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エンパイアウォー㊳~大帝と魔王

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー #オブリビオン・フォーミュラ #織田信長 #魔軍転生

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●決戦、安土の魔王
「来るか……猟兵たちよ。ここまで追いつめられるのは如何ほどぶりか」
 くくっ、と魔王は――第六天魔王『織田信長』は笑う。
「だが……儂を、魔王を侮るな。儂に億が一でも勝ち目があるというのなら、それを狙うもまた一興」
 魔王は待つ。
 自らを討たんと訪れる者たちを。
 その背に、大帝の剣の主の姿を背負いながら――。

●魔王討伐
「――というわけで、相手は魔王、織田信長である」
 至極まじめなトーンで、マイン・ラクーンは猟兵たちへと告げた。
 エンパイア・ウォーは最後の工程に入った。
 此処に来ればもはや、為すべきことはただ一つ。
 最後の敵、魔王織田信長を討つのみ。
 信長は、秘術「魔軍転生」を使い、魔軍将を己に憑装し、襲い掛かって来るという。
 此度の戦場で憑依しは、大帝剣『弥助アレキサンダー』。各種のメガリスを用いた豊富な攻撃が特徴となっている。
 なお、今回憑依された弥助は、幻影のようなものとなっているため、会話などは行わないという。
「織田信長は、常に我々の先手を取って行動を行う。そして、その攻撃……ユーベルコードを何らかの手段で防がなければ、おそらく一太刀、浴びせることも叶うまい」
 むにむにと、マインはその手をこすり合わせた。
「戦術、あるいは己のユーベルコード。すべてを最大限に発揮し、敵のユーベルコードを打ち払うのだ。もちろん、簡単な事ではあるまい。針の穴を通すような作業を経てようやく、我々は魔王の前に立つことを許されるのだ」
 マインはうむ、と唸ってから、続けた。
「だが……諸君なら、必ず討ち果たすことができると信じているぞ。もはや多くは語るまい。皆の無事、そして作戦の成功を、信じている。ゆくが良い、我が友たちよ」
 そう言って、マインは猟兵たちを送り出した――!


洗井落雲
 お世話になっております。洗井落雲です。
 魔王信長を、撃破してください。

●成功条件
 織田信長の撃破。

●このシナリオについて
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

●状況
 第六天魔王『織田信長』は必ず先制攻撃します。敵は、猟兵が使用するユーベルコードと同じ能力値(POW、SPD、WIZ)のユーベルコードを、猟兵より先に使用してきます。
 彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
 対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
 対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
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第1章 ボス戦 『第六天魔王『織田信長』弥助装』

POW   :    闘神の独鈷杵による決闘状態
【炎の闘気】が命中した対象を爆破し、更に互いを【炎の鎖】で繋ぐ。
SPD   :    逆賊の十字架による肉体変異
自身の身体部位ひとつを【おぞましく肥大化した不気味な鳥】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    大帝の剣の粉砕によるメガリス破壊効果
自身の装備武器を無数の【大帝の剣型】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。

イラスト:UMEn人

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●魔王決戦
 猟兵たちが転送された先は、敵の居城、魔空安土城である。
「来たか、猟兵たちよ」
 君たちの眼前には、此方を睥睨する織田信長の姿があった。その背後に憑依するのは、弥助アレキサンダーの姿だ。
 信長は、ただ自然体で立ちはだかるのみ――だが、この圧倒的なプレッシャーは何か!
 これより君たちは、この強敵と戦い、打ち勝たねばならない。
 さぁ、武器を構えろ。鬨をあげろ。決戦の時は、今だ!
緋月・透乃
いやー、まさかあの織田信長と戦えるとはね!これだけでも猟兵になれてよかったよ!
こんな機会は滅多にないし、楽しみつつ全力全開でぶつかっていくよ!

炎の闘気は多分遠距離攻撃だよね。爆発もあるし、回避重視だと近づけなさそうだね。
そこで、ぶつけて爆発させるためにスプーンを炎の闘気目掛けて投げつけるよ!
投げたらヒット確認もせずすぐに戦斧を構えて敵に向かって猛ダッシュ!爆発に突っ込むことになってもスピードを落とさず気合いだけで耐えて突っ込む!
そしてダッシュしたまま戦斧で攻撃する素振りだけ見せて勢いを殺さずに罷迅滅追昇を叩き込む!これでいくよ!
敵は強敵だからこそ、最も得意な真っ向勝負の突撃を仕掛けるんだよ!



「ふふ……まさかあの織田信長と戦えるなんてね……!」
 緋月・透乃は笑う。相手は歴史上に名を連ねるビッグ・ネーム。常なれば、相対することなど敵わぬ過去の相手。
「それが目の前にいる! それが私に刃を向けている! 猟兵冥利に尽きるって奴だよ!」
 その眼に燃ゆる闘志。
 呵々――信長は笑った。
「その意気や良し。だが、闘志に身体はついてこれるか」
 信長の身体が燃える――いや、それは、闘気だ。燃え盛る焔の闘気。並の人間ならば、その圧だけで喉の渇きを覚えるであろう、確かな熱を持った闘気が、今この時、透乃を、周囲を焼き尽くさんと、煌々と燃え盛る!
「まずは試し――」
 信長が腕を振るえば、燃え盛る闘気は焔の弾丸となって透乃を狙う! 避けるか、受けるか――透乃は、真っすぐに、焔へと向けて駆けた!
「自棄になったか!」
 失望の色を乗せて、信長は叫び、その手を握る。透乃へと着弾した焔の闘気は爆炎を巻き起こし、安土城の一室を嘗め尽くす!
 信長が、強く腕をひいた! 着弾した相手を焔の鎖でつなぐのが、このユーベルコードである。なれば、その先には、無残に焼かれた透乃の姿がある――。
「――はっ」
 信長は、笑った。その焔の鎖が捉えたものは、透乃ではない。
「銀の匙……うつけめ! 儂に匙を投げたか!」
「諦めたわけじゃないからねっ!」
 焔の鎖と並行するように、爆炎の中より現れたのは、戦斧を構えた透乃の姿だ!
 透乃が行ったのは、つまり焔の闘気が着弾の寸前に、前方に向って小さなスプーンを放り投げたのだ。だが、如何に直撃は免れようとも、それに伴う爆風を防ぎようがない。
 だが、それも、必要な最小の犠牲だ! 体のあちこちにやけどを残しながら、しかし獰猛な笑みが、爛々と輝く透乃の眼が、信長を貫く!
「うつけめ! それでこの後はどうする!?」
 信長は、楽しげに笑った。
「決まってる! あとは私の、全力全開――ッ!」
 爆風の勢いも乗せて飛ぶ込んでくる透乃。後の策はない。単純に、全力を叩きつけてやるだけだ!
 振り下ろされる戦斧を、信長はその刀で受け止めた――信長の身体を、衝撃が走る。おまけとばかりに、透乃は信長を蹴り付け、その勢いで大きく距離をとる。
「大うつけめ。名を聞き損ねたな」
 信長は笑う。多少のダメージは受けても、いまだ健在だ。
「教えてあげる。緋月・透乃。それが私の名前だよ」
 その身体に傷を帯びながらも、信長に一太刀浴びせることのできた喜びに、透乃は会心の笑みを浮かべた。

成功 🔵​🔵​🔴​

セシル・バーナード
ついに敵の首魁とお目通りか。いくよ、織田・信長!

炎の闘気なんてまともに受けられないね。攻撃を「見切り」空間転移で信長の背後に回って、空間断裂を一閃。
極力空間転移と未来収束を使って信長の攻撃をよけて、空間断裂で反撃を試みる。
未来収束で信長の攻撃を「見切り」対処する上で一番面倒なのが花びら攻撃。おそらく有効半径はこちらの転移可能範囲より上。
花びらを使われたら次元装甲でやり過ごそう。
その間に炎の鎖で繋がれたら、「火炎耐性」「激痛耐性」で次元装甲解除後のダメージを減らす。これだと転移も封じられそうだ。
そうなったら、空間断裂で反撃しながら動ける範囲内を逃げ回るしかない。

でも、次に繋げられればそれで十分。



 ――焔の闘気、か……。
 セシル・バーナードは、信長を目前に、思考を巡らせる。
 奴の闘気は、爆発と共にこちらを鎖でつなぎとめる。食らえばそれだけで、不利を押し付けられるようなものだ。まともに相対するのは避けたい。
「いくよ、織田・信長!」
 腹は決まった。セシルは畳を蹴って駆けだす。
「次は貴様か。来るが良い」
 信長は静かに構えると、その刃を振るった。目にもとまらぬ速さで振るわれる斬撃――だが、セシルはそれらを紙一重で回避して回る。
「なるほど、素早いな――なら!」
 信長の闘気が膨れ上がるのを、セシルは感じ取った。闘気が来る! セシルはユーベルコードを発動。空間のひび割れをこじ開け、中に入り込む。
 刹那、セシルが現れたのは、信長の背後である。空間転移による奇襲! 絶対必中のそれは、
「たわけめ。貴様がそうするなら、対応を変えるだけの事」
「なっ……!」
 突如セシルの眼前に現れた、巨大な、不気味な鳥のくちばしにより、妨げられた。それは、変異した信長の肩口より生えたものである。
 鳥はセシルの腹を咥え、強かに地へと叩きつける!
「ぐっ……!」
 痛みにうめくセシル――信長はそれを見下ろした。
「発想は良し……しかし、一歩届かぬな」
 わずかに、ほんの少し――セシルの刃は、信長に届くことは無かった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

四王天・燦
神鳴担いで参上。
賽は振られ現在がある。これ程のカリスマの御仁が『討たれた』という賽の目を引っ繰り返すなよ。
「死ねよ。恰好良いまま死ねよ」

「噂の不如帰か」
怪鳥に対し逃げ足で間合いを維持し、武器受けで凌ぎ動きに慣らす。
いずれ喰われるのは覚悟。
見切って麻痺毒(マヒ攻撃)の袋を仕込んだ、逆腕などの非致命傷部位に、自然な流れで攻撃を受けるぜ。
「痺れるくらい美味いだろ?」

僅かの麻痺で充分。
妖魔解放・猫又。手を舐めてひと鳴き。
妖の火炎衝撃波を放ち、本能寺の再現の如く部屋ごと焼く。
「骸の海から拾ってくれたことは感謝しているにゃ。だから最後は―」
高速移動で詰めて小細工せずに斬り合う。侍として愉しく逝かせてやる



 織田信長――オブリビオン・フォーミュラ。
 それはかつて、歴史上、討たれたはずの存在である。
「アンタは――死んでるんだろ」
 静かに――四王天・燦は告げた。掲げるは『神鳴』。紅の雷をほとばしらせる刃。
「賽は振られた。賽の目は出た。それをひっくり返すな。死ねよ。恰好良いまま死ねよ」
 呵々――信長は笑った。
「儂は大うつけよ。士のように、潔く死ぬことはできぬ。そこに歩む道があるなら、歩まねばすまぬが己がサガであるが故に」
 ――ハッ。
 燦もまた、笑った。
「うつけか。ならばその足、止めてやるさ」
 刃を、構える。
 信長もまた、己が左腕を振るった。その左腕が、奇怪な鳥の頭へと変貌を遂げる。
「噂の不如帰か」
「下らぬ詩よ。鳴かぬ不如帰には、鳴かぬなりの使い道があろう」
 信長が腕を振るう。まるで生きた鳥の頭のように、それは奇怪に吠えた。
 燦がその刃を振るう。紅の雷が、怪鳥のくちばしと切り結ぶ。
 一度。二度。幾度かの打ち合い。それだけで、燦には理解できた。
 このままではじり貧……いや、いずれ攻撃を受ける。
 ――故に。
 信長のくちばしが、燦の腕に噛みつくのは、当然のことであった。
 ――そのように、誘導したのだから。
 怪鳥が、奇声をあげる。燦の腕に仕込まれていたものが、その時、効果を発揮した。
「――麻痺毒か。だが、そのようなものでは」
 わずかの刹那、動きを止めることが精いっぱい。
「それで――いいにゃよ」
 燦の、その眼の輝きが代わる。手の甲をペロリと舐めた瞬間、その身体より迸る、炎属性の衝撃波! 本命は、この攻撃だ! 非致命傷部位を差し出して得られた、刹那の時間。そしてその刹那があれば、反撃はたやすい!
 それは、信長の身体を貫き、安土城の一室を燃やし始めた! 信長のそれとは異なる炎が、あたりを嘗め尽くす!
「億が一つ勝機があれば、それに乗るのも一興……だったかにゃ? 此方も同じ、刹那の時間でも止められるなら、それで結構。そして」
 『燦』は、妖艶に笑った。
「ここがアタシ達の『本能寺』だにゃ」
「で、あるか」
 身体を駆け抜けた衝撃――しかし信長は毅然と立ち上がり、にやり、と笑って見せるのであった。
 信長と燦――その眼には、燃え盛る炎が映っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

霧島・絶奈
◆心情
スカンダの独鈷杵ですか…
そんな物が無くとも、私は貴方の前に立ちましょう
闘争を愛するが故に…

◆行動
敵の先制攻撃対策として【オーラ防御】を展開しつつ回避行動
併せて【衝撃波】による【範囲攻撃】を【二回攻撃】で放ち、闘気の相殺や軌道修正を図り回避を補助

負傷は【生命力吸収】で回復

可能なら回避中にも【罠使い】として罠を設置
反撃の足掛かりとします

可能なら敵の先制攻撃に呼応して、無理なら先制攻撃対応後に『二つの三日月』を召喚

【目立たない】事を活用し巨人の影に隠れ移動
罠を設置しつつ接近
『二つの三日月』の攻撃に呼応し、死角から【二回攻撃】する【範囲攻撃】の【マヒ攻撃】
罠と併せた複合攻撃で敵に【恐怖を与える】



 猟兵たちと、信長。その熾烈な戦いは続く。
 猟兵たちが切り込めば、また信長も刃を以って返し、
 信長が切り込めば、猟兵たちもまた切り返す。
 まさに一進一退――彼の織田信長を前に、猟兵たちは果敢に戦い続けている。
「是非もなし」
 信長が、その拳を振るう。焔の闘気が爆発的に膨れ上がって燃え盛る。
「スカンダの独鈷杵ですか……」
 霧島・絶奈は薄く微笑んだ。
「で、あるか。どうやら些かの知識を持ち合わせているようであるな。何処かの世界での縁か?」
 からかうように信長が言う。絶奈は底を見せぬように、笑顔を絶やさない。
「かも知れませんよ。しかし、そのようなものを持ち出さなくとも、私はあなたの前に立ちはだかりましょう」
 呵々、信長は笑った。
「では受けてみよ――我が闘気、焔の一撃を!」
 吹き抜ける焔! 闘気の弾丸が、絶奈へと襲い掛かる! 絶奈はオーラを展開し、焔の爆風を受け止める!
 さく裂する、焔! 爆風が周囲を嘗め尽くし、熱気が肌を焼く! 信長は、焔の鎖が繋がれたことを自覚した! だが、その先にいたものは、絶奈ではない――。
「――――!」
 それが、吠えた。鎖の先につながったものは、光の巨人である。その形状は、二つの三日月が重なったようなものである。
「で、あるか」
 信長が笑う。光の巨人とのチェーンデスマッチ……巨人がその手を引くのに合わせて、信長は跳んだ。自らを引き寄せる、その力を利用し、信長は力強く刃を振りかざした! 対して巨人は、無数の小さな二つの三日月を展開、さながら機雷のようにまき散らす!
「ぬ、おおおおおお!」
 三日月の機雷原を強引に突破しながら信長が切りかかる! 鮮血の如き光の粒子が、巨人から迸った!
「私の事もお忘れなく」
 その閃光を切り裂いて、絶奈は黒剣【Guilty】を振るった。信長はとっさに身を翻し、最小限のダメージで斬撃から身を引く。
「二対一」
 信長が言った。
「ちょうど良い枷よ」
「では……闘争を続けましょうか」
 二人の獣はこの時、捕食動物の如き笑みを浮かべていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィルヘルム・スマラクトヴァルト
さすがにオブリビオンフォーミュラともなれば、
プレッシャーが桁違いですね。ですが、怯んではいられません。
「緑の騎士ウィルヘルム・スマラクトヴァルト、推参!
貴方を討ち、この戦争を終わらせる!」

先制の炎の闘気は、「第六感」を働かせつつ「見切り」、
緑の大盾で確実に「盾受け」して止めます。
爆風が緑の大盾を抜けてくるようであれば、
「オーラ防御」と「激痛耐性」で耐えます。

炎の鎖で繋がれるのは、白兵戦しか出来ない私には望むところ。
先制攻撃を耐えたら、「ハイパー・ガーディアン・モード」を使用。
「怪力」で緑の斧槍を振るいつつ、数合打ち合ったら「フェイント」で
機を作り、「ランスチャージ」での「串刺し」を狙います。



 騎士は立つ。
 焔の中に、ああ、燦然と。
 敵は強大なり。さりとて怯むことは出来ず。
 立たねばならぬ。今を生きる人の為。
 断たねばならぬ。過去よりの亡霊を。
「緑の騎士ウィルヘルム・スマラクトヴァルト、推参! 貴方を討ち、この戦争を終わらせる!」
 騎士は叫ぶ。誓いの言葉を。
 騎士は掲げる。緑の斧槍を。
「騎士――なるほど、モノノフか」
 信長は静かに、その刀を構えた。
「来るがいい。大将首ぞ」
 にい、と笑う。
 騎士が、駆けだす。それは、緑の疾風であるかのように。
 信長が、腕を振るった。放たれる、灼熱の闘気! 如何にして回避するか――騎士はただ、受けた。
 掲げるは、緑の大盾。それは決して壊れぬ、決して砕けぬ、不滅の盾――不滅の心。
 故に、その盾に、己が運命をかけることは、騎士にとって当然のことである。
 爆風が、騎士の身体を襲った! その宝石の身体を溶かしつくさんばかりの焔を、しかし騎士は歯をくいしばって耐えて見せる!
 ついで、身体を引かれた。盾にきつく食い込んだ焔の鎖が、騎士を爆風より引きずり出す!
「鎖でつながれるなら、望むところ」
 騎士は笑んで見せた。
 戦術の成った、笑みである。
 耐え切れたのならば。一撃を耐え切れたのならば。
 その刃、必ず貫き通す。
「この世界も、そこに住まう人々も! 私が護る!」
 騎士は吠えた! 騎士は跳んだ! その身体に、エメラルドの輝きを纏いながら!
 その輝きは、正しき誓い。すべてを守るという、清き意志の具現。その強さに比例するように、エメラルドは強く、激しく――焔の明かりを飲み込まんほどに、輝く!
「ぬ……うっ!」
 信長が呻いた。
 その腕に深々と、緑の斧槍は喰い込んでいた。
 戦いの天秤が、大きく傾いた瞬間であった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ステラ・クロセ
あれが織田信長。この戦いの元凶。
そう、討つべきは今。いくよ!

炎の闘気に対して、アタシはサイキックエナジーを炎に換え、【属性攻撃】で相殺する。
でも相手が相手、全てを相殺できるとは考えてない。
ここは【見切り】から左右どちらかを決めて【ジャンプ】で横に跳んで避ける。

炎の鎖が飛んで来たら、アタシは刀を出してその刀で【武器受け】する。
受けたらサイキックエナジーを引っ込めて刀を消すよ。

反撃はUC【焔轟熱風剣】。
刀を消すなんて芸じゃしのげるのは一回限り。さらなる攻撃の前に自分から【勇気】をもって突っこんで切りかかりにいく。
「アンタの野望、アタシの炎で焼き尽くす!」

※アドリブ・連携など歓迎です!



 その時、戦いは佳境へと突入した。
 猟兵たちの猛攻の果て、信長は確かに深い傷を負ったのである。
「織田信長ぁぁぁっ!」
 その機を逃す猟兵ではない。ステラ・クロセはこの時、信長へ向けて吶喊した。
 その手に掲げる刃、包みしは業火のサイキックエナジー。そして燃え滾る猛き闘志がステラの身体を包み、激しく燃え盛っていた。
「炎同士か……ぶつかり合うのもまた一興よな!」
 信長が刃を振るう。放たれる焔の闘気! 二人の炎が正面から衝突し、爆発!
 爆炎があたりを嘗め尽くし、熱い空気が喉を軽く焼いた。だが、ステラは健在である。
 爆発の瞬間、横っ飛びに跳躍し、爆風から逃れたステラ。しかし信長の攻撃は終わらない。爆風により生じた炎の鎖が、逃げるステラを追い飛来する。ステラは『Now or Never』を掲げて、その鎖を受け止めた。
 信長が鎖を引き――その瞬間、刃は消え失せた。
「奇妙な刃よ……!」
 たまらず信長が体勢を崩す。それは、今までの猟兵たちの戦いによって負った傷が、確実にその命への道筋を刻んでいったことの証左である。
 そして、その命へ手を伸ばすチャンスは、今。
 Now or Never――それは、奇しくもその刃の名と同様に。
 今の機会を逃したら、もう決して無い。
「アンタの野望、アタシの炎で焼き尽くす!」
 故に、大いなる勇気を持って。
 業火の刃を再び発生させた小さな勇者は、その時、魔王へと迫る。
 ――魔王と勇者の戦いは、いつだってこう締めくくられる。
 勇者は魔王を、見事に討ち取りました、と。
「見事」
 魔王が、血を吐いた。
 その胸に深々と、業火の刃は突き刺さっていた。
「お前の……お前たちの力。お前たちの炎。見事儂に届いたぞ」
 業火の刃を引き抜けば、魔王はどう、と血に倒れ伏す。
 そして静かに――その身体は骸の海へと還っていった――。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年08月25日


挿絵イラスト