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エンパイアウォー㉔~押し込み猟兵

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー

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「ひとまず前哨戦も片付いたらしいな。お疲れさン」
 首を回しながら言うグリモア猟兵の我妻・惇、そのまま十数秒の間をおいてから。
「おッし休憩終わッたな、次の説明始めンぞ」
 理不尽。

「次は関ヶ原で大いくさの予定らしいが、その前にもォ一遍、城攻めと行かねェか」
 信州上田城の上杉軍を早期に撤退させた事で、上杉軍主力が越後から関ヶ原に向けて移動を開始した事を察知することができた。そのため、上杉軍の本拠地である堅城、春日山城が手薄になっていることが判明したのだ。
 この城を攻略する事ができれば、上杉軍に大きな打撃を与える事が出来るかもしれない。さらに制圧して調査する事が出来れば、信長軍に関する重要な情報を得たり、特別な物品を手に入れる事が出来るかも。
「偉いさンの本拠地となりゃなンかしら見つかンだろ。どォだい、ちょっとお邪魔してお宝探しッてなァ?」

 もちろん手薄と言っても、空っぽというわけではない。城外を警備する防衛部隊もきちんと編成されており、戦闘は避けられないだろう。
「相手は面付きの浪人みてェなヤツで、見えた限りだと…ひぃ、ふぅの…十くらいなもンだな」
 自我を持たず淡々と、ただ命を奪うだけの兵器、装置。拠点防衛が適任かどうかは甚だ疑問ではあるが、従えるには扱いやすいのかもしれない。そしてまた、思考が機構化されているのであれば、戦闘に長けた猟兵の手に掛かれば与しやすい相手でもあるかもしれない。

「まァ、そこまでの強敵でもねェだろ? 鬼の居ぬ間になンとやら、だ。ちゃッちゃと頼まァ」


相良飛蔓
 お世話になっております。相良飛蔓と申します。お読みいただきありがとうございます。

 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 本シナリオ内では調査内容自体には触れない予定ですので、戦闘に集中してもらえれば大丈夫です。存分に道を開いていただければ。

 このシナリオに成功する事で、春日山城の攻略度が5%づつ進みます。攻略度が100%になると、春日山城を制圧する事が出来ます。

 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『魔神兵鬼『シュラ』』

POW   :    剣刃一閃・奪命
【近接斬撃武器】が命中した対象を切断する。
SPD   :    剣刃一矢・報復
敵を【近接斬撃武器による突き】で攻撃する。その強さは、自分や仲間が取得した🔴の総数に比例する。
WIZ   :    剣刃一弾・止水
対象のユーベルコードに対し【近接斬撃武器による弾き】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。

イラスト:森乃ゴリラ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アテナ・カナメ
【心情】春日山城攻略と探索って聞くと難しそうだけど…でも基本は敵を倒すことに集中すればいいのよね…?承知したわ!このアテナマスクに任せて!終わったら色々探索してみるわ!

【作戦】いれば仲間と協力。城に潜入し、もし仲間がいなければこっそりと潜入して少数の1~3人を相手に基本は戦うわ。仲間がいれば突撃って感じね。刀での攻撃は【怪力】、【見切り】で対処。【目潰し】、【鎧無視攻撃】、【2回攻撃】を駆使したフレイムスラッシュで敵を斬り刻むわ!

「スーパーヒロインとしてはどうかとは思うけど、お宝はいただくわ!」
(アドリブ・OK)



「基本は敵を倒すことに集中すればいいのよね…? 承知したわ!このアテナマスクに任せて!」
 正義に燃えるヒーローマスク、アテナ・カナメ(アテナマスク・f14759)は続く猟兵の顔ぶれを見て、自らの採るべき戦い方をこうと決め、敵の前へと飛び出した。
「燃える正義の炎!アテナマスク見参!」
 朗々たる名乗りにて、敵の注意を引き付けながら、火の玉の如くに迅速に、集団の中へと切り込んでいく。
「スーパーヒロインとしてはどうかとは思うけど、お宝はいただくわ!」
 一直線に門扉をくぐろうとする赤い女に、番兵たちは危険を感じた訳ではない。そして明確な殺意があったわけでもない。ただ任務だから、その手の刃を振り上げた。
 アテナマスクのコスチュームはとても面積が狭い。刃がかすめて損傷すれば、それだけで服装としての役目を終えるだろう。それも勿論ではあるのだが、より大きな問題として、圧倒的に防御力が低い。斬ること、命を奪うことに特化された兵器であるシュラの刃をまともに受ければ、重傷は免れないだろう。それでもアテナは恐れる素振りも見せることなく、剣刃を潜り、紙一重で避けて、危険の中に身を曝す。
 マスクはともかく、宿主の少女である宛那にとっては重大な問題であろう。それでも少女は自身で選んだのだ。そして、オブリビオンの手によって大切な人を奪われた彼女の、自分のように大切な人を奪われる誰かを作りたくないという思いに、守りたいと言う願いに、共鳴してこそヒーローマスクもここに居る。いわば、二人で一人のアテナマスク、どちらの犠牲も許すまい。そして誰の犠牲も許すまい。だから今、ただの一人でここに居るのだろう。
「燃えて斬り裂く!フレイムスラッシュ!!」
 すでに囲むように襲い来ていた敵兵たちを、その手に生み出した炎刃にて薙ぎ払うように斬りつけて、呑み込むようにその身を燃やし、裂傷と熱傷を刻み付ける。返す刀で斬り上げれば、突然の明度の変動によって、視界を奪われた個体が慌てだす。
 充分な敵を引きつけながら、眩き炎に苛みながら。アテナはその背で、続く仲間へ合図を送る。道を示せし灯火のごと、そは煌々と燃え盛る。

成功 🔵​🔵​🔴​

シリン・カービン
「追い詰めた時が、始まりの合図」
強敵ではなくとも、決して気は抜けません。

城外の施設や残骸の陰に気配を殺して潜みます。
移動時は【スプライト・ハイド】で透明化。
『忍び足』で足音を立てずに動きます。
物陰にいる時は透明化を解除し疲労を回復します。

再び透明化して物陰から顔を覗かせ、敵を狙撃.
風の精霊に頼み、弾の装填音を隠蔽したり、
銃の発射音を別の場所で響かせたりします。

使用UCは攻撃目的では無く、
攻撃手段は遠距離からの射撃。
相殺されることは無いでしょう。

相手に気づかれて接近されないよう神経は使いますが、
元々狩猟は獲物に気づかれぬうちに仕留めるもの。
淡々と撃っては移動を繰り返します。

アドリブ・連携可。



「追い詰めた時が、始まりの合図」
 手薄な春日山を一斉に攻め立てる猟兵にとっては、油断を誘う状況と言えよう。しかし、そういう標的の恐るべきを、ハンターであるシリン・カービン(緑の狩り人・f04146)はよく知っている。
 猟兵一人を多数の敵が囲む今の戦況においては、彼らから見ても同じことが言える。もっとも、彼らには油断を差し挟むような自我はない。そしてそう言ったこととは関係なしに、猟兵も決して気は抜けない。

 仲間が防ぐ敵たちへ、気配を殺して注意を向ける。刀のみで命を奪う彼らは、そうでなくてもよく目立つ眼前の猟兵に対してその意識を集中して、遠方の伏兵に対しては視線を巡らす様子はない。それでも油断なく、いたずら妖精の手を借りて、姿を消して前進し、より程近くの物陰へ。狩人は気配も音もなく、殺意も殺してじわりと迫る。
 狙撃のために顔を覗かせる必要があり、当然ながら狙撃手はそうするのだが、そこから覗く顔はない。装弾に伴う金属同士の接触音も、風の精霊の力を借りて伝達を妨げる。そしてその引き金に指を掛け、声もなく。

 しかして銃声が響き、赤く輝く頭部の単眼を、一人のシュラが撃ち抜かれて崩れ落ちた。幾人かのそれらは、発射音を頼りに射手を倒さんと駆けて行く。その間にも、今は透明化していない猟兵は、焦ることなく再装填し、構え、照準を合わせ、引き金を引いた。そしてシリンを追い詰めるはずのオブリビオンを『背後から』撃ち抜いた。
「!?」
 表情のない顔にも、イレギュラーに驚愕する様子はありありと見える。振り向きながらバランスを崩すも、すぐさま姿勢を戻して周囲を探す。装弾の音を操れるなら、射撃音を操るも道理だろう。敵を捉えれば射手の存在は知れるもの、なので彼女はその場所を偽装することで隠蔽を行ったのである。
(元々狩猟は獲物に気付かれぬうちに仕留めるもの)
 確かな手応えを感じつつも、その表情を緩めることも、安堵することもない。続く狩猟のために再び姿を隠し、やはり音もなく次の狙撃地点へ。傷を負ったる敵兵に追撃の一弾を射ち込んで、その役目を終えさせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈍・小太刀
【杏(f16565)】と

上杉謙信、グリモアだけでなく【Q】も知ってるなんて油断ならない相手よね
まあ、本拠地が手薄なら狙い目なのは確かだし
今後の為にも情報は大事、攻略してやろうじゃないの
さてさて鬼が出るか蛇が出るか
でも何が出たって倒してやるんだから

杏と共に城内へ侵攻
地の利は敵にあるし油断は禁物
杏と背中合わせでフォローし合うよ
杏のオーラ防御には
私からも勿忘草色のオーラ防御を返して更に防御を固めるね

雨音の先で未来を読んで敵攻撃を素早く見切り
杏と声掛け連携を
ウサミミメイドさん達の撹乱に合わせ踏み込みながら
剣刃一矢の突きを回避、或は弾き
カウンターの刀で斬り伏せる

悪いけど退く気は無いの
骸の海に帰りなさい!


木元・杏
【小太刀(f16565)】と

謙信……越後の寅にしてはうっかりさん?
自分の足元は常に最大の警戒、大事(こくり)

三の丸から攻略開始
【うさみみメイドさんΩ】で49体のメイドさん召喚
5体ずつの班に別れ内部を先行偵察してもらいながら進んでく
メイドさん(本体)のいる班は私達の戦闘補助お願いね?

灯る陽光は幅広の大剣にしてオーラ放出、防御を固める
ん、小太刀にも……、?
白銀のオーラに交じる勿忘草色のオーラ
ふふ、二重で防御

ん、メイドさん達行って
敵陣に突撃し、攻撃を見切りジャンプで逃げたり
フェイントかけたり、撹乱を優先して

小太刀と互いの背を預け合い油断なく連携
突きは第六感働かせ護衛メイドさん達で庇いに入り叩き払う



「自分の足元は常に最大の警戒、大事」
「今後の為にも情報は大事、攻略してやろうじゃないの」
 木元・杏(ぷろでゅーさー・あん・f16565)と鈍・小太刀(ある雨の日の猟兵・f12224)はお互い頷き合いながら、射手の搔き乱した敵の中へとその歩を進めていく。いつもの相棒・うさみみメイドさんを、今はそのユーベルコードにて実に49体にもし、一大編隊を見せる。これだけの数に守られていれば早々近付くこともできないだろうが、杏はその上でさらに光に編まれた大剣より、白銀のオーラの鎧をその身に纏い、盤石の護りを築いていた。
「ん、小太刀にも……」
 仲間にもその防御を広げようとすれば、伝うように、混じるようにして、小太刀のオーラ、勿忘草の青紫がそこに加わり。
「ふふ、二重で防御」
「地の利は敵にあるし油断は禁物」
 笑いかける杏に、少し硬い表情で先を見据える小太刀が答える。そっけないようだが、背を預け合う二人の気持ちは、これできちんと伝わっているのだ。

「さてさて鬼が出るか蛇が出るか。でも何が出たって倒してやるんだから」
 結論としては、勇ましく進む彼女らの前に現れたのは変わり映えないシュラである。いかに近くで騒いでいようと関知せず、任じられた守るべき場所がここであれば、心動かすこともなく、ただ立ち守っていたのだろう。
「ん、メイドさん達行って」
 指示に従い、小さな人形たちは駆け出した。分かれて敵へ突撃するも、奪うべき命に関心を向ける兵たちは、一向に興味を示さない。するとうさみみメイドさんたち、こっち向けよと言わんばかりに目の前へ跳び視界を塞ぎ、殴って蹴って小さいながらもダメージを与える。脅威ならずとは言えども、無視できるほど軽くもない。払いのけんと振られはじめた刀をあるいは避けてあるいは斬られつ、彼女らはその注意を引き付けて、その視線を奪ってのけた。

「今」
 杏が小太刀に告げる声と、小太刀が言って駆けだす声。重なり一言短く述べて、その剣豪は駆け出した。疾る勢いそのままに、眼を塞がれた敵の腹へと片時雨の刃を突き入れる。深く深くに差し入れて、蹴飛ばし引き抜き向き直れば、既に迫った二体のシュラ。それぞれに刀を引き寄せ構え、躱すを許さじと跳びて来る。
「いって」
 やや切羽詰まったようにも聞こえる杏の指示を受けて、人形たちが一体の敵の刃へと集まり、押しのけ軌道を変えさせる。それを元より無いものとして、小太刀は他なる一体へと。一歩ずらして身を躱し、刃のわずかに触れた、白銀と青紫の混ざるオーラを一瞬弾けるように輝かせ、続く一歩で踏み込んで。
「そう簡単に当てられるとは思わない事ね」
 言葉の聞こえたその瞬間には、身を低くしたシュラの身体は斬り捨てられた。
「悪いけど退く気は無いの。骸の海に帰りなさい!」
続く一太刀で軌道をずらされたもう一体も背から刃を刺し入れられて、地に縫い付けられ串刺しとなった。程なく指示に従うように、その躯は霧消した。

 小太刀の使用したユーベルコードは、先読みであった。敵の動きを予測し、回避する。さればこそ、二つの攻撃を素早く回避し、二体の敵を瞬時に仕留めた。しかし、一切の躊躇なくそれができたのはそのためだけではない。後ろで安堵の息を吐く、杏。彼女を信じるからこそ、防いでくれると信じるからこそ、確実に一体に集中できたのだろう。そうして二人が振り向けば、お互いの顔がその目に入り、どちらからともなく破顔したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ヴィリヤ・カヤラ
油断はし過ぎないように気を付けるね。
機構的なら動きにパターンがあったりするかな?

戦いながら『戦闘知識』『情報収集』で
行動や攻撃に入るタイミングにパターンがあるか気を付けてみるね。
動きのパターンが分かれば『カウンター』も狙っていくよ。
早く倒せればそれだけ、この戦争の終わりにも近づけるって事だしね。

攻撃は宵闇と黒月を使って、
斬れる隙があったら『2回攻撃』も叩き込んでいくね。
【氷晶】を着弾点で爆発させて敵の動きが止まるか怯んだら、
近ければそのまま斬って、
遠ければ宵闇を蛇腹剣にして攻撃していくね。

敵の攻撃は避けるか武器で受けて、
ダメージを受けても『激痛耐性』で耐えて、
その時に攻撃出来るなら仕掛けるね。



 先陣に戦う赤きヒロイン、攪乱し続ける透明の狙撃手。それらに惑うオブリビオンを、見つつヴィリヤ・カヤラ(甘味日和・f02681)は考える。
「動きにパターンがあったりするかな?」
 自我が薄く、機構的に戦闘を行う彼らの動作には、だからこそ付け込むべき特徴があるのかもしれない。そう考える猟兵は、しばらく観察することにした。もちろん身を削って戦い続ける猟兵をいつまでも囮のようにするわけにはいかないが、知ることによって余計な流血を未然に防ぎ、戦いそのものを終結に近づけることも出来るかもしれない。これもこれで、苦しくも合理的な決断ではあるのだ。

 観察中の敵の行動の中で気にかかる動きはすぐに見つかった。『ヒロイン』の周囲に釘付けの個体と、音源を隠蔽する『狙撃手』の射撃音に、毎度騙される個体。
「……音?」
 ヴィリヤは一つの仮説に思い至った。一方ではヒーロー的なかけ声があったり、近接戦の激突音があったり。一方では言わずもがなの銃声である。もしかしたら、ここのシュラたちの敵検知の優先度のウェイトは、音に偏重しているのかも――
 思い至った彼女は、両手に黒き刃を携え、敵群へ向けて地を蹴った。視界に捉えた敵兵が、こちらに向かい剣を掲げた。
「氷よ」
 それをひとまず捨て置いて、彼女はユーベルコードを発動させる。虚空に生まれた無数の氷晶の、着弾点はやや遠く。次々地面へ突き刺して、連続的に爆発させる。大気を震わす強烈な振動に、しかし仮説は外れていたのか、気にすることなく最寄りのシュラが刃を振るう。
「違ったかな…?」
 痛みは消せども傷は消せず、袈裟に切られた傷口より、血を流しつつも反撃し、両の黒刃で散々に切り刻み倒してしまった。

 そして見遣れば、どうやら違ってはいなかったようだ。敵の多くは爆心へ向かい、猟兵たちに背を向けている。『視覚検知による一定距離内であればそちらを優先する』というもう一つの条件を付け加えれば、打ち出した言説は完成するものであったようだ。
 そうとなれば簡単なことである。引き離してはまた氷刃を爆裂させ、以降満足な攻撃をさせないままに、猟兵たちは残る敵たちを難なく制圧してしまった。

 他の場所でも戦いはあろうが、城攻めの終結はそう遠くなかろう。彼女は無理をさせてしまったかもしれない他の猟兵に向けて、少し申し訳なさそうに笑い、『お疲れさま』と労って見せた。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年08月10日


挿絵イラスト