エンパイアウォー⑥~オペレーション コラテラルダメージ
● グリモアベース 作戦会議室
開口一番、ユウキの怒号が響く。
「ふっざけんなコラァッ!!!!!!!!!!!!」
⋯何があったのだろうか?
「お前ら! 幹部連中もいいが、これを見ろ!!」
第一段階の脅威を突破した幕府の軍であったが、その先に待ち構えていた新たな脅威と、その被害予想の報告書である。
おおよそ一つの脅威を見過ごすだけで幕府の被害は4~5万にも上るという恐ろしい報告が、そこには書かれていた。
「幕府軍が予定通り進軍するなら、猶予があまりにも少ない! よって、全力で脅威を排除しなきゃならんぞこいつは!!」
そう言って見せるのは⋯盾と槍を持った民衆の写真である。
「こいつは敵将、弥助アレキサンダーが洗脳した民衆たちだが、彼らが現在【ファランクス】と呼ばれる陣形で幕府の軍を待ち構えている。民衆を盾にするなどとふざけた話ではあるが、この場合もうこちらもなりふり構っていられん。民衆の数は総勢256名。これは指揮官であるオブリビオンを中心にファランクスの陣形を取っているが、このオブリビオンが弥助の洗脳を伝達するいわゆるアンテナの役割を果たしているため、本来はこいつを狙えば戦闘は終わる。民衆も解放され万々歳だ」
だが、一切の躊躇無くユウキは言った。
「だが、必要なら民衆ごと殺せ。一切の責任は私が取る。今回の作戦が失敗した場合の被害を考えれば⋯いや、幕府軍だけではなく信長によって惨殺される人々の被害も合わせれば、それは彼らの命の比ではない。作戦遂行における必要な犠牲と判断する。」
そう言ってゲートを開くユウキ。
「もちろん、犠牲を出さないに越したことはないが、最悪の事態を想定して動くに越したことはない。くそったれが⋯何が弥助アレキサンダーだ。売れない外タレみたいな名前しやがって⋯まぁいい、各員の健闘を祈る!! 以上解散!!」
こうして、必要な犠牲作戦(オペレーション コラテラル・ダメージ)が始まった。
ユウキ
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
初めましてこんにちは。
というわけで、脅威がピンチであばばばば⋯。
ユウキさんはああ言ってますが、もちろん犠牲が出ないに越したことはないです。
(犠牲が出なそうなプレイングにはプレイングボーナスが出るよ!)
え? 何か聞こえた? あはは、気のせいですよ気のせい。
さぁ⋯内なる悪魔を呼び起こせ。
民衆なんて何人死んだっていいじゃないか。
戦争には犠牲が付きものだろう?
(悪魔がなんか言ってますが、民衆が死んだらプレイングボーナスは乗りません。仕方ないね。)
え? また何か聞こえた? あはは、気のせい気のせい。
というわけで、詳しい注意事項などはマスターページまで!
「それではみなさん、良い狩りを⋯」
第1章 ボス戦
『四華衆『男罪破断の曼珠沙華』』
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POW : あぁ嫌だ嫌だ…男、男、男…本当消えて欲しい…
自身の【全世界屈指の男性嫌悪感】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : あぁ愚か愚か…剣士の目を嘗めないで欲しい…
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【身体に寄生する曼珠沙華】が出現してそれを180秒封じる。
WIZ : 分かる?分かる?私の気持ち…男なんて糞でしょう?
【呪詛の炎の雨】が命中した対象を爆破し、更に互いを【男性への圧倒的嫌悪感】で繋ぐ。
イラスト:YAB
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「花盛・乙女」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
グルクトゥラ・ウォータンク
【アドリブ共闘歓迎】
うむ、民衆洗脳とか安定のクソムーブよ。やるな弥助サンダーめ、その精神に免じて殺すのは後日依頼が出てからにしてやる。
早々にUC発動、電脳妖精でバリバリ電撃して民衆を無力化する。なぁに、ちょっとばかり【マヒ攻撃】で意識を刈り取るだけじゃ。コラテラルコテラル。
指揮官は適当に挑発して【おびき寄せ】、そこらに【罠使い】で即興でばら蒔いたトラップを駆使し『ガジェットボールズ』と連携して無力化が終わるまで耐える。
無力化が終わったなら電圧あげて電脳妖精の電撃【属性攻撃】でフィニッシュじゃ。安心せい、電脳妖精に性別はないぞい。ありがたく食らうがよい。
秋山・軍犬
ユウキさんキレッキレやん
キレてんのは富子だけでお腹いっぱ…
は? 民衆を盾?
軍犬(ビキッビキ!?)
グルメ姫「軍犬もキレッキレでケキ!?」
グルメ姫(奇跡の再会『美食姫』)と
飯を済ませフルコースゴールデンからの
黄金の厨房を発動し作戦に挑む
自分の黄金のオーラの源は食事の活力
使い方次第で人々を癒し守る結界にもなる…はず
(参照シナリオ:オブリビオンちゃんは祭りがしたい)
黄金の厨房で巨大なザルの様な守護結界を作り出し
マッハ4.2に準じた間合いで可能な限り民衆を閉じ込め保護
(オーラ防御+救助活動)
で、自分は民衆の保護で余裕が無くなるんで
ボスは戦闘力の無い設定が息してない
グルメ姫に任せた、遠慮なく粉砕してこい!
龍ヶ崎・紅音
アドリブ・絡み歓迎
【POW】
「…あんなこと言ってたけど、私にはそんなことはできない…。…だから…あのオブリビオンだけに集中する!!」
まずは、「ホムラ」の焔槍形態を駆使して、民衆の頭上を跳んだり柄で無力化したりしてなるべく傷つけないように民衆の陣を突破するよ
指揮官の近くに来たら、「ホムラ」を小竜形態にして(その後、ホムラには手加減する程度のパンチなどで民衆の無力化をお願いする)、「黒焔竜剣弐式」を具現化して"誰も割込めないような間合い"まで急接近
指揮官の攻撃を【気合い】で避け、すれ違いざまに焔【属性攻撃】『煉獄黒焔斬』で切り刻む!!
黒焔はすぐ消しておくよ。そのまま、民衆まで延焼したらまずいしね
大豪傑・麗刃
このわたしはいわゆる変態のレッテルをはられている
思い当たるフシはないでもない。だが今回は故郷サムライエンパイアの危機
ネタ一切抜きで行くのだ(本気?フリ?)
さてファランクスについて調べた所これは機動力と柔軟性のなさが弱点らしいのだ。
よって徹底的にかく乱して崩す!これなら一般人に被害も出ないたぶん
はああああああああ
(スーパー変態人2発動)
これで残像も合わせて戦場を駆け巡り敵を混乱させて無理やり活路を開く。
そしてボスへの道が開けたらまず投げ槍一閃!そして右手に刀2本左手に脇差(と呼ぶには大きすぎるバスタード・ヒーロー)を持ち、一気にボスの所まで飛んでいき斬り捨てるのだ!
男性嫌悪感いじるスペースがない
● 『それでも我らは』
ファランクス。
大楯と長槍を用いた鉄壁の布陣。
「うむ、民衆洗脳とか安定のクソムーブよ。やるな弥助サンダーめ、その精神に免じて殺すのは後日依頼が出てからにしてやる」
顔こそ笑っているグルクトゥラ・ウォータンクのその眼は笑っていない。
太い拳をパキパキと鳴らし、布陣を睨む。
「ほうほう⋯民衆を盾に⋯?」
ビキビキと青筋の浮かぶ秋本・軍犬の顔。
「軍犬もキレッキレでケキ!?」
その背後に控える⋯あれ? オブリビオン?
「あたくしはグルメ姫ケキ!! 断じてグラトニー姫ではないケキ!!」
⋯さいですか。
「あの人は…あんなこと言ってたけど、私にはそんなことはできない…。…だから…あのオブリビオンだけに集中する!!」
無辜の人々を犠牲にする。
龍ヶ崎・紅音には、必要な犠牲というものが分からない。
なぜ、救える人々を⋯救うべき人々を犠牲にせねばならぬのか?
救うべき人々を手にかけ得た勝利を素直に喜べるのか?
目の前の苦しむ人々を捨て置いて何が猟兵だというのだ。
「このわたしはいわゆる変態のレッテルをはられている⋯」
ずずいと出てきた面白い顔。
もとい、大豪傑・麗刃。
「思い当たるフシはないでもない⋯だが今回は故郷サムライエンパイアの危機⋯ネタは一切抜きで行くのだ⋯」
ホントに?
それフリじゃない?
え、マジで?
「証拠に、ファランクスについて“ぐぐーる”で調べてきたのだ!!」
⋯だ、そうです。
この即興の猟兵チームは、思惑こそ違うかもしれない。
だが、それでも民衆を傷つけまいという意思は変わらなかった。
『それでも我らは彼らを救う』
その言葉の元に、ただ一匹のオブリビオンを殲滅するべく彼らは動き出した。
● むさ苦しい。
曼珠沙華は、民衆の中心で不健康そうな顔を更にしかめる。
「あぁ⋯命令じゃなきゃこんなとこになんていないのに⋯」
彼女の周りを取り囲み、大盾と槍で武装しているのは男衆。
本来彼女は男に囲まれたこの状況、全員叩き殺してでも抜け出しいところなのではあるが⋯
「命令⋯だからな⋯あぁ⋯やだやだ⋯」
だが⋯この行動は命令であり、そして自身のユーベルコードの条件とも合致している。
現状彼女の身体能力は、極限まで強化されていた。
● 『金ぴか猟兵ズとおっちゃんと少女』
「はああああああああッ!!」
「うおぉおおおおおおッ!!」
出会ってしまった。
金ぴかに光るタイプの猟兵が。
「フルコース・ゴォォォォォルデンッ!!」
「わたしは怒ったのだぁぁぁぁぁあッ!!」
二人のオーラが肥大化し、金色のオーラが身を包む。
『まァだまだぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!』
え、まだ?
『うぉおおおおおおおおああああああああああああああああああッ!!!!!』
「フルコースゴォォォォォォォォオルデン!! オーラキッチン!!!!!!」
軍犬の限界を超えた力⋯フルコース・ゴールデンを使いこなす事で到達した新たな領域……その名を【フルコースゴールデン・オーラキッチン】!!
「わたしは超怒ったのだァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
スーパーレイクン。その力を更に研ぎ澄ませ、早くシリアスを終わらせてギャグ時空に戻りたいという思いが、青白いスパークと共に麗人をさらなる領域⋯【スーパーレイクン2】へと強化する!!
⋯おい、今さっきギャグは抜きと言ったはずでは?
「行くのだ軍犬!!」
「応ッ!!」
オーラを纏い最初に飛び出したのは麗人であった。
「オラー!!」
ファランクスの槍が届くか届かないかという絶妙な位置で彼らの頭上を飛び回り、その統率を攪乱する!!
「そっちは任せた!! 一番槍は私が貰うッ!! 行くよッホムラ!!」
そのかき乱された布陣を飛び越え、最初に指揮官へと突貫したのは紅音だ。
一瞬の内に指揮官の前へと躍り出た彼女は、意志持つ竜槍。【槍焔竜 「ホムラ」】の一撃をあいさつ代わりへと叩き込む!!
「おっと⋯女の子が来てくれたのはうれしいけど、あんまり今の私をナメないでくれる?」
周囲の男衆の存在により極限まで強化されたオブリビオンは、軽々とその一撃を受け止める。
「ゴメンね、それはフェイントだよ」
そう言ってもう一方の手に持った【岩砕斧「ロックブレイカー」】の一撃を放つ!!
さすがにそれは避けられなかったのか、大斧の一撃により、易々と吹き飛ばされたオブリビオンは、布陣の外側へと放りだされる!!
「今なのだグルクトゥラ!! 軍犬!!」
その時、紅音の後ろから麗人の声が響いた。
「ガハハハッ!! 安心せいッ! ちょっとばかり意識を刈り取るだけじゃ、コラテラルコラテラル。 行けぃ、電脳妖精!!」
グルクトゥラの電脳妖精の放つ雷撃が空の麗人を狙う槍に直撃し、それは他のファランクスを構成する男たちの体を伝い、全員の体を痺れさせていく!
次から次にバタバタと倒れていく男衆。
「回復は任せろっす!!」
ここぞとばかりに軍犬が飛び出し、UC『フルコースゴールデン・オーラキッチン』の力で生み出した巨大なザルで、倒れた男衆を包み込んだ。
「⋯しま⋯ッ!?」
自身を強化していた男衆から突き放された挙句、更に黄金に輝く巨大なザルで男衆を隔離されてしまい、一気に力が抜けるのを感じるオブリビオン。男罪破断の曼珠沙華。
「ウォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオ!!」
そこに飛び込んだ麗人の顔が、ドアップでオブリビオンに迫る!!
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!! 変態だぁああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!??」
いくら男嫌いとはいえ、ちょっと失礼な気はするが⋯⋯多分間違ってはいない。
「覚悟するのだオブリビオン!!」
二本の刀⋯ん? 刀?
一方は多分、刀であっているが、左手に無理やり二本握っているそれは片手半剣、バスタードソードと、なんかニチアサヒーローが持ってそうな剣。
まぁ、この際いいや。突っ込むのもこれで二度目だし。俺は疲れた。
「とぅおぁ!!」
持っている得物はともかく、その強化された肉体から放たれる攻撃は本物である。
オブリビオンを問答無用で切り裂いた一撃に続く影。
「自分は民衆の保護で余裕が無いっす! だから⋯思いっきり粉砕して来いグルメ姫ッ!!」
「了解ケキ!! フルコースゴォォォォォルデンッ怪ッ!!」
あれ⋯やっぱりこいつオブリビオンなんじゃ⋯?
「喰らうケキ!!」
輝くグルメ姫から放たれる鉄拳がオブリビオンの体を更に吹き飛ばす!!
「ぐぇ!?」
それを待ち構える少女。紅音。
「これが私の本命⋯」
黒焔魔竜の力を具現化した柄の長い青龍堰月刀を構えて、飛んで来るオブリビオンを待ち受ける。
「この呪われた焔の斬撃を受けられるかな!!」
逆袈裟に放たれる煉獄黒焔斬は、漆黒の炎でオブリビオンを包み込んだ。
「まぁだまだぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!」
黒煙を纏い天高く打ち上げられたオブリビオンに、上空高く飛びあがった麗人が投げ降ろした投げ槍が突き刺さり、地面へと縫い付けた。
「これでとどめじゃッ!! ガッツリ電圧上げとるからの!! 電撃で焼き鳥になるがよいわッ!!!」
グルクトゥラが召喚する複数の電脳妖精が放つ最大電圧の雷撃が、一斉に突き刺さる槍へと向けて放たれる!
避雷針の様に雷撃を集めるそれは、全ての雷の力をオブリビオンへと集中させ⋯
紅音がその漆黒の炎を消した時。
そこに残っていたのは、麗人の投げ槍と、黒い人の形をした灰だけだった。
大成功
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