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新年明けまして大☆爆☆発

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●新年あけましてー?
 キマイラフューチャーの某所。何故か新年早々ドラム缶を転がしながら爆走している住民が居た。そして一周回った後、悲劇が起きた。
「新年、あけましてー」
 全力で転がしたドラム缶を立て、開封しようとする住人。おいばかやめろ。
「おめでとうございまああああああああああああ!!!」
 周囲にいた住民が吹っ飛んだ。ドラム缶が黒い液体を撒き散らし大爆発をしたからだ。黒い液体とだけ書くと物騒に感じるが、これはコーラなのである。なにやってんだ住人。
 負傷する住民も居るなか、一人主催は陽気に進行を続ける。
「さー、どんどん新年を爆発で盛り上げよーな!!負傷した人は一応救護のとこいってなー!!」
 困ったことに。この主催が『オブリビオン』だったのだ。住人はまだ誰一人、気づいていない……。

●思わず真顔になるグリモア猟兵
「……うん、申し訳ないんだが。俺も正直何がしたいんだか理解不能なんだ」
 猟兵達の眼の前にいるのは佐久間・嶺滋(想葬の黒影・f00774)。開幕一声からもう既に何か諦めた顔をしている。

「キマイラフューチャーで新春ドラム缶コーラチャレンジって馬鹿なことが始まってる。正直良くわかんないし分かりたくないけど、主催が主催なんで、怪人の仕業らしい。」
 またキマイラフューチャーか、という顔をした猟兵も居るかも知れない。だがキマイラフューチャーはバズればなんでもありかも知れない世界。やったもん勝ちなとこが多少あるのだ。此処まで言っても正直良く分からない。
「えっと、新年をドラム缶コーラの爆発で祝おうってのが主旨らしいぞ。ホントどういうことだかわかんないし、住民に既に負傷者が出てて、だ、な……」
 あ、この怪人。嶺滋の地雷を踏んだらしい。猛烈な殺気を猟兵達が周囲に居るにも関わらず放っている。

「本当は今すぐ全力殴打してやりたい所だが、それをするとどうやら予知から外れるらしい。全く面倒な話だ。……というわけで、この馬鹿騒ぎに紛れ込んで貰いたい。ついでに主催より注目を浴びてくるんだ」
 どうやら、巧く出来るなら正攻法でなくても構わないらしい。インパクトって大事ですね。
 大爆発を男気溢れる防御で耐え抜いてもいいし、一気飲みを始めてもいいし、新しい使い方を提案してもいいらしい。もうなんだか無茶苦茶だ。
「なーに、ドラム缶コーラを使って派手に目立てばいいのさ。馬鹿騒ぎを止める為だ。ソレぐらい易いもんだろ?」

 オブリビオンスレイヤー状態になった嶺滋が猟兵達を見回して、冷たい声色で言い放った。
「……追い詰めたら、手段は問わない。徹底的にぶちのめせ。巫山戯た企画で死人を出されちゃこっちが困るんだ」
 ……皆さん、最期に念の為言います。これはネタ依頼です。


逢坂灰斗
 メントスコーラよりヒデェや。どうも、逢坂灰斗です。
 ドラム缶コーラ大爆発です。こんな馬鹿げたお祭りを全力のインパクトで阻止して下さい。

 ネタ依頼ですが、判定はなるべく真面目にやります。が、うまーくインパクトを稼げそうな技能提案とかはじゃんじゃんして下さい。
 また、第2章以降は逃亡する怪人の追跡展開が予想されますので、その旨をご承知の上、ご参加下さい。
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第1章 冒険 『どっかん爆発ドラム缶コーラ』

POW   :    爆発するドラム缶コーラを耐えてみる!スゲークールだぜ!

SPD   :    爆発させるんじゃなくて一気飲み!?ゲップ多発注意!

WIZ   :    新しいコーラの使い方?おいおいそれは残心すぎてクールだぜ!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ミルフィ・リンドブラッド
キマイラフューチャーのオブリビオンが考えることはよくわからねぇ、です。爆発させて人気取りとかできるんです?それならただ爆発させるだけじゃなく違うアプローチの仕方で人気とったほうがいいです。

POW
ということでフィーが本当の人気の取り方を教えてやるぞ、です。静止する声を無視して爆発するドラム缶の至近距離に近づいて爆発を耐えきってやるです。爆発が来たら【金剛土竜】を発動して「天竜砕き」で『怪力+武器受け+オーラ防御+カウンター』を使って爆発を受け止め、空高くドラム缶を吹っ飛ばしてやるぞ、です。

主催と思われるオブリビオンがいたら『挑発』で挑戦的な視線を向けてやるです。



●打ち上げコーラ
(キマイラフューチャーのオブリビオンが考えることはよくわからねぇ……です)
 そんなことを思いながら新年早々、新春ドラム缶コーラチャレンジに紛れ込んでいる猟兵が此処に1人いた。ミルフィ・リンドブラッド(ちみっこい力持ち・f07740)だ。眼の前では既に負傷者は居なかったものの1缶分既に爆ぜている。彼女の所にも飛んでくるコーラの飛沫。本当に後日ベトベトしそうなんだけど大丈夫か住民。

「……ただ爆発させるだけじゃなく違うアプローチの仕方で人気とったほうがいいです。今からフィーが本当の人気の取り方を教えてやるぞ、です」
 住民が楽しげに開封の儀を行おうとしている所を見計らい、動いた。
 炸裂の瞬間に割り込み、そして、自らが『動けなくなる前』に殴り飛ばす。

「『――我、望むるは頑健なる竜の力』」
 そう紡がれる詠唱と同時に、炸裂寸前のドラム缶に下方からの打ち上げるような『天竜砕き』のスイング。
 住民達は驚愕し。同時に歓声を上げた。その場に龍鱗を纏いし少女。空中へ舞い上がり、花火のように炸裂するドラム缶がコーラの雨を注ぐ。あっ、なんかもっと広範囲でベトベトしそう。
 だが、それでもなお彼女は一人、『黒幕』を見据えて動いていた。
「……ただ爆発させて人気取りとかできるんです?それだけで出来ると思っていたら大間違い、って奴です」
 ミルフィは住民達の中、ただ一人リアクションの違う存在……
 壇上で驚愕している少年のような怪人に挑発的な眼差しを向ける。

「――やっべ、俺の考えよりもっと目立つ奴が、来ちゃった……?」
 そう、呟いた声は、ミルフィの耳元に届いたか、否か。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シウ・ベルアート
僕がボケのなんたるかを教えてあげないといけないみたいだね。
コーラが爆発により、勢いよく噴射するならやることは一つ。
そう、黒ひげ危機一髪だ!

まずは主催に下記の挑戦状を叩き付ける。
「君達みたいな爆発のアイデンティティーも理解できていないコーラバカがコ〇かペ〇シかの哲学を語っている事片腹痛し。
よってボケとは何か、爆発とは何かということを此度思い知らせる所存なり」

ドラム缶の上にスタンバっておき、ウィザード・ミサイルでドラム缶を爆破させ、勢いよく黒ひげ危機一髪を実行する。
「僕は死にません!ボケが好きだから!何度でも生き返る!」と決め台詞を放ち、最後は力尽きる。



●折角のイケメンフェイスが台無しですよ調停者さん????
 少年怪人は困惑していた。コーラの打ち上げ花火が打ち上がったと思ったらこんな果たし状が手元に届いていたのである。

『君達みたいな爆発のアイデンティティーも理解できていないコーラバカが
 コ〇かペ〇シかの哲学を語っている事片腹痛し。
 よってボケとは何か、爆発とは何かということを此度思い知らせる所存なり』

 思わず真顔になる少年怪人。顔をあげるとその先に居たのは……
 ドラム缶の上でスタンバってるシウ・ベルアート(灰色の調律者・f04914)もとい、調停者(ルビ:げいにん)だった。

「古式ゆかしい大爆発、それは――」
「黒ひげ危機一髪!!!」
 そう調停者が叫ぶとドラム缶に一斉に突き刺さる【ウィザードミサイル】。おいおいマジでやるの?????
 当然、一斉に突き刺したら絶対当たるので当たりもクソもないし、そもそも黒ひげ危機一髪って本当は当たり引いたら勝ちのゲームだったんだよってどうでも良い知識を披露してる場合じゃなかった。コーラが大爆発した。
 しかし、調停者は、その爆発の収まった後に、立っていた。……マジカヨ。
「僕は死にません!ボケが好きだから!何度でも生き返え――」
 なんだか将来教職になりそうな人っぽい発言をしながらふっか……あっ、その場で気絶した。その様子を危機感を覚えながら見る少年怪人。

「あ、あわわわわ……何も此処まで身体張った芸を俺の企画で……コレじゃ企画倒れじゃないかぁ……!」

成功 🔵​🔵​🔴​

麗明・月乃
ふぅむ。
要は目立てば良いのじゃろ?
偉大なる私の高貴なオーラが火を吹くのじゃ。

はいはーい。皆注目じゃー。
今からこの鶏が増えまーす。
【鶏の頂点に立つ少女】を発動。鶏をドラム缶の近くにぶん投げて分裂させるのじゃ。
そして――鶏達にコーラを飲ませる!
足りんかったらもっかい分裂させるかの。鶏は増えるもの。
……うん。そういう事にしといて欲しいのじゃ。私もわけわからん。

「そう、聡明な皆はもうお気づきじゃな?このコーラはただのコーラではない!」
鶏も飲めるこのコーラ!人気躍進中(妄想)である新鋭企業、麗明こけ産株式会社(捏造)の新商品!
「名付けてコケ・コーラ!」
皆の衆!この熱い新商品をよろしくお願いするのじゃー!



●好評発売中(予定)
「ふぅむ。要は目立てば良いのじゃろ?」
 後方にて淑やかに微笑むのは麗明・月乃(夜明けを告げる金狐・f10306)。流石お嬢様、優美に提案をなさるのでしょうかと思ったらそんなことは無かった。なんかフラグを感じる。

「偉大なる私の高貴なオーラが火を吹くのじゃ……はいはーい。皆注目じゃー」
 お嬢様っぽい妖狐の方へ振り向く住民達。月乃の手元にはにわとり。……にわとり?
「今からこの鶏が増えまー……すッ!!!」
 そしてドラム缶近辺に向けて全力投球された。哀れにわとり。ぐえっって痛そうな鳴き声とともになんか増えたんだけど、このにわとり、さてはユーベルコードだな??
「鶏は増えるもの……うん。そういう事にしといて欲しいのじゃ。私もわけわからん」
 使用者も理由わかってないんかい。そして増えたにわとり達に駆け寄り、ドラム缶コーラの中身を飲ませた。……いや、丁度良い数いるからって何を考えてるんですかお嬢様。というかキマイラでもないにわとりが普通にコーラ飲んでて驚愕する住人。
「そう、聡明な皆はもうお気づきじゃな――このコーラはただのコーラではない!」
 な、なんだってー って言いたいがそもそもにわとりがただのにわとりじゃない疑惑。でも住人は面白そうだからその言葉の続きを促す。

「鶏も飲めるこのコーラ!人気躍進中(妄想)である新鋭企業、麗明こけ産株式会社(捏造)の新商品……」
「名付けて、コケ・コーラ!」
 いや、なんかその際どさと元を隠さない感じが一周回って斬新なネーミング。
 大丈夫かなぁって思ったらウケた。むしろバズった。どこで売ってるのか問い合わせが殺到した。住民にもみくちゃにされる月乃。当然ですが捏造商品であり、実際のキマイラフューチャーで販売されているかどうかも怪しいが、これ効果有りすぎたらしい。
「皆の衆!この熱い新商品をよろしくお願いするのじゃ、……ってちょっと気になるのは良いが近すぎじゃ!!れれれ冷静に対応させろと言っておるじゃろおおおおお!?」

「……あれ、普通のコーラなんだけど、どーしてこうなったんだろう」
 少年怪人はその黒山の人だかりを呆然と見つめていたという。ちなみにこのコーラは近くの公園の壁を叩くと出てくるものらしかったですよ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

高柳・零
自分の出身地ながら、キマイラフューチャー…アホな世界ですね
ですがこれは危険な行為なので止めないとですね

ドラム缶からコーラが無くなれば爆発はしません。という事で飲んでしまいましょう。
ドラム缶を転がしている所に登場し、盾受けで止めます。
「コーラを爆発させるなんて勿体ないです。自分が飲みます」
そう言うとドラム缶の蓋を開け、コーラを一気飲みします(体の弱い人は死ぬ事もあるので真似しないように)
身長38cmのどこにその量が入るのかとか考えてはいけません。きっと、テレビ空間とかに入っているんでしょう。
飲み干したら「どうですか?爆発させるより面白いでしょう?」と問いかけます。

アドリブ歓迎ですよ。



●そもテレビウムの口ってどこなのって問題
「自分の出身地ながら、キマイラフューチャー…アホな世界ですね」
 そんなある種地元民なテレビウムの高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)。アホというよりは一部のバズりたい連中が頭おかしいだけだよ!!!と叫んでみるが実際はどうなのかはあんまり知りたくない。
「ですがこれは……」
 既に行われた数々の爆発映像の録画を見つつ、零は確信する。
「危険な行為なので止めないとですね。その為に……」
 悠然とドラム缶を転がそうとする住民達の元へ向かう零。
「コーラが無くなれば爆発はしません。という事で飲んでしまいましょう」
 ……真面目キャラだと思ったらこの人も発想がインパクト有り過ぎたよ。

 ごろごろ転がろうとするドラム缶。それを身体1つで受け止めるテレビウム。住民はあまりにもカッチカチな護りのテレビウムに驚愕した。当然だよね。零がドラム缶を立てつつ(何故立てられるかも不思議なレベルだが)、住民達に語りかける。
「コーラを爆発させるなんて勿体ないです……よいしょ」
 その小さな身体でドラム缶によじ登り、そしておもむろに開封した。
 開封した。えっ。
「今から自分が飲みます。全部」
 住民は何をお前は言うとるんだという顔をするが、チャレンジか何かだろうと撮影する住民もいる。そんなのお構いなしにごっきゅごっきゅとドラム缶コーラを飲む零。いやいくら【超防御モード】だからっていってドラム缶単位のコーラを飲み切るとか正気を疑うが、コーラはみるみるうちに減っていく。
 ……ねぇ、そのコーラどこに消えてんの。考えちゃいけないって書いてあったけど考えるよ???

 そんなこんなでコーラの入っていたドラム缶を空にした零。正直インパクトが強すぎたのであっという間に主催の少年怪人が蚊帳の外に追いやられた。
「どうですか?爆発させるより面白いでしょう?」
 しかし、零が主催の居た場所を見ると、まるで点々輪郭が点滅してるかのごとく、居なくなっていた。……少年怪人は、どこに行ったんだ?

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『電波塔士Sa・Gi』

POW   :    ほう、身一つで塔を登ればいいのか、そいつはオレ向けだな。

SPD   :    ドローンを避けて翔んでいくこともできるんだろう? やってみるさ。

WIZ   :    登るところを動画配信すれば「いいね」がいっぱい貰えるかな。

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
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 成功🔵🔵🔴
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※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●もうやだおうちかえる!!!
 零がドラム缶コーラを飲み干す数分前。
「なんでこんなインパクトある奴ばっかくるんだよ!!もう知らねぇ、俺は帰る!!」
 少年怪人は脱兎していた。自らの拠点に向けて。
「よし今度は塔の上からコーラの雨でも降らせてやる!!絶対その方がインパクトある!!!俺賢い!!」

 ……その様子を、グリモア猟兵の冷え切った視線が捉えて居たことも知らずに。

●馬鹿は高い所が好きとか言っちゃダメよ
「……主催が案の定逃げたな。俺が偶然逃げた先の情報を知ることが出来たからお前らに通達しようと思う」
 佐久間・嶺滋(想葬の黒影・f00774)が再び集合した猟兵達に向けてそう切り出した。
「キマイラフューチャーでも割と一二を争うレベルの高さの高層ビル。周辺住民は「塔」とか言ってるらしいんだが、その最上階にあの馬鹿の拠点がある。ただ、怪人が流石に次の行動の為に変な所で慎重になっているのか、そう易易と突入出来ないようになっている。……俺もさっき確認したが普通に入ろうとすると閉め出されるみたいだ」
 つまり、建物の内部に侵入しようにも、内部から上がるルートは既に塞がれている、というのだ。
「なんで、俺は『外壁』を登って最上階の窓を破壊し、先回りして、拠点へ帰還しようとした怪人に直接強襲をかけることを提案する。ついでに目立てば怪人への抑止力になるだろうから、じゃんじゃんやってくれ」
 このグリモア猟兵、映画みたいなダイナミックこんにちわを提案してきたのである。だが、実際コレ以外に方法が無い。
 猟兵達は怪人の拠点のある高層ビルの壁に、挑む――!!
麗明・月乃
ふん、愚かな。ただのコーラショタ怪人(暫定)が私の意味わからん鶏より目立てるわけないじゃろう?
もはや何をしようが手遅れと知るが良い。

『全力魔法』で鶏『属性攻撃』の【鶏の頂点に立つ少女】を使用。塔にぶつける。
……あ、そこのお兄様。そう、お主じゃ。今から私を動画で配信してくれないかの?
バズらせてやるぞ?と『誘惑』

了承してくれたら鶏の飛べないという『封印を解く』
…何を言ってるかわからない?鳥じゃぞ?飛べない方がおかしかろう?ならばこれは彼らにかけられた封印じゃ。
よし、理解したな?

鶏達に紐を持たせて、私をくくる。
そしてぱたぱた飛んで私を塔の上まで運ぶのじゃ!
これぞバルーン鶏。優雅なる空の散歩。



●あれはなんだ?鳥だ!飛行機だ!いや(ry
「ふん、愚かな……ただのコーラショタ怪人(暫定)が私の意味わからん鶏より目立てるわけないじゃろう?」
 と悠然と歩みを進める麗明・月乃(夜明けを告げる金狐・f10306)……と、そのわけわからん鶏(コーラ飲用済)。
「もはや何をしようが手遅れと知るが良い……」
 と、不敵に笑うものの、鶏のせいでこのお嬢様もある種手遅れな状況にある気がしますが、それはおいといて。

 ……おいとけませんでした。このお嬢様、『塔』に向けて鶏ぶん投げた。全力で。またしてもくぐもった声で鳴く鶏。そしてめっちゃ増えた。10倍ぐらいに増えた。珍現象に思わず集まる住民達。これを好機と感じ取った月乃は、一人に歩み寄り……
「……あ、そこのお兄様」
「へっ、俺?」
 哀れな犠牲者もとい一般動画投稿者な青年キマイラが反応した。すかさず畳み掛ける。
「そう、お主じゃ……今から私を動画で配信してくれないかの……バズらせてやるぞ?」
 此処ぞとばかりに【誘惑】しにかかるお嬢様。流石でございます。
「え、え……いいけど、どうやって」
「そうじゃのう、まずはじゃな」

1:鶏に紐を取り付けます
2:お嬢様に1の紐を括り付けます
3:鶏の【封印を解く】

「ねぇ、最期の手順何!?」
 流石のキマイラフューチャーの住人も動揺する謎手順。だが何を言っておるのじゃという顔でお嬢様は続ける。
「何って、鶏の「飛べない」という封印を解くのじゃよ。」
「いや鶏って普通飛べないって俺も聞い」
「よく聞くのじゃ。鶏も鳥。鳥は飛ぶ。飛べない鳥とは呪いに掛かっているようなものじゃ。理解したか?理解したの?」
「……あっ、ハイ」
 青年キマイラは思考停止した顔で放送機材を繋ぎ始めた。

 その時、不思議なことが、起きたのです。
 鶏が、大量の鶏の群れが一斉に飛び上がったのです。しかも『塔』の最上階を目指して……
「……これぞバルーン鶏。優雅なる空の散歩」
 バルーン鶏に揺られつつ優雅に飛ぶお嬢様。なお青年が後に投稿した動画は滅茶苦茶バズり、新進気鋭企業の令嬢が鶏で空を飛ぶと話題になったそうです。

 ……ねぇ、色々と手遅れじゃない?本当に大丈夫???

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミルフィ・リンドブラッド
…あのショタ怪人、ちょっとかわいいなって思ったのフィーだけです?
まぁ、でもオブリビオンですし追跡して倒しにいかないといけねぇです。
人気を取ればなんとかなるです?よくわからねぇですがやってやる、です。

偉い人がいってたです「塞がれているならブチやぶれないいじゃない」と。なのでフィーは【禁忌・血流覚醒】を使って塔の塞がれた内部のルートをことごとく「天竜砕き」で『怪力』にものをいわせて破壊しつくして堂々と怪人の前に姿をあらわしてやるです。力こそパワー、です。もう一度言うです。力こそパワーです。阻まれた先にこそ道はあるです。

…あと怪人の頭がコーラだったら『吸血』でコーラをごくごく飲んでやりたい、です



●グリモア猟兵「壁登り推奨したけどマジで正面突破するとは思わなかった」
 ミルフィ・リンドブラッド(ちみっこい力持ち・f07740)はふんす、とセキュリティで固く閉ざされた『塔』の入り口を見て鼻息を荒くしていた。
「…あのショタ怪人、ちょっとかわいいなって思ったのフィーだけです?けどまぁ、でもオブリビオンですし追跡して倒しにいかないといけねぇです。とっとといっちゃいましょう、です」
 そうしてハンマー片手にのしのしと入り口の前へ向かっていくミルフィ。……え、壁登りしないんです?
「偉い人がいってたです。『塞がれているならブチやぶればいいじゃない』と」
 えっまさか……マジで強行突破すんの?

 ……しちゃいました。ロックだろうとセキュリティだろうとお構いなしに物理でぶち抜いていっています。
「力こそパワー、です。もう一度言うです。力こそパワーです。阻まれた先にこそ道はあるです」
 あーもう(建物の内部が)滅茶苦茶だよ……。なんか高そうな放送機材も粉砕された気がしますが、これ怪人の持ち物なんだろうか。いや持ち物なんだろうね!!!そういう事にしよう!!!なんか怖くなってきた!!!
「……怪人の頭がコーラだったら【吸血】でコーラをごくごく飲んでやりたい、です」
 いやもうそれ吸血じゃなくって吸コーラじゃないの?って思ったけどそりゃあセキュリティとかを物理突破しながら進撃してれば喉乾くよね……。

 なお、その頃少年怪人は建物の内部が滅茶苦茶にされてる監視カメラの映像を見て絶叫していたことを付記しておきます。
「あああああああああああああ!?あの放送器具すっげぇ高かったのにぃ!?」

成功 🔵​🔵​🔴​

高柳・零
これは配信タイトルが間違ってますね。どう考えてもクレ◯ジーク◯イ◯ー…とか言うと天罰が下りそうなのでやめておきましょう。

体が小さいのは登坂には不利ですが、やるしかありませんね。
フック付きロープを用意して挑みます。手掛かりが無くなった時はこれを引っ掛けて登ります。
「昔見た、怪盗のアニメみたいですね」

ドローンや落下物の障害にはオーラ防御と激痛耐性で耐えます。
何処にも落下物が落ちて来るとは書いてありませんが、そんな事もあるかもしれないので。ドローンは近くに寄って来たら衝撃波で叩き落とします。
「この程度で自分がへこたれるとでも思ってますか?」
「落ちてください、カトンボ!」



●正統派で攻めてる人ようやく現る
「これは配信タイトルが間違ってますね。どう考えてもクレ◯ジーク◯イ◯ー……」
 とかいう結構危ないところを真面目に突っ込んでくれたのは高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)。いやごめんね、あくまで推奨だったんだけどどう考えても塔登りなんだから内側から登ってもいいよね、普通……。と言ってる間にも『塔』の側に近づいていく。
「体が小さいのは登坂には不利ですが……」
 そうしてはるか天空に座している(であろう)怪人のいる最上階がありそうな所を睨む零。
「……やるしかありませんね」

 小さくとも、猟兵は猟兵。割と快調に壁登りは進んでいた。手がかりがなければフック付きロープを利用しつつ、新たな道を切り開いていく。
 無論、これまででもビル内で猟兵が暴れまくるしビルの外を見れば鶏の群れが飛んでるので少年怪人も当然対策を取ります。ビルの上から飛んできた妨害は……
 流れてくるコーラ(なかみ)に、コーラのペットボトルに水だけ詰めて……って、それ十分凶器!!!テレビウムの小さい身体に滑りそうな要素と単純な鈍器が襲いかかるが、【オーラ防御】と【激痛耐性】で耐え忍ぶ。
「……この程度で自分がへこたれるとでも思ってますか?」
 これが男気溢れる進軍……ッ!!その様子を取ろうと考えなしのドローンまで群れてきた。あ、これバズりたいだけの奴らだ。だがしかし、
「落ちてください、カトンボ!」
 哀れ、近づき過ぎたドローンは粉砕された上に上から降ってくる水ペットボトルの直撃を受けてしまったようです。結局バズったのは距離を取って撮影していたドローンだった、とも言っておきます。

 ……ちなみにユーベルコードは使ったら全く動けなくなる、と どう考えても不利になりそうなので使わなかったそうです。
(※滑ってそのまま無敵状態で地面に突き刺さりそうだった為)

成功 🔵​🔵​🔴​

ハヤト・ノーフィアライツ
【宇宙バイク】のグランドファルコンでふらりと現場にやって来て、
POW分野からちょっかいをかける。
通りすがりで話をよく聞いていなかったフシあり
「なんか面白おかしいことやってるな。先回りして…最上階を叩き潰せばいいんだよな?」
装備品の【マイクロチェーン】を使い、【ロープワーク】【クライミング】【ジャンプ】【空中戦】【早業】を駆使して登ってやるさ。
現場についたら、【礼儀作法】【ジャンプ】【グラップル】【踏みつけ】【鎧無視攻撃】を使いユーベルコード・チャージアップ・ブレイクで窓を蹴破って部屋を崩す勢いでダイレクトエントリー。
「映画っぽく礼儀正しくやってみりゃいいんだろ?イヤッホゥゥゥッ!ってな!」



●周辺地形どころか窓ガラス全滅する勢い
「なんか面白おかしいことやってるな……」
 通りすがりのスターライダー、ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)彼は本当に愛機にまたがって偶然この近くに来ていただけらしい。
「面白いというか、その、だな」
 改めて状況をグリモア猟兵が説明するものの、あんまり聞いてる気がしないと言うか……大丈夫かこの人??
「よーするに、先回りして…最上階を叩き潰せばいいんだよな?」
 そう、そんな感じで大体あって……ってこのおにーさんいきなり自前の内蔵装備からマイクロチェーン伸ばしてひょいひょいと登り始めた。
 なんでこのおにーさんワイヤーアクションというかロープアクション手慣れてるの??話半分で聞いてた割にはかなりやる気満々だよね???

 そんなツッコミが届いたかは不明だが、気づけばえっちらおっちら頑張って登ってる先鋒を尻目に【早業】でひょいひょい登っていくハヤト。ついに最上階の窓を捉えた。
「おーけー、ターゲットは彼処だな? ちっとご挨拶に行こうじゃないか」
 ついに。サイボーグ特有の強化された身体能力で鮮やかに宙を舞った……
「――『-charge up-』」

「さ、流石にあのテレビウムも落ち……た、よなぁ」
 そうして安堵していた少年怪人が窓ガラス張りの方を向くと、こっちにラ○ダーキックの態勢で突っ込んでくるサイボーグのおにーさん。
「――最大出力で行くぜ!コイツを食らったらタダじゃ済まねぇ…ゆっくり地獄で後悔しな!」
「ぎゃあああああああああああああああああ!?」
 ……砕け散る窓ガラスとともに、最上階に少年怪人の大絶叫が響き渡った。

(※第2章はまだまだ続きます)

大成功 🔵​🔵​🔵​

犬憑・転助
俺のユーベルコードは超嗅覚、キナ臭さだってかぎ分けるぜ

キナ臭ぇとは思ったが、こいつぁ戦いがいが……帰るか?

着物姿で進みつつ
あの上のところか……正面からは無理だから……いや、なんか正面破壊されてるな(スタスタスタ)

これであとは上に行くだけだが……(止まる)
人気者だかになりたいんだろう?
せっかくだ、俺が舞台を整えてやんよ

俺はキナ臭い場所が解るのよ、来ると思ったぜ(建物の弱点とか)

一階で建物の支柱をギリギリの本数残して破壊する
侍に斬れないもんはねぇんだぜ?……って誰にいってんだ俺は

自分の世界との違いにはいちいち感心する

さ、行くか
こんだけやりゃ、上での戦いも楽しくなるってもんよ!

※アドリブ歓迎



●キナ臭いんじゃなくってネタ臭いんじゃしょうがないよね
 犬憑・転助(孤狼の侍・f06830)は内部が滅茶苦茶になったり最上階の窓ガラスがラ○ダーキックで粉砕されたりしている『塔』の真下にいた。
 最初はキナ臭いと思って近づいてみたものの。いざ見てみれば塔の上から水入りコーラボトルが落ちてくるわコーラは降ってくるわ最上階っぽいところの窓ガラスの粉砕音がしてたりするもんだから、どーもシリアスとは無縁っぽいキナ臭さである。

「……帰るか?」
 いや確かにキナ臭い匂いの割にはネタまみれで申し訳ないけどこれもお仕事なんですよ!!コロ助君!!!
「おい、誰だ! 俺の事をコロ助って呼んだ奴ぁ! てん助だっつってんだろうが!」
 と、なんか次元の向こう側にツッコんでしまったコロもとい転助君。気を取り直して入り口へと向かっていく。
「えーと、あの上の所だな、正面からは無理だから……ん?」
 正面?さっきちまっこい子が全力で物理突破していったからがら空きですよ。セキュリティもガバガバにされてしまったからね。
「……なんかもう破壊されてんだが……。まぁ、良い後は登るだけってこった。だけど、なぁ……」
 ニヤリ、と笑う転助。え、もう警備のライフポイントは0よ!?
「――折角だ、俺が『舞台』を整えてやんよ。なぁに俺は……『鼻が効くんでね』」
 徐に構えた転助。その後一瞬の抜刀と共に階段まで駆け抜け……。

 一階にある『柱』を切断した。

 ちょ、待って!?これ怪人のアジトとはいえ高層ビルゥ!?
「俺にはキナ臭いとこが解んのよ。『柱』とはいえ弱所だってあんだろ?しかしまぁ、この世界の建物は面白い構造だったな……って誰に言ってんだ俺」
 よく見ると最低限の本数を残し、『支柱』が破壊されている。……これ地震とかの強い衝撃が起きたら、内側方向に向かってこのビル、崩れませんかね。まさかそれが狙いだったんですかあああああああ!?

「――さ、行くか。これだけやりゃあ……上での戦いも楽しくなるってもんよ!」
 悠然と最上階に向け、歩を進める転助。ぎりぎりの強度は保っているものの、これ、暴れたら倒壊オチが待っていそうだ。
 サプライズにより、アジト完全崩壊フラグを建築させられてしまった少年怪人。……彼の運命や、如何に。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『パスト・フォーサイス』

POW   :    来い!俺様の手下どもっ!!質より量で押し潰せ!!
【相手している猟兵の10倍の数の雑魚キャラ】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ!!!
【武器を使った怒涛の連続攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    俺様は逃げるから、後は任せたぞ!俺様ちゃん人形!
自身が戦闘で瀕死になると【逃げる時間稼ぎ用の巨大パスト君ぬいぐるみ】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は百目鬼・明日多です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●アジト倒壊まであと何秒?
「うわあああああああなんだよコイツら!!!俺の財布だって限度があるんだぞ!!!窓ガラス割るわ機材破壊するわしまいにゃこのビルの柱を切断するとか何考えてんだよ!?」
 猟兵は『お前には言われたくないよ』って顔をしたかもしれない。だがこれはネタ依頼なんだ。怪人君諦めてくれ。

「こーなったらヤケだ!!!コーラ爆撃隊かかれー!!!」
 そうするとどこからかぞろぞろと現れる雑魚キャラの群れ。全員何故かコーラを振りたくってる。爆ぜる寸前である。あ、この少年怪人君自分から首絞めに行ったな???

 ――結局、戦闘もネタ臭くなりそうだな、と誰かが思ったという。
ハヤト・ノーフィアライツ
おうおう、ゾロゾロ出てきやがって。
狭いと思わんのか?おじさんはそう思うね。
そんなわけで、隼型ですっ飛んでくる宇宙バイクを変形させて、パーティと洒落込むぜ。
邪魔な奴を【グラップル】【吹き飛ばし】【なぎ払い】でどかしつつ、
【ジャンプ】【ダッシュ】で位置調整、【メカニック】【操縦】【騎乗】で飛び乗ったバイクを操作、
【一斉発射】【範囲攻撃】【誘導弾】【援護射撃】【鎧無視攻撃】、近くにいる奴がいるなら【零距離射撃】も足して、景気よく部屋ごとコーラと雑魚をふっ飛ばすぜ。
「知ってるか?少年。数は力だが…増えすぎると没個性化して雑魚になるんだぜ。」
「さあ、花火の時間だ!カラミティ・バァァァァストッ!!」


白斑・物九郎
甘ッたるい匂いブチ撒けまくってくれましてからに
新年の祝いに飲み物でもブッぱなそうってんならせめてシャンパンでも開けてろって話ですわ

ワイルドハント、白斑物九郎
そら、ハシャいだ怪人を狩る噂の猟師のお出ましですでよ


●POW
真っ向から接近
手下連中の内、目だけで追い切れなさゲな頭数の挙動なんかは【野生の勘】で察しつつ、殴る蹴る極めるソッコー折る(【グラップル】)ブン投げて後続を巻き込んでやりーのの喧嘩極意(攻撃回数重視)で片端から捌いてってやりますわ

コーラをブチ撒けて来られた日にゃ、俺めの左手ザ・レフトハンドを一閃
デッドリーナイン・アイシクルドライブ
【属性攻撃】・氷でコーラごとフローズンにしてやりまさァ



●ネタまみれにしようかと思ったけど真面目にお返しします
 一番最初に塔の最上階に辿り着いたハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)。ぞろぞろと湧き出す手下の群れを一瞥し、無感動な感想を述べる。自らの愛機を呼び招こうとするが……
「おーおー、ぞろぞろ出てきやがって……ん?」
 階段の方の一角が吹き飛び、新たな猟兵の影が舞い降りる。白斑・物九郎(デッドリーナイン・f04631)だ。
「――甘ッたるい匂いブチ撒けまくってくれましてからに」
 それは、怒りか。単に彼のことだから気紛れの一貫なのかもしれないが。その影はゆっくりと立ち上がる。
「新年の祝いに飲み物でもブッぱなそうってんならせめてシャンパンでも開けてろって話ですわ」
 新たな猟兵の姿にへへっと笑うサイボーグのおにーさん。
「まま、それにはおじさんも同意だねェ……ハシャぐのは良いけれど、ちったぁ、『やりすぎ』だ」
 その姿を傍らに捉えつつも、狩人は、宣言する。
「ワイルドハント、白斑物九郎……そら、ハシャいだ怪人を狩る噂の猟師のお出ましですでよ」
 ――『狩り』の時間だと。

「それにしてもパーティ会場にしちゃあ、すし詰め過ぎて狭い。そう思わんかね?おじさんはそう思うけれどな」
「なァに、烏合の衆が群れた所で狩られるのに変わりはねェってことですわ。……始めましょうや」
 大破し、風通しの良くなった窓から飛来するは、彼の愛機。それを見て、狩人もニヤリと笑い、狩猟を開始した。

「さあ、花火の時間だ!カラミティ・バァァァァストッ!!」
 派手に室内で打ち上がる花火。絶え間ない驟雨の如き中に混ざるは誘導弾、援護射撃、徹甲弾、etc……その火砲は砲撃形態のグランドファルコンから繰り出されている。阻止しようと近づけば繰り手の体術と至近距離からの火砲に沈む。手下達には荷が重すぎた。
「知ってるか?少年。数は力だが…増えすぎると没個性化して雑魚になるんだぜ」

 銃火器の弾幕の中を魚の如く泳ぎ回るのは、怪人狩りの漁師。雑魚と雑魚を衝突させ、極める、折る、隙あらば我流のカポエイラのような何か。そこら辺に転がっていた家具までが凶器と化して手下達に襲いかかる、まさに『何でもあり』の喧嘩殺法。手下も振りたくられて爆弾の如き威力となったコーラで応戦しようとするものの……
「――ハシャいでる場合じゃないって事を、身体で覚えていくといいッスよ?」
 コーラの爆ぜる瞬間に即応して雑魚ごと氷華に変える。
「ひっ、なんでコイツらさっきまで巫山戯てたのに強いんだよ!?こら俺様の盾になれ!!!」
 召喚した雑魚を遮蔽にしたり盾にすることでしつこく逃げ回るパスト・フォーサイス。それを追おうと、狩人の魔手が迫るが……

「んお?」
 その手が止まり、ぴょこんと物九郎の耳が立つ。何かが『ずれた』感覚がしたのだ。
「……なァる程。確かにコレは盛り上がりまさァ」
「どーいうことだい?」
 露払いは絶やさずに、何かに感づいた招き猫のようなキマイラに声を掛けるハヤト。物九郎はギラギラした狩猟者の眼のまま、『外』を含めた周囲の情景を一瞥する。
「コレは『塔』が崩れるまでに、あの怪人をぶちのめせば俺めらの勝ち。逃げ切れば向こうの勝ちっつー単純な『狩り』って、ことですわ」
 現に、ビルの周囲には不自然な歪み方を始めた外壁を見て、周辺住民や撮影ドローンが殺到し始めていたのだ。間違いなく、これは『話題』になる、と見て。
「……へぇ、『塔』に掛かった魔法が解けるまでにケリをつけろってか。俺達はシンデレラじゃないんだがねぇ」

 ……倒壊開始まで、あと11分。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ミルフィ・リンドブラッド
…というかこの塔大丈夫です?心なしかぐらぐら揺れているような気がするです。さては怪人…予算を削って欠陥のある塔にしたな、です。そんな悪い怪人にはお仕置きが必要です。腹パンをするのです。腹パンです。(2回言った)

天竜砕きを仕舞ってお仕置きと称して『怪力』を込めた【ただの右ストレート】をコーラ爆発隊のお腹にプレゼントしてやるです。あ、あと手に持っていたコケ・コーラ(?)はちょうど喉が渇いていたので『吸血』してやるです。吸血です。まごうことなき吸血なのです(無表情で)


怪人にも【ただの右ストレート】をお腹にプレゼントです。
…あれ、衝撃で少し塔が傾きやがったです?これだから欠陥建築はダメです


麗明・月乃
扉を壊したり窓ガラス割ったり。あやつら常識というものを知らぬのう。
しかも塔は揺れておるし。中で戦ってる奴らは怖いし。あんな中に入れるわけないのじゃ。
今日は何か知らん奴からお嬢様と呼ばれておる気もするから優雅にいかんとの。

というわけで鶏に頑張ってもらって割れた窓から覗き込む。
…お?フィーがおるのじゃ。
しめしめ、これは妨害するだけで良さそうじゃの。
「ご機嫌よう、コーラショタ怪人。麗明こけ産株式会社から鶏デリバリーサービスなのじゃ」
『全力魔法』で鶏『属性攻撃』の【弱者の力】を『高速詠唱』。
ついでに倒れてる雑魚に【チキン・アゲイン】
ショタをつつかせる。
…これで良し、と。

「じゃ、派手なのよろしくのう」



●真面目にお返ししま……って貴様かにわとりィ!!!
「……扉を壊したり窓ガラス割ったり。あやつら常識というものを知らぬのう」
 優雅に空中散歩状態だった麗明・月乃(夜明けを告げる金狐・f10306)は外から見た状況に半ば呆れていた。
「しかも塔は揺れておるし。中で戦ってる奴らは怖いし。あんな中に入れるわけないのじゃ……」
 そうではあるが、流石に空中からの見物とはいかないので割れた窓ガラスから様子を覗き込んでみたものの、前述の大暴れである。入りたくも無いだろう。実際塔も崩壊フラグを建築してしまったのだ。空中から支援をした方が良いという説まである。そんな最中に彼女は一人の影を見つける。ミルフィ・リンドブラッド(ちみっこい力持ち・f07740)だ。
(………お?フィーがおるのじゃ。しめしめ……これは妨害するだけで良さそうじゃの?)

 そんなミルフィはコーラ爆発隊に対するお仕置きに勤しんでいた。腹パン。執拗な腹パン。しかもこれユーベルコードなんだよね。必要以上の衝撃がフロアに伝わってます。
「この塔大丈夫です?(ごすっ)心なしかぐらぐら揺れているような気がするです(ごしゃあ)さては怪人…予算を削って欠陥のある塔にしたな、です(ごすっ)そんな悪い怪人にはお仕置きが必要です(ごすっ)腹パンをするのです。腹パンです(ごしゃあ)」
 爆撃隊に対しお仕置きを敢行しつつも、愚痴を言うミルフィ。いや、欠陥住宅でもなんでも無かったんだけどさっき塔の支柱が必要最低限以外全部切断されちゃったからね。というか貴方の腹パンで余計に揺れてるんだけど大丈夫かな????
「……あれ、衝撃で少し塔が傾きやがったです?これだから欠陥建築はダメです」
 欠陥住宅じゃなくてもフロア破損しそうな一撃だよね???という顔になるしかないが、そんなユーベルコードを腹パンに使ってるもんだからパスト・フォーサイスも流石に逃げ腰になり始める。だが、そうはお嬢様が許さなかった。

「ご機嫌よう、コーラショタ怪人。麗明こけ産株式会社から鶏デリバリーサービスなのじゃ」
 フロアにあの鶏が大量召喚された。そう、鶏である。当然パスト・フォーサイスに殺到する鶏。それだけで終われば良かった。終わらなかったんだ。伸びていたコーラ爆撃隊が全て……
 鶏 に な っ た の で あ る。もう訳がわからない。ここのフロアいつから鶏関係の仕事を始めたんですかね?あまりに多すぎて一部落下してるんですがどうなってんの。
 流石に鶏に埋め尽くされて逃げ場を失ったパスト・フォーサイスに無慈悲に腹パンが襲いかかった。
 ごしゃあ。あ、フロアめっちゃ揺れた。

 ……倒壊開始まで、後5分。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

高柳・零
え、そんなフラグ満載の手下を出して大丈夫ですか?自分は遠慮しませんよ。

バスタードソードの範囲攻撃で手下の持ってる缶を切ります。もちろん、中身が怪人に向けて飛ぶように。
「コーラも滴るいい男ですね。いやあ、羨ましい」

ここからは少しマジで、盾受けとオーラ防御で守りつつ、2回攻撃で攻めます。決して変な意味の攻めとか受けではありません。

瀕死になって巨大ぬいぐるみを召喚したら「身代わりを呼んでも本人を倒せばいいんですよね?」と言いつつ、ジャッジメントクルセイドを本体に向けて撃ちます。

「そういえば、こんな重そうな物が出て来るとビルがやばいのでは…(フラグ)」

アドリブ大歓迎です。好きなようにしてください!


ハヤト・ノーフィアライツ
「ヒュウ、こいつはスゲエな。ロマンを感じるぜ」鶏を見回し
よし、兎に角景気よくぶちかましてやるぜ!
崩落を恐れない【勇気】で、ユーベルコード【グランドファルコン・バトルフォーメーション】を発動し、宇宙バイクをロボ形態に変形!攻撃には【カウンター】【見切り】【武器受け】で対処しつつ【操縦】【メカニック】【範囲攻撃】【力溜め】【鎧無視攻撃】【早業】【怪力】【二回攻撃】【なぎ払い】を駆使して、フォースセイバー【インパルス・ブレード】でバイクと共に十字に斬るぜ!
「いいか少年、教えといてやる!お前さんにゃあ、足りないものがあったのさ!お前に足りないものは、溢れまくって収拾がつかない類いの、ロマンだ!」



●いや格好いいけど最期に戦闘ロボは不味いですよ!!!
「え、そんなフラグ満載の手下を出して大丈夫ですか?自分は遠慮しませんよ」
 高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)はコーラ爆弾をざっくざっくと斬りながら、まだ鶏じゃない手下をコーラ浸しにしていた。
「コーラも滴るいい男ですね。いやあ、羨ましい」
 小さな聖騎士は、この光の力で持って護りを固めつつ、2連斬撃で攻め立てる。
「駄目だ駄目!!もうこんなん俺様もやってられねぇから!!!!帰る!!!!」
 そうすると「ずどん!!」と落ちてくる巨大なパスト君ぬいぐるみ。……こいつ、自分から拠点を放棄するつもりだー!?だが、それを見て、ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)が動いた。
「ヒュウ、こいつはスゲエな。ロマンを感じるぜ」
 えっ、巨大ぬいぐるみと鶏まみれの景色の何処にロマンが??????ぜひ原稿用紙いっぱいあげるんで語ってくれませんか????
「よし、兎に角景気よくぶちかましてやるぜ!来な!グランドファルコン! 行くぜ!チェェェェェンジッ!!バトルフォーメーションッ!!」
 グランドファルコンが中空を舞ったと思ったら……巨大戦闘ロボが召喚されたのである!!でかいものにはでかいものだよね!!!だが……
 その様子を、鶏に埋もれながらもまだ真面目に様子を見れる零が、呟いた。
「そういえば、こんな重そうな物が『2つも』出て来るとビルがやばいのでは…(フラグ)」
 ……それは、遠くはないです。というかもう不味いですよ!!!そんなこともお構いなしに、離脱する為の時間稼ぎに突入するパストフォーサイス。
 だが、高い攻撃力を持っていた所でも戦闘ロボと取っ組み合いさせられてる以上、無理、というか……あっ、外へ投げ飛ばされた。真っ青な顔になる少年怪人。更に呼ぼうとするも……
「……身代わりを呼んでも本人を倒せばいいんですよね?」
「あっ、やめ、俺様を直接狙うんじゃねえええええ」
「無駄だ、諦めな!!」
「いいか少年、教えといてやる!お前さんにゃあ、足りないものがあったのさ!お前に足りないものは……」
 【ジャッジメントクルセイド】の光条と、2つの剣閃が交差する。
「溢れまくって収拾がつかない類いの、ロマンだ!」
 少年怪人は、X字に、戒められるかのように、斬り伏せられた。

 グランドファルコンと零の一撃で、完全撃破されたパスト・フォーサイス。さよなら、君の不幸はネタ依頼に出現したことなんだ……。だが、その様子で一息つくことは出来なかった。ハヤトが振動を始めるフロアを見て、諦めたような顔をした。
「いやー……やっぱり、限界っちゃ限界だよなぁ」
「と、言いますと?」
「ここ、もう、崩れる☆」

 ――ごごごごごご……

●知 っ て た
 大黒柱は限界を迎えた。なんでかって???そりゃあ地形破壊系のユーベルコードが執拗に撃ち込まれたりてっぺんで鶏が大量に出現したり単純に大暴れしてたら崩れますよね。
 落下するコーラ。【封印を解く】により飛行能力を得た鶏に捕まり脱出したりなんだりする猟兵達。猟兵達は最期に見た。
 『塔』が内側へ大崩壊し、地面に超高度から叩きつけられたコーラにより、コーラの水柱が出来上がったのである。


 ……あけまして、おめでとうございました。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月15日


挿絵イラスト