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南極の地下に眠るのは……?

#UDCアース #南極遺跡

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「皆さんお疲れ様です。
 今回は、少し変わった仕事をしてもらうことになります。」
 グリモアベースに集まった猟兵達を笑顔で見渡し、アトはそんなことを言い出した。
「皆さんに行ってもらいたいのは、南極の一地点です。
 そこには、UDCの怪物たちが作ったと思わしき古代遺跡があります。
 ……で、普段ならそこへ行って遺跡に封じられていた邪神を倒してきてください、などとなるところですが。
 皆さんに頼みたいのは、護衛任務です。
 UDC組織の職員の方が、その遺跡を調べるために1人で向かっています。
 ただ……私の予知では、彼女は邪神の眷属に殺されてしまいます。
 なので、皆さんの出番となります。」
 そう言ってゲートを開くと、一面の銀世界が広がっていた。
「皆さんなら大丈夫だとは思いますが、ここ南極は常に氷点下の気温となる寒い場所です。
 寒さへの対策をしてくださいね?」

 ゲートをくぐった先には、宇宙服のような装甲服を着た人が見える。
 事前にアトから話をされていたのか、猟兵達の姿を見つけると手を振って近づいてきた。
「初めまして、私はUDCの職員の、星野ミコ(ほしのみこ)っていいます。
 1人で寂しかったんですが、皆さんが手伝ってくれるって聞いて元気が出てきたところです!」
 宇宙服の中から聞こえてきたのは、元気な女性の声。
「私、普段は遺伝子の研究の手伝いをしてる者なんですが、今回南極の地下から変わった氷漬けの死骸が見つかったらしいんです!
 だからサンプルを取りに来たんですが……あの、その場所がちょっとわからなくなっちゃってまして。
 皆さん、一緒に探してくれませんか?」
 そういうと、バックパックから紙の資料を取り出し、
「入口の位置はこの辺……なんです。
 で、目印は地面の穴、だったんです。」
 そこで周囲を見渡すと……見える範囲に10個の大穴があった。
 星野は一番近くの一つを指差し、
「あそこはさっき見てきましたが、ハズレでした。
 穴の底に、地下にある遺跡へ繋がる階段があるはず、なんですけどね。
 地道に調べればいつかは当たるはず……ですが、手分けした方がいいかなって。」
 よろしくお願いします! と頭を下げて頼み込んできた。


ヨグ
 ヨグです、今回は南極探査をUDC組織の星野さんとやってもらいます。

 補足として、星野さんが着ているものは、宇宙服のようなデザインの耐冷耐狂装甲服「ヒートアーマー」と呼ばれるものです。
 ヒートスーツは重い上に窮屈で、しかも星野さんは戦闘とは無縁の科学者なので、戦闘はできません。
 しかし、ヒートスーツのおかげで少々ひどい目にあっても死にません。
 ……が、敵の攻撃がもろに当たってしまったら、耐えられない可能性があります。
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第1章 冒険 『南極遺跡調査』

POW   :    荷運びやUDC職員の護衛を行い、調査の安全を確保する

SPD   :    先行偵察や後方の警戒を行い、危険に備える

WIZ   :    UDC職員と共に遺跡周辺を調査し、入口となる場所を探す

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

霧島・絶奈
◆心情
狂気な山脈にしても、遊星からのナントカにしても…
大抵『南極のこういうもの』は触れない方が良いというのはお約束ですね
まあそれも「人の知的好奇心という傲慢さに対して警鐘を鳴らす」という人らしい傲慢さ故でしょうか?
知識こそが「ヒト」の持つ武器であり、無知からの船出を決意させる原動力なのですから

◆行動
常識的な範囲の南極仕様の衣服を着用
加えて、テントで簡易休憩所を設え、休憩や補給が行える様にしておきます

私自身は星野ミコを護衛しつつ調査
学者や研究者の視点に興味がありますから、話を聞きつつ調査出来ればと思います
単調な調査に対する気晴らしを兼ねますが、本命は今回どういった状況が想定されるかの情報収集です


ロバート・ブレイズ
「南極とは。狂気と正気の狭間は常々冷気に塗れて在るが、彼等が人間と『説く』現実に凄まじい空間よ。山脈ほどの異様さは無いと思考すべきか。死骸も何れは起き上がるに違いない。死は死に絶えるものだ」
先行して調査を行う
十の内の一を選んで、庭を歩むように
ユーベルコード脳髄の蛆を使用
死骸を発見出来たならば万々歳
出来なかったとしても『欠片』『一部』は在ると考え、隅々まで収集する。狂気耐性を兼ねて文字通り穴が空くほど観察
他にも『死骸が扱っていただろう道具』や『食べ残し』など、在りそうなものは片っ端から。それらが『生活感』を覗かせていたら
結論しよう

死骸はやはり『生きて』在る。
警戒するに越した事は無い。職員に伝える



「南極とは。狂気と正気の狭間は常々冷気に塗れて在るが、彼等が人間と『説く』現実に凄まじい空間よ!」
 突然そんなことを嬉々と語る老紳士、ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)。
「山脈ほどの異様さは無いと思考すべきか。死骸も何れは起き上がるに違いない。死は死に絶えるものだ!」
「は、はぁ……。え、あ、ちょっと!?」
 生返事を返していた星野の見ている前で黒いマスクをかぶり、黒いマントを翻して未探索の穴へ……文字通り、飛び込んでいった。
「だ、大丈夫なんですか!?」
「……ええ、あの人ならいつもの事だから。」
 平然と、少しの呆れを含んだ口調で返したのは、標準的な防寒着を着た霧島・絶奈(暗き獣・f20096)。
 どうしても長丁場になるとふみ、戻ってきて休憩できるよう、星野と共にテントを拵えていたところだった。
「まずはゆっくりできるようにしましょう。その服も、重そうですし。」
「はい……寒さは防げるんですけど、いつまでも着てるのはちょっと。」
 手際よくテントが張られ、荷物を仕舞ったところで、ロバートの飛び込んだものと違う穴へ二人は降りていった。

「うーん……ここも違いましたね。」
 底まで降りたものの、やはり入り口がない。
 そして、中を見渡しても雪と氷しか見当たらなかった。
「まぁ次いきましょう!」
「……少し、話を聞いてもいい?」
「え、あ、はい! いいですよ。」
 霧島の言葉に元気よく答えて、大穴を登っていく星野。
 少し霧島より低い背中に付いていきながら、語り掛けていく。
「物語に出てくる狂気な山脈にしても、遊星からのナントカにしても……大抵『南極のこういうもの』は触れない方が良いというのは、お約束ですね?」
「あー……はい、そうですね。」
 ホラーのセオリーですね、と前置きをしつつ応える星野。
「でも……私たちUDC組織は、すでにそういう物語の怪物と同等か、それ以上のモノ……UDCが存在していることを、知っています。」
 淡々と……感情を押し殺すように言葉を綴る。
「ですから、UDCに対抗するために……やれることなら、何でもやります。今回発見されたモノがUDCの死骸なら、その体組織に有効な武器や薬品が作れるかもしれませんし……。」
 それは、星野の意思で押さえられているのか、ヒートアーマーの狂化防止機能なのか……。
「だから……今回は、UDCと戦っている皆さんに手伝ってもらえて、助かってます!」
「なるほど、ね。」
 感謝の言葉を述べる時には、元の元気な様子に戻っていた。
「知識こそが『ヒト』の持つ武器であり、無知からの船出を決意させる原動力、か。」
 霧島の呟きを残し、二人はテントへと戻っていった。

「戻ったか。貴様らと同じく、私の視た穴の中に入り口はなかったがな。クカカッ!……だが、面白いモノが観れたぞ。」
 テントの中には、すでにロバートが寛いでいた。
「え、なんでそれがわかって……?」
「ふん、その服の上からでも落胆が見える。貴様なら、もっと楽しげに入ってくると思考。……話が逸れた。」
 言葉と共にロバートが取り出したのは、小さな肉片……のようなもの。
「脳髄の蛆に任せ、隈なく隅々まで収集した。するとどうだ、穴は戦いの跡で、落ちていたのは生き物の食べカスだ。もっとも、目当ての生き物かは解らんがな。」
「なるほど……なるほど?」
 話を聞いていた星野にとってよくわからない所はあるものの、とりあえず言えることは一つ。
「目当ての死体……以外にも、生き物が?」
「肯定だ。貴様らがUDCと呼ぶモノが『生きて』在る。警戒するに越した事は無い。」
「そんな……。」
 断言するロバートに、星野は不安そうな声をあげるが、
「ふふ……そのために、私たちがついているのです。」
「そう……ですね。その時は、よろしくお願いします!」
 余裕を持った笑みと共に囁いた、霧島の言葉に安心した様子で、改めて探索へ向かうことになった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

星群・ヒカル
南極もまたフロンティア。まだ見ぬ光景があるならば行くのが超宇宙番長のポリシーだ!
探索アンドお姉さんの護衛、このおれに任せてくれッ!(ドヤ顔)

服装は超宇宙学生服の宇宙空間対応モード
過酷な宇宙空間でも大丈夫だから、寒さもシャットアウトしてくれる

総当たりってのも骨が折れるな
入り口の付近になにか手がかりはないか?
雪に埋もれて見えづらい……というのなら
「超宇宙望遠鏡・析光形態」で隠れたヒントを探そう
穴が出来た新しさとかわかればいいだろうか?

なんでそんなに視えるのかって?
この望遠鏡がおれに「星の目」をくれてるんだ
UDCが関係したものらしいが、おれにはよくわからない
帰ったらじっくり見てもらって構わないぜ!


叢雲・源次
南極にまで足を伸ばすことになるとは思わなかったが…邪神案件ならば捨ておくことは出来まい

星野ミコといったか
一人で調査とは、UDC組織も人員のやり繰りに苦難しているようだな
組織には俺も世話になっている。微力かもしれんが協力させて貰おう。

この低温…ただの人間ならば相応の装備出なければ死に至るが
今はこの身体が役に立ったか…(普段通りの装備。更に炎獄機関の出力を少し上げ体温を稼動可能域に保つ)

入り口の探索を開始する。
アナライザー、インターセプター。アクティブ。
視覚情報と策敵機能による大穴のモニタリングを実行

これで当たらなければ文字通りの肉体労働になるが、出てくるのは入り口か…それとも別の「ナニか」か



「南極もまたフロンティア。まだ見ぬ光景があるならば行くのが、超宇宙番長のポリシーだ!」
 着ている超宇宙学生服の宇宙空間対応モードで、寒さも平気な星群・ヒカル(超宇宙番長・f01648)。
「とはいえ、ここまで足を伸ばすことになるとは思わなかったが……邪神案件ならば捨ておくことは出来まい。」
 その隣に一般的なフォーマルスーツで現れた、叢雲・源次(蒼炎電刃・f14403)。
 サイボーグである叢雲は、体内の炎獄機関を稼働させ、体温を通常稼働圏内に上げていた。
「え、えーと……お二人とも、寒くはない、ですか?」
 そんな二人に対し、宇宙服のようなヒートアーマーを着たまま、頬を掻くような動きをする星野。
 もちろん、ここは南極……しかも外である。
「もしや、今外はそんなに寒くなくて、こんな服を着てなくても大丈夫なのでは……?」
「いやいや! お姉さん、それはたぶん無理だよ!」
「うむ、俺は特殊な身体をしているからだ。」
「そ、そうですか。」
 ヒートアーマーを脱ぐ素振りを見せた星野を、急いで止めた2人。
「ともかく、星野ミコといったか。一人で調査とは、UDC組織も人員のやり繰りに苦難しているようだな……。」
「ええ、まぁ……そうですね、あはは。」
「組織には俺も世話になっている。微力かもしれんが協力させて貰おう。」
「そうそう! 探索アンドお姉さんの護衛、このおれにも任せてくれッ!」
 淡々としているが、心のこもった申し出をする叢雲と、ドンと胸を叩いた星群に対し、
「ええ、こちらこそよろしくお願いします!」
 クスリと笑うような仕草と共に、星野も元気よく答えた。

「さて、では入り口の探査だったな。」
 未探査の大穴の一つを、上から覗く叢雲。
「さすがに、総当たりってのも骨が折れるな。入り口の付近に、なにか手がかりはないか?」
「ええっと、資料によると……明らかに自然のものではない階段があるはず、ですね。」
 星群の疑問に、資料を眺めながら応える星野。
「ただ、ここからだと底までは見えないんですよね。」
「……ふむ。」
 底を覗く、叢雲の左目が見開かれる。
 そこに仕込まれたアナライザーを起動し、大穴の底を画像から分析し……。
「この穴に階段はないようだが……底の雪は、氷となった層に比較的新しいものが積もっているな。」
「み、見えるんですね。」
「ああ、これもUDC組織の力だ。」
 ほんの少しの機械音と共に、元に戻る叢雲の左目。
「じゃあ、次に行こうぜ!」
 先行して歩いていく星群を、2人は追いかけていった。

 大穴の淵で背中を向けている星群に追いつき、
「見えます?」
「ああ……どうやらビンゴみたいだぜ!」
 横から星野が声をかけると、望遠鏡を手に底を覗き込んでいた星群が応える。
「この穴は、さっきのと比べても明らかに古いね。」
「……なるほどな、雪の堆積の仕方が違う。」
 叢雲も同意するのを見て、
「あの、その望遠鏡で見えるんですか?」
「ん、ああ……これはおれに、何でも見通せる『星の目』をくれてるんだ。」
「っていう事は、私が借りてもそこまでは……。」
「そう、普通の望遠鏡程度には見えると思うけどね。」
 星野も、星群から望遠鏡を借りて覗き込むも……見えるのは暗い穴のみ。
「これもUDCが関係したものらしいが、おれにはよくわからない。帰ったらじっくり見てもらって構わないぜ!」
「そうですね、その時はお願いします!」
 望遠鏡を返し、星野は穴の淵から降りる道を探り、
「後は下に行って、入り口を探すだけですね! いきましょう、皆さん!」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

グウェンドリン・グレンジャー
【POW】
UDC絡みの、もの……は、捨て置けない。
私、は、腕っ節……しか、ない。だから、調査する、ミコの、護衛。

しっかり、コート、着こんでく。
……本当に、戦うしか、できない、から。そういう、技能、ない(しょぼん)

私の、ママ。人類学者だった。残してくれた本、読んで育った。
ミコ……と、お話、しつつ、自分の知識から、邪神の、こと。何か、掴めないかな、って。
……私も、そういうの、身体に、移植されてる、し。

大穴、Mórríganの翼を展開して、【空中戦】と【属性攻撃】の重力属性で飛行しつつ中を、確かめる。
【第六感】で、階段が、どこにあるか……探す。
影の追跡者も放って、周囲を探査。



「それでは行きましょう!」
「ええ……行きま、しょう。」
 ヒートアーマーに包まれた腕を元気に突き上げて言い放つ星野に対し、しっかりとコートを着込んだグウェンドリン・グレンジャー(NEVERMORE・f00712)もぼんやりと答える。
「私、は、腕っ節……しか、ない。だから、調査する、ミコの、護衛。」
「はい! 期待してますね!」
 そう言いながら、星野は大穴へ下る道を歩いていく。
 グウェンドリンは背中に生体融合された翼を広げ、その傍らを飛んでついていった。

 影の追跡者を放ち、大穴の底を確認していたグウェンドリン。
「うん……底、には、何もいない、ね。」
「良かった……タコの怪物とか出てきたら困りますしね。」
「ふふふ。ここ、は、ルルイエじゃない、よ?」
 即座に返すグウェンドリン。
 知っていることに気が付いた星野も、楽しそうに話を始める。
「お、解るんですね。」
「うん……私の、ママ。人類学者だった。残してくれた本、読んで育った。」
「なるほど、そうだったんですね。じゃあ……狂気の山脈で見つかった『モノ』といえば?」
「……古の、もの。」
「正解です!」
 ぐっと親指を突き上げて返す星野。
 その様にグウェンドリンもクスリと笑い返し……そうしているうちに、底にたどり着いた。
「あ、でも……ショゴスとか出てきたら、どうしましょう?」
「だい、じょうぶ。私が、倒してあげる、から。」
 底に降り立ち、Mórríganの翼を広げながら呟く。
「……私も、そういうの、身体に、移植されてる、し。」
「おお、これもUDC由来の物なんですね!」
 興味津々、といった様子で翼を見る星野に、少し気恥ずかしさを覚えつつ、
「ほ、ほら。あそこ、が、入り口。」
「あ、本当だ!」
 影の追跡者の視界に映っていた入り口……確かに、自然の形ではない階段が、地下へと続いている。
「さて……サンプルが取れるといいんだけど。」
「大丈夫、だよ。……たぶん。」
 そんなことを言いながら、階段を下りていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『鬼戦車』

POW   :    レッド・ウェーブ
【自身と同じUCが使用可能な同型戦車をLv】【×1体の増援として召喚する。また、増援の】【戦車と連携して攻撃(戦車砲や機銃)する事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    タンク・コルホーズ
自身が戦闘で瀕死になると【自身と同じUCが使用可能な同型戦車】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
WIZ   :    マルクスの亡霊達
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【自身と同じUCが使用可能な同型戦車】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 階段を降りていくと、広間につながっていた。
 その奥には、確かに生物……と思われる、死骸の姿。
「これです! これに間違いありません!」
 植物とも動物とも言い難い、星野はその奇妙な死骸へ近づく。
 サンプル採集のための道具をバックパックから取り出し……。
「……何か、音が……?」
 グシュ……ガシャ……と、湿った肉の音と耳障りな金属音が響く。
 それは、壁から染み出すように肉が現れ、壁を剥がして装甲としたような形を取る。
 今でいう戦車のような形を取りつつ、砲塔を向けてきた。
テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア
鬼戦車に紛れ込むようにして現れ、連携攻撃される前に『掴み』味見する。
その後、てけりゃあ叫びながら一体一体確実に叩き潰す。怪力とグラップルを合わせて全力攻撃。相手の攻撃を受けても絶対に辞めない。辞める時は意識を手放した際だ。
ロード・ケテルの名において『撤退』は有り得ない。対象を全て破壊する為、暴れ狂う。
研究員に被害が及ばないよう、細心の注意を払う。万が一正気を失いそうになったら、軽くビンタして起こそう。
「てけ……私は人類の味方だ。何も問題はない。私の知人も説いた筈。我々は人間だと」



 組みあがった戦車たちの砲塔が、一斉に星野へ向く。
「ひっ……!」
 そのまま頭を押さえてうずくまる星野だったが、
「テケリャア!」
 叫び声と共に、グシャリ!と受け止める音が響く。
「……え?」
 顔をあげて見れば、壁から染み出た紫の肉の塊が目の前を覆っていた。
 いくつかの膨らんだ場所からは、受け止めた砲弾と思わしきものが吐き出される。
「な、なに?」
「てけりゃあ!」
 肉の塊……テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(ロード・ケテル・f16871)はそのまま纏まって伸びあがり、一気に戦車の一つを押しつぶした。
 一つをスクラップに……それどころか、一部を同化させながら次の獲物を狙う、その様は
「し……ショゴス……!」
 頭に浮かぶモノを示す呟きと共に、星野は意識を手放した。

 べち!べち!
「う、ん……。」
「てけ……私は人類の味方だ。何も問題はない。」
 ヒートアーマーを揺らす振動に星野が目を覚ますと、目の前にはにこやかにほほ笑みながらこちらを見る女性の姿。
 しかし、その足元と手は紫の肉塊だ。
「あ、あなたは……。」
「そうだ、あの肉だ。」
 ドン! と後ろの戦車の砲撃が飛び、テケリリケテルリリの背中に直撃する。
 が、そのまま砲弾を受け止め、吸収する。
「ロード・ケテルの名において『撤退』は有り得ない。対象を全て破壊する為、暴れ狂う。」
 振り返りもせずに腕を紫の肉塊へと変え、戦車へと伸ばし……砲塔ごとひっつかみ、壁へと叩きつける。
「す、すごい……。」
「この程度は造作もないこと。」
 トプン……と地面に広がる肉塊へと全身を変え、星野の体をカバーし、
「私の知人も説いた筈。我々は人間だと。……お前の目に、どう見えようと。」
 肉塊から発せられる言葉に星野はうなづき、
「はい……間違いなく、そうですね。」
「よし。……テケリャア!」
 返事に満足したテケリリケテルリリは、別の戦車へと飛び掛かっていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

眼健・一磨
「冷えるな。こんな所に建物作った奴は馬鹿だな」
忍装束が寒過ぎるので【月虹】の中に入って行動。
収納を考えて腱糸傀儡を中空にしてたのは正解だったな。
月虹の中から〔絶望の福音〕を使い、星野を【オーラ防御・盾受け】で守りつつ後衛から敵戦力を〔咎力封じ〕で封殺し、二種の手裏剣の【誘導弾】で討伐。
敵の攻勢が激しく、押される場合は誘導サイコガンも使用。月虹が損壊するのは仕方ない。
味方が劣勢の場合には月虹から飛び出して【だまし討ち】。
〔降魔化身法〕を使い、【怪力】で【敵を盾にし】ながら敵戦車を掃滅し、星野や味方から19m離れた地点で〔虎乱〕で殲滅。
戦闘中は味方と連携し、効率的に敵を斃す。
アドリブ等は歓迎。


霧島・絶奈
◆心情
面白い能力ですね
この様な集団戦闘に特化させた能力というのは有用でしょう
是非研究して欲しいですね

◆行動
『暗キ獣』を使用
軍勢の何割かは星野ミコの直掩に回し護衛

それ以外の屍者の槍衾で迎撃し、屍獣が遊撃
二種の兵科による【二回攻撃】を軍勢で運用する【範囲攻撃】です
集団相手に不足は無いでしょう

私は【目立たない】事を利用し行動
【罠使い】として持ち込んだ「ワイヤートラップ連動指向性散弾地雷」を設置
また敵の死体には「動かすと起爆するサーメートのブービートラップ」を設置
敵の能力を攻撃機会に転換

設置を進めつつ【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



「風が吹き込まないとはいえ、冷えるな。」
 道化を模した操り人形に入りながら、動き出した鬼戦車たちを見渡す、眼健・一磨(祀ろわぬ民・f09431)。
「こんな所に建物作った奴は馬鹿だな。」
「ふふ、ここを作った彼らにとっては、過ごしやすかったのかもしれませんよ?」
 そう霧島が返した瞬間、戦車は一斉に砲弾を放つ。
「……そのようだな。」
 着弾の衝撃が眼健の体を揺らす。
 その砲撃が来ることを予見したかのように、星野へ向かう砲弾だけを受け止めていた。
 操り人形の腕から放たれる力場の盾を消すと、周囲に屍兵たちが槍を手に立ちあがる。
「あとはこちらで。……星野さん、あなたはあなたの仕事を。」
「は、はい!」
 星野がサンプル回収のために背を向ける。
 その前には、霧島の呼び出した屍兵と屍獣の群れ……その間から飛来した物が突き刺さり、戦車の一つが崩される。
 飛ぶ様が影としか見えないそれは、眼健の投げる風魔手裏剣だ。
「では、叩き潰すとしようか。」
「ええ、そうしましょう。」

 屍兵たちが槍を構えて横に展開し、屍獣たちが縦横無尽に戦車たちを追いかける。
 そして、屍獣に喰らいつかれた戦車へ飛ぶ、風魔手裏剣と円月輪。
「しかし……。」
 戦車の装甲の下へ手裏剣が潜り込み、中の肉を切り裂く様を見ていた眼健。
 その戦車は機能を停止するようだが……新たな肉が床から沸き立ち、新たな戦車となっていく。
「きりがないな。」
「確かに、面白い能力ですね。」
 眼健の視界に霧島の姿はないが、楽しそうな声が返ってきた。
「この様な、集団戦闘に特化させた能力というのは有用でしょう。是非、研究して欲しいですね。」
「まぁ、確かにな。」
 ちらりと星野の方を見れば、素直にサンプルの回収を続けている。
「さて、どうする?」
「そうですね、私なら……。」
 その時、戦車たちの足元で爆発が起こる。
「徹底して焼き払いましょう。再生を許さないほどに。」
「なるほど、な!」
 霧島の設置した地雷を踏み、足を損傷した戦車たちへ、一気に眼健が走る。
 その中心へ立った時、眼健の着ている操り人形の腕からフックが飛ぶ。
「レ ザ ア マシオウ!」
 独特の掛け声を放ちながら振られるフック。
 眼健の周囲を無差別に蹂躙し……付近の戦車たちは、動きを止めていた。
「これで、どうだ?」
 ぴくり……戦車を構成する肉が身じろぎをする。
 が、その瞬間……テルミットの炎が上がり、一瞬で灰になっていった。
「念には念を……のつもりだったのだけれど、そこまでしないといけないとはね。」
 死骸に罠を仕掛け終えた霧島が姿を現す。
「UDC組織では、手に余りそうね。」
 見れば、また壁から新たな肉が染み出てくる。
「……厄介なものだ、まったく。」
 ため息と共に、眼健は風魔手裏剣を構えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

叢雲・源次
戦闘か…ようやく本懐が遂げられる…と言ったところか。
下がっていろ星野ミコ。出来れば目の届く範囲、且つ戦闘に巻き込まれない位置にな。

(真の姿の一片。右目から蒼い炎が溢れ、纏うように自身の周囲に揺らぐ)
……人が生み出した兵器を模倣するか、邪神の尖兵が……笑わせる。
(笑わせる、と言いながら一切の表情は動かず、対神打刀の柄に手をかけつつ、特殊戦靴起動。神速の踏み込みから電磁抜刀、狙うは戦車の装甲にあらず、露出した間接部分を切り、すかさず上部へ乗り、装甲の隙間に刀をねじ込む。一体一体、確実に、止めを刺すために)


星群・ヒカル
「ようやくお出ましのようだなUDC!さあ、喧嘩と行こうか!」
敵群からお姉さんを庇うように堂々と立ち、『存在感・パフォーマンス』で敵の気を引こう
(ふふふ、キマった!)(ドヤ顔)

『ロープワーク』で超宇宙牽引ワイヤーを振り回し牽制、更に先端のフック部で攻撃していこう
敵の攻撃は『第六感・視力』で攻撃のタイミングを見計らって回避だ

「次から次へと無限に湧いてくるようだなッ、面倒な相手だぜ」
『早業』で敵一体の後ろに回り込んだらその体を掴んで
『超宇宙・武勇星舞台』で身体能力を上げて、敵同士思いっきり叩きつけてダウンさせていくぞ
「おらおら、どいたどいた!お姉さんの目の毒だ、さっさと消えやがれッ!」

※アドリブ歓迎



「ようやくお出ましのようだなUDC! さあ、喧嘩と行こうか!」
 星野の前に立ちはだかり、言い放った星群。
 内心、キマったぜ!と考えていた所に、戦車たちが一斉に星群へ砲塔を向ける。
 ドドン! と放たれる砲弾だが、
「……ようやく本懐が遂げられる……と言ったところか。」
 チン……と打刀を納める音。
 目にもとまらぬ叢雲の斬撃が砲弾を切り裂き、誰にもあたることなく床に落ちる。
「下がっていろ星野ミコ。出来れば目の届く範囲、且つ戦闘に巻き込まれない位置にな。」
「大丈夫! おれたちが守るからな!」
 言葉と共に戦車へ向かう叢雲と、振り向きながら親指を立てる星群。
「は、はい! よろしくお願いします!」
 そんな星野の声に、満足げに星群は超宇宙牽引ワイヤーを取り出しながら、戦車へ向かっていった。

 叢雲の右目から、蒼い炎が溢れだす。
「……人が生み出した兵器を模倣するか、邪神の尖兵が。」
 声と共に周囲が揺らぐ……まるで、その炎を纏ったように。
「……笑わせる。」
 ドン! と、その言葉と同時に放たれる砲弾だったが、すでに叢雲は戦車の側面から打刀を一閃していた。
 表情一つ変えずに切り裂くのは装甲ではなく、隙間から覗く戦車の肉。
 さらに戦車の上に乗り、トドメを刺そうとするが……別の戦車が砲塔を向けていた。
「させねえ、よ!」
 と、星群の声と共に、横から別の戦車が吹き飛んできた。
 砲塔を向けていた戦車へぶつかり、あらぬ方向へ砲弾が放たれる。
「……助かる。」
「へへ、礼には及ばねえよ!」
 切り裂かれた隙間に打刀を深々と突き入れると、一度ビクン!と戦車が震え……そのまま動きを止めていた。
 戦車の死骸から降り立つ叢雲の前に、フックに引っかかった戦車が床に叩きつけられる。
「トドメは頼むぜ!」
「……解った。」

 星群はフックロープを振り回しながら、戦車たちをけん制していた。
 近くの一体に向けて威嚇し、フックへ注意が向いた途端に後ろへ回り込み、
「見せてやろうぜ、ガントバス!」
 地上で使った望遠鏡に宿る、戦士の影に自身の体を操らせ、普段の数倍の力で投げ飛ばす。
「おらおら、どいたどいた! お姉さんの目の毒だ、さっさと消えやがれッ!」
 戦車同士をぶつけ、動きを止めさせていた。
 ……しかし、星群が戦場を見ていると、
「次から次へと無限に湧いてくるようだなッ、面倒な相手だぜ!」
「……まったくだ。」
 数は確かに減らしているが、床から新たな肉が染み出していた。
「だが……確実に殺せばいい。」
「へへ、簡単に言ってくれるぜ!」
 新たに戦車になろうとしていた肉の塊にフックを引っ掛け、勢いをつけて床に叩きつける星群。
 そのすぐ横へ踏み込む、叢雲の一閃に両断されて、溶けて消えていった。
「あと少しってところだな!」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

グウェンドリン・グレンジャー
人?生き物?
舌、出ている。手足、ある
生き物、なら、何だって、喰ってみせる

ミコ?危ない……から、隠れて、いて
もしかしたら、私の、技……も、あなたに、危ない、かも

(目を閉じて、【第六感】で集中し)

数、分かった
Butterfly Fang、放って、蝶……たちに【生命力吸収】と【属性攻撃】乗せる
属性……は、金属にも、生体にも、効く……電撃属性

被弾、は、【激痛耐性】で、処理

これが、私の、グールドライバー……と、しての力
私の、裡に、棲む、UDC生物……ケルトの、死肉喰らいの女神……Mórríganの、本性

ミコ、もしかして、見ちゃった?
えーと……怖か、った?ごめん……


虚偽・うつろぎ
アドリブ連携等ご自由にどぞー

通りすがりに発見伝
ガイアが自爆しろと囁きかけてくるよ
よろしい自爆だ

登場即自爆
速攻で自爆
いきなり自爆
ただふらりと現れて自爆するだけの存在
場所も何もかも気にしない
ただ自爆するだけ

技能:捨て身の一撃を用いてのジバクモードによる広範囲自爆
対象は範囲内の敵全て
範囲内に敵が1体でもいれば速攻で自爆
数に拘らない
優先すべきは即自爆

自爆は1回のみ
自爆後はボロボロになってその辺に転がってるね



「ミコ? 危ない……から、隠れて、いて。」
「は、はい!」
 死骸からサンプルを取り終わった星野が隠れるのを見て、グウェンドリンは戦車たちと対峙する。
「人? 生き物? 舌、出ている。手足、ある。」
 戦車から覗く肉……確かにそれは、生物の特徴。
「生き物、なら、何だって、喰ってみせる。」
 目を閉じて意識を集中、敵の気配を探り、
「数、分かっ……え?」
 その妙な気配に目を向けると、戦車たちの真ん中にある黒い文字が目に飛び込んできた。
 地面から染み出した文字は4文字……『うつろぎ』と読める。

「通りすがりに発見伝。ガイアが自爆しろと囁きかけてくるよ。」
 黒い文字こと虚偽・うつろぎ(名状しやすきもの・f01139)は、戦車たちの中心で自身のタールの体を凝集させる。
「よろしい自爆だ。」
「え、まって」
 平然と呟かれた声と共に……うつろぎの文字は、周囲の戦車ごと吹き飛ぶ。
 爆風を避けたグウェンドリンが顔をあげると、先ほどまでいた戦車が半分ほどに減っていた。
「……なん、だったんだ、ろう?」
 首をかしげたのも少しの間、視界に入った戦車たちに意識が向くと、
「おなか、すいた……。」
 感じるのは空腹……戦車の隙間から覗く、あの肉を啄ばみたいという、捕食衝動。
 グウェンドリンの周囲に、黒いカラスアゲハが浮かび上がる。
 それは捕食衝動の具現化……虚数物質で生み出された、現実の物質を蝕む物。
「……喰べる、よ。」
 言葉と共に、戦車たちへ飛来するカラスアゲハ。
 周囲の空気を消しながら、そのエネルギーは雷撃へと変えて放たれ……。
 雷撃に痺れた戦車たちは動くこともできずに、カラスアゲハたちに蝕まれて消えていく。
「これが、私の、グールドライバー……と、しての力。私の、裡に、棲む、UDC生物……ケルトの、死肉喰らいの女神……Mórríganの、本性。」
 あとには、時折ビクンと動く『うつろぎ』の文字だけが残っていた。

「あの……終わり、ました?」
 静かになった所で星野が顔を見せる。
 その声に、グウェンドリンは微笑みかけ、
「うん……もう、大丈夫。」
「良かった。皆さんのおかげで、無事に帰れそうです!」
 星野の背中のバックパックは、死骸のサンプルで大きく膨れている。
「じゃあ後は帰るだけですね!」
 と、出口の方へ向いた時……一人の人影が、階段に見えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『離反者アグラヴェイン』

POW   :    発見:マスターキー
【ショットガン】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    捕獲:バインドスウィング
【鞭】が命中した対象に対し、高威力高命中の【対象に適した拘束具】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    収容:セルフィッシュプリズン
自身からレベルm半径内の無機物を【相手の攻撃を著しく減衰させる鉄格子の牢屋】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ジェット・ラトリオックです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 カツン、カツン……と階段を下りてくる女性。
「UDC組織の手も、ここまで伸びたか……。」
「あ、あなたは?」
 ビュン! と鞭を鳴らし、星野の声を遮る。
「ひっ!」
「……それを持ち出させるわけにはいかない。貴様はここで死ぬんだ。」
 そういうと、女性は星野へ向けて駆け出した。
眼健・一磨
「やらせんよ」
という事で二章以来の参加。
【迷彩】で姿を消しつつ、戦闘初めに〔鬼神招来〕で手駒を増やし、自身も〔降魔化身法〕で真の姿を更に強化。
2つの手裏剣で【先制攻撃】を仕掛け、二体の腱糸傀儡を操り【フェント】で敵の目を惑わし、〔絶望の福音〕で敵の動きを読んで翻弄。
星野に敵攻撃が及びそうなら【盾受け・オーラ防御】で【かばう】
ダメージは【激痛耐性】【力溜め】で堪え、白兵の距離では鋼糸で敵を絡め、サイコガンで【グラップル・零距離射撃】
間にあえば【カウンター】も図り、〔咎力封じ〕で敵UCを封じ、妖刀不知火で【生命力吸収】
連携・アドリブ歓迎。


星群・ヒカル
「ふふふ、これはまた素敵なお姉さんだな、サディスティックなのも嫌いじゃない。だがUDCは残らずおれがシメるものって決まってるんでなッ!」
『星の目』の疼きが最高潮だ、気合い入れていくぞ!

鞭とワイヤー、似たような得物ってのは距離を詰めることができず厄介だな……
ひとまず超宇宙牽引ワイヤーを『ロープワーク』で操り敵の鞭攻撃を捌いていこう
同時にミコさんを戦闘に巻き込まないよう『地形の利用・逃げ足』で徐々に奥まった方へ後退していこう

「きっちりと付いてきてくれてありがとよ!」
おれの背中に壁がつき、敵が追い詰めたと思った瞬間がチャンスだ
星の目から放つ『超宇宙・真眼光波動』で一瞬で焼き飛ばすぞ!

※アドリブ歓迎



「やらせんよ。」
「くっ、貴様!」
 眼健の声と共に飛来する、二つの手裏剣。
 女性が足を止め、その手裏剣を鞭で弾き落とした時には、眼健の姿は見当たらない。
「どこを見ている?」
「そこか!」
 声のする方へ鞭を振るうが、そこにいるのは愛くるしい寸法の戦闘人形で……。
「さ、ミコさんはこっちに!」
「は、はい!」
 その隙に、星群は星野を広間の奥へ誘導するが……いかんせんヒートスーツが重く、星野は走れない。
「に、逃がすか!」
「いいや……逃がさせてもらう。」
 バシ! と星野へ伸びる鞭を腕で絡めとった眼健は、悪鬼の力で人を超える力を得ていたのだった。
 体中に走る激痛を無視しつつ、するりと女性へ近づきいて鋼糸で絡めていく。
「何をするか!?」
「……トドメだ。」
 と、眼健は右腕の義手に仕込まれたサイコガンを突き付け、放つ。
「ぐ!?」
 腹にその衝撃を受けた女性は、そのまま壁へと吹き飛び……。
 壁から染み出す肉が女性をやんわりと受け止めた。
「なん、だと?」
「……ここの防衛機構は、私の制御下にある。」
 眼健はさらにサイコガンで追い打ちをかけるが、染み出した肉を盾とした女性はそのまま星野達へ向かった。

「うわ、来たか!」
 後ろを振り返った星群は、そのまま自分の身を盾にするように女性へと向かった。
 女性も鞭を振り上げながら向かってくる。
「貴様も邪魔をするか!」
「ふふふ、これはまた素敵なお姉さんだな。サディスティックなのも嫌いじゃない。」
 目に星の光を湛えた星群も、超宇宙牽引ワイヤーを伸ばして操り、飛んでくる鞭を弾き飛ばした。
「だが……UDCは残らずおれがシメるものって決まってるんでなッ!」
「ほざくな!」
 鞭とワイヤー、どちらも同じ間合いの武器での攻防が続く。
「そらそら! 俺を倒さなきゃ、ミコさんには近づけねぇぜ!」
「貴様……!」
 と、何度目かの女性の鞭を弾いた時……少し押され気味の星群の背中に、壁が触れた。
「ちっ、ここまでか。」
「ふん、苦しまずに逝かせてやる!」
 女性から鞭が飛ぶ……、
「……そんなわけがあるかよ!」
「な、ぐああああ!」
 その瞬間、目を見開いた星群。
 それは星を写す魔眼であり、その力を湛えた目から強力な魔力光が放たれた。
「きっちりと付いてきてくれてありがとよ!」
「く、くっそ!」
「……追いついたぞ。」
 女性が眩んだ目で声の方を向けば、眼健の操る道化を模した人形が腕を振り被っていた。
「くぅ!?」
 そのまま殴りつけられ、吹き飛んで……サイコガンのエネルギーが、その体を貫いた。

「……あの、終わりました?」
 隅の方に逃げていた星野が声をかけるが、
「いいや、まだだ。」
 相当な傷を負ったはずの女性だが……それでも立ちあがり、星野の側を向く。
 よく見れば、その体は壁から染み出た肉を取り込み、繋がっているように見える。
「……あのお姉さん、むしろ防衛機構そのものなんじゃ?」
「ああ、そうかもしれんな。」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

霧島・絶奈
◆心情
彼女自身も非常に興味深い特性を持っている様ですね
是非サンプルとして回収しておきましょう
人類の更なる進歩の為に…

◆行動
【罠使い】として持ち込んだ「サーメート」を壁などの肉に設置

<真の姿を開放>し『666』を使用
貴女がこの空間そのものだというのならば、私は世界其の物を侵略するのみです

何名かで星野ミコを護衛

其以外の群によって敵を殲滅
【マヒ攻撃】を【二回攻撃】する個の群です
其れは言い換えれば、群による【範囲攻撃】の奔流とも言えます

群れの中でも何名かは【目立たない】様に死角に回り込んだ上で攻撃
寄せては返す漣の如き波状攻撃で【恐怖を与える】としましょう

負傷は【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復


グウェンドリン・グレンジャー
(服が弾け飛び、代わりにバレリーナのチュチュのような虚数物質のドレスを纏う。手と足は黒い鳥のそれへ変化。髪が伸びて大人びた容姿……愛と死の女神モリガンを模した真の姿に)

ミコ、守る。下がって
相手にとって、不足、なし

私も、相手も、至近距離の攻撃、撃ち合いになる……相打ち、上等
攻撃の、タイミング、弾丸の、行先、【第六感】で予測し、可能な限り、回避
喰らった、攻撃……は、【激痛耐性】で、処理

【生命力吸収】【属性攻撃】を乗せた、渾身のRaven's Roar……背から、生やした、クランケヴァッフェの一撃を、お見舞いする
属性は、炎
燃やして、命まで、喰らい尽くして、あげる……!



「ふむ、彼女自身も、非常に興味深い特性を持っている様ですね。」
 床から染み出す肉を取り込み、その姿を元に戻すのを見ていた霧島は、楽しそうに呟く。
「是非サンプルとして回収しておきましょう。人類の更なる進歩の為に……。」
「そう、だね。」
 応えたグウェンドリンがうつむいて腕を広げると、着ていた服がはじけ飛んだ。
 その下から現れたのは、黒い鳥のような手足と、虚数物質でできたチュチュのような服……そして、髪が伸びて大人びた顔をあげる。
「相手にとって、不足、なし。」
「ふふ、あなたの姿も良いですね。美しさと荒々しさが入り混じった、女神のようで。」
 そう微笑んだ霧島の声が、幾重にも木霊する……。
 グウェンドリンが目を向けると、霧島の背後から別の霧島たちが現れた。
「あなた、も、変わっている。」
「ありがとう。さて……来ますよ。」
 起き上がった女性が、その背からショットガンを引き抜いたのが見えた。

「ミコ、守る。下がって。」
「は、はい!」
 間に入ったグウェンドリンの背に隠れ、さらに後ろに下がっていく星野。
 それに追従するように、新たに現れた霧島の数人が壁として立っていた。
「邪魔をするか!」
「もち、ろん。」
 女性がショットガンを構えるのと、グウェンドリンが飛び掛かるのは同時……その銃口が火を放つときには、グウェンドリンの姿は女性のすぐ横にあった。
「全部、喰って、あげる……。」
「ぐ、あああ!」
 すり抜け様、グウェンドリンの腰から生えた黒い翼が女性を撫でる。
 それは羽の1枚1枚が鋭いブレードで、女性の体を引き裂き、傷からは炎が上がる。
「ごちそう、さま。」
「この!」
 女性がショットガンを向けるが、その視界の先には数人の霧島が立っていた。
「貴様も邪魔を!」
「ええ、もちろん。」
 撃ち放たれる散弾に、霧島の一人が吹き飛び消える。
「貴女が、この空間そのものだというのならば……、」
 しかし、周りに立つ霧島は一人ではない。
 それぞれの手に握られた、麻痺毒の塗られた黒剣が女性の身体を切り裂いてゆく。
「こ、この……!」
「……私は、世界其の物を侵略するのみ、です。」
 一人を倒しても、後ろから二人現れ、振り向けば三人に増えている……そして、各々が黒剣を振るう。
 そうして痺れ、恐慌に満ちた顔になった女性が、残った力でショットガンを放つと、
「燃やして、命まで、喰らい尽くして、あげる……!」
「ぐああああ!」
 吹き飛ばされた霧島の間を抜け、グウェンドリンが飛び込み……その黒い翼で女性を引き裂き燃やした。

 床に倒れる女性へ、また肉が染み出す……が、伸び出た肉をテルミットの炎が焼き尽くしていた。
「ぐ、くそ……!」
「それは、読めていました。」
 いつの間にか、焼夷手榴弾を仕掛けていた霧島。
 それでも、女性の身体の傷は内側から塞がれ、立ち上がる。
「まだ、戦う、の?」
「その気のようですね。ですが……、」
 身構えるグウェンドリンに対し、嘲笑うように女性を見る霧島が言葉を紡ぐ。
「再生は防ぎました。あとは……崩壊するまで刻めばいいでしょう。」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

虚偽・うつろぎ
アドリブ連携等ご自由にどぞー

再登場即自爆
敵に認識される前に自爆すべし
敵に見られる前に自爆すべし
訳もわからないうちに自爆で殲滅すべし
敵からしたら攻撃されたことに気づかないうちに
いつの間にか死んでいたくらいを目指し速攻で自爆しよう

自爆による爆発の描写こそが台詞の代わりであり活躍の描写なのである
もはや自爆以外僕には不要なのであるー

技能:捨て身の一撃を用いてのジバクモードによる広範囲自爆
対象は範囲内の敵
1回のみの全力自爆
ほぼ動かない近づかない
自爆で登場&退場なのである

爆発後は消し炭になっているか
どこかに転がってるでしょう
お空もお星さまになってるかもだね


眼健・一磨
散弾羨ましいな。オレも欲しい。
ともかく、この建造物がオブリの本体か。星野が調べてるんだが、壊しちゃって良いんだろうか?
星野の安全を確保した上で〔鬼神招来〕。
自分も真の〔降魔化身法〕で【ロープワーク・誘導弾】で敵を攻撃。
染み出て来た肉は〔十指霊団〕で焼き払う。
基本的な戦術は〔絶望の福音〕で敵の動きを読みつつ、〔鬼神〕と【月虹】で攻撃し続け、染み出た肉を〔十指霊団〕で焼き払っていく。
自分は鬼神と月虹の援護。そして【地形を利用】した星野の安全の保持。
「ガス欠になるまでやろうか。ガスじゃなくて肉だが」
他、アドリブ・連携は歓迎。



「散弾羨ましいな。オレも欲しい。」
 眼健の口から言葉が漏れた。
 内心が漏れていたことに首を振り、
「……ともかく、この建造物がオブリビオンの本体か。星野が調べてるんだが、壊しちゃって良いんだろうか?」
「大丈夫ですよ!」
 後ろから、星野の声が響く。
 眼健が振り返ると、その手に焼け焦げて動きを止めた肉を持った星野がいた。
「これさえ持って帰れれば、大丈夫です!」
「そうか、ならば……。」
 女性の側へ向いた眼健が気を込め、指で印を結ぶ。
 周囲に狐火が浮かび、自身につながる鬼神を呼び出しながら呟く。
「遠慮はいらんな。」

「さ、させるか!」
「見えているさ。」
 鞭が眼健へ飛ぶが、軽く身をよじるだけで避ける。
 そして、鬼神と絡繰り人形の月虹が女性の左右から襲い掛かる。
「俺だけを見ていると、死ぬぞ?」
「く、貴様……ぐあああ!」
 左からは炎をあげる鬼神の、右からは発条の力で風を切る月虹の手。
 それを女性がぎりぎりで避けたかと思えば……さらに周囲を囲んだ狐火に憑りつかれ、燃え上がる。
「……捉えた。」
「ぐ、げふ!」
 さらに眼健は、狐火に紛れ込ませたフックロープを女性に巻き付け、身動きを取れない女性を鬼神と月虹が殴りつける。
「そして……こいつだな。」
 女性の周囲の床から染み出す、肉。
 沸き出すたびに狐火をぶつけ、焼き焦がしていく。
「く、くそ!」
「終わりだ。」
「うむ。」
 返事があったことに目を剥いた眼健だったが、その視線が向いたのは女性の背後。
 『うつろぎ』と読める黒いタールが、今まさに鬼神と月虹が拳を叩き込もうとしている女性の背後に……。
「一爆鏖殺、これが僕の殺戮術!」
 そして、二つの拳が女性に当たったその瞬間、大爆発が起こった。

 爆風が収まり、もうもうと塵が舞う……パラパラと落ちるそれ以外に、音はなかった。
「お、終わったんでしょうか?」
「ああ、おそらく。」
 おずおずと聞いてきた星野に、引き寄せた月虹を見ながら応える眼健。
 至近距離にいながら特に被害がないのを見て取った頃、塵が収まり……。
 そこには、飛び散った肉の中心で、ビクンビクンと震える『うつろぎ』の文字があった。
「あの……あの方も、回収します?」
「……そうだな。」
 星野には、普通の人に見えているのだろう。
 眼健は『ろ』を掴んで持ち上げ、肩に担ぐ。
「それでは、帰るか。」
「はい! そうしましょう!」

 そうして、研究員の星野と共に南極の遺跡から脱出した猟兵達。
「皆さんのおかげで無事に、これだけのサンプルを持って帰ることができます!」
 弾んだ声で星野が礼を言うと、膨らんだバックパックが揺れていた。
 最後にヒートアーマーの頭の部分を外すと、その下から出てきたのは利発そうな日本人らしい顔。
「本当に、ありがとうございます!」
 そう言って礼をすると、簡単に後ろで結んだ髪が揺れていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年09月25日
宿敵 『離反者アグラヴェイン』 を撃破!


挿絵イラスト