エンパイアウォー㉗~猟兵ブートキャンプ
●猟兵ブートキャンプ
「皆様、ブートキャンプの時間です」
紫紺の瞳が猟兵たちを見つめる。
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)がまた何か言い出した。
「徳川幕府軍の兵士を鍛え上げることによって部隊の損耗率を軽減します」
そう、それが徳川幕府軍の練兵計画。
彼らを鍛え上げる事によって壊滅的な被害を軽減できるのだ。
しかし、その為には幕府軍を鍛え上げる必要がある。
ならばどうするか。
「ならばブートキャンプです、そう、ブートキャンプをするのです」
また頓珍漢な事を言い出したぞこのポンコツ娘。
猟兵たちの様々な世界の記録と記憶を組み合わせる。
これにより多角的で多種多様な訓練が生み出される。
それによって鍛え上げられた兵士たちは。
「一騎当三ぐらいにはなるでしょう」
なんとも現実的な数値を提示してきやがったこの娘。
もうちょっと一騎当千とは言わずとも当百ぐらいの大言壮語は欲しかった。
「現実は現実として見据えなければなりません」
紫紺の瞳が一瞥する。
訓練内容は猟兵が必要と感じたものならばなんでも構わない。
それこそ走り込みであろうと、模擬戦であろうと、座学であろうと。
訓練対象となる兵士たちは若く、気力が充実している。
そして、彼らは槍で武装していた。
「彼らのメイン武装は槍です」
槍な理由? 弓や刀に比べれば楽だからだ。
確かに一撃必殺の刺突を繰り出すのはなかなかに難しい。
だからこそ、所謂雑兵の槍と言うものは叩く為に用いられる。
一撃必殺の刺突を覚えるのは難しかろうが、多くの技術を教える余裕はある。
「と言う事でブートキャンプです、こいつは手強い依頼です」
ポンコツがなんか言っているが気にしないでおこう。
「イェーガーたちならば問題なくこの依頼の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
ポンコツがゲートを展開して猟兵たちを導いた。
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
うわあああああああ戦争だあああああああああ。
いいか、お前たちは(以下略)
ハートマン軍曹、ハートマン軍曹じゃないか!!
と言う事でブートキャンプのお時間です。
ビリー、お客様の中にビリーはおられませんか。
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このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 冒険
『幕府軍の大特訓』
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POW : 腕立てや腹筋、走り込みなど、基礎体力を向上させる訓練を施します
SPD : 危険を察知する技術や、強敵からの逃走方法などを伝授します
WIZ : 戦場の状況を把握して、自分がやるべきことを見失わない知力を養います
👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
諏訪野・みすず
「これでやってみるか」
この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。
「腕立てや腹筋、走り込みなど、基礎体力を向上させる訓練を施します(POW)」に挑戦します。
ユーベルコード「ネイキッドフラッシュ(ネイキッドフラッシュ)」を使い、みんなに追いかけてもらいます。
「みすずちゃんをもっとよく見たいならついてくるのだ」
最大の目的は、この行動を成功させることです。
その為なら、ある程度の怪我や些細な失敗はやむを得ないものとします。
アドリブ、共闘歓迎です。
伊美砂・アクアノート
【SPD】【コミュ力7、誘惑8、戦闘知識5】
厳しい指導は他のヒトに任せるのだわ。私は、組手の相手とか、仮想敵として槍で突いてもらう役になるのだわ
練度を高めるのは真剣さ必死さだもの…故に、死ぬ気殺す気で来い。きゃはは、オレに勝てたらキスしてやってもいーぜ?
前半は、兵の動きを見つつ基本の動きを確認させる。後半は想定される敵の搦手…【スナイパー、罠使い、破壊工作】あたりの話をする
槍の強みは、その間合いの広さだにゃん。だが、飛び道具や罠は、その槍の長所を潰してくるからね、警戒したほうがいい
…ああ、あと。間合いの長短は、絶対じゃない。短刀でも槍に勝つ方法はある。油断しないように。大人げなく組み稽古を実施
イネス・オルティス
槍隊の訓練か……
私の”戦闘知識”からだと、ちょっと蛮族風になっちゃうけどそれでもいいのなら
はいはい、鎧着て槍担いで走る走る!
良い? 戦場では足が止まれば、すなわちそれは死よ
それだけじゃなくて、強靭な足腰があれば強威力の攻撃も繰り出せるわ
「こんな風にねっ!」
【巨獣撃】を放ってみせる
ビキニアーマーで動き回るイネスは無意識に周りを”誘惑”しているかもしれないけど
気にしてはいけません”恥ずかしさ耐性”があるイネスはきっと気にしないから
アドリブ・絡み・可
●色気責め
「練度を高めるのは真剣さ、必至さ……故に」
伊美砂・アクアノート(さいはての水香・f00329)が構える。
それは短刀、槍と比べれば間合いは遥かに短い。
剣道三倍段と言う造語がある。
だが、そのような造語が生まれるほどの間合いとは重要である。
「死ぬ気殺す気で来い。……きゃははっ、オレに勝てたらキスしてやってもいーぜ?」
口吸いをしてもよい、と言われ、ざわり、とどよめきが走る。
伊美砂は、美しい女人である。
その美しい女から口吸いの許可。
俄然やる気も湧いて出る。
「もっとも追いつければだけどな」
「ええ、走り込みからよ」
イネス・オルティス(隠れ里の女戦士・f06902)の纏う衣装にもざわめきが走る。
イネスもまた可憐な華である。
その彼女の纏う露出の多い衣装。
些か前かがみになってしまうも致し方なし。
「走り込み終わったらオレとの模擬戦だからなー」
「ええ、それじゃあ――――」
始めましょう、と言う言葉と共に。
諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)が激しい閃光を放つ。
一糸まとわぬ裸体、重要な部位は放たれる闘気にて覆い隠されてはいるものの。
彼女はなんと衣服を脱ぎ捨てたのである。
「え」
「え?」
さすがの行いに伊美砂とイネスから言葉が走った。
誰がそこまでしろと言った。
「みすずちゃんをもっと見たいならついてくるのだ」
「ちょっとそれは流石に破廉恥だにゃん!!」
「ちょっと待ちなさい、それは!!」
疾駆するみすず、その全裸から感じる高揚感が彼女に力を与える。
その速度、すでに馬より早い。
最早走り込みとかどうとか言うレベルではない。
視界の彼方にいったみすずを見たままは、と訓練であった事を思い立つ兵士たち。
しかし走って追いかけても差は出来るばかり。
すぐにひぃひぃと息を切らし、それでも追いかけ続ける兵士たち。
訓練になってるし、いいか、と思い直した二人も走り始めた。
「ほらーもう追いつかれ始めてんぞー」
脱落仕掛ければイネスたちがそれを後ろから追い立てる。
地獄のような、けれど天国のような。
美しい少女と女たちに追いかけ回され、ひたすら走り込むと言う地味な鍛錬。
ある意味目にも毒であるし、けれど天国でもある。
だが同時に地獄でもあるのだが。
無論へとへとになった後の伊美砂との模擬戦は話にもならなかった。
有利なはずの槍でもあっと言う間に懐に潜り込まれ投げ捨てられる。
イネスとの槍の突合すら一合すら合わさらぬ。
みすず? 彼女は目に毒なのでそもそも勝負にすらならなかったと言う。
疲れ切った後は彼女たちの経験と知識を生かした座学にされた。
何故か? それ以上は使い物にならない予感がしたからである。
そう、色んな意味で、であるが。
……どういう意味かって? それはもう、お察しして頂きたい。
そもそもお色気で責められると男としてはそれどころではないのだ、と。
兵士たちは声に出来ぬ声をあげたかっただろう。
大成功
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クネウス・ウィギンシティ
※アドリブ&絡み歓迎
「ここは宇宙軍式訓練ですね」
【WIZ】模擬戦
「私は本日の教官を務めるクネウス・ウィギンシティ特務大尉です」
「唐突ですが、1分後に模擬戦を始めます。以上!」
1分後UCで計265体のバトルドロイド召喚し、編隊を組み足軽達に模擬戦(襲撃)。
隊長機は自ら遠隔【操縦】し、ドロイド軍団は【地形の利用】を徹底させゲリラ戦を敢行。
「本人達には知らせていませんがドロイドの弾丸は全て【メカニック】班製の訓練弾」
「当たったら死ぬほど痛いですが、死にません」
戦場で突然の状況変化、襲撃は当たり前。
新兵は「戦場に放り込む」こそが成長の一番の機会ですね。
「取り敢えず、一回死ぬ様な経験をすると良いかと」
エドゥアルト・ルーデル
微妙に○ァミコンウォーズ混ざってるじゃねーか!
まずは規律と精神力の教育でござる
規律と精神力が恐怖を乗り越え踏み止まる力になるのだ
当然例のアレだよ
一列に並べて【恐怖を与え】つつ…貴様らが俺の訓練に生き残れたら各人が兵器となる!
戦争に祈りを捧げる死の司祭だ!それまで何の価値も無い!分かったか!
新兵を一人捕まえて…戦争の顔をしろ!殺す時の顔だ!
こうだ!Aaaaagh!!巫山戯るなそれで殺せるか!
後半は当然ミリタリーケイデンスでござる!
部隊の連帯感を高め足並みを揃える事でスムーズに陣形を組ませる効果がありますぞ
行くぞ!
オブリビオンは碌でなし
(放送禁止用語連発)
拙者本職はパイロットだがこれぐらいはね…
●ブートキャンプ
「ここは宇宙軍式訓練ですね」
「まずは規律と精神力の教育でござる」
微妙になんかのウォーズ混ざってるな、とか言う呟きをしたのはエドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)。
宇宙軍式訓練を考案したのはクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)。
「では全員一列に並べッ!!」
エドゥアルトが吠える。
のたのた、と一列に並ぶ兵士たち。
それを見たエドゥアルトがさらに吠える。
「さっさとしろ、ぐだぐだするな!! のろまども!!」
恐るべき武威と殺気がエドゥアルトから放たれる。
それに怯えた兵士たちがざ、と一列にならんだ。
「貴様らが俺たちの訓練に生き残れたら各人が兵器となる!! 戦争に祈りを捧げる死の司祭だ!!」
エドゥアルトが恐怖のオーラを撒き散らしながら吠え続ける。
「それまで貴様たちには何の価値もない!! 分かったか!!」
恐怖に震えながら応じる声がする。
エドゥアルトが新兵一人を手招きする。
怯えた新兵が彼の前に連れてこられた。
「戦争の顔をしろ!! 殺す時の顔だッ!!」
そう言われても分からない新兵。
困惑した顔でエドゥアルトを見る。
「こうだッ!! Aaaaaaaaaghッ!!」
エドゥアルトが世にも恐ろしい表情で吠える。
それに応じて新兵が引きつった顔で吠えた。
刹那、エドゥアルトが新兵の頬を打つ。
「巫山戯るな!! それで殺せるつもりかッ!!」
その後も彼が殺す顔が出来るまで頬を打ち続けた。
何度も何度も繰り返すうちに、彼らの精神性は染まっていく。
その後、ミリタリーケイデンスで連携を深め、彼らの連帯感を深めていく。
「さて、拙者の方の準備は出来たでござるよ」
「Sir!! オブリビオンはろくでなしッ!!」
「ありがとうございます、私は本日の教官を務めるクネウス・ウィギンシティ特務大尉です」
大尉? 大尉とは一体。
この世界にはまだ早すぎる概念であった。
「唐突ですが、一分後に模擬戦を始めます、以上」
は? と言う声が一瞬あがった。
しかし、エドゥアルトが一瞥すると、その声はすぐに止む。
「貴様ら!! たるんでいるぞ!! 30秒で支度せよ!!」
Yes,Sir!! の声に応じて陣形が組まれ、槍襖が出来上がる。
一分後には、265体のバトルロイドたちが召喚されていた。
そして、彼らは何の前触れもなく襲いかかってきた。
しかし、備えていた彼らは奮戦する。
死ぬほど痛い弾丸にも耐えながら、槍でバトルドロイドたちに果敢に応戦していく。
そこは模擬戦ではなく、最早一個の戦場であった。
戦場さながら、などではなく、戦場そのものであった。
「とりあえず一回死ぬような経験をするのも良いかと」
「拙者たちも存外ろくでなしな事してるでござるな」
大成功
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