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学校に触手が持ちこまれるとこうなる

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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●ポチる感覚でグリモアを使うんじゃない
「アルダワがヤバい」
 開口一番、プルート・アイスマインドはそう言った。
 くつろぎのロッキングチェアを前後に揺らしている彼の姿からはヤバみらしきものはまるで感じられない。だがとりあえず猟兵たちは彼の次の言葉を待つ。
「実はな、アルダワ魔法学園の校舎内にオブリビオンの群れが現れたのだ。下の迷宮から進出してきたのかわからんが……とにかくおかげで学生たちはてんやわんやでな」
 だから学園に向かい、事態を収拾してきてほしい。
 とゆーのがプルートさんの依頼だった。
「校舎内はぷにぷに闊歩するオブリビオンと、混乱する学生たちとが入り乱れてなかなかカオスっている状況だ。しかしおまえたちならば完璧な対処ができると私は信じている」
 椅子ゆーらゆーらしながら、顔だけ猟兵たちに向けるプルート。
 その語り姿から猟兵たちは確信した。
 これそーゆーノリの仕事なんやな、と。
 しかし相手がまがりなりにもオブリビオンであるならば油断はできない。万全の用意で臨むべく猟兵たちは敵の情報をプルートに尋ね――。
「それじゃーはい転移!」
 唐突に光るプルートのグリモア!
 問答無用でアルダワ魔法学園へと転移を始める猟兵たちの体!
 敵の詳細とかまったく知らされずに飛ばされた皆の運命や如何に――!

●転移空間的なトンネルを抜けたら、触手だった
「あ、あっちの廊下に災魔が出たぞー!」
「そっちにも!? 向こうの運動場では女子が襲われてたぞ!?」
「3階のトイレでは用を足していた最中の男子が組みつかれてたけど……」
『くそっ! なんてこった!!』
 口々に危機を叫び、廊下を行ったりきたり走り回る学生たち。
 転移してきた猟兵たちがまず目撃したのは、そういう光景だった。学生たちの表情は焦燥に駆られていて、現在のアルダワがどれほどの危険に晒されているか――それは想像に難くない。
 自分たちも一刻も早く動かなければ。
 そう判断した猟兵たちは、近くを通りかかった学生を捕まえて、話を聞いた。
「俺たちも何が起こっているか詳しくはわからない。ただ恐ろしい姿をした災魔がどこからか現れて、こっちを襲ってくるらしいんだ。もう犠牲者も何人も出ているって……」
「向こうに! 向こうの美術室に出たぞぉー!」
「何ッ!? くっ、次から次へと……ちょうどいい転校生! あんたたちも来てくれ!」
 聞こえてきた学生の慌てた声に、猟兵たちが急行する。
 廊下を駆け、階段を上り、突き当たりを曲がったそこには――。

「た、助けてくれー!」
「いまこいつを剥がすぞマルコォォーー!!」
 ピンク色の触手に絡みつかれた学生を、別の学生が必死に助けている姿があった。
 もう一度言おう。
 ピンク色の触手が、マルコとかいう男子学生の体を弄っていた。
 びちびち跳ねたりする触手さんを見て猟兵たちは思った。なんか嫌な予感する、と。
 だが皆を待ち受ける運命は、残酷だった。
「み、見ろ! 恐ろしいうねうねが制作物に!」
「野郎! 俺たちが苦心して作りあげた『黄金のせくしぃおねぇさん』にセクハラよろしく絡みついてやがる!」
「それも尻を! 尻を重点的に! まるで舐めまわすように!」
 触手たちの動きを見て、制作を頑張ったらしき学生たちが悔しそうに歯噛みする。
 ピンク色の触手はうねうね床を這い進み、美術室の隅に並べられていた黄金の彫像にもぞもぞと絡みついていた。
 ちなみにその彫像は女性型で、男子学生たちの夢と情熱によって無駄にリアル造形であり、特に尻は『神は細部に宿る』とか誰かが言ったせいでプリ度が半端なかった。
 で、その尻にいそいそと巻きつくピンク触手たち。
 もうまともな仕事でないと確信するには十分だったので、猟兵たちは静かに脱力した。
 が、それでも事態は刻一刻と皆を巻きこんでゆくものでして――。
「わかったぜ! きっとあの触手たちは……尻フェチ!」
「尻に惹かれるということか……ということはプリケツの持ち主は要注意だな!」
「それにあの野郎、男女の区別もねえようだぜ……見ろ! マルコのズボンとパンツが溶液で溶かされ始めている!!」
「しかもマルコの奴、ちょっと撫でられて気持ちよくなってやがるぜ!」
 学生たちが聞こえよがしに説明くさい台詞を吐き始めた。
 グリモア猟兵は説明してほしいときに説明してくれなかったのに、アルダワの学生たちは聞きたくもないのにわかりやすい説明をしてくれてやがった。
 そして、しきりに猟兵たちをチラ見してくるのだ。期待をこめて。
 これはどうやら今さら帰ることはできないらしい。帰ろうとしてもなんか絶妙なタイミングで学生たちがそれを阻んでくるだろう。今日はそういう日なのだろう。
 学園中のあちこちから聞こえる悲鳴を聞きながら、猟兵たちは色々と諦めるのだった。


星垣えん
 アルダワってマジアルダワ。
 そう思うしかない星垣えんでございます。
 ということで、お品書きは以下!

 1章:VS触手!
 学園中に現れたピンク色の妖しい触手を駆除しましょう。
 触手は尻フェチであり、学園中のそこかしこで学生たちの下半身に絡みつこうとしています。女でも男でも関係ねえです。全力です。
 学生たちは急な出来事に混乱してしまっていますが、うまいこと指示や命令を行えれば十分な戦力として触手駆除に貢献してくれます。

 2章:VS蒸気ロボ部隊!
 オブリビオンの発生地点を突き止め、敵の群れと戦います。
 1章で学生たちの統率に成功していれば、この章でもそれなりの戦力として手伝ってもらうことができます。

 3章:VSボスオブリビオン!
 学園に触手やら何やら放ってくれたボスと戦います。
 ママみのある兎さんです。通常攻撃が範囲攻撃で2回攻撃かもしれません。

 それでは、皆様からのプレイング、お待ちしております!
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第1章 集団戦 『魅入られしモノ』

POW   :    絡みつき、持ち上げ、自由を奪う
【触手】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD   :    「それら」は愛でるには邪魔になる
【触手】から【衣類を溶かし体を敏感にする粘液】を放ち、【数倍に上がった感度】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    それは進化した本能
自身の【対象のある部位に対する執着心】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。

イラスト:V-7

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アリス・セカンドカラー
えんえんにお任せ☆
今回アリスは召喚のみの出番でオーケー。
残念なGSL21達のヤられっぷりを詳しく、なんなら学生達のハッスルっぷりの方が多くてもいいのよ?

アースたん:自称リーダー。大地のような平坦な身体と雄大なおつむの中身を誇る。通称残念たん。
リーフたん:葉っぱビキニに大自然の恵みを存分に宿したナイスバディを包む。桃尻。格闘少女揺れます、何とは言いませんが揺れます。
メルトたん:恋に恋するお年頃。見つめられると赤面症を発揮して動けません「はぅ」。ぷりけつ。
ソクオー&チニコマ:アリスに目をつけられた二人組の学生。尊い。
その他割愛!
アリス自身は大食いな念動力の盗み攻撃で触手からエナジーを簒奪してます。


夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
ああ、そういうことですかぁ(遠い目)。
取り敢えず、「着替え」は「巻き込まれづらい場所」に置いて行きますねぇ。

胸程では無いとはいえ、お尻もかなり大きくて好みを選ぶとは思いますが、【夢鏡】で魅力を強化して惹きつけますぅ。
後は、寄ってきた個体を『刀』と『FBS』で退治して参りましょう。
とは言え、数が多い分かなりの被害は免れないでしょうし、【夢鏡】は「感度」も上げてしまう分色々と危険では有りますが(ぷるぷる)。
加えて、状況を考えますと『反動』も「胸と尻の一時肥大(特に尻)」でしょうねぇ。

後は、私や「像」が囮になっている間に、「生徒」の皆さんに退治してくれる様要請しましょうかぁ。



「仕方ありません。私がお相手ですぅ」
 触手蠢く惨状を前にして、夢ヶ枝・るこるは胸元の勾玉を大きな鏡へと変形させる。
 そしてその鏡面に背を向け、尻を投影した。ただでさえ大きな尻は鏡の力でさらに強化され、一瞬のうちに彼女の尻は外人ばりの肉感を醸し出す。
 学生たちは、目を丸くした。
「そ、そんなことをすれば!」
「触手たちがー!」
 そう、敵は尻フェチの触手群。
 尻の強化とはヘイトを集めることに他ならないのである。
 だが、るこるもそれは想定済みだ。触手たちを刀で切り裂くと、十二枚の戦輪『FBS』の回転するビーム刃でも焼き切って、着実にその数を減らしてゆく。
「今のうちに生徒の皆さんは、ほかの触手を退治してくださいですぅ」
 と、学生たちに告げるるこる。
 自身が囮になって彼らを動きやすくする――そのための尻肉強化だったのである!
 ……が、物量というのは恐ろしいものでして。
「ひあっ……うぅ、お尻がぺたぺたされてますぅ」
「お、お嬢さーーん!?」
「囮っていうか食い物にされてない!?」
「んん……ああっ……」
 捌ききれなかった触手に、るこるの尻はがっつり愛でられていた。ちなみに尻の強化はボリュームだけでなく感度までアップしてるらしく、るこるさんはほんのり上気しています。
 そんなものだから「今のうちに!」とか言われた学生も困惑しますよね。
「くっ……彼女の言葉に従うべきか助けるべきか、どうすれば!」
「ここはわたしに任せなさい」
「「お、おまえは……別の転校生!」」
 悶えるるこるを観賞していた学生らの間に、ひょこっと顔を出すアリス・セカンドカラー。
『かつて強力なゴーストレディがいて、その力で能力者達を苦しめたと言う……まだ祭りは終わらない、さぁ、銀の雨の時代を越えて今甦れ』
 詠唱が終わるや――。
 アリスの眼前には、何人もの女たちが並び立っていた!
「出番ですね! アリスちゃん!」
 堂々と腕組みするのは『アースたん』!
「どいつを倒せばいいんだ!」
「あのぅ、まだ心の準備が……」
 葉っぱビキニの格闘少女『リーフたん』が拳を合わせ、赤面少女の『メルトたん』はもじもじ!
「あれ、ここどこ?」
「さっきまで食堂にいたのに……」
 アリスが勝手に呼びこんだアルダワ学生『ソクオー』と『チニコマ』はきょとん!
 説明しよう! 彼女はその名も『GSL21』――自称リーダーのアースたんと21人以上の仲間で構成される謎のユニットである! アースたんと21人以上なので基本的に22人だし上振れするしで人数設定はガバガバである!
 で、なぜ彼女らが召喚されたかというと。
「い、いやあああ!?」
「くっ! こいつ……絡みつくな! 放せぇぇ!」
「はぅぅぅ……」
「えっ!? まっ!?」
「やめろやめろパンツの中に入るなーーー!!?」
 触手の餌食にするためだった。
 アースたんは大地のごとき平らな体を入念に弄られ、リーフたんは葉っぱでは隠し切れない桃尻をぬめぬめ撫でられて頬を赤らめている。メルトたんは逆さ吊りにされてハリのある尻を触手先端でつんつんされていたし、完全に無関係だったソクオー&チニコマは泣いていい。
 なお、GSL21の尻が愛でられている間、アリスさんが頑張ってエナジーちゅーちゅーしてたので、いちおう触手の数は減ってました。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ルーク・アルカード
ルク(f14346)と一緒
二人だけの描写希望。
アドリブ歓迎。

・心情
うねうねネトネト気持ち悪い。

斬っても斬ってもキリがないや……。
ルク、だいじょう……う、うごけない……?

んっ、なにこれぇ……毛がゾワゾワする……(涙目で全身の獣毛が逆立つ

・行動
とりあえず目の前の触手達を切り刻む。
UCを使用してなぎ払うように滅多斬りに。
刃に触手の粘液が付いて段々斬りにくくなってくるかも。

ルクのUCで固まったら今までの仕返しの如く触手達に絡みつかせちゃってください。
お尻をまさぐられるよりも頭を撫でられる方がキャラ的には好みです。
でも最終的にはされるがままになってると思います。
規約に反しない程度に触手に遊ばれたいです。


ルク・フッシー
ルークさん(f14438)と一緒に
2人だけの描写希望

心情◆ひえ…触手だらけ、です…(涙目)
うわ…うわあああ!!!(UC使用)

うう、動けないです…ルークさん、ごめんなさい…
あ…触手が…!?…あひぃん!?
や、やめてぇぇ…!でも、逃げられない…!
あ…もう、だめぇ…(堕ちる)

行動◆触手まみれの光景を見て、パニックになりUC使用
自分とルークの体を黄金像のように塗り固め、動けなくなる
そのまま触手に絡みつかれ、UCを解く事も忘れてされるがまま

服の中に触手が入り込み、動けず抵抗しようがない状態でつるつるで丸っこいお尻や尻尾など下半身を徹底的にまさぐられ、そのうち気持ちよくなってしまう…

アドリブ大歓迎です



「……ん」
 うねうねと這い寄ってきた触手を、ルーク・アルカードが真紅の刀で叩き斬る。
 両断された触手はそれ以上、尻を狙ってくる危険はない。だが床に落ちてもしばらくビチビチと跳ねるそれはキモいことこの上ないので、ルークはなるべく顔を上げたまま駆除作業を続けていた。
「ルク、へいき……?」
「は、は、はい……」
 ルークがぼんやり目線を向けるのは、隣でひしっと自分の腕にしがみついているルク・フッシーである。臆病なルクは蠢く触手を見るなり震えあがってしまっていた。
「触手……触手だらけ、です……」
「うん、触手だらけ……でも僕が斬るから……」
 幼子のように震えるルクの背を、さすさすするルーク。
 友達を安心させるべく、ルークは己の血液で形成した妖刀『血晶刀・金盞華』を振るいまくった。触手たちをバッサバッサと薙ぎ払い、視界に残らぬ滅多斬りにしてみせる。
 ――が、斬っても斬っても。
 いかがわしいピンク色の触手が消える兆候はない。
「キリがないや……」
 億劫な吐息をつくルーク。刀に目線を落とせば、斬りまくった触手の粘液がこびりついてヌラヌラと鈍い光沢を放っている。斬れ味は明らかに落ちていた。
 普通の刀だったら掃除するの大変だったろうな。
 などと、ちょっと思った瞬間だった。
「うわ……うわあああ!!!」
「ルク……!?」
 少し目を離した隙に、触手が怯えるルクの脚に張りついていた。友達(の尻)をやらせはしないとルークはすぐに血の刀を振り下ろすのだが――。
「こ、こないでぇぇぇ……!!」
「……う、うごけない……?」
 まるで体が石にでもなったかのように、ぴたりとルークの腕が動かなくなった。
 いや腕だけではない。脚も動かなければ胴をよじることもできない。
 なぜ、と思ったがすぐにルークは理解した。その身にルクの絵具が塗りたくられていたからだ。絵具を塗って彫像のように硬化させてしまうユーベルコードを、ルクがパニックに陥るあまりに行使してしまったらしい。
「うう、動けないです……ルークさん、ごめんなさい……」
 しかもルク自身も硬化していた。
 当然、そうなればするすると触手に絡みつかれるわけで。
「ルク、おちついて……まずユーベルコードを解除して……」
「あ……触手が……!? あひぃん!?」
 ルークはルクを落ち着かせようとしたが、もう遅かった。触手はルクの衣服の中に潜りこみ、彼のつるすべの尻を存分に堪能しはじめていた。
 しかも悔しいことにテクニシャンだった。
「や、やめてぇぇ……! でも、逃げられない……!」
「んっ、なにこれぇ……毛がゾワゾワする……」
 普通に気持ちよくなっちゃうルクの横で、ルークもまた全身の白毛を逆立たせる。ぬめぬめの触手に腿を上られ、脇を撫でられ、締まった尻のついでに頭もなでなでされてしまったルークは感じるあまり涙目である。
 こんなの初めて……ってな状況だった。
「うぅ……あぁぁ……」
「あ……もう、だめぇ……」
 触手にいいように弄ばれ、ケモショタ二人組がぷるぷると快感に震える。
 見る人が見れば垂涎の一幕だった。
 快楽堕ちに耐える彼らの姿を、通りがかった熟練の女子学生たちがひたすら写生したのは言うまでもない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ナナシノ・ゴンベー
サブカルクソショゴスのせいで記憶がぽーんしてるため触手達に好き放題にされます。無力、圧倒的無力。
ついでに、性癖にダイレクトアタックの影響でナナシノを見た全てのものに好みの容姿として映るでしょう。そして、ナナシノで性癖を満たした触手は狂喜の果てに狂気に至り、狂気故に変質して躯の海へと返るでしょう(精神攻撃)。
「い、嫌じゃ嫌じゃ、触手なんぞに  されとうない!」

なお、性癖を刺激された一部の生徒がナナシノを保護の名目でお持ち帰りするかもしれません。その時はサブカルクソショゴスはにっこり笑って見送り新しい分裂体を猟兵として送り込むでしょう。
『家族が増える、これ程嬉しいことはない』


アイ・リスパー
「ああっ、アルダワがホントにアルダワな光景にっ!?」(混乱中

こんなところに来るんじゃなかったと後悔しながら
【チューリングの神託機械】で万能コンピュータに接続。
情報処理能力を向上させ【ラプラスの悪魔】で敵の動きをシミュレーションします。

「計算結果、出ました!
98%の確率で、触手に襲われます、私が!
って、ええっ!?」

運動音痴な私には絡みついてくる触手を回避することはできません。
触手に服や下着を溶かされて身体を敏感にされ
感度が高まったところを責められてしまいます。

「やっ、今は神託機械で脳の処理能力が上がって五感が敏感になってるのに
これ以上はだめですーっ!
だ、男子生徒の皆さん、見ないでくださいっ!?」



「どうしてこうなったのじゃ」
 アルダワ魔法学園を救うため――とやってきたナナシノ・ゴンベーの眼は死んでいた。
 気づいたときには触手に囚われ、宙吊りにされて慰み者5秒前だったからである。
「おかしいのじゃ……我はアルダワの窮地を打開するために来たはず!」
 くわっ、とするけどそれで免れるわけもない。
 触手たちは!
 容赦なく!
 ナナシノのプリケツ及び柔肌をそのぬめりでもって舐め尽くす!
「ぎゃああーーー!?」
 出たり入ったりされて悶え叫ぶナナシノ。
 無力、圧倒的無力。
 これもすべて彼の記憶を代償にして好き放題やってる大いなる存在――サブカルクソショゴスのせいである。ちなみにそのサブカルクソショゴスの大いなる力によってナナシノは現在、触手たちの性癖ドストライクと認識されている。理由はわからん。
 つまりもう荒ぶっているのだ。
 触手がビンビンに荒ぶっているのだ。
「い、嫌じゃ嫌じゃ、触手なんぞに『  』されとうない!」
 嘆き抵抗するも、ナナシノの全身は弄られるばかり。
 その光景はあまりにも衝撃的で、アイ・リスパーは思わずアホ毛をぴこんと立たせた。
「ああっ、アルダワがホントにアルダワな光景にっ!?」
 自分でも何を言ってるかわからないアイである。
 だが辛うじて『なんとかせな』的な思いは抱けたので、アイはこの依頼を受けたことを最高に後悔しながら万能コンピューター『チューリングの神託機械』に接続する。
 そしてその極限に高まった計算能力で触手の動きも完全にシミュレート。
 で。
「計算結果、出ました! 98%の確率で、触手に襲われます、私が!」
 キリッと言い切るアイ。
「って、ええっ!?」
 電脳ゴーグルに示された結果を二度見するアイ。
「あぁーーっ!?」
 ウキウキムーヴしてくる触手に捕まるアイ。
 猟兵であるとはいえアイは運動音痴である。尻を求めて何千里だろうと全力疾走してきそうな触手たちから逃れられるわけもなく、可憐なバーチャルキャラクターはしこたま尻を撫でまわされた。
「きゃーっ!? 服が……下着までー!?」
 おまけに溶液で服まで溶かされ、感度もみるみる上昇。
「やっ、今は神託機械で脳の処理能力が上がって五感が敏感になってるのに……これ以上はだめですーっ!」
 粟立つような快感を覚えながら、しかしぶんぶんと首を振るアイ。
 そうして少女が高まる快感に身悶えるさまを――誇り高きアルダワ男子学生たちは生温かい笑顔で見つめていた。
「ほほう、これはこれは……」
「乙なモンですなぁ……」
「だ、男子生徒の皆さん、見ないでくださいっ!?」
「遠慮なさらず」
「遠慮とかではなくて……って、あなた何を抱えてるんですか!?」
 男子学生たちの熱い眼差しに赤面していたアイが、ひとりの学生に目を止めた。
 彼が脇に抱えていたものは――ナナシノだ。
「これは僕がお持ち帰り……ではなく部屋に保護します!」
「いま本音が漏れてましたよね!?」
 ヤバみしか感じられない学生に、アイはツッコむしかなかった。
 だができるのはツッコミまで。
「それじゃ僕の部屋に行こうか」
「ナ、ナナシノさーん!?」
 お姫様だっこで拉致られてゆくナナシノ。触手に囚われているアイは、去りゆく彼に手を伸ばすことしかできない。
 だがこれは悲劇ではない。
 ――と、思うのはサブカルクソショゴスである。
『家族が増える、これ程嬉しいことはない』
 手を振って、ナナシノを見送るサブカルクソショゴス。生徒たちの性癖を刺激した甲斐があったと、サブカルクソショゴスはにっこり笑っていた。
 しかし、これだけは言いたい。

 サブカルクソショゴスって、何やねん。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

セリオス・アリス
アドリブ◎
うわっキモチワルッ…!
いやでもちゃんと学習してるからな俺は
近づかなけりゃどうってこと―って、助けろってか!?
男相手だからって生徒ごと斬るのは流石にだし
…ッチ、しゃーねぇ
いいかお前ら
敵が離れた瞬間うまく狙えよ
周りに指示だし歌うは【囀ずる籠の鳥】
挑発・誘惑して引き離す作戦
ひっぺがせりゃこっちのもんだ
炎の『属性』を纏わせた剣で斬り刻んでやる

あっおい!?挑発されたからってマジで寄ってくんな…!
ひっ…ぁ、きもち…わるッ…っぃ、
絡まれたら涙目で睨み付け
…ゃ、見るな…ッつーか、見てねぇで俺ごと斬れ…って、訳にもいかねーんだろ…!
んなら、入んねぇ力振り絞って『全力』で燃やしてやる…!

※細い腰のいい尻


ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ連携絡み色気歓迎、掘られるのはNG)
「…またアルダワか。
…何でこんなのばかり、なんて言っていられんか。」

とりあえず尻を狙われぬ様、触手を『属性攻撃』の剣で対処
しようとするのだが、それでは学生達が対処できず。
やむなく【UC】を発動。

経験豊富な彼女が尻程度で動揺する筈も無く。
彼女は主に戦意失いかけてる男達に、自らの肢体で【誘惑】しながら鼓舞
『頑張ってくれる男の子には、触手よりもっとイイ事してあげる❤』
コレで戦意が増え(過ぎた?)男共を誘導しながら戦う模様…。

…一方で俺は、主に色々ピンチな女性の救助に努める。
…触手に下手な媚薬作用でもない限り、救出後に俺が襲われる事は
無い筈だ(フラグ)



「うわっキモチワルッ……!」
 うねる触手群を見るなり、セリオス・アリスは開口一番ドン引きだった。
「……またアルダワか」
 もう眼からハイライトが消えているのはルトルファス・ルーテルガイトである。
 だが何はともあれ、触手はどうにかせねばならぬ。
「……何でこんなのばかり、なんて言っていられんか」
「ああ、そうだな……」
 ため息しか出ないけどとりあえず着手する二人。
 セリオスは細心の注意を払い、そっと剣を構える。
「ちゃんと学習してるからな俺は。近づかなけりゃどうってこと――」
「ぎゃー助けてー! 誰かー!」
「なっ……!?」
 早くもプランが瓦解するセリオス。
 彼の周囲にはすでに、触手に捕まった男子たちによって地獄絵図が作られていた。
「掘られるー!」
「……ッチ、しゃーねぇ。いいかお前ら、敵が離れた瞬間うまく狙えよ」
 渋々、方針転換するセリオス。
 深呼吸すると――セリオスはその口から歌声を響かせた。その声音はあまりに魅力に溢れており、廊下を逃げ回る学生すら一瞬振り向き、触手たちも捕縛している学生の尻を放り出してわらわらと集まりはじめた。
「っし、成功」
 握った剣に炎をまとわせるセリオス。
 しかし――。
「ちょっ、多い多い多い……!」
 数が半端なかった。
 セリオスは剣を振るう隙間もなくもみくちゃにされ、細腰から繋がったスリムヒップを撫でまわされる。
「ひっ……ぁ、きもち……わるッ……っぃ」
「こ、これは!」
「これはじゃねぇ! 見るな! ッつーか、見てねぇで俺ごと斬れ……!」
「いやあそう言われましても……」
 ほんのり頬を赤らめて照れる学生たち。セリオスが責められる姿を見て少し喜んでしまう彼らはアルダワ学生の鑑かもしれない。
「……くっ、んなら自分で燃やしてやる……!」
「捕まった状態で自ら!」
「すげえ! さすが転校生!」
 全力の炎で触手を焼き払うセリオスを見て、万雷の拍手を送る学生たち。拍手してないで触手を倒せと言いたいセリオスだったが、まとわりつく触手を焼かねばならぬ切羽詰まった状況では言えるはずもなかった。
 その様子を見物しつつ、陸の魚みたいに跳ねる触手を剣で突き刺すルトルファス。
「あの体たらくでは学生たちの力が活用できないか……仕方ない」
 セリオス応援中の連中を横目に、ルトルファスは淡々とユーベルコードを発動。
 現れたのは蠱惑的な大精霊――『美魔嬢』ロベリアである。その言わずもがなセクシーな尻は即座に触手群に「わーい」と飛びつかれたのだが、何かと経験豊富な彼女は動揺ひとつせず泰然としている。
 それどころか触手に絡みつかれたままロベリアは学生たちに接近して……。
『頑張ってくれる男の子には、触手よりもっとイイ事してあげる❤』
「うおおおお!」
「どこだァ! どこにいやがる触手野郎ォォ!!」
 一瞬で彼らをバイキングよりも屈強な戦士たちに変えていた。欲望を滾らせた男子学生たちはまさに無双、無双の限りを尽くしてピンク色の触手を駆逐してゆく。
「……これ、もしかして最初から俺が頑張る必要なかったんじゃ……」
 さわさわと尻を撫でつつ、何とも言えぬ顔で学生の奮闘を見つめるセリオス。

 一方、触手をロベリア(と愉快な男子学生たち)に任せ、ルトルファスだが――。
「や、やめろぉぉぉ!!」
「どうして! ちょっとぐらい、いいじゃない!」
「脱いで! さあ脱いで!」
 眼の色を変えた女子学生たちに包囲され、服を剥がれ、絶賛大ピンチだった。
 彼は何か変なことをしたわけではない。ただ触手に絡まれた女子たちを助けるべく奔走し、次々に救出していただけだ。
 が、周知のとおりあの触手たちは相手の感度を上げてしまう力を持っている。
 つまりそれで女子たちも火がついてしまったらしく……。
「ふふふ……もう逃がさないわよ!」
「さあ、全部さらしちゃいましょうね❤」
「どうしてこうなるんだー!?」
 ルトルファスの虚しい悲鳴が、校舎内に響き渡り、そして消えていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

霧沢・仁美
ハニエルくん(f15866)と一緒に行動。

ま、また何か酷い災魔が…!
放っておくワケにはいかないし、あたしもやっつけるの手伝うよ!

念動光弾で学生に絡みついてる触手を撃ち抜き助け出していくよ。
助けた子でまだ戦えそうな子には、何かに絡みついてない触手の排除や周りへの警戒をお願い。

あたしも注意はしておくけど、注意が他に向いたところで触手に襲われちゃう。
粘液で下半身の着衣を溶かされ丸出しにされて。
そこに絡みつかれて、感度も高められてるせいで、嫌なのに気持ちよくなっちゃって…
助けられるまでろくに抵抗できないかも。

ハニエルくんが絡まれたらすぐ助けに。
…可愛いお尻に触手の絡む様子に見惚れたりしそうだけど。


ハニエル・マールテュルム
仁美さん(f02862)と同行。

お尻を狙う触手……どうしてお尻を。
い、いえ、深く考えたら負けな気がします。


まず学生さんたちの救出。
触手に手袋を投げ、【デュエリスト・ロウ】でルール宣告。
ルールは簡単です、「お尻に取りつかない!」

それ以外の触手も剣で切り払い、生徒さん達に冷静になるよう呼びかけます。

お尻を狙われないよう庇い合い、やられてしまった人は後方に避難させてあげてください。

もし仁美さんにも触手が張り付いたら、その光景に少しだけ全身が熱くなりつつもすぐに助けますからね……!

逆に自分がやられ、どんな変な気分になっても我慢しないと……恥ずかしい姿見せて仁美さんに嫌われてしまうなんて嫌ですし……!



 猟兵たちの活躍(?)によって、校舎を我が物顔で這う触手たちの数は減っていた。
 しかし未だ全滅の兆しがないこともまた事実だった。
「きゃああーー!?」
「こ、こいつ優しく撫でてきやが……あっ♡」
「ま、また何か酷い災魔が……!」
「どうしてお尻を……い、いえ、深く考えたら負けな気がします」
 廊下を埋め尽くす犠牲者たちの壮絶な有様を見て、霧沢・仁美はアルダワ魔法学園の恐ろしさに戦慄を覚え、ハニエル・マールテュルムは思考の迷宮に陥る前にぶんぶんと頭を振る。
「とにかく放っておくわけにはいかないよね!」
「そうですね、急いで助けてあげましょう……」
 顔を見合わせて頷くなり、仁美とハニエルは手近な学生たちの救助に取り掛かった。
「そこっ!」
「ああっ、た、助かった……」
 まず何より触手を外すのが先決――仁美はその指先にサイキックエナジーを凝集させ、学生の尻に張りつく触手を光弾でもって撃ちぬいた。
 ハニエルはハニエルで、辺りを這い回るおぞましい触手にぺいっと手袋を投げつける。決闘の申し出にも似たそれは、不可侵のルールを課すユーベルコードだ。
「お尻に取りつかない!」
 ぴしっと指差して宣言するハニエル。もちろん触手はそのルールを秒で破るのだが、破ったそばからピンク触手は爆裂。粘液を散らして消滅し、骸の海に消えてゆく。
 二人の奮闘により、廊下は徐々に秩序を取り戻す。
 数分もすれば、触手に絡まれていた半数ほどの学生はその呪縛から放たれていた。
「触手は僕たちが食いとめますから、学生の皆さんはお尻を庇い合い、やられてしまった人を後方に避難させてあげてください」
「わ、わかったぜ転校生!」
「もし手が空いてる人がいたら、そこらへんでうねうねしてる触手の排除をお願いできる?」
「あっ、わたし手伝えるよー!」
 ハニエルと仁美の的確な指示を受けて、学生たちもキビキビと動きはじめる。彼らの助力も得て廊下の掃除はどんどん進み、いよいよ一区画の正常化が見えてきた。
 しかし、ゴールが見えて警戒が綻んだ一瞬を、触手は逃さなかった。
「きゃあーっ!?」
「ひ、仁美さん……!」
 足元にこそこそ接近し、スカートの上から仁美の尻に密着する触手。ハニエルが剣を挟みこんで離れさせようとするも、触手は執念の粘液を放ち、仁美のスカートを溶かす。
「ちょっ、下着見えちゃう……ああっ、でも嫌なのに気持ちいい……」
「仁美さん、しっかり、しっかりしてください……!」
 触手の愛撫に悶えはじめる仁美の姿に何とも言えない熱を感じつつも、ハニエルは剣をねじ込んで触手を分離。仁美は荒い息遣いでへたりこんだ。
「ハニエルくん、ありがとう……」
「い、いえ、僕は当然のことを――あぁーっ」
「ハニエルくん!?」
 急にハニエルの体が天井に吊り上げられるのを追い、顔を上げる仁美。足元から奇襲された仁美とは逆に、今度は上からの襲撃でハニエルが触手に捕えられてしまった。
「待ってて! いま助けて――」
「ん、んんっ……」
 立ち上がろうとした仁美が、ピタッと止まる。
 彼女の眼に映っているのは言うまでもなく触手に囚われたハニエル。
 具体的に言えば、露になったつるつる可愛いお尻を撫でられ、変な声をあげまいと眼を瞑って耐えているハニエルのいじらしい我慢顔である。
「ハニエルくん……!」
「いや助けないんですか?」
 わずか眼を見開いた仁美の肩を、ともに戦っていた学生がポンと叩いた。
 ちなみにその後、わざとらしい咳払いをした仁美の光弾でハニエルくんは解放されたので、そこらへんは安心して下さい。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ティエル・ティエリエル
「わわっ、なんだこれ、気持ち悪いぞー!」

背中の翅で羽ばたいて「空中浮遊」、天井付近から偵察だよ!
お尻を狙ってるて聞いて、花びらのスカートの上からお尻を押さえるよ!

むむむー、あっちで男子生徒が襲われているぞ!今すぐ助けにいかなきゃ!
男子生徒に群がっている触手をレイピアで切り払っていくよ♪
小さな象さんが見えた気がしたけど気のせいかな♪

触手の反撃で飛んでくる粘液は【スカイステッパー】でジャンプして「見切り」で避けるよ☆
当たりそうになってもきっと不思議な力でなんとかなる気がするよ!KENZENだから☆

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です


明石・真多子
触手には触手!
この事件、タコ触手を持ったアタシにどーんと任せといてよ!
幸いにも命に別状はなさそうだけど、速く助けてあげないとだよね。なら救助が最優先!

そこでアタシの作戦はこうだよ!
まずは絡みつかれている生徒を見つける!
次にアタシが間に入って生徒を助けて、触手にタコ触手を絡ませて動きを止めるよ!
アタシの戦闘服は体色変化だから溶けないし、軟体魔忍は感度3000倍まではきっとたぶん耐えられる…はず!
そして生徒が逃げて距離を取ったら、【軟体忍法変わり身の術】で絡ませたタコ触手を切り離してヌルっとアタシも逃げるよ!
最後は生徒たちの魔法で焼却してもらおう!

ふふふん。完璧な作戦だね!軟体魔忍に隙は無いよ!



「わわっ、なんだこれ、気持ち悪いぞー!」
 先発隊から遅れること数分。
 アルダワの危機と聞いて飛んできたティエル・ティエリエルは、触手学園と化した校舎内を見て思わず叫んでいた。
「模様替えしたのかな……?」
「いやーびっくりだよね! アタシもびっくりしたよ!」
「わっ!?」
 にょいん、と物陰から現れた触手に驚くティエル。
 ――と思ったらそれは校舎に蔓延る触手ではなく、明石・真多子の触手だった。
「触手には触手! この事件、タコ触手を持ったアタシの出番だね!」
 六本の吸盤触手をうねうねさせる彼女は何を隠そう、タコさんキマイラである。
 しかも軟体魔忍という忍者でもあるので、真多子もティエル同様に遅れて到着したクチでありながらなぜか完璧に事情を把握していた。
「速く助けてあげないとだよね!」
「むむー、お尻を……」
 話を聞いて、花びらスカートの上からお尻を押さえてしまうティエル。
 しかし不安がっている場合ではない。学生たちを救助すべく二人は協力して動き出した。
 飛行するティエルは天井から偵察を開始。触手に尻を舐められている男子学生をすぐさま見つけると、レイピアを構えて突撃する。
「それー! 切っちゃうぞー!」
「……おっ、やった! 触手が離れたー!」
 ティエルのレイピアが鮮やかな軌跡を描き、ピンク触手を千々に切り裂く。いいように弄ってくる触手から解放された学生はズボンもパンツも溶けているのにも構わず両手を上げて歓喜した。
「むー? 小さな象さん……って、うわーっ!?」
 眼を細めたティエルが、飛びかかる触手粘液を察し、空中を蹴って天井まで駆け上がる。
 しっかり自分の尻を狙ってきたらしき触手の攻撃をすかした妖精は、ほっと息をついた。
 だが、その間にも次なる触手が男子学生を狙い、迫る!
「くっ、来るなー!?」
「あっ、しまったー!?」
「なんの! ここはアタシに任せて!」
 ティエルが急降下するも間に合わない――と思った瞬間に、真多子がバッと男子学生のそばに姿を現す。真多子は持ち前の軟体を彼と触手の間に滑らせると、襲いくる触手に自らのタコ触手を絡ませてがっしりと受け止めた。
「ほら今のうちに逃げて!」
「で、でもそうしたら転校生が奴の餌食に……!」
「大丈夫!」
 心配する学生に、ニカッと笑う真多子。
「アタシの戦闘服は体色変化しただけだから溶けないし、軟体魔忍は感度3000倍まではきっとたぶん耐えられる……はず!」
「はず!」
 しばらく沈黙する学生。
 急に不安になってきたんだろう。うん。
「いや本当に大丈夫だから! ティエルちゃん、連れてっちゃって!」
「ラジャー!」
「あーっ」
 真多子の目配せを受けたティエルが、両手で襟を掴んで学生を遠くへ連行。彼が離れてゆく間、真多子はぬめぬめ触手とド密着だったが……快楽堕ちすることはなかった。
 感度3000倍までいけるのは嘘ではなかったらしい。
「おっと、それじゃアタシもヌルッとさせてもらおう!」
 そう言うなり、真多子は触手に絡んだタコ腕を切り離して脱出。再生能力を活かした豪快な手法で敵の拘束を逃れると、そのままぐるぐる後転して距離を確保。
 で。
「学生のみんな、お願い!」
『了解!!』
 前もって協力を取りつけておいた学生諸氏が、魔法で触手に集中砲火。炎に熱せられた触手は干物になることもなく無事に炭化して消滅した。
「ふふふん。完璧な作戦! 軟体魔忍に隙は無かったね!」
「よくわからないけど、タコさんってすごいんだね!」
「よーし、この調子でどんどん触手を退治しちゃおう!」
『おーっ!』
 ぴゅーっと飛んで戻ってきたティエルとハイタッチを交わして、揚々と校舎内へ繰り出す真多子&学生たち。

 かくして猟兵の奮戦により、尻フェチ触手どもは着々と減少。
 学園内が元の平静を取り戻すのにも、そう時間はかからなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『スチームゴーレム』

POW   :    対猟兵捕獲ネット弾
【対象の回避行動を予測した後、両腕】から【ユーベルコードを封じる捕獲用ネット弾】を放ち、【対象をネットで捕獲する事】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    掘削用誘導弾ランチャー
レベル×5本の【先端が削岩用のドリルになっている、機械】属性の【、迷宮の壁や床を掘削して襲来する、誘導弾】を放つ。
WIZ   :    ニューバイパス
【迷宮を掘削して構築していた別通路を利用】【して、対象を包囲する様に別部隊が攻撃】【を行い、部隊間で連携して攻撃する事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。

イラスト:猫家式ぱな子

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 触手を排除していった中で、猟兵たちは徐々に奴らがどの辺りから現れているのかを掴みつつあった。ある地点から触手たちは校舎内の各所へと繰り出していたようなのだ。
 その地点とは――保健室。
 よりによって学生たちの癒やし安らぎとも言える保健室を、今回の根源たるオブリビオンは根城としているらしかった。
 その真偽を確かめるべく、一同はともに戦った学生たちも引き連れて保健室へ向かう。

 すると、突入するまでもなく、猟兵たちは情報が真であると確信した。
 保健室前の廊下に、何やらもうもうと大量の蒸気が漏れ出ているのが見えたからだ。
 元々が蒸気機関を有している学園とはいえ、その漏出する蒸気の量は明らかに通常のそれを超えている。何らかの異質な存在がそこにあることは確実だった。
 いったい何があるのか。猟兵たちは扉をぶち破り、保健室に乗りこんだ。
 そうして一同が見たものは――。
「侵入者が現れました」
「即座に対処を開始します」
「マザーが気に入る者がいる可能性を考慮。捕獲を最優先とします」
 ロボット、ロボット、ロボット。
 排気パイプから蒸気を昇らせる謎のロボット部隊が、保健室を占領していた。
 マザーだの捕獲だのわけのわからないことを言いながら蒸気ロボット――スチームゴーレムたちは猟兵たちにまっしぐら襲ってくる!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
「マザー」というのが、今回の元凶ですかねぇ?
取り敢えず、対処に入りましょう。

『F●S』を全て展開し少し離して配置後[一斉発射]、【指定UC】による[範囲攻撃]を仕掛けますねぇ。
ネットに対しては撃ち落とす形で迎撃、それでもかかりそうなら『刀』か『FBS』で斬り脱出しますぅ。
ネットの影響で一時的に【UC】が封じられても、『F●S』がネットの外に有れば通常の射撃は可能でしょう。
後は、敵方が全滅するまで[範囲攻撃]の「連射([2回攻撃])」を繰り返しますねぇ。

生徒の皆さんには「ネットの撃墜」のみ援護していただけると、有難いかもしれません。
ただ、捕まらない様お気をつけ下さいませ。



「『マザー』というのが、今回の元凶ですかねぇ?」
「それいま気にするところじゃないんじゃ……」
「ああ、確かにそうですねぇ」
 隣にいたアルダワ学生に声をかけられ、ぽむっと手を合わせるるこる。
「ではこれを使いますねぇ」
 るこるが展開するは、武装『フローティングシステム』。
 8台の浮遊砲台が保健室の四隅に設置され、遊撃武器として12枚の戦輪が天井付近を旋回、ついでにるこる自身を守る4枚のビームシールドも付属の砲門をゴーレムに向けて――。
「いや火力高いな!?」
「一斉発射ですぅ」
『ぐあああああああ』
 ちゅどーん、とぶっ放した最大火力がゴーレムを吹っ飛ばした。あまりにあっけなく。破片が床に落ちる音が実に物悲しかった。
 ――が、もちろんそれで終わるわけはない。
「危険人物発見」
「網かけときましょう。網」
 ぞろぞろと湧いたゴーレムたちが、一斉に捕獲用ネット弾を射出してくる。見るからに怪しい弾であり、るこるは即座に砲台や戦輪を差し向けた。
「なら迎撃ですぅ」
 四方から飛んでくるネット弾へ、それぞれ砲台や戦輪を差し向けるるこる。放たれた攻撃は見事に弾を撃ち落とし、辺りには破れたネットがばらばらと散乱する。
 しかし、落としてもゴーレムはどんどん次弾を放ってきた。
 しかもゴーレム自体も、どんどん集まってきた。
 一考したるこるは……学生たちにくるっと顔を向ける。
「ネットを撃ち落としていただけると、助かりますぅ」
「よっしゃ任せろ!」
 学生らが腕まくりをして集結し、るこるに飛んでくるネット弾を次々と魔法で迎撃。
「転校生は攻撃を!」
「ありがとうございますぅ」
『ぐあああああああ』
 にこりと笑顔を返し、再びちゅどーんするるこる。
 学生とのチームワーク、そして非常識火力によって、ゴーレムたちは物凄い勢いで鉄くずに変わっていったらしいです。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アイ・リスパー
「だ、男子生徒の皆さんっ、先に行っていただけますかっ」

溶かされたスカートと下着のお尻部分を必死に隠しながら
(お尻が見えないように)男子生徒たちの後から進みます。

「って、あれはスチームゴーレム!?」

保健室に入った男子生徒たちが次々とネットに捕獲されていきます。

お尻を隠しながらでは戦えないので仕方ありません。
【電脳の天使】で魔法少女服に変身します。

着ている服が分解されて全裸になり、そこに魔法少女服が――

「って、変身シーン見ないでくださいーっ」

変身完了したら【マックスウェルの悪魔】の炎の矢で敵を攻撃です!

が、ネットに掴まって宙吊りにされてしまい……

「きゃあっ、スカートの中、見ちゃだめですっ!」



 ところで廊下である。
「だ、男子生徒の皆さんっ、先に行っていただけますかっ」
「えっ、どうして……」
「いいからお願いします!」
 アイは男子学生たちの最後尾で、両手でお尻を覆い隠していた。
 言わずもがな、お尻が丸見えだからである。スカートも下着もそこだけ溶けてるのである。 本当ならすぐ着替えたいところを、健気に頑張るアイは誰かに褒められていい。
 が、入室するなりアイは目を見開いた。
「あれはスチームゴーレム!? 皆さん、ネットに気を付けて――」
「入れ食いです。捕獲します」
『アアーーッ』
「学生の皆さーーん!」
 2秒で男子学生たちが生け捕りにされた。
 罠にはまった小動物のように「タスケテ……」と目で訴えてきていた。
「くっ、仕方ありません……ここは変身です!」
 呆れたような諦めたような顔で、アイがユーベルコードを発動。手が塞がっていては戦えないので、尻の見えない服を得るために魔法少女への変身を試みた。
 ぼろぼろの衣服が粒子に分解されて徐々に服へと転換されてゆく。
 が、ひとつ問題があった。
「って、見ないでくださいーっ!」
「えっ」
「いやそりゃ見るでしょ」
 変身中は真っ裸になるのである。男子学生たちはガン見である。
 だがアイは羞恥に耐えた。少し見られたかもしれない。けれどお尻さえ隠れればこっちのもの、とアイはゴーレムたちへ手をかざす。
「さぁ! すぐに溶かして――」
「魔法少女です」
「捕まえましょう」
「あっ」
 ぱさっ、とアイの頭上に降りかかる捕獲用ネット。
 そしてぐいーっと宙吊りにされて……。
「きゃあっ、スカートの中、見ちゃだめですっ!」
「うおお! 滾る!」
「もうちょい、もうちょいなんだ!」
「見ないでくださーいっ!?」
 歓声をあげる男子学生たち(網の中)に、ぶんぶんと首を振るアイ。
 その素晴らしくも不毛な光景は、別の猟兵の流れ弾がアイのネットを破壊してくれるまで続いたという。

大成功 🔵​🔵​🔵​

明石・真多子
触手はなんとかなったみたいだね!
あとは生徒達でも大丈夫そうだし、ここは任せて元凶を潰しに行こう!

あ、アレは…
ドリルだー!!カッコイイ~~!!!
ドリルにはドリルをぶつけろっておじいちゃんも言ってたからね。
ここは軟体魔忍流のドリルさばきを見せてあげなくちゃ!

触手を束ねて【軟体忍法螺旋触手の術】でグルグル~っと回して…
ロボに向かって突撃!
前から来るドリルは弾いて、追ってくるドリルは[ダッシュ]で逃げるよ!
ロボの身体にタコドリルを突き立てたら、技を解除!
その回転パワーを使ってグルっとロボの後ろに回り込んで、追ってきたドリルを[おびき寄せ]るよ!
アタシの開けた穴に、ロボのドリルをさらに捻じ込めせちゃえ!


ティエル・ティエリエル
SPDで判定

「今度はロボットだー!お尻狙われないなら安心だー♪」
保健室は体調悪い人がくる場所なんだから、ロボットが占領しちゃダメなんだから!

背中の翅で羽ばたいて「空中戦」を繰り広げるね♪
【掘削用誘導弾ランチャー】は耳を澄ませて掘り進んでくる音を頼りにして避けるよ!
むむむー、誘導弾でこっちを追跡してくるならこうだ!
スチームゴーレムの方に飛び込んでいって直前で【スカイステッパー】で急上昇!
「敵を盾にする」で誘導弾を敵にぶつけちゃうぞ☆

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です


ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ連携絡み歓迎)
…あーもう、何で毎度の如くこんな目に合うんだよ?!
(未だに纏わりつく女子をいなすが、体じゅう虫刺されだらけ)
(※ロベリア嬢は元気な男の子達にご褒美(意味深)を提供中)
……だが、こいつ等(ゴーレム)に変な要素はなさそうだ。(フラグ)
…マザーや捕獲は気になるが、元凶が奥にいるなら叩き斬るだけだ。

…硬質な金属製の敵は物理的には効きづらい。
…堀削して別方向からくる攻撃は厄介だが、近づいてくる奴から順に
『選択UC』で【属性攻撃】で斬っていく。
…心臓部がどこにあるか判れば、そこを重点的に狙えば効率よく倒せるんだが。

…余り消耗すると、次のボスを倒せなくなるから手早く…な。



「……あーもう、何で毎度の如くこんな目に合うんだよ?!」
 額に汗を滲ませながら、ルトルファスが保健室にやってくる。
 その体に多くの女子生徒を纏わせながら、である。
「あー待ってー☆」
「やかましい! 放せぇ!」
「すっごい力ー☆」
「楽しむな!」
 しがみつく女子たちをラグビー選手のように引きずるルトルファス。
 女子に囲まれる彼にとってはパワープレーも朝飯前である。
「まったく……しかし、こいつらなら大丈夫そうだ……」
 力尽くで女子を振り払ったルトルファスが、およそエロ要素が見当たらないスチームゴーレムの姿にホッと安堵する。十体ぐらいに囲まれてるけど安らかな顔だ。
「さてやってやるか……」
 ルトルファスの精霊剣が、ヂッと蒼い雷光を纏う。
 元凶へたどり着くため叩き斬る――と、ルトルファスが剣を振り上げたときだった。
「ロボットだー!」
「ドリルだー!!」
「ん??」
 横合いから、元気あまりある歓声が飛んできた。
 剣を構えたまま一時停止して目を向けてみれば――いやに目をキラキラさせて猛ダッシュしてくるティエルと真多子の姿が!
「お尻狙われないなら安心だー♪」
「カッコイイ~~!!! ドリルだドリルだー!」
「え。そういうもん?」
 ティエルがバンザーイと諸手を上げて飛行すれば、真多子はタコ触手をうねうねさせて昂揚を表現している。ルトルファスは呆気にとられて首を曲げるしかなかった。
 だが、悠長に戸惑っている暇もない。突如として彼の横にある壁が崩れ、新たなスチームゴーレムたちが飛び出してきたのだ。
「捕獲します」
「させるか!」
 伸びてきたアームを斬り落とし、包囲網をかいくぐるルトルファス。ゴーレムは床から壁から続々と現れるが、近づくそばから精霊剣で斬りつけて接触を許さない。
「……しかし多いな。心臓部でも判れば、もっと楽なんだが」
 透かし見るように、ルトルファスがゴーレムに目を細める。
 その後ろを、ぴゅーっと飛んでゆくティエル。
「保健室は体調悪い人がくる場所なんだから、ロボットが占領しちゃダメなんだぞー!」
「小さい妖精です」
「捕獲します」
「むむー、攻撃には当たらないよ!」
 一斉にゴーレムたちに体を向けられたティエルが、中空でくるりと身を踊らせる。
 瞑目し、聴覚を研ぎ澄ませば――聞こえた。
 どこかを掘り進んで近づいてくる、くぐもった音が。
「こっちからだー!」
 ティエルが翅を動かして位置をずらした瞬間、壁から飛び出したドリルが彼女がそれまでいた位置を通過した。目に見えぬとはいえ音は聞こえる。ならばドリルが飛んでくる方向を予測するのは難しいことではない。
 ――が、空振りしたドリルは、急転回して再びティエルを追ってくる。
 逃げても飛んでも、ドリルはぴったりと背後から離れなかった。
「むむむー、誘導弾ってやつだね!」
「それならティエルちゃん、あれしかないね!」
「そうだね真多子! あれしかないね!」
「あれ??」
 飛行するティエルの直下に駆けてきた真多子の一声に、ティエルがこくりと頷く。ゴーレムを斬りつづけるルトルファスを置き去りにして、二人は速度を上げる。
 当然、ドリルも追跡してくるが、ティエルと真多子はなおも加速、保健室内を駆け回った。
「タコ人間です」
「捕獲します」
 真多子へ向けて、スチームゴーレムの捕獲ネット弾が殺到する。
 けれど、ティエルを狙ったドリル同様、ネット弾も真多子を捉えられない。真多子はするするっと忍者らしい横移動で弾道から逸れると、自慢のタコ触手を束ねてぐるぐると螺旋状に回転させる。
 そして、限界まで回しきり、反発力が最大に高まったとき。
「ドリルにはドリルをぶつけろ! っておじいちゃんも言ってたからね! 軟体魔忍流のドリルさばきを見せてあげるよ!!」
「ぐぐっ!?」
 尖らせた触手の先端をゴーレムのボディに突き立て、一気に回転力を解放する真多子。鞭のようにしなるタコ触手が硬質な体をかっぴらき、ついでに自身も回転力を利用してゴーレムの後ろに回りこんだ。
 そこへ、突っこんでくる二発の誘導ドリル。
 ひとつは真多子がひきつけていたもの。
 そしてもうひとつは、ティエルが空中でおびき寄せていたものだ!
「「いっけーー!!」」
 真多子を追ってきたドリルがゴーレムの体に開けた穴に突っこみ、さらにティエルがゴーレムの直前で中空をたぁんと跳躍。彼女のすぐ後ろに迫っていたドリルは、マタドールに翻弄された猛牛のように見事に穴に突撃してゆく。
 二発のドリルがゴーレムの内部を削り、逆側から飛び出して床に沈んだ。
「ダ、ダメージが甚大で……ス…………」
 ぷつん、とランプの光を消して沈黙するゴーレム。
「「やったー!!」」
「いま内部に見えたもの……あれが奴のコアか?」
 ぺちーんとハイタッチ(本日二度目)するティエル&真多子を尻目に、目ざとくゴーレムを観察していたルトルファスが光明を見出す。真多子の開けた穴から確かに、ゴーレムに動力を与えているらしき機構が見えたのだ。
「ならばそこを狙えば!」
「ガガッ……!?」
 雷撃の剣をゴーレムの体の隙間に差しこみ、放電して攻撃するルトルファス。するとゴーレムはぱたりと動かなくなり、ただ横たわる鉄の塊と化す。
「……余り消耗すると、親玉を倒せなくなるから手早く……な」
「「おー!」」
 ルトルファスの冷静な一言に、ティエルと真多子はぐっと拳を上げるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ハニエル・マールテュルム
仁美さん(f02862)と。
ふ、ふぁ…ひ、ひどい目にあいました。

けど仁美さんのお陰で助かりました…ありがとう、ござ…!?
(着替えた彼女の却って煽情的な姿に真っ赤となり)

あ、僕もそういえばズボンが…!
すみません、どなたか着替えを…って、なぜスカート!?


でもお尻出すのが嫌なら穿くしかないんですね…。
ひらひら風に煽られて、結局見え隠れしてしまいますが。

とまれ戦闘には全力で。
敵の援軍を察すれば、【オーラ防御】で攻撃を防ぎ、
そのまま【因果聖報】で攪乱します。

包囲を破り、学生さん達に一点突破をお願いして各個撃破を試みましょう!

しかし何だか背後がやけにむずむずしますね…(仁美の視線に無意識に反応し、赤面)


霧沢・仁美
引き続きハニエルくん(f15866)と。

さっきスカートも下着も溶かされちゃったから、代わりに生徒さんの誰かに服を貸してもらえるようお願い。
制服を貸して貰えたけど…ちょっと胸がきつい…かな。後スカートの丈が…(割と際どい)
ともあれ、貸して貰えたものに文句は言えないよね。
ちょっと皆(主にハニエルくん)の視線は気になるけど…(どきどき)

これでロボット達と戦うよ。
念動電光球を周りの敵にぶつけて攻撃。
突破を図る時は、一点に火力を集中させるよ。
生徒の子達には、側面を守り死角からの不意打ちを防いでもらおうかと。勿論あたしも皆を守るつもり。ハニエルくんの背中も…(彼のスカート姿にどきどきしつつも)



「ふ、ふぁ……ひ、ひどい目にあいました」
「本当、大変だったね……」
 とぼとぼと重い足取りで廊下を歩くのは、ハニエルと仁美である。
 触手にいいように弄ばれてしまった二人はすでに消耗した表情をしていた。
「けど仁美さんのお陰で助かりました……ありがとう、ござ……!?」
 礼を言いかけて固まるハニエル。
 彼が隣に見たものは――。
「制服を貸して貰えたけど……ちょっと胸がきつい……かな?」
 学生に貸してもらった制服をパッツパツ状態で着用している仁美の姿だった。胸のあたりは如何にも苦しそうで、スカートの丈は膝上のぎりぎりを攻めている。
「ひ、仁美さん……!」
「ともあれ、貸して貰えたものに文句は言えないよね……」
 赤面するハニエルの視線を感じ、内心どきどきする仁美。周りの男子学生の視線も感じるしで、自然と手はスカートの裾を押さえていた。
 が、ハニエルはそこでハッとなる。
「僕もそういえばズボンが……!」
 お尻が丸出しになったズボンを見下ろすハニエル。
「すみません、どなたか貸して頂ければ――」
「はいどうぞ!」
「なぜ嬉々としてスカート!?」
 女子学生がどうして爛々とした目でスカートを差し出してきたのか、ハニエルくんにはわからなかった。

「巨乳の女子学生が来ました」
「女装ショタっ子もです」
「「捕まえましょう」」
「行くよ! ハニエルくん!」
「わかりました、仁美さん! うぅ、すーすーする……」
 保健室に着くなり殺到してきたスチームゴーレムに、仁美とハニエルが立ち向かう。
 ハニエルが風にめくれるスカートに苦闘しているのを尻目に、仁美はサイキックエナジーを高めて火球を撃ちこみ、数体を黒焦げにしてみせた。
「正面からやりあうのは厳しいです」
 壊れた同胞を脇にどけながら、仁美の力を分析するゴーレムたち。ボディ中央のランプがまるで交信でも始めたようにチカチカと光る。
 すると、仁美の真横の壁が爆ぜる。
「!?」
 粉塵を舞わせながら、数体のゴーレム部隊が仁美に襲いかかった。
 だがそのとき、学生らの声が上がる。
「出てきたぞ! 転校生!」
「3時の方向!」
「わかりました!」
 学生の声に呼応するハニエル。聖句が掘られた細身剣にオーラを伝わせ、敵のアームを余さず弾き飛ばすと、返す刀でユーベルコードを敵群に向けて放つ。
「天秤は傾き、晩鐘は響く。汝の所業は今ここに在りて」
「ぐあああああっ!?」
「同胞よ。なぜこちらを……」
 ハニエルの詠唱が誘ったのは、壁や床の中に潜んでいたゴーレムたちの反目。十体を超えるゴーレムがユーベルコードによってエラーをきたし、同胞を奇襲したのだ。
 瞬く間に破壊されるゴーレムたち。
 仁美の視線が、周りの学生たちに向く。
「みんな、今だよ!」
「突破をお願いします!」
「うおおーー!」
 ハニエルの言葉も受けた学生たちが、ぽっかり空いたゴーレムたちの陣形の穴に突っこんでゆく。そこに仁美の火球も加わって、ゴーレムたちを蹴散らしてゆく。
「よし、このまま各個撃破しましょう!」
『おぉぉーー!』
「みんな! 背中は任せて!」
 ハニエルを先頭に怒涛の勢いで進軍してゆく学生たちを、最後尾の仁美が鼓舞する。あとは勝ち戦の流れだ、と皆も勇ましく歩を進め、阻むゴーレムを破壊した。
 ――が。
「? なんだか背後がやけにむずむずしますね……」
(「ハニエルくんのスカート姿……」)
 背中を守る仁美から送られる熱視線に、どうにも落ち着かないハニエルだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
特にネタが浮かばなかったのでガチンコ勝負。念動力由来の怪力による破壊工作での部位破壊を行う二回攻撃アブセナティダンスで肉弾戦を挑みゴーレムを解体しましょ。分身(範囲攻撃)で複数体相手できるわよ。
自己暗示(催眠術)で体感時間を引き延ばす程の深い集中に潜って神懸かり(ドーピング/封印を解く/早業/先制攻撃)。また、深い集中により感覚は鋭く研ぎ澄まされる(第六感/野生の勘)。
ダメージ負いながらセルフヒール(念動力/医術/祈り)で耐える喰らいヒール戦術よ。
XMAという蹴り技(踏みつけ)主体の格闘技なので、絶妙なチラリズムが学生さん達をなやませるかも?セルフ倫理結界(目潰し)で見えないわよ☆



 先の触手戦ではGSL21の痴態を観賞できて、ほっくほくだったアリス。
 しかし今、保健室前に立つ彼女の顔は優れなかった。
「特にネタが浮かばなかったわ」
 だそうである。
「まあ仕方ないからガチンコ勝負といきましょうか」
 渋々、自身に刻まれた魔術刻印を発動するアリス。
 するとその小さな体に溢れんばかりの力が漲り、反則まがいの連続行動を可能にする。アリスはぽーんとゴーレムたちの間に飛びこむと、一体の腕を掴んで振り回し、辺りのゴーレムを吹っ飛ばす。
「ぐあああああ!」
「あら、腕が外れちゃったわ」
「今です」
「あの少女を貫くのです」
 ぶん回していたゴーレムの腕がすっぽ抜けて飛んでゆくと、その隙にゴーレムたちは壁の中を進ませたドリル弾を一斉にアリスに襲いかからせた。
 だがその瞬間――アリスの視界が、止まる。
「見える。見えるわ」
 なんかそれっぽい台詞を吐くアリスは、自己暗示をかけて超常的な感覚を手に入れていた。
 身を掠めるドリルの動きは緩慢なスロー映像に見え、足裏に伝わるドリルの振動から床に何発の弾が潜んでいるかも手に取るように察知できる。
「つまりまったく当たる気がしないわね☆」
「ぐががっ!!」
 殺到するドリル弾のすべてをすり抜けたアリスが、跳躍し、天井を蹴る反動でゴーレムを頭から踏みつけた。
「さすが転校生だ!」
「ああ、あんな物騒な相手を苦にしてねえぜ!」
 アリスの戦いぶりに歓声をあげる学生たち。
 しかしただ戦いを見ていたのかというと、そうでもない。
「あとは最後までチラリしてくれれば最高なんだが……」
「くっ、あのスカート……絶妙にラインを守りやがる!」
「ふふ、こういうのは見えないほうがいいものでしょ☆」
 拳の側面で壁を叩く男子たちに、ウインクするアリス。
 ええ、チラリズムというやつですね。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルーク・アルカード
ルク(f14346)と一緒
二人だけの描写希望。
アドリブ歓迎。

・心情
変なウネウネのせいで、体中ベトベトしててちょっとやな感じ。
早く倒してベトベト取ろう。

……ルク、落ち込んでないといいな。
慌てちゃってたらしょうがないもんね。

・行動
武器に『吸血』させて、『生命力吸収』させる。
『武器改造』を行い、破壊に適した形に。
『目立たない』ように動き、一瞬の隙を狙い一撃で決める。


ルク・フッシー
ルークさん(f14438)と一緒に
2人だけの描写希望

「うっ…うっ…ルークさん、ごめんなさい…ごめんなさい…」

粘液まみれのまま、1章でルークさんを固めてしまった事を心から謝罪します

「あ、あの災魔…!すぐに倒さないと!」
授業で習った事を思い出し、囲まれる前に一体ずつ集中攻撃します

UC【連射塗装】を使います
氷属性の塗料弾をゴーレムに浴びせ、冷やす事で蒸気を弱めて弱体化、ないし機能停止させる事を試みます
一瞬でも動きが止まれば、ルークさんなら一撃で決めてくれるハズです!

粘液を洗いたいですけど…保健室には最後の敵もいるみたいですし、そんな余裕はなさそうです…(がっくり)

アドリブ歓迎します



 触手が消え去った廊下に、か細いすすり泣きが響く。
「うっ……うっ……ルークさん、ごめんなさい……ごめんなさい……」
「いいよ、ルク……気にしないで……慌てちゃってたらしょうがないもんね」
 パニックに陥るあまりに誤って固めてしまったことを、ルクは目に涙を溜めてルークに謝りたおしていた。ルークは彼の(粘液まみれの)体をぽんぽんと叩いてあげて慰めるのだが、ルクの頭はなかなか上下運動を止めない。
 が、まだ戦いは終わってないのである。
「早く大元を倒して……仕事を終わらせよう……」
「は、はい……がんばります……!」
 ルークの穏やかな言葉に頷きつつ、ルクが廊下を曲がる。その先は保健室だ。
 しかし当然、二人の視界に映るものは、保健室内に防衛線を張るスチームゴーレムたちの姿である。
「あ、あの災魔……! すぐに倒さないと!」
「そうだね……行くよ、ルク……」
 一転して臨戦態勢になり、構えるルークとルク。
 幸いまだゴーレムたちの注意はこちらに向いていない。ルクは愛用の絵筆を素早く取り出すと、宙へ向けて絵具を散らし、無数の青白い色玉を浮かべた。
「囲まれてしまう前に……各個撃破です!」
 ルクの声に反応したように、色玉が動き出す。飛んでいった絵具の弾はゴーレムのボディに当たるとびしゃりと破裂して、涼しげなブルーホワイトの模様を描いた。
 そしてその途端、模様部分から霜が走り、ゴーレムたちは次々に凍結してゆく。
「温度の低下を確認しました」
「このままでは動きが制限されます……!」
 攻撃を受けたとゴーレムたちが気づいたときには、もうその体は完全に凍りついていた。そこまで冷え切ってしまっては動力たる蒸気も満足に生み出せず、彼らの動きはみるみる鈍っていった。
「ルークさん! 今です!」
「うん……任せて、ルク……」
 ルクの目配せに応じて、気配を殺してゴーレムたちの背後に回っていたルークが血晶刀をその手に作る。さらに血液を送りこんでそれを巨大で無骨な剣に変えて、ルークは凍結したゴーレムたちを薙ぎ払った。
 響いたのは、氷が砕けるような音。
 凍りついたゴーレムの体はルークの斬撃に耐えきれず、斬られたそばからバラバラと四散していた。
「さすがルークさんです……!」
「このままどんどん倒しちゃおう……ルク、もう一度、塗料弾を……」
「はい!」
 ルークの動きに見とれていたルクが、再び色玉を中空に舞わせた。
 ルクが凍結させた隙にルークが斬って回る作戦は、実に効果的であり、二人はその連携でもって数多のゴーレムたちを蹴散らしてゆく。
 順調そのものである。
 だが、当のルクの表情は少し、陰っていた。
「できれば粘液を洗いたかったですけど……そんな余裕はなさそうです……」
「早く敵を倒せるように……頑張ろう……」
 ぽむ、とルクの背に手を置くルーク。
 一刻も早く体のベトベトを取り去るんだ――その思いで、二人は周りの学生たちがビビり倒すほど無双したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『母うさぎリーダー』

POW   :    つまり、お母さんに愛を受け止めて欲しいのね
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【母なる抱擁と共に母うさぎとの偽りの思い出】が出現してそれを180秒封じる。
SPD   :    これがわたしの家族よ
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【罠うさぎやうさぎリーダー】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
WIZ   :    これであなたも家族よ
【相手の精神を侵食する拳やレーザー】が命中した対象を爆破し、更に互いを【母と子の絆】で繋ぐ。

イラスト:葛飾ぱち

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠中村・裕美です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「で、出たぞ!」
「こいつが触手を解き放ちやがった元凶か……!!」
 保健室にいるスチームゴーレムたちがすべて動きを止めると、猟兵たちの耳に学生らが叫ぶ声が入ってきた。ゴーレムたちの言うところの『マザー』が遂に姿を現したのだ。
 おそらくは今までの敵とはモノが違うだろう。
 学生たちがこの場にいては危ない。そう判断した猟兵たちは学生たちを後ろに下がらせ、入れ替わるように前に出て行った。
 そこで一同を待っていたものは――。

「どうしたの? 騒がしくして……みんな喧嘩はしちゃだめよー?」

 ぴょこん、と桃色のウサ耳が揺れる。
 保健室の奥にある、カーテンで仕切られたベッドから出てきたのは、愛らしいワンピースで身を包んだ少女だった。
 少女は琥珀色の大きな瞳で猟兵たちを見回すと、ぽんと拍を打った。
「あらあら、もしかしてお母さんの子供になりたいのかしら! きっとそうね! あなたたちのほうから来てくれるなんて……お母さん嬉しい!」
 空気が固まった。
 マザーこと少女こと『母うさぎリーダー』のぶっ飛んだ発言に、固まった。
「いいわ、いいわ。お母さんね、みんなを歓迎する。家族になってくれる人を探してって触手ちゃんを『行ってらっしゃい』したんだけど……うふふ、迷宮から出てきた甲斐があったわね」
 と、勝手に話を進める母うさぎリーダー。
 ああ、どうやらこれは人の話を聞かないタイプですね。
 そう確信した猟兵たちは、歓迎会と称していそいそとお菓子なんかを用意する母うさぎリーダーの退治に取りかかるのだった。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
な、何やら微妙にやり辛い方ですねぇ。

『FBS』を四肢に嵌めて飛行、『FRS』『FSS』で射撃しつつ上から近づきますぅ。
その上で、ほぼ真上に到達しましたら【重豊躰】を「胸」に集中させる形で使用、数百tまで巨大化した胸で押し潰して差し上げますぅ。
この【UC】の弱点ははっきりしており、『使用中「体重」や「足が着かない」等で動けなくなる』点ですが、この状態で指摘されますと『相手に乗った状態で動ける様になる』のですよねぇ。
その場合、丁度相手も抱擁を求めているみたいですし、此方からも抱擁しましょう。
ええ、元々桁違いに大きな胸を顔に押し付ける形で、[怪力]を使い窒息する程思いっきり。



「さぁさぁ、好きなものを食べてね」
「な、何やら微妙にやり辛い方ですねぇ」
 昂揚が見て取れるほどウッキウキの母うさぎリーダーの背中を前にして、るこるは果たしてこの少女を攻撃していいものかと一瞬、躊躇した。
 しかし相手はオブリビオン。
 すぐに思い直したるこるは戦輪『FBS』を手足に装着し、回転で生じる浮力で天井まで上昇した。
 で、武装全開で撃ちまくる。
「きゃっ!? ど、どうしたの!?」
「あなたのお子さんになるわけにはいかないのですぅ」
 ビーム砲やら実弾やらを雨と降らせ、母うさぎリーダーを牽制するるこる。弾幕で彼女を釘付けにすると、るこるはそのまま直上に移動し、ユーベルコードを発動する。
「押し潰して差し上げますぅ」
 豊乳女神の加護・重豊躰――自身の体を重く増量できるその力を胸に集中させるるこる。もともと大きな胸がぼいんと肥大化し、その重さでもって落下する。
 母うさぎリーダーの頭上から落下するわけで、つまり――。
「お、お、お、重いぃぃ!」
 超重量の胸(300t強)にのしかかられた母うさぎリーダーが、じたばたする。その重さに耐えきれるはずもなく、彼女はすぐにユーベルコードで対抗しようとした。
 だが。
「あなたの技の弱点……それは重くて動けないことね!」
「そのとおりですぅ。でも母うさぎさんに乗っかっている状態なら問題ないのですよねぇ」
「はっ!? 本当だわ!」
 かっ、と目を見開く母うさぎリーダー。
「あ、そちらもこちらを抱擁したいようですから、私からしてあげますねぇ」
「えっ……むむむむっ!」
 巨大化した胸に母うさぎリーダーの顔をうずめ、怪力で抱きすくめるるこる。
 危険な愛の抱擁を受けた母うさぎリーダーはそのままぱたっと気絶。目を覚ますのは解放されて二分ぐらい経った頃でした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
アストラルプロジェクションでアストラル界に精神を拡散させて、沢山の幽体(アストラル)の分身と共にママにちゅっちゅぺろぺろなセクハラアタックよ☆
幽体だから抱擁は無理でしょ?でも、ママとの偽りの思い出に従って甘える(ふりをしたセクハラする)わよ♡
ふふふ♪幽体に直接快楽を刻まれるのは堪らないでしょう♡脳をハッキングして直接快楽を焼き付けることもできるわ☆所謂脳クチュ洗脳ね♪
大食いな念動力による盗み攻撃でママを戴きまーす♡



「はぁはぁ……死んじゃうかと思った……」
 300tプレスから生還した母うさぎリーダーは、萎びたほうれん草のような雰囲気で床にへたりこんでいた。初撃から被ダメがヤバい。
 が、彼女の苦難はまだ序の口だった。
『ふふふ、子供が欲しいのだったらたくさん抱かせてあげるわ☆』
「……?」
 不自然に響く謎の声に、母うさぎリーダーが顔を上げる。
 そこにいたものは――アリス。
 それも大量の、アリスだった。
 ユーベルコードにより自身の幽体分身を大量に生み出したアリスは、母うさぎリーダーを囲み、総がかりで抱き着いた。
「ママにちゅっちゅぺろぺろなセクハラアタックよ☆」
「きゃーっ!?」
 わーーっと殺到するアリスたち。何か危ないと直感した母うさぎリーダーは即座に反撃に移る。
 が、一瞬早く、幽体たちが抱き着いた。
「く、くすぐったぁい……!」
「ふふふ♪ 幽体に直接快楽を刻まれるのは堪らないでしょう♡」
「う、あああ……❤」
 幽体たちのスーパーセクハラアタックの餌食になる母うさぎリーダー。
 アリスの魔手によって次第に快楽に蕩けてゆく……。
 が、堕ちる寸前、ハッと我に返った。
「い、いけない! 私はお母さんなんだから、ちゃんとしないと!」
 正気に戻った母うさぎリーダーが幽体たちを振り払い、ユーベルコードを発動する。
「あなたの技、近づかれると反撃が難しいわね!」
「あら、お見事」
 速足で接近した母うさぎリーダーの一言が、アリスを大いなる抱擁で包みこむ。幽体たちも次々と消えていき、アリスの脳裏を母うさぎとの偽りの思い出が染め上げる。
 だがしかし!
「ママー☆」
「やーん! 変なところ吸わないでー!?」
 思いっきり母うさぎリーダーに甘え、セクハラを敢行するアリス。
 結局、母うさぎはアリス自身から180秒間のセクハラを受け、それが終わったら再び生み出された幽体たちにたっぷり吸い尽くされてしまいました。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ハニエル・マールテュルム
仁美さん(f02862)と。

な、なんだか…個性的な方ですね。(言葉を選べる12歳)
仁美さんの作戦に賛同し、話を合わせましょう。

「お、お母様。ふつつか者ですがよろしくお願いします」
一応、罠かと警戒しておきますが。本当に歓迎される様子なら何だか談笑して馴染んでしまい。
仁美さんからの要請にも、つい「お姉ちゃん…?」と素で答えてしまいます。
いけない、取り込まれている気が…!?

うまく油断して貰えるよう話を誘導し、隙を見せた瞬間に【デュエリスト・ロウ】を!
ルールは「一度でも自分を母親と呼ばせた対象への攻撃禁止」、です!

お茶会は楽しかったですが……ごめんなさい、悪事を働くなら見逃せないんです。


霧沢・仁美
引き続きハニエルくん(f15866)と。

これは間違いなく話が通じない相手…!
説得は無理だから、大人しく家族になった振りをして、隙を見て攻撃する方向でいこうかと。
「う、うん、これからよろしくね、お母さん」
そのまま歓迎会に参加する流れ。

暫くお菓子を食べたりして過ごすのだけど、ふと気付く。
(…これ、ハニエルくんはあたしの弟、ってコト…?)
二人ともお母さんの子供、ってことはそういうことだよね…
「お、お姉ちゃんって呼んでみてくれる…かな?」
呼ばれたらもう悶絶。か、可愛すぎる…!

ってそんなコトしてる場合じゃなかった。
母うさぎが隙を見せたらハニエルくんとタイミングを合わせて、念動光弾で攻撃するよ。



「こ、子だくさんって大変……」
 セクハラの嵐を生き延びた母うさぎリーダーは、やはり疲れきって床に寝転んでいた。両腕に抱ききれないほどの子供たちは幸福そのものだったけれど、疲れるは疲れる。
 しかし、寝ていたのも一瞬だ。
「いけないいけない。歓迎会の途中だったわ」
 すくっと起き上がるや、床に花柄のシートを敷いて、ニコニコしながらお菓子と軽食とお茶を用意する母うさぎリーダー。
 ハニエルと仁美は、問答無用で仕上がってゆく準備に圧すら感じていた。
「な、なんだか……個性的な方ですね」
「これは間違いなく話が通じない相手……!」
 もはや説得やらで穏便に済ますことは困難――そう判断した仁美はちらっとハニエルの顔を見て、視線で言葉を交わす。
(「ここは大人しく家族になった振りをして、隙を突こう」)
(「は、はい。わかりました」)
 こくっ、と頷きあう二人。
 いそいそ準備する母うさぎリーダーに近づくと、
「お、お母様。ふつつか者ですがよろしくお願いします」
「う、うん、これからよろしくね、お母さん」
「まあ! 嬉しいわ嬉しいわ! さあさあ座って、たくさん食べてね!」
 一瞬で取り入ることに成功した。
 母と呼ぶ。それだけで母うさぎリーダーは眩しいほどの笑顔になり、フレッシュなサンドイッチや手作りガトーショコラなんかを大量に勧めてくる。
「どう? どう? お母さん頑張ったんだけれど、口に合うかしら?」
「え、は、はい。とても美味しいです」
「うん、いくらでも食べられそう!」
「よかったー。あ、こっちも自信作なの。食べて食べて」
 三人向かい合って座り、普通にお茶するハニエル&仁美、母うさぎリーダー。
 その空気があまりにのんびりすぎて、ついつい談笑は深まるのだが――。
 そこで! 仁美は気づいてしまった!
(「……これ、ハニエルくんはあたしの弟、ってコト……?」)
 刀身に跳ね返るそれのような鋭い光が、仁美の眼に宿る。
 彼女は、母うさぎと話しているハニエルの肩をぽんと叩いた。
「お、お姉ちゃんって呼んでみてくれる…………かな?」
「? お姉ちゃん……?」
「はわわわっ!」
 両頬を押さえ、もだもだと悶絶する仁美。
 この弟、可愛すぎる。眼前の奇行におろおろしているハニエルをよそに、仁美はこの瞬間の幸せをマックス噛みしめていた。
(「ひ、仁美さん……そんなことをしてる場合では……」)
(「ハッ! そ、そうだねハニエルくん……!」)
 そっと言葉を交わし、正気に戻る仁美。
 見れば、母うさぎリーダーは紅茶で一服してまったりしている。家族ごっこに興じたためか、それとも元々おっとりさんなためかわからないが、とにかく隙だらけだ。
 ハニエルは立ち上がり、母うさぎが反応する前にぺしっと手袋を投げつけた。
「一度でも自分を母親と呼んだ人に、攻撃してはいけません!!」
「ええっ、どうしたのハニエルちゃん!?」
「こ、心は痛みますが……問答無用です! 仁美さん!」
「わかったよ、ハニエルくん!」
「ふ、二人ともどうしたの!? 反抗期……? あ、やめて痛い痛い!」
 ハニエルの動きに呼応した仁美が、サイキックエナジーの弾を撃ちまくる。その弾にビシビシと打たれて母うさぎは頭を守りながら逃げ惑った。反撃もとい教育をしようとしてもハニエルのユーベルコードによって禁則事項とされているために、逆に自分が痛くなってしまう。
「もぅ! お母さん、喧嘩は嫌いなのにぃー!」
「お茶会は楽しかったですが……ごめんなさい、悪事を働くなら見逃せないんです」
「逃がさないよー!」
「やぁぁーーん!」
 室内を逃げ回る母うさぎを、てけてけ追い立てるハニエルと仁美。
 そのある意味微笑ましい光景は、それから1分ぐらい続いたらしい。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルク・フッシー
ルークさん(f14438)と同行
2人だけの描写を希望します

心情◆そ、そんな…ルークさん、行かないで!
…ルークさんっ!

こ、この災魔を倒さないと…
が、がんばりましょう、ルークさん!

えっと…ボクはお母さんにはなれないですけど…
ルークさんの、その…友達、ですよ

行動◆災魔の元へ向かうルークさんを止めるため、呼びかけたり尻尾を引っ張ったり後ろからハグしたりします

ルークさんを引き止めた後、【紋様描画】を使用
ルークさんの体に「絆」の加護を与え、友情により精神汚染を防ぎます
ボクは雷属性の黄の塗料弾をオブリビオンに浴びせ、目潰しと痺れによる妨害を行います


ルーク・アルカード
ルク(f14346)と一緒
二人だけの描写希望。
アドリブ歓迎。

・心情
……お母さん?お母さん、なの?(虚ろな目で近づく

尻尾引っ張られても正気に戻りません。
後ろから強く抱きしめられたら戻ると思う。
元に戻ってもお母さんがいないのが分かって、しょんぼり。

・戦闘
ルクから加護を貰ったら、一気に近づいて両断。
本当のお母さんは何処にいて誰なのか分からないけれど、家族もできたし、友達もできたから……だから……だいじょうぶ。

・備考
家族の話とかに弱いです



「……お母さん? お母さん、なの?」
「……ルークさん、行かないで! ……ルークさんっ!」
 ふらふらと、ルークがまるで魅入られたかのように母うさぎリーダーに向かって歩いてゆくのに気づいて、ルクは慌てて彼のもふもふの尻尾を引っ掴んだ。
 だが、尻尾をホールドされているにも拘わらず、ルークはぐいぐい進んだ。
 彼は母を知らない。
 だから、母と自称する母うさぎを見て、その胸に飛びこんでしまいたくなっていた。
「……お母さん」
「そ、そんな……ルークさん、正気に戻って!」
 白毛がふわふわすぎて掴みづらいけれど、何とかルークの尻尾を引っ張るルク。しかし母を求める少年の前進は止まらず、ルクはじりじり引きずられてゆく。
「あら? あなたもお母さんの子供になってくれるの?」
 撃たれまくって休憩していた母うさぎが、近づいてくるルークに気づいて両腕をひろげる。
 溢れ出る母性的なもの――それを目指してルークは歩く。
 そしてその胸の内に飛びこめる……瞬間だった。
「……ル、ルークさん……っ!」
「……ルク?」
 後ろから、ルクがルークの体にひしっとしがみついた。顔をぐりぐりと背中に埋めさせるぐらい全力でハグしてきたルクの感触が伝わって、ルークがぼんやりとだが正気に戻る。
「よ、よかった……ルークさん……」
「……迷惑かけて、ごめんね……ルク……」
 安堵したのか力が抜けてへたりこむルクに、ルークはそう答えたが、その顔にも声にも幾分か元気がない。我には返ったが、だからこそやはり母はいないのだと告げられた気がして、ルークはしょんぼりと耳をへたらせている。
 ルクもそれがわかって、ぎゅっと友達の手を握った。
「えっと……ボクはお母さんにはなれないですけど……ルークさんの、その……友達、ですよ」
「……うん……ありがとう、ルク」
 頼りなく笑うルクを見て、ルークはちょっと元気を取り戻して、小さく頷く。
 それから気を引き締めて、二人は母うさぎに向き合った。
「お母さんの胸に飛びこんでくれないのね……」
「……はい、そうです……!」
 ルークの代わりに返事をしながら、ルクが絵筆を振り上げる。その力でルークの背中に『絆』の文様を描いて彼の精神を強化すると、そのまま今度は黄色い塗料に絵筆をどぷんと沈ませた。
 筆にこめられたのは黄色の塗料――雷の気が秘められた塗料はルクの筆によって弾丸となり、母うさぎに命中してその体を強烈に痺れさせる。
「きゃっ……!!?」
「ルークさん、今です!」
「うん……」
 一足で、母うさぎの懐に飛びこむルーク。
 母を求めてではなく、敵を倒すために。
「本当のお母さんは何処にいて誰なのか分からないけれど、家族もできたし、友達もできたから……だから……だいじょうぶ」
「きゃああああっ!?」
 ルークの振り下ろした血晶刀が、母うさぎを痛烈に斬りつけていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ連携絡み&色気歓迎)
「…うん、オブリビオンって基本…話聞かない奴だったな。
…変なのばかりで根底を忘れてた。」

と思案し、迷惑なウサギを退治する為に剣を抜いて
構えた所、けしかけられる罠ウサギと兎リーダー
…いや、よく見たらそれは?

「…えぇ、さっきの女子生徒達?!」
どうやら先のゴーレムとの闘いの際に気絶しており
それを母ウサギの手で操られてしまった模様
更にUCで情欲(?)増し増しになって
より大胆に、かつ淫力を増して責め掛かられてしまい…。

やむなく堕ちる前に【UC】を発動し、『生命力吸収』で
本命の母ウサギごと、大人しくさせようとする
…代償はたぶん、ウサギにされた女子生徒たちから賄うと思う…うん。



「もう! もう! お母さんを斬っちゃうなんて……みんな反抗期なんだから!」
 体を斜めに裂く刀傷に包帯を巻きながら、ぷんすかする母うさぎリーダー。
 しかし自分が嫌われているとはまったく思っていない口ぶりに、ルトルファスは諦念からくる脱力感を覚える。
「……うん、オブリビオンって基本……話聞かない奴だったな。変なのばかりで根底を忘れてた」
 こうもゴーイングマイウェイだとは、と思うしかありません。
 迷惑なうさぎを退治するべくルトルファスは精霊剣を抜く。
 しかしその刹那、母うさぎリーダーは先んじてユーベルコードを発動した。
「みんな! あの子を歓迎よ!」
「なにっ!?」
 母うさぎの一声で、わっとうさぎシルエットがルトルファスに群がる。
 保健室には猟兵と学生たちが破壊したスチームゴーレムが転がっている。それを利用すれば大量の罠うさぎやうさぎリーダーをけしかけることが可能で――。
「抱いてー❤」
「ルトくーん! こっち向いてー☆」
「えぇっ!? さっきの女子生徒達?!」
 違った。
 ルトルファスにまとわりついていた女子学生たちだった。なんやかやゴーレムとの戦いで気絶していた女子学生たちが、ウサ耳バニーコスでルトルファスに飛びついていた。
「ちょ、これ一体……!」
「さぁ! 家族を!」
「家族を作りましょ❤」
「何でこのパターンしかないの!?」
 うさちゃんらしく(?)発情しきった女子学生たちに色々いたされ、さしものルトルファスも爛れた情欲の坩堝に呑みこまれて――。
「ってそんなわけにいくかー!」
『きゃああーー!?』
 いなかった。
 己の片瞳を黄金色に輝かせ、女子学生たちの生命力を(どのようにかは言わないが)吸収しまくっておとなしくさせるルトルファス。そのまま母うさぎリーダーからも(何をとは言わないが)吸収して、彼は何とか堕落だけは免れたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アイ・リスパー
「あなたがこの騒動の元凶ですねっ!
いろいろと恥ずかしい目に遭わされた責任、取ってもらいますっ!」

引き続き【電脳の天使】で魔法少女服に変身した状態で災魔に【マックスウェルの悪魔】による炎の矢を放ちます!

ですが『変身しても実は運動音痴は治らない』という最大の弱点(?)を指摘されます。

「そ、そんなことは……はうっ」

否定しようとしますが、何もないところで転んでしまいます。(証明終わり

脳内で再生される偽りの思い出。
母うさぎと一緒に楽しそうに食卓で人参をかじる光景が脳裏に浮かび
電脳魔術の演算がストップし……

「ふ、ふぇっ!?」

【電脳の天使】がフリーズし魔法少女服が消え去って……
全裸で佇むことになるのでした。



「ふぁぁ……三日会わざればとは言うけれど……」
「あなたがこの騒動の元凶ですねっ!」
 なぜか顔を赤らめてうっとり座りこむ母うさぎリーダーの前に、ずさーっとスライドして現れるのは魔法少女。
 イエス、衣装チェンジのために変身を余儀なくされたアイさんである。
「いろいろと恥ずかしい目に遭わされた責任、取ってもらいますっ!」
 本日繰りひろげてしまったシーンを走馬灯で思い出し、その屈辱を炎の矢に変えて母うさぎへと撃ち放つアイ。
 至近距離――これは外さない。
 そんな油断が、敵につけ入る隙を与えてしまったのかもしれない。
「あなたの変身、とても可愛らしいわ。でもね……変身して魔法の力を得たとしても……あなたは運動音痴のままじゃないかしら?」
「そ、そんなことは……はうっ」
 母うさぎの唐突な指摘にうろたえたアイが、後ずさりした瞬間に転んだ。
 スカートの中が見えてしまいかねないほど盛大に、何もないのに転んだ。
「やっぱり!」
「い、いえこれは……!」
 手を振って否定しかけるアイだが、もう遅かった。
 目を閉じれば母うさぎとの思い出が、昨日のことのように鮮明に浮かんでくる。
 お母さんと二人で食卓を囲み、学校での出来事を笑って話しながら、一緒ににんじんをポリポリと齧る――できたてほやほやの偽記憶なだけにマジ鮮明である。
「お、お母さん……」
 虚ろな眼差しで呟くアイの電脳世界では、もう演算もストップしていて――。
「ふ、ふぇっ!?」
 気づいたらアイは全裸だった。
 ユーベルコードを封じられ、イコール魔法少女服も封じられたアイは、すっぽんぽんで涼しげに佇んでいた。
 彼女がすぐ赤面して蹲ったのは言うまでもないだろう。
 ちなみに母うさぎだが、アイの魔法少女化を封じたはいいものの、炎の矢は消えなかったのでグサッと刺されて炎上していた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナナシノ・ゴンベー
サブカルクソショゴスは思いました。おねショタっていいよね☆と。
スチームゴーレム戦は戦闘そっちのけで学生達に分裂体を配り歩いていたサブカルクソショゴスですが、母うさぎリーダーに触手が蠢きもとい食指が動きナナシノをけしかけました。代償で記憶喪失なナナシノは幼児退行してマザーに甘えます。
性癖にダイレクトアタックにハッキング/封印を解く/精神攻撃でマザーをおねショタに目覚めさせます。母うさぎとの偽りの思い出とかいうちょうどいい代償を用意してくれてるのでことは簡単に運ぶでしょう。
分裂体を中に仕込んでマザーに産んでもらいたい。家族が増えるよ☆
性癖に目覚め其を満たしたモノは狂喜の果てに発狂死に至るでしょう。



 サブカルクソショゴスは思いました。
『おねショタっていいよね☆』
 と。
 スチームゴーレムたちとの戦いではまったく食指が動かなかったために、辺りの学生に分裂体を配布することに終始していたサブカルクソショゴスではあったが、母うさぎリーダーを見てその目の色を変えた。(目があるかわかんないけど)
 とゆーわけで。
「ママー☆ 我おなかすいたのじゃー☆」
「あらあら、じゃあケーキを食べる?」
「うん!」
 サブカルクソショゴスの一存でけしかけられたナナシノが、全力で甘えていた。触手とのやりあい時点で記憶をぷっつんしているナナシノはすっかり幼児退行しているのである。
「ママー、ママー、我ねー、頭なでなでしてほしいのじゃー」
「あらー。甘えん坊さんねー」
 膝の上に腹から乗っかってだばだばするナナシノ。その挙動があまりに可愛く母うさぎは満面の笑みでなでなでしてあげる。
 なでなでして。
 なでなでなでなでして。
「ママー……ねむいぃ……」
「あぁん! かわいいいい☆」
 すっかり目覚めていた。
 サブカルクソショゴスの企みどおりに、おねショタに目覚めてしまっていた。
「ママー、我ねー、ママにおねがいがあるのじゃ?」
「んー? どうしたのー?」
 母の微笑みであやしてくれる母うさぎの顔を見上げて、ナナシノはその手に持ったアヤシイ物体を差し出した。
 それはサブカルクソショゴスの分裂体。
 目には見えないが、確かにそこにあるそれを、ナナシノは母うさぎのお腹に当てる。
「お腹に入れてもらいたいのじゃー」
「あらあら何なのそれはー?」
 んしょんしょ、と分裂体を仕込むナナシノ。おっとり受け入れる母うさぎ。
 そんなほんわかした親子の風景は、それから5分ぐらい続いたという。
 ちなみにその後、分裂体がお腹の中で悪さをしたので、母うさぎは甚大なダメージを被ることになりました。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティエル・ティエリエル
SPDで判定

「えー!?お前なんかボクのママじゃないぞー!」
お母さんを自称する母うさぎリーダーに同意するわけもなく
オブリビオンを倒して準備してあったお菓子だけゲットだー♪

背中の翅で羽ばたいてびゅんびゅんと空中と飛び回るよ!
相手の周りをぐるぐる回って敵が目を回したら
レイピアを構えて上空から母うさぎリーダー目掛けて【妖精の一刺し】で攻撃だよ!

んー?壊れたロボットも敵の「これがわたしの家族よ」でうさぎになったりするのかな?
まぁいいや!まとめてやっつけちゃえー!

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です


明石・真多子
お母さん?違うよアタシのお母さんはちゃんといるよ!
それに無理やりお母さんになろうとするなんておかしいよ!
言ってもダメなら力づくでも止めるから覚悟してね!

もしかしたらアタシが子供っぽいからあんなこと言ってるのかな?
だったら【軟体忍法鏡写しの術】で大人なアタシに大変身しちゃおう!
中身は変わらないけど見た目だけでも一人前になれば見直してもらえるかも!
近くの壁にタコ墨を丸く塗ったら、潜って真の姿で出て来よう!

大人パワーでいくぞー!
『タコ墨』で作った木刀、墨刀(ぼくとう)でお仕置きアタックだ!
悪い子はお尻ぺんぺんで反省しなさい!
泣いて謝ったし許してあげるね。
なんだかアタシがお母さんになった気分だなぁ…。



「えー!? お前なんかボクのママじゃないぞー!」
「そうだよ! アタシのお母さんはちゃんといるよ!」
 当人の意見そっちのけであらあらうふふオーラを放つ敵に、ティエルと真多子は大ブーイングをぶつけた。
 二人とも故郷にちゃんと母がいるので、自称母を受け入れるわけがありませんでした。
 困り顔を向ける母うさぎ。
「どうしてみんな、こんなにお母さんを拒むのかしら……」
「だって無理やりお母さんになろうとするなんておかしいよ! 力づくで止めるからね!」
「そうだそうだ! お菓子はボクがいただくぞー!」
 敵の思うようにはさせない、と動く二人。特にティエルは母うさぎが用意したお菓子にキラキラと目を輝かせ、張りきって翅を振って飛び回った。
 母うさぎの頭上を、ぐるぐると。
 びゅんびゅん! 旋回する!!
「これでどうだー!」
「あ、あら……あらららぁ……??」
 飛び回るティエルの軌道を素直に追っていた母うさぎが、思いっきり目を回す。彼女がよたよたと体勢を崩したのを見計らい、レイピアを構えるティエル。
「えーいっ☆」
「いたっ!? ちょっと待って、お母さん痛いのー!?」
 全速力で飛びこんだティエルの刺突が、グサッと母うさぎの頭に刺さる。脳天を襲う衝撃に母うさぎは取り乱し、動転したままその場をパタパタと走り回った。
 一方――。
「うーん……もしかしたらアタシが子供っぽいからあんなこと言ってるのかな?」
 真多子は腕組み(基本の腕と6本のタコ触手で4組)しながら、むーんと考えに耽る。母うさぎが自分を子供にしたがるのは、自分が子供っぽいからかもしれない。
「ようし、だったら大人に変身だ!」
 てってけ壁際に走っていった真多子は壁にタコスミを吹きつけ、その水鏡に自身を投影。映し出された鏡像の未来を想像しながら、どぽんと水鏡に潜りこむ。
 すると――。
「大人パワーでいくぞー!」
「えーっ!? お、大きく!?」
 タコスミの円から飛び出てきた真多子は、何だか大人びていた。
 それもそのはず、軟体忍法によって彼女の体は八年後のそれへと変化しているのだ。
「てぇーい!」
「いたたっ!? た、叩かないで真多子ちゃーん!?」
 タコスミで作った木刀つまりは『墨刀』でべちんべちんと母うさぎを折檻する真多子。叩かれるたびに母うさぎは縮こまり、お母さんみを失ってゆく。
 だが母うさぎとちえ、黙って床にめりこむわけにはいかない。
「えぇい、うさぎちゃんたち! お母さんを叩く悪い子を止めてー!」
 母うさぎが声をあげると、辺りに倒れていたゴーレムの残骸たちが『ぽぽぽん』とコミカルな音とともにうさぎへと姿を変えた。うさぎたちは真多子を止めるべく殺到。
 しかし。
「まとめてやっつけちゃえー!」
「あぁっ! うさぎちゃんたちー!?」
 上をひらひら飛んでいたティエルが、レイピアの突進でばんばんうさぎたちを刺して倒してゆく。
 助けを失った母うさぎは、そろーっと真多子を見上げた。
「あ、あのぉ……」
「悪い子はお尻ぺんぺんで反省しなさい!」
「いやーっ!?」
 お腹に腕を回されて抱えられ、木刀でお尻を叩かれる母うさぎ。
 何度も何度も叩かれた。
 その結果。
「ごめんなさぁ~~い!」
「うん、泣いて謝ったし許してあげるね」
 謝りながら縋りついてくる母うさぎの頭を、優しく撫でる真多子。
 びぃびぃ泣く母うさぎを見て、彼女は思った。
(「なんだかアタシがお母さんになった気分だなぁ……」)

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アマニータ・ビロサ
ああ、ママ(苗床)になってくれるんですね。
では遠慮なく、沢山の私を繁殖してくださいね。
菌糸を束ねた小実体(キノコ)を生やしてママの中に侵入させます。やっぱり体内からの方が寄生しやすいんですよね。
ママ(苗床)なんですから嫌がりませんよね?拒否られたらえぐえぐと泣き崩れます。でも、なんだかんだで押しきれそうな気がします。ママたる象徴の場所で私の胞子をたっぷり受け止めてくださいね。
代わりにたっぷりとママに奉仕しますから。

弱点?確かに乾燥に弱いですけど、まさかママともあろうものが子供が萎れちゃうような真似はしませんよね?そんな虐待なんてしませんよね?と実証封じ。そんなことより存分に愛し合いましょう。



 叱られてお尻も腫らしてしまった母うさぎは、その場に座って超反省モードだった。
「あうぅ……みんなのお母さんになってあげようなんて、無理だったのかしら……」
「ああ、ママになってくれるんですね」
「え?」
 嬉しそうな声音に顔を上げる母うさぎ。
 見えたのは、清廉なドレスに身を包んだ少女――アマニータ・ビロサだった。
 母うさぎと目が合ったアマニータは、にっこりと笑う。
「では遠慮なく、沢山の私を繁殖してくださいね」
 手に持ったキノコを母うさぎにぶちこもうともする。
 説明しよう! アマニータさんはキノコ(白孤独)が擬人化した愉快な仲間なのである!
 苗床ゲットとか思ってやがったのである!
「ちょ!? これは何ー!?」
「やっぱり体内からの方が寄生しやすいんですよね」
「だから何がー!?」
 アマニータの腕を掴む母うさぎ。押しこもうとするアマニータ。
 壮絶な戦いだった。
「さあママ、受け入れて」
「待って待って! 少し考えさせ――」
「お願い……聞いてくれないんですかぁ……!」
「ええっ!?」
 アマニータが唐突に泣き崩れる。
 それはもう、母の心が痛むほど、えぐえぐと。
「な、泣かないで? 別に聞かないわけじゃ……」
「じゃあこれを」
「きゃー! すぐ復活したー!」
 すぐまた同じ鍔迫り合いみたいな構図になる二人。
 このままでは身が危ない、そう判断した母うさぎはユーベルコードを使おうとするが――。
「キノコは確かに乾燥に弱いですけど、まさかママともあろうものが子供が萎れちゃうような真似はしませんよね?」
「うぐっ……!」
 アマニータに先回りされた。
「ママたる象徴の場所で私の胞子をたっぷり受け止めてくださいね。代わりにたっぷりとママに奉仕しますから」
「きゃああーー!?」
 とうとう力負けを喫し、キノコの侵入を許す母うさぎ。
 なお、その後、彼女はキノコのマザーとなりはしたが、骸の海に還ってしまったので、結局アマニータは苗床を手に入れることができませんでした。

 かくしてアルダワ魔法学園を騒がせた触手ぬるぬる事件は幕を閉じる。
 しかし、保健室を去る猟兵たちと学生たちは、思うのだった。
 ――また同じようなの起こると思うけど、どうか明日じゃないといいな!

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月01日


挿絵イラスト