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花に沈む村

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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 たとえ今が、人の心の休まる時期であっても猟兵達に休みなどない。
 いつ、何時であってもオブリビオンが現れて被害をもたらしているのだから。
「おっとこれは……」
 残念ながら、また一つそういった事案が発生したのはウインド・ノーワルド(自称ドクター・f09121)がしかめっ面で予知をしてしまったところから読み取れるだろう。
「あーもう、新年会ぐらいゆっくりさせろって話ですがまぁ……はい、さっそく事案です。世界はアックス&ウィザーズ」
 はぁー、と深いため息をつき、手元のチョコ菓子に手を伸ばすのを諦めて彼女は近場に居た猟兵達に話を始める。
「ちょっと人里離れたところに農村があるんですが、果樹園を中心に酒類の醸造を行っている場所でー……今、ここが花に沈むのを見ました」
 花に沈む。一面が花畑になるという話だが、それだけではまだ特に脅威を感じないが、それだけで済む話でもないのがこのオブリビオンという相手だ。
「案の定お察しのようで、この花は人為的……いや、竜為的ですかね? 息吹の竜『グラスアボラス』というオブリビオンによって広げられてるもののようです」
 ありとあらゆる生命体を活性化させる竜、その中でも特に花を成長させて強化する。基本的には温和でおとなしく、それ故に付いた名が『息吹の竜』。
「っていうと簡単ですが、オブリビオンである以上凶暴な存在であることには変わりなく、広げた領域の中に巻き込まれた村が壊滅させられる未来が見えちまいました」
 だとすれば、すぐに向かって対処する必要があるだろう。急げば被害はゼロに抑えられるはず。
「ですね、その領域に住まう仔竜も併せてグラスアボラスと進行してきていますが、これを先に対処した方がいいでしょう」
 特性上、進行がゆっくりであるグラスアボラスよりも先に活発な仔竜を迎撃し、そして最後にグラスアボラスを迎撃する。という一連の作戦の流れを説明する。
 大体の理解が間に合ったゆえに、これから出発……という直前で、ふと資料を見ていたウインドが何かに気付く。
「……ほう、この村。酒も飯もおいしいらしいですよ。うまいこと終わらせたらここで新年会の続き、できるかもです」
 ほう。と興味のある猟兵達が声を上げる。竜退治の後に酒場で乾杯。流れとしては悪くない。
「交渉はこっちでやっておきましょう。ってことで、竜退治の後に飲み過ごしますよぉー!」
 何故か気合の入っているウインドだが、とにかくこの案件を片付けよう。
 準備を終えた猟兵達は、戦いに臨むことになる。


トビカゼ
 トビカゼです。新年会、やりたい……お酒飲みたい……騒ぎたい……でもお仕事です、悲しいです。
 兎にも角にも村を襲う竜を倒してしまいましょう!
 特に困るようなギミックも展開もございません、集団戦ののちにボス戦、そして最後は酒場で大いに騒ぎましょう!
 どのタイミングからの参加でも問題なく、最後の大騒ぎのシーンだけでも参加は可能です。
 それでは、皆様のご参加お待ちしております。
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第1章 集団戦 『戯れる仔竜』

POW   :    じゃれつく
【爪 】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    未熟なブレス
自身に【環境に適応した「属性」 】をまとい、高速移動と【その属性を纏わせた速いブレス】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    可能性の竜
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メリー・ユメノコウジ
「小竜ちゃん、かわいい感じがするけど…敵なのですよね。脅威になっちゃう前になんとかしなきゃですね。」
ぐっと奮い立たせ相対します。

杖の先端を向けながらめぇめぇさんを召喚し、動きを止めようとぶつけに。
「もふもふのめぇめぇさんですよーっ♪」
主に仲間の援護として使う。
相手の攻撃にぶつけて相殺などもできないか試みる。

「ちっちゃくても皆のため…ごめんなさい…めぇ。」
もしも倒せたなら手を合わせて黙祷を。


ミーナ・ヴァンスタイン
二丁拳銃を構えて、優しく微笑み。
「ふふっ♪かわいいわね……だけど、ごめんなさい。倒させてもらうわ」

両手の拳銃による【2回攻撃】を行う。また、銃を横薙ぎに連射することで敵を纏めて【なぎ払い】ます。
「お姉さんがまとめて相手をしてあげるわ」

敵の攻撃は【視力】と【聞き耳】を活かし【見切り】【残像】による高速移動で回避していきます。
「子供と言えど流石は竜ね」

味方が危ない時は【援護射撃】を行ったり、【毒使い】で麻痺毒を塗布したダガーを敵へ投げつける。
「大丈夫、いま助けるわ」

敵が大技を使ったら【断罪撃】を使用。【怪力】を活かし、光を纏った回し蹴りで【なぎ払い】無力化させる。
「その技はもう見たわよ?」


フェリス・シー
植物を活性化させる竜なら、数が十分ならぺんぺん草一本残さないバッタで攻撃するのなの
約束の刻で相異変した無数のバッタを呼んで自分も一緒に茂みに潜んでドラゴンが近づいた瞬間一斉攻撃を行って奇襲するのなの

無数のバッタとともにフェリスちゃんも突撃してアシッドスピワーのトロウルの胃液で攻撃するのなの
溶解液で負傷した傷口に群がって攻撃なの


伊兵・ミカ
花を成長させる竜か…なんかメンヘルだね
かわいいっていうか。見た目は可愛くないけど
とりあえず倒そうか!

前衛、攻撃手、時々守り手でいくよ
綾止刺剣で攻撃していく
最前線で敵の攻撃を一手に引き受ける立ち位置を崩さないように
武器受けで味方への攻撃をガードしつつ戦う
攻撃が激しくなればメインは守るほうへ移る
味方が倒れないことが大事
特に同じ攻撃手や回復手は倒れたら大変だ

「敵の攻撃は俺に任せて!」

アドリブ、絡みOK



「わぁ……」
 召喚され、村に降り立ったメリー・ユメノコウジ(夢渡る羊・f00748)は村一帯に広がるふわふわとした花畑に感嘆の声を上げた。
 あたり一面敷き詰められるように咲き乱れる花は、状況が状況でなければとても夢心地さえ感じさせてくれそうなものだが、目の前で暴れ始めて建物を傷つけ始めている仔竜達によってすぐに現実に引き戻される。
「仔竜ちゃん、かわいい感じがするけど……敵なのですよね。脅威になっちゃってますし……なんとかしなきゃですね」
 確かに、あの小さな竜はどことなく可愛らしさを感じさせるが、行っている行動は暴虐そのものである。
「ふふっ♪ かわいいわね……だけど、ごめんなさい。倒させてもらうわ」
 ミーナ・ヴァンスタイン(罪人殺し・f00319)も同じような感想を抱いたようだが、戦わなければならないのは分かっていた。
 だがしかし、やはり無邪気な子であることが変わらない以上、こういったことを思うのは仕方のないことなのだろう。
「確かにメルヘンで、かわいい……見た目はあんまりかわいくないけど。とりあえず倒そうか!」
 こうしている間にも、被害は広がっている。伊兵・ミカ(PigeonBlood・f05475)は皆に決意させるようにはっきりと言い切ると、剣を構えて仔竜達へと突撃した。
「相手はこっち!」
 ただ無策な突撃ではなく、仔竜達の攻撃を一手に引き受けるために最前線に出て、注意を引くための突撃。ミカの試みはうまく行ったようで、目の前に武器を構えた脅威が現れれば仔竜達の注意は自ずとミカへ向けられていた。
「おっと……! 結構素早い!」
 飛び掛かってくる仔竜の爪を剣で受け止め、返しに刺突を離すが意外とすばしっこい仔竜には剣が届かない。
「だったらフェリスちゃんにお任せなの」
 そんな可愛らしい声と共に、近くの花畑から大量の蝗とフェリス・シー(ちっちゃなプレインズウォーカー・f00058)が飛び出し、仔竜へと襲い掛かる。
 流石に蝗といえどこの量が、しかも戦える程度のサイズを持った蝗が無数に飛び出してくればミカも仔竜も驚きを隠せない。
「ぺんぺん草一本も残さない攻撃なの!」
「そ、それやりすぎですよ!?」
 なの? と、疑問符を浮かべながらも飛び込んだフェリスは水鉄砲の引き金を引く。
 内部にたっぷりと詰められたトロウルの胃液。強烈な酸が仔竜に浴びせられるとじわじわとその鱗と体を焼き始める。
「ふふ、容赦ないわね。でもお姉さんも頑張らないと」
 二丁拳銃を構えたミーナは、優しく笑みを浮かべるとメリーに微笑みかけた。
「はい、援護は任せてください。めぇめぇさんいきますよー!」
 メリーが杖を振りかざすと杖の先からもふもふとした羊が何匹も現れ、ごろごろと転がりながらミカの周囲に集まる仔竜達を転がって押しつぶしていく。
「いいわね、でも子供と言えど流石に竜か」
 酸に焼かれても、羊に押しつぶされてもそのタフネスさは流石竜というべきだろうか。これでもまだまだ元気な個体がいるならば、やはり確実に決めていかねばならない。
 飛び込んだミーナは銃を薙ぎ払うように連射し、無数の銃弾を撃ち放つ。無数に乱射される銃弾が弱った仔竜に突き刺さり、その戦闘力を奪っていくが、攻撃に意識を集中させすぎたためか側面から迫る竜に意識が回しきれない。
「っと……!」
「めぇーっ!」
 メリーが叫ぶと、竜が放つ炎の渦に羊が直撃し、あろうことかそれを相殺してはじけ飛ぶ。
「ありがとうめぇめぇさん。後お願いします!」
「えぇ!」
 もう一度同じ行動を行おうとする竜よりも早く、踏み込んだミーナは足に込めた高密度の魔力を持って竜を蹴り抜く。
「一度見た技なら、ね?」
 鋭い一閃が竜を無力化する。まだ息はあるようだが、対処はしなければならない。
「ちっちゃくても皆のため……ごめんなさい……めぇ」
 そんな竜を見て、悲しむように手を合わせるメリーに、別の竜が爪を振るう。
「っと、危ない!」
 割り込んだミカが再び剣で爪を受け流し、鋭い刺突を竜に見舞う。
「これでも……っ!」
 今度こそ突き刺さった一撃で、確実に相手を仕留めるべくミカは全力で剣を振り抜く。
 仔竜の身体は一撃で切断されて消えていくが、これでもまだ相手の数は多い。
「冗談じゃないぐらいいるけども、大丈夫、敵の攻撃は俺に任せて」
 連携すればかなわないわけではない。
 確実に確実に、数を減らしていこうと4人は気持ちを新たに行動に臨む。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

イデア・ファンタジア
「君の名は――スカイキャスター!」
『空色の空』でどんどん空模様を塗り替えて、仔竜の適応が追い付かない位環境を激変させちゃうね。
七本の絵筆を使って次々に空に【アート】を描いていくよ!
「力を貸して、セプテントリオン!」
吹雪、竜巻、大雨、雷。真夏日の照りつける日差しに、目に差し込む眩しい夕日、降り注ぐ夜空の流れ星!
さあ、次はどんな空模様がいい?


リコリス・ミトライユ
村を壊滅させるだなんて、悪意がなくてもそんなことは許せません。
ここは少しでも足止めをします。

仔竜に対して格闘戦を挑みます。
【じゃれつく】に対処できるように、足技を中心に距離を取って戦いますね。
くるり、くるりと、【スカイステッパー】と、それを利用した宙返りで距離を取って、
鋭くまっすぐ、槍のように蹴り込んでいきますっ。

そして【じゃれつく】で使ってくる爪に対してカウンターとして、
【秘密のチョコ・ナックル】を仕込んだ【ねこぱんちグローブ】で、
【ペネトレイト・ブロウ】をお見舞いしますっ。
拳をえぐりこむように叩きこんで、爪と心をへし折って差し上げますっ。

あなたの爪と、あたしの拳、どっちが強いか勝負ですっ。



確実に仔竜が撃退されていく中、リコリス・ミトライユ(曙光に舞う薔薇・f02296)は目の前に居る無数の仔竜に立ち向かっていた。
「悪意がなくても、そんなことは許しません!」
 実際、目の前の仔竜達は悪意ではなく育つための過程に発生する本能で活動しているのだろう。だからと言って村を壊す暴挙を許すことはできない。
 そんなリコリスの宣言を宣戦布告と受け取ったのか、仔竜達は一斉にリコリスに向かって飛び掛かってくる。
「一気に来ましたか……でもっ」
 数ばかりで連携が取れているわけではない、じゃれつくように飛び掛かってきた仔竜の爪による一撃を飛びのくようにして躱す。
 強烈な一撃が地面を抉り、仔竜は追撃の構えを取るが、リコリスの動きはそれを許さない。
「ええいっ!」
 地面に着地するよりも早く、空を蹴りその軌道を離れることから接近することに転じさせ、まっすぐと槍のように仔竜の身体に蹴りを穿つ。
 強烈な一撃に耐え切れず、ぐらりと穿たれた仔竜はその場に崩れ落ちるが相手は一体だけではない。次々の波のように襲ってくる仔竜にリコリスは構えを取り直す。
「君の名は――スカイキャスター!」
 だが、接敵するよりも早く仔竜達の周囲の天候が突如として吹雪の空間と変わり、凄まじい冷気と風が仔竜を吹き飛ばす。
 後ろを見れば、絵筆を手にしたイデア・ファンタジア(理想も空想も描き出す・f04404)の姿があった。
「やっほー、手伝うよ。力を貸して、セプテントリオン!」
 ばっ、と広げた七本の絵筆。それが空に【アート】を描くことで天候が変わっていく。竜巻は仔竜を巻き上げて引き裂き、大雨と雷は仔竜を次々と雷撃で撃ち抜いていく。
「さぁ、次はどんな空模様がいい?」
 イデアが問いかければ仔竜は流石に突撃の意志を削がれたのか、警戒して様子を見始める。
「あれ、流石にリクエストなしかな」
「なら、風の吹く空をお願いしていいですか?」
 予想外に、リコリスからリクエストが出てきた。なるほど、とイデアはそれを理解し、絵筆を振るう。
 空に描かれるは青空を吹き荒れる風、同時に風がリコリスの背を押し、勢いよく加速させる。
「ふわり、くるりと……!」
 空を飛び、舞うようにくるくると宙を踊り、上空から仔竜の一体を踏みつけるように蹴り抜く。 
 一撃を叩き込んだリコリスに側面から仔竜が爪を振るって飛び掛かるが、イデアの描いた風が仔竜に吹き荒れ、接近を妨害する。
 こうまですれば、グローブに仕込んだ金属で爪を受け止めること容易。そしてこの距離はリコリスの距離。
「―――打ち抜きますっ!」
 ねじるように打ち込まれた拳が仔竜の胴を穿ち、一撃で吹き飛ばす。


 多くいた仔竜達は猟兵達の活躍もあり、気が付けば姿は減っていた。
 もう少しで片が付く、そう思った彼らの耳に猛々しい竜の咆哮が響き渡る。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『息吹の竜『グラスアボラス』』

POW   :    フラワリングブレス
【吐き出された息吹 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【咲き乱れるフラワーカッター】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ガーデン・オブ・ゲンティアナ
自身の装備武器を無数の【竜胆 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    フラワーフィールド
【吐き出された息吹 】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を花畑で埋め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ナイツ・ディンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「うぉ……でけぇの来ましたね」
 村から離れた花畑、村からでもその姿を確認したウインドは驚いた声を上げる。
 緑の鱗と紅い翼。どすんどすんと花畑を歩き、村へと直進してくる巨大な竜の姿。
「あれが息吹の竜『グラスアボラス』ですかね……こりゃまた骨が折れそうで……まぁ、私は後方支援ですが」
 いち早く安全圏まで移動しながらウインドは向かってくる竜に立ち向かう猟兵達に向かって言う。
「あ、そうそう。新年会の予約、完了してますよ。あれを倒したら無料で飲み食いし放題だそうで!」
 いつの間にしてたんだ。という突っ込みはさておき、苦しい戦いにはなりそうだがこの後に待っているものがあると思えば頑張れるかもしれない。
 兎にも角にも、あのオブリビオンを倒し村の平穏を守るとしよう。
 さあ、ドラゴン退治の始まりだ。
フェリス・シー
ボスにもやっぱり数さえいれば草花を喰らい尽くす蝗で攻撃なの
数の暴力、兵は畑でとれるなの
(後者はちょっと違う)
約束の刻何度も撃ってバッタとにかく増やしてみるのなの
芽吹きVS蝗害なの

増援いっぱい送るからドラゴン囲んで噛みつくなりバッターキックなりみんな突撃なの、


伊兵・ミカ
うーん、やっぱりメルヘンドラゴン
ドラゴンってこう、イケメンっていうかカッコいいイメージがあったんだけどこういうドラゴンもいるんだね

前衛、守り手で戦う
攻撃は他の人にお任せしてひたすら挑発とガードに徹する
メインは無敵城塞で、ドラゴンの動きをよくみて前兆があれば無敵城塞を発動する
大きな攻撃はそれで防ぐとして、小さな前兆がない行動は盾受けで受け流すように戦うよ
挑発はバスタードソードで攻撃したり、大きな声を出して挑発しよう

アドリブ、共闘歓迎


ミーナ・ヴァンスタイン
「成体の竜……流石に厄介そうね」
静かに眼鏡を外し、真の姿に……真紅の魔眼を持つ吸血鬼の姿に変化する。
「さぁ、いくわよ」

両手の二丁拳銃による【2回攻撃】で敵の花弁を撃ち落とし、本体ごとを【薙ぎ払い】ます。
「ごめんなさい。邪魔よ」

敵がブレスや花弁を飛ばして来たら【視力】や【聞き耳】で【見切り】つつ【残像】を残す程の高速移動で回避する。
「スピード勝負なら負けないわ」

フラワーカッターやフラワーフィールドを発動したら【断罪撃】を使用し【怪力】による【2回攻撃】で【なぎ払い】ます。
「それはもう知ってるわ」

味方が危ない時は【援護射撃】を行ったり、【毒使い】で麻痺毒を塗布したダガーを敵へ投げつける。



「わぁー大きいドラゴンなの」
 村に迫るグラスアボラスを見てフェリス・シー(ちっちゃなプレインズウォーカー・f00058)は大きく口を開けたまま声を上げた。「それにしてもメルヘンドラゴン。かっこいいっていうけどかわいい感じだね」
 実際にグラスアボラスを見て思った感想を伊兵・ミカ(PigeonBlood・f05475)が浮かべる。確かに風貌はおとなしそうで、周囲の花も可愛らしさを強調するが、目の前で歩み寄るそれは可愛らしさの欠片もない。
「でも相手は一つなの。こっちは数で攻めるなの!」
 フェリスが腕を突き付けると同時に、近場の花畑から一斉に蝗が飛び出し、グラスアボラスへと向かっていく。
 突然飛び出した大量の蝗がグラスアボラスに襲い掛かれば、一斉にその体に噛みつく。一撃一撃は非常に小さいのだがいかんせんその数はすさまじい。塵も積もれば山となるとはよく言ったものだ。
 だが、グラスアボラスも攻撃されるがままではない、周囲の花弁を一斉に舞わせて蝗を一撃で一掃し返す。
「わわっ、流石に激しいなの」
「そうね、成体の竜……流石に厄介そうね」
 ユーベルコードの蝗が一掃されたのを見てミーナ・ヴァンスタイン(罪人殺しの聖女・f00319)は静かに眼鏡を外して竜を見据える。
 青の瞳は紅に染まり、ミーナの真の姿。真紅の魔眼を持つ吸血鬼の姿は露わになった。
「さぁ、いくわよ」
 二丁の拳銃を構え、進行する竜へと直進したミーナは、踊り舞うように、銃から立て続けに放たれる弾丸で薙ぎ払うように竜の周囲を飛び交う花弁を撃ち抜いていく。
 弾丸はそのまま竜へと突き刺さっていくが、その巨体はまだまだ怯む様子はない。
「流石に竜、というところかしら?」
「戦い方も結構うまいね」
 飛び込んだミーナの死角から迫る花弁をミカの剣が切り払う。こちらが防御に回ると同時に竜がその大きな口を開く。
「ブレスなの!」
「おっと、ミーナさん下がって」
 竜の口が開くとあれば、次に来るのはブレスと決まっている。ミカは全身をもって防御の構えを取り、要塞の如く壁となると、そこ目がけて強烈な息吹が吹きかけられる。
「っ……! 追撃も混みか」
 全身に襲い掛かる凄まじい衝撃を受け止めるが、完全には殺し切れてはいない。更に周囲にはブレスによって生まれた花弁がカッターのようにミカへと迫る。
 盾と剣を持ってそれを受け流しはするが、竜は攻め手を緩めず再びブレスの構えにはいる。
「思ったより早い……!」
 そのままミカへ再びブレスを吹きつけようとしたが、その直前に開けた口が押しつぶされるように上空から蹴り降りたミーナの一撃によって阻害された。
「流石に二度目はないわ」
 口の中で息吹が霧散したところで、竜の周囲に無数の蝗が飛び交い再び攻撃を始める。
「芽吹きに負けるなーなの! 噛むの、バッターキックなの!」
 フェリスの指示で、竜に噛みつく蝗に紛れて、謎の脚力を生かして蹴りつけるバッタの姿が見えたがあまり気にしてはならないだろう。
 小さな一撃も積み重なり、確実にグラスアボラスを追い込んでいく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

メリー・ユメノコウジ
瑞花霙(f00115)と参加。

「わぁ…おっきいですね。なんとか倒さないと村が大変ですね…がんばらなきゃ。霙さん、一緒にがんばろうですよ~」
杖をぐっと握りしめて竜を見上げ、霙さんを見てにこっと。
お花にはすごいなぁと感激してまじまじと見つめてしまい。

基本は霙さんや皆と協力し援護主体に闘う。
「もふもふのめぇめぇさんですよ~♪」
【高速詠唱】使用し召喚しためぇめぇさんを体当たりさせるなどして竜の行動を阻害しようと試みる。
避けられるように【祈り】使用。

「やったぁ♪」
倒せたら霙さんときゃっきゃとはしゃぎ、抱きつかれればもふもふと。
「お疲れ様ですよ~!ですね、新年会楽しみですめぇ。」


瑞花・霙
メリー(f00748)と一緒に参加するの!

わぁ!このドラゴンさん、お花を出してるの!
綺麗なお花だけど……危ないお花なのね。
メリー、気を付けて戦おうなの!

メリーに【鼓舞】をしながら援護するの!
メイン攻撃は【Comet of light】で【気絶攻撃】を
織り交ぜつつ攻撃するの。
「えーい!当たれなの!!」
避ける時は出来るだけ【見切り】を使って、
反撃できそうなら【カウンター】を使うの。

倒しちゃうのは可哀想だけど……、村のためなの。
無事に倒せたらメリーと新年会のお話をするの!
ぎゅっと抱きついてメリーを見上げて
「おつかれさまなの、メリー!みぞれ、新年会のご飯楽しみなの!」



「わぁ……おっきいですね。なんとか倒さないと村が大変ですね……がんばらなきゃ」
 猟兵達と戦うグラスアボラスを見て、メリー・ユメノコウジ(夢渡る羊・f00748)もまた感嘆の声を上げた。
 竜という存在もさておき、周囲に咲き乱れる花もまた彼女の凄いという感情を掻き立ててしまう。
「綺麗なお花だけど……危ないお花なのね。メリー、気を付けて戦おうなの!」
「はい、霙さん。一緒にがんばろうですよ~」
 瑞花・霙(雪のつぼみ・f00115)ににこりと笑み返すと、メリーは杖を強く握りしめて竜を見上げなおす。
 果敢に挑む仲間達を見て、この場からできるのは援護だろう。
「メリー、霙も頑張るから援護一緒に頑張ろうなの!」
「うん、頑張ります!」
 霙に鼓舞されるように声をかけられると、不思議とメリーの中にも力が沸き上がる。
「もふもふのぉ……めぇめぇさんですよ~♪」
 高速で詠唱を行い、呼び出しためぇめぇさんは先ほど戦った時よりも大きなめぇめぇさんとなって呼び出され、どたどたと巨大な竜に突撃していく。
 突如として竜VS羊の戦いが始まり、めぇめぇさんの体当たりがグラスアボラスを大きく仰け反らせる。
「すごいの! こっちも頑張るの!」
 メリーに負けてられない、と霙は生み出す無数の光の矢が一斉にグラスアボラスへと突き進む。
「えーい!当たれなの!!」
 単純な直線的な攻撃であり、余裕があれば竜は対処していただろうがめぇめぇさんに動きを抑えられている以上躱すことなどできない。
 次々と体に突き刺さる矢が竜の身体を貫き、疲弊させていく。
「やったぁ♪」
 うまく行ったことにメリーは喜び、キャッキャとはしゃぐ。霙も同様だが、まだ完全にはしゃぎきるには早い。
「むむ、新年会はもうちょっと後なの」
 攻撃を受け続けて逆鱗に触れたのか、竜の咆哮が戦場を切り裂く。
 だがそれにひるまず、メリーは杖を、霙は光の矢を展開して構えなおす。
「倒しちゃうのは可哀想だけど……村のためなの」
「すごい竜さんですけど、皆の新年会も守らないですめぇ」
 オブリビオンが相手であっても、二人は相手を想いながらも戦う。
 決着は―――近い。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ミーナ・ヴァンスタイン
「流石は竜ね。吸血化しても倒しきれないなんて……」
そして、銃をしまい二振りの長剣に持ち帰る。
「なら、わたしもそろそろ本気でやらないといけないわね」

聖別された長剣の二刀流を【怪力】で振るい【鎧砕き】の【なぎ払い】を【2回攻撃】で繰り出す。
「邪魔よ」

【視力】【聞き耳】で【見切り】【残像】回避します。
避け切れない攻撃は【断罪撃】を【怪力】の蹴りで【なぎ払い】相殺する。
「一度見た攻撃は、もう効かないわよ」

途中で現れた二人組の姿を見て微笑む。
「どうやら間に合ったみたいね」
対ドラゴンの切り札として呼んでおいたユウヤ(f01546)と結華(f01731)に向かって
「さぁ、これで終わらせるわよ!」


ユウヤ・シュバルツ
ミーナ(f00319)に増援として、相棒の結華(f01731)と共に駆けつける。
「相手はドラゴンか。敵にとって不足はねぇな」
ダガーを逆手持ち二刀流で構え【シーブズ・ギャンビット】を使用
「いくぜ!」

上着を投げ捨てスピードを増した【先制攻撃】を二刀流で【2回攻撃】
「オレ達も相手してもらうぜ!」

敵から目をそらさずにミーナへ声掛ける。
「わりぃ、遅くなった」
遅れて来た結華に謝り
「わかってるって!とりあえず、説教は終わってからで頼むぜ」

攻撃は【見切り】とスピードを生かしての【残像】で回避する。
「おっと、当たらねぇよ!」
範囲攻撃は【逃げ足】で後ろに下がりながら、投擲用ダガーで目やブレスで口が開く瞬間を狙う。


ネラ・イッルジオーネ
体積が大きいのでしたら全て当てやすそうですね。

魂を持つモノ。それが実体があっても無くても、何かしら影響を及ぼす魔法。ユーベルコード「ラ・リヴォルツィオーネ・デェラ・グローリア」を天より降らせ、敵に様々な審判を下します。

技能は覚えてるものから使いますが、『全力魔法』と『高速詠唱』が無難でしょうか。
敵からの攻撃は『第六感』で動きを予測しながら、『オーラ防御』で軽減か弾きましょう。


御門・結華
ミーナ(f00319)に増援として、マスターであるユウヤ(f01546)と一緒に呼ばれるます。
「くれぐれも独断専行は謹んでくださいね、マスター」
急に敵へ駆け出したマスターを追いかけながら【火精の息吹】による炎【属性攻撃】を放ち援護します。

味方に合流したらあいさつ。
「すみません、ミーナさん。遅くなりました」
ユウヤには無表情で小言を
「マスター、私の話を聞いていましたか?」
溜息をつきながら、大剣フレイムソードを構えます。
「わかりました。まずは目の前の脅威を優先します」

花畑を生み出したら【火精の息吹】で焼き払います。
「焼き払え、サラマンダー」

攻撃は炎の【オーラ防御】を纏った大剣で【武器受け】します。



「流石は竜ね。吸血化しても倒しきれないなんて……」
 真の姿を解き放ったミーナ・ヴァンスタイン(罪人殺しの聖女・f00319)の一撃を受けてもまだ健在のグラスアボラスを見て、その生命力の高さには呆れてしまう。
「なら、わたしもそろそろ本気でやらないといけないわね」
 この竜に対して、銃での戦いでは決めきれない。ならば本気で行こうと両手の銃をホルスターにしまうと、聖別された二振りの長剣を抜き放つ。
「あれだけ大きければ攻撃は当てやすそうですね。手助けが来るまで、援護は任せてください」
 ふわりとミーナの傍に降り立ったネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)が、花畑の花を舞い上がらせながら魔力を高めていく。
「ええ、任せるわ」
 一人で挑むよりも頼もしい。剣を抜いてミーナは竜の元へと突撃すると吸血鬼の贅力を持った二刀の薙ぎで竜の鱗を傷つける。
 これでもまだ致命傷ではないあたり竜というところだろうが、仕留めきるのが目的でもない。周囲に迫る花弁を薙ぎ払いながら、踊るように戦場を舞う。
「それだけ大きければ外すこともありません」
 ネラの魔力が勢いよく高まっていく。
『天翔ける奇蹟。集いて満ちるは栄光の槍。邪悪な魂に渾沌の審判を』
 詠唱が完了すると同時に、様々な色合いの槍が天から竜へと降り注ぐ。槍は竜の胴へ刺さり、翼を貫き、その動きを縫い留める様にして抑え込んでいく。
「……審判を……っ!?」
 ユーベルコードによる強烈な一撃を叩き込んだネラの不意を打つように、鋭い花びらが後方からネラの服の一部を切り裂いた。
 彼女の鋭い第六感ともいうべき直感で直撃は避けるが、ネラを睨むように竜の目が開けば花弁はネラへと集中していく。
「……くっ!」
 咄嗟にオーラを展開して防ぐが、圧倒的な数を防ぎ続けるのは厳しい。
「オレ達も相手してもらうぜ!」
 突如、飛び込んできたユウヤ・シュバルツ(人間のシーフ・f01546)が両手に構えた短剣が竜の見開いた眼へ突き刺さる。怒り狂うように花弁を飛ばす竜に向けて、更に後方から炎が降り注ぐ。
「独断専行は謹んで貰いたかったのですが、マスター」
 御門・結華(色褪せた精霊人形・f01731)が呆れたようにネラの横に立ち、更に続けざまに炎を放つ。
「わかってるって! とりあえず、説教は終わってからで頼むぜ」
 ダガーを引き抜き、竜を蹴り飛ばすようにして距離を取ると、迫る花弁を残像を残して回避しながらユウヤは竜を視界に捉え続ける。
「わりぃ、遅くなった」
「すみません、ミーナさん。遅くなりました」
「大丈夫よ。どうやら間に合ったみたいね?」
 二人が間に合わなかったらどうしてやろうかとミーナは思いながらも、剣を構えなおす。
「さぁ、これで終わらせるわよ!」
「おう!」
 ミーナが言うが早いか、ユウヤは我先にと竜へと突撃していく。
「マスター、私の話を聞いていましたか?」
「聞いては居なさそうですね」
 魔力を高めながらネラが言えば、結華はぁとため息をつき、炎の大剣を構えなおす。
「まずは目の前の脅威を優先します」
 ユウヤに続くようにして、剣を構えて踏み込む。あたりを行ったり来たりするユウヤと異なり、直線的に真っ直ぐ踏み込んだ結華に花弁が迫る。
「焼き払え、サラマンダー」
 だが、彼女は慌てた様子を見せずに呼び出した火精の炎で焼き尽くすと、更に振り下ろされた爪を剣で受け止める。
「もう一撃喰らっときな!」
 更にもう片方の目を穿つように、攻撃した直後の隙をついてユウガや短剣を突き立てれば、痛みによって竜は雄たけびを上げる。
『ラ・リヴォルツィオーネ・デェラ・グローリア―――審判を』
 そして降り注ぐネラが作り出した光の槍。一斉攻撃が竜を追い詰めていくが、それでもまだ仕留めきれない。
 反撃にと言わんばかりに、竜は口を開き勢いよくブレスを吹き付ける。
「その攻撃はもう効かないわ!」
 吹き放たれたブレスにミーナが飛び込み、全力の回し蹴りがブレスを吹き飛ばすと同時に、その口目がけて後ろからダガーが飛び、突き刺さる。
 ユウヤの放ったダガーだったが、今まで蓄積した一撃は確かにグラスアボラスの体力を奪い、そしてこれがトドメとなったのだろう。
 竜は倒れ、ゆっくりと消えていく。
 花畑も同じように、ゆっくりと消え、その場にはもう何も残らなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『打ち上げはいつもの酒場で』

POW   :    度数の高いものをぐいっと。数より質で差をつけろ

SPD   :    アルコールが回れば関係ない!アルコールはアルコールで誤魔化せる

WIZ   :    自分の分を隣の席の者にこっそり押し付ける

👑11
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「っしゃあ! 流石ですよーう皆さん!」
 女性らしさを全く感じられない喜びを、後方で待機していたウインドがあげる。
 仔竜の脅威も、グラスアボラスの脅威も完全に消え去った、もう脅威は一切ない。
「用意してもらった食事も酒も無事みたいですし、このまま新年会パーティっていう事で打ち上げに入りましょうか」
 二っと彼女が笑う。いつの間にそんな用意をしていたのか、とか。そもそもそんな庫としているぐらいなら手伝え、だのいろいろと思うところはあるが、とにかく無事に仕事は完了し、これから飲み食い自由だという話になっているようだ。
「あ、でも未成年はダメですよ、お酒。ジュースで我慢してください、果物ジュースも美味しいですからね」
 こういうところだけは妙に厳しい。
 何はともあれ、もう気にすることもなく全力で楽しめるだろう。
 厳しい事態に直面したとしても、酒と共にそれを乗り越え、次へと向かっていけるのは今に生きる人たちだからか。
 いや、そんな面倒な事はもう気にしなくていいだろう。
 さぁ、とにかく騒いで楽しもう。今日は文字通り、無礼講だ。
ネラ・イッルジオーネ
これがパーティでしょうか。
あまり五月蝿すぎるのは苦手なので、隅の方で座らせて頂きます。

戦闘で破れた服を縫いながら、チェ・モンド・ディル・クアンド(世界情勢を見る小型機器)で、次の行き先でも探しましょう。

紅茶系は無さそうな雰囲気なので、コーヒーにします。
無いです?仕方がないのですね。私は子供ではありませんがりんごジュースにします。
もしも間違ってお酒を出されましたら、「サイコキネシス」でお酒を大量に飲んでそうな席に、お酒を移します。


彩花・涼
【牛舎】の皆と参加

メリーと霙は依頼頑張ったな、2人を労わりつつ皆で飲み会だな。
安酒は悪酔いするので、質の良い酒を頂くことにしよう。
果実酒を飲んだことがないのだが、勧められていたし果実酒を飲もう。
皆で乾杯してメリーと霙にお疲れ様を言って飲む。
ふむ、果実酒は結構甘いんだな。辛口のものもあるのか?
「果実酒もいいものだな」

飲みすぎたら表情は変わらないが、人の認識が不確かになる。
ノワに話しかけようとして別の人に話しかけたり、霙とメリーを撫でようとして酒樽を撫でたり。


瑞花・霙
【牛舎】の皆と参加するの!

ふわぁ、無事にドラゴンさんを倒せてよかったの
お疲れ様なの、メリー!
皆も誘って新年会パーティーを楽しもうなの!

みぞれは未青年だから果物ジュースをいただくの!
……みぞれのサイズのコップはある?
ご飯もいっぱい食べるの!
どれから食べようかな?
村のご飯が美味しいって聞いてたから、楽しみに頑張ってたの!
ん!このケーキも美味しいのっ、みんなにオススメするの!
わぁ、ノワのサンドイッチ美味しそうなの!


えへへ、褒めて貰えて嬉しいの!
いっぱい、撫でて欲しいの!
撫でられるのは気持ちいいの、喉が鳴っちゃうの~

涼は何を撫でてるの?
飲みすぎちゃダメなのよ

一人称:みぞれ


メリー・ユメノコウジ
【旅団【牛舎】で参加】
「無事に助かってよかったのです。霙さんおつかれさまですよ~、皆で参加したらもっと楽しいですよね♪」

きょろきょろ目移りしつつ、オレンジジュースに目を留めると取りつつ戻ってくる。
「ありがとうですよ~、皆どんなの飲んでます?」
合流して首かしげ、コップこっちにと取って渡して。

ご飯を悩んでいたらノワさんのサンドイッチに目を留め
「わぁ、美味しそう…!オレンジのとか大好きですめぇ。」
嬉しそうにもきゅもきゅと噛みしめる。

「涼さんは大丈夫です?私達はこっちですよ~。」
こっちこっちとぴょんぴょんしてアピール。
お水を持ってきて渡してみたり。


ノワ・シュタインファルベ
【牛舎】のみんなで参加するよ

メリー、霙、依頼お疲れ様
頑張った二人に色々お菓子やごはん選んで
持っていこうかな

ジュースも色々あるね…どれにしよう?
私はぶどうジュースにしようかな、美味しそう
二人が好きそうな甘いお菓子やサンドイッチなどの軽食
持ってみんなのところへ
サンドイッチはフルーツサンドもあったからどうかな?
とメリーにすすめてみるよ

みんなでワイワイするのは楽しいね
涼は……だ、大丈夫かな?お水飲んだ方が…


ミーナ・ヴァンスタイン
ふと疑問に思い、念のためにジュースにしておきます。
「……この世界って何歳から成人なのかしら?」

赤い果物のジュースを手に持ち、一緒に戦った仲間たちにあいさつに回っています。
「ふふっ♪さっきはお疲れ様。無事に終わってよかったわ」

もし、怪我している人がいるなら【生まれながらの光】で癒します。
「あ、ちょっと見せて頂戴」「うん、これで大丈夫」

ユウヤと結華がわいわいしてるのを見かけたら、にこやかに手を振ります。
「あの二人は何時も楽しそうね♪」


ユウヤ・シュバルツ
結華の小言から逃げるように、ジュースを手に取り騒いでる人たちの間に入って一緒に乾杯する。
「そういう野暮な説教はあとにしようぜ?……へへ、かんぱーい!」

まだ酒が飲めないことを嘆きつつ、食べ物を両手でバクバク食べる。
「こういうときに酒が呑めねぇっていうのは残念だぜ……ん、これはうめぇ!」

途中で結華に引っ張れた時は抵抗しつつ力負けして引きづられる。
「お、ま、待てって!まだ、食ってねぇのがあるんだって!?」

途中でミーナを見かけて助けを求め
「おっ!おい、ミーナ。結華のこと説得するの手伝ってくれ!」
笑顔で手をふっているのを見て
「おい、ちょっと!見捨てるのかよ!?」


御門・結華
説教しようとして騒いでるユウヤを見て
「マスター、説教はまだ済んでいませんが?」
無視して食ったり呑んだりしてる姿を見て、無表情にイラッと
「マスター、聞いていますか?」

少し不機嫌になったので、腕を引っ張り説教をしに引きづります。
「マスター……どうやら、反省していないようですね?」

ミーナが手を振るのを見て、少し恥ずかしくなりより一層強い力で引っ張ります。
「……マスター、いきますよ」



「かんぱーい!」
 竜を倒した村の酒場で、可愛らしい少女達の声が響き渡る。
 酒場の一角で集まっているのは竜と戦ったメリー・ユメノコウジ(夢渡る羊・f00748)と瑞花・霙(雪のつぼみ・f00115)。そしてその彼女達が所属する旅団【牛舎】のメンバーである彩花・涼(黒蝶・f01922)とノワ・シュタインファルベ(凪ノ皓月・f02707)だった。
 グラスを皆で囲んで、飲み上げる。もちろん涼以外は全員果実ジュースだ。
「ふわぁ、無事にドラゴンさんを倒せてよかったの。お疲れ様なの、メリー!」
「無事に助かってよかったのです。霙さんおつかれさまですよ~」
 特に当事者だった二人は一番喜んでいる。メリーはグラスに注いだオレンジジュースを、霙は小さなサイズのコップに注いだ葡萄ジュースを楽しんでいる。
「お疲れ様、頑張ったな二人とも。皆も喜んでくれているぞ」
 この二人がいなければ、こうやって皆で楽しむ機会もなくなっていたかもしれない。そう思いながら、いたわるように涼は二人の頭を優しく撫でる。
「えへへ……」
 撫でられた霙は満足そうに微笑む。様子を見ているだけでメリーもノワも不思議と心が温まる。
「う~んそれにしても悩んでしまいますめぇ」
 村人たちが感謝の気持ちを込めて沢山作ってくれた料理は、この酒場の至る所に置かれている。他の猟兵達も同じようにして取って回る立食形式のパーティとなりつつあるが、沢山置かれた料理は逆に何から食べたらいいのかを悩ませる。
「迷ってる? だったらこれはどう?」
 気が付けば、ノワの持つトレーの上にはこの地方のフルーツで作られたサンドイッチや、甘いお菓子といった品々。特にフルーツサンドは先ほど試しに食べてみたがフレッシュで、齧るとパンの柔らかさと果実の甘みが口に広がる味わいを確認していた。
「わぁ、美味しそう…! オレンジのとか大好きですめぇ」
 いただきます、と喜んでメリーはサンドイッチを受け取り、頬張る。
 ふわっとした食パンの触感と、じゅわりと口いっぱいに広がるオレンジの酸味と甘み。付け合わせの野菜やクリームも併せて幸せを味で表現した感覚がメリーの口に広がる。
「うふふ、ありがとうですめぇ~。ノワさんは何を飲んでいるのですめぇ?」
「これ? 葡萄ジュースだよ、ワイン用の葡萄らしいけど、ジュースにしても美味しいんだって」
 霙にも同じジュースを渡していたんだ、と伝えればメリーもそのジュースに興味がわいたようだ。
「ふふ、本当にいい子だな」
 なでり、なでりと。フルーツケーキを頬張りながら幸せそうにする霙を優しくなでながら、涼は果実酒を傾ける。
 林檎を用いて作られた果実酒はほのかに甘く、初めて飲んだ涼は甘いという感覚を覚えた。
「ふふ、果実酒もいいものだな。だが、やはりもう少し辛口のものは無いだろうか?」
 でしたら、と村人たちはあれやこれやと涼の元に次々とお酒を持ってくる。果実酒も人気だが、この地ではワインもまた人気があるらしい。
 やや辛口で渋みの強い味わいだが、辛口を求めるならばぜひと涼にいくつもの瓶が押し付けられる。
「わぁ、大変そうなの」
 流石にああも囲まれてしまえば、霙を撫でる手も止まってしまう。ちょっと不満だが仕方ないと思いながら、霙はメリーたちの元へと走り寄る。
「二人ともご飯食べてるの~?」
「はい、おいしいですめぇ~」
 霙はメリーとノワの食べているサンドイッチに気が付く。クリームとオレンジのサンドイッチ、芳醇な香りもこれを逃すことは考えられなかった。
「わぁ、ノワのサンドイッチ美味しそうなの! でもこっちのケーキも美味しいの!」
「へぇ……フルーツケーキか、頂こうかな?」
「おーい! 楽しんでるかー!」
 3人がおしゃれにサンドイッチとケーキを食べようとした瞬間、後方からユウヤ・シュバルツ(人間のシーフ・f01546)が凄まじい勢いで割り込んでくるなり、笑顔を向けた。
 突然のことに驚いたが、彼もまたこの地のために戦った一人、皆一様に笑顔を返す。
「へへ、酒が飲めなくて残念だったんだが、こっちもほとんどそうっぽいし……お、仔のサンドイッチうまそうだな!」
 ひょいひょいと手を伸ばし、メリー達のテーブルに並べられていたサンドイッチを両手で使うと、そのまま口に運ぶ。
「うお、こいつはうめぇ!」
「あーーみぞれの!」
 楽しみにしていたものが目の前から消え、ショックを受ける霙。だが、まだあるから大丈夫だよ、とノワが宥めれば少し頬を膨らませるに終わる。
「マ・ス・タ・ー?」
「げっ」
 後方から、全てを凍てつかせるような御門・結華(色褪せた精霊人形・f01731)の声が響く。その声に凍り付いたかのように、ギギギとユウヤが振り返れば無表情ながら明らかに怒っている結華がいた。
「マスター、説教はまだ済んでいないのに、他の人達に迷惑をかけるとはどういうことですか?」
「か、かけてないかけてない」
 そんなことはないぞと言わんばかりに、サンドイッチを放り込み、ぶどうジュースで押し流す。
「……マスター、聞いていますか? 聞いていますか??」
 流石の結華もここまで無視されればカチンとくる。目にもとまらぬ速度でユウヤの手を掴む。
「マスター……どうやら、反省していないようですね?」
「し、してるしてる! 離せって!」
 突然始まった出来事に、メリー達があわあわしているが、ひどい事態にまでは陥っていないのでまだ笑いごとだ。
「これがパーティ、にぎやかですね」
 あまり騒がしいのが得意ではないネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)は酒場の隅の席でアップルティーを片手に彼らが楽しんでいるのを眺めていた。
 酒場という事だったので紅茶もコーヒーもないと思っていたが、これはこれでありがたい。ほのかな林檎の香りが紅茶の良さを引き立ててくれる。
「……悪くはないですね」
 にぎやかなのは苦手だが、楽しんでいるのはそう悪くもないかもしれない。
「ふふっ♪ さっきはお疲れ様。無事に終わってよかったわ」
「……ミーナさん?」
 ふと、声をかけられたかと思えばミーナ・ヴァンスタイン(罪人殺しの聖女・f00319)がグラスに紅い液体を片手にそばの席に座る。
 彼女の視線はユウヤ達に向けられているが、呆れているわけでもなくどちらかと言えばほほえましく見守っている、とでもいうような状況だ。
「あの、それは?」
「ふふ、ザクロジュースよ」
 流石にないだろうとは思っていても、聞かずにはいられない。先の戦いぶりから見て吸血鬼の真の姿を持つのだ、一応聞いておくに越したことはなく、懸念したことも特に気にするほどでもなく、美容にいいという事で提供されたジュースを片手に楽しんでいるようだ。
「……安心しました」
 一息ついたネラは戦闘で破れてしまった服を針と糸で繕う作業に戻る。
「あら」
 だが、そんな一連の作業を見て、ミーナはとあることに気が付いた。
「あ、ちょっと見せて頂戴」
 破れた服の先に、僅かながら傷が残っているのが見えた。放っておけば治るような小さな傷だが、ミーナはネラの作業を一度止めさせると、柔らかい光をかざす。
「うん、これで大丈夫」
 見る見るうちに傷は治り、後も残らずに消えてしまう。
「気にしないでくれてもよかったのですが」
 ですが、とその後小さく彼女は何かを呟き、ミーナは微笑む。
 そのまま視線をそらし、小型機器を展開した彼女はどうやら次の行き先の検索を始めたようだ。
「お、ま、待てって! まだ、食ってねぇのがあるんだって!?」
「……マスター、いきますよ」
 気が付けばユウヤが結華に引きずられていく姿が見えた。助けてくれと言わんばかりの表情だが、あえてミーナは微笑んで見送る。「あの二人は何時も楽しそうね♪」
 ふふ、と笑みがこぼれる。一種の満足感、この平穏を守って手にできたことがとても大きな報酬にも感じる。
 皆一様に楽しみ、喜び、ともに酒や食事を分かち合うこの空間をミーナはしばらく見守り続けた。

 しばらく、時が流れた頃。
「ふふ、いい子だ霙」
「わっ……!?」
 突如、ネラの頭が何者かに撫でられた。
 慌てて誰かと確認すれば、そこには顔を真っ赤に染めた涼の姿。確信する、これ泥酔してる、と。
「ち、ちがいます……霙さんはあちらですよ」
「そんなこと言って、可愛いなぁ……」
 完全に聞いていない、振りほどこうとしたが勢いで絡まれたせいで距離を取るにも取れない。
「涼さんは大丈夫です? 私達はこっちですよ~」
「撫でてる人が違うの。飲みすぎちゃだめなのよ!」
 慌ててメリーと霙が駆け寄ってくる。後ろでは心配そうに水をコップに注ぐノワの姿も見えた。
 こうまで巻き込まれたらネラも騒がしくないところに避難するのは難しそうだが、これもまた一つの楽しい思い出になるだろう。
 この日、酒場は夜遅くまで大いに盛り上がりを見せ、新しい年と平和を盛大に祝う事になった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月09日


挿絵イラスト