エンパイアウォー⑥~オペレーション コラテラルⅢ
● グリモアベース 作戦会議室
はーい。
皆様耳を塞いでくださ~い。
始まりますよ~?
「弥助ェェェェエエエッ!! どこだァ! 弥助はどこだァァァアアアアアア!!!」
…壊れてますね。はい。
まぁ、先のファランクスへの対処で我を忘れたユウキのほぼ弥助アレキサンダーへの呪詛をつらつらと並べた説明から要約すると。
①現在弥助アレキサンダーの大帝の剣の能力で民衆が洗脳され、ファランクスと呼ばれる陣形を組みつつ幕府の軍を待ち構えている。
②その陣形は中心にいるオブリビオンが能力を伝播するアンテナの役割を果たしているため、それを蹴散らせば勝手に洗脳は解ける。
③ただし、ファランクスは強固な防御の陣形であり、民衆を殺さずオブリビオンを攻撃するのには工夫が必要。
と、こんな状況にあるわけらしい。
「弥助ェ…あんの外タレ野郎…ふざけやがって…」
しかも、予定通り幕府軍が進軍する場合、このファランクスと激突するまでにはもう猶予が無く、各地の敵幹部の対処に猟兵が分散されている現状、我々は非常に辛い局面に立たされているという訳だ。
このファランクスの陣営だけでも、放置すれば幕府軍に5万人もの被害が予想されており、結果として普段以上にグリモアベースは慌ただしく、ユウキもユウキで各地に回って情報収集やら敵軍への攻撃やらで絶賛睡眠不足。
「弥助死すべし、慈悲は無し…こちとら明智ほど優しかねぇぞ…人間扱いどころか畜生認定したうえでたたっ殺してやる……」
もはや弥助へのヘイトが彼を支えていた。
おもむろにゲートを開き、ユウキは言う。
「……ファランクスの陣は、防御の陣……最悪は、陣ごと轢き殺しても問題ない……頼んだぞ……」
ユウキ
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
脅威がピンチであばばばば⋯。
ユウキさんはどんどんおかしくなります。
しかたないね。
このシナリオにおいて、民間人の犠牲は問いません。
必要なら強行突破してください。
(ただし、民間人に犠牲が出た場合プレイングボーナスはありません)
民間人が無くなったとしても事故、あるいは名誉の死ですよ♪
皆様の行動を攻める者はいないでしょう。
それでは、詳しい注意事項などはマスターページまで!
「それではみなさん、良い狩りを⋯」
第1章 ボス戦
『一揆を指揮する女僧兵』
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POW : 仏罰降臨
自身が戦闘で瀕死になると【仏罰を降す御仏の幻影 】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD : 仏罰代行者
自身に【信仰による法力 】をまとい、高速移動と【仏罰の雷】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ : 極楽一揆衆
【戦死して極楽に旅立った一揆衆 】の霊を召喚する。これは【槍】や【鍬】で攻撃する能力を持つ。
イラスト:長月緋子
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「加賀・依」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
フィロメーラ・アステール
「弥助ェェェェエエエッ!!」
よい叫び! この怨念を背に受けて乗り込むぞ!
くらえ必殺の【救助活動】ビーム!!!
具体的には【紲星満ちて集いし灯光】を使う!
空に展開した光精から【念動力】による【グラップル】光線!
トラクター・キャトルキューティ・アブダ何とか的なヤツ!
コイツで邪魔な民衆を【空中浮遊】させて除外するぞ!
このビームは【破魔】の輝きでもある!
霊は浄化して退散させよう!
あたし自身は敵陣に乗り込み【空中戦】だ!
残ってる民衆を念動【投擲】で光精にパスしたり!
【衝撃波】で吹き飛ばして味方の進路を確保したり!
【オーラ防御】バリアで守ろう!
ボスを殴れる状況があれば【気合い】の【踏みつけ】攻撃だー!
落浜・語
スズキさんぶっ壊れてたなぁ…。仕方ないちゃ仕方ないが。
まぁ、それに報いるためにも頑張りますかね。
…そもそも、無関係な人ら巻き込むってのが、ひたすらに胸糞悪いんで?
『烏の背中』を使い、上空から中心を目指す。
つもりだが、余裕があるなら少し迂回。ファランクスの横から、けが人出さないギリギリ、超低空を頭上を掠めるように飛ぶ。3メートルちょっとあるカラスが頭上飛べば多少なりとも混乱が起きるはず。それで陣形を見出せれば、他の人の助けにもなる。はず。
そのうえで中心にいるボスを目指す。上空から直滑降で奇襲を。接敵直前にカラスを離脱させて、俺は落下の勢いのまま、奏剣で【捨て身の一撃】
アドリブ、連携歓迎
雛月・朔
【WIZ】
ユウキさん、ちゃんとグリモア猟兵のお仕事(予知内容の説明)してください。
…さて操られた農民さんの中からアンテナ役を探して撃破ですか。
外見の特徴や面が割れているなら、256人程度の中なら空から見つけられるかな。
【念動力】で身体を宙に浮かせ、敵軍の飛び道具を【念動力】で防ぎつつ敵の僧兵を探します。前衛か後衛かわかりませんがだいたい中央列にいるでしょう。
見つけたら他の農民さんに被害が出ないように【念動力】で首を掴むイメージをし、私と同じ高さまで引き上げて上空で倒します。
『どのような手管か知りませんが、忙しい時期の農民さん達を駆り出した罰です』
と、視線を媒介にしたUCで発生させた雷で攻撃。
秋山・軍犬
きの子「みんな、きのこはもったのです!」
文字数の関係で喋り方を普通に戻しますが
私達は前回(コラテラルダメージ)の
疲労が回復してない軍犬に、この戦場を託された
【きの子と愉快なキノコ達】なのです
作戦なのです、42のキノコ兵達を
私が品種改良した眠り胞子をまき散らす
槍と盾の様な茸で武装させ攻撃役の猟兵さんは
巻き込まない様に民衆を眠らせ救助
(オーラ防御+救助活動+医術)
戦闘力は無くとも、キノコ兵にはオーガから同胞を
救助した経験があるのです、私達ならやれるのです
※参照シナリオ:不思議想像迷宮【名前募集中】
この作戦で成果を上げれば
この世界に茸を沢山、生やして良いです
ユウキさんという方が責任を取ってくれるです
● キノコ兵団と妖精と、箪笥と扇子。
「弥助ェェェェェェエエエエエエエエエッ!!」
妖精の少女、フィロメーラ・アステールは叫ぶ。
ユウキのマネだろうか?
「ふむ! よい叫び! この怨念を背に受けて乗り込むぞ!」
そう言って指さす先には、弥助アレキサンダーのファランクス。
「あぁ⋯もうその叫びやめてください。こっちまで怨嗟に呑まれちゃいますよ⋯」
そう言ってげっそりした顔をするのは雛月・朔。
「ユウキさん、ちゃんとグリモア猟兵のお仕事してくださいよ⋯⋯あの呪詛の言葉の中からお仕事の内容を拾ってたら、こっちまで弥助への怨嗟に呑まれそうでした⋯⋯」
それを見て、小さく笑いながら同意する落浜・語
「スズキさんぶっ壊れてたもんなぁ…。仕方ないちゃ仕方ないが。まぁ、それに報いるためにも頑張りましょうよ」
そして⋯小さな少女。
「この作戦で成果を上げれば、この世界に茸を沢山、生やして良いと言われました。ユウキさんという方が責任を取ってくれるです」
そう言って手足の生えたキノコに話しかける少女。
名を⋯きの子。
実際のところ、秋山・軍犬がUCで召喚した少女と愉快な仲間たちなのではあるが、軍犬が疲れたという理由で、召喚された彼女達だけが送り込まれたようである。
ちなみに、ユウキはそんな約束はしていない。
「とりあえず、私たちが胞子であの盾と槍を持った人たち柄を眠らせるです!」
そう言って猟兵たちに提案するきの子。
「それじゃあ、わたしが眠った人たちを運ぶぞ!」
そう言ったのはフィロメーラ。
⋯その小さな体でどうやって運ぶというのだろうか?
「それじゃあ、私と語さんがオブリビオンへの攻撃ですかねー」
即興のオブリビオン討伐チーム。
一人と複数、猟兵じゃないのが混じってるが、まぁ気にしないでおこう⋯
● きのこトラップ。いや、変な意味では無くて⋯
弥助アレキサンダー様から下賜された民衆と共に、幕府の軍が通るであろう道へと侵攻を続ける。
侵攻先に、キノコの群生のようなものが見えたという報告が上がったが、そんなことはどうでもよい。
弥助アレキサンダー様の命に従い、幕府の軍を殲滅しなければ⋯
進軍を続ける民衆が、キノコの群生地へと進入すると、周囲一帯に甘い匂いが漂い始める。
なんだ⋯この匂いは⋯?
バタバタと、ファランクスの兵たちが倒れ始める。
「な⋯なんだ!?」
眠るように倒れたファランクスの兵たちが空へと浮かび上がる。
「はっはっはー!! トラクター・キャトルキューティ・アブダ何とか的なヤツ!」
そう言いながらフィロメーラは、きの子の茸たちが眠らせた民衆たちを召喚した光精たちと共に浮かび上がらせ連れ去っていく!!
キャトルミューティレーション?
次の瞬間。
「ぐぅ⋯ッ!?」
オブリビオンの首を目に見えぬ何かがつかみ、その体を浮かび上がらせる。
「このまま絞め殺しちゃっても良いですけどねー」
そんな物騒なことを話すのは朔である。
右手を、オブリビオンに対してまるで首を締め上げるように掲げて言い放つ。
「どのような手管か知りませんが、忙しい時期の農民さん達を駆り出した罰です」
そして睨めつけるオブリビオンに打ち下ろされるは、大量の雷。
「背天の、走狗散らさん、穀雨の伴⋯反省してください」
何かを成すことすらならず、抵抗すら許されぬまま大量の雷に焼かれるオブリビオン。
「はっはっはー戻ったぞー!!」
そして、民衆を連れ去り戻ったフィロメーラが破魔の光を放ち、オブリビオンを焼き尽くす!!
「ぐ⋯あああああああああああああああああああ!!!!!」
雷と破魔の光。その二つに焼き尽くされたオブリビオンが、地面にぱたりと落ちる。
「貴様⋯ら⋯ッ!!」
だがそれでもボス級の力を持つオブリビオン。
そう簡単に倒れてはくれぬか。
そんなとき、どこかで一羽の鴉が鳴いた。
オブリビオンの夜に終わりを告げる。
黒き翼が羽ばたいた。
大空を駆ける翼から、一人の男が飛び降りる。
白銀に輝く刃を手に。
「眠れッ!!」
着地の衝撃と共に、オブリビオンに深々と語の奏剣が突き刺さる。
心臓を正確に刺し貫いた語の一撃で、オブリビオンは、その動きを止めた。
「…そもそも、無関係な人ら巻き込むってのが、ひたすらに胸糞悪いんでね。安心しろ、その弥助ってやつもすぐにそっちに送ってやる」
その後、サムライエンパイアのこの道にて、大量のキノコの群生が発見された。
このキノコの群生の主によれば、許可は貰っている。とのこと。
この依頼を出したグリモア猟兵の胃に穴が開くのは、そう遠い未来ではあるまい⋯
大成功
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