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クレイジーラビット【Little Queen】(作者 紫雨
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●導かれた先には何がある?
 薄暗い森の中、足早に歩いている一人の少女。白の可愛いワンピースを身に纏い、手首に巻いた黄色いリボンを靡かせて。
「どうして私が……」
 どこか苛立つ心からの呟きなのにどこか弱弱しいのは彼女が一人だから。
 ずっと一緒にいた。誰と? 探そうにも思い出せない。声も顔も思い出も何もかも、誰か居たとしかわからない。
 ここじゃないどこかで一緒にいた。どこかってどこ? ただ漠然とここではないとしかわからない。
「わたしが手伝ってあげる」
「え?」
 声をかけた女性はどこかこの場に不釣り合いなパティシエの姿。その後ろに広がるのは彼女が求める風景が広がっていた。

●夢と現と狭間
「記憶と記録、どちらが正しいのでしょうか?」
 よくわからない状況に首を傾げ、猟兵たちに言葉を投げるのは明日葉・雅(咎喰らい・f07590)だ。予知した無いように彼女なりの違和感があるらしい。
「今回はアリスラビリンス。迷い込んだアリスの救助をお願いいたします。どうやら記憶を無くしているようでして、漠然とした記憶だけのようです」
 薄暗い森と少し先には白亜の城。アリスを探しているオウガが声をかけるのは森の中だ。ただ、不思議なことにこのオウガはアリスを食べようとしているわけではない。
「取り込むより、どこかへ連れて行こうとしている感じがしました。ですが、その先が安全という保障もありません。早急に保護する必要があると判断いたします」
 少女の手助けをし、自分の扉まで届ける。その為に障害を排除するのが今回の仕事。
「皆様なら何も問題ないかと思います。ですが、お気をつけて」
 深々と頭を垂れて雅は猟兵たちを確かな信頼を持って見送った。





第2章 ボス戦 『麗しの十字姫シュラウレギナ』

POW ●姫のご下問である。不敬なるものは首を刎ねよ!
対象への質問と共に、【自身の陰】から【十字皇】を召喚する。満足な答えを得るまで、十字皇は対象を【十字に切り刻んで】で攻撃する。
SPD ●ゆっくりお休みください。まだ死ぬのは許しません
【彼岸花の花吹雪】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全対象を眠らせる。また、睡眠中の対象は負傷が回復する。
WIZ ●下賤の輩たる貴方達は無力、我が慈悲に随喜せよ!
【丹田に力を】を籠めた【瞬時に間合いを詰めての掌底】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【憎しみ、怒り、闘争心、敵意】のみを攻撃する。
👑11 🔵🔵🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は白石・明日香です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ナツメと猟兵達は森の奥にそびえる白亜の城へたどり着いた。内装は白を基調とした壁紙、豪華でありながら嫌味を感じない調度品が並んでいる。
「ようこそ、ナツメ様。歓迎するわ」
 一段上がったところで薄ら寒い笑みを浮かべた女性が淑女の礼をしていた。視線を猟兵達へ向け、更に冷たく笑う。
「お招きしたのはナツメ様だけなのだけれど……猟兵の皆様も歓迎しましょう」
 その言葉と共に彼女、『麗しの十字姫シュラウレギナ』の影が揺らめいた。
 友好的な歓迎ではないのは確実。殺伐とした舞踏会の幕は上がる。
ラウラ・クラリモンド
「なるほど、この世界の十字を名乗る者はあなたですか。」「十字皇と聞いては、戦うしかありません。」
【WIZ】で攻撃します。
【フェイント】や【カウンター】を織り交ぜながら、【破魔】を付けた【全力魔法】と【鎧無視攻撃】の【死女の恋】で『麗しの十字姫シュラウレギナ』を【範囲攻撃】でどこに動いても狙えるようにして【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「私の役目は、少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。


「なるほど、この世界の十字を名乗る者はあなたですか」
 黒衣を靡かせ、ラウラ・クラリモンド(ダンピールのマジックナイト・f06253)は優雅に礼を返す。自然体へ戻れば好戦的な光を宿し、二振りの剣を構えた。
「十字皇と聞いては、戦うしかありません」
「そうですか。でしたらお相手いたしましょう」
 構えを取る『麗しの十字姫シュラウレギナ』は不敵に笑う。
 ラウラの瞬きの間にシュラウレギナは眼前へと迫っていた。咄嗟にオーラを防御へ回し、地を蹴る。攻撃へ転じるためにもと二振りの剣は真紅の薔薇の花弁へと姿を変え、宙を舞った。
「我が慈悲に随喜せよ!」
 右の掌底がラウラの胴へと命中。対象の感情へダメージを与える一撃ではあるが、勢いよく吹き飛ばされる。けれど、彼女は次の一手を打っていた。
「流石です。ですが、私の役目は、少しでもダメージを与えて次の方へ繋げる事」
 大袈裟に吹き飛ばされたが、ダメージは最小に止めることに成功。闘志に満ちた声音で、射貫く瞳でラウラが号令を下す。
「幻の快楽を得て、紅き闇に落ちよ。あなたは私たちに勝てませんわ」
 破魔の力を付与された花弁の群れがシュラウレギナを取り囲み、降り注いだ。追撃へ向け態勢を整えていたところ、死角からの攻撃へ対処が遅れる。
 ラウラの全力攻撃に防御を取るもあまり効果がないようだ。鎧ともいえる黒衣を切り裂く花弁がより深い赤へと染まりながら幾重も切り裂く。
 麗しき乙女の肌に鮮やかな赤い花が咲いた。
成功 🔵🔵🔴