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エンパイアウォー㊳~魔王信長魔空城、絶刀怒濤大活劇!

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー #オブリビオン・フォーミュラ #織田信長 #魔軍転生

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 ついにこの時がやってっきたのだ。
 サムライエンパイア世界を脅かしていたオブリビオン・フォーミュラ『織田信長』との決着の時が。

「よう、みんな……」
 どこか昔を懐かしむような、悲しい色をすかして空を見るような、そんな目をしてグリモア猟兵のナンシーはあなたを振り返った。
 ここはグリモアベース。決戦の舞台裏。
 この一月の間にわたって、幕府軍と織田軍の戦いは続き、猟兵(イェーガー)の活躍によって多くの危機を回避し、殆どの敵将を倒していった。
 並み居る敵兵は最終兵力であった信長本隊すらも打ち破り、イェーガーたちはついに城へと突入を果たしていた。
 残るは魔空安土城ただひとつ。
 残るは織田信長ただひとり。
 あなたはそんな現状を知っていてもいいし、知らなくてもいい。
 ただ必要なのは、今こそ最終決戦の時であるという――ただひとつである。
 ナンシーは座っていたワークチェアから立ち上がり、フィンガースナップで指先に赤い炎を燃え上がらせた。
 炎が広がり、光となり、そしてゲートへと変わっていく。
 あなたをテレポートするための……それも大勢をまとめて送り込むための準備であるように、それは見えた。
「現状に思うところは色々あるんだ。
 アレキサンダーに、フェンフェンいってる秀吉。
 闘神の独鈷杵。
 逆賊の十字架。
 大帝の剣。
 メガリス。
 魔空安土城の、あのいでたち。
 けどな、そういうのは……今じゃあなくていい。
 覚えてるか? 知ってるか?
 サムライエンパイアで平和に暮らしてた連中を。
 町の豊かで活気にあふれた営みを。
 奴らはそれを、『終わったもの』で壊しやがった。
 めちゃくちゃにかき乱して、ただ滅ぼすためだけに踏みにじりやがった。
 その元凶にして、悪。織田信長に、いま手が届く。
 俺は奴を許さない。ギャンブル遊びの戯れで何十万っつー明日ある兵士たちの命を奪おうとした奴を許さない。
 今から、奴をぶっ飛ばす!」
 ナンシーのゲートが、大きな扉の形をとる。
「私の準備は出来た。
 おまえはどうだ?」

●織田信長――弥助装
 魔空安土城の中に広がるまか不思議な特殊空間。
 屋内なのか屋外なのかも判別がつかぬ広大なパッチワークめいた空間。
 その一角。無限畳部屋に、甲冑の男が座していた。
 第六天魔王『織田信長』。
 世界滅亡をもくろむ、オブリビオン・フォーミュラである。
「信長、覚悟!」
 突入した兵士たちが刀を構え弓をかまえ、信長へと襲いかかる。
「笑止」
 彼らの攻撃が届くよりもずっと早く、信長は手を翳していた。翳していた時には兵士を炎が包み、信長との間に炎の鎖が発生する。
「憑装・弥助……!」
 片膝を立て、握った鎖を振り回す。
 兵士たちが薙ぎ払われていく。なんとかかいくぐり接近した兵士だが、彼の刀は信長の繰り出した蹴りによって止められていた。
 否。足首から先が肥大化した不気味な鳥に変え、刀を打ち弾いていたのだ。
 それどころではない、弾く衝撃のあまり兵士の上半身を食いちぎり、飲み込んでいく。
「この攻撃を抜けられぬようでは、儂に傷ひとつつけることすら叶わぬぞ!」
 鎖を手放し、足をもとの足袋姿に戻し、腰の刀を抜刀。
 自らの念によって刀身をばらばらに粉砕すると、恐ろしい数の刀にかえて発射した。

 織田信長――彼を倒せるのはもはや、あなたしかいない。


空白革命
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 第六天魔王『織田信長』は必ず先制攻撃します。敵は、猟兵が使用するユーベルコードと同じ能力値(POW、SPD、WIZ)のユーベルコードを、猟兵より先に使用してきます。
 彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
 対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
 対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
====================
※追加規則
 当シナリオにおいては、ユーベルコードをテレポートと同時に発動するなどして信長のユーベルコードに対抗、迎撃してよいものとします。
 ただしユーベルコードが使えるのは一回限りとし、確実な、そしてちゃんとした反撃ができなければ苦戦判定のリスクを負います。P・S・Wの対応ユーベルコードのロジックを確認し、上手にロジックを破って解決してみてください。

====================
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 ボス戦 『第六天魔王『織田信長』弥助装』

POW   :    闘神の独鈷杵による決闘状態
【炎の闘気】が命中した対象を爆破し、更に互いを【炎の鎖】で繋ぐ。
SPD   :    逆賊の十字架による肉体変異
自身の身体部位ひとつを【おぞましく肥大化した不気味な鳥】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    大帝の剣の粉砕によるメガリス破壊効果
自身の装備武器を無数の【大帝の剣型】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。

イラスト:UMEn人

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


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●プレイング受付期間:約15時間
【2019/08/27 19:30】から
【2019/08/28 12:00】まで
※期間外のプレイングは採用優先度が下がることがあります

●受付人数制限:無限!!!
 思い立ったが吉日。いますぐ『プレイングを書く』を押して信長へ挑もう!

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神元・眞白
【SPD/割と自由に】
こんにちわ大魔王。違いました?そう呼ばれてるってどこかで聞きましたが。
おしゃれな鎧。壊れるのが勿体ないぐらい。……素直には行かない、と。
それならやる事をお互いに。勿体ない出会いなのだけれど。

相手は格上、尚且つ先んじての動き。
見慣れないものを見てもらってちょっとゆっくりしてもらおう。
数が向かってくるし符雨、まずは閃光弾。攻撃は受けを意識。
とは言っても素直に受けたくないし、忍者の様に変装させた丸太でも持っていこう。空蝉の術?

マカブルはぎりぎりまで相殺せずに引き付けて。焦りは禁物。
演技は丁寧に。必要なのは度量とフェイントのタイミング。
符雨、私の陰で待機を。合図があれば躊躇なく。


花月・椿
【POW】
武器:赤手『燎原の火』
UC:灰燼拳

さぁさぁさぁっ!最後の決戦ですよ信長公っ!この世を再び去る前に私と戦の華、一騎討ちなんてどうですか?!

先制対策
炎の闘気の爆発は【火炎耐性】【武器受け】【気合】【覚悟】で右手の赤手で真正面から受け止めますっ!ただでさえ炎使いである私に、ナンシーさんの予知で事前に来ると分かっているならその程度、耐えることもたやすいですっ!

炎の鎖だって【火炎耐性】のある私にはただの鎖です、【怪力】で逆に引っ張ってやりますっ!
今度はこちらの番です、【ダッシュ】で懐に入りその顔に全力の『灰燼拳』を叩きこんでやりますっ!
『覚悟はいいですか?!、私の拳で骸の海に送ってあげます!』


雷田・水果
アドリブ・連携歓迎
【雷田姉妹】
【SPD】
人派ドラゴニアンの水果は、武器【アリスランス】を想像力でレベルの二乗mまで射程範囲のガンランスに進化させ、相手のユーベルコードの射程外である上空から城に狙いを定める。

「アリスダンス」
ユーベルコード「Alice Dance(アリスダンス)」を発動。
ガンランスに進化させた【アリスランス】をレベル×1個複製して【城の破壊】を試みる。

「城に穴をあけます」


雷田・龍子
アドリブ・連携歓迎
【雷田姉妹】
【WIZ】
「わざわざ相手の得意とする場所に乗り込む必要はないんですよ」
人派ドラゴニアンの龍子は、相手のユーベルコードの射程外である上空から、アプリで機能追加された望遠眼鏡で城に狙いを定める。

「弩螺魂砲!」
ユーベルコード「ドラゴンガン」を発動。
レベルの二乗mまで届くレベル×1本の雷で……、

●水果が穴あけに成功した場合
織田信長の【スナイパー】狙撃を試みる。

●水果が穴あけに失敗した場合
【城の破壊】および織田信長の【スナイパー】狙撃を試みる。
【城の破壊】さえ出来れば、狙撃が外れてもこちらに有利な地形効果があるはずだ。

「空を制する者が戦を制する」


ユーフィ・バウム
第六天魔王を殴って、大団円ですね!
【覚悟】と【勇気】をもって臨みます

初撃の炎の闘気は【見切り】、致命を避けて
【火炎耐性】のある体に【オーラ防御】をフル動員し耐える。
口から悲鳴が漏れてもけして心は折れません
決闘状態となれば、私にとっても得意の間合い。負けない!

天性の【野生の勘】に培った【戦闘知識】をフル動員、
信長の一撃を【カウンター】に取り拳を叩き込む
避けて殴ることができないなら、【捨て身の一撃】、
片腕を犠牲にしてでも、【鎧砕き】の拳を入れてみせる

揺るがせることができたなら、【力溜め】【怪力】を生かした
《トランスクラッシュ》です。
オーラをめいっぱい込めたヒップアタックをぶつけます!
どうですかー!


信楽・黒鴉
一度でいいから、アレに触ってみたかったんですよ。
こんな時でもないと、試せませんしねえ……。
っていうか、もう……パクっちゃってもいいんじゃないかな! 刀剣収集家的に考えて。
あ、ただ持っていくのは申し訳ないので、代わりと言っては何ですが僕の脇差を差し上げます。……あわよくば死ねい!

炎の闘気に籠もる【殺気】から軌跡を【見切り】、【武器受け】で切り払い、闘気そのものを【迷彩】に姿を紛らわせ接近。秘剣・借刀殺人を発動、【カウンター】で放つ【盗み攻撃】。目当ては信長の刀、へし切長谷部。その切れ味を【鎧無視攻撃】にて存分に試す。
離れ際に脇差を投げ付け【暗殺】の要領。よかったらそれを使ってくださいね、信長公。



 どこまで続くのかもわからないような畳敷きの空間に、両開きの門が現われた。
 炎にも似たそれをくぐって現われる、年端もいかぬひとりの乙女。
 赤椿と金胡蝶の髪飾りと、よく磨かれた黒尖晶めいた角。
 そして、長い長い黒髪。
 信長はその様子を見て、口の片端で一瞬だけ笑った。
「貴様が儂に差し向けられた猟兵か。たった一人ではないか」
「いやいや、信長公」
 乙女は――花月・椿はにっこりと笑って手を翳した。
 燃え上がる炎が右腕にまとわりつき、紅蓮の『赤手』へと変わる。
「ここは最後の決戦場。跡形も無く滅び去るより、華々しい一騎打ちを楽しむのはどうですか?」
 女学生が放課後の寄り道を誘うかのように、嬉しそうに述べる椿。
 信長はそこへきてやっと、顔すべてで笑った。
「なるほど――貴様も『狂い』か」
 よかろう。と、述べる暇も無い。
 翳した手が巨大な炎を生み出し、椿をたちまち取り込んでいく。
 椿は避けも、ましてや退きもしなかった。
 赤手を突き出すように翳し、信長めがけてまっすぐに突っ込んでいく。
 信長の炎によって焼けたのは、彼女の服の裾と髪の先端のみ。
 残る全てが、それこそ燃え上がる炎のごとき猛烈さで信長へと迫る。
 生まれた炎の鎖をたぐって掴み、右腕を――もとい赤手を大きく振りかざす。
「骸の海に沈む覚悟はいいですか!?」
「死ぬ覚悟なら、とうの昔に済ませたわ!」
 信長の拳が、椿の拳が、真正面からぶつかり合う。
「私の拳で送ってあげます! 二度と浮かばぬ海の底へ!」
 力は互角。
 炎だけが、無限畳の間をなめるように広がっていく。
「げに、愉快……! やはり戦場はこうではくてはな!」
 炎の中で笑う信長に、二体のドールが襲いかかった。
 ナイフを逆手に握った黒髪メイドと、拳銃と札を繰り出す金髪メイドの二人(体)組である。
 完全なる不意打ち――かに見えた襲撃はしかし、なにもない炎を切り裂いたのみ。
 まるで瞬間移動かのような速度で金髪メイドの後方に現われた信長は、片手式火縄銃をあろうことか連射し、メイドたちをうちはらってしまった。
「絡繰人形か……貴様の従者だな?」
 そう言って、背後へと振り返る信長。
「おや、わかりますか? こんにちは魔王様。おしゃれな鎧ですね」
 人形よりも人形めいた、銀色の神に陶磁器のような白い肌。
 ろくに表情を変えること無く、神元・眞白は目元にかかった髪を軽くかき上げた。
「今から壊すのが勿体ないくらいに」
「たわけ。壊れるのは貴様の方であろうに」
 完全に振り向く――よりも早く、信長は眞白のすぐ眼前へと迫っていた。
 瞬きすら許さない、それでも追いつけない速度で距離を詰め、そして眞白の額に左手を翳す。
 手はみるみる肥大化し、巨大な不気味な鳥へと変化していた。
 驚きも、恐怖すらも見せぬ人形のような表情で見上げる眞白。
 眞白はそのまま身じろぎすらせず、巨大な鳥の口の中へと一秒たらずで飲み込まれた。
「おっとお!?」
 あまりに無防備に飲み込まれたために椿が驚きと共に振り返った――が、それは仲間の危機に驚いたがゆえではない。
「これは……」
 自らの傷を癒やすべく、信長が左腕を元に戻そうとしたその時。
 腕を内側から食い破って金髪メイドの人形『符雨』が飛び出した。
 符雨の腕は鳥の形に変じており、もう一方の手で治癒した眞白を引っ張り出していた。
「鷲の技を絡繰人形で盗んだか……!」
 肘から先が水風船のようにはじけ、赤い血が畳へと広がっていく。
 だが片腕を失った程度で隙を見せるようでは第六天魔王などとは呼ばれまい。信長は自らの血をそのまま炎に変えると、あたり一面をたちまち火の海に変えてしまった。
 防御姿勢をとりながら飛び退く眞白たち。
 ――の一方で。
「第六天魔王を殴って、大団円ですね!」
「そのついでにあの剣パクれませんかねえ! なーん、て!」
 炎の中を泳ぐように、金色のオーラを纏った腕でかき分けて進むユーフィ・バウム。
 常人であれば数秒とたたずに焼け死んでいそうなものだが、ユーフィの健康的な肌は焼き色ひとつつけることはない。
 彼女を覆うオーラが炎を波のように受け流しているからだ。
 そんなユーフィに迫る炎の鎖。
「そこです!」
 軌道を見切った黒鴉が、抜いた刀で鎖を受けた。
 ぬらりと刀身を走る怪しい光。
 と同時に、黒鴉はもてる刀を全て取り出し一瞬で五つの閃きを生み出した。
 空気ごと切り裂かれ、炎が払われていく。
 払われていく……が、彼の姿はもうそこになかった。
 かわりに自由になったユーフィが突撃。
「鍛えに鍛えたわたしの肉体! どうですか!」
 ダッシュからの跳躍、回転。磨き抜かれ練習に練習を重ね必殺の域に達した、ユーフィのヒップアタックが信長へと繰り出される。
 直撃を、うけるわけはいかない。
 一見小柄な少女がぴょんととびついただけのように見えるかも知れないが、常人が受ければ野球のバッティングのごとく飛んでいくことは必至である。さもなくば上半身がなくなるかだ。
 それを歴戦の勘で察した信長は無事な右腕を翳すことで防御。
 なんとか攻撃を受けきった。
 受けきったが、しかし。
「へし切長谷部、お借りしますよ」
 懐にいつのまにか忍び寄っていた黒鴉が、信長の腰の刀を逆手に抜刀。
 そのまま信長の腹へと突き刺した。
「ぐうっ……!」
 これには信長も歯を食いしばり、そして踏ん張りの利かなくなった信長は、ユーフィのアタックによって吹き飛んでいった。
 衝撃で抜けた刀をくるりと回し、刀身を見つめる黒鴉。
「やっぱいい刀だ。パクっちゃ悪いかな、いいかな、どうかな?」

 一方その頃、城上空。
 ドラゴニアンの力で浮遊していた雷田・水果と雷田・龍子が、それぞれ城を見下ろしていた。
「わざわざ相手の得意とする場所に乗り込む必要はないんですよ」
 龍子はスマートフォンのアプリをタップすると眼鏡の望遠機能をアクティブ。
 頭上を飛んでいたドラゴネット(ドラゴン)がガンランス形態へ変身し、龍子の腕に握られた。
「そういうことです。城ごと……とは行かずとも、これで城に穴をあけます」
 水果は腰に下げていた鞭を開放すると、空間を払うように素早く振った。
 切り裂かれた空間から無数のアリスランスが飛び出し、水果の周囲に展開。
 そのすべてが城を狙うようにセットされる。
「Alice Dance」
「弩螺魂砲!」
 無数のアリスランスが発射され、城の壁へと突き刺さっていく。
 一本では壊れない。二本や三本でもだ。しかし何十本と打ち込んだなら――と水果が目を細めた、その時。
 ズドンと音をたてて信長が城の外へと飛び出してきた。
「まさか向こうから来るとは」
 龍子はこれ幸いとドラゴンガンを発射。
 激しい雷が束になり、信長へと迫った。
「――」
 が、しかし。
 信長は龍子のドラゴンガンを空中で回避。
 背を巨大な鳥のそれに変え、力強く飛行していた。
「おや、これはまずい」
 素早くサンダーブレードを呼び出し装着。
 龍子は水果に退くよう呼びかけたが――。
「逃がさぬ」
 信長は無数の剣を出現させ、水果へと発射。
 水果は鞭を払って飛来する剣を弾き始めた。
 一方で龍子は打ち込んだ雷のエネルギーを爆発させ、信長の飛行する空域そのものを巨大な雷のネットへと変えた。
「雷の竜か、死ぬ前に見るには縁起がいい」
 豪速で迫る信長。
 龍子は翼を広げて緊急離脱。
 追いついてくる信長の剣をサンダーブレードで打ち払いながら距離を取り始めた。
 数本の刀が龍子や水果に刺さる……が。
「ようやく、効き始めましたね」
 龍子の広げた雷のネット。それを突き抜けた信長に帯電していたエネルギーが暴れ出し、彼の翼を麻痺させた。
「――!」
 まずい、と叫ぶ余裕もなく転落を始める信長。
 水果が崩れた壁の中から回収したアリスランスで、信長を肩から貫いた。
 今度こそ直撃を受け、信長は先程できた穴から城の中へと転がり込んでいく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

彩波・いちご
さて、いよいよ決戦ですね
かの織田信長と戦えるのは光栄ですが、いつまでも感慨に耽ってはいられません
ここで決着つけさせてもらいますっ!

といいつつ【異界の侵食】で召喚したスライムを私そっくりに擬態させて囮に送り込みます
(私自身は目立たぬよう隠れて待機です)
独鈷杵の炎の闘気でスライムのデコイは叩き潰されるでしょうけど、そこからがスライムの本領発揮!
スライムは闘気を喰らって爆発的に増殖!崩れた体が繋がった炎の鎖を喰らいながら信長に近付き取り憑きまとわりついて、そのまま溶かし喰らってあげますっ!
なんならスライムのおかわりも召喚しますよっ!


フェリクス・フォルクエイン
エミリアに騎乗。
「行きますよ、信長覚悟っ!」
突撃をかけるように見せかけ先制攻撃を誘い、残像を纏いフェイントをかけ進行方向を急に変えることで炎の闘気の放たれる方向をそらし第六感も頼りに見切って回避を狙います
「当たらなければ鎖は無意味ですからね」
避けれなければオーラと武器で防御、ダメージ軽減を
闘気を凌げれば腰の二剣を抜いて二刀流で斬りかかります
「レッツ・パーリィ! って何やらせるんですか!」
「そちらは一刀、一振りの刀で僕達の人馬一体どこまでしのげるか見せてもらいますよ」
「エミリア!」
エミリアの馬蹄による踏みつけと二つの剣の片方を囮にもう一方で斬撃を見舞い、連続斬りに繋げUCへ


花盛・乙女
戦国の覇者と名高き信長公の剣。
それを味見出来ると聞いて疼かぬ剣士などいない。
花盛乙女、いざ尋常に!

絶対先制を取られるならば捌くまで。
畳があるならば私の「怪力」に物を言わせる。
満身の力を込めて畳を叩き、周囲何畳もを跳ねさせて爆発の盾とする。
畳返しというやつだ。有効かは分からんがな!

凌げれば中空舞う畳に目掛け「ジャンプ」、更にその畳を足場に「ジャンプ」
様々な奇策を弄したてもこのような光景はついぞ見た事はあるまい。
隙を見出せば一息に信長公の剣を味わわせてもらおう。
飛び跳ね、鍔迫り、我が二刀が僅かでも届けば私の間合い。

喰らうがいい。魔王も戦く羅刹女の拳骨だ。
貴様の頭蓋も底抜けの盃にしてくれようぞ!


三上・チモシー
男なのに戦場にこんな格好で失礼
ふざけて無いよ

現場に到着と同時に床に拳をぶつけ叩き割る
割れた床板を剥がし、即席の盾にすることで闘気と爆破の直撃を防ぐ
まぁ、防ぎきれるなんて思って無いけど
爆破のダメージを少しでも減らせれば充分
熱は【火炎耐性】で耐える
耐えるったら耐える
鉄瓶に直火には日常茶飯事だもの
これくらい熱くない!
鎖はあえて繋ぎ、思いっきり引っ張って敵のバランスを崩しつつこちらの間合いに引き込む

数珠を握り殴りかかる、と見せかけて、逆の手に持った鉄瓶から【熱湯注意】でお湯を浴びせる
少しでも怯んだなら、今度こそ殴る!
【怪力】を込めた【鎧砕き】の一撃を【気合い】と共に叩き込む!そぉい!



 崩壊した壁の穴から城内へと転がり込む織田信長。しかし彼の肉体は既に治癒しており、どころか城の壁すらも元通りにふさがっていた。
 元に戻っていないものがあるとするなら、無限のように広がる畳部屋が炎にまかれていることだけだろうか。
 そんな炎を振り払うように、ひとりの美少女……もとい、少年彩波・いちごが姿を現わした。
 髪に紛れた青い毛皮の獣耳を立て、魔法の杖を手に取った。
「織田信長、ここで決着をつけさせてもらいますっ!」
 杖をキラキラと光らせ、信長めがけて突撃するいちご。
 数畳を一瞬で駆け抜ける速度に信長は目を見張る。
「速い――が」
 いちごの杖が信長の心臓部を突こうとしたその時には、先んじて信長の剣がいちごの杖を打ち払っていた。
 衝撃に体勢ごと崩されそうになったいちごは転がることで反撃を回避。斜めに飛んで再び炎の中へ飛び込んだ。
 畳と天井を蹴る音が続き、今度は天井側から斜めに飛んでくる。
「軌道を変えたところで、無駄!」
 炎のオーラが飛び、相手を包む。さらには鎖が巻き付き、信長の左手がしっかりと鎖を握り込んだ。
 逃げられぬように鎖を引き、刀を払う。
 身体を上下真っ二つに切り裂いて……そして、異常を察した。
 信長が斬ったのは、紫色のゲル状物体であり、決していちご本体ではなかったということにだ。
「デコイだと」
 切り裂かれた、もとい上下に分離しただけのゲル状物体は信長の鎧に張り付いてじわじわと溶解を開始。
「いい湯加減でしょう。おかわりはいりますか!?」
 炎の中から追って飛び出してきたいちごが、今度は触手を放って信長の腕へと絡めていく。
「アリカさん!」
 幼生ドラゴンがくわえて持ってきたシンフォニックデバイスをキャッチ。
 触手をたぐる勢いで跳躍し、いちごはサイキックフィールドを纏って信長を蹴りつけた。
「この儂を謀るとは……狐!」
 防御しきれずに蹴り飛ばされる信長。
 彼に連動したかのように畳と天井が崩れ、大量の畳が上下左右の区別無く宙に浮かぶ足場へと、そして全ての天井がばらばらに砕け散っていく。
 どこが壁か天井かも分からないような、そしてどこまで広がっているのかも分からなくなるようなうぞうごぞと切り替わり続ける特殊空間にて――。
「花盛乙女、いざ尋常に!」
 炎のゲートを突き抜けて乙女が信長へと斬りかかった。
 中空抜刀。
 なまくらと見まがうほどの醜い刀だが、信長にはその真価が見えていた。
「ぐう……!」
 信長もまた握っていた剣を振り、乙女の剣を打ち払う。
 反動。火花をひいて、信長の頭上へとはねる乙女。
 宙返りをかけるその一瞬で、刀にさげた鈴が――りん、と静かに遠く鳴った。
 鈴がなりはじめ、鳴り終わるまでの、短く永い時間の中で、乙女と信長は互いに空中で上下反転した状態のまま次の一手を読んだ。
 まるで将棋を何十手先まで読むように、複雑怪奇に分岐する可能性を一瞬の中で巡らせる。
 極悪刀・黒椿に加え小太刀・乙女を抜く乙女。投入された要素に分岐は更に増え、互いが大きく目を見開く。
「オオオ……!」
 斬撃、交差、八十八辻。
 常人では目視すらできないほどの速度で交わされた剣戟が……鈴が鳴り止むまでの間に行なわれた。
 しかして、読み合いに勝利したのは。
「――」
 ばきんと砕ける信長の肩鎧。
 一方で乙女の脇腹と左腕が切り裂かれ爆発し、激しく血が吹き上がる。
 信長の剣には、炎のオーラがのぼっていた。
「刀の勝負は、儂が読み勝ったようだな」
「いかにも」
 まるで脱力したかのように、乙女は両手から刀を手放した。
 手放して、右手を強く握り込む。
「『ここまで』読んだ私の勝ちだ!」
 間合いは既に剣の間合いではない。
 拳の間合い。
 乙女の拳が、信長の顔面へと直撃する。
「貴様の頭蓋も底抜けの盃にしてくれようぞ!」
 もし信長の視界を共有できたなら、激しく回転する複雑怪奇な風景が見えたことだろう。
 身体ごとねじ切られてしまうかと思うような衝撃と回転。
 そのなかで。
「なんという、一途な念……!」
 信長は歯噛みし、そして乙女にくくりつけていた鎖を引く。
 強引なブレーキである。
 衝撃を打ち消し、宙に浮いた畳みの一つへと着地。
 そんな彼を狙うように、背後はるか百メートル先でゲートが開いた。
「いきますよ、エミリア!」
 靡く緑髪。
 揺れる黄色いリボン。
 跨がったペガサスの翼が大きく羽ばたき、空を蹴けるように信長めがけて走り出す。
「織田信長、覚悟!」
「全く底のつきぬ兵力よ。かの時代にこれだけの兵があればどれだけ……」
 信長は引きつるように顔半分だけで笑い、振り向きざまに炎のオーラを発射した。
 球状のオーラが飛ぶ。
 直撃、爆発――かに思われたその時。
「エミリア、今です!」
 ペガサスはフェリクスそっくりのサキュバス体へ変化し、互いの手足を蹴るようにして左右に急速離脱。
 フェリクスは着地した畳みを更に蹴り、青紫の残像を引いて信長へと迫った。
 爆発を背に、かかる影。
 信長は『げに愉快』と呟いて、刀を握り込んだ。
 ターンして戻ってきたエミリアが再びペガサス体へと変化。フェリクスを跨がらせ、急加速。
 振り込むタイミングを見誤った信長に、フェリクスはエミリアの勢いを乗せた二本の剣――『誓いの剣』と『裁きの剣』をふたつ同時に叩き付けた。
 白銀の光が膨らみ、信長を派手に吹き飛ばす。
 回転しながら飛んだ信長は浮いた畳みにぶつかり、そして銀色の爆発に包まれた。
 こんどこそやったか。
 そうフェリクスが目を見張った時。爆発の中から鎧を脱いだ信長が現われた。
 拳に炎のオーラを纏い、また足から放ったオーラを推進力にし、ミサイルのごとき機動で迫る。
 そんな信長との間に割り込むようにゲートが発生。
「チモシー参上!」
 右手の拳にパステルカラーの可愛らしい数珠をまき、左手の拳にピンクゴールドのガーリーな三鈷剣を握り込み、可愛らしい和服にスパッツ姿の三上・チモシーが、ゲートを抜けて飛び出してくる。
「こんな格好で失礼。アンド、パンチ!」
「笑止!」
 信長の炎を纏っていないほうの拳がぶつかりチモシーははじき飛ばされた。
 回転しながら飛び、畳のひとつへと着地。
 信長は軌道を変えてチモシーへの追撃をはかるが、そこへ居合わせた乙女がチモシーへとアイコンタクト。
「畳といえばだ。合わせろ」
「まかして!」
 チモシーと乙女が同時に近くの畳を殴りつけ強制回転。
 信長の放った拳のオーラが畳みにぶつかり、爆発を起こした。
 チモシーを巻き込んだのか? この角度からはよく見えない。
 が、結果を裏付けるかのようにチモシーが爆発を抜けて飛び出してきた。
「心頭滅却すれば鉄瓶は熱くない! あれ、なんかちがうかも!? ちがわない?」
 途中でキュッと妖力ブレーキをかけるチモシー。
 どこからともなく鉄瓶を取り出すと、眉間に皺を寄せた信長めがけて猛烈な勢いで熱湯を拭きかけた。
 たかが熱湯と侮るなかれ。その勢いたるや放水車の数十倍。
 信長はものの見事に吹き飛ばされ、無限に広いように見えていた空間はたちまち巨大温泉のごとく湯に満たされた。
 湯の上に浮いた畳へと這い上がり、顔をぬぐう信長。
「愉快、げに愉快であるぞ……! 四人の乙女がこうも儂を翻弄するとはな!」
「「乙女じゃないです!」」
「いや私は乙女だが。名も体(てい)も」
「えっチモシーもさ?」
 ある意味マイペースな猟兵たちにくつくつと笑う信長。
「よかろう、興が乗った。そして場面にも飽きたところ――転換せよ、無限の間!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ラプラス・ノーマ
ナンシー
君のオーダー、承った
行ってくる
拳を合わせて炎のゲートをくぐる

開幕、己の四肢が爆発するのを感じる
だから?それがどうした!
ほら、繋いだな?
もう逃がさねぇ
手が灼けるのも構わず鎖を握って手繰る
嗚呼、神様ってこんな時どう言う顔すんのかな
カミサマは凶悪に嗤う

貴様は人々の平穏を踏みにじった
それだけでなく、既に終わった物語をこじ開けて弄びやがった
大事で大切な思い出をぶち壊しやがった
万死に値する
否、死すら生温い
存在ごと消す
何も残さない
消えろ


ごめん、みんな
後頼むわ〜

送ってくれた彼女の心、これで救いたいけど
……さすがに傲慢だな


霧島・絶奈
◆心情
『永遠の過去』も悪くありませんが…
それ以上に、其の『永遠』を積み重ねた先の未来を見てみたい
其は生命にだけ許された特権ですので…

◆行動
転移前に【オーラ防御】を展開

転移時に『DIABOLOS LANCER=Replica』に【範囲攻撃】の力を込め【二回攻撃】
一撃目は自分や味方の足元に打ち込み強化
続く二撃目に【マヒ攻撃】を追加
本命の攻撃手段として運用

仮に一撃目しか発動出来なくとも、十分です
私は一人で戦っているわけではありません
これは生命の輝きを賛美する祝福…味方を増強して活かす力です

敵の攻撃は、【オーラ防御】に強化効果を重ね、防御能力を高めた上で、強化効果範囲内で回避
負傷は【生命力吸収】で回復


館野・敬輔
【SPD】
アドリブ連携大歓迎!

テレポートと同時に【絶望の福音】発動
左の赤目で10秒先を先読み

「地形の把握、戦闘知識」で周囲の空間の様子を把握
【絶望の福音】で未来予測(情報収集)し
不気味な鳥を避けて信長の背後に回り込むための最適経路を割り出したら「ダッシュ」
攻撃を受けそうになったら「第六感」で察知し、走る速度を上げて「見切り、残像」で残像を生み出しそれを囮に回避

接近後は信長の剛鎧を叩き割ってみようか
「目立たない」ように信長の背後から接近し
「先制攻撃、2回攻撃、怪力、鎧砕き」で剛鎧の弱そうな箇所を徹底的に狙い、黒剣を振るう
少しでも砕ければそれでよし

この世ならざる存在、織田信長
ここで果てろ!


メンカル・プルモーサ
……最後の大一番……ここでしくじる訳にもいかないね……
…転送と同時に足下に瓶を叩き付けて煙幕を張る…そして、視界を切っている間に心理隠密術式【シュレディンガー】を発動…姿を隠す…
●大帝の剣の粉砕によるメガリス破壊効果は対象を「指定」する必要がある…
見えない・認識できないのであれば指定は難しい…まあ、全周囲を指定、と言う方法はあるだろうけど…
花びらの密度は下がるのでそこは障壁を張って凌ぐよ…透明化ではないので傷を負っても簡単には見つからない…
…認識を誤魔化しつつ時間を稼いで重奏強化術式【エコー】からの【尽きる事なき暴食の大火】を発動…花びらを燃料としつつ勢いを増した白い炎を信長へとぶつけるよ……


祇条・結月
……やっぱり、戦いは慣れないや
それでも。オブリビオンが戦乱を起こして、誰かの居場所を焼くなんて見過ごしたくない
できることをするよ

転移直後から≪鍵ノ悪魔≫を降ろして信長へ突っ込む
僕は強くないから
いざとなれば攻撃は避けきれなくとも最初から相打ち【覚悟】に見える気迫で迫る
【見切り】と【第六感】を信じて信長の鳥の頭と交錯する……

……この動き自体が【フェイント】
UCの力で信長の一撃は透過して躱して
さっきから伺っていた信長の動きを細くしてすれ違いざまに銀の糸を【ロープワーク】で絡ませて動きを封じて、咎人の鍵で攻撃
他の猟兵と共闘してるなら、この糸は絶対、離さない……!


テルプ・ステップアップ
pow対応
うぃっす!(挨拶)
他の人を攻撃するより僕と踊ろうよ!
えーと?チョビヒゲさん!

皆は一旦距離とってね💫

ようこそ僕のステージへ♪
君の炎にも負けない僕の爆発を一緒に体感だー!

誘惑11で誘って鼓舞11で皆に協力してもらう
一旦他の方が攻撃した後で信長が攻撃に攻撃に転じた時に正面に現れて
パーフェクト・レヴェランスで防御。
オーラ防御4、時間稼ぎ3で持ちこたえる
初撃か再攻撃の際に予め地面に隠した大量の電脳機雷を連鎖爆破。
自分を含めての自爆技を行う。
※アドリブ・他の方との連携歓迎



「君のオーダー、承った。行ってくる……」
 『彼女』と拳を力強く打ち合わせ、ラプラス・ノーマは炎のゲートをくぐり抜けた。
 途端、吹き付ける風。
 潮の香り。
 突き抜ける青空と太陽。
 屋内であるにも関わらず、そこはまるで大海の真ん中であるかのようだった。
「ここは……魔空城のなか、だよねえ」
「いかにも」
 爆発と間違うような轟音をたて、海が二つに割れ、底より巨大な鉄甲船が出現した。
 全てを漆黒に塗り染めた大館のごとき船に大砲が伸び、その頂点に、織田信長は仁王立ちをしていた。
 既に二本の剣を左右の手それぞれに握り、炎のオーラが刀身を、そして彼の全身を覆っている。
 さらには胸から異形の鳥が首を伸ばし、背には炎をまとった巨大な翼がはえていた。
「そして、貴様の地獄となろう」
 信長が刀を一本振り上げただけで、炎を纏った無数の刀が上空へと出現する。
 これまで『大帝の剣』と名付けられた、または同一視されたあらゆる世界のあらゆる神剣が、いま信長の支配下にあるのだ。
「儂はここで滅びるだろう。だがそれは貴様たちを道連れにしてのこと。
 未来をことごとく破壊し、世界は『永遠の過去』に沈むのだ」
「それもそれで悪くはありませんけれど、ね」
 次々と開くゲート。
 そのひとつから、銀髪の女が姿を見せた。
「それ以上に、其の『永遠』を積み重ねた先の未来を見てみたい。
 それこそが生きとし生けるものの特権、ですので」
 人呼んで蒼白き第四の騎士。時と場所と世界を超えて存在する、大いなる『歪み』の概念。霧島・絶奈である。
 絶奈は天空を指さすと、ここではないどこかへ。あるはずのない外宇宙へと呼びかけた。
「『今此処に顕れ出でよ、生命の根源にして我が原点の至宝。かつて何処かの世界で在り得た可能性。銀の雨の物語が紡ぐ生命賛歌の力よ』――DIABOLOS LANCER=Replica!」
 時空を穿ち降り落ちた巨大な槍状物体が大海を貫くように突き刺さり、その場にいる仲間たち全員に美しい銀色の雨を降らせた。
「これは……宇宙創造の槍、ですか」
 ゲートを潜り現われた館野・敬輔。
 黒い鎧に身を包んだ彼は、鞘からすらりと剣を抜いた。
 まるで都会で見上げる夜空のように黒く沈んだ鋼の色が、敬輔の表情を断片的に映し出す。
「……たすかるよ……最後の大一番……ここでしくじる訳にもいかないね……」
 大きな月の杖を抱え、ゲートから飛び降りるように現われるメンカル・プルモーサ。
 ややずれた眼鏡の位置を親指でつくようになおすと、奇妙な瓶を自分の足下へと叩き付けた。
 立ち上る煙が彼女の姿を徐々にうつろに変えていく。認識阻害型の迷彩術式が発動しているようだ。
 その一方で、ゲートを潜ってきょろきょろとあたりを見回す祇条・結月。
「……火薬と血のにおい。やっぱり慣れないや」
 できることなら、こんな場所にいないほうがいい。血を流さなくちゃいけない世界も、誰かが死ななくちゃ回らない世界も、本当なら避けて通りたいくらいだ。
 けれど。
 だから。
 だからこそ。
「オブリビオンが戦乱を起こして、誰かの居場所を焼くなんてこと、見過ごしたくない」
「つまり気持ちはみんないっしょ、ってことでいいのかな?」
 ゲートからぴょんと飛び出したテルプ・ステップアップが、片足立ちでバレエめいたポーズをとってみせた。
 その姿勢のまま信長に手を翳す。
「うぃっすチョビヒゲさん! 戦うより踊ろうよ、僕と!」
「フン」
 振り上げていた剣を、テルプたちめがけて振り下ろす。
「戦に勝る悦楽などないわ!」
 炎を纏った無数の剣が飛ぶ。
 その殆どが。
「だから?」
 散歩でもするような気軽さで割り込んだラプラスが、自らの肉体によって受け止めた。
 剣が次々と突き刺さり、彼女の肉体を貫いていく。
 血も出ないほどに圧迫された状態で、しかしまだ倒れない。
 絶奈の呼び出したディアボロスランサー・レプリカが彼女を重症状態で留めているのだ。
 ぴ、と指をさす絶奈。
「これは生命の輝きを賛美する祝福。味方を増強して活かす力……個ではなく、『群』の力。兵士を見捨て部下を道具として憑依させたあなたには、使えない力です」
「小癪なことを――」
 飛び退いて距離をとろうとする信長。
 だがしかし、信長から自動的に伸びた炎の鎖がラプラスへと巻き付いていく。
「繋いだな? もう、逃がさねえ」
 自らに刺さった剣の一本を抜き、自分の足と地面を縫い付けるように突き立てる。
 そして、血を吐きながらあえて陽気に笑って見せた。
「貴様は人々の平穏を踏みにじった。
 それだけでなく、既に終わった物語をこじ開けて弄びやがった。
 大事で大切な思い出をぶち壊しやがった。
 万死に値する。
 否、死すら生温い。
 存在ごと消す。
 何も残さない。
 ここで消えろ」
 危険を察した信長が鎖を手放そうとする――が、ラプラスの放ったダガーが信長の身体と鎖を縫うように突き刺さっていく。
「ぐ……っ!」
 飛び退くことを封じられた。
 どころか、鎖を強引に引いた敬輔と結月によって信長は距離を詰められた。
 退くは失策。ならば、自ら向かうほかない。
「この第六天魔王織田信長! 三つのメガリスの力を憑依させた儂に、『たかが一人の猟兵ごとき』が直接挑もうなどと……!」
「うん……たしかに、そうだよ」
 結月は片目を覆うように手を翳した。
「僕は決して、強くなんてない。だけど、それでも」
 『だけど、それでも』。幾多の世界、幾多の歴史、幾多の文明の中で人間が世界を変えてきた力の言葉である。
 全員が不可能を可能にしたわけではない。けれど、それでも。
「この糸は絶対、離さない……!」
 空間距離ごと『アンロック』して信長に直接絡みついた銀の糸。
 それが結月の全身にも絡みつき、引き合うように飛びかかる。
 握った鍵が変形し、剣の形へと変わっていく。
 信長の剣と激突。
 炎が結月を包んでいく。
 が、その直後に信長の両肩が変化し、新しい遺業の鳥が生成された。
 二つの首が結月へ伸び、彼の腕や首を食いちぎろうとくちばしを開く。
 だがそれは。
「――もう、十秒前に看た」
 すぱん、と鳥の首が切り落とされていく。
 敬輔の放つ黒剣が、複雑な変形と機動をもってタイミング良くカウンターを仕掛けたのだ。
「信長。『逆賊の十字架』が持つ能力は身体部位ひとつを鳥にかえ、相手を食いちぎるというもの。
 胸に予め鳥の首をはやしていたのは、それを避けさせるための囮だ。
 いつどのタイミングでも、好きな場所から生やすことが出来るのに、はじめから見せておく必要なんて無い」
「くっ……!」
 もう一方の首を伸ばそうとするも、それを予め知っていたかのように敬輔はナイフを投擲。破壊した。
「信長、その攻撃は予測済みだ。ここで果てろ」
「たわけが。儂の力を二つほど防いだところで――」
「……ふせいだ、ところで……?」
 メンカルの声が、鈴のように走った。
 どこから聞こえるのか。認識阻害の魔術に阻まれて信長にも、そして味方にすら分からない。
 そしてどこからともなく、いや、あちこちから合唱するように魔術詠唱が聞こえてきた。
「『貪欲なる炎よ、灯れ、喰らえ。汝は焦熱、汝は劫火。魔女が望むは灼熱をも焼く終なる焔』……」
「構わん、全て破壊しつくすのみ!」
 四方八方へと剣を放ち、船を木っ端みじんに砕いていく信長。
 広がる炎が大地を、そして海面をなめて燃え上がっていく。
 これでどこにいようと消し炭だ。
 と、思われたその時。
 信長のはるか頭上に、メンカルは現われた。
「――尽きる事なき暴食の大火(グラトニー・フレイム)!」
 メンカルの放った炎が、『特殊空間そのもの』を燃料にして燃え上がった。
 逃げ場はおろか、防ぐ手立てすら、もはやない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​


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※テルプ・ステップアップさんの描写を次回に持ち越して追加します
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黒川・闇慈
「さて、この戦争も終わりが見えてきましたか。クックック」

【行動】
wizで対抗です。
テレポートと同時に高速詠唱でUCを使用。超アストラル体に迅速に変身します。
更にブラックシェードとホワイトカーテンの防御魔術も起動。
激痛耐性、覚悟の技能と超アストラル体のダメージ軽減効果で花びらに耐えるといたしましょうか。
花びらの全てを防げずとも、攻撃完了まで耐えきることができればよいでしょう。
アストラルレーザーを全力魔法の技能で発射し、信長にキツい一撃を差し上げましょうか。

「メガリスなる代物、大変に興味深かったのですが、あっさり破壊してしまうとは……もったいないですねえ。クックック」

【アドリブ歓迎】


雛月・朔
【SPD】
武器:ヤドリガミの念動力

この世は既に徳川家の治世、もはや敗者であるあなたのいる場所はありません。万にひとつの可能性も諦めて骸の海にお帰りください。

変形した鳥の頭は【念動力】で大きな手で嘴を無理やり押さえつけるイメージを飛ばし押さえつけて噛みつかれないようにします。
ですがまだ信長自身は動ける可能性がありますので、信長のいる場所に金縛りの呪詛(【呪詛】【マヒ攻撃】【範囲攻撃】)を飛ばしさらに動きを封じます。

これらの拘束が上手くいったらこちらも反撃に。UCを唱え、念動力や呪詛に【生命力吸収】を付与し、信長の命を奪います。
『あなた方に『生命』など不要です、大人しく骸の海にお帰りください』


リティ・オールドヴァルト
みんなと協力
まおうさん倒す

鎖でつながれると身動きとれないのです
ぜったい、あたるわけにはいかないのですっ
視力と聞き耳
さらに第六感も働かせて見切り
避けきれなかったら高速詠唱で全力魔法
雨を降らせて炎をけすのです!

まおうさんが見えなくなっても
ぼくは目も耳もいいのでどこにいるかわかるのですっ
打ち消す蒸気に乗じてすばやくジャンプ
高速詠唱で氷の属性攻撃まとい
懐に飛び込みフェイント
串刺しと見せかけてなぎ払い
ぜったいに勝つのですっ
当たればドラゴニック・エンド
リリィ、おねがいっ!

あなたが勝つどんな小さな可能性でも叩きつぶすのです
過去に還るのです
せめて
あなたがかつておいていったその人たちも一緒に還してあげるのです


富良野・経嗣朗
貴公の破壊の後には創造が続かない。
私が敵対するには、十分な理由だッ!!

敵UCは【早業】【防具改造】で【火炎耐性】を整えた《最強の機体》で迎撃。
私のプラモは最強にして最高、なにより無敵――爆破程度で止まる事など、無いッ!!(断言)
むしろ繋げられた炎鎖を【怪力】で引き寄せつつ、そのまま【ダッシュ】で突撃させる!!
そこから……【グラップル】からの【零距離射撃】【一斉発射】!
私のプラモは……如何なる装甲だろうと【鎧砕き】【鎧破壊攻撃】で撃ち抜く!!

そして私はその突撃を成功させるべく全力で援護だ!
ビルダーは己の作品を映えさせる事こそが使命だからな!
逃げ場を塞ぐように【衝撃波】付きの【誘導弾】を発射する!


ゴッド・ゴッダー
▼自UC不使用とするかわり敵UCによる先制も封じる

おぬしは確か織田信長じゃったのォ
ワシか?ワシは単なる通りすがりの全知全能の神じゃよ

おぬしほどの者なら、ワシの絶対的かつ圧倒的な力はわかるじゃろ?
しかし安心せい
ワシはおぬしの敵でもなければ猟兵の味方でもない
全宇宙の森羅万象を統べるワシが、人間界のイザコザに介入しても無意味じゃしの

ワシはただ、この一件の成り行きを見物しにきただけじゃよ
一切の手出しも口出しもせぬ
おぬしと猟兵との戦いぶり、特等席で見物させてもらうぞ
フォッフォッフォッフォッフォ!



 空間ごと爆発した『無限の間』。
 その中に残っていたのは、無敵状態のままポージングしていたテルプ・ステップアップと、全てのメガリス効果と引き替えになんとか食いしばった織田信長だけであった。
「ふー、あぶなかった。ここどこ?」
 ポーズをやめたテルプがきょろきょろと辺りを見回すと、そこは城の外。派手に壊れた城を背景に、瓦礫だれけの乱れた庭がそこにはあった。
「よもや、儂がここまで追い詰められることになるとは」
「諦める気になった? まだ続けちゃう?」
 くるくると踊ってみせるテルプに、信長はこみあげるように笑った。
「陽気な娘よ。この第六天魔王を前によくも煽りよる」
「そのほうが楽しくない? 僕ってそーんなに詳しくないけど、勝負事ってさ……」
 ぴたり、と停止。
 テルプはバーチャルクローゼットから新たなデータコスチュームを転送させると、武者鎧を纏った。
 かぶとのようなゴーグルを被り、ニッと笑ってみせる。
「笑ってたほうが勝つ、でしょ?」
 電脳ブレードを引き抜き、信長へと切りつけるテルプ。
 斬撃がそのままコマのような高速回転につながり、がれきの中から剣を引き抜いて防御した信長にトゥーキックを叩き込む。
 直撃。
 吹き飛び、石垣を粉砕する信長。
 コスチュームを解除し、チュチュ姿へと戻るテルプ。
「ほら、笑って」
「クク……」
 がれきの中から歩み出る信長。それまでの真っ黒な甲冑はなく、ピロード製の美しい洋風和服姿であった。
「よかろう。これこそ『最後の祭り』!」
 信長の姿が燃え上がる。
 と同時に、五つのゲートが一斉に開いた。
「貴公の破壊の後には創造が続かない。
 それこそ……私が敵対するに、十分な理由だッ!!」
 出現と同時に無数のプラモデルケースを開放。
 スーパーアルティメットニッパーとヤスリによる神業めいた高速動作でプラモデルを融合、改造、ビルド(創造)すると、自らの魂と融合させた。
 自らを巨大なプラモそのものにした経嗣朗は、大地にズドンと着地。ギュオンという独特の稼働音と共に立ち上がって見せた。
「クックック……どうやら、この戦争もじきに終わるようですね……」
 出現と同時に既にアストラル体へと変化していた黒川・闇慈が、虚実のブレた姿でくつくつと笑っている。
 ゲートから射出されたように飛んできた18式増幅杖・メイガスアンプリファイア、そして18式怨念火砲。
 それぞれを両手に握り、その他様々な武装を装着。
 フルアーマー状態となった闇慈は、どっしりと構えた。
 むろん、この最後の戦場を飾るのは彼らだけではない。
「あなたが勝つどんな小さな可能性でも叩きつぶすのです。過去に還るのです」
 肉球のついた手を地に着け、ぽふんと着地するリティ・オールドヴァルト。
 リティを追って飛び出してきた二体のドラゴン。
 白い花のようなドラゴンと、青い花のようなドラゴン。そのふたつがリティの頭上で槍へと変身し、彼女の手へとぴったりと収まった。
 更に、ゲートを通じてズドンと飛び出した桐箪笥。
「この世は既に徳川家の治世、もはや敗者であるあなたのいる場所はありません。万にひとつの可能性も諦めて――」
 ぽんとタンスが煙に包まれたかと思いきや、白布を纏った青年の姿へと変化した。
 タンスを開いた音と共に、周囲に六本の剣がさくさくと突き立ち、降ってきた白い薙刀をキャッチする。
 回転をかけ、鋭く構える朔。
「骸の海にお帰りください」
「五人、か。いいだろう、今度こそ最後の――」

「待たれよ!」

 天空が叫んだ。
 否、天空に代わって、ゴッド・ゴッダーが神の声を放った。
 大空より舞い降りる、杖を握った一人の老人。
 頭上にきらめく輪は天空の全てを意味し、腰にまいたベルトは大地の力を意味し、足にしっかりと収まったブーツは星を駆ける光を意味していた。
 天と地と光……もとい、父と子と精霊の力をもって、ゴッドは信長を見下ろしていた。
「おぬしほどの者なら、ワシの絶対的かつ圧倒的な力はわかるじゃろ?」
「……何を、言っている……?」
 攻撃を放とうとした信長が、あまりに堂々と登場するゴッドに思わず停止し、そして眉間に皺を寄せた。
 手を翳し、歯を見せて笑うゴッド。
「しかし安心せい!
 ワシはおぬしの敵でもなければ猟兵の味方でもない。
 全宇宙の森羅万象を統べるワシが、人間界のイザコザに介入しても無意味!
 ワシはただ、特等席で世界の行く末を見物させて貰うのみじゃ!
 フォッフォッフォッフォッフォ!」
 堂々とで出来て堂々と高みの見物を宣言したゴッドに、信長は調子を狂わされたようにしていた。
 が、それこそが。
「狙い目ェ!」
 経嗣朗の全身のパーツが開放され、内蔵していたマルチミサイルの全てが発射された。
「――儂としたことが、ぬかったか!」
 剣を振り込み、大量の『炎のミサイル』を生み出して迎撃をはかる信長。
 数では信長が上。しかし勢いと信念では、経嗣朗が上である。
「ブースター・ウエポン・パック! ナンバー404、パイルバンカー!」
 ジェット噴射で突撃し、右腕に装備したパイルバンカーを信長の胸に叩き付け、左腕に装備したバンカーローダーを押し込み起動。左手の高速回転によって強制的に打ち出された杭が、信長の胸を貫いていく。
「おのれ……!」
 経嗣朗の腕、もとい腕パーツを切り落とし、大きく飛び退く信長。
 と同時に大量に呼び出した剣を発射する。
「メガリスなる代物、大変に興味深かったのですが、あっさり破壊してしまうとは……もったいないですねえ。クックック」
 飛来する剣に、闇慈はあえて飛びかかった。
 魔術障壁が剣をさしとめ、それを抜けてきた剣を割り込みキックをしかけたテルプが破壊していく。
「今がチャンス!」
「ええ、信長にキツい一撃を」
 魔術杖と十字架砲を両脇に構え、ゲヘナダイヤモンドから飛び出した死霊の力が流れ込む。護霊符やリトルワイズマンを介して複雑怪奇に増幅した死霊のエネルギーが、それぞれ破壊と死のアストラルレーザーとなって解き放たれた。
 直撃。激しい力によって城の壁に叩き付けられる信長。
 それでも諦めること無く腕を鳥の巨大な頭に変えてレーザーを打ち払ったが……。
「あなた方に『生命』など不要です、大人しく骸の海にお帰りください」
「あなたがかつておいていったその人たちも、一緒に還してあげるのです」
 朔とリティがすかさず突撃。
 放たれた六本の剣が信長を壁に縫い付け、朔の薙刀チャージアタックが突き刺さる。
 残り少ない信長のエネルギーを、薙刀ごしに吸い上げた。
 朔を払おうとする信長の炎も、飛来する剣も、リティの放った魔法の雨によって迎撃されていく。
「リティ、おねがい!」
 青い槍によるチャージアタックが、信長に突き刺さり、巨大なドラゴンに変身したリリィの放った白銀のブレスがその全てを覆っていく。
「これが、猟兵……クク」
 信長は引きつるように笑い。
「げに、愉快!」
 白銀の光のなかに、歪みながら消えていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月28日


挿絵イラスト