エンパイアウォー⑦~OMOTENASHI TRAP
●タコのまっさーじやさん
「みんな疲れてるタコ~? ほぐしてあげるタコ~♪」
絶賛戦争中のサムライエンパイア。信長軍との戦いに疲弊している幕府軍に熱心に呼び込む人がいた。誰が呼んだか、その名は『タコのまっさーじやさん』。
その姿は少々タコっぽい上に、謎のタコ語尾。しかし、その腕は確かだと言う噂がどことなく流れ、そのマッサージを受けるのだという。
●グリモアベースにて
「……で、マッサージを受けた後、行方不明になる、と言うことらしいのよね」
長峰・モカ(リアルにvirtualなアイドル芸人?・f16136)は小さくため息をついて猟兵達に現状を伝える。今日は真面目モードなのだ。メガネもかけている。
骨抜き妖怪『衣蛸』。
OMOTENASHIの神髄を体得したタコの妖怪なのだが、そのOMOTENASHIが罠。心身共に骨抜きにして絞め殺すのだと言うのだ。マッサージにカッピング、ヨガまで出来るのだ。
「まぁ、今それどころじゃ無い……って訳にもいかなくてね」
なんでも、この衣蛸が軍神車懸かりの陣を形成しているオブリビオンの一種なのだと言う。
上杉謙信を中心に、オブリビオン達が円陣を組み、全軍が回転しながら最前線を交代させ続けるという「超防御型攻撃陣形」。
十分な回復、バフの時間を得れるこの陣形は、上杉謙信自身の復活時間を稼ぐためにも使っているため、この陣を形成しているオブリビオンを倒さなければ上杉謙信自身を攻めることが出来ないのだ。
「まぁ、上杉謙信自身を攻めるのは他に任せるから、皆にはこいつを倒す事に専念して欲しいのよね」
ターゲットは衣蛸が6体。しかし、最前線に居る上杉軍のオブリビオンは、その陣形により『防御力アップ&自動回復(特大)』の効果を受けてしまうようだ。並大抵の攻撃では回復してしまうだろう。
「だから、もうでっかい一撃をぶちかますか、連携で回復する前に一気に潰すか、になるかしら」
真剣な眼差しを猟兵達に向け。
「まぁ、でもみんななら出来ると信じてるから。思いっきり暴れてきてね!」
おじやしげき
と言うことで、どうも、おじやしげきです。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
今回は上杉軍、軍神車懸かりの陣を形成するオブリビオンである衣蛸をぶっ倒して頂きます。車懸かりの陣については、以下のような特殊ルールが適応されます。
軍神『上杉謙信』は、他の魔軍将のような先制攻撃能力の代わりに、自分の周囲に上杉軍を配置し、巧みな采配と隊列変更で蘇生時間を稼ぐ、『車懸かりの陣』と呼ばれる陣形を組んでいます。
つまり上杉謙信は、『⑦軍神車懸かりの陣』『⑱決戦上杉謙信』の両方を制圧しない限り、倒すことはできません。
『防御力アップ&自動回復(特大)』の効果を受け、最高のコンディションになっているオブリビオン達は、並大抵の一撃では倒す事は出来ないでしょう。それを連携で倒すのか、強力な一撃をぶっ込むのか、また別の方法を試すのか。
それでは、皆様の活躍をお待ちしております。
第1章 集団戦
『骨抜き妖怪『衣蛸』』
|
POW : 随分と凝ってるタコ~。俺たちのようにほぐすタコ!
【タコの保護色能力で全身を迷彩して接近し】【筋肉の塊である8本の触手で相手を捕まえ、】【マッサージで弱らせてからの絞めつけ攻撃】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD : カッピングもやってますタコ~。血流良くなるタコ!
【タコの保護色能力で全身を迷彩して接近し】【非常に強力な吸盤で相手を捕まえて、】【カッピングで生気を吸い取り弱らせる攻撃】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ : 運動不足じゃないかタコ~?ヨガは身体に良いタコ!
【再生能力を活かして非常にしぶとく接近して】から【筋肉の塊の触手と強力吸盤で相手へ捕縛攻撃】を放ち、【操り人形のように強制的にヨガをさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:まめのきなこ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アリス・セカンドカラー
タコ……マッサージ……なるほど、北斎のアレね☆
迷彩は遠隔透視の超能力クレヤボヤンス(念動力、第六感、聞き耳、視力、情報収集)で見切り。
ヴィガーイーターとサキュバスライフによる二回攻撃のアブセナティダンスでマッサージを受けてたちましょ♪
ヴィガーイーターでの【遊び♡】で『ほら、ここもほぐして♡』と大食いで咥え込みながらマッサージを堪能し、サキュバスライフでの【遊び♡】で『ここも吸って欲しいな♡』と誘惑しながら吸盤を堪能しましょ♡生気吸い取りは計18回に増えた精力吸収で相殺どころかこちらが吸い勝てるかしら?更に大食いの念動力による盗み攻撃で陣形バフを喰らい奪いつつ生命力吸収で吸収力増し増しよ☆
「ふふっ……♪ タコにぃ……マッサージ……なるほどぉ、北斎の、アレね☆」
ペロッ、と舌舐めずりを一つ。その昔、北斎が描いたと言われるとあるタコの絵画を想像しながら、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)はその外見に少々不釣り合いな妖艶な瞳に目の前の衣蛸を映す。
衣蛸の触手は、アリスの全身を拘束し、吸い付いていく……のだが、衣蛸は一つのことに気づいていなかった。
それは、アリスが衣蛸の事を『視認していた』と言うこと。自身の保護色能力で気づかれずに接触した……筈だった。しかし、その居場所は超能力クレヤボヤンスにより見切られていたのであった。
つまり、アリスは『わざとマッサージを受けていた』事になる。
「ほらぁ、ここも、ほぐして……ね?」
「ここタコか? ここが良いタコか?」
「ここもぉ…… 吸って欲しいなぁ♪」
「ここが良いタコねー!」
その触手は肩や太ももなどをもみほぐし、腰やお腹に大量の吸盤を吸い付けていく。吸盤は強くその綺麗な肌を赤く変色させ、肌と共に生気までも吸い取っていく……筈だった。
「な、何が起きてるタコ……!? 生気が…… 逆に……!?」
「フフッ、あなたの精力、すっごく良いわ……」
生気が失われていく衣蛸に対し、その精力を遊び♡で18回も吸収していたアリス。吸収されていた分を考慮しても衣蛸の精力を奪って行くには十分すぎる量であった。
「魂まで吸い付くしてあ・げ・る♪」
衣蛸の瞳に映るアリスの顔は、狂気に満ちた笑顔で覆われていた。
「……もう終わり? つまんないの」
アリスは、精力を吸い尽くされて絞りかすになっている衣蛸に対してつぶやいた。
「まっ、いっか。次は誰が遊んでくれるかな?」
そう言ってアリスは次の遊び相手を探すのであった。
成功
🔵🔵🔴
バルディート・ラーガ
8本腕のマッサージ。いいなア。
ええ、蛇とてドラゴンとて筋肉がある限り凝りはしやすとも。
緊急時でなけりゃア、ひとつ念入りにほぐして頂きてエもんで……
イヤ、絞め殺されンのは御免こうむりてエトコですが。
方針は一体を大火力で潰す狙い。
まずは戦闘の意志を見せつつ待機して、捕まえられるに任せやしょう。
あちらサンからいらして下さるっつーのは大変都合がよろしい。
多少は揉んで頂きつつ、骨抜きにならねエうちにUC発動!
全身炎の塊の巨大蛇へと変身しやす。
締め上げるためにくっついたまんまならばじっくり炙りタコ。
逃げ出そうと動いたら火炎放射のターゲット、こんがり炙りタコ。
テメエの行き先は、どの道タコパにございやすよう。
「八本腕のマッサージ……。緊急時でなけりゃア、ひとつ念入りに揉みほぐして頂きてエもんで……」
バルディート・ラーガ(影を這いずる蛇・f06338)は、その目の前にいるであろう衣蛸についてそう独りごちた。
「いやまぁ、絞め殺されンのは御免こうむりてエトコですが」
ヘラヘラと人当たりの良い上っ面ではあるが、その真裏には確かな戦闘の意思が見え隠れする。それは当然衣蛸にも伝わっているだろう。
「ほう、お前もほぐして欲しいタコかぁ?」
音も無く、ヌルリと衣蛸はバルディートの背後を取る。8本の触手は確かにその身体に絡みつく。ある触手は肩に。また別の触手は腰に。まさに至極のマッサージ。流石OMOTENASHIの神髄を体得しているだけある。
「おっ、おお、もうちイと上の方が、ンっ、そこそこ……」
「おう、ここか? ここがええのんかぁ?」
バルディートも気持ちよさそうだし、衣蛸もノリノリである。ここで完結してくれたら平和なマッサージを受けて終わり……なのだが、まぁそんな訳はないのだ。
(ふっふっふ、こいつもう骨抜きタコね……! そろそろ殺るタコ!)
ここからは、いつもの流れ、のはずだった。いつも通りその締め付けを徐々に強くしていくと共に、その触手を首に巻き付けて絞める。そのはずだった。
「た、タコッ!?」
思わず、衣蛸は声を上げてしまう。
「……グ……シュウルルル……」
確かに締め上げていた筈のドラゴニアンの青年はその姿を消し。代わりに、九つ頭の巨大な黒蛇がうごめいていた。まさに全身炎の塊。その触れている触手の色も紅く変性してきていた。
「クソ、舐めるなタコぉ!」
その触手はなおも力を加え続ける。しかし、それは同時にバルディートと言う炎の塊にその身を焼かれてしまう事を意味していた。
「えらい旨そうな匂いがしてやすねエ……」
バルディートがその理性を取り戻した時、その全てが終わっていた。目の前には、香ばしい香りが漂う炙りタコ。後は醤油で味付けをしたら完璧と言った所だろうか。
「まぁ、これでタコパ、でございやしょうか?」
その後、炙りタコは美味しく頂いた……かどうかは不明である。
成功
🔵🔵🔴
トリテレイア・ゼロナイン
幕府軍の危機が迫っている以上、マッサージなど受けている余裕は私にはありません。
何としてでもこの陣を突破し、幕府軍への被害を阻止しなければ……
……そもそも、マッサージの必要がありませんが……
迷彩はマルチセンサーで拾う音や振動の●情報収集を用いて●見切り、攻撃を回避します
そのまま、肩部格納銃器の●だまし討ちでUCの凍結弾をど真ん中に叩き込み炸裂。凍結させ動きを封じます
凍結が回復される前に速やかに●怪力での●シールドバッシュ●鎧砕きで完全粉砕。一息に止めを刺します
騎士といいますか、もはや戦闘機械……いえ、冷凍食品加工の様相ですが人命には代えられません。これが騎士としてやるべきことです!
息の根を止め
「ハッ! ほっ! そいやっ!」
トリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)は、迫り来る触手達を紙一重に回避していく。その姿は見えずとも、感じ取れるものはたくさんある。それは音であったり、空気の振動であったり。ほんのわずかな変化も全てマルチセンサーで感知し、これから触手が来るであろう場所をシミュレーションする。
(そもそも、私にはマッサージの必要などありませんが……それどころではありませんからね)
全身が機械であるトリテレイアにとってはそもそもマッサージの必要は無いわけだが、それ以上に、幕府軍の危機が迫ってきている現状は、少しでも早くこの陣を突破しなければならないのだ。
「クソ、捕まるタコっ!」
完全に見切って避けてくるトリテレイアに焦りを覚える衣蛸。自分が捉えたと思った触手が空を切る。より複雑に動かすのだが、その身体に触れることも出来ない。
「ここっ……!」
タイミングは一瞬。複数の触手蠢く中、その本体へ通じる一本の道筋が見えたその一瞬に。
「タコッ……!?」
衣蛸がその身を何かが貫いたことに気づいたときには、その身は分子活動を低下。そのしなやかさを失い、急速凍結。
動きが徐々に鈍っていき、だらりと触手が重力に引きつけられると、衣蛸視界に飛び込んできたのは、その身の丈ほどもありそうな巨大なシールド。そして、そのシールドはなおも加速度を増し。
パリンッ。
分子運動が低下しているそのボディはその衝撃に耐えきれず、完全に粉砕。パラパラと崩れ去っていった。
「これは……騎士と言うよりはもはや戦闘機械……いえ、冷凍食品加工のようですね……」
御伽噺の騎士のように振る舞う、と言う理想と現実のギャップに少々苦笑いをするものの、これが騎士としてやるべき事なのだ、と思い直すトリテレイアであった。
成功
🔵🔵🔴
レパル・リオン
おもてなしタコ怪人と見せかけて…残虐サギ師タコ怪人!わ、悪者〜!
こんなヤツらをほっとく訳には行かないわ!行くわよ、ルクちゃん(f14346)!
ルクちゃんが怪人を凍らせてる間に、あたしは【虎狼竜・神風脚】の準備をするわ!
うおおっ!体を限界まで強化!
どりゃあ!空中を蹴って連続ジャンプ!
はああっ!あたしの脚に【爆発属性】を宿すっ!
あたしの必殺技で、木っ端微塵にしてやるわ!
【虎狼竜・神風脚】っ!せいやーっ!
ルクちゃんがまた怪人を凍らせたら、あたしもまた【虎狼竜・神風脚】を浴びせてやるわ!
えへへ、大丈夫よルクちゃん!これが終わったら、あたしがマッサージ(すごく痛い)してあげる!
ルク・フッシー
………………えーーと…はい…
(レパルさん(f15574)の言う通り、よく考えたらとんでもなく卑劣なオブリビオンなんですけど…)
…そうですね、倒さなきゃ、ですね…がんばりましょう、レパルさん
…ただでさえ回復力がスゴいのに陣形で強化されてるなんて…
でも、逃げられないようにすれば…!
まずはボクがオブリビオンにユーベルコード【束縛塗装】による攻撃を仕掛けます
近づかれる前に大筆から【氷属性】の青白い塗料を発射、タコに浴びせる事により、タコ達をカチカチに凍らせ、逃げたり動いたりできなくします
レパルさんの追撃が終わり次第、また【束縛塗装】で凍らせていきます
…うう、真っ当なマッサージを受けたいです…
「おもてなしタコ怪人と見せかけて………残虐サギ師タコ怪人なんて! わ、悪者~!」
レパル・リオン(魔法猟兵イェーガー・レパル・f15574)は、プリプリと怒りながらその隣にいるルク・フッシー(ドラゴニアンのゴッドペインター・f14346)に同意を求める。
「……そうですね、倒さなきゃ、ですね……。がんばりましょう、レパルさん」
ルクは、その目の前にいるであろう衣蛸に対して思いをはせる。人を欺し、その命を奪う衣蛸は、確かに卑劣なオブリビオンだ。
「こんなヤツらをほっとく訳には行かないわ! 行くわよ、ルクちゃん!」
「あっ、ま、待って下さいレパルさん……」
猪突猛進、すぐに行ってしまったレパルを、ルクは慌てて追いかけるのだった。
(……ただでさえ回復力がスゴいのに陣形で強化されてるなんて……。でも、逃げられないようにすれば……!)
愛用の特大絵筆を握る。目の前にはただ大地が広がっており、ターゲットは見えない。怖くないと言えば嘘になるかも知れない。しかし、その心には確かな覚悟があった。
「ほう、丸腰なんて良い覚悟タコね。さぁ、最高のマッサージを食らうタコ!」
人知れず、触手はルクの元に近づく。保護色により誰にも気づかれること無く、その脅威は確かに近づいてきていた。その数、3体。
(さぁ、行くタコッ!)
「行きますっ!」
それは同時に。触手がルクを捉えようとしたその刹那。振り抜かれた絵筆から、青白い絵の具弾が放出される。
「グッ……! 動けないタコ……!?」
その青白い塗料は衣蛸の表面温度を急激に低下。一言で言えば急激凍結である。その身体は完全に凍ってしまい、身動きが取れなくなってしまう。
「今です、レパルさん!」
「オッケー、ルクちゃん! 行くわよー!」
うおおっ! と雄叫びが聞こえる。その気合いと共に、その身体から出て来る謎のエネルギーがその身体に強大な力を与えているのが、レパルにはしっかりと感じられていた。
「どりゃぁあああっ!」
その強化された身体は空中を蹴り上空へ持ち上がる。どれぐらい上空まで来ただろうか。レパルの目には、しっかりとターゲットである衣蛸達の姿が映し出されていた。
「アンタたちみたいな残虐サギ師タコ怪人! あたしの必殺技で、木っ端微塵にしてやるわ! 虎狼竜・神風脚っ! せいやーっ!」
そのキックは高速で衣蛸達の頭部を貫き。
しゅたっ!
レパルが見事に着地を決めた後、大爆発。綺麗に決まった。まさに正義のヒーローである。
「正義は勝つ! ってね!」
「勝ちましたね……」
動かなくなっている衣蛸達を確認して喜び合う二人。もしこれで不完全だったときのことを考え、もう一度同じ作戦を実行する腹づもりだったのだが、その必要はなさそうだ。
「終わりました……」
今までの緊張が解けたのか、へたり込むルク。無理も無い。ただでさえ怖がりであるところに、覚悟を決めて戦っていたのだ。
「……うう、真っ当なマッサージを受けたいです……」
「えへへ、大丈夫よルクちゃん! これが終わったら、あたしがマッサージしてあげる!」
ほ、本当ですか? と言うルクに笑顔で頷くレパル。レパルのマッサージはとても痛いのだが、そんなマッサージをルクが受けるのは、また別のお話。
「それじゃ、帰ろうか! 行くよルクちゃん!」
「ま、待って下さいレパルさん……!」
二人の行く先には、青空が広がっていた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵