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毒沼の奥に棲むモノ

#ダークセイヴァー #【Q】 #闇の救済者

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#ダークセイヴァー
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#【Q】
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#闇の救済者


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 グリモアベースで。
「はろー! ダークセイヴァーで、オブリビオン達に抗う人達、闇の救済者が現れたのは知っている?」
 グリモア猟兵ベッキー・ウッドは集まった猟兵達に話を切り出す。
「闇の救済者達の一団が、今、ある村を救うため、オブリビオンに挑もうとしている。今回は、その一団と協力して事件を解決してほしい」

 彼らの名は「白き銃士団」。メンバーは皆、若い男性でマスケット銃の使い手。猟兵に及ばないが、そこそこの射撃の腕前を持つ。数は20人。
「彼らが救おうとしている村の近くの屋敷に、オブリビオンの群れが棲みついている。
 オブリビオン達は不定期に村を襲撃するんだ。幾つも家屋が壊され、怪我人も多数出ている。死人は出ていないけど……放置すればどうなるか分からない」
 そのオブリビオンが棲む屋敷は現在、毒の沼に囲まれた場所にある。
 沼は成人した人間男性の膝が漬かるくらいの深さ。移動しにくいうえ、人体に有害なガスを出している。
 屋敷に行くには、この沼を越えないといけない。
 銃士団たちは毒に対する有効な対策を持っていないが、それでも沼を強引に越えようとしている。
 このままなら、オブリビオンの元に辿り着くまでに銃士団は消耗してしまうだろう。
「皆はまず、銃士団に合流してほしい。そして、沼を移動する手伝いをしてあげて欲しいんだ」
 銃士団に沼を越えるため適切な助言をしたり、あるいは身体能力やユーベルコードやアイテム、技能を活用したり、知恵と力の使いどころだろう。

 敵の居場所まで辿り着ければ、オブリビオンとの戦闘になる。
「そのときは、銃士団と協力して敵を殲滅してほしい。
 敵の数は多いけど、皆と銃士団の皆が協力すれば、必ず倒せるはずだから!
 気まぐれに襲撃するオブリビオンから村の人達を救ってあげて! よろしくお願いね!」
 説明を終えたベッキーは転移の準備をしながら、猟兵達を見る。その瞳には強い信頼の色。


 白い皮鎧をまといマスケット銃を背負った男達――闇の救済者達『白き銃士団』の眼前には漆黒の沼が広がっていている。沼の奥には壁に蔦の這う洋館が見える。
 リーダー格の青年が、団員に告げた。
「覚悟はしておいて。敵は強い。その上、沼は僕らを大きく消耗させる。辛い戦いになるだろう。でも」
 リーダーは皆に訴える。不定期に、かつ、笑い声をあげながら村人達を傷つけていく敵の理不尽さを。
「村人達は怯えている。風が吹いただけで、襲撃かと思い悲鳴をあげる人だっている。――彼らの為にも必ず敵は倒す。いくよ、皆!」
「おおっ。敵は撃ち倒す!」
 リーダーの声に、力強く頷く団員達。彼らは毒沼に足を踏み入れようとしていた。


支倉みかん
 支倉みかんです。ご閲覧ありがとうございます。

●補足事項
 シナリオは、猟兵の皆さんが闇の救済者と合流するところから始まります。
 敵の拠点までは、毒の沼を越える必要があります。
 闇の救済者たちは、毒の沼を渡る有効な手段を持っていません。
 皆さんは彼らが毒の沼を渡る手伝いをしてください。

 闇の救済者達のグループ名は「白き銃士団」。
 全員が10代後半から20代後半。
 皆、マスケット銃を使います。
 猟兵の皆さんにはかなわないまでも、それなりの射撃能力を持っています。

●二章以降の展開
 二章では、村を襲撃するオブリビオンとの集団戦。
 三章では、闇の救済者や村人達と交流する日常イベントとなります。

 どうかよろしくお願いします。
25




第1章 冒険 『毒沼攻略』

POW   :    ユーベルコードを使用して進む

SPD   :    技能を使用して進む

WIZ   :    アイテムを使用して進む

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

阿紫花・スミコ
まずは、闇の救済者のメンバーと最優先で合流する。
自作ガジェット「ワイヤーギア」で、ワイヤーを木々の枝などに引っ掛けながら、ワイヤーの巻き取りと蒸気を射出して、移動する。
ガジェット「サーマルスキャナ」を使えば、メンバーの熱源を追うこともできると思う。

「いたいた!」

笑顔とコミュ力でメンバーに話しかける。

「とりあえず、沼を突っ切るのはちょっと待って。ボクのギアなら一人ずつではあるけど、運んであげられるし、他の猟兵もここに向かっているはずだよ。」

「時間はたしかに惜しい、でも、今は君たちが無事、この沼を渡りきることが大事だ。違うかい?」

(コミュ力 優しさ 空中移動 ジャンプ 地形利用 情報収集 UC)




 先にある沼の影響からか、多くの木々が枯れる林。
 阿紫花・スミコは仲間と共に毒沼を目指していた。ゴーグル型ガジェット・サーマルスキャナーで地に残る熱を感知。
 自作のワイヤーギアからワイヤーを射出、枝に掛ける。レザーブーツで地を蹴り、蒸気の力で軽やかに前へ。林を抜け、
「いたいた!」
 スミコは、銃を背負う男達『白き銃士団』を、毒沼の前に発見。彼らの傍に足を揃え着地。友好的に笑み話しかける。
「とりあえず、沼を突っ切るのはちょっと待って」
「な? ……あなたは」
 驚く銃士達。スミコは笑みを崩さず説明。自分は猟兵で、一人ずつだが銃士達を運ぶ力があると。
「猟兵の方だったんですね。運んで貰えるのは有難い。でも時間が……」
 銃士のリーダーは、スミコに敬意を払いつつも焦った声。
 彼が一瞬、村の方を見たのに、スミコは気づく。
「村が気になる? うん、時間は確かに惜しい。でも早く村を救う為にも、今はキミたちが無事、この沼を渡り切ることが大事だ。違うかい?」
 相手をまっすぐ見る、スミコ。その説得が銃士の心を動かした。真顔で頷く銃士達。

「じゃあ運んでいくよ。まずキミからね」
 スミコは銃士の体を掴み【スリーディメンジョンモビリティ】を再び行使。沼から出た岩や朽ちた樹にワイヤーを掛け、沼の上を自在に移動。
 動きの鮮やかさに銃士達が感嘆の声。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バジル・サラザール
村の解放とオブリビオンとの戦い、私達にも手伝わせて。

濡らした布で口を塞ぐなどの「毒使い」「医術」の知識を生かした助言をしたり、「毒耐性」を利用して、渡そうとする人を担いだりするわ。サポート的な動きが主になるかしら。
沼を渡った後も「毒使い」「医術」の知識、アイテム「ヒュギエイアの薬箱」ユーベルコード「睡魔を誘う蛇の果実」を使って、解毒等の治療をしましょう。

ここでも、この先も誰も欠けることなく、この作戦成功させましょう。




 蛇の下半身を持つ猟兵、バジル・サラザールは毒の沼を真剣な目で観察。ついで銃士達を見回し、
「沼の毒は強いわ。渡る時には肌を露出しないように。小さな傷からでも毒が入れば大変よ。それと……」
 注意事項を滔々と述べる。バジルの助言は薬剤師としての経験や知識に裏付けされたもの。バジルの言葉に銃士達は素直に頷く。

「毒を少しでも吸わないよう、これで口を塞いで」
 バジルは濡れた布を銃士の一人に手渡すと、彼の体を担ぎあげ沼へと進む。
 毒に耐性があるバジルは、沼の毒をものともせず一人ずつ対岸へ運んでいく。
 暫くし、銃士達の幾らかが沼を渡った後。
 残る銃士の運搬を仲間に任せ、バジルは渡り終えた銃士達の体調を確認。
「顔色が悪いわ。毒を吸ってしまったみたいね。『大丈夫』って? いえ、慎重に行きましょう。これを飲んで」
 ヒュギエイアの薬箱から適切な薬を出し治療を施す。

 バジルは、治療を終えた銃士達に楽な姿勢をとらせ、
「睡眠は薬に勝る、今は少し休みましょう。万全の態勢で戦うために」
【睡魔を誘う蛇の果実】を発動。銃士達をガスで包み安らかな眠りへ誘う。
 眠りが銃士達の疲れを取り去っていくのを確認しつつ、バジルは優しく告げる。
「少ししたら起こすわ。誰も欠けることなく、この作戦、村の解放とオブリビオンの戦いを、成功させましょう」

大成功 🔵​🔵​🔵​

毒島・林檎
【WIZ】
 う、うわ、毒々しい色じゃん。これは確かに渡れねぇわけだ。

 と、とりま闇の救済者さんたちを運ばねぇことには話が進まネェかなって。
 すでに他の猟兵さんが運んでくれているみたいだから、ア、アタシもそのお手伝いをしようかな。

 魔傘【甫紫】を起動。こ、これはでっけぇ傘になって、【空中浮遊】が可能になる。
 アタシがそれを行使しながら一人一人、運んでいこうと思う。

 問題は強風やらで何等かのトラブルで毒沼に落ちそうになったときだが……
 アタシが、毒菓【楂古聿】を齧って【毒耐性】を得つつ、毒沼に落ちそうになった解放者さんを助けるわぁ。
 け、結果的にアタシがドボンする羽目になっても、構わない。




 毒島・林檎は毒の沼を恐る恐る覗き込み「う、うわ」と声。
「毒々しい色じゃん。匂いもキツいし、これは確かに渡れねぇわけだ……と、とりま闇の救済者さん全員を運ばねぇことには話が進まネェかな」
 闇の救済者『白き銃士団』の面々へ、
「ア、アタシもお手伝いをするよ」
 どもった声と強張った笑みで申し出る。
「有難うございます! ですが……」
 銃士達は感謝と敬意を払いつつも、林檎の表情と声の硬さに不思議そうな顔。
「も、問題ねぇ。そ、それより」
 林檎は杖を掲げた。先端が変化し魔傘【甫紫】へ。
「い、行くよ。ア、アタシの手を握ってて」
 林檎は片手で傘の柄を抱き、反対の手を銃士に握らせた。
 林檎の意に応じ傘は宙に浮かぶ。林檎と銃士を持ち上げ、ふわふわと。

 銃士と共に沼の上を飛ぶ林檎。途中で風が強く吹いた。揺れる傘。
「わ、わっ」林檎は体勢を崩しかけたが、なんとかバランスを維持。
 自分の手を持つ銃士へ、
「も、もし、もっと強い風がきて毒沼にドボンしても、対策は考えてあるから。ふ、ふ、ふ、ふ……」
 引きつり笑い。林檎の笑い声に、銃士の顔も引きつる。
 それでも『何かあれば己が沼に落ちてでも相手を助ける』と言う意志が伝わったか、銃士は感謝の視線を向けてくる。

 林檎は何度もどもりつつも、確実に銃士達を対岸へと運んで行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリソン・リンドベルイ
【WIZ 侵略繁茂する葛蔓】
あと一息なのよ。ファイトなのよ。
背中の翼をパタパタさせて、『空中浮遊』でフヨフヨと浮きながら『鼓舞』で応援するのよ。もちろん、応援だけではなくて、ユーベルコード『侵略繁茂する葛蔓』も使って手助けするわ。沼地に足が沈み込まないように、ツルッと滑ってしまわないように、葛の蔓を急成長させて足場とロープを作るのよ。…まぁ、仮拵えの道ですけれど…落ちないように気をつけてくださいね?
うっかり沼に落ちた人がいたら、『救助活動』で助けるのよ。でも、私だと一人を引っ張るので精一杯だと思うのよ。 沼を渡ることができたのなら、『医術』で体調を大きく崩してる人がいないか確認するのよ。





 胡桃色の髪に大きなリボンをつけたオラトリオ、アリソン・リンドベルイは、宙を浮かびながら、沼の前に移動。
 眠そうな顔のまま、緑指の杖を一振り。【侵略繁茂する葛蔓】。足元に落ちていた幾つもの石が葛の蔦に変形。
 超生命力を持つ蔦は毒に影響されずに急成長。沼の上に、対岸までの足場と手すりになるロープが、完成。
「足場だ!?」「これで早く敵の所に着ける!!」
 歓声を上げる銃士達。
「まぁ、仮拵えの道ですけれど……落ちないように気をつけて渡ってくださいね?」
 あくまでのんびりした声で、念を押すアリソン。

 アリソンが作った足場を渡っていく銃士達。アリソンは浮遊しつつ、
「あと一息なのよ」ふよふよ。
「ファイトなのよ」ぱたぱた。
 翼を頻りと動かし、銃士達を応援。
「「ファイト!」」アリソンの鼓舞に応え、銃士達は真剣な面持ちで進み続ける。
 不意に、「おわっ」一人が風にあおられた。足場の上で体をふらつかせる。
「落ちついて。今助けるのよ」
 アリソンは銃士の隣へ。彼の体を手で支え、体勢を立て直させた。

 時間が経過し。
 アリソンの尽力もあり、銃士達は皆、沼を渡り切ることができた。
 アリソンは銃士達の体調を確認。毒気に体調を崩した銃士もいたが、仲間の治療で既に回復している。万全の態勢だ。
 大丈夫なのね、と頷くアリソン。


 猟兵と銃士は、沼の傍にある洋館――オブリビオンの本拠地へ歩を進めた。
 洋館は三階建て。窓はすべて割れ、壁は幾条もの蔦で覆われている。毒沼の傍にも関わらず青々と茂っているのは、オブリビオンの影響か。
 銃士と猟兵達は顔を見合わせ、洋館の扉に手をかけた。
 ギィ。扉が音を立て開く。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『喰われた神々』

POW   :    この世のものでない植物
見えない【無数の蔦】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
SPD   :    名称不明の毒花
自身の装備武器を無数の【金属を錆びつかせる異形】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    異端の一柱
【一瞬だけ能力が全盛期のもの】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。

イラスト:夏屋

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達はそれぞれの能力やアイテムを駆使、『白き銃士団』の銃士達を運び、あるいは彼らの足場を作った。体調を崩した者には、適切な治療を施した。

 結果、銃士達と猟兵は万全の態勢で今、敵の本拠地、洋館の扉の前に立っている。
 ギィ。扉を開けると噎せ返るような植物の香り。

 扉の向こうは大きな広間。床や壁中に無数の蔦。
 そして数多くの異形の存在が、宙に浮かんでいる。
 人に近い姿をしているが、首を持たず、背から翼を一枚だけ生やした、異形。
「うふふふ」「あそび、あそび」「あそび、ましょお」
 異形どもはどこからともなく声を出し宙を移動、猟兵達に迫ってくる。

「皆、行くよ。この者達から村を救おう!」
 銃士達は一斉にマスケット銃を構え、照準を定めた。
 猟兵達もそれぞれ戦闘態勢へ。
 敵数は多く、味方の銃士達は決して強くない。
 が、猟兵が戦い戦果をあげれば、銃士達の士気も上がり、戦いは有利になるはずだ
 また銃士達と連携をとったり、助言したりすることもできるだろう。

 猟兵達は動く。村人を苦しめるオブリビオンを銃士と共に討つために。
バジル・サラザール
銃士団の横で狙撃、「毒使い」「属性魔法」を生かした「ポイズン・スピア」で攻撃、防衛と精度重視で近くの敵から狙うわ
敵の攻撃は「野生の勘」も利用しつつ、回避や防御。でも銃士団に当たりそうなら庇ったり、相殺したりして守りましょう
動くもの……槍や銃弾に反応してくれないかしら。駄目なら前に出て動き回って引き付けつつ攻撃ね
銃士団の人達の攻撃も命中重視。弾も貴重でしょうし確実に当たるときや自身の身が危ないときに撃つようにしてもらおうかしら。「効いてるわ!」「絶対に勝つわよ!」等と励ましたりしましょう
でも無理しすぎは禁物。負傷の大きい人は一旦下がってもらいましょう

最後まで誰も欠けることなく敵を打ち倒しましょう




「弾丸を無駄にしてはいけないわ。身を護る時、敵が十分に近づいた時、隙を見せた時に撃って――絶対に勝つわよ」
 バジル・サラザールは銃士達に助言しつつ、近づく異形達を鋭い目で観察。
 バジルは185本の【ポイズン・スピア】を生成。うち三本を敵へ飛ばす。敢えてゆっくりした速度で。
 はたして、多くの異形が槍を落そうと腕を振り上げた。
「今よ!」
 バジルが合図し、銃士達が一斉に射撃を開始。槍に気を取られた異形どもを撃つ!

「うふふふっ」「ふふっ」異形達は撃たれてなおはしゃいだ声。
 バジルは再び牽制の槍を放つが、今度は構わず近づいてくる。
「あれは囮と学習したみたいね。なら……」
 バジルは白衣の裾を揺らし敵前へ。尾を動かし戦場を動き回る、自身で敵を惹きつける。
 異形の数体がバジルに殺到。「つっかまえたあ」敵の動きが瞬間的に加速、白い手がバジルの肩や首を掴んだ。
 が、バジルは冷静な表情を崩さず――、
 己を掴む敵をポイズン・スピアで串刺し!
 手を離し痛みにのたうつ異形に、バジルは告げる。
「薬も過ぎれば毒となる。元々毒だけど、たっぷりと味わいなさい」
 
 バジルの奮戦に勇気づけられ、銃士達も次々に射撃、異形達を傷つける。
「効いてるわ、続けて射撃を! でも大きな怪我をしたら一旦下がって――最後まで誰も欠けることなく敵を打ち倒しましょう!」
 声を張り上げ、仲間を鼓舞するバジル。

大成功 🔵​🔵​🔵​

毒島・林檎
はァ――アタシにとっては初の戦いとなるッスね。
み、みんなの足を引っ張るわけにはいかねェ……。
アタシの魔術は『毒』、その極致。
神々すら融かす『猛毒』、その『原初』を浴びせてやるッスよ。

UC:『原初魔毒【Rotten Apple】』。
銃士サンや他の猟兵サンたちを巻き込まねェように、タイミングを見図って、起動。
アタシを『アタシたらしめる』この魔術理論……。
某が持つ猛毒は、『腐敗毒』。
異形の花びらだろうと『溶けて』しまえば関係ねェ。
アタシも、テメェも、どろどろのアップルパイにしてやるよ。

っ、い、いってぇ……やっぱ、毒の痛みは何時でも慣れねぇもんッスよ。
【毒耐性】で、一秒でも長く、動いてやるッスよ……!




 連携を取り戦う猟兵と銃士達の前で、
「きゃは!」異形の一体が、宙に大量の花びらを発生させた。花びらはひらひらと舞い、銃士達へ迫る。
「さ、散開するッスよ!」警告したのは毒島・林檎。林檎の声に、散り散りに走る銃士達。

 林檎はその場に留まり「はぁ――」と呼吸。初めての戦いに緊張しているのか。
 それでも林檎の瞳には、皆の足をひっぱるまいという意志。
 林檎は魔杖【毒林檎】を掲げ、『原初魔毒【Rotten Apple】』を行使!
 林檎の周囲に発生した瘴気が、敵の花びらを瞬時に溶かした。
「っ、い、いってぇ……やっぱこの痛みは慣れねぇもんッスよ」
 瘴気は林檎自身を蝕む。激痛に顔を歪めつつも、林檎は不揃いのハイヒールで床を蹴り、前へ。

 さらに飛んでくる敵の花びらを、林檎は全て瘴気で溶かし敵に接近。
「アタシの魔術は『毒』、その極致。神々すら融かす『猛毒』、その原初。テメェが何だろうと花びらを出そうと『溶けて』しまえば関係ねェ」
 目を大きく開き、毒霧を放射!
「アタシも、テメェも、どろどろのアップルパイにしてやるよ」
 瘴気と毒霧が異形を包む。異形の体が即座に変色し――ドロリとした液体になる。

 林檎の戦いぶりに銃士達は奮起。「彼女に続けー!」幾つもの弾丸が命中。
 弾丸に怯む敵へ、林檎は毒霧を放つ。気を失いそうな苦痛の中、敵を一体でも多く『溶かす』ため。

大成功 🔵​🔵​🔵​

阿紫花・スミコ
「あれが敵の本拠地かな?」

ワイヤーギアで森の中を移動してきたスミコは、洋館の前に着地。身の丈ほどあるスーツケース(人形が入っている)を傍らに置く。

「さてさて、お出ましかな。」

ぺろりと唇を軽くなめると、右手を腰のあたりに構える。
何もなかった腰に、金属製のガンベルトが姿を現す。
すばやくその銃、黄金に輝く精霊銃「アヴェンジングフレイム」を引き抜くと、腰の高さに銃を構え、引き金を引きながら、左手で撃鉄を高速ではじく。

ファニングショット・・・!

刹那に放たれた6発の弾丸が、炎を帯びて敵に襲い掛かる・・・!

「じゃんじゃん行こう!」

弾倉の薬莢をじゃらじゃらと地面に落とすと、すばやく次の弾を込めるスミコ。




 阿紫花・スミコはワイヤーギアを駆使、林と毒の沼を越え、館の前に着地。仲間と共に洋館内へ足を踏み入れていた。

 仲間の猟兵や銃士達の奮闘を見つつ、スミコは身長ほどもあるスーツケースを床に。
 その音に異形達は反応。宙に浮いたまま、首無き体をスミコに向けてくる。
「おはな」「おはなであそびましょ」
「さてさて、ボクと遊んでくれるというのは光栄だけど」
 スミコはおどけたように言い唇をちろりと舐める。
「気を付けて下さい。あいつら、金属を錆びつかせる攻撃を――」
 切羽詰まった声を出す銃士達に、スミコはウィンクし右手を腰へ。
 何もなかった筈の腰に、金属製のガンベルト、ガン・ハイダーが出現。

 異形どもが攻撃するより早く、スミコは銃を引き抜く。
 黄金に輝くアヴェンジング・フレイムを腰の高さに構え、右手の指を引き金に。左手を撃鉄へ。【ファニングショット】!
 次の瞬間には銃声。さらに次の瞬間には、異形六体の体が燃え上がり、墜落。
 0.02秒弱の間にスミコが放った、炎を帯びた弾丸六発。その六発が異形どもを撃ち抜いたのだ。

 スミコはじゃらじゃらと薬莢を落としつつ、他の異形が攻撃動作をとるのを視界の端で確認。
 スミコは次弾を装填し、不敵に笑う。
「敵の数は減ってる。後少し。さあ、じゃんじゃん行こう!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリソン・リンドベルイ
【WIZ 侵略繁茂する葛蔓】
……一つ覚えで悪いけれど、これが私の精一杯なのよ…!
場所が屋敷なら、ユーベルコードで蔓に変化させる無機物には困らないかしら。能力の届く範囲の全周囲から、葛の蔓を成長させ、侵食していくのよ。
武器である緑指の杖を振るって、蔓の成長促進と操作を。攻撃は、蔓を絡みつかせて『生命力吸収』するわ。 ……でも、他の猟兵さんに比べたら、力にも速さにも自信がないから、どちらかと言えば守勢に回るのよ。可能なら、銃士さんたちの前に緑の蔓で防御用のバリケードを作って、危なそうなときは、『呪詛耐性5、かばう5、オーラ防御4』で攻撃を防いだりしていきたいのよ。……落ち着いて。突破はさせないわ。




 アリソン・リンドベルイは若草色の瞳で、屋敷の広間内を見回す。
 異形達は数を減らしたが、なお健在な異形達が飛び回っている。
「うふふ!!」
 数体が身体を強化、銃士達の弾丸に貫かれながらも、平然と銃士達に接近。
「銃が効かない?!」
 混乱する銃士達に、アリソンは小さく声をかける。
「……大丈夫よ」
 そして林檎の木の枝、緑指の杖を一振り。
「……一つ覚えで悪いけれど、これが私の精一杯なのよ……!」
【侵略繁茂する葛蔓】!!
 アリソンの周囲の壁や床が変化、大量の葛蔓が発生。蔓はうねり急激に成長。
 無数の蔓が異形どもの足や腕に絡みつき、動きを封じる!

「とおせんぼ?」「あはーっ」
 異形五体が怪力で蔓を千切り、アリソンや銃士達に再接近。
「……落ち着いて。突破はさせないわ」
 アリソンは再び杖を振る。アリソンと銃士達の前に、大量の蔓で出来た柵が出現。
 異形は緑の柵に衝突。動きが止まった。
「今なのよ、撃って!」
 アリソンの指示に、銃士達は柵越しに発砲! 弾丸が今度は異形の急所を撃ち抜いた。墜落する異形達。

 その後もアリソンは銃士達と巧みに連携し敵を倒す。時間が経過し。残る敵は一体。
 敵は窓へ体を向けた。逃げようというのか。
 その異形の足に、アリソンの蔓が巻き付いた。
「……逃がさないわ」
 アリソンは蔓に敵の生命力を吸わせる。もがく敵の動きがぴたっと止まり――消滅。


 その後、猟兵達と銃士達は洋館内を歩き、もう残っている敵がいないことを確認。
 敵が全滅したことを知り、銃士達は「やったぞーっ」と快哉。
 銃士達には重傷者や死亡者はない。猟兵達が尽力した結果だ。
 銃士達は「「有難うございます!」」と口々に礼の言葉を述べる。

 銃士達のリーダーが言う。
「村の人々は、この異形達に非常に苦しめられていました。早く彼らに教えてあげましょう。もう大丈夫だと」
 猟兵と銃士達は吉報を告げるべく、支配されていた村へ向かうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『キャンドルナイトで慰労会』

POW   :    会場の設営などの力仕事、周辺の不安要素の排除、大規模なパフォーマンスなど。

SPD   :    食事の用意、会場の飾りつけ、人々が集まれるよう呼びかけるなど、場を和ませる工夫を。

WIZ   :    悩み相談を受けたり、安心できる言葉をかけたり、唄や踊りの披露をしたり。

👑5
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 猟兵達と銃士達は、オブリビオンに支配されていた村を訪れた。
 畑や建築物に破壊の痕。村人達は皆、怯えた目をしながら生活していた。
 オブリビオンを撃破したと伝えると、村人達は驚愕し喜ぶ。
「うちの子が、けがをさせられることはもうないのね」「あいつらにもう怯えなくていいんだ」と。
 そして村人達は、子供も大人も老人も、猟兵達に繰り返し感謝の言葉を伝えるのだった。

 暫くして、銃士達がこんな提案をした。
「村の広場で、村の皆さんの為にパーティーをしませんか?」と。
 今まで苦しんできた村人達を労い、明日から生活していく活力にしてもらうための、パーティーをしようと。
 銃士は猟兵に尋ねる。
「猟兵の皆さんも、ぜひ参加してくれませんか?」

 銃士達は、早速パーティーの準備を始めている。
 村人から借りたテーブルを並べ、酒やチーズなど手持ちの食料を用意。

 猟兵達はパーティーの準備を手伝うことができる。
 会場の準備や飾りつけ、あるいは食料の用意等々、やることは様々あるだろう。
 またパーティーが始まれば、一緒に酒や料理を楽しんでもいい。
 芸を披露したりしてパーティーを盛り上げることもできるだろう。

「素敵なパーティーにしよう!」銃士の一人が言った。
阿紫花・スミコ
「パーティ?・・・ああ、ボクはちょっとやることがあるから、先行っててよ。」

そういいながら、身の丈ほどあるスーツケースを引きずりながら、森の中へ入っていくスミコ。

「へへ・・・これこれ。みんなびっくりするぞ。」

何やら筒状のガジェットと、30cmくらいの玉のようなものを取り出す。

パーティの夜、突如、森の中から爆音が鳴り響く。次の瞬間・・・夜空に広がる大輪の花、色とりどりの無数の光が、闇夜を照らしていく。

「花火っていうんだ。ボクもはじめてこれを見た時はびっくりしたよ。」

どこから出したかわからないケーキをほおばりながら、ガジェットが打ち出す花火を見上げるスミコだった。




 村の広場ではパーティーがもうすぐ始まろうとしている。
 阿紫花・スミコは、今、村近くの森の中にいた。
 少し前に「ボクはちょっとやることがあるから、先行っててよ」と仲間達に告げ、巨大なスーツケースを引き摺って、ここにやってきたのだ。
 スミコは筒状のガジェットを出し、地に固定。
「へへ……これこれ。みんなびっくりするぞ」
 玉の形のものを筒に入れ、必要な準備を整えた。
「これでよしっと」
 スミコは速やかに筒から離れ、様子を見守る。

 村のパーティー会場、広場へ、森から爆音が響く。
 広場にきていた村人達は一斉に森を見た。
 しゅるるるる。森から空へ火球が昇り、
 次の瞬間。ばあん!! 火球が弾ける。空に広がる、金と銀の光の大輪。
 村人の視線は空に釘付け。数秒黙り、そして、「「わあああああ!!」」と一斉に歓声。

 火球は次々打ち上げられる。その度に、緑、黄、赤……様々な色の光が闇を照らす。
「おかーさん、きれー、みて、きれー」はしゃいでいるのは、村の少女。「あれなんていうの?」と大人に尋ねる。
 スミコは広場に戻ってきていた。少女の質問に茶目っ気たっぷりに、
「花火っていうんだ。ボクも初めてこれを見た時はびっくりしたよ」
 スミコは何処かから出したケーキを頬張りつつ、村人と共に花火を鑑賞。スミコに少女が言う。
「おねーちゃんがはなび、だしてくれたの? ありがとっ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

バジル・サラザール
パーティね。ええ、是非参加させて。
私は手作りのアロマキャンドルを用意しようかしら。リラックス効果抜群よ。もちろん他にも掃除や飾りつけ等々手伝うわ。

皆お疲れ様。大きな怪我もなく無事に済んでよかったわ。
ところで軽傷の人とか、気分が悪い人とかいないかしら?あ、もともと体調が悪いって人もよかったら。
そんな感じで「医術」知識を生かしながら、銃士の人や村の人の治療や診断、ただ単に相談にのったり、関係無い雑談等々しながら慰労会を楽しむわ。

皆ありがとう、本当にお疲れ様。これからまた大変なことがあるかもしれないけれど、皆ならきっと乗り越えられるわ。




 広場でのパーティーが始まる。
 各テーブルの上で、バジル・サラザールが用意したアロマキャンドルが淡い光を放っている。
 リラックス効果があるキャンドルの香に、
「いい匂いがするわ」「優しい匂いね」
 と、村の娘達がうっとりした声。

 バジルはパーティーが始まる前には飾りつけや掃除を行っていたが、今は広場の隅で、銃士や村人の健康相談や診察を行っている。
 足にけがを負ったという村人の患部を、バジルは冷静に観察。
「これなら塗り薬で対応できるわ。薬を寝る前に塗れば、二日程度で痛みが治まるから。ただ、しばらくは怪我をした方の足に負担をかけないようにしてね」
 分かりやすく助言しつつ、ヒュギエイアの薬箱から適切な薬を出し、村人に渡す。

 医術の知識を村人や銃士達の為に活用するバジル。村人達や銃士達は、彼女に敬意を抱いたようだ。診察が一段落すると、
「これ、村の蕪で作ったポトフです。食べてください」
「拠点で作った藷をふかしてみました。ぜひバジルさんも」
 診察や治療のお礼にとバジルに自分達の料理を勧めてくる。
「皆ありがとう、頂くわ」
 バジルは微笑し皆の好意を受け取り、
「本当にお疲れ様。これからまた大変なことがあるかもしれないけれど、皆ならきっと乗り越えられるわ」
 と励ます。バジルの言葉に、村人や銃士から「はいっ」と力強い返事。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリソン・リンドベルイ
【WIZ 庭園迷宮・四季彩の匣】
……できることといったら、お手伝いくらいかしら。フヨフヨと浮いて飛びながら、お手伝いできる仕事を探すのよ。やる気だけはあるのよ。(『奉仕』)
お酒は飲めないし、あんまり楽しいお話も芸もできないけれど…そうね、子どもたちと一緒に遊んだり、お料理を運んだり、そういう風なことができれば、と思うわ。
いくらか余興が許されるのであれば、『庭園迷宮・四季彩の匣』で、四季折々の花をお見せするわ。ええ、ええ。この世界にも、きっと美しい花が満ちる時が来るから…。…だから、それまでは、どうか生き延びて欲しいのよ。
パーティーが終わったら、お片付けも最後までさせて貰うのよ。




 フヨフヨ。アリソン・リンドベルイは宙を浮いて移動、肉料理がのった皿を運んでいた。
 テーブルに皿を置き、村人達に声をかける。
「どうぞ、お料理なのよ。おかわりもあるから、どんどん食べてほしいのよ」
 ガーデニアの咲いた髪を揺らし、アリソンは会場を動き回って皆を手伝う。
 各テーブルに皿を運び、カップをうっかり割った村人を見かければ箒を手に掃除を開始。

 お手伝いの最中、アリソンは不安そうな顔の少女を見かけた。年齢は四歳位。初めてのパーティーに戸惑っているようだ。
 アリソンは浮かぶ高さを調整、視線を少女に合わせ、ゆっくり話しかける。
「どうしたの? 大丈夫なのよ? 良かったら私とお話してほしいのよ」
 少女はこくんと頷いてくれた。その後は少女から村の話を聞いたり、他の子とも一緒に歌を歌い遊んだり。
 少女の顔から不安が消えていった。

 盛り上がる宴の中。アリソンは余興を披露するため、広場の中央へ。
 緑指の杖を振り【庭園迷宮・四季彩の匣】!
 途端、広場中にチューリップ、ヒマワリ、コスモス、ポインセチア……様々な季節の花々が咲き乱れる。
「すごい」「綺麗……」息を呑む村人や銃士達にアリソンは言う。
「ええ、ええ。この世界にも、きっと美しい花が満ちる時が来るから…。…だから、それまでは、どうか生き延びて欲しいのよ」
 想いと祈りを込め。

 アロマキャンドルが柔らかな匂いで皆を癒し、空の花火や地に咲く花々が皆の目を楽しませる。
 オブリビオンに怯えていた村人達は活力を取り戻しつつある。
 それは、猟兵達が銃士達と共にオブリビオンを倒したから、そしてパーティーでの演出と心配りで村人達を元気づけたから。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年10月16日


挿絵イラスト