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大都会の闇に潜むは暴食の邪神

#UDCアース

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#UDCアース


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「皆さん、集まっていただき感謝します。早速ですが、ブリーフィングを始めましょう」
 そう言った人間の剣豪である松平・富嶽は地図を広げて、いつものように依頼内容の説明を始める。しかし、今回の彼の左手には包帯が巻かれていた。
「え? この包帯ですか? 別に大したケガではないのでご心配なく」
 猟兵たちの気になる視線を感じたのか、彼はそう言って微笑む。
「さて、今回の舞台となるのは、UDCアース世界の日本の大阪府堺市です。そこで短期間に失踪事件が多発しており、現地の警察はよくある話として捜査していないようです。恐らく、邪神を信仰している敵UDC関係者に攫われたものとみられます。そこで今回、猟兵の皆さんにやってもらいたいのは、失踪者たちの行方を調査。行方を掴み次第、儀式の阻止及び邪神の討伐をお願いします」
 愛用の鉄扇で場所を指しながら、彼は説明を続ける。
「まず、皆さんには失踪者の行方を追うために、情報を集めていただきます。私の事前調査では、失踪者たちにはとある共通点があることを掴みました。それは失踪者たちが全員保育士であることです。情報を集めるのであれば、現地の保育士の方に話を聞いてみたり、保育士の失踪事件に関する記事をネットや出版物で探したり、保育士になりきって囮捜査するのが良いでしょう。ただし、囮捜査する時は十分注意してください」
 そう言って彼は、猟兵たちに敵の資料を見せる。
「敵に関してですが、実は私もこの失踪事件を追っていたので、敵の情報を掴むことができました。しかし、その代償としてご覧の通り、手傷を負わされましたがね。現場に到着して、最初に戦闘することになるのはこの『嘲笑う翼怪』でしょう。奴らは子供たちの声を真似ることができ、恐らく子供たちの世話をしている保育士たちは、この声におびき出されて攫われたのでしょう。集団で襲ってくるため、包囲されないように注意してください」
 次に彼はボスの資料を見せる。
「最後の討伐する邪神ですが、『牙で喰らうもの』だと思われます。私が調査に行った時にはまだ復活はしていませんでしたが、儀式方法を調べた結果、この邪神を復活させる儀式であることが分かりました。生物を喰らい、無限に成長する暴食の邪神です。過去に現れた百以上の口を持つ怪物は、都市一つを瞬く間に喰らい尽くしたと言われています。強敵ではありますが、たとえ復活しても、手が付けられないほどに成長する前に倒してください」
 説明を一通り終えて、彼は猟兵たちを見渡して、最後にこう言う。
「敵は私が事前調査をして見つけた場所にはもういませんが、幸い遠くにはまだ行っていません。何とか見つけ出し、邪神を止めて下さい。どうかよろしくお願い致します」


メガネペンギン
 皆さん、どうも。初めての方は初めまして。メガネペンギンです。
 今回はUDCアース世界での儀式の阻止&邪神討伐を目指すシナリオです。
 邪神ですか…ゾークとかなら聞いたことがあるんですがね。
 今回の大まかな流れは、失踪者たちの行方を調査→現場に到着して『嘲笑う翼怪』との集団戦→『牙で喰らうもの』とのボス戦 となります。
 不慣れなところもありますが、皆さんが楽しめるように精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。皆さんのプレイング、お待ちしておりますよ!
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第1章 冒険 『大都会の闇』

POW   :    情報は足で稼ぐ。根気よく現地で聞き込みを行う。

SPD   :    情報は指で稼ぐ。ネットや出版物を読み漁る。

WIZ   :    囮捜査を試みる。

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

木霊・ウタ
心情
人を浚って邪神の生贄とは胸糞悪いぜ
奴らの企みを止めるぜ
…失踪者をできれば生きたまま見つけて助けたいよな

手段
失踪者の情報を直接関係者に会って聞いてみるかな
失踪した保育士の近所に住んでいたとか親戚とか名乗って
;コミュ力&手をつなぐ

いなくなった状況や場所を教えてもらいつつ
失踪者の写真もお願いしてみるぜ
保育園での様子を見たいとか何とか

ネットの情報も併せて複数の失踪者の姿かたちが判ったら
失踪場所で影の追跡者を使うぜ

で対象がこの世にもう居ない場合は
きっと発動しないよな

そんときゃ邪神へ悪態ついて歯ぎしりしながら
別の写真の人物へ切り替えて追跡者を発動させるぜ
…なんとかうまくいってくれよ


焔・牙炎
よし!じゃあ俺は、現地で明るく元気に聞き込みをするぞ!
だが、聞き込みしていることが、敵にバレたらマズそうだからな
大きい声を出さないように意識しなきゃな!
聞く相手は保育士をメインで聞くが、念のため、それ以外にも聞いていこう!
もちろん集めた情報は、仲間達に共有するぞ!



ここは大阪府堺市のとある保育園の1つ。ここの保育士が失踪したという情報を掴んだ2人の猟兵が、聞き込みをするために訪れていた。
「(人を浚って邪神の生贄とは胸糞悪い。奴らの企みを絶対止めてみせるぜ。…失踪者をできれば生きたまま見つけて助けたいよな)」
そう心の中で呟いたのは、人間のサウンドソルジャーである木霊・ウタだ。彼は生贄という残酷なことをするオブビリオンたちへ静かに怒りを感じていた。
「ウタさん、そろそろ園長さんが来るぜ」
そう言ったのは、彼に同行していた羅刹のブレイズキャリバーである焔・牙炎だ。
「ああ、分かったぜ」
彼らはここに訪れる前に、ここの失踪者について知っているという所長に会う約束をしていた。そして彼らは園長と対面する。
「どうも。私がここの園長を務めている須田と申します」
須田と名乗る初老の男性がウタに握手を求め、彼もそれに応じる。
「木霊ウタだ。こっちは焔牙炎。俺たちはあなたの保育園で務めていた保育士の近所に住んでいた者だ。あの人が急に失踪したと聞いてな。良ければ詳しい話を聞かせてくれないだろうか?」
自己紹介も程々に、早速ウタがそう切り出す。
「ああ、坂田さんのことですか。彼女は子供たちのことをよく面倒を見てくれた良い職員でした」
どうやらここの保育士で失踪したのは坂田という名前の女性らしい。須田はさらに話を続ける。
「彼女が失踪したのは先週ですね。彼女はその時、いつも通り夕方に退勤したのですが…夜遅くに彼女の家族から電話がかかってきてですね。彼女が家に帰って来てないという連絡を受けたのですよ。私は周辺の人たちに聞いたりして、今でも彼女の行方を捜しているのですが…見つからないのです」
と言って、彼は落ち込む。
「須田さん、何か手掛かりはないのか? それと、彼女にいつもと違った様子はなかったか?」
牙炎はそう聞くが、須田は首を横に振る。
「すみません。彼女を最後に見た人が周辺にいなくて…」
「そうか…わざわざすまなかったな。他のところに聞いてみるぜ」
「お力になれず、申し訳ございません」
須田にお礼を言い、ウタたちは保育園を後にする。
「いなくなった場所や状況が分からないんじゃ、『影の追跡者の召喚』は使いようがないぜ。くそっ、邪神め」
歯ぎしりしながら、ウタは悪態をつく。
「まぁまぁ。悪態ついたってどうしようもないぜ。さ、別の失踪者を追ってみようぜ。他に何か分かるかもしれないぜ」
「そうだな。すまねぇ」
牙炎の言葉でウタは気を取り直し、2人は調査を続行するのであった。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

星噛・式
WIZで対応

いつも依頼で怪物や罪人を狩っている彼女、口下手であまり交渉や話術といった方法を苦手とするが実は子供好き

保育士の姿をして子供の多い場所や保育園を中心に囮捜査を行う

もちろん保育園の者等の関係者には事前に説明済み

「人攫いの罪人は許さんが子供とこうして触れ合えるならたまにはこんな依頼もありだな」

子供は無邪気なもので根気よく遊びに付き合ってくれる彼女は子供に人気で数人の子供にまとわりつかれている

ついつい顔が緩み笑顔が見られるがこれでもプロ、一見隙だらけに見えるがどんな状況でも対応できる構えは常にとっている

「囮捜査は危険がつきもの、されど掛かった獲物の行き先はあの世か地獄ってな」


千代月・陽華
では、ここは囮として動いてみようと思います
新人の保育士お姉さんの振りをしてみましょう
ほーら、良い子のみんなー ヒバナおねえさんでございますよー
え? 痴女ではございません。伝統的な巫女装束でございます
え? 横からお尻が見える? そういうデザインでございます

あ、ああ良い子たち! 逃げないでくださいまし! 保護者の方も「見ちゃいけません」とかやらないでください!

……っく、何か大事なものを失った気がしますが、囮を頑張ります
無害な保育士の振りを続けながら子供の声を追ってみましょう
そのうち、件の声真似怪人にたどりつくでしょう
怪人に出会った時のためにユーベルコードはいつでも撃てるように気を付けておきます



一方、囮捜査を行う者たちは、ウタたちとは違う保育園にいた。そこで囮捜査を行っていたのは、2人の猟兵だった。
「人攫いの罪人は許さんが子供とこうして触れ合えるならたまにはこんな依頼もありだな」
1人はクリスタリアンの化身忍者である星噛・式だ。彼女は囮として潜入するために保育園へ事前説明し、新人保育士ということでここにいるのだ。子供は無邪気なもので、根気よく遊びに付き合ってくれる彼女は、子供に人気で数人の子供にまとわりつかれているようだ。彼女はついつい顔が緩み笑顔を見せるが、これでもプロ。一見隙だらけに見えるが、どんな状況でも対応できる構えは常にとっているのだ。
「(囮捜査は危険がつきもの。されど、掛かった獲物の行き先はあの世か地獄ってな)」
子供たちの相手をしながらも、周りの様子を注意深く見ながら、彼女はそう心の中で呟くのだった。
「ほーら、良い子のみんなー。ヒバナおねえさんでございますよー」
もう1人はヤドリガミの化身忍者である千代月・陽華だ。彼女も式と同様に囮としてここに潜入し、新人保育士ということでここにいるのだが…彼女の服装は何というか、その…一言で言えば『エロい』のである。この服装を見た他の猟兵たちは、彼女がこのままの服装で保育園に行こうとした時、一度ストップをかけたほどであった。彼女曰く、『え? 痴女ではございません。伝統的な巫女装束でございます。え? 横からお尻が見える? そういうデザインでございます』…ということらしい。まぁ、そんないかがわしい服装をしているためか、子供たちだけでなく、他の保育士からも距離を取られていた。
「あ、ああ良い子たち! 逃げないでくださいまし! 保育士の方も『見ちゃいけません』とかやらないでください!」
もちろん彼女には悪気や他意はないのだが、これはどうにもならなかった。
「…くっ、何か大事なものを失った気がします」
「それは自業自得だろう」
悔やむ彼女に式は冷静にツッコミを入れる。その時だった。
「…助けて、先生」
彼女たちはその声を聞き逃さなかった。2人は急いで声がした方へと向かう。そこは保育園の裏の方にあるT字型の小路であった。
「確か、こっちの方でしたわね…」
2人が周辺を注意深く調べてみると、羽根が落ちているのを見つけた。
「式様、これってもしかして…」
「ああ。富嶽が言っていた声真似する奴の羽根だろうな。ってことは、ここら辺は奴らの行動範囲ということだな」
猟兵たちはようやく敵の手掛かりを発見したのであった。だが、場所を特定するにはまだ情報が足りない。猟兵たちの調査はまだ続く…。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

久米・茶々
失踪事件……このまま私たちが探さなければ迷宮入りするのかな
とりあえず、そうならないために私たちが精一杯探さないとね!

先に見つけた名前や日時とかの情報を活用してSNSとかで行方を掴めないかな?
あとまだ発覚してない失踪した人も一緒にSNSで探したいね!

もし有力な情報を見つけたら、直接会えそうならコンタクトを取って話を聞きに行くのも良さそうだね!

あと、新聞やネットニュースとかでも情報があれば探しておきたいね!

一緒に活動できそうな人などがいれば協力もするよ!


フィスト・フィズム
【行動:SPD】

失踪事件ね…しかも最近失踪した人についての目撃証言がない、と。
なら信憑性に目を瞑るとしてネットで堺市での短期間に渡る失踪についての噂を探してみるわ。
自前のスマホと【情報収集1】を使用。
大型掲示板を中心にいくつかワードを分けて検索を試みるわ。
主なポイントは
・失踪者が多く出ている地区の詳細
・不審な人物や車の目撃証言
・堺市で最近新興宗教やオカルト集団の動きはないか?
辺りかしら。
誘拐と考えて動いた方が良さそうだから、有益な情報を【第六感2】で探してメモり、他の猟兵達に共有するわね。

…何か嫌な予感がする。夕方、それも目撃証言がない。
集団による拉致の可能性は充分にあるわ。
きな臭いわね。



「…ええ。分かったわ。情報ありがとう。私たちもそれを踏まえて事件や不審者に関する情報を調べてみるわ。何か分かったら、連絡するわ。じゃあ、切るわね」
 ここは堺市にあるとあるネットカフェ。ここでは2人の猟兵がスマホやPC、新聞などで情報を集めていた。
「囮捜査をしていた人たちから連絡よ。ここで敵の手掛かりを見つけたみたい。私たちはそれを踏まえて事件や不審者に関する情報を見つけましょう」
そう言いながら地図を広げて、とある場所を指差したのはドラゴニアンの竜騎士であるフィスト・フィズムだ。
「分かった。じゃあ、私はPCでSNSやネットニュースを見て、調べてみるね」
そう答えるのは、多重人格者の探索者である久米・茶々だ。彼女は早速PCを起動して調べ始める。
「それじゃ、私はスマホで調べてみるわ」
フィストはスマホで情報を探り始める。失踪者が多く出ている地区の詳細、不審な人物や車の目撃証言、堺市で最近新興宗教やオカルト集団の動き、という3つをポイントにして探っていく。すると、彼女の【第六感】が反応するような情報を見つける。
「茶々、これを見て」
彼女は茶々を呼び、とあるものを見せる。それは先週に失踪した堺市の保育士たちの勤務先が纏められた表であった。
「…えっと、表みたいだけど、それがどうかしたの?」
茶々は表を見ても、いまいちピンと来ていなかった。
「普通はそうよね。でも、これは有益な情報よ。今から説明するわね」
そう言ったフィストはペンを持ち、地図の前に立つ。
「まず、ウタたちが聞き込みをしていた保育園の場所はここ。次に式たちが囮捜査をしている保育園はここね」
彼女はペンで次々と失踪した保育士たちの勤務先の保育園や保育所をマークしていく。
「そして、最後にマークしたところを線で繋いでいけば…」
「あっ!」
茶々は地図を驚く。何と、地図上に1つの円が出来ていたのだ。
「これで奴らのおおよその行動範囲が分かったわ。そして、その中心近くに奴らの拠点があるはずよ」
「そうね。それらしい建物や場所を探せば、きっとたどり着けるわ。早速、皆に情報を共有しましょう」
大きな手掛かりを手にした2人は、すぐに他の猟兵たちへと連絡を取り始める。猟兵たちは着実に敵の拠点へと近づきつつあった…。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

デナーリス・ハルメアス
 [POW] で行動します。
 自分の端末をネットに接続し、現場の周りを地図を見ながら歩き回って確かめてみます。
 おっと、歩きスマホは駄目ですよ。

 住民の皆さんに聞いて回りながら、実際に見て建物を調べてみましょう。ポイントは三つ。
 1.人が住んでいない建物があるかどうか。生活の痕跡は見て判断します。窓から中がのぞけるといいな。
 2.覚えのない不審者が出入りしてる場所があるかどうか。子供が多い保育園や小学校の側は要チェックです。
 3.地図に載ってない建物があるかどうか。あるなら失踪事件はかなり事前に計画されていた疑いが強いのです。
 私にとってUDCアースを訪れるのは初めて。色々見て学んでおきます。



フィストたちの情報により、敵の拠点の場所を絞れた猟兵たち。猟兵たちは早速その情報をもとに、それらしい拠点を探し始める。
「え~っと、地図によるとここら辺が、円の中心部分ね」
 スペースノイドのシャーマンであるデナーリス・ハルメアスも拠点を探す1人だ。彼女は立ち止まり、自分の端末をネットに接続して地図を見ながら、現場を確かめる。彼女にとってUDCアースを訪れるのは初めてのことであり、興味深そうに周辺を見回す。
「では、住民に皆さんに聞いてみましょうか」
彼女は周辺に住んでいる住民に聞き込みを開始する。人が住んでいない建物があるか、覚えのない不審者が出入りしてる場所があるか、地図に載ってない建物があるか、という3つのポイントを中心に聞いていく。3人目くらいの聞き込みの際に、遂に有益な情報がもたらされる。
「あ~、見慣れない人や生き物が出入りしている場所なら見たことがあるぞ」
「え、本当ですか?」
そう答えたのは30代くらいの男性で、円の中心部から500mくらいのところに住んでいる人だ。
「ああ。実はここから300mくらい歩いたところに、コンクリートで出来た2階建ての小さな廃ビルがあるんだ。そこにフードを被った奴や翼が付いた化け物みたいな奴が出入りしているのを先週くらいに見かけたんだ。見た感じ物騒だから、今は近づいていないんだけどね」
「良かったら、その場所を教えてもらえませんか?」
デナーリスは男性に場所を教えてもらい、そこへ急行する。
「あれが男性が言っていた建物ですね…」
場所に着いた彼女は建物の周辺を調べる。すると、他の猟兵から報告があった羽根を複数見つける。
「…どうやらここが拠点のようですね」
そう確信した彼女は他の猟兵たちに連絡し始める。いよいよ敵拠点に乗り込む時が来たのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『嘲笑う翼怪』

POW   :    組みつく怪腕
【羽毛に覆われた手足】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    邪神の加護
【邪神の呪い】【喰らった子供の怨念】【夜の闇】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    断末魔模倣
【不気味に笑う口】から【最後に喰らった子供の悲鳴】を放ち、【恐怖と狂気】により対象の動きを一時的に封じる。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


デナーリスからの連絡により、拠点に集まった猟兵たち。彼らは入り口から静かに侵入し、1階を見渡す。1人の猟兵が階段付近で例の化け物の羽根を見つける。それは地下1階へと続いているようであった。彼はバレないように静かに階段を下っていく。そして一斉に地下1階の部屋へと突入する。
「な、何者だ!?」
フードを被った男が猟兵たちを見て、驚くようにそう叫ぶ。しかし、男はすぐに状況を理解する。
「ちぃ、貴様らもあの富嶽とかという仮面の男のように我の儀式の邪魔をしに来たのか!」
男の後ろには儀式用の魔法陣みたいなものが描かれており、不気味に光りを発していた。どうやら儀式の最中のようであった。
「だが、すでに生贄を捧げ、詠唱は終わっている。あの男が妨害してきた時はその最中であったが、今は時間を稼ぐだけで十分だ。行け、翼怪どもよ!」
男の号令により、大勢の『嘲笑う翼怪』たちが猟兵たちの前に立ちはだかる。
「…ねぇ、ボクと遊ぼうよ」
子供の声真似をして、翼怪がそう言う。どうやら奴らを片付けない限り、フードの男の下へ行けないようだ。
焔・牙炎
奇遇だな!!俺も遊びたかったところだ!!

行動
戦闘は常に、『戦闘知識1』を使用
羽がなきゃ、行動を制限できるか?と思い
最初は『嘲笑う翼怪』たちの羽を『ブレイズフレイム』で燃やそうとする
もちろん、火事になると、建物が崩れたらまずいので、気をつける

その後は、敵の攻撃を見切ったり、敵を盾にしつつ、
愛刀の『炎刀:燈火』を使ってどんどん切っていく。

もし、ビビることがあっても勇気を振り絞り、乗り切る


戦闘で使う技能:残像1、属性攻撃3、戦闘知識1、見切り1、敵を盾にする1、勇気1


木霊・ウタ
心情
生贄とは間に合わなかったか
畜生め

翼怪も喰らった子供とか胸糞悪いぜ
灰に変えてやる

手段
ワイルドウィンドを奏で歌い皆を鼓舞しつつ
聖なる調べで断末魔模倣や敵加護を減弱
;コミュ&パフォーマンス&楽器演奏&歌唱&手をつなぐ&勇気&優しさ&破魔

今を生きる人達が未来を築いてく
未来は人の命の重みだ
命を未来を喰らう貴様らを許しゃしねぇ!

Bフレイムも重ねた、破邪の焔を纏う焔摩天を振るう
;鎧砕き&薙ぎ払い&属性攻撃&破魔

その翼や耳障りな口を燃やしてやる
敵防御を確実に弱めつつ破邪の焔が蝕むぜ

さあ踊ってもらおうか
お相手は地獄の焔摩だ

敵攻撃は焔摩天で受けつつ炙ったり
ブレイズの炎のバリアで防御だ
:武器受け&属性攻撃&破魔



「奇遇だな!! 俺も遊びたかったところだ!!」
ついに翼怪たちと猟兵たちが激突し、牙炎が愛刀の『炎刀:燈火』を手にして先鋒として斬り込んでいく。
「生贄とは間に合わなかったか…畜生め。翼怪も喰らった子供とか胸糞悪いぜ。灰に変えてやる」
敵に怒りを剥き出しにしながら、ウタも牙炎に続いていく。翼怪は『組みつく怪腕』を発動して牙炎たちに攻撃を仕掛けようとするが、牙炎は敵の攻撃を見切ったり、または敵を盾にして避ける。ウタは攻撃を武器で受け流し、直撃を避けていく。
「その羽根、燃やしてやるぜ!」
牙炎はそう言って、『ブレイズフレイム』を発動。1匹の翼怪に地獄の炎を命中させ、腕ごと羽根を燃やし尽くす。羽根を燃やされた翼怪は地面へと墜落する。
「おっと、火事にならないように注意しないとな」
牙炎は地獄の炎を消し、墜落した翼怪に愛刀で斬って止めを刺す。
「今を生きる人達が未来を築いてく。未来は人の命の重みだ。命を未来を喰らう貴様らを許しゃしねぇ!」
そう言ったウタは牙炎と同じく『ブレイズフレイム』を発動し、地獄の炎を纏った巨大剣の焔摩天で翼怪を斬り裂く。
「うわぁぁぁー!!」
翼怪たちはただ攻撃するだけでは不利だと悟ったのか、不気味に笑う口から最後に喰らった子供の悲鳴を放って、『断末魔模倣』を発動。耳をつんざくような悲鳴で牙炎たちは一瞬、動きを止めてしまう。
「ちぃ…うるせぇんだよ!!」
ウタは声を発していた翼怪を地獄の炎を纏った焔摩天で一刀両断する。
「その耳障りな口も燃やしてやるよ!」
彼は他の翼怪にも地獄の炎を放って、燃やして黙らせていく。
「少し断末魔にはビビったが、勇気があればどうってことないぜ!」
勇気を振り絞ったことで態勢を立て直した牙炎が、愛刀や地獄の炎を駆使して敵を減らしていく。
「まだだ、こんなところで儀式を阻止されてはならん! 数はこちらが上だ、行けぃ、翼怪たちよ!」
フードを被った男はさらに増援を呼んで、猟兵たちに差し向ける。戦いはまだ続くようだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

フィスト・フィズム
富嶽のあの怪我…そういうわけだったのね!
ともかく、こいつらが保育士さん達を攫ってたのか…ただでさえ色々な意味でハードなお仕事からの帰りを襲って生贄とは良い度胸だわ!

【戦闘】

【UC:鷲獅子よ来たれ】を使用。
テラ(グリフォン)に騎乗しながら、『騎乗(1)』と『戦闘技術(2)』で立ち回りつつ『なぎ払い(2)』でなるべく多くの翼怪にダメージを通すことを心掛けるわ。
こいつら、群れているってことは連携が得意そうね…その点では『第六感(2)』で勘付けそうかしら…?


トゥール・ビヨン
保育士さんを食い物にする怪鳥か。許せないね。
行こう、パンデュール。あいつらを倒して、道を切り開こう!

パンデュールに搭乗して戦闘開始

先ずは敵に取り囲まれないよう、建物の柱などの地形を利用しながら細かく動き敵が塊になって攻撃しやすいよう引きつける【逃げ足】【地形の利用】

攻撃のチャンスが生まれたらパンデュールに搭載したアームドフォートからのフルバースト・マキシマムの集中砲火で敵をまとめて倒してしまおう

残った敵はパンデュールの武器ドゥ・エギールで薙ぎ払って片付けてしまおうか【なぎはらい】

これが、ボクとパンデュールの力だ!



「それにしても富嶽という奴め…まさか仲間を集めて我を追撃するとは。やはりあの時仕留めておくべきだったか」
フードの男が戦況を見ながら、歯ぎしりしてそう言う。どうやら彼は前回の儀式を邪魔した富嶽に恨みがあるようだ。
「(富嶽のあの怪我…そういうわけだったのね!)」
その言葉を耳にしたフィストが、ブリーフィングの時に見た富嶽が左手に包帯をしていたことの理由を確信する。
「ともかく、こいつらが保育士さん達を攫ってたのか…。ただでさえ色々な意味でハードなお仕事からの帰りを襲って、生贄とは良い度胸だわ! 我が友テラよ! この声に応えよ!」
フィストは『鷲獅子よ来たれ』を発動して、自身の身長の2倍はある純白のグリフォンを召喚し騎乗する。
「行きなさい、テラ!」
彼女の命令にテラは鳴いて答え、大きな足や尻尾を利用して翼怪たちをなぎ払っていく。
「行こう、パンデュール。あいつらを倒して、道を切り開こう!」
それに続くのはフェアリーのUDCメカニックであるトゥール・ビヨンだ。彼は全長200cmもある対UDC決戦鎧装の『パンデュール』に搭乗して突撃する。翼怪たちはパンデュールが見た目からして動きが鈍そうに見えたのか、パンデュールへと群がり始める。だが、トゥールは慌てることはなかった。
「(いいぞ、こっちへ来い…)」
彼は、建物の柱などの地形を利用しながら細かく動き、敵が塊になって攻撃しやすいよう引きつけていく。やがて、敵が塊になり、攻撃のチャンスが訪れる。
「今だ。行け、パンデュール!」
彼はパンデュールに『フルバースト・マキシマム』を発動させ、パンデュールからあらゆる武装が翼怪に向けて一斉発射される。塊で身動きがとれなかった翼怪たちが次々と餌食になっていく。奇跡的に一斉発射から逃れたものもいたが…
「逃がさないよ」
逃れた敵はパンデュールの薙刀型の超常武装であるドゥ・エギールでなぎ払われて、駆逐されてしまう。
「これが、ボクとパンデュールの力だ!」
敵を駆逐し、パンデュールの中でトゥールが誇らしくそう言うのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

星噛・式
SPDで対応

「その汚ねぇ声をやめろ。無垢な子供の声は心が洗われるようだが貴様らの声は虫唾が走るぜ」

手首を切り流血させ悪鬼を憑依
させ身体能力を極限まで強化する

「似たような技使うみたいだがテメェみたいな有象無象と一緒にするなよ。踏んできた場数が違うんだよ」

相手も同じように身体能力を強化しているようだが彼女とは質が違う

「大きな力を得て悪に身を落とす者と制御しコントロールする者。前者がお前達で後者が俺さ。力に溺れる奴らに未来はない」

神速で敵の間を舞うようにすり抜け斬りつけていく

「子供を巻き込む罪は重いぜ」



「どうして…どうして、ボクを襲うの…?」
猟兵たちに対して劣勢になっていく翼怪たち。子供の声真似で猟兵たちを惑わそうとするも…
「その汚ねぇ声をやめろ。無垢な子供の声は心が洗われるようだが、貴様らの声は虫唾が走るぜ」
声真似は功を奏さず、ただ猟兵たちを怒らせるだけであった。式は手首を切って流血させ、悪鬼を憑依することにより『降魔化身法』を発動。身体能力を極限まで強化する。
「どうして…どうして、ボクを食ったのさぁぁぁー!!」
式の強化を見た翼怪たちは、呪縛を受ける代償に喰らった子供の怨念を憑依することにより『邪神の加護』を発動。身体能力を強化する。
「似たような技使うみたいだが、テメェみたいな有象無象と一緒にするなよ。踏んできた場数が違うんだよ」
翼怪たちの強化する様子を見た式はそう言い、『結晶塊』を手に突撃する。翼怪たちは彼女に攻撃を加えるが、強化の質が違う彼女はそれらを敵の間を舞うようにすり抜けていく。
「大きな力を得て、悪に身を落とす者と制御しコントロールする者。前者がお前達で後者が俺さ。力に溺れる奴らに未来はない」
そう言った彼女は翼怪たちを次々と斬り捨てていく。
「子供を巻き込む罪は重いぜ」
決め台詞の如く、彼女はそう言い放つのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

デナーリス・ハルメアス
 ついにでましたね、わけのわからない化け物。
 手早く片付け、時間を取らせないようにしましょう。
 さあ、富嶽君の仇、取りますよ!(注:別に死んでない)

 【サモニング・ガイスト】でミイラのような古代の戦士を召喚して化け物を襲わせます。一体の翼怪だけでなくまんべんなく攻撃できるように広く展開させます。
 私は空中戦の技能で天井にぶつからない程度に軽く浮き、戦士たちの肩口あたりから衝撃波で戦士たちを援護します。



「ついにでましたね、わけのわからない化け物。さあ、富嶽君の仇、取りますよ!」
 デナーリスがそう言って、翼怪たちと戦闘を開始する。ちなみに富嶽は死んでおりません。
「さぁ、行きなさい。古代の戦士よ!」
デナーリスは『サモニング・ガイスト』を発動し、ミイラのような古代の戦士を召喚する。戦士は槍や炎を用いて、翼怪たちに満遍なく攻撃していく。
「私からも行きますよ!」
彼女は【空中戦】を利用し、天井にぶつからない程度に軽く浮き、戦士の肩口あたりから衝撃波を放って戦士を援護する。彼女を含めた猟兵たちの活躍により、多勢の翼怪たちはついに駆逐されて、残すはフードの男となる。
「ぬぅぅ…猟兵たちめ。よくもやってくれたな…」
悔しがるフードの男を猟兵たちが取り囲む。
「さぁ、もう逃げ場はありません。観念なさい!」
デナーリスがそう言い放ったその時だった。今まで不気味な光を放っていた魔法陣が、強く光を発し始める。
「な、何なの?!」
猟兵たちは突然の光で目を瞑ったり、手で覆ってしまう。
「お、おおお…!」
フードの男がその隙を突いて、猟兵たちの包囲網から抜け出し、歓喜する。そう。儀式が完了してしまったのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『牙で喰らうもの』

POW   :    飽き止まぬ無限の暴食
戦闘中に食べた【生物の肉】の量と質に応じて【全身に更なる口が発生し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    貪欲なる顎の新生
自身の身体部位ひとつを【ほぼ巨大な口だけ】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    喰らい呑む悪食
対象のユーベルコードを防御すると、それを【咀嚼して】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


強く光った魔法陣から光が消失した時、1体の得体の知れない化け物が現れる。特徴としては大きな口が複数ある。恐らく富嶽が言っていた邪神の『牙で喰らうもの』であろう。
「おお…邪神様よ! 我の命を代償とし、我の望みを叶えたまえ!」
そう言ったフードの男が邪神の前に出る。すると、邪神はフードの男を食らい始める。肉が斬り裂かれる音、骨が砕ける音。音が止んだ頃には男の姿はもうなかった。邪神はまだ足りないのか、猟兵たちが倒した翼怪の死体も食らい尽くす。やがて邪神は猟兵たちの方へと振り向き、咆哮する。決戦の時が来たのだ。
フィスト・フィズム
【行動:POW】
こいつがその邪神…!
これは一刻も早くどうにかしなきゃね。

トリニティ・エンハンスの炎の魔力で攻撃力を増加。
こいつは一撃一撃がシャレにならなそうだから、【見切り1】と【第六感2】を積極的に回避に応用していくことにするわ。
攻撃には【属性攻撃2】と【2回攻撃3】を多用。
攻撃は欲張らないよう、一撃当ててのヒットアンドアウェイ戦法でいくわ。

……儀式がこうして成功したってことは、最後にこいつらに攫われた坂田さんは、もう……。
でもいいわ!これは彼女も含めて貴方達の犠牲になった保育士さん達への弔い合戦よ!


星噛・式
SPDで対応

ミラージュを使い自分と同じ強さの分身を結晶から生み出す

2人同時に走り出し怪物の周りを舞うように駆け抜け翻弄する

「「そのでっかい口で食ってみろよ。当たれば俺も終わりさ。だが外した時はお前が終わりさ」」

分身と本体、見分けが付かないように細部まで同じで同時に話している

知性を持たない怪物には見分けるのは難しいとも考える

また、"ダッシュ"により彼女達のスピードは速くまさに神速、それに加えて"見切り"により怪物の攻撃全て見えるほどの動体視力があった

怪物が片方を攻撃しようとするともう片方が仕留めにかかる

「「硬い体してんな。まぁじっくりやらせてもらうぜ」」



邪神の咆哮を聞いただけで、その強さを感じ取った猟兵たち。それでも、退くわけにはいかない。今が邪神を討てる一番の好機なのだ。
「こいつがその邪神…! これは一刻も早くどうにかしなきゃね」
フィストは『トリニティ・エンハンス』を発動し、炎の魔力で攻撃力を強化する。邪神はすぐさま大きな口を開いて、フィストに襲い掛かる。
「くっ…!」
フィストは自身の第六感で相手の動きを感じ取り、動きを見切って紙一重で避ける。あの大きな口に噛まれたら、ひとたまりもないだろう。
「(儀式がこうして成功したってことは、最後にこいつらに攫われた坂田さんは、もう…でも、いいわ! これは彼女も含めて貴方達の犠牲になった、保育士さん達への弔い合戦よ!)」
彼女は心の中でそう決心し、仇を取る為に勇敢に立ち向かう。炎の魔力を纏わせた武器で素早く2回攻撃を繰り出し、敵が攻撃する動作を見せたら、すぐに退いて距離をとる。いわゆるヒットアンドアウェイ戦法だ。彼女は地道にそれを繰り返し、邪神に傷を増やしていく。
「さて、俺もそろそろ行くぜ」
そんなフィストに続いたのは式であり、彼女は『ミラージュ』を発動し、赤水晶から分身を出現させる。そして彼女は分身と同時に走り出し、邪神の周りを舞うように駆け抜けていく。
「そのでっかい口で食ってみろよ。当たれば俺も終わりさ。だが外した時は、お前が終わりさ」
彼女は走りながら、分身と本体の見分けが付かないように細部まで同じで同時に話し、邪神を惑わす。邪神に知性はない。ただ目の前の獲物を食らうことだけを考えている。邪神は本体か分身も分からずに、目の前に来たものを食らおうと襲い掛かる。
「おっと!」
襲い掛かれた方は持ち前の足の速さと相手の動きを見切る動体視力で、その攻撃を避ける。
「こっちががら空きだぜ!」
その隙に攻撃されなかった方が攻撃を仕掛け、邪神に傷をつける。だが、致命傷には至らなかったようだ。
「硬い体してんな。まぁ、じっくりやらせてもらうぜ」
彼女はそう言って武器を構えなおし、再び駆け出す。戦いはまだ始まったばかりだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

木霊・ウタ
心情
呼ばれてきたとこ悪ぃけど
さっさと帰りやがれ
この世界をてめぇに喰わせやしねぇぜ

手段
Wウィンドを奏で歌い鼓舞しつつ
破邪の音色で邪神を減弱させる
聖なる調べは効くだろ?
;コミュ&パフォ&演奏&歌唱&手をつなぐ&勇気&優しさ&破魔

サウンドオブパワーも行くぜ
音楽は、歌は
心の叫び、魂の雄叫びだ
この世界を、皆を、未来を守るという想いを込めて歌いあげるぜ
この世界の未来は今を生きる命のものだ
てめぇに渡しゃしねぇぜ!

焔摩天でぶっ飛ばすぜ
;鎧砕き&薙ぎ払い&属性攻撃&破魔

口は焔摩天で防御しつつ破邪の炎で炙るぜ
:武器受け&属性攻撃&破魔

踊ってもらうぜ
相手は地獄の焔摩だ

事後
是までの犠牲者へ手向けとして鎮魂曲を奏でる


焔・牙炎
手を付けられなくなる前にさっさと倒さなきゃな!

手持ちの『炎手裏剣:紅蝙蝠』で牽制しつつ、
近づいたら、『ブレイズフレイム』を纏った『炎刀:燈火』で切っていく。
もちろんチャンスがあれば、どんどん燃やし、切りまくる。


戦闘で使う技能:残像1、属性攻撃6、2回攻撃1、鎧砕き1、戦闘知識2、見切り1、生命力吸収2、投擲2、勇気1



「呼ばれてきたとこ悪ぃけど、さっさと帰りやがれ。この世界を、てめぇに喰わせやしねぇぜ」
猟兵たちが邪神との戦闘を本格的に始めた頃、ウタが『サウンドオブパワー』を発動し、その場にいる猟兵たちを自身の歌声で強化していく。
「(音楽は…歌は…心の叫び、魂の雄叫びだ。この世界を、皆を、未来を守るという想いを込めて歌いあげるぜ。この世界の未来は、今を生きる命のものだ。てめぇに渡しゃしねぇぜ!)」
彼のこの世界の未来、今を生きる命を想う歌声が、猟兵たちの心へと響いていく。
「ああ…そうだな。あんな化け物に、この世界を蹂躙させるわけにはいかない。手を付けられなくなる前に、さっさと倒してやるぜ!」
ウタの歌声に共感した牙炎は戦闘能力を強化される。彼はまず、手持ちの『炎手裏剣:紅蝙蝠』で牽制を仕掛ける。投げた瞬間に手裏剣が炎に包まれて、飛んでいく。手裏剣を見た邪神は、それを炎に包まれているにもかかわらず、大きな口で一飲みする。
「げっ…あいつ、俺の手裏剣を飲みやがった…。けど、十分に近づけたぞ!」
彼は投げた手裏剣が一飲みされたことに若干ショックを受けたものの、邪神が手裏剣に気を取られているうちに剣の間合いまで近づき、『ブレイズフレイム』を発動。地獄の炎を『炎刀:燈火』に纏わせて、邪神を斬りつける。その攻撃で邪神が先ほど飲んだ手裏剣を吐き出し、手裏剣は紅の蝙蝠となって牙炎のところに戻ってくる。
「俺も続いて行くぜ!」
牙炎の攻撃に続くように、猟兵たちを強化し終えたウタが『焔摩天』を手にして、邪神に斬り掛かる。鎧を砕くような巨大剣の薙ぎ払いの一撃が、邪神に直撃する。破魔と属性攻撃の力も相まって、邪神は苦痛の叫びを上げる。
「よし、今がチャンスだ!」
直撃を受けて動きを止めた邪神に対して、牙炎は追撃を仕掛ける。無論、ウタも同様に仕掛けていく。しかし、邪神は痛みに耐えながらも大きな口を開いて反撃する。
「そんな攻撃じゃ、俺は食らえないぜ」
ウタは『焔摩天』に破邪の炎を纏わせながら、攻撃を受け流す。牙炎は動きを見切って、間一髪で避ける。状況は猟兵たちの優勢で動いているものの、まだ油断できないようだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

千代月・陽華
無数の口をもった魔物とは、大変恐ろしゅうございます。
その無駄な口をふさぐため、その辺の粗大ごみを詰め込んでやりましょう
穴が開いて生臭い生ごみ、不法投棄された冷蔵庫、止めにファミリーレストランから廃棄さてる、フードロス食品を町中からかき集めて、アブビリオンの口にねじ込み、窒息死を狙います。
まだしぶといなら、ユーベルコードをてきとうにぶっぱしておきましょう

あなたは、ゴミの山に埋まっているのがお似合いでございます
オブビリオンが息絶えたら、ダンボールに詰め込んで夢の島送りにします。
そのまま、もらされておしまいなし。



「あれが今回のボスですか。無数の口をもった魔物とは…大変恐ろしゅうございます」
 猟兵たちと邪神の激闘が続く場所に、陽華が到着する。
「ですが、私には策がございます。これでも食らいなさい!」
そう言って彼女が投げたのは、何と不法投棄された冷蔵庫や穴が開いて生臭い生ゴミなどのゴミ類であった。どこから持ってきたのかはさておき、彼女はそれを邪神の口に詰め込み、口を封じて窒息死させるのが狙いだった。邪神は当然、それを大きな口で飲み込む。陽華は次々とゴミを放り込んでいくが、邪神は窒息死する気配を見せなかった。むしろ生ゴミなどに混ざっていた生物の肉により、口を増やしていく。恐らく『飽き止まぬ無限の暴食』による力であろう。この行為が無駄だと悟った陽華は、すぐに攻撃へと切り替える。
「甦れ、嵐の大蛇龍!! 全て吞み喰らい、荒魂の神威を示せ!! 顕現せよ、嵐の禍!!」
彼女は『荒魂・天叢雲』を発動し、武器から魔力が解放され、嵐の顕現たる水と風と雷の三重属性の魔力で構成された龍が邪神に襲い掛かる。龍は邪神の身体の一部を食らい、消失させる。邪神は痛みで苦痛の叫びを上げる。
「あなたは、ゴミの山に埋まっているのがお似合いでございます」
陽華はそう言って、武器を構え直す。邪神は傷を負いながらも、まだ倒れる様子はなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

デナーリス・ハルメアス
邪神を信奉するなんて……
あまりにも愚かです。私のように真なる神に対して信仰はささげるべきでしょう。
愚かな神の偽物に死の裁きを。

ここは有利な状況をさらに有利にするよう動きましょう。
ドラゴンファイア・バーストを使います。しかし、防御されるとまずいことになるので、わざとそらし、横に着弾させて自分の強化に使います。
その後は『秘められし黄昏』を構え、二回攻撃での援護射撃。
「さあ、あと一息です、皆さんで力を合わせましょう!」



「邪神を信奉するなんて…あまりにも愚かです。私のように真なる神に対して信仰はささげるべきでしょう。愚かな神の偽物に死の裁きを」
 そう言ったのはデナーリスであり、彼女は知識と記憶を司るとある神を祀る巨大なスペースコロニーの都市部にある神殿の巫女。彼女にとって、邪神は信仰するべきでない邪悪な存在だ。彼女はそれを断罪すべく、『ドラゴンファイア・バースト』を発動する。
「世界を隔てるヴェールを切り裂き、来たれ竜神の炎。……降りてこい!!」
彼女の詠唱により、黒い竜神の炎が召喚される。それを見た邪神は大きな口を開いて飲み込もうと待ち伏せる。
「(やはりそう来ましたか…)」
飲み込んで防御するかもしれないと読んでいたデナーリスは、わざと炎を邪神の横に着弾させる。着弾した場所に黒い炎が絨毯の如く広がり、彼女はすぐにその上に立つ。実はこの炎は戦闘力を高める力があるのだ。
「行きますよ」
戦闘能力が強化された彼女は己の武器である魔導書の『秘められし黄昏』を構え、邪神に連続魔法攻撃を加える。
「さぁ、あと一息です。皆さんで力を合わせましょう!」
邪神に引き続き攻撃を仕掛けながら、彼女は他の猟兵たちをそう鼓舞するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

エウトティア・ナトゥア
SPD使用

どこの神か知らぬが、この世界にお主の場所はありゃせん。
はよ去ぬるがよいわ。

アイテム:【巨狼マニトゥ】【手製の短弓】「ダッシュ」「迷彩」「地形の利用」「忍び足」使用

まずはマニトゥに牽制攻撃をお願いするかの。
マニトゥ、すまぬが「一駆」けして彼奴の気を引いてくれんかの?無理はしなくてよいでな。
彼奴の気が逸れているうちに、わしは「備品や柱等に隠れ」機会を伺うのじゃ。

《緋色の線条》発動「援護射撃」「破魔」「祈り」使用
よし、今じゃ。
(矢を番え「破魔」の「祈り」を載せて射る)
邪神よ、我が破魔の一矢受けるがよいわ!
精霊よこの矢に宿り、赤き光芒となりて彼奴を貫け!



「どこの神か知らぬが、この世界にお主の場所はありゃせん。はよ去ぬるがよいわ」
 巨狼マニトゥを引き連れて手製の短弓を構えながらそう言ったのは、キマイラのビーストマスターであるエウトティア・ナトゥアだ。新たな増援に邪神は、警戒するように唸り声を上げる。
「マニトゥ、すまぬが一駆けして彼奴の気を引いてくれんかの? 無理はしなくてよいでな」
邪神の動きを見たエウトティアはマニトゥにそう指示し、牽制攻撃させる。その間に彼女は柱の陰に隠れて、『緋色の線条』を発動する。
「精霊よ我が身に宿るのじゃ。共に赤き光芒となりて駆け抜けようぞ!」
自身に高密度の紅い精霊力を纏わせ、高速移動と崩壊の概念の放射を可能とした彼女は、いつでも矢を放てるように構えて好機を伺う。
「………」
指示通りに邪神に攻撃を仕掛けていくマニトゥ。しかし、牽制のため、決定的な一撃はない。だが、マニトゥの攻撃はエウトティアにとって十分な好機を与えるのだった。
「よし、今じゃ」
彼女は柱の陰から身を乗り出し、矢に破魔の祈りを載せながらそれを番える。
「邪神よ、我が破魔の一矢受けるがよいわ! 精霊よこの矢に宿り、赤き光芒となりて彼奴を貫け!」
そう言った彼女は矢を放ち、見事邪神に命中させる。破魔の祈りと崩壊の概念が合わさった攻撃が効いたのか、邪神は身悶える。邪神の最後は確実に迫って来ていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

トゥール・ビヨン
最後の戦いだ

こいつを倒して、全て終わらせよう

いくよ、パンデュール!

パンデュールに搭乗して戦うよ

先ずは敵の口に最大限注意を払いながら武器受けと盾受けで攻撃をいなし、その間パンデュールの戦闘知識で敵の動きを分析していく

敵がこちら食らいつこうと大きく口を開いた瞬間を狙い、そこへ飛び込むように接近
そして、ドゥ・エギールでのプログラム・ジェノサイドの攻撃で敵を内からズタズタに引き裂いてしまおう

咀嚼される前なら、中の方が防御も弱いし、攻撃を防がれる心配も無い

パンデュールならもし間違っても生物の肉として食べられることは無いからね

……ふう、でもやっぱりちょっと恐かったかな



 猟兵たちと邪神の激闘。その戦いは、終局を迎えつつあった。
「最後の戦いだ…こいつを倒して、全て終わらせよう。いくよ、パンデュール!」
超常機械鎧『パンデュール』に搭乗したトゥールが、勇ましく邪神の前へと出る。それに対して邪神は傷だらけの体を無理矢理動かし、迎撃する。トゥールは冷静に攻撃を受け流しながら、パンデュールの分析プログラムを利用し、邪神の行動パターンを解析していく。解析が進むごとに、邪神の攻撃が当たらなくなり、業を煮やした邪神は大きな口を開いて食らいつこうとする。
「(それを待っていたよ…!)」
その行動を狙っていたトゥールはすかさずパンデュールを口の中に飛び込ませる。邪神の大きな口はパンデュールの半分以上を飲み込み、邪神はそのまま咀嚼して完全に飲み込もうとする。だが、それが邪神の死の運命を決めたのだった。
「プログラムド・ジェノサイド…起動!」
トゥールはパンデュールの『プログラムド・ジェノサイド』を邪神の口内で発動し、装備の1つである双刃『ドゥ・エギール』で邪神の体内をズタズタに切り裂いていく。最後の悲鳴を上げながら邪神は内部から切り裂かれていき、パンデュールが体内から出たと同時に倒れる。無残にも切り裂かれた体は光となり、消滅する。
「パンデュールならもし間違っても生物の肉として食べられることは無いから、大丈夫かなと思ったけど…やっぱり、ちょっと恐かったかな」
無事に体内から脱出できたトゥールは、苦笑いしながらそう言う。ついに邪神は猟兵たちによって討たれ、堺市の失踪事件に終止符が打たれたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月16日


挿絵イラスト