その銀河の果て、未知の果てへ
●クエーサービースト
「この広い銀河、既知宇宙の隅々まで探索され尽くした宙(そら)」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)はかく語りけき。
銀色の髪を流したまま、彼女はグリモアを展開する。
「そんな最中、新たなる文献が発見されました」
同時、モニターに展開される情報群。
そこには既知宇宙ではない、未踏破宙域の情報。
何故、銀河帝国はこの宙域を発見しながらも入植をしなかったのか。
「ここには恐るべき情報が遺されていました」
それは、銀河帝国の強大な軍事力を持ってしても排除出来ない"驚異"が存在したのだ。
その名は『クエーサービースト』、その身体は小惑星にも匹敵すると言う巨大な威容。
しかもそれは一匹ではなく、無数に存在する超巨大宇宙生物群だと言う情報。
「恐るべき存在ですが、最早、我々の宙(そら)の旅はここより先にしか可能性はありません」
次に展開された情報、それは未知の宇宙に旅立とうと言う勇敢なる船の情報。
そう、彼らは危険を冒してなお、旅立とうと言う冒険家たちであった。
「猟兵がこれを手伝わずしてなんとしましょうか」
アリシエルの紫紺の瞳が猟兵たちを一瞥する。
そしてさらに情報ウィンドウが展開される。
「未踏宙域の入り口にはかつての銀河帝国の戦士たちがオブリビオンと化しています」
まずはそれの排除を行う事が最初の目的となります、と彼女は告げる。
その後、後続の宇宙船の為に見等宙域を探索し、航路を開拓する必要がある。
排除後はこの作業に従事する事となるだろう。
「しかし、クエーサービーストも久方ぶりに現れた外の敵に反応することでしょう。これが現れたらこれを撃破してください」
会話は不可能でしょう、と彼女は付け加えた。
そもそも、会話が可能ならば銀河帝国軍とて会話を試みただろうからだ。
それが出来ず軍事力をもってして攻めねばならなかった、となれば相手の行動はお察しの通りである。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
新規航路の開拓だよー!! 開拓の時間だよー!!
宇宙開拓とか夢が踊りますね。
相手はオブリビオンと宇宙怪獣です。
第1章 集団戦
『要人・式典護衛用銀河帝国製ウォーマシン』
|
POW : 非情なる機械騎士
【剣と盾による近接攻撃を仕掛ける際に頭部】を向けた対象に、【頭部の格納銃器による至近距離からの発砲】でダメージを与える。命中率が高い。
SPD : 学習型電子頭脳搭載・護衛用ウォーマシン
【戦闘経験を際限なく蓄積し向上する戦闘技術】【機械の怪力で振るう剣と盾を活かした防御術】【熱、振動を始めとした各種センサーでの索敵】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ : 暗殺者泣かせ
【熱、音、振動用の各種センサーによる索敵】から【追加装備(通常は腕部銃器)による攻撃】を放ち、【牽制の攻撃と急所を狙った精密攻撃】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:エンシロウ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
死之宮・謡
アドリブ歓迎
…私、こいつに凄くよく似た奴を知っているんだが…他人の空似か?(そんなわけない)
まぁ良いが、それよりもだ…未踏領域に銀河帝国関係者が出てくるんじゃない…雰囲気が壊れる…
まぁ良いが…【死を招く翼】励起…(相も変わらず飛行用に使われる翼…某七血人に並ぶ不遇枠)
ウォーマシンなら、恐怖はしなさそうだし完全に飛行用だねこりゃ…
適当な「呪詛」を乗せたその辺の岩石を飛ばし(属性攻撃)ながら突っ込んで行って、レ・フィドラで「なぎ払い」ながら「鎧砕き」の「2回攻撃」
…彼奴よりは流石に遥かに劣るな……散れ…
●死を招く翼
「……こいつ……凄くよく似てるが……」
死之宮・謡(原初と終末の悪意・f13193)は目の前に立つオブリビオンと良く似た連中を知っている気がした。
知っている気がした。あくまで気がするだけである。
よく似ているだけの他人の空似である。
「まぁ良い……こんな所にまで出てくるんじゃない……」
雰囲気が壊れるだろうが、と吐き捨てる謡。
雰囲気とは一体。
四枚の血色の翼が彼女の背からそそり立つ。
鮮血で作られた翼が、宇宙の闇に咲く。
しかし、それの本来の運用方法は恐怖を与えた相手に爆裂する血羽を放つもの。
最早飛行時の姿勢制御用にしか用いられていないのだ、この翼。
憐れなり。七血人も憐れなり。
何がって彼女の中の不遇枠入りしていることである。
崩壊の呪詛をこめた小惑星を同時蹴り出す。
それはウォーマシンたちを薙ぎ払い、砕くと同時に呪いが侵食し、崩壊させていく。
振るった大槍がまるで草を薙ぐようにそれらを薙ぎ払い、打ち崩し、壊していく。
あまりにもあっけない散り際に思わず謡は呟いた。
「……彼奴よりは流石に遥かに劣るか」
誰のことなんですかねぇ。
大成功
🔵🔵🔵
河原崎・修羅雪姫
アドリブ・絡み歓迎。
「『要人・式典護衛用』かぁ。……私は『姫』よ。頭が高ーい! 」
機械騎士たちに命じ、道を開けさせます。
「おいで、私の子供たち。宴の始まりよぉ!」
要人・式典護衛用銀河帝国製ウォーマシンの「学習型電子頭脳搭載・護衛用ウォーマシン(SPD)」に対し、
UC「無線誘導攻撃型浮遊ドローン・修羅雪姫カスタム」を使うことで、
強烈なアカウントハック攻撃を電脳に行い、
修羅雪姫を「跪くべき貴人」と誤認識させ、怯ませたところを出来るだけ「痛くないように」倒す。
哀れなオブリビオンと化した機械騎士たちを、銀河帝国の繁栄と栄光の『夢』の中で果てさせる。
「さらば、勇敢にして忠実なる騎士たちよ」
ドロレス・コスタクルタ
【全世界サイボーグ連盟】のメンバーと参加
※アドリブ&絡み歓迎
【WIZ】対抗
「仕えるべき国も主も、骸の海へと還りました。貴方たちも還りなさい」
センサーで動きを掴まれても時間の流れを遅くされるわけではありません。
敵の動きは通常の速さのまま。ならば対抗手段はあります。
【見切り・戦闘情報・情報収集】でウォーマシンの動きを観察。
予備動作から攻撃位置・手段・範囲を予測し、きめ細かく最小の動きで
敵の死角から死角へとゆるりと渡り歩き攻撃を封殺する。
【零距離射撃・2回攻撃・鎧砕き】を駆使し至近距離から着弾点を
一か所に絞った連続銃撃を行い、早さと手業を生かした戦い方で
鎧を砕き内部構造にダメージを与えていく。
ウィンディ・アストレイ
アドリブ&他猟兵との連携や絡み歓迎
🔵過多時不採用OK
ある意味では気の毒な方々ですが…
今を生きる邪魔となるなら、排除させて頂きます!
近接戦闘は馬力の分、不利でしょうから
ある程度距離を置いた上で、手数で押し込みましょう
【Rifle Bit】を起動して、5挺ずつ10組を編成して自身の周囲に配置
自身の砲撃に連動して1組ずつ波状攻撃を仕掛け
一体ずつ各個撃破を狙います
敵の防御も厚いでしょうが、一体では受け続けられないでしょうし
他の猟兵が攻撃を仕掛ける好機にもなる筈です
(空中戦&スナイパー&援護攻撃&一斉発射)
「こういった方々が、こちらの艦の護衛になるか。
未踏領域への戦力になれば、言う事無いのですが…」
●全世界サイボーグ連盟、略して全サ連。
「私は『姫』よ、頭が高ーいッ!!」
「そうですわ、こちらのお方をどなたと心得ますの!!」
「先の副将軍……。……副将軍? 修羅雪姫であられますよ?」
河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)が高らかに名乗りを上げる。
ドロレス・コスタクルタ(ルビーレッド・f12180)がそれにノリノリで応える。
ウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)がそれにやや遅れ気味に応えた。
なんだろう、この茶番劇。
だが実際、隷属関係にないのにお構いなくウォーマシンたちは攻撃形態である。
「おいで、私の子供たち。宴の始まりよぉ!!」
無線誘導による自律浮遊攻撃型ドローンたちが集まる。
その数、48機。
それらが電脳系にアクセスし、クラッキング。
データを強制的に書き換えて、上書き、これにてコンプリート。
目の前の三人が仕えるべき貴人である、けれど猟兵と言う天敵である。
データと本能、その双方が矛盾を起こし、論理回路が狂い出す。
その狂いが一瞬の隙と化す。
「仕えるべき国も主も、最早骸の海に還りました。貴方たちも葬ってあげます」
その隙を穿つようにドロレスの二挺拳銃のトリガーが引かれる。
銃声が幾度となく響き、ウォーマシンたちの武器を、四肢を砕いていく。
同時の疾駆、されどそれを阻むようにウォーマシンたちも弾幕を展開する。
が、その弾幕はより密度のある光粒子の弾幕によって遮られた。
「援護します」
「助かります!!」
「私も混ぜて欲しいわぁ」
ウィンディのライフル・ビットがドロレスの疾駆を助け、光の弾幕が彼らの武器を、弾丸を撃ち穿つ。
切り込んだ修羅雪姫とドロレスが白兵戦でウォーマシンの四肢をもぎ取りへし折る。
ドロレスの銃弾が装甲を穿ち、ついで放たれた蹴撃がそれを加速させる。
修羅雪姫は――――慈しむように、彼らを「う」で拘束し、まるで眠らせるような優しさでその中枢系をピンポイントで穿ち、止める。
銀河帝国の繁栄、銀河帝国の栄光、その為に銀河の果て、宇宙の果てに旅立ち散った勇敢にして忠実なる機械兵士たち。
その夢の中で安息な眠りを与えるために。
「さらば、勇敢にして忠実な騎士たちよ」
――――おやすみなさい。
また一機の忠実なる銀河帝国の騎士が機能を停止する。
彼らの抱いた夢、偉大なる銀河帝国、それを統べる銀河最強の皇帝。
彼に約束された大地、約束の星、失われてとうに長い長い年月を経て最早伝説と化した豊穣の地。
その大地を是非銀河帝国皇帝陛下にお見せすること、お見せしたかった。
あるいはその無念こそが今もなお、彼らを突き動かす執念であるのだろうか。
「――――けれど、最早それは叶わぬ夢なのです」
ドロレスとウィンディの銃弾がまた機械兵器を穿ち、破壊する。
銀河帝国は、最早潰えて存在しなくなったのだと、ここに証明するように。
彼女たちの弾丸は彼らの胸を撃つ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
こんな所に守るものなんて無いだろうに、一体何を守るつもりでいるんだろうねえ。
まあ、守るものが有ろうと無かろうと、オブリビオンなら倒すだけか。
さて、相手の武器は剣と盾、それに頭部に仕込んだ銃器か。
それなら、相手の盾を奪って銃撃を防ごうかな。
相手が近接攻撃を仕掛けてきたら、盾を掴んで【断裂剥撃】で腕から引き千切って奪い取るよ。
で、奪い取った盾で銃撃を防いだら、そのまま盾を力任せに振り回して相手をぶっ叩こう。
一個盾を奪ったら、後は銃撃を盾で防ぎながら近づいて、順番に殴っていくだけでいいかな。
●守るべき寄る辺なき者
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)は彼らを見てつぶやく。
「……こんな辺境の果て、果ての果て。こんな所に守るものなんて無いだろうに、一体何を守るつもりでいるんだろうねえ」
それは呆れなのか、それとも同情なのか。
それを察する力はウォーマシンの騎士たちには最早存在していない。
肉薄して斬りかかるその剣を拳で弾き返す。
「……まあ、守るものが有ろうが無かろうと、オブリビオンなら倒すだけか」
小さく吐息を漏らし、ペトニアロトゥシカは再度拳を構える。
弾かれた事も気にも止めず、再度、剣を振りかざし、踏み込む。
それは最小限の動きで回避された。
同時、ペトニアロトゥシカはウォーマシンの腕を掴む。
「これ、毟り取っちゃおうか」
腕を掴んだ手に力をこめる。
へしゃげる音が響き、その腕は最早腕として使えなくなった。
同時、回路系が破損し、それを保持すると言う電気信号が腕に通じなくなる。
取り落とされた盾、それを軽く掴む。
接近戦は割に合わぬと感じたか、銃撃がペトニアロトゥシカに襲いかかる。
チュイン、と言う音をあげ、盾がその銃弾を阻んだ。
「あとは順番に殴っていくだけでいいかな」
踏み込み、盾ごと相手にぶつかる。
倒れ込んだ相手の盾の縁を叩き込み、その首が力任せに寸断される。
斬ったのではない、叩いてもいだだけだ。
まるで蛮人の如く、盾を振り回す雑な戦い方。
問題ない、彼女はバーバリアンなのだから。
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
この世界は好きだけど、戦闘は苦手なんだよね……
でも少しでも貢献できるのなら行くよ
私も未知の惑星を見てみたい……
【オーラ防御】常時発動
接近されないように立ち回りたいね
常に敵との間合いは気を付けなきゃ
【第六感】で動きを【見切る】よ
UC発動
小さいけれど威力は抜群だよ
【念動力】でトランプを操り、腕、首等の間接部位を狙って切断していく
遠距離攻撃には光の鎖を【早業武器受け】からの【カウンター】
必要に応じて【ロープワーク】で壁を編んだり敵を縛り上げたりしよう
万が一近づかれたら自身を中心に【全力魔法】の【衝撃波】で全部【なぎ払う】
クエーサービースト……どんな相手なんだろう
●未知の惑星への探究心
「この世界は好きだけど……」
鈴木・志乃(ブラック・f12101)はこの世界に思いを馳せる。
未知の惑星、それを欲する人々。
母星を失ってこの冷たい宙(そら)をさまよい続ける事を定められた人々。
それを思えば察して余りある。
そして何よりも、彼女自身もそれを見てみたいと言う欲求。
戦闘は苦手だ、だけどこの世界に少しでも貢献できるのならば。
「行くよ」
自身の呼気を正し、闘気(オーラ)を練り上げる。
接近されても自らへのダメージを軽減できるように。
けれど出来る限りの立ち回りは遠距離戦。
第六感で敵の攻撃を紙一重で見切る。
振り下ろされた剣は最小最低限の動きで避け、跳躍し間合いを取る。
「種も仕掛けもございません」
再度振り下ろされた剣は、指にはさんだトランプ一閃。
キン、と言う音が響き、刃がカラン、と床に墜ちる。
ただの紙切れ一枚に、超技術の結晶の金属が断ち切られたと言う事実。
演算回路が不可能と算出する、だが目の前で起こった事実。
論理回路が矛盾を起こして動きが鈍った。
「そもそもこいつが魔法なんでね」
トランプを放つ、それは念動力を以てして自在に虚空を舞い、ウォーマシンの関節部を切断する。
おかしい、紙切れにそのような所業が出来るはずがない。
未知の驚異を感じたウォーマシンたちは銃撃に攻撃を切り替える。
弾丸が彼女に襲いかかるが、それは無数の光の鎖で阻まれた。
それらが念動力を以てしてウォーマシンに襲いかかり、縛り上げ、そしてそのまま圧縮し、寸断する。
酷く鈍いへしゃげる音を響かせ、ウォーマシンの騎士の一人がばらばらになった。
「さ、次行こうか」
トランプ片手に少女は次の敵にそれを放った。
大成功
🔵🔵🔵
メンカル・プルモーサ
ふむ……未知の航路に未知の生物……心が躍るね……
クエーサービーストの生態もかなり気になるところ……
…まずはその入り口にいるウォーマシンのは排除から、か…
箒に乗って機動力を上げてウォーマシンの銃撃を回避…
センサー類に対してハッキングを敢行、通じるならばセンサ類を殺して仲間達への援護と一時的な時間稼ぎとするよ……
…ハッキングで混乱した集団に向けて【連鎖する戒めの雷】を発動……集団戦、しかも機械であればこれが覿面に効くはず…
あとは動けなくなったウォーマシンに【空より降りたる静謐の魔剣】を発動、剣を叩き付けることでトドメと行くよ……
●心躍る探究心
「……未知の航路、未知の生物……心が踊るね……」
嗚呼、クエーサービーストの生態系もかなり気になる所。
目の前のウォーマシンたちを前に、メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)は未知の地平に心を躍らせていた。
だが、そこに行くには目の前のそれらを排除せねばならない。
銃撃が襲いかかった。
だが、メンカルはすでに箒に腰かけ空を舞う。
その機動力は速度、コーナリング、双方に優れており銃弾では捉える事は叶わなず。
「……ハッキング」
術式を奔らせ、演算し、そしてそれが励起する。
センサー系がハッキングされ、彼らのIFFが故障する。
隣にいるそれが敵なのか、味方なのか判断できず同士討ちやフレンドリーファイアが発生する。
その混乱の只中にメンカルは、ユーベルコードを起動する。
「紡がれし迅雷よ、奔れ、縛れ。汝は雷光、汝は縛鎖。魔女が望むは魔狼封じる天の枷……」
紡がれた言霊により周囲に魔法陣が無数に展開する。
放たれた雷光は空を走り、ウォーマシンたちに絡みつき、束縛し、雷撃を迸らせる。
機械系に過剰電気は致命的である。
回路系が熱を発し、ショートし次々と内部から自壊する。
それはグレイプニールの如く、次々とウォーマシンたちを束縛し、連鎖し、伝播する。
連鎖爆発が起こり、倒れ込んだウォーマシンが爆発、それに巻き込まれ誘爆する者すらいる。
雷光の破壊が収まった後、そこには最早復旧することすら叶わないであろう無数の残骸が転がっていた。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『宇宙航路開拓作戦』
|
POW : 探索や転移の障害となるデブリなどを取り除く
SPD : 周辺の警戒を行い、敵襲に備える
WIZ : 宙域の地図データを作成する
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟】で参加・アドリブ歓迎
POW
探索や転移の障害となるデブリなどを取り除く
「デブリ排除は~、気楽な作業と、きたもーんだ♪」
本来は危険な作業であるデブリ除去作業を、
UC【脳内インプラント戦闘支援AI:コードALICE】を使用し、
【10秒先の未来を見てきたかのように演算し】
スペースデブリの軌道を予想し、排除していく。
宇宙トライクで宇宙(ソラ)を駆け、
サーチドローンで周囲の状況を把握しながら
内蔵ロケットワイヤーアンカーや、奇天烈武器「う」を用いて作業。
(JAXAが開発した除去方法)
宇宙船が安全に通れるようにする。
「お掃除、お掃除っと。うーん私、良いお嫁さんになっちゃうかもぉ?」
ドロレス・コスタクルタ
【全世界サイボーグ連盟】で参加 ※アドリブ&絡み歓迎
SPD対抗
「敵の第一陣は突破できましたが、まだ油断はできません。この先、どこに何があるか全く不明なのですから」
隠密偵察を心掛け、噴射炎や通信が目立たないよう注意する。
特に通信は指向性が高いレーザー通信を利用して傍聴を防ぐ。
【戦闘知識、情報収集】で周辺の宙域を偵察。スペースデブリ等、姿を隠せるような物体がないか入念に調べる。偵察した宙域はデブリ等の有無も含めて特徴をタグ付けし宇宙船に送信。」
敵もしくは正体不明の第三者を発見した場合は交戦を避け、UCを使って離脱して宇宙船に戻る。この場合は隠密を捨ててオープンチャンネルで警告を発する。
ウィンディ・アストレイ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
アドリブ&絡みOK
「隠密計測及び索敵行動、了解しました。
パッシブ系センサによる宙域計測、開始します」
ドロレスさんの隠密索敵を受け、ボク自身も能動系センサの使用を避け
受動系センサと指向性の強い通信系を使用
UC【妖精の舞】を発動させ、電波や電磁波を受信できる聴音センサや
大気非媒体型の空間受動レーダー等を駆使して
索敵及び宙域内の物質移動や変動の情報を収集記録していきます
(ハッキング&情報収集&世界知識&学習力)
収集した宙域データは、主観的分析などを行わず
主観によって汚染されない生データのまま艦のデータベースに書き込み
艦の分析班や製図クルーの手に委ねます
●気楽な作業?
「デブリ排除は~、気楽な作業と、きたもーんだぁ♪」
本来は危険な作業であるはずのデブリ除去作業。
河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)は鼻歌混じりに内臓ロケットワイヤーと「う」でそれを引き寄せ除去していく。
脳内にインプラントされた戦闘支援AI・コードALICE。
それが本来危険なはずの作業を気楽な作業へと格下げしている。
かすめれば命を奪うソレすらも未来予測じみた超高速演算で軌道を予測すればどうにでも対応できる。
それ故に彼女にとってのそれは鼻歌混じりでも可能な作業。
サーチドローンが周囲状況を観測し、ALICEがそれを演算する。
そして、「う」とワイヤーアンカーでデブリを回収、除去。
それを繰り返すだけの単純作業。
「この先は全くの未知、未踏の領域……」
ドロレス・コスタクルタ(ルビーレッド・f12180)は周囲を密に偵察していた。
指向性の高いレーザー通信で仲間との通信も秘匿性を重視している。
出来る限りの痕跡を残さぬ隠密行動。
何がいるかわからず、何があるかもわからぬが故に念には念を入れて。
ドロレスから受けた通信を受けてウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)もパッシブセンサーによる索敵行動を開始する。
アクティヴセンサーの使用を出来る限り避ける。
「隠密計測及び索敵行動、了解しました」
ウィンディは妖精の舞を起動させ、電波・電磁波を受信する聴音センサー及び大気非媒体型空間受動レーダーを展開。
索敵範囲内の宙域全体の物質移動・変動情報を収集する。
「こちらの宙域はデブリが多いようです、除去をお願いします」
「こちらは小惑星群みたいですわ」
「わかったわぁ、お掃除、お掃除っとぉ」
デブリは後に来る宇宙船を破損させる恐れがあるので徹底的に除去。
小惑星群は敵が潜みやすいが故にデータの精査が必須。
収集されたデータはそのまま後方の宇宙船に送信する。
主観的な分析を行わない観測したままのあるがままのデータ。
それが非常に重要な生の情報である。
宇宙船の分析班や製図クルーにとってこれほどありがたいものもなかろう。
「……現状はそれらしい敵はいませんわね」
クエーサービーストと呼ばれた未知の敵。
それとの遭遇はいまだなく。
ただただ、静謐な宙(そら)がそこに広がっていた。
この広い宇宙(そら)の彼方、その果て。
未知なる領域、未踏の領域の彼方、豊穣の蒼い星を夢見る人々。
その夢がこの先に広がっているのか、どうか。
それは今だわからず。わかっているのは未知の驚異が確実に存在すると言う事実のみ。
猟兵たちは必ず来るその災厄に気を張らせながら調査を続けていく。
「うーん私、良いお嫁さんになっちゃうかもぉ?」
「う」がしなり伸びてかつての銀河帝国の船の残骸を巻き取った。
けれど今はそんな厄災も遠く、のんびり気楽に作業に従事する鋼のサイボーグたちがいるばかりであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
死之宮・謡
アドリブ歓迎
やれやれ…浪漫は良いけど、見事なまでに苦手分野なんだよね、これ…一体如何すれば…取り合えず、デブリ除去すれば良いかな?よく解らんけど…
取り合えず、飛びながら崩壊の「呪詛」を籠めた黒矢をクレイアスターで撃って破壊するか
後は【天燐】を発動して血大剣でも砕くか…
いやぁ未踏宙域…まぁ残念ながら私には既知の宙域と未踏宙域の違い何ぞ解らんがな?何処も同じにしか見えん…まぁ仕方あるまい?私は専門家では無いのだから…
●苦手な作業
「……」
宇宙を漂いながら死之宮・謡(原初と終末の悪意・f13193)は思った。
ロマンは好きだ、大好きだ。ロマン溢れるお話は大好物だ。
だがしかし。
「見事なまでに苦手な分野なんだよね、これ」
彼女は破壊活動・殺戮行動・戦闘行動以外は苦手である。
情報収集とかも苦手だから某七人の殺戮者がよく駆り出されるほどに。ああ不遇。
「……一体どうすれば……何をすればいいと言うのだ……」
ふと目の前にデブリが飛んできた。
おもむろに拳を叩きつけ崩壊の呪詛をこめるとぼろぼろと崩れ落ちて塵になって消失した。
「……デブリを除去すればいいのか……?」
よくわからんけど。
黒矢に崩壊の呪詛をこめて乱れ撃つ。
次々と塵になって消失するデブリ。
ちょっと楽しいかも知れない。
小惑星群を血色の大剣で砕きまくる。
こういうのは隠れる場所になるからね、徹底的に砕かないと。
「……しかし、未踏宙域……?」
彼女には既知の領域と未踏領域の違いはわからない。
見渡す限り暗黒の宇宙(そら)が広がっている。
その光景に一切の違いを見出すことはできない。
何せ起点となる星々がないのだから。
何処も同じにしか見えないのも仕方あるまい。
彼女は専門家ではなく、彼女は戦闘者でしかないのだから。
とりあえずデブリ除去で謡は遊び始めたのであった。
成功
🔵🔵🔴
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
んー、航路の開拓かあ。
頭使う作業はもっと適任がいるだろうし、デブリを取り除く方もあたしじゃ手作業しかできないから時間かかり過ぎるしなあ。
まあ、周辺警戒でもやっておこうか。
機械的な警戒方法なら宇宙船や他の猟兵ができるだろうから、あたしはそれ以外の方向で警戒するかねえ。
【超常知覚】を使ってESP能力を強化、【第六感】と【情報収集】で機械やセンサーに引っかからない気配とか兆しを探ってみようか。
まあ、相手は超巨大生物だって話だし、近づかれるまで気づけないなんてこともそうは無いと思うけどねえ。
とはいえ未知の領域なんだし、油断は禁物だね。
●しゅーへんけいかい。
「んー……航路の開拓かあ」
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)はバーバリアンである。
頭を使う作業には正味自信がない。と言うかもっと良い役目がいるであろうことは明白。
デブリ除去作業? 別に良いが手作業と比べるともっと効率の良い手段もあろう。
ならば、残るは周辺の警戒ぐらいなもので。
「まあ、相手は超巨大生物らしいし……」
早々見逃しはしないとは思うが広い宇宙、銀河の彼方。
物理的迷彩だとかで姿を隠せる可能性も大いにある。
電磁波をシャットアウトしてレーダーで捉えられない可能性も大いにある。
ならば、それ以外の探索手段を以てして警戒をすればいいのだと言う話し。
「ちょっと真面目に、視てみようか」
超常知覚、あるいはESP。
あるいは第六感とも言う。
生命体に備わった危機管理能力、その一端。
機械的なセンサーや視覚などでは捉えられないそれを捉える超直感。
それによる知覚網を張り巡らさせる。
他猟兵のセンサー網に加え、ペトニアロトゥシカの超常知覚による知覚網。
これで逃れられるような生命体なら手に負える代物ではなさそうなものだが。
「……さて、未知の領域からは何が飛び出すかなあ」
成功
🔵🔵🔴
メンカル・プルモーサ
さて、ここからは未踏宙域……何が出てくるか楽しみだな……
まずは【夜飛び唄うは虎鶫】を四方八方に飛ばして各種センサーを総動員して宙域のデータ収集……
…収集したデータはマルチヴァクに入れて解析…宙域の地図データを作成していくよ…
あとはそのデータを元に船のセンサーなども最適化…
…目下危険なのはクエーサービーストだけど…
…宇宙ではデブリやらプラズマ雲やら危険な物も多いから…
…そう言った物もガジェットで事前に察知したい所…
…ガジェットで対処したり事前に回避出来る物なら良いけど
そうでないなら【彼方へ繋ぐ隠れ道】を使って危険を察知したガジェットの元へ移動、私や仲間の猟兵で対処するね…
●未踏宙域、好奇心の彼方
「さて……ここからは未踏領域……未知の彼方……」
メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)にとってはここから先は未知の領域。
それはすなわち彼女の知的好奇心・知的探究心が膨らみに膨らむ領域他ならない。
「何が出てくるか……楽しみだな……」
それは未知の惑星なのか、未知の生物なのか、あるいは未知の元素なのか。
従僕なる猟団、自らの操る無数のガジェットたちが暗闇の宇宙に放たれる。
各種センサー系に問題はなし、オールグリーン。
宙域のデータの収集を開始。
そのデータを分析・演算・解析、宙域データの作成。
データを元にセンサー系の強化及び最適化。
「目下の危険はクエーサービースト……」
されど些細なデブリやプラズマ雲も十二分に危険なもの。
ガジェットを放ち、それらを探知して事前に除去。
除去不能ならば回避ルートの探索、ルートの再構築・最適化。
まだまだやるべきこと、仕事は多くある。
「……楽しみ」
それでも宇宙(そら)の彼方に思いを馳せるメンカルであった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『クェーサービースト・キエリビウムJOX』
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POW : JOXクリアビス
【物質分解波動を帯びた触手による殴打】が命中した対象に対し、高威力高命中の【触手を巻き付けての圧壊攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : JOXストリミド
【高速回転しながら、物質分解波動の連射】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : JOXリガリアム
【触手】を向けた対象に、【頭部の水晶体から放たれる物質分解光線】でダメージを与える。命中率が高い。
イラスト:傘魚
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●クエーサービースト
現れたそれは巨大としか言いようがなかった。
小惑星サイズの巨大生物。
それですら尖兵でしかないと言うのだから、果たしてこの群はどれほど巨大なのか。
それは自らの縄張りに踏み込んだ敵性存在の排除にやってきた。
言葉? 交わせるはずもない。
それは全くもって未知の存在であり、未踏宙域を支配するもの。
かつての銀河帝国の力を持ってしても征服できなかったもの。
ソレが今、猟兵たちの前に現れていた。
鈴木・志乃
きつい
えっ何あの光線
アド連歓迎
いやいやいや物質分解とか何ほんとう
知り合いに出来る人いるけど絶対相手したくないと思ったし
いやいやいやこれやらないとダメ? ぇっえっえっ
わあーぉ
UC発動
うん物質的な体を捨てます(大真面目)
あと逃げ足で近寄らない 基本遠距離
いやでか過ぎるしきついか……!?
第六感で挙動を見切る
オーラ防御常時発動
早業催眠術で一瞬でも誤認させろ
その触手を自分に向けさせる
万が一の時は光の鎖で武器受けしたままロープワークで縛り上げ!
すぐ破壊されるのは分かってる
一瞬できた隙に全力魔法の衝撃波でなぎ払うよ!!
あぁあ情報が足りないッ
後続の猟兵まで繋げたいんだけど……
●物質崩壊
「……えっ」
鈴木・志乃(ブラック・f12101)はその巨大生物を前にして怯んだ。
その巨大さに圧倒されたのではない。
その巨大生物が放ったビームが当たった小惑星が分解されていった事実にである。
「物質分解とか何ほんと、え、きついあの光線」
困惑は続く。
放たれる光線を回避しながらどうするか志乃は悩んだ。
知り合いにこれと同等の事をなせる者がいる。
だが、絶対に敵対しないと思った。
それほどにこの所業はかなり厄介な相手である。
「……よし」
ユーベルコードを発動させる。
世界の理(ことわり)を超える理を書き換える所業。
その身を捨て去り、思念体と化し、光そのものと成る。
放たれるビームは志乃を貫通して後ろに飛び去る。
物質は分解出来る。されど光粒子と化した志乃は物質ではない。
その身は光、攻撃は全て見切り、回避し、当たったとしても光粒子が散るのみ。
光粒子と化したまま志乃は催眠術を速攻でかける。
「その分解光線が自分に向けられる恐怖……思い知れ!!」
触手が、クエーサービーストに絡みつき、締め上げる。
だが、その巨体を締め上げる度に催眠術の効果が薄れていく。
痛みが覚醒させるせいだ。
光の鎖でさらに拘束を重ねて、その身を封じていく。
「全力全開でいくよッ!!」
魔力を解放し、全力で魔法陣を重ねていく。
複層魔法陣から志乃の魔力全てをこめた衝撃がクエーサービーストを打ち据えた。
しかし、その巨体は揺らがない。
「あぁぁ……情報が足りないッ!!」
後続の猟兵にまで繋げたい。
けれど情報があまりにも足りない。
それで尖兵だと言うのだからその驚異も知れよう。
大成功
🔵🔵🔵
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
なんともまあ大きい生き物だけど、これでもまだ小さい方らしいんだから宇宙は広いねえ。
けどまあ、やってやれない事もないかな。
【獣相変貌】で相手に対抗できるくらいに大きな鯨に変身して、正面からぶつかりに行こうか。
相手の攻撃は物質分解波動を纏った触手だから、電撃を防ぐ力はないよね。
発電器官を全開にして電撃を纏って、触手を焼きながら体当たりと噛みつきで攻撃するよ。
こっちも物質分解波動は防げないから、どっちが先に力尽きるかの勝負になるかな。
まあ、他にも味方はいるんだから、一人で勝ちに行く必要も無いよね。
ほどほどに戦ったら無理せず引き上げようか。
他の人の攻撃の準備が整うまでの足止めには十分なるだろうしね。
●巨鯨
「なんともまあ大きい生き物だけど」
小惑星にも匹敵するその巨体を見上げながら、ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)はつぶやく。
この尖兵はそれでも小さい方なのである。
この銀河の彼方の広さ、そして恐ろしさを物語るには十二分。
「……けどまあ、やってやれない事もないかな」
ペトニアロトゥシカの身が変貌する。
ユーベルコードが彼女の身を化身させる。
その身は超巨大な鯨に、それこそ小惑星にも匹敵するサイズの巨鯨。
彼女の蒼い髪を称えたようなその蒼い巨鯨は、無音の咆哮をあげクエーサービーストにぶつかりにいく。
物質分解波動がペトニアロトゥシカの身を打ち据え、その身を分解していく。
されど、彼女が化した巨鯨、その発電器官より放たれる蒼き雷。
それは物質ではないが故にクエーサービーストは防ぐ事が出来ない。
蒼雷が触手を焼き焦がし、巨大な口がクエーサービーストに食いつく。
超巨大な質量弾と化した体当たり、巨大な口の噛み付き。
傍から見れば大怪獣決戦。
互いに互いの攻撃を防げない。
それ故にどちらが先に力尽きるか、と言う勝負。
クエーサービーストの猛攻がペトニアロトゥシカの身を分解していく。
だがしかし。
彼女がここでこの敵を倒す必要もないし、相打つ必要もない。
「そろそろ頃合いかな」
最後に大きな尾びれで打ち付ければペトニアロトゥシカ、巨鯨は離脱する。
命を以て戦う必要はない。
何故ならば後に続く猟兵たちがいる。
足止めはしたし、さらにダメージも与えた。
彼女の役目は果たされたと言ってもいい。
成功
🔵🔵🔴
河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟】で参加・アドリブ歓迎
「出たわね宇宙怪獣。今回の旅のメインディッシュは貴方よぉ!」
この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。
戦闘中、敵の死角や射程外からの攻撃を狙います。
「ヒトのココロをステ、ワタシはツヨクナル……!」
クェーサービースト・キエリビウムJOXの「JOXクリアビス(POW)」に対し、
UC「真の姿・限定開放」を使うことで、超長遠距離からの砲撃戦を挑みます。
戦闘モード、起動。
「修羅雪、ビィーーーーム!!」
(閃光、爆発爆発爆発)
「修羅雪、対消滅ミッサーーーイル!!」
(着弾、消滅消滅消滅)
「修羅雪、シーーールド!!」
(フォトン・バリアーを張る)
ウィンディ・アストレイ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
アドリブ&絡み歓迎
「こういう手合いとは、歌で対話を試みるのが常道ですが…
今はちょっと、余裕がありませんね」
戦うにしろ共存を模索するにしろ、敵の情報がゼロに近い為
戦闘を行いつつ敵情報の収集を試みます
特に物質分解波動の波長サンプルは欲しいです
超高速で敵至近を飛翔しつつ、能動受動双方のセンサをフル稼動
回避運動と同時に組成や分解波動のサンプルデータを収集し
母艦へ常時送信します
(空中戦&情報収集&ハッキング&戦闘知識&第六感&見切り)
分解波動のデータが得られたら
バニシング・フィンガーで当該波長を精製
『空中戦&カウンター&見切り』付【選択UC】で
叩き付け、その効果を確認します
ドロレス・コスタクルタ
【全世界サイボーグ連盟】で参加 ※アドリブ&絡み歓迎
POW対抗
このような巨躯の敵に対する攻撃手段は、己の持てる最大の攻撃力をぶつけること!
パワードスーツ型の装備品ウォルンタースを纏いクェーサービースト目がけて突進。
全身の多重偏向バーニアを全開にし、敵の攻撃は【ダッシュ、操縦、残像、見切り】を駆使し高速とアクロバット飛行で躱しつつ接近する。
無茶な機動で肉体にかかるGは【激痛耐性】で堪える。
接近したところでウォルンタースをパージ。身代わりにして時間を稼ぐ。
その隙に一気に肉薄し、ここまでの加速度も加算しUCを叩き込む。
「ここは! 通らせてもらいますわ!」
攻撃後は味方の邪魔にならないよう即座に離脱。
●超機人
「こういう手合とは、歌で対話を試みるのが常道ですが……」
今はちょっと余裕がありませんね、とつぶやくウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)。
その物質分解波動を回避しながら、ブースターを展開。
音速を突破する速度で飛翔しながら情報を蓄積し、収集していく。
その波動の振動波数、組成をパッシヴ・アクティヴセンサーで調べあげていく。
演算、演算、演算、演算……コンプリート。
「十二分に情報は集まったかしらぁ?」
河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)とドロレス・コスタクルタ(ルビーレッド・f12180)たちも情報を収集し続けていた。
蓄積されたデータは十二分、そしてこれ以上は辛いと判断した。
つまりは……。
「反撃の時です!!」
ドロレスがパワードスーツ・ウォルンタスを纏い、突撃を仕掛ける。
同時、ウィンディもブースターを展開、超音速のまま突撃。
「このような巨躯の敵に対する攻撃は……」
「己の持てる最大の攻撃力をぶつけることですわ!!」
左右から挟み込むように、ドロレスとウィンディはさらに加速する。
「パージッ!!」
ドロレスがウォルンタースをパージする。
それに物質分解の波動が襲いかかり、それを消滅させていく。
だが、ドロレスの真なる狙いは別にある。
パージした勢い、加速した勢い、それもそのままに。
「バニシング・フィンガー、展開ッ!!」
ウィンディも加速したまま、バニシング・フィンガーの潜在性能を全て開放する。
収集したデータから物質分解の波動と同等の振動数を設定する。
「ここはッ!! 通らせてもらいますわッ!! コード・"叩き潰せ、何もかも"ッ!!」
「一撃必倒……バニシング・フィンガァーッ!!」
左右同時に叩き込まれた超高速から叩き込まれる極大質量打撃。
それは小惑星サイズの相手にも莫大な損壊をもたらす。
極大の質量打撃、そして物質分解波動掌。
巨躯が揺らぐ。
「さあ、メインディッシュよ宇宙怪獣ッ!!」
修羅雪姫はその人間性を代価に捧げ、その身を変貌させる。
それは超巨大なマリア像、あるいは観音像にすら思える巨躯。
クエーサービーストにすら匹敵する巨体が今ここに顕現する。
「修羅雪ぃぃッ、ビィィィィィイイイイイイイイイイムッ!!」
額から閃光が迸り、その触手を切り断ち、爆発する。
放たれた閃光はまるで刃の如し。
「修羅雪ぃッ!! 対消滅ミサァァアアアアアアイルッ!!」
掌を広げ、指を整えれば、その先端が開放され、放たれる無数のミサイル。
それは着弾すると同時に、空間諸共を切り抜くように爆縮していく。
物質分解の波動が放たれるが、それも修羅雪シールドと言う名のフォトン・バリアによって弾かれる。
それは物質である限り無敵の力であるが、物質ではないが故に破壊出来ないからだ。
「スゥゥゥゥパァァァァ修羅雪ぃ、キィィィィィィィィックッ!!」
巨大マリア観音像が放電する飛び蹴りをぶちかませば、クエーサービーストの巨躯が歪む。
ぼっこぼこにされながらも、されど、その命はまだ絶えず。
理解不能な言語を叫びながらクエーサービーストは抗い続ける。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
メンカル・プルモーサ
…うーん、これは大きい…動きが緩慢に見えても巨体だからそう見えるだけで実際は早い、という事もあるから注意しないと…
…箒に乗って【天翔る突風の馭者】で移動速度を上げて触手を回避しやすいようにして…
【闇夜見通す梟の眼】を召喚。クエーサービーストの解析を行うよ…弱点だけじゃなくて生態を解析出来れば後に役に立つし…
…水晶から放たれる物質分解光線は【愚者の黄金】で呼び出した黄金の壁でガード…貫通する可能性もあるから複数枚だしておくよ…
…反撃は【連鎖する戒めの雷】で全身に絡みつく雷鎖で動きを封じて……【尽きる事なき暴食の大火】を発射、まとめてぶつける……
……ビーストを燃やし尽くすまでその炎は消えないよ……
死之宮・謡
アドリブ歓迎
ほう…彼奴か…なかなか…だが、可愛くはない…まぁこのサイズに可愛いさを期待してはいけないだろうが…
それにしても…物質分解か…その能力とこのサイズならば銀河帝国が突破できなかったのも無理はあるまい
まぁ、私の脚を止める理由にはならんがな…
【焔の堕ちる日】…
嗚呼、灼熱は意味無いわな…そりゃあそうだ…だって空気など無いのだからな…
まぁ当然目的は別にあるさ…
此れ(禍キ大火)は地上でまともに使う機会など無いからな…
無論、全身を焔と化す故、貴様相手ならば立派な防御手段足り得るがな?
さぁ、燃えろ…燃え上がれ…【禍キ大火】
●戒める雷、焔の堕ちる日
「……うーん……これは大きい……」
メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)は箒に乗りながらその巨躯を見上げる。
放たれる触手を避けながら色々記録していく。
「……大きすぎて緩慢に見えるけど……実際は早い、と」
宇宙空間故に抵抗となる空気もなく、その速度は見た目よりもかなり早い。
放たれるドローンガジェットたちが情報を蓄積していく。
弱点は? 生態は? 何を食べているのか、どのように増えるのか。
放たれた物質分解光線は愚者の黄金が築き上げた金色の防壁が阻む。
されど、それが物質である限りそれは崩れ落ちていく。
「……うん……分かってた」
故にそれは防壁であると同時に囮でしかない。
無数の金色の壁は盾であり、目隠しである。
無数に展開されたそれを分解していくも、高速で飛び回るメンカルを捉えることは出来ない。
「……紡がれし迅雷よ、奔れ、縛れ」
無数の魔法陣が展開される。
その魔法陣目掛け光線が迸るがそれは物質ではない。
それ故にそれは分解されない。
「汝は電光、汝は縛鎖。魔女が望むは魔狼封じる天の枷」
放った雷光が、クエーサービーストを縛り上げる。
紫電を放ちながらそれはその巨躯を次々と伝播し、連鎖していくことで巨大なグレイプニルとなる。
「貪欲なる炎よ……」
電撃の鎖を伝うように放たれた暴食の大火。
クエーサービーストを焼き尽くすまで燃え続ける紅蓮。
決して燃焼するものなどはないのに、それは世界の理を越えて敵を焼き続ける。
「……嗚呼、まあ、ちょうどいいか」
しかし、なかなか……可愛くないな、と死之宮・謡(原初と終末の悪意・f13193)は呟いた。
この巨躯、この能力、なれば銀河帝国が突破できなかったことも無理はない。
それで先兵、つまり先駆けでしかないと言うのだから。
しかし、謡の足を止める理由にはなりえなかった。
メンカルの放った燃え盛る貪欲なる炎、それを媒介に。
謡の掲げた右腕に炎が収束していく。
その膨大な熱量に本能が危険を察知したか、クエーサービーストは逃げ出そうとする。
されど、その身はすでに紫電のグレイプニルが縛り上げた。
「――――焔よ、来たれ」
振り下ろすように放たれた膨大な熱量。
その炎は大型恒星にすら匹敵する膨大な、否、それ以上の熱量を以て。
銀河諸共焼き尽くすのではないか、と言うほどの熱量を以て。
クエーサービースト、その身を焼き払い……否、焼き尽くす。
灰すら残らぬ、塵すら残らぬ熱量。
燃やし尽くし、焼くものが消え失せた後、その炎はあっけなく消える。
そこには静寂しかなく、そこには静謐しかなく。
あの巨躯は跡形も無く燃え尽きた。
されど、あれはあくまで先兵であり、先駆けにしか過ぎず。
先は長く、険しく困難であることを猟兵たちは思った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵