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エンパイアウォー㉔~情報こそ力

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー

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「信州上田城の攻略、お疲れ様。
 みんなよくやってるねぇ、にひひ……。」
 上機嫌でパイプを燻らせながら、ニャルラは猟兵達を迎え入れた。
「ここでみんなを呼んだのは、訳があってね。
 信州上田城から上杉軍は逃げ出したわけだけど、主力は関ヶ原にいるのさ。
 つまり、本拠地である……えーと、越後? はがら空きってわけだ。
 本拠地の春日山城ってのは、まーなかなか頑丈な城塞でね……普通なら、そこを狙おうとは思わないね。
 けど、今なら少数の兵しかいない。
 ……攻め時、ってやつさ。」
 にひひ……と笑いながらグリモアを起動すると、春日山城へ至る道の光景が広がった。
「君らには、この場所を襲ってもらいたい。
 ここには、この城の事を調べていた妖狐の忍び達が10人ほどいるのさ。
 今、この子達は魍魎に憑りつかれていてね……どうも、侵入者へのトラップか何かにやられたらしい。
 君たちには、その魍魎を引っぺがしてもらいたい。
 憑いてる魍魎のせいで、近くにいる者を無差別に襲う殺戮者になってるのさ。
 なに、難しいことはないよ、聖職者や魔力を扱う者たちなら憑き物落としは得意だろう?
 浄化とかが得意じゃないなら、手加減して殴ってあげなよ、意識を失えばそれで大丈夫なはずさ。
 とはいえ、まぁまぁ鍛えられた忍び達だからね、油断だけはしないでくれよ?」
 そう言ってゲートを開くと、道の先にふらふらと立つ忍び達が見えてきた。

 ゲートをくぐる猟兵達へ向け、ニャルラが紫煙を吐きながら呟いている。
「ここで君たちがあの子達を開放すれば、何か新しい情報が手に入るかもしれない。
 今、この城へほかのグリモア猟兵達も君たちの仲間を送り込んでいるが、一番欲しいのは上杉謙信の掴んでる情報さ。
 あいつは儀式魔術【Q】の事も知っている……気にならないかい?」
 楽しそうに笑うニャルラを残し、猟兵達は忍び達と対峙した。


ヨグ
 ヨグです、戦争シナリオ第4弾、春日山城の戦いをお送りします。
 このシナリオに成功する事で、春日山城の攻略度が5%づつ進みます。攻略度が100%になると、春日山城を制圧する事が出来ます。
 
 ※なお、思わせぶりなことをグリモア猟兵が言っていますが、リプレイではその重要な情報を描くことはありません。
 春日山城を制圧して調査を行った結果、重要な情報や特別なアイテムが手に入る可能性があります。

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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 集団戦 『魍魎に憑かれし女忍』

POW   :    魍魎呪術・狂化
【魍魎に狂わされて狂戦士】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    魍魎呪術・降魔化身法【偽】
【魍魎におぞましき呪いを流し込まれ】【全身の傷口から血を噴き苦しみ悶えながら】【恐るべき力】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    魍魎呪術・殺戮変化
【魍魎によって強制的に高速殺戮形態】に変形し、自身の【只でさえ消耗しきっている気力・体力】を代償に、自身の【攻撃力と敏捷性即ち殺戮効率】を強化する。

イラスト:すねいる

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アウル・トールフォレスト
(※好きにお任せします)
取り憑いているものを引き剥がせばいいんだね?
任せて!わたしこう見えて聖者だから!

【魅了・蠱惑坩堝】を使用
周囲一帯、辺り一面に蜜を広げて、確実に命中するように…(範囲攻撃、誘惑)
攻撃には全身を覆う苔植物で防いだり、単純に我慢したり(オーラ防御、勇気)
兎に角、魅了できるまで蜜を出し続けるよ

動きが鈍れば蔓植物にも手伝ってもらって、一人づつ捕まえていく。そうすれば後は簡単
”聖痕”で身体から追い出して(破魔)
”刻印”で存在を捕食する(生命力吸収)

終わった後は【生まれながらの光】ですぐに傷を癒やしてあげる
きつねさん達は悪い人じゃ無いんでしょう?なら大丈夫
間違って食べたりはしないから


氷川・権兵衛
何てことだ、彼女達を救わねばならない...悲しいことに、私には浄化という手段がない。

きっと他の猟兵達が忍衆を解放してくれるはずだが、魍魎に身体を酷使された故に治療が必要なはずだ。UC『緊急治療』と【医術】を駆使して彼女らの治療を行おう。彼女らも手練れ、きっと力になってくれるはずだ。

だが、治療中に邪魔をしてくる輩がいるかもしれん。その時は散弾麻酔銃で【気絶攻撃】を試そう。気絶しないのなら、手荒だが他の猟兵の方へ【吹き飛ばし】を乗せた蹴りをして、治療中の忍衆を守ろう。

怪我人の回収が出来ない状況なら、【動物使い】と【追跡】で『猟犬部隊』に回収させよう。

「さあ、傷を見せたまえ。貴殿はまだ闘えるか?」


メンカル・プルモーサ
…ふむ、魍魎に憑かれてる…確かにこのままだと危ないね…
…無理矢理動かされてるなら体への負担もかなりの物だろうし…

…まずは【世界鎮める妙なる調べ】で女忍を眠らせようと試みるよ…
これで眠れば良し…
…耐えるようであればオーラ防御で女忍者の攻撃を凌ぎつつ次の手…
【尽きる事なき暴食の大火】を魍魎のみを燃料にするように設定して女忍者にぶつけ、魍魎だけを焼き尽くす事で救出しよう…
…女忍者達が魍魎から解放されたら医療製薬術式【ノーデンス】で治療をするよ…鍛えてるとは言え、魍魎に操られてた時のダメージがありそうだからね…


月凪・ハルマ
まだ、助けられるんだな?なら―

◆SPD

とはいえ、俺は魔法とかそういう系の業は
あまり得意じゃないんだよな……
なので申し訳ないけど、気絶させる方向でいかせてもらおう

無為に時間を掛ければ、彼女達の負担が増すだけだ
【瞬身】を使用して、なるべく短時間で決めにいく

【早業】で常に全速行動
敵の攻撃を【見切り】、あるいは【武器受け】でいなし、
懐に飛び込んだ後、魔導蒸気式旋棍で顎を打ち抜く
それでも気絶しなければもう一撃(【2回攻撃】)

【暗殺】の知識も利用して、逆に相手のダメージが
最小限になる様に努力してみよう

無事に救出出来たら携帯式医療キットと【医術】で手当を行う

手荒な真似をして、ホント申し訳ありませんでした……


霧島・絶奈
◆心情
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」ですね
故に諜報が重視され、敵方も乱波を飼っているわけです

◆行動
『暗キ獣』を使用

敵の強みは速力ですから其れを封じるべく、包囲陣による集団の圧力を強めます
包囲した内側に向けた槍衾…まるでアイアンメイデンですね
同士討ちすら厭わずに槍衾で攻め立て、槍の死角は屍獣達に埋めさせます

私は【目立たない】事を活かし軍勢に紛れて侵攻
【罠使い】として腕を揮い、特に機動力を奪う類の罠を設置
敵の機動力を奪えれば軍勢による掃討の効率も上がるでしょう

加えて【二回攻撃】する【範囲攻撃】で【マヒ攻撃】【精神攻撃】を行い敵に【恐怖を与える】

負傷は【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復


クラウン・アンダーウッド
アドリブ・連携歓迎

「情報を制する者は戦いを制す」っていうからね。是非とも彼女達を救おうじゃないか♪

10体のからくり人形と共に【空中浮遊】【空中戦】による空中機動で戦闘を開始する。

投げナイフを【投擲】し【フェイント】を交えた【怪力】による格闘を行い相手を翻弄する。相手の【情報収集】を行い【オーラ防御】【拠点防御】で攻撃を防ぎ、危険な攻撃は【第六感】で回避しながら魍魎の核を掌握する。

隙を見て相手を複数のからくり人形をもって拘束、UCの最大出力で人形諸共相手に憑りついている魍魎の核を中心に業火で包み込む。

心身を健常な状態まで癒す炎は、傷害となる事象をも燃やす業火だからこんな魍魎浄化するのに訳無いさ!


ドゥルール・ブラッドティアーズ
【グロNG・WIZ】
死霊を愛する私でも
他人の体を使い潰す魍魎は愛せないわね……

今回は他の猟兵との共闘も視野に入れて
操られた妖狐達を助けるわ

『愛の想起・花と鳥の小夜曲』で
魍魎の殺戮変化による強化を無効化しつつ
歌に込められた【呪詛】で魍魎どもの精神を蝕み
動きを鈍らせるわ

肉体を傷つけないとはいえ
妖狐達の精神も長くは持たない

私の戦闘力も上がるから、強化されたスピードと
包帯の【ロープワーク・早業】で妖狐達を拘束し
光の【属性攻撃】で浄化!

上手く行ったら
妖狐達の傷から流れる血を舐め取り
包帯で手当てするわ

ハーミア:ルル、胸とか太腿とか触りすぎ~♪
アルル:血の出てない所も舐めるの~?

う、煩いわね。役得よ、役得!



「何てことだ、彼女達を救わねばならない……悲しいことに、私には浄化という手段がない。」
「大丈夫です。俺も魔法とかそういう系の業は、あまり得意じゃなくて……。」
 頭を抱えて嘆く、壮年の人狼の氷川・権兵衛(狼頭の生物学者・f20923)を励ますように、肩に手を置きながら月凪・ハルマ(天津甕星・f05346)は声をかけていた。
「申し訳ないけど、気絶させる方向でいかせてもらうよ。」
「うむ、そうなれば私の出番だ。魍魎に身体を酷使された故に、治療が必要なはずだ。」
 二人とも魔術などには詳しくはないが、人の身体に対する知識は人一倍多い。
 生物学者でもある氷川は身体を治すため……そして、どこを狙えば身体が壊れるかをよく知る月凪。
 暴れる患者を生きて捕えて治す、最良の組み合わせである。

 そんな二人の後ろから聞こえてくるのは、年下の女の子の声。
「取り憑いているものを、引き剥がせばいいんだね?」
「……そう、ね。……そのままだと、彼女たちも危ないからね……。」
 忍び達を指さしながら聞く、大きな女の子のアウル・トールフォレスト(高き森の怪物・f16860)と、それに答えるのは普通の人間の女の子のメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)。
「……無理矢理動かされてるなら、体への負担もかなりの物だろうし……。」
 魔術師らしく、冷静に忍び達の状況を分析するメンカルに、
「任せて!わたしこう見えて聖者だから!」
 胸を叩いて返すアウル。
 憑き物落としとしては、最良の組み合わせだ。

「『彼を知り己を知れば、百戦殆うからず』ですね。故に諜報が重視され、敵方も乱波を飼っているわけです。」
「うん、その通りだね♪ 『情報を制する者は戦いを制す』っていうからね。」
 こちらは、今回の作戦に思うところのある二人。
「ええ、ですから……彼女らの持つ情報は、何としてもほしいところです。」
 異端の神々の一柱である霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は、舌なめずりをするように忍び達を見渡し、
「そのためにも、是非とも彼女達を救おうじゃないか♪」
 クラウン・アンダーウッド(探求する道化師・f19033)も、楽し気に操り人形を弄びながら応えた。
 情報という武器を求めて……猟兵達の戦いが幕を開ける。

「ウゥ……テ、敵カ!」
「そうだよ! ほら来て!」
 真っ先に突っ込んでいったのはアウル。
 バイオモンスターである彼女の巨体に、忍び達は憑いている魍魎に操られるままに襲い掛かる。
 忍び達の飛び蹴りが、アウルのガードした腕に突き刺さる……が、そこから響くのは液体に湿った音。
「コ、コレ……ハ。」
「甘ぁい夢を見よう?」
 植物の化身であるアウルの腕に、いつの間にか苔が生えていた。
 そこから漂う、強く甘い匂い……消耗した身体には、最高の食べ物である。
 魍魎に無理やり動かされている忍び達だったが、本能には逆らえずに動きが一時止まる。

「さぁ、これで逃げ出せませんよ。」
 途端に忍び達を囲う、内側へ向いた槍衾の壁と屍獣の群れ。
 霧島の破壊衝動に任せて生み出されるそれは、決して逃がさぬという意識の表れ。
「よし、じゃあ……眠っててもらおう。」
 続けてメンカルの眠りの魔術が、忍び達を襲う。
「グ……ガアアア!」
 しかし……憑いている触手がわななくと暴れだし、内に留めようとする屍獣を殴り飛ばす忍び達。
 一瞬『?』を頭の上にあげたメンカルだったが、すぐに気が付いた。
「……あぁ、魍魎が起こすのか……消耗した体を、無理やり。」

「困ってるようね!」
 後ろからかけられた声に振り向くと、1人と2匹……ハーピーとアルラウネを連れて立っている、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)の姿。
「さぁ二人とも! 妖狐達に憑いてる魍魎を弱めなさい!」
「「あいあいさ~♪」」
 と続けて、聞くものに心地良さを覚えさせる歌声が響く。
「グウゥゥ……。」
 忍び達の唸り声と共に、彼女らに憑いた触手の動きが鈍り……囲む屍獣への攻撃の手が止まる。

「さぁ、後は捕まえるだけよ!」
「よし、ボクに任せてくれよ!」
 軽い身のこなしで槍衾の上を跳び、操り人形を投げつけて縛り上げるクラウン。
 素早く跳びまわりながらも、その目は忍び達に憑りつく魍魎の姿を捉えていた。
「ク、コノ!」
「……そのまま頼む。」
 操り糸に動きを止めた忍びに向け、氷川の麻酔散弾銃が放たれる。
 そんな二人の連携に昏倒させられるものもいれば、
「ああ、俺の出番だ!」
 その声が聞こえたと見るや、忍び達の横に移動して現れた月凪。
 すぐ横に立つ忍びが反応する間もなく、魔導蒸気式旋棍を顎に叩きつけて昏倒させていた。
 しかし、手の届く範囲に現れた月凪に殴り掛かる、ほかの忍び達。
「ク、邪魔ヲ……アァ!?」
「……かかりましたね。」
 しかし、気配を消していた霧島の仕掛けた括り罠に足をとられ、
「眠っていてくれ!」
 月凪の棍に殴られ、昏倒していく。

 そして、アウルから伸びた蔦が、意識を失った忍び達の身体を包んでいく。
「これで……。」
 蔦に現れた聖痕の力に当てられ、魍魎の姿が浮き上がる。
「……後は、焼くだけね。」
「ああ、その通り! ここを集中的にやっていこう!」
 クラウンの操り人形が差し示す場所へ、意識を集中しながら魔術を発動するメンカル。
「貪欲なる炎よ……灯れ、喰らえ。汝は焦熱、汝は劫火。……魔女が望むは、灼熱をも焼く終なる焔。」
 魍魎のコアとなる部分、それを燃やす魔術の炎。
「心身を健常な状態まで癒す炎は、傷害となる事象をも燃やす業火! だからこんな魍魎浄化するのに訳無いさ!」
 さらに、クラウンの生み出す炎が加わり……炎が消えた後には、傷ついた忍び達だけが残されていた。

「よし、私の出番だな。さあ、傷を見せたまえ。」
 生き生きとした様子で、比較的傷の多い忍び達をてきぱきと治療を施していく氷川。
「君に大きな傷は無いな、簡単な止血で何とかなりそうだ。」
 傷の説明を丁寧に伝えていく。
 忍び達の意識がないため返事はないが、その言葉の力に忍び達の血色が戻っていく。
「……この薬も、つけてあげて。」
「解った、助かる。」
 さらに、メンカルの治療術式『ノーデンス』が症状に合わせて薬を生み出し、それを受け取った月凪が治療していく。

「胸とか太腿とか触りすぎ~♪」
「う、うるさいわね! 役得よ役得!」
 忍びの一人に包帯を巻いてるドゥルールが、連れてきた仲間の子達にたしなめられる声も聞こえるが……大体の忍び達の治療が終わった頃。
「う、うーん……。」
「あ、目が覚めたね!」
「ひ!?」
 自分を覗き込む、大きな少女の顔に思わず悲鳴を上げる忍びの一人。
 その様子に、アウルは怖がらせぬよう笑顔を返し、
「きつねさん達は悪い人じゃ無いんでしょう? なら大丈夫。」
「ほ、本当……?」
 そして、一番の笑顔で答えた。
「うん、間違って食べたりはしないから!」
 ……体力が切れたのか、忍びの一人の意識がまた途切れた。

「手荒な真似をして、ホント申し訳ありませんでした……。」
「いえ、だいじょうぶです。むしろ、救っていただけたこと、感謝します。」
 改めて意識を取り戻した忍びの者たち。
 手を上げたことを謝る月凪に、同じように頭を下げる忍び達。
「さて……ひとまず幕府軍に合流しましょうか。あなた方が春日山城で見知ったことを、報告してもらわなくてはなりませんし。」
「なによりも、体も癒さないといけないからね。」
 霧島とクラウンの言葉に素直に従う彼女らを、連れて帰ることとなった。

 彼女らのもたらす情報が、この大戦の行方を分けることになるか……それはまだ、解らない。
 しかし、確実に言えることがある。
 猟兵たちは、彼女たち忍びの者を一人の犠牲を出すこともなく、救出できたのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月12日


挿絵イラスト