エンパイアウォー㉚~彼女たちの聖戦ッ!
●サムライエンパイア
調査の結果、魔軍将・侵略渡来人『コルテス』は、骸の海から渡来人を呼び寄せる、幾つかの財宝を所持していた事が判明した。
一定時間ごとに新たな渡来人を召喚し続ける、これらの財宝は、かつてコルテスが侵略した文明から略奪した『血塗れの財宝』と言えた。
現在も、新たな渡来人を呼び出し続け、信長軍の戦力を増やしている。
これらの『血塗れ財宝』を撃破する事が出来れば、魔空安土城の信長軍の戦力を減少させる事ができるだろう。
●切支丹女武者
山陽地方の神社にあるパワースポットに設置された血塗れの財宝から召喚されたのは切支丹女武者達であった。
切支丹女武者は異教を広めるため、この地にやってきた渡来人。
だが、激しい弾圧と迫害を受け、志半ばで散った者達であった。
彼女達にとって、この戦いは聖戦ッ!
自らの正義を証明するための戦いであった。
故に、邪魔するモノ達は、すべて排除ッ!
神が与えた試練を乗り越えるためならば、どんな事をしても許されると思い込み、この戦いに挑んでいた。
●ガジルからの依頼
「みんなに助けてほしいんだよ」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)は、その場に集まった猟兵達に対して今回の依頼を説明した。
今回の目的は、切支丹女武者を倒し、血塗れの財宝を破壊する事。
彼女達が守っている血塗れの財宝は、神様の像。
この像から一定時間ごとに切支丹女武者達が召喚されており、ある程度の人数が集まると、魔空安土城に向けて移動を始めるようである。
現在、像の周辺には20体の切支丹女武者達がおり、その数がさらに増えているようだ。
このまま、切支丹女武者達が増えていけば、遅かれ早かれ移動を開始してしまうため、そうなる前に像を破壊してほしいという事だった。
ゆうきつかさ
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
成功シナリオが2本ごとに、魔空安土城の一部の戦場の制圧に必要な成功数が1減少します。
また、このシナリオでは、最初にプレイングを掛けたキャラクターは『敵が何体の時に攻撃を仕掛ける』かを決める事が出来ます。
敵の数によって戦闘の難易度が変わるので、最初のプレイングが重要となります。
敵の数を減らせば、戦闘は有利になります。
敵の数を多くすれば、その分だけ、多少なりと敵の戦力を削る事になるので、挑戦しても良いかもしれません。
第1章 集団戦
『切支丹女武者』
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POW : 鉄砲三段
【鉄砲の一斉発射】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 部位狙撃
【鉄砲】から【トリモチ弾】を放ち、【手や足を狙う事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : 聖母の慈悲
【聖母に捧げる祈り】を聞いて共感した対象全てを治療する。
イラスト:森乃ゴリラ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
フィロメーラ・アステール
「おーし、やるぞ! 一網打尽だ!」
20体いるみたいだし、まとめて相手になるぞ!
あたしにとっては敵は多いほうが楽!
見よ! このスモールボディを!
このサイズなら敵の合間を縫うような【空中戦】が可能!
【敵を盾にする】形で同士討ちを狙えるって寸法だ!
進路を塞ぐ敵は【念動力】を放ち、どかす!
または【ダッシュ】や【スライディング】で、すり抜ける!
念のための【オーラ防御】バリアで被弾しても多少は平気!
その裏で、実は【煌天つまびく無窮の星琴】を使っていたー!
戦場に【迷彩】魔法の【物を隠す】効果で、糸を仕掛ける!
この糸を通じ【全力魔法】の【衝撃波】を放射!
攻撃しつつ【楽器演奏】の要領で音波を出し、祈りも妨害だ!
●孤独な闘い
「おーし、やるぞ! 一網打尽だ!」
フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)が、その場にやってきたのは、20体の切支丹女武者達が魔空安土城に向けて、移動を開始した矢先であった。
だが、この場には、フィロメーラしかいない。
故に、相手にするのは、20体ッ!
いや、血塗れの財宝を守っている切支丹女武者達も加えば、合計40体のオブリビオンを相手にする必要があった。
しかも、一定時間ごとに血塗れの財宝から、切支丹女武者達が召喚されているため、最初から危機的状況に陥っていた。
「……愚かな。わざわざ、単身で我らに挑むとは、それこそ死ぬようなモノだ」
金髪の切支丹女武者が、小馬鹿に様子で鉄砲を向けた。
それに合わせて、まわりにいた切支丹女武者達も、一斉に鉄砲をフィロメーラに向けた。
「それで、あたしが命乞いをすると思ったら、大間違いだぜ。……見よ! このスモールボディを!」
すぐさま、フィロメーラが小さなボディを活かし、切支丹女武者達の合間を縫うようにして飛び回った。
そのため、切支丹女武者達は同士討ちをするような形で、互いに撃ち合い、パニック状態ッ!
「これで少しは数を……って、トリモチ!?」
フィロメーラがハッとした表情を浮かべ、切支丹女武者達に視線を送る。
切支丹女武者達は鉄砲からトリモチ弾を飛ばし、フィロメーラの自由を奪おうとしていた。
だが、フィロメーラも負けてはいなかった。
念動力で行く手を阻んだ切支丹女武者を退かし、ダッシュやスライディングを駆使して擦り抜けると、オーラ防御のバリアで自らの身を守った。
その間に、フィロメーラが【煌天つまびく無窮の星琴(コスモストリンガー)】で、迷彩の魔法で物を隠す効果を得た光の糸を仕掛け、その糸を通じて全力魔法で衝撃波を放射した。
そして、フィロメーラは仲間達が助けに来る事を信じて、切支丹女武者達と戦いを繰り広げるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
月夜・玲
おや、流石に数が多いみたいだね
助太刀助太刀
コルテスのおじさんも厄介な物を残したもんだね
さてと、それじゃあ少しでも数減らしを頑張ろうかな
とはいえ、あの中に飛び込むのも面倒だしね
それなりの戦い方をさせてもらうよ
●戦闘
敵のトリモチ弾に対しては手足を『オーラ防御』でガードしつつ、『第六感』を駆使して回避
遠距離には遠距離
こちらも常に距離を取って、敵の攻撃の命中精度を少しでも減らすよ
《RE》IncarnationとBlue Birdを抜剣
【高速演算】を使用して、遠距離からの衝撃波で敵をどんどん蹴散らしていくよ
二刀流による『2回攻撃』!
連続の衝撃波で一気に撃破していこう!
●アドリブ等歓迎
アーク・ディーカン
「儂としてはのんびりサムライエンパイアを観光したいんじゃが、まあこの戦争で勝てば悪人も減るようだし手を貸すのもやぶさかではないな」
群れなければ何も出来ないザコどもなんてよゆ・・・やっぱ的多くないか・・・やるしかないのか、はぁ〜
終盤殺陣要員招集を使って呼んだロボを半分突撃させて、そのあと別方向から奇襲をする
距離をとって愛用のビーム火縄銃をガンガン打ち込む
敵が奇襲に対応してきたらロボットを敵の真ん中に投げ込んで敵の混乱を狙っていくよ
祈りを捧げて回復を狙うなら祈りをしがているものを優先して攻撃していく、隙を見せるなんて倒してくれというようなもんだよ、お望み通り儂が倒してやるよ。
●財宝より現れしモノ達
「……おや、流石に数が多いみたいだね」
月夜・玲(頂の探究者・f01605)は血塗れの財宝から出現した切支丹女武者達と戦うため、山陽地方の神社にやってきた。
神社には切支丹女武者達が集まっており、その半数が魔空安土城に向けて、移動を開始しようとしていた。
それでも、一人の猟兵が命懸けで、切支丹女武者達を食い止めていたものの、数の暴力に圧倒されて、今にも突破されそうな勢いであった。
「儂としては、のんびりサムライエンパイアを観光したいんじゃが、この戦争で勝てば悪人も減るようだし、手を貸すのもやぶさかではないな」
それを目の当たりにしたアーク・ディーカン(悪代官を目指す、正義の圧政者・f12945)が、切支丹女武者達に視線を送る。
切支丹女武者達は血塗れの財宝がある限り、無尽蔵に湧いてくるため、このまま見て見ぬフリも出来なかった。
「……まったく、コルテスのおじさんも厄介な物を残したもんだね。それじゃあ、少しでも数減らしを頑張ろうかな」
そんな中、玲が少しずつ間合いを取りながら、切支丹女武者達に攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「まあ、群れなければ何も出来ないザコどもなんて、よゆ……やっぱり敵が多くないか……!?」
それに合わせて、アークも玲と連携を取るようにして間合いを取ったものの、切支丹女武者達が次々と攻撃を仕掛けてくるため、なかなか思うように行かなかった。
「これ以上、邪魔をしないでもらおうか!」
その隙をつくようにして、目つきの鋭い切支丹女武者が鉄砲を構え、玲の動きを封じるため、トリモチ弾を発射した。
「……!」
それに気づいた玲が手足をオーラ防御でガードしつつ、第六感を駆使してトリモチ弾を回避した。
「ええい、邪魔じゃあ!」
その間に、アークが【終盤殺陣要員招集(ソルジャーズオーダー)】を発動させ、刀や槍で武装した武士型ロボット達を召喚するし、切支丹女武者達に攻撃を仕掛けていった。
玲も《RE》Incarnationを抜刀すると、高速演算で遠距離から衝撃波を放ち、二刀流による二回攻撃で切支丹女武者を斬り捨てた。
「だ、駄目じゃ! このままではキリがない! だ、誰か、あの像を破壊するのじゃ」
そう言ってアークが切支丹女武者達の相手をしながら、血塗れの財宝を睨みつけ、大声を上げるのであった。
大成功
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鍋島・小百合子
SPD重視
安土城への増援として来られると厄介じゃの
ここで食い止めようぞ
「助太刀いたす!像の破壊は任された!」
UC「群制御動陣」発動
召喚した50人の女鉄砲兵を戦闘知識活用にて指揮
うち30人を敵兵攻撃部隊として三段構えで交互一掃射、残る20人は像破壊部隊として二段構えにて破壊を指示
攻撃部隊には祈りを行う敵兵を優先して攻撃させる
わらわは残像込みのダッシュ、ジャンプで敵兵を翻弄しつつ薙刀で切り捨てながら像破壊部隊と共に像を攻撃(なぎ払い、範囲攻撃、串刺し、鎧砕き併用)
敵兵からの攻撃は残像を用いた回避か小太刀での武器受け
敵の数次第で敵兵攻撃部隊にも号令をかけて像を攻撃させる
像破壊後残存敵兵の掃討にあたる
フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】(アドリブ/連携可)
「ちょっと数が多いけど、こちらも戦力が整ったわね」
■作戦
フォルセティとの連携攻撃で回復する前に一体ずつ切支丹女武者を葬る
■行動
「まずは炎の矢を浴びせるわよ、フォルセティ」
[先制攻撃]からの【ウィザード・ミサイル】で炎の矢を浴びせ回復行動に誘う
「あの女武者から狙っていくわよ」
聖母の慈悲の動きを見せた女武者にオートフォーカスで狙いを定めて、
フォルセティのUCとタイミングを合わせ[全力魔法]で【バベルの光】を撃ち落とす
確実に1体仕留めたら次のターゲットに狙いを定めて攻撃を繰り返す
トリモチ弾は【アイギスの盾】で相殺する
血塗れの像の破壊も忘れない
フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(アドリブ・共闘可)
「鉄砲隊には負けないよ!」
フィオ姉ちゃんと一緒に切支丹女武者をやっつけるよ!
【行動】()内は技能
「炎の矢の一斉攻撃だね。任せてよ」
フィオ姉ちゃんと阿吽の呼吸でウィザード・ミサイルを一斉発射(先制攻撃)
「今がチャンスだー」
女武者達の態勢が乱れた隙を狙って、フィオ姉ちゃんと同じターゲットに
(全力魔法)のカラミダド・メテオーロを叩きつけるよ
同じように攻撃していくけど、単調にならないようにフェイントで
クラロ・デ・ルーナを混ぜたりするんだ
鉄砲三弾攻撃にはグアルディアン・サトゥルノを展開して相殺するね
女武者達を倒したら財宝を破壊しないとね
死絡・送
アークの呼び声に応える様に参上。
車に乗って突っ込みオーラ防御で守りグラップルで敵兵を撥ねまくりながら
光子魚雷一万発発射! を発動し像を敵ごと破壊しようと試みる。
敵兵は体当たりで車越しに吸血し生命力を吸収して倒す。
緋縅・善蔵
数には数の暴力で対応。
先ず〔VRB〕や【オーラ防御】で攻守を上げ、六機の〔支援要請〕し、【空中戦】で敵の真上からプラズマライフルや〔ミサイルカーニバル〕で【一斉発射】の【範囲攻撃】
敵の攻撃は【第六感】と【見切り】で避け、邪魔する者が居なくなったら〔破壊絢〕で血塗れの財宝を粉砕。
万が一、生きて背後から襲って来る者あらば【衝撃波】で吹き飛ばす。
「洗礼受けないヤツは地獄行き、ってケチ臭せぇこと言ってる神だが、アンタらは骸の海行きなんだな。全知全能の神が聞いて呆れる」
●血塗れの財宝
「……随分と困っているようだな」
そんな中、車に乗って颯爽と現れたのは、死絡・送(ノーブルバット・f00528)であった。
送は車全体をオーラ防御で覆うと、グラップルで切支丹女武者達を弾き飛ばしていった。
「な、なんだ、あれは……!」
それを目の当たりにした切支丹女武者が、警戒した様子で薙刀を構えた。
切支丹女武者達にとっと、車は異質な存在。
まるで鉄の鎧を纏った巨大な熊が現れたような錯覚に陥っているようだった。
「助太刀いたす! 像の破壊は任された!」
その間に鍋島・小百合子(朱威の風舞・f04799)が、【群制御動陣(イクサニノゾミシウツクシキハナバナノグンダン)】を発動させ、50人の女鉄砲隊を召喚した。
「数には、数の暴力ってヤツだ」
緋縅・善蔵(首輪付き・f06737)も【VRB(ヴァーティカルロケットブースト)】で全身を紅蓮の闘気で覆い、【支援要請(シエンヨウセイ)】で戦闘用兜跋と同型の無人機を召喚した。
「これで、こちらも戦力が整ったわね」
それに気づいたフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)が、ホッとした様子で溜息を漏らした。
その間も、神様の像から切支丹女武者達が出現しているものの、倒せないほどの数ではなかった。
「鉄砲隊には負けないよ!」
それを迎え撃つようにして、フォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)が切支丹女武者達の前に陣取った。
「安土城への増援として来られると厄介じゃの。ここで食い止めようぞ」
すぐさま、小百合子が鉄砲隊を引き連れ、残像が出来るほどの勢いでダッシュをすると、勢いよく飛び上がって切支丹女武者達を翻弄しつつ、薙刀を振り下ろして斬り捨てた。
「まずは炎の矢を浴びせるわよ、フォルセティ」
フィオリナがフォルセティに声を掛け、【ウィザード・ミサイル】で、炎属性の矢を切支丹女武者達に浴びせた。
「炎の矢の一斉攻撃だね。任せてよ」
フォルセティもフィオリナと阿吽の呼吸で、【ウィザード・ミサイル】で、炎属性の矢を一斉発射!
「ひ、怯むな! 撃てぇ!」
それに危機感を覚えた小太りの切支丹女武者が、動揺した様子で仲間達に号令を掛けた。
その指示に従って、切支丹女武者達が鉄砲を構え、次々とトリモチ弾を発射した。
「そんな攻撃当たらないわよ。防げ、アイギスの盾よ!」
だが、フィオリナも負けてはいない。
即座に【アイギスの盾(エスクード・デ・エイギス)】を発動させ、光り輝く盾でトリモチ弾を相殺した。
「聖母様……我らに力を!」
そんな中、髪の長い切支丹女武者が、聖母に対して祈りを捧げた。
その祈りに共感した者達が、癒しの力を得た次々と立ち上がっていった。
「あの女武者から狙っていくわよ」
それに気づいたフィオリナがオートフォーカスで狙いを定め、【バベルの光(ルス・デ・バベル)】を発動させ、人工衛星からの高出力レーザーを放った。
それに合わせて、フォルセティも聖箒ソル・アトゥースを髪の長い切支丹女武者に向け、【カラミダド・メテオーロ(カラミダド・メテオーロ)】を発動させ、灼熱の巨大隕石を降らせた。
「いやああああああああ!」
その一撃を喰らった切支丹女武者が悲鳴を響かせ、地面にクレーターを残して、この世から消滅した。
「よ、よくもやったな! 撃てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
それを目の当たりにした切支丹女武者達が一斉に鉄砲を構えて、フォルセティ達に攻撃を仕掛けてきた。
「……放て!」
次の瞬間、フォルセティが【クラロ・デ・ルーナ】を発動させ、閃光と衝撃を伴う高エネルギー波を発射した。
その間に、善蔵が無人機を従えて上空に飛び立ち、【ミサイルカーニバル】で切支丹女武者達を攻撃した。
「全てを光に変えて消す!! 光子魚雷、射て~~~~~~~っ!!」
送も光子魚雷一万発発射!!(コウシギョライイチマンパツハッシャ)を発動させ、切支丹女武者達めがけて光子魚雷を発射し、小百合子が召喚した女鉄砲兵のうち30人も三段構えで陣取ると、交互一斉掃射で切支丹女武者達の数を確実に減らしていった。
「ば、馬鹿なっ! 私達が苦戦している……だと!? だが、まだだッ! これがある限り、私たちは……!」
赤髪の切支丹女武者が朦朧とする意識の中、血塗れの像を守るようにして陣取った。
その気持ちに応えるようにして、生き残った切支丹女武者達も、血塗れの像を守るようにして陣取った。
「……相手が悪かったな」
それと同時に、送が車に乗ったまま、赤髪の切支丹女武者に体当たりを食らわせ、吸血する事によって生命力を吸い上げた。
「これで……終わらせる!」
それに合わせて、小百合子が20人の鉄砲隊に号令を掛けて一斉掃射すると、切支丹女武者達の死体を飛び越え、薙刀で血塗れの像を攻撃した。
「や、やめろ!」
赤髪の切支丹女武者が今にも消え去りそうな声で、猟兵達に対して最後の警告を発した。
しかし、その気持ちに反して、身体は全く動かず、意識も闇の中に飲まれていった。
「洗礼受けないヤツは地獄行き、ってケチ臭せぇこと言ってる神だが、アンタらは骸の海行きなんだな。全知全能の神が聞いて呆れる」
善蔵も【破壊絢(デスゴッドフィンガー)】を仕掛け、単純で重い拳を放って、血塗れの像を攻撃ッ!
「……!」
血塗れの像は悲鳴にも似た音を響かせ、大地が割れるほどの地響きを立て、木っ端微塵に砕け散った。
そして、辺りは何事もなかったように、不気味なほど静まり返るのであった。
大成功
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