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夢の英雄

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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●全身が武器の凄いフグが現れた!
「フグが出ます」
 アイリ・フラジャイル(夢見る戦争人形・f08078)の言葉に猟兵達は戸惑った。こいつは何を言ってるのだろうと。
「いや、だから只のフグじゃなくて」
 スクリーンにアイリが見た予知を再現したVTRが流れる。グリモアベースは暇なのだろうか。

 やたらスタイリッシュなスウィング調のBGMにのせてそれは上映される。
 燃え盛る迷宮、その入り口から放たれる浮遊するフグの群れ。その実態は――。
 炎に焼かれ剥がれる外装、閃光と共にその内実が明らかとなる。
 高速振動する鋭いヒレ。
 目から放たれる極彩色の光線。
 全身から飛び出す回転する棘。
 でかでかと輝く『MFC』と刻まれた金属製のロゴ。
「そう、メカふくちゃんの襲来よ」
 やっぱり、こいつが何を言ってるのかよく分からない。猟兵達はそう思った。

●とりあえず舞い踊れよ
「冗談じゃなくて、このままじゃヤバいのよ。人類の危機よ!」
 アイリはあくまでも真剣にこの予知のヴィジョンについて説明する。
「今回発見された迷宮からメカふくちゃんが限りなく出てきている。これを止めないと学園にコレが溢れてしまうわ」
 要約すると、メカふくちゃんの放出を止めろというもの。
「止める為にはメカふくちゃんの大軍を突破して、その奥にいる親玉を退治する必要があるわ」
 親玉を倒せば止まる……それだけなら難しい話ではないと思う猟兵達だが、続くアイリの表情にある種の疑問が浮かぶ。
「ただ……その親玉は」
 何故、そんなに真剣なのか。焦燥しているのか。
「少なくともアタシにはよく分からない。実際に見れば、皆の方が詳しいかもしれない」
 詳細不明な敵の親玉。その割には、猟兵なら分かるかもしれないというもの。それは全ての猟兵に符合するのか、あるいはそういう類のモノではないのか。
「一つだけ言えるのは……今回の敵は全て魚類っぽい。親玉はアレかもしれないし、そうでないかもしれない」
 おさかな天国ならぬおさかな地獄といった様相か。承知したと、一部の猟兵達が頷く。アレというのも、任務の範囲内ではそんなに気にするほどのモノではないのだろう。でなければ、こんな依頼が発生する訳もない。
「終わったら海鮮パーティーが皆を待っているわ。いくら食べても経費は学園持ち! こんなに嬉しい事は無い!」
 皆なら分かってくれるわよね、と同意を促すアイリ。
「それじゃ、よろしく頼むわ猟兵。くれぐれも無事に帰ってきてね、ヨロシク!」
 アイリの掌のグリモアが歪に輝いた。


ブラツ
 こんにちはブラツです。
 今回はアルダワ魔法学園で起こる戦闘・ボス戦・宴会イベントになります。
 宴会は海鮮系食べ放題イベントになる予定です。今の所。

 他の方と連携する際は文頭に ●連携f*****(キャラクターID)
 あるいは ●連携****(旅団名)等、
 一緒に挑む方が誰であるか分かる様、記載していただけると助かります。
 自由に連携させてもよい方はその旨を、
 単独希望の方も同じくその旨の記載をお願いします。
 ただ、記載が無くとも状況によって勝手に連携描写になる事があります。

 特にややこしい仕掛け的なものは一切ありませんので、
 お気軽にご参加頂ければ幸いです。
 アレの正体って一体何でしょうね(私も知りません。見覚えはあるけど)

 よろしくお願いいたします。
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第1章 集団戦 『メカふくちゃん』

POW   :    超振動ギアヒレカッター
【高速振動する鋼鉄のヒレ】が命中した対象を切断する。
SPD   :    ふくちゃんサーチライトビーム
【目】から【ビーム】を放ち、【突然の驚き】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    どくバリミサイル
レベル×5本の【毒】属性の【鋼鉄のトゲ】を放つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鬼島・華月
ふくちゃん……意外と可愛らしいかも? いえなんでもない
黒幕の正体も気になるし、大量のふくちゃんを外に出すわけにはいかないわね。仲間と協力していくよ
……解決した後の海鮮系食べ放題、楽しみだわ

【ふくちゃんとの集団戦】
先ずは援護射撃として千里眼射ちを用いて敵へ攻撃、味方をサポートするわ
特に味方の不意を突こうとする敵を最優先に狙う
敵が私を狙ってきたら残像によるフェイントを交えて攻撃を回避、サムライソードによる剣刃一閃での斬撃で戦う
私は毒耐性がまだまだだから毒には十分気を付けて戦わないとね、回避優先でいくわ
「まだまだ未熟者だけれども、簡単には討ち取れないわよ?」


シャレム・アルカード
共闘・単独ご自由に

ふむ、アレがなんなのか我には見当もつかんが……まあ良い。
集団戦は我の得意とするところだ!武装収容棺『ヘカトンケイル』の内蔵武装の数々をもってすればメカふくちゃんなど物の数ではない!
弾薬の出し惜しみはせん!開幕から【百手千撃】を発動し遠距離から蜂の巣にしてくれよう!

撃ち漏らして近づいてきた者がいれば、チェーンソー剣『タナトス』にて迎撃するとしよう。
貴様のヒレの振動と我の剣の回転、どちらが上か試してみようではないか!



●アクティブ・ハート

「ふくちゃん……意外と可愛らしいかも?」
 鬼島・華月(氷刃・f10085)はフワフワと浮かぶ機械仕掛けの魚型戦闘ロボを見て呟く。ここは迷宮の入り口近く。中の空間一面せましとメカふくちゃんが悠然と泳ぎ回っていた。よく年上に見られるが実はかわいい物好きな華月は、メカふくちゃんの容姿に興味津々だった。
「ふむ、アレがなんなのか我には見当もつかんが……まあ良い」
 シャレム・アルカード(小さな暴君・f09897)が呟く。眼前のメカふくちゃん自体は、我が『ヘカトンケイル』を以てすれば容易く片が付くだろうと自信を見せる。よく年下に見られるが実はかなり高齢のシャレムは、その威力を見せつけんと意気軒昂であった。

「黒幕の正体も気になるし、大量のふくちゃんを外に出すわけにはいかないわね」
「集団戦は我の得意とするところだ! 武装収容棺『ヘカトンケイル』の内蔵武装の数々をもってすればメカふくちゃんなど物の数ではない!」
 互いに対照的な二人。女と男、年上風の年下と年下風の年上、かわいい物好きと武装フリークス。それでもやらねばならぬのである、大量のオブリビオンを外へ出す訳にはいかないのだから。己の矜持は胸に秘め、猟兵の意気で二人は迷宮の中へと足を踏み入れた。

●発生源をねらえ!
「弾薬の出し惜しみはせん! 開幕から【百手千撃】を発動し遠距離から蜂の巣にしてくれよう!」
 言うが早く、シャレムは手元の巨大な棺を地面に突き立て、武装要塞じみた装備の数々を発現した。砲架代わりにパイルバンカーを地面に突き立て、展開された左右の装甲の中から、ギラリと光る各種砲身が飛び出す。攻防一体遠近両用、昼寝も出来る万能兵装。これだけあれば十分だと鼻を鳴らすシャレム。ちきちきと内蔵センサが空間の敵性勢力を照準、そしてメカふくちゃんの一匹が射程に入った時、銃砲のオーケストラが始まったのだった。

 一匹目は呆気なかった。十分に照準をとられた88mm砲の直撃により、何も返す事なく落ちる。仲間の死を確認した残りの群れはその棺を見るや、怒りを体現したかの様なこれまでに無い速さで、シャレムの元へと迫りくる。しかしその勢いすらもカウンターとして放たれるミサイル、正面の機関砲が放つ弾幕に遮られ、一匹、また一匹と落とされていった。
「フハハハ! 我の棺は恐ろしかろう!」
 爆音と共に哄笑を上げるシャレム。死角から迫ろうとするメカふくちゃんすらも、左右の11cm連装砲から放たれた無慈悲な連撃によって落とされる。最早この棺の周囲、半径18mは絶対のキルゾーンとなり、寄り付く事は敵わないだろう。

 それでもあきらめないメカふくちゃん。側面が駄目なら上方からと、棺の直上よりシャレムへ向けて迫りくる。その距離、遥か頭上の30m以上から。しかし今度は、もう一人の伏兵に完膚無きまでに制圧される。【千里眼射ち】――華月だった。
「まだまだ未熟者だけれども、そう簡単には討ち取らせないわ」
 謙虚ながらもその腕は必中の所業。決して片手間などでは辿り着けぬ境地。ここからなのだ、これはその第一歩。放たれる光線を回避しながら、弓を引き続ける。
「シャレム、頭上は抑えるからそれ以外をお願い!」
 方位が決まれば対処は容易、絶対的安全圏から一矢、また一矢と、確実にメカふくちゃんを屠っていく。

 対照的な二人の対照的な攻撃は、かっちりと息が合っていた。
 これならば、先ずはメカふくちゃんを凌ぐ事は出来るだろう。
 その勢いで、迷宮の奥へと進んでいった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

フェリス・シー
なんだかよくわからない魚なの
きっと過去には変なまっすぃーん作る人がいたに違いないのなの

魚だしインシニレイトでこんがり焼いてみるのなの

手当たり次第に火葬撃って焼いてみるのなの、
でもこんがり焼いても鉄とか油とかそう言うのにしかならないなの
後はアシッドスピワーで溶解させてみるのなの

ところでMFCって何なの?なんだか製造者名みたいなの
きっとMマッチョ Fフィッシュ Cクール に違いないのなの 
ボスはキマイラにいそうな怪物に違いないのなの


ミアス・ティンダロス
連携大歓迎

えっと……機械の、ふく?どうしてふくなのでしょう……
なんだかよく分からないけど、こんな事態をほっとけるわけなんかありません
とりあえず、お魚さん達の群れを逆らって泳ごう

蝙蝠のような羽をもつ馬と昆虫の交雑体に見える【星間の駿馬】を召喚します
トゲをかぎ爪で弾き、風で吹き飛ばそうとします
できれば僕自身も衝撃波でふくのトゲを弾こうとします



●笑う門には何とやら

 薄明りの点いた通路を人狼とフェアリーの二人の猟兵が進む。今の所大きな戦闘には巻き込まれていない様子だった。
「えっと……機械の、ふく? どうしてふくなのでしょう……」
 フグじゃないの? ミアス・ティンダロス(夢を見る仔犬・f00675)は感じた疑問を口にする。
「きっと過去には変なまっすぃーん作る人がいたに違いないのなの」
 フェリス・シー(ちっちゃなプレインズウォーカー・f00058)はその疑問に答える。正しいかどうかは分からないが、少なくともこのメカを作った者は変な奴だったんじゃないかという認識には、ミアスも同意した。

 仲間たちが切り開いた活路を、更に先へと進んでいく二人。これまでも散発的な襲撃はあったが、幸い大事には至っていなかった。
「なんだかよくわからない魚なの」
「なんだかよく分からないけど、こんな事態をほっとけるわけなんかありません」
 二人して同じ様な感想を口にする。この事態は放っておけない。下手をしたらあの凶暴な機械魚が学園中に溢れてしまう。しかし……そもそもの原因は一体何なのだ?

●おさかな地獄

 不意に中空からメカふくちゃんの群れが、これまでとは比べ物にならない数で迫ってきた。先発隊と遭遇しなかった一群だろうか。どのメカふくちゃんにも傷は無く、鈍色のボディが怪しい煌きを放っていた。
「魚だしインシニレイトでこんがり焼いてみるのなの」
 フェリスは己のユーベルコード【火葬(インシニレイト)】で、迫るメカふくちゃんを片っ端から焼いていく。関節の隙間から。光る目から。あらゆる隙間らしき所から、灼熱の炎がふくちゃんを包んでいった。その光景はさながら地獄の様。
「でもこんがり焼いても鉄とか油とかそう言うのにしかならないなの」
 そうですねお嬢様。貴女が焼いたのはロボットだから、マシンだから。プスプスと黒煙を上げるメカふくちゃんだった残骸が通路一面に転がった。

「――舞い降りなさい、翼の貴婦人さん!」
 ミアスは漆黒の駿馬を呼び寄せ、メカふくちゃんの迎撃に当たらせる。毒を孕んだ回転する棘をかぎ爪で弾き、ミアスの衝撃波と共に突風で弾き飛ばす。
「大分数は減らせた……かな?」
 フェリスのインシニレイトと合わせて、突風で巻き上がった爆炎が更に当たりの様相を地獄めいたモノにアップデートする。壁や床に叩きつけられるメカふくちゃん。飛び散る機械の部品とオイルが、何とも言えない痛ましさを演出する。
「後はアシッドスピワーで溶解させてみるのなの」
 フェリスは手にした水鉄砲――トロウルの胃液が詰まっている を、残骸へ掛ける。異臭と煙を放ち、機械部品の残骸は最早跡形も残らない。

「ところでMFCって何なの? なんだか製造者名みたいなの」
 きっとMマッチョ Fフィッシュ Cクール に違いないのなの。自信満々で持論を展開するフェリス。消えていく残骸を見やり、時折残る刻印に気づいたのだろうか。
「いや……メカふくちゃんじゃないでしょうか?」
 ぼそりと返すミアス。だがもうメカふくちゃんは殆どいない。
 その大半は最早、片付けられてしまったのだから。

 道を進む二人。メカふくちゃんの根源への到達はもう少し。
「ボスはキマイラにいそうな怪物に違いないのなの」
「うん、なんかそんな気もしますね」
 ミアスとフェリスはこの先を予想しながら、急ぎ進んでいった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

蒼汁之人・ごにゃーぽさん
シリアスパート終了のお知らせ☆
元からそんなシーンが無いような気がするのはきっと気のせいだとも。

そっちがメカふくちゃんなら、こっちはカンブリア生物だ☆
カンブリア大爆発で念動力で空間を優雅に泳ぎ空中戦をこなすカンブリア生物群を召喚するよ☆

ボク自身はガジェットショータイムで召喚したアノマロカリス型ペットロボガジェットとテンペストで合体☆
そして、ハルキゲニアライドで召喚した愛騎ハルキゲニアに騎乗してるよ☆
で、戦慄の蒼汁を範囲攻撃でばら蒔くぜ♪
概念攻撃(呪詛)で味覚の有無に関係無く気絶や狂気に逃走を許されない宇宙的狂気な味を喰らえ☆
さぁ、カオスのずんどこに落としてしんぜよう♪



「さぁ、カオスのずんどこに落としてしんぜよう♪」
 蒼汁之人・ごにゃーぽさん(戦慄の蒼汁(アジュール)・f10447)はハルキゲニア型ペットロボに跨り戦場へ姿を現した。大半のメカふくちゃんは駆逐されたが、それでも尚、相当数の群れが残っている。

「ここから先はシリアスパート終了のお知らせ☆」
 何それ、最近第四の壁を超えるのブームなの?
「そっちがメカふくちゃんなら、こっちはカンブリア生物だ☆」
 四の五の言わずに発動された異端のユーベルコードが、18体ほどの巨大なカンブリア生物、いわゆるバージェス動物群を召喚した。そのサイズは人間大、UDCめいた異形の群れは、その牙を剥き出しにしてメカふくちゃんへと襲い掛かる。
 アノマロカリスを始めとして、あの時代の生物は病的な程に足が大量に付いている。つまりキモい。ただ一つ言えるとしたら、同行者がいなかったことが本当に幸いだった。そしてうねうねと蠢く狂気的な絵面が辺り一面を侵食した。ここアルダワ魔法学園じゃなかったっけ!? 助けてUDC!

(ごにゃーぽさんは残り4つ分のユーベルコードの仕様を宣言しましたが、尺と仕様の都合上、使用シーンはカットされました)

 狂気的且つ混沌とした様相を以て戦いは終結した。
 なんなんだよもう……あんまりだよ。
 しかし何かがおかしい。気が付くのに時間が掛かったのは、この狂騒の為か。



 深淵を覗くならば覚悟せよとは先人の言葉。
 ここから先はコメディパートは終了。
 メカふくちゃんは、最初から既に傷ついていた。
 こちらへ迫るのも、まるで何かから逃げる様。
 不意にメカふくちゃんが出てきた方位で、ゆらりと巨大な影が蠢く。
 はっきりとしてきたその輪郭は、古代の海の覇者。
 バージェスの古びた化石どもは道を開けろ。
 貴様らの時代は既に終わった、そして続きはしないのだ。
 厳めしい装甲を纏った古代魚じみた異形が、
 その口にメカふくちゃんを食みながら、
 悠然と姿を現した。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『骸の海のダンクルオルテウス』

POW   :    噛みつき
【噛みつき 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    尾撃
【尾っぽ 】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
WIZ   :    影化
【輪郭のぼやけた影 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠秋冬・春子です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●影の記憶

 燃え盛る都市、溢れ出る怪魚、終わらない戦い。
 ……でも、まさか、あなたは……!
 アイリが見た幻視は果たして、それだったのだろうか。
 あるいは別の……しかし、今はそんな事を気にしている場合ではない。
 目の前の脅威を排除し、学園に平和を取り戻す事が先決だ。
フェリス・シー
約束の刻で大量のバッタ呼び出していくのなの
古代魚のロートルは道を開けろなの
敵の言葉をそのまま返しつつ
蝗害と言うには規模は少ないものの大量のバッタ共に立ち塞がるなの
全員一帯を砂漠に変えるつもりで突撃なの


鬼島・華月
崩壊し燃える都市……アイリさんが見た幻視はまだ見ぬ別の世界の敵だったのでしょうか
いつか巡り会う機会があるのか気になりますが、先ずは目前の脅威を打ち破りましょう

【対怪魚戦】
フクちゃんと違って一撃一撃がかなり重い敵のようです。皆さん気を付けていきましょう
メインは弓矢での遠距離攻撃で戦うとするわ
援護射撃として千里眼射ちを用いて敵へ攻撃、味方をサポートする
影化による火力と耐久力の向上は厄介だけれども、理性の失うのなら行動を予測しやすくなるわね。攻撃を確実に当てていく
「この一撃は外さないわ。射ち貫け!」
尾撃と噛みつきには注意、回避を優先しつつ可能ならカウンターとして剣刃一閃での斬撃で戦う


ミアス・ティンダロス
連携とアドリブ大歓迎

……どうやら敵の親玉さんが出てきたようですね。
なんという禍々しいオーラ……
そいつを相手に僕は一体どこまでやれるのでしょう?
……いや、ここは弱音を吐くところなんかではありません。
猟兵たるものがやらないのなら誰がやります?
やってみる……ではありません。『理不尽を壊す』という役目を果たし、やるだけやってやるよ!

真の姿になる。姿は特に変わらないが、胸元の黒曜石に白き炎が灯され、それを囲むように歪んだ五芒星が浮かび出す。
ユーベルコードで敵の動きを遅らせようとする。
敵が影化を使ったら注意が吹雪に引き付けられるかも?


ペイジャ・レーン
【連携単独、両方OK】
ぃよっと……あっちに転がってる、フグの玩具はなんだい?
とにかく、ウチに珍しい魚が出たと聞いて来たよ。

ははぁ、アレか。ダンクルオルテウス……UDCアースの書物で読んだよ。古代に生息した最大級の鎧魚。このアルダワにも居たってことなんだろうかね。
いやあ、素晴らしい。古生物は心がときめくねえ……

オブリビオンじゃ捕獲はできないだろうが、退治がてらじっくり観察するとしよう。

レプリカクラフトで投網の仕掛け罠を作るかね。
寄せ餌は……アタシでいいだろう。猟兵は連中に憎まれるモンだからね。
もしくは他の猟兵で危なっかしいのがいたら、罠で手助けしてやるか。
礼はいらないよ。貸しにしといておくれ。



「この巨体なら外しはしない……!」
 鬼島・華月(氷刃・f10085)は気合一閃、矢を放つ。先行し牽制、仲間を援護するつもりだったが、その一矢は視線すら合わされず、超高速の尾の一撃に叩き落とされた。口にした機械仕掛けの魚もどきを吐き、悠然と宙を泳ぐ怪魚。眼前の巨体はこれまでの相手とは全く様子が違った。
「何なの……速さも、パワーも全く……違う……!」
 華月はその威力に恐怖した。少なくとも無策で前に出るべきではない、と。

「なんという禍々しいオーラ……」
 ミアス・ティンダロス(夢を見る仔犬・f00675)はその姿を見て恐怖した。遠目にも分かる禍々しい姿。そもそもこの怪魚に追い立てられて、メカふくちゃんが溢れ出していた可能性すらある。であれば真なる脅威はこの怪魚だろう。
「……アレを相手に、僕は一体どこまでやれるのでしょう?」
「ははぁ、アレか」
 ペイジャ・レーン(よろず屋の猫店主・f06161)がのたりと姿を現した。商売人の彼女が現場に姿を現すのは珍しい。

「ウチに珍しい魚が出たと聞いて来たよ。何だいシケた面して」
 かつてUDCアースの書物で見た事があるなぁ等、怪魚を遠目に見て呟いてる。生来の収集気質が彼女を呼び寄せたのだろうか。
「フン、猟兵は連中に憎まれるモンだからね。そんな事で毎度俯いてる暇なんてあるのかい?」
 ペイジャがミアスを諭す。ここはまだ子供と言っていい、年若い猟兵が多い。だからこそ大人が猟兵の姿勢を示さなければ。このままでは戦う前に、恐怖に呑まれてしまうから。 
「……そうですね。ここは弱音を吐くところなんかではありません」
 ミアスが顔を上げる。そうだ、ここは退く場面じゃない。
「猟兵たるものがやらないのなら、誰がやります?」
 『理不尽を壊す』という役目を果たす、それが猟兵たる自身の本分。もう迷いはない。たとえ目の前の怪異が何百いようと、ミアスの心が折られる事は決して無いだろう。
「何だ分かってるんじゃないか。だったら話は早い」
 この後は猟兵らしく、狩りの時間だ。

「そろそろいいですかなの」
 そしてフェリス・シー(ちっちゃなプレインズウォーカー・f00058)が物憂げにミアスらを見ていた。背の羽根でひらひらと宙を舞い、傍らのガラクタの上に座る。
「フェリスちゃんにいい考えがあるのなの」
 怪魚の圧倒的なスピード。決定打を与える為にはこれを封じなければならない。それさえ出来れば、後はどうにでもなるとフェリスは言う。
「だから、ちょっと時間を稼いで欲しいのなの」
 猟兵達は強く頷く。一人で難しければ皆で戦えば必ず、勝機はあるはずだと。

 怪魚打倒の作戦を粗方立てた所、華月が戻ってきた。彼女は率先して怪魚の能力を測る危険な役目を買って出ていた。
「フクちゃんと違って一撃一撃がかなり重い敵のようです……皆さん、気を付けていきましょう」
 矢筒の中身が大分減っている。この戦いには十分足りるだろうが、これまでの強行偵察がいかに激しいものであったか静かに物語る。
「はい、行きましょう」
 だが、ここは退く所ではない。ミアスは決意を新たに、皆と共に怪魚へ向けて進みだした。

 道中、華月が思案する。聞いていた幻視の内容。それはこの怪魚の事だったのかと。
「崩壊し燃える都市……アイリさんが見た幻視はまだ見ぬ別の世界の敵だったのでしょうか」
 であればこの怪魚は異世界からの侵略者なのだろうか。
「さあね。今でも7つの世界があるんだ。他に知らない世界があったって今更驚くモンかい」
 んな事は帰ってから聞けばいいとペイジャは言う。その通り、今の戦いとは何ら関係の無いモノだ。
「そうですね……それでは、手筈通りに」
「ああ、仕掛けは任せときな」
「では……行きます!」
 号令一下、三つの影が分れる。作戦が始まった。



●過去への反撃

 先ずは華月がこれまで通り、矢を放つ。次々と怪魚の尾に叩き落されるが、それでよい。これはあくまで時間稼ぎ、作戦の次段階への布石に過ぎない。
 その隙にミアスとペイジャが配置につく。怪魚の進行方向にはペイジャ。怪物の背後にミアス。配置についたペイジャは直ちに【レプリカクラフト】で幾つかの仕掛け罠を作る。それは爆弾付きの大きな風船。怪魚の通過に合わせて一瞬で風船が膨らみ、攻撃されるか通過されれば爆発する代物だ。サイズから大きい方が引っかかるだろうと踏んで、趣向を凝らせた逸品だった。
「もう少しゆっくり見ていたかったが、仕方ないね。まあ細工は流々、仕掛けは十全、成果は重畳……って行きたいモンだ」
 古生物に心ときめかせていたが、今は惚けてる時間は無い。ペイジャが手を上げて仲間へ合図をして、それを見た華月は投射を止めた。怪魚は再び前進を始める。
「作戦第二段階がこれから……僕もそろそろ」
 ミアスが胸の黒曜石に意識を集中し、それに力の開放を意味する白き炎が灯る。今回は友人達は呼ばない。自身の力で戦うと決めた。
「やるだけ……やってやる!」
 強い意志は胸の五芒星を大きく揺らす。絶対に負けるわけにはいかない。

 作戦第二段階、仕掛け爆弾が怪魚を襲う。突如膨らむ風船は瞬間的に攻撃を受け、あるいは受けなくとも次々に爆発。天井の高い迷宮故、煙がこもる心配も無い。それでも怪魚は力を誇示する様に、爆発を受けながら前進する。
「進路がそれたね……これなら行ける」
 ミアスは謳う様に滑らかな詠唱を開始。怪魚の周囲にぼうっと魔法陣が展開されるが、爆弾に気を取られ増える魔法陣に気付かない。
「その小さな祈祷(ささやき)に耳を傾けてください、最も気高い翼をもつ者よ――今こそ、嵐(おもい)が吹き荒れるのです!」
 ユーベルコード【激凍極嵐・風に乗りて歩むもの】――その詠唱が終わると同時に、魔法陣から間断無く極寒の吹雪が放たれる。作戦第三段階、凍結による進行阻止……しかしそう簡単にはいかなかった。

 吹雪を喰らった怪魚はその姿を不確かにした。影化――攻撃と防御を最大限上げる代償として、最も素早く動くモノを攻撃し続ける形態。それは意志を介さない、さながら受動的なトラップの様な存在だ。爆弾より早い魔法陣からの吹雪に対し、怪魚は高速の影を飛ばして反撃する。伸びる影が一つ、また一つと魔法陣を砕いていく。だがミアスは、それすらも凌駕せんと、力を込める。
「こっちに気が向いてますね……チャンスです」
 作戦第四段階が間近に迫る。手を上げ合図をするミアス。
「分かったのなの。こちらも準備完了なの」
 ふわっと、フェリスが宙を舞う。その後ろには蠢く無数の黒い影。
「古代魚のロートルは道を開けろなの」
 腕を組み力強く宙を飛ぶ、蝗の軍団がそこにはいた。

 怪魚は影化により進行を停止、その場で魔法陣を砕き続ける。時折足元で爆発する爆弾を思い出したかの様に尾で払い、その意識は完全に“自分の周囲のみ”に向けられていた。
「全員出撃なの。あの魚に取り付くのなの」
 黒い蝗の一団がゆっくりと側面から怪魚に迫る。幸いその速度は、吹き荒れる吹雪ほどではない。むしろ吹雪に自動で反応している間、怪魚は完全に無防備になっていた。蝗の群れは通り過ぎれば不毛の地にする不吉の象徴。その悪食は神話でも言い伝えられるほど。ゆっくりと、それでも確実に怪魚の全身に取り付いていった。作戦第四段階、次は怪魚の装甲を剥がす。
「喰らい尽せ、なの」
 フェリスの号令と共に蝗の群れは怪魚の表面を喰らい始める。総勢90匹の小さな蝗の集団、だがその一匹一匹が、鎧をも砕く大顎を持っている。更に一部の蝗は途中から怪魚の装甲の隙間に入り、その本体を直接攻撃し始めた。
 突然の激痛にのたうつ怪魚。自身の表面についた黒い蠢くモノを払わんと、地面にその身を強く打ち付ける。しかし表面の半分を剥がされ、残りは更に深くへ浸透していた。既にこれまでの驚異的な防御力は無いも同然だった。
「あとは好きに出来るのなの。蝗の群れはここまでなの」
 フェリスが宙髙く舞う。作戦第五段階、仕上げの時間だ。
 
 怪魚から遠方140m、ロングボウを構える華月に緊張が走る。眼前にはのたうつ巨大な怪魚、その周囲には仲間達。お膳立ては整った。後は必殺必中の一撃を放つだけ。貫けなかった装甲は最早半分も無い。であれば、必ず届くはず。
「……この一撃は外さないわ。射ち貫け!」
 怪魚の方へ正対し構える華月。【千里眼射ち】――音も切り裂く必中の一矢は見事、怪魚の鰓を貫いた。



 苦しそうに悶える怪魚。それでも尚、その巨躯はまだ動いている。
 それは骸の海の意志か、持って生まれた生存力か。
 戦いはこれでようやく折り返しといった所だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

フェリス・シー
ずいぶん弱ってきたのなの。
フェリスちゃんは敵の技を対抗呪文でカウンターするのなのその隙に攻撃するのなの

それカンスペなの
魚にできることなんか、みんなフェリスちゃんが簡単に打ち消せることばかりなの

攻撃できそうな隙があったらトロウルの胃液を浴びせてみるのなの


テン・オクトー
遅れて合流。
空を回遊する装甲の硬そうな怪魚。
みんなの攻撃受けてもまだなお倒れないなんて。
このままでは攻撃しても威力が半減してしまう。
まずは叩き落とさなくては。

書物で、ガチなんとかという禁じられた?漁法を読んだことがあるよ。それを真似て動きを止めてみるよ。

怪魚の頭に張り付いて
武器フレイル、衝撃波、で振動、爆音を放ち、
目元にUC打ち込んで目くらまし。
動きが鈍ったら脳天に渾身のフレイル。
まな板の上の鯉にできたらいいな。

他の方との絡み歓迎です。



●海魔の咆哮

 これまでの作戦により怪魚の装甲は半分程となり、今は自身に取り付いた蝗の群れを払い落す為地面をのた打ち回っている。呼吸器と思われる鰓に必中の一撃が突き刺さり、最早息絶えるのは時間の問題かと思われた。しかし、その威力は未だ健在。地面を揺らすと共に先程の影が辺りを無差別に攻撃する。その様子はさながら巨大な爆竹の様でもあった。

「遅くなっちゃった……けど、あれって」
 テン・オクトー(ケットシーのシャーマン・f03824)が眼前の巨体を目の当たりにし、戦慄した。
「ずいぶん弱ってきたのなの」
 フェリス・シー(ちっちゃなプレインズウォーカー・f00058)が続ける。ひらひらとオクトーの周りを舞いながら、これまでの経緯を簡単に説明した。
「嘘だよね……だってあんなに元気そうに動いてる」
 しかし途中から参加したオクトーにはそれが俄かに信じられない。地面を震わせ苦しそうに動く怪魚。それだけ、まだ戦う余力がある様に見える。
「それは元気じゃないのなの。苦しんでいるだけなの」
「…………うん、分かった。あれを止める事が出来ればいいんだね」
 その瞳に闘志が宿る。怪魚は怖いが、これまで戦ってきたフェリスが言うんだ。信じて戦おう。動きさえ止められれば、続けて攻撃出来る機会も生まれる筈だ。
「準備はいいのなの。フェリスちゃんがアイツの攻撃だけは止められるのなの」
 だからそれに続いて、怪魚の動きを止めればいい。オクトーが頷いた。
「書物で見たいい方法があるんだ。それをやってみるよ」

 フェリスは再び怪魚の眼前へと向かう。放たれた蝗は最早その殆どが潰れていた。だが、その身の痛みを打ち消さんが如く、怪魚は影をばら撒きながらのたうち続けていた。
「魚にできることなんか、みんなフェリスちゃんが簡単に打ち消せることばかりなの」
 フェリスが強く宣言する。しかしその言葉を否定するかの様に、無造作にばら撒かれた影がフェリスを襲う。
「それカンスペなの」
 瞬間、フェリスの体から無数の光が放たれた。光は怪魚の影を片っ端から飲み込み、その威力を無効化する。小さな体から放たれるそれは、まるで花火の様でもあった。
「ありがとうございます、これなら!」
 その背後からオクトーが怪魚へ飛び込む。影さえ飛んでこなければ怖い物は無い。飛び跳ねる怪魚の眼前に、裁きの光が放たれた。
 光をもろに浴びた怪魚は一瞬動きを止める。大地を揺らしていた巨体は硬直し、中空で静止。その隙にフレイルを振り被り、怪魚の頭部へと飛び掛かった。
「これがガチなんとか……漁法!」
 釣りキチじみたオクトー必死の一撃は怪魚の脳天を揺さ振る。続けて放たれる衝撃波が追い打ちを掛け、最早怪魚はのたうつ事すらままならない。
「チャンスなの」
 影を払うフェリスが、手にした水鉄砲を放つ。その中身はトロウルの胃液、触れれば大惨事必定の劇薬が、残る怪魚の装甲を舐めるように蝕んでいく。その痛みに初めて、声にならない叫びの様な震動が怪魚より放たれた。



 フラフラと中空に浮かんではいるが、その瞳に力は無い。
 自慢の装甲も剥がされ、溶かされ、往時の勢いはそこに存在しない。
 怪魚の命運も、風前の灯火といった有様だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

蒼汁之人・ごにゃーぽさん
一寸法師大作戦☆
まぁ、口に飛び込んで戦慄の蒼汁を胃にダイレクトアタック(鎧無視攻撃)するだけだがw

で、噛まれないようにタイミングを測る必要がある。第六感と野生の
勘が活用出来るだろう。
機が訪れるまではパルクールアクション(逃げ足、ダッシュ、ジャンプ、クライミング、地形の利用、空中戦、見切り)で回避だ。敵さえも足場に利用するアクロバットな移動術だ☆
跳んで走って跳ねて登って回って蹴って転がって

ところで地の文様や?Q&A見るに複数のユーベルコードの描写は問題無いみたいですじょ?



「一寸法師大作戦☆」
 ふわりと、バージェスの怪物に乗った蒼汁之人・ごにゃーぽさん(戦慄の蒼汁(アジュール)・f10447)が現れる。
 (まぁ、口に飛び込んで戦慄の蒼汁を胃にダイレクトアタック(鎧無視攻撃)するだけだがw)
 既に死に体の怪魚の口中に飛び込まんと、辺りの崩れた地形を飛び回り機を伺う。
 怪魚は尚も、己に向けられた明確な殺意に反応した。持てる力を振り絞り、その咢を大きく開く。
 しかしそれこそがごにゃーぽさんの狙い。易々とその中へと入りこみ、宇宙的狂気な味の蒼汁を解き放つ。

 それは魂が抜けそうで抜けない概念攻撃。直接そんなモノを入れられた怪魚は、ふと動きを止める。
 さながら肉体と精神を遠心分離機で引き剥がされる様な、生命に響く攻撃。
 怪魚の口中で妖精が舞う。名状し難い奇声を上げ、怪魚の巨体が再び大地を揺らすまでそれほどの時間はかからない。
 その蒼は死の色か。モノクルが妖しく煌めいた。

成功 🔵​🔵​🔴​

テン・オクトー
固かったね、
しぶとかったね。
でももう次で沈めたい。

手負いの虎もとい怪魚の行動に要注意し、UCを打ち込みます。
鱗がはがれているなら効果あるはず。
いっそ身までバラす勢いで。

他の方との絡み歓迎です。


モニカ・ノイチェ
お腹がすきました。
倒せば海鮮食べ放題と聞いてやってきました。

POW

虫の息になっている怪魚に追い打ちかけます。
愛用の盾でおさえつけましょう。
まだまだ経験不足で未熟ですが、
可能なら盾でガツガツどつきあいも致しましょう。

連携単独OKです。


モース・レフレクソン
他の仕事が入ってたから遅れて来たが…随分敵もフラフラになっているようだな
だが、油断するな。手負いの狼…あ、いや魚か…とにかく何してくるかわからないからな。

動きを封じにかかるぞ。まずはファランクスシールドを装備する。防御のためと言うよりかは自分の重量を増やすためだ。
そして標的に向かってフックショットを放ち、ガッチリ引っ掛ける。
…あとは釣りの始まりだ…
敵が暴れるのをワイヤーで必死に堪えるとしよう。
ユーベルコード、【孤独なる要塞(アインサムフェッソング)】も発動して、完全に動かないよう防御と重量を重視した要塞と化してやる…!

トドメは任せた


ルベル・ノウフィル
アレンジ・アドリブ・連携歓迎
WIZ 星守の杯

遅ればせながら、ご助力に参りました
「さ、お怪我された方はご無理なさらず」
杯を逆さに、甘やかな星が舞い降りて

「おさかな……」
ふっと遠い目をする
「食べたい……」
少し食欲が刺激されたようだった

ふくの刺身っていいですよね

それはともかく、後方で援護をしつつ
敵がターゲットを向けてきたら物凄く怯えて尻尾をまるめて逃げ回ります
キャン、キャン

くっ、なんて禍々しい力!
それでも、それでも強い味方の皆様がきっと倒してくれる!

ついでにリザレクトオブリビオンで死霊を出して盾役を命じましょう
「どなたかお強い方、ささ、とどめを」
あとは任せました……!(やり遂げた顔)



「固かったね」
 テン・オクトー(気弱な小さき猛獣・f03824)は再び前へ出る。
「しぶとかったね」
 大地に横たわる怪魚。最早健在とは言えなくとも、その威力はまだ残っている。
「でももう次で沈めたい」
 今度こそ決める。強く決意したオクトーは腰から下げるランタンの灯りをぼうっと強めた。

「他の仕事が入ってたから遅れて来たが……随分敵もフラフラになっているようだな」
「倒せば海鮮食べ放題と聞いてやってきました」
 モース・レフレクソン(サイボーグの戦場傭兵・f06734)とモニカ・ノイチェ(ドラゴニアンのパラディン・f12048)が姿を現す。待ち望んでいた援軍、大地に横たわる怪魚を見やり、モースは状況を分析する。
「油断するな。手負いの狼……あ、いや魚か……とにかく何してくるかわからないからな」
 言う通り、油断出来る相手ではない。だがこれだけの数がいれば、威力は任せられる。自身は鉄壁の備えを構築すべく、ファランクスシールドを展開する。
「遅ればせながら、ご助力に参りました」
 ルベル・ノウフィル(星守の杖・f05873)は到着と同時に【星守の杯】を唱える。
「杯を逆さに、高虚より降り注ぐは夢の星粒」
 顕現した優しい光が金平糖の形を成し、傷ついた仲間達を癒していく。
「さ、お怪我された方はご無理なさらず」
 優しい声色で語るルベルに導かれ、金平糖が広がっていく。傷は塞がれた。後は反撃の時間だ。
「動きを封じにかかるぞ」
 【孤独なる要塞】の展開を終えたモースが号令をかける。各々がそれぞれの得物を構え、怪魚を包囲。
「愛用の盾でおさえつけましょう」
 体の半分ほどもある大盾を正面に出し、敵の動きを封じるの準備をするモニカ。その威容ならば、地に押さえ付ける事も容易いだろう。
「ここから一歩も引かんぞ。覚悟しろ!」
 そしてモースの咆哮が、最後の戦端を開いた。

「おさかな……」
 ふっと遠い目をするルベル。横たわる怪魚は確かに、まな板の上のご馳走を想起させる。
「食べたい……」
 少し食欲が刺激されたようだった。しかし目の前の怪魚はあくまでオブリビオン。そういったモノの実食は専門家に任せた方がいい。
「お腹がすきました」
 専門家がいた。しかし今回は闘食ではない、あくまで包囲戦が目的。モニカは守る為に大盾を構えて、突進を止めない。
「……ふくの刺身っていいですよね」
 走るモニカを見送り、ルベルは後方支援の陣を張る。これが終わればきっと食べ放題だろうと、期待に胸を高鳴らせながら。

「ご先祖様、力をお借りします」
 灯火に導かれた勇壮なケットシーの戦士の霊が【サモニング・ガイスト】で召喚された。その姿はオクトーと瓜二つ。二人は視線を交わすとすぐに、目の前の怪魚に向けて威力を放つ。英霊の竜巻とオクトーの衝撃波が螺旋を描き、横たわる怪魚を天へ向けて放り投げた。
 吹き飛ばされた怪魚はそれでも尚、己の影で反撃を試みる。しかし、それすらモニカの【ドラゴニアン・チェイン】で拘束され、内側で影ごと縛り付けられた。
「こっちへおいで、盾でも剣でも好きな方で、相手をしてあげる……!」
 叫ぶモニカ。怒り狂う怪魚は力を振り絞り、三度中空を飛び回る。しかし繋がれたオーラの鎖がモニカを振り回さんとした時、超重のフックがようやく、怪魚の口元をしっかりと捕らえた。

「さあ、釣りの始まりだ……!」
 モースは引っ掛けたワイヤーをピンと張り、怪魚を逃さない。装備とユーベルコードによって極限まで重量を上げた自身を重しとして、その動きを封じ込める。
「逃げるな、来るな、その場で止まっていろ!」
近寄ろうものなら備え付けの火砲がその牙を剥く。装甲を削がれた怪魚は完全に自由を失った。
「なんて禍々しい力……!」
 傷つきながらも獰猛に暴れる怪魚を見て、ルベルが言い放つ。今はリザレクトオブリビオンで後方の猟兵達を援護していた。
「それでも……皆様がきっと倒してくれる」
 だから自身はやれる事をやるだけだ、と気を強める。ふと怪魚がこちらを見て吼えた気がした。
「……どなたかお強い方! ささ、なるべく早くとどめを!」
 ルベルはキャンと吠え尻尾を巻いた。

「ルベルさん……それじゃ、行くよ」
 駐車場で怯える子猫はもういない。ここにいるのは一人前の冒険者だ。オクトーは英霊と共に追撃の手を緩めず、手にしたフレイルをじゃらりと伸ばし、怪魚へ飛び掛かった。その巨体も風前の灯火。鋼とオーラに拘束され身動きの取れない怪魚の脳天に、鉤爪と鉄球――二つの威力が重なった。

 いっそ身までバラす勢いで。跳ねた鉄球の反動を利用し、二度、三度と追撃を加える。装甲の無いその身は最早元の形を留めず、禍々しい鱗をそこら中へと飛び散らせた。まな板の上の鯉の様に、遂に怪魚はピクリとも動かなくなった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『手に汗握る冒険には宴が付き物』

POW   :    出来上がった料理の配膳をお手伝いしたり大食い選手権を開催したり

SPD   :    空いたお皿のお片付けをしたり食事の取り分けてあげたり

WIZ   :    不思議な力で洗い物のお手伝いしたり料理を効率よく楽しむ最適解の研究したり

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「皆、お疲れ様! さあこっちよ♪」

 アイリがパタパタと手を振っている。
 アルダワ魔法学園へと戻った猟兵達を迎えたのは、色取り取りの海鮮料理だった。
 煮物、揚げ物、焼き物、なま物……目まぐるしい量の海鮮達。
 本日だけの踏破記念パーティーという事で、食堂を借り切ってる。
 ふと周りを見ると、迷宮に挑んでいない生徒達もそのおこぼれに預かっていた。
「こーいうのは大勢でパーっとやりたいもの。ご飯も飲み物も一杯あるから安心して。あと今回は、保健所絡みで飲食物調味料の持ち込みは禁止だからね!」
 場合によっては食堂が潰れかねないからだ。
 しかし、心配しなくともこれだけ豊富な食材があれば、食べるモノに困る事は無い。

●食べたい魚介類を食べるプレイングを提出して頂ければ、それに沿った描写をいたします
●特に食べたい魚介が無い(よく分からない)場合は、こちらで選んだ料理を提供いたします
●魚介以外の料理でも大丈夫です(あくまでメインが海鮮料理です)
テン・オクトー
いっぱい動いたからお腹が空いたよ。
海鮮パーティが楽しみ過ぎて
気を抜くと尻尾がぴーんと立ってしまう。ハズカシー。

SPD

人並みに配膳したり、ドリンク配ったり、後片付けするよ(掃除)

(料理)は少しだけ心得あるけれど
並んでるのはおいしい料理ばかりでやれる事はないね。
そういえば道中に沢山ふくいたから
可能ならふくヒレを炙ってお酒に入れて配ってみようかな。
縁起いい魚みたいだよ。でも飲める大人な人は少なそうかな?

さて!海鮮食べるよ~!
お気に入りはエビ!踊り食いだけは・・・怖いけど。
エビフライとかバリバリ美味しくいただきます。

戦闘等ご一緒した方や顔見知りの方と共に労えたらいいな。

他の方との絡み歓迎です。


フェリス・シー
すっごーい なんだかいっぱいあるのなの
じゃあじゃあ まさかそんなのって思うようなのを探してみるのなの

侍のところにあるらしい スシ―  ご飯にさかながのったものなの

アックス&ウィザーズ出身のフェリス自身も本物の寿司は知らないらしい

後はなんだかよくわからないくらい巨大な鯨とか
なんだか見たこと無いけどおいしそうなもの探してみるのなの


モニカ・ノイチェ
大したことしておりませんが
お言葉に甘えてご相伴にあずかります。
アルダワの海鮮料理は初めてで楽しみです。

POW

大食い選手権があるなら参加させていただくわね。
愛用のグルメツール(形状未設定)でテーブルマナーを守りつつ
黙々と淡々と大量にいただきましょう。
基本底なしですけれど猛者揃いの大会となると別。
美味しいものを美味しくいただくのがモットーなので
時間制限のある大会では強くはないわ。

大食い選手権等なければ
他の方に気を使いつつ、お話ししつつ
折角ですもの、全種の料理をいただきます。
美味しいものは(アイテム:書物)にメモしておきますね。

食べる魚類等お任せ。珍味ゲテモノも興味有です。
単独、絡みOKです。



「すっごーい、なんだかいっぱいあるのなの」
「アルダワの海鮮料理は初めてで楽しみです」
 フェリス・シー(ちっちゃなプレインズウォーカー・f00058)とモニカ・ノイチェ(ドラゴニアンのパラディン・f12048)が卓上の極彩色に魅せられ、感嘆の声を上げる。凄まじき怪魚との死闘を制し、ようやくのご馳走にありつけた。
「じゃあじゃあ、まさかそんなのって思うようなのを探してみるのなの」
 フェリスは既に食べたい物が決まっているらしい。それを聞いたモニカが、多種多様なマイ食器を取り出し、最後の戦いに備える。
「折角ですもの、全種の料理をいただきます」
 心なしか迷宮内より闘志に燃えている様なモニカ。そして配膳の手伝いを終えたテン・オクトー(気弱な小さき猛獣・f03824)がテーブルに戻ってきた。
「お待たせ! いっぱい動いたからお腹が空いたよ」
 迷宮から帰ってきてもせっせと働いたオクトー。それもこれも、このひと時の為に。

「それじゃ、皆グラスを持ったかな?」
「もったなの。はやくはじめるのなの」
「かんぱーい!」
 待ちきれないとばかりに発声するモニカに引きずられ、皆が声を揃えた。
「迷宮攻略、お疲れ様!」



「さて! 海鮮食べるよ~!」
 オクトーはお気に入りのエビフライを探してふらふらとテーブルを移動する。途中、エビや魚の踊り食いなる微妙に冒涜的な何やらっぽいのが見えたが、気付かなかった事にしよう。しばらくして、お目当てのエビフライを見つけた。
「うーん、美味しー!」
 見つけたエビフライをガブリと一口、揚げたての旨味が滲み出る熱々のエビフライはやっぱり美味しい! 至福の時間を堪能していると、目の前で何かの調理が始まった。
「あの、何をしてるんですか?」
 オクトーが聞いてみると、どうやら貝柱の燻製を作っている様だった。乾燥した貝柱を更に燻して香りをつける料理らしい。
「料理は少しだけ心得があるし、やってみたい!」
 その場で出来るならばと、オクトーもチャレンジしてみた。燻製は実際、出来てから寝かせた方が煙臭くないが、蒸気魔導燻製器具とやらでどうにかなっちゃうらしい。まずは燻製元になる貝柱を上に入れ、その下に燻す為のフレーバーチップを装填する。既にほのかなフルーツの香りが辺りに広がっていた。
「何だか美味しそうな香りだね!」
 準備が整い、器具に火をつける。すぐに出来る物でもないから、合間でドリンクを取りに行ったら、途中随分と積みあがったお皿が見えた。見なかった事にしておこう。
 出来上がった燻製は、口に入れるとほのかなフルーツとスパイシーな香りが広がる刺激的な味になっていた。もう少し大きくなったら、こういうのも美味しいのかなと思いながら、オクトーは再びテーブルを回った。


「スシ……ごはんにおさかながのったものがほしいのなの」
 サムライエンパイアやUDCアース日本では定番のファストフードめいた魚介料理を求めるフェリス。探してみるもので、どうやら板前がその場で好きなネタを握ってくれるという本格派だった。
「ごーじゃすなの、F(フェアリー)サイズでほしいのなの」
 Fサイズの寿司、言うは易しだが実際は難しい代物だ。しかし板前はプロ、プロに出来ない事は無い。ヘイ毎度、と威勢の良い笑顔でフェリスの言葉に応えると、魔法の様な鮮やかな手並みで、瞬く間にFサイズの握り寿司を用意した。とは言えフェアリーにしてみればそれでも大きな握り寿司。ネタが単なる端切れにならぬ様細心の注意を込めて捌かれたその身は、大口を開けてようやく食べられるような。
「もっしゃもしゃ」
 問答無用で食べ尽くす。繊細なFサイズが秒で消えていく。何という事でしょう。
「おいしかったの、おちゃがほしいのなの」
 程良く冷ましたお茶を貰い、フェリスは次の獲物に狙いを定めた。
「くじらとか、みたことないものをたべるのなの!」
 フェリスの好奇心は尽きない。まだ見ぬ美味を求めて、妖精はテーブルを彷徨った。


「大したことしておりませんが、お言葉に甘えてご相伴にあずかります」
 モニカは愛用の食器を両手に持ち、事前に取り分けた料理の数々と相対する。
「美味しいものを美味しくいただくのがモットーなので」
 では頂きます、と。ここからは先は闘食家の時間だ。
 刺身、ステーキ、鍋、煮物、焼き魚、海鮮サラダ、スープ、寿司……次々と攻略されていく料理達。最早食事という名の暴力、積み上げられていく空いた皿がその成果を誇示し、瞬く間に蹂躙されたテーブルに兵站は追い付かない。
「怪魚は……ないのですか?」
 ふとモニカが漏らす。残念ながら今回オブリビオン実食の機会は無い。その代わり。
「これが……ふくちゃん」
 ようやく次の皿、メカではないふくちゃんの透き通った刺身がモニカの前に配膳される。その横には怪魚ならぬ深海魚の肝を使った肝醤油が。
「これを付けて食べるのですね……」
 どろりとした、一見悍ましそうなペーストにべったりとふくちゃんの刺身を合える。
「これ……は……」
 一言では語り尽くせない。さらりとして且つ弾力のあるふくちゃんの身に、濃厚な深海魚の肝と濃いめの醤油が合わさったハーモニーが重なって、口の中で千変万化する何とも言えない味わいが。更にひと噛みする毎にふくちゃんの味が染み入り、食感食味と楽しむ事が出来る珠玉の逸品になっていた。
「……メモしておきましょう」
 モニカは満足そうに、筆を取るのだった。



 戦い終わって、至福のひと時は過ぎてゆく。 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

コンラッド・アレグリアス
テンさん(f03824)にお誘いされて来てみました、なかなか大変な戦いだったみたいですねー。
そんな戦ったあとの祝勝会に来ちゃってよかったのかちょっとドキドキですが、お魚好きなので合流なのです。

とまぁ、戦い疲れた人のこともありますし、配膳とかそのへんもお手伝いしてからですね。
テンさんもお疲れさまでしたー。

お魚と言えば赤身のお刺身が好きなのですよ、薄味が好きです大人なので、ふふん。
お持ち帰りもオッケーなら、いくつか保存容器に入れて兄の手土産にしましょう。
マイルームキーで、荷物運びは楽々ですからねー。



 ひょっこりと、優雅な灰色の毛並みが歩いてきた。
 コンラッド・アレグリアス(ケットシーの精霊術士・f01460)は同胞のテン・オクトーに誘われ、遅ればせながら魔法学園の食堂に到着したのだった。

「戦い疲れた人のこともありますし、少しお手伝いしてからですね」
 コンラッドはさらりとお皿を手に取り、あたかも給仕の様に優雅な仕草で配膳を始める。濃いめの料理には柑橘系のドリンクを、あっさりとした料理にはよく冷えた天然水を。空いたお皿は下げて、真新しいものをそうっと置いておく。てきぱきと作業をこなしながら、コンラッドは横目に同胞を見つけた。

「……なかなか、大変な戦いだったみたいですねー」
 配膳を終え、戦友達と談笑している様だった。話には聞いている怪魚との死闘。同じ様な違う様な怪魚が見えたという、変な幻視があったとか。まあ僕らみたいに、どこかの世界で同じ様に戦う者達がいても、別におかしくは無いだろう。

「さて、お魚と言えば赤身のお刺身が好きなのですよ、薄味が好きです大人なので、ふふん」
 そもそもお魚好きなので合流したのです。一通りの配膳を終え今度は自分の番と、早速赤身魚の刺身を箸で取り、少し醤油を浸して一口。うん、こういうのでいいんだよ、こういうので。
 折角だから兄の手土産にしようと【マイルームキー】を発動する。保存容器に幾つかの料理を【コンラッドの自室】に収めすっくと立ちあがると、手を振り誘う同胞の姿が見えた。



 直接話を聞くと、その戦いが如何に熾烈なものであったかがよく分かる。
「テンさんもお疲れさまでした」
 力強く武勇伝を語る同胞を頼もしく思い、コンラッドはここに来てようやく破顔したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月15日


挿絵イラスト