エンパイアウォー㉑~三種の至宝。三つの関門~
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「エンパイアウォーもそろそろ後半戦。勝負時のようじゃな」
眼鏡をかけた付け髭……ケーシー・ヒゲヨシ(付け髭ヒーローマスク・f00695)がふよふよと浮遊しながらで語り始める。
「今回集まって貰ったのは他でもない。皆のお陰で、最期の魔将軍の居所が判明したのじゃ」
最期の魔将軍。その名は、大帝剣『弥助アレキサンダー』。
そして隠し将『豊臣秀吉』。
大帝剣『弥助アレキサンダー』は、『大帝の剣、逆賊の十字架、闘神の独鈷杵』という名の、「メガリス」と称される渡来人の至宝を使う強敵である。
そして隠し将『豊臣秀吉』は猿のような見た目でフェンフェンとしか言えないようだが、何故か意思疎通は出来るらしい。
凄く忠義と漢気に溢れる格好いい武将らしい。
「奴らの居る場所は『関門海峡』の海上じゃ」
弥助アレキサンダーはメガリス『闘神の独鈷杵』の力によって発生した『関門海峡の大渦』の中心に浮遊しながら、3つのメガリスの力を高めている。
メガリスの力を高める事によって一体何が起こるかは分からないが、決して猟兵にとって良い事ではないだろう。
「じゃが、所在を掴めた今こそ、魔将軍討伐のチャンスじゃ」
大帝剣『弥助アレキサンダー』討伐を行うには三つの関門を突破しなくてはいけない。
「一つ目の関門は、『長州藩の水軍(毛利水軍)』の突破となる」
長州藩の水軍(毛利水軍)は本来は味方の軍である。
しかし大軍勢を操るメガリス『大帝の剣』の能力によって猟兵が敵だと洗脳されており、敵意を剥き出しにし襲いかかってくる。
一般人である毛利水軍は猟兵に比べれば弱いが、屈強な武士達である。
「洗脳により彼らも本気で妨害してくる……来る者全てを打ち倒し無理矢理突破する事も勿論可能じゃが……出来れば殺さずに済むようにしてほしいのぅ」
皆殺しも当然選択の一つだ。しかし武士達を殺された毛利としては、江戸幕府の未来に禍根を残すかもしれない。
「毛利水軍を突破すれば、二つ目の関門。隠し将『豊臣秀吉』との決戦となる」
隠し将『豊臣秀吉』は、異形強化するメガリス『逆賊の十字架』の能力によって、スピードと反応速度を強化されている。
そして関門海峡の海上を、ゴムマリのように飛び跳ねながら、あらゆる角度からの弥助への攻撃を超高速で受け止めており、秀吉を倒さない限りは弥助を攻撃する事は出来ない。
「最期の関門は大帝剣『弥助アレキサンダー』その人じゃ」
戦闘において、弥助は水上を浮遊(高くは飛びません)しながら、三つのメガリスを武器として用いて果敢に戦ってくる。
海上はメガリス『闘神の独鈷杵』の力によって発生した『関門海峡の大渦』が渦巻いている。
メガリスは弥助の制御化にはあるが、メガリスによって発生した大渦まではその範疇ではない。この大渦を戦闘に利用できれば有利になるかもしれない。
「注意してほしいのは【この戦いは常に『海上での戦い』】となる事じゃ」
敵も高くは飛ばないが海上での戦闘になる。
飛行や水泳、自分で持ち込んだ乗り物、毛利水軍の軍船やその破片を利用するなど、海上戦に対する備えは必須となるだろう。
「はっきり言って、魔軍将の生死はエンパイアウォー自体の勝敗に影響せん。しかし生き残っておれば必ずや戦後、彼らは暗躍するじゃろう」
「奴らは強敵。しかも魔将軍を同時に二人も相手となる。厳しい戦いになるのは必須じゃろう」
「じゃが、お主達であればきっと倒せる相手じゃろう。わしも悲劇はみたくないからのぅ。よろしく頼むぞい、イェーガー!」
ナイン高橋
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大帝剣『弥助アレキサンダー』および隠し将『豊臣秀吉』は、先制攻撃を行います。
これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
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ナイン高橋です。
メガリス使い、これはどうなるか目が離せませんね。
今回の依頼は戦争シナリオでありながら、3部構成となっております。
第一章は冒険『毛利水軍を突破せよ』。
第二章はボス戦『隠し将『豊臣秀吉』』。
最終章はボス戦『大帝剣『弥助アレキサンダー』』。
章ごとの👑は少な目ですが、それだけ難易度も高いと言うことになります。
なお、シナリオが失敗に終わった場合はメガリスの力が天変地異の如き雷の大渦を呼び、参加した猟兵達は吹き飛ばされて大敗することとなります。
それではご参加をお待ちしております。
第1章 冒険
『毛利水軍を突破せよ』
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POW : 邪魔する船をひっくり返すなど、力任せに毛利水軍を突破します。
SPD : 毛利水軍の間隙を縫うように移動し、戦う事無く突破します。
WIZ : 毛利水軍の配置、天候、潮の流れ、指揮官の作戦などを読み取り、裏をかいて突破します。
👑3
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ラヴ・フェイタリティ
【アドリブ歓迎】
とうとう出やがったな、最後の中ボスアレキサンダー!あと知らない猿!猿!?まあいいか、メガリスだかギガザルだか知らねーがぶちのめしてやらぁ!
とはいえ、洗脳されてるやつらを海のモックス(0マナアーティファクト)にはしたくない。それに敵は二人も居やがる以上、ここで消耗は出来ねえ。ヒロインパワーを多めに使ってでもさっさと抜けた方が良さそうだな。べ、別にあんたたちのためなんかじゃないんだからね!(ヒロインパワー稼ぎ)
というわけでチマチマ稼いだパワー貯金を崩してハイパーモード起動!ラヴジェットフルブーストで海面スレスレをぶっ飛ばす!ルートは全部勘任せ、ラヴ様の飛行技術をとくと拝みな!
●多分メインヒロインは道に迷うのが宿命なんじゃないかな……?
「とうとう出やがったな、最後の中ボスアレキサンダー!」
来た!我らがヒロイン、ラヴ様ことラヴ・フェイタリティ(怪奇!地下世界の落ちものメインヒロイン!・f17338)が海峡の端にガッと脚を乗せて海風にその身をはためかせる。
「あと知らない猿!猿!?まあいいか、メガリスだかギガザルだか知らねーがぶちのめしてやらぁ!」
弥助アレキサンダー及び豊臣秀吉への戦意を滾らせる。
「とはいえ、洗脳されてるやつらを海のモッ(ズキューン!)にはしたくない」
ここで世界の都合により毛利軍の鉄砲隊の砲撃がラヴ様の頬をかすめる!※なおヒロインなので顔に傷はつかない(再生した)
「うお!?危ねぇ!?テメーやんおかこらー!」
いいですかラブ様、版権、ダメ、絶対。思わず一般知識だと勘違いしてしまう所だったでしょう。
「てへぺろ」
こっつん、と頭に手を当ててドジっ子ヒロイン力で誤魔化すラブ様。かわいい。
「にしても、もうきやがったのか……中ボスは二人も居やがる以上、ここで消耗は出来ねえ……ヒロインパワーを多めに使ってでもさっさと抜けた方が良さそうだな」
特になんも対策とか一切せずに海に来てがやがやしてたラブ様は速攻で毛利軍に見つかったらしい。ヒロイン力の高さが仇となったか……。
一般人の毛利軍は全員洗脳されているだけである。
下手に相手をして長引く戦闘を行っては、彼らに余計な被害が出てしまいかねない。ラブ様はここは一気にパワーを放出してのスピード駆け抜け勝負に出ようというのだ。
「べ、別にあんたたちのためなんかじゃないんだからね!」
露骨なツンデレヒロインパワー稼ぎをしてから、よっこいしょとラヴジェット(愛と勇気と推進剤を噴射して飛ぶ凄い機械。肩と脚に装着。カッコいい女性の為の一品。)をセットするラブ様。
きちんと愛と勇気とあと推進剤を注入して準備万全。
「というわけでチマチマ稼いだパワー貯金を崩してハイパーモード起動!」
海のマーメイドヒロイン力、てへぺろドジっ子ヒロイン力、全然ツン期が足りないツンデレヒロイン力。その辺りのヒロインパワーが物理的に輝き閃きラブ様の全身をヒロインオーラが包み込む!
ラブハイパーモード。それは高速移動と心抉る可愛い罵声やプリティな殺人破壊光線の放射を可能とするラブ様の秘密兵器なのだ。
何故光り輝くのか?何故破壊光線なのか?何故ならば彼女が、メインヒロインだからだ!
「うし!ラヴジェットフルブーストで海面スレスレをぶっ飛ばす!ルートは全部勘任せ、ラヴ様の飛行技術をとくと拝みな!」
光り輝くラブ様が、高速移動能力を全開にしてそのまま一気にジェット噴射で海に飛び出……あ、こけた。
「あじゃばーっ!!????」
アー!ラブ様、アーッ!!!?そっちはアーッ!!!
凄まじい水飛沫とか波とか風圧とかを放ちなながら毛利軍を翻弄するメインヒロインがいたそうです。
苦戦
🔵🔴🔴
月代・十六夜
とりあえずここ抜けるか、あとは他の面子に任せるとして。
いつもの通り木の板を何枚かっと。
木片を幾つか借りてきて【韋駄天足】で適当な岸から飛び出す。
水軍の船に近づくまでは【空中戦】の要領で進行方向調整しながら着地点に木片を投げて足場にして再跳躍。
船まで近づいたら低空跳躍に切り替え、相手の迎撃を他の船を盾にするように回り込んで減らす。
減った後の量くらいなら【視力】と【聞き耳】で【見切っ】て【空中戦】の要領で避けていく。
いざとなったら一瞬だけ船上にお邪魔してそのまま船を足場に飛び越えていきますかね。
あーばよーってな。
エルディー・ポラリス
アリエル・ポラリスと行動
第二口調中心
なんか渦とか敵とかすっごいんですけどぉ……。
ね、アリエル、他の人に任せて逃げちゃいましょ……なんで掴むの?
話せばわか……ああああ!?(騎乗するメアリごと投げられ)
ま、まずい、敵船じゃないか!!
メアリちゃん、とりあえず走り回って! もう跳んで船を移る勢いで!
ぐすっ、なんでこんな怖い目に……掠った!? 弓上手いな君ら!
……なんだか無性に腹立ってきたぞ。
この人たち、国を守りたくてこんなに訓練してきたんでしょ。
洗脳されて、こんなことする為じゃなく。
指定UC、心を奪われたなら、その前まで引き戻そう。
道は私が開けるから、この困ったさん達、叩き起こしてくださいな!
アリエル・ポラリス
エルディー・ポラリスと行動
指定UCで炎の腕を展開!
これでね、レティシア姉さん(姉の本名)をメアリちゃんごとガシッと掴んでね。
ぽーい!! 敵船へと放り込むわ! メアリちゃんが上手く着地してくれるでしょ!
あの人、ビビりだからいけないのよ、追い詰めればちゃんと戦う! はず!!
大丈夫、これは『恩返し』だから。かてーないぼーりょくとかそういうのじゃないから!
というわけで、水軍さんたちを正気に戻すのは姉さんに任せましょ。
それまで私は、他の船の相手よ!
伸ばした炎の腕で別の船を掴むでしょ? それを縮めて、色んな船を跳び移っていくの!
私の炎じゃ船は燃えないけど、見た目的に無視は嫌でしょ!
さあ、かかってきなさい!
富良野・経嗣朗
対艦隊戦闘か……心が躍るな!
海上の移動?
問題ない、プラモとは飛ぶものを模した型なのだから。
証拠に【空中浮遊】に【空中戦】技能がある。【ダッシュ】による急加速も可能!
《僕の考えた最強の機体》で作ったプラモを先行させ、敵の注意を惹きつけさせる。敵がそちらを補足したらば敵艦に上陸させ暴れさせて、より派手に気を取らせて貰おう。可能な限り加減はさせるとも。
そして私はその隙に敵艦に【破壊工作】でも仕掛けるとしよう。
海面スレスレを移動しつつ、敵の艦尾に【怪力】や【零距離射撃】の一撃で穴を開けてしまうのだ。装甲があっても【鎧無視攻撃】だ。
罪無き船を壊すのは心苦しいが――後に修理と再生という楽しみがあるからな!
●関門海峡
メガリスの力によって引き起こされている通常では考えれらない大渦。
そして洗脳されてしまい今や敵となっている毛利水軍。
一般人ではあるが、強靭な武士達が渦の波にも負けずに船を並べて侵攻を阻止しようと防衛陣を組んでいる。
月代・十六夜(韋駄天足・f10620)はそんな海峡の様子を覗いてちょいちょいっと手で目算してりして距離とかを計算していた。
「とりあえずここ抜けるか、あとは他の面子に任せるとして」
そして何気ない風を装いながら渡るための仕込みの材料を探す。
「いつもの通り木の板を何枚かっと」
ひょいひょいと戦闘のあったであろう船の残骸の木片を拝借していく。
「……ん?」
すると、何か見知ったような気がする猟兵が押し問答してるのを見かけた。
「なんか渦とか敵とかすっごいんですけどぉ……」
エルディー・ポラリス(Au del? de les larmes・f11010)は騎乗するダチョウっぽい生物(その名もメアリ)に抱き着きながら海の荒くれ具合に涙目になっていた。
そして同行者に顔を向けて考え直すように懇願しようとした。
「ね、アリエル、他の人に任せて逃げちゃいましょ……なんで掴むの?」
「大丈夫、これは『恩返し』だから。かてーないぼーりょくとかそういうのじゃないから!」
しかしアリエル・ポラリス(慈愛の結実・f20265)は己のユーベルコードを起動して炎の腕でぐガシッとエルディーを騎乗しているメアリ(推定ダチョウ)ごと掴んでそしてすでに振りかぶる体勢に入っていた。
「話せばわか……ああああ!?」
「ぽーい!!」
そしてそのまま敵船に向けて放り込んでいた。
「大丈夫よ!メアリちゃんが上手く着地してくれるでしょ!」
多分そういう問題ではないと思う。
「あの人、ビビりだからいけないのよ、追い詰めればちゃんと戦う!……はず!!」
アリエルは自分の信じる姉を信じて、アリエル自身も海を渡ろうと行動を開始し始める。
「というわけで、水軍さんたちを正気に戻すのは姉さんに任せましょ。それまで私は、他の船の相手よ!」
そう言うとアリエルはさっきエルディーを投げ飛ばすのに利用したユーベルコードの炎の腕を伸ばしていく。
そして伸ばした炎の腕が毛利水軍の船の縁を掴むと、炎の腕が船の側に縮んでいく事でアリエルは船に飛び乗りにいく。
勿論そんな豪快な事をしてれば毛利水軍もアリエルに攻撃を仕掛けにいくが……。
「この紅蓮こそ我が地獄。愛をくべて、願いをくべて、燃えぬ想いをつかみ取れ!」
炎の腕の伸ばしてなぎ払っていってしまう。
なお、炎の腕だけども船や武士達が燃えてしまったりはしない。
アリエルの炎は対象の事を気遣った温度という優しさ設定なのだ。
「私の炎じゃ船は燃えないけど、見た目的に無視は嫌でしょ!さあ、かかってきなさい!」
●毛利水軍の船上
投げ飛ばされたエルディーは騎乗していたメアリ(多分ダチョウ)が羽をバタバタさせて飛べないけどちゃんと着地してくれた。
敵船のど真ん中に。
「ま、まずい、敵船じゃないか!!」
よく訓練された毛利水軍が侵入してきたエルディーに対して的確に弓を構える。
「メアリちゃん、とりあえず走り回って!もう跳んで船を移る勢いで!」
ドタドタドタと華麗な足さばきで走り回るメアリonエルディー。
毛利水軍は海峡の閉鎖を行うために船を幾つか連結させていた事もあり、ダチョウの足であればそう簡単に捕らえられる事もない。
「ぐすっ、なんでこんな怖い目に……」
バシュッ。
涙目で弱音を吐いてたエルディーの頬をかすめる矢。
「掠った!?弓上手いな君ら!」
毛利水軍は屈強な武士達で構成されているのである!弓兵の練度も高いのだ!
「お困りのようだな」
「貴方は!?」
そこへ話かけてきたのは富良野・経嗣朗(プラモビルダーキョウシロウ・f13293)だった。
え、何処から話しかけてきたかって?それは。
「問題ない、プラモとは飛ぶものを模した型なのだからな!」
なんとプラモのヤドリガミである経嗣朗は自分の作ったプラモに乗ってエルディーに空中浮遊しながら並走していた。
「なんで!?なんでプラモ!?」
「対艦隊戦闘か……心が躍るな!」
正直ダチョウに騎乗してるのもツッコミ所だと思うが、経嗣朗は華麗にスルーしてユーベルコード:《僕の考えた最強の機体》を使って作成した自立駆動するプラモをテイクオフ!
敵の船っていうか洗脳されてしまっている毛利水軍の船に乗船強襲をすると派手に暴れ回り始める。
「模型とは、フィギュアとは、プラモとは…………自由だッッッッッッッッ!!!!!!」
ドカーンと何故かビームとか撃っては洗脳された武士達を海に落としていくプラモ。
だが毛利軍も決して諦めたりはしない。
未知の敵(プラモ)であろうとも果敢に侵攻を阻止しようと集団で立ち向かっていく!
「敢えて言おう!私のプラモは最高であると!」
経嗣朗はこれ幸いとより派手に振る舞うように指示してプラモ無双を行っていく。
それを隣で見ていたエルディーは、それでも這いあがっては突撃をしていく武士達を見て。
「……なんだか無性に腹立ってきたぞ」
矢に追われていたのも忘れて、真剣な顔で毛利水軍達の働きを見る。
「この人たち、国を守りたくてこんなに訓練してきたんでしょ」
またもプラモに薙ぎ払われ、海に落とされる毛利水軍。
だが、すぐさま第二陣が矢を一斉に放ち、攻撃の手を止めない。
「洗脳されて、こんなことする為じゃなく」
エルディーは決意を固めると、目を閉じ。そして聖者としての祈りをささげる。
「心を奪われたなら、その前まで引き戻そう」
ユーベルコード:友よ、今でも望むのならば。
「海に眠るかつての誰か。貴方の役目はもうおしまい……それでも。貴方が見た昔日の笑顔を――!」
それは聖者の奇跡でこじ開けた骸の海の門から対象の幸せを願う過去を放ち、過去回帰による損傷の治療により対象の動きを一時的に封じるユーベルコード。
「道は私が開けるから、この困ったさん達、叩き起こしてくださいな!」
その力は洗脳されている毛利水軍の武士達に広がり、そして彼らのこの戦で本当に守りたい家族や友人達の幻影が現れ、動きを止める。
弥助アレキサンダーを護っているが、本当にそれは、彼らの守りたいものを守る事に繋がるのか。
彼らの幸せを願う過去が。武士達の刀を持つ手を下げさせる。
「よかった……これで洗脳されてた武士達も元に戻る」
エルディーが自分のユーベルコードが思った通りに毛利水軍の動きを止めてくれた事に安堵のため息をつく。
次の瞬間。
――ドカーン!ドカドカドカーン!
「え、なに!?」
各毛利水軍の船の艦尾に次々と爆発がおき、そして水没していく。
「レティシア姉さーん!」
炎の腕を使って船を伝ってやってきたっていうか自分自身を放り投げるような形で文字通り飛び込んできたアリエルがエルディーに頭から突っ込んでくる。
「ああああ!」
避ける事も出来ずに妹を受け止めたエルディーはゴロゴロ甲板の隅っこまで転がってそして爆発の犯人を見た。
「今の隙に私が敵艦に破壊工作でも仕掛けていたのだ」
経嗣朗の仕業だった。
ご丁寧に海面スレスレを移動して身を隠しながら厚い装甲も鎧無視攻撃で貫通させる零距離射撃でガンガン穴を空けてきたらしい。「何やってるんですかーっ!?」
頭上から声をかけられた経嗣朗はエルディー達を見やるとうむ、と頷き言葉を返す。
「確かに私も罪無き船を壊すのは心苦しいが――後に修理と再生という楽しみがあるからな!」
なんの躊躇もなく撃つ!
武士達の戦意喪失とか関係なく、派手に暴れたプラモと派手に炎の腕で渡ってきた少女に注意が言っていたので破壊工作がサクサク進んだ結果、毛利水軍の船はどんどん沈んでいってしまっていた。
「ま、このまま海峡抜けちまおう」
そこへ木片を足場にユーベルコード:韋駄天足を使って高速で海上を移動してきた十六夜が現れると、エルディーとアリエル、及びダチョウ?のメアリを掴んで混乱している毛利水軍を尻目に再び飛び去っていく事にする。
「あーばよーってな」
バビュンと猟兵達は海峡を抜けるのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『隠し将『豊臣秀吉』』
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POW : 墨俣一夜城
自身の身長の2倍の【墨俣城型ロボ】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD : 猿玉变化
自身の肉体を【バウンドモード】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ : グレイズビーム
【腹部のスペードマーク】から【漆黒の光線】を放ち、【麻痺】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:フジキチ
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●第2章 ボス戦 『隠し将『豊臣秀吉』』
海峡を抜けた猟兵達に突如として飛び掛かってくる黒い影があった。
なんとかその攻撃を防いだ猟兵達の前には海の上を弾む……『猿』!
「フェン、フェンフェンフェン!」
猟兵達の前に現れたのは隠し将『豊臣秀吉』であった!
「フェンフェン!」
どうやら、命を賭してでも猟兵達を与助アレキサンダーの元へは行かせないようだ。
後ろの洗脳された毛利水軍の船は須らく水没寸前。武士達は皆無事に陸へと避難できたようだが、木片が大量に潮に流され浮かんでいる。
そんな海上を豊臣秀吉はゴムマリのように飛び跳ねながら、あらゆる角度からの弥助アレキサンダーへの攻撃を超高速で受け止めるつもりのようだ。
この豊臣秀吉を倒さない限り、弥助アレキサンダーは攻撃できそうにない。
そして与助アレキサンダーは既に儀式をかなり進めているようで、あまり時間は書けられないだろう。
だがここで諦める訳にはいかない。
幸いにも隠し将『豊臣秀吉』はメガリスによる異形強化の影響で、一時的に強靭な身体能力を得てはいるようだが、代わりにその体力はかなり失われているようだ。
また相手の行動はこちらの使用しようとするユーベルコードに影響される。
体力切れを狙うには時間はない。だが討伐しようと思えばいけるはずだ。
猟兵達よ、 『隠し将『豊臣秀吉』』 を討伐しその先へと突き進むのだ!
※※※注意※※※
この戦いは幹部戦です。
そのため、以下の先制攻撃の特別ルールがあります。
ご注意ください。
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大帝剣『弥助アレキサンダー』および隠し将『豊臣秀吉』は、先制攻撃を行います。
これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
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ラヴ・フェイタリティ
【アドリブ歓迎】
へっ、初戦はドジっちまったがこのラブ様、負けもドジも慣れっこよ。最後に勝てばよかろうなのだー!
猿のところまでたどり着いたら早速猿に向かって挑発だ。フェーンフェンフェンッフェン!フェフェフェフェーン!
そんでもってUCを使おうとするが、どうせ猿のほうが早いんだ、甘んじて受けてやる。そんで痺れたまま海に沈んでいくがそこでメア子の出番よ。潜水服に変身したメア子のおかげで呼吸が続く間にゆっくりと体の麻痺をなんかまぁ諸々の方法で回復!
充分に回復して体のコリがほぐれたらここからが本番!変身して一気に猿に奇襲をかける!強化のせいで体力削れてるんだろ?残りの分もラヴ様に貢いじまえよYOU!
シズホ・トヒソズマ
※アドリブ可
・SPD
転移前、スーツや装備に絶縁◆電撃耐性改造
◆武器改造でボートに改造したユングフラウに◆騎乗していきます
暫くはリキッドメタルの◆盾受け、デザイアキメラの◆オーラ防御を◆早業で展開し防御
その間にユングフラウの底部から◆電気属性機雷を海中に静かに複数放出
周辺に機雷配置した所で起動
周辺の海に電気を伝わせ、海で跳ねようとする敵を感電させます
無理したり岩場を使って来ても、リキッドメタルやデザイアキメラのシールドにも通電させ、電撃の◆マヒで動きを鈍らせ防御
『海を跳ねてきたなら身体中塩水だらけ!より感電します!』
凌いだら、UCで下半身を魚型に変え、◆水泳高速接近
バスタードソードで◆鎧無視攻撃
●
「へっ、初戦はドジっちまったがこのラブ様、負けもドジも慣れっこよ。最後に勝てばよかろうなのだー!」
来た!独走トップ状態で海に出た結果無意味に3周くらいしてからやってきた我らがヒロイン、ラブ様こと、ラヴ・フェイタリティ(怪奇!地下世界の落ちものメインヒロイン!・f17338)だ。
ラブジェットパックでジェット噴射飛行しながら秀吉の元に辿り付いたラブ様は先制攻撃してくる相手に対してまずは挑発する作戦に出る!
「フェーンフェンフェンッフェン!フェフェフェフェーン!」
とりあえずフェンフェン言って煽る攻撃!
『……フェン』
だがラブ様の安い挑発に全く動じない秀吉。渋い。
「あーん!?なんか滅茶苦茶格好いい事言ってるんじゃねーぞオラー!」
秀吉の凄く渋くて格好いい返しにラヴ様は逆上してユーベルコードを起動する。
ユーベルコード:マスターサイオニクスオブラヴ。
光に包まれるラヴ様。変身ヒロインっぽく衣服が光の中でほどけていき、そのシルエットが光の中で見え隠れしながらくるくる回転していく。
そうこのユーベルコードは『異能の力に目覚めたヒロイン、その名もラブ様』みたいな感じにサイキック状態の真の姿に変化する変身ヒロインの鉄板必殺シーンなのである!
「フェーンフェンフェン!!」
だが隙ありと言わんばかりに秀吉は先制攻撃で腹部のスペードマークから漆黒の光線を放ち、ラヴ様にヒット!
「ぎゃふん!」
悲しいかな……変身中の隙を狙われたラヴ様は回避する事も出来ずに、麻痺によって意識はあるものの身体を動かす事も出来ずに海に前のめりにぼちゃんと落ちる。
うつ伏せのまま海面に浮遊しているが背中を向けているのと危ない所はほどけて半分変身完了していたショートパンツで隠れてるのでギリギリセーフだ!
「フェーンフェンフェン」
多分、せめてもの情けよ……みたいな事を言ってるんだと思う秀吉が海の藻屑と化しかけているラヴ様を陸地まで投げ飛ばそうと近づく。
「そうはいきませんよ!」
だがそこへ海上をボートに改造した戦闘用カラクリ人形・ユングユラウで駆けつけてきたのは、シズホ・トヒソズマ(因果応報マスクドM・f04564)!
シズホは巧みにユングフラウを操り秀吉とラヴ様を引き離す。
「フェンフェーン!」
だが秀吉も機動力で来るのであればと全身をバウンドモードに変形。
猿玉变化で海上とゴムマリのように飛び跳ね周りシズホを翻弄しながら、高速の体当たりを四方八方から敢行してくる。
シズホはユングフラウに内蔵してきたリキッドメタル並びに防御型カラクリ人形デザイアキメラを展開。
液体金属をオーラ防御で押し出しつつ一気に固める事で防御力を高め、衝撃に備える。
「フェーン!」
だが秀吉のアクバットな攻撃はシズホの展開したリキッドメタルの盾の裏に回り込み、弾む身体で強烈な体当たりを仕掛けてくる。「くぅっ……かかりましたね!」
しかし盾の反対側から攻撃を受けたという事は、弾き飛ばされる方向には盾がある。
シズホは吹き飛ばされそうになりつつもオーラ防御とリキッドメタルをクッション及び壁としてダメージを受けながらも戦線維持。
被虐属性も満たしながら、シズホは起爆スイッチを取り出す。
「フェン!?」
よくよく見れば、周囲の海中には見慣れぬ機雷が浮遊している。
「はい!電気属性機雷を海中に配置させて頂きました」
そう、ただ受けに回っていただけではない。
きちんと責めへの反撃も仕込んでおく。それがシズホだ!
「海を跳ねてきたなら身体中塩水だらけ!より感電します!」
「フェーン!!!?」
予めスーツや装備に絶縁の電撃耐性改造を施しておいたシズホは電撃のダメージを受けず、逆に海水で電気が良く通る状態になった秀吉はビリビリと痺れまくる。
あと海面にうつ伏せで浮かんでいたラヴ様も電撃が走る度にびくんびくんしてる。あっ、ゴボボボって空気を大量に吐き出し始めた。
「オラーっ!!体のコリがほぐれたし、こっからだ本番だオラーっ!」
実はやられた振りをして(実際に麻痺って沈んでた)回復するまでじっと耐えていた(動けなかった)ラヴ様が遂に、遂に王道異能系ヒロインの姿に変身を完了!
海水を念動力で吹っ飛ばしながら目覚めた飛翔能力で海面を走る。
因みに酸素ボンベになってたヒメアルマジロのメア子が電撃に感電して元の姿できゅうってしてた。
「ここからが本当の勝負!スピードの先へ!戦いにかける猟兵の魂を見よ!」
そしてシズホも己のユーベルコードを起動。
防御盾にしていた電脳液体金属を自身の下半身に纏わせると、己を人魚型の姿に変え、海中での高速戦闘を可能とする。
「一刀両断!」
「強化のせいで体力削れてるんだろ?残りの分もラヴ様に貢いじまえよYOU!」
「フェーン!」
シズホの高速の一閃が。ラヴ様のエナジードレインが。
電撃で動きを鈍らせていた秀吉の身体へとクリーンヒットするのだった!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ナミル・タグイール
レナータf13031と同行
ナミルは飛べないから連れてってもらうにゃ!(抱きかかえられる猫
金ぴか重いかもだけどふれふれデスにゃ
先制攻撃もレナータに頑張って避けてもらう
ナミルは本体の動きを見てどこからロボの攻撃が来るか指示にゃ!騒ぐにゃ!
【野生の勘】どんどん使うにゃ!やばいにゃ!避けてにゃー!
避けきれなさそうなら【呪詛】纏った斧で迎撃して衝撃をやわらげる
避け(てもらい)ながら反撃
UCで金ぴか歯車展開
すばしっこく動いても輝きからは逃げきれないはず
黒もふもロボも動き止めてやるマスにゃ
成功したら降ろしてもらってロボを踏み台に本体ザックリしに行くにゃ
呪いの金ぴか斧をくらえにゃ!(その後は考えない【捨て身】
レナータ・バルダーヌ
ナミルさんf00003を後ろから抱えて飛行
金ぴかでちょっと重いですけど、もふもふして気持ちいいです。
敵も見事な黒もふですけど、少し硬そうなのでナミルさんの勝ちですね!
先制攻撃はサイキック【オーラで防御】しつつ出来るだけ背中側で庇い、【痛みに耐え】て凌ぎます。
とはいえ弥助さんも控えていますから、なるべく躱して被弾を抑えたいところです。
両翼の痕から形成した炎の翼は、面積を広げることで翼面荷重を減らせるので、重量が増えても速度や機動性が落ちる心配はありません。
墨俣城ロボは動きが止まったら放置し、【A.A.ラディエーション】で本体に攻撃を仕掛けます。
降ろしたナミルさんの反対側に迂回して挟撃しましょう。
富良野・経嗣朗
豊臣’’一夜城’’秀吉……歴史に名を残す名ビルダーと相見える事が出来るとはな!
私の最高のプラモを以って挑むしかあるまい、ビルドバトルを!
彼の扱うロボは否搭乗型のモーショントレースタイプ。
であれば、ほんの僅かにでも動きの同期にはズレが生じる筈だ。
此方の【先制攻撃】の知識と合わせそのズレを【見切り】、
遠距離からの攻撃であれば【武器受け】の後に【ダッシュ】で一気に距離を詰めよう。無論機動には【フェイント】を交えながらな。
近距離攻撃ならば同様に受けからの【カウンター】を狙おう。
コンマフレームでも隙があれば、勝機はある……!
そこを狙って【怪力】【グラップル】で捕獲し、
【零距離射撃】で【一斉発射】だ!!
アリエル・ポラリス
エルディーと行動
お猿さん? 猿ってこんな跳ねまわるものだったかしら……。
まあいいわ、かかってらっしゃい!
しかし、この速度だと姉さんは反応できないわね。
力任せに引っ張って、回避を手伝いましょう。
半分お母さんみたいな人だもの、怪我されたら嫌だわ!(『恩返し』)
――さて。
「フェンフェンフェン!」ねぇ……。
中々の覚悟じゃない、敵ながらあっぱれだわ!
でも、貴方達が信長さんの為に戦うように、私にだって譲れないものはあるの。
貴方が信長さんから受けた恩以上に……私の方が姉さんに甘やかされてきたわ!!
可愛がられる子はよく育つのよ!
ましてや、横に姉さんがいるのに退けるものですか!
私の賛火、全力でぶつけてあげる!
エルディー・ポラリス
アリエルと行動
デカいロボは出てくるし! なんか黒いのが跳ね回ってるし!
『手をつないだ』アリエルに引っ張ってもらって直撃は避けるけど!
ぐずぐずしてたら足場が壊れて海の藻屑だぞ!?
逃げようアリエル! 今度こそ逃げ……あれ、正面迎撃の姿勢?
逃げても逃げきれない、はい、そうですね……。
うう……怖いけど、逃げたいけど。
妹だもんなぁこの子、アリエル置いては逃げられないんだよなぁ、お姉ちゃんだから。
……はい、わかりました、腹くくりますよワタシも。
死線に聞こえる【絶望の福音】。ええ、敵の来る方角とタイミングさえわかるなら。
――やっちゃいなさい、アリエル!!
●
飛べない猟兵を片方が抱きかかえるか手をつないで運んでいく女性猟兵2人組が2セット。
今、関門海峡の海上はきゃーきゃー騒がしい事になっていた。
「デカいロボは出てくるし!なんか黒いのが跳ね回ってるし!」
「お猿さん?猿ってこんな跳ねまわるものだったかしら……」
「フェーンフェンフェンフェーン!」
豊臣秀吉は一吠えすると共に墨俣城型ロボがこの場に建築。
さらにその身を猿玉変化によってバウンドモードにすると、巨大ロボと一緒に海面を跳ね回り始める!
「レナータ!やばいにゃ!避けてにゃー!右にゃ右にゃ!!」
「え、右ですか」
「右にいったら当たるにゃーん!!」
がーん!とやたらと装飾が多く豪華でそれだけ重い斧が墨俣城型ロボの腕を弾き飛ばしたは、オラトリオの羽根で飛んでいるレナータ・バルダーヌ(復讐の輪廻・f13031)と、それに抱きかかえられている猫のナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)だ。
「ナミルさん、金ぴかでちょっと重いのですけど……」
「ふれふれデスにゃ!」
「でももふもふしてて気持ちいいです」
本人はそうでもないのに黄金と呪いに輝くやたら豪華な装飾品の所為で一人で重量過多になっているナミルと、それを運んでいるレナータは地獄の炎の翼を大きくする事で機動力を賄ってはいたが……敵の動きが激しく中々近づけなでいた。
「えーっ!?なんでそっちはそんなになごんでるのーっ!?」
「あ、姉さん来るよ……えい」
「きゃー!?」
紙一重のところで墨俣城型ロボのキックを避けたのは、ユーベルコード:愛満つ私の報恩讃火によって飛翔能力を得たアリエル・ポラリス(慈愛の結実・f20265)と、その手と手をつないだ姉、エルディー・ポラリス(Au delà de les larmes・f11010)である。
なおエルディーは全く秀吉のスピードについていけてないので回避方法はもっぱらアリエルがその手を強引に引っ張ってぶんぶん空中を旋回するアクロバットローリングである。
「半分お母さんみたいな人だもの、怪我されたら嫌だわ!」
「いやー!降ろし……あー!もう足場が壊れて海の藻屑に!?」
巨大ロボと一緒に周囲をゴムマリのように跳ね回りまくった結果、周辺の足場になりそうだった船の残骸はすっかり粉砕されてしまって海に流れてしまっていた。
これはもうエルディーはアリエルに頼るしかない。
「逃げようアリエル!今度こそ逃げ……」
「大丈夫よ!これもいつもの恩返しだかえーい!」
エルディーが恐れをなして退却を進言するもアリエルは姉をぐるぐる回しまくっては紙一重で回避し続ける。
「フェンフェンフェンフェン!」
しかし豊臣秀吉と墨俣城型ロボはさらに動きを激しくし、猟兵4人を追いつい目ていく。
「にゃー!やっぱり野生の勘だけじゃ上手くいかないにゃー!」
「くっ弥助さんも控えていますから、なるべく躱して被弾を抑えたいところなんですが……・!」
ナミルがやたらめったら騒いで攻撃の来る方向を指示してはレナータが避けたり、時にはダメージ覚悟でオーラ防御で防ぐも素早い秀吉を捉えきれずにいる。
「アリエル、このまま離れて……あれ、正面迎撃の姿勢?」
「逃げようと思っても、ここまで来たら逃げられないでしょ」
「はい、そうですね……」
エルディーとアリエルの姉妹組もどうにか回避は続けていけている……がやはり先の2人組と同じく回避ばかりを優先せざる得ない状況に追い込まれてしまっていた。
それもそのはず。この隠れ将、豊臣秀吉の勝利条件は時間稼ぎ。与助アレキサンダーの儀式の邪魔を指せないようにする事こそが主目的であるために深追いもせず、猟兵をいなす事を主軸に動いているのだ。
防御重視の敵を撃ち破るには、隙を作る暇がない。猟兵4人娘は段々とタイムリミットという敗北に近づいてしまっていた。
だがそんな中、1人の猟兵の参戦が状況を変える。
「困っているようだな」
自作したモーターボート型プラモに乗って参戦。富良野・経嗣朗(プラモビルダーキョウシロウ・f13293)!
「豊臣"一夜城"秀吉……歴史に名を残す名ビルダーと相見える事が出来るとはな!」
城を作るのとプラモと作るのを同列に語るのはまだいいとして、建城作業をビルドって言うのはどうかと思うの!?
「私の最高のプラモを以って挑むしかあるまい、ビルドバトルを!」
そんなツッコミ等全く意に介さずに経嗣朗は、ユーベルコードを込め、己のプラモを築き上げる。
「模型とは、フィギュアとは、プラモとは…………自由だッッッッッッッッ!!!!!!」
無敵の自立駆動する戦闘用樹脂人形(プラモ)が果敢に墨俣城型ロボへと突撃を仕掛ける。
「え、そんななんの対策も無しの攻撃じゃ……!?」
「フェンフェンフェンフェン!」
飛んできたプラモに対して墨俣城型ロボがその強力なお城パンチを繰り出してくる。
「見切ったぞ……」
キュピーン!という音が聞こえそうな、そんな閃きの中で経嗣朗の生み出したプラモと、そして経嗣朗はギリギリの所で墨俣城型ロボの攻撃を避ける!
そしてカウンターの一撃!
「フェン!?」
完璧に決まったと思っていた攻撃が避けられ、あまつさえ反撃まで受ける。
豊臣秀吉は予想外の事に思わず一度距離を取って様子を伺う。
「何故敵の攻撃が避けれたのでしょう……」
今までその攻撃を避けるのに苦労していた女子組4人は経嗣朗の完璧な読みに関心しながらも疑問を持つ。
「彼の扱うロボは否搭乗型のモーショントレースタイプ。であれば、ほんの僅かにでも動きの同期にはズレが生じる筈だ」
更に言うならば予知によって敵の行動パターンのある程度は判明している。
経嗣朗、この男。ズレとそして事前知識の双方を把握する事で相手の動きを見切ったというのだ……。
「コンマフレームでも隙があれば、勝機はある……!」
一切、己のビルドしたプラモと己の勝利を疑う事のないまなざしだった。
「にゃるほどにゃ」
だがそれに共感を覚えてしまった猫がいた。
「え、いけるのですか」
「にゃー!ナミルの野生の勘を信じるにゃ!ごーごーですにゃ!」
そして経嗣朗に続き、ナミルとレナータ組も最後の突撃を豊臣秀吉に仕掛けにいく。
「フェンフェンフェンフェン!」
「中々の覚悟じゃない、敵ながらあっぱれだわ!」
迎え撃つ豊臣秀吉の覚悟の言葉にアリエルもまた闘志を燃やす。
「アリエル、ここは任せて、逃げよう、ね!」
「でも、貴方達が信長さんの為に戦うように、私にだって譲れないものはあるの」
エルディーが必死に説得を試みようとするも手を握ったままのアリエルはエルディーが自分のやる事を応援しない等という考えを一切持たないが故に聞く耳持たずに突撃する!
「貴方が信長さんから受けた恩以上に……私の方が姉さんに甘やかされてきたわ!!」
「やっぱりいくのー!?」
「フェンフェンフェンフェン!」
墨俣城型ロボが豊臣秀吉の動きをトレースし、強烈なフックパンチを繰り出して猟兵達をなぎ払おうとする。
「既に見切った!」
キュルルーン!というような効果音が聞こえそうな覚醒具合で経嗣朗は敵の攻撃を回避。
そのままダッシュで掴みかかると、零距離からの全砲解放。一斉発射で墨俣城型ロボを大きくのけ反らせる。
「フェーン!?」
「すばしっこく動いても輝きからは逃げきれないはずにゃ……黒もふもロボも動き止めてやるマスにゃ」
その隙にレナータに抱きかかえられたナミルが正面に入り込んでくると、ユーベルコードを起動。
その周囲に展開される無数の黄金歯車が光り輝き、相手の時間を遅延させる呪詛が墨俣城型ロボにクリーンヒットする。
「ずっと止まってろデスにゃ!」
「フェ、フェンフェン!?」
秀吉の動きをトレースしようとするものの、遅延の呪詛によって墨俣城型ロボはほぼ停止状態にまで貶められてしまった。
「敵も見事な黒もふですけど、少し硬そうなのでナミルさんの勝ちですね!」
そしていつのまにか後ろに回っていたレナータと、そして墨俣城型ロボに降り立ち、足場にしたナミルが豊臣秀吉本人を狙って挟み撃ちにする。
「フェンフェンフェーン!」
それでもその身をもって時間を稼ごうとバウンドモードへと変化する豊臣秀吉。
跳ね回り、猟兵達を逆に迎撃しようとする。
「うう……怖いけど、逃げたいけど妹だもんなぁこの子、アリエル置いては逃げられないんだよなぁ、お姉ちゃんだから」
そんな中、アリエルに手を引っ張られながら豊臣秀吉のいる場所まで連れて来られたエルディーはぶつぶつ呟いていた。
「姉さん、いくよ!」
「……はい、わかりました、腹くくりますよワタシも」
ユーベルコードの炎に身を包んだアリエルも参戦するが、豊臣秀吉のバウンドモードの機動力は彼女らを上回るものであった。
ただそれは、10秒先まで超えれる程ではなかった。
「死線に聞こえる絶望の福音。ええ、敵の来る方角とタイミングさえわかるなら」
まるで10秒先の未来を見てきたかのように。エルディーは相手の行く先を『見切った』。
「そこ!」
「フェン!?」
エルディーの指さす先に現れる豊臣秀吉。
そのタイミングを逃さす、レナータとナミルが挟撃する。
「痛めつける側は苦手なので、手加減できませんよ?」
「呪いの金ぴか斧をくらえにゃ!」
呪詛と念動力が豊臣秀吉の内部を駆け巡り、その身をズタズタにする。
そして最後に。
「可愛がられる子はよく育つのよ!ましてや、横に姉さんがいるのに退けるものですか!」
「――やっちゃいなさい、アリエル!!」
「私の賛火、全力でぶつけてあげる!」
愛情を受けし業火が、ついぞ猿を焼き滅ぼすのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『大帝剣『弥助アレキサンダー』』
|
POW : 大帝の剣
単純で重い【両手剣型メガリス『大帝の剣』】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 逆賊の十字架
自身の身体部位ひとつを【触れた者の闘志を奪う超巨大肉塊『視肉』】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ : 闘神の独鈷杵
自身からレベルm半径内の無機物を【無尽蔵に破壊の雷槌を放つ『闘神の渦潮』】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:みやこなぎ
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●第3章 ボス戦 『大帝剣『弥助アレキサンダー』』
その男は海上の大渦の中心の上にいた。
威圧感を放つ3つの宝。
『逆賊の十字架』
『闘神の独鈷杵』
『大帝の剣』
それらの力が今、彼の元で力を高めていた。
「かたじけない……秀吉殿。だが、お陰でメガリスの力もかなり高まった」
彼こそが、大帝剣『弥助アレキサンダー』。第六天魔軍将、最期の一人である。
与助はこの場でメガリスの力を高めている。
それは戦闘中も同じだ。
そして戦闘となれば水上を浮遊(高くは飛びません)しながら、3つのメガリスを武器として用いて果敢に戦ってくる事になる。
メガリスを用いた強力なユーベルコードを掻い潜りながら、メガリスの力が高まる前に決着をつける必要性がある。
また時間切れになると、天変地異の如き雷の大渦を呼び、猟兵達は吹き飛ばされてしまう事になるだろう。
また戦場は海上だ。どのようにして海の上で戦うべきかも重要となる。
それと、メガリス自体は与助アレキサンダーの制御下にあるようだが、メガリスの力の影響を受け発生している大渦は決して与助アレキサンダーの思惑の物ではない様子だ。
もしかしたら何かに使えるかもしれない。
「『全ては信長様の為に』。悪いな猟兵。俺も負けられないんだ。全力で行かせてもらうよ」
猟兵達よ、メガリスの力が満ちる前に『大帝剣『弥助アレキサンダー』』を討つのだ!
※※※注意※※※
この戦いは幹部戦です。
そのため、以下の先制攻撃の特別ルールがあります。
ご注意ください。
====================
大帝剣『弥助アレキサンダー』および隠し将『豊臣秀吉』は、先制攻撃を行います。
これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
====================
シズホ・トヒソズマ
・SPD
改造したボートユングウラウ騎乗
真の姿(忍者姿)発動
敵UCは近距離遠距離どれにしても
それ自体には闘志がないデザイアキメラの◆オーラ防御
リキッドメタルの◆盾受けで防御やいなしての回避に努め
せめて避けきれない攻撃を1つだけ
威力だけでも弱め接触するのも1回で済むように集中
肉塊に接触する直前
マスクが解けて落ちたようにして離れ
闘志を奪われるのを着用者に代わって貰い
すぐ飛び顔に装着して動けるようにし
防御と回避を続行
『申し訳ありません。ですがその分、必ず勝ちます!』
凌いだらUCでウィンドゼファーの力使用
全身を暴風で包み、戦闘力増強と飛翔能力を得る
◆空中戦と暴風で肉塊を避け
バスタードソードで◆鎧無視攻撃
エルディー・ポラリス
アリエルと行動
真の姿解放、血も涙もないこの鋼の身体に怖れ慄くがいい弥すk……あ、重い? ごめんね、もちょっと頑張って。
さて、相手は最後の魔軍将、頭上を取る程度なら普通に押し返してくるだろうな。
だからこそ……あとは任せたアリエル。(妹を蹴って、弥助へと急降下)
いま、必殺のエルディーさんタックル!
はい、普通に迎撃されますよね、すっごく痛い。
だが、この隙にアリエルの攻撃がですね!
はい、秀吉盾にしてたもんねキミ、そういう戦法は普通に考慮の中だろうな。あと妹、ワタシ死んでない。
だが……ウチの家族は、キミら2人より多いぞ!
おら、妹のピンチだぞ兄さん、『かばう』ことなら私よりもさらに得意だろアンタ、任せた!
アリエル・ポラリス
エルディーと行動
ね、姉さんが重い……!
ふらふらしながらも引き続き抱えて飛ぶわよ!
敵が高く飛ばないなら頭上を取ることは十分可能なはず、こっから一気に攻撃を……え、大帝剣、思ったより早いわ!?
まず、これは躱せない……お姉ちゃん!?(姉を落とす)
お、お姉ちゃーん!!
しかも普通に吹っ飛ばされて私への攻撃も続行してるわよアイツ! 無駄死にじゃない姉さん! ロボってるから海に落ちても窒息はしないでしょうけど! いえ、これは……!
お、お兄ちゃーん!!
なんて事、私の為に2人も犠牲者が……!
けど、2連続でユーベルコードを使えば流石に無理も出てくるでしょ。
2人分の『恩返し』、今度こその最大火力、味わいなさい!
レナータ・バルダーヌ
ナミルさんf00003を背負って飛行
うーん、素敵なアフロですけど、やっぱりちょっと硬そうなのでナミルさんの勝ちですね!
敵の攻撃は強力そうですけど、ナミルさんの予測する方向にサイキック【オーラの防御】壁を集中させることでダメージを軽減します。
わたしのオーラは【防衛本能:原点回帰】によって、【苦痛に耐え】るほど増幅され防壁も強固になります。
さらにナミルさんの呪詛の効果によっては、フラッシュバックによる増幅も期待できるかもしれません。
攻撃をある程度防ぎきれるようになったら、隙を作るため【念動力】で敵の動きを封じます。
最悪、意識さえ保っていられれば、後はナミルさんがなんとかしてくださるでしょう。
ナミル・タグイール
レナータf13031と同行
やっぱりナミルは飛べないからレナータお願いにゃ!快適空の旅にゃ!(背中に乗る猫
素敵な金ぴかお宝持ってるにゃ!絶対欲しいにゃ!
先制攻撃もレナータ頼んだにゃー!
ロボとはオーラが違うにゃやばそうにゃ
【野生の勘】で攻撃の予測をする
【呪詛】をレナータに纏わせてぱわーあっぷにゃ!慣れてないと辛いかもだけどふぁいとにゃ!
耐えれたらこっちの番にゃー!
隙を見つけて金欲のままにアフロに飛びつく
UC発動して首か手の金ぴかお宝をがっちり掴む
こんなに近づけば大剣じゃ攻撃できないはずにゃ
【捨て身】で絶対離さないにゃ
【呪詛】で攻撃しながらお宝くれるまでぶん回してやるにゃ!寄越せにゃ!!
富良野・経嗣朗
メガリス……察するに過去の力あるビルダーに作り出された作品という所か。
だが私も現代に生きるビルダーとして……負けられないな。全プラモ、私に続け!
相手の【先制攻撃】を【見切り】、【残像】を残す【ダッシュ】での【フェイント】をUCで呼び出したプラモ達と行い相手の攻撃の的を絞らせぬ様にする。タイミング如何で攻撃を行うものと常にフェイントに徹するものを分けつつ、相手の霍乱を狙おう。
触れた者の闘志を奪う能力か。だが、『物』であれば如何かな?
ここぞと言うタイミングで……ウェポンマスター、オーバードライブ(【早業】【武器改造】)!
ランスモード!【地形の利用】で大渦の回転力を使い ……【ランスチャージ】だッ!
ラヴ・フェイタリティ
【アドリブ歓迎】
だからメガリスって何なんだよヤスサン!?あと当たり前みたいな面して空飛びやがって…そんなんだから魔軍将の中で一人だけ浮いてるとか言われるんだよテメーコラー!
怒っててもしょうがないので、とっくにバンバン打ち上ってる雷を勘と度胸と空中戦スキルで避けたり避けなかったりしながらユーベルコード発動!こっからどうするかって?こうするんだよ!必殺一時的海洋汚染アターック!
ラヴ様のヒロインパワーをつぎ込み続けて周辺一帯絵の具でペイントイットラヴ(ラヴ色に染めろ)!フィールドの優勢奪ったら、あとは捨て身で突っ込んでやる!
最後に決めるのは最初の基本技…そいつがお約束ってやつだ!
●
「だからメガリスって何なんだよヤスサン!?あと当たり前みたいな面して空飛びやがって……そんなんだから魔軍将の中で一人だけ浮いてるとか言われるんだよテメーコラー!」
我らがヒロイン、ラヴ様ことラヴ・フェイタリティ(怪奇!地下世界の落ちものメインヒロイン!・f17338)が肩と脚に装着した愛と勇気と主に推進剤を噴射して飛ぶ凄い機械であるラブ・ジェットを用いて飛んできた!
ひゃっほう!突貫だ!
因みに浮いてるか浮いていないかの話はコルテスさんも割と乗騎しっぱなしな気がするから敢えて言及はしないぞ!
「闘神の独鈷杵よ!誉れ高き戦士達の力を持って、スカンダの渦を呼び給え!」
与助アレキサンダーは先立って飛来ひてきたラヴ様に対し、闘神の独鈷杵を使用。
周辺にあった岩場を無尽蔵に破壊の雷槌を放つ『闘神の渦潮』に変換すると、破壊エネルギーの塊である稲妻を放つ。
「へっ怒っててもしょうがねぇ。ここはラヴ様の勘と度胸と空中戦で避け切ってあじゃばーっ!?」
早速一人の猟兵が撃墜されました。
ボチャン。ってなんかさっきも見たような気がする感じにうつ伏せのまま海に浮かぶラブ様。
合掌。
「なんだ猟兵ってのもこんなもんなのか」
与助アレキサンダーが若干呆れたように独鈷杵の構えを解くが、まさかこんな所で終わる訳もない!
ラブ様の溢れ出るヒロインパワーに気を取られていたというか何かあるじゃないかと警戒していた与助アレキサンダーの元へ高速で海上を移動してくる影2つ!
「この渦潮、利用させて頂きます!」
「メガリス……察するに過去の力あるビルダーに作り出された作品という所か」
続け様に現れたのは海上を駆る2人の猟兵。
己の改造したカラクリ人形ボートユングウラウに騎乗したシズホ・トヒソズマ(因果応報マスクドM・f04564)と。
創造より創作したプラモに乗って突き進む富良野・経嗣朗(プラモビルダーキョウシロウ・f13293)である。
二人は闘神の独鈷杵によって生み出された渦潮の流れに乗って円を描きながら急速に与助アレキサンダーの元へと移動していく。
「だが私も現代に生きるビルダーとして……負けられないな。全プラモ、私に続け!」
経嗣朗はプラモの複製を多数召喚すると、バラバラに操り与助アレキサンダーを翻弄する。
「真の姿、解放!忍の速度に、ついてこられますか!?」
シズホは真の姿を解放すると忍装束へと一変。その速度を上げて与助アレキサンダーに接近していく。
「ちっ、ちょこまかとすばしっこいやつらだ」
猟兵二人と、さらに複製した器物、及びカラクリ人形が与助アレキサンダーの周囲を渦潮の流れに乗って高速で旋回しながら近づいてくる。
これは遠距離の射撃攻撃の狙いは非常に狙いずらい状況であった。
「だったら、逆賊の十字架の出番だ!」
与助アレキサンダーの首に下げられた十字架が妖しく光ると、与助アレキサンダーの左肩から先が膨張し、肉塊となって伸びていく。
これこそが逆賊の十字架の異形化の能力。触れた者の闘志を奪う超巨大肉塊『視肉』変化である。
巨大な肉の塊となった左腕を大ぶりなスイングで振るうと、視肉は枝分かれしながら迫る迫る猟兵達をなぎ払おうとする。
「くっデザイアキメラ!」
シズホはアクロバットな運転技術で渦潮の上を跳ねながら、カラクリ人形にオーラ防御を発動させながらも回避する。
与助アレキサンダーの視肉の能力は触れたものの闘志を奪うもの。
であれば元よりそれ自体には闘志がないカラクリ人形やリキッドメタルを盾にしてなんとか与助アレキサンダーの元へと突き進む。
相手の技は当たれば勝ちとなるようなものだ威力は必要としないため、防げれば物理的な威力はそこまで高くはない。
「触れた者の闘志を奪う能力か。だが、『物』であれば如何かな?」
そして経嗣朗が放つプラモにもそれ自体には闘志は存在しない。
当たるのも覚悟で経嗣朗はプラモを強引に与助アレキサンダーの元へ向かわせる。
しかし効果がないとあれば与助アレキサンダーも攻撃の対象を経嗣朗自身へと向けるのは必須である。
「む!しまった!私自身の防御が疎かになっていたか!」
「危ない!」
視肉の肉塊に触れそうになった経嗣朗をボートに乗ったシズホが横から体当たりして庇う。
その瞬間、マスクが一瞬離れて……。
「これで一人」
シズホの身体にぶち当たる肉塊!
バランスを崩し渦潮から外れるシズホ。
だが、与助アレキサンダーはそのまま貪欲に経嗣朗へと肉塊を向けてくる。
「かかりましたね!」
次の瞬間、視肉に闘志を奪われたハズのシズホが好戦的な笑みを浮かべながら与助アレキサンダーの元へ一気に突撃してくる!
シズホの種族はヒーローマスク。
実は肉体はこの世界サムライエンパイアでの協力者の少女の身体を借りているに過ぎない。
ヒーローマスクを着用している間に受けるダメージは全てヒーローマスクが受ける特性があるため、普段は依頼の最中に脱いだりはしない。
しかし逆に言えば、マスクを外している間のダメージは着用者本人にいき、ヒーローマスクには影響は出ない。
そのため視肉に触れる直前、マスクを解いて闘志を奪われるのを着用者に代わって貰い、すぐに再び顔に装着して戦闘を続行したのだ。
視肉自体の攻撃力の低さと、そしてオーラ防御やリキッドメタルでの防御アップを限界までかけていたからこそ、なんとか成立した精神攻撃対策である。
「申し訳ありません。ですがその分、必ず勝ちます!」
闘志を奪われ危険に身を晒した宿主にそう声をかけながら、シズホはユーベルコードを起動する。
「人形が吸いし過去の影、我が身に宿り力となれ。応報を持って因果を制す!」
からくり人形の中より、暴風の幻影が飛び出るとそれを纏うシズホ。
その速度はまさに欲望に比例する圧倒的スピード!
「幻影装身・ウィンドゼファー!!!」
荒れ狂う暴風と共に一気に加速したシズホはバスタードソードを与助アレキサンダーの肩口に突き刺す。
「ぐぅ!」
そしてその隙を見逃す経嗣朗でもない!
「助かったぞ!ならば私も切り札を切ろう!……ウェポンマスター、オーバードライブ!」
経嗣朗は複製操作しているプラモに更なるパワーを発信!
ビルダー魂がプラモたちをその場で改造していく!!!
「チェンジ・ランスモード!大渦の回転力を使い……【ランスチャージ】だッ!」
ぎゅるぎゅるぎゅると大渦に乗りそして全てのプラモが追加改造された槍を構えて肥大化した視肉に突き刺さっていく!
「ぐっ、くそ……逆賊の十字架が、維持できない……」
無機物ばかりが相手となっては肥大化した肉塊は逆に的になってしまっていた。
シズホと経嗣朗の攻撃によってダメージを受け過ぎた与助アレキサンダーは異形化していた腕が元に戻っていく。
「だがこれだけ近づけば、剣でなぎ払うだけだ!」
ぶぉんと今度は右手に持つ両手剣型メガリス『大帝の剣』を奮ってなぎ払う与助アレキサンダー。
「くっ、ですが十分に貴方の注意は惹き付けました!」
「何っ!?」
吹き飛ばされるシズホだったが、此度の攻めにはまだまだ猟兵がいる!
はっと気付いた与助アレキサンダーはその場で自分の頭上を見る。
そこには、与助アレキサンダーに向けて飛来する4人の女性猟兵の姿が!
「うーん、素敵なアフロですけど、やっぱりちょっと硬そうなのでナミルさんの勝ちですね!」
それは、何か豪華なで騒がしい猫を背に乗せたレナータ・バルダーヌ(復讐の輪廻・f13031)と。
「素敵な金ぴかお宝持ってるにゃ!絶対欲しいにゃ!」
そんな彼女の背に乗るもっふもふな猫、ナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)の二人組と。
「ね、姉さんが重い……!」
姉をもって飛ぶ妹、アリエル・ポラリス(慈愛の結実・f20265)と。
その姉、シスター服に身を包んだ聖女、エルディー・ポラリス(Au delà de les larmes・f11010)での二人組その2である。
なお、エルディーは此度は真の姿で登場だ!
「真の姿解放っ!さぁ血も涙もないこの鋼の身体に怖れ慄くがいい弥すk」
って真の姿なんだこれぇ!?どうみてもロボじゃん!!!
「……あ、重い?ごめんね、もちょっと頑張って」
妹はユーベルコードで得られた愛情に比例した飛翔能力をもって運んでるけど、愛を与える存在であるが故に愛に比例して重い!
「でも、敵が高く飛ばないなら頭上を取ることは十分可能なはず、こっから一気に攻撃を……え、大帝剣、思ったより早いわ!?」
浮遊していた与助アレキサンダーは自分の真上に敵が来た事を確認すると迷う事なく、海面を蹴って垂直に跳躍!
両手剣型メガリス『大帝の剣』を抜き放つと空にいる猟兵達に叩きつけようとする。
「ま、相手は最後の魔軍将、頭上を取る程度なら普通に押し返してくるだろうな」
どう見ても完全ロボなエルディーが全く表情を変える事なく呟く。
「レナータ!今にゃ!来るにゃ!」
「はい!」
だがそこにいち早く反応したのはレナータ&ナミルペア。
「ロボとはオーラが違うにゃやばそうにゃ」
「え、私ですか?」
エルディーのオーラともだいぶ違うとは思うけど多分、秀吉の墨俣城型ロボの事だからね!
「サイキック障壁!」
レナータはナミルの言ったタイミングと方向に合わせてサイキックで作ったオーラ障壁を展開する。
野生の勘は当たったようでジャストガードで大帝の剣を防ぐレナータ!
「ならば!障壁事断ち切るまでよ!」
だが与助アレキサンダーはそのまま剣を振り切ろうとその二の腕に力を込める。
「くっ、厳しいですね……」
「呪詛をレナータに纏わせてぱわーあっぷにゃ!慣れてないと辛いかもだけどふぁいとにゃ!」
破られそうになったレナータの障壁だったが、そこにナミルの呪詛が浸透。オーラを強化する。
経由したレナータ自身にもかなりの激痛が走る事になったが、そこはレナータ自身の特性とも言えるユーベルコードが肉体的苦痛や記憶のフラッシュバックによって、防御力が強固になっていく。
「ぐっ!弾かれるだと!」
バキンと、オーラの防壁が、ついぞ大帝の剣を弾き返す事に成功する。
「こうなればこっちの番にゃー!」
隙を見つけたとばかりにナミルが金欲のままに与助アレキサンダーのアフロに飛びつきにいく。
「欲しいにゃ!寄越せにゃ!!」
そのままユーベルコードまで用いながら、なんとメガリスを奪おうと闘神の独鈷杵をがっちり掴む。
「なっ、貴様っ!渡来人の至宝、メガリスを奪おうとは、盗人め!」
「にゃー!寄越せにゃー!!!」
捨て身の覚悟で絶対に離さないと呪詛を込めながらぶんぶん振り回すナミル。
「私も抑えます!」
さらにレナータも強化された念動力で与助アレキサンダーの動きを封じようと力をかける。
「ふざ、けるなーっ!!!」
だが怒りに燃えた与助アレキサンダーは力任せに念動力を弾き飛ばすと、ナミルを逆に振り回し、そして頭上に放り投げる。
「にゃー!?」
ナミルはまだ頭上でふらふらしていたアリエル&エルディー姉妹コンビの元に猛突進させられてくる。
「あ、こっちにくる。まず、これは躱せない……お姉ちゃん!?」
「よし……あとは任せたアリエル」
焦る妹に対しエルディーはなんと、自分は飛べないのに妹のアリエルを蹴って与助アレキサンダーの元へと急降下!
「お、お姉ちゃーん!!」
「いま、必殺のエルディーさんタックル!」
ガシっと両手が空いた所で飛んできた猫を抱きとめたアリエルを放って、武骨なロボは急降下!
片腕を伸ばし反対の腕は脇を締め、頭から与助アレキサンダーの元へと体当たり!
ガキーン!
硬い金属同士がぶつかり合う音がして普通に大帝の剣になぎ払われるエルディー。
「はい、普通に迎撃されますよね、すっごく痛い」
バシャーン!と海中にそのまま沈むロボ。
えぇまぁ!特に対策とかないですもんね!
「だが、この隙にアリエルの攻撃がですね!」
「しかも普通に吹っ飛ばされて私への攻撃も続行してるわよアイツ!無駄死にじゃない姉さん!ロボってるから海に落ちても窒息はしないでしょうけど!」
隙が作られるかと思っていたエルディーだったが、飛べないエルディーを叩き落とした与助アレキサンダーは、盗人ナミルを抱きかかえていたアリエルに攻撃の目を向けて跳躍!
「にゃーん!?助かったと思ったらこっちくるにゃー!?」
「えーい、こうなったら姉さんの分まで私1人でも反撃してやる……ちょっ、これ避けれない!?」
与助アレキサンダーは幹部クラス。そのままの戦闘能力でもはっきり言って猟兵を遥かに凌駕しているのだ。
「終わりだ……!」
飛翔するアリエルの傍に跳躍し切った与助アレキサンダーは大帝の剣を振り被りなぎ払う。
「はい、秀吉盾にしてたもんねキミ、そういう戦法は普通に考慮の中だろうな。あと妹、ワタシ死んでない」
ブクブク海に沈みながらもしかしエルディーは作戦はまだ続いていた。
(だが……ウチの家族は、キミら2人より多いぞ!)
そして防犯ブザーの音が海から鳴り響く。
「いえ、これは……!」
「おら、妹のピンチだぞ兄さん、『かばう』ことなら私よりもさらに得意だろアンタ、任せた!」
はっと気付いたアリエルの前に、何故か狼に変身した状態のアリエルとエルディーの兄が突然召喚される。
「何っ!?」
既に奮っている与助アレキサンダーは剣の軌道を変える事も間に合わず、目の前の人狼を大帝の剣でぶったたく。
そしてドカーンと一瞬で海の方へ吹っ飛ぶお兄さん!
「お、お兄ちゃーん!!」
「チッ、庇われるとはな」
一撃で仕留める筈だった斬撃。だがそれを突如入った横やりに邪魔された与助アレキサンダー。
「なんて事、私の為に2人も犠牲者が……!」
今ならば、流石の幹部と言えど2連続でユーベルコードを使えばそこに隙も生じるはず!
「汝は星の愛し子なれば。月狂いの獣なれば。――相克抱き征く英傑なればっ!」
アリエルは、ユーベルコードで纏う炎を一気に燃え上がらせる!
「2人分の『恩返し』、今度こその最大火力、味わいなさい!」
アリエルの炎を伴ったパンチが大帝の剣を構えた与助アレキサンダーに思いっきり叩きつけられる!
その業火は与助アレキサンダーを焼きながら、海上の大渦まで吹っ飛ばす。
「いっよし!」
「まだだ!」
大渦に巻き込まれた与助アレキサンダーはしかしすぐに浮上してきて、殴ってきた猟兵を討ち倒そうと海面から顔を出す。
「ん?これは」
だがその時になって気付く。
自分の顔を出した海面が、やたらとピンクい色になっている。
「ふっふっふっ、今更気付いたようだな……」
そこで海面をずっと揺蕩っていた少女がざばりと顔を上げる。
「これぞ、ラヴ様の必殺一時的海洋汚染アターック!ペイントイットラヴ(ラヴ色に染めろ)!」
海面にラヴジェットで浮遊したのはなんと最初に出オチの如く撃ち落とされていたラヴ様だった!
倒れたように見せかけて(実際倒れてた)強化人間のラヴハートで自己回復をずっとしながら、ラヴ様のヒロインパワーをつぎ込み続けて周辺一帯絵の具で汚染しまくっていたのだ。
これがゴッドペインターの基礎ユーベルコード、グラフィティスプラッシュの力だ!
「最後に決めるのは最初の基本技……そいつがお約束ってやつだ!」
実際、大渦全体が完全にピンクい感じに染め上げられてしまい、もはやその上に飛翔するラブ様のヒロインパワーの強化は留まる所を知らずに轟いていく。
「フィールドの優勢奪ったら、あとは捨て身で突っ込んでやる!」
光輝く、ヒロインパゥワーッ!!!
「とうッ!」
に目を取られている内に、第二のプラモ軍団を早業で組んでいた経嗣朗が与助アレキサンダーを後ろからざっくり刺していた。
「ぐはぁっ!!!」
崩れ落ちる与助アレキサンダー。
「最強のビルドを持つのは、私だッ!!!」
「あーーーッ!!!」
錬成カミヤドリ、最初の基本技だからね。
「な、ラブ様の最後の必殺シーンが……」
「く、やるじゃねぇか……猟兵め……」
そして消えていく与助アレキサンダー。何処に向ければいいのか分からない高まったヒロインパワー。きっと海に吠えるしかない。
因みにメガリスも一緒に消えいくのを見てナミルはにゃーにゃー言いながら回収しようとするけどやっぱりナミルの手の中で消えてしまいました。
与助アレキサンダー、撃破っ!!!
あ、エルディー回収を思い出したかどうかはアリエル次第!
大成功
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