エンパイアウォー㉛~海底の鐵
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「村上怨霊水軍との闘い、皆本当にお疲れ様。無事、巨大鉄甲船も沈められて一安心、では、あるんだけど。……もう少し、手伝ってもらえないかな」
グリモア猟兵のディフ・クライン(灰色の雪・f05200)は、集ってくれた猟兵たちを労いつつも、何処か少し申し訳なさそうな声で切り出した。
「沈めて貰った巨大鉄甲船。……あれ、引き揚げてほしいんだ」
――なんて?
日野富子が巨万の富を費やして建造した巨大鉄甲船は、猟兵たちの活躍によって悉くが海の底へと轟沈していったわけだが。
巨万の富と資材を作って作り上げた船自体には、かなりの価値がある。引き揚げて再利用することが出来れば、戦後のサムライエンパイアにとっても大きな利益となることが見込めるのだ。
「せっかくたくさんのお金や資材を投入して作ったものを、このまま海に捨て置くのも勿体ないしね。苦労して沈めて貰ったところに申し訳ないんだけど、ここで引き揚げが出来ないと、海に沈んだまま再利用は出来なくなるだろうから」
普通の武士たちに、巨大鉄甲船を引き揚げることは難しい。
そこで、ユーベルコードの力が使える猟兵たちならば、海底に沈む鉄甲船の調査・引き揚げ共に可能であろうということで、今回の依頼となったわけだ。
「今回オレが転送する場所には、一隻の鉄甲船が沈んでる。ただ船体は無事というわけではなくて、真っ二つに折れた上、攻撃によって破片も結構散ってるようなんだよね」
詳しくは海底に潜ってみる必要があるだろうが、少なくとも巨大鉄甲船一隻を丸ごと一気に引き揚げるわけではないらしい。大小様々に飛び散った部品や船のパーツを、どうにか出来るだけ引き揚げて欲しいというのが、今回の依頼内容となるだろう。
無論、やり方はそれぞれの猟兵たちに、信によって任されている。
鉄甲船を引き揚げることが出来れば、商船や軍船として再利用も出来るだろうし、外洋船に改修して冒険の旅に出ることだって出来るかもしれない。引き揚げ船の修復や使い道は、引き揚げることが出来た隻数に応じて、幕府などが協議して決定することとなる。
「戦争が終わっても、世界が其処で終わるわけじゃない。此処で生きている人達は、これからも生きていく。戦争が終わった後の未来の為に、手を貸してくれないかな」
戦いとは少し違うけれど、未来の為に。
いってらっしゃいと一人一人に声をかけて、ディフは転送の為のゲートを構築した。
花雪海
閲覧頂きありがとうございます。
お世話になっております。花雪 海で御座います。
六作目は渦中のサムライエンパイアより、海底に沈む船の引き揚げをご案内致します。
※このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
●シナリオにつきまして
海底に沈んでいる巨大鉄甲船は、破損しております。船首やマストなど、大きな塊で落ちているものも御座いますが、沈んでいるパーツの大きさは大小様々です。
海中を調査し、引き揚げに役立つ情報を収集するも良し。重い物や大きい物を引き揚げるも良し。運びやすいものや重要そうなパーツをどんどん運搬するも良し。
皆様の得手を活かして下さればと思います。
●プレイングに関しまして
このシナリオが公開された瞬間から、プレイングの募集を開始致します。募集停止はマスターページで都度お知らせさせて頂きますね。
戦争シナリオという特殊な状況の為、参加される方の人数次第では全採用とはならない場合が御座います。どうかご了承頂ければ幸いです。
(多くても10名様前後のご案内を予定しております)
皆様のプレイングを、心よりお待ちしております。
第1章 冒険
『巨大鉄甲船引き上げ作戦』
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POW : 重量のある船体部分などを中心に、力任せで引き上げる
SPD : 海底を探索し、飛び散った価値のある破片などを探し出して引き上げる
WIZ : 海底の状況や海流なども計算し、最適な引き上げ計画を立てて実行する
👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
向坂・要
まぁ、いつまでも沈めとくのも邪魔ですしねぇ
世界知識や精霊や動物達のアドバイス、八咫影戯を元に潮の流れや海底の様子を計算
効率よく残骸を集めますかね
UCで呼び出すは浄化の雨を内包するクジラと潮流が象るイルカの姿をした水の精霊
ひとまず潮の流れにさからわねぇ様に、また周りの自然環境へ配慮しつつ念動力で残骸をクジラの中に纏めてから陸に引き上げられねぇか試みますぜ
ついでに潮で錆びすぎねぇように出来てりゃいいんですが…
他に引き上げ計画立ててる人がいるんでしたら合同でするなり取りこぼしがないか確認したり、ですかね。
ま、オレ個人としちゃあんまり潜りたくねぇんで精霊や影鴉に頼みますが、ね。
アドリブ
絡み歓迎
クトゥルティア・ドラグノフ
水中ならば私にお任せ!
水生キマイラの私なら、水の中でもずっと呼吸し続けてられるし、むしろ地上より居心地がいい。
まさしく私にふさわしいとも言えるね!
もともと泳ぎは得意だけど、【水泳】でなるべく早く移動できるようにするよ。
水圧の急激な変化にも耐えれる体だから、潜水病とかは気にしないで急浮上急潜行を繰り返して、数を稼ぐよ。
もちろん【怪力】を使えば持てそうなくらいの残骸なら回収するよ!
それにしてもこんな大きな船が、ユーベルコードで作られたものじゃないだなんてビックリだよ。
しっかり回収して、資源にしないとね。
海の魚さんからしたら、ほっておいても新しいお家になるからいいんだろうけどね。
※アドリブ共闘大歓迎
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八月某日。天気は本日快晴なり。
風も波も穏やかで、絶好の引き揚げ日和と言えよう。
「まぁ、いつまでも沈めとくのも邪魔ですしねぇ」
とは、向坂・要(黄昏通り雨・f08973)の談。何せ沈んでいるのは、全長二百米を誇った巨大鉄甲船だ。それも一隻や二隻どころではない。漁礁にするには数が多く、そして矢張り大きすぎて邪魔であり、勿体ない。
用意されていた船の上。要はカモメやイルカ、海の精霊に囲まれ、そのアドバイスや持ちうる世界の知識を元に、潮の流れや海底の様子を計算していた。
幸い然程複雑な地形ではなく、この海底はほぼ平坦と言って良い。海流も流れが複雑な個所はあるものの、上手く利用できれば海底まで一気に潜っていけそうで、上昇する海流を利用すれば効率よく海底から残骸を運搬することが出来そうだ。
「……とまぁ、こんな感じですかねぇ」
「情報ありがとう、それだけ判れば十分だよ。水中ならば私にお任せ! 回収ついでに、海底の様子も見てくるね」
「あいよ、よろしく頼みますわ」
要が顔を上げて問えば、隣に立つクトゥルティア・ドラグノフ(無垢なる月光・f14438)が快活な笑みを向けて応えた。広く深い海に躊躇いも無く飛び込めば、一度要に手を振ってからとぷりと潜る。
クトゥルティアは水生キマイラだ。故に水の中でもずっと呼吸し続けていられるし、むしろ彼女にとっては地上よりも居心地がいい。
「まさしく私にふさわしいとも言えるね!」
クトゥルティアは海底を見据え、持てる水泳の技能を駆使し、鐵が沈む海底へと急潜行を開始した。
光が何とか届き、周囲を見渡せる程度の明るさの海底。クトゥルティアが周囲を見渡せば、彼女の足元には真っ二つに折れた船体が静かに横たわっていた。その近くにマストの残骸。櫂や船の外壁、調度品などは周囲に散らばっている。他に危険な地形や生物の姿もない。回収に集中出来そうだと結論付けて、クトゥルティアは一先ず手近なパーツを持てるだけ持って、海面に急浮上する。
急激な水圧の変化にも耐えられるクトゥルティアの体は、潜水病なんて問題にならない。急潜行急浮上もなんのそので、要が言っていた海流を使いあっという間に海面に顔を出した。
「お早いお帰りで。どうでしたかい?」
「海流にだけ注意すれば、特に問題なさそうだよ。というわけで、はいこれよろしくね!」
出迎えた要に海中の様子を伝え、持ってきた残骸を船の上に置くと、またクトゥルティアは海中に戻る。要は援護に来ていた武士たちに残骸の運搬を頼むと、その間にエレメンタル・ファンタジアを発動し、浄化の雨を内包するクジラと潮流が象るイルカの姿をした水の精霊を呼び出した。
「そんじゃ、オレもちょいとばかり頑張りますかね」
くつりと笑って、二頭を海中に潜らせる。要自身はといえば、個人的にあんまり潜りたくないので精霊や影鴉頼み。クジラが海底に辿り着けば、ひとまずは潮の流れに逆らわぬよう、周囲の自然環境にも配慮しながら要の念動力を使い残骸をクジラの中に集めはじめた。細かなパーツ、鉄板、櫂。それらを集めてクジラを腹いっぱいにしたら、海流を読み泳ぐイルカを先導に海面へと浮上させていく。浮上の間、清浄な雨で満たされたクジラの腹の中で海水を洗い流し、潮で錆びすぎないようにする心遣いも忘れない。
その間もクトゥルティアはどんどん残骸を運び出していく。水を得たクトゥルティアはとても元気だ。英雄であった父のように人々の未来を守り、繋げていく仕事が楽しくもある。大切な薄紫のロングコートを波に翻し、クトゥルティアは持ち前の技能を存分に発揮し、大きなもの重いものも軽々抱えて海底と海面の往復を繰り返す。
「それにしてもこんな大きな船が、ユーベルコードで作られたものじゃないだなんてビックリだよ」
「物を作る職人の拘りとか意地ってやつなんですかねぇ」
「しっかり回収して、資源にしないとね。海の魚さんからしたら、ほっておいても新しいお家になるからいいんだろうけど」
一時の休憩の間、要とクトゥルティアは『折れた船体も引き揚げたい』という希望が一致した。とはいえ真っ二つに折れはしたが、相手は巨大鉄甲船である。
「じゃあ、船首部分がもげてる船の前部分を引き揚げるってのはどうですかね。クジラを出来る限りデカくすれば、何とか腹に入らないでもない。ただ……」
「あ、もしかして浮上と維持が大変? じゃあ海流を使ってある程度引き上げて、あとは武士たちの船の何隻かに引っ張ってもらって港に回収してもらうのはどうかな。私、船にロープを括りつけるよ」
武士たちも快諾して、船の準備をして待っているという。
話が決まれば後は頑張るだけ。要が船首の落ちた船体前部分をクジラの腹に収めれば、クトゥルティアが複数の船に結びつけられたロープを、瞬く間に鉄甲船に括っていく。念動力を最大限に発揮して、要がクジラの腹の中に鉄甲船を収め続け、クトゥルティアの水中からのサポートを受けて引き揚げられた大きな鐵は、久方ぶりに陽の光を浴びた。
大成功
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ナターシャ・フォーサイス
WIZ
すでに導かれた亡骸、それを活用するのは使徒としてどうかと言うところもありますが…
…ですが、ディフさんの仰ることもまた事実。
人海戦術を用い、早々に引き上げましょう。
天使たちを喚び、手分けして運び上げましょう。
彼らもまた我々の加護のもと導かれたのですから、その祈りを道標とすれば容易いはず。
潮流や海底地形は数がいればわかるでしょうし、それを基に指揮しましょう。
重量があったとしても、彼ら複数の力を束ねれば引き上げることもできるでしょう。
それから、深海となると暗いやもしれませんが…
そこは天使たちの放つ輝きが道を照らしてくれるでしょう。
彼らのいた証、一片たりとも逃さず運び上げてください。
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「すでに導かれた亡骸。それを活用するのは使徒としてどうかと言うところもありますが……」
用意された船の上。海風に銀糸を揺らしながら、ナターシャ・フォーサイス(楽園への導き手・f03983)が難しい顔をして海面を眺めていた。彼女は楽園へと魂を導く使徒。つい先日も、村上怨霊水軍に操舵された巨大鉄甲船を沈め、怨霊を楽園へと導いたばかり。些か複雑な心境にもなるだろう。
「……ですが、ディフさんの仰ることもまた事実。人海戦術を用い、早々に引き上げましょう」
資材を得ることが出来れば、戦争後で疲弊した世界の復興に役立ち、人々の幸福に繋がっていく。幸福に生きることが出来れば、その魂はきっと楽園へと導かれる。戦争が終わった後も、此処で生きていく人々の未来の為、それもまた楽園への導きの仕方の一つとも言えるだろうか。そう納得したナターシャは、天使たちを率いる機械仕掛けの大天使へと変身した。
召喚した沢山の天使たちと共に、迷わず海中に飛び込む。鉄甲船に憑りついていた怨霊たちもまた、ナターシャ達の加護のもとに導かれたのならば、その祈りを道導とすれば彼女たちにとって船の探索は容易い。
海底に近づくにつれ徐々に暗くなっていく道行きも、天使たちの放つ光があれば問題ない。やがて浮かび上がる鐵の巨影を認め、ナターシャは天使たちを探索に放った。
「彼らのいた証、一片たりとも逃さず運び上げて下さい」
指示に従い散らばる細かなパーツを見つけては、天使たちは次々と海底から運び出していった。鉄板や調度品はおろか、ネジや杭の一つですら見逃さぬよう丁寧に海底を浚っていく。
天使たちを指揮しながら、ナターシャは目の前に横たわる巨大なマストを見ていた。巨大鉄甲船のマストはとても立派で、そのまま再利用するにせよ、溶かして別の道具に作り替えるにせよ、たくさんの鉄具が出来上がるだろう。何よりマストなら、その先に自分たちの掲げた旗があったはずで。
「運び上げましょう。船乗りにとって、旗は大切なものであったと聞きますから」
『彼ら』の居た証を一片たりとも逃さぬのなら、その魂を掲げたマストもまた引き上げてやらねばと思った。召喚した天使たち全てを協力させて、一本一本確実に、マストを陸に運び上げていく。
やがて全てのマストを引き揚げ終えて、ナターシャもまた海上に顔を出した時。
一陣の風が力強く吹き抜けていった。何だかそれが海の漢たちの歓声のようにも聞こえた気がして、ナターシャは穏やかに微笑んだ。
大成功
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マレーク・グランシャール
※アドリブ・共闘可
俺は水中での行動は得手ではないが力はある方だ
少なくともディフの細腕よりは
水中に散らばる鉄甲船の遺物を【泉照焔】で捜索
この水晶の中の焔には失せ物を見つける力がある
船の上から海面を照らし、反応した場所に当たりを付けて潜る
これならば効率良く探し物が出来るし、もちろん暗い水中の光源にもなる
小さなものは自分で持って水上へ
大きなものはロープを巻き付けてから戦場へ戻り引っ張り上げる
壊さないと持ち上げるのが無理そうな場合は【碧血竜槍】の鎧砕きと部位破壊で壊す
遺物が使えるか、売れるかなどは【黒華外套】の情報収集で鑑定・判別できるか試みよう
水中での行動は疲労も大きい
【竜聲嫋嫋】で疲労回復だ
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マレーク・グランシャール(黒曜飢竜・f09171)は、水中での行動は得手ではない。だが、それを補えるだけの力はある方だと自負する。
「……少なくともディフの細腕よりは」
そんな呟きに、何処かで誰かのくしゃみが聞こえた気がしたが、多分気のせい。ともあれ、こうした場面での力や体力がある存在というのは非常に有難いものだ。
同じ場にいた猟兵の話を聞き、海流や海底の情報を頭に叩き込むと、マレークは荷物から水晶を取り出した。『泉照焔』と名付けられたその水晶は、中に焔を宿し、失せ物を見つける力を有する。船の上から海面を水晶で照らし、一際強く燃えて輝く場所を見つけて、勢いよく海に飛び込んだ。
初めから場所に当たりがついているならば、効率よく探し物が出来る。その上、水晶に守られ消えぬ焔は、深くなるにつれ暗さを増す水中での光源にもなる。マレークは力強く水を掻き、海流もうまく利用しながら残骸を次々に発見し、引き揚げていく。小さなものは自らの手で持って水上へ。大きなものをロープを巻き付けてから、船の上に戻り引っ張り上げる。そうやってマレークは海底と海上を往復し、多くの残骸を回収していった。
幾度目かの船上からの探索。水晶が指し示す反応は、もうほとんどないが、ひとつ、水晶には未だ強い反応がある。即ちそれは――。
「……船首か」
船の前部から落ちた船首。それが未だ残っていた。だが巨大鉄甲船の船首は、流石にマレーク一人で持ち上げるには荷が勝ちすぎる。改めて海中で見上げる船首は、家一軒分はあるだろうか。
(「やはり、壊して持っていくしかあるまいな」)
そう結論付けたマレークは、水中で愛槍を構える。水圧や水中での動きにくさを感じさせぬ力強さで、鋼鉄の鎧を砕くかのように船首へと鋭く槍を穿った。竜槍は鐵に大きく罅を刻み、二度目の突きでそれを全体に広げる。そして三度目の薙ぎ払いを受け、鐵の船首は砕け崩れていった。
巨大鉄甲船一隻分、全ての残骸を回収し終えた頃にはすっかり日暮れ時となっていた。それがきちんと再利用できるかと丁寧に鑑定していたマレークは、最後の破片一つ鑑定し終えてようやく一息を吐く。
水中での活動は疲労も大きい。全身を包む疲労感に、マレークは手近な鉄塊に腰を下ろした。夕陽を眺めながら、おもむろに、唇に歌を乗せ紡ぐ。しめやかに響く竜の歌は風にそよぎ、波と謡い、自らのみならず聞く者の疲労を癒していく。
そうして歌は、風に乗って響いていく。今を越えた先にある、未来へ。
大成功
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