エンパイアウォー㊳~魔王と家来
●決戦の地へ。
「ついに、織田信長との決戦だ!」
グリモア猟兵のアレックス・アレクサンドリアスは、集まった猟兵に激励する。
「俺たちの活躍で、幕府軍は無事、島原にたどり着き、首塚の一族のユーベルコードのおかげで、魔空安土城の守りも消えた!残るは、オブリビオンフォーミュラである信長を討ち取るだけだ!」
信長を倒せば、このサムライエンパイアもオブリビオンの脅威から解放される。しかし、敵は、第六天魔王。今まで倒してきた魔軍将たちを束ねる存在だ。一筋縄ではいかない相手となる。加えて、彼は、配下である魔軍将を自らの背後霊のように『憑装』とすることでその能力を使うことが出来るのだ。
「かなり厳しい戦いになるのは、わかりきっている。だが、俺たちはこれまで何人もの強敵を倒してきた!俺たちならできる!勝ってこの世界に平和を取り戻そうぜ!」
猟兵達が拳を突き出し鬨の声を上げた。
●主従とは…。
「来るか…」
魔空安土城の天守にて、第六天魔王織田信長は、猟兵達を待ち受ける。
「殿!」
「…弥助か」
背後に現れたのは、生前からの臣下の一人、弥助。彼の姿が透けて見えるのは、彼が生身の身体ではなく、信長の秘術によってよび出された霊体だからである。
「奴らは強いぞ」
「是非もなし」
「今度は、先に逃げろ、なんて言わねぇよな?」
「ふん…生意気な奴よ」
弥助にとって、かつて信長の最期まで共に戦うことが出来なかったこと。それだけが、心残りであった。
「ならば、最期まで供をせい」
「はっ!」
猟兵達が、襖を蹴破りなだれ込む。魔王と家来はその持てる力を尽くして相手をするのだった。
夢月
マスターの夢月です。ついに最終決戦ですね。信長が何人もいる中で、今回選んだのは、弥助です。最後までがんばっていきましょう。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
第六天魔王『織田信長』は必ず先制攻撃します。敵は、猟兵が使用するユーベルコードと同じ能力値(POW、SPD、WIZ)のユーベルコードを、猟兵より先に使用してきます。
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
それでは、この戦争を終わらせましょう!よろしくお願いします!
第1章 ボス戦
『第六天魔王『織田信長』弥助装』
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POW : 闘神の独鈷杵による決闘状態
【炎の闘気】が命中した対象を爆破し、更に互いを【炎の鎖】で繋ぐ。
SPD : 逆賊の十字架による肉体変異
自身の身体部位ひとつを【おぞましく肥大化した不気味な鳥】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ : 大帝の剣の粉砕によるメガリス破壊効果
自身の装備武器を無数の【大帝の剣型】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
イラスト:UMEn人
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
勘解由小路・津雲
※アドリブ等歓迎
さて、信長相手に一芝居、通じるものか試してみるとするか。
【作戦】
SPDの【符術・結界陣】を使用。当然相手は先制し、鳥の頭部で食いつかれることになる。が、ヤドリガミにとってそれは仮初の体。本体たる器物に食いつかねば、生命力の吸収も出来ないか、出来たとしても限定的だろう。
こちらを倒したつもりでいるところに仮初の体を再構成、復活し、UC発動。「破魔」の力を持つ「霊符」を複製して操る技だが、信長の動きを止めて「玄武の錫杖」による「ランスチャージ」の一撃を。
「どうもあんたは、誰かに欺かれて終わるのが定めらしいな」
「さて、信長相手に一芝居、通じるものか試してみるとするか」
猟兵方の先手は、勘解由小路・津雲(明鏡止水の陰陽師・f07917)。彼は、呪符を周囲に展開し陣を構築する。
「よきかな。儂を興じさせてみよ」
信長は、刀を持つ右手を引き、左手を突き出す。
「弥助」
「ははっ!」
弥助が逆賊の十字架の力を解放する。信長の左手が、鳥となり、津雲にとびかかる。あまりの速さに津雲は反応すること出来なかった。鳥は、津雲の上半身を食い千切りながら突き抜けた。
「他愛もない」
「いや、ホント、死ぬところだった!」
津雲の残った身体がパラパラと崩れ呪符へと変わる。そこから、一羽の紙で出来た鳥が飛び出してきた。それは、津雲の式神だ。
「うへ~、死ぬかと思った~ホント式神遣いの荒いご主人だな~」
「何、上出来だ」
「殿、後ろだ!」
本体である鏡から元の姿へと戻った津雲が、背後から錫杖の一撃を叩き込む。
「どうもあんたは、誰かに欺かれて終わるのが定めらしいな」
津雲はすました顔でくるくると錫杖を回転させてトンと床に一突きするのだった。
成功
🔵🔵🔴
推葉・リア
…良い、とても良いわ…!その忠義、とっても良いわ!!…はっいけないいけない…ゲームではないんだった…
本当に不気味…!あの十字架の力怖いわね
けど当たらなければどういう事はないわ!
あんなに大きいのなら素早くは動けない、【催眠術】を使って私の場所をわからなくさせて【目立たない】ように【勇気】と【覚悟】を持ってさらに【劇痛耐性】をしながら【第六感】【ダッシュ】【ジャンプ】【戦闘知識】【地形の利用】をフルに使って攻撃を避けつつ信長に向かうわ
後ろには弥助がいるから警戒されそうだけど今の彼は霊体、きっと見落としが出てくるはず
そんな彼らの死角から『バイフォックスファイア』を叩き込むわよ!
【アドリブ共闘歓迎】
「殿!ご無事ですか!!」
「大事ない」
津雲の攻撃を受け、弥助が慌てた様子に、信長は落ち着きの払った声で応える。そんな主君と臣下のやり取りに食い付いているのが、推葉・リア(推しに囲まれた色鮮やかな日々・f09767)だった。
「…良い、とても良いわ…!その忠義、とっても良いわ!!…はっいけないいけない…ゲームではないんだった…!ってうわっ!?」
なんとか自分を落ち着かせようとしていたリアのすぐ脇を、先ほどの信長の左手が
変化した鳥が飛んでいく。咄嗟によけなければ、身体のどこかを持っていかれただろう。
「あっぶな!?本当に不気味…!あの十字架の力怖いわね…。けど、当たらなければどういう事はないわ!」
「ほう、ならばよけてみせよ」
信長が鳥を操り、リアを襲わせる。リアはその軌道を見切って何とか回避する。
「くぅ…!このっ…!」
リアが催眠術を放つ。それにより、自分の居場所を認識させないようにしようとしたのだ。しかし、相手は、生き物ではない。リアの肩口を嘴がえぐる。
「うぁ…!?」
「残念だったな…む?」
鳥を左手に戻した信長はふと自らの左手に噛み傷と火傷があるのに気づく。
「ただでは、やられませんよ…」
肩口の治療を吸い取った生命力で行いつつ、リアは強がった笑顔を浮かべた。
苦戦
🔵🔴🔴
本城・萩
こ、これが第六天魔王、信長…。
なんと言う威圧感でしょう!
しかもあの弥助さんが憑装しているとは…。
いえ、私が好きなUDCアースのあの信長公とは似て非なる存在なんですよね…。
何としても倒さなくては!私の大好きなサムライエンパイアを消させる訳には行きません!
でも相手はあの第六天魔王…、私に出来る精一杯の力をぶつけないと一太刀を浴びせることも不可能…。
ここは捨て身でUC戦国最強の兵を使用する事にします!
正直怖いですけれど…皆さんも必死に戦ってるんですもの!
どこまで頑張れるか分かりませんが皆さんの足を引っ張らない様に全力を尽くす事にします!
私にとっての戦国最強の兵に全てを託していざ出陣です!
「こ、これが第六天魔王、信長…。なんと言う威圧感でしょう!」
本城・萩(城下町女子高生・f06274)は、本物の第六天魔王の存在感に圧倒されそうになる。
「しかもあの弥助さんが憑装しているとは…。いえ、私が好きなUDCアースのあの信長公とは似て非なる存在なんですよね…」
そう、彼女の世界の信長と今サムライエンパイアを滅ぼさんとするオブリビオンフォーミュラは、別の存在なのだ。
「何としても倒さなくては!私の大好きなサムライエンパイアを消させる訳には行きません!」
「小娘、ならば相手してやろう」
信長は闘神の独鈷杵の力を使い、闘気を炎に変え、放つ。
「うぁ!?」
まともに受けた萩は、炎に焼かれ、倒れる。
「私じゃ…足元にも及ばない…でも…!」
圧倒的な敵の強さを目の当たりにしてもなお立ち向かおうとする意志が、彼女のユーベルコード『
戦国最強の兵』を通じて、彼女のイメージする最強の兵を呼び出す。
「是非もなし」
現れたのは萩がイメージする戦国の織田信長。信長対信長。勝負は一瞬。萩の想う信長の号令と共に、無数の火縄銃が現れ、一斉射撃を行った。オブリビオンフォーミュラの信長は、それを防ぎので精一杯だった。
成功
🔵🔵🔴
緋翠・華乃音
「絶対は絶対にない」のだろう? 億が一の可能性に掛けるのも悪くないよな。
……さて、来いよ信長。終わらせてやろう。
必ず先手を取られると分かっているのなら何かしらの策は立てられる。
――ユーベルコード。俺はそれを攻撃ではなく回避に使わせて貰う。
後の先――狙うは必撃のカウンター。
勿論それをユーベルコードに頼りきるつもりは一切無い。
常人よりも優れた視力、聴力、直感、今までに培ってきた膨大な戦闘経験全てをただ一撃を避ける為に消費しよう。
【見切り】は確実に攻撃を避け【スナイパー】は確実に攻撃を当てるもの。
This is where it periods.(ここで終わりだ)
「「絶対は絶対にない」のだろう? 億が一の可能性に掛けるのも悪くないよな。……さて、行くぞ信長。終わらせてやろう」
萩の攻撃で、信長が防御に回ったその隙を、緋翠・華乃音(終ノ蝶・f03169)が狙う。それに気づいた信長は、今度は両の肩がぐぅんと盛り上がったかと思うと、それが鳥に変じて、放たれる。二羽の鳥が、別々の軌道で華乃音を喰らおうとする。彼はその状況でも落ち着いて銃を構える。
「既にその攻撃は見ている。俺には当たらない」
鳥の軌道は既に予測済みである。彼は銃を構えたまま最小限の動作で回避する。それは側から見れば、そこに確かにいるのに、掴むことの出来ない神のような存在に見えたことだろう。鳥の連続攻撃の中、華乃音は、スコープを覗き、狙いを定める。
「This is where it periods.」
跳躍しながら引き金を引く。まさに神業。放たれた弾丸は、吸い込まれるように、信長の鎧の隙間に突き刺さり、貫通。血がパッと舞い、信長は片膝をついた。
成功
🔵🔵🔴
鐘馬・エリオ
定(f06581)ときた
織田信長知ってますよ。義務教育でしっかり習います。
ともあれ、定。抜かることなく―仕事を始めよう。
○迎撃
絶対刺さったら痛い。
剣の花びらに対してオーラ防御で囲もう。
さらにガジェットの『歯車』を稼働。四方を防げるような大きな盾の箱に。
オーラ防御と加えて、対処するつもりです。
○反撃
―鐘を鳴らして鎌を磨こう。
隙をついてUC発動。
大鎌から氷属性攻撃で切りつけつつ、影に潜って攻撃を躱す。
定の寿命分の攻撃は鎌で受けてあげる。
年下女の子には甘いんだ。
何かあったら庇ってやらないことは無いけど、僕よりも強くて可愛い女の子だ。
過去のオジサンたちは、僕ら若者に未来を任せて寝てください。
千頭・定
エリオくん(f16068)と!
織田信長と……アフロさん!?
動揺しましたが…決して手加減せずに―お仕事を開始します。
相手の動きを見て攻撃を【見切り】つつ、【早業】や【ジャンプ】で躱します。
攻撃受けてしまったら【激痛耐性】で噛み付かれたまま鋼糸を【ロープワーク】で操り相手の動きを制限、【目潰し】です。
反撃ですよう。
エリオくんと連携しつつ、攻撃を引き受けます。
可愛いなんて、今日のエリオくんは頭がだいぶ疲れてますね!
武器は使い捨ての大量のナイフ。
【傷口をえぐる】ように【早業】で攻撃を叩き込みます。
手元が狂ってエリオくんにいったらてへぺろです。
時代遅れな英雄さまは必要ありません。
ええ、本当に。
「織田信長と……アフロさん!? 」
千頭・定(惹かれ者の小唄・f06581)は、オブリビオンの主従を見て困惑したように声を上げる。
「織田信長知ってますよ。義務教育でしっかり習います」
定と対照的に落ち着いた様子をみせているのは、鐘馬・エリオ(鈴蘭の礎・f16068)だ。彼は気だるそうな目で大鎌で肩を軽くほぐす。
「ともあれ、定。抜かることなく―仕事を始めよう」
「うん、手加減せずに―お仕事を開始します!」
エリオに促されて、定の思考は、傭兵としてのそれへと切り替わる。片膝をついている信長を仕留めるべく、ナイフを手に滑るように走り抜け、肉薄する。
「この首、簡単に取れると思うな!!」
信長の咆哮。それに呼応するように、彼の手にした刀の刃が砕け散り、破片の一つ一つが大帝の剣となり、剣の暴風となって、定に降りかかる。その攻撃を紙一重で避けようとするが、近づき過ぎていた彼女に全て避ける事は出来ない。定の右脇腹を一本の大剣が抉る。
「っ!」
「定!」
エリオが魔法機械『歯車』を展開して盾を造る。急造の防壁で定を狙う剣を防ぎ、進路を作る。
「定はやらせないよ。僕よりも強くて可愛い女の子だ。この程度でやられるわけないけどね」
「ふっ、愚かな」
「何っ…!?」
エリオの背後から、先ほど華乃音を狙っていた鳥が飛んできて、その肩口に噛み付く。
「自らの盾を先にするべきだったな…愚か者」
「…もう!」
定は、鋼糸を伸ばし、エリオを鳥ごと絡めとり、引き寄せる。そして、糸をナイフに持ち帰る。
「むっ?」
定の右目が輝いたかと思うと、エリオに向かってナイフを高速で叩き込む。九連撃。
「血迷ったか」
「可愛いなんて、今日のエリオくんは頭がだいぶ疲れてますね!しっかりしてもらわないと…!」
「いや、やりすぎでしょ」
エリオが唇を尖らせて抗議する。定の攻撃は、彼に喰い付いていた鳥を引き離すためのものだった。
「お返しだ」
信長の背後から、影から移動していた首切り馬が信長に跳びかかる。その蹄がマントの端を裂く。
「過去のオジサンたちは、僕ら若者に未来を任せて寝てくださいよね…」
「時代遅れな英雄さまは必要ありません。ええ、本当に」
ボロボロの二人は精一杯の闘志をぶつける。
「ふん、ならば貴様たちの力を示すがいい」
苦戦
🔵🔵🔴🔴🔴🔴
ルード・シリウス
暴食剣、呪詛剣構え、攻撃に合わせて【刻印解放・斬獲せし者】発動
致命傷となる攻撃を見切り、それに対して二刀用いて防御及び切り払いで耐え凌ぐ。それ以外の攻撃は受ける覚悟、寧ろ受ける事でUCの効果による強化の糧に、後の反撃へ繋げる布石とする
耐え凌ぐ事が出来たら接近し、怪力込めた二刀の連撃叩き込む。傷は攻撃と同時にUCで強化された補食能力(吸血&生命力吸収)で癒し、自身の攻撃と受けた攻撃で一撃の重みと速度加速させ喰らいつく様に斬り込む
お前が魔将軍の力を借りて挑むなら、俺はそれすらも使ってお前を喰らうっ
これが俺の万に一つ…いや、億に一つの勝ちの目を掴む一手だ
相手が魔王なら、この位はやらねぇとなっ
「なら、見せてやろう。これが俺の力だ!」
そういって、ルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)が、信長に挑む。
「俺の持てる総てを以てお前を喰らうと決めた。だから…俺の内に渦巻く憎悪と狂気、そして衝動を開放する」
刻印解放・斬獲せし者“コード・カーネイジ”。ルードの全身を呪詛の刻印が包み、そこから漆黒の炎が噴き出す。
「いくぞ」
「来るがいい」
ルードは、暴食剣、呪詛剣の二振りの大剣を持ち、突撃する。第六天魔王は、大帝剣の嵐で迎え撃つ。鉄の嵐の中を、ルードは突っ切る。急所に飛んでくる攻撃だけを防ぎ、それ以外は無視して前進。自らの血が流れる、それすらも彼は自身の力の糧とする。
「お前が魔将軍の力を借りて挑むなら、俺はそれすらも使ってお前を喰らうっ!これが俺の万に一つ…いや、億に一つの勝ちの目を掴む一手だ!!」
最後の一歩を詰める。大剣が唸りをあげて魔王を切り裂く。腕の篭手で防ぐしかない。
「相手が魔王なら、この位はやらねぇとなっ…!」
さらにもう一撃を叩きこんだ。鎧は砕け、魔王は紅い血を流した。
成功
🔵🔵🔴
ステラ・クロセ
魔王信長!アンタを倒してこのエンパイアを助けるんだ。
それを止められるものなら止めてみなよ!
炎の闘気は、自らの炎のサイキックエナジーで相殺を狙う。
二刀に纏わせ、×字型に構えて当たる瞬間に開き、弾き飛ばす。
【勇気】をだして恐れずにいこう。
炎の鎖はUC【サイコキネシス】を使う。
当たる直前に鎖をサイキックエナジーで掴み、地面方向に軌道を曲げて、なおかつ自分で踏みつけて鎖を止める。
反撃の機会を得たら、炎のサイキックエナジーを出力全開で刀を作り、【属性攻撃】【なぎ払い】で斬りつける。
「この城ごとまとめてアタシの炎で焼き尽くす!」
※アドリブ・連携など歓迎です!
ミフェット・マザーグース
敵なのに、負けそうなのに、魔王の目は笑ってる
きっと戦いがすごく楽しいんだろう、ね
でも、戦争はダメだもん
ミフェットと連携してくれる猟兵さんを探すね
うまくアドリブもがんばるよ
髪の毛を【怪力】の触手に変形させて攻撃を【盾受け】して、防ぎきれなくても【激痛耐性】で耐えて、リュートを【楽器演奏】して【歌唱】するよ
UC【一人ぼっちの影あそびの歌】
信長のUCを、歌にして打ち消して、みんなの猟兵を直撃させるの!
♪
滅びた過去をねじまげて もうひとたびの生を受け
夢幻に語られる影が 化天の必定に抗うは 人の定めにあらず
これ魔王の定めなり
この世の定めは無常なり 水に宿る月の如く 風に誘われ雲に隠れ
あるべき姿に還るべし
ルードの一撃は、致命傷になってもおかしくない。だが、第六天魔王織田信長は、なお超然として猟兵達の前に立ちふさがる。その顔には笑みすら浮かんでいる。
「なのに、負けそうなのに、魔王の目は笑ってる。きっと戦いがすごく楽しいんだろう、ね」
ミフェット・マザーグース(沼の歌声・f09867)が、そんな魔王の姿を見て、悲しそうに呟く。
「でも、戦争はダメだもん」
「その通り!」
ミフェットの言葉にステラ・クロセ(星の光は紅焔となる・f12371)が同意する。
「魔王信長!アンタを倒してこのエンパイアを助けるんだ。それを止められるものなら止めてみなよ!」
ステラは、刀の切っ先を信長に向ける。ミフェットもその後ろでぎゅっと手を握りながら信長を見据える。
「是非もなし…弥助、最後まで共に参れ」
「御意!」
信長は、最後の力を使い、闘神の炎と大帝剣の雨を同時に放つ。これまでで最大の攻撃だろう。一つ一つでも対処するのが困難だったメガリスの能力。それに対抗したのは、ミフェットだった。
「あなたのために歌う唄 あなたに合わせて踊る影 くるりくるりと入れ替わり あなたの声はだれの声?」
リュートを奏でながら、歌を紡ぎ始める。『一人ぼっちの影あそびの歌』。そのユーベルコードは、相手のユーベルコードを相殺出来る。これまでの戦いの中で、ミフェットは、信長の手の内を見ている。それに合わせた歌を歌うことで効果は格段に上がる。
滅びた過去をねじまげて もうひとたびの生を受け
宙から、黒い槍が無数に現れ、大帝剣の雨とぶつかり合う。
夢幻に語られる影が 化天の必定に抗うは 人の定めにあらず これ魔王の定めなり
炎には、黒い水がまとわりつき、無力化していく。信長のユーベルコードは、猟兵達には届かない。
「攻撃は防ぎます…!行ってください!」
「任せて!」
ステラが、二刀を手に駆ける。剣をXの字に構えながら、ミフェットが攻撃を防いでいる領域から一歩踏み出す。そこは、信長の産み出す地獄の中だ。
「この城ごとまとめてアタシの炎で焼き尽くす!」
ステラの剣から炎が巻き起こり、闘神の炎すら燃え上がる。一閃。それは、安土城の天守ごと信長を呑み込んでいく。
「下天の内にくらぶれば、夢幻のごとくなり…か…」
信長はそう呟くと、炎の中に消えていったのだった。
かくして、ここに第六天魔王は討ち果たされたのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴