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エンパイアウォー㉞~背後霊憑き第六天魔王を討て!

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー #オブリビオン・フォーミュラ #織田信長 #魔軍転生

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●魔空安土城が主に迫る足音
「遂に来たか、猟兵達よ」
 魔将軍たちが張り巡らせた首塚の一族と護衛する幕府軍を討ち倒す企みは、
 全てが打ち砕かれて。
 魔将軍自体も残るは弥助と秀吉の二人までとなってしまい。
 猟兵の侵攻を阻止すべく、安土城にも相応の戦力を残していたのだが。
 幕府軍を損ねる事が出来なかった為に、
 それら戦力の全てを幕府軍に振り分ける事になって。
 自身の処まで猟兵を妨げるものは何もない状況となっていた。
「さて、もはや儂に万にひとつの勝ち目も無かろうが……。
 億にひとつでもあるのならば、賭けてみるのも一興よ」
 しかし、信長に諦めの様子など一つも無かった。
 むしろこの状況を楽しんでいる様にも見えた。
「秘術「魔軍転生」。甲斐の虎と呼ばれた武田信玄よ、儂に憑装せよ……!」
 そして背後に赤き甲冑に身を包む白き虎人が浮かばせ、
 猟兵達を迎え撃つ支度を整えるのであった。

●最終決戦、第六天魔王『織田信長』
 多くの人々でごった返すグリモアベースの中で、
 郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)の呼びかけに応じた猟兵たちに頭を下げる。
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。
 今回皆さんにお集まり頂いたのは遂に今回の戦争を引き起こした、
 オブビリオン・フォーミュラたる織田信長を討つ為に他なりません」
 島原に浮かぶ魔空安土城であったが、
 猟兵達の活躍により幕府軍はその勢力を一兵も欠かすことなく、
 増援も合流するほどに保持する事に成功。
「首塚の一族の皆さんが城を引き摺り降ろして、
 万全な状態の幕府軍が敵本隊を引き受けてくれています。
 私達は織田信長討伐に集中出来る状態です。猟兵の活躍・活動のお陰ですね」
 しかし、オブビリオン・フォーミュラである織田信長の力は強大である。
「オブリビオンフォーミュラ、第六天魔王『織田信長』は、
 「魔軍転生」なる秘術によって配下の魔軍将を背後霊のように「憑装」させて、
 私達に挑んできます」
 こちらも猟兵達の活躍によって憑装出来る魔将軍の数はそれほど多くは無い。
「私が皆さんを送った際に相対する織田信長の憑装、それは武田信玄です」
 三条ヶ原の戦いで復活を阻止された魔将軍ではあり、
 エンパイアウォーに参戦してはいなかった。
 だが、憑装としてはまだ力を引き出せるのであろう。
「三条ヶ原の戦いでは武田二十四将と戦い、信玄本人とは戦いませんでしたが。
 こういう形での出現するというのなら。徹底的に打ち倒してやりましょう!」
 信長にも信玄の力を使った事を後悔させてくださいね!
 などと本題から外れかかった所でハッと我に返り、ボンッと赤面した後。
 被りを振って気を取り直し、集まった猟兵に注意喚起をおこなう。
「オブビリオン・フォーミュラである信長は勿論猟兵より先んじて攻撃を繰り出します。
 故に相手の攻撃をどう潜り抜けて、攻撃へと繋げるかが大事なのですよ」
 そして1人の猟兵が複数のユーベルコードにて信長に対して対抗を図るのは、
 相手も同様にそれぞれの技に対して機先を制してきて、
 成功率が著しく下がるので止めておいた方が良いとも付け加える。
「この戦いは相手は魔将軍の力を纏い、
 億の一の可能性を掴み取ろうとする必死の覚悟を持ち、
 少しでも隙を見せれば喰い破ぶってくる様な難敵です。
 ですが、今までの戦いを無駄にしない為に。
 今一度皆様のお力添えをよろしくお願いします。
 皆さんなら倒せるはずと信じていますよ!」

 一通り説明を終えた瑞莉は意識を接続するワールド、
 サムライエンパイアへと向ける。
「それでは行きますよ。くれぐれも油断なきよう気を付けて下さい。
 頼みましたよ、皆さん」


義助次郎
 義助次郎と申します。
 いよいよエンパイアウォーも最終局面。
 武田信玄の出番は戦争では無いと思っていたら、びっくりの登場!!

 という事で戦争の行方を決める大事な一戦、皆さんのお力となるべく、
 戦争シナリオを出させていただきます。
 と言いつつプレイングなのですが……。
 執筆の関係上24日(土)8時31分以後でお願い致します。

 内容は『㉞織田信長信玄装』のシナリオとなっています。
 敵の詳細は、フラグメントの通りです。
 今回の戦闘では下記の特殊ルールがありますので一読をお願い致します。

 ====================
 第六天魔王『織田信長』は、先制攻撃を行います。
 これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
 彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
 対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
 対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
 ====================

 オープニングやマスターからでも語っていますが、
 攻撃の対抗策や工夫が無い場合や複数のユーベルコード使用の際には、
 厳しい判定を行いますのでご注意してください。
 それでは、皆さまからのプレイング、心よりお待ちしております。

●このシナリオは、「戦争シナリオ」です。1フラグメントで完結し、
 「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 ボス戦 『第六天魔王『織田信長』信玄装』

POW   :    風林火山
【渦巻く炎の刀】【黒曜石の全身甲冑】【嵐を呼ぶ樹木の翼】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    甲斐の虎
自身の身長の2倍の【白虎状態に変身した武田信玄】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ   :    武田騎馬軍団
レベル×5本の【武田軍】属性の【騎馬武者】を放つ。

イラスト:UMEn人

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鍋島・小百合子
SPD重視

彼奴が織田信長…此度の合戦に参戦できなかった武田信玄を従えてきおったか!
今こそ己が勇気を発揮する時!

「甲斐の虎を相棒とするか!ならばわらわも!」
先制攻撃では信長を騎乗させた虎の動きを読みつつ回避を意識、間に合わない場合は薙刀の武器受けにて防御
早期に動きを読み取れた場合は小太刀による咄嗟の一撃を加える
先制攻撃を乗り越えたらUC「鎧装馬騎乗」発動
召喚した鎧軍馬に騎乗後、虎の動きに追従するように戦場内を縦横無尽に駆け回り(騎乗、ダッシュ、ジャンプ併用)馬上からの薙刀捌きによる一撃を加えていく(なぎ払い、範囲攻撃、鎧砕き併用)
距離を取れる場合は長弓で馬上狙撃
足りない要素は己が勇気で補う!!


アリス・フェアリィハート
アドリブや連携等も歓迎です

遂に、織田信長さんが…
それに
武田信玄さんまで…

『それでも…この世界の為に…信長さん…貴方と戦います…!』

先制攻撃は
【第六感】【見切り】【早業】をフルに駆使し
UCを発動
周囲の無機物を無数の
『白の女王の勇猛な騎士の軍勢』に
変換し対抗させ
回避・相殺を試みます

何とか先制攻撃を
回避できたら
自身の剣
『ヴォーパルソード』と

『プリンセスアリスランス』を
使い
【破魔】を込めて
【属性攻撃】や【なぎ払い】
【鎧無視攻撃】等の
近接攻撃や
剣や槍から放つ
【衝撃波】【誘導弾】等の
遠距離攻撃を
【2回攻撃】での
時間差・多角攻撃と合わせ
攻撃

敵の攻撃は
【第六感】【見切り】【残像】
【オーラ防御】
等で回避・防御


黒玻璃・ミコ
※スライム形態

◆行動
まさか甲斐の虎がにゃんことは
信長公が正統派である以上に驚きでしたね

戯言はさて置き
貴方の目的でもあるグリードオーシャンへは
猟兵である私達が赴くとしましょう

武田軍の騎馬隊の真価は統率された一糸乱れぬ集団戦です
なれば【毒使い】により精製した幻覚効果のある薬物を
【戦闘知識】を活用して彼等が取る陣形へ
効率的に【念動力】で散布し文字通り足並みを乱しましょう

混乱を巧みに利用し首尾よく攻撃を躱せたなら
本命の【黒竜の闇帳】を使います
【暗視】持ちの私や甲州透波なら兎も角
騎馬隊が夜戦で力を発揮出来るとお思いですか?
夜陰に乗じて【暗殺】して行きますよ

◆補足
他の猟兵さんとの連携、アドリブOK


デナイル・ヒステリカル
後世にも伝わる武田の騎馬武者。
それを信長が指揮するのは何とも皮肉的ですね。

シュールな光景であろうと脅威の大きさは健在。
騎馬武者へ正しい対処をしなければ、この戦いの勝利は有り得ない。
全力を、尽くしましょう。

先んじて突撃してくる騎馬武者へ雷撃による攻勢を仕掛けます。
目的は彼らの纏う鎧甲冑への干渉。

鎧を構成する鉄を強烈に磁化させ、磁力の引き合う力によって隊列を乱そうと試みます。
左右前後の味方と張り付いてしまえば攻撃所では無くなりますからね。

初撃を凌いで体勢を整える事が出来ればこちらの番です。

UC:レギオンたちによる一斉攻撃
騎馬隊へは銃が有効。
織田信長、あなたが紡いだ歴史が証明してくれています。



●魔空安土城にて。猟兵VS織田信長!!! 

 首塚の一族によって島原の地面へと降り立った魔空安土城。
 猟兵達は幕府軍が城にいた本隊の軍勢を相手取ってくれている間を縫うように。
 城を上へ上へと上がっていく。
 幕府軍を抜ける際に声を掛けられる。
「ここは俺達に任せて先へ。って一回行ってみたかったんだよね!」
 そして託されるサムライエンパイアの行く末。
「織田信長打倒、託したぜ、頑張れよ!」 
 託されたものを胸に刻み進む猟兵達、天守閣も近くなったその階は
 フロア全体が一つの大広間となっていた。
 その奥に鎮座していた黒き甲冑を身に纏いし武者から強烈な殺気が放たれ、
 猟兵達を射貫く。
「来たか、猟兵達よ。儂はここだ。逃げも隠れもせぬわ!」
 第六天魔王、織田信長。
 既に刀は抜き放たれ、
 背後には燃え盛る炎と憑装と顕現している武田信玄の姿がそこにはあった。
「彼奴が織田信長……。
 此度の合戦に参戦できなかった武田信玄を従えてきおったか!」
 鍋島・小百合子(朱威の風舞・f04799)は三条ヶ原の戦いで、
 信玄復活を阻止した者の一人として驚きと放たれる殺気に畏怖を隠せない。
(遂に、織田信長さんが……。それに武田信玄さんまで……)
 同じく歴史上勇猛果敢と呼ばれた武将の前にして、
 竦みかけるアリス・フェアリィハート(不思議の国の天使姫アリス・f01939)。
「それでも…この世界の為に…信長さん…貴方と戦います…!」
 だが彼女の脳裏に思い出されたのはエンパイアウォーでの戦い。
 その戦いたちがアリスの心を奮い立たせる。
 その姿に小百合子も一度目を瞑ると。
 脳裏に浮かぶは滅んだ故郷での顔なじみ達、そしてこれまでの戦いの記憶。
「魔を祓い闇を斬るのがわらわのすべき事じゃ。今こそ己が勇気を発揮する時!」
 次に開いた目には恐れは無く。まっすぐに薙刀の切っ先を魔王へと向ける。
「フハハハハハハハハ!!! 
 魔王たる儂の首、そこまで安くやるつもりはないぞ!往くぞ、信玄!」
 信玄は風林火山と書かれた軍配を振るうと、100を超える騎馬が猟兵達へ向かい。
 信長は白き虎へと転じた信玄に乗り、騎馬たちを率いる。
「後世にも伝わる武田の騎馬武者。
 それを信長が指揮するのは何とも皮肉的ですね」
「それにまさか甲斐の虎がにゃんことは。
 信長公が正統派である以上に驚きでしたね」
 デナイル・ヒステリカル(架空存在の電脳魔術士・f03357)の感想に、
 黒玻璃・ミコ(屠竜の魔女・f00148)も同意しつつも。
 両者共に内心ではこの光景がシュールであろうと、
 脅威の大きさをひしひしと感じていた。
 たった四人の猟兵相手に騎馬軍団に加えて、
 信長も虎に騎乗して共に仕掛けてくるなど一分の油断も無かったからだ。

「甲斐の虎を相棒とするか!」
 信長が仕掛けたのは小百合子。
 持ち前の目の良さと身体捌きで信玄虎の鋭い爪を躱し、
 信長の刀を薙刀で受ける流す。
「ほう……、信玄の爪と儂の刀を捌くだけでなく、反撃も加えるか」
 信玄虎には浅くはあるが刀傷が走っていた。
 小百合子は爪を避けた瞬間、咄嗟に小太刀を抜いていたのだ。
「ならばわらわも!我は呼び出す。敵を踏み潰せし蹄持つ騎馬…出でよ!」
 そうして出るは鎧軍馬。小百合子のかつての愛馬であったつぶての生まれ変わり。 颯爽と乗ると信玄虎の動きに追従するように駆け、
 信長の刀と薙刀が、信玄の爪や牙と騎馬の蹄鉄と面の角がぶつかり合う。
 互いに騎乗する者達をも傷つけ合っていく。
 一方の三人の猟兵は武田の騎馬軍団に襲われようとしていた。
「騎馬武者へ正しい対処をしなければ、この戦いの勝利は有り得ない」
 デナイルの言葉に頷くミコとアリスに迫る騎馬を見据えて。
「それでは各々全力を、尽くしましょう」
 デナイルは先んじて突撃してくる騎馬武者へと、
 増幅プログラムによって生成した電力を使って強力な雷撃を放つ。
 倒れ伏す騎馬に隊列が乱れるが、更に騎馬武者達には異変が起きる。
 放った雷撃によって武者鎧が強力な磁場を纏い、
 周囲の金属、つまり武者達やその武装を引き付けたのだ。
 そしてその混乱は更に広がりを見せていく。
「武田軍の騎馬隊の真価は統率された一糸乱れぬ集団戦ですからね。
 私が精製した薬で足並みを乱れてもらいましょう」
 毒使いの知識を用いて生成された幻覚作用がある薬が、
 念動力で効率よく広がりを見せ、幻覚によってその足並みはさらに乱れていく。
「トランプ兵さん達の噂では……、女王様は錬金術にご執心なのです……」
 混乱した騎馬たちを襲い始めたのはアリスが城にある無機物が変化した、
 白の女王の勇猛な騎士の軍勢。
 幻覚でまともに戦えない武者達を次々と倒していく。
「さぁ、状況開始だ」
 デナイルも電子妖精のバーチャルレギオンを呼び出すと、
 騎馬武者たちに向けて銃を持たせて一斉に射撃を開始する。
「騎馬隊へは銃が有効。
 織田信長、あなたが紡いだ歴史が証明してくれています」
 更に次々と討たれていく騎馬武者達、
 そして小百合子と鍔迫り合いの最中に、
 自身へと飛んでくる銃弾が掠り傷を負いながらも。
「武田の騎馬軍団を儂が用いた意趣返しという訳か。
 だがこんな弾では信長は殺せはせぬぞ!」 
 そんなことは分かっているが、
 騎馬軍団が猟兵が自由に動くのを阻害していたのも事実。
 今度は信長に対して攻勢を仕掛ける。
「いあいあはすたあ……拘束制御術式解放。
 黒き混沌より目覚めなさい、第陸の竜よ!」
 ミコから放たれる屠竜の魔女の暗黒の魔力が信長を襲うも寸前で回避。
 だが、ミコは微笑む。
「私や甲州透波なら兎も角、騎馬が夜戦で力を発揮出来るとお思いですか?」
「何!?」
 外れた魔力は地面で爆発すると部屋を相手の五感を奪う闇が広間を覆う。
 五感を封じられた信長に猟兵達は一斉に仕掛ける。
 デナイルがレギオンに包囲攻撃で一斉射。
 その後にアリスはヴォーパルソードとプリンセスアリスランスを用いて、
 破魔の力を宿した衝撃波を生むと同時に、自身も吶喊。
 小百合子は長弓にて騎乗からの狙撃を。
 そして闇を生み出した張本人たるミコは夜陰に乗じて密やかに近づくと。
「此れしきの闇でこの第六天魔王、織田信長は屈せぬぞ」
 矢や銃弾は持ち前の経験でかすり傷で済ませ、
 刀や信玄の爪の一撃で衝撃波は掻き消す事は出来たが。
 アリスの鎧の隙間を縫う斬撃と刺突は回避しきれず。
 ミコの暗殺の一撃に至ってはまともに背中から喰らってしまう。
「ぐっ!!!!!儂を暗殺とは善住坊や光秀に並ぶものよの。
 だが、儂はまだ倒れてやるわけにはいかんぞ。
 グリードオーシャン征服という面白きことが待ってる故な」
 ミコが下がった後、刀に渦巻く炎を纏わせると。
 一閃し闇を切り払い仕切り直しを図る。
 猟兵も持てる力を尽くした戦い。
 必ず打倒するという決意を込めて彼の言葉に応じる。
「貴方の目的でもあるグリードオーシャンへは、
 猟兵である私達が赴くとしましょう。ですから此処で倒れて貰いますよ」
 立ちはだかる猟兵達という壁に、
 信長は面白いと言わんばかりの獰猛な笑みを返すと。
 刀を再び構えるのであった。

 信長と猟兵との戦いは信長にも少なくないダメージを積み重ねる事に成功した。
 オブリビオンフォーミュラの打倒、あともう一息。 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

遠呂智・景明
武田信玄と織田信長。
そして風林火山。
斬る相手として不足はねぇ。むしろ、よくぞって感じだ。

さあ、その風林火山突破させてもらおうか。
敵の初撃に合わせて二刀を抜き、守勢へ。
嵐を起こすのであればその風に流されぬよう気流の弱いところを斬り捨てる。
炎の刀であれば二刀流で削る。黒鉄で受け止め、大蛇切で切り払う。その逆もまた。炎を削り、可能なら敵の翼も狙おう。

初撃を凌ぎきれば、こちらの番だ。
黒鉄を納め、大蛇切のみを構える。
我が渾身の一太刀を持って、てめぇらの終わりを証明してやる。
一足で敵の懐へ、その鎧ごとぶった斬る。ここに至れば敵の反撃など気にもとめない
大蛇切 景明、それがお前らを殺す刀の銘だ。
とくと味わえ。


大神・零児
武田の騎馬隊か
流石に馬は爆発音に驚くだろう

突撃してくる騎馬兵にはスタンモードと爆発力重視のマルチグレネードを複数、投擲か撃ち込むかして範囲攻撃により回りの敵も纏めて怯ませる
そしたらありったけの毒ガスのマルチグレネードで広範囲を攻撃

敵が動きを鈍らせたらUC発動
近距離戦闘部隊は毒ガスも装備
遠距離攻撃部隊はミサイル、クラスター、アンチマテリアルライフル等、アウトレンジ攻撃が可能な装備
まずは風上から毒ガスを散布し更に肉体的にも精神的にも追い込み
敵が動きを止めるか後退し始めたら情け無用のアウトレンジ攻撃で信長ごと攻撃

技能
2回攻撃
範囲攻撃
毒使い
毒耐性
戦闘知識
世界知識
マヒ攻撃
一斉発射
メカニック

アドリブ共闘可


御剣・刀也
第六天魔王、織田信長
まさに覇王に相応しい。が、お前は武人じゃない
他人の力を借りなきゃ戦えないのなら、尚の事な

風林火山は渦巻く炎の刀ならば、見切り、第六感、残像、武器受けで防御、いなすかしてカウンターで斬り捨てる。
黒曜石の全身甲冑で殴り掛かってくるなら見切り、第六感、残像、武器受けグラップルで受ける、いなす、避けるしながらカウンターで関節を極める。
嵐を呼ぶ樹木の翼なら勇気、ダッシュで嵐の中を突っ切って、踏み込んで捨て身の一撃で斬り捨てる
「お前は確かに王の器かもしれない。が、強者じゃない。部下の力を借りなきゃ戦えないのか?そんな奴じゃ俺の中の鬼は騒がない。その部下事、斬り捨ててやる」



 信長が構える刀に呼応するように三人の猟兵が動く。
「来るか、猟兵どもよ。為れば儂も応えようぞ。
 疾きこと風の如く、徐かなること林の如く」
 信長自身、信玄がその身に消えると同時に。
 手に持つ太刀が渦巻く炎を纏い、黒き鎧は黒曜石の輝きを放ち。
 背には樹木で出来た翼を生やして。
 猟兵の背後に音も無く突然現れる武田の騎馬軍団。
 そちらに一瞬気が取られた隙を狙う様に。
「侵掠すること火の如く」
 信長も猟兵達へと突っ込んでくる。
 猟兵達は視線を瞬間、交錯させると信長と騎馬軍団を迎え撃つ。
 騎馬軍団へと向き直った獣人型の人狼の大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)は。
 爆発力重視のスタングレネードのピンを流れる様な手付きで抜くと投げ込む。
 グレネードの爆発を受けた敵騎馬は一斉にパニックを起こし、
 武者達はあまりのパニックと続けて襲ってきた爆風に次々と落馬していく。
「武田の騎馬隊とはいえ、流石に馬は爆発音に驚いただろう」
 いくら剣戟や怒号、鉄砲の音に慣れさせている騎馬であっても、
 サムライエンパイアの世界にはスタングレネードは存在しないのだ。
  
 一方で猛虎の如く猟兵を襲おうとする信長を紅の瞳は油断なく見切っていた。
「武田信玄と織田信長。そして振るわれるはかの風林火山を冠した憑装。
 斬る相手として不足はねぇ。むしろ、よくぞって感じだ」
 斬ると定めた信長の肌で感じる強さに口元の口角を上げると。
 遠呂智・景明(いつか明けの景色を望むために・f00220)は、
 それぞれの手に刀の柄を掴む。
 自分自身である刀、大蛇切 景明とかつての主の置き土産たる刀、黒鉄。
 信長の荒れ狂う嵐の一撃を抜き振りの一撃が的確に風の弱い部分を切り裂く。
 しかしそれは囮。
 そしてもう一人信長と相対する剣客、
 御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)をも薙ぎ払わんんと、
 渦巻く炎の剣戟を見舞う信長。
 腰に差していた獅子吼を抜き放つ刀也は相手の剣戟をいなすと同時に、
 その勢いを利用して信長に刃を届かせるも。
 黒曜の強度を獲得した鎧に弾かれる。
 第六天魔王、織田信長……、その気概は覇王に相応しいと感じてはいたが。
「お前は武人じゃない。他人の力を借りなきゃ戦えないのなら、尚の事な」
「そいつは違いねぇ。さあ、その風林火山突破させてもらおうか!」
 刀也も景明も自身の積み上げてきた自身の力で戦うからこそ、
 信長の気概は脅威でも、その武技に関しては負ける気がしなかった。
 一方の信長はと言えばそれは弱者の理論と言わんばかりに鼻で笑う。
「吠えおるわ、若造ども。なれば儂に言うだけの力、示してみせい!」
 初撃を躱された信長は更に苛烈に攻めるが。
 景明が渦巻く炎を二本を巧みに用いて、
 信長の刀を受けたと思えばもう片方の刀で削り取っていくと。
 刀也は己が身を顧みずに信長へと走り込むと、
 生み出された嵐に全身に傷を作るもすれ違いざまに一閃、翼を切り落とす。

 騎馬軍団の怯みを見た零児は吠える。
 悪夢で散った同胞の戦友たちを呼び出す為に。 
「悪夢にありし銀の雨が降りし世界にて、戦い散ったという同胞の戦士達よ!
 我らが世界に顕現せよ!」
 遠吠えと共に現れるのは遠近に別れた完全武装の戦闘部隊。
 近距離戦闘部隊はグレネード弾の他に毒ガス弾も装備され、
 遠距離攻撃部隊はミサイル、クラスター、アンチマテリアルライフル等、
 アウトレンジ攻撃が可能な装備を持っていた。
「オールウエポンズフリー! 戦士達よ、無念を晴らせ!」
 そこからは正に蹂躙と呼ぶにふさわしい光景であった。
 風上から毒ガスが流れるように近距離部隊によって毒ガス弾が撃ち込まれ、
 ガスで更に動きが鈍る騎馬軍団に対して。
 遠距離部隊の破壊力に特化した武装たちが雨あられと叩き込まれる。
 そしてその矛先は信長にも向けられる。
「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!?」
 刀也と景明が飛び去ったと同時に、信長に着弾。
 重なる爆発と銃弾は身に纏う黒曜の鎧を文字通りに砕く。
 しかし刀也と景明は確信していた、信長は生きていると。
 だからこそ、止めを刺すために己が最高の技を揮う。
 景明は黒鉄を鞘にしまい込むと、自身た大蛇切のみを構えて。
「我が渾身の一太刀を持って、てめぇらの終わりを証明してやる。
 いざや魅せよう一刀繚乱。斬れぬものなど無いのだから」
 刀也は獅子吼を上段に構える。
「部下の力を当てにした奴には俺の中の鬼は騒がない。
 だからその部下事、斬り捨ててやる!」
 炎に浮かぶ信長に一足で斬り込む二人。
 対する信長も爆炎の炎を纏いし刀で二人を迎え撃つ。
 しかし剣速は二人が一歩上回っていた。
「大蛇切 景明、それがお前らを殺す刀の銘だ。とくと味わえ!!」
「この切っ先に一擲をなして乾坤を賭せん!!」
 景明の袈裟斬りが、刀也の逆袈裟の一撃が。
 炎の刀と信玄の霊ごと信長を一刀両断にする。

「み、見事なり猟兵……。此度の戦い、楽しかったぞ」
 そのままこと切れる信長に刀也は刀を振るい血を飛ばしつつ。
「お前は確かに配下の力を扱う事が出来るというのは、
 王の器たる存在の証明の一つなのかもしれない。
 だが、それがイコール強者であり勝利に繋がるということじゃない」
 そう、信長は配下の力を借りても協力する事はなかったのだ。
 猟兵達の力は決して大きくは無い。
 しかし、合わせる事でその可能性は無限大に広がっていく。
 その差は今回の戦いにも表れる事となった。
 猟兵達はその事を噛み締めつつ、
 勝ち取った勝利に猟兵達は勝鬨を上げるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年08月28日


挿絵イラスト