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古の奥地に眠る華

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●古の奥地に眠る華
「猟兵のみんな! ちょっといいかな?」
 と、VRゴーグルを外したキマイラのバトルゲーマー・双葉・翔(ふたば・しょう)は、軽く手を振りながら挨拶、そして。
「今回、オンラインゲームに似た世界、いわゆる剣と魔法の世界の様なアックス&ウィザーズの世界に行ってほしいんだよ」
「猟兵の皆の行く先には、オンラインゲームのクエストによくありそうな廃墟があるんだ。そして、その廃墟の奥地には……奇妙だけど、美しくて、甘い香りの花々が咲いている様なんだよね」
「その華は、その香りと美しさで珍重されていて、高値で取引されるような物らしい。町の周りには、他に特徴になりそうな産業もない様だし、町の人達からすればどうにかしてそれを手に入れたいって訳なんだ」
「でも、まことしやかに流れている噂では、その華の周りに、強力なオブリビオン達が巣くっているみたいなんだ。つまり、手を出したいのに手を出せない、って言う、もどかしい事態となっている様なんだよ。それで町の人達から、どうにか廃墟の謎を解き、奥地に居るオブリビオンを倒して貰いたい、って言う訳なんだ」
「廃墟には色々な仕掛けがあり、一筋縄では奥地に辿り着けないみたい。でも、猟兵のみんなの力を合わせればきっと、その謎を解いて奥地へと進めるはず! そして奥地に居るオブリビオン達を倒して欲しいんだ!」
「町の人達を助けると思って、猟兵のみんなの力を貸して欲しいんだ。それじゃ準備はいいかな! テレポート、始めるよ!」
 と、グリモアをその手に出現させた。


幾夜緋琉
 皆様、はじめまして、もしくはこんにちは。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。

 三度目の依頼は、ちょっとキマイラワールドからアックス&ウィザーズの世界にお邪魔させて頂きます。
 とは言っても、流れはオンラインゲームのクエストと似た感じで、廃墟を探索し、その廃墟の奥地に居る敵を倒してきて欲しい……といった分かりやすい流れになります。
 第一章としては、まずは廃墟の罠を掻い潜りながら、奥地へと進む……という事になります。
 罠は変な所を押すと矢が射出されてきたり、足元に穴が空いたり……と、冒険活劇な世界です。
 即死級はありませんが、チクチク痛い攻撃ばっかりなので、まぁ、ご注意下さい。
 奥地の花畑まで到着すれば、第二章の開始となります。
 勿論途中参加も問題ありませんので、ふるってご参加下さいませ。

 それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
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第1章 冒険 『廃城に隠された秘密を追え』

POW   :    魔物を掃討。探索に集中できるように露払いといこう

SPD   :    侵入者を撃退する罠等は今も生きている。トラップや開錠を試みる

WIZ   :    ○○がどこにあるか地図などを使って怪しい場所、隠し通路などがないか探してみる

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ライラ・カフラマーン
貴重な華、なるほど高値の花とはまさにこのことですね。どのような物か興味がありますね。依頼ついでにお姿を拝見と行きましょう。

・WIZ
城であれば侵入者や逃亡用の隠し通路があるかもしれません
技能「世界知識」でこの世界の城の種類・建築構造が似通ってる物が無いか調べ、だいたいの構造から当たりをつけて調べます
広大な場所を全て探すのは骨が折れますからね、まずは怪しい場所のピックアップから
その時出くわした魔物やトラップはまあ、他の皆さんにおまかせしましょう
不要に罠を発動させて危険にさらしたくはありませんので、
なるべく器物に触らないようにします

「打ち捨てられた廃城、まことに浪漫を感じさせますね」


緋桜・美影
「おや、おや、おや。俺ちゃんが探索特化と知っての狼藉かにゃ~?」
【SPD】
鍵開け・聞き耳・暗視・第六感、盗賊技能を駆使して片っ端から罠やら扉を開けまくる。後続のお仲間のために通路確保という建前、本音は趣味。
罠が多いなら「ドッペルゲンガー」を使用、人手を増やして続行。
「まぁ俺ちゃんたらなんて仕事熱心なせくしー盗賊さん♪」
ふざけているように見えても、魔物の不意打ち対策に第六感・聞き耳を併用して警戒を怠らない。
戦闘
相手が対処できそうなら鎧無視攻撃で急所を狙う戦法を取る。無理と判断したらワイヤーフックやダッシュ・逃げ足を使って離脱する。
「あ~ばよ、とっつあぁん」


ガウナガルム・カール
【POW】魔物を掃討。探索に集中できるように露払いといこう
指示を出してくれ。先に行って、まものを殺す。

オレには"かいじょう"とか、"あんない"とか…そういうことは、出来そうにない。
だから前を行って、危険をなくす。殺すことなら出来るから。

それにしても、"はいきょ"というのはこわれやすいんだな。
オレのユーベルコードは、この場所には向かない…使わないほうが良いだろう。
それに、まだ道中だからか、まものが強くない。
かぎ爪に変えた、この刻印(ドライバー)だけで、十分だ。


(カチッ)っ今なにか、音が…、ッッ!
ワナっか、ふんで、すまな……ギャイン!!


…このにおい、…これだけ、甘い。こっちが、はなか?


リリサレナ・ハイヴァーン
SPD
ここは慎重に罠を解除しながら進むことにするわ
【視力、暗視、見切り、聞き耳、野生の勘】

解除の方法?壊せばいいんじゃない?仮に発動しちゃっても罠が分かってるなら回避だって余裕よ。
矢が飛んだら槍で弾けばいいし、穴が空いたら黒槍伸ばしてつっかえ棒にすればいいし。ね。
【串刺し、怪力、見切り、武器受け、カウンター】


神久・紅玉
こっちでーす、こっちこっち!ローラさん!
あだ名でキャロライン(色彩のコレクター・f01443)さんを呼び廃墟で合流するわ。
ふふーふ、それじゃあ行きましょうか!えいえいおーです!
ローラさんに道を案内してもらいながら先に進んでいくわ。
私は道中の罠とかの解除をしたりして手助けをするわね。
っと、この辺り罠がありそうですよ。ローラさん。
ええ、何となくこの罠の配置をした人の考えが分かるの。
直接は話せなくても、こういう配置ってその人の言葉そのものだもの。
卓越した「コミュ力」で罠の位置を察知し、回避と解除を行っていく。
ね?本当にあったでしょう、お姉さんにお任せなんだから。
台詞改変・アドリブ歓迎です。


キャロライン・ブラック
ごきげんよう、紅玉さま。変わらずお元気そうでなによりですわ

少し遅れて紅玉(つま先立ちの林檎・f03420)さまと合流いたします
転移後に廃墟の地図を入手できないか探していましたの

さて、わたくしはマッピングを行いながら道案内を致します
もし地図がありましても、信用できるかは別ですもの

細目に地図を描きながら、目的地までの道を探っていきますの

地図も描くという点ではアートと同様
多彩な色を使い、ご覧になりやすい地図にいたしますわ

勿論、時折は紅玉さまにご覧頂き、意見を伺いますことよ
罠の回避等はお任せしていますもの
話し合いながら探索いたしますわ

ええ、頼りにしていますわ、紅玉さま

台詞改変・アドリブは歓迎いたします


シノギ・リンダリンダリンダ
高値で取引…いいですね。素敵です。
そういう話ならばお手伝いいたしましょう。いえ、別に多少譲ってほしいとか、そういう話ではないですよ。えぇ、はい。

とりあえず、私は罠の解除や地図を見たりとかは苦手ですので、そういうのが得意な方々が集中できるように魔物たちを倒すとしましょうか。
となると、人海戦術が有効ですね。
緑の魔法陣より、17体の緑のエクトプラズマを纏う骸骨騎士、死霊従者を呼び出します。
さぁお宝への最初の一歩です。惜しげもなく、リッチにいかせていただきますよ。

死霊従者をできるだけ広範囲に展開。魔物が出たらその拳で撃退をさせます。
2体くらいは私の近くで護衛です。罠が作動したら処理してほしいですからね



双葉・翔によってテレポートされた先にあるのは、古ぼけた廃墟。
 周りに人影は無く、何処か不気味さがある。
 でも……その先にあるのは、美しいお花畑。
「打ち捨てられた廃墟、まことに浪漫を感じさせますね」
「ええ、それに高値で取引……ですか、いいですね。素敵です」
「貴重な華……なるほど、高値の花とはまさにこの事でしょうか」
 シノギ・リンダリンダリンダにライラ・カフラマーンがくすり、と笑う。
 二人の言う通り、ここの花畑に咲く華はとても美しく、甘い香りのする花が咲いていると言う噂。
 無論、かなり珍しい花で、高値で取引されると言う……それを産業にしたい、というのは、近くに住む住人からすれば、当然に考える事だろう。
「どのような物か興味ありますね……依頼ついでに、お姿を拝見、と行きましょうか」
「ええ。こういう話しならお手伝いしましょうか……いえ、別に多少譲って欲しいとか、そういう話しではないですよ。えぇ、はい」
 ライラの言葉に、シノギがぽろっと本心を零してしまうが……まぁ、欲望に正直なのは、悪いことではない。
 ……と、その横で。
「……あ! こっちでーす、こっちこっち! ローラさん!!」
 ぶんぶんと手を振り、ぴょんぴょんとジャンプしている神久・紅玉。
 町からやって来たキャロライン・ブラックに目一杯アピールし、それに気付いたキャロラインは彼女の元へ。
「ごきげんよう、紅玉さま。変らずお元気そうでなによりですわ」
「勿論、わたしはいつでも元気いっぱいよ! でも、ちょっと時間掛かったわね? 私より早くテレポートしてた筈なのに」
「ええ……ちょっと、町の方に寄って参りましたの。廃墟の地図を入手出来ないか、探していましたの」
「鋭いわね! それでそれで?」
「残念ながら、町の方々で地図を作っている事はなかった様ですわ。でも、かなり古い頃の地図はある様なので、そちらを参考までに頂いて参りましたの。わたくしはこの地図を元にマッピングを行いながら道案内を致しますわ。これが信用出来るかは別ですものね」
「うんうん、了解です! と、みんなも揃ってきたみたいだし、それじゃあ行きましょうか! えいえいおーです!!」
 紅玉が元気いっぱいに拳を突き上げ、そして仲間達と共に猟兵達は不気味な廃墟に足を踏み入れていった。

 そして猟兵達が進む、廃墟内。
 壊れた意匠などを見ると、何処か中世の雰囲気を感じる事が出来るが……真実は闇の中。
 更にかなり昔に作られた地図を元に、キャロラインは細目に地図を描きながら進軍。
 分かれ道の先に、崩落した行き止まりがあって引き返す事数回……。
 すると、遠くの方から獣の様な咆哮が聞こえてくる。
 注意深く進むと……何処からか迷い込んだのか、狼のような獣が、猟兵達へ奇襲してくる。
「っ!」
 咄嗟に召喚しておいた、シノギのエクトプラズマを纏った骸骨騎士の死霊従者に仲間を庇わせ……一体が消失。
「早速現れましたね。でも、立ち塞がる障害は力尽くで撥ね除けるまで。さぁ、お宝への最初の一歩です。惜しげもなく、リッチにいかせていただきますよ」
 とシノギが別の死霊従者を嗾け、殴り掛かる。
 ……廃墟の中という限られた空間ではあるが、獣の動きで飛び跳ねる狼。
 でも、それを鋭く見極めながらライラ・カフラーマンが。
「ガウナガルムさん、御願いします!」
 と言うと、こくり、と頷くガウナガルム・カール。
「わかった……」
 短く呟き、覗く長いかぎ爪で斬りかかる。
 素早い動きで、瞬く間に狼を仕留めていく……そして、全て崩れた後。
「……終わった。そう、オレには『かいじょう』とか、『あんない』……出来ない。だから、前を行って、危険をなくす。殺すことなら出来るから」
 とキャロラインに言うと、頷きながら。
「分かりましたわ。では、行く先を指示致しますので、先行お願い致しますわ」
「……」
 こくり、と頷くガウナガルム。
 彼が数歩先行する形で、廃墟内を更に進軍。
 ……すると。
『カチッ』
 何か、不穏な音が。
「今なにか、音が……ッッ!!」
 真っ正面から飛んできた矢。
 その矢の一斉掃射を……フックシューターから飛ばしたフックワイヤーに当てて、落とす。
「おや、おや、おや。オレちゃんが探索特化と知っての狼藉かにゃ~?」
 ニヤリと笑みを浮かべた緋桜・美影。
「……ありがとう、だ」
 と、ガウナガルムの言葉に自身ありげな表情で美影は。
「まぁ、俺ちゃんたらなんて仕事熱心なせくしー盗賊さんだし♪ その代わり戦闘は頼むにゃ~♪」
 と笑いながら、ガルムの更に数歩先を進む。
 戦闘の気配がすればガウナガルムに先を任せ、罠の雰囲気を感じ取れば美影がチェック……そして、罠の解除の手段を取る。
 ……一部、上手く解除出来なかった罠については。
「ん? これ、壊せばいいんじゃない? 仮に発動しちゃっても、罠が分かってるなら回避だって余裕よ。矢が飛んだらやりで弾けばいいし、穴が空いたら黒鎖伸ばしてつっかえ棒にすればいいし、ね」
 と、リリサレナ・ハイヴァーンが、力尽くの対抗手段を提案。
 第二、第三の対策手段で備えることで、どの様な罠が発動したとしても、それで退く事無く突き進んでいく。

 ……そして、ある程度、元となった地図を一通り探索し尽くす。
「うーん……本当に、花畑への道があるのかしらね?」
 と、小首を傾げるリリサレナに、紅玉が。
「そうね……ローラさん、ちょっと地図、もう一度見せて貰っていい?」
「ええ、どうぞ……頼りにしていますわ、。紅玉さま」
 キャロラインから地図を受け取り、紅玉は左に回したり、右に回したり……。
 元々キャロラインの描いた地図は、多彩な色が使われ、とても見やすい。
 上下階層の位置関係、繋がり方、どんな罠が仕掛けられていたか、等も一目で分かるようになっている。
「……!」
 そして、何度か回転させた所で、ひらめく紅玉。
「ん、何か見つけたのかにゃ~?」
 と美影の言葉に、地図の一箇所を指さして。
「ここ、ここ。ここに近づくと共に、槍とか、矢とかの罠が密集しているでしょ?」
 それは廃墟の北東方面。
 ……改めて、その辺りにまでやって来ると……既に解除された矢、槍、落とし穴。
 それら一つ一つを調べていくと……ふと、立ち止るガウナガルム。
「……この、におい……」
「ん?」
 リリサレナが気付くと、ガウナガルムが指さしたのは、落とし穴の中。
「ここから……甘い。こっちが、はなか?」
「落とし穴の中、って事?」
 リリサレナが半身を落とし穴の方へ乗り出し、匂いを嗅ぐ。
 ……仄かに感じる、甘い香。
「ん~……んじゃ、ちょっと見てみるにゃ」
 と落とし穴に突入、壁面を軽く殴ってみると……土が崩れ、その先から更に強く、甘い匂いが……。
 それに、目をキュピンと光らせた美影。
「これ、偽壁の様にゃね。一発当てれば、崩れると思うにゃよ!」
 と言うと、リリサレナが頷き、槍で突いてみる。
 ……ボロボロと零れていく土壁……そして、階段の様な空間が猟兵達の目の前に開く。
「凄い……地下に続く階段が隠されていたのね。これじゃ、町の人達も見つけられないのも納得ですね」
「ええ。ここまで強い香りが漂ってくるなら、間違い無いでしょう……行きましょうか」
 とライラに頷き、仲間達を促すシノギ。
 そして猟兵達は、隠されていた階段を下るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『アルラウネ』

POW   :    ルナティック・クライ
【聞く者を狂わせるおぞましい叫び声 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    スクリーミング・レギオン
レベル×5体の、小型の戦闘用【マンドレイク(アルラウネの幼生) 】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
WIZ   :    リパルシブ・シャウト
対象のユーベルコードに対し【それを吹き飛ばす程の大音声 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


そして猟兵達は、階段を降りていく。
 ……暫し歩いた甲斐には、地下階層な筈なのに、ほのかに明るさを纏い、一面に広がるお花畑。
 更に、漂う甘い香りに……何処かへ惑わされそうな感じさえする。
「……甘い香……何か、いい気分に……」
 と翔が呟く……が、直ぐに首を振って正気を取り戻す。
 と、その瞬間。
『キャァアアアアアアアア!!』
 耳を劈く、悲鳴。
 慌てて耳を塞ぐ猟兵達……そして、声がした方向を見ると、そこには。
「あれは……アルラウネ! みんな、あの叫び声に惑わされないように!」
 翔が言う間にも、次々と地中からポコポコ生まれていくアルラウネ。
 10体程のアルラウネ達は、お花畑を荒らす猟兵達へ、怒りと共に立ち上がるのであった。
リリサレナ・ハイヴァーン
SPD
あら、花の発育に悪そうな雑草が生えてるわね。私嫌いなのよね、あいつら。

行くわよブラック、チビどもは蹴散らしなさい。本体は私が叩くわ!!
炎属性乗せた黒槍でぶっ刺すわよ!
【騎乗、ダッシュ、なぎ払い、串刺し、怪力、属性攻撃】


キャロライン・ブラック
地下にお花畑とは不思議ですこと
色々と拝見いたしたいのですが
まずは紅玉さまのおっしゃる通りかしら

でも、鎮めるのはもう少し後
少しはしたないけれど、お怒りを利用いたしますわ

例えば、お花畑を危ない目に合わせる方は
優先して排除なさるのではなくて?

ですから、わたくしは炎の矢で攻撃いたします
お花畑の脅威という印象を強め、敵を引き付けますの

勿論、お花に燃え移らないよう、細心の注意は払いますわ
確実に当てる自信が持てなければ
天井や壁に放ち、威嚇だけにとどめますの

お怒りが想像以上でしたら
引き付け続ける事は少し厳しいかもしれませんけど
いざという時は助けて下さる方々がいらっしゃいますもの
ねぇ、そう思わなくて、紅玉さま?


神久・紅玉
ごめんなさい、お花を荒らすつもりはなかったの……
でも、怒りを鎮めて貰わないとどうしようもないわよね

一緒に冒険していた猟兵さんと連携していくわ
冒険をしていたお陰で得意な事や不得意も自然と分かったわ
同じ目的の為に頑張るのはこれ以上ないコミュニケーションだものね!
皆が動きやすいように"トイピース"で剣・槍・銃・盾などなど色々作ってその都度最適な武器でフォロー!
後からやってきた猟兵さん達も戦いの輪に入りやすいようにしてあげないとね!
うんうん、いい空気になったわね。コミュニケーション成功かしら
はい、ローラさん。分かってますよ、お友達の事ならばっちりですから
ローラさんの尤も欲しいタイミングで連携をするわ


ライラ・カフラマーン
私の「世界知識」が、あれは敵だと告げている
ならば火、焼き尽くすのが効果的ですね

「みなさん、私がまず撃ちます! 前を開けてください!」
WIZ・ウィザード・ミサイルで攻撃
私の「属性攻撃」、炎の魔力撃を敵に教えてあげしょう
止めを刺すのは味方にまかせ、大量の炎の矢で相手集団の気を削ぎます
植物だから火に弱い、弱いはず、弱いんじゃないかな……?
まあ、覚悟してください
体力が貧弱なのは理解していますので、敵集団からは離れ
隙を見て魔法を撃ったり味方をサポートします
ある程度距離をあければ敵の攻撃を「見切り」れるかもしれません
花を探す前に花と散りたくはありませんし

「叫ぶ前に悲鳴をあげさせる、これもまた相殺ですね」


ガウナガルム・カール
ッ…(しかめた顔で獣の耳を塞いで)、花ドロ棒への敵意…か。
確かに、アルラウネからしたら、オレたちは、悪いヤツ…だな。
だけどこの音…すごく、イヤだ。アレには悪いが、だまってもらおう。

おこっている、ということは、こわがったりもするんだろ?
[殺気],[恐怖を与える]で、敵をおどかして、動きを止める。
止まったら、その間にうでを切って、オレのツメを強くする([ブラッド・ガイスト])。

…飲め、血を、刻印よ。オレの痛みは、オレの強さだ。

敵からのこうげきは、危なそうなもの以外は、よけない([第六感])。
血が出れば出るほど、[刻印]が強くなるから。

…危ない、はなれて。
マンドレイクは、[人狼咆哮]で、全部消す。


緋桜・美影
「俺ちゃん、俺ちゃんよりうるさいやつ嫌いなのよね~」
フェイントを駆使して突撃タイミングをずらしてからの『シーブス・ギャンビット』で突撃、フックシューターやダッシュ・逃げ足で離脱のヒット・アンド・アウェイ戦法。極力範囲攻撃に巻き込まれないよう距離の把握を心掛ける。
「いやっふー! 乗って来たぜぇい!」
「俺ちゃん慎重派でね~。せこく堅実がモットーよぉ」
レギオンが多すぎると感じたらレガリアシューズの機動性とフックシューターの攻撃距離を生かして潰して回る。
何にせよメイン火力は仲間にお任せ、遊撃ポジかな~。


シノギ・リンダリンダリンダ
香りに、声に。惑わすものが多いですね。
長居するのはよろしくなさそうです。なるべく早くすませましょう。

引き続き、【飽和埋葬】で死霊従者を召喚します。
しかし、召喚するたびにその身を合体させていき、10体程度合体させたらよいでしょうか。
ここまでやったらさぞ強くなっているでしょう。さぁボコボコタイムです。
傷を負っている相手には【傷口をえぐる】を、乱戦になり敵の攻撃がきそうなら別の【敵を盾にする】。

あなた方も、守護者として襲い掛かってきているのでしょうが、申し訳ございません。こちらも仕事ですので。
情け無用に、惜しげもなく、いかさせていただきます。



「ッ……花ドロ棒への敵意……か……」
 と、獣耳を手で塞ぎ、しかめた表情を浮かべるガウナガルム・カール。
 叫び声を上げたアルラウネは、猟兵達に怯えながらも、怒りを含んだ表情を浮かべている。
 そんなアルラウネを倒す事に、罪悪感を覚える神久・紅玉。
「ごめんなさい、お花を荒らすつもりはなかったの……」
 しかし、アルラウネはギロリと怒りで睨み付けるばかり。
 そんなアルラウネにガウナガルムが。
「確かに、アルラウネからしたら、オレたちは、悪いヤツ……だな。だけど、この音……すごく、イヤだ。アレには悪いが、だまってもらおう」
 と、刻印を構え、殺気を発動し、敵を威圧。
 ……更なる恐怖を覚えたのか、数歩後ずさりする。
 でも、猟兵達への睨みは代わらない……そんなアルラウネに。
「……そうね。怒りを静めて貰わないと、どうしようもないわよね」
 とぽつり紅玉が呟き、それにキャロライン・ブラックも。
「ええ……紅玉様の仰る通り、この地下のお花畑に住むアルラウネさんの怒りも尤もではございます。ですが、こちらをどうにかしないと、町の方々も苦しみ続ける事になりますの。少しはしたないけれど、そのお怒りを利用させて戴きますわ」
 と言うと共に、キャロラインは炎の矢をアルラウネに向けて放つ。
 炎……木々にとっては、恐怖の攻撃。
『キャアアアア……!!』
 と、更なる恐怖の咆哮を上げる。
 その動きに連携し、紅玉が『トイピース』を利用し、銃を生成し、叫んだアルラウネを射撃。
 そして、続くシノギ・リンダリンダリンダとライラ・カフラマーン、リリサレナ・ハイヴァーンの三人も。
「本当、香りに、声に、惑わすものが多い空間ですね……ここに長居するのはよろしくなさそうです。なるべく早く済ませなければなりませんね」
「ええ。私の「世界知識」が、あれは敵だと告げている。ならば火、焼き尽くすのが効果的でしょう」
「そうね。あれをのさばらせておけば、花の発育に悪影響しかないわ。私嫌いなのよね、あいつら。だから行くわよブラック。チビどもは蹴散らしなさい。本体は私が叩くわ!!」
 漆黒のフェンリルを召喚し、騎乗したリリサレナが炎属性の黒槍で特攻。
 そして、更にライラが。
「みなさん、私が撃ちます! 前を開けて下さい!」
 と、ウィザード・ミサイルの詠唱を始める……が、それにキャロライン。
「ライラ様、花には出来る限り燃え移らない様に、細心の注意をお願い致しますわ」
 と忠告。
 ……下手に炎を地面に掃射しては、映える美しい花々に被害が及ぶのは必至。
「ええ、分かりました……では、行きます!」
 と、小さいマンドレイクの集団にしっかりと狙いを定め、『ウィザード・ミサイル』を放つ。
 シノギは探索時と同様『飽和埋葬』により召喚した死霊従者を己が前に召喚し、死霊従者同士を合体させ、数字のカウントアップを開始させていく。
 そして、仲間達の動きを見極めつつ、最後に緋桜・美影が。
「俺ちゃん、俺ちゃんよりうるさいやつ嫌いなのよね~。だからさっさと仕留めちゃうよ~!」
 仲間達とタイミングをずらした形で突撃……『シーブス・ギャンビット』による、渾身の一撃を叩き込む。
 ……そして、猟兵、アルラウネ達の行動が一巡し、次の刻。
『ウウ……アアアアア!!!』
 更なる叫び声を上げて、猟兵達に無差別攻撃。
「……危ない、はなれて」
 と、顔をしかめながら、仲間達の前に立ち塞がるガウナガルム。
 かなりダメージを喰らうものの、しっかりとアルラウネを見据え。
「……飲め、血を、刻印よ。オレの痛みは、オレの強さだ」
 と、ブラッド・ガイストで己を強化。
 そしてシノギは更に死霊従者の合体を進め、4、4、4、4、2が立つ。
 ライラが続いて。
「叫ぶ前に悲鳴をあげさせる、これもまた相殺ですね」
 と、更なるウィザード・ミサイルで炎を付与すると、同時にキャロライン・ブラックもウィザード・ミサイルで追撃。
 そして二人の攻撃に連携して紅玉が。
「ローラさん、こっちは任せて!」
 と、マンドレイク達へ射撃していく。
 そして、リリサレナは変らず炎を載せた黒槍で、アルラウネ本体を突き刺し、やはりタイミングをずらした美影はフックシューターによる不意打ち攻撃。
 ……ヒットアンドアウェイでマンドレイク達を倒す事で、手数を減らす作戦。
 消えていくアルラウネに、ニッ、と笑みを浮かべた美影。
「俺ちゃん慎重派でね~。せこく堅実がモットーなのよぉ」
 と、挑発する様に笑い続ける。
 3刻目も同様に、マンドレイクを削りつつ、美影とリリサレナが本体への攻撃、ガウナガルムがカバーリングし、自己強化。
 そして4刻目。
 アルラウネは削られマンドレイクを再度召喚し、戦線を復帰させるが……一方、シノギは召喚した内の8と4を合体させ、12にする。
「さて……ここまでやったらさぞ強くなっているでしょう。ボコボコタイムです」
 と、合体した死霊従者に指示を与え、アルラウネへ嗾ける。
『ウウ……』
 怯えた表情のアルラウネ、そして守る者達を、ライラ、キャロラインのウィザード・ミサイルが燃やし尽くし、更にガウナガルムも『人狼咆哮』にて消し尽くす。
 そして、がら空きのアルラウネに接近。
「あなた方も、守護者として襲いかかってきているのでしょうが、申し訳ございません。こちらも仕事ですので、情け無用に、惜しげもなく、いかさせていただきます」
 と軽く頭を下げつつも、合体した死霊従者で攻撃。
 その攻撃から流れる様に、紅玉の銃撃、リリサレナの特攻、そして……美影のシーブズ・ギャンビット。
 ……流石に今迄の康化も有り、かなり苦しげな叫び声を上げるアルラウネ。
 数歩下がり、更なる怒りの視線をケルベロス達に向けて叫ぶが……その叫び声は、かなり弱々しくなっている。
「……ごめんね……でも、放っておけないの」
 紅玉がぽつり呟くも……その攻撃の手を、弱めることは決してない。
 次の刻、アルラウネは叫び声で、反撃。
 しかし仲間を呼ぶ迄には到らず、防御はがら空きとなってしまう。
 ……その隙をついて、死霊従者の攻撃に合わせる様にシノギが『傷口をえぐる』で、アルラウネを傷付ける。
 そしてライラのウィザード・ミサイルで、アルラウネの葉に炎を付与。
 更にリリサレナの串刺し攻撃、ガウナガルムの刻印の一閃、そして。
「紅玉さま、行きますわよ?」
 と合図を送り、紅玉は。
「はい、ローラさん。分かってますよ、お友達の事ならばっちりですから!」
 と応じる。
 そしてローラのウィザード・ミサイルが、アルラウネに一射すると共に、紅玉がぴったりのタイミングで、産み出した剣で一刀両断。
 大きな傷痕が、その身体に刻まれると共に、美影が。
「いやっふー! 乗ってきたぜぇい!!」
 満面の笑み、素早い動きで以てアルラウネの頭上へハイジャンプ。
 落下の勢いを伴い、そのまま……シーブズ・ギャンビットの一撃を叩きつけると、アルラウネは断末魔の叫びを僅かに上げ……その場に崩れ墜ちていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『息吹の竜『グラスアボラス』』

POW   :    フラワリングブレス
【吐き出された息吹 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【咲き乱れるフラワーカッター】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ガーデン・オブ・ゲンティアナ
自身の装備武器を無数の【竜胆 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    フラワーフィールド
【吐き出された息吹 】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を花畑で埋め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ナイツ・ディンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


そして……アルラウネをどうにか倒した猟兵達。
 ……しかし、そんな猟兵達の騒動に、目覚めた強敵……。
「っ……花畑の中に、身を美味く潜ませていた様だな……あいつは『息吹の竜『グラスアボラス』』だ。花を纏い、花を利用する強力な竜だ。可愛い見た目に騙されるなよ!」
 双葉・翔が猟兵達に呼びかける……対しグラスアボラスは花畑の中に立ち上がり……猟兵達に敵対の咆哮を上げるのであった。
緋桜・美影
「俺ちゃんのキャラじゃないわ~」
・相性悪そうなんでメイン火力は仲間に頼る。
『スカイステッパー』【スライディング・フェイント・ジャンプ・ダッシュ・見切り】を使いながら、フックシューターでフックを竜の角やら翼に引っ掛けて周りを飛び回り、注意を引き付ける。
・範囲攻撃は【第六感】頼りで回避挑戦。
「こんな曲芸、長くは続かないかんね~?」
タゲが仲間に移ったら【力溜め・鎧無視攻撃】を乗せたダガーで攻撃してヘイトを稼ぐ。
「よそ見しちゃいやん、俺ちゃんとってもジェラシー♡」
・ヤバくなったら【逃げ足】とフックシューターで戦線離脱。
勝利
「やっぱ俺ちゃんに派手なのは向いてねーわ」
・ジャケット脱いで裸よりエロい恰好で。


ライラ・カフラマーン
集団の敵に驚いて花園まで焼き払うところでした
駄目ですね私、頭の中がお花畑です
忠告してくれなかったら危なかったですね
ともあれ強敵の出現です、気を引き締めてかかりましょう

WIZウィザード・ミサイルを敵の頭部に向かって撃ち続けます
ブラインドのように視界を阻害すれば、敵も攻撃を当てづらくなるでしょう
それに味方の攻撃の目くらましにもなりますしね
相手が誰かを攻撃しようとするたびにミサイル連射です
これまでの行動をみるに味方は頼もしい人達ばかり
ならば私はその人たちが行動しやすいようにサポートに徹し
敵の行動を阻害する事に集中します

勝利出来たのなら旅行記に花とドラゴンをスケッチして記録に残しておきたいですね


キャロライン・ブラック
あの巨体が完全にお隠れになるとは
地の利はあちらにあるようです

ですが、満足に動けなくして差し上げれば、脅威も和らぐはずですわ
わたくしは敵と距離を取りながら
ユーベルコードで羽や口などを固めて
敵の行動を制限いたします

また、足はあえて狙わず、自由な部位を作ることで
単調な動きを誘いますの

こうすれば、仲間の皆様も
動きやすくなられますものね

ダメージを与えるよりも動きを阻害をすることを意識して、
仲間の皆様と連携を取りながら当てて参りますわ

それでしたら、紅玉さま、後で町の方から少し買い取りましょう
このお花を名産品になさろうとしていらっしゃるのでしょう?
きっと、そのまま摘むよりも良い形にして頂けますわ


神久・紅玉
あの吐き出された息吹は避けても受けても大変そうなのですよ……

変幻自在に『トイピース』を使い武器を変化させて戦いますよ
みなさんと仲良くなる為の力をこんな風には使いたくないのですが、ドラゴンさんの苦手な所を攻めさせてもらうのです
本来はみなさんと仲良く楽しむ為の『コミュ力』ですが……同時にやって欲しく無い事も分かるのです、ドラゴンさんの苦手な間合いと機先を制する形で攻めてきます
吐息が仲間の方へと飛ばないように、仲間の攻撃が当たりやすい位置に上手く誘導するのです

最後の戦いですから、仲良くなった皆さんととびっきり協力出来たらうれしいです
ところでローラさん、この綺麗なお花は持って帰ってもいいのでしょうか?


ガウナガルム・カール
花畑の真ん中で、戦うと、花が無くなってしまう、な。
もっと怒らせて、花が少ない所に、呼べないか…。
[殺気],[だまし討ち],[投擲],[動物と話す]…オレが出来るのは、これくらい、だ。

グラスアボラスが、こっちに来たら、ちょっと様子を見る。
こうげきされたら、[カウンター]ではね返す。
すきが出来たら、【グラウンドクラッシャー】に[捨て身の一撃],[鎧無視攻撃]を付けて、こうげきだ。
ツメを2個とも使えば、[2回攻撃]も出来るだろう。


花は……無事、のようだな。
……花のことは、よくわからないが……きれい…、だと思う。
1個…もらって良いか。オレの仲間にも、見せてやりたい。(口枷に潜めて僅かに微笑んで)



 猟兵達の目前に現れし『息吹の竜『グラスアボラス』』。
 花畑の中に紛れていたその巨躯の竜は、花畑を荒らした猟兵達に、強い敵意を露わにしており、怒りの咆哮を上げる。
 ……そんな巨躯の竜を目の当たりにして、キャロライン・ブラックと神久・紅玉が。
「あの巨体が完全にお隠れになるとは……地の利は完全にあちらにある様ですね……」
「そうね。それに……あの吐き出されている息吹、避けても受けても大変そうなのですよ……」
 畏怖すべき竜という存在……紅珠は額に汗の珠を浮かべていた。
 その一方、緋桜・美影は……というと。
「うわー。これ、俺ちゃんのキャラじゃないわ~」
 と、顔の前で手を振り、どことなくご遠慮したい、といった感じの雰囲気を露わにする。
 しかしながら、目前のグラスアボラスを倒さなければ、この花畑を手にする事は出来ない訳で。
 いや……下手すると、怒りのままに暴れるグラスアボラスが、この廃墟を破壊し、町にまで出て来てしまう可能性も、あるかもしれない。
 ならば……ここでグラスアボラスを倒さなければならない訳で。
「……だが、花畑の真ん中で、戦うと、花が無くなってしまう、な」
 とガウナガルム・カールが呟くと、それにライラ・カフラマーンが。
「そうですね……先ほどは私、集団の敵に驚いて、花畑まで焼き払うところでした。駄目ですね、私、頭の中がお花畑です。キャロラインさんが忠告してくれなかったら危なかったです……」
 申し訳なさそうなライラの言葉に対し、紅玉は優しく笑みを浮かべて。
「いえいえ……先ほどの戦いでは、ライラさんのウィザード・ミサイルで大いに助かりました。ありがとうございます」
「そう言われると、助かります……ともあれ強敵の出現です。気を引き締めて掛かりましょう」
「ええ!」
 ライラの言葉に、拳をぎゅっと握りしめて頷く紅玉。
 そして、ガウナガルムが。
「……取りあえず、もっと怒らせて、花が少ない所まで、誘き寄せる、か……?」
 と言いながら、殺気を発動させ、グラスアボラスの注意を惹きつけ始める。
『……ゥゥ』
 と、グラスアボラスはガウナガルムへギロリ、顔を向ける。
 そして、その巨躯をむくりと起こすと……。
「……ほら、こっちだ」
 動物と話すも併用し、グラスアボラスを誘導する。
 ……ガウナガルムの言葉を理解為たかどうかは分からないが、グラスアボラスはフラワリングで、猟兵達を攻撃。
 ただ、反撃する事無く、花畑から退避していく猟兵達。
『グゥォォン……』
 と、巨躯を震わせながら、ガウナガルムを追いかけていく。
 ……ただ、ある程度距離が離れてしまうと、興味を失ったかのように追跡を止めてしまうグラスアボラス。
「興味を失っては駄目ですよ。ほら、こちらです」
 と、ライラが更にウィザード・ミサイルを、敵の腕の付け根部分へ撃ち抜くことで、更に追いかけて来る様に誘導。
 それに加えて美影も。
「よそ見しちゃいやん、俺ちゃんとってもジェラシー?」
 と、妖艶な笑みを浮かべながら、力溜めの効果を載せたダガーの一撃でさらにヘイトを稼いで、自分達を追いかけさせる。
 ……そして、ほぼほぼ周りに花が咲き誇るエリアの外まで、グラスアボラスを誘導完了すると。
「では、わたくしは貴方を満足に動けなくして差し上げますわ。そうすれば、脅威も和らぐはずですの」
 とキャロラインがユーベルコード『わたくしの好きな色、氷河の青』を発動。
 グラスアボラスの羽根や口を、氷河を模した塗料を放つ事で、凝固し、その場に足止め。
 さらにライラも前頭部、特に目の辺りへとウィザード・ミサイルを撃ち込む。
「ブラインドのように視界を阻害すれば、敵も攻撃を当てづらくなるでしょう。それに、味方の攻撃の目くらましにもなりますしね」
『ギャウウ……!!』
 と苦悶に悶えながら、『フラワーフィールド』を発動し、己の周りを花畑にするグラスアボラス。
 花畑という領域を作り上げる、その動きに紅玉が。
「……もしかしたら、あの花畑は……このグラスアボラスの作り出した花畑なのかしら?」
 と呟く、それにキャロラインは。
「……その可能性はあり得ますわね。だからこそ、希少で、美しいお花が咲くのかもしれませんわ」
 僅かに感じる罪悪感、しかし……攻撃を止める訳にはいかない。
 そして、紅玉は『トイピース』を発動させ、アックス状の物をその手にして。
「みなさんと仲良くなる為の力をこんな風には使いたくないのですが、ドラゴンさんの苦手な所を攻めさせてもらうのです!」
 と、渾身の一撃で羽根の付け根を薙ぎ……片翼を一刀両断。
 ……重要な翼を斬り裂かれたグラスアボラスは、攻撃する際にもバランスが取りづらくなってしまう。
 でも、そこに更なる追撃。
 美影が『スカイステッパー』で、グラスアボラスの数メートル上方へと飛翔。
 そして、遥彼、フックシューターをグラスアボラスの角へと引っかける。
『グギャウゥゥ……!!』
 左に、右に、と首を振り、どうにか解こうとするのだが……その隙にガウナガルムが、全力の『グラウンドクラッシャー』を、捨て身の一撃と共に仕掛け、その顔を爪で切り裂く。
 その尻尾を地面に叩きつけ、苦しむグラスアボラスは、最早、死に気付き始めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神久・紅玉
あと少しですね、ローラさん。……綺麗なお花畑もしっかり守りましょう。

異能にまで昇華したその『コミュ力』は、互いに信頼し合う仲間とならば理想の関係を築く事が可能となる。
極限まで集中を重ね、ローラが望む行動を……それは言葉も視線も交わすことなく行われる。

『トイピース』でロープを作成し、羽や口などを固めて、敵の行動を制限しますよ!
ばっちり準備もお姉さんにお任せですから!
後はええ、ローラさんなら決めてくれる筈です、そうですよね!

戦闘が終わったら『変幻自在の道具箱』でお花畑をお世話するゴーレムさんたちを作りましょう。
……少しでもここが綺麗な場所であり続けるように。
町の人にもお願いした方が良さそうなのです


キャロライン・ブラック
自らの生んだ花畑を護る相手
そう考えてしまうと、罪悪感はございます

ですが、ここで手を抜く方が失礼ですものね
誠心誠意、全力でお相手いたしますわ

申し訳ございませんが、援護はここまで
わたくしの持つ最大の攻撃で一気に削り切ることを狙いますの

その分出来る隙はきっと、言わずとも紅玉さまが補って下さいますもの
わたくしはただ信じて、全力でユーベルコードを放ちますわ

倒しきれましたら、その責任を背負い、お花畑を護らなければなりません
知らなければ入れぬよう、塗料で入口をより巧妙に隠しますわ

それと、多少なら売ることも問題ないかと存じますが
念のため街の方にもご忠告いたします

いつかまた、このお花畑を拝見しにこれますように



「あと少しですね、ローラさん……」
 と、紅玉が唇を噛みしめると、頷くキャロライン。
「ええ……自らの生んだ花畑を護る竜、そう考えてしまうと、罪悪感はございます。ですが、ここで手を抜く方が失礼ですもの。誠心誠意、全力でお相手致しますわ」
「ええ、綺麗なお花畑、しっかり守りましょう!」
 頷き合う二人。そしてトイピースでロープを作成した紅玉が、そのロープを投げて、竜の羽を縛り上げる。
「ばっちり準備もお姉さんにお任せですから! 後はええ、ローラさんなら決めてくれる筈です、そうですよね!」
「ええ……わたくしの持つ最大の攻撃で、一気に削りきりますわ」
 紅玉の作ってくれた隙を突いて、キャロラインはグラスアボラスの至近距離まで接近。
 そして、狙い澄ました『わたくしの好きな色、柘榴石の橙』を発動。
「キラキラ輝く、橙色のガーネット。きっとあなたに似合うから、近くにおいでくださいな?」
 と、至近距離から高速、かつ大威力の一撃を放つ。
 その一撃にグギャアア、と苦しみの咆哮。
 片翼をばたつかせ、そして……吐き出された息吹で、キャロラインに反撃。
 しかしすぐ、他の猟兵達の支援を受け、一端間合いを取り直す。
 更に紅玉が入れ替わる様にトイピースで再度縛り上げ、更に足を固めて、動きを制限。
 続けてヒットアンドアウェイで、仲間達が攻撃を加え、後残り少しの体力を削り去る。
 そして……数分の後。
「さぁ……そろそろ終わりにして差し上げますわ」
 と再び真っ直ぐに見据えたキャロラインが、再度の一撃。
 ……その一撃は、グラスアボラスの頭部を真っ直ぐに撃ち抜き……断末魔の叫びに崩れ墜ちた。

「……どうやら、終わった様ですね。ローラさん、お疲れ様でした」
 武器を降ろし、安堵の一息を吐く紅玉、それにキャロラインは。
「ええ……しかし、己が心血を注いで作り出したお花畑……だったのですね……」
 瞑目し、グラスアボラスに手を合わせると、その横から。
「ああ……花は……無事、のようだ」
 との言葉。
 それに、ちょっと悩むように、顎に手を当てる紅玉。
「……グラスアボラスさんのおかげて、ここまで綺麗なお花が育ったのでしょう……ならば、少しでもここが綺麗な場所であり続けるようにしたいですね」
「ええ……知らなければ人が入れぬ様に……その責任を、私達は追わなければなりませんわ」
 そして紅玉は、『変幻自在の道具箱』で、数体のゴーレムさんを生成、そして。
「あなた達には、このお花畑の世話を命じるわね。町の人達と協力して、美しい花を育ててね」
 と言う指示を与え、ゴーレム達をお花畑に展開。
 更にキャロラインは、侵入してきた入口を、落とし穴が続いているかの様にカモフラージュし、知る人しか入れない様な細工を施す。
 ……そして、目の前で育ち誇る花々を、一つ、二つ積むと共に。
「……きれい……だな……一個、もらって良いか。オレの仲間にも、見せてやりたい……」
 との言葉に紅玉とキャロラインが。
「ええ……一つ位なら問題無いと思います」
「そうですわね……町の方々にも、多少なら構いませんが、余り多く、花を狩り尽くさない様に御願いしておきましょう」
「そうですね」
 と頷き合い……そして、数輪の花を大事に摘んで……猟兵達は、お花畑から撤退していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月14日


挿絵イラスト