及ぶ刃は衝撃波を伴って、スチームドローンの群れを蹂躙。外装も無視して内部までダメージを与えて行く。
大きな損傷を受けたスチームドローンが動く機関を熱暴走させて自爆を狙った特攻を敢行するが、踊るようにひらりと避けたレモンが振るうクサナギの刃と四方八方に放たれる刃の追撃を受けて落下する。
その光景と自分達を守る白蛇の姿を見た生徒達は急いで戦えない負傷者を運び、戦える者は応急処置を終えて立ち上がる。
「よーし、みんな広い場所に移動するよっ!ここじゃ大勢で戦うには狭いからねっ!」
レモンの呼びかけに生徒達は戦力として認められているのを感じて緊張と喜びに闘志を滾らせる。自分達だって災魔と戦う学園の生徒なのだ。やられっぱなしではいられない。
「一緒に戦おうっ!」
レモンの発破に力強く応える声が返って来た。
●
猟兵達の助けを受けて、パニックが広まりつつあった学園内の雰囲気は良い方向に傾いている。しかし、六連・栄(F-666・f17087)と備傘・剱(絶路・f01759)が到着したのは最初に襲撃を受け、重傷者が続出している場所だった。
「ま、誰しも想定外には弱いもんだ」
栄の灰色の瞳が周囲の様子を見て細められる。前線で戦っている生徒にも重傷者を治療している生徒にも余裕がなく、あと一つ何か起きれば戦線が崩壊しそうな有様だ。
「空飛ぶガラクタ、か。上空を取られちまうってのは、恐怖だわな」
漆黒の髪と瞳に傷が残る朝黒い肌。いかにも探索者と言った風体の劔は、スペースノイドであり宇宙での戦いを経験して来た。高所や制空権を奪われるの恐ろしさは骨身に染みていた。
しかも安全な拠点で起きた予想外の奇襲。そんな状況でパニックに陥りつつも生徒達はよく耐えている。
「……敵は空か。学生の皆には観測手を頼めればいいんだけど」
「それにはちょっと落ち着いてもらわないとな」
栄の考えが分かった劔は精神力を増幅する事で武器や道具として使える『フォトンガントレット』の具合を確かめる。遺跡探索用のカスタムは校舎内と言う限られた空間にもマッチしていた。
スチームドローンの群れに向かって誘導弾を放ち、狙いを着けた一体一体を確実に衝撃波で狙撃する。
新たな敵の存在に観測用スチームドローンが召喚されたのを見て、生徒の数人が声を上げた。で日頃から探索や偵察を担当していて察する事ができたのだろう。
「ちょうど良さそうな人がいたね」
栄はその生徒達に声を掛けた。
「アレの相手は任せてよ、場所を教えてくれさえすれば、ひとっ飛びだから」
文字通りねと栄は背中に鷹の翼を精製した。生物兵器として作られた栄の体には基幹生物全種の遺伝子情報が積載されている。そこから任意の生物因子を選び『変異発現(トランスエフェクト)』を起こしたのだ。
「遠くから狙おうとするから外すんだ、必中距離……つまり銃口を相手に押し付けて撃てば絶対外さないもんね?」
冗談めかした笑みがどこか油断ならないものに見えるのは灰色の瞳にある山羊のような瞳孔せいか、獣の数字を冠する栄の何かを感じ取ったからか。生徒達は一瞬の迷いの後に頷いて動き始める。
生徒達がそれぞれの手段でスチームドローンの動向を観測し、それをもとに栄は地上から一気に最高速度で飛翔しクイックドロウで素早く『ヘビィ・リボルバー』に454カスール弾を装填。スチームドローンの蒸気熱線銃よりも先に銃口を押し付けて引き金を引く。
栄が上空で派手にスチームドローンを撃破して行く中、地上では劔が生徒達を庇いながら戦っていた。
「負傷者は無理に前に出るなよ!防御に徹して、相手をよく見て反撃するんだ」
程度の違いはあってもほぼ全員が負傷している。呼び掛けながら壊れた壁のガレキや大きめのガラクタを持ち上げて盾を作り、吼えた。
「吼えよ、敵に立ち向かいし輩共よ!白虎の滾り、その身に宿らせ、敵を撃て!」
喉から迸る虎の如き『白虎吼(ロール)』は戦意を取り戻した生徒達全ての戦闘力を増強する。その変化は上空にいる栄にも届いた。
「やる気……むしろ殺す気かな?折角だし、一緒にやろうか」
スチームドローンに銃口を押し付けて撃つ栄の戦い方は数を始末するには時間が掛かる。生徒達に任せられるならそうしようと蛇の尻尾を生成し、プロペラに叩きつける。
落下したスチームドローンは戦意に満ちた生徒達とアシストを行う劔に片っ端から破壊されて行った。
地上からの攻撃と上空での叩き落としに手際よく片付けられ、スチームドローンの群れは全滅。勝利に湧く生徒達だったが、その顔には疲労と空腹があった。
「よし、この事態が終わったら、上手い飯をつくってやろう。おっちゃん、こう見えても酒場のマスターだからな。味と量は期待していいぞ」
これまでとは違う喜びに湧く生徒達。劔と栄は助けに来た時より嬉しそうな反応に現金なものだと肩をすくめた。
成功
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第2章 集団戦
『螺子式ディーヴァ』
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POW : 楽シキ歌
【狂った円盤から】【楽しい記憶を呼び起こす音色を対象に放ち】【動きを一時的に封じる幸せな夢に捕らえる事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD : 哀シキ歌
【狂った円盤から出鱈目な衝撃波の慟哭】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 愛シキ歌
【狂った円盤】から【愛しい記憶を呼び起こす音色】を放ち、【幸せな夢に捕らえる事】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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猟兵達の参戦に勇気づけられた生徒達の奮闘は学園全体に広まっていく。パニックに陥りかけていた生徒達は体制を立て直し、反撃を始めていた。
しかし先方であるスチームドローンを退けても災魔の群れの主戦力が控えている。
―――キリリキリリと歯車を軋ませながら円盤が回り狂った音色を響かせる。
ぼろぼろのドレスを着た金属の体は恐れる事なく校舎内を進み、歌い続ける。
『螺子式ディーヴァ』は歌うのをやめない。例えその音色が調子っぱずれに狂い、人を傷つけるものに成り果てても。
歌うために作られた歯車と円盤が止まらない限り、誰かに聞かせるためにキリリキリリと軋みながら歌い続ける。
ルネ・プロスト
アドリブ連携◎
想像以上に機械寄りの子達だった
まぁいいや
君達を壊して(弔って)宝石人形の元まで行かせてもらうよ
そのためにルネはここに来たのだから
人形達は死霊憑依&自律行動
事前に道化師団の武器改造でルネの身体(ミレナリィドール・ボディ)を改造、聴覚遮断して敵UCの歌対策を
聴覚は森の友達の情報収集で補う
開幕UC
展開した聖域で生徒達を援護
ビショップ2体はそのまま雷撃で敵を攻撃
ポーン8体は味方に合わせて援護射撃
上記10体で敵の注意を引くよ
ルネとキングは其々ナイトに騎乗
敵の注意が逸れてる間に挟撃する形で騎馬突撃
ルネの『悪意』とキングの斧槍で敵をなぎ払い敵陣を攪乱
今度はこっちがかき乱す番
押し切らせてもらうよ
九十九・静香
※連携アドリブ可
新手ですわね
できるだけ観測機を先に倒しはしましたが幾らか情報は向こうに渡っている筈
ならば、違う戦い方をするまで、ですわね
UCで蝙蝠の翼を生やし、刃亜部流に想像力による【武器改造】で【雷属性】を付与し、それを【怪力】で振り回し攻撃していきますわ
敵が楽しい記憶を呼び起こす音色とやらを奏で始めたら
【大声】による【歌唱】を行い、蝙蝠の音波発生器官も使って相手の音色を掻き消すのを狙いますわ
歌の内容は筋肉の讃美や筋肉名を【気合】と共に歌います
『聞こえたら動きを封じられてしまうのなら、聞こえるのを防ぐ大声で歌いながら戦えばよいのです』
筋肉脚での疾走からの【ランスチャージ】で一気に攻撃致します
蛇塚・レモン
連携◎
この歌は……!?
みんな、耳を塞いでっ!
第六感で歌の危険性を察して、神楽鈴を鳴らしながら学園生に警戒を促すよ
鈴の音で少しは歌が遮られるといいんだけど……
あたいもオーラ防御で歌の効果を緩和できるか試してみるね?
とにかく、人形から響く音色を止めないとっ!
歌はズルいから反則だよっ!
使用禁止~っ!
蛇神様っ! まとめて人形たちにお仕置きしちゃって!!
(動物使い+視力+念動力+衝撃波+範囲攻撃+鎧無視攻撃+呪詛+マヒ攻撃+なぎ払い+吹き飛ばし)
破壊念動力で人形たちの円盤ごと粉砕して、残りはあたいの蛇腹剣クサナギを怪力任せに振り乱して斬り刻むよっ!
今だよっ、学園生のみんな!
援護射撃と追撃を要請するよっ!
ティエル・ティエリエル
SPDで判定
「ようし、もう一息だー♪まだまだボクも頑張れるぞー☆」
生徒達の先頭に立って螺子式ディーヴァに立ち向かっていくね♪
背中の翅で羽ばたいて「空中浮遊」、「空中戦」で空から襲い掛かるよ!歯車を狙って歌を歌うのを止めちゃうぞ!
耳障りな調子っぱずれな曲に対しては「風鳴りのレイピア」を振ることで奇麗な音楽に変えちゃうよ♪
哀シキ歌の衝撃波はボクの全力全開の風を纏わせたレイピアによる「属性攻撃」の【妖精の一刺し】で切り裂いちゃうぞ!
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
「新手ですわね」
黒髪の淑やかな顔以外を粘液体によってムキムキバキバキの筋肉で覆った九十九・静香(怪奇!筋肉令嬢・f22751)は螺子式ディーヴァの群れに思案を巡らせる。
(できるだけ観測機を先に倒しはしましたが幾らか情報は向こうに渡っている筈)
破壊してもその直前にデータを主力部隊やボスに送っている事は十分に考えられる。
「ならば、違う戦い方をするまで、ですわね」
静香の筋肉が流動し、背中から蝙蝠の翼を生やして『怪奇コウモリ人間』に変身した。
「闇夜を舞い血を啜り、音無き音で惑わす宵の獣。怪奇においでませ」
巨体に見合う大きな羽は長棒に円錐形を着けた変わった槍、『重量級属性可変長槍『刃亜部流』(ばあべる)』によって想像力で雷を纏い、スパーク音と雷光の尾を引きながら振り回すと、その打撃力と雷を受けて螺子式ディーヴァの集団が吹き飛ばされた。
「聞こえたら動きを封じられてしまうのなら、聞こえるのを防ぐ大声で歌いながら戦えばよいのです」
拳で真正面から殴り倒すのとは違い、これなら何体もの螺子式ディーヴァを同時に攻撃できる。
狂った円盤が歌う前に壊す。そしてこの戦いぶりを見れば、静香の筋肉に魅せられた生徒達も奮起する。
「みなさん、行きますわよ!」
静香の両脚の筋肉が膨張し、疾駆する。その勢いはルネとキングの騎乗攻撃のように螺子式ディーヴァの群れを貫き、威力に負けた円盤の破片や歯車が飛び散った。
それでも螺子式ディーヴァの歌は止まない。いくら歪んでも壊されても、あちこちで狂った歌が鳴り響く。
狂った円盤から出鱈目な衝撃波の慟哭が放たれ周囲を無差別に攻撃する。別の螺子式ディーヴァは愛しい記憶を呼び起こす音色を放つ。愛しい記憶を呼び起こす音色は一度心を奪われれば幸せな夢に囚われる事だろう。
しかし、ルネ・プロスト(人形王国・f21741)にその音は届かない。ルネの周りで聴覚に改造を施した『死霊操縦・道化師団(リビングドール・パーティドールズ)』と代わりに周囲の状況を拾って伝える死霊操縦・森の友達(リビングドール・フォレストドールズ)』が動き回っていた。
「想像以上に機械よりの子達だった」
ルネは『螺子式ディーヴァ』の人に似た形状と、それでいて肌も目も鼻も口もないのっぺりした顔と肢体を見て、まぁいいやと指に絡めた糸を操る。
それぞれの駒の役目に合わせて武装したポーン、キング、ナイトの『十糸操縦・駒盤遊戯(ドールズナイト)』が整然と隊列を組み、螺子式ディーヴァの群れに向けて武器を構えた。
「君達を壊して(弔って)宝石人形の元にいかせてもらうよ。そのためにルネはここに来たのだから」
精巧な作りの銀髪に金色の瞳。ミレナリィドールのルネと同じものだったと言える螺子式ディーヴァ。ただ破壊するのではなく弔いの心を持って、過去の骸の海に還らせよう。
「―――君の楔を解くよ、僧正人形(ビショップ)。君の身体が燃え尽きるよりも早く、一瞬で終わらせてしまおう!」
十指に絡ませた糸で操る二体の『人形王国・駒盤遊戯・救世天使(ドールズキングダム・エクステンドビショップ)』。は聖域を展開し聖炎纏う熾天使に変身する。
聖域はルネの近くにいた生徒達を守り邪心を細滅ぼす光輪と邪悪を滅する聖雷が螺子式ディーヴァの群れを焼き、八体のポーンが銃剣で援護する。
「今度はこっちがかき乱す番」
ただ一体のみの絢爛豪華な鎧を着た『キング』が斧槍を手に半人半馬の『ナイト』に跨り、ルネも根民也憎しみを持つ霊で作り上げた『悪意』の鎌を手にもう一体に騎乗する。
「押し切らせてもらうよ」
ナイトに騎乗した二人の突撃は螺子式ディーヴァを蹴散らし、斧槍と鎌が文字通り群れを切り開く。
しかし、二人の猟兵と一体の人形の進撃で数を減らされても災魔の主力部隊である螺子式ディーヴァはまだあちこちで歌っている。
「この歌は……!?みんな、耳を塞いでっ!」
念動力と『蛇腹剣クサナギ』を武器に戦っていた蛇塚・レモン(黄金に輝く白き蛇神オロチヒメの愛娘・f05152)の第六感が、その歌が危険なものだと警告してくる。
生徒達にも危険を呼び掛けながらレモンも全身を可視化できるほど『超霊能力オーラ』で覆った。豊富な霊力と念動力が耐えるデモンを助けてくれる。
「なんとか耐えたけど―――」
周りの生徒達の何割かが歌の影響を受けて後方に引きずられて行くのが見える。しかも歌はまだあちこちで奏でられていた。
「とにかく、人形から響く音色をとめないとっ!」
今はオーラで耐える事ができたが、これだけの数の螺子式ディーヴァに歌い続けられたらいつまで耐えられるか分からない。予知など知るはずもなく対抗手段を用意できていない生徒達は言うまでもない。
赤と黄の左右で色が違うレモンの瞳がきらりと光る。
「それはズルいから反則だよっ!使用禁止~っ!蛇神様っ!あいつにお仕置きしちゃって!!」
その叫びに乗せたのはレモンが持っている負の心。発露した破壊と封印の『戦闘召喚使役術式・大罪司りし蛇神は妬み嫉む(バトルサモンコード・エンヴィー・レヴィアタン)』の術式が白き蛇神を召喚した。
「蛇神様っ!まとめて人形達にお仕置きしちゃって!!」
白き蛇神が放つ破壊念動波は螺子式ディーヴァを円盤ごと粉砕し、完全破壊にまではならなくても狂った動きを封じる。
「今だよっ、学園生のみんな!」
厄介な円盤の動きが止まった螺子式ディーヴァを蛇腹剣クサナギで切り刻みながら、レモンは周りの生と達に発破を掛ける。
「調子っぱずれな音はボクがなんとかするからね!」
戦いのまっさい中とは思えないティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)の明るい声に生徒たちは自分を奮い立たせる。
螺子式ディーヴァの狂った円盤からの歌は耐えきったとしても精神的に疲れてしまう。
先頭を飛び回るティエルの姿に負けじと頑張っているが、この後の戦いだってある。
「それならこうしちゃえばいいんだよ!」
光る翅を羽ばたかせて螺子式ディーヴァたちの頭上に行くと『風鳴りのレイピア』をタクトのように振った。
調子っぱずれの狂った歌にかき消されないように風鳴りのタクトを振るえば音楽が奏でられる。
ただしく振るえば風鳴り音が音楽になるレイピアを振るいながら、狂った円盤から出鱈目に放たれる衝撃波の慟哭をひらりと避ける。
「いっくぞーーー!!これがボクの全力全開だよ☆」
数を頼みに一斉に放たれた衝撃波は避けきれるものではなく、ティエルはレイピアを構えた全速力での体当たりをによって素早い『妖精の一刺し(フェアリー・ストライク)』を放つ。
激しい衝撃とわずかな痛み。ティエルは螺子式ディーヴァが放った衝撃波を真正面から破ったのだ。
流石にまったくの無傷とは言わないが、敵の攻撃を真正面から破った光景は生徒達を盛り上がらせるには充分な効果を発揮した。
「ようし、もう一息だー♪まだまだ頑張れるぞー☆」
螺子式ディーヴァの集団はまだたくさんいる。ティエルは背中の翅を羽ばたかせてどんどん螺子式ディーヴァの群れの中に突っ込んで行った。
大成功
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シャノン・ヴァールハイト(サポート)
種族:人間
外見:183.7cm、赤茶色の瞳 、赤髪 、普通の肌
特徴:無表情、眼光鋭い、肌を露出しない、世間知らず、奴隷だった
口調 男性的(自分の愛称、貴殿、だ、だな、だろう、なのか?)
一人称:当方
基本的に、敵には殺意しか抱かないが、そうでない弱者は守る対象で、他は自分でどうにか出来ると考えている。
特徴は技能値460を超える怪力とソレを利用したUCでの攻撃。
伊勢・五十鈴(サポート)
『この暑さにはひーとなっちゃいますね~。』
エルフのスピリットヒーロー×精霊術士、17歳の女です。
普段の口調は「少年の心を持った(ボク、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、緊張すると「丁寧なつもり(私、~くん、~ちゃん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
六連・栄
ディーヴァねぇ…プリマドンナのようにも見えるけれど
まぁ、ともかく、音盤にネジ仕掛なら対処も早い
早々にその「音」は止めさせてもらおうか
変異発現:梟
反響定位で相手の動力源や円盤の位置を測定
接近は危ないだろうけど、まぁそこは気合で
胸元のアレが音源なら、多少離れてても狙い撃てるかな?
ともかく、ヘビィ・リボルバーでの射撃を行って要となる場所を破壊させてもらおう
円盤仕掛ってことなら、破壊までいかなくとも円盤の動作部に弾丸という異物が挟まるなりすれば多少動作の妨げにはなるだろうし
カーテンコールもアンコールも、誰もお望みじゃないんだよガタクラが
アドリブ・連携◎
備傘・剱
これまた、悪夢の中から取り出したような奴が出てきたもんだな…
新手が出現して、再びパニックに陥らない様、矢面に立つとするか
フォトンガントレットで、二回攻撃と鎧無視攻撃の接近戦を仕掛けつつ、弱った学生を狙う奴には誘導弾とロープワークでワイヤーワークスを引っ掛けて、敵を転ばして、倒す隙を作ってやる
破壊された人形が増えたら、次は傀儡子を使って壊れた人形をこっちの戦力として取り込んでやる
不気味だが、壊れかけと半人前、合わせて、身を護る程度の戦力にはなるだろう
動きを封じられても、オーラ防御と頭の上の一足りない人形の自動迎撃で時間を稼ぐ
空きっ腹を誤魔化す時間位、欲しいもんだが…
アドリブ・絡み、好きにしてくれ
「ディーヴァねぇ……プリマドンナのようにも見えるけどまぁ、ともかく、音盤にネジ仕掛けなら対処も早い」
六連・栄(F-666・f17087)はヤギのような瞳孔を持つ灰色の瞳で、狂った歌を奏でる螺子式ディーヴァの円盤との位置を測る。
生物兵器として改造された体の中に積載された遺伝子情報から選び『変異発現(トランスエフェクト)』したのは梟の遺伝子。
あちこちで狂った歌が奏でられる上に戦闘音も混じる音の乱反射の中では目眩がしそうだった。
「早々にその「音」は止めさせてもらおうか」
猟兵達を先頭に始まった戦いは生徒達も加わって混戦の様相を呈している。この中に一人突撃するのは難しいだろうが、先ほどの戦いで偶然同じ場所に居合わせた備傘・剱(絶路・f01759)はここでも共闘していた。
後続組のシャノン・ヴァールハイト(死者の声を聞き、招く者・f10610)と伊勢・五十鈴(アイスエルフ・f18275)もまた栄と劔と同じ場所に来て戦っている。
「この暑さにはひーとなっちゃいますね~」
氷を思わせる青みがかった銀髪と北の空のような青い瞳をした五十鈴は閉ざされた極寒の地の出身だった。
蒸気機関が組み込まれた校舎内と言うだけでも暑いのに、螺子式ディーヴァと猟兵と生徒達が集まって戦うこの場所はかなり暑いらしい。
思わず周りが凍り付くようなダジャレを無自覚にしゃべりながら『エレメンタルロッド』に全力で魔力を込め、早く戦いを終わらせようと螺子式ディーヴァに向かって『賢者の影』を伸ばした。
「ディーヴァさんは何故歌うのですか?」
魔法で伸ばした影に絡みつかれた螺子式ディーヴァに五十鈴が質問する。
賢者の影は命中した対象が真実を言えば解除されるが、それ以外だとダメージを与えるものだ。
「さあ、答えてください」
五十鈴の質問に螺子式ディーヴァは歯車が軋む音を立てながら円盤を動かすだけ。
口も目も耳も作られていないのっぺりした顔から声が発生する事はなく、狂った円盤の音は人を害する歌だけが奏でられる。
「時間切れです!」
全力で魔力を込められた賢者の影は質問に答えらなかった螺子式ディーヴァをぐしゃりと握り潰した。
それじゃあ次とまた賢者の影を伸ばした五十鈴だったが、捕えては質問して返答を待つ間、その時間を稼ぐ形になったのがシャノンだった。
眼光鋭い赤茶色の瞳は乱戦でごちゃごちゃしている戦場から負傷して動けなくなった生徒達を見付けては螺子式ディーヴァとの間に割り込んだ。
ボディへの一発で円盤がひしゃげる。更にその怪力で握り潰し、そして頭部を掴んで持ち上げて振り回して螺子式ディーヴァそのものを武器にしたり、床や壁に叩きつけて頭部を破壊した。
飛び散る破片を見るシャノンの目には敵に対する殺意があった。災魔は敵なのだから当然と言えば当然だったが、それにしても恐るべき怪力で振るわれる攻撃には一切の容赦がない。
「助けが来るまで大人しくしていろ。すぐに終わる」
シャノンに助けられた生徒が傷をこらえて援護しようとするのをそう言って止める。敵には一切の容赦はないが、その分敵ではなく弱っているものは守る主義。
螺子式ティーヴァを掴み、身体のどこかをを『怪力」で握りつぶしてからどこかに叩きつける『地獄落とし(ゴー・トゥ・ヘル)』は一体一体を確実に破壊していった。
栄も広範囲を一気に殲滅と言うタイプではな各個撃破を狙っている。
「胸元のアレが音源なら、多少離れてても狙い撃てるかな?」
この乱戦状態で敵に接近するのは危ないと考えて歌の原因である円盤の破壊を行うため『ヘビィ・リボルバー』で一体の螺子式ディーヴァを狙った。
重量級のリボルバーから放たれた454カスール弾は円盤に大穴を開けて歪ませ、歌が止む。
やったか?と思ったら大きく歪んでもうまともに回る事もない円盤が動く。ギチギチと歪んだ歯車がかみ合わずに雑音を立てながら、それでも歌う。
狂った円盤から放たれる衝撃波の慟哭は狙いをつけず出鱈目に発射されているため予測が難しい。
何度か狙撃場所を変えながら撃てるものは撃って円盤の動きを止めようと試みる。
「破壊までいかなくとも円盤の動作部に異常があれば止まるかと思ったんだが」
動作の妨げになるのは確かだし、動作に異常が出た円盤はしばらく無理矢理動いていたかと思うと突然円盤が外れるなり真っ二つに割れるなりして螺子式ディーヴァの動きそのものが止まる。
「カーテンコールもアンコールも、誰もお望みじゃないんだよガラクタが」
ヘビィ・リボルバーの引き金を引く手は止めない。何時の間にか栄の足元には薬莢が小山のように積もっていた。
「これまた、悪夢の中から取り出したような奴が出て来たもんだな……」
螺子式ディーヴァを見た時の劔の感想は、あちこちで破壊されてうごかなくなったり動作不良を起こして妙な動きをし始めている物を見てますます強くなった。
こんな相手が出てきて生徒達が再びパニックにならないよう劔は矢面に立って戦っていた。
自分で螺子式ディーヴァを倒すのはもちろん、弱った学生が狙われればフック状に湾曲した頭部を持つ『ワイヤーワークス』で引っ掛けて生徒が危機回避、余裕があれば倒せるように隙を作った。
気付けば螺子式ディーヴァの数は減り、そろそろこの局面の終わりも見え来た。
精神を増幅させる事で接近戦仕様の武器になった『フォトンガントレット』で、近くにいた螺子式ディーヴァの円盤を殴りつける。固い鎧も無視してダメージを与えられる一撃は円盤だけでなく内部の歯車も破壊して、やがて動きを止める。
「そろそろこいつの出番か」
壊れて歌わなくなった螺子式ディーヴァに手を翳した劔が精神を集中する。
「天の繰糸、地の舞台。舞うは現世の道化なり、ってな。不気味だが、壊れかけと半人前、合わせて、身を護る程度の戦力にはなるだろう」
自嘲気味に言った劔の前で動かなくなったはずの螺子式ディーヴァが立ち上がった。劔の『傀儡子(リアルブレイドワーカー)』は戦場で死亡、あるいは気絶中の対象を様々な武器を持つ殺戮人形へと変えて操る。
狂った円盤からの愛しい記憶を呼び起こす音色もなく、楽しい記憶を呼び起こす音色もない。狂った歌ですら忘れた殺戮人形が戦場に躍り出る。
敵のまっただなかで戦う様子は、奇しくも栄が口にしたプリマドンナを思わせた。
その舞台は螺子式ディーヴァの群れの壊滅と、猟兵達の勝利によって幕を閉じる。そして最後の舞台が幕を上げる。
「すきっ腹を誤魔化す時間位、欲しいもんだが……」
成功
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第3章 ボス戦
『『宝石人形』勝利のダイヤモンド』
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POW : アーティフィシャルダイヤモンズ
無敵の【自身の分身体(レベル×5体)】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD : ヴィクトリードール
全身を【あらゆる攻撃にほぼ無敵の勝利のオーラ】で覆い、自身の【背中に光の翼を展開し、勝利の意識】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ : 金剛石は砕けない
全身を【レベル×1倍の威力に増幅して反撃する状態】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
👑11
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白いベールに白いドレス。花嫁を思わせる出で立ちの人形が倒れて行く配下の災魔達を冷静に見つめていた。
胸にダイヤモンドを抱くその人形は、勝利のために存在する。
『宝石人形』の中で最高の硬度と輝きを持つ『『宝石人形』勝利のダイヤモンド』の役割はただ一つ。主に勝利を捧げる事。
たとえそれが取るに足らない人間だったとしても、例え羽虫や兎でさえも戦えと言うなら油断なく勝利を収めよう。
アルダワ魔法学園に現れた災魔を指揮していた勝利のダイヤモンドは戦況の変化と前線から送られて来た情報で猟兵の存在を知った。
猟兵―――各地で同じ宝石人形を打ち破った者達。
「私がやつらに勝利しよう。やつらの屍で私達宝石人形の雪辱を晴らすのだ」
九十九・静香
※連携アドリブ可
勝利ですか
こちらもそれをさせる訳にはいかないのです
無敵の分身体は厄介ですね。ですが少しでも隙を作れれば
学生らに頼み、魔法等で1人でも少しでもいいので隙を作って頂き
【グラップル】の体運びで1体でも足を掴み(【手をつなぐ】)
UCで振り回し始めます
『無敵に無敵をぶつけたならば、勝つのは勢いが強い方、ですわよね?』
本体へ【言いくるめ】効果で無敵への疑問を抱く事も狙いつつ、分身を分身にぶつけて、体勢を崩したら更に足を纏めて掴み、ひっかかったら構わず振り回しぶつけて攻撃していきますわ
『無敵が更に纏まりました。もはやただの無敵では対抗できませんわね!そして、貴方も』
最後は本体にぶつけます
ティエル・ティエリエル
SPDで判定
「学生さんも頑張ってるんだもん!最後に勝つのはボク達だよ♪」
連戦の疲れもなんのその!!ボクもあと一息頑張るぞー☆
背中の翅で羽ばたいて宝石人形と「空中戦」を繰り広げるよ!
スピードではそっちが上かもしれないけど、空中戦は速さだけじゃ決まらないんだよ♪
敵の攻撃は「見切り」でぎりぎり回避しつつ、【スカイステッパー】のジャンプを利用した急制動で「フェイント」を交えて敵を翻弄するよ☆
高速で飛んでくるところに「カウンター」で展開した光の翼に切りつけちゃうよ!地面に叩き落として真っ白なドレスを泥んこにしちゃえー!
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
備傘・剱
ダイヤ、ねぇ…
お宝としては欲しい所だが、怪物はご遠慮だって奴だな
他の奴らを攻撃している隙をついて暗殺を仕掛けるが、こいつに効果あるのかな?
まぁ、目潰しにでもなれば、一瞬でも隙は作れるわな
その隙に、ワイヤーワークスで緊縛してやろう
その後、たっぷりと精神攻撃という名の嫌がらせをしてみる
オーラが覆い始めたら、ダッシュで逃げるが、サイコキネシスである程度、コントロールできないかな?
速度が速度なだけに、ちょっとした妨害でも、あらぬ方向へ飛んでいくか、地面に激突するだろう
動けなくなってる所に鎧無視攻撃で衝撃波を叩き込んでやってもダメージは通るだろう
オーラ防御は常に張り続けるぞ
アドリブ、絡み、好きにしてくれ
「勝利ですか。こちらもそれをさせる訳にはいかないのです」
粘液体が作り上げたマッスルボディに力を込めて、九十九・静香(怪奇!筋肉令嬢・f22751)は勝利のダイヤモンドに掴みかかる。
いかに強固な体を持っていても静香の腕力に捕まれば脱出は困難。しかし勝利のダイヤモンドは無敵の分身体をいくつもイメージから創造して囮にする。
「これは厄介ですわね。みなさま、少しの間だけで構いせん!分身の足止めをお願いしますわ!」
生徒達は静香の頼みに任せてください!とマッスルポーズ。どうやら静香に助けられ筋肉に魅せられた生徒達らしい。
「学生さんも頑張ってるんだもん!最後に勝つのはボク達だよ♪」
連戦の疲れもなんのその。生徒達が頑張っているのに猟兵の自分が頑張らないわけにはいかない。ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)は分身の頭上を飛び越え勝利のダイヤモンドへと一直線。
「単騎特攻か。受けて立つ!」
分身は静香と生徒達の攻防が激しくティエルに即対応するのが難しい。勝利のダイヤモンドは自ら大剣を構え全身をあらゆる攻撃にほぼ無敵となる勝利のオーラで覆い、背中に光の翼を展開する。
お互い最高速度で向かっていたはずが、ティエルの軌道が突然別方向に曲がる。勝利のダイヤモンドはそれに対応できず、大きく迂回して方向転換。
「スピードではそっちが上かもしれないけど、空中戦は速さだけじゃ決まらないんだよ♪」
勝利のダイヤモンドの上を取ったティエルは『風鳴りのレイピア』を握り急降下。光の翼を生やした背中に斬りつける。
「その程度では落ちんぞ!」
「ひゃっ!危ない危ない。でも残念♪」
ティエルは最初の方向転換の時のように『スカイステッパー』の跳躍で最高速度のまま自由自在に軌道を変えて勝利のダイヤモンドを翻弄する。
「いつまでも逃げ回れると思うな!」
徐々にティエルの動きに慣れて来た勝利のダイヤモンドが急制動のタイミングを見切って空中で大剣を振る事で無理矢理軌道を変えてティエルに斬りつけた。その時―――。
「ちょっとした嫌がらせだが、一瞬でも隙は作れるわな」
物陰に潜んで勝利のダイヤモンドの暗殺を狙っていた備傘・剱(絶路・f01759)の『サイコキネシス』が大剣の軌道をずらしていた。
勢い余って空中で回転するはめになった勝利のダイヤモンドの背中にティエルのレイピアが迫る。
「真っ白なドレスを泥んこにしちゃうよ!」
強固なオーラによる防御が鋭い剣先をいくらか防いだが、ただでさえ不安定な所に受けた一撃によって勝利のダイヤモンドは墜落してしまう。
「この程度、大したダメージでは……!」
「捕獲成功」
にやりと劔が笑う。先端に鋼鉄製のフックを持つ『ワイヤーワークス』が勝利のダイヤモンドを縛り付けていた。しかも精神攻撃の一種としてサイコキネシスまで使って緊縛している。
「私がうろたえて分身を消すとでも思ったか!」
勝利のダイヤモンドはワイヤーに縛られていても焦らずうろたえない。
しかしティエルと劔に気を取られている間に、分身の攻防は静香と生徒達が優勢になっていた。
「みなさま、今ですわ!」
勝利のダイヤモンドが拘束され一体が離れた時にすかさず静香が号令を出す。生徒達が一斉に分身体を攻撃して静香が動ける隙を作った。
「捕まえましたわ!」
がっしりと掴んだ分身体を静香は『びったんびったん』と振り回して床や壁に叩きつけ、壁の塗装や床板が割れて飛び散った。
「その程度では傷一つ付けられんぞ」
緊縛されながらも冷静な勝利のダイヤモンドの一言に、静香は微笑んだ。
「無敵に無敵をぶつけたらなら、勝つのは勢いが強い方、ですわよね?」
掴んだ分身を棍棒のように振り回して他の分身にぶつける。静香の筋力と無敵と想像された分身は強力な鈍器となって同じ分身を沈めた。
これはこちらからも手を打つべきだと勝利のダイヤモンドが自分を縛るワイヤーを引きちぎろうとするとするが、簡単にはいかない。
「ダイヤ、ねぇ……お宝としては欲しい所だが、怪物はご遠慮だって奴だな」
動けない内にと劔は『フォトンガントレット』で精神力を増幅させ威力を高める。
「無敵って言っても、内部まで守れるとは限らないだろ」
鎧を無視してダメージを通す衝撃波は勝利のダイヤモンドの内部機構に確かなダメージを与え、衝撃を受けた事によって勝利のダイヤモンドの想像がぶれる。
「ほら、無敵じゃなかった」
追い打ちをかけてきた劔は反撃される前にダッシュでその場を離れたが、実は離れた理由は別にもあった。
「無敵が更に纏まりました。もはやただの無敵では対抗できませんわね!」
ズンと勝利のダイヤモンドの前に聳える静香の手には無敵の想像が揺らいだ事によってボロボロになった分身。
「そして、貴方も!」
大きく振りかぶられた分身を避けようにもワイヤーで拘束されたままでは難しい。
分身のハンマーが直撃した勝利のダイヤモンドの体が宙を舞い、分身も消えた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ティティモルモ・モルル(サポート)
ブラックタールのシンフォニア×シャーマン、12歳の女です。
普段の口調は「院長のまねでごぜーます(自分の愛称、あなた、~さん、ございます、ございましょう、ございますか?)」、寝言は「深層領域(自分の名前、アナタ、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
水梨・コト(サポート)
『ラ・プワールのクール担当、水梨・コトだよ』
『私の気持ち、届けるよ。だから……聴いて、この歌を』
『やるしかない、か。ふふ、大丈夫。私のキーボードは頑丈なんだ』
バーチャルアイドルユニット「ラ・プワール」として、UDCアースやキマイラフューチャーで活動しています。
口調は「私、あなた、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? 」です。
ユーベルコードはどれでも使います。基本的には歌や雑魚敵処理などの支援が得意で、たまにキーボードを物理的に使用したりもします。
性格はクールです。大体真面目ですが、真顔でジョークを言ったりします。
アイドルなので恋愛やお色気系はNGです。
六連・栄
【POW】対策
ダイアモンドは砕けない?
幻想もいい加減にするといい。しょせんは耐衝撃性に劣る透明な炭じゃあないか。
とはいえ、ユーベルコードは厄介か…実力だけで相手させてもらおう。
焼夷弾…の用意は流石にないからテルミットグレネードでも用意するか
ほぅら、燃えろ燃えろ
お前が真にダイアモンドだというならよく燃えるぞ、なんせ炭だからな
無敵の分身体?
ちゃんちゃらおかしいね、そんな奴が存在するならとっくにこの世界はオブリビオンの手に落ちてるさ
単に貴様は自分の弱点を自覚する機会に恵まれなかっただけさ
グッバイ、オブリビオン
次は宝石店の陳列棚に並べて貰えることを祈るといい
ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・WIZ】
可愛いお人形さん。私がたっぷり愛してあげる❤
たああああっ!!
悲愴の剣を持ち【気合い】の咆哮と共に接近。
彼女は無敵モードで反撃を狙ってくるだろうから
攻撃すると見せかけ、あえて剣を捨て
唇にキスしたり 猫のように全身を擦りつけ【誘惑】するわ
あら、快楽攻撃は倍返しにしてくれないの?
それなら勝手に楽しませてもらうけど❤
プライド高そうだし、慰み者にされたと思えば
無敵モードを解除して攻撃してくるはず。
それを【見切り】『狂愛』で55体に分裂して避け
軍隊アリのように全身に纏わりつき
胸の宝石や、体の全部にキスをして【生命力吸収】
柔らかいものはダイヤモンドよりも壊れないの。
獣欲、剛を制す……よ❤
「流石は猟兵。しかし私は勝利のダイヤモンド。この程度で砕けると思うな!」
床に叩きつけられた勝利のダイヤモンドだったが、起き上がる動作に鈍った所はなく胸元のダイヤモンドと同じ色をした瞳に闘志を煌めかせて立ち上がる。
六連・栄(F-666・f17087)はその言葉を嘲るように言った。
「ダイヤモンドは砕けない?幻想もいい加減にするといい。しょせんは耐衝撃性に劣る透明な炭じゃあないか」
焼夷弾やテルミットグレネードあたりなら簡単に燃えて行くだろう。例え無敵の分身体であろうとも、ダイヤモンドと言う石の性質はそのままのはず。
そう考えていた栄だったが、この場に相当する兵器の持ち込みはなく、代わりに『ヘビィ・リボルバー』を勝利のダイヤモンドに向ける。
「知っているか?ダイヤモンドの靭性はそれほど高くない。つまり割れやすいんだ」
ヘビィ・リボルバーに装填されているのは通常の弾丸よりも強力な454カスール弾。
放たれた弾丸は勝利のダイヤモンドの大剣に防がれたが、そこにははっきりと分かる傷がついていた。
「単に貴様は自分の弱点を自覚する機会に恵まれなかっただけさ」
「そうよねぇ。柔らかいものはダイヤモンドよりも壊れないの」
黒髪のツインテールと顔立ちは若々しく、纏う雰囲気は怪しい。ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は漆黒の瞳に熱を込めて勝利のダイヤモンドの全身を眺め回す。
「かわいいお人形さん。私がたっぷり愛してあげる」
手にした『悲愴の剣』は全長30cmほどの短剣だが、振えば悲鳴のような風切り音を上げ呪詛を込めた衝撃波を放つ魔剣だ。
「たああああっ!!」
気合の声を上げて走り出し短剣を構えるドゥルールに対して勝利のダイヤモンドは短剣とは比べ物にならない程の大剣を構えた。
(ふふっ。そうくると思ってたわ)
ぱっと短剣から手を放し、猫のようにするりと体を滑り込ませる。
短剣からの攻撃に備えていた勝利のダイヤモンドは誘惑するような動きに眦を吊り上げた。
「私を愚弄するか!」
「あらこわい。反撃するならこれも倍返しにしてくれないの?」
あれが攻撃だと言うのかと更に怒る勝利のダイヤモンドにほくそ笑み、ドゥルールは叫ぶ。
「あぁん、もう我慢できない!」
『狂愛(ラストグラトニー)』によってドゥルールは数十もの二頭身の小さな分身に変身する。
毎秒命を削るほどの負荷がかかる変身だが、ドゥルールは構わなかった。
「獣欲、剛を制す……よ」
軍隊アリが目標に向かって殺到するように勝利のダイヤモンドに纏わりついた分身は体のいたる所に口づけて吸血し、その生命力を奪って行く。
「これは面白い画が。あとで全世界に配信するでごぜーます。もうひとつちゃんと面白いやつお願いするですよ」
「なんだと?!」
いつから見ていたのか、藍色のタールの少女が小さな分身にたかられる勝利のダイヤモンドをじっと見ていた。
その藍色の目は吸い込まれそうで―――いや、実際に体が引き込まれている!
よく見ればティティモルモの手にはもぞもぞうねうねぐっにぐにと動く何かがある。それは『グリモアァン』と言う、強大なUDCがくれたような気がするティティモルモのグリモアだった。
分身隊にたかられているのをいい事にグリモアをぺたりとくっつけたティティモルモは『精神的虐殺(レフト・ゼム・コールド)』を発動させて勝利のダイヤモンドをユーベルコード製のお笑い会場(渾身のギャグの収録つき)に吸い込もうとしていたのだ。
「私を馬鹿にしているのか!」
「そんなことねーでごぜーます。全世界のお茶の間に笑いかブリザードを送って欲しいだけですよ」
ティティモルモのユーベルコードがどんなものか、勝利のダイヤモンドには分からない。分からないがこれは絶対に抵抗しなければならないものだと言う事は分かる。
「私はこんな事では砕けない!」
全力の抵抗でティティモルモのグリモアァンとドゥルールの分身を払い除ける。
「ブリザードではないけれど、冷たい雨なら届けることができるよ」
突然流れる何かの演奏。それは水梨・コト(ラプワのクール担当・f01016)が奏でるショルダーキーボード『クラヴィエ・ファンテーヌ』。
一房だけ長いショートカットの金髪を飾るヘアピンとアルダワ魔法学園がある世界では見慣れないカラフルな服装。かつてキマイラフューチャーに存在していたと言うアイドルユニットをモデルにしたバーチャルキャラクターであるコトのステージ衣装だ。
「今までの戦いでは見掛けなかったな。増援の猟兵か」
勝利のダイヤモンドに十把一絡げのように『猟兵』と呼ばれたコトはキーボードをチッチッと指を振るように揺らした。
「私はラ・プワールのクール担当、水梨コトだよ」
実は練習中であるキーボードの演奏を間違えないように気をつけながら歌声を響かせる。
「♪私の声は届きましたか? あなたの胸に刺さりましたか? 砕け散り降り注ぐ冷たい雨」
『Freezing Rain(フリージングレイン)』の名前の通り、その歌声と演奏は氷のように冷たい雨粒を放ち勝利のダイヤモンドを攻撃する。
急激に冷やされた勝利のダイヤモンドの体のどこかからピシリと音がした。
その音はこの場にいた猟兵達にも聞こえていた。
「グッバイ、オブリビオン。次は宝石店の陳列棚に並べて貰える事を祈るといい」
栄の言葉は勝利のダイヤモンドのプライドを傷付け、亀裂の入った体を無視して戦うのに充分な怒りを燃え上がらせた。
成功
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「……みんな、危ないから下がっててね?」
怒りで瞳の煌めきを激しくする勝利のダイヤモンドの様子に、蛇塚・レモン(黄金に輝く白き蛇神オロチヒメの愛娘・f05152)は援護をしようと側にいた学生達を下がらせて前に出る。
「ダイヤモンド……確かに硬いけど、所詮は炭素結晶……っ!」
レモンの霊力を受けて自在に動く『蛇腹剣クサナギ』を一振り。うねる刃を手に祈る。
「お願い、ライム!蛇腹剣に宿って、あたいの手助けしてっ!」
それはかつて失われた、共に神降ろしの巫女として舞い踊った腹違いの妹の魂への祈り。
『判ったわ。燃やせばいいのね……?』
今は別人格として共にいるライムの声が聞こえてクサナギに火の力が宿る。
「その程度の炎で私を焼けると思うな!」
「残念。炎だけじゃないんだよっ!―――『戦闘召喚使役術式・来たれ、母なる白き大蛇神様よ(バトルサモンコード・ホワイトナーガ)』!」
レモンが唱えるのは任意の空間に浮かび上がる光の魔法陣からレモンが心を通わせた巨大な白き蛇神の霊体を呼ぶものだ。
「紹介するね!こちら、あたいの親友の蛇神様だよ!お願い、蛇神様っ!あいつ、悪い奴だから懲らしめちゃってっ!」
魔法陣から現れた巨大な白き蛇神の霊体はレモンの願いを聞き入れて蛇神の呪縛を勝利のダイヤモンドに掛ける。その呪縛は勝利のダイヤモンドの想像から分身を生み出す力を封じ、更に体の動きまで封じた。
「ダイヤモンドだから刃物が通らない、なんて思わないでねっ?」
レモンは火の力を宿したクサナギの刃を大きくしならせる。
炎がクサナギの刃から迸り、炎の大斬撃となった刃が勝利のダイヤモンドの強靭な体を斬り刻んだ。
「ぐっ、ぅう……まだ……まだだ!」
満身創痍になりながらも、勝利のダイヤモンドは白蛇の呪縛から逃れる。
「私は勝利のダイヤモンド!勝利のためにあるもの!」
負けられないと大剣を握り締める勝利のダイヤモンドだったが、終わりの時は近付いている。
ルネ・プロスト(人形王国・f21741)が率いる『十糸操縦・駒盤遊戯(ドールズナイト)』の足音はそれを告げる死神の足音。
「さて、君を壊し(弔い)に来たよ」
軽装歩兵用の銃剣と革鎧を装備した八体の『ポーン』が銃剣を構え、ルネの周りを資料を憑依させることで半自動行動をする『死霊操縦(リビングドールズ)』が飛び回る。
「同じ人形である身で、私を壊そうと言うのか」
「そうだよ」
『ナイト』に騎乗したルネは気負う事もなくそっけないくらいに答える。しかしその瞳には悪霊に精神を同調させた事によって増幅された憎悪があった。
それは敵対者に対する妬みや憎しみ、殺意を持つ霊を鎌の形に整えた『悪意(マリス)』によって勝利のダイヤモンドに直接叩き込まれる。
煌めく石を飾った白い大剣と負の感情を宿す鎌が交差し、二体の人形の体を互いに傷付ける。
「私は負ける訳にはいかないのだ!」
しかし、より痛手を被ったのはルネの方だった。敵の攻撃の威力を増幅して反撃する状態になっていた勝利のダイヤモンドはナイトの手綱を操り振り返ったルネに迫る。それが勝利のダイヤモンドの敗北を決定づけるとも知らず。
「これは報い。君の成した悪意の返報。さぁ、受け取って―――これこそが、君が招いた数多の『悪意』だ」
無防備でそれを受けたルネの瞳からエゴの氾濫、感情の飽和が起こる。
(君の”勝利”が能力頼りのものなら全部ルネがいなし切ってみせる)
『憎悪噴出・悪意返報(グリムリーパー・ヘイトフルグラウア)』は勝利のダイヤモンドの攻撃を呪詛に変換し、ルネの瞳から排出。呪詛は勝利のダイヤモンドの体を包み、砕いて行く。
「猟兵として以前に同じ人形として、君に価値は譲らないよ」
砕けて行く勝利のダイヤモンドが伸ばした腕は瞬く間にひび割れ砕け、きらきらと光りながら過去の骸の海へと沈んで行った。
突如アルダワ魔法学園を襲った災いはこうして猟兵達の助力によって勝利で終わる。
この吉報はすぐに学園全体に広められ、あちこちで勝利を喜ぶ声が上がった。
ルネ・プロスト
アドリブ連携◎
さて
君を壊し(弔い)に来たよ
人形達は死霊憑依&自律行動
ルネ自身も悪霊憑依&精神同調で敵への憎悪を増幅
聴覚遮断も解除
ポーン8体は散開させて援護射撃
ルネはナイトに騎乗して接敵
『悪意』でフェイントを交えつつ攻撃
防御・回避は『悪意』の武器受けやナイトのダッシュ、ジャンプで
敵UC発動後の攻撃はUCで対処
敵の攻撃を介して奪った勝利のオーラを呪詛に変換
呪詛を込めた視線を介して反撃
同時に死霊を飛ばして呪縛、ポーン達の一斉発射で追撃
“攻撃に対して無敵”なら攻撃以外の搦め手を使えばいい
君の“勝利”が能力頼りのものなら全部ルネがいなし切ってみせる
猟兵として以前に同じ人形として、君に勝ちは譲らないよ
蛇塚・レモン
……みんな、危ないから下がっててね?
学園生を下がらせて、あたいが前に出るよ
ダイヤモンド……確かに硬いけど、所詮は炭素結晶……っ!
お願い、ライム!
蛇腹剣に宿って、あたいを手助けしてっ!
『判ったわ。燃やせばいいのね……?』
別人格(腹違いの妹の魂)ライムが蛇腹剣クサナギに火属性を付与
敵のユーベルコードを誘うよ
敵が防御したら、今度は蛇神様召喚!
UCで睨み付けて、敵の無敵状態を解除してもらうよっ!
これであなたは反撃も出来ないし、動けないままだねっ!
ダイヤモンドだから刃物が通らない、なんて思わないでねっ?
炭素は焔に弱い、それはダイヤモンドも同じことっ!
神剣の炎の大斬撃で、敵をバラバラに斬り刻んじゃうよっ!
「……みんな、危ないから下がっててね?」
怒りで瞳の煌めきを激しくする勝利のダイヤモンドの様子に、蛇塚・レモン(黄金に輝く白き蛇神オロチヒメの愛娘・f05152)は援護をしようと側にいた学生達を下がらせて前に出る。
「ダイヤモンド……確かに硬いけど、所詮は炭素結晶……っ!」
レモンの霊力を受けて自在に動く『蛇腹剣クサナギ』を一振り。うねる刃を手に祈る。
「お願い、ライム!蛇腹剣に宿って、あたいの手助けしてっ!」
それはかつて失われた、共に神降ろしの巫女として舞い踊った腹違いの妹の魂への祈り。
『判ったわ。燃やせばいいのね……?』
今は別人格として共にいるライムの声が聞こえてクサナギに火の力が宿る。
「その程度の炎で私を焼けると思うな!」
「残念。炎だけじゃないんだよっ!―――『戦闘召喚使役術式・来たれ、母なる白き大蛇神様よ(バトルサモンコード・ホワイトナーガ)』!」
レモンが唱えるのは任意の空間に浮かび上がる光の魔法陣からレモンが心を通わせた巨大な白き蛇神の霊体を呼ぶものだ。
「紹介するね!こちら、あたいの親友の蛇神様だよ!お願い、蛇神様っ!あいつ、悪い奴だから懲らしめちゃってっ!」
魔法陣から現れた巨大な白き蛇神の霊体はレモンの願いを聞き入れて蛇神の呪縛を勝利のダイヤモンドに掛ける。その呪縛は勝利のダイヤモンドの想像から分身を生み出す力を封じ、更に体の動きまで封じた。
「ダイヤモンドだから刃物が通らない、なんて思わないでねっ?」
レモンは火の力を宿したクサナギの刃を大きくしならせる。
炎がクサナギの刃から迸り、炎の大斬撃となった刃が勝利のダイヤモンドの強靭な体を斬り刻んだ。
「ぐっ、ぅう……まだ……まだだ!」
満身創痍になりながらも、勝利のダイヤモンドは白蛇の呪縛から逃れる。
「私は勝利のダイヤモンド!勝利のためにあるもの!」
負けられないと大剣を握り締める勝利のダイヤモンドだったが、終わりの時は近付いている。
ルネ・プロスト(人形王国・f21741)が率いる『十糸操縦・駒盤遊戯(ドールズナイト)』の足音はそれを告げる死神の足音。
「さて、君を壊し(弔い)に来たよ」
軽装歩兵用の銃剣と革鎧を装備した八体の『ポーン』が銃剣を構え、ルネの周りを資料を憑依させることで半自動行動をする『死霊操縦(リビングドールズ)』が飛び回る。
「同じ人形である身で、私を壊そうと言うのか」
「そうだよ」
『ナイト』に騎乗したルネは気負う事もなくそっけないくらいに答える。しかしその瞳には悪霊に精神を同調させた事によって増幅された憎悪があった。
それは敵対者に対する妬みや憎しみ、殺意を持つ霊を鎌の形に整えた『悪意(マリス)』によって勝利のダイヤモンドに直接叩き込まれる。
煌めく石を飾った白い大剣と負の感情を宿す鎌が交差し、二体の人形の体を互いに傷付ける。
「私は負ける訳にはいかないのだ!」
しかし、より痛手を被ったのはルネの方だった。敵の攻撃の威力を増幅して反撃する状態になっていた勝利のダイヤモンドはナイトの手綱を操り振り返ったルネに迫る。それが勝利のダイヤモンドの敗北を決定づけるとも知らず。
「これは報い。君の成した悪意の返報。さぁ、受け取って―――これこそが、君が招いた数多の『悪意』だ」
無防備でそれを受けたルネの瞳からエゴの氾濫、感情の飽和が起こる。
(君の”勝利”が能力頼りのものなら全部ルネがいなし切ってみせる)
『憎悪噴出・悪意返報(グリムリーパー・ヘイトフルグラウア)』は勝利のダイヤモンドの攻撃を呪詛に変換し、ルネの瞳から排出。呪詛は勝利のダイヤモンドの体を包み、砕いて行く。
「猟兵として以前に同じ人形として、君に価値は譲らないよ」
砕けて行く勝利のダイヤモンドが伸ばした腕は瞬く間にひび割れ砕け、きらきらと光りながら過去の骸の海へと沈んで行った。
突如アルダワ魔法学園を襲った災いはこうして猟兵達の助力によって勝利で終わる。
この吉報はすぐに学園全体に広められ、あちこちで勝利を喜ぶ声が上がった。
大成功
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