エンパイアウォー⑥~巨壁を打ち破りその先へ
大帝剣『弥助アレキサンダー』が所持する『大帝の剣』には、広範囲の洗脳能力がある。
この力により、畿内全域の農民たちが、弥助アレキサンダーに従って幕府軍を迎え撃とうとしている。
農民兵は、日野富子から徴収した金銭によって整えられた『長槍』と『大盾』を装備している。
彼らの戦術である、右手で長槍を構え、左手の盾で自分の左隣の仲間を守る陣形『ファランクス』は、一般の幕府軍では突破は不可能。
猟兵の活躍が無ければ、幕府軍の半数は、関ヶ原の地で壊滅してしまうだろう。
そう説明するのはグリモア猟兵クトゥルティア・ドラグノフ。瞳を閉じて彼女は話を続ける。
弥助・アレキサンダーの『ファランクス』は16×16の256名が1部隊であり、この部隊の中央に、指揮官であるオブリビオンがいる。
このオブリビオンは、大帝の剣の洗脳能力を農民兵に伝達し、ファランクスを組ませる中継機の役割を果たしている。
指揮官のオブリビオンさえ撃破すれば、その部隊のファランクスは壊滅し、戦闘意欲を失って降伏してくるだろう。
ファランクス部隊は、オブリビオンでは無い一般人。
可能な限り殺さずに、部隊の中央に居る指揮官オブリビオンを撃破。これが目標となる。
洗脳されている農民たちは、あくまで洗脳されているだけで、特殊な力は持っていない。対策を取りさえしたら苦も無く突破できるだろう。
「こんな……洗脳して、侵略の兵器にするなんて、卑怯だ! 私は許せない!」
瞳をついにカッと見開いてドラグノフが言う。そしてテレポートを関ケ原につないだ。そこにはファランクスを組んだ農民たちが、ゆっくりとだが確実にこちらに進行している姿があった。
「指揮官を倒して、農民たちを助け出してあげて! お願い皆!!」
しじる
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
初めましての方は初めまして。そうでない方はお世話になっております。しじるです。
このシナリオではファランクスを突破して、指揮官オブリビオンを撃破するのが目的になります。
ファランクスを突破する方法が記載されている場合はボーナス、ない場合は農民による妨害の可能性がありますので注意してください。
皆さまのご参加お待ちしております!
第1章 ボス戦
『四華衆筆頭『絶殺の摩訶曼珠』』
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POW : 二刀絶殺【鬼鋏】
【無き左腕を形作る獄炎の集中】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【大鋏を二振りの焔纏う刀】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD : 地獄炎術【大蛇焔】
自身からレベルm半径内の無機物を【骨をも残さぬ怨嗟と獄炎の大蛇】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
WIZ : 天稟【陽炎映し】
対象のユーベルコードに対し【殺傷力と延焼を加えたユーベルコード】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:ゆきひら
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「花盛・乙女」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
月藤・紫衣
ただの村の方というのが問題ですね…
私の腕前で果たしてどこまでいけるか…頑張ってみましょうか
【歌唱】による詠唱で【呪詛耐性】の付与と【催眠術】魔法で
陣形の端から指揮官までの直線上にいる方を洗脳、とまではいきませんが
惑わせて道を開けていただこうかと
とはいえ既に洗脳されているところに、ですから
もし道が開けないようなら少々手荒ですが
【歌唱】による詠唱で風属性魔法の【気絶攻撃】を
素手でやってしまうと加減が難しいので…
指揮官のところまでたどり着けたなら【見切り・第六感】で攻撃を避けつつ
【蜜歌絶唱】による【全力魔法】を
例え炎で蒸発し気化しても毒であることに変わりない
私の操れる範囲ですよ
(アレンジetc歓迎)
村の人たちを利用するなんて卑劣に感じる。ただ、その村の人たちというのが問題になる。【月藤・紫衣】はその卑怯ともいえる戦法を前にぽつりとつぶやいた。
「私の腕前で果たしてどこまでいけるか…頑張ってみましょうか」
陣の端の方に待機して、迫ってくるファランクスに目掛けて歌を歌う。その歌は端の兵士から指揮官まで一直線に響き渡り、洗脳を解こうとした。
しかし残念かな、揺らぐことはあれど弥助アレキサンダーの洗脳は強固で、解除することまではかなわなかった。やはり指揮官を討つしかないようだ。
「仕方ありません、少々手荒ですが」
そういって、歌の種類を気絶攻撃に変更する。さすがに音という物理的物体ではないものを大盾で防ぐことはできず、次々と気絶しファランクスに穴を開けていく。そうして指揮官のもとへとたどり着くことができた。
「あらいい男、だけれど信長様に歯向かうのなら」
そういって指揮官の絶殺の摩訶曼珠は、無き左腕を形作る獄炎の集中を代償に大鋏を二振りの焔纏う刀に変化させた。それに対して月藤はユーベルコード【蜜歌絶唱(ミッカゼッショウ)】で、蜂蜜のような毒を操る魔法を発動させる。
それを迎撃するように、炎を纏った大鋏で攻撃する摩訶曼珠。毒は空しくあっという間に蒸発してしまう。これで脅威はなくなっただろう。そう思った摩訶曼珠は鋏を月藤に繰り出そうとした。しかしその動きは止まり、鋏を取り落としてしまった。顔は青くなり、喉を抑え苦しむ。
何故か、それは蒸発しても月藤の毒は消えない。毒ガスとして残っているからだ。しかも液体から気体に蒸発してしまったため、その体積は恐ろしいものになっている。
これは不味い、このまま居続けると毒殺されてしまう。そう判断した摩訶曼珠はその場から急いでファランクスを率いて離脱した。
成功
🔵🔵🔴
黒鵺・瑞樹
アレンジ連携OK
右に胡、左に黒鵺の二刀流
陣形の弱点はとっさの方向転換といった行動の難しさ。
それに洗脳しても一般人。反応速度には限界がある。
なればUC空翔を使用【存在感】を消し【目立たない】ように一気に敵将へと迫る。
そのまま敵将に【先制攻撃】で【奇襲】【暗殺】の攻撃。
さらに【マヒ攻撃】かつ【傷口をえぐる】でよりダメージ増を狙う。
相手の攻撃は回避によって他に被害が出ないようなら【第六感】【見切り】で回避。
回避しきれなものは本体で【武器受け】、【カウンター】を叩き込む。
それでも喰らうのは【火炎耐性】【激痛耐性】で耐える。
黒鵺は言わずもがな、胡も俺の半身みたいなもんだがさてどうなるか。
陣形の弱点はとっさの方向転換といった行動の難しさ。それに洗脳しても一般人。反応速度には限界がある。そのことに気づいた【黒鵺・瑞樹】はユーベルコード【空翔(ソラガケ)】を使用して宙を飛びつつ存在感を消し、目立たないように敵将に近づく。
見事気づかれることなく摩訶曼珠のもとにたどり着いた。そのまま首元に胡と黒鵺を左右から突き立てる。オブリビオン故即死することはなかったが、かなりのダメージを与えることに成功した。さらに胡は刃の長い打刀だったため、肺の先端まで達していた。喀血、蹲りかけ留まる摩訶曼珠。しかしそれでも立ち上がるのは信長への忠誠のおかげか。
「ぐふっ、やるじゃない猟兵!」
懐から無数の金属片を投げ捨て、ユーベルコードを発動させる。骨をも残さぬ怨嗟と獄炎の大蛇が生み出され、あたりを焼き尽くしていく。
それを黒鵺は巧みに回避していく。だが相手も信長軍の優秀な指揮官、無能ではない。攻撃は苛烈で回避できないものも混じっていく。それを本体で受け流し、隙を見つけては突き刺していく。
だが長居し過ぎた。ファランクスがこちらに向かって行動し始めた。ここまでか、そう判断した黒鵺は最初と同じようにユーベルコード【空翔(ソラガケ)】で撤退した。
鮮やかな攻防は、指揮官に大きな打撃を与えるのであった。
成功
🔵🔵🔴
アイリ・ガングール
まぁた今回も洗脳かい!なんかようよう見る気がするねぇ。さて、そいじゃ、やっていこうかの。
農民連中を抜けていくのに、フォックスファイアを使うよ。直接当てるのでなく目くらましとしてじゃ。
そいで気を取られてる隙にジャンプやスライディング使って人の波を縫って接敵しようかの。
使う業は赤狼衆。そも使っておったUCはフォックスファイアじゃし、ようよう効くじゃろうて。しかも独りで来たとでも思うたか?残念。群れじゃ集団じゃ。数に呑まれて疾く死ぬとええでな
また今回も洗脳か、なんだかよく見る気がする。そう思ったのは【アイリ・ガングール】だ。その気持ちは一旦おいて、早速ファランクス目掛けて走り出す。ユーベルコード【フォックスファイア】を発動させる。迫りくる狐火、しかし兵士たちは恐れない。洗脳で恐怖も欠落してしまっているのだろうか。しかし狐火から目をそらさなかったのはミスであった。
狐火は突如兵士たちの眼前で炸裂し、閃光をまき散らす。いくら大盾を持っていても、その重さゆえに咄嗟に構えられない。閃光は視界に入り、兵士たちが隊列を乱す。そこへガングールは飛び込んだ。
地を這うように、低い姿勢でスライディングして、さらに兵士たちを踏み台に跳躍し、指揮官の眼前に。
「良く超えてきたわね猟兵、でも一人じゃねぇ」
満身創痍、しかし指揮官摩訶曼珠の目は死んでいない。怨嗟の炎が彼女の周りに集いだした。それを見てガングールは可笑しそうに笑う。ココココと。
何がおかしい、気でも触れたか? 疑問を感じる摩訶曼珠に返答するように、ガングールはユーベルコード【冥門開錠・飢狼強襲・赤狼衆(シヲコエ・クライコロセ・ワガキバドモヨ)】を発動させた。赤い鎧に身を包んだ赤狼衆と赤狼衆弓兵が生み出される。たとえオブリビオンとなろうとも、彼らの誇りはここに再臨する。
「独りで来たとでも思うたか? 残念。群れじゃ集団じゃ。数に呑まれて疾く死ぬとええでな」
摩訶曼珠は一目で理解した。これは数に蹂躙される。ファランクスは今だ目くらまし状態。盾にすることもできない。即座に離脱の構えをファランクス全員に伝える。
「コココココ。逃がすと思うかぇ?」
ガングールの指揮に従い、赤狼衆が追撃を摩訶曼珠のみにかける。それはまさに攻守逆転。ファランクスは関ケ原西へと追い込まれるのであった。
成功
🔵🔵🔴
鈴木・志乃
……さて、UCは決まってる
問題はどう近づくか、だな
少し上空からUC発動(精神攻撃)しながら陣の中央に少しずつ向かっていくよ
洗脳されても感情自体が失くなるなら、恐らくそこに棒立ちになる……のではないかな
無力化した農民は念動力で脇に優しくどかして行く
代償は私の世界(オブリビオン含む)への愛
今はそれ以上に大事なことがあるから
そのまま敵の意思感情も奪えたら良いんだけどね
オーラ防御しながらUCで力溜めつつ
農民から念動力で武器奪いボスに全部落とす(全力魔法、衝撃波、なぎ払い)
敵攻撃は第六感で見切り光の鎖で早業武器受けからのカウンターなぎ払い
さてはて
上手く決まると良いんだけども
ユーベルコードは決まっている。問題はどのように近づくか。【鈴木・志乃】は少し上空でユーベルコード【運命の問い掛け(スマイルフォーユー)】を発動し、ゆっくりとファランクスへ進行していく。
敵の全意思感情を奪う光の体となった鈴木が迫る。その光を浴びたファランクスは、彼女が想像した通り棒立ちとなった。洗脳によって既に思考と意志はなくなっている、今の彼らを動かすのは洗脳しているものの意志。それがなくなれば動けなくなるのは必然であった。
無力化された農民は、念動力によってそっと端に動かされていく。代償として世界(オブリビオン含む)への愛を失っている鈴木だが、流石に無力化されてる存在を殺めるほど心は失ってなかった。
そうしてたどり着く指揮官のもと。これが普通のオブリビオンであったら無力化されていたであろう。しかし彼女摩訶曼珠は信長の精鋭。一瞬挫けそうになるが持ちこたえて見せた。
「猟兵め!」
摩訶曼珠の言葉に答える必要はない。繰り出してくる焔纏う二本の刀を防御しつつ、力を溜めていく。そうして隙が見えたのなら農民から念動力で武器を奪い取り、全てを摩訶曼珠に落とした。しかしそれを苦も無く払う摩訶曼珠。伊達に信長に選ばれた精鋭ではない。だがこれは本命の業ではなかった。
反撃の攻撃を光の鎖で受け止め、武器を結び動きを封じた。こうなれば念動力を使える鈴木が有利。再度回収された武器たちによって摩訶曼珠は薙ぎ払われた。
吹き飛び、あっという間に見えなくなるが、ファランクスは付き従うように吹き飛んだ摩訶曼珠を追いかける。つまりまだ止めはさせてないようだ。かといってこれ以上深追いする必要もない。鈴木は一旦退くことを選択した。
ファランクス崩壊まで、あと少しだ。
成功
🔵🔵🔴
レパル・リオン
本当にヒドい事考えるわね…!
いいわ、あたしにだって策はある!あの女怪人だけをやっつけてみせるわ!
【転衣召還】!川とウナギをモチーフとし、その力を操るフォーム、『リバーイール』に変身よ!
…ふざけてないってば!ぬるっとした水を生み出し纏ってファランクスに突入すれば、農民たちはぬるぬるして装備が外れるわ!
そしてこの水!怪人が操る炎を包み込んで消し去るって寸法よ〜!
炎全部を包むのが無理そうでも、とにかく怪人を包んで溺れさせてやるわ〜!
怪人を水で捕らえて殴り倒す…のはぬるぬるして厳しいかも?どっちみち、手加減なんてしないわよ!
本当にひどいことをよく考える。【レパル・リオン】は心の内に怒りを抱えた。だがファランクスを突破しなければ指揮官のもとには行けないのだ。
「大丈夫、あたしにだって策はあるわ! フォームチェンジ! えいっ!」
そういってユーベルコード【転衣召還(クロッシング・フォームチェンジ)】を発動させて変身する。川とウナギをモチーフとし、その力を操るフォーム、『リバーイール』に変身。何というかシュールな姿になっている。
尚彼女はふざけてなどいない、大真面目である。滑りのある液体を纏い、ファランクスに突撃する。摩擦の減った物体には武器は早々に力を発揮できない。それどころか滑って足を取られる始末。リオンは難なくファランクスを突破して見せた。
なんだなんだと摩訶曼珠は思いつつも、せまるリオンに対して攻撃する。骨をも残さぬ怨嗟と獄炎の大蛇がリオンを襲うが、なんと消火されてしまった。この水、ユーベルコードで作られ、しかも摩訶曼珠を打ち倒すために作られたもの。ゆえに効力は抜群。
水が意志を持ったように動き出し、摩訶曼珠を捉えた。滑りのあるリオンの重い拳が彼女を無数に殴打する。
「でりゃああああああ!! 必殺、レパルアッパー!!」
ついに螺旋を描いた強烈なアッパーカットが摩訶曼珠のアゴを撃ち抜いた。宙に跳び、奥へと落ちた摩訶曼珠。ファランクスがそれを追って移動する。またしてもとどめと行かなかったが、致命的な打撃は与えたはずだ。
リオンはこの結果を一応良しとし、一旦退くことにするのだった。
成功
🔵🔵🔴
ロラン・ヒュッテンブレナー
ハロちゃん(f13966)と一緒に連携して戦うよ
狼変身(子どものハイイロオオカミ)して
【ダッシュ】しながら【高速詠唱】でUCを発動するの
中くらいの炎を11個呼び出してハロちゃんの回りに展開、
【情報収集】【第六感】【学習力】【追跡】【誘導弾】
でボスのUCからハロちゃんを守るの
熱を吸収するぼくのUCは効果高いはずなの
ファランクスが盾を上に向けたら炎を飛び込ませて
手足の周辺の空気から温度を奪って凍らせてうごけなくしちゃうね【時間稼ぎ】
ぼくは下から着いて行ってボスのUCを打ち消しながら炎で一気に動きを封じるね
炎はぼくたちには効かないよ?
ハロちゃんに、けがは絶対させないの!
ハロ・シエラ
ロランさん(f04258)と。
今回の私の役割はオブリビオンに一撃入れる事です。
守りの方はロランさんに任せ、私は私のやるべき事をします。
まずは【ジャンプ】し、上から攻めると見せかける【フェイント】を行います。
盾を上に向け、防御の体勢に入ってくれれば上々。
その盾を足場にし、やはりジャンプでファランクスの上を渡ります。
ロランさんが凍らせてくれているので足元も安心ですね。
オブリビオンの位置は【第六感】が教えてくれるでしょう。
後はユーベルコードで風を起こし、更にレイピアで【鎧無視攻撃】を仕掛けます。
私はこの炎に守られています。
ならば今はオブリビオンを倒す事だけを考えて剣を振るいましょう。
シトリー・コーウェン
ロラン(f04258)・ハロ(f13966)に付いてく形で参加
罪もない農民さん達を洗脳して戦わせるとか許せないんだぜ!
おいらの翼に宿る結縁の権能と【誘惑】を使って、今解放してやるからな!
愛及屋鷲-グリュプス・エール-!
【2回攻撃】と【援護射撃】もどんどん使って進路上のファランクス構成員はこれで無力化するんだぜ!
絶殺の摩訶曼珠に対しても、愛及屋鷲でおいらに惚れてもらうぜ?
ま、おいらに惚れると大ケガじゃ済まないけどな!
トドメは任せたぜ、2人とも!
※武器はダーツ状に変化した羽根
※絡み・アドリブ歓迎
戦地に立つ三人の子供。普通なら異常な光景だが、三人とも猟兵である。猟兵に年齢は関係ない。【ロラン・ヒュッテンブレナー】【ハロ・シエラ】【シトリー・コーウェン】の三人は、この戦乱を止めるために来たのだ。
まず最初に飛び出したのはコーウェン。ユーベルコード【愛及屋鷲(グリュプス・エール)】が発動して、ダーツ状に変化した羽根がファランクスに飛んでいく。それは『魅了』の魔力を持っており、直撃した兵士たちはコーウェンに魅了されて一時的に動けなくなる。だが一時的でしかない。その少ない時間をカバーするため、ヒュッテンブレナーとシエラは走る。
しかしファランクスの数の壁は強固だ。魅了されいないものも数は少ないがいた。それに対してはシエラはジャンプすると見せかける。つれられてファランクスが盾を上にあげた。瞬間ヒュッテンブレナーのユーベルコード【凍えて砕ける蒼色の炎魂たち(フリージングフレイムビット)】を発動させる。熱を奪われた空気が凍結し、兵士たちの足元を凍らせて動きを封じた。
盾を上にしたまま困惑する兵士たちの盾を足場に、シエラが跳躍する。指揮官の居場所は第六感があるので分かる。その一目掛けて跳ぶ。すると当然のように指揮官の摩訶曼珠がそこにいた。
「子供ですって!?」
「この風に乗り、音速を超えて……!」
ユーベルコード【嵐の出撃(ライディングオンザウィンド)】が発動し、摩訶曼珠を暴風が切り裂く。さらに大地に気流が巻き起こり、そこに着地したシエラの能力が上昇する。しかしそれでも摩訶曼珠は信長が選んだ精鋭。それだけでは反撃に打ち出す炎に飲まれてしまっていただろう。
だがヒュッテンブレナーのユーベルコードを忘れてはいけない。対象の熱を奪い取る炎の魔術は、摩訶曼珠の炎から熱を奪い取り消火してしまったのだ。
「炎はぼくたちには効かないよ? ハロちゃんに、けがは絶対させないの!」
「子供の悪知恵が!」
さらに摩訶曼珠の首筋に当たるもの、それはコーウェンのユーベルコードで生み出されたダーツ状の羽根。魅了の魔術が発動して、動きが止められた。
「トドメは任せたぜ、2人とも!」
コーウェンの言葉を背に受けて、二人が止まった摩訶曼珠に走り出す。シエラのレイピアが、ヒュッテンブレナーの炎を受けて蒼色に燃える。
「はああああああ!!」
シエラのレイピアが鎧の隙間に入り、蒼い炎が伝達する。炎は摩訶曼珠を焼き、致命的なダメージを与えた。しかしその痛烈な痛みが摩訶曼珠の魅了状態を解除させた。苦痛の声を上げ、憎悪のこもった視線を向ける。こんな子供にやられたのかとプライドを傷付けられ怒る。
しかし炎はヒュッテンブレナーによって無力化され、肝心の剣術や鋏も悔しいがシエラにはかなわないだろう。ここは退くしかない、摩訶曼珠はそう考えた。しかしそれは三人もまた同じ。そろそろコーウェンの魅了の一時無力化が解除される。このままだとファランクスに蹂躙されるだろう。
お互いここは退きの選択。故に互いに深追いはしなかった。こうして三人は無傷で敵指揮官に大打撃を与えるのであった。
大成功
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シホ・イオア
猟兵の傭兵チーム「ブットバース」で参加
フェアリーランドを使って希望者を戦場まで運ぶよ
皆を壺に入れたら思いっきり高く飛んで
指揮官目指して垂直落下
上を見上げている兵はいないと思うけど
警戒は怠らず自分の影とかにも注意して
霞をまといつつ
できる限りスピードを出して強襲したいな
さあ、決戦と行こうか!
霞の残像で回避力を上げつつ
剣と光輪、ハートのビームで攻撃
属性攻撃(風の束縛)、空中戦、精神攻撃、誘導弾、部位破壊
の技能を使って相手の機動力を奪う
二本木・アロ
【ブットバース】から参加(3名)
メガリスって何だろなー。
とりあえず渡来人がろくでもねーヤツらだってのは把握。
農民対策。シホちゃんに運んで貰う。
なんか壺ん中、色々入ってんな……大事な物かもしれねーし、触らないようにしとこ。
んで着地出来る高度になったら壺から出て指揮官をぶん殴る。
ネリネちゃんと同時にばーんと飛び出して意表を突けたらイイな。
それ以外でも不測の事態がありゃいつでも出てきて【かばう】。
農民が邪魔してくるようなら、
てめーらも殴られてーのかって【恫喝】して【恐怖を与える】
それでもかかってくるなら【挑発】して引き付けて、指揮官は仲間に任せるわ。
ま、農民のコトは殴っても手加減はするけどな。
ネリネ・リード
ブットバースから参加だ。
ヒュー。槍!槍だ!何本あんだよ、アレ!
マシンガンある?鉛弾ばらまきゃ爽快だろーぜ。
ジョーダンだよ。
イキった馬鹿がトチって死ぬのは自業自得だ。
哀れな犠牲者がテロで死ぬのは不幸な事故だ。
でもさ。コレは違うだろ。違ェんだよ。
ド真ん中でコソコソ隠れてやがるヤローをブチのめす。
いーじゃん。分かりやすいね。
シホ(f04634)のUCで運んでもらって、
シホが敵の中に飛び込むか、危なくなったら外に飛び出す!
【怪力、力溜め、属性攻撃】
運ばれてる間にギミックで熱くなった両腕と破砕の剛腕を振り回して、暴れまくってヤる。
シキカンが出てきたら、全力でブン殴る…!!
コレがアタシの自慢の拳だ…!
体勢を立て直し、改めて侵攻を開始するファランクス。その頭上をバレることなく飛翔する者一人。【シホ・イオア】である。ユーベルコード【フェアリーランド】で生み出した小さな壺を抱えて、ゆっくりとファランクスの上を飛んでいる。その壺の中には、大切な仲間たちが、猟兵が入ってるなど誰も思わないだろう。
そして上空から指揮官の位置を特定すると、そこ目掛けて垂直に降下していく。警戒を下げるため、霞を纏いつつ一気に速度を上げて。小さな体は空気抵抗も少なく、スピードはどんどん上がっていく。
そうして地面が見えてきたら体勢を整えて、壺から仲間を解放する。そのタイミングでようやく摩訶曼珠は気づく。しかしもう遅い。壺から現れるのは【二本木・アロ】と【ネリネ・リード】。登場早々二人の拳が摩訶曼珠の顔面を捉えた。
吹き飛ぶ摩訶曼珠、着地する三人。この奇襲を予測できなかった摩訶曼珠からすれば手痛いだろう。このままではまずいと思ったか、すぐにファランクスの招集をかける。
「あなたたち、猟兵の足を止めなさい!」
その指示に従い、ファランクスが迫ってくる。それに対して二本木は殺気を飛ばして睨みつける。
「てめーらも殴られてーのか?」
しかしその恫喝にも、洗脳されて感情を失った兵士たちはなんのその。これは仕方ないとばかりに思考を切り替える。視線を仲間の二人に向ける。二人は頷き、指揮官の摩訶曼珠を見る。
「任せたぜ、二人とも」
「うん!」
「まかせな!」
そうして拳を構えて走り出す二本木。ファランクスの注意は彼女が引いた。ファランクスは彼女を排除しようとそちらへ向かう。さて残された摩訶曼珠と二人。睨み合う両者だが、先に動き出したのは摩訶曼珠だった。
憎しみの籠った炎が打ち出され、二人を焼き尽くそうとする。それを二人は回避して、うちイオアが剣と光輪、ハートのビームで攻撃し、それらを回避して生まれた隙に風の魔法を打ち出す。それは拘束するように摩訶曼珠の四肢を固定し、動きを阻害する。
「イキった馬鹿がトチって死ぬのは自業自得だ。哀れな犠牲者がテロで死ぬのは不幸な事故だ。でもさ。コレは違うだろ。違ェんだよ。」
異形の拳を握りしめて、怒りをぶつけるように呟き迫るのはリード。ユーベルコード【破砕の剛腕(ザ・スマッシャー)】を発動させ、背後からリードの身長の二倍の大きさの、宙に浮く機械の巨腕の一対を生み出す。それを見て摩訶曼珠は即座に不味いと判断する。しかし逃げようにも逃げることはできない。
「立ち塞がるなら打ち砕く…!」
異形の腕と巨大な腕。計4本の腕が暴風のように振るわれ、全て摩訶曼珠へと直撃する。殴る殴る殴る。拳の殴打は止まらず、さらに発熱しだし熱によるダメージを与える。
蓄積したダメージにより、摩訶曼珠はついにその肉体が崩壊しだし、リードの繰り出したとどめのコークスクリューを受けて宙に舞った。そしてその身を灰へと還すのであった。
これにより洗脳が解けて、兵士たちは農民に戻り即座に降伏しだした。ファランクスの一つが崩壊した。戦争は一つ進展したのであった。
【END】
大成功
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