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無貌なる言葉奪いと、温泉作りと

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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●紡ぎ紡がれ、語られる
 語ろう、語ろう、簒奪者たる悪魔の話を。
 記そう、記そう、知識を蓄えた書物の魔物を。
 語るが故に姿を、血肉を、力を求む。
 記すが故に隠された、真なる事実を見つけよう。
 此れより語るは、悪魔が制し人々滅ぼす物語。

 如何に魔術で抗しようとも、悪魔の前には虚勢に過ぎぬ。
 全てを奪おう、血肉を、知識を、力を、命を。
 そして記そう、人々の無意味な抵抗を、蹂躙されし結末を。

 ならば進もう、我が書物。
 我は奪い、汝は記せ。

 数多の言葉で、全てを奪い歴史を記し直すのだ。

●記されし新たな悲劇
 阿鼻叫喚とはこのことか。
 学園迷宮に突風巻き起これば、白き紙片が舞い散れば鮮血の赤が加わっていく。
「無謀なる探索者、姿奪われ迷宮にて果てる。故に簒奪、力、奪う奪ううばばばば……」
 数多の書物を付き従え、姿持たぬ不定形の黒き魔物が這い回る。
 哀れなる犠牲者の姿を奪い、その肉体を模倣し言葉紡ぐがすぐにまた意味ある言葉を発することが出来なくなり体を崩す。
 どろりと蕩けた両腕部から滴るタール状の物体には、良く見れば細やかな文字が浮かび上がっては消えていた。
 何もかもを奪い去り、そして突き進む無貌の魔物。
 付き従うは全てを記すために飛び回る数多の書物。
 次々と新たなページへ人々の死を、絶望を、恐怖を記し、奪い去られた姿を、力を、知識を記し無貌なる魔物を賞賛する文言が並んでいく。
 突き進み、奪い取る。
 ただ只管に、新たな物語を紡ぐため。
 全てを奪い、欲望を満たすため。


「お集まり頂きありがとうございます。今回はアルダワ魔法学園世界にての脅威です」
 集まった猟兵達を前にしてクアド・ペントヘキシウム(バーチャルキャラクターの人形遣い・f09688)が説明を開始する。
「今回は学園迷宮奥深く、知識を簒奪していた魔物が上層への進軍を開始したので、これを迎撃する形となります。
 既に多くの人々が奇襲を受け命を落とし、また入り組んだ地形もあってか迎撃が困難ではありましたがもうすぐ開けたエリアへ到達する事が判明しています。
 ここで進軍を食い止めなければ再度、入り組んだ地形となり追撃は困難、多くの犠牲が出ることが予測されます」
 淡々と状況説明を続けるクアド。
 最終防衛ラインが迫っているも、此方が待ち伏せできる状況であるのでその点ではまだ有利と言えた。
「敵戦力は2種、無貌の悪魔、とも称され数多の情報、知識、命、姿といったものを簒奪する魔物を指揮官とし、数多の書物形の魔物が引きつれられています。
 書物は露払いのように迷宮探査を行っていた人々を襲い、また悪魔の行動を記す役割を果たしているようです。
 これからおこる悪魔の虐殺物語でも記していくのでしょうね、ご苦労なことです」
 多量に引き連れている書物の魔物は厄介この上ないが、そこは数に任せた集団戦闘。
 また数が多いために広いフロアへ全ての魔物が一気に入り込むことはできず、少しずつ満ちていくので機先を制することが出来れば数が多いとはいえ、そこまで不利にはならないとの事である。
「正直な所、待ち伏せ出来るとはいえ数が多く厄介な戦いになることはお分かりかと。
 特に序盤、時間をかけすぎればそれだけ増えた魔物を相手取る事になり状況は悪くなりますので、とにかく最初が肝心。
 エリアに入り込んだと同時に潰す勢いで攻め立てれば然程苦戦はしないでしょうが、じっくりと時間をかけて、と戦うと危険ですね。
 その点だけ注意すれば皆様で食い止めることは問題ないと思います。ああ、それと……」
 戦いにおいての諸注意を述べつつ、何かを思い出したかのようにクアドが続ける。
「この魔物を倒した後は、色々な薬品や薬草、魔物の素材を生かした温泉作りというのは如何でしょう?
 迷宮を這い上がる際に他の魔物も一緒に駆逐したのでしょう、進軍ルートの安全は確保されていますので、素材を探して入れてみたり。
 学園内部の物品を使って温泉に機能を追加したり、水質向上をさせるなにか、を作ってみたり。
 それが終われば皆様でくつろいで、戦いの疲れを癒して頂ければ、と思います」
 激戦であろう事はわかったが、その後もまだ働かせるつもりかととある猟兵は思ったが、温泉ならば疲れを癒せる。
 たまにはこういうのもいいでしょう、と最後にクアドは付け足して、魔物との戦いへと猟兵を送り出す準備に取り掛かっていた。


紅葉茉莉
 こんにちは、紅葉茉莉です。
 今回は迷宮を攻めあがる魔物の軍勢、それらを打ち倒してから温泉作ってくつろぎましょう、といった形のお話です。

 現状、敵は進軍中であり、皆さんは開けた場所に待ち構えている形となります。
 敵は幾つかの通路から徐々に入り込んでくるので、最初は数が少ないですが時間をかければかけるほど、ドンドン増えてくるのでその点はご注意ください。

 また、全ての魔物を倒した後は迷宮で素材を集めたり、学園内部で物品調達したりして温泉作りとくつろぎタイムです。
 色々な効能を持たせるために改造したり、風呂上りにはコーヒー牛乳だろうとそういったオプションを充実させたりとやることは色々あるかと思います。
 また、戦いには参戦していなかったけど、温泉で友達とかと一緒に楽しみたい、という方は気兼ねせず、そっちだけ目的で複数人で示し合わせて入ってこられても構いません。
 もし友達同士やグループで参加される場合は、プレイング冒頭に(●●さんと一緒に)や、(グループ名:で参加)といった目印をつけて下さると助かります。

 温泉でのひと時に参加者多数となりましても、基本全員描写することを考えております。
 参加者が増えるとその分執筆時間が延びることになりますが、その際はご容赦ください。

 では、魔物退治と温泉作り、縁がありましたらよろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『書物の魔物』

POW   :    魔書の記述
予め【状況に適したページを開き魔力を蓄える】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    ページカッター
レベル分の1秒で【刃に変えた自分のページ】を発射できる。
WIZ   :    ビブリオマジック
レベル×5本の【毒】属性の【インク魔法弾】を放つ。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

グルクトゥラ・ウォータンク
拠点防衛!物量戦!これぞ戦争の醍醐味じゃな!

数には数で対抗じゃ、相手がたどり着くまでにガジェットやエレクトロレギオンを出来るだけ増やしておくぞい。【武器改造】で散弾や機関銃など多数を相手取りやすい様にもしておくかの。炎の【属性攻撃】も付けておけば書物にも効果的じゃろう。

さらにエリアへのルートを予め調べておいて、敵の数が増えすぎたならガジェットで侵入路を崩落させるなどで【時間稼ぎ】をして戦線が崩壊しないようにするぞい。

重要なのは殲滅速度を落とさず戦い続けることじゃ、適度に休憩(宴会)を挟みつつ周りと連携して戦うぞい。

生きて帰るまでが戦争じゃ。存分に楽しませてもらおうかの。


フェリス・シー
本の怪物で数が多いらしいから、ウィザードミサイルを使うのなの

通路の一つから出てくるのならばウィザードミサイルで通路一つ分だけならば近寄ってきてる敵は一気に焼けるに違いないのなの

もし可能ならば通路の一つを破壊して閉鎖も試みてみるのなの。
現場見て広い通路しかなかったりとかの理由で閉鎖が不可能みたいなら
こまめに焼いていくのなの


メリー・アールイー
【WIZ】
試しに罠でも作ってみるかね
待ち伏せをする部屋に続く入り口を、予め篝縫いをして、炎属性の赤い糸を張ってみようか
よく燃えるものが飛び込んでくれば、ボゥっと燃え移るだろうよ

後は同じく赤い糸を通したしつけ針で書物達をぶすりと刺すよ
「属性攻撃」で強化した炎の篝縫いで、ページを開けないようにまとめて綴ってやろうじゃないか

ビブリオマジックを放たれたら、自分の髪飾りの胡桃ボタンを投げるよ
針山に変化させたもふもふ盾で「盾受け」して身を護るんだ
「第六感」が騒いだら、死角から飛んでくる攻撃をからくり人形のReが受け止めるように操るからね

めでたしめでたしで終われない物語なんて、あたしが作り直してやるよ


リア・ファル
【心情】
既に犠牲は出ている。魔物の進軍、ここで早急に止めさせてもらおう

【準備】
待ち伏せるエリアへの進入経路を確認、電脳魔術でマッピング、
カメラと動体センサーを用意して、進入してくる数を把握しつつ立ち回ろう
単純な通路以外の進入経路もあるかも知れないし、チェックは念入りに

【戦闘】
「…来たね、各機、自動攻撃(オートアタック)で斉射開始!」
エレクトロレギオンを召喚し進入経路の出口に配置
進入を確認次第攻撃開始だ

「さあ、その結末はボクたちの勝利に書き換えてもらおう!」

他の猟兵との協力歓迎
進入経路からの発生エネミー数は皆に共有して、手数にならないようにしよう



●罠によって歩みを止めろ
 ダンジョンを抜け開けた地形へ。
 たどり着いた複数の猟兵達は予測どおり、まだ出現していない魔物に対しての行動を開始していた。
「数には数で対抗じゃ」
「いいねぇ。それじゃあたしは罠でも作ってみるかね」
 拠点防衛、物量戦。これぞ戦争の醍醐味と語るグルクトゥラ・ウォータンク(サイバー×スチーム×ファンタジー・f07586)にメリー・アールイー(リメイクドール・f00481)が笑いながら言葉を返す。
「侵入経路確認、想定ルート、マッピング完了。敵がここに入り込める通路は一つじゃないけど単純な通路は全てカバーしたよ」
「こっちの通路から来るのは一気に焼いちゃうのなの。敵を焼くついでに通路も破壊しちゃうつもりなの」
 同時に戦場把握に努めていたリア・ファル(バーチャルキャラクターの電脳魔術士・f04685)が広場に繋がる通路を確認、その情報を持って自身が立ち回る最適解を見出していた少女はフェリス・シー(ちっちゃなプレインズウォーカー・f00058)
 センサーを仕掛けていくリアを追いかけ、小さな羽根をパタパタ揺らし飛び回るフェリス。
 自分が攻撃を続けるのに適した細めの通路を確認し、その前に陣取っていた。
「よっと、こっちの準備もできとるよ」
 センサー配置の間に通路を進み、虚空へ糸を張り巡らせるメリー。
 赤く紅く、燃えるようなその糸は既に彼女が炎属性を与えた一品。
 クルクルと小気味良く手首を動かせば、糸はらせん状にその形を変えていき、篝縫いを施した布の端を思わせる模様を刻む。
「こっちも数は準備できておるぞ、最悪通路を潰す準備も完了じゃ」
 小型の戦闘機械を召喚しつつ、自身の武器を魔改造。
 ガジェットを散弾銃へと変更させつつ、多数を相手取り足止めの準備を済ませたグルクトゥラも複数の通路を警戒し防衛ラインを構築する。
 通路に重きを置いた面々は4名、此れは相手の勢いを削ぎ落とす重要な役回り。
 4人が逃した、止めきれなかった敵の侵入を阻止する残りの猟兵達も戦闘準備を終えており、戦いの時は近い。

 ……記せ、記セ。全テヲ、記セ。

 沈黙、それを破るように聞こえた無機質な言葉。
 静寂支配する迷宮に響いたその声は敵の襲来を示すものに他ならない。
「やってきたのなの。それじゃ、一気に焼いていくなの」
 ふわっと宙に浮かび、通路の奥を凝視するフェリス。
 自身の周囲へ燃え盛る数多の矢を生み出せば、文字通り戦いの火蓋を落とすかの如く一気に通路奥、今だ姿見えぬ敵目掛け矢を放つ。
 暫しの沈黙、そして闇だけが支配する通路の奥。
 幾つもの炎が上がればそれは書物の魔物が燃え上がる証左。
「このままどんどんいくのなの。抜かれそうになったら通路を燃やして崩すのなの」
 闇に燃える書物の魔物、その火が近づくも意に介さず。
 くすっと笑ったフェリスは年齢相応の純粋さそのままに、まるで射撃ゲームを楽しむかのような感覚で次々と炎の矢を放っていた。
「各機、自動攻撃(オートアタック)で斉射開始!」
 フェリスの開いた戦端にあわせ行動を開始していたのはリア。
 通路前に展開していた多数の戦闘機械へ指示を出せば、数多の火砲が闇を照らし幾つもの火が上がる。
「さあ、その結末はボクたちの勝利に書き換えてもらおう!」
 高らかに宣言し、指揮官としての戦いを見せるリア。
 各々の通路に設置したセンサーが敵の数を示せば、次に到達する敵の動きをいち早く察知しグルクゥトゥラに声をかけていた。
「そちらの通路に数3、もうすぐきます!」
「承知じゃ、派手にいくぞい!」
 敵の接近を知らされガジェット構えたグルクゥトゥラ。
 呼び出した戦闘機械の火線を援護とし、通路で仁王立ちとなった彼は散弾銃へと変形させたガジェット構えトリガーを引く。
 ひときわ派手な激しい閃光、同時に飛び散る数多の散弾。
 飛び散る紙片を視認しつつポンプアクション、ガシャッと心地よい音と共に空薬莢が排出されれば彼は続けざまに発砲していた。

「そっちは派手にやってるねぇ、こっちも入れ食いで手が足りないよ」
 遠距離攻撃で敵を燃やす面々の様子を感じつつ、眼前で燃え上がる書物達を見て笑うメリー。
 虚空に設置した罠、糸にかかり炎上する書物がバラバラと散らばることを良しとせず、手にしたしつけ針をクルッをまわし突き立てれば、全てのページが串刺しに。
 赤き糸にて乱雑に綴られれば、そのまま炎に巻かれ魔物は消滅。
「油断しないで、まだ敵がいます!」
「!? おっと、あぶないあぶない、なるほど嫌な予感がしたんだよ」
 そのまま次の敵へ、と思ったメリーだったがリアの叫びに加え嫌な予感を感じからくり人形を操作、顔を守るように翳せばそこへは幾つもの紙片が突き刺さる。
 Re、とかかれた人形の顔、その文字が見えぬほどの紙片を受けつつもなんとか攻撃を凌いだメリーは一歩下がって次の標的を狙い定める。
「結構面倒だね、けどめでたしめでたしで終われない物語なんて、あたしが作り直してやるよ」
 不敵に笑った彼女が針構えれば、直後に響いた崩落音。
「これでこの道からはこれないのなの。通行止めなの」
「こっちも数が多いんでな壊させてもらったぞい」
 それは別の通路で戦っていたフェリスとグルクトゥラが、敵数を絞るために行った進路を潰す防衛策。
 敵の増殖速度を落としつつ、幾つかの通路では敵を蹴散らしつつ広間へと誘い込む戦いは、次の段階へと進んでいた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ショコラ・リング
これ以上の被害を出すわけにはまいりませんし、何としてもここで食い止めねば……いえ、殲滅せねばなりませんね!
今まで敵側が地形を利する形だったのですから、今度は此方が地形を利する番でございます
ボクは広場から弓で射線が通る限り広場へ入る前の通路上か、入った直後の敵へと先制攻撃を行い、入ってこようとする敵を片っ端から撃ち抜いていきますです
前衛で戦う方々がいればその方達の位置取りに注意しつつ、頭上や身体の隙間などを通すように敵を射抜いたり、味方を攻撃する個体がいればそちらを優先して射抜いていくのです


バジル・サラザール
そんなもの書いたって、誰に読ませるつもりなのかしら。

近接戦闘はみんなにお願い、極力敵の攻撃の射程外から主に「ウィザード・ミサイル」で援護射撃ね。基本的に戦場に入ってきた敵から、各個撃破を狙いましょう。
数には数、押し切られる前にガンガン打ち込むわ。
後ろに下がってる分状況を把握できるだろうし、敵が入って来たとかの情報をしっかりとみんなに伝達するわ。
敵の攻撃は「野生の勘」も用いつつ回避や防御、ビブリオマジックの対処は「毒使い」の知識も生かせるかしら。

まあ、その本を完成させるわけにはいかないんだけどね。本も執筆者もしっかり倒させてもらわ。


シェーラ・ミレディ
物量作戦とは、また面倒な手を使ってくれる!
……主に弾薬費的な意味でだが。
時間が経てば増えると言うのも不安要素だな。どうにか素早く殲滅したいものだ。

敵が来たら待ち伏せしている場所から飛び出し、「華燭之典」で当たるに任せて乱射するぞ。敵からの攻撃は「相思相愛」で撃ち落とす。
何、一射一殺とすれば弾代も嵩むまい。

数が多いので1ヶ所に留まらず、脚を使って掻き回したい。地形の利用等、活用できそうな技能は何でも使うぞ。
治療費や衣服の修繕費だって馬鹿にならないのだからな!

敵を倒せたら書かれている内容を確認して、無貌の悪魔の現在位置が把握出来ないか確かめてみよう。他にも何か、情報が得られれば良いのだが。


セリオス・アリス
魔物の行動を記す、ね
敗北の歴史も記してくれるのか?
まあ…魔物が来る頃まで残す気はないが

【望みを叶える呪い歌】を歌い敵を迎えうつ
『聞き耳』と『第六感』をフルに使って敵の気配を探り
現れた瞬間『ダッシュ』で『先制攻撃』
炎の『属性攻撃』から繰り出す衝撃波で敵を切り裂き燃やす
立て続けに『2回攻撃』して
「ここから先は通行止めだ。ただの灰になりたいヤツだけ前へ出な」
入ってきた端から切り刻んで燃やして灰にしてやるよ

敵の攻撃は『第六感』を信じ『ジャンプ』で優雅に『見切り』着地と同時に『カウンター』を叩き込む
枚数が多かろうが燃やせば一緒だ

★アドリブ歓迎


スピレイル・ナトゥア
「さて、フラスコスライム風呂の夢を叶えるために頑張らせてもらうとしましょう」
精霊印の突撃銃に精霊印のグレネードランチャーを装備して、書物の魔物を一掃します
「無貌の悪魔さんですか。他人の姿を奪うというのは、まるでドッペルゲンガーさんのようですね」
怪談としてはよくある話ですが、怪談は怪談だからいいのであって、そんな化物が実際にいるというのは恐ろしい話です
ですが、そんな化物さんとも戦わなければならないのが猟兵としての使命
ここはいっそ自分が怪談話の登場人物にでもなった気分で、この状況をせいぜい楽しませてもらうとしましょう
なにか美味しい体験ができたりしたら、お姉様へのいい土産話にもなるかもしれませんし!



「物量作戦とは、また面倒な手を使ってくれる! ……主に弾薬費的な意味でだが」
「まあまあ、そうぼやかず。これ以上の被害を出すわけにはまいりませんし、何としてもここで食い止めねば……いえ、殲滅せねばなりませんしね!」
 姿を現した書物の魔物達を前にぼやくシェーラ・ミレディ(金と正義と・f00296)にショコラ・リング(キマイラのアーチャー・f00670)が苦笑しつつ返答し。
 共に射撃を主軸とする者同士、立ち回り方には互いに感じる物もあるのだろうか。
 携えた精霊銃を構えシェーラが引き金引けば多彩な属性を持つ弾丸が放たれ、数多のページがめくれ上がり肥大化していた魔物のページに穴開き、記された文言が消えていく。
 それを横目に駆けるはショコラ、通路から入ってきた敵は片っ端から射抜くという同一行動。
 携えたロングボウに矢を番え、ぐっと引けば弦が張り詰めギリリと緊迫感を煽る音奏でる。
 そのまま狙いを定めれば、張り詰めた手の力を抜き放つ一矢は書物の背に突き刺さる。
 両者共に一定の場所に留まり攻撃する砲台タイプではなく、脚を生かして最も有効な射撃地点を探る遊撃タイプ。
 先に崩落した通路の瓦礫を壁にショコラが攻撃やり過ごせば、その隙に木箱の影に身を隠していたシェーラが上半身だけ乗り出し援護を。
「助かりました、けどそっちも狙われています!」
 援護を受けたショコラが叫び、数多の紙片を撒きあげる魔物へ矢を放つ。
 シェーラを狙い、インクの弾丸を生み出していた魔物は矢を受け一瞬ひるみ、射撃タイミングが遅れれば対応は容易。
「良い援護だ、これなら僕には通用しない」
 射線を先読み、魔物の放った弾丸に重ねるように発砲すれば互いの弾丸が空中で衝突し、黒きインクが空中にはじけ飛ぶ。
 被弾を徹底的に避けていく(主に修理費用を抑える)、弾薬費を抑えていく、という高価な生活を維持していく為に涙ぐましい努力をするシェーラ。
 一射一殺、被弾も銃弾で相殺するというスタイルにそんな意味があるとは知らぬまま、華麗に戦うシェーラを見て援護を続けるショコラ。
「似たような戦い方ですが、良い技ですね。それじゃ、今度はボクがあちらに回ります」
 言葉を発すると同時に駆け出せば、二人の射撃手は増殖する書物を各個撃破していくのであった。

「魔物の行動を記す、ね」
「そんなもの書いたって、誰に読ませるつもりなのかしら」
 敵の行動原理に疑問を抱くセリオス・アリス(ダンピールのシンフォニア・f09573)とバジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)の二人。
 先ほどから仲間の攻勢によって数を減らすも次々と表れる書物の魔物を前にし二人の攻撃も激しさを増していく。
「敗北の歴史も記してくれるのか? まあ…魔物が来る頃まで残す気はないが。
 歌声に応えろ、力を貸せ。俺の望みのままに」
 歌うように呟けば全身に根源の魔力を纏い、白き剣へ炎の属性を与えていく。
 そのまま地を蹴りセリオスが駆ければ、たった今入り込んできた魔物目掛け剣を振り下ろす。
 ザクリという、軽い手ごたえ。
 同時に舞った紙片が地落ちるより早く返す刃を更に一閃。
 続けざまの攻撃を繰り出しつつ、魔物が生み出したインクの弾丸を飛び跳ね回避、
 そのまま別の魔物の方向へと飛び込めば跳躍の勢いそのままに前転、起き上がり様に剣を振るって攻撃を続けていく。
「数には数、ガンガン打ち込むわ」
 バジルが呟けばその周りに生み出されたのは大量の炎の矢。
 敵が増殖するならばそれ以上の速度で殲滅すればいいと放つ矢は被弾した魔物を一気に燃え上がらせ、多少の本数が外れようとも気にせず射撃を継続。
 後方に位置することで最も効果的な標的を選別する彼女は、先に上げた動き回って射撃地点を定める者とはまた違った、砲台タイプの射撃手。
「セリオスちゃん、援護するわ。それを燃やすから反対側お願いね」
 敵の増殖地点、現在位置を確認すれば今は増殖が抑えられている状況、なら相対する仲間の負担を減らすのが最良と判断した彼女は複数本の矢を一気に発射。
 幾本かの無駄撃ちは止む無しとみてセリオス狙い、ページを捲り上げていた書物の魔物へ矢を立て燃え上がらせていた。
「助かった、ならあちらは任せてもらう。
 ここから先は通行止めだ。ただの灰になりたいヤツだけ前へ出な」
 眼前の障害が取り払われれば、留まる理由も無い。
 手にした得物を振り回し炎の軌跡を刻みつつ次なる魔物へ切り込みつつ、セリオスは戦線を押し上げていた。

「さて、フラスコスライム風呂の夢を叶えるために頑張らせてもらうとしましょう」
 フラスコスライム風呂ぉ? と不穏な単語が口から飛び出してたのはスピレイル・ナトゥア(蒼色の螺旋の巫女姫・f06014)である。
 手にした精霊印の突撃銃の銃身下部、威力と効果上昇の為に炎の精霊を発射するグレネードランチャーを装着強化。
 戦場へ赴く前に聞いていた敵の情報、姿を奪うのはまさに怪談のようではあるが、ならば自分が怪談の登場人物になった気分で楽しもうというのは猟兵であることか、それとも彼女が元々持ち合わせていた豪胆さか。
「みなさん、伏せてください!」
 警告の叫びと共にポフン、と軽い発射音。
 銃弾とは違う、曲線を描き宙舞う榴弾は地面に着弾と共に爆発、強力な炎属性の爆風を広範囲へと撒き散らす。
「記ス、記ス、シルシルシル…………」
 爆風にてページを散らし、燃え上がりながら同じ単語を繰り返す書物の魔物。
 最後は人間が聞きとれるような文言ではなく、執着だけで紡がれたような言葉が流れるだけになっていた。

 射撃を中心とした接近せずに撃ち合う戦術。
 結果として相手側の進軍も、最前線の魔物が遠距離攻撃で応じる為に後続が続けず増殖速度が抑えられたこと。
 進軍路を罠や通路そのものを破壊、といった押さえ込みを行う猟兵がしっかりと作戦を組んだ事。
 様々な要因が猟兵優位に事を運び、書物の魔物は広間を制圧するどころか猟兵一人すら倒せずその数を大きく減らしていった。

 ……
 …………
 記せ、記せ、何故記せぬ。
 書物よ、物語よ、何故記せぬ。
 我の物語、邪魔する者か。
 ならばその姿、奪い力奪い、新たな物語を紡ごうぞ。

 書物の魔物が大きく数減らし、余裕が出てきた猟兵達。
 しかしその余裕を奪う、ねとりと耳奥にこびり付くタールのような語り口。
 思わず手を止め、声する通路を見ればすり足の如き動きで近づいてくるオブリビオン、無貌の悪魔。
 うねるタールからは時折意味不明に多量の情報が沸き起こり、意味ある何かを象ったかのように見えれば、まったくの無意味な容姿の合成に見えたりと規則性がない。
「無貌の悪魔さんですか。他人の姿を奪うというのは、まるでドッペルゲンガーさんのようですね。
 フラスコスライム風呂の障害、ここで退治させてもらいます」
「本も執筆者もしっかり倒させてもらうのは変わりないけど、スライム風呂の為じゃなく本を感性させないためなんだけどね……」
 姿を現した本丸、無貌の悪魔へ銃口突きつけて宣言したスピレイル、そしてその野望にちょっとツッコミを入れるバジル。
 しかし二人のやり取りなど巨大で、そして情報を求め渇望しきった濁る瞳には何の感動も生み出さず、ただ奪いたい対象が多いという事しか無貌の悪魔は認識していないだろう。

 これ以上の蒐集を許さぬ為、そしてなにより多くの犠牲を出さない為。
 人によっては危ない風呂の為、強大な悪魔へ猟兵達は挑んでいく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『シェイプシフター』

POW   :    思考の簒奪
【自身を対象の姿へと変化させ思考を読み取り】対象の攻撃を予想し、回避する。
SPD   :    血肉の簒奪
戦闘中に食べた【対象の血肉】の量と質に応じて【捕食した対象の姿と戦闘経験を簒奪し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    秘技の簒奪
対象のユーベルコードを防御すると、それを【強化し体内へ取り込み】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠茲乃摘・七曜です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フェリス・シー
敵は防御的な技が多いみたいなの、じゃあフェリスちゃんは攻撃じゃなく対抗呪文で敵の技をカウンターしてみるのなの

フェリスちゃんが敵の技をカウンターするから安心して攻撃するのなの

あ、それカウンターなの


シェーラ・ミレディ
ようやく大将のお出ましか。
あの身体に銃弾が通じるのか、些か疑問に思う所ではあるが……。
何、精霊で焼けば問題あるまい。

基本的には、敵の前に出て壁役だ。と言っても回避盾というヤツだが。
挑発、誘惑等の技能を使って敵の注意を引き付け、地形の利用やダッシュ、ジャンプ等を駆使して逃げ回るぞ。

隙を見て、「彩色銃技・華燭之典」で攻撃。
零距離射撃やだまし討ち等、使える手札は全て使おう。
弾の一発や二発が取り込まれようと、それだけならば大した威力はないはずだ。この技は速射、連射で弾幕を叩き込むものだからな。
精霊を纏わせた弾丸で、中まで炭化させてやろう!

……嗚呼、費用が嵩む……!


ショコラ・リング
いよいよ首魁のお出ましでございますね
戦法そのものは同じく地形を最大限に利用させて頂きますです
まずは近付かれる前に狙撃で削っていくのです
流動タイプの敵のようですし、変形して避けられない様に相手の身体の変化をよく見ながら、一射一射を的確に狙っていきますね
相手に簒奪の余裕を与えないために、なるべく味方の攻撃と合わせるように、もしくは自分が相手の気を引き味方の攻撃の起点となる様に射抜いていきますよ!
この場にて記されるのは、悪魔の簒奪の物語への終止符なのです!



 どろりと蕩けた体躯を引っさげ無貌な悪魔は進み出る。
 ならばと受けて立つ猟兵前衛、それは精霊銃を両手に携え更に2丁を併せ持つ四丁使いがシェーラだ。
 振り回された触腕目掛け一気に突撃、潜り込むよう一撃目を避ければ突如、子供の操るマリオネットが乱雑に跳ね上げられたが如く勢いにて虚空に跳ねりゃ地面にできるは触腕のクレーター。
 逃れた空中にて引き金引けば、乾いた銃声、舞い散る薬莢。
 左右交互、途切れず放つ銃弾受けて悪魔は膨張、風船膨れるが如き形状に前面変化し防御の構え。
 膨れた部位に数多の銃創、同時に黒き液体撒き散らせれば体に生ずはシェーラが構えた精霊銃、その模倣な黒き銃身。
 受けた全ての銃弾、受けた傷の倍返し。
 そのような意思あるか分からぬが銃身はシェーラ狙い、着地先へと照準合わすも命中させる事は叶わない。
「あなたにできることなんか、みんなフェリスちゃんが簡単に打ち消せることばかりなの」
 攻撃などお見通し、桃色の髪揺らしフェリスが用いるカウンター。
 ふわりとスカート浮き上がり、発動されるは相手の攻撃タイミングを妨害せしめし対抗呪文。
 準備を経ての大威力、力を溜めた一撃だろうが瞬時に発動せしめし威力を抑えた技であろうが、如何なるコードであろうと瞬時に割り込み、効果を打ち消す無慈悲なコード。
 被弾という多大なコストを支払って、最小コストで確定阻止はあまりに凶悪。
 悪魔が放つ銃弾は悉く虚空にて相殺、砕けた破片が地面を汚せば挑発的に羽揺らし、フェリスは自分がやったと悪魔に知らしめる。
「フェリスちゃんが敵の技をカウンターするから安心して攻撃するのなの」
 Uの字状に宙を飛びつつ仲間へ通達、如何なる攻撃ですら潰してみせるとフェリスは見せ付け、後方の守りを固めていた。
「なるほど、お出ましの首魁はあのような動きをされるのですね。ならば」
 触腕避けて瓦礫に隠れ、相手の動きを見切るはショコラ。
 変化しシェーラ狙って振るわれた打撃に併せて弓へと矢を番えれば、次なる一撃に備え腕を引いたタイミング、それこそ好機。
「如何に変化しようとも、体の中心軸まではずらせない、そうでしょう」
 大きく広がり、まるで翼のように見えた触腕は変化していた。
 されど彼が見抜いたは、それを振るい操る体幹、中軸がぶれずに位置する悪魔の癖に他ならない。
 くねくねと不気味に体を歪ませながら回避を試みた悪魔であるも間に合わず。
 深々と突き刺さった矢と共に、黒き体液撒き散らせば痛みに怯み一歩後退。
 うぞうぞと不気味に全身蠕動しつつ、自身に刺さる矢を排出した悪魔であったがそれがショコラの狙う相手の気を引く、そして同時に味方の攻撃への起点となる。
「簒奪の余裕は与えませんよ!」
 続けざまに放たれた矢に反応、蕩けた体より獣耳が生え女子にも見える華奢で小さな体躯。
 ショコラに似せた体に化けて矢を避けるもそれを見越して飛び込んだシェーラが二丁を構え一気に肉薄。
「……嗚呼、費用が嵩む……!」
 ボヤキながらも仕事は果たす。
 指も折れよと凄まじい勢いにて左右の引き金引きまくりゃ、彼の動きに応じて放たれた数多の銃弾。
 炎の精霊宿した銃弾は悪魔の内部からその身を焼いて、同時に飛び散る空薬莢が地面で跳ねれば、それはさながら狂った群集のダンス・パーティー。
 被弾の衝撃、焼かれた全身より煙上げ、爛れた体を晒しつつ後退続ける悪魔に対し二の手を用意する、それは姿を模倣されたショコラ。
「この場にて記されるのは、悪魔の簒奪の物語への終止符なのです!」
 弓の名手が弓を持たずに渡り鳥を射抜いたが如く。
 不可視の弓を携えた彼が、これまた見えぬ矢を番え。
 満月の如くに引き絞りふっと放てば、悪魔の体へまるで矢を受けたかのような傷が生み出されていた。

 攻守にわたり隙なき猟兵の攻撃に押されつつ、それでも倒れぬ無貌の悪魔。
 緒戦は猟兵たち優位のまま、戦いは次なる段階へと進んでいく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

バジル・サラザール
いよいよ作者さんの登場ね。
執筆のきっかけ……なんて聞いても教えてくれそうにないか。

主に「ウィザード・ミサイル」で攻撃するわ。
取り込まれたらユーベルコードを借用されるみたいだけど、全身タールの敵で取り込まれない場所を狙うのも難しそうだし、とにかく隙を与えず連続攻撃、取り込む暇なんてあげないわ。

反撃する暇も与えないのが理想だけど、ダメなら「野生の勘」も使って、回避や防御、相殺するわ。

情報や知識は奪うものじゃなく分け与えるものだと思う。
誰に見せるかも知れない本を書くために暴れられちゃ困るわね。


グルクトゥラ・ウォータンク
【SPD】使用しての戦闘

不利な戦場をひっくり返す超パワー!うんうんそれもまた戦争じゃよね。まあそんなことは許さんがの。

自律行動できるガジェットボールズをUCで早々に召喚、全部隊でガトリングを斉射し【範囲攻撃】して書物の魔物を撃ち落とすことを優先するぞい。わしは大物相手は苦手じゃしの。それに、味方はどいつもこいつも一騎当千の猟兵じゃ、邪魔さえ入らねば負けることはないじゃろう。

もちろん隙を見て本体も狙ったりするぞい、【援護射撃】で注意を散らしてやるわい。わしの『バレットドネーター』は凶悪じゃぞ!



「不利な戦場をひっくり返す超パワー! うんうんそれもまた戦争じゃよね。まあそんなことは許さんがの」
 猟兵たちが無貌の悪魔と相対する中、残存戦力の掃討に当たっていたのはグルクトゥラ。
 物語の記録者たる書物の魔物を一体たりとも逃さぬと戦力を総動員。
 12の指揮官、そして各々に従う3機ずつの小隊員たるガジェットボールズバタリオンの大軍勢を召喚すればその軍勢の生み出す圧力は容赦なき暴風雨。
 雨あられと放つ銃弾の大盤振る舞い、轟音と共に書物の魔物の残存兵は戦の趨勢を記録することすら許されず、多量の紙片へとその身を変える。
「わしの『バレットドネーター』は凶悪じゃぞ!」
 軍勢だけではない、さらに自身も攻め手に加わると構えるは大型蒸気機関銃。
 引き金引けばその巨体に見合った反動がストック通して体に響くも、頑健なる体躯を持って強引に抑え込む。
 そのまま狙いを書物の魔物より無貌の悪魔へ切り替えれば、他の猟兵へ注意を向けた無防備な側面へ数多の銃弾を叩き込む。
 回避も防御も間に合わず。その証左として水面へと多量の小石を投げ込んだがごとく悪魔の体表には数多の波紋が生まれれば、そのまま大きく体をゆがませ一歩後退。
「借用させる隙なんて与えない、取り込む暇なんてあげないわ」
 銃撃への便乗、それを行うはバジル。
 反撃など許さぬと生み出した炎の矢を流星群の如き勢いで次々と放てば、虚空に残る炎の軌跡。
 軌跡が増えればそれと同時に、悪魔の体へ増えていく小さな篝火。
 形状変化の回避、防御、反撃のいずれも許さぬと手数の大盤振る舞いすれば如何に強力な悪魔とて凌ぎきるのは困難。
 咄嗟に率いる書物の魔物、それを盾にし一撃凌いで防御体制。
 残り少ない配下を切り捨ててまでの苦渋の選択。
 膨れ上がった体にて矢を取り込めば、風船から空気が抜けるかのように縮みながら十数本の矢を解き放つ。
 咄嗟に飛びのくバジルの体。
 鋭い痛みに顔しかめつつ全弾直撃は避け、数本の被弾に留めれば再度、炎の矢を生み出す。
「記録用の書物まで盾にしちゃ、執筆のきっかけ……なんて聞いても教えてくれそうにないか」
 ふっと笑って矢を放ち、続けざまに放たれた悪魔の矢を空中にて迎撃。
 知識や情報は奪って独占せずに分け与えるもの、誰に見せるか知れなに本書くために暴れられては困ると攻撃を継続していた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リア・ファル
【心情】
姿無き簒奪者、か。
いくら何を奪おうとも、それは自分ではあり得ない、と言うことなのかな。
それは少し悲しいね

だけど、これ以上犠牲を増やすわけにはいかない、此処で終わりにしよう

「学園において知識は、継承するもの、生み出すもの、だと思うよ。
 決して奪い奪われるモノじゃないハズさ」

【行動】
SPDで勝負

敵の行動や攻撃方法を分析、情報収集
周囲の猟兵の被害を減らせるよう、攻撃の起点を潰すように攻撃を行う
そうやって相手の攻撃の隙となる時間を稼いで、味方を助ける

【五光の神速疾走】を使用して宇宙バイクでタイミングを合わせて1撃離脱を繰り返すね

他猟兵との共闘歓迎


セリオス・アリス
ずいぶん気持ちの悪い見た目だが、これが俺になるって?
ご遠慮願いたいこったな

素早く剣を構え『ダッシュ』で『先制攻撃』

「例え姿形が同じになったとしても、お前と俺様じゃ格が違うんだよッ…!」
望みを叶える呪い歌を歌い加速
真似できるもんならやってみやがれ
お前の歌に世界が応えるならな!
『第六感』を信じ勢いのまま突っ込み
雷の魔力を剣に纏わせる
横に払って一回目
斜めに振り上げて二回目
『属性攻撃』で『二回攻撃』する
その格好は不愉快だ
さっさと消えてもらおうか…!

速さが追い付く限り
何度でも斬りつける

★アドリブ歓迎



「ずいぶん気持ちの悪い見た目だが、これが俺になるって? ご遠慮願いたいこったな」
「油断せずに。触腕を振るう時が取り込まれないタイミングだよ」
 猟兵と無貌の悪魔、互いの激しい射撃戦闘。
 機会を見極め駆けるセリオスと敵の動きを分析、癖を見抜いたリアが注意を促せば射撃の合間を縫って二人の連携攻撃。
「オーケー、けどな。姿形が同じになっても、歌が世界に応えるかどうか、ってのを教えてやらないとな!」
 敵と自分の格の違い、それを見せると魂込めて歌えば望みのままに。
 根源の魔力を身に纏い、高速移動を約束する強烈な脚力、そして武具へと滾る魔力を感じ地を蹴れば。
 近寄らせまいと真横に振るう悪魔の触腕、それを潜ってかわせばぐにゃりとゆがむ、闇色の外套。
 身代わりのごとく攻撃受けた外套脱ぎ捨て、雷光纏った剣を構えて肉薄すれば、瞬時に姿を変える無貌の悪魔。
 違いを見せるという目的どおりか、悪魔は近づくセリオスの体に変化。
 真一文字に振りぬかれた一撃、しかしながら此方も模倣、光の変わりに黒く滴る溶液纏った剣で払えば威力は互角。
 悪魔が距離とり次の一撃に備えれば、追撃狙うセリオスの代わりに逆方向より飛び込む影。
「突撃形態(アタックモード)へ移行。いくよ、イルダーナ!」
 量産型艦載機、リアは専用のワンオフ機体を突撃形態へと変形。
 ホイールスピンの甲高い音響き、一拍おいて加速した車体に跨り突っ込めば防御も回避も間に合わぬ悪魔の背面。
 駆け抜け様にて剣へ変化すデバイスを振りぬけば背部に一線、輝く軌跡が刻まれ体制崩す悪魔の姿。
「その格好は不愉快だ。さっさと消えてもらおうか……!」
 その機を逃さず地を蹴るセリオス。
 弾かれたが故、切っ先下向く剣をそのままに、速度を優先しての突撃。
 そのまま斜めに振り上げれば、雷光纏った剣戟加えて衝撃波が偽りのセリオス、その武器持った右腕ごと斬り飛ばす。
「姿ヲ、武具ヲ、ナゼ、敗レル……!」
 最早これ以上、セリオス真似る意味無いと本来の姿へ変化、単眼より憎しみこもった視線と共に奪っても勝てぬ自身の境遇嘆く無貌の悪魔。
 闇雲に触腕振るい、近づく者を遠ざけようと必死の抵抗見せるその姿へと哀れみ示すはリアである。
「いくら何を奪おうとも、それは自分ではあり得ない、と言うことなのかな。それは少し悲しいね」
 姿も真似、技を真似て返そうとも、結局はその場限りな悪魔の力。
 何者にもなれず、姿無き簒奪者でしかありえない境遇に憐憫の情あれど、それで悪魔の横暴を認める道理はない。
「学園において知識は、継承するもの、生み出すもの、だと思うよ。決して奪い奪われるモノじゃないハズさ」
 キッと表情引き締めれば、狙うは標的見失い飛び交う射撃を、そして肉薄する者の攻撃いなす悪魔の触腕。
 イルダーナのエンジン吹かし、グリップ捻れば彼女の相棒はその願いに即座に呼応。
 加速し駆ける彼女の相棒は振り下ろされる攻撃かわし、触腕の付け根へリアが剣を突き立てれば突進の勢い、そしてなにより悪魔が振るう勢い加わり。
 刺突によって強度を失った触腕は虚空へと舞い上がり、仲間の放つ炎の矢が、銃弾がその痕跡を焼き尽くしていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

メリー・アールイー
Reはちゃっちゃと縫って修理済【医術】
Repeatモードで戦闘力アップ
タールみたいな体か…間合いが取りにくいね
【第六感】でイヤな気配は素早く察知
防御やカウンターが出来るように準備しつつ
仲間を援護するように動くよ

味方への攻撃も含めて
【盾受け】出来るものは針山クッションで対処
【フェイント】を含んだ動きで、鬼さんこちらっと

やばい攻撃が来た時が【カウンター】のチャンスだ
あたしのReのRelaxモードは半端ないよっ
全力脱力…からのオペラツィオン・マカブルを喰らうがいいさ

悪魔さんよ、自分だけが世界の主人公だなんて思いなさんな
誰もが自分の人生の主人公なんだ…人の物語まで奪おうとする強欲者は、ご退場願おう


スピレイル・ナトゥア
「とうとう現れましたね。無貌の悪魔さん」
あなたを倒して、さっさと風呂にさせてもらうとしましょう
自分と同じ強さのバトルドロイドを召喚して、その身体に雷の精霊を憑依させることで強化して戦います
……この場合、シェイプシフターさんもバトルドロイドを召喚する事になるのでしょうか?
そうなってしまったら、この世界はアルダワ魔法学園のはずなのに、この一角だけまるでスペースシップワールドのようになってしまいますね
とはいえ、それも一興です
シェイプシフターさんの強化したバトルドロイドと私のバトルドロイド、どちらのほうが強いか決着をつけるとしましょう
フラスコスライム風呂のためにも、こんなところで絶対に負けられません!



「あなたを倒して、さっさと風呂にさせてもらうとしましょう」
「やれやれ、気が早いねぇ。まあ、とっとと倒すのに異論はないけどさ」
 早くフラスコスライム風呂を作りたいと逸るスピレイル、そんな彼女に苦笑しつつ、先の戦いにて傷ついたからくり人形「Re」をちゃちゃっと裁縫、修繕済ませたメリーが答える。
 既に猟兵との攻防にて消耗した無貌の悪魔であるが、未だ奪い、記録す事への執着は衰えず。
 ならばその執念、完全に潰そうと二人の少女が最後の攻めを見せていく。
「時間稼ぎなら任せなよ」
 メリーが巨大な針山クッション構えつつ、ぴょんと飛び跳ね悪魔の前へ。
 軽く伸びして挑発しながら、上半身を右へと傾け悪魔の触腕振り上がりを見届けつつ、足は逆の左側。
 くの字に歪んだ体制で飛びのきゃ悪魔の予知した移動地点、そこには誰も居るはずなく。
 本来ならば残る触腕、それが振るえた逆方向への追加攻撃。
 しかしながら既に幾本か切断された悪魔にとっては不可能な行動、故に地を打つ触腕を無理やり振りまわせば、そんなものは予測済みとメリーはクッションで受け止める。
「鬼さんこちらっと。どうしたい、そんなんじゃ一発もまともに当たんないよ?」
 後方飛びのき衝撃殺し、更なる挑発。
 積極的に攻めぬが故に模倣もさせず、時間を稼がれた悪魔にとって次に聞こえた騒音は終わりを招く福音か。
「帝国のゴーレムさん。起動!」
 生じた時間を利用して戦闘態勢整える、それはスピレイルが召喚した鹵獲バトルロイドに雷の精霊、そのコンビ。
 一瞬の瞬き、そして響いた雷鳴
 精霊により力を得たバトルロイドは一気に突撃、全身に電撃滾らせ殴りかかれば悪魔も負けじと姿を変化。
 膨張させた体にて打撃受け止め、さらには精霊の放った矢を受けて体躯が歪むもまだ倒れず。
 不定形の体より、バトルロイドを模したタールを放てばスピレイルが生み出した本物とがっぷり四つに組み合えば、互いに引かぬ攻防へ。
「この一角だけまるでスペースシップワールドのようですね。なら……。
 シェイプシフターさんの強化したバトルドロイドと私のバトルドロイド、どちらのほうが強いか決着をつけるとしましょう!」
 ここはアルダワ魔法学園、しかしながら戦うはスペースシップワールド発祥のロボットとそれを模したタール状の怪物と、ここだけ世界観を完全無視。
 されどそれも一興、しかして何時までも続ける必要はなく、此れで決めると指示したスピレイルに従い雷の精霊が組み合う相手、タール状の偽バトルロイドへ雷矢を放つ。
 組み合うが故に避けれぬ一撃、被弾した偽バトルロイドは衝撃にて本物に押し込まれるが、無貌の悪魔も負けじと応戦、先ほど自身が受けた雷の矢を生み出し援護を狙うがそれが最後の過ちか。
「あたしのReのRelaxモードは半端ないよっ」
 フッと射線を遮る様にメリーが立てば、邪魔するならばお前からだと悪魔はそのまま矢を放つ。
 回避不能、絶体絶命、しかしメリーは身を守ることもせず、だらりと全身脱力に。
 突き刺さる雷矢、だがその矢は傷つけることもせず体へと吸い込まれれば、彼女の肩乗るからくり人形「Re」が激しく発光。
 そのまま頭部より、メリーの体に入った矢が放たれ無貌の悪魔を貫けば、これまでの蓄積からかついに悪魔は地に伏した。
「悪魔さんよ、自分だけが世界の主人公だなんて思いなさんな。誰もが自分の人生の主人公なんだ……」
「ぐ、グギギ……ナラバ、誰モガ主人公ナラ……世界ハ何ヲ中心ニ、回ルノダ……
 全テ奪ウ、ソレデ、中心ニナルノダ!」
 悪魔と問答、全てが主人公ならば何が中心だ。奪える自分こそ中心だと訴える悪魔だが。
「さて、そんな戯言はあたしは知らないが。人の物語まで奪おうとする強欲者は、ご退場願おう」
 問いに一喝、強欲なる者はこの世界に居場所はないとしたメリーが、憎らしげに見つめる単眼踏み抜き問いを終わらせ。
 強欲なる簒奪者、無貌の悪魔、シェイプシプターの記す歴史に幕を下ろしていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 日常 『温泉づくり』

POW   :    ダンジョンなどを攻略して、温泉に使える植物や秘宝などを採取します

SPD   :    温泉に利用できる様々なアイテムを、学園内の様々な施設を巡って入手します。

WIZ   :    温泉に使える魔法や魔法生物などを利用し、温泉の質の向上を図ります

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 無貌の悪魔は倒れ、迷宮を駆け上がる脅威は去った。
 すべてを奪い、そしてその経緯を記録しようとした悪魔たち。
 道中すべてを奪ったが故に、迷宮の一角から他の脅威がなくなったが故に探索は容易となって素材集めには困るまい。

 迷宮にて良さそうな素材を探し、温泉に付け加えるも良し。
 特待生の立場を生かし、学園内部で機材を調達、温泉に備え付けるも良し。
 作成は任せて、温泉でくつろぎにいくも良し。
 脱衣所を覗きたい? いいですよ、社会的地位がどうなってもいいのなら!

 転送してくれたグリモア猟兵のクアドを手伝わせてもいいんじゃないですかね?
 何かアブナイ風呂に誘い込んで犠牲者枠に放り込むのも選択の一つでしょうか。

 まあ、どんな温泉ができるかは猟兵次第、ある意味センスが問われるものでしょう。
 ただし、なにやら戦いの中でスライム風呂とか不穏な言葉が聞こえていたなぁ。
 もしかして、たぶん、おそらくは、きっと。スライム風呂ができてるんでしょうねぇ……。

 あ、言い忘れましたが皆さん、混浴にしてもいいですがその場合は水着を着用ですよ、あしからず!

 といった感じの事を、事務的に書かれた通達用紙が掲示板に張られていた。
 さあ、どんな温泉ができるのやら……。
シェーラ・ミレディ
さて、仕事が終われば遊びの時間だ!
目一杯楽しむぞ。

僕は質の向上を目指そうか。
薬草なんかを何処ぞより取ってきて、軽く揉んでから網に入れて湯に浮かべるだけでも違うだろう。
あとは……効能もそうだが、どうせなら香りにもこだわりたい所だな!
リラックス効果を高めるのはジャスミンだったか? 手に入れば良いが、無ければ別のもので代用しよう。

完成したら同性だけしかいなくても水着を着て、ゆっくり温泉に癒される。
……僕はミレナリィドールだが、その身体でもわかるぞ。これは良いものだな!
瓶に詰めて持って帰ったら売れないだろうか。
ダメか?
そうか……残念だ。

……所で。
スライム風呂は隔離できるんだろうか。


スピレイル・ナトゥア
「以前、アルダワ魔法学園でフラスコスライムさんたちと戦ったときに思いついたあの野望を、とうとう実現に移すときがきました!」
あのかわいらしいぷにぷにスライムでお風呂を作ったら、どれだけ素晴らしい感触のお風呂ができることでしょうか
想像すらできません!
ですが、その前に触るだけでも危険なフラスコスライムをうまく無害化できるかどうか
お肌の老廃物を食べてくれるドクターフィッシュのような性質もつけられるとラッキーなのですが……
労働力ならゴーレムがいますし、ここは物量作戦でいくとしましょう
お肌スベスベぷにぷにスライム風呂のためだったら、ほかに協力してくれるひとたちだってきっといるはずです
お風呂を楽しみますよ!


ショコラ・リング
そうでございますね、春に沐浴をした時に泉に散る花々が綺麗でしたので、お花が浮かぶ温泉など作ってみましょうか
温泉でも花が悪くならないようにや香りが引き立つような植物や、そういった効果を付加できるアイテムを探してみますね
そういったものが見つかれば一面花畑のような温泉など出来るかもしれません!
温泉完成後は羽ならぬ、尻尾を伸ばしてのんびりと温泉を楽しみます
自分で作った温泉にはいってみたり、他の方が作った温泉にはいってみたり、逆に勧めてみたりなど色々試してみるのも面白いかもしれませんね


セリオス・アリス
★アドリブ歓迎

温泉なあ…あんまはいったこと無かったが…
戦闘中ずっと聞いていたスライム風呂と言う不穏な単語
不穏だと言うことはわかるんだが…あんだけきいてっとまあ、興味はでるよな

うーーーん、よし
男湯にも作るか、スライム風呂
(好奇心に負けた)

ちょっくら材料狩ってくる
ダンジョンにくりだしスライム狩り
半殺しの方がいいのか?
死んでていいのか?
わかんねえなどっちも用意するか
サクサク狩って
穴に投入
温泉なら暖めたほうがいいのか?
首を傾げながらスライムを少し温めて

うっし…入るか
髪をあげて入浴
ひっ…ぅ……すっげーぬるぬる
スライムだから当然だろうが
これがいいのか…?
んっ…!?何か今動いたぞ!?
殺さなかったヤツか!?


リア・ファル
プロジェクター代わりのモノでも見つけて、
電脳魔術でプラネタリウムでも映しつつ、のんびりと温泉で疲れを癒やそうかな。
こうして、星々と、周囲の面々を見ながら、のんびりと過ごすのは良いね。

そして、お風呂から上がれば、心身共にリフレッシュ!
気持ちを新たにして…
(おもむろに取り出したフルーツ牛乳を飲み)
うん、やっぱりお風呂上がりにはこの一杯だね!

(更に準備される、ビンの牛乳各種)

もちろん、ボクの分だけじゃなく、
ECサイト「Dag's@Cauldron」として数を用意したよ!
さあ、出張販売開始!
牛乳サイダーなんかの変わり種もあるよ!
キミも一つどうだい?

交流歓迎


バジル・サラザール
そうね、せっかくだし私もオリジナル温泉を作ってみようかしら。
まずはダンジョンから使えそうな薬草等々を集めましょう。
「医術」の知識も使えるかしら。
それらの素材と自作の薬品を混ぜて……こんな感じかしら。大丈夫、危ないのは見た目だけよ。
効能は神経痛、筋肉痛、疲労回復、リウマチ、失恋、MP回復……ってとこかしら。

誰かが入ってくれるのは大歓迎、よかったら他の人が作った温泉にも入ってみたいわね。

ほんと、こういう平和なひと時が何より幸せね。



 なんやかんやで危険の排除されたダンジョンなのに、再び巻き起こる惨劇の予感。
 無貌の悪魔やらその配下の書物の魔物が駆逐してぺんぺん草も生えないような収奪されてしまったダンジョンに、早くも姿を見せたフラスコスライム達。
 だが、そんな微力な魔物すら容赦しない、恐るべきハンター達がここにいる!
「以前、アルダワ魔法学園でフラスコスライムさんたちと戦ったときに思いついたあの野望を、とうとう実現に移すときがきました!」
「ああ、男湯にも作るぜ、スライム風呂!」
「わかってくれますか! ほかに、協力してくれるひとがいてもいいんですよ?」
 キラキラと目を輝かせて、多量に生み出したゴーレムでフラスコスライムを回収してるスピレイルと、スライム風呂なる言葉からもたらされる好奇心、それに負けたセリオス、夢のタッグ。
 サクサク倒して、半死半生だったりグロッキーだったりといろいろな状態のスライムを乱獲しつつ、更なる協力者を募る二人であったが……。
「いや、流石にスライム風呂は。隔離しよう、そうしよう」
「興味はございますが、その、流石に……?」
「スライムもいいけど、私はこっちで素材を集めてるわ」
 シェーラ、ショコラ、バジルが三者三様の返答でやんわり回避。
 別の素材集めを理由にスライム風呂なる危険な物から遠ざかり、香草や幾つもの花々、薬草といった実際に効能のありそうな素材を探していく。
「あっと、それは薬品と混ぜるといい感じね、一緒に貰っておくわ」
 バジルがそっと草を摘み、次々と薬草が増えていく。
「いい具合に花が咲いていますね、これを浮かべてみましょう」
「香りもいいし、これは良いものだな。是非とも使ってくれたまえ」
 なんだかんだと寒い時期に咲いてる花をショコラ、シェーラが摘み取れば、遠くではまだ乱獲しているスピレイルとセリオスが。
 そんあ二人を見つつ三人は顔を見合わせ、苦笑しながら引き上げていた。

 同刻、学園内部にて。
「うーん、これはいい感じでプロジェクターになりそうかな。風呂の壁にスクリーン代わりに布をかければうまくいきそうだ」
 電脳魔術とプロジェクターを組み合わせての、星々の瞬きを魅せるプラネタリウムを作成していたリア。
 それだけではない、風呂といえば〆の牛乳は欠かせない、勿論冷えていることこそ大切と冷蔵設備にフルーツ牛乳、珈琲牛乳、挙句は牛乳サイダーなんて変り種まで用意すれば、風呂上りのくつろぎタイムは約束されたようなもの。
 まぁ、一つ危険なスライム風呂なんて危ない風呂があるのですがそれ以外では良い効果が期待できそうである。

 そんなこんなで準備を進める一行、普通の風呂は揉み解した香草、薬草と薬品が組み合わさって良い感じの。
 もう一方は、男湯、女湯共にゴーレムの人海戦術も加わっての穴。そしてそこに放り込まれるスライム、スライム、またスライム!
 全体的に大人しいのは、きっと話し合い(主に肉体言語)で大人しくなってもらったからだろう、かなりぐったりしているし。
「んー、これでいいのか? 温泉だしあっためてみたが」
「いいとおもうのです。凶暴なはずのスライムさんも大人しくなっているのは、セリオスさんのおかげなのですよ」
 半信半疑、首を傾げつつ作業していたセリオスとは対照的、満足げに作業を進めているスピレイル。
 いろいろやって大人しくさせたのでドクターフィッシュのように老廃物を食べるオプションはつけれなかったが、まあ黙らせただけでも十分だろう、きっと。
 ごくごく一部の面々が酷いことになりそうだが設営は順調に進み、なんだかんだと作業を終えれば時間も疲労感も良い感じに。

「おおー、これはいい。僕はミレナリィドールだが、その身体でもわかるぞ。これは良いものだな!」
「本当ですね、それに用意してもらったこの映像、とっても綺麗ですよ」
 此方は男湯、自分の採取した薬草を揉み解し。ついでにバジルからの薬品でなんやかんやと効能向上。
 さらにはジャスミンまで混ぜちゃって香りを高めた温泉に浸かって満悦なシェーラ。
 人形の体でありながらも、全身にみなぎる回復効果は感じるのであろう、これなら持って帰って売れそう、なんて思ってみたが流石に駄目らしい。
 そしてもう一つ、ショコラが作った湯面いっぱいに花が浮かぶ浴槽。
 花びらが重なって花になるタイプではなく、鈴蘭などの釣鐘状な花、そのガク部分に錘を仕込んで少し沈むように加工したことで花びらを上に浮かぶようにしたのだ。
 湯面には多量の花、壁面、天井部にはプラネタリウム、そして立ち上る香りとリラックス効果は抜群のその湯船。
 羽、もとい尻尾を伸ばしリラックスしていたショコラはふっと別の湯船も楽しもうとシェーラの湯船へ向かいつつ、微妙に不安だったので離れた場所に設営されていたスライム風呂の方を見ればそこには驚くべき、というかある意味予想通りの光景が。
 長髪を上げて後ろで結び、スライム風呂に突入するセリオス、そして沈んでいく体。
「ひっ……う、なんだすっげーぬるぬる。スライムだから当然なんだろうが」
 暖かくてヌルヌルする、なんとも微妙な感覚に顔をちょっとしかめるセリオス。しかし悲劇はここからだ。
「んっ!? 今何か動いたぞ!? 半殺しにしそこねたやつか!? ぐぇえ、まとわりつくように動いて……これがいい……わけあるかぁ!?」
 うごめくスライム、いろいろな部位を撫で回されるような感覚。
 暴れれば暴れるほどスライム塗れになる、そんな光景を並んでみるシェーラとショコラの二人。
 内心、入らなくて良かったと思いつつ、いつ助けるべきかなぁ、なんてボーっと考えていたという。

 同時刻、此方は女湯。
「あら、そっちのお風呂は綺麗に花が浮かんでいるわね。それに星の映像も綺麗。花はショコラちゃんが用意したものみたいだしあとで入りましょうかね」
「はははっ、そういってくれると作った甲斐があるよ。それじゃボクはそっちのお風呂にお邪魔させてもらおうかな」
 自身が作った薬草風呂、効能は神経痛、筋肉痛、疲労回復、リウマチ、失恋、MP回復、なんて主張してるバジル。
 後半二つの効果は本当にきくのかさておき、そんな彼女が目を向けたのはショコラが用意していた花に加えて、リアが設置したプラネタリウムで照らし出されて美しい映像も楽しめる湯船である。
 映像の調子、壁面、天井への映りを確認していたリアと湯船を交換する形で入れ替わり、双方満足げに湯船を楽しめば両者の視線は自然と危険地帯、スライム風呂へと向けられる。
「ふふふ、私の野望が完成しました。狙った性質まではついていませんが、十分でしょう。では」
 意気揚々とスライムの海へと入っていくスピレイル、そんな彼女を不安げに眺める二人。
「おおー、ぜ、全身をっ、な、なでられつつ、お肌、すべすべにぃ!」
 体中に押し寄せる何ともいえない、ぬめりつつもうごめく感覚。
 形容し難い、不快感なんだか快感なんだかなんともいえないものがきているのだろう、声が裏返ったり途切れ途切れになったりといろいろとやばい。
 というより、スピレイルが10歳の少女、それがスライムの中に飛び込んで半透明なものに覆われて声が上ずったりとか色々な規制に引っかかりそうな光景!
 美肌効果とか言っていたが、まだそんなことを気にして苦しむ年齢でもないではないか、という声が聞こえてきそうな状況の中、カオスに染まる女湯。

 男湯、女湯共にやっぱりスライム風呂が鬼門じゃないか、といった普通の風呂に加えて危険な風呂が共存するというなんともいえない温泉を完成させた猟兵たち。
「いやー、男湯の方も色々と大変だったようだねぇ、はい、風呂上りの一杯だよ」
 ぐったりしてるセリオスを抱えつつ出て来たシェーラ、ショコラに多種多様な牛乳の一覧を見せて好きなものを選ばせるリア。
 彼女の後ろには少しグロッキーになりつつも、やりきった、という表情でちょっと困ったような、しかしまんざらでもないような微笑浮かべるバジルにもたれかかって牛乳を飲むスピレイルの姿があった。

 一部を除いて、いや、その一部ですら狙い通りの効果があったのだろう、ある意味すごいぞ猟兵達。
 そんなこんなで、普通に薬草などの効能がある温泉、とても綺麗なプラネタリウムも見れる。あとちょっと刺激の強いものもあるよ! と属性山盛りな浴場を作り出した一行。
 折角作ったものだから、と一般開放すれば香りも効能もリラックス効果もすごい、あと刺激が強いし罰ゲームにもなるとかでスライム風呂もなんだかんだと好評であったという。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月17日


挿絵イラスト