エンパイアウォー⑦~分かつ地の扉
●エンパイアウォー⑦~分かつ地の扉
「みんな。第六天魔王『織田信長』に、更なる動きが出て来た様なんだ」
と、双葉・翔は、岐阜県は関ヶ原の辺りを地図に示しながら。
「『織田信長』の居城、魔空安土城へ向かう幕府軍がやっと到着したのは、最大の難所でもある『関ヶ原』。ここからは、関ヶ原で幕府軍を待ち受ける信長軍を突破為、更に山陽道・山陰道・南海道の3手に分かれて進軍する必要があるんだ」
「皆に向かって貰う、この関ヶ原で待ち受けている軍勢は魔軍将、軍神『上杉謙信』。この上杉軍の精鋭部隊が、関ヶ原で幕府軍を蹂躙しようとしているんだ」
「彼らが待ち受ける陣容は『軍神車懸かりの陣』。この陣は上杉謙信を中心として、オブリビオン達が円陣を組み、敵陣に突入。まるで全軍で風車の如く回転しながら、最前線の兵士をめまぐるしく交代させていくという、上杉謙信の持つ、ずば抜けた統率力を活かした「超防御型攻撃陣系」と言えるね」
「敵は常に万全の上杉軍と戦わねばならないにも関わらず、上杉軍側は十分な回復と、バフの時間を得ることが出来るんだ」
「又、上杉謙信は自分自身の復活時間を稼ぐためにもこの陣形を利用している。つまり、上杉軍も倒さなければ、謙信を倒す事が出来ないんだ」
「そこで、皆にはこの車懸かりの陣の最前線に居る上杉軍の一つ『鬼百足』の5体の群れと戦い、撃破してきて欲しい。ただ、この『鬼百足』達は『防御力アップ&自動回復(特大)』の降下を得た、最高のコンディションで戦闘に望んでいる。並大抵のダメージでは、その回復量を超えることも出来ず、此方だけがダメージを負うという状況に成りかねない」
「つまり、その防御と回復量を上回るようなダメージを、個々に与え確実に撃破する様に御願いしたいんだ。皆の力を合わせて、確りと一匹ずつ倒してきて欲しい」
と、そこまで言うと、最後に翔が。
「かなりのバフが付いた相手だし、倒すためには皆の一致団結した力が必要なんだ。宜しくね!」
と、グリモアに力を込め、送り出すのであった。
幾夜緋琉
皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。
45番目の依頼は、強化属性が付いた敵陣を叩く依頼です。
軍神『上杉謙信』の取る、車懸かりの陣は、他の魔軍将のような先制攻撃能力の代わりに、自分の周囲に餓えすぎ軍を配置し、巧みな采配と隊列変更で蘇生時間を稼ぐ、『車懸かりの陣』と呼ばれる陣形を組んでいます。
つまり、上杉謙信は、『⑦軍神車懸かりの陣』『⑱決戦上杉謙信』の両方を制圧しない限り、倒すことはできません。
また、この陣には『防御力アップ』と『自動回復(特大)』の能力が自動的に付与されています。
その為、毎ターンかなりの体力が回復する為、それを上回る高攻撃力で仕留めなければ、ジリ貧になるでしょう。
勿論、複数人で一斉に取りかかれば、その分効果は上がりますので、連携プレイングを推奨致します。よく相談して、作戦を考えて見て下さい。
このシナリオは「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
第1章 集団戦
『鬼百足』
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POW : 懊悩の苦鳴
【激しい苦鳴】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 蟲尾
【百足の尾】による素早い一撃を放つ。また、【脱皮】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : 火炎鎖
【自身が繰り出した炎】が命中した対象を爆破し、更に互いを【炎が変化した溶岩色の鎖】で繋ぐ。
イラスト:オペラ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
チトセ・シロガネ
向かってくるヤツは切り伏せるネ。
ボクが地獄への案内人になってやるネ!
爆発に対して【オーラ防御】で防ぐネ。
こんなものただのそよ風ヨ!
爆風で見えないタイミングを【見切り】
ふんッ!と【怪力・グラップル】で鎖を引っ張り鬼百足をこちらに引き込むヨ。
さらにこちらも【早業・ダッシュ】で一気に踏み込みッ!
飛んできた鬼百足を迎え撃つ形でUC【破邪光芒】を発動!
【高出力の光刃】で【鎧無視攻撃・属性攻撃・咄嗟の一撃】を込めた雷の如き一閃をくわえるヨ!
一名様、地獄へご案内するネ!
花月・椿
【POW】
UC:灰燼拳
UC対策:耳栓
関ケ原で決戦っ!…どこか聞き覚えがある舞台設定ですねー。ここで勝てば私達に名前も後世に伝わるようになるだろうし、気合いれていきますよっ!
守りと回復の加護を得ているなら、それらを突き抜ける必殺の一撃をお見舞いするまでですっ!
右手に着けた赤手『燎原の火』から炎を纏った必殺の【灰燼拳】でボディを思い切り殴る、それだけですっ!
恐らく敵の方の攻撃が先に届くと思いますので耳栓を詰めて対策しておきます。ただ目標を殴ればいいので聴力は必要ないですし、耳栓でダメなら【気合】で耐えますっ!
『ていうか炎を纏った鬼百足って…キャラ被ってるんですよっ!』
遠呂智・景明
アドリブ・連携歓迎
百足が相手か。
蛇みたいで気に入らねぇ。
斬る。
ただ斬るだけじゃあ直ぐに回復する。
しかも、耐久力も並以上か。
なら、一点に集中攻撃だ。
風林火陰山雷番外 雷・火。
しめて五百の斬撃。
ただの斬撃じゃねえ。●鎧無視攻撃だ。
これだけの斬撃を浴びて、無事じゃあ居られねぇよなぁ!
悪ぃが、上杉謙信に用があるんだ。
その道開けろよオブリビオン。
ルパート・ブラックスミス
一撃必殺、承った。
【覚悟】を決めろニクス。…今こそ我々の全身全霊を叩き込む。
ニクスこと爆槍フェニックスを装備し、UC【夜鷹の不知火纏う騎身】形態に変身。
天高く上空へ飛翔し目標を捕捉次第、翼を更に突進力に特化した状態に【武器改造】。
威力増強した爆槍を渾身の【怪力】込めて構え、【空中戦】からの一気に急降下【ランスチャージ】。
攻撃体勢を崩さない為に敵の攻撃は防御せず、【火炎耐性】のみで凌ぐ。
今回は下手な小細工は一切なしだ、【捨て身の一撃】をもって【串刺し】にし爆砕する。
車懸かりの陣、何するものぞ。…我々猟兵を、侮るな!
【共闘・アドリブ歓迎】
黒鵺・瑞樹
アレンジ連携OK
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流
もう一息、もう一息で戦況も変えられる。
そう信じて今はこの戦に身を投じている。
UC菊花で攻撃、代償は寿命。二刀の同時攻撃の18連撃で突破してやる。
単純な考え方だがな。だが二刀流の強みでもあるとは思ってる。
突破したら【マヒ攻撃】を乗せた【暗殺】で確実に倒していく。
相手の物理攻撃は【第六感】で感知、【見切り】で回避。
回避しきれなものは黒鵺で【武器受け】からの【カウンター】を叩き込む。
それでも喰らってしまうものは【激痛耐性】でこらえる。
スピードじゃ負けないつもりではいるんだ。
岐阜県は関ヶ原、『軍神懸かりの陣』を張り、構える軍神『上杉謙信』。
それを倒すが為に、関ヶ原へと向かう猟兵達。
「関ヶ原で決戦っ! ……これはどこかで聞き覚えがある舞台設定ですねー!」
と花月・椿が何処か嬉しげに拳を握りしめると、それに遠呂智・景明が。
「そうだな。しかし相手は歴史に名を残しているような奴じゃなく、百足か……蛇みたいで気に入らねぇんだよな。この刀で一刀両断に斬り伏せてやる」
と、並々ならぬ気持ちを露わにする。
それにくすっ、と笑いながら椿は。
「ふふ、そうですね。まあここで勝てば、例え敵が百足であっても、名前が後世に伝わるような事になるかもしれませんし、気合いを入れて行きますよっ!」
更に、何処か楽しげ、そして黒鵺・瑞樹も。
「ああ。もう一息、もう一息で戦況も変えられる。そう信じて今はこの戦に身を投じているんだ。ここで負ける訳には行かない。かなりの強敵の様だしな」
口元に指を当てて、少し考えると。
「ああ。ただ斬るだけじゃあ直ぐに回復する。しかも耐久力も並以上だ。ならば、一点に集中攻撃するしかないだろう」
「そうですねっ。守りと回復の加護を得ているなら、それらを突き抜ける必殺の一撃をお見舞するまでですっ!」
景明と椿に、ルパート・ブラックスミスとチトセ・シロガネが。
「兎に角、一撃必殺という事だな……承った。【覚悟】を決めろニクス……今こそ我々の全身全霊を叩き込もう」
そうネ。向かってくるヤツは斬り伏せるネ。ボクが地獄への案内人になってやるネ!!」
と、それぞれが強い覚悟を決めると共に……陣を取る鬼百足へ仕掛けるのであった。
『お主ら……上杉謙信様に刃向かうのか……ならば、許さぬ……!!』
そして、猟兵達が対峙した鬼百足が五体。
彼らはその多くの足を蠢かせながら、猟兵達への間合いを詰めていく。
……そして、まずは鬼百足達の攻撃を、敢えて誘い込む。
炎を纏いし攻撃は、オーラ防御で抵抗。
「こんなものただのそよ風ヨ!」
とチトセはそう敵を挑発。
他、合せて敵五体の攻撃を、一人ずつが受け止め、ダメージを分散。
そして、敵の攻撃が一巡した所で。
「先ずはボクの前のから行くヨ!」
そして、チトセが対峙した相手に対し、指を指して、集中攻撃を指示。
……その指示に合わせ、先ずチトセが怪力とグラップルを発動し、敵の首元へ鎖を巻き付け、それを引き込む。
グッ、と足を踏ん張り抵抗しようとするが、それに椿が続き、右手の赤手『燎原の火』から炎を纏う、必殺の『灰燼拳』でその身体に攻撃。
……しかし、防御力が引き上げられた陣により、ダメージはそこまで与えられない。
ただ、椿だけでなく、更にルバートは爆槍フェニックスを装備。
「我が血はもはや栄光なく。されど、未だ夜空に萌え続ける!」
と合体せし『夜鷹の不知火纏う騎身』で、己の能力強化と共に天高く飛翔。
そして落下の勢いと共に、怪力を纏ったランスチャージの一閃を叩きつける。
『グゥ……!?』
流石にその攻撃に、少し苦悶の声が上がる。
更に連携し、景明が鎧無視攻撃の斬撃の斬撃で斬りかかり、そして瑞樹が。
「はっ……!」
二刀を目にも留まらぬ勢いで連続攻撃……ゆうに18連撃で猛攻。
……流石にその猛攻の前には高い防御力も太刀打ち出来ず、崩れ墜ちる。
『なにっ……! もう、倒されただと!?』
と驚愕の表情を浮かべる鬼百足。
『いや、奴が弱いだけ。我等であれば勝てる筈!』
と残る四体は結束を固める。
そんな鬼百足らにチトセはニッ、と笑い。
「ホラホラ、ボクが地獄への案内人になってやるネ!」
と、更にオーラ防御を発動し、敵の炎を躱しつつ、その攻撃をぐいっと引き寄せ。
「己が魂に宿る星光よ、一筋の希望となりて、悪意を断ち切れ!」
『破邪光芒』で、その攻撃にカウンターの相殺攻撃。
更に椿も。
「ていうか、炎を纏った鬼百足って……キャラ被ってるんですよっ!」
と叫びながら、灰燼拳で目前の敵の懐めがけて強力な一撃を叩き込む。
そして、ルバートが捨て身の一撃の、串刺しの一閃を叩きつけ、椿の相手諸共攻撃、そして瑞樹が暗殺効果を含めた暗殺の一撃で、致命傷を負わせる。
更に……最後の一押しとばかりに、景明が。
「風林火陰山雷番外。最大火力だ、安全圏なんぞ存在しねぇぞ! これだけの斬撃を浴びて、無事じゃあ居られねぇよなぁ!」
500発もの斬撃で、4匹の鬼百足達を無差別に切り刻む。
……次の刻、敵の攻撃にカウンターで、チトセの渾身の鎧無視攻撃。
それに二体目の鬼百足も崩れ墜ち、残るは三体。
しかし、明らかに風は猟兵達の方に吹いている。
『くっ……仕方なし!!』
と、決死の覚悟を決める鬼百足たちではあるが、景明が。
「悪ぃが、上杉謙信に用があるんだ。その道開けろよオブリビオン」
最後通牒の如き宣言を紡ぐ。
……そして。
「車懸かりの陣、何するものぞ……我々猟兵を、侮るな!」
ルバートの宣言と共に、一気阿世に攻め込む猟兵達。
多段の攻撃、鎧無視の一閃が次々と放たれ……鬼百足らは、数刻の間に一匹、また一匹と崩れ墜ちて行った。
大成功
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