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エンパイアウォー㊴~夢幻の如くなり

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー #オブリビオン・フォーミュラ #織田信長 #魔軍転生

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 遂に来たか、猟兵達よ。
 エンパイアを滅ぼし、渡来人共の「グリードオーシャン」をも侵略する道筋は、これでほぼ絶たれたか。血塗られし彼奴らの神が如何程の物か、確かめてみたかったがな。

 さて、もはや儂に万にひとつの勝ち目も無かろうが……。
 億にひとつでもあるのならば、賭けてみるのも一興よ。
 秘術「魔軍転生」。サルよ、弥助よ、儂に憑装せよ……!


「……決戦よ」
 水元・芙実(スーパーケミカリスト・ヨーコ・f18176)がグリモアベースにて猟兵を出迎える。長いようで短かったエンパイア・ウォーも最後の戦いを迎えようとしている。
「皆の活躍のお蔭で、邪魔する敵軍は徳川幕府軍が食い止めてくれるわ。だからわたし達猟兵がこの戦いでやるべき最後の仕事は、オブリビオンフォーミュラである織田信長を討つこと」
 彼女はピシャリと言う。
「はっきり言うともう織田信長には勝つ要素が殆どないわ。これはみんながこれまでの戦いで血と汗を流してきたから。でも、だからといって相手はまだ生き残って逃れるつもりでいるわ。……そして背水の陣だからこそ侮ることは出来ない」
 きっと何が何でも生き残ろうとするはずだと彼女は言う。
「信長自身の実力も高くて、皆のユーベルコードに先行して動くわ。それでもその実力が他の魔軍将よりも抜きん出ている訳じゃない。しっかり、着実に対応して」
 織田信長は戦う時に他の魔軍将の付き従えるという。
「みんなが相手をするのは腹心秀吉を憑装しているわ。独特の戦闘力を持っているから気をつけてね」
 芙実は猟兵達に伝える。
「この戦いが終わったら色々分かることもあると思う。だけどそれに囚われずに最後まで気を抜かないでね。それじゃ頑張って」


西灰三
いつもお世話になっています。
西灰三です。
今回はエンパイア・ウォー、最終決戦。オブリビオンフォーミュラの織田信長との戦いになります。

=============================
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
=============================

以上です。
それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『第六天魔王『織田信長』秀吉装』

POW   :    黒槍殲撃
【秀吉を融合させた鋼鎧から無数の黒槍】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    黒粘剣戟術
【秀吉の黒粘液で全身から刀まで全てを覆い】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
WIZ   :    シャドウクローニング
レベル×5体の、小型の戦闘用【豊臣秀吉(フェンフェンだけで意思疎通可)】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。

イラスト:UMEn人

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

依神・零奈
最後まで抗うんだ……
確定した運命への対抗……
オブリビオンとはいえヒトらしい愚かさだね
……でも嫌いじゃない
灰まで燃やして葬ってあげる、それが私からの最後の手向け

大量の秀吉を対処しなきゃね
数は多いけど一撃さえ与えればいい
自分の周囲を囲むように等間隔で霊符をさり気なく床に
置いておき何事もない素振りで【第六感】や秀吉の動きの軌道などを
【情報取集】で読み刀で迎撃し、大量の秀吉が私の周囲に集まってきたら
【だまし討ち】で床の霊符を起動し【破魔】の力で一掃するよ

その後、信長の元へ距離を詰めUCを発動し
禍言による【呪詛】で信長を蝕みつつ剣勝負を仕掛け
信長の攻撃が激しければ【カウンター】を狙う


幽草・くらら
この戦争で行われた数々の非道は貴方がいなければ起きませんでした……!
許せません、ここで討たせていただきます!

強化形態に変身、ブラシに【騎乗】し【ダッシュ】しながらの【空中戦】を挑みます。
召喚される大量の秀吉に関しては炎の魔力を込めた塗料を散布しながら高速移動する事で回避と【範囲攻撃】を両立し対処を狙います。

秀吉をなんとかしつつ高速移動を継続、ひたすら飛び回りながら塗料で線を引いていきます。
滅茶苦茶にも見える軌道ですが目指すは信長を中心に広く展開した籠目模様。
個を切り出せば六芒星にも通じ魔除けの意味合いを持つそれを敷き次第着火、【全力魔法】で燃やします!

絶対逃がしません、ここが貴方の本能寺です!


七那原・望
共闘・アドリブ歓迎

エンパイアを滅ぼして、そのグリードオーシャンとやらを侵略して、その先に何を目指しているのでしょうね。

まぁ、一つわかるのは、今より悪化するという事ですか。

【第六感】と【野生の勘】と【聞き耳】で織田信長と豊臣秀吉の動きを【見切り】、攻撃を捌きます。

【念動力】で遠隔【操縦】の機掌・プレストに銃奏・セプテットを持たせ、【一斉射撃】で豊臣秀吉をどんどん片付けてもらいます。

準備が出来たら【マジックオーケストラ】を。
守りの得意な影の猟兵に【武器受け】でわたしを守らせ、攻撃の得意な影の猟兵による【範囲攻撃】などで豊臣秀吉を殲滅を。
ねこさん達の【全力魔法】の【一斉射撃】で織田信長を討つのです。


メイスン・ドットハック
【WIZ】
どうも秀吉と信長の合体とかピンとこんのじゃがのー
じゃけど、フェンフェンには負けられんのー

先制攻撃に対し、電脳魔術による小型浮遊機雷を設置し、ある程度爆破して退路・スペースを作る
そこでシャドウクローニング群体の【情報収集】を行い、パターンを分析してそれを元に【視力】【第六感】を駆使して回避
回避しきれない場合は、電脳壁や防御柵を創造して防御して致命傷を食らわないように配慮

先制攻撃後は、UC「昨日の強敵は今日の親友」発動で、白騎士ディアブロの電脳シュミレート霊子体を召喚
未来予測による正確な射撃で、シャドウクローニングの隙間を縫ったレーザーで織田信長に乾坤一擲の一撃を与える

アドリブ絡みOK


喜羽・紗羅
アドリブ連携大歓迎

あれが信長か
で、後ろの……毛玉が秀吉
(何か可愛いわね)
……色々違う気がするが、こっちではそういう事なんだろ
じゃあ行くぜ、後は勇気だけだ!

毛玉の分身を飛ばしてくるってか……だったら
偽装バッグ弾種散弾、片っ端から打ち落とす!
そのままダッシュで地形を利用し辺りを視ながら
バッグを置いて自動で援護射撃出来る場所を探す
バッグを置いたらスマホで毛玉迎撃システムの起動だ
そのまま巫覡載霊――全身に異形の鎧を纏い
太刀を変形させたなぎなたで勝負をかける!
衝撃波で攻撃を蹴散らして駆けて跳んで奴の前へ

勝負は正眼から奴の攻撃を打ち落として
そのまま太刀に切り替え間合いを詰めて
二の太刀で鎧貫きの諸手突きだ!


ザッフィーロ・アドラツィオーネ
WIZ

先制攻撃、か
厄介だが…此方に向かう時間はあるのだろう?
ならば、と『第六感』と『聞き耳』を使い向かい来る秀吉を捉えたならば素早く『高速詠唱』【狼達の饗宴】
炎の狼達を召喚し秀吉達を迎撃せんと試みる
もし狼が間に合わぬ様ならば『盾・武器受け』にて防ぎながら『カウンター』にて攻撃
その後は信長の方へ間合いを詰めながら『なぎ払』う様にメイスを振るいつつ着実に信長の方へ足を進めよう
全ての秀吉を倒し終える事が出来たならば『怪力』をのせたメイスを信長へ

此処で逃がしたならば更なる被害が広がるのだろう
…逃がす訳にはいかんゆえに。少しでも削らせて貰おうか
又、逃げようとするそぶりを捉えた場合は近くの味方に警戒の声を



●野望
 魔空安土城。それは織田信長の文字通りの最後の砦である。猟兵達はオブリビオンフォーミュラである信長の首を取るべくその中を駆け上る。いくつもの足音が一番上の段を通り過ぎた時、彼らを待ち受けていたのは広間と、その中心にいる織田信長その人。
「……来たか。サルよ、来い」
「フェン」
 鎧甲冑に身を包んだ信長が刀を抜く。同時に彼の背後に豊臣秀吉の幻影が浮かぶ。
「あれが信長か。で、後ろの……毛玉が秀吉」
 喜羽・紗羅(伐折羅の鬼・f17665)が学校の授業で習った名前を思い返す、もっともそれはよく似た自分の世界の過去の話。あの秀吉がここでは可愛らしいとしても、彼女の世界の史実では恐らく違うだろう。
「……どうも秀吉と信長の合体とかピンと来んのじゃがのー」
 メイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)は呟く。あえて彼女流に言うのならば戦闘用のプログラムを外部からインストールしている、ということかも知れないが。空気が張り詰めている中、すっと幽草・くらら(現代のウィッチ・クラフター・f18256)が一歩前に出る。
「貴方が織田信長ですか」
「如何にも。この儂が第六天魔王・織田信長よ」
 彼女からはいつもの気弱な気配は感じられない、むしろ満ちていのは怒りと戦意。
「この戦争で行われた数々の非道は貴方がいなければ起きませんでした……!」
「ならばどうする?」
「……許せません、ここで討たせていただきます!」
 彼女は見てきたのだ、戦いの中で。……いや彼女だけではない。ここに至るまでにそれぞれの猟兵が各々個別の悲劇を見てきたのだ。
「フッ……」
「何がおかしいんですか」
「小娘、人の生きている地に血が染み込んでいないとでも思うておるのか。お前の生まれなど知る由もないが、何人たりとも死がなかったとでも言うのか?」
 織田信長は不敵に笑う。まるでそんな悲劇とやらがありふれたものであると諭すように。
「貴方がそう思うのならそう思っていれば良いのでしょう」
 七那原・望(封印されし果実・f04836)が嘯く信長の言葉を聞き流す。そして一つの問いを投げかける。
「その悲劇を重ねてエンパイアを滅ぼして、グリードオーシャンとやらを侵略して、その先に何を目指すのですか」
「決まっておろう、また別の地よ」
 間髪入れずに信長は望に返す。まるで当然の答えかのようにだ。ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)はこのオブリビオンの根幹が野心そのものであると感じ取る。告解に来るものにそう言った人物もいなかったわけではない、しかしここまで自身の欲に実直な存在を見た記憶はなかった。
「じゃけど、信長君の負けは確率的にはほぼゼロじゃのー」
「零でなければこの手によって勝ちを手繰り寄せるまでよ。かつての今川との戦のように」
 ついに織田信長は剣を構える、恐らく今までの会話は時間稼ぎであり同時に戯れであったのだろう。その様子を見て依神・零奈(忘れ去られた信仰・f16925)は内心でその有り様を評価する。
(「最後まで抗うんだ……、確定した運命への対抗……オブリビオンとはいえヒトらしい愚かさだね。……でも嫌いじゃない」)
 零落したと言えど神である零奈の視点で言えば、信長は最も人であることを体現した存在であった。その部分だけに注視すれば確かに神である彼女に目をかけられる存在であろう。
「……灰まで燃やして葬ってあげる、それが私からの最後の手向け」
「よかろう、余興にも飽いた。……秀吉よ、儂に力を貸せ!」
「フェンフェン!」
「来るぞ! 備えろ!」
 ザッフィーロが力場の盾を生じさせるとともに無数の小さな秀吉が現れる。
「行くぜ! 後は勇気だけだ!」
 紗羅がスクールバッグを投げ捨てる。かくして決戦の火蓋は切り落とされた。

●炎場
 望は迫りくる秀吉の群れを最小限の体の動きで躱しながら隙をうかがう、というより今はそれ以上の動きが許されないほどに敵の攻撃が苛烈だ。
「プレスト!」
「フェン!」
 動けぬ彼女の代わりに、自律する機械の手が射撃を見舞い秀吉達を狙うもののその弾丸が捉える数は少ない。小さいと言えど魔軍将の分体となれば一筋縄では行かぬらしい。
「数が多い……!」
 炎の塗料を空中から撒きながらくららは逃げ回るが、上手く秀吉に当てることは出来ない。そして信長本人は秀吉達を指揮しており、そこへ攻撃を届かせることも難しい。
「焦るな、少しずつでも敵を削れ」
 盾で秀吉の体当たりを受け、反対側のメイスで叩き伏せてザッフィーロは叫ぶ。数と質。そして指揮の揃った秀吉の群れは猟兵達にとって脅威であった。しかし、それだけで圧倒できるほどに猟兵達は柔ではなかった。
「……かかった」
「ならこっちも!」
「こんな感じじゃな」
 広間の三方、零奈と紗羅そしてメイスンの近くで突如複数の群れが消失する。
「フェン!?」
「何? 発破か」
 三人は三者三様に自らの罠に秀吉達を誘い込んでいた。零奈は自らの足元に霊符を仕込みつつ敵をおびき寄せ、紗羅はスクールバッグに仕込んだ短機関銃を遠隔起動させ、メイスンは秀吉自体の行動パターンの予測上に機雷を置いていた。瞬間的に戦況が揺らいだその瞬間にくららが動く。
「"想像出来る事は全て現実である"──!」
 なれば想像が出来なかった信長に付け入るタイミング。くららは高機動戦闘用の魔女装束を着込み、愛用のブラシに強化装甲を付け加速する。その速度に誰も追いつけず、そしてその軌跡は一つの図形を描き出す。
「これは……籠目紋!」
「そうです! これは意味ある形! ここが貴方の本能寺です!」
 彼女が今まで撒いていた塗料はこの布石、魔力を増幅するその六芒星は範囲内にいた信長ごと秀吉を焼き付くす。
「フェーン!?」
 これを機と見たザッフィーロは口早く炎の狼を呼ぶ。
「狩りの時間だ。……羊ならぬ猿相手だが……精々暴れてこい」
 檻から解き放たれた飢えた狼のように炎は秀吉を飲み込んでいく。彼に続いて望も動く。彼女は白いタクトを振り、その軌跡に導かれるように無数の白猫の軍勢と猟兵の影が現れる。
「さぁ、開演なのですよ!」
 現れた彼らは六芒星から逃れた秀吉達を追い立てる。猟兵の影に迫られた彼らは次々と数を減らしていく。そして同時に呼び出された白猫は魔力弾を信長に放っている。
「僕も追随するとするかのー。……ディアブロ君、やってくれのー」
『了解した、マスター』
 メイスンが呼び出したのはかつて戦った白騎士ディアブロをシミュレートした霊子体。魔弾から逃れようとしている信長の回避方向にレーザーを放つ。
「くっ、面妖な」
「このまま逃すわけにはいかんのでな」
 ザッフィーロが体勢を崩した信長に容赦なく殴りかかる。元より油断できる相手ではない。彼が信長を引きつけている間、零奈と紗羅がその身に神の力を満たす。
「帰依の御霊、倦む惰性を絶て」
 零奈から放たれた禍言が信長の体を縛る、即座に彼女と紗羅が間合いを詰めザッフィーロと入れ替わる。
「このまま終わるが良い、奸雄よ」
「歴史に名を残したんだ、このまま骸の海に帰るんだな!」
 零奈の無銘刀を弾き、紗羅の薙刀による一撃を躱そうと身を翻す信長。だがその目は次の瞬間に瞠目する。
「甘い!」
「甘いのはそっちだ!」
 紗羅の手元で薙刀が太刀に変じ、間合いが変わる。信長はその変化に対応出来ずに、諸手で突き出された切っ先を鎧を抜けて受けてしまう。
「ぐっ……」
「どうよ! っと危ねえ!?」
 信長は得意げな彼女に手負いとは思えぬほどの斬撃を放ち追い払う。しかしてその天命も今まさに尽きようとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

竹城・落葉
 【POWで判定】
 我が故郷のサムライエンパイアを脅かすオブリビオンフォーミュラ、織田信長と対峙する時が来たようだ。オブリビオンに職場を壊滅させられた元武将として、やつを討ち取ってくれよう。……例え、刺し違えてでもな!!!
 我は『極術一線』を発動する。そして、秀吉を融合させた鋼鎧から放たれる無数の黒槍を、殺意を込めた視線で切り落としていくぞ。そのまま、本体も視線で切断してやろう。
 クールで無表情だが、冷酷な雰囲気を醸し出し、夜叉の如く戦うぞ。
*アドリブ&共闘、歓迎です


クロロ・メリアシャーネル
「黒粘液はがしてやるんだよ‼」
「ハイブリッドタールの特権」で、信長の黒粘剣戟術を体を公転する琥珀で守る。だけど信長は琥珀を見切ってきっと切りかかってくる。
 そこを『かばう』で耐えて信長に触れて「ハイブリッドタールの特権」のもうひとつの力、タールを弾にしたウォーターカッターをできるだけ信長の遠くに空うち。でも弾は自分の一部じゃなくて、触れているところから吸い上げた秀吉の黒粘液!!
 頼れる忠臣の力をはがされたことへの動揺、ショックを心の『傷口をえぐる』で隙を作る
 この隙に総攻撃だよ‼


雷陣・通
摩擦の抵抗の減少
つまりは攻撃の接触面が触れるのは一瞬に近く、なおかつ運動エネルギーはほぼ、滑走に持っていかれるから、打撃にてダメージを当てることは出来ない。

――故に

使える武器は俺の雷の力のみ
ならば使う武器はそれを刃と化す『雷斬刃』
電気エネルギーを武器とし、非物質で刃を形作るこの技なら、摩擦は無関係
あとは相手の動きを
視力で見切り
カウンターをあわせて
鎧無視攻撃にて、内部へと伝導させる!

皆の力――今こそ、貸してくれ!

行くぞ、信長
この一刀に賭ける!
踏み込んで横薙ぎの一撃
「いっけええ! ライ! ザン!! バーー!!!」

一撃……届いたか?


弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です



貴方が織田信長ですか、こうまで趨勢が傾いてはもはや覆せません
観念して成仏して下さい
第六天魔王とか言われた人が成仏とか、中々に傾いてるとは思いませんか?


戦闘においてはユーベルコードの不死身の人狼で、攻撃を受けてからの反撃を為そうと思っています
受けた攻撃次第では死んだ振りをしてからの反撃となりますが、よもや地獄から舞い戻った貴方方がそれを卑怯とは言いませんよね?


メルノ・ネッケル
奴の力は極低摩擦、固体の鉛玉を当てても表面で滑ってまう。けれど、それは奴の油断を誘う鍵になる!

向こうの手として考えられるのは、極低摩擦を活かした長射程の踏み込み・打ち込み。
今の奴に距離は関係あらへん……トンファーの【武器受け】で防げなければ真っ二つ。その上、防げても刃を滑らせすぐ二撃目が来る!

一撃目を捌いたら直ぐに後ろに跳び、反撃のリボルバーを5連射!ノーダメージは百も承知!滑稽で結構、これも布石!

そして、6発目……意味の無い攻撃を続ける、と見せかけてぇっ!!
ホルスターの「R&B」を素早く引き抜き、【クイックドロウ】の技能も乗せた『クイックドロウ』!
摩擦を無視する隠し球の熱線、受けろっ!!



●人の夢
「貴方が織田信長ですか、こうまで趨勢が傾いてはもはや覆せません。観念して成仏して下さい」
「フフ……この儂に成仏とな」
「第六天魔王とか言われた人が成仏とか、中々に傾いてるとは思いませんか?」
「このような言われを受けるとは、必要と言えどうつけと呼ばせるのではなかったな」
 斬撃を受けてなお戦意を崩さない信長に対し弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)は刀を構える。さらに彼女の隣に竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)も進み出る。
「お前によって滅ぼされた嘗ての城の者たちの無念……ここで仇を取らせて貰う!」
「城などいくつ落としたのも知れぬ。おおよそ弱兵ばかりであったのだろう」
「貴様!」
 落葉と銀花が信長に踏み寄ると同時に信長の全身から多数の黒針が射出される。
「この程度で私達が」
「止められるものか!」
 銀花は自らに突き刺さる針を物ともせずに進み、落葉は飛んでくる針を切り捨てて行く。
「ならばこれで止まるが良い」
 針の嵐に逆らって歩く二人に対し更にその密度を増して放つ。途端に銀花の体は栗の殻の様になり、残る落葉も無数の針を目に捉えきれずに撃ち抜かれていく。
「……口ほどにもない」
 信長の鎧をまとっていた黒い粘体が、その全身を包む。しかしその瞳だけは針の波から離れていた猟兵達を射抜いていた。
「……あの人達大丈夫かな?」
「わからへん、でも……来るで!」
 自分の体を平たくして逃れていたクロロ・メリアシャーネル(琥珀とタールのはーふ・f20793)と、今さっき飛び込んできたメルノ・ネッケル(火器狐・f09332)。が簡単に言葉を交わす、しかし直様に彼女らの前に信長の姿が現れていた。
(「速い! 空気抵抗も減らしてる!」)
「遅い」
 狙われたメッケルはなるべく垂直に当たるように胴に向かって弾丸を放つ。その衝撃の殆どが弾かれていくと言っても、極僅かの時間を稼ぐ事ができる。そしてその時間があればクロロにとっては充分。
「黒粘液はがしてやるんだよ!!」
 彼女を中心として回る琥珀が信長の表面を滑っていく、だがこちらは本命ではない。真の目的はその身を纏う粘液を吸い出すこと。――だが。
「欲しいのならくれてやるわ!」
「きゃあ!?」
 逆に信長は彼女の処理能力以上の粘液を流し込み、逆に圧力をかけかえし彼女の体を破壊する。信長は同時にメルノに斬りかかる。
「くっ……」
「この間合ならば剣のほうが速いわ!」
 信長の剣が振り下ろされる。しかしそれが彼女の体を貫くことはなかった。
「危ねえ!」
 横から飛び出した雷陣・通(ライトニングキッド・f03680)がすんでの所でメルノの体を突き飛ばしたからだ。即座に彼女は立ち上がり、通も信長から距離を取る。
「こっちは大丈夫や……見てたか」
「ああ、厄介な技だ。……それに」
 信長は更に現れた乱入者達を見据え剣を構える。
「儂とて剣の覚えが無いわけではないのでな」
 信長自身が相当の手練であり、憑いている秀吉も相当に厄介だ。形を変えての動きはそこに強い力と意思が含まれているのはクロロとの接触の中で見た通り。かといって力任せに通ろうとすればたちまち槍衾だ。
「――故に」
 通はその手に雷の剣を生み出す。
「雷霆か。この秀吉の鎧を超えるのなら刃や弾ではなくそれが必要だろうな。だが、届くかな?」
「届くか届かないかじゃない、届かせるんだ。皆の力――今こそ、貸してくれ!」
 信長と通は互いに睨み合う。他の倒れた猟兵は動かない。二人は互いの呼吸を見、そして通が動く。
「行くぞ、信長。この一刀に賭ける!」
「来るが良い小僧!」
「いっけええ! ライ! ザン!! バーー!!!」
 信長の胴に雷の刃が確実に打ち込まれ、白煙が登る。
「一撃……届いたか?」
「惜しかったな」
 通の胴に強い蹴りが打ち込まれ吹き飛ばされて動かなくなる。
「受けるのが分かっていれば秀吉を前へ固めておくだけの事。……無理をさせたな」
「フェ……フェーン……」
「……なら、今なら刃は通るということですね」
 ぐさり、と信長の腹から白刃が生える。その持ち手は血塗れの銀花その人であった。
「よもや地獄から舞い戻った貴方方がこれを卑怯とは言いませんよね?」
 そして動くのは彼女だけではない。
「その粘液が弱っているのなら引き剥がしちゃうよ!」
「フェ、フェフェフェーン!?」
 散った自らの身体を取り戻したクロロが秀吉の部分に取り付き、明後日の方向へと射出する。雷でその質量の幾ばくかを失っていたのだろう秀吉はついに信長から引き剥がされる。
「サル!」
「この隙に総攻撃だよ!!」
 猟兵達の息も絶え絶えだ、しかし戦う事を止めてはいない。
「おのれ……!」
「聞いていなかったのか? さっきの言葉を」
 立ち上がった落葉の一撃が信長の鎧を裂く。
「力を貸してくれと言った。我らは誰もが刺し違えてでも貴様を討つために集ったのだ!」
 ぐらりと揺れる信長の体がクロロの琥珀によって強かに叩きつけられる。
「そう、うちらはずっとこの時を待っていたんや! そして今がその時や!」
 メルノのR&Bが文字通り火を吹く。その熱線の先は裂かれた傷の中心、信長に齎された熱量はその中心から燃え上がり体を焼いていく。
「二度目の生もここまで。まさに夢であったか……」
 信長の体が炎に包まれ、憑いていた秀吉も焼失する。かくてオブリビオンフォーミュラにして第六天魔王・織田信長は魔空安土城に置いて潰えたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月24日


挿絵イラスト