エンパイアウォー㉛~巨大鉄甲船引き上げ作戦!
●サムライエンパイア
日野富子が巨万の私財を費やし、建造された『巨大鉄甲船』がある。
しかし、『巨大鉄甲船』は日野富子の期待を裏切り、猟兵達の攻撃を受けて海の底に沈んでいった。
このまま放っておけば、いずれは海の藻屑と化し、魚達の棲み処となるだろう。
だが、そうなる前に引き上げて、再利用する事が出来れば、戦後のサムライエンパイアの発展に寄与する事だろう。
●ガジルからの依頼
「……という訳で、みんなに巨大鉄甲船を引き上げて欲しいんだよ」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)は、その場に集まった猟兵達に対して今回の依頼を説明した。
今回の目的は、巨大鉄甲船の引き上げ。
一隻でも多くの巨大鉄甲船を引き上げる事さえ出来れば、戦後のサムライエンパイアにとって、大きな利益になる事は間違いない。
可能なら全部……最悪でも一部を引き上げる事が出来れば、再利用する事が出来るかも知れないようである。
もちろん、そのためには猟兵達の協力が必要。
猟兵達の協力がなければ、引き上げが成功する事もない。
引き上げる事が出来なければ、巨大鉄甲船が海の藻屑と化し、二度と再利用する事が出来なくなってしまう。
そう言った意味でも、巨大鉄甲船を引き上げるのであれば、今しかない。
このチャンスを逃がせば、二度とチャンスが訪れる事はない。
そんな危機感があるためか、ガジルも必死な様子。
猟兵のユーベルコードを利用し、海に沈んだ巨大鉄甲船を引き上げる事が出来れば、商船や軍船として再利用したり、外洋船に改修して冒険の旅に出る事が出来るかも知れないのだから、それも当然であった。
ゆうきつかさ
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
このシナリオの成功数×隻の巨大鉄甲船を引き揚げる事が出来ます。
引き上げ船の修復や使い道などは、引き上げる事が出来た隻数に応じて、幕府などが協議して決定するようです。
(このシナリオで引き上げる事が出来なかった巨大鉄甲船は海の藻屑となり、再利用は不可能となります)。
第1章 冒険
『巨大鉄甲船引き上げ作戦』
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POW : 重量のある船体部分などを中心に、力任せで引き上げる
SPD : 海底を探索し、飛び散った価値のある破片などを探し出して引き上げる
WIZ : 海底の状況や海流なども計算し、最適な引き上げ計画を立てて実行する
👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アーク・ハインド
「……アーク・ハインド海賊団、今回の任務はあの船の死を略奪することっす。」
「正直、戦争には興味がなかった、敵の舟にも興味はなかった、でも……これは、見捨てられない。自分と同じ末路をたどる船は少なければ少ないほどいい。」
そう言いながらUCで召喚した船員達に船の修繕や海流の計測などをするよう船長に頼んで自分もそれに交じり船の引き上げや修繕などを一心不乱に行います。
その際浸水が酷い等あった場合は技能:属性攻撃の火による蒸発か、雷による電離か、氷結させて外に運ぶかとその場による適切な判断を行います。
「あんたはまだ海を走れるっす、絶対走れるようにしてやるっす。だから、絶対あきらめるんじゃないっすよ…!」
●アーク・ハインド海賊団
「……アーク・ハインド海賊団、今回の任務はあの船の死を略奪することっす。」
アーク・ハインド(沈没船・f03433)は猟兵達の攻撃を受けて海に沈んでしまった『巨大鉄甲船』を引き上げるため、グリモア猟兵であるガジルから教えてもらった海域にやってきた。
日野富子が巨万の私財を費やし、建造された巨大鉄甲船。
それは猟兵達にとって脅威であったが、それも今となっては過去の話。
上手く引き上げる事が出来れば、再利用する事が出来るため、何としても成功させる必要があった。
アーク自身、戦争には興味がなく、敵の船にも興味がなかった。
だが、自分と同じ末路を辿る船は、少なければ少ないほど良い。
「かつて自分とともに海に散った亡霊の海賊共! 略奪の時間っす! 武器を持て! 勝鬨の声を上げろ! 今、再び、略奪を開始するっすよ!!」
すぐさま、【アーク・ハインド海賊団(アーク・ハインドカイゾクダン)】を発動させ、海賊船アーク・ハインドの元船員達の霊を召喚した。
召喚された船員達は海流の計測などをしつつ、船の引き上げに専念した。
しかし、海底に沈んだ船を引き上げる事は難しく、なかなか上手くいかなかった。
おそらく、あと何人か猟兵達が加われば、楽に引き上げる事が出来たかも知れない。
「あんたはまだ海を走れるっす、絶対走れるようにしてやるっす。だから、絶対あきらめるんじゃないっすよ…!」
それでも、アークは諦める事なく、元船員達の霊と協力しながら、ゆっくりとだが確実に、船を引き上げていくのであった。
大成功
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烏丸・都留
対応:WIZ
アドリブ共闘可
UC:アイテールの威武氣
「船が沈んでいるのを見るのは忍びないわね……」
自身の擬装状態のクラスタードデコイやリレイを無数に使い該当の海域(海岸/海上/水中/地中)を全て捜査。
見つけた各船毎に数百機ほどのガードユニットで船体全てを囲むよう配置。
範囲防御により水中から区切り、一つの部隊ユニットと設定(海水は転送対象から省く)とする。
それら部隊を、CICユニットからの制御による即時配置転換で水中から丸ごと近場の海岸まで転送する。
※なお捜査時に対象と違った船やその他を見つけた場合、全て器物本体側へ転送。エネルギー転換するか後のために保管しておく。
鞍馬・景正
元が何であれ、道具に罪は無し。
ならば今度は戦の為ではなく、世の役に立つ為に活用するのが正しき道の筈。
◆
既にある程度、他の方の活躍で海底から引き上げられている様ですな。
然れば、身軽になって海中に潜り、船体に太く丈夫に編んだ綱を巻きつけていきましょう。
引き揚げの負荷が分散されるよう網の目状に巡らし、その後は【倫魁不羈】と我が【怪力】で綱を掴んで浮上させて参る。
潮流の状態も確認し、船が破損せぬ事を第一に、確実に事を運びましょう。
もし海上まで引き上げる事が出来れば、船中に含んだ海水の排出、破損箇所の確認などを行い、修復に必要な情報を纏めておきましょう。
他の猟兵と連携が取れるようであれば協力は惜しまず。
レパル・リオン
人手が足りないのね!
よし。
【変身】っ!さらに【トリニティ・エンハンス】発動!
とにかくあたしの体を強化して、力づくで引き上げるわ!
うおおおっ!水の魔力を操ってスイスイ泳ぐ!風の魔力で空気を生み出し無理やり呼吸する!
そして火の魔力を体に集めて怪力をさらに強化!うおおおおっ!!
なんかノブナガが海の向こうに何かあるっぽい事言ってたし、きっとそこには人や、人々を襲う怪人がいるに違いないわ!
この船を…引き上げて…!ノブナガじゃなくあたし達が、その世界にたどり着いてみせるっ!
うおおおおりゃああああっ!
●巨大鉄甲船引き上げ計画
「船が沈んでいるのを見るのは、忍びないわね……」
烏丸・都留(ヤドリガミの傭兵メディック・f12904)は自身の擬装状態のクラスタードデコイやリレイを無数に使い、辺りに不審物などがないか念入りに確認した。
既に巨大鉄甲船の引き上げが始まっているものの、海底の岩などが邪魔をしているのか、苦戦を強いられているようだった。
そう言った問題を解決するため、数百機ほどのガードユニットで『巨大鉄甲船』を囲むようにして配置すると、範囲防御により水中から区切って、ひとつの部隊ユニットとして設定した。
「まあ、元が何であれ、道具に罪は無し。ならば今度は戦の為ではなく、世の役に立つ為に活用するのが正しき道の筈」
その間に鞍馬・景正(天雷无妄・f02972)が船に乗って、巨大鉄甲船が沈んだ海域に近づいていった。
巨大鉄甲船の船体は、猟兵との戦いによって激しく傷つき、大きく空いた穴から大量の海水が噴き出していた。
それでも、巨大鉄甲船が沈んだ海域によっては、破片しか残っていないところもあるようなので、原型を留めている分、まだマシなのかも知れない。
「みんな、困っているようね。あたしも手伝うわ。みんなで協力すれば、すぐに引き上げる事が出来そうだしね」
そんな中、レパル・リオン(魔法猟兵イェーガー・レパル・f15574)が、色々と察した様子で船に乗って現れた。
「確かに、他の方の活躍で、海底からある程度は引き上げられているようですから、あと少しですね」
その間に、景正が身軽になると海中に潜って、船体に綱を巻きつけた。
この網は太く丈夫に編み込まれたモノで、多少の事では千切れる事がないため、引き上げの負荷が分散されるよう網の目状になっていた。
「それじゃ、変身っ!」
続いて、レパルが【トリニティ・エンハンス】を使い、自らの肉体を強化すると、船から海に飛び込んで、風の魔力で呼吸をしながら、水の魔力を操ってスイスイと巨大鉄甲船まで泳いでいった。
『……準備はいいですか?』
景正がハンドサインを使い、レパルと連絡を取りつつ、【倫魁不羈(バカヂカラ)】で巨大鉄甲船を持ち上げた。
「うおおおおおおおおおおおおおおお!」
それに合わせて、レパルが火の魔力を体に集め、巨大鉄甲船を引き上げていった。
「原初の天空神よ、視えざるものへ威武を示したまえ」
次の瞬間、都留が【アイテールの威武氣(フォース・オブ・ジ・アイテール)】を使い、超次元波動を放つと、海面まで浮きあがった巨大鉄甲船を海岸まで転送した。
巨大鉄甲船は、かなり損傷しており、そのままでは浮く事さえ困難だった。
「あちこち破損しているようですが、修復できないレベルではありませんね」
景正が船内の状態を確認した後、ホッとした様子で溜息を漏らした。
船内にあったものは、どれも海水に濡れて使い物にならなくなっていたが、修復さえすれば再び航海が可能なレベルであった。
「なんかノブナガが海の向こうに何かあるっぽい事言ってたし、きっとそこには人や、人々を襲う怪人がいるに違いないわ! だから、この船で、ノブナガじゃなく、あたし達が、その世界にたどり着いてみせるっ!」
そう言ってレパルが海の向こう側を眺めながら、希望に満ちた表情を浮かべるのであった。
大成功
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